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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その2
- 124 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/15(木) 23:54:13.09 ID:90pFZ5vv0
- ――要・警戒――
ローズ「……いいわね、今年のコ達―――アタシの中の男の部分が目覚めちゃいそう」ジュルリ…
ローズ「滾って来ちゃうわぁ……!」バッ!
ズドォォォン!
審査員「!?」
メイド「あ、あなたは――メイド長!?」
執事「」ガクブル
ローズ「アナタ達、さがりなさい。そこの特に優秀な三人……」
エリス「」ビクゥ
エメリナ「」ビクゥ
ルーシェ「」ビクゥ
ローズ「 ア タ シ と ヤ リ ま し ょ う ? 」
皇子メイド「」ガタガタ
一般メイド「」ジョバー…
- 125 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/15(木) 23:58:10.20 ID:90pFZ5vv0
-
※04で申し訳程度の手心をしたメイド長が最終試験をぶつけてきました
※試験ですので死にはしませんし、一部スキルも使いません
※しかしレベル3ケタです
※勝利で特大ボーナス。負けてもボーナス
※逃げれません
※誰から戦いますか?
残り:エリス、エメリナ、ルーシェ
↓1
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 00:00:50.10 ID:hBaJaNV3O
- スキル見てみたいからルーシェから
- 127 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 00:04:57.85 ID:WigmCeUt0
- ローズ「そうねェ……」チラリ
ルーシェ「っ!?」
ローズ「決めたワ。まずはアナタから……」
ルーシェ(ア、アドルラン様……助けて……)
――
ローズ「いくわよ……?」
ルーシェ「……は、はいぃ……」ガタガタ
――最終試験開始!!!
- 128 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 00:09:01.55 ID:WigmCeUt0
- ローズ
レベル:113(手心あり)
【スキル】
『男は度胸』
攻撃状態時、補正+10。相手がカウンタースキルを持っている時さらに+20
『女は愛嬌』
防御状態時、補正+15。コンマ値が偶数だった場合は劣勢判定を無効化
★『オネェは最強』
劣勢判定を受けた時、相手にカウンター不可の劣勢を与える
『女は愛嬌』の効果で無効化した際にも発動する
★???
※今回は使用しません
★???
※今回は使用しません
★『咲き乱れる薔薇』
敵が複数の時、自身のレベルを基準に敵全体へ攻撃可能となる
★『薔薇は何度でも咲き誇る』
戦闘に敗北した際、逃走が確実に成功する
戦闘に勝利或いは敗北する度にレベルアップ判定を行う
VS
ルーシェ:レベル80
【スキル】
『変幻自在の光』
戦闘時・常時補正+10。敵のカウンタースキルを無効化する
『聖癒の護光』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、防御状態へ移行し防御状態時補正+15の補正を得る
以後は防御状態を維持したまま戦闘を行う
- 129 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 00:14:46.28 ID:WigmCeUt0
- 状況【拮抗】
【攻撃状態】
ルーシェ:レベル80
『変幻自在の光』補正+10
【攻撃状態】
ローズ:レベル113
『男は度胸』補正+10
レベル差33=補正−30
スキル補正相殺
コンマ80以上で優勢
コンマ79以下で劣勢
↓1コンマ二桁
- 130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 00:16:05.94 ID:162Bz0Af0
- あ
- 131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 00:17:09.28 ID:a/vzBxNb0
- 頑張れ!
- 132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 00:18:19.67 ID:hBaJaNV3O
- やった!?
- 133 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 00:30:05.05 ID:WigmCeUt0
- コンマ94
――
優勢!
ローズ「い、く、わ、よおおおぉぉぉぉぉ」ゴオォ!
ルーシェ(素手!? この人素手が武器なの……!?)
ルーシェ(で、でも……リーチが短いなら……!)シュルル…
ローズ「――あらん?」
ルーシェ「……はっ!」ビュオン!
ズバァ!
ローズ「アナタ……やるじゃない!」
メイド「な、なんとルーシェの一撃があのメイド長に炸裂!」
メイド「珍妙な服が裂けてその下から見えるのは雄々しい肉た――」
ローズ「アナタアトデマルカジリ」
メイド「」ブクブク
ルーシェ「よし……!」
ローズ「でも残念ね……」
――『女は愛嬌』 発動――
防御状態時、補正+15。コンマ値が偶数だった場合は劣勢判定を無効化
――劣勢判定を無効
ルーシェ「う、そ……!?」
ローズ「いい動きネ。でも、もっと激しく踏み込まないと、ネ!」ギュォ!
――『オネェは最強』 発動――
劣勢判定を受けた時、相手にカウンター不可の劣勢を与える
『女は愛嬌』の効果で無効化した際にも発動する
――敵に劣勢判定を付与
ローズ「このくらいにネ!」ズゴォ!
ルーシェ「ひぃ!?」
――『聖癒の護光』発動――
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、防御状態へ移行し防御状態時補正+15の補正を得る
以後は防御状態を維持したまま戦闘を行う
――劣勢判定を無効化
ローズ「っ!?」ガキィィン!
ルーシェ「ま……まだ、ですぅ……!」ガタガタ
ローズ「アナタ……」
ローズ「本当にやるじゃない……!」ニタァ
状況――拮抗――
※ルーシェがローズに優勢判定を得たことでボーナス発生
※ルーシェが劣勢を防いだことでボーナス発生
- 134 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 00:33:24.10 ID:WigmCeUt0
- ルーシェが奮闘する中、本日はここまで
ある意味フィーアが強いわけにも納得がいく判定結果となりましたね
しかし味方サイドにこれだけ強いのがいると、いよいよ敵さんの立場が……
本日もありがとうございました!
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 01:06:43.73 ID:hBaJaNV3O
- 乙です
ルーシェとエリスは頑張れば相討ち?は狙えそうだがエメリナは……
- 136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 08:04:35.37 ID:Qw4xiRLU0
- 乙ー
上がおかしいだけでエメリナ(LV48)も実はエカチェリーナ(LV44)越えてるっていうね
化け物揃いのメイドを束ねるメイド長がしっかり一番強いってのはまさに実力主義
- 137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 14:34:42.11 ID:awMvGHanO
- 場合によってはあっさり負けるかも
- 138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 15:07:56.15 ID:rGCjQTiZO
- ルーシェがガードモードで補正さらに15入るから、コンマ65以上の奇数を二回連続で叩き込めれば勝てる(カウンターで相討ちかもしれんが)
エリスは多分レベル補正プラマイ0かつ補正勝ちで20補正入って、魔法剣で偶数も通る様になるから
純粋にコンマ30以上を二回連続で叩き込めれば勝てる(やはりカウンター相討ちかもだが)
勝てそうな気もするが、もっと楽な戦いでアベルが重傷くらってるからなぁ……
エメリナはレベル差50以上で確定敗北だろうから、二人には頑張ってもらいたい
むしろローズさん一番やばいのはレベル117の全体攻撃。約3カインの攻撃翌力で全体攻撃ってカインお兄ちゃいショック死すんじゃね?
- 139 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 21:22:07.13 ID:WigmCeUt0
- こんばんは
ローズは今回は試験のため一部スキルを使っていないため、ギリギリで勝ち筋はあるはずです
ですがこのスレのコンマはよく荒ぶるから怖い……
ちなみにまだ発生していない戦闘中のゾロ目は、フィーア以外の相手には確定優勢です
それでは戦闘途中から再開
- 140 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 21:22:43.19 ID:WigmCeUt0
- 状況【拮抗・戦況変化】
【永続防御状態】
ルーシェ:レベル80
『変幻自在の光』補正+10
『聖癒の護光』補正+15
【攻撃状態】
ローズ:レベル113
『男は度胸』補正+10
レベル差33=補正−30
スキル補正+15
コンマ65以上で優勢
コンマ64以下で劣勢
↓1コンマ二桁
- 141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 21:25:14.47 ID:rg3SpfBvO
- や
- 142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 21:26:22.49 ID:cRMA3K3NO
- >>ちなみにまだ発生していない戦闘中のゾロ目は、フィーア以外の相手には確定優勢です
>>フィーア以外には
>>フ ィ ー ア 以 外 に は
やっぱあの末妹アカン()
- 143 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 21:31:16.94 ID:WigmCeUt0
- ――劣勢!
ローズ「なかなか、面白い魔法ネ!」ガガガガガ!
ルーシェ「ひ、ひぃぃぃぃぃ!?」ミシミシ…!
ルーシェ(そんな、私の光装を素手で突き破ろうとしてる……!?」
ルーシェ(一部を鋭く尖らせても、刺さる前に折られるなんて……!)
ローズ「さぁ、見た所その攻防一体の光装甲魔法がアナタの切り札!」
ローズ「このまま押し切らせてもらうわよ!」ガガガガガ!
ローズ「それともまだ何か、奥の手はあるのかしら!?」
ルーシェ「うぅぅ……!」ミシミシ…!
コンマ65以上で優勢
コンマ64以下で劣勢
↓1コンマ二桁
- 144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 21:32:47.85 ID:ZOIT7m4DO
- はい
- 145 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 21:42:34.80 ID:WigmCeUt0
- 85 『女は愛嬌』不発
――優勢!
ルーシェ(だめ、このままじゃ、破られる……!)ビクビク
ルーシェ(でも……)
ルーシェ(このまま、ただ敗けるよりは……)
ルーシェ(立ち向かって、敗ける……!)
ルーシェ(アドルラン様も、逆境に負けない方! その方に仕えるからには、私も……!)
ローズ「そろそろ限界かしらぁ? これでフィニッシュよ!」ゴッ!
ルーシェ「――今っ!」ビシュゥ!
ローズ「っ――!? アナタ、防壁光を全部……!」グラ…
ルーシェ「今度は、ちゃんと、はい、った……?」
ローズ「ええ。見事だわ」
ローズ「でも、それじゃあすぐには防壁は纏いなおせない」
――『オネェは最強』 発動――
劣勢判定を受けた時、相手にカウンター不可の劣勢を与える
『女は愛嬌』の効果で無効化した際にも発動する
ローズ「惜しかったわね」ゴッ!
ルーシェ「むきゅぅ!?」ドサッ!
――敗北……
※ルーシェが再度優勢を与えたため、ボーナスが発生します
※累計ボーナスはイベント戦終了後に
- 146 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 21:47:06.30 ID:WigmCeUt0
- ―――
ルーシェ「アドルラン様……もうしわ、け……」ピクピク
エメリナ「ひぇぇ、あれだけ強い人でもこんな風にされちゃうんですかぁ!?」
ローズ「いい戦いだったわ。さあてお次は……」
エリス(っ、すごい……あれだけの戦いの後なのにあの人まるで呼吸を乱していません……)
ローズ「――よし決めた!」
エリスとエメリナどっちが戦いますか?
↓1
- 147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 21:49:46.17 ID:ljM646wl0
- エリス
- 148 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 21:53:49.65 ID:WigmCeUt0
- ローズ「そこの金髪のアナタ!」
エリス「……!」
ローズ「さっきの試験の様子はみていたわヨ?」
ローズ「アナタも間違いなく強い……!」
エリス(アベル様、どうか私に立ち向かう勇気を……!)
――
ローズ「さあ、始めましょう!」グッ!
エリス「は、はい……!」チャキン!
――最終試験開始!!!
- 149 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 21:56:19.25 ID:WigmCeUt0
- ローズ
レベル:113(手心あり)
【スキル】
『男は度胸』
攻撃状態時、補正+10。相手がカウンタースキルを持っている時さらに+20
『女は愛嬌』
防御状態時、補正+15。コンマ値が偶数だった場合は劣勢判定を無効化
★『オネェは最強』
劣勢判定を受けた時、相手にカウンター不可の劣勢を与える
『女は愛嬌』の効果で無効化した際にも発動する
★???
※今回は使用しません
★???
※今回は使用しません
★『咲き乱れる薔薇』
敵が複数の時、自身のレベルを基準に敵全体へ攻撃可能となる
★『薔薇は何度でも咲き誇る』
戦闘に敗北した際、逃走が確実に成功する
戦闘に勝利或いは敗北する度にレベルアップ判定を行う
VS
エリス:レベル104
【スキル】
『道を切り拓く剣』
戦闘時、常時補正+15。攻撃状態時にさらに補正+15
『速攻回復』
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、攻撃状態を維持したまま次の判定を行う
★『魔法剣・黒煌』
敵の所持する防御・回避系スキル効果全てを貫通し無効化する
★スキルは他のスキルより優先され、妨害もされない
- 150 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 21:58:19.36 ID:WigmCeUt0
- 状況【拮抗】
【攻撃状態】
エリス:レベル104
『道を切り拓く剣』補正+30
【攻撃状態】
ローズ:レベル113
『男は度胸』補正+10
レベル差9=補正0
スキル補正+20
コンマ30以上で優勢
コンマ29以下で劣勢
↓1コンマ二桁
- 151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 21:58:50.25 ID:a/vzBxNb0
- あ
- 152 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 22:04:47.63 ID:WigmCeUt0
- 25
――劣勢!
ローズ「畳みかけるわヨ!」ガガガガガ!
エリス「くっ!?」ガキンガキン!
エリス(なんて、重さ……!)
エリス(拳の一発一発が、下手な武器以上の凶器……!)
ローズ「そこよ!」グァ!
エリス「しまっ――!?」バキィ!
エリス「――っ!」
ローズ「このまま――」
――『速攻回復』発動
劣勢判定を受けた時、一度だけ発動
劣勢判定を無効化し、攻撃状態を維持したまま次の判定を行う
劣勢を無効化、攻撃状態へ
エリス「まだ、です!」ゴッ!
ローズ(速い! 体勢をもう立て直したというの!?)
コンマ30以上で優勢
コンマ29以下で劣勢
↓1コンマ二桁
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:05:33.87 ID:+h0ftqAt0
- あ
- 154 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 22:13:15.44 ID:WigmCeUt0
- 87 『女は愛嬌』不発
優勢!
エリス(せめて一矢は報いたい……!)ビュォン!
ローズ「っ! これはちょっと……」
エリス「はあっ!」ブォン!
ローズ「かわせないかしらね……っ!」バキィ!
ローズ「でも――」ゴッ!
――『オネェは最強』発動
劣勢判定を受けた時、相手にカウンター不可の劣勢を与える
『女は愛嬌』の効果で無効化した際にも発動する
エリス「かはっ……!」ガクッ…!
ローズ「さっきの戦いを見ていたらわかるでしょう?」
ローズ「アタシ、ツッコんでくるコにツッコみかえすのが好きなのよ?」
エリス「う、うぅ……!」
状況【両者劣勢】
【防御状態】
エリス:レベル104
『道を切り拓く剣』補正+15
※攻撃状態維持失敗のため−15
【攻撃状態】
ローズ:レベル113
『男は度胸』補正+10
レベル差9=補正0
スキル補正+5
コンマ45以上で優勢
コンマ44以下で劣勢
↓1コンマ二桁
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:13:44.79 ID:4mIjxKSdO
- 必殺
- 156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:15:39.77 ID:a/vzBxNb0
- ここからまた判定かな?
- 157 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 22:20:39.04 ID:WigmCeUt0
- 優勢!
エリス(つ、強い……!)
エリス(でも、私はアベル様の剣……!)
エリス(挫けたりなんかしない……! ここで挫けるくらいなら、あの時にもう挫けている……)
エリス「ああああぁぁぁぁ!」ブォン!
ローズ「なっ、体勢を崩してなおこれほどの……!?」
エリス(この人がもしアベル様の敵だったなら)
エリス(私はこの人の反撃に対処できないで敗けてしまうのでしょう)
エリス(……それじゃあ駄目です)
エリス「せめて、相討ち狙い……っ!」ゴォォォ!
ローズ「こ、この子!?」
↓1コンマ二桁
ゾロ目で……?
- 158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:21:07.36 ID:munVHs+4O
- いまこそチケットだ!
- 159 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 22:23:41.34 ID:WigmCeUt0
- げ……
戦闘判定ですのでチケットは使えますが……
ゾロ目チケット:2枚
チケット使いますか?
↓1〜3多数決
- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:26:26.56 ID:N2C/y/94o
- 使わない
- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:26:30.18 ID:a/vzBxNb0
- 使わない
今後もっと必要な時があるかもしれないから
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:29:45.58 ID:munVHs+4O
- 勝てば特大ボーナスっぽかったから気になったが仕方がないか
- 163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:30:07.07 ID:AA30REynO
- 特大ボーナス欲しいけど今回はパスか
- 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:36:48.52 ID:a/vzBxNb0
- 特大ボーナスがあったか…
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:39:34.18 ID:+h0ftqAt0
- まあ>>1の反応見るにチケットは使って欲しくなさそうだからこれでいいのかな
- 166 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 22:40:14.25 ID:WigmCeUt0
- すでにボーナス加算が十分あるんでほんと勘弁してください(土下座)
コンマ36
スキル覚醒失敗……
――
――『オネェは最強』発動
劣勢判定を受けた時、相手にカウンター不可の劣勢を与える
『女は愛嬌』の効果で無効化した際にも発動する
エリス「たとえ、敗れるとしても! 最後まで諦めません!」
ローズ「ふ、ふふ……いいわ! 受け止めてあげ――」
バギィッ!
エリス「……っ、アベルさ、ま……」ドサ…
ローズ「ま、まさかアナタまで拳で語ってくるとは予想外ヨ……」
ローズ「いい拳……もってるじゃ、ないの……」ドサ…
シーン……
メイド「――な、なんと相討ち!?」
執事「嘘だろ、あのバケモンみてえなメイド長を……!?」
――双方戦闘不能・引き分け――
※エリスが二度優勢を入れたためボーナス発生
※相討ちとはいえローズを戦闘不能にしたためボーナス発生
- 167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:45:13.43 ID:EDwSSFp/0
- こう言っては何だけどゾロ目チケット自体初めから用意しないほうが良かった気がするなぁ
他の安価スレでも救済用のアイテムを用意したらその使用タイミングをめぐって逆に荒れまくったスレもあったし
- 168 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 22:47:15.73 ID:WigmCeUt0
- いえ、チケットの使用は皆さんの判断でお任せするので、
私を悶えさせたい人はどんどん使ってやってください(白目)
なお、今使われていた場合、エリスの戦闘能力がさらに上がってました
……この子主人公じゃなくてヒロインだよね?
――
ルーシェ「す、すごい……!」キラキラ
ルーシェ(間違いない、あの人がアドルラン様を完敗させた人だ……!)
ルーシェ(あんなに怖い人にも臆さず切り込んでいける、私とは違う人……)
エメリナ(し、白い人が目を輝かせてる……)
エメリナ(この人も強くて、わかってたけどエリスさんも強くて、メイド長も強くて……)
エメリナ(私は……)
ルーシェ特殊判定↓1コンマ二桁
エメリナ特殊判定↓2コンマ二桁
- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:48:21.90 ID:bfILFj9t0
- あ
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:48:34.67 ID:ZOIT7m4DO
- はい
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 22:48:59.31 ID:a/vzBxNb0
- ほしいな。イチオオイ
- 172 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 22:55:53.57 ID:WigmCeUt0
- 確かにチケットいらなかったかなーとも思うんですよね
こうやって普通に判定越えてくるんで(白目)
正直こっちの方が恐れていた事態です
特殊判定結果
1ルーシェやる気:90−5(惜敗)+20(ローズ撃破)
100(105)(一緒に頑張ろう……! なんでも言ってね……!)
2エメリナやる気:67+20(ローズ撃破)
87(カイン様のためなら、もっと戦闘も頑張ります!)
――
- 173 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:08:52.39 ID:WigmCeUt0
- ――
エリス「――っつう……」ムクリ
ローズ「――アイタタ……」ムクリ
執事「げ、二人とももう起き上がりやがった!?」
メイド「この人達はどこに向かおうとしているの……?」
ローズ「……いい拳だったわ、エリスちゃん」パァァ…
エリス「回復魔法……やはり使えたんですね」パァァ…
ローズ「はっ!? あらヤダうっかり。……ごめんなさいね、アナタ達を馬鹿にしてたわけじゃないのよ?」
エリス「はい、それはわかります。貴方は、正々堂々と挑んで下さった」
ローズ「ありがとう。安心しなさい。回復魔法の速度はアナタやルーシェちゃんの方が上。だから戦闘中は使えなかっただけよ」
ローズ「それにしてもアタシもまだまだねぇ。もっと女を磨かなきゃ!」
エリス「私もまだまだ未熟です……」
ローズ「なーにいってんのヨ!」ギュッ!
ローズ「このアタシを殴り倒すなんて真似したの、アナタが初めてよ? 胸を張りなさい!」ニッ!
エリス「は、はい!」
メイド「メイド長のお墨付き!? このメイドはただものじゃない!」
執事「彼女の主人は――第三皇子アベル様だな」
メイド「帝国内では口数少なく何考えてんだかよくわかんないって言われている方ですが、凄い子を隠し持っていましたねー」
執事「……戦闘以外はかなり悲惨だったがな」
――
- 174 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:15:17.33 ID:WigmCeUt0
- ――
一般メイド1「とんでもない強さね彼女……」ザワザワ
一般メイド2「メイド長と殴りあうなんてあたしには無理……」ザワザワ
一般メイド3「アベル様かー……お城でみかけたことないけどどんな人なのかな?」ザワザワ
一般メイド4「噂ではあまりいいこと聞かなかったけど、あの子がメイドになってもいいって思える程の人ってことでしょ?」
一般メイド5「だよねー。そうじゃなきゃあの子、親衛隊に余裕で就職できるだろうし……」
執事「こら、ざわつくなお前達」
メイド「まだ終わってないのよー?」
ローズ「よし、体力も回復したし! 最後はアナタを頂くわ!」
エメリナ「――え?」
――
- 175 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:17:51.51 ID:WigmCeUt0
- ――
ローズ:レベル113
エメリナ:レベル48
レベル差:65
補正−60
エメリナ「い、いやあああぁぁぁぁぁ―――!」
敗北……
――
- 176 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:22:58.77 ID:WigmCeUt0
- ――
ローズ「ほんっとーにゴメンナサイ!」パン!
エメリナ「」キゼツ
ルーシェ「……どうして、私達の時より、強く……」
エリス「手を抜かないでくださるのはありがたい反面、これはちょっと……」
ローズ「アナタ達が頑張るから、アタシも昂ぶっちゃって!」
ローズ「でも安心して頂戴。きっとそのコも、刹那の間に何かをつかめた筈よ?」
ローズ「もちろん、アナタ達もね?」
ボーナスその1
↓1〜3コンマ十の位&一の位
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:24:36.40 ID:munVHs+4O
- とりゃ
- 178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:25:19.03 ID:fLdVz1C+O
- えい
- 179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:25:29.58 ID:bfILFj9t0
- あ
- 180 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:39:45.38 ID:WigmCeUt0
- あかんて……
4→ローズのレベル117+4+3(戦闘回数ボーナス)=124
0→エメリナのレベル48+1=49
03→ルーシェのレベル80+1+3+=84
58→エリスのレベル104+5+8+5(相討ボーナス)=122
――
エメリナ「」キゼツ
ルーシェ「……私は、少し、強くなれたかも、だけど……」
エリス「私はかなり充足感がありますね」
ローズ「……やっぱり後でエメリナちゃんには謝っておくわネ」
――
- 181 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:54:28.32 ID:WigmCeUt0
- ――――
――【試験終了】――
エリス「ふぅ……最後にローズさんに加点を頂けたこともあって、なんとかメイド継続です……!」
ルーシェ「……お疲れ様、です。エリスさん」
エリス「あ、ルーシェさん!」
ルーシェ「疲れた時は、ハーブティー……どうぞ」コト
エリス「あ、ありがとうございます!」コクコク
エリス「お、美味しい……!?」
ルーシェ「このくらい、なら、メイドとし――なんでもないです」アセアセ
エリス「いえ、大丈夫ですよ。自分の事はよくわかっているつもりです……」
エリス「でもルーシェさん本当に凄いです。全部の試験で高成績だったじゃないですか!」
ルーシェ「アドルラン様……何でも、頑張ります。だから、私も、色々……」
エリス「そういえばルーシェさんはアドルラン様のメイドだったんですね。凄く納得できます……」
ルーシェ「エリスさんは、アベル様のメイド……」
エリス「は、はい!」
ルーシェ「……そして、アドルラン様にも勝ったメイド……」
エリス「あ、やっぱりその件はお話されてたんですねアドルラン様……」
エリス「……」
アドルランに求愛され断ったことを話す?話さない?
↓1〜3多数決
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:57:57.23 ID:a/vzBxNb0
- あえて話す
>>32の結果的に話したらどうなるかが気になる
- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:58:47.33 ID:ljsyHEVN0
- あえて話しちゃえ
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:59:11.73 ID:/pU94XJYO
- 話そう
- 185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:59:41.98 ID:munVHs+4O
- やる気カンストしてたし行けそう?
話しちゃえ
- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:59:48.76 ID:a/vzBxNb0
- どうなるかな?
- 187 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 00:10:30.84 ID:RR/pRX4/0
- 憤慨してたり、やる気が下がってればなー……
片方ほぼ最低値に片方最大値ですもん、そりゃこうなるよ(白目)
話す
――
エリス「でも驚きました。いきなりアドルラン様から妻になってくれだなんて……」
ルーシェ「――え?」
エリス「え?」
ルーシェ「それ、は……聞いて、ないです、はい」
エリス「え!?」
ルーシェ「ごめん、なさい。その話、詳しく……!」ズズイ!
エリス「え、えっとですね? アドルラン様と模擬戦をすることになりまして……」
ルーシェ「……」
エリス「そ、それで――アドルラン様に本気で挑んで……その、私が勝ってしまいまして……」
ルーシェ「……さっきの、戦い、見てました。だから、それは、全然納得いきます……」
ルーシェ「そ、そして……?」
エリス「その……突然妻になってくれと」
ルーシェ「具体的、には?」
エリス「確か……
「素晴らしい! 君は素晴らしいぞ!」
「その若さで、この強さ!」
「この私を、ここまで打ち負かしたのは父以外では君が初めてだ!」
「ただ強いだけではない! 魔法を織り交ぜた、最先端の剣術!」
「舞い踊るような動きながら、苛烈な一撃!」
「美しくも強い、そして本当に皇族に微塵も容赦しない公正さ!」
「まさに私の理想の女性!」
「頼むエリス君! ――どうか私の妻となってくれッ!!!!」
エリス「――だったかと思います」
ルーシェ「」
- 188 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 00:23:00.43 ID:RR/pRX4/0
- エリス「ル、ルーシェさん?」
ルーシェ「――は、意識、飛んでました……」
ルーシェ「んー……」
ルーシェ「……ん」
ルーシェ「……エリスさん、おいくつ、ですか?」
エリス「えっと、数え間違っていなければ、今年で16になりますが」
ルーシェ「ん、私は、17歳。ほとんど、変わらない。……やった」
エリス「や、やったー?」
ルーシェ「……エリスさんから見て、私は、強かったですか……?」
ルーシェ「私も、エリスさんとは系統、違うけど……『魔法剣』の、一種……」
エリス「ルーシェさんもお強かったですよ! でも確かに、あれも魔法剣の一種なんですね」
ルーシェ「うん。私は、魔力そのものを固めて、握っている。エリスさんは、実在する刃に、纏わせてる……」
ルーシェ「私のは魔力そのもの。だから、形を変えやすい。けど、固めきれていないと、本物の刃がないぶん、砕けやすい……」
エリス「いえ、私の方式だとルーシェさんのような器用な立ち回りはできません。特に防御面ではその差が……」
ルーシェ「……」
エリス「……」
ルーシェ「エリスさん、私の魔法剣。教えるから、貴方のも、教えて……?」
エリス「え、いいんですか!?」
ルーシェ「むしろ、お願いします……!」
- 189 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 00:33:09.37 ID:RR/pRX4/0
- ルーシェ「一緒に、頑張れば……なんだか私達、強く、なれそうです……!」
エリス「は、はい!」
ルーシェ「アドルラン様、とアベル様、お守りできる……とても、いいこと」
エリス「はい! ありがとうございます!」キラキラ
ルーシェ「こちら、こそ……!」キラキラ
ルーシェ(『年齢』『魔法剣』『強さ』はクリア……)
ルーシェ(私に足りない、苛烈に攻め込む勇気……エリスさんに教えて貰おう……!)
ルーシェ(そして、最後……)
ルーシェ「……ところで、エリスさん。アベル様に、容赦しない?」
エリス「え、何をですか!?」
ルーシェ「何でも」
エリス「鍛錬の時は、アベル様の命でもありますから全力で向かいますけど……それ以外は特には?」
ルーシェ「なるほど……アベル様、お掃除……します?」
エリス「あ、アベル様は結構綺麗好きなんで大丈夫です!」
ルーシェ「……いいな。アドルラン様は――整理整頓ができないんです」
- 190 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 00:40:07.80 ID:RR/pRX4/0
- と、中途半端ですが本日はここまで
ルーシェのキャラシートを見た瞬間から、魔法武器メイドというある意味同類のこの二人が噛み合うと大変そうだなと思ってたら04と100で超友好状態という
この後はエメリナも飛び込んできてしばらくメイドさんのお話と、若干のカイン救済が入るかもしれません
メイドイベント→シアイベント→アーシャロウルスキル再判定が一通り終わったら元のサイクルに戻れて皇子のお母さん募集とかできるかな……?
本日もありがとうございました!
- 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:43:08.97 ID:ysQYV+5Y0
- 乙
かーちゃんは皇帝を尻を敷いているキャラがいいなと思ったりw
このスレの女性陣が強すぎるからそんなイメージが沸いてしまう
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:44:07.68 ID:Gr8fuUfDO
- 乙です
- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:51:26.58 ID:u+vCOG4WO
- 乙ー
キャラシ見てると皇帝の正妻が金髪で、アベルのお母さんが黒髪なのは確定かな?
まあ今はそれより何より言いたいのはもっと頑張れ帝国皇子!このままだと皇帝も奥さんに負けてそうだよ!?
….…今回のメイドさんイベの対になる感じで、皇子イベとかできないかな?
- 194 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:35:45.57 ID:f7pvtdpC0
- こんばんは
今日も少しだけ進めて行きます
皇帝ギルバートに関しましてだけは、既にこちらで絶対的な数値のレベルとスキルを設定していますので、女性陣に負けるへたれ化は起きないでしょう
妻に頭があがらない、とかはあるかもしれませんが
皇子イベントは……こちらがやらかした時の補填の時にと言いたいところなんですが……
実際問題、女性陣の強さが完全に男性陣を置いてきぼりにしているため、どこかでイベントとして挟むかもしれません
- 195 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:36:50.45 ID:f7pvtdpC0
- ルーシェ「色々なことに挑戦し、物にしていくことはご立派だと思います。尊敬もしています」
ルーシェ「しかしそれとあれこれと引っ張り出したものをしまわなかったり山積みにするのは別問題です」
ルーシェ「後で必要になった時にすぐに出てこない可能性があります。それってすごくもやもやしませんか?」
ルーシェ「それに大きさの違うものを山積みにしたら不安定ですから倒れやすくて危ないですし」
ルーシェ「仮に怪我をしなくても余計に部屋は散らばるし埃も舞い散りますし、本も傷みます」
ルーシェ「勿体ないからとあれもこれもと拾ったり大切にすることもご立派です」
ルーシェ「ですけどいつかはちゃんと捨てる物とそうでない物をわけないと部屋が溢れかえります」
ルーシェ「後で片づける、これが一番いけませんよ。絶対にやりませんからね。普段から小まめに片づける癖を――」
エリス「」
ルーシェ「はっ!? ご、ごめんなさい……つい、熱く……」
エリス「い、いえ。ものすごい熱意が伝わってきましたし、ルーシェさんの意外な一面が見れて嬉しいです」
ルーシェ「恥ずかしい、です……」
ルーシェ(……でも、アドルラン様に容赦ない、というか遠慮がないのは、ヒバリさんの方……かな……)
エリス「……ルーシェさん、本当にアドルラン様を大切になさっているんですね」
ルーシェ「え?」
- 196 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:37:23.98 ID:f7pvtdpC0
- エリス「私もこれでもメイドの端くれですから。ルーシェさんの忠誠心はわかりますよ」
エリス「だからこそ少し意外です。私がアドルラン様に妻になってくれと言われたなんて話を聞いて、取り乱さず……」
ルーシェ「……それを、断ったことにも、怒っていない?」
エリス「っ! は、はい。光栄ではありましたが……その……」
ルーシェ「……怒る、理由ないです。私、は、アドルラン様が大切。エリスさんは、アベル様が、大切」
ルーシェ「それだけ、のこと。むしろ、アドルラン様にも……そういう、感情あること、知れました。大きな収穫、です」
ルーシェ(そして、断ってくれて、ありがとう。私と……ヒバリさんとそのお父さんの精神的な、意味でも……)
ルーシェ「……でも、エリスさんが、それだけ忠誠を誓う、アベル様……少し、気になる……」
エリス「! はい、アベル様はとってもお優しい方なんですよ! そうですね、たとえば――」
―――
- 197 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:38:07.57 ID:f7pvtdpC0
- ――
エメリナ「うぅ〜……まだ頭が痛い……」サスサス
エメリナ「なんとかカイン様のメイドは続けられそうですけど、こんな結果じゃ……あれ?」
エリス「――なんですよ!」ニコニコ
ルーシェ「……それ、いい!」ホクホク
エメリナ「エリスさんと、白い人? なんだか楽しそうですけど、挨拶だけはしておかないと……」
エメリナ「あのー……」
エリス「あれ? エメリナさんじゃないですか。もう大丈夫なんですか?」
ルーシェ「……まだ、痛いなら、回復する……?」
エメリナ「あ、おかまいなくです。一瞬だったんでそこまででは……」
ルーシェ「それじゃあ……あなたも、お疲れ様の、ハーブティー」コト
エメリナ「え、え? い、いいんですか?」
ルーシェ「ん」コクン
エリス「そうですね。エメリナさんもお疲れでしょうし、久々に会えましたし。少しお話していきませんか?」
エメリナ「は、はい……!」パァァ!
――
- 198 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:38:47.66 ID:f7pvtdpC0
- エメリナ(と、喜んだのはいいけれども)
ルーシェ「あの時、ここをこうしていれば……」
エリス「いえ、どの道ローズさん相手ではそれも……」
エメリナ(お二人とも真面目に、試験の反省をしている)
エリス「食材を切る工程までは評価を得ていたのですが、煮た瞬間から何故か発砲が……」
ルーシェ「……凄かった。あれは、そもそも、使う粉を……間違えてる……」
エメリナ(私はただ、話を聞きながら相槌しかうつことができない)
エメリナ(アドルラン様の専属メイド、ルーシェさん)
エメリナ(アベル様の専属メイド、エリスさん)
エメリナ(……この国の皇子様に仕えるメイドとしては、私達は同じなのでしょう)
エメリナ(でも、私とこの人達は違う)
エメリナ(ルーシェさんはなんでもできる。エリスさんは、前以上に強くなっている……)
エメリナ(私は……)
エリス「ところで、あの夜の……なんでしたっけ? 私のキノコからベシャメルソース? よく意味がわからな――」
ルーシェ「あ、あぅ……あれはその、言葉遊びというか、隠語という、か……///」
エメリナ(――あった! こんな私でも、二人に勝っている点が!)
- 199 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:39:49.95 ID:f7pvtdpC0
- エメリナ「ああ、あれは普通におちんぽを刺激して射精させた上で、舌の上でちゃんとじっくり転がして味わってから飲み込め、という意味ですよ」
エリス「?」
ルーシェ「〜〜っ!?」バタバタ!
エメリナ「そんな命令をされた上ですべきことは何か? という問題ですね。あえてきっぱり断るのも正解だったかと思います」
エメリナ「もしカイン様のモノが飲めたら……私なら、きっと抑えが効かなくなりますからね」
エメリナ「ちゃんとお部屋で、失礼のないよう……そう、まずはそちらの前に全身へのご奉仕も大切ですよね」
エメリナ「戦いから疲れて帰ってきたご主人様……その全身に舌を這わせて汚れを落とすもよし」
エメリナ「あるいは全身に石鹸を塗って、この身でもってご主人様を綺麗にする……」
エメリナ「雑味を落とした上で、改めて新鮮なご主人様のおちんぽと精液を味わうのが――」
エリス「??」
ルーシェ「――!?――!?」ジタバタ
エメリナ「――待ってください、あえて綺麗にしないことで、より熟成された雄の臭いを頬張るのも!?」
エメリナ「むむむ、迂闊でしたね。シンプルですが奥深い問題だったようです」
エメリナ「あ、お二人はどちらがいいと思います? 綺麗にしてから頂くか、洗わずに頂くか。贅沢な二択ですよね」
エメリナ「二択と言えば、前か後ろかも悩んじゃいますよね。私は――」
ルーシェ「――ッ! 光塊殴打!」プシュー
エメリナ「ごふっ!?」ドゴッ!
エリス「エメリナさん!?」
――
- 200 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:40:47.68 ID:f7pvtdpC0
- エメリナ「すみませんでした……」
ルーシェ「そういう、お話……! 外で、言うの、よくない……!」プンプン
エリス「えっと……多分発端は私ですので、あまりエメリナさんを責めないで……」
エメリナ「いえ、私がついスイッチ入っただけですから……」
エメリナ「そ、それに私も……本の知識だけです。カイン様からは、いつも断られて……」
ルーシェ「……自主的、なの? ……カイン様の、趣味なら……もっと評価、下げてた……」ムスッ
エメリナ「あ……」ズキッ…
エメリナ「……」
エメリナ「やっぱり、お二人も……カイン様を、軽蔑なさりますか?」
ルーシェ「……」
エリス「……」
ルーシェ、エリス特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:41:04.77 ID:Gr8fuUfDO
- はい
- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:41:26.42 ID:7rJTsavmo
- ゾロ目ワロタ
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:42:02.50 ID:N1jcsvfoO
- てや
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:42:52.54 ID:u+vCOG4WO
- あ
- 205 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:44:20.49 ID:f7pvtdpC0
- えー……?
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:44:54.02 ID:ysQYV+5Y0
- どういう判定結果になったんだ?
- 207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:46:44.56 ID:N1jcsvfoO
- こんなにコンマが荒ぶるコンマスレ初めてだわ
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:48:36.78 ID:SRv306RX0
- 今度はカインどうなるねん、コンマにどれだけカイン弄ばれてるんだ
- 209 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:53:32.57 ID:f7pvtdpC0
- 何故毎回決まってやばいところでゾロ目が出るの……?
特殊判定・皇子メイドのカインへの感情(負)
1エリス77×2(ゾロ目)+30(過去のアベル重傷補正)
184(怒髪天衝!!!)
2ルーシェ42+10(アドルラン伝聞補正)
52(若干いいイメージはないかも……)
このままだと普通にカインに生命の危機です。レベル122の防御貫通メイドがレベル40の第二皇子に襲撃をかけかねません
……怒りの値はそのままに、フォローを入れた方がいいでしょうか?
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:55:11.86 ID:u+vCOG4WO
- やばい(断言)
どうかカインお兄ちゃんに救いを!
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:55:29.32 ID:N1jcsvfoO
- 助けてメイド長(メイド長がカインに対して00とか出したらもうお兄ちゃん終わりそうだけど)
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:59:02.60 ID:Gr8fuUfDO
- 負の方向への感情だったのか
カインすまない……
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:59:20.48 ID:o/XBjTMRO
- まあアベルの件考えりゃ当然かもしれないけど、これは流石にフォロー欲しい
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:59:44.88 ID:SRv306RX0
- アカン、マジヤベエ
カインフォローしようマジで
護衛とか?…………とにかくなにかフォロー必要だとおもう
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 23:04:01.78 ID:WGcNW2LUO
- お、お兄ちゃんが歪んだのも元はと言えば国と皇帝(あと失明する遠因を作ったアドルラン兄様)のせいだから(震え声)
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 23:06:21.58 ID:SRv306RX0
- そういえばカインって、自分がアドルランの身代わりにされたことって知ってるの?
アドルランは知らないみたいだし、アベルとか他のメンツも知ってるのかどうかによってまた心証替わって来るんじゃ?
- 217 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 23:09:46.03 ID:f7pvtdpC0
- 1エリス77×2(ゾロ目)+30(過去のアベル重傷補正)
184(怒髪天衝!!!)
2ルーシェ42+10(アドルラン伝聞補正)
52(若干いいイメージはないかも……)
+若干のフォロー
――
ルーシェ「……あまり、いい話を、聞かないのは……事実」
ルーシェ「でも……詳しくも知らないから、なんとも言えない、です……」
エメリナ「そ、そうですか」ホッ…
エメリナ「エリスさん、は――」
エリス「……」ゴゴゴゴゴ…
ルーシェ「!?」ビクゥ!
エメリナ「ひぃっ!?」ビクゥ!
エリス「エメリナさん。あなたが、カイン皇子のメイドであることは理解しています」
エリス「理解したうえで。あえて、あえて本音を言いますよ」
エリス「できることなら。今、この帝国にいる人で――最も、この剣で切り刻んでしまいたいほどに、嫌いな人ですよ」シャキン…
エメリナ「あ、あ……」ガタガタ
ルーシェ「エ、エリスさん……落ち着いて、ね……?」オロオロ
エリス「……失礼致しました」スッ…
エリス「ですが、私はあの人が嫌いです。それは変わりません」
- 218 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 23:23:25.78 ID:f7pvtdpC0
- エメリナ「ほ、捕虜の扱いのことは……、帝国のためで……!」
エリス「……それも、確かにあの人を嫌う一因ではあります」
エリス「――ですが、それが一番の理由ではありません」
エメリナ「え?」
エリス「エメリナさんの言い分も……わかります。生き抜くための戦争、誰もがその手を汚しますから」
エリス「私がカイン皇子を一番許せないのは……アベル様への対応です」
エメリナ「っ!」
ルーシェ「な、何があったの……? お、落ち着いて、話してくれる……?」オロオロ
エリス「……以前、アベル様はカイン皇子に大きな怪我を負わされました」
エリス「全身裂傷、右腕の複雑骨折、腹部大裂傷……兄弟喧嘩の傷じゃありません」
ルーシェ「っ!?」
エメリナ「そ、そんな……!? ごめんなさい! でもあれは――」
エリス「もちろん、アベル様をお守りすることができなかった自分にも、カイン皇子にも腹が立ちます」
エリス「だからもし、またカイン皇子がアベル様に刃を向けるなら、今度こそ私がお相手を。でも……」
エリス「アベル様は、この時よりも前に大きな傷を負っています」
エリス「それも、回復魔法では治せない――心の傷です」
エメリナ「ど、どういうことですか……?」
- 219 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 23:42:47.52 ID:f7pvtdpC0
- エリス「……アベル様とカイン皇子は、数年前に皇帝陛下に不要なものと判断されて。暗黒街に捨て去られたそうです」
ルーシェ(っ、アドルラン様から、聞いたことがある。何かが崩れてしまった日……)
エメリナ(カイン様が、絶対に語ろうとしてくれない……カイン様の、過去……)
エリス「……アベル様は、当時はカイン皇子を慕っていました。とても賢くて頼れる兄がいる、そう仰っていました」
エメリナ「そ、そうなんですか?」
ルーシェ「……待って、その言い方だと」
エリス「はい。その暗黒街で――目の前で両親を殺され、絶望に染まっていた幼い私を助けて下さったのが、アベル様です」
エメリナ「!」
ルーシェ「……!」
エリス「後にもう一人、アベル様は一人の女の子を救っています。その人も今では共にアベル様に仕えるとても大切な人です」
エリス「私達は三人で、暗黒街を生き延びて……時間はかかりましたが、帝国の王城まで戻ることができました」
ルーシェ「……三人? アベル様とエリスさん、そして助けた子……カイン様は?」
エリス「……捨てられた直後。アベル様はカイン皇子に不意の一撃を受けて昏倒したのです」
エメリナ「そん、な……!?」
エリス「でも……アベル様はそれにも理解を示していた。状況が状況だから、と」
エリス「それよりも目が視えない兄が、暗黒街を生き延びているか心配だ、と。賢い兄だから、きっと上手く動いていると思いたい、と」
ルーシェ「……」
エメリナ「……」
エリス「アベル様は、あの日まで……カイン皇子を信じていたんです」
- 220 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:03:18.96 ID:7Si5sgfO0
-
エリス「でも、王城に帰ったあの日」
エリス「アベル様が目にしたのは、生き延びてこそいたけれど……変わり果てたカイン皇子の姿でした」
エリス「アベル様とカイン皇子は、捨てられてから王城に戻るまでの間の、短くない空白期間があります」
エリス「……ですから、カイン皇子に何があったのか。それはアベル様も私も知りません」
エメリナ(カイン様の、過去……)
エリス「でも、必死に生き延びて……! 尊敬していたお兄さんと久しぶりに再会したアベル様に!」
エリス「あの人は……、カイン皇子は! 何をしたと思いますかっ!?」
エリス「再開を喜んだアベル様に――ッ、いきなり、風魔法を使ったんですよ……っ!!!」
エメリナ「――ッ!」
ルーシェ「……!」
エリス「そして、困惑するアベル様を見下すように。その力を見せびらかすように。アベル様を罵りながら、攻撃は続けられました」
エリス「殺意はなかった……痛めつける意思、でしょうか。ひたすら、アベル様を下に見て、僕は強者だと叫んでいたのは忘れられません」
エリス「何が起きたのかわからず震えていた私とロウルさんにも風が飛んできて……アベル様は、身を挺して庇ってくれました……」
エリス「自分より弱い奴を拾ってきて、強者になったつもりか。一人じゃ何もできない、出来損ないが……!」
エリス「っ、そう、嘲りながら……アベル様と私達が、転がるように逃げ去るまで……攻撃は止みませんでした……」
エリス「あの日からしばらく……アベル様は茫然自失の状態が続きました」
エリス「そして私達はあの日に決意しました。アベル様をお守りできる力を、アベル様に迫る危機を察知できる力を手に入れようと」
- 221 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:14:59.45 ID:7Si5sgfO0
- ルーシェ「エリスさん……」
エリス「……それから、アベル様もなんとか立ち直られました」
エリス「けれどアベル様は、攻撃されたこと以上に……カイン皇子の――」
エリス(……っ、弱者への扱いと思想を認めまいと決別して、この国を変える決意を――これは、言えません……)
エリス「――あまりの変貌ぶりに落胆し、関係は断絶。今に至ります……」
エメリナ「ご、ごめんなさい……! ごめんなさい……!」ポロポロ
エメリナ「でも、でも――これだけは聞いてっ!!!」
エリス「!?」
ルーシェ「!?」
エメリナ「アベル様が、エリスさんを助けてくれたみたいに……!」
エメリナ「カイン様も、私を救ってくれたの……!」
エリス「え……?」
- 222 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:28:40.27 ID:7Si5sgfO0
- エメリナ「わ、私……見ての通り、ちんまくて、何の取り柄も無くて……」
エメリナ「でも逆にこの小ささがいいっていう客がいるとかで、私は――王国に、商品として扱われてました」
エリス「!!」
エメリナ「そしてその時の私のご主人様だった商人は――カイン様に捕まって、報いを受けた」
エメリナ「帝国は弱者を必要としない、そう聞いていたから。私も……殺されると思った」
エメリナ「でもカイン様は、そうしなかった。きまぐれだったのかもしれないけど……」
エメリナ「それでも、カイン様は間違いなく私を助けてくれた皇子様です!」
エメリナ「こんな駄目なメイドでも、捨てないで置いてくれる、優しい方なんです……!」
エメリナ「だから……!」
エメリナ「たとえ、全ての人がカイン様を嫌おうと! 私は、私だけは……っ!」
エリス「……ごめんなさい、エメリナさん」ギュ…
エメリナ「あ……」
エリス「あなたに、あたっても……意味なんてないのに、ごめんなさい……」
エリス「でも……」
エリス「どうして、カイン様はその優しさを……弟のアベル様や他の人にも向けてくれないんですか……!」ポロポロ
エリス「あの日、少しでもその優しさがあれば……アベル様もカイン様もきっと……!」ポロポロ
エメリナ「う、うああああぁぁぁ……」ポロポロ
- 223 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:41:55.21 ID:7Si5sgfO0
- ルーシェ「……私も、同じ」
エメリナ「……え?」
ルーシェ「私、も……商品。髪色とこれが、珍しいって……」ファサッ…
エメリナ「あ、目の色が……!?」
エリス「綺麗……」
ルーシェ「……ありが、とう。私も、売られかけているところを、アドルラン様に助けて頂いて……」
ルーシェ「この嫌いだった目も、アドルラン様から褒めて貰ってから、好きになれたの」
ルーシェ「……私達は、似ている。私達は、みんなメイド……」
ルーシェ「私達を助けてくれたのは……みんな、この国の皇子様」
ルーシェ「そして、私は勿論……あなた達も、仕えるご主人様には大きな恩と、大きな忠誠心がある……」
エリス「はい……」
エメリナ「うん……」
ルーシェ「どの皇子様にも、誰かが心の底から仕えたいと思えるほどの、何かがある……」
ルーシェ「だから、皇子様も根っこでは……同じ、なんだと思う」
ルーシェ「みんな、同じなら……きっといつかは――分かり合える」
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