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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その2

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172 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 22:55:53.57 ID:WigmCeUt0
確かにチケットいらなかったかなーとも思うんですよね
こうやって普通に判定越えてくるんで(白目)
正直こっちの方が恐れていた事態です


特殊判定結果
1ルーシェやる気:90−5(惜敗)+20(ローズ撃破)
100(105)(一緒に頑張ろう……! なんでも言ってね……!)

2エメリナやる気:67+20(ローズ撃破)
87(カイン様のためなら、もっと戦闘も頑張ります!)


――
173 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:08:52.39 ID:WigmCeUt0
――



エリス「――っつう……」ムクリ

ローズ「――アイタタ……」ムクリ


執事「げ、二人とももう起き上がりやがった!?」

メイド「この人達はどこに向かおうとしているの……?」


ローズ「……いい拳だったわ、エリスちゃん」パァァ…

エリス「回復魔法……やはり使えたんですね」パァァ…

ローズ「はっ!? あらヤダうっかり。……ごめんなさいね、アナタ達を馬鹿にしてたわけじゃないのよ?」

エリス「はい、それはわかります。貴方は、正々堂々と挑んで下さった」

ローズ「ありがとう。安心しなさい。回復魔法の速度はアナタやルーシェちゃんの方が上。だから戦闘中は使えなかっただけよ」

ローズ「それにしてもアタシもまだまだねぇ。もっと女を磨かなきゃ!」

エリス「私もまだまだ未熟です……」

ローズ「なーにいってんのヨ!」ギュッ!

ローズ「このアタシを殴り倒すなんて真似したの、アナタが初めてよ? 胸を張りなさい!」ニッ!

エリス「は、はい!」


メイド「メイド長のお墨付き!? このメイドはただものじゃない!」

執事「彼女の主人は――第三皇子アベル様だな」

メイド「帝国内では口数少なく何考えてんだかよくわかんないって言われている方ですが、凄い子を隠し持っていましたねー」

執事「……戦闘以外はかなり悲惨だったがな」

――
174 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:15:17.33 ID:WigmCeUt0
――



一般メイド1「とんでもない強さね彼女……」ザワザワ

一般メイド2「メイド長と殴りあうなんてあたしには無理……」ザワザワ

一般メイド3「アベル様かー……お城でみかけたことないけどどんな人なのかな?」ザワザワ

一般メイド4「噂ではあまりいいこと聞かなかったけど、あの子がメイドになってもいいって思える程の人ってことでしょ?」

一般メイド5「だよねー。そうじゃなきゃあの子、親衛隊に余裕で就職できるだろうし……」




執事「こら、ざわつくなお前達」

メイド「まだ終わってないのよー?」





ローズ「よし、体力も回復したし! 最後はアナタを頂くわ!」






エメリナ「――え?」



――
175 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:17:51.51 ID:WigmCeUt0
――


ローズ:レベル113

エメリナ:レベル48

レベル差:65

補正−60



エメリナ「い、いやあああぁぁぁぁぁ―――!」



敗北……

――
176 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:22:58.77 ID:WigmCeUt0
――

ローズ「ほんっとーにゴメンナサイ!」パン!

エメリナ「」キゼツ

ルーシェ「……どうして、私達の時より、強く……」

エリス「手を抜かないでくださるのはありがたい反面、これはちょっと……」

ローズ「アナタ達が頑張るから、アタシも昂ぶっちゃって!」

ローズ「でも安心して頂戴。きっとそのコも、刹那の間に何かをつかめた筈よ?」

ローズ「もちろん、アナタ達もね?」

ボーナスその1

↓1〜3コンマ十の位&一の位
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:24:36.40 ID:munVHs+4O
とりゃ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:25:19.03 ID:fLdVz1C+O
えい
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:25:29.58 ID:bfILFj9t0
180 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:39:45.38 ID:WigmCeUt0
あかんて……

4→ローズのレベル117+4+3(戦闘回数ボーナス)=124
0→エメリナのレベル48+1=49
03→ルーシェのレベル80+1+3+=84
58→エリスのレベル104+5+8+5(相討ボーナス)=122

――


エメリナ「」キゼツ

ルーシェ「……私は、少し、強くなれたかも、だけど……」

エリス「私はかなり充足感がありますね」

ローズ「……やっぱり後でエメリナちゃんには謝っておくわネ」

――
181 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/16(金) 23:54:28.32 ID:WigmCeUt0
――――



――【試験終了】――



エリス「ふぅ……最後にローズさんに加点を頂けたこともあって、なんとかメイド継続です……!」

ルーシェ「……お疲れ様、です。エリスさん」

エリス「あ、ルーシェさん!」

ルーシェ「疲れた時は、ハーブティー……どうぞ」コト

エリス「あ、ありがとうございます!」コクコク

エリス「お、美味しい……!?」

ルーシェ「このくらい、なら、メイドとし――なんでもないです」アセアセ

エリス「いえ、大丈夫ですよ。自分の事はよくわかっているつもりです……」

エリス「でもルーシェさん本当に凄いです。全部の試験で高成績だったじゃないですか!」

ルーシェ「アドルラン様……何でも、頑張ります。だから、私も、色々……」

エリス「そういえばルーシェさんはアドルラン様のメイドだったんですね。凄く納得できます……」

ルーシェ「エリスさんは、アベル様のメイド……」

エリス「は、はい!」

ルーシェ「……そして、アドルラン様にも勝ったメイド……」

エリス「あ、やっぱりその件はお話されてたんですねアドルラン様……」


エリス「……」

アドルランに求愛され断ったことを話す?話さない?

↓1〜3多数決
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:57:57.23 ID:a/vzBxNb0
あえて話す
>>32の結果的に話したらどうなるかが気になる
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:58:47.33 ID:ljsyHEVN0
あえて話しちゃえ
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:59:11.73 ID:/pU94XJYO
話そう
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:59:41.98 ID:munVHs+4O
やる気カンストしてたし行けそう?
話しちゃえ
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/16(金) 23:59:48.76 ID:a/vzBxNb0
どうなるかな?
187 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 00:10:30.84 ID:RR/pRX4/0
憤慨してたり、やる気が下がってればなー……
片方ほぼ最低値に片方最大値ですもん、そりゃこうなるよ(白目)

話す


――


エリス「でも驚きました。いきなりアドルラン様から妻になってくれだなんて……」

ルーシェ「――え?」

エリス「え?」

ルーシェ「それ、は……聞いて、ないです、はい」

エリス「え!?」

ルーシェ「ごめん、なさい。その話、詳しく……!」ズズイ!

エリス「え、えっとですね? アドルラン様と模擬戦をすることになりまして……」

ルーシェ「……」

エリス「そ、それで――アドルラン様に本気で挑んで……その、私が勝ってしまいまして……」

ルーシェ「……さっきの、戦い、見てました。だから、それは、全然納得いきます……」

ルーシェ「そ、そして……?」

エリス「その……突然妻になってくれと」

ルーシェ「具体的、には?」

エリス「確か……

「素晴らしい! 君は素晴らしいぞ!」

「その若さで、この強さ!」

「この私を、ここまで打ち負かしたのは父以外では君が初めてだ!」

「ただ強いだけではない! 魔法を織り交ぜた、最先端の剣術!」

「舞い踊るような動きながら、苛烈な一撃!」

「美しくも強い、そして本当に皇族に微塵も容赦しない公正さ!」

「まさに私の理想の女性!」


「頼むエリス君! ――どうか私の妻となってくれッ!!!!」

エリス「――だったかと思います」

ルーシェ「」
188 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 00:23:00.43 ID:RR/pRX4/0
エリス「ル、ルーシェさん?」

ルーシェ「――は、意識、飛んでました……」

ルーシェ「んー……」

ルーシェ「……ん」

ルーシェ「……エリスさん、おいくつ、ですか?」

エリス「えっと、数え間違っていなければ、今年で16になりますが」

ルーシェ「ん、私は、17歳。ほとんど、変わらない。……やった」

エリス「や、やったー?」

ルーシェ「……エリスさんから見て、私は、強かったですか……?」

ルーシェ「私も、エリスさんとは系統、違うけど……『魔法剣』の、一種……」

エリス「ルーシェさんもお強かったですよ! でも確かに、あれも魔法剣の一種なんですね」

ルーシェ「うん。私は、魔力そのものを固めて、握っている。エリスさんは、実在する刃に、纏わせてる……」

ルーシェ「私のは魔力そのもの。だから、形を変えやすい。けど、固めきれていないと、本物の刃がないぶん、砕けやすい……」

エリス「いえ、私の方式だとルーシェさんのような器用な立ち回りはできません。特に防御面ではその差が……」

ルーシェ「……」

エリス「……」

ルーシェ「エリスさん、私の魔法剣。教えるから、貴方のも、教えて……?」

エリス「え、いいんですか!?」

ルーシェ「むしろ、お願いします……!」
189 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 00:33:09.37 ID:RR/pRX4/0
ルーシェ「一緒に、頑張れば……なんだか私達、強く、なれそうです……!」

エリス「は、はい!」

ルーシェ「アドルラン様、とアベル様、お守りできる……とても、いいこと」

エリス「はい! ありがとうございます!」キラキラ

ルーシェ「こちら、こそ……!」キラキラ

ルーシェ(『年齢』『魔法剣』『強さ』はクリア……)

ルーシェ(私に足りない、苛烈に攻め込む勇気……エリスさんに教えて貰おう……!)

ルーシェ(そして、最後……)

ルーシェ「……ところで、エリスさん。アベル様に、容赦しない?」

エリス「え、何をですか!?」

ルーシェ「何でも」

エリス「鍛錬の時は、アベル様の命でもありますから全力で向かいますけど……それ以外は特には?」

ルーシェ「なるほど……アベル様、お掃除……します?」

エリス「あ、アベル様は結構綺麗好きなんで大丈夫です!」

ルーシェ「……いいな。アドルラン様は――整理整頓ができないんです」
190 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 00:40:07.80 ID:RR/pRX4/0
と、中途半端ですが本日はここまで
ルーシェのキャラシートを見た瞬間から、魔法武器メイドというある意味同類のこの二人が噛み合うと大変そうだなと思ってたら04と100で超友好状態という
この後はエメリナも飛び込んできてしばらくメイドさんのお話と、若干のカイン救済が入るかもしれません

メイドイベント→シアイベント→アーシャロウルスキル再判定が一通り終わったら元のサイクルに戻れて皇子のお母さん募集とかできるかな……?
本日もありがとうございました!
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:43:08.97 ID:ysQYV+5Y0

かーちゃんは皇帝を尻を敷いているキャラがいいなと思ったりw
このスレの女性陣が強すぎるからそんなイメージが沸いてしまう
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:44:07.68 ID:Gr8fuUfDO
乙です
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 00:51:26.58 ID:u+vCOG4WO
乙ー
キャラシ見てると皇帝の正妻が金髪で、アベルのお母さんが黒髪なのは確定かな?
まあ今はそれより何より言いたいのはもっと頑張れ帝国皇子!このままだと皇帝も奥さんに負けてそうだよ!?
….…今回のメイドさんイベの対になる感じで、皇子イベとかできないかな?
194 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:35:45.57 ID:f7pvtdpC0
こんばんは
今日も少しだけ進めて行きます
皇帝ギルバートに関しましてだけは、既にこちらで絶対的な数値のレベルとスキルを設定していますので、女性陣に負けるへたれ化は起きないでしょう
妻に頭があがらない、とかはあるかもしれませんが

皇子イベントは……こちらがやらかした時の補填の時にと言いたいところなんですが……
実際問題、女性陣の強さが完全に男性陣を置いてきぼりにしているため、どこかでイベントとして挟むかもしれません
195 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:36:50.45 ID:f7pvtdpC0
ルーシェ「色々なことに挑戦し、物にしていくことはご立派だと思います。尊敬もしています」

ルーシェ「しかしそれとあれこれと引っ張り出したものをしまわなかったり山積みにするのは別問題です」

ルーシェ「後で必要になった時にすぐに出てこない可能性があります。それってすごくもやもやしませんか?」

ルーシェ「それに大きさの違うものを山積みにしたら不安定ですから倒れやすくて危ないですし」

ルーシェ「仮に怪我をしなくても余計に部屋は散らばるし埃も舞い散りますし、本も傷みます」

ルーシェ「勿体ないからとあれもこれもと拾ったり大切にすることもご立派です」

ルーシェ「ですけどいつかはちゃんと捨てる物とそうでない物をわけないと部屋が溢れかえります」

ルーシェ「後で片づける、これが一番いけませんよ。絶対にやりませんからね。普段から小まめに片づける癖を――」

エリス「」

ルーシェ「はっ!? ご、ごめんなさい……つい、熱く……」

エリス「い、いえ。ものすごい熱意が伝わってきましたし、ルーシェさんの意外な一面が見れて嬉しいです」

ルーシェ「恥ずかしい、です……」

ルーシェ(……でも、アドルラン様に容赦ない、というか遠慮がないのは、ヒバリさんの方……かな……)

エリス「……ルーシェさん、本当にアドルラン様を大切になさっているんですね」

ルーシェ「え?」

196 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:37:23.98 ID:f7pvtdpC0
エリス「私もこれでもメイドの端くれですから。ルーシェさんの忠誠心はわかりますよ」

エリス「だからこそ少し意外です。私がアドルラン様に妻になってくれと言われたなんて話を聞いて、取り乱さず……」

ルーシェ「……それを、断ったことにも、怒っていない?」

エリス「っ! は、はい。光栄ではありましたが……その……」

ルーシェ「……怒る、理由ないです。私、は、アドルラン様が大切。エリスさんは、アベル様が、大切」

ルーシェ「それだけ、のこと。むしろ、アドルラン様にも……そういう、感情あること、知れました。大きな収穫、です」

ルーシェ(そして、断ってくれて、ありがとう。私と……ヒバリさんとそのお父さんの精神的な、意味でも……)

ルーシェ「……でも、エリスさんが、それだけ忠誠を誓う、アベル様……少し、気になる……」

エリス「! はい、アベル様はとってもお優しい方なんですよ! そうですね、たとえば――」


―――
197 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:38:07.57 ID:f7pvtdpC0
――


エメリナ「うぅ〜……まだ頭が痛い……」サスサス

エメリナ「なんとかカイン様のメイドは続けられそうですけど、こんな結果じゃ……あれ?」



エリス「――なんですよ!」ニコニコ

ルーシェ「……それ、いい!」ホクホク


エメリナ「エリスさんと、白い人? なんだか楽しそうですけど、挨拶だけはしておかないと……」

エメリナ「あのー……」

エリス「あれ? エメリナさんじゃないですか。もう大丈夫なんですか?」

ルーシェ「……まだ、痛いなら、回復する……?」

エメリナ「あ、おかまいなくです。一瞬だったんでそこまででは……」

ルーシェ「それじゃあ……あなたも、お疲れ様の、ハーブティー」コト

エメリナ「え、え? い、いいんですか?」

ルーシェ「ん」コクン

エリス「そうですね。エメリナさんもお疲れでしょうし、久々に会えましたし。少しお話していきませんか?」

エメリナ「は、はい……!」パァァ!


――
198 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:38:47.66 ID:f7pvtdpC0
エメリナ(と、喜んだのはいいけれども)



ルーシェ「あの時、ここをこうしていれば……」

エリス「いえ、どの道ローズさん相手ではそれも……」


エメリナ(お二人とも真面目に、試験の反省をしている)


エリス「食材を切る工程までは評価を得ていたのですが、煮た瞬間から何故か発砲が……」

ルーシェ「……凄かった。あれは、そもそも、使う粉を……間違えてる……」


エメリナ(私はただ、話を聞きながら相槌しかうつことができない)

エメリナ(アドルラン様の専属メイド、ルーシェさん)

エメリナ(アベル様の専属メイド、エリスさん)

エメリナ(……この国の皇子様に仕えるメイドとしては、私達は同じなのでしょう)

エメリナ(でも、私とこの人達は違う)

エメリナ(ルーシェさんはなんでもできる。エリスさんは、前以上に強くなっている……)

エメリナ(私は……)


エリス「ところで、あの夜の……なんでしたっけ? 私のキノコからベシャメルソース? よく意味がわからな――」

ルーシェ「あ、あぅ……あれはその、言葉遊びというか、隠語という、か……///」







エメリナ(――あった! こんな私でも、二人に勝っている点が!)


199 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:39:49.95 ID:f7pvtdpC0
エメリナ「ああ、あれは普通におちんぽを刺激して射精させた上で、舌の上でちゃんとじっくり転がして味わってから飲み込め、という意味ですよ」

エリス「?」

ルーシェ「〜〜っ!?」バタバタ!

エメリナ「そんな命令をされた上ですべきことは何か? という問題ですね。あえてきっぱり断るのも正解だったかと思います」

エメリナ「もしカイン様のモノが飲めたら……私なら、きっと抑えが効かなくなりますからね」

エメリナ「ちゃんとお部屋で、失礼のないよう……そう、まずはそちらの前に全身へのご奉仕も大切ですよね」

エメリナ「戦いから疲れて帰ってきたご主人様……その全身に舌を這わせて汚れを落とすもよし」

エメリナ「あるいは全身に石鹸を塗って、この身でもってご主人様を綺麗にする……」

エメリナ「雑味を落とした上で、改めて新鮮なご主人様のおちんぽと精液を味わうのが――」

エリス「??」

ルーシェ「――!?――!?」ジタバタ

エメリナ「――待ってください、あえて綺麗にしないことで、より熟成された雄の臭いを頬張るのも!?」

エメリナ「むむむ、迂闊でしたね。シンプルですが奥深い問題だったようです」

エメリナ「あ、お二人はどちらがいいと思います? 綺麗にしてから頂くか、洗わずに頂くか。贅沢な二択ですよね」

エメリナ「二択と言えば、前か後ろかも悩んじゃいますよね。私は――」


ルーシェ「――ッ! 光塊殴打!」プシュー

エメリナ「ごふっ!?」ドゴッ!

エリス「エメリナさん!?」


――
200 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:40:47.68 ID:f7pvtdpC0
エメリナ「すみませんでした……」

ルーシェ「そういう、お話……! 外で、言うの、よくない……!」プンプン

エリス「えっと……多分発端は私ですので、あまりエメリナさんを責めないで……」

エメリナ「いえ、私がついスイッチ入っただけですから……」

エメリナ「そ、それに私も……本の知識だけです。カイン様からは、いつも断られて……」

ルーシェ「……自主的、なの? ……カイン様の、趣味なら……もっと評価、下げてた……」ムスッ

エメリナ「あ……」ズキッ…

エメリナ「……」

エメリナ「やっぱり、お二人も……カイン様を、軽蔑なさりますか?」


ルーシェ「……」

エリス「……」

ルーシェ、エリス特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:41:04.77 ID:Gr8fuUfDO
はい
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:41:26.42 ID:7rJTsavmo
ゾロ目ワロタ
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:42:02.50 ID:N1jcsvfoO
てや
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:42:52.54 ID:u+vCOG4WO
205 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:44:20.49 ID:f7pvtdpC0
えー……?
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:44:54.02 ID:ysQYV+5Y0
どういう判定結果になったんだ?
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:46:44.56 ID:N1jcsvfoO
こんなにコンマが荒ぶるコンマスレ初めてだわ
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:48:36.78 ID:SRv306RX0
今度はカインどうなるねん、コンマにどれだけカイン弄ばれてるんだ
209 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 22:53:32.57 ID:f7pvtdpC0
何故毎回決まってやばいところでゾロ目が出るの……?


特殊判定・皇子メイドのカインへの感情(負)

1エリス77×2(ゾロ目)+30(過去のアベル重傷補正)
184(怒髪天衝!!!)

2ルーシェ42+10(アドルラン伝聞補正)
52(若干いいイメージはないかも……)



このままだと普通にカインに生命の危機です。レベル122の防御貫通メイドがレベル40の第二皇子に襲撃をかけかねません
……怒りの値はそのままに、フォローを入れた方がいいでしょうか?
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:55:11.86 ID:u+vCOG4WO
やばい(断言)
どうかカインお兄ちゃんに救いを!
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:55:29.32 ID:N1jcsvfoO
助けてメイド長(メイド長がカインに対して00とか出したらもうお兄ちゃん終わりそうだけど)
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:59:02.60 ID:Gr8fuUfDO
負の方向への感情だったのか
カインすまない……
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:59:20.48 ID:o/XBjTMRO
まあアベルの件考えりゃ当然かもしれないけど、これは流石にフォロー欲しい
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 22:59:44.88 ID:SRv306RX0
アカン、マジヤベエ
カインフォローしようマジで
護衛とか?…………とにかくなにかフォロー必要だとおもう
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 23:04:01.78 ID:WGcNW2LUO
お、お兄ちゃんが歪んだのも元はと言えば国と皇帝(あと失明する遠因を作ったアドルラン兄様)のせいだから(震え声)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/17(土) 23:06:21.58 ID:SRv306RX0
そういえばカインって、自分がアドルランの身代わりにされたことって知ってるの?
アドルランは知らないみたいだし、アベルとか他のメンツも知ってるのかどうかによってまた心証替わって来るんじゃ?
217 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 23:09:46.03 ID:f7pvtdpC0
1エリス77×2(ゾロ目)+30(過去のアベル重傷補正)
184(怒髪天衝!!!)

2ルーシェ42+10(アドルラン伝聞補正)
52(若干いいイメージはないかも……)

+若干のフォロー

――

ルーシェ「……あまり、いい話を、聞かないのは……事実」

ルーシェ「でも……詳しくも知らないから、なんとも言えない、です……」

エメリナ「そ、そうですか」ホッ…

エメリナ「エリスさん、は――」



エリス「……」ゴゴゴゴゴ…



ルーシェ「!?」ビクゥ!

エメリナ「ひぃっ!?」ビクゥ!


エリス「エメリナさん。あなたが、カイン皇子のメイドであることは理解しています」

エリス「理解したうえで。あえて、あえて本音を言いますよ」



エリス「できることなら。今、この帝国にいる人で――最も、この剣で切り刻んでしまいたいほどに、嫌いな人ですよ」シャキン…



エメリナ「あ、あ……」ガタガタ



ルーシェ「エ、エリスさん……落ち着いて、ね……?」オロオロ

エリス「……失礼致しました」スッ…

エリス「ですが、私はあの人が嫌いです。それは変わりません」
218 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 23:23:25.78 ID:f7pvtdpC0
エメリナ「ほ、捕虜の扱いのことは……、帝国のためで……!」

エリス「……それも、確かにあの人を嫌う一因ではあります」

エリス「――ですが、それが一番の理由ではありません」

エメリナ「え?」

エリス「エメリナさんの言い分も……わかります。生き抜くための戦争、誰もがその手を汚しますから」

エリス「私がカイン皇子を一番許せないのは……アベル様への対応です」

エメリナ「っ!」

ルーシェ「な、何があったの……? お、落ち着いて、話してくれる……?」オロオロ

エリス「……以前、アベル様はカイン皇子に大きな怪我を負わされました」

エリス「全身裂傷、右腕の複雑骨折、腹部大裂傷……兄弟喧嘩の傷じゃありません」

ルーシェ「っ!?」

エメリナ「そ、そんな……!? ごめんなさい! でもあれは――」

エリス「もちろん、アベル様をお守りすることができなかった自分にも、カイン皇子にも腹が立ちます」

エリス「だからもし、またカイン皇子がアベル様に刃を向けるなら、今度こそ私がお相手を。でも……」

エリス「アベル様は、この時よりも前に大きな傷を負っています」

エリス「それも、回復魔法では治せない――心の傷です」

エメリナ「ど、どういうことですか……?」
219 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/17(土) 23:42:47.52 ID:f7pvtdpC0
エリス「……アベル様とカイン皇子は、数年前に皇帝陛下に不要なものと判断されて。暗黒街に捨て去られたそうです」

ルーシェ(っ、アドルラン様から、聞いたことがある。何かが崩れてしまった日……)

エメリナ(カイン様が、絶対に語ろうとしてくれない……カイン様の、過去……)

エリス「……アベル様は、当時はカイン皇子を慕っていました。とても賢くて頼れる兄がいる、そう仰っていました」

エメリナ「そ、そうなんですか?」

ルーシェ「……待って、その言い方だと」

エリス「はい。その暗黒街で――目の前で両親を殺され、絶望に染まっていた幼い私を助けて下さったのが、アベル様です」

エメリナ「!」

ルーシェ「……!」

エリス「後にもう一人、アベル様は一人の女の子を救っています。その人も今では共にアベル様に仕えるとても大切な人です」

エリス「私達は三人で、暗黒街を生き延びて……時間はかかりましたが、帝国の王城まで戻ることができました」

ルーシェ「……三人? アベル様とエリスさん、そして助けた子……カイン様は?」

エリス「……捨てられた直後。アベル様はカイン皇子に不意の一撃を受けて昏倒したのです」

エメリナ「そん、な……!?」

エリス「でも……アベル様はそれにも理解を示していた。状況が状況だから、と」

エリス「それよりも目が視えない兄が、暗黒街を生き延びているか心配だ、と。賢い兄だから、きっと上手く動いていると思いたい、と」

ルーシェ「……」

エメリナ「……」

エリス「アベル様は、あの日まで……カイン皇子を信じていたんです」
220 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:03:18.96 ID:7Si5sgfO0

エリス「でも、王城に帰ったあの日」

エリス「アベル様が目にしたのは、生き延びてこそいたけれど……変わり果てたカイン皇子の姿でした」

エリス「アベル様とカイン皇子は、捨てられてから王城に戻るまでの間の、短くない空白期間があります」

エリス「……ですから、カイン皇子に何があったのか。それはアベル様も私も知りません」

エメリナ(カイン様の、過去……)

エリス「でも、必死に生き延びて……! 尊敬していたお兄さんと久しぶりに再会したアベル様に!」

エリス「あの人は……、カイン皇子は! 何をしたと思いますかっ!?」



エリス「再開を喜んだアベル様に――ッ、いきなり、風魔法を使ったんですよ……っ!!!」



エメリナ「――ッ!」

ルーシェ「……!」

エリス「そして、困惑するアベル様を見下すように。その力を見せびらかすように。アベル様を罵りながら、攻撃は続けられました」

エリス「殺意はなかった……痛めつける意思、でしょうか。ひたすら、アベル様を下に見て、僕は強者だと叫んでいたのは忘れられません」

エリス「何が起きたのかわからず震えていた私とロウルさんにも風が飛んできて……アベル様は、身を挺して庇ってくれました……」

エリス「自分より弱い奴を拾ってきて、強者になったつもりか。一人じゃ何もできない、出来損ないが……!」

エリス「っ、そう、嘲りながら……アベル様と私達が、転がるように逃げ去るまで……攻撃は止みませんでした……」

エリス「あの日からしばらく……アベル様は茫然自失の状態が続きました」

エリス「そして私達はあの日に決意しました。アベル様をお守りできる力を、アベル様に迫る危機を察知できる力を手に入れようと」
221 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:14:59.45 ID:7Si5sgfO0
ルーシェ「エリスさん……」

エリス「……それから、アベル様もなんとか立ち直られました」

エリス「けれどアベル様は、攻撃されたこと以上に……カイン皇子の――」

エリス(……っ、弱者への扱いと思想を認めまいと決別して、この国を変える決意を――これは、言えません……)

エリス「――あまりの変貌ぶりに落胆し、関係は断絶。今に至ります……」

エメリナ「ご、ごめんなさい……! ごめんなさい……!」ポロポロ









エメリナ「でも、でも――これだけは聞いてっ!!!」








エリス「!?」

ルーシェ「!?」

エメリナ「アベル様が、エリスさんを助けてくれたみたいに……!」

エメリナ「カイン様も、私を救ってくれたの……!」

エリス「え……?」
222 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:28:40.27 ID:7Si5sgfO0
エメリナ「わ、私……見ての通り、ちんまくて、何の取り柄も無くて……」

エメリナ「でも逆にこの小ささがいいっていう客がいるとかで、私は――王国に、商品として扱われてました」

エリス「!!」

エメリナ「そしてその時の私のご主人様だった商人は――カイン様に捕まって、報いを受けた」

エメリナ「帝国は弱者を必要としない、そう聞いていたから。私も……殺されると思った」

エメリナ「でもカイン様は、そうしなかった。きまぐれだったのかもしれないけど……」

エメリナ「それでも、カイン様は間違いなく私を助けてくれた皇子様です!」

エメリナ「こんな駄目なメイドでも、捨てないで置いてくれる、優しい方なんです……!」

エメリナ「だから……!」


エメリナ「たとえ、全ての人がカイン様を嫌おうと! 私は、私だけは……っ!」


エリス「……ごめんなさい、エメリナさん」ギュ…

エメリナ「あ……」

エリス「あなたに、あたっても……意味なんてないのに、ごめんなさい……」

エリス「でも……」

エリス「どうして、カイン様はその優しさを……弟のアベル様や他の人にも向けてくれないんですか……!」ポロポロ

エリス「あの日、少しでもその優しさがあれば……アベル様もカイン様もきっと……!」ポロポロ

エメリナ「う、うああああぁぁぁ……」ポロポロ
223 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:41:55.21 ID:7Si5sgfO0
ルーシェ「……私も、同じ」

エメリナ「……え?」

ルーシェ「私、も……商品。髪色とこれが、珍しいって……」ファサッ…

エメリナ「あ、目の色が……!?」

エリス「綺麗……」

ルーシェ「……ありが、とう。私も、売られかけているところを、アドルラン様に助けて頂いて……」

ルーシェ「この嫌いだった目も、アドルラン様から褒めて貰ってから、好きになれたの」

ルーシェ「……私達は、似ている。私達は、みんなメイド……」

ルーシェ「私達を助けてくれたのは……みんな、この国の皇子様」

ルーシェ「そして、私は勿論……あなた達も、仕えるご主人様には大きな恩と、大きな忠誠心がある……」

エリス「はい……」

エメリナ「うん……」

ルーシェ「どの皇子様にも、誰かが心の底から仕えたいと思えるほどの、何かがある……」

ルーシェ「だから、皇子様も根っこでは……同じ、なんだと思う」

ルーシェ「みんな、同じなら……きっといつかは――分かり合える」
224 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 00:44:46.37 ID:7Si5sgfO0
途中で申し訳ないですが一旦ここまでで……
明日は上手くいけばお昼ごろに少しこれるかな……?

軽いお茶会で終わる予定が重くなってしまった気がしますが、この後にカインへの救いのイベントのカギを出すつもりです
本日もありがとうございました
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 01:09:25.98 ID:loDPuQABO
一旦乙ー
そもそもお兄ちゃんがあんなになっちゃったのも国のシステムのせいだしなぁ
でもこれでそれぞれの皇子のメイドが過去の事情の一部を知ったからお兄ちゃん説得ワンチャンある?
226 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 12:12:45.62 ID:rpcj0B/B0
こんにちは
とりあえずメイドパート終了までと、次のアベルの行動安価まで投げておきます
227 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 12:13:28.79 ID:rpcj0B/B0
ローズ「……その通りヨ」ザッ

ルーシェ「!?」

エリス「え!?」

エメリナ「ロ、ローズさん!?」

ローズ「ごめんなさい。盗み聞きするつもりはなかったのヨ。たださっきのコ達が集まっていて気になって……」

ローズ「ルーシェちゃんの言う通り。いつかはあのコ達も仲直りできる――いや、させなきゃいけない」

エメリナ「!!」

ローズ「何の因果かしら? アナタ達は皇子のメイド。そしてアタシは、キアラ様とフィーア様、皇女のメイド……」

ローズ「アタシも、あの天使達のためだったらなんでもできる」

ローズ「アタシは見ての通り、こんなだからネ。この国で認められるために力をつけたケド……」

ローズ「争いなんて、ないのが一番なのヨ。天使達が大好きなお兄様と一緒に過ごせるそんな時間……それが一番」

エリス「ローズさん……」

ローズ「皇帝陛下に聞かれたら、たかが一メイドの戯言と思うでしょうけど……アタシは本気ヨ?」

ローズ「だからどうかアナタ達も――諦めないで」

ローズ「わだかまりはすぐには無くならないかもしれない。カイン様もアベル様も、アドルラン様も……」

ローズ「でもきっと、あのコ達も心の奥底では昔のような関係に戻りたいと思っている……そう信じているの」

ローズ「主人が動けないなら……アタシ達はどうすべき?」

エリス「私達は、メイド……」

エメリナ「ご主人様に代わって……」

ルーシェ「ご主人様のために、仕事をこなす……」

ローズ「その通り」
228 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 12:14:18.87 ID:rpcj0B/B0
ローズ「時間はかかるかもしれないし、意外とかからないかもしれない」

ローズ「でも、少しは動いてみるのも悪くないと思うわヨ?」

エリス(アベル様と、カイン様の関係を歪めてしまった過去……)

エメリナ(そもそもどうして、カイン様は視力を失ってしまったの……?)

ルーシェ(アドルラン様は、アベル様と、カイン様の過去……どれだけ、知っているの……?)

ローズ「その顔は、みんな何かを決意したようネ」

ローズ「……はい! なんだか重い話はここまで! 折角アナタ達みんな合格したんだから明るくしないとネ!」パン!

ローズ「というよりもヒドイわネ〜? アタシだって皇女メイドなんだから、皇子メイドのお茶会混ぜて欲しかったわ〜?」ジトー

エメリナ「ひ!? お、畏れ多いといいますかぁ!?」ビク

エリス「そもそも最初はお茶会ではなかったんです!?」ビク

ルーシェ「ハ、ハーブティー、です。ど、どうぞ……」コト

ローズ「頂くわ。……70点」

ルーシェ「!?」
229 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 12:14:58.65 ID:rpcj0B/B0
ローズ「なかなかだけど、お湯の温度がちょっと高すぎたようね。それと外気に触れることも計算に入れないと」

ローズ「ルーシェちゃん、アナタは優秀だけど完璧には程遠いワ。もっと頑張るのヨ?」

ルーシェ「は、はいぃ!?」ビク

エリス「そんな……ルーシェさんのお茶でその評価でしたら、私のお茶なんて……」

ローズ「そうヨ! エリスちゃん、アナタの戦いのセンスは素晴らしいわ! でもアナタ、それに振り切りすぎなのヨ!」

ローズ「アナタも綺麗な金の髪で天使に似ているせいかしらね……正直、戦いからは離れて欲しいくらい」

エリス「で、でも私から戦いを取ったら何も……」

ローズ「だからっ、それが間違ってるのヨ! アナタも少しはレディーとしての嗜みを……いえ、まず常識を身につけなさいっ!」

エリス「す、すみません!?」

エメリナ「あわわわ……」

ローズ「エメリナちゃん! もちろん、アナタもよ!?」

エメリナ「ひぃ、やっぱりこっちにも来た!?」

ローズ「アナタも全体的にもっと努力が必要だけど、それ以上に――街中で卑猥な言葉を叫んじゃダメ!」

ローズ「レディーとして……いえ、人としての羞恥心を身につけなさい!」

エメリナ「ご、ごめんなさい〜!?」

ローズ「やれやれ、立派に合格したコ達と思っていたけど、やっぱりまだまだ半人前のようネ」

ローズ「いいわ。折角だからこのアタシ自らが、アナタ達に色々叩き込んであげるっ!」


皇子メイド(((に、逃げられない……!?)))



※皇族メイドが全員、アベルとカインの過去を知りました
 同時に、カインの過去に興味を持ちました
※特定交流時、イベント選択時などにおいて、カインの過去の調査を行うことができます
※メイド経由でそれぞれの主人へ情報が伝聞される可能性もあります

※ローズの扱きにより、三メイドの家事能力が上昇しました

ボーナスその2(優勢判定を与えたルーシェとエリスのみ)

↓1コンマ二桁エリス判定(弱補正あり)

↓2コンマ二桁ルーシェ判定(強補正あり)
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 12:50:38.32 ID:J5QEA7RIO
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 12:56:46.33 ID:zFgHCsE3O
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 12:58:42.29 ID:zFgHCsE3O
あ、ごめんなんかゾロ目でたわ
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 13:11:43.27 ID:G6/NBuN6O
なんかもうこのスレコンマ判定で毎日ゾロ目出てる気がする()
234 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 13:36:29.38 ID:rpcj0B/B0
げふぅ!?(吐血)

特殊判定結果・レベル100超敵との戦闘経験による追加スキル

1エリス:32+15(弱補正)<60
=47:習得失敗。次回以降、ルーシェとの交流で再判定あり

2ルーシェ:33+30(強補正)>60
ゾロ目による特殊成功。かつ奇数ゾロのため通常→★
★スキル獲得確定。次回以降、エリスとの交流で★スキル獲得&エリス側に補正追加


※三メイドの試験での奮戦により、それぞれの皇子の帝国内評価が上がりました


235 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 13:37:52.92 ID:rpcj0B/B0


―――

【帝国・帝都】



シア「わぁ〜……ここが、帝国の街なんですね〜」フードカブリ

アベル「……あまりキョロキョロするな」ヒソヒソ

アベル「帝国の王城やこの帝都では、俺は一応傲慢冷酷な皇子で通しているからな……」ヒソヒソ

アベル「あまり、多くは喋れないぞ……?」ヒソヒソ

シア「似合わないです〜……」

アベル「言うな、地味に傷つく」

シア「それでこの後、どうするんですか〜?」

アベル「そうだな……」

※アベルの向かう場所、行動などを指定してください
※シアに偽名やどういう立場でアベルに連れられているかの設定が必要と思う方は、それも併記願います

↓1〜3コンマ最大値採用。混ぜれそうなら混ぜます
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 14:46:21.66 ID:CN9xJGMv0
ギルドとかあるならシアに偽名で登録させて抱え込み冒険者ってことにするとか?
ないなら安価下
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 14:57:57.10 ID:huGlY9b/0
あえて偽名は使わずアベルが調教で堕として聖国から寝返らせて私兵にしたていで(カインに怪しまれないためにも)
普通に街並みを見せて帝国の人間の暮らしを見せた後に飲食店あたりに入る
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 17:35:29.38 ID:G6/NBuN6O
冷酷なイメージを崩して怪しまれないよう、シアのことは(表面上)尋問で恐怖を与えて従わせている私兵として扱い、帝国の街並みを見させる。
239 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 21:32:37.66 ID:rpcj0B/B0
こんばんはー
覚悟を決めたつもりでも、こうもゾロ目の襲撃にあってはやはり驚きます

すみません、ギルド的なものは存在していないため、↓以降を採用させていただきます
のでほぼ同じな237と238で続きを始めていきます
240 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 21:33:09.71 ID:rpcj0B/B0
――


アベル「まずは、シア。俺との関係だが……」

シア「はい〜?」

ドン!

シア「!?」ビクゥ

アベル「……このように、俺が恐怖を与えて屈服させた捕虜という扱いにしておく」

アベル「情報は持っていないが、兵力として使えそうだから生かしておいた……」

アベル「後々を考えた場合、これが一番怪しまれないだろう」

シア「は、はい……」

シア(い、今のアベルさんの鋭い目つき、本当に怖かった……)

シア(でも普段のアベルさんを知っていますから、大丈夫ですね〜)ポヤー

アベル「……おい、言っているそばからそんな表情をするな」

シア「ど、努力します〜」ポヤー

アベル(これは、俺が『帝国に仕える喜びを刷り込むために笑顔を強制させている』設定も必要かもな……)アタマオサエ

シア「でもでも〜、お詫びのお散歩なんですから、案内はしっかりお願いしますよ〜?」

アベル「……わかっている。しかし本当に、俺にできるのはただの散策が限度だぞ……?」


――
241 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 21:34:06.66 ID:rpcj0B/B0
――




【帝都・大通り】


シア「人がたくさんです〜」キョロキョロ

アベル「……帝国は、実力主義の弱肉強食だ」

アベル「貧民街はまともな物資も施設も揃わないが、逆にこの帝都には物資も施設もそのほとんどが集中する」

アベル「そしてこの帝都すら、少し離れたらもう奪い合いだ。……それほど、帝国の状況は劣悪だ。だからこそ、領地を奪う」

シア「……物資を一杯持っている人が、貧しい人に分け与えたりとかは?」

アベル「無理だ。仮にそれをやったとして、賄いきれない。そして根付いた思想から、少しでも取り分を増やそうと殺し合いだろう



シア「……」

アベル「まずは今の制度そのものを崩して、新たな制度を作らない限り、帝国は変わらないだろう……」

シア「アベルさんは、その道を……」

アベル「ああ。必ず成し遂げてやるさ。それよりもシア、あれを見てみろ」

シア「え?」


八百屋1「安いよー! 林檎安いよー!」

八百屋2「安いよー! そして美味いよー! こっちの林檎はなんたって改良品だからなぁ!」


シア「お、同じようなお店が向かい合って……競い、あっているんですか〜?」

アベル「ああ。折角だ、少し寄っていくか」



――
242 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 21:34:51.23 ID:rpcj0B/B0
八百屋1「へい、らっしゃ――ア、アベ、アベル様!?」

アベル「貴様達、何やら競い合っていたようだが……暇潰しに、私が判定を下してやる」

アベル「そちらの店と、こちらの店……値段は同じか。なら林檎を一つずつ貰おう」

八百屋1・2「「か、かしこまりましたぁ!?」」っ林檎

アベル「ふむ……」シャク、シャク

アベル「……お前も、食べてみろ」スッ

シア「は、はい……!?」シャク、シャク

シア「あ……こっちの方が、甘くて美味しい……?」

アベル「そうだな。私も同じ意見だ」

八百屋2「しゃあっ! どうよぉ!?」

八百屋1「く……!?」ガク…

アベル「値段は同じで味は上。こちらの店の言葉には偽りはなかったようだな……」

八百屋2「あ、ありがとうございます……!」

八百屋1「あ、ああ……ど、どうか命だけは……」ガタガタ

アベル「…………」フゥー…

アベル「……一度の敗北程度で死を覚悟するな。次の戦いではこの男に逆に地獄を見せる程の気概を見せろ」

八百屋1「!!」

アベル「貴様も、勝利に浮かれ慢心をするな。油断をすればすぐに足下を掬われる……」

八百屋2「!!」

アベル「この帝国で生き延びたければ――互いに励み続けろ。いつの日か……また来るぞ」スタスタ

八百屋1・2「「は、はい!」」



――
243 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 21:36:23.88 ID:rpcj0B/B0
アベル「やれやれ、まさか命乞いまでされるとは思わなかったが……」

アベル「シア、さっきのあれが以前も言ったと思うが、競い合うことの大切さだと思う」

シア「競い合う、平等じゃない……」

アベル「帝国は領地も狭ければ環境も厳しい。食糧の生産も厳しいものがある」

アベル「だからこそ各々があらゆる努力をする。より環境に適応したもの、より品質の良いもの……」

アベル「そしてそれを売る者も、質や値段などで他店に負けまいと商売に力を入れる」

アベル「競い合うことで、より上が見えてくることもあると俺は考える。……無益な屍を晒す競い合いもあるがな」

アベル「シアも、同じ値段ならより美味いものの方がいいだろう?」シャクシャク

シア「う〜ん……確かにそうです、ね!?」

アベル「ん、どうした?」シャクシャク、ゴクン

シア「あの、その、その林檎……私も齧っていたんですけど〜……」アセアセ

アベル「あ……すまない、まだ食べたりなかったのか」

シア「いえそういうわけではないんですけれども、というよりも芯はどこへ……?」

アベル「林檎は丸ごと食べるだろう? 客人に出すならともかく、少し硬い程度で捨てるなど勿体ない」

シア(色々と全く気にしていない……これもアベルさんというか、帝国の風習なんですかね〜?)

アベル「今から戻ってまた林檎を買ってもいいが……昼時だしな、どこか店に入るとしよう」

※帝都散策中

↓1コンマ二桁判定
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 21:37:13.37 ID:JF6qOBsz0
ゾロ目
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 21:37:13.80 ID:1AOxu64uo
ほいほい 戦争したい
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 21:37:35.02 ID:JF6qOBsz0
なんかごめん…
247 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 21:40:42.97 ID:rpcj0B/B0
何故、ピンポイントでぶち抜けるの……
少々お待ちください
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 21:42:13.58 ID:G6/NBuN6O
当たり障りの無い数値だと思ったのに今度は何が起きたんだ……
249 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 21:49:54.54 ID:rpcj0B/B0
21〜40:遭遇カイン


――


アベル「さて、どこにするか……っ!?」バッ!

シア「え?」


カイン「なっ――アベル!?」


アベル「兄様……!?」

シア(顔に包帯……兄様、つまりこの人が……)

シア(捕虜に容赦をしないという、カイン皇子……!)ゾクゥ!


カイン「ふん……結構痛めつけてやったつもりだったんだが」

カイン「それに聖国の部隊に敗けたとも聞いたんだけどねぇ……」

カイン(クソ、やはり使えない兵士どものでまかせか……!)

カイン(落ち着け……アベルの傷だけじゃなく、僕の傷だって完治している)

カイン(昨日だって、王国の雑魚どもを蹴散らしてやったじゃないか……)

カイン(大丈夫、大丈夫だ……)


※カインのメンタルはトラウマ級を負った後、回復はしていますがまだ中程度のダメージが残っています

※同時刻にメイドが頑張っているため、現時点ではまだカイン説得のイベントは起こせません


アベル「……っ」

シア「……」

カイン「ん……?」

カイン特殊判定
↓1コンマ二桁
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 21:50:34.84 ID:BmklpKIS0
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 21:50:42.20 ID:O+bkdLiM0
ンギモヂィィィィィッ!!
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 21:53:42.11 ID:JF6qOBsz0
高かったら悪い方だったら怖い……
253 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 22:02:42.66 ID:rpcj0B/B0
ゾロ目がでなくても通常内で暴れるコンマの恐ろしさ

特殊判定結果
カインの警戒心:84+10(精神ダメージ補正)
94(完全にシアの正体に気がつく)

――


カイン「……その臭い、憶えているぞ」

カイン「あの日、お前の城塞の中で嗅いだ――聖国の人間の臭いだ」

シア「!!」

アベル(やはり、気がつかれるか……!)

カイン「……妙だね? お前は王国の貴族と、貧民街にいた商人は僕に泣き縋るように送りつけてきた」

カイン「それでいてなんで……古い捕虜がまだ生きていて、お前の傍にいるんだい?」

アベル「……兄様の真似事をして、尋問したはいいが」

アベル「こいつは末端中の末端でろくな情報を持っていなかった」

アベル「だが兵士としては使えそうだったから……色々と、教え込んでいる最中だ」

カイン「へぇ……」

カイン「お前が、尋問、ねぇ……?」

カイン「まさか本当に成功させるとはね」

アベル「……」

カイン「なあ、アベル?」

カイン「――参考までに聞かせてくれよ? お前が、どういう尋問をしたら――そんな小奇麗な臭いのまま、屈服するっていうんだい?」

アベル「……!!」


※カインの警戒心が非常に強いです

※生半可な言葉ではより警戒心を強めるでしょう

カインへの弁明
↓1〜3コンマ最大値採用。混ぜれそうなら混ぜます
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:04:30.64 ID:Jlpnm3DeO
女の捕虜にすることなど一つだ。性的に屈服させ、俺のことしか考えられないようにした
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:06:28.99 ID:vbaUmUY3O
お兄様…失礼ですが童貞ですか…?この娘はまさに雌の匂いを撒き散らして私に屈服していると思うのですが…
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:07:58.30 ID:vbaUmUY3O
最大コンマゾロ目ちょっとワロタ
安価下
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:12:27.83 ID:Qn3QFplW0
ゾロ目で童貞煽りとか鬼畜すぎませんか…
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:13:13.17 ID:8VKFkYk0O
力ずくの尋問だけが方法ではない
それしかできないなら頭が足りていないのでは?
259 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 22:14:11.36 ID:rpcj0B/B0
ゾロ目最大値(00がありますがまずでないので)なのでこちらを採用いたします
ゾロ目フルパワーで全力でかつて自分が半殺しの目にあった兄を煽っていく弟、それがアベル
再び少々お待ちください
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:29:05.11 ID:G6/NBuN6O
アベルの夜レベルはほんとどこで仕込まれたんだろうな……
261 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 22:34:30.37 ID:rpcj0B/B0
99ゾロのため、アベルが全力でカインを煽ります


――


アベル「……兄様、もしかしてお疲れなのですか?」

カイン「な、なんだって?」

アベル「おわかりかと思いますが、この捕虜は女です。女の捕虜にすることなど決まっているでしょう」

カイン「な……お前、まさか……!?」ドキドキ

アベル「ええ。私の手で女の喜びをこの身体に刻み込んでやりましたよ。徹底的にね」

カイン「!?」

シア「///!?」

アベル「ククク……最初はこの女も嫌がっていたんですよ? 神に捧げた身体だなんだと……」

アベル「それでも所詮は女です。あえてイけないように焦らしてやれば、だらしない顔を晒して身を捩り……」

アベル「やがては下の口からもはしたなく粘液を滴らせはじめ……」

カイン「……」ドキドキ

シア「///」

アベル「一晩と経たず、私の雌奴隷になりたいと懇願してきましたよ」

カイン「め、雌奴隷!?」ドキドキ

シア「……///」プシュー…

アベル「ああ、言わなくてもわかっていますよ兄様。その程度で手を緩めてはだめだと仰るのですよね?」

アベル「ご安心下さい。もちろんすぐに雌奴隷として認めたわけではありません」
262 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 22:49:49.27 ID:rpcj0B/B0
アベル「懇願しても、まだ処女は奪ってやりません」

アベル「まずは後ろから貫いてやりました」

カイン「う、後ろ!?」ドキドキ

シア「!?!?///」

アベル「不浄の穴から敵国の皇子に貫かれる……聖国の者にはこれ以上ない屈辱でしょう」

アベル「泣き叫びながらも、それもすぐに快楽に染まっていきました」

アベル「淫らな娘だと言葉責めしてやることも忘れません。聖国に戻ったところで、穢れたお前に居場所などないともね……」

カイン「……」ゴクリ

アベル「幾度も幾度も、快楽を刻み込んで、心を圧し折って……それから」

アベル「拠り所の神と決別して帝国に、私に永遠の忠誠を誓うなら――望み通り雌奴隷にしてやると言ったのです」

カイン「そ、それで……?」

アベル「もちろん、喜んで神を捨てて、私に貫かれて娼婦のように乱れ狂いましたよ」

アベル「あれ以来、私無しでは生きていけなくなったのか……こうして待ちきれずについてくることもありますが」

アベル「ああ、それはそれで、野外調教ができますが」

カイン「!?!?」ドキドキ
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:51:42.48 ID:Jlpnm3DeO
これ間接的にシアの公開処刑だよなwww
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 22:53:48.35 ID:Fmrh1C3YO
これ妹が聞いたらどうなるんだ……特にフィーア
265 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 22:57:31.28 ID:rpcj0B/B0
アベル「まずは我慢をしつけてやらなくてはなりません。こうも雌の臭いを撒き散らしては……」

カイン「め、雌の臭い?」ゴクッ…

アベル「ええ。これ以上相応しい言葉はないと思いますよ? こんなに撒き散らして私にこんなに屈服して――」









アベル「おや、もしかして、まさかとは思うのですが、その反応。失礼ですが……」











アベル「兄様――――――――――――――童貞ですか?」













カイン「」
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 23:01:15.57 ID:1AOxu64uo
どどど童貞ちゃうわ
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 23:01:59.88 ID:Fmrh1C3YO
カイン:自分のことを尊敬していた弟に容赦なく風魔法を浴びせた
アベル:その尊敬するお兄ちゃんを全力で童貞と煽る
268 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 23:08:41.44 ID:rpcj0B/B0
アベル(……まさかと思って聞いてみたが、どうやら図星だったらしい)

アベル(なんだか、悪いことをした気分だ……)

アベル(だがこれで有耶無耶にして、シアを連れて逃げることは出来そうだ)

アベル「よし、シア――」ピト…



シア「ひ、ひやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!?///」ビックゥ!



アベル「!?」

カイン「!?」

シア「あ……///」


アベル「し、失礼しました兄様。今のように、私が軽く触れるだけでこの有様です///」

アベル(や、やめろシア! 本当に変な声を出すな!?)

カイン「べ、別に構わないよ。僕にとってはこの程度の声、聞き慣れたものだからね……」ドキドキ

カイン「全く、この僕が、ど、どど、童貞なわけけないだだろう?」ドキドキ

カイン「僕がこれまでどれだけの捕虜を相手にしてきたと思っているんだい?」ドキドキ

アベル「――そうですよね。申し訳ありません」

カイン(な、なんだ今の甘ったるい声は……あんな声、今までどんな尋問をしても聞いたことがないぞ……!?)ドキドキ

269 : ◆gEU9La026k [saga]:2018/11/18(日) 23:14:23.47 ID:rpcj0B/B0
アベル「……そういうわけでして、申し訳ありません兄様。私はこの雌奴隷の躾を急ぎますので、これで失礼致します」

カイン「そ、そうか。ま、まあ? お前にしてはなかなか頑張ったんじゃないかと褒めておこう。せいぜい頑張るといいさ」

アベル「ありがとうございます。ほら、行くぞ」グイッ

シア「あ……///」





カイン「……」

シア「……///」


カイン、シア特殊判定

↓1〜2コンマ二桁
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 23:15:05.27 ID:1AOxu64uo
んん
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 23:15:22.61 ID:YgJ6Q57DO
はい
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