京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【最終第三ステージ】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 18:56:42.50 ID:XIi1ZlWc0


〜ここまでの簡単なあらすじ〜 

1、トラックにはねられた拍子に、須賀京太郎は魔法と剣の異世界へと転生してしまった!

2、元の世界に戻るため冒険者になった京太郎。なんやかんやあったけど王宮公認の“神位の勇者”になった!

3、魔王にさらわれたサキ姫を救い出すため、宮永照、荒川憩、新子憧、園城寺怜、東横桃子の五人の仲間と共に冒険の旅に出た!

4、旅の途中、邪淫王竹井久などの凶悪なる魔物たちとのバトルを経て、パーティメンバーはその結束を強め、各自の能力も高めて大きく成長したのだった…!

5、そしていよいよ最終決戦の地、魔王城のある暗黒島へとやってきた! 京太郎たちは大魔王コカジンを倒しサキ姫を救い出せるだろうか?


遂に魔王城のある暗黒島オプスキュリアに上陸した勇者パーティ一行…!

だが、そのとき魔王城最上階の魔王の間では…

ジャージ姿の大魔王コカジンが、その永き眠りから目覚めようとしていた!


健夜「・・・・zzzz・・」グーグー 

健夜「ん… こーこちゃん… だからシチューにカレー混ぜないでよぉ…」ムニャムニャ


 バタンッ!


晴絵「コカジン様! いつまで寝てるんですか? 早く起きて下さい!」

健夜「ん〜…? 赤土さん…?」ムム…

健夜「今日はオフなんだからゆっくり寝かせてよ…」フワア…

晴絵「昨日話したじゃないですか、勇者の一行がこの魔王城に向かってきていると…」

健夜「勇者・・・?」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:00:13.36 ID:9MzHi5AI0
VIPの方に立てたいんやけど、どうしてもRに立っちゃうので、もうこっちでやってみます
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:02:01.22 ID:9MzHi5AI0

・前々スレ→京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ」【第一ステージ】
     http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1533529379/

・前スレ→京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ」【第二ステージ】
     http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1535191929/

・今回も安価コンマ形式。だけど第二ステージとはまた形式が異なり、バトルはわりとテキトーかも。


≪サキ姫奪還・魔王コカジン討伐パーティ 各自ステータス≫

「須賀京太郎(勇者)」 
戦闘レベル64 HP1526 MP20
能力 スマイル、「ギア○めいた厨二病的台詞(呪文代わり)で全体バフできる」
装備 甲冑、手甲、覇者の聖剣(神器)、ちゃちゃのん水着写真集

「テルテール・ミヤナーガ(第一王女)」
戦闘レベル69 HP1221 MP2100
能力 照魔鏡、黄金のコークスクリュー、ギギギーってやつ、方向オンチ、「お菓子を召喚して武器にできる」
装備 サキアルバム、サキパンツ、お菓子

「新子憧(賢者・法術師)」
戦闘レベル54 HP1176 MP2300
能力 火・水・雷・風・光の五属性のあらゆる精霊術、各種召喚術、「集中するとスーパーコンピューター並の演算が出来る」
装備 巫女服、各種呪符、箒神、マルチ召喚デキャンター(神器)

「園城寺怜(時空属性専門魔道士・太ももソムリエ)」
戦闘レベル47 HP1011 MP2800
能力 未来予知、枕神トキちゃん召喚、時空操作によるあらゆる次元干渉(時の流れを操る、時空間移動、アカシックレコード読み取りetc.)、「相手を、自分を献身的に看病させたくなるようにマインドコントロールできる」
装備 魔杖、チャクラム(円月輪)、リーチ棒、時空風呂敷、時空腰帯、強制ひざまくら券etc.

「荒川憩(聖級医術師)」
戦闘レベル42 HP1521 MP1900
能力 各種治療、回復魔法(ヒール)、直観映像記憶素質、バイタル読み取り、解毒、結界発動、神撃、「ウイルスなどの微生物を召喚、操作できる」
装備 ナース服、メスなどの各種医療器具、薬袋、マジックマッシュルーム

「東横桃子(斥候・諜報員)」
戦闘レベル44 HP1401 MP1600
能力 ハイパーステルス、超感覚(グレートファイブセンシズ)、 「一分間だけ無味無臭の気体になれる」
装備 ダガーナイフ、各種スパイアイテム(透視眼鏡、スパイダークロー、魔道石板etc.)、超電導フリスビー
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:03:36.39 ID:9MzHi5AI0

布団から身を起こした魔王コカジン…

よれよれのジャージ姿だが、その寝ぐせのついた頭の両側には魔族特有の立派な角が生えている。


健夜「また勇者…? 最近勇者多くない?」

晴絵「勇者は魔王を攻めるくらいしかすることがないですからね」

晴絵「しかも最近の人間界では勇者認定の規定が緩くなって、勇者が巷に溢れてるそうです」

健夜「そうなんだ… 勇者って今全部で何人くらいいるの?」

晴絵「自称も含めれば多分一万人は超えるかと…」

健夜「そんなに? 勇者だけで街が一つできちゃうじゃん…」


コカジンの側近らしき赤毛の女は魔王の秘書である。

元々は“アチガ村のレジェンド戦士”と呼ばれた人間だったが、魔王に倒されて魔族として転生… 以後、優秀な魔王軍参謀としてコカジンに仕えていた。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:04:33.14 ID:9MzHi5AI0

健夜「そんな掃いて捨てるほどいる勇者が来たからって、わざわざ毎回私が出てく必要ないでしょ。 四天王の誰かに追っ払ってもらってよ」

晴絵「四天王の皆さんは昨夜の飲み会で飲み過ぎたみたいで… 二日酔いでまだ寝てますね」

健夜「えー…? 戒能さんも?」

晴絵「戒能さんは、この時間は日課の朝のトレーニングに… 煉獄の谷へワイバーン狩りに出かけてます」

健夜「はー… 相変わらずストイックだね戒能さんは」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:06:29.80 ID:9MzHi5AI0

健夜「じゃあとりあえずどんなパーティなのか見せてよ。 映像出る?」

晴絵「はい、それでは… 出でよ魔道幻影!」ポワアアアァ…!


晴絵が手元のタブレットのような機械…「魔道石板」を操作すると、空中にTVモニターのようなスクリーンが現れた。

そこには、ちょうど島に上陸したパーティ一行が映されていた…


“照『遂に着いたね…』”

“桃子『ここが暗黒島・オプスキュリアっすか…』”

“怜『流石は魔族の総本山やな。 空気中の魔素濃度がハンパないで…』”

“憩『みんな、ここからはもうどこから敵が現れるか分からんからね… 気ぃ引き締めていくんやでっ!』”

“京太郎『……』ブルブル”

“憧『京太郎何震えてんのよ。 ビビッてんの?』”

“京太郎『ちげーよ! これは武者震いだっ!』”


晴絵「ご覧の通り、今回は6人のパーティ… あの背の高い金髪の男が勇者です」

健夜「ふーん… けっこうカワイイ男の子だね♪」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:07:43.35 ID:9MzHi5AI0

晴絵「いや、見た目に騙されてはいけませんよ魔王様… 彼は、6つある勇者の階級でも最高位の“神位”の勇者…!」

晴絵「大陸のダンジョンでは、この魔王城の戦闘執事・萩原さんを倒しています」

健夜「え?ハギヨシさん倒しちゃったの? それは困るなぁ…」

晴絵「彼はサイボーグなので、回収して修理すれば大丈夫ですよ」


“京太郎『へっくしょいっ!』=3”

“怜『ん、なんや京太郎、風邪か? うちに伝染さんといてな』”

“憩『潮風に当たったからかなーぁ…? 熱は無いみたいやけど』スッ”

“京太郎『あ、だ、大丈夫ですよ/// きっと、誰かが俺の噂してるんですって』”

“憧『ふふっ、もしかしたらその噂してるのって、魔王かもねw』”


健夜「……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:08:56.40 ID:9MzHi5AI0

“京太郎『ところで・・・』”

“京太郎『今さら聞くのもおかしい話だけどさ、魔王って、どんなヤツなんだよ?』”

“憧『ほんとに今さらね…』”

“桃子『魔王は、全ての魔族たちを束ねる魔物たちのトップ…! その強さはもはや神以上とすら言われてるっす』”

“照『これまで、数知れない冒険者が魔王を倒しに行ったけど、ことごとく返り討ちにあってる…』”

“怜『いや、そうは言うても、それは全盛期の魔王の話や。 今の魔王はアラフォーのロートルっちゅう噂やで』”

“憩『確かに…アラフォーになってから更年期障害に苦しむようになったっちゅう噂はうちも聞いたなーぁ…』”

“京太郎『ふうん、アラフォーですか…』”



健夜「アラサーだよっ!!」=3
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:10:53.30 ID:9MzHi5AI0
ーーーーー

 “ ア ラ サ ー ダ ヨ オ オ ォ ッ !!!”ブワアァッ!!


京太郎「どひっ!?」
照「ふぇっ!?」
憧「はぁ!?」
怜「もはっ!?」
桃子「っすぅ!?」
憩「ぷげらっ!?」


 ビュ――ン・・・ボチャアァンッ!!


大魔王の「アラサーだよっ!!」は城の壁を通り越し、猛烈な衝撃波となって周囲に拡散…

京太郎たち6人は木の葉のように吹っ飛ばされ、海に落とされてしまっていた。


京太郎「い、一体、何が… もががががっ」ブクブク

憩「み、みんな! とりあえず岸まで泳ぐんや!」=3

ーーーーー
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:13:05.01 ID:9MzHi5AI0

健夜「まったくもぉ、失礼しちゃうなぁ…!」=3

晴絵「さあ、どうします、魔王様?」

健夜「え?」

晴絵「魔王城に潜入されたら色々と厄介ですから、今のうちに追い払った方がいいですよ」

健夜「そーだね、お城のどこか壊されたりして、また修繕費かかったりするのヤだもんね」

晴絵「魔王様自ら行けば一瞬でケリがつくと思いますが…」

健夜「私はやだよ… 着替えるのめんどくさいもん。 誰か出ていける人いないの?」

晴絵「そうですね、今手が空いてるのは・・・こちらですね↓」


1、コーチ

2、カツ丼

3、じいや(大沼プロ)

4、その他(名前指定)


晴絵「誰に行かせますか、魔王様?」

健夜「うーん…じゃーあー……」


☆すこやん、誰を選ぶ?(最も早く2票入った人がパーティ討伐に出陣。4の場合は、提案レスに賛同レスが一つついた場合に決定。連投不可)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 19:39:15.57 ID:DDyO6cVDO
カツ丼
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 19:43:55.65 ID:yIEk4i060
コーチ
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:45:27.64 ID:+d5+x0mr0
出掛けちゃうので今日はこれだけなの
安価よろしくっす
多分また明日の19:00頃から進めていきます
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 19:48:56.89 ID:av8gdNikO
カツ丼さん
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:01:31.85 ID:EWnARfII0
※魔王軍先鋒・カツ丼出陣! 京太郎パーティを殲滅せよ!


大魔王コカジンの命を受けた晴絵は、靖子の元へ向かった…


晴絵「………」コツ、コツ、コツ、コツ…


 ガチャッ


晴絵「失礼します。藤田さん、仕事ですよ」

靖子「・・・ん、赤土さん? おいおい、私今、見ての通り朝飯食ってんだけど…?」モグモグ

晴絵「魔王様直々の指令です。 勇者たちが島に上陸したので、追い払って欲しいんですが…」

靖子「勇者だぁ…?」チッ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:03:06.93 ID:EWnARfII0

靖子「めんどくせーな…」ムグムグ

晴絵「藤田さんは朝からカツ丼なんですね…」

靖子「まーね、私は朝昼晩と一日三回はカツ丼を食べる。 間食でカレー大盛りとかも食べるけどな」ガツガツ

晴絵「大根おろしのトッピングですか。 美味しそうですね…」ゴクッ

靖子「うん、最近のマイブーム。 朝はいつもこれ、カツ丼特盛の飯増しおろしトッピング」モグモグ

晴絵「特盛の飯増し…? って、こんな話してる場合じゃないんです。 食事中申し訳ありませんが出陣して下さい」

靖子「ちっ… 私のカツ丼、つまみ食いすんなよ?」ザッ

晴絵「食べませんよ!」

靖子「ふ…w ま、勇者ごとき、そのカツ丼のメシが冷える前に片付けてくるさ…w」ニタアァ…


魔王軍特務曹長藤田靖子…! 戦闘力は四天王に及ばないが、特異な能力による殲滅戦を得意としていた。
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:04:30.28 ID:EWnARfII0
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


京太郎「ふぇっくしょいっ!!」=3

怜「う〜…さぶっ! 風邪ひいてまうでほんまに…」グッショリ…

桃子「ひどい目にあったっすね…」ブルブル

照「なんだったんだ…? さっきの衝撃波は…?」

憩「魔王城の方から来たみたいやったけど…」

憧「私たちが上陸したことを察知されて、何かの防衛システムが作動したのかもね」


大魔王の「アラサーだよっ!」で吹っ飛ばされ、海に落とされたパーティ一同はなんとか再上陸… たき火を囲んで体を温めていた。


怜「なあ新子、あんたの魔法で服とか乾かせへんのか?」

憧「ん? そりゃ、出来ないことはないけど…」

憧「戦闘前にあんまりMP消費したくないんだよね…」


?「そんな心配はいらん。 お前たちの旅もここで終わりだからな」


憧「!?」バッ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:05:56.71 ID:EWnARfII0

突然の声に振り返ると… 5mほど離れた場所に、のん気に切り株に腰掛けてキセルをふかしている女がいた…


憧(な…? コイツ、いつの間に?)

桃子(私の索敵レーダーに引っかからなかった…? この人、一体…?)


靖子「お前たち… 私の至福のカツ丼タイムを妨げた罪は重いぞ…」ユラア…


ゆっくりと立ち上がった靖子の体から、黒々としたオーラが湧き立ち、その目が赤く光り輝く…


憩「遂にお出ましかいな… 魔王直属の魔物やな?」

靖子「ふん…」プカァー…

 
靖子の口からゆらゆらと紫煙が浮く。


靖子「ちょっとだけ遊んでやるよ。 かかってきな!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:07:22.27 ID:EWnARfII0

じり…!


靖子を囲むように半円の陣形を取るパーティ一同…

1VS6… 圧倒的有利にも関わらず、靖子の何か底知れない迫力に、誰も動くことが出来ない。


怜「おい… 京太郎」チョンチョン

京太郎「え、はい?」

怜「お前、早く敵と戦いたくてうずうずしとったんやろ。 とりあえず突っ込んでみいや」

京太郎「……」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:08:16.48 ID:EWnARfII0

靖子「………」ゴゴゴォ…

京太郎(なんだ…? 隙だらけに見えるのに…全く隙がないような気もする…)

京太郎(くそ、向かい合ってるだけでなんか嫌な汗出てくんな… これが魔王直属の魔族か…)

京太郎(でも、俺だってあのハギヨシさんといい勝負出来るまで成長したんだ。 力が通じないはずはねえ…!)グッ


腰を落とし、刀身を自分の身体で隠すように引いて構える京太郎……


靖子「…? なんだ? 誰も来ないなら私から…」スッ

京太郎「! だっ!!」バッ!
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:09:37.19 ID:EWnARfII0

靖子が一歩前に踏み出そうとした瞬間…

京太郎が地を這うように前進し、斜め下から擦り上げるように剣を振った。


靖子「おっと」スイッ


スウェーで間一髪かわす靖子。 だが…


京太郎「しゃあああっ!」ブンッ

靖子「!」


即座に、返す刀で今度は上から袈裟切りの斬撃を撃ち込む!


 ガキイイイィンッ!!


京太郎「へ・・・は?」

靖子「軽いな… 本当にこれが“神位の勇者”の斬撃か?w」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:11:28.87 ID:EWnARfII0

京太郎(ば、バカな…? 俺の覇者の聖剣の一撃を、片手で…キセルで受け止めた??)

靖子「・・・飛べ」ブンッ

京太郎「うおっ!?」


靖子が軽くキセルを振っただけで、後ろに大きく吹っ飛ばされる京太郎…


憧「!? ぐ、“グラビティ・ブレス(重力魔法)”!!」パアァッ!

京太郎「…うっ!」ピタッ!


憧が両手を掲げると、大木に激突する寸前のところで京太郎の体は止まっていた。


京太郎「…わ、わりぃ憧…」

憧「考え無しに飛び込んでんじゃないわよ… この魔法疲れるんだからね!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:14:06.10 ID:EWnARfII0

照「みんな、気をつけて… コイツの戦闘レベル、120もあるよ…!」ショーマキョー

憩「ひゃ、120…? ウチらの倍以上やんか…!」


靖子「…お前らの貧相な脳味噌でも分かると思うけどさ、たとえ6人がかりでも私には勝てな…ん!?」ガキィンッ!

桃子「っす!?」


死角からのダガーナイフの一撃…!

だが、それも靖子はキセルで受け止めていた。


桃子(ど、どういうことっすか…? こいつ、ステルスモードの私が見えてるっすか?)バッ

靖子「ふふっw、可愛い顔してるねあんた。 人間にしておくには勿体ないわねぇ…」ニイィ…

桃子「…!」ゾクッ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:15:56.90 ID:EWnARfII0

憧「み、みんな、一人ずつ攻撃してもダメ! 連携してくよっ! “ファイヤーアロー”!!」ブワァッ!


憧、ダンジョン戦でのどっちを吹っ飛ばしたあの炎の塊を靖子に撃ち込む…!

だが…


靖子「なんだこんなもん… ふざけてんのか?」スイッ

憧「へ!?」


まるでハエでも払うように片手を振っただけで、その業火の炎は消滅してしまっていた…


憧(う、ウソでしょ…? くそっ、これが魔王直属の力…?)ギリッ

靖子「ふん… しょせん人間が使える魔法なんか、私たち魔族にとってはお遊び程度でしかないんだよ…w」クク…

靖子「愚かな人間どもに見せてやろう… 真の魔法というものを!」バッ

靖子「出でよ森羅万象を司る精よ・・・! “オーバー・エレメント”ォ!!」ブワアァッ!
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/21(水) 19:18:22.52 ID:EWnARfII0

 ピカァッ! バリバリバリバリバリバリバリ・・・!!


?「ギョッヴェエ゙エ゙エ゙エ゙エエェェェッッ!?!?」=3=3


響き渡る悲鳴…! そして…!


 ぼんっ!=3


?「ああぁっ!?」
?「げえっ!?」
?「ん、んなっ、アホな…!?」


カツ丼「……」ホカホカホカ…


嗚呼、なんたることか…

靖子がキセルを上空に掲げると、巨大な落雷が発生…!

その電撃に撃ち抜かれた○○が、なんと、美味しそうなカツ丼に変身してしまったのだ!


靖子「フフ…w これが私の力… “万物をカツ丼へと変える能力”だ!w」


※誰がカツ丼になった?(HP−120)

>>26コンマ以下数 
01〜16→憩   
17〜32→桃子 
33〜48→怜   
49〜64→憧  
65〜80→京太郎
81〜96→照   
97〜00→6人全員仲良くカツ丼(全滅)
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/21(水) 21:39:12.53 ID:SBogaywc0
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:01:08.25 ID:YbHBjyjd0
53→憧、カツ丼へ


 ピカァッ! バリバリバリバリバリバリバリ・・・!!


憧「ギョッヴェエ゙エ゙エ゙エ゙エエェェェッッ!?!?」=3=3【-120】[HP1176→1056]


 ぼんっ!=3


照「ああぁっ!?」
桃子「げえっ!?」
憩「ん、んなっ、アホな…!?」


カツ丼(憧)「……」ホカホカ


憐れ…! 靖子の魔法でカツ丼へと変身させられてしまった憧…!


京太郎「そ、そんな…? 憧がカツ丼に??」

怜「錬金魔法やな… 万物をカツ丼に変えられるっちゅーのはまた便利な能力やな」

京太郎「はい…?」


靖子「クク…w その通り、私の十八番は錬金魔法…! どんな物質も、分子レベルまで分解してカツ丼として再構成させることが出来るんだ」ドヤ
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:02:28.55 ID:YbHBjyjd0

憧丼「……」ホカホカ

憩「ああ、憧ちゃん、なんて姿に…! これじゃあヒールもかけてあげられへん…」ガク…


カツ丼となってしまった憧を前に、がっくりと膝をつく憩…


照「美味しそうだね… 食べてもいいのかな?」ゴクリ

憩「な、仲間を食べたらあかんでテルさん!」

照「え、でも、冷める前に食べてあげたほうが…」

靖子「心配するな、お前らも全員仲良くカツ丼にしてやるさ」スッ…

照「!」


再びキセルを上空に掲げる靖子。


桃子「さ、させないっすぅ! 喰らえっ! “超電導フリスビー”イィッ!!」バッ!

靖子「む?」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:03:51.44 ID:YbHBjyjd0

 ギュオオオオオオオォォォ―――ン・・・!!


モモが商人ちゃちゃのんから買い上げた飛び道具、オリハルコン製超電導フリスビーを靖子に放つ!


靖子「おっと、あぶね」スイッ

桃子(! さすがにうまくよけるっすね… でも、そのフリスビーはUターンしてくるんっすよ…!)

桃子(がら空きの背中にブチ込んでやるっす!!w)


 ギュギュギュギュウウウウゥゥ――ン…!!


靖子「ん!?」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:05:56.06 ID:YbHBjyjd0

空中でターンし、猛烈な電撃を伴いながら靖子の背中に襲い掛かる超電導フリスビー…!

だが!


 ピカァッ! バリバリバリバリバリィ…!
 

桃子「ほぇっ!?」


一閃!

フリスビーは靖子に激突する寸前、一瞬、目も眩まんばかりに光り輝き… 次の瞬間には空飛ぶカツ丼となってモモの手元に戻ってきていた。


桃子「そ、そんな…? せっかく高いお金出して買った貴重な飛び道具なのに… なんでカツ丼に…?」オヨヨ…
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:07:26.67 ID:YbHBjyjd0

京太郎「こ、この…! お前ぇ!憧を元に戻しやがれっ!」ジリ…


首筋に嫌な汗が噴き出てくるのを感じながらも、勇気を振り絞って聖剣を靖子に突きつける京太郎…!


靖子「うるさいなお前はさっきから… 私は男には興味はないんだ、ちょっと寝てろ」プカアァーッ…

京太郎「!?」


ふかしていたキセルの紫煙を吹き掛けた靖子。 その煙は、アッという間にまるで雲のように巨大化し、京太郎の体を包み込んでしまった…


京太郎(な、なんだよこれ…? なんも見え… お、おおぉ…??)グラグラ…


ーーーーーー
ーーーー
ーー
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:09:06.16 ID:YbHBjyjd0

京太郎「・・・は!」パチッ


いつの間にか意識を失っていた京太郎が目覚めた場所は… 実に奇妙な場所だった。


京太郎「あん…? なんだ一体… どこだここ?」キョロキョロ


天井が異様に高く… 足元には何か白い粉が敷き詰めてあり、周囲は銀色の、腰くらいまでの高さの塀が囲んでいる。

そしてその塀の向こうは…


京太郎「!?? な、なんだこれ?! どーなってんだよ!??」


京太郎の目に飛び込んできたのは… 

ドームのような大きさの“ボウル”… それにビルのように巨大な“牛乳パック”、柱時計のような“量り”、そしてテニスコートほどもある“ガス台”…


京太郎「・・・き、キッチン? これ・・・俺が小さくなってんのか? ってことは、この白い粉は・・・」スッ

京太郎「やっぱり…小麦粉? …うぉっ!!??」


上を見上げた京太郎はさらに戦慄した。 天から、空を覆い尽くさんばかりに巨大な“手”が降ってきたのだ…!
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:11:26.56 ID:YbHBjyjd0

京太郎「わちゃっ!! おわちゃちゃちゃちゃっ!?? や、やめろっ!!」=3


その巨人の手で全身小麦粉まみれにさせられた京太郎は、ふいっと持ち上げられ… 今度は隣のボウルの中に投げ込まれた。


 ボチャンッ!


京太郎「うぇは…?! う、き、きもちわりぃ…!」

京太郎「な、なんだこれは…溶き卵??」ヌルヌル…

京太郎「おいおいおい! まさか……」

京太郎「俺をトンカツにしようってのか!??」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:13:46.88 ID:YbHBjyjd0

全身卵まみれにされた京太郎は、次は案の定… パン粉の敷かれたバットの上に投げ込まれた。


京太郎「や、やめろっ! ふざけんなっ!俺は豚じゃねーぞ?!」=3


抵抗空しく…全身にパン粉をまぶされてしまった京太郎は、電柱のようなサイバシで挟み込まれ、空中に持ち上げられた。

そして、次移動した場所は……


京太郎「う…! や、やめっ! やめろおおおおおぉぉっ!!!」=3


 ジュワアアアアアアアァァ……!!


京太郎の眼下には・・・

そう、200℃に熱せられて準備万端の油の池!!


京太郎「あがああああああぁぁっ!?? はなせぇっ! やめろおおおおぉぉっ!!!」=3=3


ーーーーーー
ーーーー
ーー
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:15:49.95 ID:YbHBjyjd0

京太郎「あぎゃああああああああああああぁぁぁっっ!!!」=3=3

憩「ちょっ! 京太郎クン! しっかりせぇ!!」パチーンッ!

京太郎「ひ…! あひっ! うぁ、は・・・??」


憩のビンタで跳ね起きた京太郎は… 全身にまとわりついていたパン粉や卵は消え、元の場所に戻ってきていた…


京太郎「あ… お、俺…??」ハアハア…

憩「落ち着くんや。 闇魔法の精神攻撃を喰らったんや… 向精神薬のマジックマッシュルームを使ったで、もう大丈夫やで」スッ


商人ちゃちゃのんから購入していた、乾燥キノコの小瓶を掲げる憩…


京太郎「は・・・ あ、ああ…」フウフウ…

京太郎「す、すいません… お、俺、もう少しで人間カツになるとこでした…」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:17:23.59 ID:YbHBjyjd0

だが、カツ丼の恐怖はまだまだ終わらなかった!


靖子「さあ、もう一回いっとこうか…? お前たち、覚悟はいいな?」バッ…!


容赦なくキセルを上に掲げる靖子!


京太郎「くぅ…?」

怜「まだヤル気かいな… カツ丼祭りやな」

照「カツ丼よりドーナツがいいんだけど」

桃子「そ、そんなこと言ってる場合じゃないっす!」

憩(あかんわ… 上から来るから、誰が攻撃されるんか分からんし… 避けようがないでこれ…?)


靖子「これで終わりだっ! “オーバー・エレメント”ォ!!」ブワアァッ!
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/22(木) 19:19:20.23 ID:YbHBjyjd0

またもや恐るべきカツ丼光線がパーティを襲うっ!


 ピカァッ! バリバリバリバリバリバリバリ・・・!!
 

???「「「ギ二ヤアアアアアアァァァッッ!?!?」」」=3


 ボンッ=3


?「あ、ああぁ…?!」

?「こ、今度は、○と○が・・・!」

?「か、カツ丼に・・・!!」


カツ丼'S「………」ホカホカ


靖子「クククク…!w なかなか美味そうなカツ丼たちだな!w」


※コンマバトル!誰がカツ丼になった?(「80以下」のコンマの場合は誰かがカツ丼に変身。「81以上」のコンマが出ればその時点で靖子に逆転勝利!もしも5回連続で80以下が出てしまった場合は、全員カツ丼に変身。00は100扱い)

80以下のコンマの場合は、下一桁が

1、6の場合→京太郎
2、7の場合→照
3、8の場合→怜
4、9の場合→憩
5、0の場合→桃子 が、カツ丼に(かぶった場合は次の数、つまり一つ足した数の者がカツ丼になる)
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 19:25:44.18 ID:3FEazckS0
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/22(木) 22:39:50.08 ID:I7yq/VFS0
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 08:18:06.24 ID:sRgOZtgJ0
のよー
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 18:59:15.58 ID:HWcKj3e90
18、08、24 → 怜、憩、桃子、カツ丼に変身 【-120】[怜HP1011→891][憩HP1521→1401][桃子HP1401→1281]


靖子「これで終わりだっ! “オーバー・エレメント”ォ!!」ブワアァッ!


再度降りかかる靖子のカツ丼光線っ!


 ピカァッ! バリバリバリバリバリバリバリ・・・!!
 

憩・桃子「「ギ二ヤアアアアアアァァァッッ!?!?」」=3


 ボンッ=3


照「あ、ああぁ…?!」

京太郎「こ、今度は、憩さんとモモが・・・!」

怜「か、カツ丼に・・・!?」


憩丼&モモ丼「「………」」ホカホカ


靖子「クククク…!w なかなか美味そうなカツ丼たちだな!w」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 19:01:16.11 ID:HWcKj3e90

怜「新子に荒川、東横までヤラれて、残りは3人… 厳しい闘いになったな…」ホカホカ

京太郎「そうですね… って、怜さん! あなたもカツ丼になってますよ?」

怜(カツ丼)「な、なんやと…? いつの間に…?」フワアアン…

照「いい匂いだよ園城寺さん…」クンクン

怜(カツ丼)「嗅ぐんじゃないわっ!」=3

京太郎「なんでカツ丼になっても喋れるんですか…」

怜(カツ丼)「ちっ…! カツ丼になってもうたら、もう膝枕もでけへんやんかい…!」

怜(カツ丼)「京太郎! はよあのキセル女をぶっちめるんや! 術師を倒せばこの魔法も解けるはずや」

京太郎「は、はい…!」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 19:02:49.15 ID:HWcKj3e90

だが…


京太郎「ど、ドライブスラッシュウゥッ!!」スカッ!

照「ターボ・コークスクリュ――ッ!!」スカァッ!

靖子「遅過ぎる…! 欠伸が出るぞお前ら?」ヒュンヒュンッ


京太郎と照が二人がかりで攻撃しても、靖子にはかすりもしない…!


京太郎(っく…! 畜生!マジつええこいつ…! スピードもパワーも次元が違い過ぎる!)

京太郎(くっそ… 魔王城に入ることもできずに… こ、こんなとこで全滅しちまうのかよ俺たち…?)ハアハア
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 19:03:54.21 ID:HWcKj3e90

怜(カツ丼)「何しとるんや京太郎! あとはテルとお前しかおらんのや。 しゃんとせんかい!」

京太郎「う、うるさいっすね…! カツ丼は黙ってて下さいよ!」ハアハア

京太郎「てゆうか、園城寺さん時空属性の魔道士でしたよね… アイツの行動の先読みとか出来ないんですか?」

怜(カツ丼)「この姿じゃ、魔力が弱まってまって、未来視はちょい出来へんけど・・・」

怜(カツ丼)「勝率なら分かるで」

京太郎「しょ、勝率?」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 19:05:06.55 ID:HWcKj3e90

怜(カツ丼)「せや。 この勝負、残念ながらあのキセル女が勝つ確率の方が高い…」

怜(カツ丼)「こんままやと、ヤツが勝つ確率が64%… つまり京太郎たちが勝てる確率はズバリ36%や」

京太郎「36%…? 断然不利じゃねーか! つーか、勝率なんか知ったってなんの役にも立たねーだろが!」=3

怜(カツ丼)「じゃかあしいわっ! ええか京太郎、お前に一つええことを教えたるわ…」

怜(カツ丼)「勝てる闘いだけに臨む戦士っちゅーのはただのチキンや。 真の勇者は、どんな絶望的な状況でも、如何に不利な闘いであっても、全力で臨めるもんなんやで」

京太郎「……」

怜(カツ丼)「ええか… この厳しい状況はな、京太郎… お前という男に課された試練なんや」

怜(カツ丼)「こんくらいの試練を乗り越えられんで、何が勇者や…! お前がほんまもんの勇者なら、奇跡の一つくらい自力で起こしてみせぇやっ!」クワッ

京太郎「…!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/23(金) 19:07:09.27 ID:HWcKj3e90

カツ丼にカツを入れられた京太郎の目の色が変わった…!


京太郎(確かに…怜さんの言う通りだ。 相手がつえーからって、弱気になってたってしょーがねぇ…!)ギラ…!

京太郎(ここが男・須賀京太郎を見せるとこじゃねーか! どんな不利な状況でも・・・)

京太郎(俺がくつがえすっ!!)ザッ!


京太郎「うおおおおおおおぉぉっ!!」ババッ!

靖子「!!」


※コンマバトル!(※延長戦。「80以下」のコンマの場合は京太郎か照がカツ丼に変身。「81以上」のコンマが一回出ればその時点で靖子に逆転勝利! あと2回連続で80以下が出てしまった場合は、全員カツ丼に)

コンマ以下
01〜40→京太郎カツ丼に
41〜80→照カツ丼に
81以上→靖子に勝利
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/23(金) 19:25:17.31 ID:/zPKbvp60
高く
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/24(土) 00:17:42.48 ID:YgeCS5+Fo
はい
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:02:29.04 ID:xzLzJfY80
31、48 → 京太郎、照、カツ丼に変身(パーティ全滅) 【-120】[京太郎HP1526→1406][照HP1221→1101]


京太郎(どんな不利な状況でも・・・俺がくつがえすっ!!)ザッ!


京太郎「うおおおおおおおぉぉっ!!」ババッ!

靖子「!!」


怜にカツを入れられた京太郎、決死の突撃…!


京太郎(普通に攻撃しても、あの超スピードでよけられる… ならば…!)

京太郎(これならどうだっ!)バッ、ピョーンッ!!

靖子「んっ!?」


靖子の間合に入る直前で、京太郎は大きくジャンプした…

そして!


京太郎「そらっ!」キラッ!

靖子「うぉっ!?」


怜(カツ丼)(な? アレは… 京太郎の奴、空中で剣の刀身を使って太陽の光を反射して…ヤツの目を攻撃?!)


思わぬ奇襲に、さすがの靖子も思わず手をかざして目をつぶった。


京太郎「今だっ! おらぁっ!!」ブンッ!


怜(カツ丼)(よっしゃ!もろたでっ!w いけ京太郎!!)
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:06:05.65 ID:xzLzJfY80

だが・・・


 スカァッ!!


京太郎「えっ!?」ヨロヨロッ!


盛大に空振った京太郎は、二、三歩とたたらを踏んだ。


京太郎「な…? あ、アイツ、どこに…?」キョロキョロ

靖子「バカかお前は…?」スッ…!

京太郎「は!?」ゾクッ

京太郎(う、後ろにいる…? い、いつの間に…?)ガタガタ

靖子「お前ごときの攻撃なんかなぁ…」ズモモォ…

靖子「目をつぶってても“気”で全部見えるんだよ!w」カッ!
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:08:33.75 ID:xzLzJfY80

靖子「愚かなる人間に裁きを! “オーバー・エレメント”ォ!!」ブワアァッ!

 ピカァッ! バリバリバリイィ…!!

京太郎「ぐわああああああああぁぁぁっ!!?」ボンッ=3


遂に京太郎までカツ丼に… 残るは第一王女テルのみ!


照「このぉ…! ふ、フフ…!w まあいい…!w」ニタアァ…

照「こうなったら、温存していた私の秘技“ギギギーってやつ”を使って、お前を地獄に…w」ズオオォ…!

靖子「うるさい黙れ」ピカァッ

照「あ」ボンッ=3

照丼「……」ホカホカ

靖子「ふぅ… 片付いたか」


残念ながら奇跡は起きず…! 京太郎パーティ、早くも全滅!!w
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:13:10.34 ID:xzLzJfY80

怜(カツ丼)(ちっ…! なんや京太郎もテルも、使えんやっちゃな…)ギリ…

怜(カツ丼)(くっそ! しかしこの姿じゃうちも手も足も出えへんで… ひたすら身に醤油ダレが染みていくのを待つばかりや)

怜(カツ丼)(それにしても、アイツうちらのこと全員カツ丼にしといて、どないするつもりなんや…? まさか……)


靖子「さて・・・」ユラッ

靖子「一仕事終わったことだし、食事休憩にするか」ストンッ


再び切り株に腰掛けた靖子は、近くのカツ丼の一つを手に取り、そのフタを開けた。


靖子「フフ…w 美味そうだ。では、いただくとするかな…w」ムッシャムッシャ


怜(カツ丼)(!? ま、マジで喰うんかいな!??)ゾクッ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:16:30.78 ID:xzLzJfY80

遂に、カツ丼にしたメンバーを食べ始めてしまった魔人靖子…


怜(カツ丼)(…こりゃあかん、パーティ全員魔族の胃袋に入れられてまったら、さすがにもう復活はできんで…?)

怜(カツ丼)(あかんわ、これほんまに詰んだか…? ・・・ん?)


靖子「……」モグモグ…

靖子「・・・? あん・・・? な、なんだ・・・??」ウググ…

靖子「う…! ぐぐっ、うっ、ががあぁ…!?」=3


カツ丼をかき込んでいた靖子が、突然、腹をおさえて苦しみ始めたのである…!
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:18:38.79 ID:xzLzJfY80

靖子「う・・・おえっ! うっぷ!? うぉぼろげえええええぇぇっ!??」=3=3


怜(カツ丼)(? なんやアイツ、ゲロ吐き始めよった。 当たったんか? …む?)ピカァー…

怜「うぉっ!?」ボンッ=3

怜「な、なんや? も、元に戻った??」


カツ丼ボディが光り始めたと思ったら、次の瞬間には人間の姿へと戻っていた怜…

そして、


京太郎「おっ!?」ボンッ=3
照「ん!?」ボンッ=3
桃子「っす!?」ボンッ=3
憧「あれ!?」ボンッ=3


次々と無事人間へと戻り始めたメンバー…

そして、膝をついて胃液を吐きだしている靖子の前には…


憩「ふふ…w 油断しよったな魔族サン♪ このフェニックス・アラカワを食べようとしたんがあんたの運の尽きですよーぅっ!」ドヤッ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:20:15.67 ID:xzLzJfY80

靖子「こ、この…! き、貴様、何をした…? 毒か…? ど、毒を盛ったのか?」ウゲゲェ…

憩「毒なんて生易しいもんとちゃうで…w」ニタア

憩「カツ丼に変身させられた時に、ウチは、万一に備えて自分の身体にあるモノを仕込んどいたんや…」

憩「使ったのは、ウチの新能力“ウイルスなどの微生物を召喚、操作できる”能力…! そして…」

憩「今回召喚したんは、最凶最悪の消化器系感染症ウイルス・・・」

憩「ノロウイルスやっ!!」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:21:58.40 ID:xzLzJfY80

靖子「の、ノロウイルス…??」

憩「せやでーぇ♪ ノロウイルスは、食中毒で死亡例もあるほどの強力な悪玉ウイルスや。 その症状は嘔吐、発熱だけやあらへん…」

憩「猛烈な下痢を引き起こすのが特徴やw 魔族サン、こんままじゃエライことになるで…? はよトイレに行った方がええんちゃう?w」

靖子「…こ、このぉ…! お、覚えてろよっ!!」ヨロヨロ…


顔面蒼白で冷や汗を垂らしながら、なんとか立ち上がった靖子は… フラフラふらつきながら、命からがら魔王城へと退散していった。


憩「ぃよっしゃ! とりあえずは一匹退治したで!♪」 (憩、戦闘力5pアップ。戦闘レベル42→47)
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:24:36.62 ID:xzLzJfY80





 ワイワイガヤガヤガヤ…


憩「はあ、忙し忙し… まさか、全員カツ丼にされてまうとは思わんかったで」パアアァ…!


なんとか靖子を撃退したパーティ一同は、一人ずつ憩のヒールを受けて小休止していた。([憧HP1056→1106][怜HP891→941][憩HP1401→1391][桃子HP1281→1331][京太郎HP1406→1456][照HP1101→1151])


桃子「強かったっすね… やっぱり魔王直属は、これまでの敵とは一味違うっすね」

怜「危うく全滅するとこやったもんなぁ」

憧「しかも、アイツは多分ただの先兵… 魔王城に潜入すれば、もっと強い四天王や魔王が待ち構えてる…」

京太郎「… ビビるわけじゃねーけどさ… このままで、勝てるのか?俺たち…?」

照「大丈夫、私が全員ブッ飛ばしてサキを助けるだけ」モグモグ

怜「お前も簡単にカツ丼にされとったやんか! 見とったで?」

照「ちょっと油断しただけ」ムグムグ

憩「テルさんはバトルが終わるたんびにオヤツを食べるんやねぇ… 糖尿病になりますよーぅ?」

照「大丈夫私は特異体質だから。 ドーナツ食べる?」スイッ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:27:20.93 ID:xzLzJfY80

照を除き、重苦しい空気が流れ始めた、その時だった…


桃子「みんな・・・心配ないっすよ! ここは、この私に任せるっす!」

憧「モモ?」

京太郎「なんかいいアイデアがあんのかよ」

桃子「城攻略には、作戦が重要っす。 敵は強大っすから、無策で乗り込んでもヤラれてしまう可能性が高いっす…」

桃子「でも、敵の情報を入手して綿密な計画を立てて攻めれば、今の私たちでもきっと勝てるっすよ!」

桃子「まずは・・・私一人で魔王城に潜入するっす!」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:28:56.40 ID:xzLzJfY80

京太郎「一人? たった一人でか?」

憧「いや、確かに敵の情報は欲しいけど、モモ一人で潜入するなんて危険よ…」

怜「せや。 運悪く敵に見つかったら、殺されるかもしれんで」

憩「やっぱりみんな一緒に潜入した方が…」

桃子「皆さん… この私が誰か、忘れたっすか?」

桃子「エリート諜報員…裏の世界では知る人ぞ知る伝説級のスーパーエージェントなんっすよ! ここで役に立てなければ、“ステルス・モモ”の名が廃るっす!」


確かに、邪淫王竹井久を倒す時も、モモは先に一人で城に潜入した…

しかし、これから向かうのは、恐るべき魑魅魍魎が跋扈する魔族の総本山魔王城である。

モモといえど、一人で潜入して無事に戻ってこれるのか…?
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:32:34.50 ID:xzLzJfY80

全員で戦況を鑑みた上で相談し… 結局、モモ一人で先に魔王城に潜入することに決まった。


憧「ねえみんな、モモに特殊な戦力強化の魔法をかけるから…輪になってくれる?」


憧の指示でモモを取り囲むように皆で輪になり、それぞれの体力と戦力を、少しずつだけモモに分け与えた。


京太郎「モモ、たのんだぜ…!」

憩「ほんま、無理せんでなーぁ…」

怜「信じて待っとるで」

照「クッキー持ってって。お腹すいたら食べてね」


桃子「みんな、ありがとうっす! 魔王城内をしっかり調べて、必ず有効な情報を入手して戻ってくるっすから…!」

憧「うん、でもね、万が一もあるからさ… 今から3時間経過して、もしモモが戻って来てなかったら… モモが捕まった可能性も考慮して私たちも潜入を開始するからね?」

桃子「大丈夫っすよ! ここからはステルス・モモの独壇場っす!」ニコッ


パーティの命運を大きく左右することになる、モモの単独の潜入活動が開始された。


※桃子HP1331→1831(他のメンバー5人から100ずつもらう) 戦闘レベル44→54(他メンバーから2ずつもらう)
 
 憩  HP1391→1291 戦闘レベル47→45
 怜  HP941→841       47→45
 憧  HP1106→1006      54→52
 京太郎HP1456→1356      64→62
 照  HP1151→1051      69→67




61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/24(土) 19:34:08.01 ID:xzLzJfY80
今日はここまで、コンマ・安価はありません
また明日19:00から進めていきます
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/24(土) 23:01:14.84 ID:WuSLSV1j0
そりゃあ、カツ丼さんでもノロウイルスには勝てませんわねw
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:02:47.06 ID:RPs9+dTb0

桃子「大丈夫っすよ! ここからはステルス・モモの独壇場っす!」ニコッ


仲間たちのため、単独で魔王城に潜入することになったモモ…!


憧「気をつけてねモモ… …ん?」ギロッ

憧「そこだっ! ファイヤーアロー!!」バッ! ヒュンッ!

?「ギッ!」ドゴォッ=3

京太郎「んおっ?」


突然、森の中に向かって炎弾を撃ち込んだ憧…

行ってみるとそこには、テニスボールほどの大きさの、黒い翼の生えた一つ目の魔物が半分焦げた状態で横たわっていた。


魔物ガンキュー「……」プスプスプス…

京太郎「な、なんだこいつ…? 低級モンスターか?」

憧「探査専門モンスターガンキュー… 上級魔族たちがよく偵察用に送り出す魔物よ」

怜「ははあ… うちらは多分、上陸した時からこいつに監視されてたんやな」

照「うん、まるで待ち構えてたみたいに敵が現れたから、おかしいと思ってた」

京太郎(ふぅん…? つまり、移動式の監視カメラってわけか)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:05:31.67 ID:RPs9+dTb0

桃子「危ないとこだったっす… このまま潜入してたら、コイツに尾行されてすぐ発見されちゃうとこだったっす」

憧「そうだね… 多分城の入り口とかにもガンキューがいるだろうから、特に中に入る時は用心してね」

桃子「大丈夫っす! コレを使って窓から侵入するっすから」スチャッ


桃子は、鉤爪のついたメリケンサックのようなモノを両手にはめた。


憩「ん? それは・・・スパイアイテム?」

桃子「そうっす、“スパイダークロー”っすよ! コレをはめれば、垂直の壁でも難なく上っていけるんっす♪」

京太郎「あれ…? でもモモ、お前、あの商人から買ったのってフリスビーだったよな? スパイアイテムは断念してなかったっけ」

桃子「そ、そうっすけど、よく考えたら、スパイアイテムは出発する時にちゃんと自分で装備してたっすw///」テヘッ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:08:04.94 ID:RPs9+dTb0

桃子「それじゃあ行ってくるっす! よいしょ!」ガシッ


スパイダークローを使って壁を上り始めた桃子…


桃子「ん… オッパイが邪魔でちょっと上りにく…わっ!?」ツルッ!

憧「ひゃっ!? す、滑った?!」

桃子「だ…だ、大丈夫、大丈夫っす…/// い、今のは、ほんのジョークっす///」ソロリソロリ…

京太郎「ほ、ほんとに大丈夫か…?」

怜「あいつほんまにエリートエージェントなんか…」


心配そうに仲間たちが見守る中… モモはなんとか3階くらいの高さまで上り、そこの窓から魔王城の中へと入っていった…




66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:10:02.98 ID:RPs9+dTb0

モモが単独での潜入を開始した頃…

魔王城・広闊の間では、


咏「ほいキタッ! リーチィ!!」ドォッ

はやり(28)「はやっ? うーん…その二筒チー!!」パシィッ!

咏「何…? って、オイオイッ! なんだそれ!? 誤鳴きじゃねーかよ!」

はやり(28)「え…? あ、ホントだッ! はやり間違えちゃった〜☆」テヘペロッ

咏「こんの、わざとらしいねぃ… どーせ自分の手の和了り目が無いと見て、邪魔しにきたんだろ?」

はやり(28)「いや知らんしww☆」ハヤヤ

理沙「ずるいっ!」プンスコ=3

良子「またですかはやりさん… まあ、さらし間違いの誤鳴きはイグザクトリー、チョンボではないですが…」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:13:25.63 ID:RPs9+dTb0

四人の魔族の女が麻雀に興じていた。

何を隠そう、この四人こそが“魔族四天王”…!

大魔王コカジンに次ぐ魔力と戦闘能力を持った魔王軍団の“将軍”たちである。


はやり「ふんふんふふ〜ん、ふふんふーん♪☆」フンフン

良子「はやりさんは和了り放棄… ならばここは…!」ズオオオオォ・・・チャッ!

良子「 ツ モ 」トンッ

咏「!」


良子のツモッた牌が… 黒々としたオーラを放ちながらその面を晒した。


良子「ふふ…w タンヤオ赤1ドラ1で1000・2000!」パララァ…

咏「あん…? ピンフと三色捨ててまでして待ちのいい方かい…」

理沙「堅実!」プンプン=3

良子「いえす。 バット、咏さんのリー棒ももらってこれで私がトップですよ」ニタア…


ソロモン72柱の魔神を操り、“デビルマスター”の異名を持つ戒能良子…!

魔界の紛争地帯“チュートー”には傭兵として派遣され、そのあまりの強さに戦神として崇め奉られていた。

召喚系の魔法及び体術においては、魔王をも凌ぐ伝説級のヴァルキリーである…!
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:17:03.23 ID:RPs9+dTb0

はやり「ふふふふぅーんっ♪ じゃ、この局ははやりも本気出しちゃおっかなー♪☆」ハヤッ

はやり「ポン!☆」パシィッ!

はやり「チィー!☆」カシィッ!

咏「ふん… 序盤からの多鳴きは墓穴を掘んぜ…?」トンッ

はやり「それロォーンッ!w 三色ドラ2でざんくっ(3900)!!☆」

咏「なっ!?」

良子「…タンヤオと見せかけての、鳴き三色の字牌単騎待ち…? しかも速い…!」

理沙「とっきゅうっ!」プンスコ=3

はやり「狙い撃ちだよっ!☆」ドヤッ

咏「ったく! 目障りなオッパイしてんじゃねーぞこのやろっ!」モニュッッ!

はやり「はやん♪/// やだぁ、咏ちゃんえっちぃ!☆」ポヨヨン♪


その場にそぐわないふりふりの痛々しい衣装に身を包んだ女は瑞原はやり(28)…

魔族アイドルとして名を馳せ、ファンという名の奴隷を大勢手駒として抱えていた。

ちょっとザンネンな脳味噌の持ち主と思われがちだが、実は彼女は魔界一の才女…!

魔界エリートアカデミーを首席で卒業し、魔王軍幹部&アイドル&研究者という三足のわらじを履いている魔性のアラサーであった。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:19:47.15 ID:RPs9+dTb0

咏「ちっ…! ナメんじゃねーぞこんにゃろ…!」ズオオオォ…!

咏「リーチィ!!」ドォッ!

はやり(!? く… 今度は鳴けない…)チャッ

良子(これはベリーバッドですねぇ…)チャッ…

理沙「……!」プンプン=3

咏「クク…w さあさあ、どいつもこいつも怖れひれ伏しなっ!!」チャッ!

咏「ツモオォッ!!」ドオオォッ! ゴオオオオオォォ…!!


咏が牌を叩きつけると同時に、卓上にメラメラと紅蓮の炎が駆け巡った。


良子「!? Ouch!」=3

はやり「ちょ!? やめてよ咏ちゃん、熱いじゃん!」=3

理沙「焦げる!」プンスコ=3

咏「ふん、魔族のくせにこまけーこと気にすんなよw」

咏「リーチ・一発・ツモ・ピンフ・イーペーコー・チンイツ・・・!!」ゴゴゴオオォ…!

咏「11翻の三倍満! 6000・12000だコノヤロォッ!」カッ!!


劣勢を強いられていた着物の小柄な女が、圧倒的火力で一発でトップに…!

“三尋木咏”… その雀風と同じく、彼女の魔法は“迫りくる怒涛の火力”という言葉に表されるように火属性に特化していた。

地獄の業火を自在に操り、全てを灰塵へと還すその凄絶なる攻撃力は魔界随一…! 

四天王は四人同格であり、上下関係は無いが、シンプルな戦闘力においては彼女が間違いなくbP… つまり魔王に次ぐ実力者であった。
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:22:39.27 ID:RPs9+dTb0

だが… 次局、オーラス南四局…!


理沙「………!」プンプンプンプン=3-3

咏(ん…? やべーなこりゃ…)

はやり(親のリサちゃんのぷんすこが普段の倍以上に…!☆)

良子(シット! 打つハンドがありません…!)


ほっぺをぷっくりと膨らませ、怒ったような顔をしたその女の頭部から噴き出していた蒸気が更に増し…

卓の上空にゆらゆらと雲が出来始めた直後…!


理沙「ツモォッ!!」プンスコタァンッ!=3

理沙「ジュンチャン三色ドラ1・・・!」

理沙「おやっぱね6000オール!!」プンスコリン=3

理沙「和了りやめ! とっぷ!」ニコッ
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:24:02.03 ID:RPs9+dTb0

咏「あっちゃあ〜… こりゃヤラれたねぃ…w」

良子「ラス親のシングル・ショットで逆転トップ… さすがですね…」

はやり「はーあ、結局リサちゃんがトップかー…」

咏「ノヨリさんって全然振り込まねーからねぃ、守りの堅さが結局は生きてくんだよなぁ…」

理沙「……!///」プンプンプン=3


相変わらず加湿器のように蒸気を発しているこの女は野依理沙…!

極めて守りの堅いその雀風と同じく、彼女の魔法は結界・防御に特化していた。

理沙の展開するシールドは、非常に広範囲にわたり… その気になれば魔王城全体を結界で包み込むことすら可能だった。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:25:38.39 ID:RPs9+dTb0

さらに理沙には、もう一つの特技が…


理沙「……」スイッ

良子「ん? 野依さん、どちらへ?」

理沙「お仕事!」プンプン=3

咏「えー…? なんだよノヨリさん、勝ち逃げかい?」

理沙「お仕事大事!」プンスコリン=3

咏「…ま、そーだよな、この魔王城の財力は、大半がノヨリさんのおかげだもんねぃ…」

はやり「リサちゃん、確か最近バイト先変わったんだよね? 今度はどこ?☆」

理沙「関西電力!!」プンスコ=3


そう… 理沙のそのぷんすこは電力に変換できるため、魔界中の電力会社が彼女を奪い合っているのだった。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:26:44.27 ID:RPs9+dTb0

良子「行ってらっしゃい野依さん」

咏「行ってらー」フリフリ

はやり「頑張ってねリサちゃん☆」ハヤッ

理沙「行ってくる!!」プンスコリン=3


 ガチャッ、バタンッ!


咏「はー… 一人欠けちゃったねぃ。 どーする? 三麻でもすっか?」

赤土「ちょっと皆さん… やっと起きてきたと思ったら、今日も麻雀ですか?」ヌッ

咏「おろ?」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:28:23.69 ID:RPs9+dTb0

理沙と入れ替わるようにして、魔王軍参謀赤土晴絵が広闊の間に入ってきた。


咏「赤土さん、ちょーどいいとこに来たねぃ♪ 卓がワンカケなんだ。 赤土さん入ってよ」

晴絵「私はやりませんよ… こう見えても公務で忙しいんですからね」

晴絵「皆さんにお知らせすることがあって来たんです。 この魔王城に…勇者の一行が潜入した可能性があります」

咏「勇者? んだよまたかよ! めんどくせーな」

良子「水際で阻止できなかったのですか?」

晴絵「はい… 藤田さんに行ってもらったんですが、なんだか、途中でお腹が痛くなったみたいで… 今は戻ってきてトイレにこもってます」

咏「は…? なんだよそりゃ、食あたりか?w」

はやり「カツ丼の食べ過ぎカナ?☆」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:30:14.77 ID:RPs9+dTb0

晴絵「奴らが上陸したあと、偵察用のガンキューで監視していたのですが、先ほど破壊されたようで見失ってしまいました…」

晴絵「そのあと身を隠したようで、勇者たちの位置がつかめていません」

咏「ふーん… つまり、突然勇者たちがここに乱入してくる可能性もあるってわけね」

はやり「何人のパーティなの?」

晴絵「全部で6人… その中には神位の勇者までいますよ」

咏「ほー… 神位ねぇ…」パタパタ


魔界bQ、三尋木咏は興味なさそうに扇を振った。


良子「ふん…w 神位などと言っても、しょせんは人間…w」ズモモォ…

良子「エンカウントしたら、自らが井の中のフロッグであるということを思い知らせてあげますよ…!w」クックック…
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:32:07.58 ID:RPs9+dTb0

咏「そらそうだねっ! 勇者くらいでビビるこたぁねーよ! それより麻雀麻雀!」

咏「赤土さん、あんた入んねーんなら、あの子、あの子呼んできてよ!」

晴絵「え?」

咏「ほら、なんつったっけ… 新しく魔王軍に入った新人ちゃん。 セーラー服でショートカットで、頭に∠がある…」

晴絵「ああ、あの子ですか? しかし、一応人間たちが攻めてきてるんですから、臨戦態勢をとって城内の巡回などして欲しいんですが…」

咏「ふん、そんなん知らんしw」

晴絵「…いい加減怒りますよ?」グッ

咏「ごめんごめん、分かってるって! あと半荘一回で終わりにすっからさ。 早く呼んできてよ!」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:33:58.46 ID:RPs9+dTb0





?「あの… お呼びですか? 四天王の皆さん…」オズオズ…

咏「オーッ! よく来たねぃ、新人ちゃん♪ あんたさ、麻雀はできる?」

?「麻雀ですか? できるっちゃできますけど… あんまり好きじゃないです」

咏「ふぅん…? ま、ルール分かるならさ、半荘一回だけ付き合ってくんね?」

?「はい、じゃあ…」スッ


晴絵が連れてきたその少女は、卓につくとなぜか靴と靴下を脱ぎ始めた。


?「……」ヌギヌギ

良子「…? どうしました、なぜ裸足になるのですか?」

?「いや、えっと…/// 私、麻雀打つ時は、こうするのがクセになってて…///」

はやり「ふーん… 靴下を脱いで手套を脱すってヤツだね!☆」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:36:10.88 ID:RPs9+dTb0

 チャッ、ピシッ、タンッ  チャッ、カシッ!  タンッ、ピシッ! ……


?「リーチ」ドッ

咏「おっ、やるねぃ、新人ちゃん…」チャッ

良子「7巡目で先制リーチですか…」チャッ

はやり「なんの! はやりもすぐ追いつくよ!☆」チャッ!


だが、数巡後・・・


?「カン」パタッ

咏「は?」

良子(? リーチ後にツモった一萬をわざわざ暗槓…?)

はやり(…? 河はタンピン風の捨て牌… 一萬は別に危険牌じゃないのに、なぜ…?)


さらに・・・


?「…もいっこカン」パタッ

咏「へ?」

良子(!? こ、今度は嶺上牌の東で暗槓…??)

はやり(な、なんでわざわざ役牌晒すの… ってゆーか、この手って…!)ゾクッ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:37:59.51 ID:RPs9+dTb0

そして・・・


?「ツモ」トンッ


咏「ふぇ?」
良子「ホワッツ?」
はやり「は、はやや…?」


開かれたその少女の異様なる手牌に四天王たちは瞠目した。


?手牌:四五六九九中中 ツモ:中 暗槓「一一一一」「東東東東」 (ドラ九・赤五)


?「リーチ・ツモ・東・中・混一・三暗刻・ドラ2赤1・嶺上開花・・・」ゴゴゴゴゴオオオォ・・・!

?「数え役満… 8000・16000です」ボォッ!!
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:40:45.68 ID:RPs9+dTb0

咏「な・・・なんだこりゃ??」

良子「ジーザス…」

はやり「す、凄いね、新人ちゃん!☆」

?「新人ちゃんって… 私にも名前があるんです。 名前で呼んで下さい…」

はやり「そ、そーだったね! ごめん、なんていう名前だったっけ…?☆」


その…うすらぺったんこで気弱そうな少女は… 目を妖しく光らせながら、“その名”を口にした。


咲「・・・ミヤナガ・・・ 宮永、咲です」ゴッ!
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:44:57.56 ID:RPs9+dTb0

タコス王国第一王女テルの妹であるサキ・ミヤナガ…

しかしそのサキの頭には、テルと同じ宮永ホーンの他に、魔族であることを表す禍々しき角が確かに生えていた。


咏(こ…こいつはタダモンじゃねー… まさに牌…じゃねえ、魔に愛された少女…! すこやんのヤツ、とんでもない拾いもんしたねぃ…!)

咏(この魔界では雀力=魔力だ。 麻雀の力と魔力は正確に比例する… つまり、この子の魔力も、恐ろしいレベルにあるってこった…)

咏(やっべーな、こんなルーキーが入ったんじゃ、私もうかうかしてらんねーぜ…)




82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:47:01.29 ID:RPs9+dTb0
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


魔王城内・深淵の回廊


桃子「うーん… 思ってたより広いっすね…」テクテク

桃子「外で見た時は、それほどでもないと思ったっすけど…」

桃子「異次元空間と繋がってる場所も多いし、地下室もあちこちにあるみたいだし…」

桃子「甘くみてたっすね、これは街一つを探索するレベルっす」テクテク


無事に潜入したモモは、あちこち歩き回って城内の構造を調べると同時に、何か敵の情報を得られないかと探索を続けていた。


桃子「うーん… 3時間以内に、有益な情報をゲットして戻れるっすかね…?」

桃子「…いやいや、弱気になっちゃダメっす! この魔王城を攻略出来るかどうかは、私にかかってるんっすから…!」

桃子「とりあえずもっと上に行く階段を・・・ん?」


 … コツ、コツ、コツ…


桃子「! 誰か来たっす!」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/11/25(日) 19:50:20.99 ID:RPs9+dTb0

 コツ、コツ、コツ、コツ……


長く薄暗い回廊の向こう… 光りの届かぬ暗闇の向こうから、何者かがこちらに向かってきている。


桃子(前方から単独の足音… 距離は約80m… 足音の質から察するに、体重は約53s程度…)ティキーン…!


特殊能力である超感覚(グレートファイブセンシズ)を発動しているモモは、聴力が常人の数倍の強度に上げられ、まるでセンサーを張り巡らせたように周囲を把握することが出来た。


桃子(恐らくは上級の魔物の一人… さーて… どーするっすかね…?)

桃子(いったん後ろに戻って、鉢合わせるのを回避するか…)

桃子(リスクはあるっすけど、そこの柱の陰に隠れて、情報ゲットのために正体を見極めるか…?)

桃子(悩むところっすね… よーっしこういう時は・・・)

桃子(コンマに決めてもらうっす!)


>>84コンマ以下
01〜50→後ろに戻って敵から離れる
51〜00→柱に隠れて待ち、敵の正体を見極める
285.24 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)