他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報R
更新
検索
全部
最新50
京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【最終第三ステージ】
Check
Tweet
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:07:44.77 ID:pY/1q1Go0
憧「え? こ、ここは…?」
憩「な、なんや、どうなったんや?」
咏が、その扇をさっと広げた途端、周囲の景色がまるで“めくれる”ように変化し…
憧と憩はいつの間にか広々とした砂漠のような場所に立っていた。
空にはどんよりとした不気味な紫色の雲が垂れ込めている…
憧「ここは・・・“異界”?」
咏「異界っちゅーよりは“亜空間”だねぃ。 私が召喚した、リアルとはまた位相の異なる空間さねw」スッ
憧「!?」バッ
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:09:20.33 ID:pY/1q1Go0
振り返ると、10mほど離れた場所に咏が悠然と立っていた…
憩「く、空間の召喚…? ゲートも開かずにか??」
咏「んー? 別にこんなん大した魔法じゃねーぜ? 知らんけどw」
憧(い、いや、空間の操作はあらゆる魔法属性の中でも最も難度の高い技術… くそっ! やっぱりこいつ底が知れない…!)
咏「ここはちょっとやそっとじゃ壊れねーからさ、思いっきりヤリ合うのにはちょーどいいんだよねぃ…」チッ、シュバッ!
咏が親指と人差し指を擦り合わせると、ふわっと、紅い炎が掌の上に浮かんだ…
咏「さあ… あんたら、ここから出るには、私を倒してこの空間召喚のマジックアイテムの扇を壊すしかないぜ…?」ニタァ…
咏「ケシズミになりたくなけりゃ、覚悟決めてかかってくるんだねっ!」
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:10:40.79 ID:pY/1q1Go0
憧(ちっ…! こ、こうなったらもう、、ヤルしかないっ!!)
憧「憩さん! 二人がかりで…全力で行くよっ!」バッ
憩「分かっとる!」ババッ!
右、左と分かれて駆け出す憧&憩…
憩(まずは牽制… コレでも喰らえっ!)シュンッ!
憩が走りながらクロスさせた両腕を開くと、八本の銀のメスが咏へと飛ぶ!
咏「ふん…」ギロッ、ジュッ! シュウウウウゥゥ〜〜…!
憩「へあ?!」
憩(な、なんや今の? 睨んだだけで、ウチのメスが全部融けて…蒸発した??)
咏「遊んでんじゃねーよw 早く全力で来いって!w」
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:13:34.88 ID:pY/1q1Go0
憧「言われなくても・・・全力で行くよ!!」バババッ
憧「くらえっ! “ジャイアント・ファイヤーアロー”!!」ブォンッ!
咏「ん…?」
直径5mはあろうかという巨大な火の玉が浮かび、空気を焦がしながら咏を襲う…!
憧(魔法を使う人なら、その名を知らぬ者はいない・・・魔族最強の火炎術師三尋木咏・・・!)
憧(でも、私だって国家随一の法術師! そして五属性の中でも、火属性の魔法はお手の物…!)
憧(さあぁどう受ける? 三尋木咏!)
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:16:12.94 ID:pY/1q1Go0
咏「は…w なんだこりゃ? 子どもの火遊びか?」ブンッ! ビュ――ン…
憧「は?!」
憧の火の玉は… 咏が扇を一薙ぎしただけで、虚空の彼方へと吹っ飛んでいった…
咏「いけないねぃ… 人間ごときが炎を操ろうとしちゃあさ…w 火傷すんぜ? 知らんけどw」
憧(く、くそっ! だ、だったら・・・コレならどーよっ!!)バッ
憧「火の女神エフリートに仕えし炎の精霊たちよ…! 我が元に収束し、その真の姿を現せッ!!」
憧「出でよ火鳥・“ファイヤーバード”ォ!!」カッ!
ブワアアアアアアアアアアァァ・・・!!
憩「ひゃっ?」
咏「お?」
憧が魔杖の箒神を一回くるりと回転させて掲げると… その上空に、巨大な火の鳥が現れた…!
憧(どーよ! このファイヤーバードは、私の火属性最強の魔法…!)
憧(その灼熱の翼はあらゆる有機物を灰塵に還す… コレでも火遊びなんて言える?)
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:17:41.76 ID:pY/1q1Go0
ファイヤーバード『グルルルルウゥ…!』バッサバッサ…
その紅の両翼をはばたかせながら、咏を睨みつける火の鳥…!
咏「へー… ちょっとは見直したよ。 あんたも火炎術師ってわけかい。 …じゃ、まあ、冥土の土産に見ていくがいいさw」
憧「はい?」
咏「“魔界の獄炎”ってヤツをね…!」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオォォ…!!
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:22:22.04 ID:pY/1q1Go0
ズモモモモモモモオオオオオオォォ・・・・・!!
憧「う…?」グラグラ
憩「な、なんや、地震…?」グラグラ
天地を揺るがしながら… その地獄の鳥は姿を現した。
咏「出でよ煉獄の支配者・・・! 邪炎鳳凰・“朱雀”!!」バッ!
ブワアアアアアアアアアアアアァァァァ・・・!!
憧「どひっ!?」
憩「げえぇっ!?」
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:23:46.35 ID:pY/1q1Go0
顕現せしめしは・・・天を覆い尽くさんばかりに魁偉鴻大な火の鳳凰!!
朱雀『………』ゴゴゴゴゴゴゴオオォ…!
ファイヤーバード『ピ――ッ!?』ガクブル
その神の鳥の前では、憧の召喚した火の鳥など可愛いスズメのようなモノ…!
憧「は、はは…w ど、どーすんのコレ…??w」チョロ…
憩「わ、分っかんねー…w」タラリ…
ーーーーーー
ーーーー
ーー
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:25:29.76 ID:pY/1q1Go0
魔王城地下トイレ前
良子「これは… 円月輪? 面白い得物を持っていますね」スチャッ…
怜(な…!? この距離で、うちのチャクラムをつまんで受け止めたやと…?)
良子「ふふw、焦る必要はありません。 ゆっくり…バトルをエンジョイしましょう!」カッ
四天王戒能良子VS怜・照・京太郎…!
魔王城の地下にて、遂に対峙した四人…!
京太郎(…な、なんだコイツ…? 今まで見てきた魔物たちと… 何か決定的に違うぞ…?)ハアハア
聖剣を握った京太郎の手に汗がにじみ… 緊張から息が荒くなってゆく。
怜「京太郎… 下手に動くんじゃないで。 アイツは“デビルマスター”戒能良子や…」
怜「魔界の戦地では戦神として崇められた伝説の魔族傭兵や。 ほぼラスボス級やと思った方がええ…」
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:29:35.33 ID:pY/1q1Go0
照「…本当に、お前を倒せば、東横さんの場所を教えてくれるの?」ユラァ…
良子「オフコース。 “倒せれば”の話ですがね…w」
照「そう… じゃあ… 死なない程度に殺してやるっ!!」バッ!
照「ターボ・コークスクリュ――ッ!!」ブワアァッ!
良子「!」
数々の魔物を屠ってきた照の右拳が唸るッ!
良子「ふ…w こんなもの…」スッ
スウェーで軽くかわそうとした良子… だが、その時!
照「……」ピタッ
良子「ん!?」
怜(ん? アレは…?)
京太郎(す、寸止め? なぜ?)
なぜかピタリと止まった照の拳…
だが、次の瞬間、怜と京太郎はその驚愕の技に目を剥いた。
照「かかったな!w くらえっ! コークスクリュ――・・・」ググ…
照「 リ バ ー ス !!!」ブアッ!
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:31:28.20 ID:pY/1q1Go0
ブワアアアアアアァァッ!!
良子「なっ!?」ヨロヨロッ!
怜(ほえ? アレは・・・?)
京太郎(拳を逆回転させながら引き戻している…?)
京太郎(そうか! 全く逆の動きをすることで、相手をブッ飛ばす効果のコークスクリューを、“相手を引き寄せる”技に変えたんだ…! すげえさすがテルさん!)
良子「く…! うっ!?」
ゴオオオオォォッ!!
良子(! しまっ)
“引き寄せる”風圧で、よろよろと前にたたらを踏んだ良子の目に…
回転しながら迫る照の左拳が映る!
京太郎(よっしゃ! 右拳で相手を手繰り寄せて…左拳で相手を打つ! 必殺必中じゃねーか!)
パアアァンッ!!
固い拳が、肉を打つ音が、城内に響き渡った。
ーーーーーー
ーーーー
ーー
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:33:16.87 ID:pY/1q1Go0
魔王城中層部・亜空間
朱雀『ギョオ゙オ゙ォッ!』ブンッ!
ファイヤーバード『ピ―ッ!!』=3
三尋木咏が召喚した地獄の炎鳥朱雀…!
その灼熱の翼の一薙ぎで、憧の火の鳥はアッという間に消滅してしまった。
憧「そ、そんな!? 私のファイヤーバードが…!」カタカタ
咏「ふふ…w さっ! 仲良くケシズミになりなっ!w」ヴォンッ!
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:34:30.56 ID:pY/1q1Go0
朱雀『ギョオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オォ――ッ!!』ズオオォッ!!
咏が扇を振り下ろすと同時に、まるで天災のような炎の波・・・“迫りくる怒涛の火力”が憧と憩を襲う!!
憩「あ…!」
憧(きょ、京太郎…!)
その刹那、二人の脳内に、走馬灯のように過去の出来事が駆け巡った…
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:36:04.59 ID:pY/1q1Go0
ーーーーーー
照「んっ、なぁ・・・?」
良子「フフ…w 危ないところでした…」グググ…
間一髪…! 前へよろけながらも、照の左拳を右掌でガッチリと受け止めた良子…!
京太郎(! バカな? アレを素手で受けた…?)
照「ちっ…!」ババッ
いったんバックステップで距離を取る照。
良子「やりますね。 忘れていましたよ、冷や汗という感覚を…w」ニタア…
良子「一対三… フフ、これなら、私が本気を出しても少しは耐えてくれますかね…?」ビチッ、ズモモモォ…!
良子の髪留めが吹っ飛び、ざわざわとその薄紫の髪が逆立ち始め… 全身から黒いオーラが噴き出すと共に、周囲の床や壁がガタガタと振動を始めた。
京太郎(うお…? じ、地震? い、いや、あのオーラのせいで床が揺れてんのか?)
怜(リミッターを外しよったか… いよいよ来るで…!)
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 19:39:56.20 ID:pY/1q1Go0
良子「さああぁ人間たちよ! 開眼して見なさい!!」
良子「賢王ソロモンの名に代わって命じる…! 出でよソロモン72柱が二柱!! 地獄の魔神“アスタロト”!“バルバトス”ゥ!!」カッ!
ゴオオオオオオオオオオオォォ・・・・・!!!
照「む…!」
怜「ちっ…」
京太郎「うっお…!?」
遂に戒能良子、その本当の力“召喚術”を発動! 現れたるは二体の魔神…!
一体はビキニアーマーに身を包んだやたらとグラマラスな美魔女…、もう一体は中学生くらいに見える金髪のロリ魔神だった。
それらが、それぞれ良子の右腕と左腕に下半身を蛇のようにからませたまま、その妖しく光る眼で京太郎たちを睥睨する…!
良子「さあ!パーティの始まりですよ! 皆でエキサイティングなダンスを踊りましょう!!w」
☆バトルイベント発生・コンマバトル開始!(殲滅戦)
対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行
・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩 (48)
21〜40→憧 (55)
41〜60→怜 (45)
61〜80→照 (67)
81〜00→京太郎 (62)
※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。
※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。
※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。
<現時点の各HP(もし0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩 1021
新子憧 756
園城寺怜 841
宮永照 1051
須賀京太郎 1356
戒能良子 1200(モモとの戦闘後844から少し復活)
三尋木咏 2000
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/08(土) 22:56:21.02 ID:vPImemt+0
どや
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/08(土) 23:14:16.73 ID:OefJwEJQ0
はい
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/08(土) 23:24:21.23 ID:fycVmjTp0
偶数
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/08(土) 23:41:02.09 ID:xSwvNMxq0
やばっ、1レス抜けてた
>>222
と223の間に↓
ーーーーーーー
一度収まった咏の凶悪なオーラが、再び、更にその禍々しさを増して噴き出す…
はやり「ちょ、ちょっと、咏ちゃん、こんな所で暴れたらお城が壊れちゃうよ?☆」
咏「ふん、そんなん知らんしw」
はやり「赤土さんにまた怒られちゃうYO!」=3
咏「わぁーったよ、しょーがないねぃ…」サッ
ヴウゥ――ン・・・!
憧「ん!?」
ーーーーーーー
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 00:18:47.72 ID:G6zKcYiQ0
あ
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 00:54:38.78 ID:GLEf8WDeo
はい
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 05:37:14.96 ID:0e4tHB2u0
お
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 18:58:42.44 ID:k+7XSWUr0
コンマ 02、73、23、72、78、96
・攻撃(02、72、78、96)→ 憩1・照2・京太郎1
・ダメージ(73、23)→ 照1・憧1
ーーーーー
〜魔王城中層部亜空間〜
咏「ふふ…w さっ! 仲良くケシズミになりなっ!w」ヴォンッ!
朱雀『ギョオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オォ――ッ!!』ズオオォッ!!
咏が召喚した獄炎の巨鳥・・・“朱雀”が憧と憩に襲いかかるッ!!
憩「あ…!」
憧「く…? ば、爆風障壁!“ウインドウォール”ウゥッ!!」バッ
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:00:09.11 ID:k+7XSWUr0
ギュルルルルルウウゥ―――ンッ!!
大急ぎで風の精霊を召喚し、周囲に竜巻を造り出した憧…
憧(つ、通常の火炎攻撃なら、これでほとんど防げるはずだけど…)
咏「笑わせんじゃないよっ!w そんなんで私の“朱雀”を防げるかいっ!w」
朱雀『ギョギョオ゙オ゙オォッ!!!』ブオォォンッ!!
アッという間に竜巻をかき消してしまった“朱雀”が目の前に迫るッ!
憧(は、はは…w やっぱり?w)タラリ
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:01:32.55 ID:k+7XSWUr0
憧「わじゃっ? あじゃじゃじゃじゃじゃじゃああぁっ!?!?」=3【-180】(HP756→576)
全身を紅蓮の炎に包まれ、5、6mほども吹っ飛ばされた憧…!
憧「・・・・・」プスプスプスプスゥ…
咏「ふふ… まずは一匹…w」
憧「… う、ううぅ…」ムクッ
咏「おろ? 生きとるねぃ?」
憧(あ…熱かったぁ…! パッシブ(常時シールド)張ってなかったら、ほんとにケシズミになってた…)ハアハア
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:03:40.94 ID:k+7XSWUr0
憧(ちっ…! あたしのぴっちぴちのお肌ちゃんに水ぶくれが…!って、それどころじゃない!)バッ
憧(シールドなんか張れない憩さんは、今のタダじゃ済まない…!)キョロキョロ
身を起こし、慌てて憩を探す憧…
と――
憩「………」バァーン…
憧「ふぇっ? な、何そのカッコ?憩さん?」
憩は、いつの間にか宇宙服のようなモノをその身にまとっていた。
憩「何って・・・医療用の防護服やで?」ケロリ
憧「へ…?」
憩「伝染病が流行ってる地域とかで着るヤツやなーぁ♪ 抜群のバリア性で、どんな小さな微粒子もウイルスも100%防げるんや♪」
憩「しかもコレは魔力で強化しとるから、耐火性も抜群…! 今くらいの炎ならなんともないで?」
憩「…あ、ごめんな! コレ一着しかないから、憧ちゃんの分までは無いんや。 堪忍やで〜ぇ」
憧「……」
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:05:01.39 ID:k+7XSWUr0
咏「ふぅーん… 今のでほぼノーダメかい。 ま、でも、いつまで耐えられっかねぃ?」ブンッ!
朱雀『グルギョオ゙オ゙オォ――ッ!!』ブォーンッ!
憧「ひ…! ま、また来た!!」
憩「さてと… コレがあのバケモンに効けばええんやけどなーぁ…」ゴソ…
憧「!? な、ナニソレ? 憩さん?」
憩はどこからか、ちょっとした丸太ほどの大きさの注射器を取り出した…
憩「マジカルシリンジや。 そして中身は・・・」
憩「強力な消火・冷却効果がある薬品“炭酸カリウム水溶液”やでっ!」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:06:58.35 ID:k+7XSWUr0
憩「さあぁ来いッ! ウチの顔射はちょいキツイでぇっ!!」ブッバァッ!!
朱雀『ギョオ゙ォッ?!』バシャァッ!【-96】(HP2000→1904)
向かってきた朱雀の顔面に、シリンジで炭酸カリウム水溶液をぶっかけた憩…!
朱雀は、一瞬怯んだかに見えたが…
朱雀『グルギョギョオ゙ォ―――ッ!!』=3=3
憧「お、怒ってる…? 効いてない…?」
憩「やっぱり、焼け石に水やなーぁ… こら本格的にまずいで…!」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:08:51.74 ID:k+7XSWUr0
〜魔王城地下トイレ前〜
良子「さあ!パーティの始まりですよ! 皆でエキサイティングなダンスを踊りましょう!!w」カッ!
両手に魔神を携えながら、狂喜の笑顔を浮かべる“デビルマスター”戒能良子!
良子「まずは・・・ユーに意趣返しと行きますかね」ギロッ
照「!」
良子「アスタロト! どうぞやってしまいなさいッ!」
アスタロト『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ヴォオオオォッ!!』ババッ
良子の右腕に絡みついていたグラマラスな魔神が、咆哮をあげながら照に襲い掛かる…!
ヴンッ!!
照「っく!」サッ
その爪の初撃を間一髪かわす。 だが、その直後――
アスタロト『ブボアアアアァ――ッッ!!』ブホアッ!
照「いっ!?」
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:11:09.57 ID:k+7XSWUr0
横にかわした照に向かって、その魔神は突然、真っ黒な毒霧を吹き掛けたのだ…!
照「……!??」モゴモゴ【-160】(HP1051→891)
京太郎「な…? テルさんの体に毒霧がまとわりついた…?」
怜「あかん! 多分粘着性の有毒ガスやで!」
良子「クク…w その通り、アスタロトの最もストロングな武器は、その悪臭を伴う有毒ガス…!」
良子「まとわりつかれればもう離れることはありません。 徐々に皮膚がただれ、ボディが融けていく…」
良子「何も見えない瘴気の中、絶望に身をよじらせながら逝きなさい…!w」ククク…w
照「……!!」モガモガ
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:12:46.51 ID:k+7XSWUr0
京太郎「や、やべえっ、テルさんが融けちまう…?!」
怜「京太郎! こうなったらコレや! コレであの霧を吹き飛ばすんやっ!」スッ
京太郎「…はい?」
唖然とする京太郎…
怜が手渡したモノは、なんの変哲もないただのウチワだった。
京太郎「え、は? で、でも、こんなモノで…」
怜「ええから行ってこいっ! テルが融けてスライムになってまったらお前の責任やで?!」
京太郎「は、はい、じゃあ…」スッ
京太郎が、滑稽にも照に向かってウチワを振り上げた時だった。
照「ガトリング・コーク・スクリュ―――ッ!!!」バァッ! パアアァ―――ンッ!!
京太郎「どひっ!?」=3
毒霧を突き破って四方へと飛んできた照の連撃…!
京太郎はもう少しで直撃を喰らうところだった。
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:14:59.20 ID:k+7XSWUr0
京太郎「て、テルさん…? だ、大丈夫ですか?」ヘタッ
照「………」モグモグモグ
怜「ん…? なんやアイツ、なんか食っとるんか?」
良子「? アスタロトの毒霧を、拳圧だけで吹き飛ばした…?」
良子「シット…! おかしいですね、その霧に包まれれば意識が朦朧として、動けなくなるはずですが…」
照「うん、あんまり臭いから、コレを使わせてもらった」ンベッ
良子「!?」
べっと出した照の舌の上には、薄緑色のビー玉のようなモノが載っていた。
良子「それは…?」
照「超刺激がウリの“爆発ミントキャンディー”… コレを舐めると、眠気とか臭気とか全然感じなくなる」
照「オヤツにとっといて良かったよ…w」ニタア…
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:18:16.33 ID:k+7XSWUr0
照「ふふ…w 頭がスッキリしたついでに、“あの能力”を使っちゃおうかな…!」
照「能力付与の神様からもらった、私の新能力を…!」ゴゴゴォ…
ズオオオオオオオオオオォォ・・・・!!
京太郎「ん…?」
怜「な、なんやありゃ?」
良子「…?」
照の頭上の宙空に、何か、大きな、赤いモノが形作られていく…
そしてそれは、徐々に平べったい“直方体”の形となっていき…
ヴヴヴヴヴゥ・・・ガコオオオォンッ!!
京太郎「へ?」
怜「は?」
良子「What?」
衝撃…! というか笑撃…!
現れたのは… なんと長さ5mくらいはあろうかという、巨大な“ポッキーの箱”だったのである!
照「見せてあげるよ! 私の新能力・・・『お菓子を召喚して武器にする』能力をね!!」カッ
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:20:30.40 ID:k+7XSWUr0
照「くらえっ! チョコ・スティック・ミサァ――イルッ!!」ドゴォッ!
良子「なぁっ!?」
バシュバシュバシュバシュバシュウウゥ―――ッ!!!
照がポッキーの箱の底に拳を叩きつけると、それが引き金となって箱がパカリと開き…
中から12本の巨大ポッキーがロケットのように飛び出し、魔神アスタロトを穴だらけにするっ!
アスタロト『・・・・・』シュウウウゥゥ〜〜〜ッ!【-134】(HP1200→1066)
良子「な…なんの! 地獄の魔神たちには当然再生能力があります。 これしきで・・・ファッ!?」
上を見上げた良子の表情が引きつる。
そこには、今度は巨大な“タイヤキ”が浮いていたのである…!
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:21:59.99 ID:k+7XSWUr0
照「さああぁ行けっ! タイヤキくんアタァ――ック!!」ブワァッ!
人食いザメほどもありそうなタイヤキが、空中を泳いで魔神アスタロトに襲い掛かる!
アスタロト『ヌ゙ヴヴゥンッ!!』ブンッ! ドバチャァッ!!
アスタロト『! …!?』モガモガ【-134】(HP1066→932)
良子「うっ、あ、アスタロト…?」
そのタイヤキを爪の一撃で破壊したアスタロトだったが… 破けたタイヤキの腹から大量のあんこが噴出!
魔神の両目を塞いでしまっていた。
照「さあ今だよっ! 京太郎、やっちゃって!!」
京太郎「はいっ!!」ザッ!
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/09(日) 19:25:32.03 ID:k+7XSWUr0
京太郎「くらえっ!! “トルネードスラッシュ”!!」タァーンッ! ザンッ!!
アスタロト『グッ! ウウゥ…!?』シュウウゥゥ〜〜…【-124】(HP932→808)
跳躍し、空中できりきりと回転しながら威力を高めた京太郎の斬撃は、アスタロトを袈裟切りにぶった斬り…
そのままそのグラマラスな魔神は消滅していった。
京太郎「よしっ! 一体倒したぞ!」
照「すごいね京太郎、今のは新技だね」
京太郎「はい、俺も強くなるための特訓をしてきましたからね…!」ドヤ
怜「ふふ…w こりゃ、うちは昼寝しとっても二人だけで倒せそうやなぁ…?」
怜「さあさあ、ションベン漏らす前に降参した方がええんちゃうか? 戒能良子!w」
良子「……」
☆コンマバトル二回目! 対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行
・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩 (48)
21〜40→憧 (55)
41〜60→怜 (45)
61〜80→照 (67)
81〜00→京太郎 (62)
※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。
※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。
※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。
<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩 1021
新子憧 576
園城寺怜 841
宮永照 891
須賀京太郎 1356
戒能良子 808
三尋木咏 1904
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 19:32:44.36 ID:0e4tHB2u0
あ
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 20:02:04.55 ID:YIhJajE90
てい
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/09(日) 21:57:35.38 ID:G6zKcYiQ0
さて
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 01:22:21.22 ID:k0SqMT4bo
はい
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 02:02:39.33 ID:f9x7GvKo0
あ
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:00:52.59 ID:+Q6DQxyY0
コンマ 36、55、38、22、33
・攻撃(36、38、22)→ 憧3
・ダメージ(55、33)→ 怜1・憧1
ーーーーー
〜魔王城中層部亜空間〜
朱雀『グルギョギョオ゙ォ―――ッ!!』=3=3
憧「お、怒ってる…? 効いてない…?」
憩「やっぱり、焼け石に水やなーぁ… こら本格的にまずいで…!」
獄炎の巨鳥朱雀の顔面に、強力消化液をぶっかけた憩だったが… ほとんど怯んだ様子はない…!
咏「はんw そんなモンが“朱雀”に効くかい… それに、私が扱える魔界の獄炎は朱雀だけじゃないぜ…?」ゴゴゴゴゴゴオオオォ…!
咏のその鳶色の目が妖しく光り輝き… 髪がざわざわと浮き上がり始め、全身を覆っていた紅蓮のオーラもその大きさを増していく…!
憩「ま、まだなんか出す気なんか…?」
憧「冗談でしょ…?」
“もう勘弁してくれ”という思いが二人の脳内を駆け巡る。
しかし… 一片の情けすらかける様子もなく、灼焔魔鬼・三尋木咏はその扇を振り上げた。
咏「踊れ炎・・・!」ズオオオオォォ…
咏「喰らえッ! 地獄の業火・・・“カイザーフレイム”!!」バァッ!!
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:02:54.74 ID:+Q6DQxyY0
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオォォォッッ!!!
憩「ひ!?」
憧「うっ?!」
猛烈な炎の竜巻が、周囲の空気を焦がしながら二人に迫りくるッ!
憧「け、憩さん! 私の後ろに隠れて!」
憩「へ!? ど、どないするつもりなんや?」
憧「いいから! 早く!」バッ
憩の前に立ち塞がった憧は、大急ぎで呪文を唱え始めた。
憧「雷の精霊、風の精霊、氷の精霊よ…!」ブツブツ
憩(な…? さ、三属性同時召喚? そんな、無茶な…?)
憧「すべからく我が元に集い・・・我が求めに応じ敵を砕け!!」
憩(あ、あかん! そんな事したら、いくら憧ちゃんでも体がもたんでっ!)
憧「ふ、風雷乱舞氷嵐・・・! “ボルトストォ―ム・ブリザードオオォ”ッ!!」バッ!
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:04:53.47 ID:+Q6DQxyY0
バリバリバリィッ! バチバチバチバチバチバチイイィ――ッ!!
憩「ひえぁ…?!」
憧の両手から繰り出された電撃を伴った猛吹雪が、正面から咏の炎の竜巻に激突…!
二つのエネルギー波が、空中で凄まじいつばぜり合いを始めた。
憧「…ぐふっ!!」ブッ!
憩(! あ、憧ちゃん、鼻血が…! やっぱり三属性同時なんて無茶なんや…!)
憧「うっぐぅ…! うああああああああああああああぁぁぁぁっっ!!!」ブンッ!!
ザシュウウゥッ! プシュウウウウゥゥ〜〜〜!!・・・
咏「お?」
憧「………」ハアハアハア…
憩「! ま、マジかいな…!」
憧渾身のトリプル属性魔法は、なんとか、咏のカイザーフレイムを受けきり… 相殺して共に消滅していた…【-330(55×2×3)】(咏HP1904→1574)
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:06:15.57 ID:+Q6DQxyY0
が、次の瞬間、
朱雀『ギョギョオオォ――ッ!!』ブォンッ!
憧「がっ!?」ドォッ=3【-180】(HP576→396)
憩「あ、憧ちゃん!?」
上空から猛烈な勢いで降下してきた炎鳥朱雀が憧を弾き飛ばし…
数m吹っ飛ばされた憧は、後ろの廃墟のようなモノの壁に激突し、がらがらと瓦礫と共にくずれ落ちた。
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:07:43.00 ID:+Q6DQxyY0
憩「憧ちゃん!!」タタタッ
憧「・・・・・」グッタリ
憩(く…! これはあかん… もうほとんど闘える状態やないで…!)
憩(HPもかなり削られてしまっとるようやし、これ以上闘ったら命に関わる…)
憩(ウチが治療やヒールをかけてあげられればええねんけど、戦闘中にそんな時間、相手がくれるわけあらへんし…)
憩(もう無理や、これは… 背に腹は代えられん…!)
憩「憧ちゃん、もうこれ以上は無理や… 降参しよう」
憧「…!」
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:09:28.73 ID:+Q6DQxyY0
憩「白旗あげれば、あの魔族だって命まではとらんやろ?」
憩「捕虜になるんも辛いけど、モモちゃんに会えるやろうし、あとで、必ず、残ってるテルさんたちが助け出してくれるはずや…」
憧「………」
咏「んー? なんだい作戦タイムかい? 早くしてくんないかねぃw」フリフリ
朱雀を浮かせたまま余裕の表情の咏… 彼女本人はまだ完全にノーダメージといっていい…
憩「残念やけど、ウチらとアイツとじゃ、魔力量も戦闘値も違い過ぎる。 このまま闘っても勝ち目はあらへん…」
憩「ここは悔しいのはぐっと我慢して、降参を…」
憧「いや、待って、憩さん…」ググゥ…
憩「!?」
満身創痍ながらも立ち上がった憧… だが…
憧「わ、私にもまだ手は・・・がふっ!?」ゴボッ
憩「憧ちゃん!?」
鮮血が舞う。 今度は鼻血ではない。 憧が口から血を吐いたのだ。
憩(喀血…? あかん! 内臓か気道に傷が…?)
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:10:46.66 ID:+Q6DQxyY0
憩「憧ちゃん! 動いたらあかん! ほんまに死んでまうで!」
憧「・・・は、はは・・・w 何よ憩さん、これくらいで、そんな必死こいた顔して・・・w」ニタアァ…
憧「わ、私はねぇ… 国家一の賢者で、法術師なのよ… コレくらいの、修羅場は、何度も、くぐり抜けてきてる…!」ググ…
憩「そ、そんなこというても、もうウチらに闘う手は…」
憧「いや、手ならあるよ… 憩さん…」
憧「最後の手段・・・“古代魔法”を撃つ!!」
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:13:28.22 ID:+Q6DQxyY0
憩「こ、古代魔法!?」
憧「うん… 遥か昔、神話の時代… 神や天使が普通に地上にいて、人間と交流していた時代…」
憧「その時代の魔法は、今よりも、ずっと強力だった… その“禁断の魔法”を使えば、“普通では有り得ない事”が起きる… そして、あのバケモノを倒すことだって…できる!」
憩「で、でも、し、失敗したら、どうするんや…?」
古代魔法はこの上なく強力だが、実戦向きではない――。
どんなに訓練を積んだ魔道士、法術師でも、その成功率は2、3割程度… しかも失敗すればその代償として命を落とすことも有り得る。
さらに・・・
憩「それに、古代魔法って、詠唱にめっちゃ時間かかるんやろ? そんなの発動する前にヤラれてまうで…」
憧「うん、でも、私なら、一分あれば… 一分だけあれば、古代魔法の詠唱を、完成させることができる…!」
憧「憩さん、お願い、アイツを… 一分間だけ引きつけて…!」
憩「……」
憧「そうすれば… 必ず、私が、アイツを倒す!!」カッ!
ーーーーーー
ーーーー
ーー
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:15:47.70 ID:+Q6DQxyY0
〜魔王城地下トイレ前〜
怜「さあさあ、ションベン漏らす前に降参した方がええんちゃうか? 戒能良子!w」
良子「……」
良子の召喚した魔神を一体倒し、勢いに乗る怜、照、京太郎…!
怜「さーてほんじゃまあ、うちは昼寝の準備でも・・・んぉっ!?」バッ、ザシュッ!【-160】(HP841→681)
怜「・・・この・・・ やりおったなキサマァ・・・!」ゴゴォ…
左頬をおさえながら、怒りの表情で良子を睨む怜…
その頬から、つぅーっと赤いモノが垂れてきた。
良子「ふん… 魔神を一体ディフィートしたくらいで、調子に乗ってもらっては困りますねぇ…w」ニイィ…
京太郎「ん?な、なんだ…? 何が起きたんだ?」
照「矢だよ… アレが放った矢が、園城寺さんの頬をかすったんだ」
ジャキィ…!
良子の左腕の方に絡みついているその魔神は、今度はいっぺんに十本ほどの矢を弓につがえた。
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/10(月) 19:18:06.68 ID:+Q6DQxyY0
良子「フフ…w 魔神バルバトスは、30もの魔界の軍団を統率する破壊と殺戮の化身…!」
良子「ウェポンの扱いでは、彼女の右に出る魔神はいません。 さあ、覚悟はいいですか…?」ズモモォ…
良子「バルバトス! 開戦です! かかれっ!!」カッ
バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォッッ!!』シュバァッ!
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンッ!!!
京太郎「うあっ!?」
照「くっ!」
怜「ちぃっ!」
十本もの矢が空中を埋め尽くすように飛び、一度に京太郎たちに襲い掛かるッ!
ズグムッ!
?「あ・・・!」
冷たい金属が、肉にメリ込む音が、魔王城内に響き渡った。
☆コンマバトル三回目! 対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行
・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩 (48)
21〜40→憧 (55)
41〜60→怜 (45)
61〜80→照 (67)
81〜00→京太郎 (62)
※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。
※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。
※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。
<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩 1021
新子憧 396
園城寺怜 681
宮永照 891
須賀京太郎 1356
戒能良子 808
三尋木咏 1574
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 19:29:00.37 ID:St4MXf3m0
おりゃ
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 20:12:07.80 ID:wVBV/0dvo
はい
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/10(月) 22:19:26.85 ID:FnUjAW920
偶数を
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/11(火) 00:29:24.43 ID:FnnKZytUO
せいっ!
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:04:29.75 ID:T1ZHVwfi0
コンマ 37、80、85、43
・攻撃(80)→ 照1
・ダメージ(37、85、43)→ 憧1・京太郎1・怜1
※ここまでの各チームの「合計攻撃回数」→憧&憩は4回、怜&照&京も4回(共にギリギリで古代魔法も全体バフも発動せず!)
ーーーーー
〜魔王城中層部亜空間〜
憧「私なら、一分あれば… 一分だけあれば、古代魔法の詠唱を、完成させることができる…!」
憧「憩さん、お願い、アイツを… 一分間だけ引きつけて…!」
憩「……」
憧「そうすれば… 必ず、私が、アイツを倒す!!」カッ!
憩「憧ちゃん…」
甚大なダメージを受けながらも、諸刃の剣である“禁断の魔法”古代魔法を使う事を決意した憧…!
憩「分かった… 憧ちゃんがそう言うなら、ウチも覚悟を決めるで…!」ヌギヌギ
耐火性の防護服を脱ぎ始めた憩。 少しでも身軽に動けるようになるためである…
咏「おーい、作戦タイムは終わったかい? そろそろ行かせてもらうぜ?」
咏「ふふ…w 今度はコレなんかどうよ? 邪炎爆裂・・・“フレイムブラスト”ォ!!」ブワァッ!
憩「!」
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:06:11.32 ID:T1ZHVwfi0
ゴオオオオオオオオオォォッ!!
二人のもとへ…真っ赤な突風が襲いくる!
憩「ふん、これくらいならウチでも・・・そりゃっ!」ブンッ
“ぼふぅんっ!”
咏「お?」
憩が、炎に向かって何か白い石のようなモノを投げると… 一瞬にして猛烈な煙幕が立ち上って二人を覆い隠した。
咏「ん〜? どこに消えた? 分っかんねーなこりゃ…w」キョロキョロ
憩(どや! 使うたんは医療用の“ドライアイス”や!)ススス…
憩(ふふ…w 血液やワクチンの保管や、薬品製造時の冷却材としても、ドライアイスは医療現場で重宝しとるんやでっ!w)
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:07:22.70 ID:T1ZHVwfi0
憧「ふるべゆらゆらとふるべ… 高天原に神留坐す神漏岐神漏美の命以ちて…」ブツブツ
巫女服の憧が、胸の前で“印”を結び、古代魔法の詠唱を始めた…
その足元に魔法陣が現れ、徐々に大きくなっていく…!
憩(よし…! ウチの仕事は、あと一分間、あのバケモンを引きつけて詠唱中の憧ちゃんを守ること…!)チラッ
憩(一分ならウチがなんとかしたる! 憧ちゃん、必ず詠唱を完成させるんやでっ!)ダダッ
詠唱を始めた憧を目の端で確認した憩は、煙にまぎれて咏の背後に回り込んだ。
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:08:44.52 ID:T1ZHVwfi0
憩(さあぁ! スキをつけばコレも効くはずや! くらえっ!!)ブンッ!
咏「ふん…」サッ、ジュウゥーッ!!
憩「い゙っ!?」
咏の背中にむかってメスを投げた憩だったが… 咏は前を向いたまま後ろに扇を振り、灼熱の炎でメスを融かしていた。
憩(な、なんで…? ウチの姿は見失っとったはずやのに…?)
咏「…あのなぁ、本当にどこ行ったか分っかんねーわけねーだろ…?」ゴゴゴォ…
咏「お前らの動きなんて、目をつぶってても“気”だけで察知できんだよっ! ナメんなっ!」カッ
憩(ち…! どこまでバケモンなんやコイツは…?)
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:10:30.39 ID:T1ZHVwfi0
咏「さあて… 可愛いナースちゃん、焼き加減は何がお好みだ? ウェルダンか? それともレアかねぃ?w」スゥ…
憩「え…? じゃ、じゃあ、ミディアムレアで、お願いしよっかなーぁ…なんて…w」ハハハ…
咏「了解! 美味しく焼き上げてやんよ!w 邪炎爆裂・フレイムブラストォ!!」ブワァッ!
憩「!!」
その炎の突風は、アッという間に憩の無防備な体を包み込んだ…
憩「………」メラメラメラ…
咏「ふう、さてと、とりあえず一人片付き・・・ん?」
憩「…… ぶっはっ! し、死ぬかと思ったでほんま…!」ハアハア
咏「あん? ノーダメ…? な、なんでだ?」
よく見ると… 憩の体を、うっすらと黄色いオーラのようなモノが覆っていた。
咏「…? なんだそりゃ? 結界か?」
憩「ふ、ふふ…w 賭けやったけど、うまくいったみたいやな…w」
憩「これは、この世界で最も熱に強い生物・・・“超好熱性メタン菌”や!」
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:11:50.85 ID:T1ZHVwfi0
咏「メタン菌…??」
憩「せや。メタン菌は、35億年前からこの世界で生き続けとる“古細菌”の一種…」
憩「現在よりずっと苛烈やった原初の地球の環境で生活しとった、超タフネス菌や!」
憩「何しろこのコらは火星でも生きられるんやからな… そんくらいの炎はかえって喜ぶだけやで!w」
新能力“微生物を召喚、操作できる”力で咏の炎を見事封じた憩…!
咏「へえぇ…面白いねぃw 微生物でバリアーなんて、初めて見るよ」
咏「でも、そんなもんが、私の獄炎にどんだけ耐えられっかねぃ…?」スゥ…
咏が、再び扇を振り上げた時だった。
憩「今や! かかれ!!」ブワァッ!
咏「!?」
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:13:35.77 ID:T1ZHVwfi0
憩を守るように覆っていた黄色いオーラが、突如咏へと襲い掛かり、その小柄な体を包み込んだ。
そして…
咏「お、おおぉ…?!」ボォッ! ボボボボオオオオ――ッ!!
紅蓮の炎が・・・なんと咏自身の体を覆い尽くす!!
憩(どや! メタン菌は火に強いだけやあらへん… その名の通り、超可燃性ガス・メタンを生成する菌なんや!)
憩(炎の術を発動する時に、メタンガスを吹きかければ、当然その炎は逆に術者を攻撃する…!)
憩(イチかバチかやったけど、うまくいったで… これならあの魔族もさすがに・・・)
憩「ファッ!?」ギョッ
咏「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・!!
憩「…う、う、ウソやろ…??」ガタガタ…
“迫りくる怒涛の火力”三尋木咏は、真紅の獄炎をその身にまといながら、平然と嗤っていた。
憩「ど、どうして…? ひ、火が効かへんのか?」カタカタ
咏「笑わせんじゃねーよ… この私の術を返すだって…?」ボボボボオオォ…!
咏「真の火炎術師は、炎に対する耐性があるんだ。 自分の火で焼けるなんて、そんな間抜けなテツを踏むわけねーだろっ!」クワッ
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:15:32.86 ID:T1ZHVwfi0
憩(くぅ…? や、やっぱり、ウチが一人で防げる相手とちゃう…!)
憩(で、でも、もうそろそろ憧ちゃんが古代魔法を…)チラッ…
咏「ん…?」
この時… 憩が、つい憧の方へと視線を送ってしまったのがいけなかった。
憧「禊祓ひ給ふ時に生坐せる祓戸の大神等…」ブツブツゴゴゴゴゴオオオオォ…!
咏(!? な、なんだありゃ!??)
咏が… まだ詠唱中の憧と、その足元の直径10mほどまでに成長した巨大な魔法陣に気づいてしまったのだ…!
憩(し、しまった! 気づかれた?)
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:16:52.65 ID:T1ZHVwfi0
咏(アレは… 古代魔法? いつの間に…?)
咏(そうかい… このナースちゃんは、私を足止めする目的で一人で向かってきてたんか…)
咏(冗談じゃねーぞ! 古代魔法なんか発動されたら私だってタダじゃすまない…! 潰す!)バッ
咏「か、火炎連弾! “バーニングバレット”ォ!!」ゴオオオォォッ!!
ビュビュビュビュビュビュウウウ――ンッ!!
憧「!?」
憩「あ…!」
無数の炎の玉が、詠唱中で無防備の憧に、雨あられの如く降り注いだ…
ドドッ! ドドドドドドドドオオオオォォ――ンッ!!
憩「あ、憧ちゃーん!!」
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:18:18.22 ID:T1ZHVwfi0
憧「・・・・・・・」プスプスシュウウウウゥゥ〜〜〜…【-180】(HP396→216)
憩「あ、ああぁ、憧ちゃん…!」
咏「ふぅ… 危ないとこだったねぃ… 私もちょい肝を冷やしたよ」フウ
火炎連弾をまともに喰らった憧は、巫女服があちこち黒焦げとなり、地に倒れ伏していた。
もうぴくりとも動かない。
あの巨大に成長していた魔法陣も、消滅してしまっていた…
憩(ああ…! ごめん憧ちゃん! もう少しやったのに… ウチが視線を送ったせいで、アイツに気づかれてまった…)
憩(古代魔法は、途中で詠唱が中断されたら、もう発動されない… もう一回、イチからやり直すしかあらへん…!)
憩(く…! で、でも、このバケモンを倒すには、憧ちゃんの古代魔法しか方法はないんや!)クワッ
憩「憧ちゃん! 立つんやぁ! 立ってもう一回魔法を撃つんや!!」
憧「………」グッタリ…
憩「憧ちゃん! 立てえぇ―――っ!!!」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:19:18.37 ID:T1ZHVwfi0
〜魔王城地下トイレ前〜
良子「バルバトス! 開戦です! かかれっ!!」カッ
バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォッッ!!』シュバァッ!
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンッ!!!
京太郎「うあっ!?」
照「くっ!」
怜「ちぃっ!」
十本もの矢が空中を埋め尽くすように飛び、一度に京太郎たちに襲い掛かるッ!
京太郎「く…!」キンキンキィンッ!
怜(ちぃ…! あんま体力使いたぁないんやけどな… ここはしゃあない! “ダブル”!!)キイィーン…サッサッサッ!
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:20:35.65 ID:T1ZHVwfi0
京太郎はその聖剣で矢を打ち払い… 怜は未来視の能力を発動、矢の軌道を読んで避ける…
だが…!
ジャキィッ! シュバァッ! ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――ンッ!
魔神バルバトスが、すかさず第二撃の矢束をつがえ、再び矢の雨が降ってきた…!
京太郎(く…! ま、またかよ?!)キンキンキィーンッ!
怜(あ…? こ、これ、あかん!!)
いくら予知の目で軌道を読んでも、いつまでも避けきれるものではない…!
怜がその時見た“未来”は、脳天にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。
怜(うあああぁっ!? しまった! お、終わりや…!)ギュッ!
ズグムッ!
城内に、冷たい金属が肉にメリ込む音が響いた…
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:22:22.45 ID:T1ZHVwfi0
怜「…? う・・・あ・・・?」パチィ…
思わず目をつぶった怜が、おそるおそる目を開くと、そこには・・・
京太郎「と、怜さん… だ、大丈夫っすか…?」ポタポタ…【-160】(HP1356→1196)
怜「きょ、京太郎!?」
なんと、京太郎が、怜の脳天に刺さるはずだった矢を、左手のひらで受けていたのである…!
怜(!? う、うちが見た“確定未来”に、割り込んできた…? きょ、京太郎、凄いやんか…!)
京太郎「だいじょぶっすか? ケガないっすか怜さん…?」
怜「だ、大丈夫や… 京太郎こそ、その手、平気なんか?」
京太郎「なぁーに俺は丈夫しか取り柄ないっすからね! これくらい全然・・・イテテ・・・w」ズボッ!
怜「……」
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:23:08.64 ID:T1ZHVwfi0
怜「すまんな、うちのために… あれ…?」フラ…
京太郎「! 怜さん!?」ガシッ!
ふらついて倒れそうになった怜の体を、京太郎が支える。
京太郎「ほ、本当に大丈夫っすか? どこかケガでも…」ギュッ…
怜「ち、違う! ちょい貧血でふらついただけや!///」【-160】(HP681→521)
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:24:27.90 ID:T1ZHVwfi0
怜「い、いつまでも支えとらんでも大丈夫や!/// 放さんかい!///」
京太郎「はいはい…」パッ
怜(…なんや京太郎… 痩せとるけど、けっこうええ筋肉しとるんやな…///)ドキドキ…
京太郎「あ、そういえばテルさんは・・・ほあっ!?」
照「………」ドォーンッ…
京太郎「な、なんすかそれ? テルさん…??」
照は、いつの間にか畳のように巨大な“堅焼きせんべい”を召喚して、それを盾にして身を守っていた…
照「すごいでしょ。 イセ名物の極堅焼きせんべい… これ、歯じゃ割れないから、トンカチで叩いて食べるんだよ」テルテル
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:25:30.32 ID:T1ZHVwfi0
良子「戦闘中にラブコメにコントですか…? いい御身分ですね…」ユラァ…
良子「バルバトス! かかれっ! 殲滅するのです!!」
バルバトス『ヴオ゙オ゙オ゙オ゙ォーッ!!』ジャキィッ! シュバァッ!
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンッ!!!
京太郎「くっそ! またかよ!」
照「二人とも私の後ろに…」スッ
京太郎「テルさん?」
京太郎と怜をかばうように矢面に出た照が・・・左腕を前に出し、右腕を大きく引く、“あの姿勢”をとった。
照「魔神だかなんだか知らないけど、いつまでも・・・」
照「調子に乗るなっ! “ドラゴン・コークスクリュー”ウウゥ―――ッッ!!!」ブワアァッ!!
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/11(火) 19:27:54.99 ID:T1ZHVwfi0
ゴオオオオオォォ―――ッ!! バチバチバチバチイイィッッ!!
良子「Oh!?」
バルバトス『グオ゙オ゙ォッ?!』=3
邪淫城の戦いで見せた照の必殺技“ドラゴン・コークスクリュー”…!
その、猛烈に回転して突進する竜の腕は、矢を全て叩き落とし… その爪はバルバトスの肩に強烈な一撃を見舞っていた。【-134】(HP808→674)
京太郎「よっしゃ! さすがテルさん!」
怜「相変わらずえらい破壊力やな…」
良子「今のは… 古代竜のアームだけを召喚した…?」
良子「フフ…w なかなか味なマネをしますね… 面白い…!w」ゴゴォ…
良子「グッドです! さあぁ皆さん、もっとエキサイティングなダンスにしていきましょう!!w」カッ!
☆コンマバトル四回目! 対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行
※もし戦闘不能になった場合は、それ以降のそのキャラのコンマは無効となる。
・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩 (48)
21〜40→憧 (55)
41〜60→怜 (45)
61〜80→照 (67)
81〜00→京太郎 (62)
※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。
※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。(発動されれば、それ以降のコンマに影響する場合もある)
※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。
<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩 1021
新子憧 216
園城寺怜 521
宮永照 891
須賀京太郎 1196
戒能良子 674
三尋木咏 1574
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/11(火) 19:40:42.25 ID:7n9ZQBnw0
はい
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/11(火) 22:17:40.23 ID:EgrsuGsq0
よ
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/11(火) 22:36:00.53 ID:s1aZt4NW0
あ
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/12(水) 05:12:19.81 ID:ZYXhnGm+O
奇数ばっかりだね
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:04:42.42 ID:Mqu880V+0
>>289
一部訂正
×怜がその時見た“未来”は、脳天にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。
↓
○怜がその時見た“未来”は、眉間にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。
頭頂部に矢が立っとったらギャグやw
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:05:47.54 ID:Mqu880V+0
コンマ 25、23、53、81
・攻撃→ 無し
・ダメージ→ 憧2・怜1・京太郎1
※ここまでの各チームの「合計攻撃回数」→憧&憩は4回、怜&照&京も4回(共にギリギリで古代魔法も全体バフも発動せず)
“良子「クク…w 咏さん、どうやらコンマのゴッドは私たちの味方のようですね…w」”
“咏「そうみたいだねぃ♪ ま、知らんけど!」”
四天王強し、憧轟沈…!
ーーーーー
〜魔王城中層部亜空間〜
憩「憧ちゃん! 立つんやぁ! 立ってもう一回魔法を撃つんや!!」
憧「………」グッタリ…
憩「憧ちゃん! 立てえぇ―――っ!!!」
古代魔法の詠唱中に攻撃され、ばったりと倒れ伏した憧…
が――
憧「…大丈夫よ、憩さん…!」ムクゥ…
憩「!!」
咏「お?」
憧「そんな、でっかい声で叫ばなくたって… 聞こえるって…」ヨロォ…
憩「あ、憧ちゃん…!」ウルウル
咏「……」
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:06:59.49 ID:Mqu880V+0
咏「ふん… 見た目によらず意外とタフだねぃ。 そのまま寝てりゃいいもんを…」
憧「ふふ…w だ、だってさぁ… 寝てたら、あんたが倒れるところが、見れないじゃん…?」ハアハア…
咏「私を倒す? ハッ!w 何言ってんだ? 打ち所が悪かったのか?w」
憧「あ、あたしは正常よ… 古代魔法さえ発動させれば、あんたみたいなバケモノだって、倒すことができる…!」
咏「アホか!! 古代魔法なんて詠唱に時間のかかるヤツ、もう発動させるわけねーだろがっ!」
憩(せや… 詠唱を途中で中断されたことで、古代魔法はキャンセルされて、せっかく育てた魔法陣も消えてまった…)
憩(発動するには、もう一回、イチからやり直すしかない。 でも… 気づかれてしまった今、もう一分間もアイツを引きつけることは不可能や…!)
だが… それでも、大賢者憧は不敵に笑った。
憧「ギリギリで、間に合って、良かったよ・・・」ハアハアハア…
咏「は…? 何を一体…?」
憧「死ぬのよあんたは…! この私の魔法で死ねるなんて、光栄に思いなさいよね!」カッ
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:08:02.28 ID:Mqu880V+0
憩(?? な、なんや? 何を言ってるんや憧ちゃんは… ただのトラッシュトークやない…? あっ!?)
咏「うぉっ!?」
二人は、その時になって初めて気がついた。
上…! 上空に、巨大な魔法陣が浮いていることに!
咏「な、なあぁ…??」
憩(! そ、そうか! 憧ちゃんの魔法陣は消えてしまったんやない…! 完成して、魔法を発動させるために上に移動してたんや!!)
憩(ぎりぎりで詠唱が間に合ったんや…! やったで! これでコイツに勝つことができるっ!!)
憧「古代魔法発動・・・・・!!」ゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・!!
憧「喰らえっ!! “神罰の矢”!!!」バァッ!!
咏「!?」
パアアアァ――ッ!!!
その瞬間、上空の魔法陣が目も眩まんばかりに光り輝き、辺り一面が真っ白になった。
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:09:08.38 ID:Mqu880V+0
だが!!
咏「くぁ…! た、立てよ獄炎の柱ァ! “ギルディアンヘルファイヤー”アアァ――ッ!!」バアァッ!
ゴオオオオオオオオォォッ!! パリイイイィィ――ンッ・・・!!
憧「え!?」
憩「あ!?」
咏が召喚した、まるでバベルの塔の如き巨大な火柱により、憧の魔法陣は粉々に砕け散った。
憧(そ、そんな、発動直前に壊れ…!)
そして―――
ズウウゥンッ!!
憧・憩「「!!??」」
真っ白だった世界は一転、真っ黒い、漆黒の闇に包まれた。
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:10:10.51 ID:Mqu880V+0
憧「こ、これは…?」
憩「な、なんや? 急に夜に…?」キョロキョロ
まるで墨でも流したように真っ黒になってしまった空…
咏「ふん… 夜じゃねーよ! よく見てみろっ!」スウゥ…
漆黒の世界の中、紅のオーラに包まれた咏の身体がふわりと浮く…
憧「え…? うっ!?」
憩「!! こ、これって・・・!」
ゴオオオオオォォ……!! メラメラメラメラァ…!!
その黒い空は… よく見ると、何かうねうねと蠢いていたのだ…!
憧「こ、これ・・・“黒い炎”!??」
そう、空全体を、咏の出した地獄の黒炎が覆っていたのである。
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:11:14.14 ID:Mqu880V+0
憧「バカな…? な、なんなのよコレ…??」ガタガタ
憩「こ、こんなん、一人の術者が扱えるレベルとちゃうで…!」ガクブル
咏「ったく、焦ったぜ… 人間ごときがこの私に、まさかコレまで出させるとはねぃ…!」ズモモモォ…
咏「お祈りは済んだかい…? これで終わりだッ!」カッ
咏「唸れ魔界の黒炎よ…! 終焉の炎!! “カタストロフィ・フレイヤ”アアァ―――ッ!!」ブワアァッ!
憧「あ・・・!」
真っ黒な“空”全体が崩れるように・・・憧たちの上に降ってきた。
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:12:40.39 ID:Mqu880V+0
ドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオォォ――――ッッッ!!!
憧「ああっ!?」=3
憩「ぐううぅっ!」=3
咏「さあぁどうだい?w 私の奥義の味は・・・ん?」
憩「くっうぅ…!」ググゥ…!
メラメラと燃え盛る黒い炎の中、立ち上がった憩…
憩(め、メタン菌のバリアーで、なんとか耐えられたで… 広範囲な分、威力はそこまででもなかったみたいやな…)ハアハア
憩(あ、でも、憧ちゃんは…?)チラッ
憧「・・・・・」プスプスプスプスウゥ……【-180】(H216→36)
憩「あ、憧ちゃん…!」
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:14:34.75 ID:Mqu880V+0
咏「ナースちゃんだけ生き残ったかい。 ほんじゃまあ・・・」
咏「一気にトドメ刺してやるよッ!」バァッ!!
四天王最強三尋木咏! またもや、その恐るべき魔扇を振り上げる…!
咏「地獄の業火!! “カイザーフレイム”ゥッ!!!」
ゴオオオオオオオオオオオォォ―――ッッ!!!
憩「ひぃ!?」
迫りくる猛烈なる炎の竜巻ッ!
憩(あ、あかん、もうダメや…!)
憩(ごめんみんな…! ここでお別れや!!)ギュウゥ…!
観念して憩が目をつぶった、その時だった――
憧「出でよ光の盾ェ!! “ライトウォール”ウゥッ!!」バァッ!
憩「!?」
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:16:35.24 ID:Mqu880V+0
バリバリィッ! バチバチバチバチイィ――ッ!!
憩「あ、憧ちゃん!!」
憧「んっ、ぐぎぃっ! ぐぎぎぎいいぃ・・・!!」バリバリィ…
満身創痍ながらも、最後の力を振り絞って憩を守る憧…!
憧「あっ、ぎいぃっ! がっあ・・・!」ブシッ、ブシュゥッ!
その、光の盾を展開する憧の両手があちこち裂け、真っ赤な血が噴き出す…!
憩(あ…あかん! んな無茶したら死んでまう!! 憧ちゃん!!)
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:18:13.95 ID:Mqu880V+0
咏「へえ、やるねぃ…! でもその体で、私のカイザーフレイムを最後まで防ぎきれっかねぃ…?w」
ゴオオオオオオオオオォォ――――ッ!!・・・・・
憧(か、神様、お願い…! あと、少しだけ、私に、力を―――!)
憧「うああああああああああああああああぁぁぁ―――――――!!!」ブォンッ!!
憩「憧ちゃんっ!!」
ドドオォッ! ズオオオオオオォォ――――ンン・・・・・!!!
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:19:31.35 ID:Mqu880V+0
憧「・・・・・・」ハアッ、ハアッ、ハアッ……
憩「あ、憧、ちゃん・・・?」
渾身の力で咏のカイザーフレイムを消滅させた憧は・・・放心したように立っていた。
そして――
憧「・・・ごめん、逃げ、て・・・ 憩、さん・・・・」バタリ…【-180】(H36→-144)
最後にそう言うと… ゆっくりと、静かに、憧は倒れた。
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:20:37.92 ID:Mqu880V+0
憩「あ、憧ちゃん…! し、しっかりしてや!!」ユサユサ
軽くゆすってみるが、もう全く、ぴくりともしない。
憩(い、息はある… で、でも、このままやと… ほんまに死んでまうっ!)
咏「さあて…」ユラァ…
憩「!!」
咏「どーするよ? あんた一人になっちまったぜ?w」
憩「……」
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:24:57.53 ID:5If4M/vP0
憩(このぉ…! よくも憧ちゃんを…!)ギラ…
憩(で、でも… ウチ一人でコイツに勝てる可能性なんか、ほぼ0や…)
憩(く、悔しいけど、ここは・・・)
唇を噛んだ憩は、絞り出すようにソレを言った。
憩「こ、降参や… う、ウチらの、負けや…!」
咏「……」
憩「た、頼むから… 憧ちゃんに、治療をさせてや…」
咏「ふん… ま、私も鬼じゃないからねぃ…w」ニタァ…
咏「あの諜報員の子もいる病室に案内してやんよ。 ついてきな」バッ
憩「!」
咏が扇を開くと、また景色が“めくれる”ように変化し… 亜空間は消え、元の魔王城の通路に戻ってきていた…
憩(く…! い、今は、捕虜の身になってやるけど…)
憩(ウチらはまだ負けとらん…! テルさん、怜ちゃん、京太郎クンの三人がまだ残っとるんや!)
憩(三尋木咏… あとで、必ず… 憧ちゃんの仇をとったるからなっ!)キッ!
※ ×新子憧&荒川憩 VS 三尋木咏○ (決まり手・カイザーフレイム)
各最終HP
憧 −144(戦闘不能)
憩 1021(ギブアップ)
咏 1574
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/12(水) 19:26:04.52 ID:5If4M/vP0
今日はこれだけ、コンマは無いのよー
VS良子の方はまた明日進めていきます
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:01:37.51 ID:sbQB0q+k0
〜魔王城地下トイレ前〜
良子「フフ…w なかなか味なマネをしますね… 面白い…!w」ゴゴォ…
良子「グッドです! さあぁ皆さん、もっとエキサイティングなダンスにしていきましょう!!w」カッ!
照の超奥義ドラゴンコークスクリューにも、全く臆する様子をみせない戦神・戒能良子…!
京太郎(くっそ、こいつ… 闘いを楽しんでる?)
照(強い… 底が見えない…!)
怜(ちっ…! さっきダブル使うたせいで、まだちょっとふらふらすんで…)
怜(でも、テルと京太郎の二人が頑張っとるのに、うちだけガチで観戦決め込むっちゅーわけにもいかへんしなぁ…)
怜(何か、ラクに攻撃できる技は・・・あっ、そや!)ピコーン
怜(うちも、能力付与の神から新能力をもらっとったんや! そう…“相手を、自分を献身的に看病させたくなるようにマインドコントロールできる”能力を…!)
怜(クク…w 新能力、いつ使うの? 今でしょ!!w …って、ちょっと古いか…)
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:04:27.63 ID:sbQB0q+k0
怜(とにかくちょうどええわ。 戒能に幻術をかけて、強制的にうちにヒザマクラをさせる…)
怜(そうすれば当然スキだらけになるんやから、あとは残りの二人がなんとかしてくれるやろ)
怜(ほな、イクでぇ…! 覚悟しいや戒能良子! そのフトモモもらったで!w)ギンッ! ジイイィー…!
良子「…ん?」
怜の瞳が緑色に光り、強烈な眼光が良子を射抜く…!
だが…
モヤモヤモヤァ〜〜…
怜(…ん? な、なんやこりゃ?)
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:06:45.96 ID:sbQB0q+k0
モヤモヤモヤモヤアアァ〜〜〜…
怜(な、なんや? 霧みたいなモンが出てきて、うまく幻術をかけられ… んん!?)
よく見ると… 良子の背後に、何か、古代のシャーマンのような恰好の魔人がおり、その魔人が持つ鏡から霧が湧き出ているようだった。
怜(? 誰やあのアバンギャルドなおっさんは… アレも戒能の魔神か?)
良子(クク…w 愚かな! この私に幻術をかけようなどと…w)ククク…
良子(私は、テスカトリポカの常時エフェクトにより、その手の攻撃を受けることはありません!)
良子(古代アステカの邪神である“テスカトリポカ”の名は、ナワトル語で「煙を吐く鏡」という意味…)
良子(彼が持つ鏡から放出される煙幕は、どのようなオカルティックなパワーをも無効化することができるのです)
良子(フフ…w 逆にユーを地獄に落としてあげますよ… 幻術とは、こうやるのですッ!)ギンッ!!
怜(お、おお、おぉ…? な、なんやあぁ・・・??)フラフラァ…
良子のその紫紺の瞳に見つめられた怜は、逆に、幻想の世界へと誘われていった・・・
ーーーーーー
ーーーー
ーー
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:08:06.81 ID:sbQB0q+k0
怜「・・・おっ!?」パチッ!
怜「こ、ここは・・・?」キョロキョロ
怜「なんやここ、学校やんか。 いつの間に…?」
怜が目覚めた場所は、彼女の母校… センリヤーマ魔法学校だった。
その敷地のベンチに腰掛けていたのである。
怜「なんで学校に… 夢か…?」
怜「いや、夢やあらへん。 リアルや。 ベンチの感触もあるし…」スリスリ
怜「懐かしいなぁ… ようこのベンチで、竜華にヒザマクラさせて寛いだもんや… んっ!?」
トキー! タタタタ…
怜「な…? りゅ、竜華??」
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:09:34.23 ID:sbQB0q+k0
竜華「久しぶりやな! 怜! 会いたかったで!」タタタ…
怜「竜華…? なんでここに? あんた、卒業して帝都の魔法大学に行ってたんじゃ…」
竜華「うん、今帰省中なんや♪」
怜「ほー… そりゃまた…」
怜「ほならちょうどええわ。 なあ竜華、久しぶりにヒザマクラしてくれへんか?」ゴロンッ
怜「竜華のむっちむちのフトモモ、ずっと味わいたかったんや…」グフォフォ…
早くもベンチに横になった怜。 だが…
竜華「…あ、あんな、怜、実は、うちな…」モジモジ
怜「ん? なんやはよせんかい。 頭疲れるわ」
竜華「ヒザマクラは… もう、遠慮したいんや」
怜「は?! なんでや!??」ガバッ
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:11:14.72 ID:sbQB0q+k0
怜「なな、なななな、なんでや…? なんでいきなり、そんなこと言うんや!?」
竜華「うち、卒業してからも、怜と遠距離恋愛続けてきたけど…」
竜華「今日で終わりにしたいんや。 もう、普通の友達に戻りたいんや…」
怜「は・・・??」
もはや、竜華の言葉の解釈に、怜の脳がついていかない。
怜「なな、なななっ、ナンデ…? ナンデナノ??」
竜華「実はな、うち… 怜よりも、好きな人ができてまったんや///」テレッ
怜「なんやとぉぉっ!!!」=3
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:13:06.19 ID:sbQB0q+k0
怜「ど、どこの馬の骨やソイツは…! どんな女や? あ、も、もしかして… セーラか? セーラなんか??」
竜華「ううん、違う、女の子やない… かっこいい男の子やで♪」
怜「は!?? オトコ・・・???」ナニソレ
竜華「うん! 実は怜に紹介したくて、今日ここに連れてきたんや。 須賀くん! 出てきてええでぇー!」
怜(は? スガ・・・?)
竜華が呼ぶと、校舎の陰から、金髪の長身の男が現れた。
京太郎「初めまして、須賀京太郎といいます。 竜華さんとお付き合いさせてもらってます…」
怜「な、なにぃ! 京太郎! お前、いつの間にうちの竜華を…!」=3
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:14:43.57 ID:sbQB0q+k0
竜華「? なんや? 二人って知り合いなん?」
京太郎「いや、別に… こんなコケシみたいな人、知らねーよ俺?」
怜「はい? こ、コケシ・・・??」
京太郎「それより竜華、早く行こーぜ? デートの時間が減っちまうよ」グイッ
竜華「あ、ちょ、慌てんで京太郎…///」
京太郎「クク…w 今日もこのカラダ、かわいがってやるからさぁ…!」モニュッ!
竜華「あ、あん/// きょ、京太郎、外ではやめてや・・・///」
怜「」ブチッ
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:16:09.05 ID:sbQB0q+k0
ーーーーーー
ーーーー
ーー
怜「おんどりゃああああああああぁぁぁ京太郎キサマァ!! よくもうちの竜華をオオォッ!!!」グイッ!!
京太郎「ぐっ! はびぃっ!? な、なんすか?! 怜、さん…!」ウゴゴォ…!
両手で京太郎のムナグラを持ち上げる怜。
その目からは血涙が流れ出ていた… 【-160】(HP521→361) ※精神ダメージ
照「ちょっ? 園城寺さんどうしたの? やめてあげて…」オロオロ
怜「じゃかましゃああぁっ!! 京太郎キサマァ! ミンチにしてお好み焼きの具にしたんぞゴルゥアアアァッ!!!」ギュウゥッ…!
京太郎「うっ! おっげえぇ…!!」ギリギリ…【-160】(HP1196→1036)
良子(フフ…w かけた相手に精神的ダメージを与えると共に、操って仲間を攻撃させる…!)
良子(効果的な幻術とはこうやるのですよ…!)ククククク…w
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:17:37.03 ID:sbQB0q+k0
怜「死ねええええぇ京太郎オオォッ!!」ギリギリギリ…
京太郎「が・・・っはぁ・・・!」ブクブク…
両手で首を絞め上げられた京太郎の口から、泡が噴き出てきた。
京太郎(や、やべえ、意識が朦朧としてきた…! ま、マジで、死ぬ…!)
京太郎(く… くそっ! な、なんでこんなことに・・・ ん?)
“『京太郎よ… 聞こえるか…?』”
京太郎(……なんだ…? この声? 幻聴??)
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/13(木) 19:19:49.61 ID:sbQB0q+k0
突然、京太郎の脳内に響いた、厳かで神秘的な声…!
“?『京太郎よ! しっかりしろ! 我が声が聞こえるか?』”
京太郎(な…? だ、誰なんだ? 俺の頭に直接話しかけてる…?)
“?『フフ… まさか私を忘れたわけではあるまいな? 京太郎よ…!』スゥー…”
京太郎「!? なぁ? あ、あなたは・・・!」
そのとき、京太郎の前に現れたのは・・・!
☆コンマバトル五回目! 対戦カード「戒能良子VS怜&照&京太郎」 (「咏VS憧&憩」は決着)
※あと一回偶数が出て「全体バフ」が発動された場合、それ以降のコンマの攻撃は、「全体バフを発動した偶数コンマの下一桁」倍の攻撃になる。
例えば、16というコンマが出た場合、それ以降の攻撃はこれまでの6倍となり、例えば照の攻撃なら一発で「67×2×6=804」となる。 0は10倍扱い。
・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160)
01〜33→怜 (45)
34〜66→照 (67)
67〜00→京太郎 (62)
※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。
※「合計攻撃回数」が5以上になった時、京太郎の「全体バフ」が発動される。
※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。
<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
園城寺怜 521
宮永照 891
須賀京太郎 1196
戒能良子 674
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/13(木) 19:25:24.54 ID:qP27pzS00
はい
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/13(木) 22:36:42.87 ID:cJDCKnuw0
さあ
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/13(木) 23:10:05.54 ID:Dh1IazVx0
勝ちたい
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/13(木) 23:28:49.24 ID:piNS/mOWo
さて
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/14(金) 00:38:50.49 ID:HJLLPo7qO
のよー
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:03:08.34 ID:BVfV/W0y0
コンマ 54、87、54、24、49
・攻撃(54、54、24)→ 照2・怜1
・ダメージ(87、49)→ 京太郎1・照1
※「合計攻撃回数」が5以上になったため、京太郎の「全体バフ」発動! 発動コンマが54なので、下一桁は4。 よって怜・照・京太郎全員の戦闘レベルが4倍にアップ。
ーーーーー
“?『京太郎よ! しっかりしろ! 我が声が聞こえるか?』”
京太郎(な…? だ、誰なんだ? 俺の頭に直接話しかけてる…?) ウムム…!
怜に首を絞められ、意識が朦朧とする中…
突然、京太郎の脳内に響いた、厳かで神秘的な声!
“?『フフ… まさか私を忘れたわけではあるまいな? 京太郎よ…!』スゥー…”
京太郎「!? なぁ? あ、あなたは・・・!」
そのとき、京太郎の前に現れたのは・・・!
?『フフフフ…w 京太郎、久しぶりだな!』ドォーン…
京太郎「・・・・? え、誰、アンタ??」
前スレの448『私は、“前スレの448”という者…! 貴様に新しき能力を与えた、この世界の神の一人だッ!』
京太郎「は? ま、マエスレノ448??」
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:04:42.81 ID:BVfV/W0y0
前スレの448『そうだ! 京太郎よ… 私がお前に授けた新能力を忘れたのか?』
京太郎(あ… そういえばそんなのあったな… 確か…)
前スレの448『“全体バフ”だっ! 今こそ、その能力を使う時だろうっ!』
京太郎「…!」
怜「…? なんや京太郎、お前誰と話しとるんや。 うちを見んかい!」グイッ!
京太郎「ぐっ! がっふぅ…?!」=3
良子「さあ… 仲間割れしてるところ申し訳ないですが、そろそろ攻撃させてもらいますよ…! GOッ! バルバトス!!」
バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォッ!!』ジャキッ! バシュウウゥッ!!
ヒュヒュヒュヒュヒュウウウゥ――――ンッ!!
京太郎「あ…!」
またもや、魔神バルバトスの無数の矢の連射が降り注いできた。
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:06:05.79 ID:BVfV/W0y0
照「く…! こ、古代竜召喚! “ドラゴン・コークスクリュー”ゥ――ッ!!」ブワアァッ!!
ゴオオオオオォォ―――ッ!! バチバチバチバチイイィッッ!!
バルバトス『グオ゙ォッ!!』ザシュッ!=3 【-134】(HP674→540)
照の繰り出した竜の腕は、矢のほとんど全てを打ち払い、魔神の脇腹を切り裂いていたが…
京太郎「うっ? あっつぅ…!」【-160】(HP1196→1036)
流れ矢が一本、怜にムナグラをつかまれて無防備な京太郎の肩口に刺さっていた。
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:07:42.82 ID:BVfV/W0y0
照「あ… きょ、京太郎大丈夫? あっ!!」ザシュッ!【-160】(HP891→731)
照「くっ、このぉ…!」サササッ
いつの間にか後ろに回り込んでいたバルバトスの蛮刀の一撃…!
その切っ先が照の背中をかすり、鮮血が噴き出す。
京太郎「て、照さん!?」
良子「クク…w 魔神たちは、生半可な攻撃ではいくらでもそのボディは再生されます」
良子「それにバルバトスの武器は矢だけではありません。 彼女はあらゆる武器に精通したウェポンマスター…!」
良子「魔神の百技繚乱におののきなさいっ!」カッ
バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ……!!』ゴゴゴゴゴオオォ…!
京太郎(くっそ…! このままじゃ全員ヤラれるぞ…?)
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:09:03.69 ID:BVfV/W0y0
京太郎「怜さん! いい加減話して下さいよ! 今戦闘中ですよ?!」=3
怜「ん…? お、おお…」パッ
京太郎「……」ハーハーハー…
怜(…? そういえば、竜華はどこや…? って、ここ、学校やないやん)キョロキョロ
怜(せや、うち、魔王城で魔神たちと闘っとるんやったな… そうや!)
怜(戒能良子や! アイツに見つめられた途端、頭がぼーっとして… つまり、うちが逆に幻術にかけられとったわけや)
怜(竜華が京太郎になびいたっちゅうのも、夢だったわけやな…)ホッ
怜「京太郎、すまんかったな… うち勘違いして……ん!?」
京太郎「・・・クククククク・・・・!!ww」ズモモモモモオオオオォォ……!
胸元をおさえ、苦しそうにしゃがみこんでいた京太郎の体から… 禍々しき黒いオーラが噴き出す…!
と同時に、京太郎の肩口に刺さっていた矢が、どろどろと飴のように融けて蒸発していった…
怜「きょ、京太郎、お前・・・??」
遂に禁断の秘術“全体バフ”が発動されようとしていた…!
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:10:30.57 ID:BVfV/W0y0
京太郎「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴオオオォ…!!
良子(ん…? 少年の雰囲気が… これは一体…?)
京太郎「デビルマスター戒能良子よ…! ここまでだ! 貴様に“敗北”という名の甘美な烙印をプレゼントしてやろう…!」ザザザアアァ…!
良子「なっ!?」
立ち上がった京太郎の双眸は、妖しげな紫色の光を宿し… その中央には不死鳥のシンボルが浮かんでいた。
京太郎「キョウタロー・ヴィ・スガタニアが命じる…!」
京太郎「森羅万象、万物の精霊たちよ…! 我らを崇め奉り、祝福せよ!!」カッ!
ピカアアアアァァ―――――ッ!!!
良子「Oh!?」
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:12:11.87 ID:BVfV/W0y0
怜「お、おおおぉ? これは…?」ピカアァーッ…
照「え、何これ…」ピカアァーッ…
京太郎「ククク…!w」ピカアァーッ…
京太郎の厨二病的台詞と同時に、三人の体が目も眩まんばかりに光り輝き始めた…!
そして、その光が収まると…
良子「!? じ、ジーザス…!!」
京太郎「・・・・・」ゴゴゴオォ…(戦闘レベル62→248)
怜「・・・・・」ズモモモモオォ…(戦闘レベル45→180)
照「・・・・・」ドドドドオオォ…(戦闘レベル67→268)
良子(せ、戦闘レベルが、全員四倍に…?? い、一体、何が…!)ガタガタガタ…
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:13:26.44 ID:BVfV/W0y0
照「な、何これ… 凄いっ! 体中から力がみなぎってくる…!」コオオオォ…
怜「なんやこの身体の軽さは… こんなに調子ええの、生まれて初めてやっ!」ピョンピョン
京太郎「クク…w 貴様たちには、俺が禁断の秘術を施したのだ。 ありがたく思うが良いッ!w」
怜「? なんや京太郎そのキャラは。 ナメとるんか?」ギラッ
京太郎「あ、いや… の、能力発動の為に、ちょっと、厨二病的キャラを…」スンマセン
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:14:47.54 ID:BVfV/W0y0
京太郎「テルさん、俺の新能力“全体バフ”を発動しました! 今がチャンスですよっ!!」
照「分かった! まかせてっ!!」バッ!シュンッ!!
良子「!?」
今までの四倍の速さで… アッという間にテルが魔神との間合いを詰めるっ!
照「喰らえっ! ターボ・コークスクリュー・・・“四倍”ッ!!」ブォンッ!
ズッゴオオオオオオオオオオオオオオオオォォォ―――――ン・・・・・!!!
バルバトス『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ―――ッッ!??』=3=3
良子「・・・ガッデム!!」
至近距離で放たれたソレは… 魔神バルバトスを一瞬で消滅させ、その衝撃の余波は、魔王城の壁を幾層も貫き通していた…【-536】(HP540→4)
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:16:10.34 ID:BVfV/W0y0
良子(ば、バカな…? 魔神バルバトスは地獄でも1、2位を争うほどの戦闘力とタフネスを誇る“破壊と殺戮の化身”…!)
良子(それが… たった一撃で…?)ワナワナ
京太郎「すっげ…! ど、どんなエネルギー波だよ?」アリエネエw
良子(く…! こ、これは、さすがに分が悪い… いったん退却して態勢を…!)サササッ!
超スビードでその場を離脱しようとした良子… だが!
ヒュンッ、ガシィッ!!
良子「なっ! え…?」
怜「どこ行くんや? トイレならそっちじゃないで?」ゴゴゴオオオォ…
それよりも速く動いた怜が、ガッチリと良子の右手首をつかんでいた。
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:17:47.88 ID:BVfV/W0y0
良子「こ、このっ! 放しなさいっ! り、リリース!!」グイグイ
良子(くぅ…? そ、そういえば、あの諜報員の少女に右肘をブレイクされかけていたのでした… 力が入りませんっ!)
怜「さっきは、よくもうちにナメたマネしくさってくれよったなぁ… 覚悟はええか?」ハー…
もう一方の手で拳を作り、息を吹き掛ける怜…
良子「……」ガタガタ
怜「東横の仇や! くらえっ!!」ブォンッ!!
ドッゴオオォォムウゥッッ!!
良子「Ouch!??」=3-3【-360】(HP4→-356)
スーパーカンサイ人と化した怜のバックブローは、良子の顔面に深々とメリ込んでいた…
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:19:48.09 ID:BVfV/W0y0
良子「・・・・・・」
吹っ飛ばされて壁に激突し、その場に崩れ落ちた良子は… 仰向けに倒れたまま、虚ろな目で天井を睨んでいた。
良子(…ま、まさか… この私が、人間に敗れるとは……)
良子(フ…w どうやら… 井の中のフロッグは、私自身だったようですね…w)ガクゥ…
照「…倒した…?」
怜「ふん、終わりやな…w」
京太郎「ぃよっしゃ! 四天王の一人を倒したぞっ!!」
勝負あり…!
不沈艦・デビルマスター戒能良子、遂に撃沈!!
※ ○園城寺怜&宮永照&京太郎 VS 戒能良子× (決まり手・全体バフ&バックブロー)
各最終HP
園城寺怜 521
宮永照 731
須賀京太郎 1036
戒能良子 −356(戦闘不能)
※勝利したので、攻撃回数の分だけ各戦闘レベルアップ
怜(45→46)
照(67→72)
京太郎(62→63)
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/14(金) 19:21:27.32 ID:BVfV/W0y0
今日はここまで、コンマは無いですわ
また明日
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/14(金) 19:26:28.00 ID:seEKrjET0
全体バフ強すぎで草
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 00:04:20.75 ID:vXlFeHbco
思いつきで頼んだ全体バフがいい仕事して良かった(小並感)
乙
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 19:05:21.92 ID:lgWwATCn0
乙あざす
ほなまたーり進めていきます
>>334
一部訂正
×いい加減話して下さいよ!
↓
○いい加減放して下さいよ!
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 19:09:34.68 ID:lgWwATCn0
京太郎「ぃよっしゃ! 四天王の一人を倒したぞっ!!」
良子「・・・・・」グッタリ
遂に決着!
京太郎の秘技“全体バフ”発動により、戦神・戒能良子を見事打ち破った三人…!
京太郎「う…!」ズキッ
怜「ん? どうした京太郎」
京太郎「あ、いや… 安心したら、なんか急に体が痛く…」ズキズキ
神経が軋むような痛みが全身を走る…
京太郎は特に、怜を守った時の手の矢傷は早急に治療する必要がありそうだった。
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 19:23:55.84 ID:lgWwATCn0
照「私も斬られた背中が痛い… 早く憩に治療してもらいたい」
京太郎「あ、そういえば… そろそろ、待ち合わせの時間じゃないですか?」
T字路で憧たちと分かれた京太郎たちだったが、一時間後に同じ場所で落ち合う約束をしていた。
もう、その時間が迫ってきている…
怜「せやな、戻らないかん。 でもその前に……」チラッ
怜「戒能! 約束やで。 東横のおる場所を教えてもらえるんやろな?」
良子「オフコース… 約束ですからね、地図を書いて場所を教えましょう…」サラサラ…
モモのいる部屋までの地図をもらい、京太郎たち三人はまずは憧たちと合流するべく、件のT字路へ向かった…
そう… 三人には、憧と憩は四天王三尋木咏に惨敗し、捕虜となっていることなど、知る由もなかったのである。
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 19:26:12.88 ID:lgWwATCn0
憧「う・・・?」パチッ
憧「・・・あ・・・ こ、ここ、は・・・?」
ベッドの上の憧が目覚め、最初に目に映ったのは… 見知らぬ部屋の白い天井だった。
そして…
憩「あ、憧ちゃん! 気がついたようやな!」
桃子「良かったっす…!」
憧「憩さん… も、モモ!?」
憧「よ、良かった、モモ、無事だったのね・・・! うっ!」ズキッ
桃子「あ、憧ちゃん、無理に動かない方がいいっすよ!」
憩「せや。 治療はしたけど、憧ちゃんはかなりの重症やったからな… 落ち着くまでまだ休んどった方がええで」
憧「・・・・」
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 19:38:01.19 ID:+ofcSCHI0
憧「ここは… モモのいた、あの映像で見た病室?」
憩「そやで、三尋木が連れてきてくれたんや」
憧「あ… そ、そうか、私… あいつに、負けて…」
憩「うん… ウチは憧ちゃんが倒れたあとで、降参したんや… つまりウチらは今、魔族たちの捕虜としてここに収監されとるんや」
憧「捕虜…」
憩「モモちゃん助けに突入したのに、ウチらまで捕虜になってまったわけやなーぁ… ミイラ取りがミイラに、ってヤツやw」タハハ…
桃子「それはちょっと意味違うんじゃないっすか?」
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 19:41:49.18 ID:+ofcSCHI0
モモは、左腕こそまだギプスをつけていたが、自力で歩けるまでに回復していた。
しかし、咏の炎を何度も喰らい、甚大なダメージを受けた憧は、まだ休養の必要がありそうだった…
憧「憩さん… そういえば、時間は?」
憩「え?」
憧「分かれた京太郎たちと会う時間…」
憩「あ… そういえばそやな…」
憩「待ち合わせの時間から、もう10分くらい過ぎてしまっとるわ」チラッ
憧「え…? じゃあ…今頃、あのT字路で、京太郎たち、待ってるかもしれないよね…」
憧「なんとか、ここから、脱出できないの…?」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 19:48:44.69 ID:+ofcSCHI0
同時刻… 魔王城内??
照「う、ううぅ… ここ、どこ…?」ヨロヨロ
怜「うちが聞きたいわ!」
件のT字路に、照と怜は到着してはいなかった。
そう… 王女テルがその超絶方向オンチを発動してしまい、京太郎ともはぐれてしまっていたのだ…
怜(ったく… うちとしたことが、ぬかったわ…)チッ
怜(ダブル使うてよう回らん頭でぼーっとしとったせいで、うちまでコイツについて迷ってまった!)
怜(それにしてもほんま魔王城内は迷路や… 一度迷ったら、もう元の場所に戻るんはほとんど不可能やで…)
怜(京太郎ともはぐれてまったし、うちもテルも疲弊しとるし、こんなとこでまた魔族にでも出会ったら、ほんまに厄介・・・ん?)
?「……」ユラァ…
怜(あん? あ、アイツは…?)
照「!? さ、咲? 咲なの?!」
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 19:55:27.51 ID:+ofcSCHI0
突然、通路の角から現れた、頭に∠のある少女…
それはまさしく、タ・コース王国第二王女、サキ・ミヤナガだった。
照「咲…! よ、よく無事で…!!」タタタタタ…
咲「お姉ちゃん… 来てくれたんだ…」
すかさず駆け寄る照…
照「よ、良かった…! あ、だ、大丈夫? どこもケガとかしてないよね?」サスサススリスリ
咲「う、うん、大丈夫だよ、お姉ちゃん…///」
怜(い、いや、ちょい待ちぃ! おかしいやろ?なんで囚われの身のサキ王女がこんなとこでフラフラしとんねん?)
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 20:02:43.71 ID:g93vLV280
照「咲…! ほ、ほんとに無事で良かった…!」ギュウウゥ…
咲「お姉ちゃん…///」
怜(…? ほんまに本物なんか? まあ、一人で牢から脱出してきたって可能性もなくはな・・・ん?!)
咲「・・・・・」ザワザワザワァ…
怜(へっ!? あ、アレは・・・?!)
怜は目を疑った。
照に抱き締められている咲の、その頭から… 魔族特有のあの禍々しい角が、にょきにょきと生えてきたのだ…!
怜「あ、あかん! ソイツから離れるんやテルゥッ!!」
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 20:07:15.84 ID:g93vLV280
照「…え?」
咲「ふふw、もう遅いよ…w」ユラァ…
咲「 カ ン 」ドゴムッ!
照「かっ!? はぁ・・・!?」バタ…
咲の拳は照のみぞおちあたりの嶺上秘孔を正確にツモり… 照は、糸の切れた人形のようにその場に倒れていた。
怜(ちぃ…! な、なんやもう! まーた厄介なことになってきたで…!)
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/15(土) 20:09:28.66 ID:g93vLV280
今日はこれだけ
明日は休みで、次はまた明後日の夜から進めていきます
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/15(土) 21:20:12.09 ID:kz3T3vqx0
乙
戦力半減どころじゃないがこっからどうなるんだろ
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/17(月) 19:00:24.13 ID:KPJQHLmK0
ーーーーー
魔王城中層部・病室(牢)
憧「なんとか、ここから、脱出できないの…?」
ベッドから身を起こした憧…
満身創痍でもはや戦力にはならないかもしれないが、せめて自力で脱出して、仲間たちと合流できれば…!
桃子「いや… それはちょっと難しいと思うっす」
憧「? どうして? モモは超一級の諜報員でしょ。 これくらいの牢を破るくらい、できないの?」
桃子「私も、ケガで左腕が言う事きかないし…」
桃子「魔族もバカじゃないっす。 スパイアイテムとか、持ち物は全部没収されてしまってるんっす」
憧「そっか… でも、アレくらいの扉なら、私の魔法で吹っ飛ばして・・・んっ!?」スカッ
憧「…ま、魔法が、出ない? え、どうして?」
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/17(月) 19:03:06.20 ID:FDWDHTl70
憩「気を失っとった憧ちゃんは気づかなかったやろうけど…」
憩「捕虜になる時に、ウチらはみんなコレをつけられてまったんや」クイッ
憧「?」
憩が、自分の首に手をやる。 そこには、何か首輪のようなものがついていた。
憧「…魔力封じ、マジカルクローズの首輪…」
憩「ウチも、戦闘用の装備は全部没収されてまったし、今のウチらはみんなタダの女の子っちゅーことやなーぁ…」
憧「………」
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/17(月) 19:07:30.22 ID:FDWDHTl70
魔力封じの首輪は、自力で外すことはほぼ不可能… そこに魔力を送り込んでいる大元を叩かなくては、解除できない。
憧「うーん悔しいなあ… じゃあ、京太郎たちが私たちを見つけて、助け出してくれるのを祈って待つしかないってわけ?」
桃子「そうっすね… 針金の一本でもあれば、アレくらいの扉の鍵、開けられるかもしれないっすけど…」
憩「モモちゃん、ほんまに針金一本でええん?」
桃子「え? うん、多分…」
憩「ほなら… コレでなんとかならんかなーぁ?」スッ
桃子「!」
憩が、ナースキャップの下、髪の毛の中から、小さなメスを一本取り出した。
桃子「す、すごいっす…! よくバレなかったっすね!」
憩「こういうこともあるかと思うてなーぁ、一本だけ隠しとったんや♪」
憧「さっすが憩さん…! モモ、なんとかなりそう?」
桃子「やってみるっす!」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/17(月) 19:10:15.08 ID:FDWDHTl70
魔王城内??
照「う、ううぅ…!」ウググ…
みぞおちにカンを受け悶絶する照…!
怜(ちぃ…! な、なんやもう! まーた厄介なことになってきたで…!)
城内で迷い、彷徨っている時に偶然サキ姫を発見した照&怜…
しかし、そのサキは…
咲「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴオオオォ…
頭には角、背中には禍々しき翼、尻には黒い尻尾…
つまりどう見ても魔族になってしまっていたのだ…!
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/17(月) 19:12:14.74 ID:FDWDHTl70
照「さ、咲… ど、どうして…?」ウウゥ…
怜「どうしてもこうしてもないわ! ニセモンなのか洗脳されとるんか知らんけど…」
怜「攻撃してきた以上、うちらの敵や… うちはテルみたいに甘くはないでっ!」バッ
照「!? お、園城寺さん、ダメ! やめて…!」
怜「喰らえっ! フライングチャクラム!!」ブォンッ!
咲「!!」
照が止めるのも聞かず、怜が投擲した二つの円月輪が真っ直ぐに咲へと飛んでいく…!
咲「ふん… “プラマイゼロ”!!」ブワアアァ!
怜「ほぇ!?」
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/17(月) 19:14:37.72 ID:FDWDHTl70
咲が右手を掲げると、その周辺の空気がぶわっと歪み、怜の円月輪はそこへ吸い込まれるように消えてしまっていた。
咲「ふふ、私の能力“プラマイゼロ”…! この力は、相手のどんな攻撃も無効化し、消し飛ばすことができるんだよぉ…w」ククク…
怜「な、なんやとぉ…?」
咲「魔王様に仇なす人間ども… ゴッ倒す!!」ブンッ!
怜「!?」
咲が、怜との間合いを一気に詰める!
怜(あ…あかん! 未来視で見えとるけど、速過ぎて体がおっつかん!!)
咲「もいっこカン」ドゴムッ
怜「うっ!っごおぉ…!?」バタァ…
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/17(月) 19:17:21.33 ID:FDWDHTl70
照と同じようにみぞおちにカンを喰らった怜は、くの字になって前のめりに倒れていた。
咲「あはははっ!w 弱過ぎるよ人間…w もう少し楽しめると思ったんだけどなぁ…w」ユラァ…
咲「まあいいや。 さっさとラクにしてあげるよ」スゥ…
怜「う…!?」
咲が、その懐から出した格闘用ナイフが鈍く光った。
怜(な…? こ、殺される…?)
怜(なんやなんやどうなっとんねん! サキ姫の救出に来たのに、なんでその姫に殺されなあかんのや…!)
と――、その時だった。
ビュンッ! バシィッ!!
咲「ん!?」
照「・・・・・」ゴゴゴゴゴオオォ…
なんとか膝立ちに身を起こした照のコークスクリューが、咲のナイフを吹っ飛ばしていた。
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/17(月) 19:22:18.84 ID:FDWDHTl70
照「咲… なんでそんな風になっちゃったのか、私には分からないけど…」
咲「……」
照「仲間を傷つけるなら、たとえお前でも容赦はしないッ!」キッ
咲「ふぅん…w じゃあ、どうするの? お姉ちゃんに私が倒せるのかな?w」ニタニタ
照「ああ、何年ぶりか分からないけど、やろうじゃないか…!」ズモモォ…
照「姉妹ゲンカを!!」カッ
怜(…? テル、ほんまにガチで闘うつもりか…?)
怜(多分、アレは本物のサキ姫や… きっと、洗脳か何かで感情を奪われ、魔道に堕とされたんや)
怜(洗脳を解いて、人間に戻してあげられればええんやろうけど… どうすれば…?)
※照、どうする…?(最も早く2票入った行動でイキマス)
1、物理的にぶっとばす
2、ナウシカ作戦(無抵抗)
3、スカートの中に頭を突っ込む
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/17(月) 21:04:33.09 ID:O8BvAnX/o
3
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/18(火) 07:37:22.12 ID:BvzKPkCX0
3
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:02:18.86 ID:yLgPIAuC0
3、スカートの中に頭を突っ込む
咲「ふふ…w お姉ちゃんに私が倒せるのかな?w」ニタニタ
照「ああ、何年ぶりか分からないけど、やろうじゃないか…! 姉妹ゲンカを!!」カッ
咲照「「・・・・・」」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォ…!!
向かい合う二人の体から、尋常でない量のオーラが湧き出る…!
怜(ふ、二人とも凄い迫力や… これがタ・コース王国王家“ミヤナガ”の血…!)ゴクリ
怜(ど、どうなるんや、この姉妹対決…?)
咲「お姉ちゃん… バトルって楽しいよね! 一緒に楽しもうよ!w」
照「ふ…w 咲、お前は… 小さい頃から人形みたいに可愛くて… わがままも言わないし、本当にいい子だったよね…」
照「どこに行くにも、私のあとをちょこちょこついてきて、愛しくてたまらなかったよ…」
咲「………」
照「でもね、可愛さ余って憎さ百倍…! 私は今、そんな気分だよ!」
照「たとえお前でも、仲間を傷つけるなら、私はいっさい容赦しないッ!」
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:05:30.94 ID:yLgPIAuC0
咲「…ウルサイナァ、いちいち気持ち悪いんだよ! 御託はいいからさ、早くかかってくれば?」
照「言われなくても…!」スゥ…
照「シャッ!!」ババッ!
咲「!!」
身を低くした照が… そのまま、地を這うようにして咲へと突進した。
怜(! なるほど!テルの奴考えよったな…!)
怜(得意のコークスクリューを撃ち込んでも、プラマイゼロの力で消されてまう)
怜(だから、まずはタックルでマウントを取るか、組み技に持っていくつもりや…)
怜(超接近戦なら、プラマイゼロなんか使う猶予もないやろうからなっ!)
だが・・・
照「とりゃっ!」ズボォッ!
咲「ひっ!?///」=3
怜「…ゑ?」
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:08:30.92 ID:yLgPIAuC0
照「………」クンカクンカスーハースーハー…
咲「ひゃ…? く、くすぐったい!///」
怜「な、ナニしとるんやアイツは…??」
タックルに行ったように見えた照だったが… そのまま咲のスカートの中に頭を突っ込み、股間に鼻を押し付けていた…
照「は、はあはあはあ…!/// ひ、久しぶりの咲臭…!/// か、芳しい…カグワシイイイィッ!!」クンカクンカ
咲「ちょっ!やめてよお姉ちゃん!///」=3
照「う、動くんじゃない咲ィ! い、妹の匂いを嗅いで、健康をチェックするのは、全ての姉の務め・・・何より優先すべき義務だッ!!」スーハー…
照「うほおおおおっ!/// 微かに酸っぱい汗の匂いに、ほのかに咲汁が混ざり合って…/// あああ…こ、ここが桃源郷…!///」ポワワアアァン…
咲「私の体臭を実況しないでよ! カン! 嶺上開花ツモォ!!」ドゴムッ
照「たわばっ!??」=3
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:10:38.70 ID:yLgPIAuC0
照「」チーン…
咲「……」ハアハアハア…
怜(あ、あっけなく妹が勝ちよった… てか、テルはほんまナニしとるんや!?)
怜(せっかくここまで苦しい戦いをくぐり抜けてきたのに、最終目的の妹に倒されとったら世話ないわ…)
咲「たく… もうそんなバカなこと、二度と出来なくしてあげるよ! お姉ちゃん!」スゥ…
無防備な照にトドメを刺すべく、腕を振り上げる咲!
怜「ちょ、ちょい待たんかい! う、ウチはまだヤレるで!」ガバッ
咲「…ハァ? そのまま寝てれば見逃してあげたのに… ザコが…!」ギラァ…
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:13:13.40 ID:yLgPIAuC0
対峙する咲&怜…!
咲「アンタ如きが一人で私に勝てると思ってるの…?」ゴゴォ…
怜(ちぃ…! た、確かに、あのプラマイゼロとカンの能力は脅威や… 普通に闘っても勝ち目はあらへん…)
怜(しかも相手はうちらの救出対象であるサキ姫や! 必要以上にダメージを与えるわけにもいかへん…!)
怜(ふぅ… ったく、この奥の手は、魔王戦の時のために温存しときたかったんやけどな… 背に腹は代えられん!!)ギラッ、ゴゴォ…!
怜の髪が逆立ち… その双眸が緑色に光ると共に、額には第三の目のような、輝くシンボルが現れる…!
照「や、やめて、園城寺さん… 咲を傷つけないで…!」ウググゥ…
怜「安心しぃ! ちゃんと手加減はしたるわ!」
怜「イクでぇ… 怜ちゃんパワー全開・・・!」ズモモモオオォ…
咲「…?」
怜「覚悟しいやサキ・ミヤナガ…! 出でよ時空の妖精! “枕神トキ”ィ!!」カッ
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:14:53.41 ID:yLgPIAuC0
ぼわわわあああぁ〜〜ん…!
照「な!?」
咲「…ん?」
怜「クク…w!」
空中に現れたのは…
怜を四頭身にして小型化したような、人形のような妖精…!
枕神トキ『まいどぉ〜! 宇宙一カワイイトキちゃんの降臨やで! 皆の者ひかえおろぉ〜!w』フヨフヨ
満を持して登場…! 時空を操る変幻自在の妖精、怜ちゃんパワーの源・枕神トキ!!
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:17:36.63 ID:yLgPIAuC0
枕神トキ『まったくぅ!うちの出番こぉへんのかと思って焦ったで! で、あのうすらぺったんこな∠をイワしたればえーんかなぁ〜?』フヨフヨ
怜「せや、頼んだでトキちゃん!」
咲「ふん… 未来視できようが、助っ人呼ぼうが、私のスピードに追いつけなきゃ意味ないでしょ…」
咲「能力なんか使う前にカンしちゃえばいいだけ…! それっ!」ビュンッ!
怜「!」
またもや、超スピードで一気に間合いを詰める咲…!
咲「トドメだ! カン!!」スカァッ!
咲「へ、え…?」トットット…
カンが空振り、二、三歩とたたらを踏む咲…
咲「は…? あ、アイツ、どこに…?」キョロキョロ
怜「どこ見とるんや、こっちやで?」スゥーッ…
咲「!?」バッ
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:18:48.69 ID:yLgPIAuC0
怜は、さっきまで自分がいた場所に、平然と立っていた…
咲「? え、ど、どうして当たらなかったの…? 一瞬、消えた…?」
怜「ふふ…w 勘がええな、当たらずとも遠からじってとこやw」
怜「今のは… トキちゃんの力で、自分自身を“三秒後の未来”に転送させたんや!」
咲「て、転送…?」
怜「そうや。 この力がある限り… お前の攻撃はもううちには当たらんで!」
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:19:56.61 ID:yLgPIAuC0
咲「…ふん、私だって“プラマイゼロ”の力があるんだから、攻撃なんか当たらない… 条件は同じでしょ?」
怜「さあ、果たしてそうかな…?」ブワアアアァァ…!
咲「へあっ!?」
照「…え??」
瞠目する咲&照…!
目の前で怜が… 信じられない現象を起こしたのだ…!
枕神トキ『ふふ…w コレがうち、“時空妖精トキちゃん”の奥義の一つやでっ!!w』
ーーーーーー
ーーーー
ーー
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:21:17.68 ID:yLgPIAuC0
同時刻
魔王城上層部・モニタールーム
晴絵「……」カチャカチャカチャ…
晴絵「あの新人の少女、手こずってるな… 潜在的な戦闘力は咏さんに匹敵するのに…」カチャカチャ
晴絵「それにまさか戒能さんが敗れるとは…! あの勇者パーティ、侮れないぞ…」
晴絵「これは、最悪、魔王様自ら城内で闘うという状況になるかもしれないな…」
魔王軍参謀赤土晴絵…
彼女は、城内の各所に配置されたガンキューが送る映像をチェックするモニタールームで、勇者パーティ一行の動向を密かに監視していた…
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:22:39.20 ID:yLgPIAuC0
晴絵「はやりさんも負けてしまったし、野依さんは外出中……」
晴絵「まあでも、こちらには魔王様のほか咏さんもいるし、まず負けることは・・・ん?!」
晴絵「…? あれは… 捕虜にした三人を閉じ込めていた部屋…? い、いつの間に扉が開いて…?」
晴絵「しまった! 目を離しているスキに脱走されたか?」ガタッ
と――
ピタァ…
晴絵「!?」ビクッ
桃子「動くなっす。 黙って両手を後ろに回すっす」
晴絵の首筋に… 冷たい金属が当てられていた。
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/18(火) 19:24:53.44 ID:yLgPIAuC0
今日はここまでだし
咲のカンの戦闘力を決めるの忘れてたので、今さらだけど決めます。
>>379
のコンマ以下が咲の戦闘力(ここまで、照は二発分、怜は一発分のダメージ)
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/18(火) 19:26:52.36 ID:Jlt7UvWtO
はい
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:04:01.25 ID:26ASFdVF0
コンマ36
怜ダメージ36 (HP521→485)
照ダメージ72 (HP731→659)
魔王城内??
怜「さあ、果たしてそうかな…?」ブワアアアァァ…!
咲「へあっ!?」
照「…え??」
枕神トキ『ふふ…w コレがうち、“時空妖精トキちゃん”の奥義の一つやでっ!!w』
なんと、そのとき、怜は・・・
咲「ぶ、分身した…??」
怜1「一時間後のうちや」ヌッ
怜2「二時間後のうちや」ヌッ
怜3「三時間後のうちや」ヌッ
怜4「四時間二分後のうちや」ヌッ
怜5「あさってのうちや」ヌッ
怜6「一週間後のうちや」ヌッ
怜MarkU「いつのうちかよう分からんけどとにかくうちや」ヌッ
照「な、何これ… 園城寺さんが、増えた…?」
怜現在「クク…w せや。 枕神トキちゃんに、“未来のうちたち”を召喚させたんや!」
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:05:50.93 ID:26ASFdVF0
怜JS「じゃん! 小5のうちやで〜♪ コミック『怜Toki』もよろしゅうたのむで!」
怜現在「お、過去のうちもおるんか」
照「かわいい…/// 園城寺さんもあんな時代があったんだね」
怜現在「どういう意味やそれ?」
怜アラフォー「38歳のうちやで」
怜現在「な、なに…? うちのほっぺちゃんに小じわが…?」
怜BBA「80年後のうちや…」ヨボヨボ
怜現在「ちょっ! そんな先まで呼ばんでええでトキちゃん!」
枕神トキ『ん〜? ちょいハリキリ過ぎてまったかな! “園城寺怜の一人大同窓会”の始まりやでぇ〜!w』
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:07:42.27 ID:26ASFdVF0
怜軍団「「「……………」」」ズラ〜リ…
辺り一帯を埋め尽くすようにして現れた、過去&未来の園城寺怜たち…!
咲「な、ナニコレ…?? こんなの反則だよね…?」
怜現在「クク…w “数こそ力”… うちの好きな言葉の一つやw」
怜現在「さあ!うちたち! あの乱暴なお姫さんを捕獲するで!!」
オオオォーッ!! ワアアアアアァァァ――ッ!! ガヤガヤガヤガヤァ…!
咲「ひぃ!?」
大量の怜たちが一斉に咲へと飛び掛かっていった…!
ーーーーーー
ーーーー
ーー
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:09:21.42 ID:26ASFdVF0
魔王城上層部・モニタールーム
桃子「動くなっす。 黙って両手を後ろに回すっす」
晴絵「…!?」
魔王軍参謀・晴絵に、背後からメスを押し当てたエージェント・モモ…!
晴絵「な、ど、どうして… いつの間に…?」
桃子「ふふ…w 魔力封じの首輪をつけて、油断してたっすね…?」
桃子「私のステルス能力は、“魔法”とは別の力っす! こんな首輪で封じることは出来ないっすよ!」ブンッ、ガッ!
晴絵「う…!」バタァ…
首筋への手刀で、晴絵を昏倒させたモモ…
桃子「辺りにほかの魔族の気配は無し… よし、制圧完了っす!」
桃子「憧ちゃん、憩さん、入ってきていいっすよ!」
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:10:47.87 ID:26ASFdVF0
憩「さっすがモモちゃん! 頼りになるわ〜ぁ♪」スッ
憧「ありがとうモモ… わっ、ここすごぉ…! 魔王城の…コントロールルーム?」
桃子「この“魔界歴程”によると、モニタールームってあるっすね。 この魔王城の中枢機関… 作戦本部室みたいな所だと思うっす」
モモが、単独で潜入した際に地下の書庫で発見した“魔界歴程”…!
その巻末に載っていた魔王城の詳細な地図を頼りに、脱走した三人はまずは中枢を叩くべくここに来たのだった。
憩「さてと… あ、あったで! “魔力炉”や!」
部屋の隅に、暖炉のような造りの炉があり… 中では透明の魔石が赤々と燃えていた。
憧「よし! ナイス憩さん! コレの火を落とせば、魔力封じの首輪を外せるはず…!」
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:12:07.36 ID:26ASFdVF0
桃子「あ、ちょっと待つっす憧ちゃん!」
憧「ん? 何、モモ?」
桃子「たぶんこの魔力炉は、魔王城全体の魔力の流れをコントロールしてるっす」
桃子「火を落としたら、このモニターの映像も消えてしまうっす。 その前に…」
桃子「せっかくだから、索敵のためにも魔王城全体をしっかり把握しておくっす!」
憩「それもそやね♪ どれどれ… ん…? コレは、“魔王の間・寝室”…?」
“健夜「… はぁ… お昼ご飯食べたあとって、どうして眠くなるんだろ…」フワァ…”
“健夜「ちょっとお昼寝しよっと… んん… 至福ぅ…♪ zzzz…」グーグー”
憩「この、ジャージ姿で昼寝しとるんが魔王…??」
憧「魔王の間ってあるんだから、多分そうだよね…」
桃子「私たちが攻めてきてるのに、親玉はのん気なもんっすね…」
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:13:36.27 ID:26ASFdVF0
“咏「さてと… ひとっ働きしたらまずはオヤツだねぃ♪」モニュモニュ…”
“咏「う…!? ごふっ! がふっ!? うっぐぅ…!」=3”
憧「こっちは“魔王城食堂”… 私たちに勝った三尋木咏がいる」
桃子「わらび餅食べてむせてるっすね」
憩「きな粉でむせたんやな。 わらび餅にはちゃんと黒蜜かけなあかんでーぇ」
“良子「う、ううぅ… まだ体が動きません… シット!」”
桃子「あ…? こっちには私を倒した戒能良子がいるっす!」
憧「“地下トイレ前”… 壁にもたれてぐったりしてる」
憩「きっとテルさんたちと闘ったんやね。 それで、ここで倒れとるっちゅうことは…」
桃子「京太郎たちが勝ったってことっす! 私の仇を討ってくれたんっす!」
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:14:50.88 ID:26ASFdVF0
憧「さてじゃあ、その京太郎たちはどこに… ん?」
“京太郎「………」ポツーン”
“京太郎「はあ… テルさんたちとはぐれちまうし、時間になっても憧たちは来ねーし…」”
“京太郎「なんか俺忘れられてね…? いつまでここにいりゃいいんだ?」”
憩「京太郎クンはちゃんと待ち合わせ場所の地下のT字路に来とるなぁ」
桃子「早目に迎えに行ってあげないといけないっすねw」
憧「え…? でも、残りのテルさんと園城寺さんは? …ん!?」
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:16:30.49 ID:26ASFdVF0
“怜「さあ!うちたち! あの乱暴なお姫さんを捕獲するで!!」”
オオオォーッ!! ワアアアアアァァァ――ッ!! ガヤガヤガヤガヤァ…!
“咲「ひぃ!?」”
ギッタンバッタン! ギャアアアァッ! アバレンナコノヤロォッ!=3=3
憧「な、何コレ? 園城寺さんがいっぱいいる…??」
憩「てか、襲われとるのって、サキ姫とちゃうか?」
桃子「ここ、魔王の間のすぐ近くの通路っすね。 一体、何がどうなってるんっすか…」
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:17:44.53 ID:26ASFdVF0
“咲「このやろおおおぉぉ放せよゴルゥウアアアアァッ!!」=3”
“怜「神妙にせんかいこのヤンチャ姫が!」”
“照「ちょ、ちょっと、園城寺さん、もう少し優しくしてあげて…」”
憧「園城寺さんの大群がサキ姫を簀巻きにしちゃった…」
憩「さ、サキ姫荒れとるなーぁ… ほんま何があったんや?」
桃子「いや、よく見るとアレ、角があるっすから魔族じゃないっすか…?」
憧「いや、多分… 魔王の洗脳で魔物化されちゃってんのよ…」
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:21:02.24 ID:26ASFdVF0
憧「とりあえず… 私たちの救出目標であるサキ姫は確保できた…」
憧「そして四天王四人のうち、瑞原はやりは私と憩さんが、戒能良子は京太郎たちが倒してくれた」
憧「そして野依理沙はモモの情報によれば外出中… となれば…」
憧「敵はあと魔王と三尋木咏の二人だけ…!」
憩「ほなら、三尋木の食っとるわらび餅に毒を仕込んで… 魔王の寝首をかけばミッションコンプリートやな!w」
憧「そーね♪ ふふw、一時はどうなるかと思ったけど… 楽勝じゃん!w」
桃子「あ、でも・・・」
憧「ん?」
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:22:21.94 ID:26ASFdVF0
桃子「ちょっと、一つ気になることが…」
憧「何? モモ」
桃子「私が単独で潜入した時に、一人、変なヤツを見つけたんっす」
憩「変なヤツ?」
桃子「はいっす、地下の通路で、京太郎にクリソツな魔族がいて…」
憧「きょ、京太郎にクリソツな魔族??」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:23:47.36 ID:26ASFdVF0
魔王城地下・T字路
京太郎「………」ポツーン…
京太郎「憧たち来ねーな… 何かあったのか?」
京太郎「畜生、この世界ってケータイねーしな… 連絡のつけようがねーよ!」
京太郎「どうする…? いつまでもここにいても…… ん?!」
?「よぉ、兄弟…」ユラァ
京太郎「なっ!? だ、誰だお前!??」
突然、通路の角から姿を現した、長身で金髪の男…!
だが、その頭には魔族特有の角が…!
?「俺か? 俺はな・・・」
ヘルカイザー京太郎「“この世界のお前”だよ、京太郎!w」ニィッ…!
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/19(水) 19:24:35.38 ID:26ASFdVF0
今日はここまでなの
明日はちょっと私用でお休み、次は明後日っす
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/20(木) 23:54:45.44 ID:vC+m07yO0
ヘルカイザーww
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:01:24.20 ID:qkJYfjWz0
魔王城地下・T字路
京太郎「なっ!? だ、誰だお前!??」
ヘルカイザー京太郎「俺か? 俺はな、“この世界のお前”だよ、京太郎!w」ニィッ…!
通路の角から姿を現した、京太郎にそっくりの男…!
しかしその頭には、魔族特有の角が生えていた。
京太郎「こ、この世界の、俺・・・?」
ヘルカイザー京太郎「そうだ。 分かるだろ? この世界は、ある意味お前が元いた世界の鏡みてーなもんだ」
ヘル京「元の世界にいた人間は、必ずこの世界にも一人いる… 転生してきたお前だって例外じゃねーってわけだよ」
京太郎(…! 確かに… 部長や染谷先輩にも会ったし、この世界には、元の世界の人間のコピーみたいのがいる…)
京太郎(照さんや咲もこの世界にいるけど、それはあくまで“この世界の宮永姉妹”であって、俺が小さい頃から知ってるオリジナルの宮永姉妹は、今でも、元の世界にいるんだ…)
京太郎(今まで考えもしなかったけど、確かに、“この世界の俺自身”がいても、不思議じゃねー…!)
京太郎(でも、コイツが本当にこの世界の俺だとしても、角が生えてるってことは、魔族… 敵、なのか…?)ジリィ…
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:02:49.64 ID:jUxgVekC0
ヘルカイザーに向かって聖剣をかまえるオリジナル京太郎…
ヘル京「おいおい、俺はお前だぜ? 自分を攻撃する気か?w」
京太郎「う、うるせーな…! お前魔族だろ? それに… なんで俺のことを知ってるんだ?」
ヘル京「お前がこの世界に来た時から知ってるよ。 冥界の鏡で覗いてたからな」
京太郎「は? なにぃ…?」
ヘル京「おっと、ちょっとしゃべりすぎちまったなw コレ以上は言えねーわw」
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:04:14.76 ID:gLMvxoV40
京太郎「なんだと…? どういうことだよ! 何しにここに来たんだお前?」
ヘル京「そうビビんなって…w 俺は敵じゃない。 お前の味方だぜ?」ニッ
京太郎「し、信用できねーな… 何たくらんでやがる?」ジリ…
ヘル京「疑りぶけーな。 ま、無理もないか…」
ヘル京「なら、証拠を見せてやるよ。 行くぜ…?」
京太郎「は? ど、どこに?」
ヘル京「お前の仲間の所だよ! “魔空瞬間移動(テレポーテーション)”!!」バァッ
京太郎「げぇっ!?」=3
ヘルカイザーがその右手を上に掲げると、周囲の空間がオレンジ色に輝き始め… 次の瞬間には、二人とも、その場から消えていた。
ーーーーーー
ーーーー
ーー
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:05:37.26 ID:SLoqE8oT0
魔王城上層部・モニタールーム
憧「さてと! 敵の状況も大体分かったし、そろそろ私たちも行こうか?」
憩「そうやねーぇ♪ ・・・あれ?」
憧「ん? どしたん、憩さん?」
憩「いや… 京太郎クンが、いつの間にか、いなくなってしまっとるんや」
京太郎を映していた「地下T字路」のモニターには、もう誰も映っていなかった。
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:07:00.76 ID:RXpz4lxq0
憧「あれ、ほんとだ。 いつの間に…?」
憩「あかんな。 さすがに遅すぎて、一人で移動し始めちゃったみたいやねーぇ…」
憧「急いだ方がいいね。 とりあえず、テルさんと園城寺さんはすぐ近くにいるみたいだから、全員でそこに行こう」
憩「賛成やでーぇ♪」
桃子「………」
憩「ん? どーかした? モモちゃん」
桃子「え、あ、いや… なんでもないっす」
憩「そう?」
桃子「……」
桃子(さっき… 一瞬だけ、モニターに、地下で見た京太郎にクリソツな男が映っていたような気がしたっすけど…)
桃子(気のせい…っすかね……)
憧&憩&モモの三人は、魔力炉の火を切り、合流するべくテルたちの元へと向かった…
ーーーーーー
ーーーー
ーー
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:08:19.43 ID:PRa2PmGl0
魔王城最上層部・魔王の間近隣通路
照「もう魔王なんか倒さなくていいよ、また次でいいじゃん。 もう帰ろうよ」
怜「い、いや、テル、そういうわけにもいかへんやろ…?」
怜「それに、コイツの洗脳が解けなかったらどないするつもりなんや?」
咲「ゔゔゔゔゔぅ…! 放せ人間どもぉ…!!」=3
簀巻きに縛られたままもがいている咲…
照「大丈夫、今はこんなだけど、王宮に帰って私としばらく一緒にいれば絶対元に戻る」
怜「そ、そんなん、なんの根拠もないやろ…」
照「大丈夫なの! “姉の愛”さえあれば、妹は必ず目を覚ますもんなんだから…!」
憧「いや、テルさん、それはまずいっしょ…」スッ
照「へ?」
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:10:02.93 ID:hxQRq3Z00
怜とテルの背後から、憧、憩、モモの三人が姿を現した。
怜「お? 新子に荒川… そ、それに、東横? 無事やったんか!」
桃子「ちょっとケガしちゃったけど… お陰様でおおむね無事っすw」
憩「うちら、一回捕虜になってまったんやけど、脱走してきたんやでーぇ♪」
ワイワイガヤガヤ… ヨカッタヨカッタ ガヤガヤ…
合流した五人は、お互いにこれまでのこと… 戒能良子や瑞原はやりを倒したこと、三尋木咏に敗れたこと、捕虜になったがモモと一緒に脱走しモニタールームを占拠したこと、サキ姫を発見して確保した経緯…などを報告しあった。
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:12:07.43 ID:v2Ulm6b40
怜「ほなら、敵はあとは三尋木と魔王だけっちゅうことやな。 さっさと行ってサクッと終わらせてしまおうや」
照「いや、だから、咲は救出したんだから、もういったん帰ろうよ…」
憧「いやいや、私たちの任務は、サキ姫の救出のほかに魔王討伐もあるんだから…」
桃子「ここまで来て帰るわけにはいかないっすよ」
咲「ゔゔゔぅ放せよおおぉ…!!」=3
憩「ごめんなーぁ、サキ王女様は、ちょいと黙っとってな」プスッ
咲「きゅっ!? う・・・zzz・・・」グーグー…
照「!? け、憩、何したの!?」
憩「大丈夫やでーぇ、安全な薬で、ちょいと眠ってもらっただけや」
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:14:22.57 ID:D8zZOnK90
これからのことについて話し合う五人…
しかし、そこから少し離れた場所の角に、二つの妖しい影があった。
ヘル京「見ろよ、お前の仲間たち全員そろってるぜ? お前も早く行ってこいよ」
京太郎「あ、ああ…」
ヘル京「ここは魔王城最上層部… お前らの最終目的の魔王の間もすぐ近くだ」
地下からテレポートしてきた京太郎とヘルカイザーだった。
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:17:07.84 ID:4cjlhV8C0
京太郎「いや、しかしよ… 聞かせてくれよ、お前は、一体、何者なんだ?」
ヘル京「? さっき言っただろ。 俺はこの世界のお前だ」
京太郎「いや、それじゃなくって、お前の目的はなんなんだよ? お前は魔族じゃねーのか? なんで俺に協力するんだ」
ヘル京「…そのうち分かるよ、今は別に言う必要ねー」スウゥー・・・
京太郎「あ…?」
徐々に、体が透明になり始めたヘルカイザー…
ヘル京「あ、でも、これだけは教えといてやるわ」スー…
ヘル京「あのお姫さんの洗脳は、魔王コカジンしか解くことはできない」
ヘル京「それと、お前が元の世界に戻るのも、魔王を倒す以外に方法はないからな。 肝に命じとけ」
京太郎(確かに…この世界に来た時に、優希の奴も『お前が元の世界に生きて帰るには、魔王を倒し、この異世界を救うしかないんだじぇ!』って言ってたな…)
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:18:45.96 ID:wtkw02FN0
ヘル京「じゃあな、兄弟、健闘を祈ってるぜ…w」スウゥー・・・!
ヘル京「あ、ちなみに、仲間には俺のことは話さないほうがいいぞ。 いろいろ混乱するだろーからな」ススウウウゥー……
京太郎「……」
そう言って薄く笑うと、その「この世界の俺」は消えてしまった。
ヤツの正体が判明したのは、魔王との激闘に決着が着いた、そのあとだった・・・
・
・
・
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:20:20.81 ID:wtkw02FN0
京太郎たちも仲間の元に合流…
久しぶりに6人揃ったところで、憩は仲間たちにヒールを施した。
※憩ヒール発動、各自HP変更
園城寺怜 485→535
宮永照 659→709
須賀京太郎 1036→1086
憩 1021→1031(自己ヒール+四回ヒール消費)
新子憧 0(一度マイナスになったため、戦闘不能)
東横桃子 0(一度マイナスになったため、戦闘不能)
京太郎「ありがとうございます憩さん… だいぶラクになりました」コキコキ
憩「ええでーぇ♪ みんなを元気にするのがウチの仕事やからな!」
憧「それにしても京太郎、よく地下から一人でここに来れたね…」
京太郎「あ、ああ、ちょっとな… なんか、適当に歩いてたら着いちったよw」
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:23:02.20 ID:TCvHJuel0
憩「ほな回復したところで、いよいよ最終決戦… 魔王討伐や! みんな、覚悟はええな?」
怜「もちろんや。 テルもええな?」
照「うん、分かったよ、でも・・・」
照「憩のヒールでいくらか回復はしたけど…」
照「現実的な話、今の私たちで、勝てるのかな? 魔王に…」
憧「……」
照の言う事はもっともだった。
ここまでの強敵との連戦に次ぐ連戦で、パーティは著しく疲弊…
モモは左腕にギプスをつけたままだし、魔力炉を落として魔力が回復したとはいえ、咏に徹底的にヤラれた憧もほとんど戦力にはならない。
こんなヨレヨレパーティで、ラスボス大魔王に挑むというのは、いささか無謀に感じるのは当然のことだった。
京太郎(いや、そうは言ってもよ… 魔王を倒さねーと、俺は元の世界に戻れねーんだよ!)
だが、そのとき・・・
桃子「あの、そのことなんっすけど…」
桃子「もしかしたら、“戦わずに魔王を屈服させる方法”があるかもしれないっす」
そう言ったモモの手には、あの「魔界歴程」が握られていた。
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:25:31.40 ID:VYe1wbia0
憧「戦わずに魔王を屈服させる方法…?」
怜「なんや、どういうことや? 東横?」
桃子「はい、私が地下書庫で見つけたこの『魔界歴程』… あらゆる魔物や魔族の特徴やら弱点やらが書かれてる本なんっすけど…」
桃子「最後のページに“四天王”と“大魔王”の項目もあるんっす」
憩「へ…? じゃ、じゃあ、魔王コカジンの弱点が載っとるってこと?」
桃子「いや、魔王の場合は、弱点ってほどじゃないんっすけど」
桃子「攻略の糸口になるかもしれない特徴が書かれてるんっす」
京太郎「な、なんだよ、もったいぶんなよモモ。 攻略の糸口ってなんなんだ?」
桃子「それは・・・」
咏「よぉ、勇者さんたち、こんなとこでガンクビ揃えてなんの相談だい?w」ヌッ
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/21(金) 19:26:48.66 ID:ApTR7HDv0
今日はここまでなの
明日からいよいよ最終決戦スタート
これまでのようなバトルではなく、「すこやん・咏 VS 京太郎・照・憩・怜」による、「HP取り合い麻雀合戦」になります。
憧とモモはHPが無いため戦線離脱。
コンマで進んでいくので、ぶっちゃけ魔族ペアの勝利も有り得ますw
仕切り直したいので、最終決戦だけ別スレを立ててやると思います
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/12/22(土) 02:09:06.58 ID:W+TGUHRV0
乙〜
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 18:59:42.55 ID:5flvCJGK0
乙あざす
ほな進めてくにょ
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:02:06.65 ID:LK9DYNw40
咏「勇者さんたち、こんなとこでガンクビ揃えてなんの相談だい?w」ヌゥ…ッ
憧「み、三尋木咏…!!」
咏「よー巫女ちゃん、私にヤラれた炎のダメージはもう大丈夫なんか?w」ニタニタ
座敷童子を彷彿とさせるその容姿…
小柄な体から溢れ出る紅蓮のオーラ…!
現れたのは、魔族四天王筆頭・三尋木咏!!
京太郎(な、なんだコイツ…? ハンパねーオーラ…! 戒能良子と同等か…それ以上…?)
憩「き、貴様ァ…! 食堂でわらび餅食っとったんじゃないんかい!」
咏「は…? なんだよノゾキかい? 趣味悪いねぃ…」
怜「お前は… “魔界一の火炎術師”三尋木咏やな…?」
照「四天王最強の女…!」ギラァ…
憧「み、みんな、広がって! 6人総がかりでいくよっ!」
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:05:10.14 ID:094PSaO10
ザザァッ…!!
咏を囲むようにして戦闘態勢をとった六人…!
咏「ふん、まあ待てよ巫女ちゃん… 私は別に、戦いにきたんじゃねーんだ」
憧「は…? な、何を調子のいいことを…!」
咏「ほんとだよ。 すこやんがさ、あんたたちと話がしてーらしんだよねぃ。ま、詳しいことは知らんけど」
咏「とりあえずついて来いよ。 魔王の間まで案内してやるからさ…」スッ…
そう言うと、咏は敵に背中を見せてすたすたと歩き始めた…
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:07:09.92 ID:lBA+W9cZ0
咏「〜〜〜♪」スタスタ
パーティ一同「「「…………」」」ゾロゾロゾロ…
平然と前を歩く咏の、少し後ろをついていくパーティメンバー…
憩「…な、なあ、ええんか憧ちゃん? なんかの罠やないのコレ…?」ヒソヒソ
憧「その可能性もあるけど… 多分、三尋木はそういう小細工はしないと思う…」ヒソヒソ
桃子「確かに、魔王の間の方に向かってはいるっすね…」ヒソヒソ
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:09:41.64 ID:ayL7O3Oo0
咏「〜〜♪」テクテク
照「ねえねえ…」チョンチョン
怜「ん? なんや、テル」
照「アイツ隙だらけだよ… 今、後ろから襲えば勝てるんじゃ…?」ヒソヒソ
怜「…奇襲か。 ま、うちは遠慮しとくわ… 京太郎、お前、後ろから斬りかかれば倒せるんちゃうか?」ヒソヒソ
京太郎「い、いや… とりあえず、もうちょっと様子見ましょうよ…」ヒソヒソ
咏と闘った憧と憩以外も、その計り知れない実力の高さを感じ取っていた…
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:13:01.45 ID:UJ2l+YTF0
咏「さ、着いたよ! この扉の向こうですこやんが待ってるぜ」ピタッ
魔王城最上層部、最奥… いかにもといった雰囲気の荘厳な扉の前で立ち止まった咏…
憧「じゃ、じゃあ… リーダー! 先頭で入ってくれる?」
京太郎「あ、ああ…」スッ
京太郎「……」ゴクリ
京太郎(いよいよか… いよいよ、ラスボスの大魔王にご対面ってわけか…)
京太郎(ここまで、本当にいろんなことがあったけど… 俺の旅も、やっと、ここで終わるんだ…!)
京太郎(魔王…覚悟しろよ! お前の悪逆非道もここまでだッ!)ガチャッ
ギイイイィィ…
京太郎「し、失礼、しまぁーす…」ソォー…
威勢の良い気持ちとはウラハラに、まるでイタズラで職員室に呼び出しをくらった子どものように、恐る恐る、扉を開けると―――
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:15:57.35 ID:mKm9sKfN0
健夜「勇者の皆さん、ようこそ魔王城へ… よくここまで来たね…」ズオオオォ…
健夜「と、言いたいところだけど… 知っての通り、あなた方はここには招かれざる客なんだよね」
その部屋は天井の高い、体育館くらいの大きさで、一番奥が少し高くなっており…
その上の玉座に、ちょこんと、その女は座っていた。
ジャージ姿ではないが… ユニクロで買ったようなシャツにワンピースのスカートという出で立ちで、どこかイモくささを感じさせる服装である…
健夜(まったくぅ… 気持ちよくお昼寝してたのに、赤土さんからの緊急アラームで起こされたんだよね…)
健夜(めんどくさいなぁ… なるべく穏便に、さっさと帰ってもらわなきゃ…)
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:19:02.85 ID:S37JuUIb0
京太郎「だ、大魔王の、コカジンだな…?」
健夜「うん、そうだよ」
京太郎「話ってのは、なんなんだ…? い、一応、聞いてやろーじゃねーか…!」
健夜「うん、えっとね、単純な話。 あなたたちが了承してくれれば、すぐ終わるよ」
怜「…なんや? 講和の条件か何かか?」
健夜「うん、あなたたち… 私の住居に不法に侵入して、部下にケガをさせたり、あちこち壊したり、随分ひどいことしてくれたみたいだけど…」
健夜「一つだけ言う事聞いてくれれば、そういうおイタのことは目をつぶって、黙って帰してあげる」
憧「は、はあ…? 不法に侵入って… あなたたちがサキ姫をさらったりするから、私たちはそれを奪い返しにきたのよ?」
憩「せやで。 それに魔族と人間族とは抗争中や… ウチらが犯罪者みたいなその言い方は、納得できへんなーぁ…」
咏「あ? なんだと…? 魔族と見たら問答無用で襲い掛かってくる野蛮な人間どもがわりーんだろ」ズイッ
咏「今まで、どれだけの魔族が、理不尽に人間にヤラれてきたと思ってんだ。 知らんけどじゃ済まねーぜ?」
パーティメンバーに続いて部屋に入ってきた咏が口をはさんできた。
健夜「ま、まあまあ… そういう水掛け論は、収集つかなくなるからよそうよ」
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:21:10.19 ID:S37JuUIb0
照「その、“一つだけ聞いて欲しいこと”ていうのは、一体なんなの…」
健夜「うん、あなたが今背負っている、そのサキ姫…」
健夜「その子だけここに置いてってくれる? そうすれば、あなたたちには何もしないで帰してあげるから」
照「は!? なんだとぉ…?」ギラァ…!
憧「何を言うかと思えば… 話になんないね」
桃子「私たちは、サキ姫を救い出すために命がけでここに来たんっす。 そんな条件…有り得ないっす!」
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:23:19.80 ID:S37JuUIb0
憩「そんな条件は呑めへんで魔王… でも、一応、聞かせてもらってもええか?」
健夜「ん、何? ナースさん」
憩「どうしてサキ姫をさらったんや… 人質にするつもりやったんか?」
健夜「それもあるけど、一番は、そのコを次期魔王にしようと思ったからだよ」
照「は…? さ、咲を、魔王に??」
健夜「うん。 出来る限り“優秀な入れ物”が欲しかったんだよね…」
憧「い、入れ物??」
健夜「そう、今まで、見込みのある人間の女の子に私の魔力を注入して魔族にしてきたんだけど…」
健夜「きちんと適性がないと、私の闇の力を受け入れきれないの。 どうしてもハンパな魔族ができあがっちゃう」
健夜「その点、サキちゃんは最高の資質を備えてる…! その子なら、私の魔力を全て受け継いで次期魔王にだってなれると思う」
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:25:42.76 ID:B+mswYnJ0
京太郎「つ、つまり… 咲を自分の後継者にしようとたくらんでたってわけか…?」
怜「イカれとんな… なんちゅー身勝手な理由なんや」
健夜「身勝手? そうかな?」
憧「人をさらって、自分の都合で無理矢理魔族にするなんて、身勝手以外の何物でもないでしょ!」
健夜「…あなた賢者だよね。 人間でも、賢者なら理解できると思うけど…」
健夜「この世界は、魔族が支配するべきなんだよ。 野蛮で乱暴で愚かで、他の種族を無闇に攻撃したり自然を破壊し続けたりしてる人間がはびこってたら、世界はいずれ崩壊する…」
健夜「今、この世界はその管理者を人間族から魔族へと変えようとしている。 それはもう、この世界の“意志”と言ってもいい」
健夜「今の、魔族と人間が混在している世界はゆがんでいて不安定… 私は、この世界をあるべき姿へと進化させたいだけ」
憧「………」
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:31:43.26 ID:7LLsuvwJ0
照「もういい… その汚い口を閉じろ、ゲスが」ユラァ…
健夜「……」
気絶しているサキを降ろし、近くの壁にもたれかけさせると… 照はめらめらと炎のようなオーラを出し始めた。
照「話にならない。 交渉は決裂だ、魔王…!」ギラッ!
健夜「うーん… この条件を聞けないっていうんなら、実力行使であなたたちを叩きのめすことになっちゃうんだけど…?」
照「上等だ!! くらえっ! “ドラゴン・コークスクリュー”ウウゥ――――ッ!!」ブワアァッ!!
照の腕が真っ赤な古代竜の腕へと変化し、それが猛烈に回転しながら玉座のコカジンへと飛んでいく…!
だが、
健夜「……」ピッ
照「なっ!?」
桃子「ふぁ?」
憩「そ、そんな…?」
憧「う、ウソでしょ…?」
京太郎「テルさんの奥義を…」
怜「ひ、人差し指一本で止めた…やと?」
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:34:07.93 ID:FuS9a7op0
健夜「ふぅ… なるべく手荒なことはしたくなかったんだけどなぁ…」スゥ…
照「い゙っ? げえぇっ!??」=3
健夜がため息をつきながらゆっくりと立ち上がると、照は悲鳴のような声を出した。
桃子「へっ? ど、どうしたんっすか? テルさん?」
照「い、いや… ま、魔王の、ステータスが…!」カタカタ
※照魔鏡データ・大魔王コカジンステータス
HP2500
戦闘レベル530000
照(え、HP2500はともかくとして…)
照(せ、戦闘レベル53万って、何…? 桁が違い過ぎる!!)
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:38:48.92 ID:3gfgrxfL0
健夜「じゃあ、ちょっと痛い目みてもらうよ」スッ…!
京太郎「うっ!?」ピタッ
怜「なっ!?」ピタッ
憩「ふぇっ?!」ピタッ
桃子「っす!?」ピタッ
健夜が右手を掲げただけで、パーティメンバー全員、ぴくりとも動けなくなった。
憧(な、何コレ…? 重力魔法? いや、念波?)グググ…
憧(い、いや、違う、これ、私たちの神経を操作してる…! ま、魔法のレベルが違い過ぎる!!)
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:42:19.07 ID:7RBp1CnF0
咏「やれやれ… すこやんが穏やかに話してるうちに、言う事聞いときゃいいのにねぃ… ま、知らんけどw」
健夜「咏ちゃん、この人間たち、もう刃向かわないように… 死なない程度に燃やしちゃって」
咏「はいよ。 じゃあ… 出でよ煉獄の支配者! 邪炎鳳凰“朱雀”!!」バッ!
ブワアアアアアアアアアァァァァ・・・!!
照「ひぃ…!!?」
憧と憩を徹底的に叩きのめした、あの巨大な火の鳳凰が顕現…!
その赤々と燃ゆる目で、まるでアリでも見るようにパーティ一同を睥睨する…!
憧(あ…)
憩(くぅ…!)
怜(ははw、こらあかんわ…w)
京太郎(ち、ちくしょう! せっかくここまで来たのに…!)ギリィ…!
京太郎たちが観念した、その時だった。
桃子「ま、待つっす!! 大魔王!!」
健夜「ん?」
桃子「しょ、勝負っす…! 私たちと、“麻雀で勝負”っすうぅっ!!」
健夜・咏「「麻雀??」」
魔族最強の二人の、目の色が変わった。
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:45:11.06 ID:eWuiYR5e0
桃子(も、もう、この可能性に賭けるしかないっす…!)ハアハア
桃子(「魔界歴程」には、大魔王も三尋木も、“極度の雀キチ”だという特徴が書かれてたっす)
桃子(ならば麻雀勝負を持ちかければ… ノッてくるかもしれないっす!)
健夜「…どういうことかな? えーっと… スパイの子…?」
桃子「い、言った通りっす… あなた方魔族と、私たち人間の闘いは、こんな、物理的な争いじゃなくって… 麻雀で勝負を決めるっす!」
桃子「もし、その勝負で私たちが負ければ、大人しく言うことを聞いて… サキ姫を差し出して撤退するっす。 そして、もう二度とこの魔王城には攻め込まないと約束するっす」
桃子「でも、私たちが勝った場合は… サキ姫は返してもらうっす! そして、今後、人間を魔族に変えるのもやめると約束してもらうっす!」
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:47:35.61 ID:poY6lJT20
健夜「・・・麻雀はいいけど… なんでそんな条件を、私たちが了承しなくちゃいけないの…?」
咏「だねぃ。 少なくとも、人間を魔族に変えるのもやめるってのは、余計じゃね? 知らんけど」
桃子「ふ、ふふ…w なんっすか? 二人とも、麻雀の腕に自信が無いんっすか?w」
健夜「は?」
咏「なんだって…?」
桃子「要は勝てばいいじゃないっすか… 私たちに負けるのが怖いんっすか?w」
イチかバチかで、決死の煽りを入れるモモ…!
どこからどう見ても、それはただの演技、強がりでしかなかったが…
健夜「ナメるんじゃないよ… 人間ごときに私たちが負けるわけないでしょ…!」ゴゴゴゴオオォ…
咏「そこまで言われちゃあ、魔族として引くワケにはいかねーな。 その勝負…ノッてやるよ!」ズモモモオオオォ…!
桃子(! か、かかったっす…!w ふ、二人とも、頭がゆるくて助かったっす!w)
・
・
・
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:49:54.18 ID:poY6lJT20
モモの機転で一命を取り留めたパーティメンバーは、健夜たちと麻雀勝負をするべく、魔王の間から雀卓のある広闊の間へと移動していた…
京太郎「麻雀勝負か…」
照「それなら望むところ…!」ギュルルルゥー…!
怜「まさか、魔族どもと麻雀で決着をつけることになるとはなぁ…」
憩「モモちゃんようやったで…! 麻雀なら、十分ウチらでも勝つ可能性はあるで!」
憧「い、いや、でも… 勝った時に、あいつらちゃんと条件を呑んで言う事聞いてくれるのかな…?」
桃子「それならきっと大丈夫っす。 真の雀キチは、麻雀の勝ち負けは地球よりも重いと思ってるっすから…」
桃子「約束を違えることはまずないはずっす!」
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:53:42.73 ID:yRgojnEg0
雀卓を囲む、健夜&咏と、パーティメンバー六人…!
憩「で… ルールはどないするん?」
憩「あんたらは二人、こっちは六人おるわけやけど…?」
怜「二対二のコンビ打ちで… うちらは交代してく感じか?」
咏「ふふ…w こういう時にちょうどいいルールがあるんだよねぃ。 ソレで決着をつけようぜ」
照「ちょうどいいルール…?」
咏「そうだ。 やろうぜ…! 魔界麻雀・・・“HP取り合い麻雀合戦”をな!!w」
一同「「「「「「HP取り合い麻雀合戦??」」」」」」
果たして、世界の覇者となるのは、魔族か人間か…?
ラストバトル… 世界の命運を決める、苛烈なる「魔界麻雀殲滅戦」が始まろうとしていた…!
カン!
〜「京ちゃんクエスト」サードステージクリア〜
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/22(土) 19:55:23.52 ID:/J/V56su0
麻雀勝負開始まで書きたかったんだけど、間に合わなかったので、今日はここまでにします…
また明日19:00頃から、新スレを立てて最終決戦をスタートさせたいと思います。 それぞれ独自の能力を使いながらのコンマ進行なので、また参加の方お願いします。
「最終第三ステージ」って書いちゃったけど、次こそは最終スレになるはずw
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/23(日) 20:51:07.89 ID:iAqYTMoI0
新スレ始めたのでリンク貼っとくにょ↓
京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【魔界麻雀死闘篇】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1545559810/
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2024/08/29(木) 21:18:02.96 ID:Tmk9SSYhO
ん
285.24 KB
Speed:0.1
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報R
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)