京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【最終第三ステージ】

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279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:06:11.32 ID:T1ZHVwfi0

 ゴオオオオオオオオオォォッ!!


二人のもとへ…真っ赤な突風が襲いくる!


憩「ふん、これくらいならウチでも・・・そりゃっ!」ブンッ


 “ぼふぅんっ!”


咏「お?」


憩が、炎に向かって何か白い石のようなモノを投げると… 一瞬にして猛烈な煙幕が立ち上って二人を覆い隠した。


咏「ん〜? どこに消えた? 分っかんねーなこりゃ…w」キョロキョロ


憩(どや! 使うたんは医療用の“ドライアイス”や!)ススス…

憩(ふふ…w 血液やワクチンの保管や、薬品製造時の冷却材としても、ドライアイスは医療現場で重宝しとるんやでっ!w)
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:07:22.70 ID:T1ZHVwfi0

憧「ふるべゆらゆらとふるべ… 高天原に神留坐す神漏岐神漏美の命以ちて…」ブツブツ


巫女服の憧が、胸の前で“印”を結び、古代魔法の詠唱を始めた…

その足元に魔法陣が現れ、徐々に大きくなっていく…!


憩(よし…! ウチの仕事は、あと一分間、あのバケモンを引きつけて詠唱中の憧ちゃんを守ること…!)チラッ

憩(一分ならウチがなんとかしたる! 憧ちゃん、必ず詠唱を完成させるんやでっ!)ダダッ


詠唱を始めた憧を目の端で確認した憩は、煙にまぎれて咏の背後に回り込んだ。
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:08:44.52 ID:T1ZHVwfi0

憩(さあぁ! スキをつけばコレも効くはずや! くらえっ!!)ブンッ!

咏「ふん…」サッ、ジュウゥーッ!!

憩「い゙っ!?」


咏の背中にむかってメスを投げた憩だったが… 咏は前を向いたまま後ろに扇を振り、灼熱の炎でメスを融かしていた。


憩(な、なんで…? ウチの姿は見失っとったはずやのに…?)

咏「…あのなぁ、本当にどこ行ったか分っかんねーわけねーだろ…?」ゴゴゴォ…

咏「お前らの動きなんて、目をつぶってても“気”だけで察知できんだよっ! ナメんなっ!」カッ

憩(ち…! どこまでバケモンなんやコイツは…?)
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:10:30.39 ID:T1ZHVwfi0

咏「さあて… 可愛いナースちゃん、焼き加減は何がお好みだ? ウェルダンか? それともレアかねぃ?w」スゥ…

憩「え…? じゃ、じゃあ、ミディアムレアで、お願いしよっかなーぁ…なんて…w」ハハハ…

咏「了解! 美味しく焼き上げてやんよ!w 邪炎爆裂・フレイムブラストォ!!」ブワァッ!

憩「!!」


その炎の突風は、アッという間に憩の無防備な体を包み込んだ…


憩「………」メラメラメラ…

咏「ふう、さてと、とりあえず一人片付き・・・ん?」

憩「…… ぶっはっ! し、死ぬかと思ったでほんま…!」ハアハア

咏「あん? ノーダメ…? な、なんでだ?」


よく見ると… 憩の体を、うっすらと黄色いオーラのようなモノが覆っていた。


咏「…? なんだそりゃ? 結界か?」

憩「ふ、ふふ…w 賭けやったけど、うまくいったみたいやな…w」

憩「これは、この世界で最も熱に強い生物・・・“超好熱性メタン菌”や!」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:11:50.85 ID:T1ZHVwfi0

咏「メタン菌…??」

憩「せや。メタン菌は、35億年前からこの世界で生き続けとる“古細菌”の一種…」

憩「現在よりずっと苛烈やった原初の地球の環境で生活しとった、超タフネス菌や!」

憩「何しろこのコらは火星でも生きられるんやからな… そんくらいの炎はかえって喜ぶだけやで!w」


新能力“微生物を召喚、操作できる”力で咏の炎を見事封じた憩…!


咏「へえぇ…面白いねぃw 微生物でバリアーなんて、初めて見るよ」

咏「でも、そんなもんが、私の獄炎にどんだけ耐えられっかねぃ…?」スゥ…


咏が、再び扇を振り上げた時だった。


憩「今や! かかれ!!」ブワァッ!

咏「!?」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:13:35.77 ID:T1ZHVwfi0

憩を守るように覆っていた黄色いオーラが、突如咏へと襲い掛かり、その小柄な体を包み込んだ。

そして…


咏「お、おおぉ…?!」ボォッ!  ボボボボオオオオ――ッ!!


紅蓮の炎が・・・なんと咏自身の体を覆い尽くす!!


憩(どや! メタン菌は火に強いだけやあらへん… その名の通り、超可燃性ガス・メタンを生成する菌なんや!)

憩(炎の術を発動する時に、メタンガスを吹きかければ、当然その炎は逆に術者を攻撃する…!)

憩(イチかバチかやったけど、うまくいったで… これならあの魔族もさすがに・・・)

憩「ファッ!?」ギョッ


咏「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・!!


憩「…う、う、ウソやろ…??」ガタガタ…


“迫りくる怒涛の火力”三尋木咏は、真紅の獄炎をその身にまといながら、平然と嗤っていた。


憩「ど、どうして…? ひ、火が効かへんのか?」カタカタ

咏「笑わせんじゃねーよ… この私の術を返すだって…?」ボボボボオオォ…!

咏「真の火炎術師は、炎に対する耐性があるんだ。 自分の火で焼けるなんて、そんな間抜けなテツを踏むわけねーだろっ!」クワッ
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:15:32.86 ID:T1ZHVwfi0

憩(くぅ…? や、やっぱり、ウチが一人で防げる相手とちゃう…!)

憩(で、でも、もうそろそろ憧ちゃんが古代魔法を…)チラッ…

咏「ん…?」


この時… 憩が、つい憧の方へと視線を送ってしまったのがいけなかった。


憧「禊祓ひ給ふ時に生坐せる祓戸の大神等…」ブツブツゴゴゴゴゴオオオオォ…!


咏(!? な、なんだありゃ!??)


咏が… まだ詠唱中の憧と、その足元の直径10mほどまでに成長した巨大な魔法陣に気づいてしまったのだ…!


憩(し、しまった! 気づかれた?)
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:16:52.65 ID:T1ZHVwfi0

咏(アレは… 古代魔法? いつの間に…?)

咏(そうかい… このナースちゃんは、私を足止めする目的で一人で向かってきてたんか…)

咏(冗談じゃねーぞ! 古代魔法なんか発動されたら私だってタダじゃすまない…! 潰す!)バッ

咏「か、火炎連弾! “バーニングバレット”ォ!!」ゴオオオォォッ!!


ビュビュビュビュビュビュウウウ――ンッ!!


憧「!?」

憩「あ…!」


無数の炎の玉が、詠唱中で無防備の憧に、雨あられの如く降り注いだ…


 ドドッ! ドドドドドドドドオオオオォォ――ンッ!!


憩「あ、憧ちゃーん!!」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:18:18.22 ID:T1ZHVwfi0

憧「・・・・・・・」プスプスシュウウウウゥゥ〜〜〜…【-180】(HP396→216)

憩「あ、ああぁ、憧ちゃん…!」

咏「ふぅ… 危ないとこだったねぃ… 私もちょい肝を冷やしたよ」フウ


火炎連弾をまともに喰らった憧は、巫女服があちこち黒焦げとなり、地に倒れ伏していた。

もうぴくりとも動かない。

あの巨大に成長していた魔法陣も、消滅してしまっていた…


憩(ああ…! ごめん憧ちゃん! もう少しやったのに… ウチが視線を送ったせいで、アイツに気づかれてまった…)

憩(古代魔法は、途中で詠唱が中断されたら、もう発動されない… もう一回、イチからやり直すしかあらへん…!)

憩(く…! で、でも、このバケモンを倒すには、憧ちゃんの古代魔法しか方法はないんや!)クワッ

憩「憧ちゃん! 立つんやぁ! 立ってもう一回魔法を撃つんや!!」


憧「………」グッタリ…


憩「憧ちゃん! 立てえぇ―――っ!!!」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:19:18.37 ID:T1ZHVwfi0

〜魔王城地下トイレ前〜



良子「バルバトス! 開戦です! かかれっ!!」カッ


バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォッッ!!』シュバァッ!


 ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンッ!!!


京太郎「うあっ!?」
照「くっ!」
怜「ちぃっ!」


十本もの矢が空中を埋め尽くすように飛び、一度に京太郎たちに襲い掛かるッ!


京太郎「く…!」キンキンキィンッ!

怜(ちぃ…! あんま体力使いたぁないんやけどな… ここはしゃあない! “ダブル”!!)キイィーン…サッサッサッ!
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:20:35.65 ID:T1ZHVwfi0

京太郎はその聖剣で矢を打ち払い… 怜は未来視の能力を発動、矢の軌道を読んで避ける…

だが…!


 ジャキィッ! シュバァッ! ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――ンッ!


魔神バルバトスが、すかさず第二撃の矢束をつがえ、再び矢の雨が降ってきた…!


京太郎(く…! ま、またかよ?!)キンキンキィーンッ!

怜(あ…? こ、これ、あかん!!)


いくら予知の目で軌道を読んでも、いつまでも避けきれるものではない…!

怜がその時見た“未来”は、脳天にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。


怜(うあああぁっ!? しまった! お、終わりや…!)ギュッ!


 ズグムッ!


城内に、冷たい金属が肉にメリ込む音が響いた…
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:22:22.45 ID:T1ZHVwfi0

怜「…? う・・・あ・・・?」パチィ…


思わず目をつぶった怜が、おそるおそる目を開くと、そこには・・・


京太郎「と、怜さん… だ、大丈夫っすか…?」ポタポタ…【-160】(HP1356→1196)

怜「きょ、京太郎!?」


なんと、京太郎が、怜の脳天に刺さるはずだった矢を、左手のひらで受けていたのである…!


怜(!? う、うちが見た“確定未来”に、割り込んできた…? きょ、京太郎、凄いやんか…!)

京太郎「だいじょぶっすか? ケガないっすか怜さん…?」

怜「だ、大丈夫や… 京太郎こそ、その手、平気なんか?」

京太郎「なぁーに俺は丈夫しか取り柄ないっすからね! これくらい全然・・・イテテ・・・w」ズボッ!

怜「……」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:23:08.64 ID:T1ZHVwfi0

怜「すまんな、うちのために… あれ…?」フラ…

京太郎「! 怜さん!?」ガシッ!


ふらついて倒れそうになった怜の体を、京太郎が支える。


京太郎「ほ、本当に大丈夫っすか? どこかケガでも…」ギュッ…

怜「ち、違う! ちょい貧血でふらついただけや!///」【-160】(HP681→521)
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:24:27.90 ID:T1ZHVwfi0

怜「い、いつまでも支えとらんでも大丈夫や!/// 放さんかい!///」

京太郎「はいはい…」パッ

怜(…なんや京太郎… 痩せとるけど、けっこうええ筋肉しとるんやな…///)ドキドキ…

京太郎「あ、そういえばテルさんは・・・ほあっ!?」


照「………」ドォーンッ…


京太郎「な、なんすかそれ? テルさん…??」


照は、いつの間にか畳のように巨大な“堅焼きせんべい”を召喚して、それを盾にして身を守っていた…


照「すごいでしょ。 イセ名物の極堅焼きせんべい… これ、歯じゃ割れないから、トンカチで叩いて食べるんだよ」テルテル
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:25:30.32 ID:T1ZHVwfi0

良子「戦闘中にラブコメにコントですか…? いい御身分ですね…」ユラァ…

良子「バルバトス! かかれっ! 殲滅するのです!!」

バルバトス『ヴオ゙オ゙オ゙オ゙ォーッ!!』ジャキィッ! シュバァッ!


 ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンッ!!!


京太郎「くっそ! またかよ!」

照「二人とも私の後ろに…」スッ

京太郎「テルさん?」


京太郎と怜をかばうように矢面に出た照が・・・左腕を前に出し、右腕を大きく引く、“あの姿勢”をとった。


照「魔神だかなんだか知らないけど、いつまでも・・・」

照「調子に乗るなっ! “ドラゴン・コークスクリュー”ウウゥ―――ッッ!!!」ブワアァッ!!
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 19:27:54.99 ID:T1ZHVwfi0

 ゴオオオオオォォ―――ッ!!  バチバチバチバチイイィッッ!!


良子「Oh!?」

バルバトス『グオ゙オ゙ォッ?!』=3


邪淫城の戦いで見せた照の必殺技“ドラゴン・コークスクリュー”…!

その、猛烈に回転して突進する竜の腕は、矢を全て叩き落とし… その爪はバルバトスの肩に強烈な一撃を見舞っていた。【-134】(HP808→674)


京太郎「よっしゃ! さすがテルさん!」

怜「相変わらずえらい破壊力やな…」


良子「今のは… 古代竜のアームだけを召喚した…?」

良子「フフ…w なかなか味なマネをしますね… 面白い…!w」ゴゴォ…

良子「グッドです! さあぁ皆さん、もっとエキサイティングなダンスにしていきましょう!!w」カッ!


☆コンマバトル四回目! 対戦カード「三尋木咏VS憧&憩」「戒能良子VS怜&照&京太郎」 ※2バトル同時進行

※もし戦闘不能になった場合は、それ以降のそのキャラのコンマは無効となる。

・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160、咏は180)
01〜20→憩   (48)
21〜40→憧   (55)
41〜60→怜   (45)
61〜80→照   (67)
81〜00→京太郎 (62)

※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。

※また、それぞれの勇者チームは、「合計攻撃回数」が5以上になった時、憧&憩の方は憧の「超詠唱古代魔法」が炸裂、怜&照&京の方は京太郎の「全体バフ」が発動される。(発動されれば、それ以降のコンマに影響する場合もある)

※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。


<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
荒川憩   1021
新子憧    216
園城寺怜   521
宮永照    891
須賀京太郎 1196

戒能良子   674
三尋木咏  1574
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 19:40:42.25 ID:7n9ZQBnw0
はい
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 22:17:40.23 ID:EgrsuGsq0
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 22:36:00.53 ID:s1aZt4NW0
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/12(水) 05:12:19.81 ID:ZYXhnGm+O
奇数ばっかりだね
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:04:42.42 ID:Mqu880V+0
>>289一部訂正

×怜がその時見た“未来”は、脳天にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。

○怜がその時見た“未来”は、眉間にずぶりと矢を突き立てた自分の姿だった。


頭頂部に矢が立っとったらギャグやw
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:05:47.54 ID:Mqu880V+0
コンマ 25、23、53、81
・攻撃→ 無し
・ダメージ→ 憧2・怜1・京太郎1

※ここまでの各チームの「合計攻撃回数」→憧&憩は4回、怜&照&京も4回(共にギリギリで古代魔法も全体バフも発動せず)


“良子「クク…w 咏さん、どうやらコンマのゴッドは私たちの味方のようですね…w」”

“咏「そうみたいだねぃ♪ ま、知らんけど!」”


四天王強し、憧轟沈…!

ーーーーー

〜魔王城中層部亜空間〜


憩「憧ちゃん! 立つんやぁ! 立ってもう一回魔法を撃つんや!!」

憧「………」グッタリ…

憩「憧ちゃん! 立てえぇ―――っ!!!」


古代魔法の詠唱中に攻撃され、ばったりと倒れ伏した憧…

が――


憧「…大丈夫よ、憩さん…!」ムクゥ…

憩「!!」

咏「お?」

憧「そんな、でっかい声で叫ばなくたって… 聞こえるって…」ヨロォ…

憩「あ、憧ちゃん…!」ウルウル

咏「……」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:06:59.49 ID:Mqu880V+0

咏「ふん… 見た目によらず意外とタフだねぃ。 そのまま寝てりゃいいもんを…」

憧「ふふ…w だ、だってさぁ… 寝てたら、あんたが倒れるところが、見れないじゃん…?」ハアハア…

咏「私を倒す? ハッ!w 何言ってんだ? 打ち所が悪かったのか?w」

憧「あ、あたしは正常よ… 古代魔法さえ発動させれば、あんたみたいなバケモノだって、倒すことができる…!」

咏「アホか!! 古代魔法なんて詠唱に時間のかかるヤツ、もう発動させるわけねーだろがっ!」


憩(せや… 詠唱を途中で中断されたことで、古代魔法はキャンセルされて、せっかく育てた魔法陣も消えてまった…)

憩(発動するには、もう一回、イチからやり直すしかない。 でも… 気づかれてしまった今、もう一分間もアイツを引きつけることは不可能や…!)


だが… それでも、大賢者憧は不敵に笑った。


憧「ギリギリで、間に合って、良かったよ・・・」ハアハアハア…

咏「は…? 何を一体…?」

憧「死ぬのよあんたは…! この私の魔法で死ねるなんて、光栄に思いなさいよね!」カッ
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:08:02.28 ID:Mqu880V+0

憩(?? な、なんや? 何を言ってるんや憧ちゃんは… ただのトラッシュトークやない…? あっ!?)

咏「うぉっ!?」


二人は、その時になって初めて気がついた。

上…! 上空に、巨大な魔法陣が浮いていることに!


咏「な、なあぁ…??」

憩(! そ、そうか! 憧ちゃんの魔法陣は消えてしまったんやない…! 完成して、魔法を発動させるために上に移動してたんや!!)

憩(ぎりぎりで詠唱が間に合ったんや…! やったで! これでコイツに勝つことができるっ!!)


憧「古代魔法発動・・・・・!!」ゴゴゴゴゴゴオオオォ・・・!!

憧「喰らえっ!! “神罰の矢”!!!」バァッ!!

咏「!?」


 パアアアァ――ッ!!!


その瞬間、上空の魔法陣が目も眩まんばかりに光り輝き、辺り一面が真っ白になった。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:09:08.38 ID:Mqu880V+0

だが!!


咏「くぁ…! た、立てよ獄炎の柱ァ! “ギルディアンヘルファイヤー”アアァ――ッ!!」バアァッ!


 ゴオオオオオオオオォォッ!! パリイイイィィ――ンッ・・・!!


憧「え!?」

憩「あ!?」


咏が召喚した、まるでバベルの塔の如き巨大な火柱により、憧の魔法陣は粉々に砕け散った。


憧(そ、そんな、発動直前に壊れ…!)


そして―――


 ズウウゥンッ!!


憧・憩「「!!??」」


真っ白だった世界は一転、真っ黒い、漆黒の闇に包まれた。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:10:10.51 ID:Mqu880V+0

憧「こ、これは…?」

憩「な、なんや? 急に夜に…?」キョロキョロ


まるで墨でも流したように真っ黒になってしまった空…


咏「ふん… 夜じゃねーよ! よく見てみろっ!」スウゥ…


漆黒の世界の中、紅のオーラに包まれた咏の身体がふわりと浮く…


憧「え…? うっ!?」

憩「!! こ、これって・・・!」


 ゴオオオオオォォ……!!  メラメラメラメラァ…!!


その黒い空は… よく見ると、何かうねうねと蠢いていたのだ…!


憧「こ、これ・・・“黒い炎”!??」


そう、空全体を、咏の出した地獄の黒炎が覆っていたのである。
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:11:14.14 ID:Mqu880V+0

憧「バカな…? な、なんなのよコレ…??」ガタガタ

憩「こ、こんなん、一人の術者が扱えるレベルとちゃうで…!」ガクブル


咏「ったく、焦ったぜ… 人間ごときがこの私に、まさかコレまで出させるとはねぃ…!」ズモモモォ…

咏「お祈りは済んだかい…? これで終わりだッ!」カッ

咏「唸れ魔界の黒炎よ…! 終焉の炎!! “カタストロフィ・フレイヤ”アアァ―――ッ!!」ブワアァッ!


憧「あ・・・!」


真っ黒な“空”全体が崩れるように・・・憧たちの上に降ってきた。
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:12:40.39 ID:Mqu880V+0

 ドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオォォ――――ッッッ!!!


憧「ああっ!?」=3

憩「ぐううぅっ!」=3


咏「さあぁどうだい?w 私の奥義の味は・・・ん?」


憩「くっうぅ…!」ググゥ…!


メラメラと燃え盛る黒い炎の中、立ち上がった憩…


憩(め、メタン菌のバリアーで、なんとか耐えられたで… 広範囲な分、威力はそこまででもなかったみたいやな…)ハアハア

憩(あ、でも、憧ちゃんは…?)チラッ


憧「・・・・・」プスプスプスプスウゥ……【-180】(H216→36)


憩「あ、憧ちゃん…!」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:14:34.75 ID:Mqu880V+0

咏「ナースちゃんだけ生き残ったかい。 ほんじゃまあ・・・」

咏「一気にトドメ刺してやるよッ!」バァッ!!


四天王最強三尋木咏! またもや、その恐るべき魔扇を振り上げる…!


咏「地獄の業火!! “カイザーフレイム”ゥッ!!!」


 ゴオオオオオオオオオオオォォ―――ッッ!!!


憩「ひぃ!?」


迫りくる猛烈なる炎の竜巻ッ!


憩(あ、あかん、もうダメや…!)

憩(ごめんみんな…! ここでお別れや!!)ギュウゥ…!


観念して憩が目をつぶった、その時だった――





憧「出でよ光の盾ェ!! “ライトウォール”ウゥッ!!」バァッ!

憩「!?」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:16:35.24 ID:Mqu880V+0

 バリバリィッ! バチバチバチバチイィ――ッ!!


憩「あ、憧ちゃん!!」

憧「んっ、ぐぎぃっ! ぐぎぎぎいいぃ・・・!!」バリバリィ…


満身創痍ながらも、最後の力を振り絞って憩を守る憧…!


憧「あっ、ぎいぃっ! がっあ・・・!」ブシッ、ブシュゥッ!


その、光の盾を展開する憧の両手があちこち裂け、真っ赤な血が噴き出す…!


憩(あ…あかん! んな無茶したら死んでまう!! 憧ちゃん!!)
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:18:13.95 ID:Mqu880V+0

咏「へえ、やるねぃ…! でもその体で、私のカイザーフレイムを最後まで防ぎきれっかねぃ…?w」


 ゴオオオオオオオオオォォ――――ッ!!・・・・・


憧(か、神様、お願い…! あと、少しだけ、私に、力を―――!)

憧「うああああああああああああああああぁぁぁ―――――――!!!」ブォンッ!!

憩「憧ちゃんっ!!」


ドドオォッ! ズオオオオオオォォ――――ンン・・・・・!!!

310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:19:31.35 ID:Mqu880V+0

憧「・・・・・・」ハアッ、ハアッ、ハアッ……

憩「あ、憧、ちゃん・・・?」


渾身の力で咏のカイザーフレイムを消滅させた憧は・・・放心したように立っていた。

そして――


憧「・・・ごめん、逃げ、て・・・ 憩、さん・・・・」バタリ…【-180】(H36→-144)


最後にそう言うと… ゆっくりと、静かに、憧は倒れた。
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:20:37.92 ID:Mqu880V+0

憩「あ、憧ちゃん…! し、しっかりしてや!!」ユサユサ


軽くゆすってみるが、もう全く、ぴくりともしない。


憩(い、息はある… で、でも、このままやと… ほんまに死んでまうっ!)

咏「さあて…」ユラァ…

憩「!!」

咏「どーするよ? あんた一人になっちまったぜ?w」

憩「……」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:24:57.53 ID:5If4M/vP0

憩(このぉ…! よくも憧ちゃんを…!)ギラ…

憩(で、でも… ウチ一人でコイツに勝てる可能性なんか、ほぼ0や…)

憩(く、悔しいけど、ここは・・・)


唇を噛んだ憩は、絞り出すようにソレを言った。


憩「こ、降参や… う、ウチらの、負けや…!」

咏「……」

憩「た、頼むから… 憧ちゃんに、治療をさせてや…」

咏「ふん… ま、私も鬼じゃないからねぃ…w」ニタァ…

咏「あの諜報員の子もいる病室に案内してやんよ。 ついてきな」バッ

憩「!」


咏が扇を開くと、また景色が“めくれる”ように変化し… 亜空間は消え、元の魔王城の通路に戻ってきていた…


憩(く…! い、今は、捕虜の身になってやるけど…)

憩(ウチらはまだ負けとらん…! テルさん、怜ちゃん、京太郎クンの三人がまだ残っとるんや!)

憩(三尋木咏… あとで、必ず… 憧ちゃんの仇をとったるからなっ!)キッ!



※ ×新子憧&荒川憩 VS 三尋木咏○ (決まり手・カイザーフレイム)

各最終HP
憧 −144(戦闘不能)
憩 1021(ギブアップ)

咏 1574
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/12(水) 19:26:04.52 ID:5If4M/vP0
今日はこれだけ、コンマは無いのよー
VS良子の方はまた明日進めていきます
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:01:37.51 ID:sbQB0q+k0

〜魔王城地下トイレ前〜


良子「フフ…w なかなか味なマネをしますね… 面白い…!w」ゴゴォ…

良子「グッドです! さあぁ皆さん、もっとエキサイティングなダンスにしていきましょう!!w」カッ!


照の超奥義ドラゴンコークスクリューにも、全く臆する様子をみせない戦神・戒能良子…!


京太郎(くっそ、こいつ… 闘いを楽しんでる?)

照(強い… 底が見えない…!)

怜(ちっ…! さっきダブル使うたせいで、まだちょっとふらふらすんで…)

怜(でも、テルと京太郎の二人が頑張っとるのに、うちだけガチで観戦決め込むっちゅーわけにもいかへんしなぁ…)

怜(何か、ラクに攻撃できる技は・・・あっ、そや!)ピコーン

怜(うちも、能力付与の神から新能力をもらっとったんや! そう…“相手を、自分を献身的に看病させたくなるようにマインドコントロールできる”能力を…!)

怜(クク…w 新能力、いつ使うの? 今でしょ!!w …って、ちょっと古いか…)
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:04:27.63 ID:sbQB0q+k0

怜(とにかくちょうどええわ。 戒能に幻術をかけて、強制的にうちにヒザマクラをさせる…)

怜(そうすれば当然スキだらけになるんやから、あとは残りの二人がなんとかしてくれるやろ)

怜(ほな、イクでぇ…! 覚悟しいや戒能良子! そのフトモモもらったで!w)ギンッ! ジイイィー…!


良子「…ん?」


怜の瞳が緑色に光り、強烈な眼光が良子を射抜く…!

だが…


 モヤモヤモヤァ〜〜…


怜(…ん? な、なんやこりゃ?)
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:06:45.96 ID:sbQB0q+k0

 モヤモヤモヤモヤアアァ〜〜〜…


怜(な、なんや? 霧みたいなモンが出てきて、うまく幻術をかけられ… んん!?)


よく見ると… 良子の背後に、何か、古代のシャーマンのような恰好の魔人がおり、その魔人が持つ鏡から霧が湧き出ているようだった。


怜(? 誰やあのアバンギャルドなおっさんは… アレも戒能の魔神か?)


良子(クク…w 愚かな! この私に幻術をかけようなどと…w)ククク…

良子(私は、テスカトリポカの常時エフェクトにより、その手の攻撃を受けることはありません!)

良子(古代アステカの邪神である“テスカトリポカ”の名は、ナワトル語で「煙を吐く鏡」という意味…)

良子(彼が持つ鏡から放出される煙幕は、どのようなオカルティックなパワーをも無効化することができるのです)

良子(フフ…w 逆にユーを地獄に落としてあげますよ… 幻術とは、こうやるのですッ!)ギンッ!!


怜(お、おお、おぉ…? な、なんやあぁ・・・??)フラフラァ…


良子のその紫紺の瞳に見つめられた怜は、逆に、幻想の世界へと誘われていった・・・


ーーーーーー
ーーーー
ーー
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:08:06.81 ID:sbQB0q+k0

怜「・・・おっ!?」パチッ!

怜「こ、ここは・・・?」キョロキョロ

怜「なんやここ、学校やんか。 いつの間に…?」


怜が目覚めた場所は、彼女の母校… センリヤーマ魔法学校だった。

その敷地のベンチに腰掛けていたのである。


怜「なんで学校に… 夢か…?」

怜「いや、夢やあらへん。 リアルや。 ベンチの感触もあるし…」スリスリ

怜「懐かしいなぁ… ようこのベンチで、竜華にヒザマクラさせて寛いだもんや… んっ!?」


 トキー!  タタタタ…


怜「な…? りゅ、竜華??」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:09:34.23 ID:sbQB0q+k0

竜華「久しぶりやな! 怜! 会いたかったで!」タタタ…

怜「竜華…? なんでここに? あんた、卒業して帝都の魔法大学に行ってたんじゃ…」

竜華「うん、今帰省中なんや♪」

怜「ほー… そりゃまた…」

怜「ほならちょうどええわ。 なあ竜華、久しぶりにヒザマクラしてくれへんか?」ゴロンッ

怜「竜華のむっちむちのフトモモ、ずっと味わいたかったんや…」グフォフォ…


早くもベンチに横になった怜。 だが…


竜華「…あ、あんな、怜、実は、うちな…」モジモジ

怜「ん? なんやはよせんかい。 頭疲れるわ」

竜華「ヒザマクラは… もう、遠慮したいんや」

怜「は?! なんでや!??」ガバッ
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:11:14.72 ID:sbQB0q+k0

怜「なな、なななな、なんでや…? なんでいきなり、そんなこと言うんや!?」

竜華「うち、卒業してからも、怜と遠距離恋愛続けてきたけど…」

竜華「今日で終わりにしたいんや。 もう、普通の友達に戻りたいんや…」

怜「は・・・??」


もはや、竜華の言葉の解釈に、怜の脳がついていかない。


怜「なな、なななっ、ナンデ…? ナンデナノ??」

竜華「実はな、うち… 怜よりも、好きな人ができてまったんや///」テレッ

怜「なんやとぉぉっ!!!」=3
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:13:06.19 ID:sbQB0q+k0

怜「ど、どこの馬の骨やソイツは…! どんな女や? あ、も、もしかして… セーラか? セーラなんか??」

竜華「ううん、違う、女の子やない… かっこいい男の子やで♪」

怜「は!?? オトコ・・・???」ナニソレ

竜華「うん! 実は怜に紹介したくて、今日ここに連れてきたんや。 須賀くん! 出てきてええでぇー!」

怜(は? スガ・・・?)


竜華が呼ぶと、校舎の陰から、金髪の長身の男が現れた。


京太郎「初めまして、須賀京太郎といいます。 竜華さんとお付き合いさせてもらってます…」

怜「な、なにぃ! 京太郎! お前、いつの間にうちの竜華を…!」=3
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:14:43.57 ID:sbQB0q+k0

竜華「? なんや? 二人って知り合いなん?」

京太郎「いや、別に… こんなコケシみたいな人、知らねーよ俺?」

怜「はい? こ、コケシ・・・??」

京太郎「それより竜華、早く行こーぜ? デートの時間が減っちまうよ」グイッ

竜華「あ、ちょ、慌てんで京太郎…///」

京太郎「クク…w 今日もこのカラダ、かわいがってやるからさぁ…!」モニュッ!

竜華「あ、あん/// きょ、京太郎、外ではやめてや・・・///」








怜「」ブチッ
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:16:09.05 ID:sbQB0q+k0

ーーーーーー
ーーーー
ーー


怜「おんどりゃああああああああぁぁぁ京太郎キサマァ!! よくもうちの竜華をオオォッ!!!」グイッ!!

京太郎「ぐっ! はびぃっ!? な、なんすか?! 怜、さん…!」ウゴゴォ…!


両手で京太郎のムナグラを持ち上げる怜。

その目からは血涙が流れ出ていた… 【-160】(HP521→361)  ※精神ダメージ


照「ちょっ? 園城寺さんどうしたの? やめてあげて…」オロオロ

怜「じゃかましゃああぁっ!! 京太郎キサマァ! ミンチにしてお好み焼きの具にしたんぞゴルゥアアアァッ!!!」ギュウゥッ…!

京太郎「うっ! おっげえぇ…!!」ギリギリ…【-160】(HP1196→1036)


良子(フフ…w かけた相手に精神的ダメージを与えると共に、操って仲間を攻撃させる…!)

良子(効果的な幻術とはこうやるのですよ…!)ククククク…w
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:17:37.03 ID:sbQB0q+k0

怜「死ねええええぇ京太郎オオォッ!!」ギリギリギリ…

京太郎「が・・・っはぁ・・・!」ブクブク…


両手で首を絞め上げられた京太郎の口から、泡が噴き出てきた。


京太郎(や、やべえ、意識が朦朧としてきた…! ま、マジで、死ぬ…!)

京太郎(く… くそっ! な、なんでこんなことに・・・ ん?)


“『京太郎よ… 聞こえるか…?』”


京太郎(……なんだ…? この声? 幻聴??)
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/13(木) 19:19:49.61 ID:sbQB0q+k0

突然、京太郎の脳内に響いた、厳かで神秘的な声…!


“?『京太郎よ! しっかりしろ! 我が声が聞こえるか?』”

京太郎(な…? だ、誰なんだ? 俺の頭に直接話しかけてる…?)

“?『フフ… まさか私を忘れたわけではあるまいな? 京太郎よ…!』スゥー…”

京太郎「!? なぁ? あ、あなたは・・・!」


そのとき、京太郎の前に現れたのは・・・!


☆コンマバトル五回目! 対戦カード「戒能良子VS怜&照&京太郎」 (「咏VS憧&憩」は決着)

※あと一回偶数が出て「全体バフ」が発動された場合、それ以降のコンマの攻撃は、「全体バフを発動した偶数コンマの下一桁」倍の攻撃になる。
 例えば、16というコンマが出た場合、それ以降の攻撃はこれまでの6倍となり、例えば照の攻撃なら一発で「67×2×6=804」となる。 0は10倍扱い。

・コンマ以下数 ()内は現時点の各戦闘レベル (良子は160)
01〜33→怜   (45)
34〜66→照   (67)
67〜00→京太郎 (62)

※各数域の、「偶数」ならば攻撃(各戦闘値×2)が出来る。 ただし「奇数」ならば、逆に相手から攻撃が来る。

※「合計攻撃回数」が5以上になった時、京太郎の「全体バフ」が発動される。

※コンマレスの受け付けは明日朝7:00まで。日付が変わってからの連投(二回目)は可。


<現時点の各HP(0以下になれば戦闘不能)>
園城寺怜   521
宮永照    891
須賀京太郎 1196

戒能良子   674
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 19:25:24.54 ID:qP27pzS00
はい
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 22:36:42.87 ID:cJDCKnuw0
さあ
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 23:10:05.54 ID:Dh1IazVx0
勝ちたい
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/13(木) 23:28:49.24 ID:piNS/mOWo
さて
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/14(金) 00:38:50.49 ID:HJLLPo7qO
のよー
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:03:08.34 ID:BVfV/W0y0
コンマ 54、87、54、24、49  
・攻撃(54、54、24)→ 照2・怜1
・ダメージ(87、49)→ 京太郎1・照1

※「合計攻撃回数」が5以上になったため、京太郎の「全体バフ」発動! 発動コンマが54なので、下一桁は4。 よって怜・照・京太郎全員の戦闘レベルが4倍にアップ。

ーーーーー


“?『京太郎よ! しっかりしろ! 我が声が聞こえるか?』”

京太郎(な…? だ、誰なんだ? 俺の頭に直接話しかけてる…?) ウムム…!


怜に首を絞められ、意識が朦朧とする中…

突然、京太郎の脳内に響いた、厳かで神秘的な声!


“?『フフ… まさか私を忘れたわけではあるまいな? 京太郎よ…!』スゥー…”

京太郎「!? なぁ? あ、あなたは・・・!」


そのとき、京太郎の前に現れたのは・・・!


?『フフフフ…w 京太郎、久しぶりだな!』ドォーン…

京太郎「・・・・? え、誰、アンタ??」

前スレの448『私は、“前スレの448”という者…! 貴様に新しき能力を与えた、この世界の神の一人だッ!』

京太郎「は? ま、マエスレノ448??」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:04:42.81 ID:BVfV/W0y0

前スレの448『そうだ! 京太郎よ… 私がお前に授けた新能力を忘れたのか?』

京太郎(あ… そういえばそんなのあったな… 確か…)

前スレの448『“全体バフ”だっ! 今こそ、その能力を使う時だろうっ!』

京太郎「…!」

怜「…? なんや京太郎、お前誰と話しとるんや。 うちを見んかい!」グイッ!

京太郎「ぐっ! がっふぅ…?!」=3


良子「さあ… 仲間割れしてるところ申し訳ないですが、そろそろ攻撃させてもらいますよ…! GOッ! バルバトス!!」

バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォッ!!』ジャキッ! バシュウウゥッ!!


 ヒュヒュヒュヒュヒュウウウゥ――――ンッ!!


京太郎「あ…!」


またもや、魔神バルバトスの無数の矢の連射が降り注いできた。
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:06:05.79 ID:BVfV/W0y0

照「く…! こ、古代竜召喚! “ドラゴン・コークスクリュー”ゥ――ッ!!」ブワアァッ!!


 ゴオオオオオォォ―――ッ!!  バチバチバチバチイイィッッ!!


バルバトス『グオ゙ォッ!!』ザシュッ!=3 【-134】(HP674→540)


照の繰り出した竜の腕は、矢のほとんど全てを打ち払い、魔神の脇腹を切り裂いていたが…


京太郎「うっ? あっつぅ…!」【-160】(HP1196→1036)


流れ矢が一本、怜にムナグラをつかまれて無防備な京太郎の肩口に刺さっていた。
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:07:42.82 ID:BVfV/W0y0

照「あ… きょ、京太郎大丈夫? あっ!!」ザシュッ!【-160】(HP891→731)

照「くっ、このぉ…!」サササッ


いつの間にか後ろに回り込んでいたバルバトスの蛮刀の一撃…!

その切っ先が照の背中をかすり、鮮血が噴き出す。


京太郎「て、照さん!?」

良子「クク…w 魔神たちは、生半可な攻撃ではいくらでもそのボディは再生されます」

良子「それにバルバトスの武器は矢だけではありません。 彼女はあらゆる武器に精通したウェポンマスター…!」

良子「魔神の百技繚乱におののきなさいっ!」カッ


バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ……!!』ゴゴゴゴゴオオォ…!


京太郎(くっそ…! このままじゃ全員ヤラれるぞ…?)
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:09:03.69 ID:BVfV/W0y0

京太郎「怜さん! いい加減話して下さいよ! 今戦闘中ですよ?!」=3

怜「ん…? お、おお…」パッ

京太郎「……」ハーハーハー…

怜(…? そういえば、竜華はどこや…? って、ここ、学校やないやん)キョロキョロ

怜(せや、うち、魔王城で魔神たちと闘っとるんやったな… そうや!)

怜(戒能良子や! アイツに見つめられた途端、頭がぼーっとして… つまり、うちが逆に幻術にかけられとったわけや)

怜(竜華が京太郎になびいたっちゅうのも、夢だったわけやな…)ホッ

怜「京太郎、すまんかったな… うち勘違いして……ん!?」


京太郎「・・・クククククク・・・・!!ww」ズモモモモモオオオオォォ……!


胸元をおさえ、苦しそうにしゃがみこんでいた京太郎の体から… 禍々しき黒いオーラが噴き出す…!

と同時に、京太郎の肩口に刺さっていた矢が、どろどろと飴のように融けて蒸発していった…


怜「きょ、京太郎、お前・・・??」


遂に禁断の秘術“全体バフ”が発動されようとしていた…!
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:10:30.57 ID:BVfV/W0y0

京太郎「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴオオオォ…!!

良子(ん…? 少年の雰囲気が… これは一体…?)

京太郎「デビルマスター戒能良子よ…! ここまでだ! 貴様に“敗北”という名の甘美な烙印をプレゼントしてやろう…!」ザザザアアァ…!

良子「なっ!?」


立ち上がった京太郎の双眸は、妖しげな紫色の光を宿し… その中央には不死鳥のシンボルが浮かんでいた。


京太郎「キョウタロー・ヴィ・スガタニアが命じる…!」

京太郎「森羅万象、万物の精霊たちよ…! 我らを崇め奉り、祝福せよ!!」カッ!


 ピカアアアアァァ―――――ッ!!!


良子「Oh!?」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:12:11.87 ID:BVfV/W0y0

怜「お、おおおぉ? これは…?」ピカアァーッ…

照「え、何これ…」ピカアァーッ…

京太郎「ククク…!w」ピカアァーッ…


京太郎の厨二病的台詞と同時に、三人の体が目も眩まんばかりに光り輝き始めた…!

そして、その光が収まると…


良子「!? じ、ジーザス…!!」


京太郎「・・・・・」ゴゴゴオォ…(戦闘レベル62→248)

怜「・・・・・」ズモモモモオォ…(戦闘レベル45→180)

照「・・・・・」ドドドドオオォ…(戦闘レベル67→268)


良子(せ、戦闘レベルが、全員四倍に…?? い、一体、何が…!)ガタガタガタ…
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:13:26.44 ID:BVfV/W0y0

照「な、何これ… 凄いっ! 体中から力がみなぎってくる…!」コオオオォ…

怜「なんやこの身体の軽さは… こんなに調子ええの、生まれて初めてやっ!」ピョンピョン

京太郎「クク…w 貴様たちには、俺が禁断の秘術を施したのだ。 ありがたく思うが良いッ!w」

怜「? なんや京太郎そのキャラは。 ナメとるんか?」ギラッ

京太郎「あ、いや… の、能力発動の為に、ちょっと、厨二病的キャラを…」スンマセン
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:14:47.54 ID:BVfV/W0y0

京太郎「テルさん、俺の新能力“全体バフ”を発動しました! 今がチャンスですよっ!!」

照「分かった! まかせてっ!!」バッ!シュンッ!!

良子「!?」


今までの四倍の速さで… アッという間にテルが魔神との間合いを詰めるっ!


照「喰らえっ! ターボ・コークスクリュー・・・“四倍”ッ!!」ブォンッ!


 ズッゴオオオオオオオオオオオオオオオオォォォ―――――ン・・・・・!!!


バルバトス『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ―――ッッ!??』=3=3


良子「・・・ガッデム!!」


至近距離で放たれたソレは… 魔神バルバトスを一瞬で消滅させ、その衝撃の余波は、魔王城の壁を幾層も貫き通していた…【-536】(HP540→4)
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:16:10.34 ID:BVfV/W0y0

良子(ば、バカな…? 魔神バルバトスは地獄でも1、2位を争うほどの戦闘力とタフネスを誇る“破壊と殺戮の化身”…!)

良子(それが… たった一撃で…?)ワナワナ

京太郎「すっげ…! ど、どんなエネルギー波だよ?」アリエネエw

良子(く…! こ、これは、さすがに分が悪い… いったん退却して態勢を…!)サササッ!


超スビードでその場を離脱しようとした良子… だが!


 ヒュンッ、ガシィッ!!


良子「なっ! え…?」

怜「どこ行くんや? トイレならそっちじゃないで?」ゴゴゴオオオォ…


それよりも速く動いた怜が、ガッチリと良子の右手首をつかんでいた。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:17:47.88 ID:BVfV/W0y0

良子「こ、このっ! 放しなさいっ! り、リリース!!」グイグイ

良子(くぅ…? そ、そういえば、あの諜報員の少女に右肘をブレイクされかけていたのでした… 力が入りませんっ!)

怜「さっきは、よくもうちにナメたマネしくさってくれよったなぁ… 覚悟はええか?」ハー…


もう一方の手で拳を作り、息を吹き掛ける怜…


良子「……」ガタガタ

怜「東横の仇や! くらえっ!!」ブォンッ!!


ドッゴオオォォムウゥッッ!!


良子「Ouch!??」=3-3【-360】(HP4→-356)


スーパーカンサイ人と化した怜のバックブローは、良子の顔面に深々とメリ込んでいた…
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:19:48.09 ID:BVfV/W0y0

良子「・・・・・・」


吹っ飛ばされて壁に激突し、その場に崩れ落ちた良子は… 仰向けに倒れたまま、虚ろな目で天井を睨んでいた。


良子(…ま、まさか… この私が、人間に敗れるとは……)

良子(フ…w どうやら… 井の中のフロッグは、私自身だったようですね…w)ガクゥ…


照「…倒した…?」

怜「ふん、終わりやな…w」

京太郎「ぃよっしゃ! 四天王の一人を倒したぞっ!!」


勝負あり…!

不沈艦・デビルマスター戒能良子、遂に撃沈!!



※ ○園城寺怜&宮永照&京太郎 VS 戒能良子× (決まり手・全体バフ&バックブロー)

各最終HP
園城寺怜   521
宮永照    731
須賀京太郎 1036

戒能良子  −356(戦闘不能)


※勝利したので、攻撃回数の分だけ各戦闘レベルアップ

怜(45→46)
照(67→72)
京太郎(62→63)
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:21:27.32 ID:BVfV/W0y0
今日はここまで、コンマは無いですわ
また明日
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/14(金) 19:26:28.00 ID:seEKrjET0
全体バフ強すぎで草
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/15(土) 00:04:20.75 ID:vXlFeHbco
思いつきで頼んだ全体バフがいい仕事して良かった(小並感)
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:05:21.92 ID:lgWwATCn0
乙あざす
ほなまたーり進めていきます

>>334一部訂正
×いい加減話して下さいよ! 

○いい加減放して下さいよ!
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:09:34.68 ID:lgWwATCn0

京太郎「ぃよっしゃ! 四天王の一人を倒したぞっ!!」


良子「・・・・・」グッタリ


遂に決着!

京太郎の秘技“全体バフ”発動により、戦神・戒能良子を見事打ち破った三人…!


京太郎「う…!」ズキッ

怜「ん? どうした京太郎」

京太郎「あ、いや… 安心したら、なんか急に体が痛く…」ズキズキ


神経が軋むような痛みが全身を走る…

京太郎は特に、怜を守った時の手の矢傷は早急に治療する必要がありそうだった。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:23:55.84 ID:lgWwATCn0

照「私も斬られた背中が痛い… 早く憩に治療してもらいたい」

京太郎「あ、そういえば… そろそろ、待ち合わせの時間じゃないですか?」


T字路で憧たちと分かれた京太郎たちだったが、一時間後に同じ場所で落ち合う約束をしていた。

もう、その時間が迫ってきている…


怜「せやな、戻らないかん。 でもその前に……」チラッ

怜「戒能! 約束やで。 東横のおる場所を教えてもらえるんやろな?」

良子「オフコース… 約束ですからね、地図を書いて場所を教えましょう…」サラサラ…


モモのいる部屋までの地図をもらい、京太郎たち三人はまずは憧たちと合流するべく、件のT字路へ向かった…

そう… 三人には、憧と憩は四天王三尋木咏に惨敗し、捕虜となっていることなど、知る由もなかったのである。


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348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:26:12.88 ID:lgWwATCn0

憧「う・・・?」パチッ

憧「・・・あ・・・ こ、ここ、は・・・?」


ベッドの上の憧が目覚め、最初に目に映ったのは… 見知らぬ部屋の白い天井だった。

そして…


憩「あ、憧ちゃん! 気がついたようやな!」

桃子「良かったっす…!」

憧「憩さん… も、モモ!?」

憧「よ、良かった、モモ、無事だったのね・・・! うっ!」ズキッ

桃子「あ、憧ちゃん、無理に動かない方がいいっすよ!」

憩「せや。 治療はしたけど、憧ちゃんはかなりの重症やったからな… 落ち着くまでまだ休んどった方がええで」

憧「・・・・」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:38:01.19 ID:+ofcSCHI0

憧「ここは… モモのいた、あの映像で見た病室?」

憩「そやで、三尋木が連れてきてくれたんや」

憧「あ… そ、そうか、私… あいつに、負けて…」

憩「うん… ウチは憧ちゃんが倒れたあとで、降参したんや… つまりウチらは今、魔族たちの捕虜としてここに収監されとるんや」

憧「捕虜…」

憩「モモちゃん助けに突入したのに、ウチらまで捕虜になってまったわけやなーぁ… ミイラ取りがミイラに、ってヤツやw」タハハ…

桃子「それはちょっと意味違うんじゃないっすか?」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:41:49.18 ID:+ofcSCHI0

モモは、左腕こそまだギプスをつけていたが、自力で歩けるまでに回復していた。

しかし、咏の炎を何度も喰らい、甚大なダメージを受けた憧は、まだ休養の必要がありそうだった…


憧「憩さん… そういえば、時間は?」

憩「え?」

憧「分かれた京太郎たちと会う時間…」

憩「あ… そういえばそやな…」

憩「待ち合わせの時間から、もう10分くらい過ぎてしまっとるわ」チラッ

憧「え…? じゃあ…今頃、あのT字路で、京太郎たち、待ってるかもしれないよね…」

憧「なんとか、ここから、脱出できないの…?」


ーーーーーー
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ーー
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:48:44.69 ID:+ofcSCHI0

同時刻… 魔王城内??


照「う、ううぅ… ここ、どこ…?」ヨロヨロ

怜「うちが聞きたいわ!」


件のT字路に、照と怜は到着してはいなかった。

そう… 王女テルがその超絶方向オンチを発動してしまい、京太郎ともはぐれてしまっていたのだ…


怜(ったく… うちとしたことが、ぬかったわ…)チッ

怜(ダブル使うてよう回らん頭でぼーっとしとったせいで、うちまでコイツについて迷ってまった!)

怜(それにしてもほんま魔王城内は迷路や… 一度迷ったら、もう元の場所に戻るんはほとんど不可能やで…)

怜(京太郎ともはぐれてまったし、うちもテルも疲弊しとるし、こんなとこでまた魔族にでも出会ったら、ほんまに厄介・・・ん?)


?「……」ユラァ…


怜(あん? あ、アイツは…?)

照「!? さ、咲? 咲なの?!」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:55:27.51 ID:+ofcSCHI0

突然、通路の角から現れた、頭に∠のある少女…

それはまさしく、タ・コース王国第二王女、サキ・ミヤナガだった。


照「咲…! よ、よく無事で…!!」タタタタタ…

咲「お姉ちゃん… 来てくれたんだ…」


すかさず駆け寄る照…


照「よ、良かった…! あ、だ、大丈夫? どこもケガとかしてないよね?」サスサススリスリ

咲「う、うん、大丈夫だよ、お姉ちゃん…///」


怜(い、いや、ちょい待ちぃ! おかしいやろ?なんで囚われの身のサキ王女がこんなとこでフラフラしとんねん?)
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 20:02:43.71 ID:g93vLV280

照「咲…! ほ、ほんとに無事で良かった…!」ギュウウゥ…

咲「お姉ちゃん…///」


怜(…? ほんまに本物なんか? まあ、一人で牢から脱出してきたって可能性もなくはな・・・ん?!)


咲「・・・・・」ザワザワザワァ…


怜(へっ!? あ、アレは・・・?!)


怜は目を疑った。

照に抱き締められている咲の、その頭から… 魔族特有のあの禍々しい角が、にょきにょきと生えてきたのだ…!


怜「あ、あかん! ソイツから離れるんやテルゥッ!!」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 20:07:15.84 ID:g93vLV280

照「…え?」

咲「ふふw、もう遅いよ…w」ユラァ…


咲「 カ ン 」ドゴムッ!


照「かっ!? はぁ・・・!?」バタ…


咲の拳は照のみぞおちあたりの嶺上秘孔を正確にツモり… 照は、糸の切れた人形のようにその場に倒れていた。


怜(ちぃ…! な、なんやもう! まーた厄介なことになってきたで…!)

355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 20:09:28.66 ID:g93vLV280
今日はこれだけ
明日は休みで、次はまた明後日の夜から進めていきます
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/15(土) 21:20:12.09 ID:kz3T3vqx0

戦力半減どころじゃないがこっからどうなるんだろ
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:00:24.13 ID:KPJQHLmK0
ーーーーー

魔王城中層部・病室(牢)


憧「なんとか、ここから、脱出できないの…?」


ベッドから身を起こした憧…

満身創痍でもはや戦力にはならないかもしれないが、せめて自力で脱出して、仲間たちと合流できれば…!


桃子「いや… それはちょっと難しいと思うっす」

憧「? どうして? モモは超一級の諜報員でしょ。 これくらいの牢を破るくらい、できないの?」

桃子「私も、ケガで左腕が言う事きかないし…」

桃子「魔族もバカじゃないっす。 スパイアイテムとか、持ち物は全部没収されてしまってるんっす」

憧「そっか… でも、アレくらいの扉なら、私の魔法で吹っ飛ばして・・・んっ!?」スカッ

憧「…ま、魔法が、出ない? え、どうして?」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:03:06.20 ID:FDWDHTl70

憩「気を失っとった憧ちゃんは気づかなかったやろうけど…」

憩「捕虜になる時に、ウチらはみんなコレをつけられてまったんや」クイッ

憧「?」


憩が、自分の首に手をやる。 そこには、何か首輪のようなものがついていた。


憧「…魔力封じ、マジカルクローズの首輪…」

憩「ウチも、戦闘用の装備は全部没収されてまったし、今のウチらはみんなタダの女の子っちゅーことやなーぁ…」

憧「………」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:07:30.22 ID:FDWDHTl70

魔力封じの首輪は、自力で外すことはほぼ不可能… そこに魔力を送り込んでいる大元を叩かなくては、解除できない。


憧「うーん悔しいなあ… じゃあ、京太郎たちが私たちを見つけて、助け出してくれるのを祈って待つしかないってわけ?」

桃子「そうっすね… 針金の一本でもあれば、アレくらいの扉の鍵、開けられるかもしれないっすけど…」

憩「モモちゃん、ほんまに針金一本でええん?」

桃子「え? うん、多分…」

憩「ほなら… コレでなんとかならんかなーぁ?」スッ

桃子「!」


憩が、ナースキャップの下、髪の毛の中から、小さなメスを一本取り出した。


桃子「す、すごいっす…! よくバレなかったっすね!」

憩「こういうこともあるかと思うてなーぁ、一本だけ隠しとったんや♪」

憧「さっすが憩さん…! モモ、なんとかなりそう?」

桃子「やってみるっす!」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:10:15.08 ID:FDWDHTl70

魔王城内??


照「う、ううぅ…!」ウググ…


みぞおちにカンを受け悶絶する照…!


怜(ちぃ…! な、なんやもう! まーた厄介なことになってきたで…!)


城内で迷い、彷徨っている時に偶然サキ姫を発見した照&怜…

しかし、そのサキは…


咲「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴオオオォ…


頭には角、背中には禍々しき翼、尻には黒い尻尾…

つまりどう見ても魔族になってしまっていたのだ…!
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:12:14.74 ID:FDWDHTl70

照「さ、咲… ど、どうして…?」ウウゥ…

怜「どうしてもこうしてもないわ! ニセモンなのか洗脳されとるんか知らんけど…」

怜「攻撃してきた以上、うちらの敵や… うちはテルみたいに甘くはないでっ!」バッ

照「!? お、園城寺さん、ダメ! やめて…!」

怜「喰らえっ! フライングチャクラム!!」ブォンッ!

咲「!!」


照が止めるのも聞かず、怜が投擲した二つの円月輪が真っ直ぐに咲へと飛んでいく…!


咲「ふん… “プラマイゼロ”!!」ブワアアァ!

怜「ほぇ!?」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:14:37.72 ID:FDWDHTl70

咲が右手を掲げると、その周辺の空気がぶわっと歪み、怜の円月輪はそこへ吸い込まれるように消えてしまっていた。


咲「ふふ、私の能力“プラマイゼロ”…! この力は、相手のどんな攻撃も無効化し、消し飛ばすことができるんだよぉ…w」ククク…

怜「な、なんやとぉ…?」

咲「魔王様に仇なす人間ども… ゴッ倒す!!」ブンッ!

怜「!?」


咲が、怜との間合いを一気に詰める!


怜(あ…あかん! 未来視で見えとるけど、速過ぎて体がおっつかん!!)

咲「もいっこカン」ドゴムッ

怜「うっ!っごおぉ…!?」バタァ…
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:17:21.33 ID:FDWDHTl70

照と同じようにみぞおちにカンを喰らった怜は、くの字になって前のめりに倒れていた。


咲「あはははっ!w 弱過ぎるよ人間…w もう少し楽しめると思ったんだけどなぁ…w」ユラァ…

咲「まあいいや。 さっさとラクにしてあげるよ」スゥ…

怜「う…!?」


咲が、その懐から出した格闘用ナイフが鈍く光った。


怜(な…? こ、殺される…?)

怜(なんやなんやどうなっとんねん! サキ姫の救出に来たのに、なんでその姫に殺されなあかんのや…!)


と――、その時だった。


 ビュンッ!  バシィッ!!


咲「ん!?」


照「・・・・・」ゴゴゴゴゴオオォ…


なんとか膝立ちに身を起こした照のコークスクリューが、咲のナイフを吹っ飛ばしていた。
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:22:18.84 ID:FDWDHTl70

照「咲… なんでそんな風になっちゃったのか、私には分からないけど…」

咲「……」

照「仲間を傷つけるなら、たとえお前でも容赦はしないッ!」キッ

咲「ふぅん…w じゃあ、どうするの? お姉ちゃんに私が倒せるのかな?w」ニタニタ

照「ああ、何年ぶりか分からないけど、やろうじゃないか…!」ズモモォ…

照「姉妹ゲンカを!!」カッ


怜(…? テル、ほんまにガチで闘うつもりか…?)

怜(多分、アレは本物のサキ姫や… きっと、洗脳か何かで感情を奪われ、魔道に堕とされたんや)

怜(洗脳を解いて、人間に戻してあげられればええんやろうけど… どうすれば…?)


※照、どうする…?(最も早く2票入った行動でイキマス)

1、物理的にぶっとばす
2、ナウシカ作戦(無抵抗)
3、スカートの中に頭を突っ込む
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 21:04:33.09 ID:O8BvAnX/o
3
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 07:37:22.12 ID:BvzKPkCX0
3
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:02:18.86 ID:yLgPIAuC0
3、スカートの中に頭を突っ込む 


咲「ふふ…w お姉ちゃんに私が倒せるのかな?w」ニタニタ

照「ああ、何年ぶりか分からないけど、やろうじゃないか…! 姉妹ゲンカを!!」カッ


咲照「「・・・・・」」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォ…!!


向かい合う二人の体から、尋常でない量のオーラが湧き出る…!


怜(ふ、二人とも凄い迫力や… これがタ・コース王国王家“ミヤナガ”の血…!)ゴクリ

怜(ど、どうなるんや、この姉妹対決…?)


咲「お姉ちゃん… バトルって楽しいよね! 一緒に楽しもうよ!w」

照「ふ…w 咲、お前は… 小さい頃から人形みたいに可愛くて… わがままも言わないし、本当にいい子だったよね…」

照「どこに行くにも、私のあとをちょこちょこついてきて、愛しくてたまらなかったよ…」

咲「………」

照「でもね、可愛さ余って憎さ百倍…! 私は今、そんな気分だよ!」

照「たとえお前でも、仲間を傷つけるなら、私はいっさい容赦しないッ!」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:05:30.94 ID:yLgPIAuC0

咲「…ウルサイナァ、いちいち気持ち悪いんだよ! 御託はいいからさ、早くかかってくれば?」

照「言われなくても…!」スゥ…

照「シャッ!!」ババッ!

咲「!!」


身を低くした照が… そのまま、地を這うようにして咲へと突進した。


怜(! なるほど!テルの奴考えよったな…!)

怜(得意のコークスクリューを撃ち込んでも、プラマイゼロの力で消されてまう)

怜(だから、まずはタックルでマウントを取るか、組み技に持っていくつもりや…)

怜(超接近戦なら、プラマイゼロなんか使う猶予もないやろうからなっ!)


だが・・・


照「とりゃっ!」ズボォッ!

咲「ひっ!?///」=3

怜「…ゑ?」
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:08:30.92 ID:yLgPIAuC0

照「………」クンカクンカスーハースーハー…

咲「ひゃ…? く、くすぐったい!///」

怜「な、ナニしとるんやアイツは…??」


タックルに行ったように見えた照だったが… そのまま咲のスカートの中に頭を突っ込み、股間に鼻を押し付けていた…


照「は、はあはあはあ…!/// ひ、久しぶりの咲臭…!/// か、芳しい…カグワシイイイィッ!!」クンカクンカ

咲「ちょっ!やめてよお姉ちゃん!///」=3

照「う、動くんじゃない咲ィ! い、妹の匂いを嗅いで、健康をチェックするのは、全ての姉の務め・・・何より優先すべき義務だッ!!」スーハー…

照「うほおおおおっ!/// 微かに酸っぱい汗の匂いに、ほのかに咲汁が混ざり合って…/// あああ…こ、ここが桃源郷…!///」ポワワアアァン…

咲「私の体臭を実況しないでよ! カン! 嶺上開花ツモォ!!」ドゴムッ

照「たわばっ!??」=3
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:10:38.70 ID:yLgPIAuC0

照「」チーン…

咲「……」ハアハアハア…


怜(あ、あっけなく妹が勝ちよった… てか、テルはほんまナニしとるんや!?)

怜(せっかくここまで苦しい戦いをくぐり抜けてきたのに、最終目的の妹に倒されとったら世話ないわ…)


咲「たく… もうそんなバカなこと、二度と出来なくしてあげるよ! お姉ちゃん!」スゥ…


無防備な照にトドメを刺すべく、腕を振り上げる咲!


怜「ちょ、ちょい待たんかい! う、ウチはまだヤレるで!」ガバッ

咲「…ハァ? そのまま寝てれば見逃してあげたのに… ザコが…!」ギラァ…
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:13:13.40 ID:yLgPIAuC0

対峙する咲&怜…!


咲「アンタ如きが一人で私に勝てると思ってるの…?」ゴゴォ…

怜(ちぃ…! た、確かに、あのプラマイゼロとカンの能力は脅威や… 普通に闘っても勝ち目はあらへん…)

怜(しかも相手はうちらの救出対象であるサキ姫や! 必要以上にダメージを与えるわけにもいかへん…!)

怜(ふぅ… ったく、この奥の手は、魔王戦の時のために温存しときたかったんやけどな… 背に腹は代えられん!!)ギラッ、ゴゴォ…!


怜の髪が逆立ち… その双眸が緑色に光ると共に、額には第三の目のような、輝くシンボルが現れる…!


照「や、やめて、園城寺さん… 咲を傷つけないで…!」ウググゥ…

怜「安心しぃ! ちゃんと手加減はしたるわ!」

怜「イクでぇ… 怜ちゃんパワー全開・・・!」ズモモモオオォ…

咲「…?」

怜「覚悟しいやサキ・ミヤナガ…! 出でよ時空の妖精! “枕神トキ”ィ!!」カッ
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:14:53.41 ID:yLgPIAuC0

 ぼわわわあああぁ〜〜ん…!


照「な!?」
咲「…ん?」
怜「クク…w!」


空中に現れたのは…

怜を四頭身にして小型化したような、人形のような妖精…!


枕神トキ『まいどぉ〜! 宇宙一カワイイトキちゃんの降臨やで! 皆の者ひかえおろぉ〜!w』フヨフヨ


満を持して登場…! 時空を操る変幻自在の妖精、怜ちゃんパワーの源・枕神トキ!!
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:17:36.63 ID:yLgPIAuC0

枕神トキ『まったくぅ!うちの出番こぉへんのかと思って焦ったで! で、あのうすらぺったんこな∠をイワしたればえーんかなぁ〜?』フヨフヨ

怜「せや、頼んだでトキちゃん!」


咲「ふん… 未来視できようが、助っ人呼ぼうが、私のスピードに追いつけなきゃ意味ないでしょ…」

咲「能力なんか使う前にカンしちゃえばいいだけ…! それっ!」ビュンッ!

怜「!」


またもや、超スピードで一気に間合いを詰める咲…!


咲「トドメだ! カン!!」スカァッ!

咲「へ、え…?」トットット…


カンが空振り、二、三歩とたたらを踏む咲…


咲「は…? あ、アイツ、どこに…?」キョロキョロ

怜「どこ見とるんや、こっちやで?」スゥーッ…

咲「!?」バッ
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:18:48.69 ID:yLgPIAuC0

怜は、さっきまで自分がいた場所に、平然と立っていた…


咲「? え、ど、どうして当たらなかったの…? 一瞬、消えた…?」

怜「ふふ…w 勘がええな、当たらずとも遠からじってとこやw」

怜「今のは… トキちゃんの力で、自分自身を“三秒後の未来”に転送させたんや!」

咲「て、転送…?」

怜「そうや。 この力がある限り… お前の攻撃はもううちには当たらんで!」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:19:56.61 ID:yLgPIAuC0

咲「…ふん、私だって“プラマイゼロ”の力があるんだから、攻撃なんか当たらない… 条件は同じでしょ?」

怜「さあ、果たしてそうかな…?」ブワアアアァァ…!

咲「へあっ!?」

照「…え??」


瞠目する咲&照…!

目の前で怜が… 信じられない現象を起こしたのだ…!


枕神トキ『ふふ…w コレがうち、“時空妖精トキちゃん”の奥義の一つやでっ!!w』


ーーーーーー
ーーーー
ーー
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:21:17.68 ID:yLgPIAuC0

同時刻

魔王城上層部・モニタールーム


晴絵「……」カチャカチャカチャ…

晴絵「あの新人の少女、手こずってるな… 潜在的な戦闘力は咏さんに匹敵するのに…」カチャカチャ

晴絵「それにまさか戒能さんが敗れるとは…! あの勇者パーティ、侮れないぞ…」

晴絵「これは、最悪、魔王様自ら城内で闘うという状況になるかもしれないな…」


魔王軍参謀赤土晴絵…

彼女は、城内の各所に配置されたガンキューが送る映像をチェックするモニタールームで、勇者パーティ一行の動向を密かに監視していた…
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:22:39.20 ID:yLgPIAuC0

晴絵「はやりさんも負けてしまったし、野依さんは外出中……」

晴絵「まあでも、こちらには魔王様のほか咏さんもいるし、まず負けることは・・・ん?!」

晴絵「…? あれは… 捕虜にした三人を閉じ込めていた部屋…? い、いつの間に扉が開いて…?」

晴絵「しまった! 目を離しているスキに脱走されたか?」ガタッ


と――


 ピタァ…


晴絵「!?」ビクッ

桃子「動くなっす。 黙って両手を後ろに回すっす」


晴絵の首筋に… 冷たい金属が当てられていた。
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:24:53.44 ID:yLgPIAuC0
今日はここまでだし
咲のカンの戦闘力を決めるの忘れてたので、今さらだけど決めます。

>>379のコンマ以下が咲の戦闘力(ここまで、照は二発分、怜は一発分のダメージ)
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