京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【最終第三ステージ】

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333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:07:42.82 ID:BVfV/W0y0

照「あ… きょ、京太郎大丈夫? あっ!!」ザシュッ!【-160】(HP891→731)

照「くっ、このぉ…!」サササッ


いつの間にか後ろに回り込んでいたバルバトスの蛮刀の一撃…!

その切っ先が照の背中をかすり、鮮血が噴き出す。


京太郎「て、照さん!?」

良子「クク…w 魔神たちは、生半可な攻撃ではいくらでもそのボディは再生されます」

良子「それにバルバトスの武器は矢だけではありません。 彼女はあらゆる武器に精通したウェポンマスター…!」

良子「魔神の百技繚乱におののきなさいっ!」カッ


バルバトス『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ……!!』ゴゴゴゴゴオオォ…!


京太郎(くっそ…! このままじゃ全員ヤラれるぞ…?)
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:09:03.69 ID:BVfV/W0y0

京太郎「怜さん! いい加減話して下さいよ! 今戦闘中ですよ?!」=3

怜「ん…? お、おお…」パッ

京太郎「……」ハーハーハー…

怜(…? そういえば、竜華はどこや…? って、ここ、学校やないやん)キョロキョロ

怜(せや、うち、魔王城で魔神たちと闘っとるんやったな… そうや!)

怜(戒能良子や! アイツに見つめられた途端、頭がぼーっとして… つまり、うちが逆に幻術にかけられとったわけや)

怜(竜華が京太郎になびいたっちゅうのも、夢だったわけやな…)ホッ

怜「京太郎、すまんかったな… うち勘違いして……ん!?」


京太郎「・・・クククククク・・・・!!ww」ズモモモモモオオオオォォ……!


胸元をおさえ、苦しそうにしゃがみこんでいた京太郎の体から… 禍々しき黒いオーラが噴き出す…!

と同時に、京太郎の肩口に刺さっていた矢が、どろどろと飴のように融けて蒸発していった…


怜「きょ、京太郎、お前・・・??」


遂に禁断の秘術“全体バフ”が発動されようとしていた…!
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:10:30.57 ID:BVfV/W0y0

京太郎「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴオオオォ…!!

良子(ん…? 少年の雰囲気が… これは一体…?)

京太郎「デビルマスター戒能良子よ…! ここまでだ! 貴様に“敗北”という名の甘美な烙印をプレゼントしてやろう…!」ザザザアアァ…!

良子「なっ!?」


立ち上がった京太郎の双眸は、妖しげな紫色の光を宿し… その中央には不死鳥のシンボルが浮かんでいた。


京太郎「キョウタロー・ヴィ・スガタニアが命じる…!」

京太郎「森羅万象、万物の精霊たちよ…! 我らを崇め奉り、祝福せよ!!」カッ!


 ピカアアアアァァ―――――ッ!!!


良子「Oh!?」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:12:11.87 ID:BVfV/W0y0

怜「お、おおおぉ? これは…?」ピカアァーッ…

照「え、何これ…」ピカアァーッ…

京太郎「ククク…!w」ピカアァーッ…


京太郎の厨二病的台詞と同時に、三人の体が目も眩まんばかりに光り輝き始めた…!

そして、その光が収まると…


良子「!? じ、ジーザス…!!」


京太郎「・・・・・」ゴゴゴオォ…(戦闘レベル62→248)

怜「・・・・・」ズモモモモオォ…(戦闘レベル45→180)

照「・・・・・」ドドドドオオォ…(戦闘レベル67→268)


良子(せ、戦闘レベルが、全員四倍に…?? い、一体、何が…!)ガタガタガタ…
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:13:26.44 ID:BVfV/W0y0

照「な、何これ… 凄いっ! 体中から力がみなぎってくる…!」コオオオォ…

怜「なんやこの身体の軽さは… こんなに調子ええの、生まれて初めてやっ!」ピョンピョン

京太郎「クク…w 貴様たちには、俺が禁断の秘術を施したのだ。 ありがたく思うが良いッ!w」

怜「? なんや京太郎そのキャラは。 ナメとるんか?」ギラッ

京太郎「あ、いや… の、能力発動の為に、ちょっと、厨二病的キャラを…」スンマセン
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:14:47.54 ID:BVfV/W0y0

京太郎「テルさん、俺の新能力“全体バフ”を発動しました! 今がチャンスですよっ!!」

照「分かった! まかせてっ!!」バッ!シュンッ!!

良子「!?」


今までの四倍の速さで… アッという間にテルが魔神との間合いを詰めるっ!


照「喰らえっ! ターボ・コークスクリュー・・・“四倍”ッ!!」ブォンッ!


 ズッゴオオオオオオオオオオオオオオオオォォォ―――――ン・・・・・!!!


バルバトス『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ―――ッッ!??』=3=3


良子「・・・ガッデム!!」


至近距離で放たれたソレは… 魔神バルバトスを一瞬で消滅させ、その衝撃の余波は、魔王城の壁を幾層も貫き通していた…【-536】(HP540→4)
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:16:10.34 ID:BVfV/W0y0

良子(ば、バカな…? 魔神バルバトスは地獄でも1、2位を争うほどの戦闘力とタフネスを誇る“破壊と殺戮の化身”…!)

良子(それが… たった一撃で…?)ワナワナ

京太郎「すっげ…! ど、どんなエネルギー波だよ?」アリエネエw

良子(く…! こ、これは、さすがに分が悪い… いったん退却して態勢を…!)サササッ!


超スビードでその場を離脱しようとした良子… だが!


 ヒュンッ、ガシィッ!!


良子「なっ! え…?」

怜「どこ行くんや? トイレならそっちじゃないで?」ゴゴゴオオオォ…


それよりも速く動いた怜が、ガッチリと良子の右手首をつかんでいた。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:17:47.88 ID:BVfV/W0y0

良子「こ、このっ! 放しなさいっ! り、リリース!!」グイグイ

良子(くぅ…? そ、そういえば、あの諜報員の少女に右肘をブレイクされかけていたのでした… 力が入りませんっ!)

怜「さっきは、よくもうちにナメたマネしくさってくれよったなぁ… 覚悟はええか?」ハー…


もう一方の手で拳を作り、息を吹き掛ける怜…


良子「……」ガタガタ

怜「東横の仇や! くらえっ!!」ブォンッ!!


ドッゴオオォォムウゥッッ!!


良子「Ouch!??」=3-3【-360】(HP4→-356)


スーパーカンサイ人と化した怜のバックブローは、良子の顔面に深々とメリ込んでいた…
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:19:48.09 ID:BVfV/W0y0

良子「・・・・・・」


吹っ飛ばされて壁に激突し、その場に崩れ落ちた良子は… 仰向けに倒れたまま、虚ろな目で天井を睨んでいた。


良子(…ま、まさか… この私が、人間に敗れるとは……)

良子(フ…w どうやら… 井の中のフロッグは、私自身だったようですね…w)ガクゥ…


照「…倒した…?」

怜「ふん、終わりやな…w」

京太郎「ぃよっしゃ! 四天王の一人を倒したぞっ!!」


勝負あり…!

不沈艦・デビルマスター戒能良子、遂に撃沈!!



※ ○園城寺怜&宮永照&京太郎 VS 戒能良子× (決まり手・全体バフ&バックブロー)

各最終HP
園城寺怜   521
宮永照    731
須賀京太郎 1036

戒能良子  −356(戦闘不能)


※勝利したので、攻撃回数の分だけ各戦闘レベルアップ

怜(45→46)
照(67→72)
京太郎(62→63)
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/14(金) 19:21:27.32 ID:BVfV/W0y0
今日はここまで、コンマは無いですわ
また明日
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/14(金) 19:26:28.00 ID:seEKrjET0
全体バフ強すぎで草
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/15(土) 00:04:20.75 ID:vXlFeHbco
思いつきで頼んだ全体バフがいい仕事して良かった(小並感)
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:05:21.92 ID:lgWwATCn0
乙あざす
ほなまたーり進めていきます

>>334一部訂正
×いい加減話して下さいよ! 

○いい加減放して下さいよ!
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:09:34.68 ID:lgWwATCn0

京太郎「ぃよっしゃ! 四天王の一人を倒したぞっ!!」


良子「・・・・・」グッタリ


遂に決着!

京太郎の秘技“全体バフ”発動により、戦神・戒能良子を見事打ち破った三人…!


京太郎「う…!」ズキッ

怜「ん? どうした京太郎」

京太郎「あ、いや… 安心したら、なんか急に体が痛く…」ズキズキ


神経が軋むような痛みが全身を走る…

京太郎は特に、怜を守った時の手の矢傷は早急に治療する必要がありそうだった。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:23:55.84 ID:lgWwATCn0

照「私も斬られた背中が痛い… 早く憩に治療してもらいたい」

京太郎「あ、そういえば… そろそろ、待ち合わせの時間じゃないですか?」


T字路で憧たちと分かれた京太郎たちだったが、一時間後に同じ場所で落ち合う約束をしていた。

もう、その時間が迫ってきている…


怜「せやな、戻らないかん。 でもその前に……」チラッ

怜「戒能! 約束やで。 東横のおる場所を教えてもらえるんやろな?」

良子「オフコース… 約束ですからね、地図を書いて場所を教えましょう…」サラサラ…


モモのいる部屋までの地図をもらい、京太郎たち三人はまずは憧たちと合流するべく、件のT字路へ向かった…

そう… 三人には、憧と憩は四天王三尋木咏に惨敗し、捕虜となっていることなど、知る由もなかったのである。


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348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:26:12.88 ID:lgWwATCn0

憧「う・・・?」パチッ

憧「・・・あ・・・ こ、ここ、は・・・?」


ベッドの上の憧が目覚め、最初に目に映ったのは… 見知らぬ部屋の白い天井だった。

そして…


憩「あ、憧ちゃん! 気がついたようやな!」

桃子「良かったっす…!」

憧「憩さん… も、モモ!?」

憧「よ、良かった、モモ、無事だったのね・・・! うっ!」ズキッ

桃子「あ、憧ちゃん、無理に動かない方がいいっすよ!」

憩「せや。 治療はしたけど、憧ちゃんはかなりの重症やったからな… 落ち着くまでまだ休んどった方がええで」

憧「・・・・」
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:38:01.19 ID:+ofcSCHI0

憧「ここは… モモのいた、あの映像で見た病室?」

憩「そやで、三尋木が連れてきてくれたんや」

憧「あ… そ、そうか、私… あいつに、負けて…」

憩「うん… ウチは憧ちゃんが倒れたあとで、降参したんや… つまりウチらは今、魔族たちの捕虜としてここに収監されとるんや」

憧「捕虜…」

憩「モモちゃん助けに突入したのに、ウチらまで捕虜になってまったわけやなーぁ… ミイラ取りがミイラに、ってヤツやw」タハハ…

桃子「それはちょっと意味違うんじゃないっすか?」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:41:49.18 ID:+ofcSCHI0

モモは、左腕こそまだギプスをつけていたが、自力で歩けるまでに回復していた。

しかし、咏の炎を何度も喰らい、甚大なダメージを受けた憧は、まだ休養の必要がありそうだった…


憧「憩さん… そういえば、時間は?」

憩「え?」

憧「分かれた京太郎たちと会う時間…」

憩「あ… そういえばそやな…」

憩「待ち合わせの時間から、もう10分くらい過ぎてしまっとるわ」チラッ

憧「え…? じゃあ…今頃、あのT字路で、京太郎たち、待ってるかもしれないよね…」

憧「なんとか、ここから、脱出できないの…?」


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351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:48:44.69 ID:+ofcSCHI0

同時刻… 魔王城内??


照「う、ううぅ… ここ、どこ…?」ヨロヨロ

怜「うちが聞きたいわ!」


件のT字路に、照と怜は到着してはいなかった。

そう… 王女テルがその超絶方向オンチを発動してしまい、京太郎ともはぐれてしまっていたのだ…


怜(ったく… うちとしたことが、ぬかったわ…)チッ

怜(ダブル使うてよう回らん頭でぼーっとしとったせいで、うちまでコイツについて迷ってまった!)

怜(それにしてもほんま魔王城内は迷路や… 一度迷ったら、もう元の場所に戻るんはほとんど不可能やで…)

怜(京太郎ともはぐれてまったし、うちもテルも疲弊しとるし、こんなとこでまた魔族にでも出会ったら、ほんまに厄介・・・ん?)


?「……」ユラァ…


怜(あん? あ、アイツは…?)

照「!? さ、咲? 咲なの?!」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 19:55:27.51 ID:+ofcSCHI0

突然、通路の角から現れた、頭に∠のある少女…

それはまさしく、タ・コース王国第二王女、サキ・ミヤナガだった。


照「咲…! よ、よく無事で…!!」タタタタタ…

咲「お姉ちゃん… 来てくれたんだ…」


すかさず駆け寄る照…


照「よ、良かった…! あ、だ、大丈夫? どこもケガとかしてないよね?」サスサススリスリ

咲「う、うん、大丈夫だよ、お姉ちゃん…///」


怜(い、いや、ちょい待ちぃ! おかしいやろ?なんで囚われの身のサキ王女がこんなとこでフラフラしとんねん?)
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 20:02:43.71 ID:g93vLV280

照「咲…! ほ、ほんとに無事で良かった…!」ギュウウゥ…

咲「お姉ちゃん…///」


怜(…? ほんまに本物なんか? まあ、一人で牢から脱出してきたって可能性もなくはな・・・ん?!)


咲「・・・・・」ザワザワザワァ…


怜(へっ!? あ、アレは・・・?!)


怜は目を疑った。

照に抱き締められている咲の、その頭から… 魔族特有のあの禍々しい角が、にょきにょきと生えてきたのだ…!


怜「あ、あかん! ソイツから離れるんやテルゥッ!!」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 20:07:15.84 ID:g93vLV280

照「…え?」

咲「ふふw、もう遅いよ…w」ユラァ…


咲「 カ ン 」ドゴムッ!


照「かっ!? はぁ・・・!?」バタ…


咲の拳は照のみぞおちあたりの嶺上秘孔を正確にツモり… 照は、糸の切れた人形のようにその場に倒れていた。


怜(ちぃ…! な、なんやもう! まーた厄介なことになってきたで…!)

355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/15(土) 20:09:28.66 ID:g93vLV280
今日はこれだけ
明日は休みで、次はまた明後日の夜から進めていきます
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/15(土) 21:20:12.09 ID:kz3T3vqx0

戦力半減どころじゃないがこっからどうなるんだろ
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:00:24.13 ID:KPJQHLmK0
ーーーーー

魔王城中層部・病室(牢)


憧「なんとか、ここから、脱出できないの…?」


ベッドから身を起こした憧…

満身創痍でもはや戦力にはならないかもしれないが、せめて自力で脱出して、仲間たちと合流できれば…!


桃子「いや… それはちょっと難しいと思うっす」

憧「? どうして? モモは超一級の諜報員でしょ。 これくらいの牢を破るくらい、できないの?」

桃子「私も、ケガで左腕が言う事きかないし…」

桃子「魔族もバカじゃないっす。 スパイアイテムとか、持ち物は全部没収されてしまってるんっす」

憧「そっか… でも、アレくらいの扉なら、私の魔法で吹っ飛ばして・・・んっ!?」スカッ

憧「…ま、魔法が、出ない? え、どうして?」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:03:06.20 ID:FDWDHTl70

憩「気を失っとった憧ちゃんは気づかなかったやろうけど…」

憩「捕虜になる時に、ウチらはみんなコレをつけられてまったんや」クイッ

憧「?」


憩が、自分の首に手をやる。 そこには、何か首輪のようなものがついていた。


憧「…魔力封じ、マジカルクローズの首輪…」

憩「ウチも、戦闘用の装備は全部没収されてまったし、今のウチらはみんなタダの女の子っちゅーことやなーぁ…」

憧「………」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:07:30.22 ID:FDWDHTl70

魔力封じの首輪は、自力で外すことはほぼ不可能… そこに魔力を送り込んでいる大元を叩かなくては、解除できない。


憧「うーん悔しいなあ… じゃあ、京太郎たちが私たちを見つけて、助け出してくれるのを祈って待つしかないってわけ?」

桃子「そうっすね… 針金の一本でもあれば、アレくらいの扉の鍵、開けられるかもしれないっすけど…」

憩「モモちゃん、ほんまに針金一本でええん?」

桃子「え? うん、多分…」

憩「ほなら… コレでなんとかならんかなーぁ?」スッ

桃子「!」


憩が、ナースキャップの下、髪の毛の中から、小さなメスを一本取り出した。


桃子「す、すごいっす…! よくバレなかったっすね!」

憩「こういうこともあるかと思うてなーぁ、一本だけ隠しとったんや♪」

憧「さっすが憩さん…! モモ、なんとかなりそう?」

桃子「やってみるっす!」


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ーー
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:10:15.08 ID:FDWDHTl70

魔王城内??


照「う、ううぅ…!」ウググ…


みぞおちにカンを受け悶絶する照…!


怜(ちぃ…! な、なんやもう! まーた厄介なことになってきたで…!)


城内で迷い、彷徨っている時に偶然サキ姫を発見した照&怜…

しかし、そのサキは…


咲「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴオオオォ…


頭には角、背中には禍々しき翼、尻には黒い尻尾…

つまりどう見ても魔族になってしまっていたのだ…!
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:12:14.74 ID:FDWDHTl70

照「さ、咲… ど、どうして…?」ウウゥ…

怜「どうしてもこうしてもないわ! ニセモンなのか洗脳されとるんか知らんけど…」

怜「攻撃してきた以上、うちらの敵や… うちはテルみたいに甘くはないでっ!」バッ

照「!? お、園城寺さん、ダメ! やめて…!」

怜「喰らえっ! フライングチャクラム!!」ブォンッ!

咲「!!」


照が止めるのも聞かず、怜が投擲した二つの円月輪が真っ直ぐに咲へと飛んでいく…!


咲「ふん… “プラマイゼロ”!!」ブワアアァ!

怜「ほぇ!?」
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:14:37.72 ID:FDWDHTl70

咲が右手を掲げると、その周辺の空気がぶわっと歪み、怜の円月輪はそこへ吸い込まれるように消えてしまっていた。


咲「ふふ、私の能力“プラマイゼロ”…! この力は、相手のどんな攻撃も無効化し、消し飛ばすことができるんだよぉ…w」ククク…

怜「な、なんやとぉ…?」

咲「魔王様に仇なす人間ども… ゴッ倒す!!」ブンッ!

怜「!?」


咲が、怜との間合いを一気に詰める!


怜(あ…あかん! 未来視で見えとるけど、速過ぎて体がおっつかん!!)

咲「もいっこカン」ドゴムッ

怜「うっ!っごおぉ…!?」バタァ…
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:17:21.33 ID:FDWDHTl70

照と同じようにみぞおちにカンを喰らった怜は、くの字になって前のめりに倒れていた。


咲「あはははっ!w 弱過ぎるよ人間…w もう少し楽しめると思ったんだけどなぁ…w」ユラァ…

咲「まあいいや。 さっさとラクにしてあげるよ」スゥ…

怜「う…!?」


咲が、その懐から出した格闘用ナイフが鈍く光った。


怜(な…? こ、殺される…?)

怜(なんやなんやどうなっとんねん! サキ姫の救出に来たのに、なんでその姫に殺されなあかんのや…!)


と――、その時だった。


 ビュンッ!  バシィッ!!


咲「ん!?」


照「・・・・・」ゴゴゴゴゴオオォ…


なんとか膝立ちに身を起こした照のコークスクリューが、咲のナイフを吹っ飛ばしていた。
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/17(月) 19:22:18.84 ID:FDWDHTl70

照「咲… なんでそんな風になっちゃったのか、私には分からないけど…」

咲「……」

照「仲間を傷つけるなら、たとえお前でも容赦はしないッ!」キッ

咲「ふぅん…w じゃあ、どうするの? お姉ちゃんに私が倒せるのかな?w」ニタニタ

照「ああ、何年ぶりか分からないけど、やろうじゃないか…!」ズモモォ…

照「姉妹ゲンカを!!」カッ


怜(…? テル、ほんまにガチで闘うつもりか…?)

怜(多分、アレは本物のサキ姫や… きっと、洗脳か何かで感情を奪われ、魔道に堕とされたんや)

怜(洗脳を解いて、人間に戻してあげられればええんやろうけど… どうすれば…?)


※照、どうする…?(最も早く2票入った行動でイキマス)

1、物理的にぶっとばす
2、ナウシカ作戦(無抵抗)
3、スカートの中に頭を突っ込む
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 21:04:33.09 ID:O8BvAnX/o
3
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 07:37:22.12 ID:BvzKPkCX0
3
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:02:18.86 ID:yLgPIAuC0
3、スカートの中に頭を突っ込む 


咲「ふふ…w お姉ちゃんに私が倒せるのかな?w」ニタニタ

照「ああ、何年ぶりか分からないけど、やろうじゃないか…! 姉妹ゲンカを!!」カッ


咲照「「・・・・・」」ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォ…!!


向かい合う二人の体から、尋常でない量のオーラが湧き出る…!


怜(ふ、二人とも凄い迫力や… これがタ・コース王国王家“ミヤナガ”の血…!)ゴクリ

怜(ど、どうなるんや、この姉妹対決…?)


咲「お姉ちゃん… バトルって楽しいよね! 一緒に楽しもうよ!w」

照「ふ…w 咲、お前は… 小さい頃から人形みたいに可愛くて… わがままも言わないし、本当にいい子だったよね…」

照「どこに行くにも、私のあとをちょこちょこついてきて、愛しくてたまらなかったよ…」

咲「………」

照「でもね、可愛さ余って憎さ百倍…! 私は今、そんな気分だよ!」

照「たとえお前でも、仲間を傷つけるなら、私はいっさい容赦しないッ!」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:05:30.94 ID:yLgPIAuC0

咲「…ウルサイナァ、いちいち気持ち悪いんだよ! 御託はいいからさ、早くかかってくれば?」

照「言われなくても…!」スゥ…

照「シャッ!!」ババッ!

咲「!!」


身を低くした照が… そのまま、地を這うようにして咲へと突進した。


怜(! なるほど!テルの奴考えよったな…!)

怜(得意のコークスクリューを撃ち込んでも、プラマイゼロの力で消されてまう)

怜(だから、まずはタックルでマウントを取るか、組み技に持っていくつもりや…)

怜(超接近戦なら、プラマイゼロなんか使う猶予もないやろうからなっ!)


だが・・・


照「とりゃっ!」ズボォッ!

咲「ひっ!?///」=3

怜「…ゑ?」
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:08:30.92 ID:yLgPIAuC0

照「………」クンカクンカスーハースーハー…

咲「ひゃ…? く、くすぐったい!///」

怜「な、ナニしとるんやアイツは…??」


タックルに行ったように見えた照だったが… そのまま咲のスカートの中に頭を突っ込み、股間に鼻を押し付けていた…


照「は、はあはあはあ…!/// ひ、久しぶりの咲臭…!/// か、芳しい…カグワシイイイィッ!!」クンカクンカ

咲「ちょっ!やめてよお姉ちゃん!///」=3

照「う、動くんじゃない咲ィ! い、妹の匂いを嗅いで、健康をチェックするのは、全ての姉の務め・・・何より優先すべき義務だッ!!」スーハー…

照「うほおおおおっ!/// 微かに酸っぱい汗の匂いに、ほのかに咲汁が混ざり合って…/// あああ…こ、ここが桃源郷…!///」ポワワアアァン…

咲「私の体臭を実況しないでよ! カン! 嶺上開花ツモォ!!」ドゴムッ

照「たわばっ!??」=3
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:10:38.70 ID:yLgPIAuC0

照「」チーン…

咲「……」ハアハアハア…


怜(あ、あっけなく妹が勝ちよった… てか、テルはほんまナニしとるんや!?)

怜(せっかくここまで苦しい戦いをくぐり抜けてきたのに、最終目的の妹に倒されとったら世話ないわ…)


咲「たく… もうそんなバカなこと、二度と出来なくしてあげるよ! お姉ちゃん!」スゥ…


無防備な照にトドメを刺すべく、腕を振り上げる咲!


怜「ちょ、ちょい待たんかい! う、ウチはまだヤレるで!」ガバッ

咲「…ハァ? そのまま寝てれば見逃してあげたのに… ザコが…!」ギラァ…
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:13:13.40 ID:yLgPIAuC0

対峙する咲&怜…!


咲「アンタ如きが一人で私に勝てると思ってるの…?」ゴゴォ…

怜(ちぃ…! た、確かに、あのプラマイゼロとカンの能力は脅威や… 普通に闘っても勝ち目はあらへん…)

怜(しかも相手はうちらの救出対象であるサキ姫や! 必要以上にダメージを与えるわけにもいかへん…!)

怜(ふぅ… ったく、この奥の手は、魔王戦の時のために温存しときたかったんやけどな… 背に腹は代えられん!!)ギラッ、ゴゴォ…!


怜の髪が逆立ち… その双眸が緑色に光ると共に、額には第三の目のような、輝くシンボルが現れる…!


照「や、やめて、園城寺さん… 咲を傷つけないで…!」ウググゥ…

怜「安心しぃ! ちゃんと手加減はしたるわ!」

怜「イクでぇ… 怜ちゃんパワー全開・・・!」ズモモモオオォ…

咲「…?」

怜「覚悟しいやサキ・ミヤナガ…! 出でよ時空の妖精! “枕神トキ”ィ!!」カッ
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:14:53.41 ID:yLgPIAuC0

 ぼわわわあああぁ〜〜ん…!


照「な!?」
咲「…ん?」
怜「クク…w!」


空中に現れたのは…

怜を四頭身にして小型化したような、人形のような妖精…!


枕神トキ『まいどぉ〜! 宇宙一カワイイトキちゃんの降臨やで! 皆の者ひかえおろぉ〜!w』フヨフヨ


満を持して登場…! 時空を操る変幻自在の妖精、怜ちゃんパワーの源・枕神トキ!!
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:17:36.63 ID:yLgPIAuC0

枕神トキ『まったくぅ!うちの出番こぉへんのかと思って焦ったで! で、あのうすらぺったんこな∠をイワしたればえーんかなぁ〜?』フヨフヨ

怜「せや、頼んだでトキちゃん!」


咲「ふん… 未来視できようが、助っ人呼ぼうが、私のスピードに追いつけなきゃ意味ないでしょ…」

咲「能力なんか使う前にカンしちゃえばいいだけ…! それっ!」ビュンッ!

怜「!」


またもや、超スピードで一気に間合いを詰める咲…!


咲「トドメだ! カン!!」スカァッ!

咲「へ、え…?」トットット…


カンが空振り、二、三歩とたたらを踏む咲…


咲「は…? あ、アイツ、どこに…?」キョロキョロ

怜「どこ見とるんや、こっちやで?」スゥーッ…

咲「!?」バッ
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:18:48.69 ID:yLgPIAuC0

怜は、さっきまで自分がいた場所に、平然と立っていた…


咲「? え、ど、どうして当たらなかったの…? 一瞬、消えた…?」

怜「ふふ…w 勘がええな、当たらずとも遠からじってとこやw」

怜「今のは… トキちゃんの力で、自分自身を“三秒後の未来”に転送させたんや!」

咲「て、転送…?」

怜「そうや。 この力がある限り… お前の攻撃はもううちには当たらんで!」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:19:56.61 ID:yLgPIAuC0

咲「…ふん、私だって“プラマイゼロ”の力があるんだから、攻撃なんか当たらない… 条件は同じでしょ?」

怜「さあ、果たしてそうかな…?」ブワアアアァァ…!

咲「へあっ!?」

照「…え??」


瞠目する咲&照…!

目の前で怜が… 信じられない現象を起こしたのだ…!


枕神トキ『ふふ…w コレがうち、“時空妖精トキちゃん”の奥義の一つやでっ!!w』


ーーーーーー
ーーーー
ーー
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:21:17.68 ID:yLgPIAuC0

同時刻

魔王城上層部・モニタールーム


晴絵「……」カチャカチャカチャ…

晴絵「あの新人の少女、手こずってるな… 潜在的な戦闘力は咏さんに匹敵するのに…」カチャカチャ

晴絵「それにまさか戒能さんが敗れるとは…! あの勇者パーティ、侮れないぞ…」

晴絵「これは、最悪、魔王様自ら城内で闘うという状況になるかもしれないな…」


魔王軍参謀赤土晴絵…

彼女は、城内の各所に配置されたガンキューが送る映像をチェックするモニタールームで、勇者パーティ一行の動向を密かに監視していた…
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:22:39.20 ID:yLgPIAuC0

晴絵「はやりさんも負けてしまったし、野依さんは外出中……」

晴絵「まあでも、こちらには魔王様のほか咏さんもいるし、まず負けることは・・・ん?!」

晴絵「…? あれは… 捕虜にした三人を閉じ込めていた部屋…? い、いつの間に扉が開いて…?」

晴絵「しまった! 目を離しているスキに脱走されたか?」ガタッ


と――


 ピタァ…


晴絵「!?」ビクッ

桃子「動くなっす。 黙って両手を後ろに回すっす」


晴絵の首筋に… 冷たい金属が当てられていた。
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/18(火) 19:24:53.44 ID:yLgPIAuC0
今日はここまでだし
咲のカンの戦闘力を決めるの忘れてたので、今さらだけど決めます。

>>379のコンマ以下が咲の戦闘力(ここまで、照は二発分、怜は一発分のダメージ)
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 19:26:52.36 ID:Jlt7UvWtO
はい
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:04:01.25 ID:26ASFdVF0
コンマ36 
怜ダメージ36 (HP521→485)
照ダメージ72 (HP731→659)


魔王城内??


怜「さあ、果たしてそうかな…?」ブワアアアァァ…!

咲「へあっ!?」

照「…え??」

枕神トキ『ふふ…w コレがうち、“時空妖精トキちゃん”の奥義の一つやでっ!!w』


なんと、そのとき、怜は・・・


咲「ぶ、分身した…??」


怜1「一時間後のうちや」ヌッ

怜2「二時間後のうちや」ヌッ

怜3「三時間後のうちや」ヌッ

怜4「四時間二分後のうちや」ヌッ

怜5「あさってのうちや」ヌッ

怜6「一週間後のうちや」ヌッ

怜MarkU「いつのうちかよう分からんけどとにかくうちや」ヌッ


照「な、何これ… 園城寺さんが、増えた…?」

怜現在「クク…w せや。 枕神トキちゃんに、“未来のうちたち”を召喚させたんや!」
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:05:50.93 ID:26ASFdVF0

怜JS「じゃん! 小5のうちやで〜♪ コミック『怜Toki』もよろしゅうたのむで!」

怜現在「お、過去のうちもおるんか」

照「かわいい…/// 園城寺さんもあんな時代があったんだね」

怜現在「どういう意味やそれ?」


怜アラフォー「38歳のうちやで」

怜現在「な、なに…? うちのほっぺちゃんに小じわが…?」


怜BBA「80年後のうちや…」ヨボヨボ

怜現在「ちょっ! そんな先まで呼ばんでええでトキちゃん!」


枕神トキ『ん〜? ちょいハリキリ過ぎてまったかな! “園城寺怜の一人大同窓会”の始まりやでぇ〜!w』
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:07:42.27 ID:26ASFdVF0

怜軍団「「「……………」」」ズラ〜リ…


辺り一帯を埋め尽くすようにして現れた、過去&未来の園城寺怜たち…!


咲「な、ナニコレ…?? こんなの反則だよね…?」

怜現在「クク…w “数こそ力”… うちの好きな言葉の一つやw」

怜現在「さあ!うちたち! あの乱暴なお姫さんを捕獲するで!!」


 オオオォーッ!!  ワアアアアアァァァ――ッ!!  ガヤガヤガヤガヤァ…!


咲「ひぃ!?」


大量の怜たちが一斉に咲へと飛び掛かっていった…!


ーーーーーー
ーーーー
ーー
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:09:21.42 ID:26ASFdVF0

魔王城上層部・モニタールーム


桃子「動くなっす。 黙って両手を後ろに回すっす」

晴絵「…!?」


魔王軍参謀・晴絵に、背後からメスを押し当てたエージェント・モモ…!


晴絵「な、ど、どうして… いつの間に…?」

桃子「ふふ…w 魔力封じの首輪をつけて、油断してたっすね…?」

桃子「私のステルス能力は、“魔法”とは別の力っす! こんな首輪で封じることは出来ないっすよ!」ブンッ、ガッ!

晴絵「う…!」バタァ…


首筋への手刀で、晴絵を昏倒させたモモ…


桃子「辺りにほかの魔族の気配は無し… よし、制圧完了っす!」

桃子「憧ちゃん、憩さん、入ってきていいっすよ!」
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:10:47.87 ID:26ASFdVF0

憩「さっすがモモちゃん! 頼りになるわ〜ぁ♪」スッ

憧「ありがとうモモ… わっ、ここすごぉ…! 魔王城の…コントロールルーム?」

桃子「この“魔界歴程”によると、モニタールームってあるっすね。 この魔王城の中枢機関… 作戦本部室みたいな所だと思うっす」


モモが、単独で潜入した際に地下の書庫で発見した“魔界歴程”…! 

その巻末に載っていた魔王城の詳細な地図を頼りに、脱走した三人はまずは中枢を叩くべくここに来たのだった。


憩「さてと… あ、あったで! “魔力炉”や!」


部屋の隅に、暖炉のような造りの炉があり… 中では透明の魔石が赤々と燃えていた。


憧「よし! ナイス憩さん! コレの火を落とせば、魔力封じの首輪を外せるはず…!」
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:12:07.36 ID:26ASFdVF0

桃子「あ、ちょっと待つっす憧ちゃん!」

憧「ん? 何、モモ?」

桃子「たぶんこの魔力炉は、魔王城全体の魔力の流れをコントロールしてるっす」

桃子「火を落としたら、このモニターの映像も消えてしまうっす。 その前に…」

桃子「せっかくだから、索敵のためにも魔王城全体をしっかり把握しておくっす!」

憩「それもそやね♪ どれどれ… ん…? コレは、“魔王の間・寝室”…?」


“健夜「… はぁ… お昼ご飯食べたあとって、どうして眠くなるんだろ…」フワァ…”

“健夜「ちょっとお昼寝しよっと… んん… 至福ぅ…♪ zzzz…」グーグー”


憩「この、ジャージ姿で昼寝しとるんが魔王…??」

憧「魔王の間ってあるんだから、多分そうだよね…」

桃子「私たちが攻めてきてるのに、親玉はのん気なもんっすね…」
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:13:36.27 ID:26ASFdVF0

“咏「さてと… ひとっ働きしたらまずはオヤツだねぃ♪」モニュモニュ…”

“咏「う…!? ごふっ! がふっ!? うっぐぅ…!」=3”


憧「こっちは“魔王城食堂”… 私たちに勝った三尋木咏がいる」

桃子「わらび餅食べてむせてるっすね」

憩「きな粉でむせたんやな。 わらび餅にはちゃんと黒蜜かけなあかんでーぇ」


“良子「う、ううぅ… まだ体が動きません… シット!」”


桃子「あ…? こっちには私を倒した戒能良子がいるっす!」

憧「“地下トイレ前”… 壁にもたれてぐったりしてる」

憩「きっとテルさんたちと闘ったんやね。 それで、ここで倒れとるっちゅうことは…」

桃子「京太郎たちが勝ったってことっす! 私の仇を討ってくれたんっす!」
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:14:50.88 ID:26ASFdVF0

憧「さてじゃあ、その京太郎たちはどこに… ん?」


“京太郎「………」ポツーン”

“京太郎「はあ… テルさんたちとはぐれちまうし、時間になっても憧たちは来ねーし…」”

“京太郎「なんか俺忘れられてね…? いつまでここにいりゃいいんだ?」”


憩「京太郎クンはちゃんと待ち合わせ場所の地下のT字路に来とるなぁ」

桃子「早目に迎えに行ってあげないといけないっすねw」

憧「え…? でも、残りのテルさんと園城寺さんは? …ん!?」
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:16:30.49 ID:26ASFdVF0

“怜「さあ!うちたち! あの乱暴なお姫さんを捕獲するで!!」”

 オオオォーッ!!  ワアアアアアァァァ――ッ!!  ガヤガヤガヤガヤァ…!

“咲「ひぃ!?」”

 ギッタンバッタン!  ギャアアアァッ!  アバレンナコノヤロォッ!=3=3


憧「な、何コレ? 園城寺さんがいっぱいいる…??」

憩「てか、襲われとるのって、サキ姫とちゃうか?」

桃子「ここ、魔王の間のすぐ近くの通路っすね。 一体、何がどうなってるんっすか…」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:17:44.53 ID:26ASFdVF0

“咲「このやろおおおぉぉ放せよゴルゥウアアアアァッ!!」=3”

“怜「神妙にせんかいこのヤンチャ姫が!」”

“照「ちょ、ちょっと、園城寺さん、もう少し優しくしてあげて…」”


憧「園城寺さんの大群がサキ姫を簀巻きにしちゃった…」

憩「さ、サキ姫荒れとるなーぁ… ほんま何があったんや?」

桃子「いや、よく見るとアレ、角があるっすから魔族じゃないっすか…?」

憧「いや、多分… 魔王の洗脳で魔物化されちゃってんのよ…」
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:21:02.24 ID:26ASFdVF0

憧「とりあえず… 私たちの救出目標であるサキ姫は確保できた…」

憧「そして四天王四人のうち、瑞原はやりは私と憩さんが、戒能良子は京太郎たちが倒してくれた」

憧「そして野依理沙はモモの情報によれば外出中… となれば…」

憧「敵はあと魔王と三尋木咏の二人だけ…!」

憩「ほなら、三尋木の食っとるわらび餅に毒を仕込んで… 魔王の寝首をかけばミッションコンプリートやな!w」

憧「そーね♪ ふふw、一時はどうなるかと思ったけど… 楽勝じゃん!w」

桃子「あ、でも・・・」

憧「ん?」
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:22:21.94 ID:26ASFdVF0

桃子「ちょっと、一つ気になることが…」

憧「何? モモ」

桃子「私が単独で潜入した時に、一人、変なヤツを見つけたんっす」

憩「変なヤツ?」

桃子「はいっす、地下の通路で、京太郎にクリソツな魔族がいて…」

憧「きょ、京太郎にクリソツな魔族??」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:23:47.36 ID:26ASFdVF0

魔王城地下・T字路


京太郎「………」ポツーン…

京太郎「憧たち来ねーな… 何かあったのか?」

京太郎「畜生、この世界ってケータイねーしな… 連絡のつけようがねーよ!」

京太郎「どうする…? いつまでもここにいても…… ん?!」


?「よぉ、兄弟…」ユラァ

京太郎「なっ!? だ、誰だお前!??」


突然、通路の角から姿を現した、長身で金髪の男…!

だが、その頭には魔族特有の角が…!


?「俺か? 俺はな・・・」

ヘルカイザー京太郎「“この世界のお前”だよ、京太郎!w」ニィッ…!

393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 19:24:35.38 ID:26ASFdVF0
今日はここまでなの
明日はちょっと私用でお休み、次は明後日っす
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 23:54:45.44 ID:vC+m07yO0
ヘルカイザーww
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:01:24.20 ID:qkJYfjWz0

魔王城地下・T字路


京太郎「なっ!? だ、誰だお前!??」

ヘルカイザー京太郎「俺か? 俺はな、“この世界のお前”だよ、京太郎!w」ニィッ…!


通路の角から姿を現した、京太郎にそっくりの男…!

しかしその頭には、魔族特有の角が生えていた。


京太郎「こ、この世界の、俺・・・?」

ヘルカイザー京太郎「そうだ。 分かるだろ? この世界は、ある意味お前が元いた世界の鏡みてーなもんだ」

ヘル京「元の世界にいた人間は、必ずこの世界にも一人いる… 転生してきたお前だって例外じゃねーってわけだよ」

京太郎(…! 確かに… 部長や染谷先輩にも会ったし、この世界には、元の世界の人間のコピーみたいのがいる…)

京太郎(照さんや咲もこの世界にいるけど、それはあくまで“この世界の宮永姉妹”であって、俺が小さい頃から知ってるオリジナルの宮永姉妹は、今でも、元の世界にいるんだ…)

京太郎(今まで考えもしなかったけど、確かに、“この世界の俺自身”がいても、不思議じゃねー…!)

京太郎(でも、コイツが本当にこの世界の俺だとしても、角が生えてるってことは、魔族… 敵、なのか…?)ジリィ…
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:02:49.64 ID:jUxgVekC0

ヘルカイザーに向かって聖剣をかまえるオリジナル京太郎…


ヘル京「おいおい、俺はお前だぜ? 自分を攻撃する気か?w」

京太郎「う、うるせーな…! お前魔族だろ? それに… なんで俺のことを知ってるんだ?」

ヘル京「お前がこの世界に来た時から知ってるよ。 冥界の鏡で覗いてたからな」

京太郎「は? なにぃ…?」

ヘル京「おっと、ちょっとしゃべりすぎちまったなw コレ以上は言えねーわw」
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:04:14.76 ID:gLMvxoV40

京太郎「なんだと…? どういうことだよ! 何しにここに来たんだお前?」

ヘル京「そうビビんなって…w 俺は敵じゃない。 お前の味方だぜ?」ニッ

京太郎「し、信用できねーな… 何たくらんでやがる?」ジリ…

ヘル京「疑りぶけーな。 ま、無理もないか…」

ヘル京「なら、証拠を見せてやるよ。 行くぜ…?」

京太郎「は? ど、どこに?」 

ヘル京「お前の仲間の所だよ! “魔空瞬間移動(テレポーテーション)”!!」バァッ

京太郎「げぇっ!?」=3


ヘルカイザーがその右手を上に掲げると、周囲の空間がオレンジ色に輝き始め… 次の瞬間には、二人とも、その場から消えていた。


ーーーーーー
ーーーー
ーー
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:05:37.26 ID:SLoqE8oT0

魔王城上層部・モニタールーム


憧「さてと! 敵の状況も大体分かったし、そろそろ私たちも行こうか?」

憩「そうやねーぇ♪ ・・・あれ?」

憧「ん? どしたん、憩さん?」

憩「いや… 京太郎クンが、いつの間にか、いなくなってしまっとるんや」


京太郎を映していた「地下T字路」のモニターには、もう誰も映っていなかった。
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:07:00.76 ID:RXpz4lxq0

憧「あれ、ほんとだ。 いつの間に…?」

憩「あかんな。 さすがに遅すぎて、一人で移動し始めちゃったみたいやねーぇ…」

憧「急いだ方がいいね。 とりあえず、テルさんと園城寺さんはすぐ近くにいるみたいだから、全員でそこに行こう」

憩「賛成やでーぇ♪」

桃子「………」

憩「ん? どーかした? モモちゃん」

桃子「え、あ、いや… なんでもないっす」

憩「そう?」

桃子「……」

桃子(さっき… 一瞬だけ、モニターに、地下で見た京太郎にクリソツな男が映っていたような気がしたっすけど…)

桃子(気のせい…っすかね……)


憧&憩&モモの三人は、魔力炉の火を切り、合流するべくテルたちの元へと向かった…


ーーーーーー
ーーーー
ーー
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:08:19.43 ID:PRa2PmGl0

魔王城最上層部・魔王の間近隣通路


照「もう魔王なんか倒さなくていいよ、また次でいいじゃん。 もう帰ろうよ」

怜「い、いや、テル、そういうわけにもいかへんやろ…?」

怜「それに、コイツの洗脳が解けなかったらどないするつもりなんや?」


咲「ゔゔゔゔゔぅ…! 放せ人間どもぉ…!!」=3


簀巻きに縛られたままもがいている咲…


照「大丈夫、今はこんなだけど、王宮に帰って私としばらく一緒にいれば絶対元に戻る」

怜「そ、そんなん、なんの根拠もないやろ…」

照「大丈夫なの! “姉の愛”さえあれば、妹は必ず目を覚ますもんなんだから…!」

憧「いや、テルさん、それはまずいっしょ…」スッ

照「へ?」
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:10:02.93 ID:hxQRq3Z00

怜とテルの背後から、憧、憩、モモの三人が姿を現した。


怜「お? 新子に荒川… そ、それに、東横? 無事やったんか!」

桃子「ちょっとケガしちゃったけど… お陰様でおおむね無事っすw」

憩「うちら、一回捕虜になってまったんやけど、脱走してきたんやでーぇ♪」


 ワイワイガヤガヤ… ヨカッタヨカッタ  ガヤガヤ…


合流した五人は、お互いにこれまでのこと… 戒能良子や瑞原はやりを倒したこと、三尋木咏に敗れたこと、捕虜になったがモモと一緒に脱走しモニタールームを占拠したこと、サキ姫を発見して確保した経緯…などを報告しあった。
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:12:07.43 ID:v2Ulm6b40

怜「ほなら、敵はあとは三尋木と魔王だけっちゅうことやな。 さっさと行ってサクッと終わらせてしまおうや」

照「いや、だから、咲は救出したんだから、もういったん帰ろうよ…」

憧「いやいや、私たちの任務は、サキ姫の救出のほかに魔王討伐もあるんだから…」

桃子「ここまで来て帰るわけにはいかないっすよ」

咲「ゔゔゔぅ放せよおおぉ…!!」=3

憩「ごめんなーぁ、サキ王女様は、ちょいと黙っとってな」プスッ

咲「きゅっ!? う・・・zzz・・・」グーグー…

照「!? け、憩、何したの!?」

憩「大丈夫やでーぇ、安全な薬で、ちょいと眠ってもらっただけや」
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:14:22.57 ID:D8zZOnK90

これからのことについて話し合う五人…

しかし、そこから少し離れた場所の角に、二つの妖しい影があった。


ヘル京「見ろよ、お前の仲間たち全員そろってるぜ? お前も早く行ってこいよ」

京太郎「あ、ああ…」

ヘル京「ここは魔王城最上層部… お前らの最終目的の魔王の間もすぐ近くだ」


地下からテレポートしてきた京太郎とヘルカイザーだった。
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:17:07.84 ID:4cjlhV8C0

京太郎「いや、しかしよ… 聞かせてくれよ、お前は、一体、何者なんだ?」

ヘル京「? さっき言っただろ。 俺はこの世界のお前だ」

京太郎「いや、それじゃなくって、お前の目的はなんなんだよ? お前は魔族じゃねーのか? なんで俺に協力するんだ」

ヘル京「…そのうち分かるよ、今は別に言う必要ねー」スウゥー・・・

京太郎「あ…?」


徐々に、体が透明になり始めたヘルカイザー…


ヘル京「あ、でも、これだけは教えといてやるわ」スー…

ヘル京「あのお姫さんの洗脳は、魔王コカジンしか解くことはできない」

ヘル京「それと、お前が元の世界に戻るのも、魔王を倒す以外に方法はないからな。 肝に命じとけ」

京太郎(確かに…この世界に来た時に、優希の奴も『お前が元の世界に生きて帰るには、魔王を倒し、この異世界を救うしかないんだじぇ!』って言ってたな…)
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:18:45.96 ID:wtkw02FN0

ヘル京「じゃあな、兄弟、健闘を祈ってるぜ…w」スウゥー・・・!

ヘル京「あ、ちなみに、仲間には俺のことは話さないほうがいいぞ。 いろいろ混乱するだろーからな」ススウウウゥー……

京太郎「……」


そう言って薄く笑うと、その「この世界の俺」は消えてしまった。

ヤツの正体が判明したのは、魔王との激闘に決着が着いた、そのあとだった・・・





406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:20:20.81 ID:wtkw02FN0

京太郎たちも仲間の元に合流…

久しぶりに6人揃ったところで、憩は仲間たちにヒールを施した。


※憩ヒール発動、各自HP変更

園城寺怜  485→535
宮永照   659→709
須賀京太郎 1036→1086
憩     1021→1031(自己ヒール+四回ヒール消費)
新子憧   0(一度マイナスになったため、戦闘不能)
東横桃子  0(一度マイナスになったため、戦闘不能)


京太郎「ありがとうございます憩さん… だいぶラクになりました」コキコキ

憩「ええでーぇ♪ みんなを元気にするのがウチの仕事やからな!」

憧「それにしても京太郎、よく地下から一人でここに来れたね…」

京太郎「あ、ああ、ちょっとな… なんか、適当に歩いてたら着いちったよw」
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:23:02.20 ID:TCvHJuel0

憩「ほな回復したところで、いよいよ最終決戦… 魔王討伐や! みんな、覚悟はええな?」

怜「もちろんや。 テルもええな?」

照「うん、分かったよ、でも・・・」

照「憩のヒールでいくらか回復はしたけど…」

照「現実的な話、今の私たちで、勝てるのかな? 魔王に…」

憧「……」


照の言う事はもっともだった。

ここまでの強敵との連戦に次ぐ連戦で、パーティは著しく疲弊…

モモは左腕にギプスをつけたままだし、魔力炉を落として魔力が回復したとはいえ、咏に徹底的にヤラれた憧もほとんど戦力にはならない。

こんなヨレヨレパーティで、ラスボス大魔王に挑むというのは、いささか無謀に感じるのは当然のことだった。


京太郎(いや、そうは言ってもよ… 魔王を倒さねーと、俺は元の世界に戻れねーんだよ!)


だが、そのとき・・・


桃子「あの、そのことなんっすけど…」

桃子「もしかしたら、“戦わずに魔王を屈服させる方法”があるかもしれないっす」


そう言ったモモの手には、あの「魔界歴程」が握られていた。
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:25:31.40 ID:VYe1wbia0

憧「戦わずに魔王を屈服させる方法…?」

怜「なんや、どういうことや? 東横?」

桃子「はい、私が地下書庫で見つけたこの『魔界歴程』… あらゆる魔物や魔族の特徴やら弱点やらが書かれてる本なんっすけど…」

桃子「最後のページに“四天王”と“大魔王”の項目もあるんっす」

憩「へ…? じゃ、じゃあ、魔王コカジンの弱点が載っとるってこと?」

桃子「いや、魔王の場合は、弱点ってほどじゃないんっすけど」

桃子「攻略の糸口になるかもしれない特徴が書かれてるんっす」

京太郎「な、なんだよ、もったいぶんなよモモ。 攻略の糸口ってなんなんだ?」

桃子「それは・・・」




咏「よぉ、勇者さんたち、こんなとこでガンクビ揃えてなんの相談だい?w」ヌッ

409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 19:26:48.66 ID:ApTR7HDv0
今日はここまでなの
明日からいよいよ最終決戦スタート

これまでのようなバトルではなく、「すこやん・咏 VS 京太郎・照・憩・怜」による、「HP取り合い麻雀合戦」になります。
憧とモモはHPが無いため戦線離脱。
コンマで進んでいくので、ぶっちゃけ魔族ペアの勝利も有り得ますw

仕切り直したいので、最終決戦だけ別スレを立ててやると思います
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 02:09:06.58 ID:W+TGUHRV0
乙〜
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 18:59:42.55 ID:5flvCJGK0
乙あざす
ほな進めてくにょ
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:02:06.65 ID:LK9DYNw40


咏「勇者さんたち、こんなとこでガンクビ揃えてなんの相談だい?w」ヌゥ…ッ

憧「み、三尋木咏…!!」

咏「よー巫女ちゃん、私にヤラれた炎のダメージはもう大丈夫なんか?w」ニタニタ


座敷童子を彷彿とさせるその容姿…

小柄な体から溢れ出る紅蓮のオーラ…!

現れたのは、魔族四天王筆頭・三尋木咏!!


京太郎(な、なんだコイツ…? ハンパねーオーラ…! 戒能良子と同等か…それ以上…?)

憩「き、貴様ァ…! 食堂でわらび餅食っとったんじゃないんかい!」

咏「は…? なんだよノゾキかい? 趣味悪いねぃ…」

怜「お前は… “魔界一の火炎術師”三尋木咏やな…?」

照「四天王最強の女…!」ギラァ…

憧「み、みんな、広がって! 6人総がかりでいくよっ!」
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:05:10.14 ID:094PSaO10

 ザザァッ…!!


咏を囲むようにして戦闘態勢をとった六人…!


咏「ふん、まあ待てよ巫女ちゃん… 私は別に、戦いにきたんじゃねーんだ」

憧「は…? な、何を調子のいいことを…!」

咏「ほんとだよ。 すこやんがさ、あんたたちと話がしてーらしんだよねぃ。ま、詳しいことは知らんけど」

咏「とりあえずついて来いよ。 魔王の間まで案内してやるからさ…」スッ…


そう言うと、咏は敵に背中を見せてすたすたと歩き始めた…
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:07:09.92 ID:lBA+W9cZ0

咏「〜〜〜♪」スタスタ

パーティ一同「「「…………」」」ゾロゾロゾロ…


平然と前を歩く咏の、少し後ろをついていくパーティメンバー…


憩「…な、なあ、ええんか憧ちゃん? なんかの罠やないのコレ…?」ヒソヒソ

憧「その可能性もあるけど… 多分、三尋木はそういう小細工はしないと思う…」ヒソヒソ

桃子「確かに、魔王の間の方に向かってはいるっすね…」ヒソヒソ
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:09:41.64 ID:ayL7O3Oo0

咏「〜〜♪」テクテク


照「ねえねえ…」チョンチョン

怜「ん? なんや、テル」

照「アイツ隙だらけだよ… 今、後ろから襲えば勝てるんじゃ…?」ヒソヒソ

怜「…奇襲か。 ま、うちは遠慮しとくわ… 京太郎、お前、後ろから斬りかかれば倒せるんちゃうか?」ヒソヒソ

京太郎「い、いや… とりあえず、もうちょっと様子見ましょうよ…」ヒソヒソ


咏と闘った憧と憩以外も、その計り知れない実力の高さを感じ取っていた…
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:13:01.45 ID:UJ2l+YTF0

咏「さ、着いたよ! この扉の向こうですこやんが待ってるぜ」ピタッ


魔王城最上層部、最奥… いかにもといった雰囲気の荘厳な扉の前で立ち止まった咏…


憧「じゃ、じゃあ… リーダー! 先頭で入ってくれる?」

京太郎「あ、ああ…」スッ

京太郎「……」ゴクリ

京太郎(いよいよか… いよいよ、ラスボスの大魔王にご対面ってわけか…)

京太郎(ここまで、本当にいろんなことがあったけど… 俺の旅も、やっと、ここで終わるんだ…!)

京太郎(魔王…覚悟しろよ! お前の悪逆非道もここまでだッ!)ガチャッ


 ギイイイィィ…


京太郎「し、失礼、しまぁーす…」ソォー…


威勢の良い気持ちとはウラハラに、まるでイタズラで職員室に呼び出しをくらった子どものように、恐る恐る、扉を開けると―――
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:15:57.35 ID:mKm9sKfN0

健夜「勇者の皆さん、ようこそ魔王城へ… よくここまで来たね…」ズオオオォ…

健夜「と、言いたいところだけど… 知っての通り、あなた方はここには招かれざる客なんだよね」


その部屋は天井の高い、体育館くらいの大きさで、一番奥が少し高くなっており…

その上の玉座に、ちょこんと、その女は座っていた。

ジャージ姿ではないが… ユニクロで買ったようなシャツにワンピースのスカートという出で立ちで、どこかイモくささを感じさせる服装である…


健夜(まったくぅ… 気持ちよくお昼寝してたのに、赤土さんからの緊急アラームで起こされたんだよね…)

健夜(めんどくさいなぁ… なるべく穏便に、さっさと帰ってもらわなきゃ…)
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:19:02.85 ID:S37JuUIb0

京太郎「だ、大魔王の、コカジンだな…?」

健夜「うん、そうだよ」

京太郎「話ってのは、なんなんだ…? い、一応、聞いてやろーじゃねーか…!」

健夜「うん、えっとね、単純な話。 あなたたちが了承してくれれば、すぐ終わるよ」

怜「…なんや? 講和の条件か何かか?」

健夜「うん、あなたたち… 私の住居に不法に侵入して、部下にケガをさせたり、あちこち壊したり、随分ひどいことしてくれたみたいだけど…」

健夜「一つだけ言う事聞いてくれれば、そういうおイタのことは目をつぶって、黙って帰してあげる」

憧「は、はあ…? 不法に侵入って… あなたたちがサキ姫をさらったりするから、私たちはそれを奪い返しにきたのよ?」

憩「せやで。 それに魔族と人間族とは抗争中や… ウチらが犯罪者みたいなその言い方は、納得できへんなーぁ…」

咏「あ? なんだと…? 魔族と見たら問答無用で襲い掛かってくる野蛮な人間どもがわりーんだろ」ズイッ

咏「今まで、どれだけの魔族が、理不尽に人間にヤラれてきたと思ってんだ。 知らんけどじゃ済まねーぜ?」


パーティメンバーに続いて部屋に入ってきた咏が口をはさんできた。


健夜「ま、まあまあ… そういう水掛け論は、収集つかなくなるからよそうよ」
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:21:10.19 ID:S37JuUIb0

照「その、“一つだけ聞いて欲しいこと”ていうのは、一体なんなの…」

健夜「うん、あなたが今背負っている、そのサキ姫…」

健夜「その子だけここに置いてってくれる? そうすれば、あなたたちには何もしないで帰してあげるから」

照「は!? なんだとぉ…?」ギラァ…!

憧「何を言うかと思えば… 話になんないね」

桃子「私たちは、サキ姫を救い出すために命がけでここに来たんっす。 そんな条件…有り得ないっす!」
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:23:19.80 ID:S37JuUIb0

憩「そんな条件は呑めへんで魔王… でも、一応、聞かせてもらってもええか?」

健夜「ん、何? ナースさん」

憩「どうしてサキ姫をさらったんや… 人質にするつもりやったんか?」

健夜「それもあるけど、一番は、そのコを次期魔王にしようと思ったからだよ」

照「は…? さ、咲を、魔王に??」

健夜「うん。 出来る限り“優秀な入れ物”が欲しかったんだよね…」

憧「い、入れ物??」

健夜「そう、今まで、見込みのある人間の女の子に私の魔力を注入して魔族にしてきたんだけど…」

健夜「きちんと適性がないと、私の闇の力を受け入れきれないの。 どうしてもハンパな魔族ができあがっちゃう」

健夜「その点、サキちゃんは最高の資質を備えてる…! その子なら、私の魔力を全て受け継いで次期魔王にだってなれると思う」
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:25:42.76 ID:B+mswYnJ0

京太郎「つ、つまり… 咲を自分の後継者にしようとたくらんでたってわけか…?」

怜「イカれとんな… なんちゅー身勝手な理由なんや」

健夜「身勝手? そうかな?」

憧「人をさらって、自分の都合で無理矢理魔族にするなんて、身勝手以外の何物でもないでしょ!」

健夜「…あなた賢者だよね。 人間でも、賢者なら理解できると思うけど…」

健夜「この世界は、魔族が支配するべきなんだよ。 野蛮で乱暴で愚かで、他の種族を無闇に攻撃したり自然を破壊し続けたりしてる人間がはびこってたら、世界はいずれ崩壊する…」

健夜「今、この世界はその管理者を人間族から魔族へと変えようとしている。 それはもう、この世界の“意志”と言ってもいい」

健夜「今の、魔族と人間が混在している世界はゆがんでいて不安定… 私は、この世界をあるべき姿へと進化させたいだけ」

憧「………」
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:31:43.26 ID:7LLsuvwJ0

照「もういい… その汚い口を閉じろ、ゲスが」ユラァ…

健夜「……」


気絶しているサキを降ろし、近くの壁にもたれかけさせると… 照はめらめらと炎のようなオーラを出し始めた。


照「話にならない。 交渉は決裂だ、魔王…!」ギラッ!

健夜「うーん… この条件を聞けないっていうんなら、実力行使であなたたちを叩きのめすことになっちゃうんだけど…?」

照「上等だ!! くらえっ! “ドラゴン・コークスクリュー”ウウゥ――――ッ!!」ブワアァッ!!


照の腕が真っ赤な古代竜の腕へと変化し、それが猛烈に回転しながら玉座のコカジンへと飛んでいく…!

だが、


健夜「……」ピッ

照「なっ!?」

桃子「ふぁ?」

憩「そ、そんな…?」

憧「う、ウソでしょ…?」

京太郎「テルさんの奥義を…」

怜「ひ、人差し指一本で止めた…やと?」
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:34:07.93 ID:FuS9a7op0

健夜「ふぅ… なるべく手荒なことはしたくなかったんだけどなぁ…」スゥ…

照「い゙っ? げえぇっ!??」=3


健夜がため息をつきながらゆっくりと立ち上がると、照は悲鳴のような声を出した。


桃子「へっ? ど、どうしたんっすか? テルさん?」

照「い、いや… ま、魔王の、ステータスが…!」カタカタ


※照魔鏡データ・大魔王コカジンステータス

HP2500

戦闘レベル530000


照(え、HP2500はともかくとして…)

照(せ、戦闘レベル53万って、何…? 桁が違い過ぎる!!)
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:38:48.92 ID:3gfgrxfL0

健夜「じゃあ、ちょっと痛い目みてもらうよ」スッ…!


京太郎「うっ!?」ピタッ
怜「なっ!?」ピタッ
憩「ふぇっ?!」ピタッ
桃子「っす!?」ピタッ


健夜が右手を掲げただけで、パーティメンバー全員、ぴくりとも動けなくなった。


憧(な、何コレ…? 重力魔法? いや、念波?)グググ…

憧(い、いや、違う、これ、私たちの神経を操作してる…! ま、魔法のレベルが違い過ぎる!!)
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:42:19.07 ID:7RBp1CnF0

咏「やれやれ… すこやんが穏やかに話してるうちに、言う事聞いときゃいいのにねぃ… ま、知らんけどw」

健夜「咏ちゃん、この人間たち、もう刃向かわないように… 死なない程度に燃やしちゃって」

咏「はいよ。 じゃあ… 出でよ煉獄の支配者! 邪炎鳳凰“朱雀”!!」バッ!


 ブワアアアアアアアアアァァァァ・・・!!


照「ひぃ…!!?」


憧と憩を徹底的に叩きのめした、あの巨大な火の鳳凰が顕現…!

その赤々と燃ゆる目で、まるでアリでも見るようにパーティ一同を睥睨する…!


憧(あ…)

憩(くぅ…!)

怜(ははw、こらあかんわ…w)

京太郎(ち、ちくしょう! せっかくここまで来たのに…!)ギリィ…!


京太郎たちが観念した、その時だった。



桃子「ま、待つっす!! 大魔王!!」

健夜「ん?」

桃子「しょ、勝負っす…! 私たちと、“麻雀で勝負”っすうぅっ!!」


健夜・咏「「麻雀??」」


魔族最強の二人の、目の色が変わった。
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:45:11.06 ID:eWuiYR5e0

桃子(も、もう、この可能性に賭けるしかないっす…!)ハアハア

桃子(「魔界歴程」には、大魔王も三尋木も、“極度の雀キチ”だという特徴が書かれてたっす)

桃子(ならば麻雀勝負を持ちかければ… ノッてくるかもしれないっす!)


健夜「…どういうことかな? えーっと… スパイの子…?」

桃子「い、言った通りっす… あなた方魔族と、私たち人間の闘いは、こんな、物理的な争いじゃなくって… 麻雀で勝負を決めるっす!」

桃子「もし、その勝負で私たちが負ければ、大人しく言うことを聞いて… サキ姫を差し出して撤退するっす。 そして、もう二度とこの魔王城には攻め込まないと約束するっす」

桃子「でも、私たちが勝った場合は… サキ姫は返してもらうっす! そして、今後、人間を魔族に変えるのもやめると約束してもらうっす!」
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:47:35.61 ID:poY6lJT20

健夜「・・・麻雀はいいけど… なんでそんな条件を、私たちが了承しなくちゃいけないの…?」

咏「だねぃ。 少なくとも、人間を魔族に変えるのもやめるってのは、余計じゃね? 知らんけど」

桃子「ふ、ふふ…w なんっすか? 二人とも、麻雀の腕に自信が無いんっすか?w」

健夜「は?」

咏「なんだって…?」

桃子「要は勝てばいいじゃないっすか… 私たちに負けるのが怖いんっすか?w」


イチかバチかで、決死の煽りを入れるモモ…!

どこからどう見ても、それはただの演技、強がりでしかなかったが…


健夜「ナメるんじゃないよ… 人間ごときに私たちが負けるわけないでしょ…!」ゴゴゴゴオオォ…

咏「そこまで言われちゃあ、魔族として引くワケにはいかねーな。 その勝負…ノッてやるよ!」ズモモモオオオォ…!


桃子(! か、かかったっす…!w ふ、二人とも、頭がゆるくて助かったっす!w)




428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:49:54.18 ID:poY6lJT20

モモの機転で一命を取り留めたパーティメンバーは、健夜たちと麻雀勝負をするべく、魔王の間から雀卓のある広闊の間へと移動していた…


京太郎「麻雀勝負か…」

照「それなら望むところ…!」ギュルルルゥー…!

怜「まさか、魔族どもと麻雀で決着をつけることになるとはなぁ…」

憩「モモちゃんようやったで…! 麻雀なら、十分ウチらでも勝つ可能性はあるで!」

憧「い、いや、でも… 勝った時に、あいつらちゃんと条件を呑んで言う事聞いてくれるのかな…?」

桃子「それならきっと大丈夫っす。 真の雀キチは、麻雀の勝ち負けは地球よりも重いと思ってるっすから…」

桃子「約束を違えることはまずないはずっす!」
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:53:42.73 ID:yRgojnEg0

雀卓を囲む、健夜&咏と、パーティメンバー六人…!


憩「で… ルールはどないするん?」

憩「あんたらは二人、こっちは六人おるわけやけど…?」

怜「二対二のコンビ打ちで… うちらは交代してく感じか?」

咏「ふふ…w こういう時にちょうどいいルールがあるんだよねぃ。 ソレで決着をつけようぜ」

照「ちょうどいいルール…?」

咏「そうだ。 やろうぜ…! 魔界麻雀・・・“HP取り合い麻雀合戦”をな!!w」

一同「「「「「「HP取り合い麻雀合戦??」」」」」」



果たして、世界の覇者となるのは、魔族か人間か…?

ラストバトル… 世界の命運を決める、苛烈なる「魔界麻雀殲滅戦」が始まろうとしていた…!



カン!

〜「京ちゃんクエスト」サードステージクリア〜 

430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 19:55:23.52 ID:/J/V56su0
麻雀勝負開始まで書きたかったんだけど、間に合わなかったので、今日はここまでにします…

また明日19:00頃から、新スレを立てて最終決戦をスタートさせたいと思います。 それぞれ独自の能力を使いながらのコンマ進行なので、また参加の方お願いします。

「最終第三ステージ」って書いちゃったけど、次こそは最終スレになるはずw
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/23(日) 20:51:07.89 ID:iAqYTMoI0
新スレ始めたのでリンク貼っとくにょ↓

京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【魔界麻雀死闘篇】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1545559810/
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/08/29(木) 21:18:02.96 ID:Tmk9SSYhO
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