やはり天才の僕に青春ラブコメはいらない。

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1 :うーたん [sage]:2018/11/27(火) 18:21:55.46 ID:1jhcyeydO
うーたんです! pixivに投稿した同名SSのマイナーチェンジ版を書く事にしました。
現在就活中なので亀投稿になりますが、なるだけ早く投稿できるようにします。
自己満足で小説を書いたのでかなりの駄文です。それでも読んでくださる方がいればよろしくお願いします。
オリジナル版は下記の所で読めます。

https://www.pixiv.net/novel/series/1001889
2 :うーたん [saga]:2018/11/27(火) 19:01:30.75 ID:1jhcyeydO
「なぁ音無。君はどうしてここに呼ばれたと思う?」

ゴールデンウィークを終えた今日、音無と呼ばれた少年は生徒指導室にいた。

そして音無を呼んだ張本人である教師・広野折乃から質問を受けている。

「心当たりが全くありませんね。」

彼は表情を1つも変えず、ただそう答える。それもそのはず。

この音無恭平は今年の入学式で、新入生総代を務めた優等生なのだから。

3 :うーたん [saga]:2018/11/27(火) 19:04:37.87 ID:1jhcyeydO
「はぁ……自覚なしか。」

音無の言葉を聞いた広野は呆れながらタバコを吸う。そしてそのまま口を開いた。

「音無。君には友達がいるか?」

唐突に広野教諭がそんなことを彼に訊く。

「友達。勤務、学校あるいは志などを共にしていて、同等の相手として交わっている人間を指す言葉ですね。あいにくそんな人間はいないし、いりません。僕と同等な人間なんていないのですから。」

音無は淡々とそう答えた。
4 :うーたん [saga]:2018/11/27(火) 19:06:18.09 ID:1jhcyeydO
音無恭平は天才である。

小学校卒業までに高校の学習内容を全て終了し、中学の間では政治学、法律、経済学を独学で学んだ。

中学2年には誰も解くことのできなかった数学の問題を解き、報酬を貰えた程である。

故に彼と同等と呼べる人間はこの高校にいない。
5 :うーたん [saga]:2018/11/27(火) 19:09:35.56 ID:1jhcyeydO
「音無。君はあまりにも即物的すぎるな。他人を能力で判断するとは。」

音無の言葉にまた広野は呆れる。

彼女が音無を呼んだ理由は、彼の孤独体質にある。

広野は生徒指導を担当しており、高校生には楽しく高校生活をおくってほしいと思っている。その楽しみの1つが友達と過ごすことだ。

よって彼女は友達がいない、欲しがっていない音無の孤独体質をどうにかしたいと思っていたのだ。
6 :うーたん [saga]:2018/11/28(水) 19:00:42.73 ID:PG9UF1qPO
「他の判断要素を教えて欲しいくらいです。あ、感情論はなしですよ。そんなくだらない理由で友達を作ればいつか裏切られることなんて目に見えているのですから。」

だが音無はこの調子である。天才であるが故に誰とも群れることができない。

「君の目は、なんというか飲み込まれそうになるな。」

そんな音無に広野はそんなことを言い始める。

彼の顔はかなり整っており、身長もそれなりにある。何度か告白されてもおかしくはないだろう。

ただそれは人相が普通であればの話だ。

彼の瞳は虚無を思わせるような有様だった。広野の飲み込まれそうだという表現は彼女なりのフォローで実際は陰気臭く生気に乏しい目つきだったのだ。これで近寄りたい奴なんていないだろう。

7 :うーたん [saga]:2018/11/29(木) 07:01:51.23 ID:voDmCHZXO
「そんなに魅力的ですかね。まあ僕みたいな人生を送っていればこうなるんじゃないですかね。」

広野の言葉を聞いて怒ることもなく、傷つくこともなく彼はそう言った。広野はそれを聞いて頭を抱える。

「その調子だと社会に出た時苦労するぞ。」

「もう充分知ってますよ。」

「だったら、周囲への態度を改めてくれないか。他人に関心がない癖に自分の才能を誇示するのは何故だ?」

「誇示だなんてそんな。普通に生きてるだけですよ」

天才であるが故に音無は他人の心理を理解することが出来ず、彼らの心情に配慮することも出来ないのである。極端な性格の天才に見られるような、無知愚鈍と感じた相手を公衆面前で罵倒して軽蔑観を隠しもしないという人間だった。
8 :うーたん [saga]:2018/11/30(金) 12:11:59.09 ID:9yC1tKU8O
「君は何を思って、この学校に入学したのだ?」

広野は根気強く尋ねる。

「言わなきゃ駄目ですか?」

「無理に聞く気はないさ。ただ君にはもっと相応しい場所があるのではないかと思ってな。」

「相応しい場所、ですか」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/07(金) 06:56:54.26 ID:FLLHufc8O
八幡豚の中でも一番アイドルマスターシリーズを汚すのが大好きな過激派


八幡xしぶりんは至高
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ライト
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