加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」

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140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/12/19(水) 11:31:02.09 ID:cehXfEGuO
龍田、無言で提督の胸ぐらをつかみ
天龍ちゃんがいなくなったのは貴方のせいじゃないのに…そんなことはわかっているのに…
貴方を憎む気持ちを止められないの!!と絞り出すような声で告げ、そのままその場で泣き崩れる
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 11:41:36.86 ID:wBQo0p+Vo
例の通りで
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 12:27:20.28 ID:KGBb0Colo
141
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 17:47:32.59 ID:MxS+Hw880
龍田「……天龍ちゃんが、居なくなっちゃったの。きっとあいつらに……でも、何人殺しても何人殺しても全然この心の穴は埋まらない……」ギラッ ブン ピタリ

提督「っ」

「「「「!!」」」」

提督(龍田が流れるような薙刀さばきで俺の首を切り落と……さなかった。ぴたりと俺の首に刃を当てている)

帝国海軍士官「やめろ龍田!!」

帝国海軍士官「早まるな!!」

衛兵「今すぐ武器を下ろせ!!」チャキッ

提督「やめろ!!俺は大丈夫だ!!……銃を下ろしてくれ、軍曹」

提督(顔を青くして色めき立つ周囲の司令部要員や衛兵。軍曹が歩兵銃を構えたが、俺は鋭くそう言い放った)

龍田「どうして……どうしてあの規模の艦隊で……もし提督がもっと強力な艦隊を編成していてくれれば……!!」クシャリ ジワァ ポロポロ

提督(震える声、やり場のない悲しみと怒りの為に。無表情だった龍田の顔が歪められた。見る見るうちに目から涙が溢れ、頬を伝ってとめどなく流れる)

提督(龍田の言う通りだった。もっと強力な艦隊を編成するべきだった……せめて、重巡を誰か強引に手配していれば……!!)

天龍『お前が提督か。オレの名は天龍。フフフ、怖いか?まあ、よろしく頼むぜ』

提督(天龍との思い出が脳裏に浮かぶ。あの日、天龍行方不明の知らせが入った時、俺は実感がなかった)

提督(天龍が死んだなんて思えなかった。全世界に敵対的な深海棲艦の存在を警告して、他のやるべきことをやる)

提督(そのために考える時間が無かったというのもある。だが、真夜中に何とか早急にやるべきことを終わらせた後だった)

提督(現実感がないふわふわとした気分でシャワーを浴びてベッドに入った。疲れていたのか、すぐに意識を手放せた)

天龍『……』

提督『……!!っ!?っ!!っ!!っ!!!!』

提督(夢を見た。天龍が立っていた。俺は、なぜか身動きが取れず、声も出せず、ただそこに立っていることしかできなかった)

提督(天龍も何も言わず、ただ俺を見ているだけだった。どんな顔をしていたのかよく思い出せない)

提督(少し寂しそうに微笑んでいたような気もする。あいつ、黙っていればかっこいい系の美人なんだ)

提督(朝、嫌に早い時間に目が覚めた時、俺は自分が泣いていたことに気が付いた。そして、受け入れざるを得なかった)

提督(天龍は戦死したのだと。深海棲艦との戦いの初期、本土空襲を防ぐために大破進撃してでも勝たねばならなかった時以来)

提督(……そして第二次世界大戦というべきこの戦争における初めての大日本帝国海軍における艦娘の戦死だった)

提督「……すまない」ギリッ

提督(龍田の様子をみて天龍を失ったときのことを鮮明に思い出し、自分の中で荒れ狂う感情の嵐を抑えるのに必死だった。ただ、押し殺した声でそうと答えることしかできなかった)

龍田「……!!うぅ……天龍ちゃん……天龍ちゃん……!!」カラン ペタン フルフルフル

提督(龍田が薙刀を取り落とす。そしてその場に崩れ落ちると両手で顔を覆ってしまう。姉を失った龍田の悲痛な声が心に突き刺さっていた)
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 17:55:45.05 ID:MxS+Hw880


提督(決戦に海戦史上稀に見るレベルで完勝した結果、今や敵は南アフリカまで撤退し、少なくとも北大西洋の安全は確保されていた。枢軸国のウルフパックに目をつぶればだが)

提督(そして今、俺は各国の政府関係者や将校、報道陣が見守る中、今回の戦いで活躍した艦娘たちの叙勲を行っていた)

提督(連合国やソビエト連邦はもちろん、中立国であっても深海棲艦の脅威にさらされていた各国がそれぞれの国の勲章を授与するために代表を送ってきていた)

提督(長い式になる。一番最初に受勲を行うのは我が大日本帝国だ。そしてフランス、ソビエト、スウェーデン、イギリス、アメリカ、その他たくさんと続く)

提督(我が大日本帝国からは参加した全員が勲章をもらったが、中でもよく活躍した子たちには追加でさらに高位の勲章も授与される)

提督(そして欧州水鬼と重巡棲姫を捕虜にするという特筆すべき活躍をした二名には最上位の勲章が授与されることとなった)

提督(その二名とはイタリアとリシュリューだった。最初はリシュリューだ。俺はリシュリューの目の前に立つと敬礼を返し、勲章を手渡しする)

提督(艦娘は女の子たちだ。男の俺が直接制服の胸につけるわけにはいかないからな。そしてリシュリューが控えていた軍属の女性へ)

リシュリュー「貴方が直接つけてくださるかしら?」

提督(……渡して、その人につけて貰うはずだったのだが、そう言うリシュリューはじっと俺の目を見つめながら受け取った勲章をそのまま俺に差し出してくる)

提督(軍属の女性が困ったように俺を見ている。周囲からはまるでリシュリューが勲章を突き返したように見えるようだ)

提督(ざわめきだしてしまう。ためらう時間はない。俺は大げさに頷くと勲章をリシュリューの制服につける。豊かなふくらみを必要以上に触らないように苦慮しながら)

提督「フランスの戦艦娘、リシュリューの活躍を称賛して」

リシュリュー「Merci beaucoup, Amiral」

提督(妖艶に微笑むリシュリューと握手と敬礼を交わして隣に立つイタリアの前へ。イタリアが敬礼しながらじっと俺を見つめている)

提督(その目を真っすぐと見つめながら敬礼を返す。そして勲章を手渡しした……が、イタリアも勲章を俺に返してくる)

イタリア「わ、私も提督に直接つけて欲しいです……」ジッ

提督(俺は再び大げさに頷くと勲章をイタリアの制服につける。軍属の女性が居心地悪そうにしていた。本当、すいません……)

提督「イタリアの戦艦娘、イタリアの活躍を称賛して」

イタリア「Grazie mille……!!提督!!」

提督(イタリアが本当に嬉しそうにはにかむ。握手と敬礼を交わして次のガングートへ。敬礼するガングートは目で語ってきていた。分かっているな?と。本当、長い式になりそうだ)



リシュリュー(私に後ろ指を指していた奴が掌を返して私を称賛して、陰口をたたいていた口で褒め称える)

リシュリュー(私は、ずっと求めていた物を手に入れることができた。栄光、名誉、でもそれは、手にした瞬間から色褪せてしまう。けど、そんなことより……)

提督『理解できるとは思っていない。だが、してあげられることはある。リシュリュー、君に必ずや勝利と名誉を捧げてみせる』

リシュリュー「こんなの……堕ちちゃうしかないじゃない……!!」キュンキュン

リシュリュー(ええ、そうよ。分かってる。もう完全に虜にされたわ。だから何?というかこんな事されて堕ちない女なんているの?)

リシュリュー(いるとしたらそれは絶対女じゃないわ。決めました。私、あの人を手に入れます)

リシュリュー(テストの男?知らないわそんなこと。私、悪くないもん。あの子への黒い感情から彼を寝取ってしまおうかと思っていたけど、もう違う)

リシュリュー(私は心からあの人の愛が欲しかった。それは絶対に色褪せたりしないと確信が持てるから)

リシュリュー「Amiral……Amiralに会いたい……Amiralのところへ行ってみましょう。お昼でも誘って、あの方忙しいでしょうけど、今度ディナーに行く約束ができれば上出来よね」



帝国海軍士官「提督ならインド洋へ転属されましたよ」

つい昨日彼から勲章を受け取ったばかりなのに……!?というか転属するのに私に何も言ってくれないの?
↓×1〜3 リシュリューの反応
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 18:31:33.04 ID:1FbH75rQo
この私に黙って去るなんて!あの男……!インド洋ですって!?まさかこの私が男のほうを追いかける羽目になるなんてね……!今の私なら望めばインド方面に転属も出来るはず。待っていなさいアミハル……必ずあなたをリシュリューのものにしてみせるわ!提督のいるインド洋にいけるように上に掛け合ってみることにしたリシュリュー
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 18:35:21.84 ID:9taevwdHo
この程度の障害など、取るに足らず
Amiralに迷惑を掛ける訳にもいかないがせめて思いの丈を伝えたい
電話やビデオ通話を試みる

(最初のスレで青葉型がスマホを使ってたので多分大丈夫だろうと思ってこの手段にしました)
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 19:18:09.87 ID:aG3Ro3HAO
一言も告げずに去っていったことにショックを受けるが、恋愛には障害が付き物、むしろその方がより燃え上がるものと逆に恋心を漲らせ、ひとまず提督に直接会って告白するために奔走する
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 19:32:31.56 ID:pehr1elNO
腹を割ってテストと思い切り話し合ってみる
リシュリューから余裕と本気の度合いを感じとったテストはすっかり打ち解ける
そしてリシュリューの更なる一手として147
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/19(水) 22:53:52.49 ID:MxS+Hw880
リシュリュー「……。ふーん……」

リシュリュー(何も言ってくれないんだ……そう……けどまあ、恋愛に障害は付き物よね?彼の無関心も、元カノの存在も)

リシュリュー(むしろその方が燃え上がるものだわ!!この心も、体も。とりあえず何とかして彼に会わなくちゃ)

リシュリュー「……ん?」

イタリア「うふふ……そうですか……そっちがその気なら……私にだって考えがありますよ……?うふふふふ……」ハイライトオフ

リシュリュー「……」

リシュリュー(……え、何あの子?なんかすごく怖いんだけど……あんなところで何やってるの?ストーカー?)

リシュリュー「あの子も提督狙いだったりして。まあ、パスタ女なんかには負けないけれどね」



戦艦水鬼「どうして立ち上がらないの!?まさかあなたは同胞たちを見捨てるつもりなの!?」

空母棲姫「っ……」

軽巡棲姫「貴女の日和見主義にはさすがにそろそろ我慢の限界です。貴女にもあの子たちと同じ目にあってもらいますよ?」

戦艦棲姫「んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!んんんん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」キッ モゾモゾ

防空棲姫「ぐすっ……ひっく……んん……んんんん……」」ポロポロ モゾモゾ

空母棲姫「……分かった。私たちは」

提督「ほう……何が分かったんだ?」ガチャッ ドドドドドド

「「「!?」」」ビクッ

「「んんんん!!」」 パァッ

空母棲姫「て、提督……!!」サァッ

戦艦水鬼「っ……」ジロリ

軽巡棲姫「まさか……なぜ貴方がここに……?」フルフルフル

提督「君たちのことが心配になってな……どうだ?壮健か?」ジッ

相手は帝国海軍の提督とは言え、ただの人間のはずだった。しかし空母棲姫たちはまるで蛇に睨まれた蛙となってしまっていた
彼女たちは提督が発する威圧感に圧倒されている。相手が普通の人間だとは思えなかった。……この人が数々の艦娘を従え、自分たちを服従させている首魁か

↓×1〜3 深海棲艦たちの反応
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 23:06:08.18 ID:59WygFZ+O
一部のメンバーが明らかに憧憬の念を抱いている
それに加え我々を怖じ気づかせる程の威圧感
こいつを殺してしまおうという気持ちは彼方に吹き飛び
お前は一体何なんだ、私たちをどうするつもりだ、と
やっとの思いでそれ位しか絞り出すように話すことしかできない
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 23:45:29.74 ID:7uO1f1JH0
防空&戦艦棲姫(良かった……提督が来てくれた……)軽巡棲姫&戦艦水鬼(畜生……よりによって一番ばれたくないやつに……ここでこいつを捕らえようとしても絶対後ろに護衛の艦娘が潜んでいるはず……万事休すか……)空母棲姫「ひっ……提督……!いいい今のは違うわ!この子たちに言わされただけよ!武装蜂起なんてするつもりないわ……あっ……」提督は核心の質問はしてないのに空母棲姫が勝手に墓穴をほって無事終了
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 23:46:20.01 ID:1UHfYM/eo
>>150
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 23:49:28.28 ID:2M7bYGX3o
最近筆乗ってるね、頑張れ
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/20(木) 01:39:29.34 ID:0eSXs7ka0
空母棲姫「は、はい……おかげさまで……」ビクビク

提督「そうか。戦艦棲姫、防空棲姫、君たちは大丈夫じゃなさそうだな。どうして拘束されているんだ?」

「「んんんん!!」」

戦艦水鬼(畜生……!!どうしてこのタイミングでこいつが……!!大西洋にいたんじゃないの……!?)

軽巡棲姫(っ……!!た、ただの人間程度、いっそこの場で……!!いえ、けれども護衛の艦娘がいないはずはありません……)

提督「さて、空母棲姫。教えてくれ。どうしてあの二人は拘束されているんだ?」スタスタスタ ピタ

空母棲姫「ひっ……!?て、提督……あ……あぁ……その……」

提督「……」スッ クイッ スッ

空母棲姫「っ!?……!!」ビクッ カァッ

提督「教えてくれ。君たちは何を企んでいるんだ?」ボソボソ

空母棲姫「っ〜〜〜!!ち、違うわ!!今のは違うの!!この子たちに言わされただけで……私は武装蜂起なんてするつもりは……」ドキドキドキ

「「っ!?!?」ゾクッ

提督「ほぅ……武装蜂起……」

空母棲姫「あっ……」サァッ

軽巡棲姫(ま、まさかわざと……!!いえ、違う……そうでした……この人、パニックになるとポンコツなんでした……)

戦艦水鬼(……。こいつ……あとで殺す……)

提督「武装蜂起、か……」ジロリ

空母棲姫「……!!」ガクガクガク

↓×1〜3 提督の決断
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 06:16:21.01 ID:JN9dYn2do
武装蜂起とは穏やかじゃないね……傷付くなー(棒)俺は君たちもすでに同胞だと思っていたのだがまだ相互理解が不足しているようだ。特に空母棲姫と戦艦水鬼と軽巡棲姫にはもっと俺のことを知ってもらう必要があるな……肉体言語(意味深)で分かり合おうとする提督
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 06:33:58.10 ID:aJ05SaEF0
武装蜂起に積極的な者を隔離して責める
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 06:38:08.05 ID:1H3skksoo
空母棲姫が嘘をついているとは思えないので一旦彼女とサシで話す方向に
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/20(木) 08:43:57.50 ID:0eSXs7ka0
提督「……大丈夫か、二人とも?」スタスタスタ

「「んん〜〜〜!!」」

提督「今解いてやるからな」シュルシュル

戦艦水鬼「……」ギロリ

軽巡棲姫「……」チラッ

空母棲姫「っ……」シュン

防空棲姫「ぷは!!来てくれるって信じてたよ!!」バッ ダキッ

戦艦棲姫「っは!!お待ちしておりっ……待っていたわ、提督!!」ウズッ

提督「よく頑張ったな。……さて、こんな事、望んでいなかった。だが、始めたのは君たちだ。忘れるなよ。……戦艦棲姫、防空棲姫、反逆者たちを逮捕しろ」

「「了解!!」」

戦艦水鬼「っ!!」スッ

提督「抵抗するつもりか、戦艦水鬼君?ならこちらも君を殺すつもりでかかる。覚悟してもらおうか」

戦艦水鬼「くっ……」ギリッ

提督「安心しろ。君たちは我々を殺そうとしたが、それでも我々は君たちが抵抗しない限りは命の安全を保障してやろう」

戦艦水鬼「……わかったわ。抵抗しない」ガクリ



戦艦水鬼「……」ジャラッ

提督「さて……もうずいぶん前の話になってしまったな。かつて我々は君たちに降伏を促し、君たちはそれを受け入れた」カツカツカツ



軽巡棲姫「……」ジャラッ

提督「我々はそれに対して誠意を尽くしたと思っていた……君たちには平和に暮らせる場所と日本国民としての庇護を与えた」カツカツカツ



空母棲姫「……」ジャラッ

提督「すべては君たちと分かり合うためだった。流血の歴史を赦し合い、これからは共に手をとり合って生きていこうと……それが我々の望みだった」カツカツカツ



提督「君たちもきっとそうだと信じていた。だが……違ったのだな。君たちは、恩を仇で返すというのだろう?何故だ。何故こんな事をした」ピタッ ギロリ

↓×1〜3 戦艦水鬼、軽巡棲姫、空母棲姫の反応
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 09:01:20.86 ID:cl6KSoXZO
完全に心が折れ、この提督には逆らえないと諦めてしまう
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 09:49:20.26 ID:bszl8sarO
戦艦水鬼:そもそもお前たち人間同士が手を取り合ったふりをして
喉元過ぎれば同族で争っているじゃないか、先に自ら宣言や約束を
破故にしたのはそっちじゃないかと目を逸らさず言い返す
軽巡棲姫:今のままでは私たちの同族が人間の争いに巻き込まれて
犠牲となる。あなたのような人間ばかりではないのだ、
私たちにできることは結局この位しかないのですよと
最初は冷静だが最後には泣きながら詰め寄ろうとする
空母棲姫:呆然としながら、結局私たちには戦うことと沈めることしか
できないのよ、誰が助けてくれるのよ…と焦点の合わない目で
うわ言のように呟き続ける
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/12/20(木) 09:59:04.18 ID:KDt9NKEmO
空母棲姫だけ旗艦として責任をとるから他には寛大な処置をと願い出る
他二人は提督に勝てないと悟り隷属を誓って許しを請う
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 09:59:06.70 ID:pK+cec9z0
一旦降伏を受け入れたものの、自分たちは戦うことしか生きる価値が無いと思っており、平和な現状にどこか不満を抱いていた気持ちをそれぞれ語りだす
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 10:31:17.32 ID:Iut/99NWo
空母棲姫、不憫すぎて可哀想
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 02:46:15.05 ID:ojucn0Mm0


戦艦水鬼「……同胞の為よ。立ち上がった彼女たちを見殺しにすることなんてできなかったわ……今までどんな気持ちで潜んでいたのか……」



軽巡棲姫「どんな気持ちで私たちに助力を乞うたのか……でも、それももう終わりです。貴方にはかなわない……思い知らされました……」



空母棲姫「……見苦しく言い訳をするつもりはないわ。今となっては私がするべきことも、したい事をする権利もない……」



提督(戦艦水鬼と軽巡水鬼は負けを認めて諦めたようだった。空母棲姫は他の二人とは少し違うようだが。しかし諦めているのは違いない)

提督(三人の俺を見る目は心の折れた人間のそれだった。自分の気持ちを吐露すると、力なくうなだれてしまう。抵抗の素振りもない)

提督(戦艦水鬼と軽巡棲姫が敵対的な深海棲艦たちと呼応して武装蜂起しようとする可能性は無いに等しいだろう)

提督(空母棲姫は我々側のようだ。何か考えがあって武装蜂起に同意したのだろう。彼女のことを信じてあげたかった)

提督(……だが、戦艦水鬼や軽巡棲姫が気を取り直すことがないと言えるだろうか?空母棲姫が心変わりすることがないと誰が保証できる?)

提督(そもそも俺が勘違いしているだけで空母棲姫は武装蜂起に対して肯定的なのかもしれない。我々の敵なのかもしれないのだ)

提督(状況は限りなく厳しい。多少マシになったとはいえ余裕がなかった。どんな手段を使ってでも確実にインド洋の反乱を未然に防がなくてはならないのだ)

提督(だが万が一にも軍規に従って反乱を試みた彼女たちを処刑したりすれば、他の深海棲艦たちの敵意や怒りの火に油を注ぐことになってしまう)

提督(俺自身もそんなことをしたくなかった。よって、深海棲艦たちのリーダーである彼女たちが反乱を抑制するようにしなくてはならない)

提督(そのためには彼女たちを支配しなくてはならなかった。どんな手を使ってでも。……俺は、覚悟を決めた)

提督「本来なら君たちは処刑される。だが、このことは俺しか知らない。君たちの事情も分かる。だから上へは連絡しないし、処刑もしない」

提督「だが、一度裏切った君たちをまたそう簡単に信用するわけにはいかない。君たちには他の罰を受けてもらう」

提督「これは男が女を支配するうえで最上の方法だ。これで君たちに教え込むとしよう。君たちの主は誰か。誰に仕えるのかを。もう二度と裏切らないように」



戦艦水鬼「はぁ……はぁ……はぁ……」ピクンピクン ドロリ



軽巡棲姫「っ……ふぅ……あふっ……」グッタリ ドロリ



空母棲姫「うっ……っ……あぁ……」キュンキュン ドロリ



提督「こうして肌を重ねた相手ならばまた信用することができる。それほど深い関係だということだからな」

自分の秘所からは何度も注がれた熱い提督の精液が溢れているのを実感していた。一番奥が疼いている。幾たびもの絶頂のせいで理性は蕩け、体力を消耗してしまっていた。息も絶え絶えだ
しかし、疲労感以上に甘く心地よい絶頂の余韻に包まれている。そうか、これが男女の営みなのか。彼女たちは女として満たされていた

提督は罰として彼女たちを抱いた。レイプと言われても仕方がないほど強引に。彼女たちの貞操は提督に蹂躙された
唇を奪われ、体を弄ばれ、処女を散らされたのだ。提督の罰を与える宣言の後、自分を押し倒す提督に対して自分がどんな反応をしたのかすっかり覚えていなかった
快楽の津波に理性が押し流されて締まったからだ。気がついたらことは終わっていて、自分はベッドの上で提督の精液を秘所から溢れさせながら荒い息を吐いていた

だが、手で、舌で、そして何より大きく反り立った黒光りする男の象徴で 容赦なく快楽と男を教え込まれ、女にされたこと。怒張するそれに本能的な畏敬の念を覚えてしまったこと
そして行為の間、自分がはしたなく身を捩り、嬌声をあげてベッドのシーツを汚してしまったことは覚えている。いま、ベッドに横たわる自分のまえ、手の届きそうなところには端に腰かける提督の背中が見えていた
↓×1〜3 戦艦水鬼、軽巡棲姫、空母棲姫の心情と行動
※尋問は一人ずつ隔離して行ったので抱いたのも一人ずつ。二人っきりでだった。他の2人が何をされたか、あるいは何をされるかは、想像することはできるが現時点では知らない
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 03:44:11.30 ID:Ihsdb9Uro
戦艦水鬼
烏滸がましいかもしれないが、やはり同胞が屠られていくのは辛い
なるべく捕虜にしてほしいと懇願しお掃除フェラ

軽巡棲姫
もっと温もりが欲しい、と猫なで声で提督に抱き付く

空母棲姫
停戦の時は正直不信感を拭えなかった
でも今は違う、提督のことをもっと知りたい
まんぐり返し&くぱぁで提督を誘惑し、今度は愛する者同士で甘々な情交へ
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 03:47:25.72 ID:xRnN0ibPO
165
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 04:46:34.77 ID:sGjF6uufO
戦艦水鬼
私自身身も心も屈服して満たされてしまった
でもきっとそうでない仲間達がまだ多くいる
全てを委ねるからどうかあなたを信じさせてほしいと
自ら乱暴に犯され屈服するよう提督を誘う

軽巡棲姫
あなたは悪魔や魔王に違いありませんと恨み節を吐く
自分もそんな相手に心奪われ地獄へ行くでしょうと続け
全ての罰を私が受けますから他の皆に金輪際酷いことは
しないでくださいと懇願しつつ背中に胸を当て首を舐め始める

空母棲姫
慕っていた相手にレイプじみたやり方で犯され
嬉しさよりも悲しみが強まりどうしてどうしてと泣きじゃくる
提督は思う存分胸を貸して感情を全て吐き出させる
落ち着いた後もう一度愛する者として抱いてほしいと全てを委ね
精根尽きるまでいちゃラブセックス
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 17:27:01.56 ID:ojucn0Mm0


戦艦水鬼「ふふ……そう……これが目的だったわけね……けど、それが分かっているのに抵抗できないわ……」スッ ナデナデ

提督(戦艦水鬼がそっと俺の背中に触れてくる。そして優しく媚びるように撫でてきた。その口調に先程の敵意は全く残っていない)

戦艦水鬼「私の心も体も貴方に抱かれて完全に屈服して満たされてしまった……こんなに男が愛おしく、愛されたいって思うなんてね」

提督「そうか」

戦艦水鬼「でも、きっとそうでない仲間達がまだ多くいるわ。できるのかしら?貴方に。あの子たち皆を心も体も支配することが?」

提督「何が言いたいんだ?」

戦艦水鬼「全てを委ねるから、どうかあなたを信じさせて。貴方があの子たちをも支配できるって。同胞を見捨ててでも仕えるべき主だって」クイッ

提督(手を引かれ、そちらを見る。戦艦水鬼が発情しきった表情で俺を見ていた。何を求めているのかは一目瞭然だ)

提督「いいだろう」

提督(俺は戦艦水鬼を仰向けにさせる。抵抗することなくされるがままに戦艦水鬼は仰向けになった)

提督(そして自ら足をM字に開く。正常位で挿入しようとする俺を迎え入れるように両手を伸ばした。雌の顔を浮かべている)

戦艦水鬼「来て、提督……!!」

提督「あれだけ注いでやったのにまだ欲しがるとはけしからん。さっきまで処女だったとは思えないな。いいだろう、くれてやる」



軽巡棲姫「あなたは悪魔や魔王に違いありません……!!そんなあなたに心奪われ、仲間を見捨てる私も地獄へ行くでしょう……!!」キロッ

提督「そんなザマでそう言われてもなぁ……」

軽巡棲姫「っ……」

提督(軽巡棲姫は快楽に蕩けた顔を何とか引き締めて俺を睨んでいた。だが頬は染まり、口元はだらしなく緩んでいる)

提督(上下する胸は誘うように揺れており、秘所から白濁液を垂らしていた。俺の指摘に軽巡棲姫は顔を反らす。暫しの間、軽巡棲姫が体を起こした)

軽巡棲姫「……全ての罰を私が受けます。だから他の皆に金輪際酷いことはしないでください。んっ……ぺろぺろ」ダキッ ムニュムニュ

提督(そして俺に這いよると背中から抱きついてきた。胸が背中に押し付けられる。首を舐め始めた。明らかに誘っている)

提督「……君が最初ではないよ」

軽巡棲姫「っ!?」ピクッ

提督(軽巡棲姫が硬直する。俺は立ち上がって軽巡棲姫を引きはがし、振り向いて軽巡棲姫の顔を見下ろした)

提督「数時間前に戦艦水鬼に同じことをしてきたばかりだ。彼女はとても満足してくれて、喜んで俺に従ってくれた」

軽巡棲姫「あ、あの方が……!!」ギリッ

提督(俺の言葉に軽巡棲姫は嫉妬に顔を歪めて呻くようにそう呟く。そう、嫉妬だ。そこに居たのは俺に凌辱された仲間を思いやる子ではなかった)

提督(自分の想う男が他の女を抱いたと聞いてどろどろとした嫉妬に身を焦がす女だった。歯を食いしばって虚空を見つめている)

提督(きっと戦艦水鬼を思い浮かべているのだろう。どうしてやろうかと嫉妬と怒りのままに彼女に対する敵意を募らせているようだ)
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 17:29:11.16 ID:ojucn0Mm0
提督「嫉妬か」

軽巡棲姫「っ!!」ビクッ ハッ

提督「全ての罰を私が受けます。だから他の皆に金輪際酷いことはしないでください。だったか?違うな」

提督「全ての寵愛は私が受けます。だから他の女に金輪際情けを与えることはしないでください。そう言いたかったのだろう?」

軽巡棲姫「ち、違います!!私は……」

提督「どう取り繕っても他ならぬ自分自身が理解しているだろう。今、君は戦艦水鬼に嫉妬した」

軽巡棲姫「っ……!!」

提督「まあ、安心しろ。あの子だけじゃない。君の竿姉妹は大勢いる」

軽巡棲姫「!?」ゾクン

提督「いろいろあってな。何があったかは今度話してやろう。だが、まあ安心してくれ。責任はちゃんととるからな」

軽巡棲姫「っ……女の敵……殺してやる……!!」ギロリ

提督「ほう……」グイッ

軽巡棲姫「ぁっ……!!」トサッ

提督(今度こそ俺を鋭く睨みつけた軽巡棲姫だったが、俺が軽く押し倒すと抵抗することなくされるがままにベッドに仰向けに倒れた)

提督「どうした?このままじゃまた犯されてしまうぞ?」

軽巡棲姫「……!!や、止めてください……!!」キュンキュン キッ

提督(俺の言葉に軽巡棲姫がハートが浮かんだ瞳で睨みつけてくる。無意識なのか足を開いていた。俺を受け入れるように)

提督「ほら、もう先端が触れてしまったぞ?早く抵抗しろ」ピトッ

軽巡棲姫「っ!!うるさい!!してます!!退きなさい!!っぁ……!!」キッ ヌプッ

提督(先端が待っていましたと言わんばかりにそこに飲み込まれる。未だに乾かぬそこは容易く俺を受け入れた)

提督「っ……入っていく……もう半分まで入った……全部入れられてしまうぞ?」ズププププ

軽巡棲姫「あぁ……や、止めて……抜いて……!!」ゾクゾクゾク ダキッ

提督(そう言いながらも顔を蕩けさせる軽巡棲姫。手が俺の体に回された。ゆっくりゆっくり焦らす様に奥まで入れる)

提督「っ……」コツン

軽巡棲姫「っ!!」ビクン

提督(先端がコリっとした子宮口まで到達した。軽巡棲姫の体が跳ねる。俺はそのままそこをつぶす様に強引に根元まで入れた)

提督「一番奥まで……入ったな……いい締まりだ……」

軽巡棲姫「き、鬼畜……!!」ガシッ ギュッ

提督「その割には君だって俺に手も足もくみつかせてきているじゃないか。むしろ望んでいたのではないか?」

軽巡棲姫「ち、違います!!そんなことありません……!!」 トロン キュンキュン

提督(軽巡棲姫は言動がまったく一致していない。否定の言葉を口にしながらも俺の体を抱きしめ、恋慕と愛欲に塗れた表情で俺を見つめてくる)

提督「まあいい。素直になるまでたっぷり愛してやる。喜べ」

軽巡棲姫「あぁ!!止めてください!!動かないで!!抜いて!!はぁっ!!」ビクン ドキドキ
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 17:31:31.71 ID:ojucn0Mm0


空母棲姫「っ……ぐすっ……ひっく……うぅ」ポロポロ

提督「っ」

提督(少しして、空母棲姫が涙を流し始める。性的な暴行を受けたりしたらそうなってしまってもおかしくはないだろう。動揺する)

提督(だが、そうだ。覚悟の上だろう?俺は泣きじゃくる空母棲姫が落ち着くまでしばらく待つ。しばらくして少し落ち着いてきた空母棲姫がかすれた声を漏らした)

空母棲姫「どうして……こんな……無理矢理みたいに……」グスグス

提督(悲しそうな声。しかし謝るわけにはいかない。これは罰だ。できれば篭絡してしまいたかったが、快楽以外にも相手を支配する方法はある)

提督(その一つが恐怖だ。空母棲姫は無理やり犯した俺に対して本能的な恐怖を覚えているだろう。その恐怖を利用する)

提督(それで空母棲姫にもう二度と俺に逆らおうという気が起きないように調教するのだ。俺は立ち上がり、空母棲姫に迫る)

提督「怖いか?」

空母棲姫「違う……悲しいだけ……私は、こんな風にじゃなくてもっと幸せにしてほしかった……」フルフルフル

提督「っ!?」

提督(空母棲姫が震えながらそう答える。敵意は全く見いだせなかった。ただ、悲しみだけに満ちている)

空母棲姫「どこかに二人で出かけて……楽しいことして……夕方になったら浜辺で綺麗な夕焼けを見て……暗くなるまで二人で静かに過ごして……」

空母棲姫「そんなデートをした後、シャワーで体を清めてからふわふわなベッドで優しく……そんな風にして欲しかった……」

提督「っ……!!」

提督(もう二度と手に入らないものを想った虚しい声。死にたくなるほどの罪悪感に襲われる)

提督(そうか……この子は、俺のことを好いていてくれたのか……そんな子に俺は……なんてことを……)

提督「すまない……」

提督(つい、そう言ってしまっていた。謝罪の言葉を口にしてしまっていた。いけないのに。空母棲姫が俺に目を向ける。少しの間静寂が続いた)

提督(空母棲姫がゆっくりと起き上がって俺に近寄る。そして俺に抱きついて胸に顔を埋めた。空母棲姫が想いを吐露する)

空母棲姫「貴方が好きだった……前の戦争の時、敵であった私たちに手を差し伸べてくれた……私たちの為に全力を尽くしてくれた……」

空母棲姫「あの時から私は貴方が好きだった……けど、その思いを口にすることはできなくて……」

空母棲姫「なんとかしたいと思っても何もできずにいる間にいろいろあってあんな事になって……皆の気持ちも分かる……」

空母棲姫「私だって立ち上がった同胞を見捨てたくなかった……でも、貴方を裏切りたくなかった……恩に報いたかった……」

空母棲姫「だから私は、皆を抑えようとした……でも大西洋で貴方が同胞を打ち負かして、皆の我慢が限界になって……」

空母棲姫「あれ以上皆を抑えられなかった……あそこで私が拒否して他の誰かが旗艦になっていたら、コントロールできなくなってしまう……」

空母棲姫「だから私は蜂起するしかなかった……私が旗艦なら、少しでも隙があればすぐに皆を説得して降伏することができたから……」

提督「っ……。そうだったのか……」

提督(そしてどうしてあんなことを言ったのかを言ってくれた。空母棲姫は俺のことを好いていてくれただけではない……彼女は間違いなく俺の為に動いていたのだ……!!)

提督(どうしてそれをこんな事をしてしまう前に言ってくれなかった……いや、言えなかったのだろう……もしそう言ってしまえば彼女は戦艦水鬼たちを見捨てることになる)

提督(そんなことが仲間想いな彼女にできるわけがないのだ。そして何より彼女のプライドがそれを赦せなかったのだろう)
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 17:38:01.35 ID:ojucn0Mm0
提督(しかし、その結果がこれだ……空母棲姫が望んでいた幸せな初体験は永遠に失われてしまった……俺が穢してしまったのだ……)

提督「すまない……俺は……君を信じられなかった……君に取り返しのつかない酷いことをしてしまった……」ギリッ

空母棲姫「……仕方がない。貴方はたくさんのものを背負っている。それを全部賭けて私を信じるのは難しい。逆の立場なら私も信じられない」

空母棲姫「けど……一つだけ聞かせて。私は貴方が好き。貴方は私の事をどう思っているの……?」

提督「好きだ。だが、俺は君に話さなくてはならないことがある……」

提督(俺は例の話をする。空母棲姫はそれを黙って最後まで聞いていた。すべて話し終えた後、空母棲姫は俺の唇に自らの唇を重ねる)

空母棲姫「んっ……っ。もう一度……恋人同士として抱いて欲しい……」ギュッ

提督(そして唇を離すと甘えた声でそう言って俺に身を委ねてくれる。俺はそんな彼女と精根尽き果てるまで愛し合った)

空母棲姫「……♪」ギュッ スリスリ

提督(全てが終わった後、俺は俺の腕を枕にし、甘えるように抱きついて体を摺り寄せてくる彼女と共に眠ったのだった)



駆逐古姫「っ……できぬ……武装蜂起など……妾はあの方にご恩が……」

南方棲戦姫「……悪いけれど、これ以上貴女に従ってはいられないわ」ガシッ ググググ

駆逐古姫「な、何をする!?いくらそなたであろうとも無礼であるぞ!!んぐっ!?」

空母水鬼「申し訳ありませんが、隠居して頂きます。あとのことは我々にお任せください」

駆逐古姫「っ……!!っ……」ガクッ
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/21(金) 17:42:15.42 ID:ojucn0Mm0


深雪「何笑えない冗談やってんだよ……!?撤退だぞ!!おい!!立てって!!」グイッ

吹雪「深雪ちゃん!?どうし……っ……!!」サァッ

白雪「えっ……」

磯波「嘘……」ゾクッ

伊勢「ちょっと皆!?何やってるの!!早く撤退しないと……あぁ……まさか……!!」サァッ

浦波「……!!」ギリッ

初雪「ぁ……うぁ……!!」ジワァ ガタガタガタ

帝国海軍士官『何をしている!?撤退しろと言ったはずだ!!敵はすぐ戻ってくるぞ!!聞いているのか!?状況を報告しろ!!』

日向「……一名戦死だ」

「「「「!!」」」」ビクッ

帝国海軍士官『っ!?っ……クソッ……了解した……すぐに撤退せよ!!』ギリッ

日向「了解……そういうこともある。覚悟していたはずだ。撤退しよう」

深雪「……ま、待ってくれよ……そんなはずねぇって……だって……」

日向「もう楽にさせてやれ」

深雪「……!!」

浦波「せ、せめて連れ帰ってあげられませんか……!?曳航して……」

日向「そんな時間はない」

初雪「い、嫌……!!こんなところにひとりぼっちで置いていくなんて絶対にいやぁ!!」ポロポロ

日向「っ……勘弁してくれ……頼むからそんなこと言わないでくれ……」ジワァ

伊勢「……行くよ、皆。状況考えて。これ以上誰も失いたくないでしょ」

白雪「そ、そんな……」フルフルフル

磯波「ぐすっ……ひっく……」ポロポロ

深雪「どうして……どうしてそんな風に言えるんだよぉぉぉぉ!!お前それでも人間かよぉぉぉぉ!!」キッ

伊勢「っ……!!」ズキン ジワァ

吹雪「もう止めて!!」

「「「「っ!!」」」」

吹雪「ごめんね、連れていけなくて……ごめんね……皆、伊勢さんの言う通りだよ……行こう……!!」ポロポロ ジッ

「「「「っ……」」」」コクリ

深雪「畜生……ちくしょうっ!!」

↓×1〜3 
死んだ姉妹を一人戦場に残して撤退しなくてはいけなかった吹雪型と、戦死した年下の駆逐艦娘を一人戦場に残して撤退しなくてはいけなかった伊勢型姉妹の心情
そして敵対的な深海棲艦たちとそれに呼応して裏切った深海棲艦たちへの感情
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 18:24:58.97 ID:3QvFIzSGO
吹雪型
戦争である以上免れないものであるし敵もそれは同じと頭では理解しているつもりだが、それでも姉妹の死は割り切ることができない
そして、そんな行き場のない憤りが深海棲艦への憎悪へとじわじわ変質していく

伊勢型
似たような場面を経験したことがあるので大きく動揺してはいないが、それでも気が滅入っている
深海棲艦に対して個人的な恨みなどはないが、散らされた艦娘達の魂に誓って必ず報いを受けさせると決意する
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 19:09:21.69 ID:sGjF6uufO
吹雪型
一度は深海棲艦とも分かり合えると信じた心を黒い感情で塗り潰す
本来私達は深海棲艦を倒すために生まれてきた兵器なんだと
駆逐艦としてのまだ成熟していない精神で切り替え相手に対する情を捨てる

伊勢型
吹雪型の皆への配慮やフォローが第一と考え彼女らが帰投したら
そちらを優先していく
深海棲艦に対しては当初は和平解決を再びとも思ったが
そんな余裕など現実には存在しないと割り切り味方の為にも
今の敵に対して容赦などしないと決意を固める
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 19:10:59.14 ID:Ihsdb9Uro
戦死したのは叢雲?それとも未実装艦?

吹雪型
涙が止まらず、無力さを嘆く
深海棲艦に明確な敵意が芽生える
深雪と初雪は結果論とはいえ現在の司令官の指揮に不満タラタラ

伊勢型
敵をとることを切に誓う
吹雪型と共に戦死者へ黙祷
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 10:03:20.54 ID:Ns+oM1PZ0


伊勢「……とりあえず安全なところまで撤退できたね。このままパラオ泊地まで無事辿り着ければいいけど……」チラッ

「「「「……」」」」

吹雪(戦争だもん……こういうことがあるって……覚悟してた……してたつもりなのに……)ジワァ

白雪(……そうですよ。これは悪い夢です……だって……こんなこと……こんな酷いこと……あり得ません……)ハイライトオフ

磯波「っ……」クラッ

深雪「磯波!?」ガシッ

「「「「っ!?」」」」

磯波「ぁ……ご、ごめんね……ありがとう……」

深雪「お、驚かせんなよ……磯波までいなくなったらあたし……」ギュッ

磯波「っ!!わ、私は大丈夫!!大丈夫だから……心配しないで……」

深雪「ああ……」

磯波(っ……こんなのやだよ……!!もう戦争なんていや……私はただみんなと普通に暮らせればそれで幸せなのに……)ジワァ

深雪(深海棲艦なんか信用するんじゃなかった……!!あいつらのせいで……あいつらさえいなければ……!!)ギリッ

浦波(こんな卑劣な裏切り……決して忘れない……必ず報復する……報いを受けさせてやるんだ……!!)ギリッ

初雪(赦さない……絶対に赦さない……あいつら、皆殺しにしてやる……!!)ハイライトオフ

伊勢「……何度経験してもこれだけは、ね」

日向「駆逐艦娘たちは幼いし、仕方がない。まあ深海棲艦の奴らの気持ちも分かりはする。だから仕方ないとは決して思わないがな」

伊勢「うん。仇は討つよ。それが手向け」



提督(ムラクモは黒い髪を左右で三つ編みにした少女だった。吹雪型らしく真面目で面倒見のいい子だった)

提督(対深海棲艦戦争の初期からずっと第一線で活躍していた。……そのころからずっと一緒に戦っていた)

提督(彼女が南洋諸島で戦死したのは俺がトラックへ移動している時だった。同時に届く深海棲艦の離反とトラックの失陥)

提督(気が遠くなる想いだった。いっそのこと、本当に気絶してしまえれば……痛恨の極みという言葉も生ぬるい)

提督『っ……ムラクモ……すまない……!!』ギリッ ブツッ タラリ

提督(どうやって吹雪型姉妹たちに償えばいいのか分からなかった。しかし状況が俺に悔恨する時間をくれなかった)

提督(今や最前線はパラオだ。行き先を変更してそこへ向かおうとした俺に届く本国召還の命令。責任を追及されることになるだろう。処罰を覚悟した)

提督(だが、そうはならなかった。出頭した俺に下された命令は太平洋の戦いの指揮を執ることと、新造艦の育成だった。新兵を可能な限り早く使い物になるようにしろとのことだ)

叢雲「特型駆逐艦、5番艦の叢雲よ。あんたが司令官ね。ま、せいぜい頑張りなさい」

提督「……」

提督(俺の目の前に立っているのは薄い勿忘草色の長い髪を前髪ぱっつんのストレートにして、まるで巫女のようにもみあげを赤い紐で結っている少女)

提督(新しい吹雪型五番艦の駆逐艦娘、叢雲だった。先代と違うのは容姿だけでなく性格もらしい。勝ち気で高飛車そうな子だ)

↓×1〜3新しい叢雲に対する提督の心情と対応と、提督に対する叢雲の心象
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 10:19:29.22 ID:LDZ/XUBYO
提督
いつも通り、期待を込めて着任の儀礼と激励を執り行う
叢雲を見つめるその眼差しには自責の念と覚悟が宿る

叢雲
気丈に挨拶をしたはいいが、眼差しにこめられる感情を察しその理由を尋ねる
すぐに提督の優秀さを感じ取り、私は沈まないと高らかに言い放って正面から提督を抱き締める
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 10:19:47.01 ID:58sjXGcMo
プライドの高そうな子だな。見た目も他の吹雪型とかけ離れているから他の同型艦と上手くやっていければいいが……叢雲が馴染めるかどうか心配な提督。この司令官はどうやら大変な英雄らしいけど実力が本物かどうかお手並み拝見といったところね。司令官の力量を測りかねている叢雲
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 10:23:11.00 ID:AQJJyKjHO
提督
感傷に浸るのはここまで。先代とこの娘を重ねてはならない
軍人らしく威厳を伴った対応をする

叢雲
少しは骨のありそうな提督と評価する
気に食わない事があればガンガン言わせてもらおうと思っている。
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 10:27:55.66 ID:AQJJyKjHO
あれ、ここの00の扱いってどうだったっけ?
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 10:28:41.14 ID:LDZ/XUBYO
>>180
偶数秒00だったら100扱いですよ
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 10:33:24.85 ID:AQJJyKjHO
>>181
さんきゅ
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 16:24:30.77 ID:Ns+oM1PZ0
提督「どうもありがとう。いかにも私が君の司令官になる提督だ。吹雪型5番艦、叢雲、君の着任を歓迎しよう」

叢雲「ん、ありがと」

提督「君は私直属の部下として配属された。その目的は君の早急な戦力化だ。今、日本は大きな困難に直面している」

提督「世界大戦に加えて今回の深海棲艦の侵略だ。厳しい戦いになるだろう。しかし、我々なら必ずや勝利を手にできる」

提督「君のことも厳しく指導するつもりだ。だが、きっと乗り越えて我が帝国海軍が誇る駆逐艦娘になってくれると確信している。よろしく頼むぞ」

叢雲「ええ、もちろんよ!!任せなさい!!」

提督(俺の目の前で得意げに胸を張る叢雲。なんて初々しく素直な少女なのだろうか。もうこれ以上誰も死なせない。勿論この子のことも。場合によっては、この命に替えても……!!)ジッ

叢雲「!!……あんた、死のうとしてる人の顔をしているわ」

提督「っ!?」

提督(心を読まれたかと思った。見た目通り本当に巫女なのか、この子……!?予期せぬ一撃につい表情に出してしまう)

叢雲「うーん……こんな司令官で大丈夫かしら?けどまあ、何があったのか話ぐらい聞いてあげるけど?」

提督「……ははっ。ピカピカの装備をした駆逐艦娘にそう言われてしまうとはな」

叢雲「自覚したのなら改めるよう頑張りなさい。話に聞く限りじゃ貴方が帝国海軍で一番の司令官らしいんだから。そんなんじゃ困るわ。……で、何があったのよ」

提督(つい自嘲的な笑みを浮かべてそう呟いてしまった俺を真っすぐと見つめるその瞳は、まるで日の出直後の太陽のようで……眩しかった)

提督「……君も知っているだろうが、つい最近、我々は2名の艦娘を失った。天龍とムラクモだ」

提督「俺が死なせたようなものだ……二人とも、深海棲艦の攻撃で。しかも天龍は俺の指揮下だった」

叢雲「……私は速成の座学過程しか修了していないけど、でもその時の貴方の指揮は間違っていたとは思わないわ」

叢雲「だって想定されていた敵は枢軸国の潜水艦だけで、敵対的な深海棲艦が潜んでいるなんて予測のしようがないもの」

叢雲「深海棲艦の裏切りだって予測できるわけないわ。そもそも、どうしてあんたの指揮下にない前のムラクモの戦死があんたの責任なわけ?」

提督「……俺は前の深海棲艦との戦争で深海棲艦との停戦と講和を推し進めたんだ。あれが間違いだったとは思わない」

提督「だが、万が一の事態を想定するべきだった……彼女たちの裏切りの可能性を考えておくべきだった」

叢雲「そう……とりあえず、あんたが責任感の強い人間だって言うことは分かったわ。けど、そもそもそれはあんたの領分なの?」

提督「領分?」

叢雲「あんたの仕事は自分の艦隊を指揮することでしょ?状況から判断してどこにどの程度の戦力を配備するとかそういうのは軍令部とか大本営とかの仕事よ」

叢雲「あの時、深海棲艦と講和して、併合するっていう決定を下したのもあんたの訳ないわ。そんなのいくら帝国海軍の提督でもできるわけない」

叢雲「政府のもっとえらい人がすることだもの。あんたはきっと何でもかんでもいろいろ考えすぎて背負いすぎなのよ」

叢雲「それはたぶん優秀だからなんでしょうね。けどね、一つ言っておくわ。自分を過信しないで。あんたはあくまで一個人でしかないの」

叢雲「何でもかんでもあんた一人でできるって勘違いはただの独り善がりな傲慢よ。驕る平家は久しからずって言うでしょ?まあ、あんたの驕りは平家とは種類が違うでしょうけど」

提督(衝撃だった。これは諫言だ。まさか駆逐艦娘に……こんな小さな子に諭されるとは……これほど恥ずかしいことは無い。だが、それは俺にとって救いだった)

提督「っ……ありがとう。目が覚める思いだ。難儀なものなのだが、戦果を挙げて昇進するにつれそういう事を言ってくれる人はいなくなってしまってな。軍隊の悪いところだ」

叢雲「そう。軍隊って思ったよりいい場所じゃないわね。はぁ……ほんっと仕方ない。これからは私があんたを見てあげるわ。感謝しなさい?」

提督「ああ、感謝するよ。ありがとう。……叢雲。きっと戦争は君の想像以上に残酷で、救いようがなくて、悍ましくて、惨憺たるものだ」

提督「艦娘とはいえ、常に死と隣り合わせだ。特に君は新兵だからな。ある陸軍の知り合いが言っていた。新兵の顔と名前を覚える前に死んでいくと。……死なないでくれよ」

叢雲「そうでしょうね。けど大丈夫。私は死なないわ。だって、あんたが死なないように私を教育してくれるんでしょ?だからそんな顔しないの」ダキッ ギュッ

提督(叢雲が俺を優しく抱きしめる。温かかった。見下ろすと叢雲が顔をあげてじっと俺を見つめている)

提督「ああ、そうだな。絶対に死なせない。絶対に」ナデナデ
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/22(土) 16:26:32.96 ID:Ns+oM1PZ0


伊勢「発見!!偵察機が発見したわ!!深海棲艦よ!!真っすぐパラオ泊地に向けて突進してくる!!けど、規模が小さい……威力偵察かしら?」

日向「まずいな。こちらの態勢が整っていないことを悟られたら最悪、ここも陥落するぞ」

伊勢「そうね……っ!?あいつら、白旗を掲げているわ!!どういうつもり!?」

日向「白旗?なるほど……連中も一枚岩じゃないようだな。いわば日本派が投降してきたんじゃないか?」

初雪「投降……?あんなことしておいて……!?」

深雪「ふざけんじゃねぇ!!そんなの受け入れられるか!!」ダッ

初雪「同感……皆殺しにする……!!」ダッ

吹雪「深雪ちゃん!?初雪ちゃん!?ダメ!!待って!!」



駆逐棲姫「見えた!!艦娘だ!!」

深海双子棲姫・黒「なんとかここまで来れたね……」

駆逐棲姫「聞こえますか?私たちに敵対する意思はありません!!投降します!!」

深雪「ふざけんな!!今更何言ってやがる!!」ドン

初雪「沈める……一人も残さずに!!」バシュッ バシュッ

「「「「!?」」」」

↓×1〜3 攻撃を受けたことに対する駆逐棲姫たちの反応
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 16:30:52.25 ID:XY8g/6dzo
慌てふためき被弾してしまう
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 16:38:45.48 ID:fUfz3bkiO
下手に反撃したら今度こそ自分達が全滅するかもしれないと
距離をとって呼び掛けを続ける
攻撃の威力が自分達を殺傷する規模のものでないことを見極め
どうしても攻撃が止まないようであればここでの投降を諦めることを周知する
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 16:39:15.12 ID:LDZ/XUBYO
被弾するも耐え、艦娘側の攻撃がやむまでやりすごす
幾ら歴戦の駆逐艦の魚雷とて姫クラスの装甲はビクともさない
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 16:50:08.97 ID:zYUFaa46O
代表役の駆逐棲姫は必死に砲撃をかわしながら説得を試みるが、吹雪型の一部が聞く耳を持とうとしなかったので他の仲間が怒りの反撃を開始、乱戦となる
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/23(日) 09:27:28.40 ID:vTpnNKD10
深海双子棲姫・黒「う、撃ってきた……!!っ……反撃するしか……」ギリッ ジャキッ

駆逐棲姫「だめっ!!面舵!!回避!!魚雷に気を付けて!!ここで反撃したら戦闘になっちゃう!!」

深海双子棲姫・黒「っ!!だったらどうする……!?」

駆逐棲姫「突出してきたのは駆逐艦娘二人だけ!!きっと暴走してるんだ……!!」

深海双子棲姫・黒「た、たしかに。そうか、距離をとって回避に専念して他が事態を収拾するまで耐えるってわけだね。駆逐艦程度の攻撃、近づかれなきゃ大したことないし」

駆逐棲姫「そうだよ。けど最悪の場合はここで投降するのを諦めなくちゃ……呼びかけてみる!!」

深海双子棲姫・黒「お願い」

駆逐棲姫「うん、任せて。……攻撃を止めてください!!私たちに敵対の意思はありません!!投降しに来たんです!!」

深雪「何度も言わせるな!!今更そんな虫のいいこと言ってんじゃねぇ!!」

初雪「お前たちが殺したんだ……!!絶対赦さない!!」

駆逐棲姫「っ……もし攻撃がやまない場合、私たちはここでの投降を諦めて離脱する!!お願い……攻撃を止めてよ!!」

伊勢「……」ドゴォン

ブオン バシャン

深雪「なっ!?」ビクッ

初雪「うわぁ!?」ビクッ

伊勢「……誰が発砲していいって言ったかしら?命令違反したらどうなるか忘れた?今すぐ攻撃を中止しなさい」ギロリ

日向「悪いが、従わないのであれば次は当てる。分かったら旗艦の命令に従え」ジャキン

「「……!!」」

吹雪「二人ともすぐ命令に従って!!攻撃を中止して!!伊勢さん、日向さん、本当に申し訳ありません!!」サァッ

白雪「どうか……どうか寛大な処置を……!!お願いします……!!深雪ちゃんも初雪ちゃんもあんなことがあって混乱しちゃってるだけなんです……!!」ペコペコ

深雪「っ……ごめん……なさい……!!」ジワァ ツゥー

初雪「ぐすっ……うぅ……うわぁぁぁぁん!!」ポロポロポロ

駆逐棲姫「……なんとかなったみたい?」

深海双子棲姫・黒「そうみたいだけど……」

伊勢「っ……聞こえるかしら?こちら帝国海軍の戦艦娘、伊勢。先程の攻撃を謝罪します。我々にこれ以上の攻撃の意思はありません。投降を受け入れます」

↓×1〜3 攻撃を受けたことを踏まえて深海棲艦たちの反応
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/12/23(日) 09:32:58.24 ID:rdtCD/K5o
先程の初雪の「お前達が殺した」という発言を思い出し、きっと仲間を同胞に殺されたのだろうと事情を察する
撃ってきた事に対する不満はないわけでもないが、同胞を失う辛さは理解できるし白雪らの真摯な謝罪もあったので不問にする
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 09:44:43.69 ID:Qz7tXafi0
向こうの駆逐艦が撃ってきたのには驚いたけど話のわかる冷静なやつがいて助かった……旗艦の伊勢にお礼を言って武装解除後に曳航される深海棲艦
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 09:47:40.83 ID:jtg8CBUIO
>>190+>>191
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 09:48:19.65 ID:HuMOnpWYO
攻撃してきた二人の号泣する様子を見て事情を理解する
戦闘を止めてくれたことと投降を受け入れてくれたことに
感謝しつつ自分達もここまでくるのに1隻では済まない
仲間の犠牲を伴ってきた心情を年長者と思われる伊勢日向に暴露する
その上で直接彼女達の悲しみに報いることはできないだろうが
自分達でここで皆に協力できることがないかどうか申し出る
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 09:56:37.32 ID:5mLBQwjkO
投降しに来た以上、ここで引き返す訳にもいかないだろうと諦めにも似た心情で赦す
ただ、深雪と初雪の憎悪を目の当たりにしたことにより、投降後は命の保障があるのかどうか不安に思うようになる
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 10:02:32.30 ID:D7U5VGVnO
双子の内白い方は艦娘に倒されてる
深海棲艦を併合する際に提督は実在しない家族の死をでっちあげて反対派だった黒い方を説得している
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/23(日) 16:51:32.56 ID:vTpnNKD10
駆逐棲姫「聞こえます。私はクチクセイキ。受け入れ感謝します。……ふぅ、よかった」

深海双子棲姫・黒「撃ってきたときは驚いたけど、相手にも冷静な奴がいてよかった。……お前たちが殺したんだ、か。あの子たちも誰か大切な人を殺されたんだね……」

伊勢「こちらこそありがとう。じゃあ悪いけど機関を停止して武装解除してくれる?曳航するから」

駆逐棲姫「了解。各員、機関停止して武装解除」

吹雪「あの、本当にすいませんでした……!!投降してくれていたのに攻撃を加えてしまって……」

白雪「だ、大丈夫でしたか……?あぁ、いったいどう償えばいいのか……罰なら全て私が代わりに受けます。ですからどうかお赦しください……」

駆逐棲姫「……赦す。私たちも同じ痛みを知っているから」

深海双子棲姫・黒「自分だけが被害者ではないし、自分もまた誰かへの加害者……可能な限りこれ以上私たちのような人間を増やしたくない……」

磯波「……!!」

浦波「っ……ご立派な考えです……私たちよりも、ずっと正しい……尊敬します」

深海双子棲姫・黒「いや。私もこう言われたんだ、提督に……そう、あの時……あの人に……」

日向「……よし、準備ができたな?では行こう。この間にも敵が動き始めるかもしれない」



「「「「お久しぶりです、司令官(提督)!!」」」」ビシッ

提督(ようやくパラオに到着した俺を出迎えてくれたのは吹雪型の子たちだった。整列し、敬礼している)

提督(いつ到着するのかは知らなかったはずだが、どうやら飛行機が着いたのを見て時間のある子たちが駆けつけてくれたようだ)

提督「久しぶりだな、皆。出迎えありがとう。楽にしてくれ」

叢雲「ふぅ……やっとついたわね」

「「「「!!」」」」

提督「紹介する。彼女は吹雪型五番艦の叢雲だ」

叢雲「初めまして、叢雲よ。この名前に相応しい駆逐艦娘になれるよう全力を尽くすわ。どうぞよろしくね」

↓×1〜3 
吹雪型の提督に対する感情と
前任のムラクモの死が提督に責任があると思っているかどうか
そして前任のムラクモの存在も踏まえてこの見慣れない余所者の新しい叢雲に対する対応 
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 17:14:00.98 ID:Qz7tXafi0
吹雪&白雪(新しい叢雲ちゃん活発そうな子だな……見た目も結構違うよね。私が吹雪型のお姉さんだからしっかりフォローしてあげないと!司令官と久しぶりにお仕事できて嬉しいな……!ムラクモちゃんがいなくなった傷はまだ癒えてないけど司令官やみんなと一緒に乗り越えていこう)初雪&深雪(何だよこいつ……簡単にムラクモ名乗りやがって……ぜってー認めねえからな……司令官ならわかってくれるよね)磯波&浦波(なんだか気の強そうな子……でも仲良くできると良いな。深雪ちゃんと初雪ちゃんがまだ気持ちの整理がついてないみたいだからできるだけ寄り添ってあげないと)吹雪型の全員ムラクモ轟沈に関して司令官の責任はないと思っている
198 :以下、名無しに変わりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 17:15:43.31 ID:dcx3yg2FO
ムラクモの死に提督が直接関わっているわけではないが、しこりを完全に取り除くことはできず、自然と会話がぎこちなくなってしまう
叢雲の方はすぐに打ち解けあうことができたが、ムラクモの存在をどうしても忘れることができず、心中でムラクモと叢雲を比較してしまう
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/23(日) 17:24:28.12 ID:+PG040PWO
基本的に司令官を好いている
この提督ではなく現在の司令官である帝国海軍士官のせいだと思っている
容姿と性格の違いに唖然となるも吹雪を皮切りにもう仲間を失うまいとハグ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/25(火) 09:04:37.90 ID:/wvd1Dg90
吹雪「初めまして!!私は吹雪。吹雪型の一番艦です。よろしくね、叢雲ちゃん!!」

白雪「二番艦の白雪です。よろしくお願いしますね、叢雲ちゃん。何でも気軽に相談してください」

叢雲「ええ、ぜひお願いね」ニコッ

深雪「けっ!!何だよ吹雪も白雪も……深雪様は認めねーからな」

初雪「貴女は……ムラクモじゃない……」

叢雲「むっ……」キロリ

提督(吹雪と白雪の友好的な態度に笑みを見せていた叢雲だったが、深雪と初雪の拒絶に顔をしかめると睨みつける)

提督(深雪と初雪も叢雲のことを鋭く睨んでいた。結構好戦的な性格のようだな、叢雲は。というか熟練の駆逐艦娘二人に物怖じしないのか……)

浦波「み、深雪姉さん!!初雪姉さん!!止めなよ!!そんなこと言ったらダメじゃん!!」

磯波「ごめんね、叢雲ちゃん……その……二人とも、いつもはこんな事言う子じゃないんだけど……」

深雪「ちっ……お前らもかよ」ジロリ

初雪「……」ムスッ

叢雲「……姉妹艦を失ったばかりで、その姉妹艦の後任に見ず知らずの私がなるのは面白くないってのは分かる」

叢雲「でもだからといって露骨にそういう態度を取られるのは面白くないわ。正直、失望した。帝国海軍の華、艦娘ってのはこの程度なのね」

深雪「何だって……!?もう一回言ってみやがれ!!」

初雪「侮辱したこと……後悔させる……!!」

提督「止めろ!!」

提督(叢雲の言葉についに手が出そうになる深雪と初雪。他の吹雪型姉妹が止めようと動く前に俺が鋭くそう言い放つ)

「「「「っ」」」」

提督(全員の目が俺に集中した。皆一様に畏れを感じているようだ。俺は動揺した様子で俺を見ている深雪と初雪に目を向ける)

提督「残念ながら、深雪、初雪。叢雲の言う通りだ。君たちの心情も分かる。だが、ここにいる叢雲はあたらしい姉妹だぞ?」

提督「それも、一度も戦場に出たことない新兵だ。君たちにもあっただろう?初めて戦場に出た時が。覚えているだろう?その時の恐怖や不安を」

提督「それは今まさにこの子が感じていることだ。そのせいで少し攻撃的になってしまっているようなんだが、どうかそれを分かってあげてほしい」

深雪「っ……」ギリッ

初雪「……」ギュッ

提督(俯き、手が白くなるまで握りしめる深雪。同じく俯き、右手で左袖を掴む初雪。俺は他の子たちも見渡し、その目を見て語る)

提督「君たちに頼みたいことがある。この子のことを気にかけてやって欲しい。俺がどんなに手を尽くしても、戦場では何もできない」

提督「この子の命は君たちにかかっているんだ。本当の意味では君たちしか戦い方をこの子に教えてあげられない」

提督「もしかしたら数週間後……下手したら明日にはこの子は戦死してまた新しい五番艦が着任することになるかもしれないんだ」

提督「そんなことは、もう絶対に嫌だ。きっと君たちも同じ気持ちだと確信している。君たちでこの子を一人前の駆逐艦娘に育ててやってくれ。よろしく頼む」

吹雪「お任せください、司令官。吹雪型一同、もう二度と姉妹を失わないと心に決めています!!」

浦風「必ずや叢雲姉さんを立派な吹雪型の駆逐艦娘にしてみせます!!他の型の子たちに絶対負けないくらいに!!」

磯風「し、新兵よりあとに死んだりは決してしません……何があっても叢雲ちゃんだけは、こ、この命に替えても生きて帰せるよう頑張ります……!!」

白雪「そうですよね、初雪ちゃん、深雪ちゃん?初雪ちゃんと深雪ちゃんも叢雲ちゃんのこと、気にかけてくれますよね?」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/25(火) 09:06:47.27 ID:/wvd1Dg90
深雪「っ……分かったよ……」

初雪「ん……分かった……」

提督「ありがとう。君たちにそう言って貰えれば、安心だ。頼りにしているよ。……そして叢雲」

叢雲「……何よ?」

提督(俺の視線を受けてちらりとこちらに目を向ける叢雲。いい気分ではなさそうなのは確かだな。その目を真っすぐと見つめ返す)

提督「君の不満はもっともだ。しかし、君の方も彼女たちに配慮してあげて欲しい。彼女たちは確かに帝国海軍の華、艦娘だ。帝国軍人だ」

提督「だが、それ以前に君と同年代の少女であることも忘れないで欲しい。そしてあの対深海棲艦戦争のころからずっと一緒に戦っていた戦友を喪ったばかりだということも」

叢雲「……そうね。分かったわよ」

提督「ありがとう、叢雲。……悪いが先に行っていてくれるか?少し彼女たちと話したいことがあるんだ」

叢雲「了解、司令官。あんたのシツムシツとやらへ行けばいいのね?」

提督「ああ、そうだ。また後で」

提督(ひらひらと手を振って歩いていく叢雲。叢雲にああ言って貰えて救われたが、しかしやはり俺にも責任がある。彼女たちに謝らなくてはいけない義理も義務もあるだろう)

提督(俺は吹雪型の子たちに向き直る。彼女たちもこれからかしこまった話があると察したのだろう。姿勢を正し、俺を見つめて話を聞こうとしてくれる)

提督「ムラクモのこと、残念だった……彼女の戦死は俺にも責任がある……本当に申し訳ない……」スッ

吹雪「そ、そんな事ありません!!顔をあげてください!!」

深雪「そうだぜ!!司令官のせいじゃないって!!」

初雪「悪いのは……全部深海棲艦だから……!!」

白雪「あの子は艦娘として最期まで立派に戦いました……」

浦波「どうか誇りに思ってやってください!!」

磯波「その方が、きっと喜びますから……」

提督(頭を下げて謝罪する俺に対して口々にそう言ってくれる吹雪型の子たち。その表情は俺のことを思いやってくれていることが明らかで……救われた)

提督「っ……ありがとう」



提督「以上で今日は終わりだ。お疲れ様。部屋の場所は分かるか?」

叢雲「案内図あれば分かるわ」

提督「そうか。ではまた後で。疲れているだろうが寝過ごさないでくれよ?主役が居なくては始まらない」

叢雲「1830に集合場所へ行けばいいんでしょ?こんな時に歓迎会なんてしなくていいのに」

提督「こんな時だからだ。ではな」

叢雲「ん、じゃあお先に失礼するわ。お仕事頑張りなさい」

提督「ありがとう、頑張るよ」

叢雲「よろしい。じゃあね。……ん」

吹雪「終わった?お疲れ様、叢雲ちゃん」

叢雲「あなた達は……吹雪と白雪?」

吹雪「覚えてくれてたんだね、ありがとう!!」

白雪「叢雲ちゃんはここ、初めてですよね?ぜひ案内させてください」

叢雲「そう……じゃあ、お願いするわ。……ありがとう」テレッ
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/25(火) 09:11:03.24 ID:/wvd1Dg90


提督(叢雲への説明やら何やらを終わらせ、引継ぎも完了した。俺の次の仕事はパラオまで離脱してきたこちら側の深海棲艦へ遣地中海艦隊への配属を伝えることだ)

提督(現在の情勢は未だ緊迫しており、大本営は大規模な戦力の再配置を実行しようとしていた)

提督(今まで、枢軸国との戦争にほとんどの戦力を投入しており、インド洋や太平洋は休養の為に引き上げてきた艦娘か深海棲艦が配備されていた)

提督(しかし敵対的な深海棲艦による侵攻が始まったために、そちらに艦娘を向かわせなければならなくなった)

提督(それと同時に、味方の深海棲艦に対する扱いが問題になってきたのだ。主に太平洋の深海棲艦が一部を除いて離反したのが痛かった)

提督(これ以上裏切られたらたまったものではないと一時は深海棲艦を強制収容所へ収容することが決定されたほどだ。が、戦力の不足は深刻だった)

提督(この機を逃さず枢軸国軍はアフリカからの総撤退を進めており、支援物資の不足から進撃を停止したソ連への反攻も始まった)

提督(大西洋の援ソ船団は連合国の領分だが、アフリカからの撤退を妨害することは任せきりにはできない)

提督(しかし日本にとって現在一番の脅威は遠いヨーロッパの枢軸国よりも、今も本土へ迫ってきている深海棲艦だ)

提督(艦娘の数は圧倒的に足りていない。そう、深海棲艦の出番だった。大本営はこちら側の深海棲艦を地中海に投入しようとしていた)

提督(深海棲艦との戦いの最前線から遠ざけることができ、なおかつ枢軸国のアフリカ撤退を妨害できる。合理的な判断だ)

提督『厳しい戦いとなるだろう。枢軸国は自分たち以外の世界中をほとんど敵に回してなお、対抗して見せるほどだ』

空母棲姫『なら私たちがかつて世界中を敵に回してなお、ほとんどの海を支配してみせたこと』

戦艦棲姫『そして艦娘が台頭した後もなお、対抗して見せたことを枢軸国の連中に思い出させてやるわ』

提督(赤く輝く瞳に見据えられる。そのことを伝えた時、俺は目の前の子たちが一度は人類に滅亡という二文字を想起させた存在だと言うことを改めて思い出した)

提督(我々は深海棲艦相手に最終的に勝利することはできた。しかしそれは、血で血を洗い、海を赤く染めてしまうような凄惨な戦いの果て)

提督(邪道な謀略を用いた上に、深海棲艦たちにできた何としてでも滅びを避けようとする隙を突いてようやく手にしたものだ)

提督(彼女たちは我々と同じだ。死を恐れる。可能な限り避けようとする。だが、必要ならば命を賭して戦う)

提督(勿論、艦娘と違って死が近い彼女たちに戦わせたくないという思いもある。しかし、俺は上官として彼女たちを戦場へと送り出す。彼女たちが軍人で、それが命令だからだ)

提督(まるで子供のように保護するのはむしろ彼女たちを軽んじていることになる。俺にできるのは無事を祈り、帝国海軍の提督としてできうる限りのことをすることだ)

提督「……ん?あの子は……深海双子棲姫か」

↓×1〜3 兄が戦死したという話が嘘であることを知っているかどうかとそれを踏まえて提督に対する深海双子棲姫・黒の想いと行動
例)
嘘をついたことはもう知っている。ここへは報いを受けさせるために来た。暗殺しようとする
知らない。ただ純粋に尊敬を抱いている。提督に挨拶し、可能な限り裏切った子たちへ慈悲を与えることをお願いする
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 09:34:56.25 ID:3m4fsUz8o
例の後者で
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 10:01:51.45 ID:9NQjiwIVO
真偽は知らないが密かに調べていくうちに疑念が増していき、真相を確かめるべく問い質しにきた
提督のことは尊敬していたし一人の男としても好いていたが、返答次第では提督を裏切ることも考えている
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 10:17:35.50 ID:97dYF/8A0
嘘であったことに確信に近い疑念を抱いている
が、それ以上にこの提督という人間の歩みと成果に底知れなさを感じ
真に何を図ろうとしているのか見極め、判断次第で暗殺も考えている
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/25(火) 14:04:25.63 ID:/wvd1Dg90
深海双子棲姫・黒「……こんにちは、提督。久しぶりだね」

提督「ああ、久しぶりだな。こんにちは。ちょうどいいところに居てくれた。すまないが皆を集めてもらえるか?」

深海双子棲姫・黒「皆を?分かった。……僕たちはどうなるんだい?」

提督「君たちには地中海に行って貰う」

深海双子棲姫・黒「地中海?なるほど。そこで枢軸国と戦うんだね?」

提督「ああ、そうだ」

深海双子棲姫・黒「信用してくれて嬉しいよ、提督。任せて。必ず期待に応えて見せるから」

提督「勿論だ。頼むぞ」

深海双子棲姫・黒「うん。じゃあ行ってくるよ。……」

深海双子棲姫・黒(……あの人が僕に兄が戦死したといったことは、嘘だ。僕は確信に近い疑惑を持っている)ギリッ

深海双子棲姫・黒(僕に嘘をついて、情に付け込んで、騙した。絶対に赦さない。僕の大切な姉妹の死を利用して、穢したんだ……!!)

深海双子棲姫・黒(けど、あの人が今までの歩みや成果には底知れさを感じる。実際、あれで本当に戦争は終わって、僕たち深海棲艦は曲がりなりにも平和を手に入れられた)

深海双子棲姫・黒(武装解除した瞬間虐殺が始まったりするかもというような皆が恐れていたことは何一つ起きなかった)

深海双子棲姫・黒(そしてあの方たちが裏切った今でも、僕たちは一緒くたに扱われて殺されたり、監禁されたりということはされていない)

深海双子棲姫・黒(あの人は僕たちを対等な相手として見てくれている。分からない……真に何を図ろうとしているのか……)

深海双子棲姫・黒(それを見極めてやる……!!そして、その上であの人の運命を決めるんだ……この手で殺してやるか、生かすか……)



深海双子棲姫・黒「……って、あの人が指揮を執るんじゃないのかっ!!」

タ級「そ、そうみたいですね……」

深海双子棲姫・黒(っ……なんてことだ……やっとあの人の近くで見極められる時が来たと思ったのに……)

深海双子棲姫・黒「くっ……と、とりあえず部屋に戻るか……あれ?あの子はどこに行ったんだ?」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/25(火) 14:11:25.92 ID:/wvd1Dg90


卯月「あー!!うーちゃんたちの大事な大事な間宮羊羹が無くなってるぴょん!!食べたの誰ぴょん!?」

文月「えぇーっ!?そんな……ぐすっ……うわぁ〜ん!!」ポロポロポロ

水無月「酷い……あんまりだ……これが人間のやることかよぉぉぉぉぉ!!」

菊月「……犯人を殺す」

朝霜「んー……あそこに入ってたのってアタイらのだよな?」

浜波「えっ……!?ち、違うよ……あたしたちのは……むこうのに入ってるんだよ……」

長波「はぁ!?じゃあ今あたしらが食べてんの睦月型の間宮羊羹じゃんか!?」

巻雲「はわわわわ……と、とりあえず事情を説明して謝らなくちゃ……」

朝霜「やっちまった……謝ってくるわ……」

風雲「まあ私たちも食べちゃったし、一緒に行くわ」

浜波「そうね。朝ちゃん一人だけで行かせたりはしない」

早霜「睦月型の子たちが怒らないといいけど……」

朝霜「皆……!!ありがとな!!おーい、卯月!!」

卯月「何ぴょん!?今うーちゃんたちは羊羹泥棒の犯人捜しで忙しいぴょん!!というか何か知らないぴょん?」

朝霜「悪い、実はアタイが間違えてそこに入ってるの出しちまってさ。本当、ゴメン!!」

「「「「!!」」」」

清霜「怒ってるよね……代わりに向こうのに入ってる私たちのをあげるから、それで赦してくれると嬉しいな」

弥生「怒ってなんかないよ。でも、それは私たちのこの前の決戦での労を労って司令官から直々に頂いたもので、ただの間宮羊羹じゃない」

長月「私は怒り心頭に発するが、しかしもう食べてしまったものは仕方がない。その代わり、二倍にして返してもらおうか」

「「「「!?」」」」

沖波「ち、ちょっと待ってください!!確かに沖波たちに非がありますが、さすがにそれは多すぎるのではないでしょうか!?」

皐月「それを決めるのは君たちじゃなくてボクたちだろ?ボクたちがどれだけその間宮羊羹を楽しみにしていたと思ってるんだい?」

高波「っ……そ、そう言われても……そんなたくさんの間宮羊羹……用意できないかも……」

弥生「はぁ……これだけのことをしておいてその言い草……本当に申し訳ないと思っているの?」

朝霜「っ……!!確かにアタイらが悪いけどよ、だからってそこまで吹っ掛けられて黙ってはいねぇぞ!!」

長月「ふん、戦果も挙げずに食べる間宮羊羹の味はさぞおいしいに違いないな」

長波「何っ!?何つった今!?」

卯月「うーちゃんたちはこの前の決戦で大勝利したぴょん!!あれが睦月型の真の力でっす!!それで、最新鋭の夕雲型の皆さんはどんな戦果を挙げてるぴょん?」ニタニタ

「「「「!!」」」」

↓×1〜3
残念ながら睦月型の侮蔑交じりの煽りのような指摘は否定できない。しかし誇り高き駆逐艦娘であることを踏まえて侮辱された夕雲型の反応
※お互いの一番艦でまとめ役の睦月と夕雲は共に不在である
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 17:16:27.02 ID:Rs7iWFBNo
ひたすら平謝り
できないことはできないとはっきりと言う
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 17:29:30.69 ID:3hS5j4V1o
掴み掛かろうとする娘とその娘ら宥めて208する娘にわかれる
210 :以下、名無しに変わりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 17:51:26.82 ID:yoMKeY7zO
朝霜と長波がブチ切れるが、他の姉妹が抑えつけて素直に謝る
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/12/25(火) 20:33:47.31 ID:/wvd1Dg90
朝霜「……そこまで言うんならやってやんよ!!睦月型サマの実力、見せてもらおうか!!」ギロリ

長波「てめぇらぶちのめしてやる!!覚悟しやがれ!!後で後悔しても遅ぇからな!!」ギロリ

風雲「ダメ!!」ガシッ

早霜「抑えなさい……!!」ガシッ

朝霜「何すんだよ!!止めるなって!!」キッ

長波「放せよ!!このまま言われっぱなしで良いのか!?」キッ

巻雲「本当にごめんなさい……必ず二倍の間宮羊羹を返します……けど、すぐには用意できないんです……」ペコッ

早霜「用意できる限りの間宮羊羹を用意します……だから残りはもう少し待ってください……」ペコッ

菊月「ふん……それが貴様らのモノを頼む態度か?だとしたら話にならんな」

藤波「っ……!!」ギリッ

三日月「さ、さすがに言いすぎだよ!!確かに酷いけど、ここまでしなくてもいいよ!!止めようよ!!」

長月「いや、言い過ぎではない。こいつらは知らないんだ。私たちにとって司令官からの贈り物がどれだけ重要か」

水無月「いいよね、夕雲型は。司令官の指揮下でいろんな作戦に参加できて。水無月たちは船団護衛に回されるからもう滅多に司令官と会えないのに」

「「「「!!」」」」

弥生「この前の決戦で司令官の指揮下で戦えたのは弥生たちの誇り……その時貰った間宮羊羹がどれだけ弥生たちにとって大切か絶対に分からない」

卯月「その大切な司令官からの贈り物をよりによって夕雲型の巻雲たちに食べられたのは我慢ならないぴょん」

「「「「……!!」」」」

巻雲「……どうかこれで赦してください」スッ ペタン

長波「ま、巻雲姉……」

朝霜「っ……土下座するならアタイが……」

睦月「何をしてるの?」

「「「「!!」」」」

夕雲「これは……」

如月「あら……」

岸波「一体何が……」

睦月「何をしてるの、皆?」

弥生「これは……その……」

夕雲「何があったのか説明してくれるかしら?」

長波「……」

↓×1〜3 事の次第を聞いた睦月と夕雲の反応
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 21:05:26.86 ID:gAreuCMEo
大人げないとマジトーンで妹達を叱り食べた分だけ返してくれれば良いと睦月
そうはいきません、必ず二倍にして返しますと夕雲
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 21:08:06.95 ID:qP0rBhKb0
睦月「話は分かったにゃし。巻雲ちゃんごめんにゃ。顔あげて。長月ちょっと……フンッ!(ゲンゴツ)長月流石に言い過ぎ!ふっかけ過ぎ!他のみんなも冷静になれにゃ!羊羹はまた貰えばいいにゃ!巻雲ちゃんにこんな事させて……睦月型の名前が泣くなにゃし!夕雲ちゃん巻雲ちゃんみんなどうかこれで妹たちの無礼を許して欲しいにゃ……」夕雲型のみんなに深々と頭を下げる睦月。夕雲「朝霜さん……長波さん……こちらが悪いのに逆ギレしてその上巻雲さんにこんな真似させて……フンッ(!(ビンタ)フンッ!(ビンタ)睦月さんそれから睦月型の皆さん妹たちの非礼お詫びいたします。羊羹もご要望どおり準備します。これで許してください」お互いに頭を下げ合う夕雲
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 21:31:50.29 ID:Rs7iWFBNo
213
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 21:41:49.04 ID:9NQjiwIVO
提督にもらった貴重な間宮羊羮とはいえ、食べ物でそこまでムキになるのは恥ずかしいと睦月は呆れながら妹達を叱る
一方夕雲は、妹の不始末は姉の不始末でもあると謝罪し、必ず埋め合わせはするのでこれ以上妹達を責めないで欲しいと懇願する
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 20:40:46.48 ID:367FbLOZo
駆逐棲姫の様子が…?
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 21:43:36.38 ID:nwWY2lalO
姫始めは誰かな
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/01/08(火) 19:38:53.25 ID:Zg0Fpf280
睦月「……うん、話は分かったよ」

夕雲「……成程、事の次第は把握したわ」

睦月「巻雲ちゃん、土下座なんてしなくて大丈夫だよ。ごめんね……そんなことまでさせちゃって」シュン

巻雲「い、いえ!!あやまらないでください!!悪いのは巻雲たちですから……」

睦月「ううん、あやまらせてほしいな。間違って食べちゃっただけで土下座までさせるなんておかしいもん……長月」ジッ

長月「っ」ビクッ

睦月「こっち来て」

長月「……わかった」オドオド

睦月「……ふんっ!!」ボコッ

長月「っ〜〜〜〜〜〜!!……っ」ズキン ジワァ

睦月「流石に言い過ぎ!!そしてふっかけ過ぎ!!他のみんなも冷静になって!!羊羹はまた貰えばいいよ!!」キッ

睦月「それなのに仲間を強請って貶した挙句、巻雲ちゃんにこんな事までさせて……睦月型の名前が泣くよ!?」

睦月「このことを提督が知ったらどう思うと思ってるの!?胸を張って私たちが帝国海軍の睦月型ですって言える!?どう!?卯月!?」

卯月「ぐすっ……い、言えないぴょ……言えないです……ひっく……」ポロポロ

睦月「でしょ!?そんな今の睦月達に提督からもらった羊羹を食べる資格ないよ!!」

「「「「……」」」」コクリ

夕雲「朝霜さん……長波さん……こちらが悪いのに逆ギレして、その上巻雲さんにこんな真似させて」

「「っ……」」オドオド

夕雲「……」パァン パァン

長波「いっ!!つぅ……」シュン

朝霜「うっ!!っ……」ジワァ

夕雲「こういうときまで考えるよりも先に行動に出てしまいがちなのはあなた達二人の悪い癖よ。よく考えなさい。逆の立場だったらどうかを」

「「……」」コクリ
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/01/08(火) 19:41:58.03 ID:Zg0Fpf280
夕雲「睦月型の皆さん、妹たちの非礼お詫びいたします。羊羹もご要望どおり準備します。ですので、どうか許して頂けませんか?」ペコリ

朝霜「……ごめんなさい」ペコリ

長波「悪かったよ……ごめん……」ペコリ

睦月「こちらこそ私の妹たちがご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。羊羹は返してくれなくて大丈夫です。その羊羹もあげます。だから、どうか妹たちの無礼を許してください」ペコリ

長月「す、すまなかった……ぐすっ……」ポロポロ ペコリ

皐月「ごめん……」ペコリ

卯月「ご、ご、ごめんなさい……赦して欲しいぴょ……です……」ポロポロ ペコリ

弥生「……悪かったです。謝罪します」ペコリ

水無月「……ごめんね」ペコリ

菊月「その……すまなかった……」ペコリ

早波「いいんですか?ありがとうございます!!」スタスタスタ

望月「やったーかっこいいーごちそうさまでーす」スタスタスタ

五十鈴「たくさんあるしね。独り占めしたら後ろから撃たれちゃうわ。……って何かあったの?」スタスタスタ ピタッ

「「「「!!」」」」



五十鈴「話は分かったわ。まあ、とりあえず仲直りはしたみたいだしいいでしょう。……ほら、これあげるわ。皆で分けなさい。はい、これにて一件落着」ドサッ

「「「「間宮羊羹!!」」」」

夕雲「こんなにたくさん……!!」

睦月「一体どうしたんですか!?」

五十鈴「ああ、まあ、貰ったのよ。うちの名誉戦隊司令官に」

文月「あぁ、あのおじいちゃんですよね!?」

五十鈴「ええ。私は孫くらいの年齢らしくて、いろいろと良くしてくれるのよ。……いろいろとね」ボソリ

如月「!!」ハッ

夕雲「……」ピクッ



駆逐棲姫「会いたかった!!会いたかった!!会いたかった!!ずっと会いたかった!!寂しかった!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「すまない……戦時だから、耐えてもらうしかない……赦してくれ……!!」パンパンパン

深海双子棲姫・黒「……!!」

↓×1〜3 駆逐棲姫を探しに来たらお互いを貪り合う提督と駆逐棲姫を発見してしまった深海双子棲姫の反応
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 20:18:14.63 ID:9moHyyWYO
見なかった事にして去るべきだと思ったが、何故か目を離せない
提督の逞しいそれを見、駆逐棲姫の嬌声を聞くうちに、腹の奥の疼きを感じる
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 20:34:26.48 ID:LN482pSN0
なんて事をしてるんだ……この二人は……僕は提督のことを見極めるつもりだったのに……駆逐棲姫……籠絡されていたのか……畜生……なんて気持ちよさそうなんだ……ドアの隙間から覗きながらこっそり一人Hしてしまう深海双子棲姫・黒

乙&あけおめです。今年もよろしくお願いします
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 21:18:12.33 ID:4r6l7zoNo
あけおめ>>1
安価は221
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 21:18:42.51 ID:tEpQ8czso
ついムラムラして提督に後でおねだり
(初めて見る男女の営みに圧倒され他の事は頭の中からすっぽり抜けた)
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/10(木) 03:07:37.46 ID:uxDGAIH9O
AKB?
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/11(金) 18:51:52.38 ID:5FoEDGxrO
また帝国海軍の新たな闇が…
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/18(金) 02:23:05.28 ID:j4Yi4fm/o
待ってる
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/30(水) 12:54:15.61 ID:cT125MI+0
いつの間にか凄く更新してて嬉しい
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/31(木) 16:55:32.90 ID:27bwx7Ylo
待つわ
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/31(木) 17:00:25.55 ID:OeFCPmvkO
いつまでも松輪
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/16(土) 03:15:55.52 ID:5zR0eeGfo
生存報告だけでも…
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 22:49:06.86 ID:9miA8AcV0
待ってる
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/15(金) 01:49:56.75 ID:PdkyJm99o
続きはまた8月頃かな?
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/03/24(日) 20:52:18.67 ID:GSbq0ZrD0
凄く前からあるみたいですね、先日見かけて一気に読みました!続きお待ちしてます
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 15:30:51.63 ID:vubTCJb7O
舞ってる
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/14(火) 18:16:41.99 ID:PbzcfY5/O
続きを…
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 00:16:33.06 ID:W+hy/Wrq0
続き待ってます
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 23:51:29.13 ID:txMeZNDBo
マダー?
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/06/16(日) 16:29:21.35 ID:eTaNOHPc0
数あるssの中でも何度見返しても面白いです。どうかゆっくりとでもいいので続いて欲しいです
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/07/20(土) 23:31:31.92 ID:dakdvZ+C0
凄く前からあるみたいですね、先日見かけて一気に読みました!続きお待ちしてます
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