【安価】戦う正義のサイキックヒロイン

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213 : ◆TCKJ3kJOQ2bI [saga]:2018/12/15(土) 22:38:29.88 ID:DbaXJjxR0
詩音「……ごめんなさい、巫姫。それはできないわ」

巫姫「……」

詩音「さっきだって、すごく怖かった。今までだって、逃げ出してしまいたくなることは何度もあった」

詩音「でも、ヒーローに憧れたことを後悔したことは一度もない」

詩音「だってそのおかげで、みんなを……巫姫を守れたんだもの」

巫姫「詩音……」

詩音「私はこれからも、自分の大切な人を、誰かの大切な人を守っていきたい。それが、私の幸せなの」


巫姫の瞳からこぼれる涙を、詩音は指で拭った。

かつて、無理やり犯されかけた相手だというのに、こうして愛おしく感じてしまう私はおかしいのだろうか。

それでも、今ならはっきりと言える。

有栖川 詩音にとって、神野 巫姫は大切な存在の一人だと。


巫姫「……まあ、そう答える詩音だから、私は好きになったのよね」

詩音「あはは……ありがとう」

巫姫「……」

巫姫(ダメだ……このままじゃいつか、私は詩音を永遠に失ってしまう)

巫姫(ヒーローなんて、絶対に諦めさせてやる。もう、私以外は何も見れなくなるように、深くまで……)


最愛の人と抱きあいながら、巫姫はどす黒い闇を腹の底に抱えていた。



【第5話 勝利】
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