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【安価】戦う正義のサイキックヒロイン
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◆TCKJ3kJOQ2bI
[saga]:2018/12/23(日) 17:28:46.82 ID:Q8Tg124N0
「す、好きです! 付き合ってください!」
しおり「……」
校舎裏で、しおりは後輩の男子から愛の告白を受けていた。
こういうことは、珍しくなかった。
記念受験や度胸試しのつもりで告白してくるものもいるし、多い時には同時に三人から告白を受けたこともある。
女子からの告白も、両手で数える必要があるほどには経験がある。
好意を向けられることは、本当にありがたいことではある。しかし、ろくに話したこともないような相手を好きになる感覚が、しおりにはよく分からなかった。
しおり「……すまない、気持ちは嬉しいんだが、君とそういう関係には……」
「っ、そ、そうですよね、すみません……」
悲しそうな顔をする男子にしおりまで胸が痛むが、かといって同情で返事をするわけにもいかない。
そのまま立ち去ろうとする少年に、しおりは声をかけた。
しおり「なぁ、人を好きになるってどういう気持ちだ?」
「えっ……そ、その、やっぱり、一緒にいたいとか、好きになってほしいとか、そういう……」
しおり「……すまない、変なことを聞いてしまったな。忘れてくれ」
あれから数日が経っていたが、いまだに自身の不甲斐なさに腹が立つ。
あんな能力で女を誑かすような男に嘘でも恋心を抱いてしまうなど、女の恥だ。
しおりは自身の胸に手を当てた。あの時の、胸がふわふわと落ち着かない感覚が、まだわずかに残っているような気がしていた。
しおりも、その手のことに興味がないわけではなかった。
いずれは自分も、愛する男と手を繋ぎ、唇を重ね、そして……
しおり「っ……!///」
湧き上がった邪念を振り払うように頭を振り、しおりは校舎に戻っていった。
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