【安価】戦う正義のサイキックヒロイン

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634 : ◆TCKJ3kJOQ2bI [saga]:2018/12/25(火) 11:24:02.28 ID:yrau6oSO0
少女「危ない!!」

しおり「っ……!」

鉤爪男「ヒャッハ!」


振るわれる鉤爪を、しおりはギリギリのところでかわした。

さらりとたゆたう美しい黒髪が数本宙に舞う。


鉤爪男「ヒャハハ、お前のそのパツンパツンな制服をビリビリに引き裂いて――うおっ!?」

しおり「ふぅ……」

鉤爪男「この、離せやゴラ! ていうか冷たっ!?」


氷であっけなく身動きが取れなくなった男がキャンキャンと吠える。

しおりは、依然として『ガーディアン』の活動を続けていた。

命の危機に瀕した際の自己防衛として以外は、『ガーディアン』の犯罪者の殺害は認められていない。

本来ならばそのバッジをはく奪されてもおかしくはなかった。

しかし、検査の結果、摂取した薬による一部脳機能の低下が原因とみなされ、活動を続けることができていた。


しおり(能力を使うのを一瞬躊躇ってしまった……くそ、何をやっているんだ私は……)

少女「あ、あの、ありがとうございました!」

しおり「……ああ、無事でよかった」


張り詰めた表情を浮かべていたしおりが、わずかに顔を綻ばせた。

こうして人に感謝されると、自身は間違ってはいないのだと安心することができた。

悪に虐げられるか弱き人々を救うために私は戦うのだと、しおりは今一度強く自分に言い聞かせた。
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