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【安価】奴隷を買って好きにいじれ
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679 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 12:30:20.34 ID:cKuu9X0I0
サーゲロ好きいてワロタ
安価なら悲惨な思い出もめちゃくちゃ明るい歌で歌って欲しいわ
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 12:30:50.96 ID:QtrNvbN6O
シラサギを思い切りお姉ちゃんっぽく可愛がる。
普段ならちょっと隠すようなことを言ってみたりとか?
681 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 12:31:50.81 ID:cKuu9X0I0
おっと歌がかぶったので安価下のを入れて頂けるとありがたい
682 :
オパビー
:2019/03/14(木) 12:44:36.57 ID:ccDQGHqE0
ウグイス「えへへ。いっきょくうらうお」
もうしばらく様子を見てみよう。
ふらふらしながら、ウグイスが立った。
倒れた時に直ぐ支えられるように、俺はシラサギの近くによった。
ウグイス「ええ〜、みなあま。このうるいう。このあび、はられらまのおよめになりあした〜。うれしい、きゃっ
♥
」
ウグイスが恥ずかしそうに頭をかく。
ウグイス「え〜、もりろん、しらあぎらんもいっちょれう。ぱりぱりぱり〜」
ウグイスが拍手をした。
俺も拍手をする。
シラサギはこんなウグイスお姉ちゃん見たくないというふうに壁に向かっている。
まあ酔いが醒めるまで待つしかないな。
ウグイス「よろおびのきもちおこめれ、うたいあす」
ウグイスがうふふと笑う。
ウグイス「このうたあ、むかりおあさんにきかせれもらったせいようのうられう。おもいれのうたらんらお」
くるくるとウグイスが回る。
ウグイス「きいれくららい………」
すぅ………
ウグイスが息を思いっきり吸い込んだ。
683 :
オパビー
[saga]:2019/03/14(木) 12:55:30.09 ID:ccDQGHqE0
友人よ 調べ変えて
いざ声 ほがらかにあげん
歓喜の歌
楽し 楽しや 歓喜よ
神の火 天津乙女よ
迎えよ 我らを 光の殿へ
汝が手の結ばん 奇しきあやに
生きとし生くなる 人みな友ぞ
汝が手の結ばん 奇しきあやに
生きとし生くなる 人みな友ぞ
こよなき友なる いとしき妻を
かちえて幸ある 人よ歌えよ
歌えよ 一人の友だに持たば
さあらで寂しき 者は去るべし
歌えよ 一人の友だに持たば
さあらで寂しき 者は去るべし
ものみな歓喜を 天より受けて
良し悪しへだてず 幸に輝く
酒あり 愛あり 真の友あり
虫さえ喜び 天使は空に
酒あり 愛あり 真の友あり
虫さえ喜び 天使は空に
神の御前に立てば 見よ見よ
行け 行け 限りなき大空高く
あまたの太陽の 飛び交い馳せ行くごとく
いざ走れ 友よ
勝利に赴く英雄のごと
いざ走れ 友よ
いざ走れ 友よ
勝利に赴く英雄のごと
いざ 英雄のごとく
歓喜よ 神の火 天津乙女よ
迎えよ 我らを 光の殿へ
汝が手の結ばん 奇しきあやに
生きとし生くなる 人みな友ぞ
汝が手の結ばん 奇しきあやに
生きとし生くなる 人みな友ぞ
抱かん諸人 心合わせて
見よ星の座に 聖なる父います
地に伏しあがめずや 主を仰がずや
星散る彼方 父なる主います
684 :
オパビー
:2019/03/14(木) 13:01:00.22 ID:ccDQGHqE0
俺「!?」
シラサギ「!?」
ウグイス「えへへ〜。ひらしぶりらったらら、ちゃんろうらえらかな? いろう、よろこびのうら、うぐいるれした」
怒涛の歌だった。
ベロンベロンによっていたウグイスは歌ってる間だけ目をカッと見開き、まるで覚醒していたかのように歌っていた。
凄い、以外に言葉が思い浮かばない。
やはりウグイスは声が良いだけではなく、才能もある。
というより、才能に溢れている。
ウグイス「はくしゅ〜」
俺は気づけば拍手をしていた。
シラサギも、羽で地面を叩いていた。
こればかりは、賞賛せざるを得ない。
酔っているが。
685 :
オパビー
:2019/03/14(木) 13:14:22.41 ID:ccDQGHqE0
ウグイス「えへへ〜。しあさぎら〜ん」
シラサギ「ひょえ!?」
ウグイスは不意にシラサギに抱きついた。
ウグイス「かわいいれぇ、かわいいれぇ、とおもいらがらちかずいれいったら、いらんれすよ………そこにしらさりらんがぁ
♥
ああかわいいれぇ
♥
」
小動物を愛でるように、ウグイスがシラサギを撫で回す。
シラサギは戸惑いながら、されるがままにされた。
シラサギ「どうしましょう。ウグイスお姉ちゃんが変です」
俺「もう少し見ていようじゃないか」
シラサギ「あれっ、鋼様。なんか楽しんでません?」
楽しんでなんかいないさ。
…………いや、酔っているウグイスも新鮮だな、と思っているだけでな。
ウグイス「かわいいれぇ。しららぎわほんおにかわいいれぇ。おねえらんこんらにかわいいしらさりらんがいれ、ほこらしいお〜
♥
」
シラサギ「あうう…………」
なーでなーでなーで。
まあシラサギもまんざらではなさそうだし、良いじゃないか。
686 :
オパビー
:2019/03/14(木) 13:44:01.99 ID:ccDQGHqE0
ウグイス「かわいいれぇ。はがれさまのたれにがんばっれえらいれぇ」
シラサギ「あれ、ウグイスお姉ちゃん?」
ウグイス「あ、きいれきいれ、はあれさあ。さっきらってねぇしらさりらん、おふろはいるあえにれぇ…………」
うん?
温泉にシラサギが入る前にどうしたって?
シラサギ「わー! だめだめ! ウグイスお姉ちゃんそれは言わない約束っ…………」
シラサギがバタバタと暴れるが、ウグイスは気にせず続ける。
ウグイス「くびわろはれんちなしらぎとろーっ、ていっれ、わらしといっろにしゃてきにもういっらいいっらんらお」
ほう。
首輪と破廉恥な下着をとりに。
俺「危ないじゃないかシラサギ! また男に囲まれたらどうするつもりだったんだ!」
俺は怒った。
初めてシラサギに向かって怒った。
シラサギが動きを止め、目に涙を浮かべる。
シラサギ「ううっ………ご、ごめんなさいっ。そ、そっちのほうが、鋼様が喜ぶと思って、二人でお小遣いを使って一回だけやったんです………で、でも取れなくて………」
はぁ…………
俺のため、か。
俺「あのなシラサギ。それでお前がまた発作が起きて死にかけたらどうするつもりだったんだ。そのまま死ぬぞ。そんなことをしてまで、とりに行くべき物だったのか?」
シラサギがしゃくりあげ始める。
だって、だって、と小さな声で言っている。
その時、ウグイスが口を開けた。
ウグイス「わらしがわるいんれすよぉ。わらしがとめらかったから。もしらにかあったら、おれえらんがまもっれあげるっれいっらんれすお」
ウグイスが自分の頭のかんざしを抜いた。
きらりとかんざしが光る。
ウグイス「もししららぎらんになにかあっらら、ひとごろしになってでもあなたをまもってみせる、っれ。かっこつけれらんれるよらずかしい〜! きゃ〜
♥
」
…………そうか。
それで、危険を冒したのか…………
俺のせいでも、あるな。
ウグイスとシラサギは自分自身で身を守らせるべきじゃない。
俺が守らなくてはいけないのだ。
俺は、ウグイスになでられながら泣いているシラサギに言った。
俺「>>下」
687 :
オパビー
:2019/03/14(木) 13:52:12.32 ID:ccDQGHqE0
ベロンベロンのウグイスの言葉読めなかったらもう少し抑えるで。
とうかここなんて言ってるのかわからない、ってところは教えるで。
安価下
688 :
オパビー
:2019/03/14(木) 14:35:18.70 ID:2tSZq6+a0
セックス終わったから言うけど、さっきセックスするまえにやったシークレットコンマは
40以上 首輪セット
60以上で更に 破廉恥な下着
をゲットできるコンマだった。
実は裏で射的をやっていたっていう。
要はボーナス追加コンテンツ。
安価下。
689 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 15:02:02.54 ID:hsZIRAbHo
そんなことさせない
何があっても俺が守ってやる
690 :
オパビー
:2019/03/14(木) 15:16:36.50 ID:2tSZq6+a0
俺「そんなことはさせない。何があっても、俺が守ってやる」
シラサギ「ぐ、ぐすっ。ごめんなさいっ……………」
ウグイス「わらしも、ごめんれぇ。あそこでしららぎらんをとめれおくべきらったお。わらしっれあぶらっかしいから、ぜえんぶ、はがれさあがまもっれね?」
俺「ああ。分かっている」
ウグイスが酔っ払いながらも、申し訳無さそうにした。
一応、完全に酔っている訳ではなさそうだ。
ウグイス「じゃあここられもういっきょくうらうお。きいれくらさい」
前言撤回。
完璧に酔っぱらっていた。
691 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 15:34:12.10 ID:QtrNvbN6O
(喜ぶと思って、は嘘じゃないんだろうけど、前日を踏まえるとこの娘受け入れられるために危険を省みなかった印象が)
692 :
オパビー
:2019/03/14(木) 15:34:22.63 ID:2tSZq6+a0
〜〜〜
ウグイス「忘れてください…………」
シラサギ「ウグイスお姉ちゃん…………」
あの後。
ウグイスは何曲か続けて歌った後、疲れたと言って俺の腕の中で寝てしまった。
割と大音量の歌だったため、旅館中に響いていただろう。
それが下手な歌だったらいいが、なにせウグイスだ。
まるで本当の歌手、それも劇場の大看板のような素晴らしい歌声だったからか、廊下の前に何人もの客が集まってきてしまった。
なんとか散らしたが、それほどまでに人を引きつけるほどウグイスの歌は素晴らしかった。
そしてウグイスの目が覚め、今に至る。
ウグイスは一眠りして酔いも醒めたらしいが、酔っている間のことを覚えていたらしく、先程とは逆にシラサギの腕の中で慰められている。
シラサギ「ウグイスお姉ちゃん…………」
ウグイス「シラサギちゃああん…………」
シラサギは微笑んでいった。
シラサギ「あんなことも、あるよ」
ウグイス「………………」
ウグイスはがっくりとうなだれた。
ウグイス「何にもなかった何にもなかった何にもなかった何にもなかった何にもなかった…………」
ウグイスが現実逃避をしている。
シラサギはその頭をポンポンと撫でた。
シラサギ「帰りましょうか」
俺「ああ」
ウグイス「うううぅ……………」
693 :
オパビー
:2019/03/14(木) 16:01:14.35 ID:2tSZq6+a0
次の日。
師範「おはよう鋼。遅かったじゃないか」
俺「おはようございます。すいません」
温泉に行き、しっかりと全身を休めた俺は、一日ぶりに道場の床を踏んだ。
師範「強くなった顔をしてるな。良き。守るべき妻達が出来た、という顔だな?」
俺「っ! なぜ、それを」
ウグイスはともかく、『達』だ。
シラサギの事は教えていない。
ウグイスとシラサギはまた留守番だ。
やはりシラサギは男に対する過剰な恐怖心があるらしく、むしろ昨日のあの出来事のせいで酷くなったようだ。
それにしても、どうやって俺が複数人と結婚したことが分かったんだ。
俺がそう思っていると、浅右衛門はくくと笑った。
師範「勘だ勘。顔を見るだけで大体わかる」
浅右衛門は竹刀をぶんと振った。
師範「強くなったのさ……お前が前より。それで分かった。守るべき物が出来れば、強くなるのさ。ただ…………」
もう一度、ぶんと振る。
次の瞬間、俺は首もとに突き刺さろうとしていた竹刀を叩き軌道を逸らした。
師範「良い反応だ。ただ………一つだけ気をつけよ。守るべき物が壊れた時、的確に動け。出来なければ、お前も壊れる。そして、二度となにも守れなくなる………気をつけよ」
そう言った浅右衛門の顔に、一瞬影が落ちたように見えた。
俺は頷いた。
俺「>>下」
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 16:51:36.77 ID:vinHP7qI0
もしかしてそれは師範の実体験なのか?
695 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 18:03:16.24 ID:yI4wfh2BO
エビフライ語
696 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 18:03:51.99 ID:yI4wfh2BO
誤爆 ごめん
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 19:24:18.94 ID:+tvWGMX/o
どこ誤爆だ気になるやんか卑怯だぞそれ!
698 :
オパビー
[saga]:2019/03/14(木) 19:38:36.46 ID:2tSZq6+a0
>>695
www
699 :
オパビー
:2019/03/14(木) 19:50:42.37 ID:2tSZq6+a0
俺「肝に命じておきます」
考えたくはない。
それに、起こっても欲しくないが、例えばウグイスかシラサギのどちらかが死んだとき。
俺が哀しみに暮れている暇は無いと言うことだ。
もう一人を、死んだ一人の分まで全力で守り通さなければいけない。
残った光も失ってしまわないように。
俺「それは、師範の実体験なのですか」
俺は浅右衛門にそう聞いた。
師範「……………………………ああ」
浅右衛門は受付でこっくりこっくりと船を漕いでいる桃霧に目をやる。
師範「………哀しいかな、哀しいかな。目の前で大切なモノを壊され、それに泣きすがり絶望したばかりに更に失った。なんと、哀しいかな」
その瞳は、深い闇色に染まっていた。
聞いてはいけないことを聞いてしまったかもしれない。
師範「もしあの時、哀しみを力に変えることが出来たなら…………もしあの時、冷静にいつも通りに動くことが出来たなら、あるいは……………」
700 :
オパビー
[saga]:2019/03/14(木) 19:52:38.68 ID:2tSZq6+a0
ゾクッ
浅右衛門の口が、左右に裂けた。
師範「私に殺されることも、なかったやもしれないな」
701 :
オパビー
:2019/03/14(木) 19:54:47.53 ID:2tSZq6+a0
シラサギに義羽のこと教えるのすっかり書き忘れてたで。
というわけで前日(温泉帰り)に戻るわ。
702 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 20:06:01.25 ID:ejQUMo1Uo
ヒェッ
703 :
オパビー
:2019/03/14(木) 20:15:49.21 ID:2tSZq6+a0
温泉から帰ってきて。
俺「三人で寝るのか?」
暑いと思うぞ。
しかし、ウグイスは聞かない。
ウグイス「いえ、でも蚊帳は一つしかありませんし、鋼様だけ蚊帳の外というのは少し…………」
シラサギ「そうです! 鋼様いつも蚊に噛まれたところ掻いてるじゃないですか。だから夜くらいは蚊帳の中に!」
その気持ちは嬉しいのだがな。
昼の出来事があった直後に一緒に寝るというのは…………
ウグイス「一緒に寝ましょうよ」
シラサギ「そうですよ」
ううううむ。
二人が合わさると怖いんだが。
明日の朝気づけば性交に持ち込まれてそうで。
俺「…………分かった。汗臭いって言わないでくれよ」
ウグイス&シラサギ「「やったー!」」
はぁ………
まあ、悪くはないか。
〜〜〜〜
俺が素振りを終え布団に戻ってくると、二人が間を開け寝ころんでいた。
ウグイス「さあさあ川の字ですよ」
シラサギ「鬼さんこっちら」
………………可愛いなもう。
俺はどっかりとその間に寝転がった。
ウグイス「はぁ…………鋼様の二の腕抱き枕…………幸せです
♥
」
シラサギ「こっちもです
♥
」
両脇から、胸を押し付け気味にウグイスとシラサギが腕に抱きついてくる。
暑い。
二人も暑い筈なのだが、幸せそうだし、今日は我慢してやるか。
俺「そうだ、シラサギ」
シラサギ「ん? なんですか、鋼様?」
さて、本題だ。
俺は懐から一枚の綺麗な紙を取り出した。
昼になぜか射的の景品に置いてあって、俺が獲得したものだ。
どのようにこれを説明するか>>下
704 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 20:31:17.31 ID:ejQUMo1Uo
もし腕がまた使えるようになるとしたらどうするか聞いて説明
705 :
オパビー
[saga]:2019/03/14(木) 22:28:28.96 ID:2tSZq6+a0
俺「なあ、シラサギ」
シラサギ「はい。その紙は………?」
俺は天井を見ながら聞く。
俺「もし、翼がまた使えるようになったら、どうする?」
シラサギ「翼が、ですか………」
シラサギは俺の腕に額を擦り付けながらこたえる。
シラサギ「前みたいにまた、ウグイスお姉ちゃんと一緒に、空を飛びたいです」
やはり、空を飛びたいのか………
シラサギは時折何でもないところで翼を羽ばたかせ、重心を崩し転んでしまう。
シラサギは、まだ片翼に慣れて無く、両翼があると思い羽ばたいてしまうと言っていた。
………慣れていない訳ではない。
シラサギは片翼でも普通に生活しているし、重心も普段はきちんととれている。
片翼になったのも、もう何年も前のようだ。
しかし羽ばたいてしまう。
空が見えるとき、もう一度飛ぶことに、憧れているから。
俺「>>下」
706 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 22:31:54.45 ID:Tr5s2JW70
なら・・・もう一度飛ぶ可能性にかけてみるか?
707 :
オパビー
[saga]:2019/03/14(木) 22:55:46.92 ID:2tSZq6+a0
俺「なら……………もう一度飛ぶ可能性に賭けてみるか?」
シラサギ「え………」
ウグイス「まさか、その紙は………!」
俺は2人によく見えるように申込書を月明かりに照らす。
金色で縁取られた淡い黄色の紙。
俺「これで、シラサギの翼を作ることが出来る。だが、この技術の性質上、人によっては適合しない事がある。そうなったら、それはただの外見の義羽、シラサギは飛べない。飛べない可能性があると知っても、義羽を作るか?」
義羽は作れる、だが動作については適合する事を願うしかない。
適合すればそれこそ手足のように動かすことが出来るが、もし適合しなければ動かすことが出来ない。
不適合者は稀にいるらしいが、それがシラサギでないことだけを祈ろう。
シラサギ「もちろん、飛びたいですっ…………!」
シラサギは目に涙を浮かべながら、大きく頷いた。
よし。
そうと決まれば今度、これを送るか。
ウグイスとシラサギはより一層俺の二の腕を抱きしめた。
708 :
オパビー
:2019/03/14(木) 22:57:01.04 ID:2tSZq6+a0
因みに翌朝は朝から盛ったで。
さて、書ききったし浅右衛門の所に戻るで。
709 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 23:05:11.57 ID:ejQUMo1Uo
おつしょうがないね
サブも魅力的なキャラが多いから楽しみ
710 :
オパビー
[saga]:2019/03/14(木) 23:06:32.20 ID:2tSZq6+a0
氷のように冷たい空気が降りた。
背筋を恐怖が這い上がる。
浅右衛門は奪われたのではなく、奪ったのだ。
誰かから、大切な何かと本人の命を。
実体験とは、そういうことか。
これ以上踏み込むのは危険だ。
俺はそこで質問を切り上げた。
師範「くくく。では鍛錬に励めよ。殺意を鍛えよ。守るべき物を守るために、な」
そう言って浅右衛門は他の生徒の所へと歩いていった。
山田浅右衛門…………
得体の知れない恐ろしさとは、こういうことをいうのだな。
711 :
オパビー
:2019/03/14(木) 23:09:56.90 ID:2tSZq6+a0
イベントが無くなったで。
シラサギの義羽の仕立てシーンは地味だし、終わっても届くのだいぶ先だし。
そろそろ鬼ヶ島に帰るシーンにする?
鬼ヶ島に帰っていろいろやったら、あとはエピローグになるやで。
712 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 23:11:06.47 ID:uAlZfPNXo
鬼ヶ島戻ろか
713 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/14(木) 23:27:57.94 ID:ejQUMo1Uo
帰って火緋金様の反応見たいしね
714 :
オパビー
:2019/03/14(木) 23:30:19.04 ID:2tSZq6+a0
では最後に浅右衛門と戦って帰るで。
715 :
オパビー
[saga]:2019/03/15(金) 08:17:00.67 ID:MdzMuRsV0
今日で、剣術の稽古が終わる。
つまり俺が江戸に来てから1ヶ月が経ったと言うことだ。
ウグイスは相変わらず美しい歌を奏で、シラサギは男に対する恐怖心がそうとう薄れた。
もう俺以外の男を見ても大丈夫だ。
近くに俺がいるという条件付きだがな。
ちょうど稽古も終わるし、今日鬼ヶ島に帰ろうと思う。
まだ色々と学びたいことはあるが、あまり長く鬼ヶ島を離れる訳にもいかない、
嫁が出来たことも火緋金様にお伝えしなければ。
この1ヶ月で、俺は相当に強くなった。
殺気の切り替えをほとんど完璧に出来るようになった。
江戸に来た時と比べれば、まだ浅右衛門と戦えるだろう。
………………戦える、か。
戦ってみようじゃないか。
〜〜〜
俺「今一度、戦って貰えないでしょうか」
師範「……………いいぞ」
稽古の終わり、今日は最終日のため昼に俺は浅右衛門にそう言った。
稽古場の隅から、ウグイスとシラサギが応援する。
あの2人には既に浅右衛門が滅茶苦茶に強いと伝え、またそれと戦うということも伝えている。
浅右衛門はくくと笑った。
師範「そうだその目だ。良いぞ。前に言ったように殺す気でこい。全力で来い。私が本気で受けて立とう。桃霧!」
受付嬢「はいっ!」
桃霧がたたたっと走って来て、くるくるっと宙返りをした。
浅右衛門が刀と化した桃霧を掴み、抜いた。
シュルルルンッ、と心地の良い音がして、その美しい刀身が姿を表す。
師範「宜しくな。桃霧」
チンッと刀を納める。
稽古場の空気が変わった。
生徒たちは稽古を止め、揃って壁際に整列する。
唯一横助という生徒だけが合図のために残る。
師範「たった一ヶ月でよくここまで成長したなぁ鋼」
俺「新しい事を学んだだけです」
師範「くくく。凡人は学んだだけでは強くは慣れんよ」
ズオオオッと浅右衛門が殺気を表に出し始める。
黒い炎のようなものが浅右衛門の背後に立ち上る。
実際はそんなものは無いが、そうと幻視させるかのような殺気だ。
やはり、浅右衛門は強い。
だがっ、負けない!
師範「横助。気絶すんなよ」
弟子1「はい!」
気絶だと?
なぜあいつが気絶する要素が…………
まあいい。
今は浅右衛門だけに集中する。
筋肉が有り得ないほどの殺気に晒され、硬直する。
ほぐれろ…………
ほぐれた。
よし。
握力を込め、抜刀に備える。
浅右衛門も姿勢を低くし、いつでも俺を殺しにくる構えだ。
716 :
オパビー
:2019/03/15(金) 08:34:45.58 ID:MdzMuRsV0
横助が手を上げた。
あれが下ろされれば、開始だ。
一瞬で、終わらせてやろう。
浅右衛門がギリギリと力を貯める。
横助の手が動いた。
横助「はじ
ドンッ!
俺は一気に殺気を解き放った。
浅右衛門の殺気とぶつかり合う。
まるで空気そのものが震動するような気配を感じた。
抜刀。
横凪。
相手を刀ごと両断する超質量の刀技。
この道場に来た時に、浅右衛門に放ったものだ。
しかし、浅右衛門はいなそうともせず、真っ向から俺に突きを放ってきた。
まさか相打ちになるつもりかっ。
いやっ、違う。
俺だけが死ぬ。
ガクッと姿勢を落とし、その突きを避ける。
浅右衛門は跳んでいた。
横凪を避けつつ、俺を[
ピーーー
]ために。
刀の質量を利用し、俺は素早く半回転し浅右衛門に向く。
既に浅右衛門の第二撃が来ている。
無造作な縦振り。
しかも俺に背を向けたまま。
なるほど姿勢を変えなければ素早い二撃が出来る筈だっ!
俺は刀でいなし起動を変える。
その時、刀が跳んだ。
いつの間にかにこちらを向いていた浅右衛門が突きを繰り出していた。
避けられない。
死んだ。
浅右衛門の突きは、俺の額に突き刺さった。
ゴッ
ん?
ゴッ?
俺は後ろに倒れ込んだ。
師範「強くなったな。私に三手目を放たせたのは、お前が初めてだ。独眼の鬼よ。また機会があれば戦おうぞ」
フッと浅右衛門の殺気が静まる。
負けた。
浅右衛門は抜刀すらしていなかったのだ。
鞘に納めたまま戦っていた。
まだ、これでも本気では無いのか。
俺の額から血が垂れる。
俺は仰向けのまま、ため息をついた。
俺「無茶苦茶だ…………」
勝てない。
師範「くくく。ほめ言葉と受け取ろう」
浅右衛門はくくくと笑った。
717 :
オパビー
:2019/03/15(金) 09:25:08.83 ID:MdzMuRsV0
ウグイス「あれっ、負けた?」
シラサギ「何も見えなかったです…………」
ウグイスとシラサギが俺が倒れている事に驚いている。
俺は起き上がった。
弟子1「……………」
見れば、横助が手を上げたまま倒れて気絶している。
師範「起きろっ」
弟子1「はっ!」
横助が浅右衛門に竹竿で叩かれ、目を覚ました。
まさか、殺気か?
殺気で気絶したのか。
近距離に、それも俺と浅右衛門の殺気がぶつかり合う所にいたからか。
殺気は人をも気絶させるのか。
弟子1「師範負けました?」
師範「馬鹿。勝った」
弟子1「ですよね!」
俺は立ち上がり、ウグイスとシラサギの元へ寄った。
俺「帰るか」
ウグイス「血が出てますが」
俺「唾でもつければ治る」
俺はそういったが、シラサギが水を持ってきて俺の額を洗った。
シラサギ「……………」
俺の額を洗い終わると、シラサギは満足そうに頷いた。
俺「今度こそ帰ろう」
ウグイス&シラサギ「「はい」」
俺は入り口まで来ると、最後に道場に一礼した。
桃霧「じゃあね〜、ウグイスちゃんシラサギちゃん。げんきでね〜!」
桃霧が手を振る。
ウグイス「ありがとうございました!」
シラサギ「また遊びましょうね!」
2人はパタパタと翼を振りかえした。
師範「強くなれよ」
桃霧の隣に立つ浅右衛門が腕を組んだまま言った。
俺「はい」
返事はそれだけで充分だ。
もっと強く。
もっともっと強く。
いつか、浅右衛門を倒してみせる。
俺達は道場を去った。
718 :
オパビー
:2019/03/15(金) 11:00:19.07 ID:0SrlGF6z0
ウグイス「ららららー……………らららららー……らぁ、らららー………♪」
船に揺られながら、ウグイスが船首で歌っている。
不思議と魚が集まり、ウグイスの歌を聞いているようだ。
船酔いでぐったりしている膝の上のシラサギを撫でながら、俺は遠ざかる江戸を見る。
ぎぃ………ぎぃ………
短い一ヶ月だった。
道場に入り、浅右衛門に負け、ウグイスを買い、ウグイスを劇場に連れていき、ウグイスがさらわれ、ウグイスを助けて、シラサギを引き取り、温泉に行き、契りを交わし。
短い一ヶ月だった。
しかし、俺は色々と変わった。
強くなった。
守るべき物ができた。
ウグイスと、シラサギ。
奇しくも俺が命を助け、再会した今は無き村の娘たち。
俺の妻。
永遠に、守り通してやる。
ぎぃ………ぎぃ………
ウグイス「らー、らーらーらーらー……………らぁら、らーら………らーらー……ららー……………♪」
ウグイスの夢。
前に聞いてみた事がある。
やはり、歌手になることのようだ。
あの声を持っているのなら、すぐに叶うだろう。
鬼ヶ島の劇場で、ウグイスの歌が響く。
何人の男が聞き惚れるだろうか。
残念だったな。
何人の男が惚れたとしても、あの歌声は俺の物だ。
毎日、欠かさず聞こう。
いつ、何時でも俺のために歌わせられる。
大看板歌手の、何人もの男を惚れさせる歌声を。
楽しみだ。
ぎぃ………ぎぃ………
シラサギの夢。
ずっと、俺のそばにいれれば、それでいい、と言っていた。
今は膝の上で寝ている。
もう、叶っている夢だな。
飛べない天使に、翼を授けた。
あと3ヶ月もすれば、出来上がった翼が鬼ヶ島に届くだろう。
無事適合した義羽は、どう動くだろうか。
どれほど美しくこの天使を空に飛び立たせるだろうか。
楽しみだ。
ぎぃ………ぎぃ………
俺の夢。
強く、まだ強く。
何年でも、何十年でも強くなり続ける。
強くなる、目的も出来た。
守る。
何年でも、何十年でも守り続ける。
家族に囲まれて。
家族………
そう言えば、夫婦の間には子供が産まれるのか。
まだ妊娠の兆候はない。
…………楽しみだ。
719 :
オパビー
:2019/03/15(金) 11:02:57.81 ID:0SrlGF6z0
船頭「そぉろそろ着くぞお」
船頭が言った。
ああ、降りる準備をしようか。
俺「起きろ」
シラサギ「おおう…………」
気持ち悪そうな声を出しながら、シラサギが起きた。
〜〜〜
720 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 11:15:04.73 ID:HjWP96T4o
乗り物にも弱いのか可愛いわ
人前でザーゲロしたりしないように気をつけろよー
721 :
オパビー
:2019/03/15(金) 11:16:04.27 ID:0SrlGF6z0
火緋金様「まずはよく帰ってきたと言おう」
俺「は! この鋼只今戻って参りました!」
俺は頭を下げ、火緋金様に帰還の言葉をかける。
ウグイスとシラサギも俺に続いて頭を下げる。
俺は帰ってきて早々、火緋金様の謁見の間に案内された。
なにかやらかしたか?
火緋金様「聞いたぞ、鋼。お前江戸で強姦殺人犯を捕らえたようじゃないか」
俺「はは!」
火緋金様「江戸で娘が消える事件、俺の部下が何ヶ月も追っていた事件だ。それをまさかお前が捕まえて戻ってくるとはな。よくやったぞ!」
俺「ははあ!」
お褒めの言葉を頂いた。
有り難き幸せ。
火緋金様「娘が既に殺されていたのは胸が痛いがな。そちらの娘、その強姦殺人犯に捕まっていた娘だと聞いたぞ。お前が引き取ったのか。良いことだ」
俺「は!」
俺は再び頭を下げた。
火緋金様が頭をあげるようにと言い、俺とウグイスとシラサギは頭を上げた。
俺「ところで火緋金様。一つ宜しいでしょうか」
火緋金様「どうした? 鋼よ」
俺は頭を上げ、火緋金様にウグイスとシラサギを示した。
この2人の事を紹介しよう。
俺「>>下」
722 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 11:26:46.29 ID:WCTvwbGYO
妻二人です
723 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 11:27:34.21 ID:HjWP96T4o
責任を持って身請けした
ゆくゆくは妻としたいと考えているがお許しいただけるでしょうか
724 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 11:28:23.08 ID:HjWP96T4o
おっと江戸(風)だから上から許可とかいらんか
725 :
>>722だけだと説明に乏しいから>>723と合体させたで
:2019/03/15(金) 11:49:43.06 ID:0SrlGF6z0
俺「この度、このウグイスとシラサギの二人を妻として迎え入れることにいたしました。お許し頂けるでしょうか!」
火緋金様は一瞬驚いたような顔をしたが、直ぐに元の表情に戻り、言った。
火緋金様「許すも何も、別に俺の許しを貰う必要はないだろう。大切にせよ」
俺「はっ! 一生をかけて守ってゆきます!」
俺がそう言うと、火緋金様は朗らかに笑った。
火緋金様「はっはっは。男の鬼が生まれれば、俺の元に持ってくるが良い。名を授けてやろう」
おお………!
名を……………!
俺「ありがたきっ、幸せ!」
火緋金様「ああ」
鬼ヶ島の盟主より名を授かるのは、素晴らしきことだ。
かく言う俺も先代盟主紅蓮(グレン)様よりこの名を授かっている。
名付けられた鬼は強く、逞しく成長する。
火緋金様「鋼の妻たちよ」
ウグイス&シラサギ「「はい」」
火緋金様「鋼を宜しくな。こいつ頭が硬いから無茶なことも突き通しちまうんだ。だから、抑止力になってやれよ」
すでに浅右衛門に挑むという無茶をやらかしている俺はなんとも言えない。
ウグイス&シラサギ「「わかりました!」」
二人の返事はとても力強く、覚悟を感じた。
俺、そんなに信用が無いか。
火緋金様「あっはっはっは! いい返事だ! 鋼、良い嫁を貰ったじゃないか!」
火緋金様まで………
俺「は。有り難き、お言葉………」
俺は、少しだけ日々の行動を反省した。
726 :
オパビー
[saga]:2019/03/15(金) 12:00:08.46 ID:0SrlGF6z0
というわけで、まあ終わりや。
あとはエピローグやで。
ヒラナリと同じ五年後にするで。
子ども達の名前を決めてもらうんやが、参考までに火緋金の妻達と子どもの名前やで。
全員鬼の純血家系や。
妻1:金剛(コンゴウ)
妻2:真珠(シンジュ)
妻3:白金(ハッキン)
子1(女):紅玉(コウギョク)
子2(女):碧玉(セイギョク)
子3(女):翠玉(スイギョク)
子4(男):黄金(オウゴン)
子5(男):白銀(シロガネ)
あと生まれてくる種族やが、男の子は父方の種族に、女の子は母方の種族になることが「多い」で。
まだ安価じゃないから焦んなや。
727 :
オパビー
[saga]:2019/03/15(金) 12:04:13.95 ID:0SrlGF6z0
というわけでその後安価。
ハガネの五年後>>下1
ウグイスの五年後>>下2
シラサギの五年後>>下3
ウグイスの子供(人数のみ)>>下4
シラサギの子供(人数のみ)>>下5
どんな家庭を築いているか>>下6
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 12:17:05.95 ID:qvZV8uC5o
鬼ヶ島一の道場の師範に
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 12:23:36.96 ID:HjWP96T4o
歌手として活躍。たまに戦災を受けたとこに復興支援コンサートもしてる
730 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 12:42:58.81 ID:lJM5zKW7O
見た目は色気のある美人に、中身は大きく変わらず
二人の手伝いをしながら「そばにいれればいい」を実践し続けている
731 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 12:48:32.65 ID:p1QY+YNno
2人
732 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 13:04:11.51 ID:bRxN4M3R0
3
733 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 13:25:29.71 ID:FSmSfO2Yo
島の理想といわれる程円満
734 :
オパビー
[saga]:2019/03/15(金) 13:48:28.85 ID:RWu1npoL0
おk。
じゃあ子供安価。
ウグイスの子。『名前、性別、種族、年齢』>>下1・2
シラサギの子。『名前、性別、種族、年齢』>>下3〜5
たぶんこれがハガネ編最終安価やで。
735 :
オパビー
:2019/03/15(金) 13:52:59.55 ID:RWu1npoL0
あんま安価連発すんの良くないんやろうけど。
安価下。
736 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 14:39:39.08 ID:Y7R7EL9/O
名前 橄欖(かんらん)
性別 女
種族 鬼
年齢 2歳
ペリドットの和名で、宝石言葉は夫婦愛と幸福だそうな
種族に問題あったら変えてください
737 :
オパビー
:2019/03/15(金) 14:46:43.18 ID:RWu1npoL0
>>736
可愛い名前。
いいと思うで。
あと4人。
738 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 15:19:13.79 ID:Vrm+XuCco
フミルイ
男
3歳
烏天狗
739 :
オパビー
:2019/03/15(金) 15:27:48.61 ID:RWu1npoL0
>>738
漢字で書くと?
740 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 15:32:28.45 ID:Vrm+XuCco
烏天狗の名前カタカナだったので真似てみましたけど、アイヌ語だから漢字はないんだ…
741 :
オパビー
:2019/03/15(金) 15:41:08.56 ID:RWu1npoL0
調べてみた。
雷鳥なんね。
雷鳥(ライチョウ)でええか?
742 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 15:45:45.13 ID:FSmSfO2Yo
錺(カザリ)
女
3歳
鬼
743 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 15:49:07.38 ID:Vrm+XuCco
>>741
エゾライチョウなのでライチョウではないです(もっとかっこいい)
でも人名だしライチョウでもおkです
744 :
オパビー
:2019/03/15(金) 16:02:36.30 ID:RWu1npoL0
>>743
了。
>>742
ええね。
あと二人。
745 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 16:17:46.13 ID:o0VBtRTCO
>∩(’・ω・‘)∩<
桃花鳥(とき)
女
3歳
天狗
746 :
オパビー
:2019/03/15(金) 16:22:02.73 ID:RWu1npoL0
>>745
天狗?
747 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 16:22:19.83 ID:i83nkvUo0
鐡 くろがね
男
2歳
鬼
748 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 16:30:37.52 ID:o0VBtRTCO
鬼と鳥天狗のフュージョン
749 :
オパビー
:2019/03/15(金) 16:41:27.46 ID:RWu1npoL0
>>748
おk
>>747
やっと鬼男子が来た。良き。
終了〜。
750 :
オパビー
[saga]:2019/03/15(金) 21:58:38.76 ID:RWu1npoL0
ウグイス「ただいま〜。やったよパパ!」
シラサギ「おかえり!」
俺「おお、ウグイス。妙にご機嫌じゃないか。何か、良いことがあったのか?」
ウグイス「あのね、憧れの緑山テルコさんと一緒に講演することになったんだよー! それにあの歌舞伎の三太夫さんも一緒なんだよ!」
俺「おおっ! 凄いじゃないか!」
シラサギ「すごーい! やっぱりウグイスお姉ちゃんだよね!」
パタパタと『両翼』をシラサギが羽ばたかせて喜ぶ。
俺がウグイスとシラサギと結婚してから五年が経った。
この五年の内に、俺は浅右衛門を倒した。
もちろん殺してはいないぞ。
俺は更に力を付け、鬼ヶ島の武士として島を守りつつ、鬼ヶ島の道場の師範になった。
若い奴らを容赦なく鍛え上げ、そして心強き武士として世に送り出す。
もちろん、強盗や詐欺など力を間違った方向に使ってしまうものもいるが、その時は俺が責任を持って首を討ちに行く。
途中で投げ出す奴は放っておく。
所詮その程度だったという訳だ。
放り出す奴がいるほど厳しい訓練があるにも関わらず、道場には毎日のように新しく教えを乞いに来る生徒がいる。
時には京都という遠い都市からも来るようだ。
守りたい物があるなら、俺の所に来るが良い。
死ぬまで守り通す方法を教えてやる。
死ぬほどな。
ウグイスはあれから予想通りに歌声を買われ、歌手として世間に出た。
今では有名になり、月20回以上の講演を抱えている。
時には戦災を受けた村への復興支援として地方での講演などもしている。
講演で集めたお金を復興資金として寄付するのだ。
そして今聞いた通り、とうとう夢に見ていた伝説の歌手、緑山テルコと共演が決まったようだ。
三太夫も有名で、広く浮世絵が出回っており、店先に飾っている店も多い。
要約すれば、凄いことなのだ。
そして、ウグイスと俺の間に子供が出来た。
鬼の女の子橄欖(カンラン)と烏天狗の男の子雷鳥(ライチョウ)だ。
カンランは3歳でライチョウは2歳だ。
二人ともとても元気で、ライチョウは少し目を離せばすぐに飛び立ってしまうほどだ。
シラサギは大きく成長した。
背は高くなり、胸はたわわに実り、ウグイスに勝るとも劣らない程まで成長した。
しかし男に対する恐怖は5年が経った今でも根強く残っており、やはり俺が近くにいないと男を見ることすら出来ないようだ。
歌の講演のため各地を飛び回るウグイスと違い、静かに鬼ヶ島で、俺の横で暮らしている。
つまり何日かはウグイス抜きでシラサギが隣にずっといるという状態だから、夜の回数ももちろん増える。
ウグイスは逆に地方巡回中は溜まるらしく、ウグイスが帰ってくる夜は色々と激しい。
もちろん、シラサギとの間にも子が生まれた。
鬼の女の子錺(カザリ)と天狗の女の子桃花鳥(トキ)、それに鬼の男の子鐡(クロガネ)だ。
カザリとトキは3歳の双子で、トキはウグイスやシラサギと違い両手が翼になっているのではなく、背中から羽が生えているため烏天狗とは違い天狗と言う。
クロガネは待ち望んだ鬼の男の子で、2歳だ。
俺が生まれたばかりのクロガネを火緋金様の元に連れて行くと、待ち望んだ! と言われ、ずっと以前から考えていたらしいクロガネという名を授かった。
すでにクロガネは力が強く、この前馬切り刀を軽々と持ち上げたときは流石に驚いた。
751 :
オパビー
[saga]:2019/03/15(金) 22:50:39.68 ID:RWu1npoL0
ところで、今シラサギには両翼がある。
あれからすぐに義羽は鬼ヶ島に届き、箱を開けたときのシラサギの顔と言ったら。
シラサギはすぐにその義羽をつけ、ウグイスの手助けのもと空を飛ぶ練習をしていた。
一年ほどの歳月をかけ、徐々にシラサギは飛ぶことが出来るようになり、今ではウグイスと同じように飛び回ることが出来る。
今では、子供達に飛び方を教える側だ。
俺「さて、ウグイスにシラサギ。ウグイスの事を祝って、江戸の方にでも珍しいもの食べに行くか」
ウグイス「わあ、楽しみ!」
シラサギ「今度はどこに行くの?」
俺「そうだなぁ。子供達と食いに行けるもんだろ? 冷たくてあま〜いものなんてどうだ?」
あそこは話には聞いていたが、行ったことは無かったな。
冷たくてあま〜いもの。
その単語を聞くなり、二人は目を輝かせた。
ウグイス「なにそれ!? そんなものが夏に食べれるの!?」
シラサギ「聞いただけでもおいしそう! いこ! みんなー! ぱぱが食べに連れてってくれるってー! 準備してー!」
ドタドタと家の中が一気に騒がしくなった。
うむ。
元気で何より。
誰もが羨み、目標にするような円満な家庭。
それは俺達のことでは無いのだろうか?
実際、瓦版でそう紹介されたのだがな。
ふふ。
誰もが羨む家庭か………
こそばゆいな。
…………それにしても。
家庭というのは、良いものだ。
いつでも、どんなときでも、こうして笑顔にあふれるのだから。
752 :
オパビー
[saga]:2019/03/15(金) 22:57:39.19 ID:RWu1npoL0
と、言うわけで。
ハガネ編終わり。
写影機&万能薬「あれ、俺は?」
使われなかったやね。
まあ写影機は裏でウグイスの初舞台とかシラサギの初めての義羽飛行とかウグイスとシラサギのダブル産卵とか撮ってたから良いじゃないか。
写影機「まあ…………」
万能薬「俺は?」
知らん。
万能薬「おい」
さて、ハガネ編終わりや。
次、大雪鳥兜編に行く前に、ちょっと感想を聞きたいで。
批判や指摘も結構。
今後の創作活動の糧に、教訓にするで。
753 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 23:11:56.23 ID:bBLWnJKUo
内容に関しては私にはぴったりハマってとにかく良すぎるの一言、感想になってなくてすみません
気になるのは平日昼の時間帯に複数安価が出るとなかなか埋まらなくて、見てる方としても気まずいことがあります
作者さんが構わないならこちらも気にしなくて良くなるし構わないんですけどね
754 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/15(金) 23:18:23.02 ID:CUsquMZso
おつです
まとめうまいなあー
話の流れの安価をすぐ使わず組み立ての中で自然に埋め込むのも初めて見た
755 :
オパビー
:2019/03/15(金) 23:18:26.22 ID:RWu1npoL0
>>753
感想有り難き。
まあそれはどうしても平日の昼に出してるワイが悪いんだけどな。
なるべくゴールデン(夜中)に出すようにするで。
なかなか埋まらない時はきなが〜に待ってるから大丈夫やで。
どうしても埋まらないときは寝るで。
756 :
オパビー
:2019/03/15(金) 23:22:19.16 ID:RWu1npoL0
>>754
感想有り難き。
ヒラナリ編の
1:殴って泣かせる。
2:ラブラブセックス
のときは流石に焦ったがな。
あそこは自分でもよくまとめられたなと思ってる。
感想有り難きやで。
757 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/16(土) 00:50:14.86 ID:40+zUkf00
おつです
けっこうこのスレ好きです
バケモノ級のイチモツをうまく捌けてるのすき
758 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/16(土) 01:44:26.01 ID:Uf5KuS+I0
お疲れ様でしたー、良いほのぼのエンドだった
主の文章はシリアスエロほのぼのどんな安価でもキレイに捌けるの凄いと思うし好きです
759 :
オパビー
:2019/03/16(土) 05:37:17.81 ID:8ZwIQnQj0
捌けてるというか何というか。
無理やり飲み込ませてると言うか。
>>757
>>758
感想ありがとうやで。
じゃあ次から大雪鳥兜編始めるで。
大雪鳥兜目線や。
大雪鳥兜の名前(元からあるか新しい買い主につけられたか)>>下
760 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/16(土) 05:58:29.67 ID:kdsYGquDo
新しいので
761 :
オパビー
:2019/03/16(土) 06:08:56.57 ID:8ZwIQnQj0
では新しい名前>>下。
762 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/16(土) 06:17:25.45 ID:2dQTamSQ0
紫稀(しき)
763 :
オパビー
:2019/03/16(土) 06:50:36.88 ID:8ZwIQnQj0
ハガネと同じ時系列(5年後)。
私。
私の名前は、紫稀。
さんちゃんの妻。
さんちゃんはすごくかっこよくって、人気者。
みんなが舞台の上で舞うさんちゃんに歓声を浴びせる。
私は、さんちゃんからこの名前を貰った。
そして、子供も貰った。
23人。
みんな口を揃えてママ、ママと私のことを呼ぶ。
とっても可愛い子供達。
それに、さんちゃんの血と混じってどうやら毒が弱まっているみたい。
大雪鳥兜のどれあどがそのまま残らないのは残念だけど、これなら大雪鳥兜の血は絶滅しなくて済みそう。
そして、今も。
また次の子が私のお腹の中にいる。
早く種になって、生まれてきてくれないかな。
拳一個くらいの、つるんとした私たちの種。
生まれたら鉢に植えて、水をあげる。
しばらくしたら、芽が出て歯が出て、綺麗な花のつぼみができる。
それがぽんっ、と開けば、中から小さい、妖精みたいな赤ちゃんが出てくる。
ああ、たのしみだなぁ。
今は5つほど鉢植えが埋まっている。
この子達も、早く生まれてこないかな。
この子は、もうちょっとで生まれそうだな。
お腹にいる子も生まれたら、30人。
たのしみ。
私達の、子供達…………
♥
764 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/16(土) 06:54:34.75 ID:GG/erBYOo
23……23人!?
あっ30人になるのね…は?
765 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/16(土) 07:09:53.88 ID:kdsYGquDo
さんちゃんってもしかしてもう名前出てるあの人…?
世界観しっかり繋がり感じれるのはとてもよい
766 :
オパビー
:2019/03/16(土) 07:13:01.64 ID:8ZwIQnQj0
私とさんちゃんの出会いは、遡ること5年。
奴隷市場でだった。
私「あ! そこのお兄さん! どうですか私! 美人でしょ! ………ああ、行っちゃった………」
私は子孫を残すのに必死だった。
大雪鳥兜のどれあどの仲間はもうみんな死んじゃって、他のどれあども死にたくないから私を抱きたがらない。
だから私は、自ら性奴隷になることを選んだ。
でも、結局誰にも抱かれずに時だけが流れていた。
私は落ち込んでいた。
管狐「ねえあんた」
その時、私と仲良くしてくれたのが、管狐の獣人の子だった。
雪を作り出す異能を持っている管狐の奴隷の子。
前は雪を作ろうとするたびに殴られていた。
だけど今は、私を冷やすという為だけにその異能を使うということで、私と同じ檻に入っている。
最悪頭の花が枯れても生きていけるけど、そうなったら子供を作れなくなる。
見栄えを良くして売るためにも、この子が冷やしてくれる。
管狐「なんで、そんなに買われたいのさ」
それは、ごもっとも。
私の頭を冷やしながら、管狐の子が言う。
私「うん。価値観の違い、なんだけどね。私達木人族が一番恐れている物。嫌な事って、絶滅なのよ」
管狐「絶滅ぅ?」
私「うん。仲間が、1人もいなくなっちゃう事。それってね、私達にとっては、死ぬことよりも怖い事なの」
管狐「へぇ………」
管狐の子が首を傾げる。
まあ、分からないか。
私「それで、大雪鳥兜のどれあどは、私が最後の1人。もともと猛毒持ちのどれあどは他の種類の子とは離れて暮らしている。他の毒を持たない種類の子達とは子供を作れないから。それで、もう何種類もの毒持ちの子達が絶滅しちゃった。だから、混血でもいい。せめて、誰かとの子供を作りたい、って思ったの」
管狐「ふぅん………」
管狐の子はやっぱり分からないという顔をしていた。
767 :
オパビー
:2019/03/16(土) 07:20:35.25 ID:8ZwIQnQj0
ある日。
私達の檻の前に1人の男の人が立った。
全身にウロコが生えていて、首が長い。
きゅっと閉まった瞳孔がぎろりと私を見ていた。
私「お兄さん! どうですか、私をぜひ性奴隷に!」
???「ふむ。毒は持っているのか?」
私「はい! 持っていますが、なるべく殺さないように頑張りますから!」
その男の人は、しゅるると舌を出して言った。
???「イイね。買おう」
私「ありがとうございます!」
そのまま、私は管狐の子に別れを言って、その男の人に買われていった。
管狐「元気でな」
私「うん! 子孫が出来たら、またいつか会いにいくね!」
管狐「ああ……………うん」
別れる時、なぜだか若干、管狐の子は引いているようだった。
768 :
オパビー
:2019/03/16(土) 07:30:29.16 ID:8ZwIQnQj0
???「しゅるるる。ようこそ、我が家へ」
私「うわぁ。広い。お金持ちだったんですね…………」
家の中を案内されながら、私はそう言った。
???「お金持ち、しゅるる。まあそんなもんだな。人気者、と言った方が正しいか」
…………そう言えばこの男の人、どこかで見たことが有る気が…………
私のその予感は、一番広い部屋に入った時に当たりだと分かった。
百畳くらいの運動が出来そうなほど広い部屋。
その壁に、大きな浮世絵が貼られていた。
その浮世絵は、江戸の街中で何度も見たことがある物だった。
私「あれ…………この浮世絵………」
???「しゅるる」
私「……………ん?」
男の人を見る。
私「……………ん?」
浮世絵を見る。
私「……………んん?」
誇らしげに胸を張る男の人を見る。
私「……………あ!」
浮世絵を見る!
そして、浮世絵を指差しながらにっこりしている男の人を見た。
私「すごい似てる! そっくりさん!」
???「しゅるっ!?」
男の人が転けた。
???「似てるんじゃない! 本人だ! しゅるっ!」
私「あ、本人?」
769 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/16(土) 07:44:02.01 ID:kdsYGquDo
残念な感じだけど背景は一番深刻っぽい人なんだなあ…
と思ったがやっぱり残念
770 :
オパビー
:2019/03/16(土) 07:52:16.57 ID:8ZwIQnQj0
???「ほら、私だよ私! この浮世絵私!」
ビッ、ビッと自分と浮世絵を交互に指差して男の人が言った。
私「ああ! よく色んなところで見ますね!」
???「しゅるる!」
私「でも名前知らないんですよね」
???「うそぉっ!」
男の人が有り得ないと言った顔をした。
私「ごめんなさい。本当に浮世絵で見たことがあるってだけなんです」
私が謝ると、男の人は後頭部を掻いた。
???「しゅるるるる………知らないんなら自慢話をしても仕方がない。まあいいや。自己紹介をしよう」
男の人は浮世絵の隣に立ち、ビッ、と親指で自分を指差した。
???「しゅるるっ! あ、我こそは超絶怒濤の歌舞伎役者! ん歌舞伎の頂点に立つ男! あ、虫腹 三太夫(ムシバラ サンダユウ)、またの名を『空前 絶後(カラマエ ゼツゴ)』也!」
迫力がすごかったので、とりあえず拍手した。
三太夫「どうだ。一つくらいは聞いたことがあるだろう」
私「無いです」
三太夫「しゅるる……………私有名なはずなのだがなぁ…………」
男の人、三太夫と呼ぼう。
三太夫さんはがっくりとうなだれた。
私「ごめんなさい、知らなくて」
三太夫「あんまり知らないって連呼するなっ! まあ知らないのは仕方がないからなぁ……」
三太夫さんはまたがっくりとうなだれた。
771 :
オパビー
:2019/03/16(土) 08:28:16.41 ID:8ZwIQnQj0
三太夫「しゅるっ。ところでお前、名をなんという」
三太夫さんが私を部屋に案内してから言った。
私の部屋はまあまあ広く、不自由はしなさそうだった。
私「名前は、三太夫さんがつけてください」
三太夫「しゅるっ? 私がか? 名前は無いのか?」
三太夫さんが不思議な顔をして私に聞いてきた。
私「名前はあるんですが、やっぱり子孫を残して貰うから、呼びやすいように名前は新しく付けて貰った方が良いなと思いまして」
三太夫「子孫、ねぇ。ふむ…………」
三太夫さんは少し考えた後、指を立てた。
三太夫「よし。『紫』に『稀』と書いて『紫稀』なんてのはどうだ。しゅるっ。その花の色にぴったりな名前だと思うぞ。しゅる」
紫稀。
私「良い名前です! 今この瞬間から、私は紫稀です!」
いやぁ、良い名前で良かった!
カラスウリとかヤブカラボーとか変な名前じゃ無かった!
三太夫「しゅるるる。喜んでもらえて何よりだ。しゅるる。紫稀、宜しくな」
私「はいっ!」
772 :
オパビー
[saga]:2019/03/16(土) 10:20:36.21 ID:8ZwIQnQj0
因みに言い忘れてたが、三太夫は蛇の獣人でケモ度は3。
背は割と高く、180くらいある。
人間の骨格(若干首が蛇)をした蛇だと思ってもらえればいい。
その夜の事だった。
私は早速三太夫さんの寝室に呼ばれた。
ああ、今夜から子作りするんだ私………♥
処女じゃ、無くなるんだ………♥
私「来ました!」
ぴしゃーんと襖を開け、私は三太夫さんの寝室に入った。
三太夫「元気だな。しゅるる」
三太夫さんはもう布団を敷いていた。
私「あ、では………その、抱いて、貰えますか?」
三太夫「しゅるる。勿論だ。そのためにシキ、お前を買ったんだからな」
三太夫さんは腕を伸ばし、私の手を掴んだ。
そして、自分の上に引き倒した。
私「わふぁっ」
三太夫「さて、シキ。これを飲め。私も飲む」
そう言うと三太夫さんはういろうのような銀色の丸薬のようなものを私の口もとに差し出した。
私「これは?」
三太夫「強力な解毒剤だ。しゅるっ。これから毎晩お前を抱くにあたって、少しずつ量を減らしていく。そして、徐々に互いの毒に耐性をつけていくんだ。しゅるる」
三太夫さんはまず自分の舌の上に薬を乗せ、呑み込んだ。
三太夫「私は蝮(マムシ)だ。牙に強力な毒がある。しかし、この薬のおかげでお前に毒は効かない。嫌だと思うが、抱いてる間にお前を噛ませてくれ。しゅるるっ。痛くても我慢してくれるか?」
私「そんなに寝相が悪いんですか…………分かりました。飲みます」
三太夫「ん? 寝相?」
私は三太夫さんから薬を貰い、呑み込んだ。
私「別に三太夫さんも飲まなくて良かったのに」
三太夫「しゅる?」
三太夫さんが不思議な顔をした。
私「私、涎とかの体液には毒有りますけど、汗は大丈夫ですよ。別に抱くだけなら死なないので安心してください」
三太夫さんがぽかんとした表情をしている。
私、何か変なこと言った?
私「あ、そうか。噛んだら血がでるのか…………」
三太夫さんが私を噛んで血が出たら大変だ。
血を三太夫さんが飲んだら死んでしまう。
私も、マムシの毒を流し込まれたら死ぬ。
だから、三太夫さんも私も薬を飲む必要が有るのか。
三太夫「………………」
773 :
オパビー
:2019/03/16(土) 10:43:02.39 ID:8ZwIQnQj0
三太夫「ちょっといいか? しゅる」
私「はい?」
三太夫さんが私に話しかけてきた。
どうかしたのかな?
三太夫「シキ、お前、この後何をされる分かっているのか?」
私「はい。抱かれるんですよね?」
三太夫「いや、そうなんだが。しゅるるる………『ナニ』をするか、分かっているのか?」
不思議なことを言う人だ。
私「そりゃあ決まっていますよ。子作りです」
三太夫「具体的な手順は?」
私「抱き合って寝ます」
三太夫「…………………ぎゅーっと?」
私「ぎゅーっと」
三太夫さんが呆気に取られたような顔をした。
774 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/03/16(土) 13:41:02.76 ID:+jo671E80
なんかでかい剣持ってそうな名前ですね……
775 :
オパビー
:2019/03/16(土) 19:01:51.63 ID:8ZwIQnQj0
三太夫「いや、まさかどれあどってのは……………うそだろ…………しゅるっ」
三太夫さんが額に手を当ててブツブツとつぶやいている。
私「三太夫さん?」
三太夫「ああ、うん。大丈夫だ。しゅるるる。シキ、お前、自分で処女だ処女だって公言してたけど、処女ってどんな奴の事か分かっているのか?」
私「処女ですか? まだ一度も抱かれていない女の子の事です」
三太夫「しゅるる…………じゃあ、処女膜って分かるか?」
私「処女膜…………? 処女の………膜? なんですか、それは?」
処女膜……………
膜?
本当に心当たりが無い。
処女と言ったら、受粉を経験していない純潔の乙女のことを言うんじゃないの?
三太夫「………………………しゅるぅ…………やっぱりか」
そう言うと、三太夫さんは笑い始めた。
三太夫「くっくっく、くっくっくっく、しゅるっ、あっはっはっはっは! 滑稽じゃないか、滑稽じゃないか、え? 植物だもんな、そうだよなしゅるるるっ!」
私「ど、どうしたんですかっ!?」
三太夫さんは笑いすぎてぜえぜえと息をつきながら、私に言った。
三太夫「ぜえ、ぜえ…………しゅるっ。シキ。お前、下を脱いで見ろ」
私「えっ?」
突然脱衣を要求して来た三太夫さんに、私はそう聞き返した。
三太夫「いいから脱げ! しゅるるっ!」
私「あっ、は、はいいっ」
私は下の着物を脱いだ。
三太夫「全部だ!」
私「う、はいっ………」
なんで、急に恥ずかしい事をさせるんだろう………
いやだよぉ。
私は目に涙を浮かべながら、下着を脱いだ。
三太夫「しゅるるっ………足を開け…………」
私「えっ………えうっ」
私は両手で恥ずかしいところを隠しながら足を開いた。
しかし、三太夫さんは私の手を強引に避けてきた。
三太夫「しゅるるるう。ふむ…………」
776 :
オパビー
:2019/03/16(土) 19:17:22.43 ID:8ZwIQnQj0
早く………終わってよぉ………
そう思っているのに、三太夫さんは指でゆっくりと恥ずかしいところを開いた。
くぱぁ………
嫌っ………
私「き、汚いっ…………ですよぉ………ぐすっ」
三太夫「しゅるる…………ちょっと、静かにしてろ………しゅるるる…………」
割と大きく広げて、自分でも見たことが無いところまで見られちゃってる。
嫌だ。
嫌だ…………
三太夫「…………しゅふふっ。よし、もう着て良いぞ」
私「えぐっ…………ぐすっ…………」
私は泣きながら着物を履いた。
三太夫さんの指の気持ち悪い感覚が、まだあそこに残っている。
三太夫「しゅるる。手荒くしてすまないな。ちょっと病気を見てただけだ」
私「そ、そうなんですか?」
病気かどうかを、見ていただけなんだ…………
良かった。
三太夫「ああ。しゅるるっ。もう心配しなくていい。お前の言うとおり、抱いてやるよ」
私「ああっ…………ありがとうございますっ………!」
私は腕を広げる三太夫さんの胸に飛び込んだ。
三太夫「シキ。しゅるるっ。今からお前を噛むが、大丈夫か?」
ああ、子孫を残してくれるなら、そんな事ぐらい何だって良い。
私「はい
♥
」
三太夫「ああ………………しゅるるるるるる……………」
三太夫さんがゆっくりと口を開いた。
そして、私の首もとに冷たい物が当たった。
ずぐり、と細く、熱い衝撃が2点に走る。
私「うんんっ……………」
三太夫「ハア、ハア……………しゅるる」
ずくん………ずくん………
マムシの致死量の毒が、私の首から侵入してくる。
ああ、息が荒くなる。
鼓動が早まる。
体温が高まる。
意識が朦朧としてくる。
私「はあっ、はあっ、はああっ………」
ずぽっ
三太夫さんが、毒牙を首筋から抜いた。
そして、私の顔を見る。
三太夫「………………しゅるる」
777 :
オパビー
[saga]:2019/03/16(土) 19:24:54.60 ID:8ZwIQnQj0
そして、私に口づけした。
何も、考えられない。
三太夫さんとの口づけは、苦い、ニガウリのような味がした。
私の致死量の唾液を、ごくごくと喉を鳴らして三太夫さんが飲む。
私、あんなに毒を流し込まれて、日付が変わるまで生きれるかな。
あの解毒剤が利かなかったら、二人して冷たくなるのかな。
三太夫「ぐ………しゅるるっ…………これは…………思った以上にっ、強烈ぅ…………!」
息を荒くしながら、三太夫さんがそう言った。
首が痛い。
息が苦しい。
心臓が握りつぶされる。
死にそう。
三太夫「………しゅる……る。生き残…………れよ。シキ」
私「か…………かなら…………ず………」
778 :
オパビー
[saga]:2019/03/16(土) 19:32:58.51 ID:8ZwIQnQj0
その夜は、地獄のように長かった。
全身に杭を打ち込まれるような痛み。
しかも身体がうまく動かせず、暴れまわる事も出来ない。
寝ることも、気絶することも出来ない。
私「う…………あっ。うぐあ………いだ………ええっ……………」
声も満足に出せず、絞るように出した声も痛みを和らげてはくれない。
それは、三太夫さんも一緒だった。
三太夫「あ゛あ゛っ…………ぐ…………やめときゃっ…………よがっ………あああっ…………じゅるっ…………」
まるで何日も苦しんだようだった。
絶え間なく続く頭痛激痛腹痛。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
まだ終わらない。
いっそ、死にたい。
苦しい。
気づけば、朝だった。
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