このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十八輪目】
- 253 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/09(火) 22:30:50.82 ID:UcZJkqDco
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日は恐らく、お休みになるかと思います
再開は明後日、通常時間から
天乃「……思い出した」
天乃「私、一昨年までお兄ちゃんとお風呂に入ってたんだ」
ガタンッ……ガタッ、ガッシャーンッ
トウゴウ!? チョッ……トウゴーッ!!
天乃「マッサージも、良くして貰ってたわね……懐かしい」
ドゴンッ
アノヘンタイッ!!
歌野「わぉ……デンジャラスね」
- 254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 22:36:15.70 ID:6SQbRvgdO
- 乙
やっと記憶も戻ったと思ったら兄貴ェ…
久遠さんも久遠さんでよく平気でいられたなぁ
- 255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 23:05:43.17 ID:9OLaL664O
- 乙
久遠さんだからなぁ…家族なら普通を鵜呑みにしてたんだろうな
困るけどお兄ちゃんが残念がるからとか…
- 256 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/11(木) 21:19:52.87 ID:+oPKaVr9o
-
では少しだけ
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/11(木) 21:20:21.79 ID:CDDJ8MCHO
- よっしゃ
- 258 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/11(木) 21:38:08.38 ID:+oPKaVr9o
-
天乃「でもまずは、ちょっとだけ」
見られたら怒られるけれど、
少しだけ。と、天乃は機器がアラートを慣らさないように気遣いながら、体を起こす
左足を手で誘導し、右足をゆっくりと動かす
天乃「動く……うん」
動くことが不思議で、怖い
地に足を付けた瞬間に砕け散るのではないか
そんな謎の不安を感じる
天乃「戦うより、怖がってるんじゃないかしら」
ドキドキ、ドキドキと
強く高鳴る胸に手を宛がう
苦しくなっていく呼吸を整えるように、大きく息を吸って吐く
天乃「少しだけ、頑張って」
酷く衰えた右足を、ベッド縁から降ろす
支えのないぶらぶらと揺れる感覚
それを感じられる嬉しさと恐怖
竦みそうになる身体を、何とか押し出す
天乃「そーっと、そぅっと」
ピクリピクリと、怖がる指先
薄氷に触れようとしているようなその足はやがて、床に触れる
- 259 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/11(木) 22:04:22.38 ID:+oPKaVr9o
-
天乃「ゃっ……」
指先から感じるひんやりとした冷たさに、思わず声を上げる
改めて指先を床に触れさせ
ゆっくりと、体重をかけていく
軋んでいるのはベッドか、体か
指先から足の裏
少しずつ範囲を広げていく
天乃「……あっ」
そして、ようやくベッドと足が支える体重が均等になって
みしりと、足が悲鳴を上げた
天乃「っ」
治ったと言っても、長らく使われなかった足
筋肉が削がれて体重が落ちたのだが
足の支える力も併せて落ちているのだから、無茶な話だったのだ
天乃「いったっ……痛いっ」
ビキビキとした痛み
今まで、感じられなかった痛み
辛いけれど、少しだけ嬉しかった
- 260 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/11(木) 22:39:14.43 ID:+oPKaVr9o
-
天乃「長時間立つのは無理ね」
当然のことではあるが、歩くのなんてもってのほかだ
リハビリが必要だし、筋力を取り戻す必要もある
二年以上の筋力的ブランクは非常に重い
子供を抱いての生活など不可能だ
天乃「お母さんになるのも、大変だわ」
子供を産んだら終わりじゃない
弱った体に鞭打ってでも頑張らないといけない
もちろん、伴侶がいればその手が借りられるが
その相手だって、子供だけ世話していれば良いわけじゃない
そう考えれば、
10人以上のサポートを得られる天乃はずいぶんと恵まれていると言える
天乃「……ふぅ」
けれど。
こんな体では、みんなのサポートに回ることはできない
助けられる一方なのは変わらない
天乃「みんなは今までしてくれたからっていうけど……」
やっぱり、自分の願いなのだから
出来る限り何かしたいという気持ちは出てきてしまうのだろう
取り戻した体の弱さに、ため息をついた
- 261 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/11(木) 22:44:17.05 ID:+oPKaVr9o
-
01〜10
11〜20 大赦
21〜30
31〜40 若葉
41〜50
51〜60 大赦
61〜70
71〜80
81〜90 夏凜
91〜00 千景
↓1のコンマ
- 262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/11(木) 22:45:19.08 ID:gyBauO8JO
- あ
- 263 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/11(木) 22:49:01.67 ID:+oPKaVr9o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
沙織交流
その後に2月
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/11(木) 22:58:41.84 ID:gyBauO8JO
- 乙
この様子だと仮に両足が治ってたとしても戦いどころじゃなかったかもな…
あと天の神は本当に1月動かないままだったのか
- 265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/11(木) 23:35:55.81 ID:OA4tyAc8O
- 乙
さおりん再会第1号か
- 266 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/13(土) 20:34:15.66 ID:x+7LFKI7o
-
では少しだけ
- 267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/13(土) 20:45:12.05 ID:aYgpt2KeO
- きてたー
- 268 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/13(土) 21:21:24.84 ID:x+7LFKI7o
-
沙織「久遠さんっ」
天乃「きゃっ」
沙織「久遠さん久遠さん久遠さん久遠さん久遠さん久遠さんっ!」
天乃「ちょ、ちょっと!」
精霊の感覚で伝わったのだろう
全速力で―足音が聞こえるほど―病室へと駆け込んできた沙織は
ベッドに座る天乃めがけて飛び込み、押し倒す
沙織「久遠さん久遠さん久遠さん久遠さん……」
天乃「……落ち着いて」
強く抱きしめてくる沙織の体を抱き返して、
優しく……背中を擦る
まだ大した力は入らないが、そのくらいはできる
天乃「大丈夫よ……もう」
沙織「うん、でも……もう少し」
もう少しだけこうしていたいと
沙織は十数分間も、抱き着き続けた
- 269 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/13(土) 21:48:13.17 ID:x+7LFKI7o
-
沙織「すーっ」
天乃「………」
沙織「………ゴクッ」
天乃「なんで飲むのよ……吐きなさい」
まったくもう。と、
天乃は呆れつつも笑いながら、沙織の体から離れる
ふざけてはいるけれど、大丈夫
そしてなにより、
沙織の第一声がこれならば
みんなもまた、無事なのだろうと
少しだけ、安堵する
天乃「大丈夫?」
沙織「うん、大丈夫。いい匂いだった」
天乃「そういう意味じゃないのよ?」
沙織「分かってる分かってる」
天乃「そんな満面の笑みで言われてもね……」
- 270 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/13(土) 23:06:47.60 ID:x+7LFKI7o
-
天乃「みんなは?」
沙織「犬吠埼さん達のような大きな被害は出てないよ」
今のところは酷い外傷のあるような被害は出ていない
事件や事故もなく、平穏だと言ってもいいだろう
ただ一つ、勇者たちの体を除いては。
祟りの印は広がり始め、体を蝕んで苦しめている
満開を行った勇者に関しては
それによって喪失した体の機能が神樹様の力によって補われているため
その部分の機能が著しく低下しているなど
問題も発生している
……隠すことは、出来ないだろう
沙織「ただ、祟りは着実に進んでる」
天乃「そう……」
沙織「今のままでは、満足に戦うこともできないと思う」
気合で何とか出来る人
今までの努力と、その技でどうにかできる人もいるけれど、
通常時と比べれば劣ってしまうし、バーテックスに対しては非常に心もとない
沙織「久遠さんの力が必要だよ」
- 271 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/13(土) 23:31:30.78 ID:x+7LFKI7o
-
天乃「時間は? もうない?」
沙織「まだあるよ……でも、長くはない」
もう一月も終わってしまう
二月に入ったあとは、祟りはどうなってしまうのだろう
蝕むことに注力するのか
周りを巻き込み、絶望に誘うことを目的とするのか
どちらにしても、良いことは何もない
祟りは最終的に勇者たちの生命力を食い尽くして、殺してしまう
沙織「このままだと、春まで持てばいい方だよ」
天乃「そこまで……来てるの?」
沙織「平静さを保ってるのが凄いというほどには」
一人ではなく、みんなで抱えている罪だからだろう
だから、辛さを分かち合うことが出来て
精神的に追い込まれてしまうことがないのだ
沙織「……良かったね。一人にだけ背負わせることにならなくて」
天乃「……ええ」
奉火祭を東郷だけに背負わせていた場合、
同じように救出しても祟りの対象は勇者の中の一人
口にするだけでも伝播するその苦しみをたった一人で背負うことになっていたらと思うと
天乃は恐ろしく、首を振る
天乃「時間はないけれど、明日にしましょう……一番危ない子から、私の力。分けてあげないと」
沙織「そうだね……久遠さんも大変だけど、頑張って」
- 272 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/13(土) 23:42:55.38 ID:x+7LFKI7o
-
√ 2月1日目 朝 (病院) ※木曜日
01〜10
11〜20 九尾
21〜30
31〜40
41〜50 大赦
51〜60
61〜70
71〜80 若葉
81〜90
91〜00 悪いこと
↓1のコンマ
※空欄なら全員
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/13(土) 23:47:34.42 ID:uiEBjUfC0
- あ
- 274 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/13(土) 23:56:09.26 ID:x+7LFKI7o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば昼頃から
朝は大赦交流
昼からは勇者部のみんなと対面、祟りの話
- 275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/13(土) 23:58:33.86 ID:bSrjF5oeO
- 乙
ここで大赦かよお
- 276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/13(土) 23:59:14.11 ID:5gZxxwcyO
- 乙
大赦が久々に出向いてきたか
ヨボヨボな久遠さんに何を吹き込むんだろう…?
- 277 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/14(日) 19:28:25.64 ID:yRorvqqho
-
では少しだけ
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 19:29:47.40 ID:QrPBDntY0
- うほほーい
- 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 20:00:23.11 ID:oWr0RYmp0
- 来てたか
- 280 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/14(日) 20:04:36.45 ID:yRorvqqho
-
√ 2月1日目 朝 (病院) ※木曜日
「ご健勝のようで、なによりです」
天乃「あら? そう見える? 大赦の持ってる私の記録と見比べて衰えてない?」
「ええ、まったく」
天乃「お世辞が上手ね、ふふふっ」
余裕を見せる天乃は、
楽しげに笑いながら無粋な大赦の遣いを眺める
天乃「それで? 目が覚めて早々……穏やかではなさそうだけど」
「……流石ですね。貴女には話が早い」
天乃「お世辞は結構よ」
もう聞いたから。と
牽制するように言った天乃は
まだ慣れない体を動かして、息を吐く
天乃の回復を受けて
そう時間も経たないうちに会いに来た
ということは、確実に良くないことだ
普通なら、回復の祝いも考えられるが
久遠家には、そんなことはあり得ない
- 281 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/14(日) 20:41:00.74 ID:yRorvqqho
-
天乃「何が起きているの?」
「天の神による侵攻はいまだ収まりがついておりません」
それどころか、奉火祭を中断させたことで怒りは強まり、
神樹様をも飲み込もうとしているのだと、神官は告げる
天の神による祟りについては、
簡単に口外することはできないのだろう
かなり遠回しながら、付け加えて情報を伝えてくる
祟りを払うことはできない
それは天乃の力であっても、影響を抑える程度にしかならないほどに凶悪だからだ
だが、
それらすべてを払拭する方法がないわけではない
「久遠様は、神婚……というものをご存知ですか?」
天乃「神婚……? そういうものがあるという程度なら」
「……なるほど」
天乃「神樹様と人を結婚させるつもりなの?」
まさか、天の神ではないだろう
そう判断した天乃は、
神樹様が相手だと断定して、問う
天乃「……それが、大赦の出した答え?」
- 282 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/14(日) 21:08:45.86 ID:yRorvqqho
-
「そうする以外に方法はないでしょう」
このまま祟りに生気を吸い尽くされて勇者部が力尽き
バーテックスに対する抵抗力を完全に損なって崩壊までの一途を辿るか
神婚を行うことで神樹様の眷族となり、
天の神によって滅ぼされる未来から逃れるか
人類を存続させることを望むのであれば
どちらか。などと言う選択はない
神婚を行う。という選択肢以外に道はない
天乃「神婚……神婚ね。言葉を濁しても無駄なのは、分かってるでしょう?」
「はい。久遠様の御傍におられる精霊であれば、それがどのようなことであるかを理解していることでしょう」
天乃「人類は本当にそれで生き残ることが出来るの?」
神婚することによって、眷族となる人類
それ果たして、人であるのか、否か
聞いた話だけでは、その先は分からない
「そうですね……人類は存続します。しかし、人としての形ではなくなることになります」
天乃「人じゃなくなる……?」
「眷族となり、神樹様とともに永遠となるのです」
天乃「それが救いだと、本気で思っているの?」
- 283 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/14(日) 21:48:04.54 ID:yRorvqqho
-
「少なくとも、天の神による完全な崩壊は免れます」
天乃「だからと言って……」
「久遠様の仰りたいことは分かっております」
それが本当に望まれている救いではないかもしれないこと
正しい救い方ではないことも
本来、目指すべき終着点ではないことも
だが、それでももう、残っていないのだと神官は言う
「時間がないのです。久遠様」
天乃「…………」
「神樹様はもう、長くはありません」
決断する以外にはない
かといって、無断で行っては無理やりにでも止められてしまう
それではまた大変なことになる
だからあえて、話に来たと告げる
天乃「……筋は通す。ということね」
1、九尾を呼ぶ
2、悪いけれど、お断りよ
3、それは……誰が対象なの?
4、おばあさまに会わせては貰えないかしら?
↓2
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 21:49:42.07 ID:sEqWvnX2O
- 3
- 285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 21:51:14.70 ID:oWr0RYmp0
- 3
- 286 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/14(日) 22:15:17.70 ID:yRorvqqho
-
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
東郷「神婚……?」
東郷「寝取るつもりですか、神様でありながら人様の女を奪い取るおつもりですか」
東郷「何が神様ですかただの俗物だわ」
東郷「これはもう、殺――」
風「ストーップ!」
友奈「お、落ち着こう? 落ち着こう? ねっ?」
- 287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 22:20:52.05 ID:sEqWvnX2O
- 乙
ついに神婚の話題が来てしまったか
止めようにも久遠さんはまだまともに動けない状態でどうすればいいんだ…
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 22:36:51.86 ID:Ei6NhBA20
- 乙
やはり神樹様を切り倒すしか…
- 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 00:24:18.43 ID:zc4eHyes0
- 乙
神樹様にあんなことやこんなことをされちゃうのか
- 290 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/15(月) 20:44:37.64 ID:FuSazIw/o
-
では、少しだけ
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:11:35.91 ID:XInEYQ7lO
- よっしゃ
- 292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 21:22:58.28 ID:Bgf/tLzg0
- そういえばこのシリーズ何年続いてる?
- 293 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/15(月) 21:28:37.59 ID:FuSazIw/o
-
天乃「それは誰が対象なの?」
まさか、大赦の一存で決められるわけではないだろう
そう踏んだ天乃の問いに、
神官は「そうですよね」と、半ば諦めたように
そして、天乃本来の厄介さを疎むように息を吐く
「久遠様は、回復なさらないほうが良かった」
天乃「急に何言ってるのよ」
「神婚を行うことを真っ先に伝えなければならないのは、それを行うべき対象者」
天乃「…………」
「それだけ言えば、十分でしょう」
神婚
その相手に神樹様が求めたのは、天乃なのだ
恐らく、元々の力が強いこと
天の神側の強力な力を併せ持っていること
そしてなにより、神樹様の根を吸収したことが大きいだろう
「久遠様、貴女です」
天乃「……私、穢れてるんだけど」
そんな冗談を笑ってくれる人は、この場には居なかった
- 294 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/15(月) 22:00:39.26 ID:FuSazIw/o
-
「久遠様が何と言われようと、神託に選ばれたのは久遠様です」
天乃「……馬鹿じゃないの? 私なんかと結婚したら殺されるわよ?」
冗談ではない
神樹様の根を取り込んだことで
多少はプラスに働いているかもしれないが
それでも、穢れていることに変わりはない
天乃「………」
だけれどきっと、祖母は初めからそれが狙いだったのかもしれない
天乃が万全だったら……と言っていたあの言葉は
そういうことだったのだろう
天乃を用いて神婚を行うことで人類の救済を行う
それが、天乃が万全ならできたことなのだろう
天乃「……そう。私なのね」
「はい」
天乃「大赦は、それを望んでいるのね?」
「はい、そうする以外には道がないと」
- 295 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/15(月) 22:27:50.91 ID:FuSazIw/o
-
天乃「………」
それ以外にも道はある
それは、天の神の祟りを打ち負かしてバーテックスに攻めさせ
片っ端から叩きのめして、侵攻を諦めさせること
……なんて
そんなバカげたことは出来ない
天の神本体が攻めてくるようなことがない限りは
天乃「……ねぇ、お祖母様はどこまで考えているの?」
「と、言われますと?」
天乃「神婚……それによる人類の救済」
あの人はその程度で終わるような人だろうか
そんな、救いがあるようで救いのない結果
それで満足する人だろうか
天乃「お祖母様は、それだけしか言っていないの?」
「申し訳ございません。私は直接伺ったわけではございませんので」
天乃「そっか……そうよね」
何を考えているのか
どこまで考えているのか
語ってくれるような人ではないことを、天乃は良く知っていた
- 296 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/15(月) 22:29:44.20 ID:FuSazIw/o
-
√ 2月1日目 昼 (病院) ※木曜日
01〜10
11〜20 歌野
21〜30 悪いこと
31〜40
41〜50 九尾
51〜60
61〜70
71〜80 若葉
81〜90
91〜00 夏凜
↓1のコンマ
- 297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:30:40.73 ID:KOc+Wvw/0
- あ
- 298 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/15(月) 22:42:11.72 ID:FuSazIw/o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
久遠さんの一番最初は2014/12/22ですね
約4年半前です
神婚は保留
後日、大赦が再接触
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:43:59.27 ID:Bgf/tLzg0
- ありがとうございます。
今年で5周年か…
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 22:52:23.62 ID:XInEYQ7lO
- 乙
4年半、それもほぼ毎日投稿というから凄いよなぁ
そして次は久々の若葉…エレベーターの事件からどうなったんだろうか
- 301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 23:29:06.47 ID:5sNuZGEtO
- 乙
神樹様に寝取られとは……
- 302 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/16(火) 21:31:04.00 ID:Aa8gmNq0o
-
では、少しだけ
- 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/16(火) 21:35:37.84 ID:7ETb41mWO
- かもーん
- 304 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/16(火) 21:55:33.68 ID:Aa8gmNq0o
-
√ 2月1日目 昼 (病院) ※木曜日
あれから、約一ヶ月
ボロボロになってしまっていた人間である風が快復して来たように
精霊である若葉もまた、元に戻っていた
むしろ、精霊である分若葉の方が治りは早かったらしい
若葉「……どうやら、無事のようだな。天乃」
天乃「若葉こそ、もうすっかり元気ね。力も戻った?」
若葉「ああ、バーテックスを討つのには十分だ」
にっこりと笑みを浮かべる若葉に笑みを帰して、
天乃は、ふっと息を吐く
音も気配もなく姿を見せた若葉は初めから傍に居たということになる
つまり、朝の大赦との会話はすべて筒抜けだ
若葉「天乃は左足……か? 記憶の方は万全か?」
天乃「ええ、記憶も大丈夫」
これだけよ。と
天乃は冗談っぽく左足を叩く
その冗談をあざ笑うように、左足から返ってくる感覚はなかった
- 305 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/16(火) 22:24:37.45 ID:Aa8gmNq0o
-
若葉「そうか……」
天乃「ねぇ、大赦の人との話は聞いていたんでしょう?」
若葉「ああ、すまない」
天乃「別に怒ったりするつもりはないわよ」
話を聞いていたって言っても
天乃を守るために傍に居るから聞いてしまうというだけで、
言ってしまえば、不可抗力だ
責めるような理由はない
天乃「西暦時代の勇者様はどう思う? 本当にそれ以外に道はないって思う?」
若葉「どうだろうな……」
かつて見た、外の世界を包んだ神罰の炎
その時の若葉は、隣にいたひなたは
こんなものには勝ち目がないと……絶望を叩きこまれた
だが、いつかは勝つために
報いを受けさせるために、託した力
それがあれば……と、今は思う
若葉「……いや、簡単には言えないな。すまない」
- 306 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/16(火) 23:02:33.51 ID:Aa8gmNq0o
-
今のみんなの状況を考えれば、楽観視は出来ない
天乃の力が完全に回復し、
戦いに戻ってきてくれるなどという奇跡でも起これば話は別だが
そんな希望的観測は、すべきではないだろう
若葉「……正直に言おう、非常に厳しい」
天乃「みんなのことを考えれば、当然でしょうね」
若葉「ああ」
天乃「若葉たちの力を合わせてもダメそうなの?」
若葉「相手がどれほどのものか想像がつかないんだ」
一体一体が強力なバーテックス
それの親玉ともなれば、そのすべての力を束ねていると考えるのが妥当だ
つまり……最悪であり、災厄
天変地異などという言葉には収まりがつかないほどの大災害に見舞われるかもしれない
若葉「……だが、神婚は」
天乃「確実にみんなが認めないでしょうね」
1、一応、妖怪の子供を産んだんだけどね?
2、でもどうしようかしら。神様にまで求婚されちゃったわ
3、ねぇ、おばあさまは本当に神婚だけしか考えていないと思う?
4、もし、私が神婚を受け入れると言ったらどうする?
↓2
- 307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/16(火) 23:04:04.02 ID:7ETb41mWO
- 3
- 308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/16(火) 23:05:05.99 ID:i2nQ/HOs0
- 4
- 309 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/16(火) 23:37:30.17 ID:Aa8gmNq0o
-
では、ここまでとさせていただきます
明日は、所用によりお休みとさせていただきます
再開は明後日、通常時間からとなります
- 310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/16(火) 23:42:53.65 ID:GxDvBRZaO
- 乙
若葉頼むぞ
- 311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/16(火) 23:52:21.27 ID:7ETb41mWO
- 乙
久遠さんが原作の友奈ちゃんのような立場に…
夏凜ちゃんが聞いてたらひっぱたかれそう
- 312 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/18(木) 20:55:37.25 ID:sUU1Lqofo
-
では少しだけ
- 313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/18(木) 20:59:15.77 ID:LTefeRn3O
- 待ちわびたぞ
- 314 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/18(木) 21:13:03.82 ID:sUU1Lqofo
-
天乃「ねぇ、もしもの話なんだけど……」
若葉「嫌な予感しかしないんだが?」
天乃「もしもの話よ。大丈夫」
結果は見えているしね。と
天乃は苦笑しながら、冗談であることを仄めかす
どう考えても、誰一人として了承するわけがないのは火を見るよりも明らかだった
天乃「もし、私が神婚を受け入れるって言ったらどうする?」
若葉「認めるわけがないだろう……」
だが、どうするかという話なら。と
若葉は呆れた表情を切り替える
若葉「まず、天乃を縛り上げるだろう?それから病院の出入り口を見張って大赦関係者が一切来ることが出来ないようにする」
天乃「縛り上げるって、病み上がりなのよ?」
若葉「もしもの話なのだろう?」
天乃「……良い性格になってきたわね、貴女」
- 315 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/18(木) 21:29:37.76 ID:sUU1Lqofo
-
若葉「でもきっと、冗談じゃないんだろうな」
誰かがそれを考えて、実行する
神婚なんて、なにがなんでもさせられない
だから、何をしてでも止めようとする
縛り上げるなんて手段の一つだ
病院から連れ出して、
誰にも見つからないような場所に隠れ潜むことさえやろうとするかもしれない
若葉「何はともあれ、無理だな」
天乃「……そうね」
若葉「みんなと結婚をするんだろう?」
天乃「ええ」
若葉「なら、絶対にダメだ」
特に東郷あたりは壁に穴をあけてバーテックスの仲間になりかねない
冗談にしては質が悪いが、否定しきれないことを若葉は言う
天乃「だから言ってるでしょ、もしもの話だって」
- 316 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/18(木) 21:52:05.88 ID:sUU1Lqofo
-
天乃「私はみんなと一緒に居たいの。みんなと結婚をしたいの」
この体は一度捧げられ、
みんなが死に物狂いで取り返してくれたものだ
だから、たとえ左足が欠けたままでも不満はない
簡単に誰かにくれてやるわけにはいかない
大切なんてものじゃない
天乃「ここには、みんなの命が込められているのよ……」
若葉「………」
天乃「分かるでしょう?」
若葉「ああ、分かるとも」
自分の胸に手を当て、微笑む天乃を一瞥して、
若葉もまた、自分の胸元に手を宛がう
天乃と違うようで似ている
若葉は、天乃の力によって存在している
それは、天乃の命によって補われていると言ってもいい
だから、頷く
若葉「簡単に、くれてやれるものではないな」
天乃「ええ」
- 317 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/18(木) 22:12:05.64 ID:sUU1Lqofo
-
若葉「天乃も、十分変わったよ」
以前なら、人々を救えるのならと身を犠牲にしたはずだ
だが、今はもうそんなことはない
己の願いを口にし、みんなの願いを背負いすぎず、無碍にはせず
自分がどうあるべきかを、
みんなにとっての自分がどれほどのものであるかを、理解している
若葉「だから、神婚の話も冗談だろうと考えられる」
天乃「そうじゃなかったら?」
若葉「今すぐみんなを呼んでお説教だな」
天乃「あらあら……」
若葉「とはいえ、今の天乃でなかったら相談さえしなかっただろう?」
天乃「……否定は、出来ないわね」
相談すると、絶対に止められる
それでは世界を救えない
だから……きっと
天乃はそんなことを思って、苦笑した
- 318 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/18(木) 22:15:05.10 ID:sUU1Lqofo
-
√ 2月1日目 夕 (病院) ※木曜日
01〜10 悪いこと
11〜20
21〜30
31〜40 九尾
41〜50
51〜60
61〜70
71〜80 夏凜
81〜90
91〜00 東郷
↓1のコンマ
- 319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/18(木) 22:15:41.36 ID:LTefeRn3O
- あ
- 320 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/18(木) 22:21:13.99 ID:sUU1Lqofo
-
では、ここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
九尾と交流
夜は悪いことがなければ、勇者部
- 321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/18(木) 22:27:07.08 ID:LTefeRn3O
- 乙
この苦しい現状をなんとかできそうなのは九尾の知恵ぐらいか…
- 322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/19(金) 01:54:07.38 ID:nBgVeWdiO
- 乙
九尾はなんて言うかな
- 323 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/20(土) 20:50:38.86 ID:webU5X4ro
-
では少しだけ
- 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/20(土) 21:06:46.45 ID:uNowZZJaO
- あいよー
- 325 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/20(土) 21:17:38.90 ID:webU5X4ro
-
√ 2月1日目 夕 (病院) ※木曜日
九尾「もう、体に問題はなさそうじゃな」
天乃「問題はあるにはあるけどね……九尾には些細な問題だろうけど」
九尾「治すことは出来ぬが、動かせるように力を貸すくらいならば可能じゃからな」
今までだって、戦闘においては
そうやって身体能力を補ってきたのだ
左足一本、容易いことだと九尾は言う
九尾「じゃが、今ある問題はそれじゃなかろう」
天乃「……貴女、いつも話を聞いてるわよね」
九尾「主様の精霊じゃからな」
天乃「私だけじゃなく、若葉達からも隠れる必要はないでしょ?」
九尾「隠れてはおらぬ、きゃつらが見つけられておらぬだけじゃ」
意地の笑みを浮かべた九尾は、
クスクスと茶化した声を上げて天乃を見る
神樹様の力を感じるのだろう
少し、不機嫌そうに眉を顰めた
天乃からも若干距離を取るのは……それが理由だろう
- 326 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/20(土) 21:57:24.99 ID:webU5X4ro
-
九尾「神婚の話……じゃったか」
天乃「ええ、聞いてたなら分かるでしょう?」
そういった天乃は、どうせ。と、続けて言う
天乃「若葉との話も聞いていたんでしょう?」
九尾「うむ」
天乃「なら、私が考えていることは若葉に言った通りよ」
みんなの為にも、神婚を受けるわけにはいかない
だが、神婚を受け入れなければ世界が危機に晒されてしまう
奉火祭と違って、力があるものを扱えばいいのではなく、
神託によってえらばれたもののみが受けることのできるもの
それゆえに、天乃でなくてはならない
もちろん、そのおかげでほかの誰かが犠牲になる。などと言うことはないのだが
天乃「……九尾は、やったほうが良いとでも?」
九尾「妾がそのようなことを言うとでも思うとるのかや?」
天乃「ううん、全然」
- 327 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/20(土) 22:26:46.57 ID:webU5X4ro
-
天乃「でも、九尾ならお祖母様の考えも分かってるかなと思って」
お祖母様に何か裏があったとしても、
九尾ならば、それもお見通しであることだろう
であれば、何か言ってくれるのでは……と、思ったのだが
そんなに優しくないのが、九尾だ
天乃が祖母の真意について悩んでいるのは分かっているはずなのに
九尾「ふむ……あの小娘の考えか」
天乃「小娘って……」
九尾からしてみれば、
祖母であろうと小娘なのかもしれないけれど
自分の祖母をそのように言われるのはなんだか、不思議で
困った反応を見せる天乃に、九尾は妾は人の子ではないからの。と、苦笑する
九尾「あやつが考えておることならば……そうじゃな」
天乃「分かるの?」
九尾「一つは、大赦の人間が言うように神の眷族となるため」
天乃「二つ目は? 言い方から察するに、それとはまた別みたいだけど」
九尾「そうは言っても、単純なことじゃろう」
- 328 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/20(土) 22:45:09.43 ID:webU5X4ro
-
神婚など、天の神が許すわけがなく
当然ながら妨害してくることが予想されるだろう
場合によっては、あまりにも違えた道を突き進む人類を滅ぼすために
バーテックスのみならず
その親玉が自ら、姿を現す可能性もある
それを、天乃とその仲間である勇者部に討ち滅ぼさせようと考えているのだろう。と
九尾は少し言葉を選んで言う
もし、それが出来なくても、神婚の成立まで時間が稼げればもう一つの本来の作戦が成功する
どちらに転んでも
失敗さえしなければ、大赦にとっては成功となる
天の神を倒しきることが出来たのなら
神婚を諦めてくれるかもしれない
もっとも、天の神を打ち破ったからといって
神樹様の寿命が厳しいことに変わりはなく
倒した後の世界によっては、やはり
神婚を成立させようと考えているかもしれないが
九尾「あやつは神婚成立までの時間稼ぎに防人ではなく勇者部を駆り出すことじゃろう」
天乃「……そんなこと、みんながやるわけがない」
九尾「うむ。成立までの時間稼ぎなんぞはやらぬが、天の神を討とうとはするじゃろう」
それが結局は時間稼ぎになる
そして、成立までに間に合わなければ……
天乃「私を生贄にして、人類が救われる。ということね」
九尾「そうじゃな」
- 329 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/20(土) 23:30:14.43 ID:webU5X4ro
-
しかし、それは天乃が神婚を受けなければ始まらない話
天乃が神婚を拒否し、神樹様のもとに行かなければ
神婚の儀など始めることは出来ないし
怒りに燃える天の神の親玉の登場……なんて
現実世界への被害が計り知れないような戦いが繰り広げられることもないはずだ
天乃「……でも、終わらせないと祟りも終わらない」
九尾「その通り。当然、あやつは勇者部が祟りに冒されていることを知っているじゃろう」
久遠家の力をもってしても
それに対し出来るのは、影響を最小限に抑える。というだけでしかないということも
つまり、勇者部を救いたければ天の神を討伐するほかない
だが、祟りを払拭するほどの損害を与えるには
親玉を討つくらいのことは必要だ
少なくとも、バーテックスを討伐するくらいでは話ならない
天乃「……なるほど」
九尾「主様、あまり良からぬことを考えるでないぞ」
1、でも、親玉を引きずり出すには必要だと思わない?
2、よからぬことなんて……でも、どうしましょう
3、みんなに、相談しないとね
4、九尾は、何かいい方法を思いつかない?
↓2
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/20(土) 23:31:09.03 ID:D1Vd0O6MO
- 2
- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/20(土) 23:34:13.72 ID:e7wLLmEV0
- 4
- 332 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/20(土) 23:46:42.27 ID:webU5X4ro
-
ではここまでとさせていただきます
明日は出来れば少し早い時間から
九尾「いい方法かや?」
九尾「ふむ……主様が結界の外で満開を使えばよかろう」
九尾「無論、主様の体への負担は大きいがのう」
夏凜「やらせないわよ。そんなこと」
- 333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/20(土) 23:48:48.77 ID:rVFjCk13O
- 乙
勇者部とも話したいな
- 334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 00:14:48.38 ID:/6isgWRnO
- 乙
親玉を潰すにはそれなりの覚悟もいりそうだな
場合によってはみんなへの説得も必要か…?
- 335 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/21(日) 20:40:38.66 ID:TLmzo37bo
-
では少しだけ
- 336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 20:57:22.33 ID:yw3nOeFd0
- よしきた
- 337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 20:59:09.81 ID:EOFrQZLJO
- いえす
- 338 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/21(日) 21:05:45.52 ID:TLmzo37bo
-
天乃「九尾、貴女は何かいい方法思いつかない?」
九尾「妾とて、万能ではないぞ」
天乃の力を用いて、祟りの影響を抑えるのだって
かなり無理のあるやり方なのだ
そうでもしないといけないような力相手に
より良い方法など、簡単なことではない
九尾「そもそも、主様の求める良策など不可能じゃろう」
天乃「そう?」
九尾「囮としての贄の賭けすら、主様は嫌じゃろう?」
天乃「それは……」
出来れば、避けたい
失敗することを考えたくはないけれど
そうなった場合、
その贄として出された人は犠牲になってしまう
自分で良ければ率先して行う。と言いたいところではあるが
それができる体では、もうない
- 339 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/21(日) 21:36:53.07 ID:TLmzo37bo
-
九尾「不快ではあるが、あやつの策に乗るのが良いのやもしれぬ」
天乃「お祖母様の……?」
九尾「神婚の儀ならば、天の神とやらも確実に引っ張り出せるはずじゃ」
バーテックスの親玉を引っ張り出す作戦としてこれほど優秀なものは中々ないだろう
九尾「どうしてもというのなら、外の天の神の結界に打撃を与えるかや?」
以前、防人が行おうとしていた神樹様の種を用いて道を作って攻め入る策
あれを再度決行していけば、看過は出来なくなるはずだ
もっとも、防人には多大な被害が出るだろうし、
勇者部に対する祟りもより凶悪なものになってしまう可能性があるが
九尾「……被害に関しては、神婚だろうとそれだろうと出る可能性はあるがのう」
天乃「いずれにしても、被害は避けられない?」
九尾「神を討つというのであれば、戦うことは必然。であれば、被害は出る」
天乃「そうよね……」
九尾「神婚の儀であれば、大赦側も何かしら対抗策を用意してくるじゃろう」
天乃「向こうの考えたことだものね……防人は出してくるかもしれない」
バーテックスの相手は難しいが、
星屑の相手は出来る
いるよりはいてくれた方が安心できるかもしれない
- 340 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/21(日) 22:12:08.06 ID:TLmzo37bo
-
天乃「みんなは……受け入れてはくれないわよね」
九尾「じゃろうな」
それ以外には方法はない。と、
説得を試みれば渋々受け入れてはくれるかもしれない
自分たちが頑張ればいいのだと
命を懸けてくれることだろう
天乃「……怖いわね」
その命懸けが、どこまで行くものなのか
瀕死の重傷を負うまででも頑張ってしまうだろうか
いや、瀕死になっても天乃のためならばと、立ち上がってしまうかもしれない
九尾「じゃが問題は、神婚の中断ができるかどうかじゃろう」
天乃「確かに……戦いを終えたから中断したい。なんてダメよね」
よくよく考えれば、そんな不敬なことをしてしまったら、
天の神を打ち破ったとしても
流石に、今度ばかりは許されず守って貰えなくなるかもしれない
九尾「あるいは、守られなくても良い。と、神樹に叩きこむかじゃな」
守られなくても人類は何とかやっていける
神婚などせずとも、大丈夫。と
今まで人類を守り続けていたお人好しな神々なのだ
それを示せば、大丈夫かもしれない
- 341 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/21(日) 22:29:48.60 ID:TLmzo37bo
-
九尾「いずれにせよ、小娘共に話す必要があるじゃろう」
天乃「そうね」
夏凜達に話して、
どうするのかを考えなければならない
そこで、中断できる可能性がないのなら
神婚の儀は行わないようにしよう。という話になる可能性もある
そんなことするくらいなら、
自分達で攻め入ろうと考えるかもしれない
東郷なんかは、天乃にリスクがあるなら
その分のリスクを自分たちで背負ったほうが良いとまで言うかもしれない
特に、結婚なんて単語は禁句に近いだろう
天乃「どうなるのかしらね、ほんと」
九尾「くふふっ」
怪しく笑った九尾は
それもじゃが。と、続けて
九尾「祟りの件も忘れる出ないぞ」
天乃「ええ」
九尾「今日は目も覚めたばかりじゃから仕方がなかろうが、明日は、何とかしたほうが良いやもしれぬ」
天乃「うん、分かってるわ」
みんなにも会いたいし、と、天乃は笑みを浮かべた
- 342 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/21(日) 22:31:40.52 ID:TLmzo37bo
-
√ 2月1日目 夜 (病院) ※木曜日
01〜10 悪いこと
11〜20
21〜30
31〜40 悪いこと
41〜50
51〜60
61〜70
71〜80
81〜90 悪いこと
91〜00
↓1のコンマ
※何もなければ、勇者部
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 22:36:27.04 ID:EOFrQZLJO
- あ
- 344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 22:37:33.47 ID:EOFrQZLJO
- やってもうた…
- 345 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/21(日) 22:41:46.98 ID:TLmzo37bo
-
悪いこと追加コンマ判定
1最低 0最大
↓1
- 346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 22:43:07.14 ID:+vZomZhk0
- た
- 347 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/21(日) 23:00:34.19 ID:TLmzo37bo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
悪いことは4
- 348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/21(日) 23:13:09.66 ID:+vZomZhk0
- 乙
天の神の妨害タイミングが的確過ぎる…
- 349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 00:35:26.46 ID:iTFHYTEAO
- 乙
ま、まあ4だし
- 350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 15:05:52.42 ID:zBA5nXVpO
- もたもたしてると勇者部もどんどん弱ってくるし辛いな…
久遠さんが全盛期の頃ならなんとかなったのだろうか
- 351 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/04/22(月) 21:42:04.80 ID:KcGWQw67o
-
では少しだけ
- 352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/22(月) 21:47:49.53 ID:oSS/CYGmO
- やったぜ
441.85 KB Speed:0.3
↑
VIP Service
SS速報R
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)