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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十八輪目】
- 653 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/23(木) 21:56:35.15 ID:dHrL38VKo
-
風「昨日からいないかと思えば……」
夕方になって病室に訪れた風は、
分かってはいたけど。と、笑いながら友奈を見る
相変わらずぐっすりな友奈は天乃を抱くほどに近くて
甘えているようにも見える
風「ずっと一緒にいた?」
天乃「ええ、昨日の夜からね」
風「……やった?」
天乃「何言ってるのよ」
風が何を言いたいのかは、分かっている
えっちなことをしたのかと聞いてきたのだ
冗談っぽいと言うべきか
風は悪だくみをしているように見えて
天乃は苦笑交じりに、問いかけて首を振る
天乃「してないわ」
風「してない? 夜に行ったのに?」
天乃「ええ。私も友奈もそこまでの余裕はなかったから」
- 654 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/23(木) 22:18:42.92 ID:dHrL38VKo
-
風「そっか……まぁ友奈だし無理強いはしないわよねぇ」
天乃「うん、だから安心して横においておけるわ」
東郷ならもしかするかもしれない
年相応の可愛らしい寝顔を見せる友奈を横目に、
大親友たる東郷の破廉恥への情熱を思い返して、苦笑い
東郷は天乃を第一に考える一方で
そういったことへも全力で取り組んでいて
女子中学生にしては非常にレベルが高い
横文字が云々と言うのに
パソコンを使いこなして情報量で優位に立つから手に負えないのだ
もっとも、東郷も友奈たちと同じで
天乃が断ったりしたときに無理強いしてくるようなことはないけれど。
天乃「樹達だって、無理やりはやらないでしょ?」
風「ん〜……溜まってなければ」
天乃「溜まるって何が溜まるのよ」
風「性欲?」
天乃「私に聞き返さないで」
- 655 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/23(木) 22:54:45.27 ID:dHrL38VKo
-
天乃「そんなことより、どうしたの?」
まさかえっちな今年に来たわけじゃないでしょ? と、続ける
友奈も恋人の一人で公認とはいえ
眠っているすぐ横でエッチなことなんて出来ない
カーテンで遮られているだけで
みんなのいる病室で出来るのに今更ではあるのだが。
同じベッドにいるのはさすがに避けたい
天乃のそんな気持ちを知ってか知らずか
風は笑いながら「違う違う」と否定する
風「祟りが少し軽くなったから顔を見に来たのよ」
天乃「部屋の外まで安全とは限らないのよ?」
風「分かってるけど、友奈もいなかったし」
独り占めされるのが嫌ではないが、ちょっぴり羨ましいと思ってしまう
警戒しすぎて会えないというのも、それはそれでなんだか気持ちが晴れない
風「友奈だって、ずっと一緒にいたんでしょ? 寝てるけど」
1、友奈には力を渡したのよ
2、風も一緒に寝たかった?
3、体は本当に平気なの? みんなも?
4、園子はどう? 挑戦できそうな感じだった?
↓2
- 656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:55:53.66 ID:Wk56AnsPO
- 4
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 22:56:02.09 ID:MXOFSTEAO
- 4
- 658 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/23(木) 23:28:49.02 ID:dHrL38VKo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
東郷「挑戦……」
東郷「ついに過激なことするんですか……!?」
天乃「ううん、力を渡せるかどうかよ」
東郷「あ、そんな真面目に答えていただかなくても……」
風「東郷には突っ込まないのが正攻法だったのね」
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 23:35:43.33 ID:Wk56AnsPO
- 乙
いつ悪いことに遭遇するか分からん以上やれるのならなるべく早く済ませておきたいよなぁ
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 00:19:28.37 ID:aGuzfMBfO
- 乙
園子の準備が出来次第もともとやる予定だったしな
- 661 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/24(金) 21:55:00.59 ID:dzJqGeIHo
-
では少しだけ
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 21:57:11.86 ID:HqOE0q25O
- よっしゃ
- 663 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/24(金) 22:31:49.60 ID:dzJqGeIHo
-
天乃「ええ、まぁね……神婚の件もあったから」
思うところがあったのよ。と
天乃は優しく言って、友奈から風へと目を向ける
天乃「話は変わっちゃうけど、調子良いのよね? 風」
風「今朝とかに比べれば、断然」
まだ多少、祟りに苦しめられてしまった感は否めないけれど、
死を感じさせるほどの苦しさなんて物はなくて
尾を引く程度の痛みに触れるように、風は自分の胸に手を当てる
祟りの痣が刻まれている場所
そこが最も痛み、熱を持つ
天乃「大丈夫?」
風「平気、ちょっと違和感が残ってるだけだから」
天乃「無理はしないでね」
風「ん、分かってる」
天乃「……ところで、園子はどう? 挑戦できそうな感じだった?」
- 664 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/24(金) 23:07:34.54 ID:dzJqGeIHo
-
風の口から最初に漏れたのは、「あぁ……」というあまり良くないことを思い出したため息
出来る限りいい方向に運ぼうとしているのが分かる、思案の数秒間
天乃へと向かない目はどこかを彷徨い、
やがて、天乃へと動く
風「そうねぇ……ここに来るほどの余裕はなかったわ」
天乃「やっぱり、重いのね?」
風「あたしたち以上に満開してたから……」
頷きながら風は考えを述べて、顔をしかめる
満開をしていればしているほど捧げた供物は多く
神樹様の力による補填の総量は増えてしまう
それゆえの弊害
風「でも、回復はしてるから、明日なら大丈夫なんじゃない?」
天乃「明日……」
風「万全でやりたいでしょ?」
- 665 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/24(金) 23:53:34.32 ID:dzJqGeIHo
-
天乃「そうね。出来る限り万全じゃないと」
園子でやる理由を考えれば、
その不安定なコンディションも加味するべきと言うか、
含めてやるのが最も確実な結果になることも事実ではあるのだが
しかし、そこまでしていたら身が持たない
あくまで、一番条件の悪い園子の最善の状態で試し、
それを踏まえて風たちに適用すると言うのが今回の目的だ
天乃「明日……それなら、まだ時間は大丈夫。かしらね」
風「このタイミングで狙われたら最悪どころじゃないけど……そこは祈るばかりよねぇ」
天の神とて祟りを与えて満足し、ふんぞり返ってるわけではない
何かしらの手は打ってくることだろう
神婚はその手を打たれるよりも前であることが望ましく
神婚の儀をせかしてこない現状ではまだ猶予があるのでは。と
風は沙織たちと話した考えを述べる
天乃「だと良いんだけど……向こうが隠してるっていう可能性も捨てられないのがね」
風「大赦? バーテックス?」
天乃「分かってて言ってるわね?」
- 666 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 00:18:15.08 ID:C8g+UvxCo
-
風は、敵であるバーテックスからではなく、
先に大赦の名前を出してきた
それを聞いて分かってて言っているだろうと言う天乃に、風は苦笑いで答える
世界のことを考え、大のための小を切り捨てるという【大人】の考え
それ自体は、視点を変えれば絶対的な誤りではないかもしれない
だが、風達にとっては間違いでしかなくて
だから、不信感は拭えない
風「ギリギリになってから求めてきそうじゃない?」
天乃「否定は出来ないけど……」
考えさせて。という話をしている以上
ギリギリになって求めれば受けざるを得ないのではないか
そんな邪まな考えを持たないとは限らない
そんなことはないと、信じたいけれど。
天乃「大丈夫よ。もしもそうなら沙織たちの耳にも入るはず」
風「そう、よね」
流石に邪推が過ぎるわねと
風は困ったように呟いた
- 667 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 00:20:07.01 ID:C8g+UvxCo
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 02:30:15.04 ID:2TPBPgCuO
- 乙
決行は明日!
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 05:11:20.70 ID:v6XdPgBxO
- 乙
早くそのっちを助けてあげたいな
- 670 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 20:38:12.62 ID:C8g+UvxCo
-
では少しだけ
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 20:41:48.22 ID:JUMXMuYrO
- いえす
- 672 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 20:58:09.13 ID:C8g+UvxCo
-
√ 2月3日目 夜 (病院) ※土曜日
01〜10 夏凜
11〜20
21〜30
31〜40 友奈
41〜50
51〜60 沙織
61〜70 風(継続)
71〜80
81〜90
91〜00 大赦
↓1のコンマ
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 20:59:04.75 ID:JUMXMuYrO
- あ
- 674 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 21:18:08.79 ID:C8g+UvxCo
-
√ 2月3日目 夜 (病院) ※土曜日
朝だろうが、夜だろうが
関係なく静まり返っているはずの天乃がいる特別な病室は
昨日と今日に関しては、友奈がいる
そのおかげか、明かり以上に明るく感じて
人肌以上の温もりを感じる
友奈「zzzz」
天乃「ふふっ」
友奈「ん……」
天乃「……どんな夢を、見てるのかしら」
苦しんでいないし、うなされてもいない
ならきっと、悪くはない夢だ
自分はその夢にいるのだろうかと、天乃は友奈の頬に触れる
天乃「かわいい」
普段も、今も
えっちなことを知ってもあどけなさの残る友奈は
まだまだ、子供に見えて
天乃は一人、大人びた笑みを浮かべる
- 675 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 21:33:02.57 ID:C8g+UvxCo
-
天乃「こんな、子供っぽかったかしら」
穢れが増幅していたころや、逆に不足していた頃に芽生えていた性的欲求も
今は大分収まって、純粋な目でみんなを見ることが出来るようになった
しかし、母親となったからだろうか
以前よりも子供に感じるような気がして、問う
愛らしいのは変わらない
好きだと思うのも変わらない
でも、それは母親目線なのかもしれない
天乃「それとも、友奈が寝顔が子供なのかしらね」
友奈「んぅ……すー……すー……」
天乃「ふふっ、可愛い」
もし、これが母親としての物なら
色々なことが変わってくるだろう。と、天乃は思う
1、精霊組
2、イベント判定
↓2
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:34:38.29 ID:JUMXMuYrO
- 2
- 677 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:35:22.91 ID:LqRM+KVq0
- 2
- 678 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 21:45:21.92 ID:C8g+UvxCo
-
01〜10 友奈
11〜20 東郷
21〜30 樹
31〜40 若葉
41〜50 千景
51〜60 九尾
61〜70 沙織
71〜80 大赦
81〜90 球子
91〜00 歌野
↓1のコンマ
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:46:20.05 ID:jCOgqS/J0
- ん
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 21:48:29.34 ID:JUMXMuYrO
- 友奈ちゃんめっちゃ甘えてくるなぁ
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 22:06:14.47 ID:PGiv9MXUO
- ずっと甘えられなかったからなあ
- 682 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 22:17:56.20 ID:C8g+UvxCo
-
友奈「ん……ぅ?」
天乃「ぁ」
友奈「………」
友奈の瞼がゆっくりと開いていく
瞼が開いただけで、覚醒しきっていないぼーっとした瞳が見える
友奈「………」
天乃「友奈?」
なにも反応してくれなくて
九尾か誰かが体を操っているんじゃないか
そう思って声をかけると
焦点があっていない友奈は髪を引かれたような動きで天乃の顔を見て、また戻る
友奈「天乃先輩……」
天乃「え?」
友奈「……っ!」
一言名前を呼んで、はっと目を見開く
彷徨っていた瞳に意思が宿って体が急激に熱を持つ
友奈「くっ久遠先輩!?」
天乃「それ以外に見える?」
友奈「見えないですけど……でも、あっ、そうだった」
- 683 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 22:38:33.24 ID:C8g+UvxCo
-
どうしてここにと言いかけた友奈はその理由を思い出して、口を閉じる
天乃がここに来ているのではなく、自分がここにきているのだと。
不安になって、寂しくなって、こっそり会いに来て
祟りに苦しまなくて済むようにと、力を与えて貰って
そこから……記憶がない
友奈「今、いつですか?」
天乃「日は跨いでないけど、夜よ」
友奈「じゃぁ、その間?」
天乃「ええ。ずっと眠っていたわ」
友奈「寝てた……」
友奈としては気を失ってしまった感覚だが、
天乃からしてみれば、眠りについたという感じで
寝落ちですね。と、友奈は困ったように言う
- 684 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 22:42:59.84 ID:C8g+UvxCo
-
天乃「身体はどう? 変なところはない?」
友奈「えっと……」
とりあえず、ベッドから降りてみる
足は問題ない、手も問題ない
声は出ていたし、触れている感覚も問題はなかった
胸元の痛みもない
けれど。
友奈「……印は、残ってます」
天乃「体は熱くない? 息苦しさとかも平気?」
友奈「は、はいっそれは、もう」
熱がないと言えばうそになる
でもこれは健全な熱だ
悪さはしない
天乃「そう……なら、一先ずは安心。かしら?」
友奈「そうですね」
天乃「…………」
- 685 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 23:03:58.77 ID:C8g+UvxCo
-
力を分け与えても友奈の体調に問題がないのは幸いだったが、
天乃は同じタイミングで風達に対しての祟りの影響が消えたのが気がかりで顔をしかめる
もしも効果はなくて
ただ治まってくれただけだったら?
その疑いが晴れないのが、怖い
もしそれを狙って天の神が祟りを引いていたら?
わざと、天乃の力が確実な手段ではないという不安を与えるためにやったのだとしたら?
踏み躙ってしまえば簡単な不安の種からは、すでに芽が出ている
希望を糧に、それは育つ
花を咲かせてしまったら……終わりだ
天乃「飲み物とか、飲んでも大丈夫かしら。吐いたりしない?」
友奈「つばは飲んでも平気です」
天乃「食べ物は? 運動は?」
友奈「大丈夫、かと」
こみあげてくるようなものはない
狭い場所ではあるけれど
少し歩いたり、ストレッチ程度の運動をしても体に違和感は感じない
友奈「ほら、大丈夫ですっ」
- 686 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 23:21:48.76 ID:C8g+UvxCo
-
安堵を感じさせない天乃に対して、
友奈は正反対に明るい笑みを見せる
自分の体のことだから
大丈夫なんだと、精一杯に
もちろん、天乃の力だけなら絶対に大丈夫だと言える
だが、天の神の祟りもあって絶対とは言えない
天乃「そうね。そう、思いたいわ」
友奈「何か駄目なんですか?」
天乃「絶妙なタイミングで風達の影響も鎮まったのよ」
友奈「だから、だめかもしれないんですか?」
天乃「私の力は関係ない可能性もあるの」
九尾が言ったことだし、
穢れが神樹様も天の神も関係なく寄せ付けようとしないものであることは周知の事実
でも、タイミングがあまりにも絶妙で。
そいう口にした天乃を見つめる友奈は、触れていた自分の胸元でぎゅっと握り拳を作る
そこにはまだ、印が刻まれたままだけれど……でも
友奈「私は、久遠先輩の力が守ってくれてるように感じてますけど……それじゃ、だめ、ですか?」
友奈はそう思うのだと、伺うように口にした
- 687 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/25(土) 23:29:29.62 ID:C8g+UvxCo
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日は出来ればお昼頃から
東郷「久遠先輩が母親?」
沙織「娘が母親と性的な行為をするって……胸が躍るね」
東郷「つまり、きじょ――?」トントン
樹「……」ニコッ
東郷「い、樹ちゃん? その鞭、どうするの?」
樹「歌野さんに習ってるので大丈夫ですよ。もっとも、エネミーに対しての扱い。ですけど」
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 23:32:14.75 ID:VEYdyp2mO
- 乙
友奈が元気になってよかった
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 23:40:31.55 ID:JUMXMuYrO
- 乙
変態たちにとうとう樹ちゃんがキレたw
それはともかく天の神の得たいの知れない行動が気になるな
- 690 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 12:53:41.74 ID:ufaqjTIQo
-
では少しずつ
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 12:56:33.22 ID:hseT34uNO
- よしきた
- 692 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 13:52:27.32 ID:ufaqjTIQo
-
天乃「友奈……」
希望に甘えていられる状況じゃない
そう続けようとした思考を停止して、飲み込む
友奈はポジティブな子だが、
以前とは違って、何でもかんでもそう捉えようと努めるわけではなくなって
良くも悪くも考えて
今必要な考えを持とうとするようになった
それでも、天乃の力のおかげだと言っているのだ
天乃「それだと、まるでお呪いみたいだわ」
友奈「良いと思います、お呪いっ」
天乃は【まじない】は【のろい】とも言うと思い返したが、
そんな意地悪は言わずに微笑むと、友奈も嬉しそうに笑顔を浮かべる
友奈「お守りとも言えるんじゃないですか?」
天乃「使えるのは一回限りだけど、大丈夫?」
友奈「最後まで使わないので、大丈夫です」
ラスボスまで温存して、最後の最後で使う秘密兵器
元気よくそういった友奈だが。
予定では、次こそがそのラスボスとの闘いである
- 693 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 14:14:24.04 ID:ufaqjTIQo
-
友奈「神婚、しちゃうんですよね?」
天乃「それをトリガーとする必要があるから、どうしても。ね」
友奈「………」
友奈は反対をしなかった
それは、天乃にはそれをしなければならないだけの理由があると思っていたし
ただ単に、犠牲になるつもりではないと言う信頼があったからだ
だがもし、それ以外の方法があったのなら
天乃以外の誰かでもいいといいのであれば
してもいいなどとは、言えなかっただろう
友奈「あの、神様。と、なんですよね?」
天乃「ええ、神樹様とするのよ」
友奈「えっと……その」
天乃「?」
友奈「………」
頬が赤らむ
眉間にしわが寄って行って、悩みが露見する
天乃を見ていた目が、下を向く
友奈「それって、あの……悪五郎さんみたいな感じじゃ、ないですよね?」
- 694 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 14:28:28.42 ID:ufaqjTIQo
-
天乃「五郎くん?」
友奈「は、はい……」
聞き返すと、
さっと顔を背けた友奈をじっと見つめて、考えを探る
気恥ずかしさに染まった頬、引き締められた唇
答え次第ではやっぱり。と、反対しかねないような雰囲気
天乃は少し考えて「あぁ……」と思う
神樹様が、交流のための手段として
悪五郎のような人の形をとるのではないかと思っているのだ
そうなるかならないかで、関わり方は変わってくるだろうから
天乃「なるほどね」
友奈「分からないですよね」
天乃「そうねぇ……五郎くんはあくまで私の精霊としての具現化だったから」
神樹様が同じようにできるとは限らない
もっとも、神様なのだから何でもありではあるのだろうけれど。
1、でも、友奈が心配してるように子供産まされることはないと思うわ
2、神婚とは言うけど、私は本当に結ばれるつもりはないから安心して
3、本当は、先に結婚したいんだけどね
4、意外に友奈にも独占欲あるのね
↓2
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 14:35:48.21 ID:hseT34uNO
- 2
- 696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 14:37:18.27 ID:laJR8ulBO
- 1
- 697 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 14:51:09.58 ID:ufaqjTIQo
-
天乃「でも、友奈が心配してるように子供産まされることはないと思うわ」
友奈「そ、そんなことまで考えてないですっ」
天乃「エッチなことするかもとは考えたでしょ?」
友奈「それは……その」
考えましたけど。
囁き程度の声で答えた友奈は
図星だったからか目を合わせようとはせず、赤みがかっていく
羞恥心を感じる友奈の反応に、天乃は意地悪な笑い声をこぼす
天乃「ふふっ、大丈夫よ」
そんなことにはならないし、させない
西暦時代には、神によって処女懐胎させられるという話もあったが
神樹様がそうさせることはないと思いたい
天乃「…………」
友奈に与えられた友奈因子と言う高嶋友奈の魂の欠片
それが似ているようなもののような気はするものの
天乃は首を振って、考えを払った
- 698 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 15:14:31.89 ID:ufaqjTIQo
-
天乃「大丈夫、さすがにエッチな要求は拒否するから」
そもそも、そんなことを要求してきたら俗物的過ぎて神ではないような気はするが
そういった問題が多くあった神もいるのだから否定はしきれない
それに、天乃に性的な接触を図るのは不幸にしかならない
最悪の場合、バーテックスを嗾けられる事さえあり得るだろう
天乃「私の体を好きかってさせるつもりはないわ」
友奈「神樹様は、分かってくれるでしょうか?」
天乃「分かってもらうのよ」
そうするしかない
天の神さえ倒してしまえば、
説得しきれずに神樹様の寿命が尽きたとしても問題はないかもしれない
だが、本当の意味で救われたいと願うのなら
色んな事があったとはいえ
これまで人類を守り続けて下さったことに感謝する心が僅かにでもあるのならば
神樹様をただ枯らせるわけにはいかない
天乃「大丈夫、簡単ではないかもしれないけれど……でも、なんとかするわ」
- 699 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 15:43:22.09 ID:ufaqjTIQo
-
友奈「久遠先輩なら、何とかできそうな気はします」
人だって、妖怪だって関係なく仲間に出来ているのだから
神様の説得だって出来るだろうと友奈は思って
でも、だからこそ思う考えを舌の上で転がす
友奈「でも……」
天乃「何か不安なことでもある?」
友奈「いえっ、不安と言うほどのことじゃないんですけど」
天乃「なにかあるんでしょ?」
友奈「その……久遠先輩のことだからまた増やしちゃうんじゃないかなって」
また増やす
その言葉の意味はすぐに分かって、天乃は苦笑する
確かにそう
常識で考えれば増やしすぎている
天乃「流石にこれ以上は増えたりしないし、神樹様はそこまでならないでしょ」
友奈「でも、久遠先輩の説得で九尾さんみたいに人になろうとするかもしれないですよ」
天乃「神樹様自身に、もうそれだけの力は残ってないと思う」
そんな戯れが出来る余裕があるのなら神婚に踏み切ることはなかったはず
天乃「心配しなくても、神樹様に盗られるようなことはないわ」
- 700 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 16:35:15.77 ID:ufaqjTIQo
-
友奈「久遠先輩は、盗られそうです」
友奈は否定して、顔をしかめる
浮かべた困り顔
瞳の奥で、考えが回っているのが見えた
天乃「確かに、今は病弱でそういうイメージがあるだろうけどそんなことないからね?」
友奈「今は、そうなので」
九尾や千景、若葉達がいるから
大丈夫と言えば大丈夫ではあるけれど
万全に近い状態の時だって、
奪われてしまったものはあるのだから
友奈「神樹様にも油断しないでください」
天乃「ええ、分かってるわ」
笑うと、笑い事じゃないです。と、友奈はむっとして
だから、天乃は微笑む
天乃「もし、盗られてしまうようなことがあったら……必ず取り返しに来てね」
友奈「えっ」
天乃「油断はしないし、そうなるつもりはないけど絶対にならないとは言い切れないから」
それでもなったとき、天乃に自力で抜け出す力があるとは限らない
だからと口にする天乃を、友奈は不安げに見つめて、拳を作る
友奈「絶対に、助けます」
そうならないのが第一ではあるけれど
もしも万が一そうなってしまうことがあったら
その時は何が何でも助け出すと、友奈は心に誓って、答えた
- 701 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 16:46:23.01 ID:ufaqjTIQo
-
1日のまとめ
・ 乃木園子:交流無()
・ 犬吠埼風:交流有(みんなの状態、園子)
・ 犬吠埼樹:交流無()
・ 結城友奈:交流有(力の譲渡、大丈夫、助けて)
・ 東郷美森:交流無()
・ 三好夏凜:交流無()
・ 乃木若葉:交流無()
・ 土居球子:交流無()
・ 白鳥歌野:交流無()
・ 藤森水都:交流無()
・ 郡千景:交流無()
・ 伊集院沙織:交流無()
・ 九尾:交流有(高嶋友奈)
・ 神樹:交流無()
2月3日目 終了時点
乃木園子との絆 105(かなり高い)
犬吠埼風との絆 127(かなり高い)
犬吠埼樹との絆 112(かなり高い)
結城友奈との絆 141(かなり高い)
東郷美森との絆 143(かなり高い)
三好夏凜との絆 170(最高値)
乃木若葉との絆 112(かなり高い)
土居球子との絆 59(中々良い)
白鳥歌野との絆 57(中々良い)
藤森水都との絆 49(中々良い)
郡千景との絆 59(中々良い)
沙織との絆 145(かなり高い)
九尾との絆 80(高い)
神樹との絆 ??(低い)
- 702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 16:48:31.48 ID:Qm7JPFOvO
- 1日のまとめ久々に見たな
- 703 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 17:03:14.31 ID:ufaqjTIQo
-
√ 2月4日目 朝 (病院) ※日曜日
01〜10 大赦
11〜20
21〜30
31〜40 沙織
41〜50 夏凜
51〜60
61〜70
71〜80 樹
81〜90
91〜00 東郷
↓1のコンマ
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 17:37:59.37 ID:Qm7JPFOvO
- あ
- 705 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 18:40:20.89 ID:ufaqjTIQo
-
√ 2月4日目 朝 (病院) ※日曜日
沙織「久遠さん、調子悪い?」
天乃「ん……平気よ」
子供に会いに行きたくてもひとりでは行けず、
やれることがなくても早く起きてしまう天乃がぼうっとしていると、
精霊としてではなく人間として扉から入ってきた沙織は、おもむろに体調を訊ねた
体を起こして見える沙織の表情
あまり感情の起伏を感じさせないのは、何か考えていることがあるからだろう
天乃「なぁに? 園子たちのこと?」
沙織「そうだね……園子ちゃんは昨日と違って体調も良さそうだから出来ると思う」
天乃「やっぱり、祟りは治まってるのね?」
沙織「十分牽制したって判断なのかはわからないけどね」
昨日の夕方に風が来たのもそうだけれど、
友奈に力を渡したあたりから嫌にタイミングよく鎮まってくれたらしい
それは今日も同じようで
園子だけでなく夏凜達もみんな調子が良いのだ
- 706 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 18:52:41.02 ID:ufaqjTIQo
-
天乃「そう? それなら――」
沙織「でも、久遠さんは平気?」
天乃「私も大丈夫」
心配そうに言う沙織は、
天乃の浮かべる笑みをじっと見つめて、逸らす
小さく息を吐くと「あのね」と切り出した
沙織「結城さんに母乳飲ませたよね? 昨日」
天乃「えっ?」
沙織「昨日の夜に戻ってきた結城さんから久遠さんの力を感じたから、そう思って」
まさか結城さんが勝手にしたわけじゃないだろうし。と
天乃が眠っている間にそんなプレイに興じたわけではないだろうと断定して、問いかける
天乃の力は非常に特殊だが、普通なら
そう、風達ならば気づくことは難しいが
沙織たち、天乃の精霊としての力を持ち合わせている存在ならば、感じ取ることは容易だった
沙織「分かってると思うけど、久遠さん自身の力を与える以上負荷がかかるんだよ?」
- 707 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 19:07:15.07 ID:ufaqjTIQo
-
天乃「それは、うん。分かってるわ」
沙織「園子ちゃんに力を分けて大丈夫?」
実際問題、各勇者に力を分け与える際に
天乃にかかる負担が均一であるという保証はない
満開をして、神樹様に補われている部分が多ければ多いほど負担がないかもしれないし
逆に、補われている部分が多いからこそ負担が大きくなるかもしれない
もしも後者であるならば
天乃への負担は計り知れないものとなるだろう
沙織「本当に体調は問題ない? 少しでも変なところがあるならダメだよ?」
天乃「ぼーっとしてたから、心配してるのね」
沙織「だって」
天乃「大丈夫よ。友奈に返した時の負担は軽かったから」
理由は分からない
以前行ったことがあるからかもしれない
高嶋友奈の因子があるからかもしれない
でも、体調に問題はない
1、予定通り園子に力を流し込むわ
2、私にどんな影響があるか。それも含めて確かめる必要があるわ
3、ありがとう。でも、大丈夫よ
4、沙織は、みんなよりも私を優先するの?
↓2
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 19:17:55.76 ID:Qm7JPFOvO
- 3
- 709 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 19:18:18.64 ID:x79ydXG10
- 1
- 710 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 19:27:21.98 ID:ufaqjTIQo
-
では少し中断とさせていただきます
再開は21時頃を予定しています
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 19:36:57.57 ID:Qm7JPFOvO
- 一旦乙
さおりんなら精霊の力がなくても気付きそう
- 712 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 21:06:05.75 ID:ufaqjTIQo
-
ではもう少しだけ
- 713 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 21:31:09.89 ID:ufaqjTIQo
-
天乃「予定通りに私の力を園子に流すわ」
沙織「大丈夫、なんだよね?」
天乃「万全かどうかで言えば八分だとは思う」
友奈に力を渡した気怠さや苦しさはないものの
その事実は変わらない
であれば、大きく見積もって八分
天乃「でも、園子に渡すのには十分なはずよ」
沙織「久遠さんの体への負担は? 平気なの?」
天乃「それは、分からないけど……でも、猶予はない」
沙織「……平然と言うんだね」
天乃「今までどれだけ私が苦労したか、知らない貴女じゃないでしょ?」
天乃は笑うようなことではないことを、笑って言う
思い返して、困った笑み
沙織はぐっと飲み込んで首を振る
沙織「過去がどうじゃない、今がどうかだよ」
天乃「止めても、やるわよ」
沙織「知ってるよ。知ってるけど……無理はしてほしくないよ」
- 714 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 22:00:18.77 ID:ufaqjTIQo
-
沙織「今更こんなこと言ったところで無駄だけどね」
沙織は諦めて言うと困った顔でベッドに膝をかける
軽く踏み込んで軋む音
性的欲求を感じない沙織の手は、
ベッドの上の天乃の手に触れて、登って……重なる
沙織「みんなで一緒に居続けるために、頑張るんだもんね。前とは違う」
天乃「なら、分かるでしょ?」
沙織「でも、分かるよね?」
沙織だけでなく、
友奈も、みんなも
だからと言って無茶してほしくはない
沙織「……まぁ、良いよ。うん、必要なことだもんね」
天乃「みんながいてくれるから出来るのよ。それを忘れないで」
離れた沙織の手を掴んで
驚いて振り向いた沙織の目をまっすぐ見る
天乃「今も昔も、沙織は私の大事なパートナーよ。無力じゃないわ」
沙織「……狡い」
天乃「貴女が言うなら、そうかもしれないわね」
自由になった身体
下半身が動かせるからこその身軽さで沙織を引き、胸に抱く
天乃「ありがとう、頑張るわ」
天乃は笑顔で、そう言った
- 715 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 22:10:41.16 ID:ufaqjTIQo
-
沙織と一緒に、園子たちのいる病室へと向かった天乃は、
真っ直ぐに園子のベッドへと、向かう
園子「天さん、来たんだねぇ」
天乃「ええ、体調はどう?」
園子「体調は快調、気分は上々だぜ〜」
のほほんとした声で、園子は答える
茶化すような言葉選び、溶けそうな柔らか笑顔
シリアスに捉えられるべき流れを完全に断ち切る園子の態度に、天乃も笑みを浮かべる
天乃「それは良かった。園子は注射で良さそうね」
園子「点滴とかで慣れてるけど、それはパスがいいな〜」
天乃「大丈夫、痛いのは一瞬だから」
園子「せめて天井のシミを数えてる間とか」
天乃「……シミ、ないわ」
天井を見上げる天乃の一言に
周囲の誰かの「えぇ……」という呆れ声
園子は苦笑して、友奈をちらっと見る
園子「私もゆーゆと同じが良いな〜」
- 716 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 22:33:19.04 ID:ufaqjTIQo
-
園子の甘える声は友奈に思い出させたのだろう
顔を赤くした友奈は顔を背けて布団に潜り、
察した東郷が「したの? しちゃったの?」と羨ましそうに友奈に声をかけて
なぜか「あれはそういう……」と、風は悟った言葉を呟く
園子「いいな〜いいな〜」
天乃「そんな楽しむようなものじゃないわよ?」
園子「苦しいことを注射かちゅーちゅーのどちらかでするってなったら、ちゅーちゅーが良いよね〜」
東郷「良いと思うわ、そのっち」
夏凜「なんで東郷が答えてるのよ」
樹「友奈さんは……今見る限り大丈夫そうですね」
天乃「友奈は耐性があるからね。でも、風達は分からない」
だから先に園子に試す
もう一度それを話して、カーテンを掴む
天乃「病室から出て行ってとは言わないけど、覗いたりしないでね」
夏凜「覗かないから心配すんな。やるやつは仕留める」
東郷「大丈夫よ夏凜ちゃん。さすがに、私もそんなことしないわ」
睨まれ、東郷は否定する
そんなみんなを見て、園子は嬉しそうで
園子「……私の結果次第。なら、失敗は出来ないんよ」
覚悟を決めて、笑顔を見せた
- 717 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 22:38:44.85 ID:ufaqjTIQo
-
安価下1〜2
コンマ判定一桁
0最小 9最大
※コンマ+2(0を除く)
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 22:42:20.67 ID:Qm7JPFOvO
- はい
- 719 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 22:44:21.91 ID:P74tosko0
- あ
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 22:51:23.52 ID:ADONegFsO
- これはヤバそう
- 721 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/26(日) 23:00:48.77 ID:ufaqjTIQo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
指定が抜けましたが、1.園子2.天乃
東郷「待ってください久遠先輩」
東郷「そのっちに母乳を飲ませるから見られたくない。と思っていると思いますが」
東郷「世に出たとき、いつも人の目がないところで授乳できるとは限りません」
東郷「外でぐずった赤ちゃんに授乳した時の周囲の目、それの練習をすべきでは?」
天乃「言われてみれば……」
夏凜「哺乳瓶使えぇっ!」
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 23:06:29.47 ID:Qm7JPFOvO
- 乙
そのっちが…やってもうた…
しかも久遠さんの方はダメージ少ない分余計に責任感じそう…
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 23:15:25.22 ID:ADONegFsO
- 乙
園子…生きろ……!
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 02:01:40.93 ID:W6Tm9tdDO
- 乙
今まで久遠さんに助けられてきた勇者部+αが久遠さん救出することになったら熱い展開だな
そして園子頑張れ超頑張れ
- 725 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 19:58:11.47 ID:m39Jn9KLo
-
では少しだけ
- 726 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 20:10:33.39 ID:m39Jn9KLo
-
天乃の力でもある母乳を与えたのはほんの数分間だった
祟りの影響もあって弱っていたのだろう
本当の赤ん坊のように弱弱しい唇の触れ方で咥えこみ、
歯ではなく唇での圧迫とは違う吸い付き
母乳が吸い出されていくのと同時に力が吸い出されていく
体の内側に溜まっていた力が次から次へと奪われて
授乳を終えるころには、
天乃は眩暈を感じて俯き、額を抑え、疲れ切ったため息を吐いた
天乃「……園子、大丈夫?」
何とか声を絞り出して、問いかける
ぼんやりとする視界を定めようと目を細めて、顔を上げる
天乃「園子?」
園子「けふ……っ」
母乳を飲んだ赤ん坊がげっぷをするかのような軽さだった
園子自身も、それが何なのかをすぐには分からずに、口元から滴り落ちたものに目を落とす
白いシーツがだんだんと、紅くなっていく
園子「ぁ……コプッ」
一度流れ出てしまえば
それを止めることはもう、意思ですら叶わなかった
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 20:37:11.52 ID:V0DCRuycO
- そのっち…
- 728 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 20:40:11.54 ID:m39Jn9KLo
-
天乃「園子っ!」
際限なくあふれ出てきていそうな血の流れが、
喉元で滞留して窒息しないように、仰向けにならないように支える
もう片方の手でナースコールを引っ張り出し、鳴らす
天乃「無理に飲み込もうとはしないで、肺に入るわ」
園子「あ゛ぅ……げっ」
時折血を噴き出して、寄り添い支える天乃までもが赤く染まっていく
天乃「……頑張って、すぐに先生が来てくれるから」
絶え間なく血が溢れ出ていく苦しさ
焼かれるようなのどの痛み
吐いても吐いても止まらなくて、息苦しくて、涙が出てきて死にそうになって、もう駄目だと諦めそうになって
退いたかと思って息を吸えば、また吐血する
地獄のような経験を経た天乃は、園子のもの言えない苦悶の表情をまっすぐ見ながら、背中を擦る
頑張ることの難しさを、天乃は知っている
けれど、諦めたら終わりであることも、天乃は良く知っているから
頑張れば何とか出来ることであると、分かっているから
天乃「お願い、辛いだろうけど……耐えてっ」
- 729 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 21:09:22.70 ID:m39Jn9KLo
-
風「天乃……」
ナースコールを押してから数分も待たずに駆けつけてくれた医師たちに園子を託し、
ベッドの上で園子に寄り添うような姿勢のまま動かない天乃へと、風は恐る恐る声をかける
天乃「……覚悟は、してたわ」
風「覚悟って」
天乃「私の力だもの。園子には重すぎるから……ね」
園子ほど神樹様の力に満ちている子が
天乃の力を受けて無事で済むはずがない
友奈のように穏やかではいられないと、分かっていた
それでも、実行した
そうしなければならないと言う理由もあるが
園子なら大丈夫だと、信じているからだ
天乃「でも、実際に目の当たりにすると……耐え難いものね」
夏凜「天乃……?」
園子の血に染まった手は震えていて、握りしめた途端に指の隙間から滴る
天乃は血だまりを吸い込んだベッドの上で息を吐く
酷い鉄臭さと、それに交じった刺激臭を鼻に感じ、
布団の上に置いた手は、びちゃりと沈み込んで――
夏凜「風ッ!」
風「!」
慌ててベッドから飛び出た夏凜と、その声に反応した風が身を乗り出す
けれど、その手が届くよりも先に
天乃の体は血だまりの中に、崩れた
- 730 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 21:14:53.45 ID:m39Jn9KLo
-
√ 2月4日目 昼 (病院) ※日曜日
01〜10 樹
11〜20 夏凜
21〜30
31〜40
41〜50 友奈
51〜60
61〜70
71〜80 東郷
81〜90
91〜00 風
↓1のコンマ
※空欄は夕方移行
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 21:15:26.20 ID:yDRAUYzwO
- あ
- 732 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 21:39:57.72 ID:m39Jn9KLo
-
√ 2月4日目 昼 (病院) ※日曜日
天乃「ん……」
異様に重い瞼を何とか持ち上げて、瞳に光を取り入れていく
ぼやけていた視界がだんだんと鮮明さを増すに連れて
すぐ目の前に、人がいるのが分かった
夏凜「まだ寝てなさいよ」
天乃「か、りん?」
天乃が声をかけるよりも先に、その人――夏凜は目を覚ましたことに気付き
手元の本から顔を上げると
天乃の前髪を払って、額に手を乗せる
夏凜「熱とかはなさそうだけど……まぁ、安静にしておいたほうが良いわ」
天乃「…………」
夏凜「何があったか、覚えてる?」
天乃「……ええ」
忘れるわけがない
園子に力を与え、吐血する姿を目の前で見て
力を与えたことによる反動で、天乃も気を失ったのだ
正直なところ、園子が運ばれるまで持っただけでも良く耐えた。と言われるくらいには消耗していた
- 733 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 21:58:48.85 ID:m39Jn9KLo
-
夏凜「園子はまだ意識が戻ってない」
天乃「手術も治療も、血を止める程度が限界よね」
吐血が収まるのを待って、
集中治療室にでも寝かせて、見守っているのだろうと、天乃は思う
園子は病気じゃないし怪我でもない
天乃の力を受けたが故の拒絶反応だ
出血箇所を特定してふさぐくらいのことは出来るかもしれないが
それ以上のことは何もできない
夏凜「アンタ、大丈夫なの?」
天乃「ええ、私は貧血みたいなものだから」
夏凜「そうじゃない」
天乃「……園子のこと?」
夏凜「目の前で、しかもあんたの力が原因」
覚悟をしていたとは言っていたが
気を失う直前の反応は、大丈夫には見えなかったと夏凜は言う
- 734 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 22:29:39.38 ID:m39Jn9KLo
-
天乃「そう、見えちゃった?」
夏凜「見えちゃった? じゃないわよ」
天乃「……ごめんなさい」
覚悟はしていたが、さすがに応えた
震えてしまっていたし、それは見られたことだろう
天乃は言い訳を考えることなく、夏凜へと目を向ける
天乃「ある程度の予想はしていたし、覚悟もしていたのだけど……ダメだった」
夏凜「でしょうね」
天乃「でしょうねって、軽くない?」
夏凜「私も同じ経験したことあるのよ。知らないわけじゃないでしょ?」
目の前で崩壊していくのを見てしまった
瞬く間もなく自分も相手も血に染まっていって……何もできなかった
呆然と、唖然と、
頭の中も何も、真っ白になって空っぽだった
夏凜「……アンタは平気?」
1、袖をつかむ
2、一人にはしないで
3、大丈夫よ。ありがと
4、園子は、大丈夫かしら
5、大丈夫って言ったら?
↓2
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 22:32:57.16 ID:V0DCRuycO
- 5
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 22:34:35.71 ID:RF9CiUlw0
- 4
- 737 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/27(月) 22:37:47.53 ID:m39Jn9KLo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 22:47:45.58 ID:V0DCRuycO
- 乙
確かに久遠さんが吐血したときと似たような状況だったな
夏凜ちゃん、久遠さんを支えてあげてくれ…
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/28(火) 02:20:57.65 ID:xRuy8KC9O
- 乙
夏凜クリニックのお時間です
- 740 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/28(火) 20:20:16.98 ID:Xw0P1IMAo
-
では少しだけ
- 741 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/28(火) 20:28:14.79 ID:Xw0P1IMAo
-
天乃「園子は、大丈夫かしら」
夏凜「園子自身の頑張り次第なんじゃないの?」
天乃「そんな適当なこと……」
夏凜「出来ることなんて、身の回りのケアが限度でしょ」
夏凜達に出来るのは、
今の夏凜のように寄り添うことを除けば、
園子の身の回りのケアくらいだろう
痛みを分かつことも、苦しみを共有することも、肩代わりすることも出来ない
それを背負うことになった園子自身が、どうにかしなければならない
天乃の穢れを肩代わりした経験が夏凜にはある
今の園子に匹敵するなんて甘いことを言うつもりはないけれど、
それもやはり、自分の頑張り次第だった
夏凜「アンタが一番、良く分かってることでしょ」
妊娠と出産の苦しみ、それによる力のバランス崩壊
どれもこれも、他人にお願いできるようなものではなかった
絶対に死なないと、負けないと、天乃自身の頑張りが重要だった
夏凜「確かに、天乃の穢れなら、身を挺して引き受けることも不可能じゃないけど……してどうにかなることじゃない」
天乃「……そうね」
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/28(火) 20:36:28.34 ID:mwaysm5YO
- 辛いけど見守るしかないよな…
- 743 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/28(火) 20:50:30.85 ID:Xw0P1IMAo
-
分かってはいる
しかし、だからといって何も出来ないのは嫌なのだ
園子への不安を感じる天乃のつぶやきを一瞥して、夏凜は手元の本を棚に置く
夏凜「ほんと、無力さを痛感するわよね」
天乃「私の時も、そうだった?」
夏凜「もどかしくて堪らなかった」
文化祭の二日目
一番楽しみにしていた劇当日の、前夜に寄り添った
その結果―ではないが―天乃が体調を酷く崩した事もあった
夏凜「何かできないか、してあげられないか。そう頑張って、報われないどころか悪化して」
自分が傍に居てもだめかもしれない
自分が傍に居る事こそが原因なのかもしれない
自責の念に駆られ、暴走しかけたこともあった
夏凜「……正直、どうにかなりそうだったわ」
天乃「別に、夏凜のせいじゃなかったのに」
夏凜「それはそうだったけど、私が一緒にいたせいだって思うに決まってるでしょ、あんなの」
- 744 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/28(火) 21:14:24.61 ID:Xw0P1IMAo
-
自分が一緒にいたときだけ、かなり酷いことになった
天乃の先祖、久遠陽乃による未来予知的な力の譲渡が、
夏凜の先祖に行われていたということもあって
それが影響しているのではないかとか、嫌な考えばかりだった
夏凜「今回は天乃の力を渡したからだし責任感じるのは分かる。勘違いじゃないし、事実でもあるから」
下手に誤魔化さない
事実は事実だ
真実を否定したところで、覆すことが出来ることではない
夏凜「けど、園子は覚悟を決めた。あんたはその覚悟を信じた。そうでしょ?」
天乃「ええ」
夏凜「だったら、そんな不安そうな顔してたらダメなんじゃないの?」
天乃「……それは、分かってるのよ。でも、あんなものを見てしまったら恐れずにはいられない」
園子を信じられないのではない
それを蝕む力、それによる影響が恐ろしいのだ
天乃「夏凜も分かるでしょ?」
夏凜「分かるわよ」
その恐ろしさに震える手
天乃は自分のその手を嘲笑するように笑って言うと、夏凜を見て
その気持ちがわかるからか
夏凜は否定するでもなく同意して――その手を握る
天乃「っ」
夏凜「分かるけど……それに負けるな」
- 745 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/28(火) 21:46:46.96 ID:Xw0P1IMAo
-
夏凜「怖いのは分かるけど、それに折れたら終わるわよ」
折れかけたからこそ、夏凜は確信を持って言う
天乃のそんな姿は見たくない
夏凜「園子を信じるんでしょ? だったら、信じて待つ……怖いなら、私があんたの傍に居るから」
今度は、今度こそは、ちゃんと
天乃の苦しみを少しでも軽減できるように
抱える不安を少しでも払拭できるように
天乃「夏凜……」
夏凜「今度こそ、あんたの力になるわ」
天乃「……違うわ」
今度こそなんかじゃない
いつも、夏凜は力になってくれていた
天乃の体調があまりにも不安定すぎて
不安にさせたし、怖い思いをさせたし、嫌な思いをさせただろう
でも、ちゃんと力になってくれていた
天乃「夏凜にはずっと甘えさせて貰ったわ」
握ってくれている手を、握り返す
天乃「ありがと」
夏凜「ま、まぁ……当然よっ」
思わず語尾が上ずった夏凜は
ちょっぴり気恥ずかしそうに目を逸らして「当然でしょ」と、言い直した
- 746 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/28(火) 21:52:20.52 ID:Xw0P1IMAo
-
√ 2月4日目 夕 (病院) ※日曜日
01〜10 友奈
11〜20 夏凜
21〜30
31〜40 東郷
41〜50 悪いこと
51〜60
61〜70
71〜80 樹
81〜90
91〜00 大赦
↓1のコンマ
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/28(火) 21:57:32.08 ID:mwaysm5YO
- あ
- 748 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/28(火) 22:06:22.31 ID:Xw0P1IMAo
-
では少し早いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
友奈「………」ヒョコッ
天乃「あら、また来たの?」
友奈「ぁ……そ、その……なんというか」
天乃「大丈夫よ。おいで」
友奈「でも」チラッ
夏凜「別に気にしないわよ。そもそも、ここ天乃の病室じゃなくて私達の病室だし」
天乃「えっ」
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/28(火) 22:14:00.25 ID:mwaysm5YO
- 乙
久遠さんのことで辛い経験をしてきた分夏凜ちゃんの成長がここで活きてきたな
そしてどういうわけか友奈ちゃんの出現率がうなぎ登りだが…?
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/28(火) 22:55:19.88 ID:4aZsE4AWO
- 乙
ずっと友奈のターン!
- 751 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2019/05/29(水) 20:42:09.29 ID:cejURvBho
- では少しだけ
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/29(水) 20:58:45.96 ID:t5qHuKEOO
- きてたー
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