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R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
- 53 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/06(土) 17:18:43.79 ID:rJryijy00
- 「はぁっ…はぁっ…!」
四つん這いになっていたギンガはどさりと、寝台の上に身体を横たえた。
「ふ、ふふ…こ、こんどこそ、おわったか…」
母親としての最初の大事を成し遂げたギンガは感無量といったふうな満足げな笑みを浮かべた。
ギンガは生まれてきた子供たちの横に寄り添うと、その小さなふたつの顔を覗き込む。
「…これは、角か」
よくよく見ると最初の子の頭には小さな突起のようなでっぱりがあった。
この子が成長すれば、父親のような立派な角へと育つのかもしれない。
対してもう一人の子にも通常の人とは違う特徴があった。
背中に二つの突起物が突き出しており、おそらくこちらは成長とともに『翼』へと変じていくのだろう。
(ああ。これが拙者の子供たちか…)
愛おしさが、心底こみあげてくる。
たった今産み落とした我が子たちを見る目は、既に母親のそれであった。
「…あなたの子ですよ、旦那様…」
父親―キメラは、じっと二人の顔を見つめると、長い舌をのばして赤子たちの身体にまとわりつく粘液を舐めとって綺麗にしていく。
くすぐったそうに身を震わせる子供たちを見つめるその瞳にはいたわりと愛情と…そして、満足感があった。
そして。キメラは大きく背をのけぞらせると―
「るううおおおおおおおおおおおんんん」
―歓喜に満ち溢れた咆哮を上げた。
それはこれまでの悲憤や苦悶が入り混じっていたものとは全く違うものであった。
「だんな、さま…?」
ギンガは見た。
愛する獣の瞳からこぼれ出る涙を。
そして彼の身体が…獣毛の毛先から少しづつ…灰の様になって崩れていくのを。
「なっ!?」
突如として起こった異変にギンガは驚愕した。
「これは!?…まさか」
ギンガは思い出していた。
自分を捕らえたキメラの妙にふらふらとした足取りを。
老人のような弱った足取りだとギンガは評したが、まさか。
「そうか…だから、貴方は…」
キメラは探していたのだ。
死期の迫った身体を突き動かし、自分の子孫を残すための相手となる者を。
「! 旦那様…」
ギンガはキメラの頭を抱きしめる。
彼の表情筋も既に灰化が始まっており、ギンガの裸体に石灰のような白い粉がまとわりついた。
- 54 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/06(土) 17:19:45.36 ID:rJryijy00
- 「るううおおう…ぐうおおおう…」
何かをギンガに訴えているのだろうか、キメラは崩れゆく体の奥から必死に声を絞り出す。
「…わかっております。ええ、ええ…」
ギンガもまた涙を流していた。
心を操られていたとはいえ、身体も心も委ねた愛しい獣のために。
「子供たちは、拙者が守ります。だから…安心なさってください。愛しい…旦那様」
ギンガのその言葉に安心したのだろうか。
「る…おおおおうううう…」
ざら…ざら…
崩れていく。
試作型キメラの身体が、ギンガの腕の中で真っ白な灰へと変じながら。
やがてその雄々しい肉体も、翼も、優し気な瞳も全てが―ただの塵へと変わり、消え果てた。
それが亡骸さえも残らない…合成獣キメラの最期であった。
「…」
しばしギンガは沈黙していた。
ふぎゃ、ふぎゃと、元気に泣き続ける子供たちを抱きかかえながら。
「全く…しょうがない…旦那様だ」
様々な感情の入り混じる笑みを、ギンガは浮かべる。
「ああ…まもってみせるとも。母親…だからな。守るさ、必ず」
2人の我が子を抱えながら。
ギンガの瞳には新たなる決意の光が灯っていた。
- 55 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:01:58.58 ID:41DjWORN0
- 「全く…この建物は一体どうなっているんだ」
ギンガがこの『ラボ』なる場所へ連れ込まれて二日が経過していた。
ラボの様々な場所から外部へと至る通路は無いか、開錠できそうな扉は無いか、爆破できそうな壁は無いかと探索を続けていたギンガであったが…
この建物はあまりにもギンガの常識からかけ離れた作りになっていた。
最初に調べたのは最初にキメラに連れ込まれた時に入ってきたあの扉だったが、例の『生体情報の照合』とやらのチェックが必要らしく音声ガイダンスは『生体情報の照合が一致しません』を無機質に繰り返すだけ。
当然扉は閉じたままビクともしなかった。
階段に至る扉も何らかの機構でロックがかかっているらしく、開くことができない。
天井や壁に通気口らしいものはあるが、人が通れるようにはできていないようでやはりそこからの脱出も不可能だった。
さらに言うとこの『ラボ』には窓が無い。
外の様子を把握することすらできないのだ。
「窓さえあれば外部へ信号をおくることもできるだろうに、それすらも叶わないとはな」
シノビの自分がこうも手も足も出ないとは、とギンガは歯噛みする。
とにかくこの建築物の堅牢ぶりは異常だった。
これほどまでに堅牢な造りにしなければならない理由とはなんだったのだろう?
「ふぎゃあ…ふぎゃああ」
そんなギンガの考えなどお構いなしに、子供たちが騒ぎ出す。
「おお、よしよし。そうか、お乳の時間だな」
キメラにシノビ装束を切り裂かれたギンガはラボに残されていた白衣を羽織っていた。
他には子供たちしかいないとはいえ、やはり全裸でいるのは落ち着かない。
手近な椅子に腰かけて胸をはだけると、我が子の唇に乳房を含ませる。
(ううむ…しかし…母乳…か…子を産んだのだし、出るようになるのは当然といえば当然だが)
かつての搾乳プレイを思い出して少し暗澹たる気分になってしまうギンガであったが。
それでもはむはむと母乳を吸う子供たちの様子を見るとなんとなく心が落ち着いてくるような気がした。
(まずは落ち着かなくてはな。食料の方については、当分困ることはなさそうだし)
ラボの一室、保管庫らしき場所に大量の備蓄食料を発見できたのは不幸中の幸いと言えた。
飲料水も多く保存されており、節約すれば長期間持たせることも可能だろう。
流石に子作りや出産の直後は身体を洗うための消費はやむを得ないところではあったが。
(とはいえ、やはりなんとか脱出の糸口は掴みたいものだ。昼も夜もわからないというのはどうも心許ない)
天井の照明はずっと灯ったまま、更に外を確認する窓も見つけられないのが現状だ。
そんな中で唯一、ギンガに時を知らせてくれるものは…居住用の個室に残された置時計だけだった。
かちかちと、規則正しく針を刻むその時計は奇怪なデザインをしてはいるが、機能としては他の時計と変わりはない。
(この子たちにもいずれ日の光を見せてやりたいものだが…)
「…あっ」
ふいに思い出した。
「そうだ…アレがあったじゃないか」
シノビ装束のポケットに忍ばせていたはずだ。
出発前、改造を施した『携帯脱出ポータル』を!
- 56 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:03:32.55 ID:41DjWORN0
- 「なんということだ、建物を調べることにかまけてそんな大切なことを忘れるとは…」
迂闊な自分に舌打ちしながら、あの寝台のある部屋に放置していたボロボロのシノビ装束をまさぐり、件のアイテムを取り出した。
これを使えば、一足飛びにツバキたちの待つあの宿屋へと戻れるはず。
ギンガは子供たちを抱きかかえると、携帯脱出ポータルを起動させ、展開させる。
淡く青い光がギンガたちを包み込んだ…が、そこまでだった。
ばちっ、ばちんっ!
「うっ!?」
突如として、携帯脱出ポータルが火花を散らし、機能を停止させてしまったのだ。
「ば、バカな! まさか弄ったせいで故障でもしたというのか!?」
ポータル本体を叩いたり揺さぶってみたりしてはみたものの、何の反応も返さない。
「…これでまた一つ、脱出の手段が失われたか」
ギンガは肩を落として呟いた。
- 57 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:06:01.06 ID:41DjWORN0
-
十日が経過した。
ギンガは爆弾で扉や壁の破壊を試みるも、失敗。
破壊工作による脱出は断念することにした。
2人の子供…
『つゆ』と『きり』は目を開くようになり、寝台の上でころころとよく動くようになる。
やはり普通の人間より成長速度が速いようで、『つゆ』の頭の角も、『きり』の背の翼も次第にはっきりと形を成してきている。
ひと月が経過した。
調べられる場所は調べつくした。
わかったところといえば照明のスイッチの切り替えくらいなもの。
やはり脱出は不可能と言っていいだろう。
となると外部からの助けを待つ他ない。
そんな中、つゆときりが歩けるようになった。
少々早いが乳離れを見越して離乳食の準備をしておくほうがいいかもしれないとギンガは思う。
とりあえず、備蓄食料の中から赤ちゃんでも口にできそうなものを探してみることにした。
三か月が経過した。
つゆが初めて口にした『ははうえ』という言葉に思わず涙ぐんでしまうギンガ。
弱くなっているのかもしれない、と彼女は苦笑する。
半年が経過。
なんと、きりが飛んだ。
背中の羽をパタパタと羽ばたかせ、ふわふわとあちこちに移動している。
ただでさえ活発な子なのにますます手がかかりそうだな、とギンガは思う。
九か月が経過。
備蓄食料が底をつく日が近づいているとギンガは実感した。
(節約すれば数か月はもつはずだが、育ち盛りのつゆやきりの食事を切り詰めるようなことはしたくない)
(救いは来るのだろうか)
(…覚悟を決めなければならない時期かもしれない)
様々な思いがギンガの頭をめぐる。
ひとまずは今日も昔話を聞かせながら子供たちを寝かしつけることにした。
そしてさらに時は流れ…ギンガが連れ込まれてからかれこれ一年が経とうとしていた、そんなある日のことだった。
- 58 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:08:23.38 ID:41DjWORN0
-
「これで一年…助けは無し、か…」
壁にずらりと並んだ『正』の文字。
ギンガは毎朝目を覚ますたびに、日ごとにクナイで壁に傷を刻み日数の経過を数えていた。
壁に刻んだ傷を見つめながら、未だ再会することの叶わない主のことを思う。
(ツバキ様は今頃どうなされているのだろう)
タワーの探索を終えて、イノシカ領へ戻られたのだろうか。
それとも…今でも自分を探してくれているのだろうか。
(諦めの悪いお方だからな。あり得る…)
そう考えてギンガは一人苦笑する。
だが、仮にツバキが探してくれているにせよ、一年待って未だに会えないのだ。
備蓄食料も流石に底が見えてきた。
子供たちが飢え死にするくらいならいっそのこと…と危うい考えが頭をよぎることもある。
長い密室生活の中で、ギンガはかなり精神的に追い詰められつつあった。
(…悪い考えばかりが浮かんでしまうな)
いけないと頭を振りつつ、子供たちの相手をして気を紛らわせようとギンガが思ったその時だ。
子供たちが泣きながらギンガのもとに駆け寄ってきた。
「うあーん、うあーん」
「ひっぐ、ははうえー。ごめんなざい、ごめんなざいー」
ラボに残された白衣の生地であつらえた着物を着た二人の愛娘、つゆときりがギンガに謝ってきたのだ。
「どうした、ふたりとも何を泣いている?」
ギンガは泣いているつゆときりの前にしゃがみ込み、同じ高さの目線で語り掛けた。
「あのね、とけい」
「時計…?」
「つゆときりでね、けんかしてたらね、とけいをこわしちゃった」
つゆが持っているのはいつもギンガたちに時を知らせているあの置時計だった。
ギンガは思わず息を呑んだ。
時間の経過を示す時計はある意味この生活において最重要アイテムの一つと言っても過言ではない。
密室じみた状況で時間を知る術が無くなれば、それは精神的な意味で致命的な事態になり得る。
「…ちょっと見せてくれ」
ギンガは内心の動揺を隠しつつ、つゆから時計を受け取る。
いつもカチカチと規則正しく時を刻んでいた針は動きを止めており、時計自体を軽くふってみるとカラカラと中で何かが転がる音がする。
…どうやら本当に壊れているようだ。
「つゆがね、とけいをなげて、かべにぶつけて、こわしちゃったの」
「きりが、わるいの。きりが、つゆのおやつをとったから。うわーん」
ギンガの動揺を余所に、泣きじゃくりながらあやまるつゆときり。
「ああ、よしよし。もう泣くのはやめなさい。つゆもきりも、一緒におやつを食べて仲直りしよう。いいな?」
「う、うん。でも、とけいは?」
「…母がなんとかしてみよう。大丈夫だ、きっと直せる…」
だがギンガには時計の機構についての専門知識など殆どない。
もし壊れている箇所が致命的な損傷を被っていたら完全にアウトだ。
- 59 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:16:45.95 ID:41DjWORN0
- (不味いかも、しれないな…いや…冷静にならなければ)
何か他に、時間を知る方法はないものか。
この建物の中に、この時計の代わりになるようなものは…
必死にギンガが思考を巡らせていた、その時だった。
『うおおおお!! やっと!やっと見つけましたぞぉぉぉ!!!』
突如として、虚空からどこかで聞いたような男の声が轟いた。
「…えっ」
思わずギンガは顔を上げる。
部屋の天井が揺らめき、空間に裂け目が現れる。
そこから現れたのは…
「どうも、シノビのお嬢さん。ご存じ淫魔インキュバス、参上でございます」
あの中年太りで覗きが趣味の変態淫魔であった。
「お、お前は!? なんだ、今頃になって、何の用だ!?」
「何の用だも何も、私の目的はたった一つ! 敗北した女の子のエッチな場面を見物することでございます!」
淫魔はキッパリと言い放つ。
「く、くそ…! よりによって、一年ぶりに出会えた相手がコイツだとは…」
文句を言いながらも、ギンガはふと違和感を覚えた。
「…ちょっと待て。なら今までどうして姿を現さなかった?」
今までなら、プリうさの誰かが淫らな目に合わされている時はほぼ毎回、姿を現していた。
キメラとの子作り行為はこの淫魔にとってかなりの見ものだったはずだろうに、『一年前』のあの時は全く姿を見せなかったではないか。
「んん? なにやら話がズレておりますな」
インキュバスが首を傾げた。
「そもそも『一年ぶり』とはどういう意味ですかな? 貴方がキメラに連れ去られてから一日も立ってはおりませんぞ」
「一日…? な、何を言っているんだ…」
ギンガは壁を見た。
そこには日数を刻んだ数だけ『正』の字が彫り込まれている。
「せ、拙者をたばかるつもりか!? 拙者たちは確かに、この場所で一年を過ごしてきたのだぞ!」
狐につままれたような気分とはこのことか。
ギンガには何が起こっているのか認識が追い付かない。
「ふむ…? この奇怪な認識のズレ、どうやらわたくしがこの内部に転移できなかったことと関係があるようですな」
インキュバスは空に浮かんだまま、何やら思案している。
「わたくしがここに転移してくる前に、貴方…何かしませんでしたか?」
- 60 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:18:52.91 ID:41DjWORN0
- 「何か、だと」
ギンガは今朝から起こったことを思い返してみた。
日付を数えるために壁に傷を刻んだ。
朝食をこしらえ、昼食をこしらえ…
子供たちのおやつを用意した。
子供たちが喧嘩して、時計を壊した―。
「…まさか」
ギンガは先ほどつゆから受け取った、壊れた時計に目をやった。
「これと、関係があるのか?」
ギンガがインキュバスに壊れた時計を見せつける。
「ん、んん? んんんん〜〜!?」
インキュバスが目を見開いた。
「…これは!? 『ド・マリニーの時計』ではないですか!? なんでこんな貴重品がこんな場所にぃ!?」
インキュバスは本気で驚いた様子で、そしてすぐに全てを悟ったような表情に変わった。
「これはですねお嬢さん、とんでもない代物ですよ! 正真正銘、神器クラスのマジックアイテムです!」
「だ、だからこれが何だと言うのだ?」
興奮冷めやらぬ口調で語るインキュバスをうっとうしそうな目で見ながら先を促す。
「限定された空間において『時間流の操作』を行なうアイテム…要するに」
おほん、と勿体ぶった咳払いをしてから淫魔は話を続ける。
「この建物の『内側の時間の流れ』は時計の効果によって、建物の『外側の時間の流れ』と違っていたのです」
時間流操作。
それが可能だというなら神器クラスという評価も頷ける。
まさしく神の所業に匹敵する能力と言えるだろう。
「具体的に言うなら、この建物内の『一年』は建物の外の『一日』にあたる…ということです」
あまりにも途方もない説明にギンガは愕然とする。
一年間過ごした苦難の日々が、実は一日にも満たない出来事だったなんて。
「であれば、わたくしがしばらくこの場所に転移できなかった理由もわかります。時間の流れが違っていた為に時間軸の同期を取ることができず、転移魔法が起動しなかった…というわけですな」
(時間軸の同期…ああ、携帯脱出ポータルの故障の原因も同じ理由か)
つまるところ、つゆときりが時計を壊したことで時間の流れが正常に戻り…転移の術が可能になったということらしい。
- 61 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:21:03.18 ID:41DjWORN0
- 「ふむ、どうやらお嬢さんにも納得していただけたようですな。それにしても」
淫魔はちらり、と二人の姉妹に目をやった。
山羊の角を生やした姉と、鷹の翼をもつ妹。
(つまりあのキメラは…シノビのお嬢さんとの孕まセックスを成し遂げたというわけですね!? ぐぬぬう!見たかった!爆乳くノ一子作り交尾! 見たかったぁぁぁ…!!)
エロ妄想を描きつつもその様子を見られなかったことに歯ぎしりを立てるインキュバスであった。
「へんなおじさんがくやしがってる」
「へんなかおー」
「…おい! 拙者の娘たちにそんな邪な顔を見せるな! 教育に悪い!」
好き勝手にいう親子の言葉にハッとして我に返ると淫魔は再び咳払いをする。
「ふう…まったく。とにかくエッチなシーンを見逃したとあってはもうここに用は無いですね。それでは例によってあなた方を送り届けましょうか」
そう言って淫魔は指を鳴らそうとする。
「オープンザワープ…」
「あ、いや、ちょっと待て!」
ワープゲートを開こうとする淫魔をギンガがさえぎった。
「おや、何か忘れ物でも?」
「ああ、少し…持っていきたいものがある」
「ギンガ! 無事だったのか!よく戻ってきた!」
ライトエリアとダークエリアの境界上に転送されてきたギンガをツバキが出迎えていた。
「おお…ツバキ様! お久しゅうございます!」
ギンガは大仰に再会を喜ぶと、恭しく臣下の礼を取った。
「ん、んん? どうした、確かに無事なのは私も嬉しいが、流石に大げさではないか? まるで長い間会っていなかったようじゃないか」
事情を知らないツバキは苦笑するしかない。
「は、その、話すと色々と複雑なのでございますが…まずは、紹介したい者たちがここに」
ギンガに促されて二人の子供たちが前に出る。
「む…? その娘たちは一体…」
「はっ。拙者の娘たちにございます」
「…は?」
しれっと口にされた衝撃発言にツバキの目が点になる。
「つゆでございます、つばきさまー」
「きりでございます、おみしりおきをー」
ぺこりと一礼する二人の姉妹。
「ど…どういうことだ…?」
今度はツバキが狐につままれたような顔になる番だった。
- 62 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:22:41.94 ID:41DjWORN0
-
その夜。
ギンガはファンタズマの街の教会を訪ねていた。
「この遺灰を弔っていただきたいのですが」
眠い目をこすりながら現れた神父に非礼を詫びた後、ずしりと重みのある布袋を手渡して言った。
「遺灰、ですと」
受け取った布袋とギンガの表情を見比べて神父は訝し気な表情を浮かべる。
「どなたの遺灰ですかな」
「拙者の…」
一瞬、ギンガが声を詰まらせる。
「拙者の、夫の遺灰にございます」
ギンガの瞳はまっすぐに神父の瞳を見据えていた。
その真摯な眼差しに神父も何かを察したのだろう。
「…わかりました。事情は聴きますまい」
「かたじけない。なれば…御免」
ギンガは一礼すると、シュッ、と跳躍し教会の前から姿を消した。
夜の闇のなか、家々の屋根の上を駆けながらギンガは想う。
あの悲し気な咆哮を放つ獣の事を。
彼が結局何者で、どうやって生まれたのかなど彼女は未だ知らない。
ただそれでも、何故か…涙が止まらなかった。
それはあの獣に仕掛けられた暗示の効果が残っていた為なのか、それとも…
(振り切れ、ギンガよ)
自分を叱咤する。
(明日からはまた戦いの日々が続くのだ。ツバキ様の為の。プリうさの為の。そして…娘たちの為の)
一人のシノビが夜の闇を駆ける。
今も胸に残る、どうしようもない切なさとやるせなさを抱え込みながら―
- 63 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:28:55.23 ID:41DjWORN0
- というわけで試作型キメラ編は終わりです
――――――――
ギンガを巣穴に連れて帰ろうとしたが、寿命を警戒して途中の部屋に連れ込む
その部屋でギンガが自ら部屋を出ない様に魔法で暗示をかけてから犯して孕ませる
ギンガが双子を出産するのを見届けるとキメラは死亡
部屋から出れないギンガは救助を待ちながら双子を育てる(部屋には食料が大量に保管されていた)
一年後、皆が助けに来るが部屋の外は1日しかたっていなかった
双子に親としての愛情を覚えたギンガは双子を連れて帰り、立派の娘として育てる事にする
――――――――
少々改変はありますが、なんとか安価内容はやりきったかな。
さて、キメラ編は終わりと書きましたが
ほんの少々蛇足的な文章にお付き合いください
- 64 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:31:00.92 ID:41DjWORN0
-
※これはタワー二階某所にて、とある冒険者が発見した手記より抜粋したものである。
二月一日
このようなことがあってたまるものか。
俺の専門は生物だ。
だがいくら専門外のことだからって、常識で考えてありえないことくらい判別はつく。
研究棟が丸ごと異次元世界に転移しただなんて、そんな世迷言が信じられるものか。
二月二日
冗談じゃない。
研究棟の外へ様子を見に行った奴が、片腕を失って帰ってきた。
化け物に喰われただと?
棟の外には街があって、建物の影から急に飛び出してきた何かに食い千切られたのだと言う。
パニックになっていた人間の言うことなど当てにならんが、確かにあれは大型肉食獣の歯形だ。
一体研究棟の外はどうなっているんだ?
二月三日
ああ、ジェシーが、俺のジェシーが!
俺と一緒に調査に出かけたジェシーが、化け物に連れ去られちまった!
豚のような面をした大男!人間じゃない!
二月十日
個室に引きこもっている間に議論やら喧嘩やらに疲れたのか、みんな大人しくなっちまった。
堅固なセキュリティのお陰で化け物は入ってこれない。
だが棟内の補助電源がイかれたら終わりだ。
二月十四日
精神に変調をきたす者が増え始めたようだ。
この異次元世界とやらに無理矢理連れて来られたんだ、無理も無い。
…今聞こえたのは、銃声か?
二月二十日
また一人出て行っちまった。
おいおい、研究者の端くれなら引き篭もり生活なんて慣れっこだろ?
食料の分け前が増えるのは有難いけどな。
二月二十五日
最悪だ。6人も死んだ。
壁の向こうから化け物が爪をたてる音が聞こえたとアイツは喚いていた。
5人撃ち殺した後、残りの銃弾でテメェの頭をブチ抜きやがった。
畜生、片付ける側の身にもなれってんだ!畜生、思い切りシャワーを浴びてぇ、畜生!
二月二十七日
幻覚だ。
そうに決まっている。
三月一日
部屋の中に人影が浮いていた。今度は俺の他にも目撃した奴らが何人かいる。
テレポーテーションだ、とガタガタ震えながら誰かが言った。
確か空間を飛び越える超能力だろ?
だったら研究棟のセキュリティなんてクソの役にも立たないってことじゃないか…
- 65 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:32:57.41 ID:41DjWORN0
- 三月二日
また一人自殺し、また一人が外へと出ていった。
残った奴らはだいぶおかしくなっている。
俺も自分が正気であるかどうかの自信なんてない。
久々に神に祈りたくなった…俺に神に祈る資格なんてとうに無くなっちまっているのにな。
三月三日
罰なのかもしれない。
俺たちがこの研究棟で行なってきたことを思い返してみれば、神の怒りを買ってもしょうがないのかも知れない。
倫理も何もあったものじゃない、やることなすこと生命への冒涜そのものだ。
けどな、だからといってこのままで終わってたまるか。
さらなる神の怒りを買ったとしても、これまで培った悪魔の技を用いて俺は生き延びてやる。
要するに、外の化け物どもに対抗する術があればいいのだ。
三月六日
皆追い詰められているせいか、あっさりと俺の計画に乗ってきた。
そうだ、化け物たちに対抗する為に俺たちも化け物を創り出す。
出来るはずだ、この研究棟に残されたありとあらゆる研究データ、そして生体サンプルを駆使すれば!
三月十日
あの人影の正体が判明。
魔女アルスト―とあいつは名乗った。
俺たちの研究記録やデータを閲覧するためにここへ侵入してきたのだという。
スパイやらハッカーにはそれこそ「魔女」やら「魔術師」なる二つ名で呼ばれる人間がいるが…まさか本物の魔女、とはな。
それなりに収穫はあったようで去り際にヤツはお礼にと、古めかしい悪趣味なデザインの置時計を残していった。
『私にはもう必要ないからあげる』
『時間を有効に使うことも生き延びるためのコツだものね』
奴はそう言って皮肉めいた笑みを浮かべていた。
とびきりの美女ではあるが…気に食わない。
ふとジェシーの笑顔を思い出した。
いつか子供をつくる約束をしたっけ。
くそ、俺は生きるぞ、ジェシー。
三月二十日
精神的に参っているとはいえ、流石は世界各国よりすぐりの天才的頭脳の集まりだ。
培養カプセル内の幼体は順調に成長を続けている。
ライオン、トラ、猿、ゴリラ、鷹、ハヤブサ、アナコンダ、コブラ、毒蛙、毒蜥蜴、タコ、蛭…エトセトラ。
様々な生物の特徴を併せ持つこいつはまさしく異形と呼べる代物だ。
こいつならきっと、外の化け物たちとやりあえる。
三月二十七日?
何かおかしい。
今日は二十七日…のはずだ。
時間の感覚が狂っているのだろうか。
やはり疲れているのだろう。
かちかちと、あの悪趣味な時計の音が聞こえる。
四月二日
成体に育ち切る前に、アレにもう一種の生物の要素を足さなければならない。
アレが出来上がったところで、我々の命令が通じなければ意味がない。
我々は猛獣使いの訓練などしていないのだからな。
となると、人の命令を聞く為のそれなりの知能が必要だ。
猿やゴリラでは足りない。
ならば、やはり。
四月 日
見たのか!?誰かが、この日誌を!
四月 日
くそ!あいつら、俺をアレに組み込むつもりだ!
ふざけるな、俺は計画の立案者だ!
最後まで見届ける権利が俺にはある!
見届けて、生き延びるんだ俺は、絶対に
ああ ドアのロックが
開錠されて
月 日
かみさ ま たす け
(手記はここで終わっている)
- 66 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/07(日) 18:34:51.42 ID:41DjWORN0
- …以上です。
とりあえず今日はここまで。
では、また。
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/07(日) 18:37:01.74 ID:TsamvnFM0
- 乙でした
- 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/07(日) 18:45:48.52 ID:mMyQMLfkO
- おつおつ。文書に凄い既視感を覚えたと思ったら、世界樹Wの第六迷宮だった。
あそこも
・職員の物と思われる『計画』に関しての手記
・様々な常軌を逸した生物達
・後味が物凄く悪い人形を集めるイベント
・謎の赤いぶよぶよとしか形容出来ない食料(効果はHPMP大回復)
・『虫 危険 開けるな』という血文字
・真っ黒の図書館の様な内装+至るところに付着した血痕のような赤い染み
とプレイヤーのSAN値をガリガリ削ってくからな。
ところで、もしも敵のストックが少なくなってきたらその時に再募集とかかけるのかな?
- 69 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/09(火) 21:01:01.08 ID:frYlitt80
- やはり何かしらコメントして頂けるのは嬉しいですね
>>68
世界樹Wは未履修なのですが
一人称で書かれた手記というネタは
色んな小説とかゲームとかで見てきてるので
どれが元ネタか、と言われるとちょっと特定できないですね
あと、敵の募集はまたいつかやると思います
いつになるかはわかりません
↓キメラ編の戦闘結果
――――――――
〜タワー探索6回目の結果〜
到達階層 2F
現在の魔力球ゲージ 0/5 → 0/5
現在の所持アイテム
『全員攻撃コンマ+20』0個
『全員攻撃コンマ+40』0個
『敵攻撃コンマ半減』 0個
『疲労回復』 1個
『ガスト召喚シール』 0個
試作型キメラ に敗北
ギンガが
試作型キメラ にとらわれ
種付け交尾&出産など
エッチなことをされてしまいました
ギンガがエッチな目に会いました
淫乱度アップ!
ツバキ淫乱LV2
ギンガ淫乱LV1→LV2
ミルキィ淫乱LV1
アリス淫乱LV1
クチナ淫乱LV0
『プリティーうさちゃんズ』は
拠点に戻ります
- 70 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/09(火) 21:03:10.47 ID:frYlitt80
-
プリうさ一行の滞在する宿の一室は賑やかな空気に包まれていた。
「うりゃー! とー!」
どしーん、と小さな女の子がツバキの足にぶつかっていく。
「ははは、いいぶちかましだ! しかしそんなことでこのツバキは倒せんぞ! がおー!」
「きゃー! にげろー!」
「はっはっは!」
わいわい、きゃっきゃとギンガの娘たちが部屋の中を走り回る。
「つ、疲れた…」
一方、テーブルに突っ伏してぐったりしているのがミルキィとクチナ。
「なんで子供ってあんなに動き回れるの…? つーかタフすぎるっしょ…」
「ぜぇぜぇ…つ、ツバキさんも、よくあそこまで付き合えますよね…わ、私はもうムリ…」
無尽蔵に思えるほどのバイタリティを持つ子供たちに振り回されてクタクタである。
「皆、相手をしてもらって申し訳ありません。さぁ、つゆ、きり。2人ともそろそろ寝る時間ですよ」
「えーやだー」
「もっとツバキさまとあそぶー」
我儘を言いながらツバキの足にしがみつくつゆときり。
窘めようとするギンガだが、ツバキが任せろと言わんばかりに視線で制する。
「はは、よしよし。では今度は昔話をしようか。海から現れた化け物を強い侍が退治する話だぞ」
「わー、ききたいききたい」
「よーしよし、じゃあ布団の中で聞かせてあげような。ささ、抱っこしてやるぞー」
「わーい」
ツバキはひょい、とつゆときりを抱え上げると寝室へと運んでいった。
「リーダーツバキ、てぎわが すごい」
アリスが感心したように呟く。
「ほんとね…なんだかお母さんみたいになってる」
「お母さんというより、お父さんっぽくない?」
ミルキィの軽口に、一同はくすくすと笑い声をあげた。
談笑する仲間たちを前に、ギンガは皆の心遣いに感謝していた。
つゆときりを紹介したときにどのような反応をされるのか少々不安に感じていたギンガであったが…
ミルキィもクチナも、そしてアリスも、ごく自然に子供たちを受け入れてくれた。
(拙者は果報者だな。良い主と、良い仲間に恵まれた)
ギンガの胸に暖かいものがこみ上げる。
「ミルキィ、クチナ、アリス。これからも拙者と…あの子たちのことを、よろしくお願いします」
にこりと、優しい笑みを浮かべるギンガであった。
- 71 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/09(火) 21:14:41.92 ID:frYlitt80
- 【ギンガ、一日休みとなります 探索・買い物に出かけることはできません】
ギンガ「zzz…」
ミルキィ「こんなにぐっすり寝てるギンガ、初めてみた」
ツバキ「一年間、苦労していたからな…正直私はまだピンと来ないが」
クチナ「今日はゆっくり休んでもらいましょうね」
到達階層 2F
現在の魔力球ゲージ 0/5
現在の所持アイテム
『全員攻撃コンマ+20』0個
『全員攻撃コンマ+40』0個
『敵攻撃コンマ半減』 0個
『疲労回復』 1個
『ガスト召喚シール』 0個
ツバキ淫乱LV2
ギンガ淫乱LV2
ミルキィ淫乱LV1
アリス淫乱LV1
クチナ淫乱LV0
【今日のプリティーうさちゃんズ方針】
7日目です
今日はどうする?
1.ダークエリア探索に向かう
2.おきつね堂へ買い物にいく
↓1〜3安価指定・最大コンマを採用
- 72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:16:49.27 ID:hEt+iVD90
- 1
- 73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:17:53.91 ID:MhHpsCfw0
- にー
- 74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:18:29.64 ID:VE7ZnVo8O
- 1
- 75 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/09(火) 21:29:29.70 ID:frYlitt80
-
つ、ついに買い物が選択された…!
正直初の買い物イベントということで
うまくやれるかちょい不安
コンマ91
2.おきつね堂へ買い物にいく
ツバキ「よし、では本日は探索を休んでアイテムの買い出しにでもいこうか」
1人選択してください
ミルキィ
ツバキ
ギンガ(行動不能)
アリス
クチナ
↓1〜3 コンマ最大を採用します
- 76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:31:53.47 ID:VE7ZnVo8O
- クチナ
- 77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:32:17.25 ID:BI7hct2HO
- クチナ
- 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:32:34.83 ID:4D5E8YdyO
- クチナ
- 79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:37:51.92 ID:HsbOoEHRO
- みんなそろそろクチナさんにもエロい目に遭ってもらいたいんだな……。
というか個人的にはいつか柚さんも堕としたいけど、この人いなくなったら買い物出来なくなりそうで不安。
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:38:03.89 ID:MhHpsCfw0
- 買い物についてちゃんと見てみたらゾロ目以外は当たりだけか
そりゃ選ばれないわ
- 81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:39:24.82 ID:iHn/QsxIO
- 買い物のシステム一応再掲お願いしたい
- 82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:42:45.29 ID:a7l45lXVO
- 終盤に柚関連のイベントで淫乱レベル5(=バッドエンドからのハイパークロックアップでイベント前に戻る)になったら、油断してレベル5になったキャラと一緒に堕とされる柚のイベント安価とか入れれば本編に支障なく行けそう>柚を堕とす
- 83 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/09(火) 21:46:57.91 ID:frYlitt80
-
コンマ83
クチナが 買い物に出かけます
そう来ると思いましたよ!
※ご存じの通りクチナは
目が見えない人なので
アリスを付き添いにします
エッチな状況になっても
あくまで付き添いなので
絡む可能性は低いと思われます
ご了承ください
で、前スレの>>957で
買い物ルールを新しくしたのですが
もう一度ご紹介します
買い物の流れ
1.買い物に行くキャラを決めます
(安価指定:コンマ高を選択)
2.店への移動パート(コンマを2回取ります)で一度でもゾロ目が出れば敵ギルドと遭遇し戦闘になります
(戦闘は序盤ミルキィの3本勝負みたいな感じでシンプルにやります)
負ければエッチなことをされてしまいます
必殺技、アイテムなどは使えません
勝っても魔力球ゲージはあがりませんが
負けると淫乱レベルは上がります
負けると買い物はできません
エッチなことをされた子は次回の探索に参加できません
3.無事に店に辿り着くと買い物パートになります
コンマでアイテムをゲットできます
コンマは3度とります
つまりアイテムは全部で3つ手に入ります
コンマ次第では同じアイテムが同時に3つまでもらえます
購入アイテム:
00〜20 全員攻撃コンマ+20(戦闘用)
21〜40 全員攻撃コンマ+40(勝利時疲労度が20増える)
41〜60 敵攻撃コンマ半減(戦闘用)
61〜80 疲労回復(全員の疲労度を0にする)
81〜99 ガスト召喚シール(自動:敗北時全員エッチシーン)
店でのエッチイベント
上記3レスの合計コンマが150以上だとエッチなことをされてしまいます
もちろん淫乱レベルは上がります
エッチなことをされた子は次回の探索に参加できません
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:49:52.11 ID:a7l45lXVO
- よーしパパゾロ目か高コンマ出しちゃうぞー
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:50:44.59 ID:a7l45lXVO
- って出たけど今じゃねぇ!
- 86 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/09(火) 21:54:35.37 ID:frYlitt80
-
クチナ「じゃあ行ってきますねー」
ツバキ「ああ、気を付けてな!」
アリス「クチナ、てをつないだほうがいいよね?」
クチナ「ええ、ありがとうねアリス」
クチナお店に移動中…
コンマゾロ目が出ると
敵ギルドと遭遇します
↓1
↓2
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:55:38.07 ID:MhHpsCfw0
- 店で3つ81〜99さえ引ければガスト召喚シール3つとエッチシーンになるのか
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 21:59:20.25 ID:a7l45lXVO
- そぉい!
- 89 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/09(火) 22:15:39.34 ID:frYlitt80
- コンマ07 25
敵ギルドとは会わなかったようです
無事にお店に到着しました!
クチナ「ここなの、アリス? 確かに賑やかな感じね」
アリス「うん、チラシにかいてあるおみせだよ」
アリスのもつチラシには
『おきつね堂 ファンタズマ支店』
『生活用品からバトルアイテムまで!」
『冒険者満足度ナンバーワン!』
などでかでかと書かれている。
「らっしゃーせー!」
「ただいま冒険者アイテム大サービス中!お役立ちアイテム3点セット入りの福袋!いかがっすかー!」
アリス「ふくぶくろ、だって」
クチナ「ふうん、3点セットか…」
福袋を購入します。
中身はコンマで決まります
購入アイテム:
コンマ00〜20
全員攻撃コンマ+20(戦闘用)
コンマ21〜40
全員攻撃コンマ+40(勝利時疲労度が20増える)
コンマ41〜60
敵攻撃コンマ半減(戦闘用)
コンマ61〜80
疲労回復(全員の疲労度を0にする)
コンマ81〜99
ガスト召喚シール(自動:敗北時全員エッチシーン)
アイテムゲットは3個まで
↓1
↓2
↓3
以下3レスの合計コンマが150を超えるとエッチなことをされてしまいます
もちろん淫乱レベルは上がります
エッチなことをされた子は次回の探索に参加できません
- 90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 22:16:23.76 ID:hEt+iVD90
- a
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 22:16:35.41 ID:18Da8GKKO
- そらよ
- 92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 22:16:49.67 ID:wmcoXiZQO
- 99
- 93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 22:16:55.11 ID:RZ0d9eoXO
- ん
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 22:17:21.99 ID:RZ0d9eoXO
- やったぜ
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 22:21:36.12 ID:MhHpsCfw0
- ガストシールは出なかったか…
- 96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 22:23:27.63 ID:pwdikcxKO
- 意外と早く堕ちたなぁ。
さてエロシチュ考えるか
- 97 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/09(火) 23:28:27.01 ID:frYlitt80
- すいません、ちょいと時間かかりそうなんで今日はここまでにします。
エロしちゅ募集までいけなくてごめんね
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/09(火) 23:30:01.83 ID:xNwZRBYjO
- 了解。
とりあえずシチュ考えておくけど、店のエロイベは初めてだけど何か制限はある?
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 08:53:57.67 ID:QkL1G9+cO
- 柚みたいな周囲をのらりくらりとかき回して上手く立ち回る系のキャラはボロボロに堕としてあげたい感あるよね。
というか、商人や薬師キャラには扱ってる魔具や調合したヤバげな薬を是非とも本人で試してあげたい。
(明らかに柚が卸したらしい、わがまま王女をぶっ壊した時の薬とか)
- 100 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 09:34:47.95 ID:Wr44GkjG0
- コンマ76
疲労回復ゲット!
コンマ41
敵攻撃コンマ半減ゲット!
コンマ67
疲労回復ゲット!
現在の所持アイテム
『全員攻撃コンマ+20』0個
『全員攻撃コンマ+40』0個
『敵攻撃コンマ半減』 1個
『疲労回復』 3個
『ガスト召喚シール』 0個
コンマ判定
76+41+67
=184
合計コンマ184
クチナがエッチな目にあいます
- 101 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 09:36:25.75 ID:Wr44GkjG0
-
「くんくん…こんな時こそ私の研ぎ澄まされた嗅覚の出番…」
並んだ福袋を手に取って、一つずつ匂いを嗅いでいくクチナ。
「…よーし、これよ!」
クチナは選んだ福袋を高く掲げた!
ぱぱん、ぱーん!
突如として店内にクラッカーの音が鳴り響いた。
「ひゃあっ!?」
『おおあたり〜〜!』
「え、あたり!? なに、なんなの!?」
「おめでとうございます〜! あなたこそ本日の『福娘』でございます〜!」
クチナの前に飛び出してきたのは兎型の獣人、ラビットガールだ。
ここの従業員らしく、胸元には『研修中』の札を付けている。
「えっ、なになに、これってもしかして何か貰えちゃったりするのかしら!?」
思いがけない幸運に、クチナが色めき立つ。
「うふふふ、それは『こちら』にきてからのお楽しみ!もっとも…」
ラビットガールは何故か申し訳なさそうな顔をして言う。
「『福』を与えるのは貴方のほうかもしれませんけど…ね…」
どしゅんっ…
その瞬間。
クチナとラビットガールの姿が福袋に吸い込まれるようにして、消えた。
「クチナっ!?」
アリスが思わず大声を上げる。
店内の他の客たちが声を上げたアリスに視線を集めた。
「ど、どうしたのお嬢ちゃん。突然大声なんてあげたりして」
近くにいた買い物客のおばちゃんが心配そうに声をかける。
「い、いま、わたしのなかまが…あれ」
一転して、アリスがきょとんとした表情になる。
「あ…あれ? なかまって…いま、ほかにだれか いたっけ…?」
ぽりぽりと頭をかくアリス。
何か大切なことを…忘れているような気がする。
「うーん…なんだっけ…うーん」
ざわめく店内で、アリスはただ首をかしげていた。
- 102 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 09:39:46.01 ID:Wr44GkjG0
-
「な、なに…?なにが起こったの…」」
ラビットガールとともに姿を消したクチナは、先ほどとは全く違う部屋の中にいた。
四方をフスマで囲まれた畳敷きの和室のような部屋だ。
部屋は宴会場のように広く、クチナはその中にポツンと突っ立っている。
もっとも目の見えないクチナに部屋の様子を把握することはできないのだが。
「あ、アリス…どこなの、今近くにいないの…!?」
気配に鋭い彼女は、自分の傍からアリスの気配が消えていることを瞬時に悟る。
それと同時に…
ぞわっ…と。
何か別の強大な存在の気配を感じ取り、背筋を凍り付かせた。
(な、なに…!? と、とんでもないやつが、いる…!?)
いつの間にかクチナの正面に、何者かが佇んでいる。
「んん〜…なかなかの器量よしやないの。今日の『福娘』は当たりやねぇ」
それは妖艶な和服美女だった。
着崩した着物の開いた胸元からはミルキィやギンガに匹敵するたわわな胸の谷間が覗いている。
ふわりとした桃色の髪の上には狐のものと思しき獣耳が飛び出していて、腰の後ろからは金色の獣毛がきらめく数本の尾を生やしている。
クチナには気配だけで魔性の者であると理解できた。
「あら?おたくはん、どこかで見た顔どすなぁ」
女はクチナを品定めするかのように観察したのち、ぽんと手を打った。
「ああ、思い出したわぁ。確かコスプレさせイヤー先生の写真に写ってた子やねぇ」
「あ、あなた、何者なの…アリスをどこにやったの!?」
自分の方が別の場所に移動したと把握できていないクチナが見当はずれな問いを口にする。
「ふふ、安心しはったらよろし、お仲間さんはまだ『表側』の店でうろうろしてはりますよって。忘却の呪を仕込んでるさかい、しばらくあんさんのことは思い出すことはないやろなぁ」
…つまりアリスの助けは期待できないということか。
この場にいるのは目の見えない自分と、得体のしれない魔性の女だけ。
心細い状況に、身がすくみあがる思いがする。
「うちは、『柚(ゆず)』。ダンジョンの行商人兼、このおきつね堂の支配人でありんす」
狐耳の女性はゆったりと、にこやかに自己紹介。
妖艶な空気は纏っていても、その笑顔にはどこか少女然としたあどけなさがある。
「本題に入りますえ。あんさんの選んだ『福袋』なぁ、ちょっとした仕掛けがしてあるんよ。福袋を選んだ女の子の中から特に有望な子を選んで、ここに連れてくるんや」
ぽん、と。 柚の手の中にあの福袋が現れ出た。
「福袋に選ばれたあんさんには、ちょっとしたお仕事をしてもらうさかい。あんじょうよろしゅうな」
「い、いきなり仕事の斡旋なんてされても困ります! 私にはタワー攻略という大事な使命があるんです!帰してください!」
勇気を振り絞って声を上げるクチナに、しかし柚はころころと笑い飛ばす。
「そんなこわがらんでもええんよ。きちんと仕事をこなして、条件を満たせば…ここからはちゃあんと出られるようになっとるし」
「出るための条件…? もしかして、私たちがいる場所って…何かの魔術結界…?」
「あら。なかなか話が早ようてたすかるわぁ」
- 103 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 09:42:06.90 ID:Wr44GkjG0
-
そう言うと、柚はクチナに近づき、ポンと軽く肩を押す。
ただそれだけで、クチナの身体は後方へと勢いよく吹っ飛ばされた!
「ひっ!?」
いきなり身体が宙を舞い、怯えた声をあげるクチナ。
その身体が、後方のフスマへと叩きつけられると―
ビリビリビリビリィィッッ!!
「んにゃぁあああああ!!??」
電気ショックのような衝撃がクチナの体を走り抜けた。
「ふふ、こんなふうに無理やり部屋から出ようとすれば身体はバラバラになってまうよ」
「う、ぐうう…」
「だからここは素直にお仕事しとき? なぁに、そないむつかしい仕事やあらしまへん、お金持ちのお客様方にちょっとサービスするだけやさかい」
「お、おかねもち…サービス?」
物凄くいかがわしいニュアンスを感じさせる柚の言葉に、クチナは物凄く嫌な予感を覚えた。
「そう、サービス。お客さんにた〜っぷり奉仕して、たんまりとお金をはずんでもらえれば、あんさんは自由の身や。できんかったら、一生ここに囚われたまま。わかりやすいやろ〜? ふふふ」
「な、ななな…!?」
どうやらクチナの嫌な予感は的中したようだ。
柚はクチナに『そういう仕事』をやらせようとしているのだ。
「む、無理! むりむりぃ!」
クチナはぶんぶんと首を振って拒否の意を示す。
「だ、だって…わ、わたし、そんなことしたことないしぃ…!」
「ええ、そうなん? みたところ、けっこう年もいってるみたいやけど…」
「にじゅうきゅうさいは!結構とか言われるようなトシじゃないッッ!!」
「あっハイ」
クチナの必死の気迫に一瞬だけ気圧される柚であった。
- 104 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 09:45:04.49 ID:Wr44GkjG0
- 「おほん、まあとにかく。繰り返しになるけど、あんさんにはここで仕事をしてもらいます。で、お金を稼ぐことが脱出の条件やと言うたけれども、そのへんちょっとわかりやすくするためにこういうもんがあってなぁ」
深い胸の谷間から、柚はぴらりと一枚の紙きれを取り出す。
「これは『小切手』や。コトが済んで満足したお客さんがこれに金額を書き込んでくれればそれが脱出の為のカギになる、という仕組みどす」
「ま、まんぞく…お客さんが、満足…うう〜っ」
クチナは顔を真っ赤にしている。
「さぁて、ではそろそろ準備してもらわんとねぇ。オークラさん、オークラさーん」
ぽんぽんと、柚が手をたたくとすっとフスマが開き、大柄な男の姿―オークが現れた。
「はっ、店長、お呼びでしょうか」
胸元に『主任』の札を付けたオークが会釈する。
オークラさんと呼ばれたオークはずいずいとフスマの縁からこちら側に踏み込んできた。
どうやら店員は自由に部屋の出入りができるらしい。
「今日のスケジュール表、見せてぇな」
「は、こちらに」
うやうやしく手渡されたスケジュール表に目を通していく柚。
その視線がある一点で止まった。
「―ふふ、これなんかええなぁ、おもしろそうやわぁ」
注文内容と怯えるクチナを見比べながら、柚は楽し気な笑みを浮かべた。
――――――――
商人 柚(ユズ)
九尾の狐の血を引く女冒険者で、ダンジョンの行商人。19歳。
若干レズの気があるが男女隔てなく愛想が良い。
人目を惹きつける妖艶な美貌と蠱惑的なスタイル、それを台無しにする剽軽な性根を併せ持つ。
冒険に役立つ品々、呪われた装備品、催淫薬や豊乳薬まで各種取りそろえているが
一見しただけではどのような効能があるか良く分からない。
口八丁手八丁で可愛い女の子に淫らなアイテムを売りつけて、使わせる。
実は街にも妖しげな店を構えており、誑かして乱れた女の子の映像を売っているらしい。
正義のギルドが何度も踏み込んでいるが、化かされたように空振りして尻尾は未だ掴めていない。
妖術と狐火を主とした異国の呪い(まじない)に精通しており、単独での戦闘力はチートクラス。
ただし集中力が切れると術が解けてしまうため
大好物の油揚げを見せられたり、くすぐられたり、射乳僻のある巨乳を弄られると、途端に無力化する。
- 105 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 09:46:46.83 ID:Wr44GkjG0
-
柚「ノルマは総額1000万。あんじょうよろしゅう♥」
安価内容について
・ノルマとか言ってますがフレーバー的なものです
・複数のお客さんからお金を集めるのも、一人のお客さんからがっぽり全額頂くのでもどっちでもOK。
・仕事内容は女の子を辱めて眺めるも良し、お客さん自身が参加するも良し。
あと、呪いのVIPルームでは幻術によるシチュエーション変更をお楽しみいただけます。
海岸や風呂場、ラブホ、豪華な屋敷、学校の校舎、その他色々。
注:あくまで幻術によるものです。
皆様の想像力を広げて楽しいひと時をお過ごしください。
さて
おきつね堂の裏側にて
クチナに課せられるエッチなお仕事とは?
※クチナについて補足
クチナが視力を失ったのは
15歳くらいなので
男性のちんちんくらいは
見たことあります。
今回は 4/10 20:00を締め切りとします
締め切り時間以降に>>1の出したレスのコンマにもっとも近い安価を採用させていただきます。
※内容は作者が書きやすいよう改変する可能性がありますのでご了承ください。
↓それでは募集開始
- 106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 10:45:44.91 ID:8lG03UJkO
- 幻術でサウナルームを再現し、脂ぎった複数の富豪たちと汗だくSEX
参加者は体液フェチが大半のため、挿入している男以外はクチナの腋や乳首の汗をベロベロと舐め続け、最終的には男たちに尿までかけられ、クチナは自分の身体から発せられる汗や精液や唾液や尿の猛烈な臭いで気を失う。(気を失った後も、男たちはオナホのようにクチナのあらゆる穴を犯し続ける)
- 107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 11:08:13.43 ID:dsaqfqPIO
- クチナの相手はある大商家の若旦那だった
若旦那といっても結婚はしておらず、そればかりか30手前なのに童貞(商才はあり、商人として有能だし女も普通に好きで不能ではないが、人間としては甘く、優しいため押しが足りない)
そのため、家の策略で何度も見合いを兼ねて柚の店を利用したが大概酒を酌させて終わっていた。クチナも花魁の格好をさせて酌をさせたが、クチナがポンコツかつ不器用で、逆にクチナに酌をすることになり、話を聞いたり話したりした。
若旦那が3日も連続で通いつめ、いつのまにか本当にクチナに惚れ、クチナも若旦那が好きになり、4日目でイチャイチャセックスで脱童貞脱処女
お金を全額若旦那が払い、クチナは解放されたが、解放後もクチナと若旦那はよく会う仲になる
イチャイチャセックスが見たい
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/10(水) 11:17:49.62 ID:QkL1G9+cO
- ステージの上で触手に両腕を拘束され吊り下げられる。
全身を丹念に触手に捏ね回されるも、その最中に耳を触手が這った瞬間一際大きな反応を見せてしまったことで耳を集中的に責められる。
最初は耳の触覚・聴覚と性感帯を同時に責められていたが、やがて耳責めだけで絶頂するようになり最終的には耳元で触手が発するぐちょぐちょ音だけで絶頂するほど開発されきってしまう。
気が付くとクチナはおきつね堂に戻っており、福袋に吸い込まれていた時の記憶は無く時間も経過していなかったが身体の疲労感からすぐにアリスと共に宿に戻った。
だが、次にもしまた福袋に吸い込まれた場合その記憶は瞬時に蘇ることをクチナはまだ知らない。
ちなみに触手責めの映像は高値で取引されているようだ。
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 12:45:04.71 ID:o9CgFGfKO
- 高慢ふたなり魔族のお嬢様がお相手
最初は味見程度のつもりのお嬢様だったが、クチナを気に入り、魔法で分身して本気で輪姦。
全身が白濁に染まったクチナに「また会いましょう」と挨拶して別れる。
次の日、街の中でばったり再開。茶飲み友達になる
- 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/10(水) 13:22:32.62 ID:FTBOByoHO
- 奴隷オークション会場にて、極巨根かつ精力絶倫のふたなりチンポを生やされ、クチナと同じく福袋に吸い込まれてしまった哀れな犠牲者(気が強い俺っ娘の女侍。見た目はアリスレベルのロリ体型。服装は上がサラシで下が袴のみと露出度高め)の調教を命じられる。
最初は戸惑っていたが、ふたなり化の影響で発情してしまい我慢出来ず相手の静止の声も無視して挿入。
しかしクチナが盲目故かそれとも発情からの焦りからか、誤って尻穴に挿入してしまう。偶然にも相手に尻穴の才能があったらしく、入れたクチナも入れられた相手も盛大にアヘる。
クチナは最初快楽に翻弄されていたが、やがて邪教神官時代の一端がフラッシュバックしたのか相手を言葉や抽送で責め抜き始め、射精と嗜虐の快楽にどっぷりハマってしまう。。
相手も最初は反抗していたのが次第に弱々しくなり、最後は自分から尻穴を広げて蕩けた顔で求めるようになる。
やがて限界が来たクチナは倒れ伏し、
完全に堕ち切ってしまった女侍の蕩けた声と女侍への周りの客の入札コールを聞きながら意識を失う。
福袋から出た後アリスと共に帰路に着いている(福袋のことは覚えていない)と、仲間の女侍を探している他ギルドの冒険者に遭遇。知らないかと尋ねられるものの、アリスもクチナも心当たりが無かった。
邪教神官云々はなんかこういうことやってそうかなと勝手に想像してたので、整合性合わなくなるようでしたらふたなり化の副作用みたいに変えて下さい。
あと相手の哀れな犠牲者の詳細やプレイ内容に関しては完全に自分の性癖ブッパです。
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 13:38:55.22 ID:qyFhWPfzO
- 発情する薬を飲まされ、クチナは同じく運悪く捕まった冒険者の男性(20代、そこそこのイケメン)と全裸で部屋に閉じ込められる
部屋は清潔かつ、一枚のマットが置かれているだけだったが、「セックスしてください」との音声が
最初は戸惑い、互いにセックスどころではなかったが時間を共にして仲良くなり、出される食事には発情する薬が混入していた。
気づかないように自慰(実はバレている)したり、キスや愛撫ですませて堪えるに堪えたが、互いに抑えられなくなってセックスをする
名前を呼び合い、指を絡めて気持ちの良いセックスをする。
実はこの部屋は金持ちたちが見ており、余興として金を払う仕組みで金を稼げた
後日、その冒険者と再会し、セフレになる
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 14:12:03.39 ID:OxY7o6KB0
- ゴム着用にしてもらう代わりに一回千円という格安値段で何日も風俗業をさせられてしまう。
しかし、ある時クチナが視力が無いのを利用して穴開きゴムを使って中出しをする客が現れる。
結果クチナは受精してしまうが、これを稼ぐチャンスと考えた柚は公開出産ショーを開催。
妖術で「イク度に胎児が成長する」という呪いをクチナにかけ、参加費一万円で竿役を大量に呼ぶ。
たくさんの男に身体中を犯されイき果てながら、顔も分からない相手の子を皆に見られながら出産
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/10(水) 16:11:12.12 ID:/oL4tDTr0
- クチナの相手は以前所属していた邪教の後輩だった
後輩から恨み言を言われながら犯される
最初は拒絶していたが後輩が邪教の祝詞を詠唱すると自分も詠唱してしまう
次の瞬間、感じる感度が数倍になり、セックスに溺れるように楽しんでしまう
正気に戻った時には下腹部に淫紋が刻まれており、邪教からは逃げられないと絶望する
行こう、無意識に邪教をあがめるような行動をしてしまうようになる
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/10(水) 16:12:24.90 ID:pmMdP/7TO
- 両腕両脚を折り曲げた状態で動けないように拘束、さらに赤ちゃん服とベビー用品を身に付けさせられベビーベッドに寝かされ年甲斐もなく赤ちゃんプレイ。
最初は自分の状態(盲目なので自分の現在の姿を魔法で脳に直接投影された)に気付いた羞恥からやめてもらうよう懇願するが、幼児退行の魔法をかけられ精神が幼児化し言葉も赤ちゃん言葉に。
そのまま周囲にいる『パパ』達からミルク(意味深)やお注射(意味深)をされるも全て『おいしい』『きもちいい』と受け入れ淫乱な赤ちゃん状態に。
途中で催した時は『赤ちゃんだから仕方ない』と諭され着衣のまま粗相をしてしまう。
なお終わって帰ってから何故か無性に死にたくなったらしい。
またギンガが娘達をあやしている様子を聞くと何処と無く冷や汗をかくようになった。
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 16:22:48.54 ID:BOsB7UDzO
- 始めはかるいおさわりやセクシーな踊りなどでお金を稼ごうとするクチナ。
しかし、その程度の稼ぎではいつまで続けても目標額に近づかない。
その為徐々に過激な行為も金額次第で受け入れていくようになり、最終的には金さえ積めばどんな事でもする売女と化してしまう
- 116 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 17:06:27.74 ID:Wr44GkjG0
- おお、平日だから安価募集する時間を長めにとったつもりだったのにもうこんなに投稿されてた…
すいませんが、これ以上投稿数がかさむのもアレなので締め切り時間を18:00までに短縮させていただきます。
締め切り時間以降に>>1の出したレスのコンマにもっとも近い安価を採用させていただきます。
- 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/10(水) 17:26:06.50 ID:BCUPb4JgO
- ステージ上で自分と同じく福袋に引っかかったらしいあらあらうふふ系お姉さん淫魔との濃厚なレズプレイでひたすらねちっこくドSに責められる。
それを見て興奮した男達がステージに乱入、淫魔もさっきまでの責め方とは裏腹に急にドM全開でイキまくる。
急に男達に襲われて怯えているクチナに対して淫魔が『プレゼント』と称して『自身と全ての快感がリンクする』淫紋をクチナの下腹部に刻み込む。その瞬間淫魔の快感が全て流れ込み、先程までとはうってかわって歓喜の声を上げながら集団相手に連続イキ。
目標達成で転移する直前に『また会いましょう』と淫魔にキスされる。
終わった後淫紋は消えていたが、実は表面から消えただけで子宮や卵巣、膣に『感度増幅&時折発情を促す』という効果に代わって刻みこまれている。
なお余談だがこの淫魔、柚とは割りと付き合いが長いらしく柚の店のヤバい薬を『自分に』使うために買い込んだりガストシール×3を当ててわざと福袋に引っかかったり、場合によっては呼んでもいないのに福袋内に入ってくるらしい。
柚側は儲けや薬の臨床結果、淫魔側は快楽を得ることが出来るのでwin-winの関係なのだが、どれだけイキ狂ってもどれだけ危険な薬や魔法で狂っても割りとすぐにケロッと治ってしまうので柚からすれば『堕とせる気がしない』とまで言わしめたヤバい人らしい。
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 17:49:23.77 ID:NIbh85I9O
- >>9の人間牧場の主に買われる
特別な相手ということで1日だけ搾乳される
胸を薬で巨乳にされ、味がよくなるとの事で種付けセックスしてから搾乳
後日、お礼の手紙とクチナの母乳を使った商品が数点届く
人間牧場の主の主は1000万の損失の数十倍儲けた
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 17:56:14.43 ID:3BQOSC5NO
- 柚の販売するエログッズの販売員として働く。売り上のために様々な道具の実演をしたり、客の要望に応えなければならない
- 120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 17:59:41.10 ID:hmrGLOPAO
- 目隠し耳栓猿轡をされた状態で媚薬浸けにされて放置される
胸などに玩具をつけられて、いけない程度の刺激を与え続けられた状態でだれも買ってくれず延々と地獄を味あわせられた後に1000万一括で買われ絶頂を迎える
- 121 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 18:04:38.13 ID:Wr44GkjG0
- 18:00で締め切ります
このレスを判定レスとし、
このスレのコンマに最も近いコンマを採用します
- 122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 18:09:24.89 ID:YffxLyUKO
- くそぅ出遅れた。
そしてこりゃまた的確にクチナを抉ってくるの当たったな
- 123 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/10(水) 18:34:16.97 ID:Wr44GkjG0
-
>>121のコンマ13に一番近いのは
>>113のコンマ12ですね。
クチナの相手は以前所属していた邪教の後輩だった
後輩から恨み言を言われながら犯される
最初は拒絶していたが後輩が邪教の祝詞を詠唱すると自分も詠唱してしまう
次の瞬間、感じる感度が数倍になり、セックスに溺れるように楽しんでしまう
正気に戻った時には下腹部に淫紋が刻まれており、邪教からは逃げられないと絶望する
行こう、無意識に邪教をあがめるような行動をしてしまうようになる
ほほう…何やらクチナの過去の一部が暴かれそうな内容になりそうですね。
ではちょっと考えてみます
- 124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 18:39:44.83 ID:NhumeiYvO
- 1スレ目で無事だった反動からか初のエロイベが中々にエグいクチナ
- 125 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 07:30:31.52 ID:WQma/tMX0
-
「あああぁ〜、どうしようどうしよう。まさかこんなことになるなんてぇ〜」」
広い広い『VIPルーム』の中央でぽつんと敷かれた布団の上で、クチナが頭を抱えていた。
「すっごい変態趣味のおじさんとか出てきたらどうしよう…ああ…やだ…逃げたい…」
ここで客が来るまで待機、と言われたクチナは一人で泣き言を漏らし続けていた。
罠に墜ちて望まぬ『商売』をする羽目になった彼女だが、まだ踏ん切りをつけることが出来ずにいる。
「や、やっぱり、できることならイケメンさんがいいなぁ。見えないけど。でなければ、せめてすっごく優しくしてくれる人とか…」
ムシのいい願望を口にし始めたその時。
シュッ…ぎしっ。
ついに部屋のフスマが開き、何者かが部屋に踏み込んできた。
(ひっ、来た…)
来るべき時がきたのかと、クチナが息を呑む。
ぎしぎし、と畳を踏みしめる音がこちらに近づいてくる。
(あわわわ…どうか、どうか、マトモな人でありますように…)
だが。
そのクチナの願いはある意味最悪の形で裏切られることになる―
「ああ、やっぱり! クチナ先輩じゃないですか!」
ドクン。
『客』の一言を聞いた途端。
彼女の心臓は激しく高鳴り。
表情からは一瞬にして血の気が失せていた。
(…え?)
「まさかこんなところで会えるなんて思ってもみなかったですよ! ね、覚えてます、俺の事?」
(…え? …えっ?)
この爽やかな口調と声色には聞き覚えがある…クチナの身体は自然と震えだしていた。
「え…ええ、と…」
まさか。まさか、まさか。
- 126 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 07:33:25.20 ID:WQma/tMX0
-
「ひ…」
(おねがい。人違いであってください)
ゴクリと、唾を飲み込んでクチナはその名を口にした。
「ヒナト…くん?」
ドクン。ドクン。ドクン。
心臓の鼓動が早鐘のように鳴り響く。
「正解! そう、あなたの後輩、ヒナトです!」
声の主は嬉しそうに大げさに両手を広げるポーズを取った。
「いやぁ、最後に顔を合わせてから何年たつのかなぁ。 ホント懐かしいですよ。 ね、クチナ先輩!」
ヒナトなる人物は再会を喜んだが、クチナは下を向いたまま身体を震わせていた。
「ほら、見て下さいよ、これ! 幹部級の礼服ですよ。 歴代最年少で幹部になれたんですよ、俺」
「そ、そう…なの…す、すごい、わね…はは…」
やっと絞り出せた声は卑屈な愛想笑いのようだった。
脂汗が額ににじみ出る。手足の震えが止まらない。
(なんで、なんで、なんで。 なんで、よりによってヒナトくんが出てくるの?)
今のクチナの胸中を占めていたのは恐怖だった。
決して逃れられない、忌むべき過去からの追手が目の前にいる―!
「…どうしました、先輩。俺のこと、見てくれないんですか?」
「あ…私は、その」
「…あ、そうか。すいません、つい無神経なことを」
ヒナトの声のトーンが低くなる。
「見えないんでしたね。
―神の怒りを買った 貴方には」
「…っ」
「ふっ…ははは。 あーあ、なんていうか、本当に落ちぶれましたね、先輩。昔の貴方は本当に立派な信徒だったのに」
(昔…の…私…)
クチナの脳裏に思い出したくもない過去の景色が蘇ってくる。
それは偽りの栄光に彩られた暗黒の日々―
- 127 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 07:36:22.87 ID:WQma/tMX0
-
クチナが生まれたのは今はダンジョンタワーと化した大灯台のある港町。
物心ついた時から『不思議な声が聞こえる』と口にしていた彼女は周囲から奇異の視線で見られ、気弱な性格へと育っていった。
クチナの母は以前よりとある教団に属しており、クチナが常日頃から口にする『不思議な声』の内容を上層部に報告していた。
クチナが5歳の頃。
上層部はクチナに『神託』の才能があると断定し、クチナの母に一つの命令を下す。
娘を自分の故郷である『村』に連れて帰り、教団の信徒としての修業を受けさせよ、と。
気弱で周囲に逆らうのが苦手だったクチナは戸惑いながらも教団の修行を受け入れ、才能を伸ばしていく。
やがて能力を認められた彼女は若干12歳にして『神官』としての立場に就くこととなった。
才能に恵まれ生真面目に職務をこなす彼女は近い将来、教団を支える大きな役割を背負うことになるだろう―誰もがそう信じて疑わなかった。
「そんな先輩が。
―神を裏切るだなんて、思ってもみなかったよ」
歪んだ笑みを浮かべるヒナトの口調には、明らかに嘲りの色が混じっていた。
「…」
クチナは黙したまま答えない。
「実はですね先輩。俺は今日、別の幹部の付き添いでこの店に来てたんですけど、今日の福娘の目録を眺めてたらなんと!
憧れのクチナ先輩の姿があるじゃないですか! …これは久々に二人で水入らずの話ができるいい機会だなと思って、指名させてもらったんですよ」
彼は座り込んで下を向いたままのクチナの前にしゃがみ込むと、表情を覗き込むようにして顔を近づけた。
「…ねぇ、答えて下さいよ、先輩。なんで『あんなこと』したんです?」
問いかけるその口調にこもる冷気に、クチナは怯え、身を竦める。
「神に捧げる神聖なる『儀式』を…ぶち壊しにするなんて」
―2人の間にしばし沈黙の間が流れた。
「あの時は…ああするしか…なかったのよ」
ぽつりぽつりと…クチナが語り始める。
それはかつて自分が犯した『罪』と『罰』の物語―。
- 128 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 07:46:36.23 ID:WQma/tMX0
-
私たちの神は、間違いなく本物でした。
神を敬い讃える人々はずっと昔から、神から賜る恩恵により豊かな暮らしを送っていました。
母の故郷の村も同様で、村人は皆幸福に日々を過ごしていたのです。
畑は毎年豊かな実りを約束して。
飢えることも渇くこともなく。
流行り病で苦しむような者は誰一人いない。
しかしその豊かさは決して、無償で与えられるようなものではありませんでした。
あの豊かな暮らしは全て『対価』あってのものだったから。
そう、対価を…『捧げて』いたからこその…幸福だったのです。
対価とは…村人の命でした。
村では年に一度、神託によって選ばれた村人を『供物』として捧げており、その対価として村人たちは繁栄を謳歌していたのです。
儀式が行われるのは村の地下に作られた祭壇の間。
決して広いとは言えない空間の中、しかし高級な石材で組まれたその場所は小さいながらも立派な神殿を思わせる雰囲気がありました。
その神殿のような場所の奥には細かくも奇怪なレリーフの彫り込まれた荘厳な扉があり、その扉の中こそが神が降りてこられる場所であると私は聞いていました。
神官である私は毎年この儀式に立ち会って一部始終を見守っていました。
初めて儀式に立ち会った時のことは、今も脳裏に焼き付いて離れません。
一糸まとわぬ姿の少年が、我らの手を取り、
「私はこれより神の御許へと参ります」
そう口にしました。
彼こそ我らの『神託』によって選ばれた、神への供物でした。
我らは彼に祝福と賛辞の言葉を送ります。
「おお ―よ。 貴方の献身により、我らはまた一つ神の愛を得る」
「同胞よ、貴方の魂は神の寵愛に抱かれ、限りなき栄光の中で永遠の安息へと至るであろう」
酔いしれるような、神官たちの言葉に見送られて。
少年の姿が扉の向こうへと去りゆき、しばらくの時間が経つと―
扉の向こうから聞こえてくるのです。
ずるずる、ぐしゃぐしゃと、何か大きなものが這いずるような音が。
そしてそれに重なるように、歓喜とも恐怖とも区別のつかぬ絶叫が響き渡るのです。
老いた神官たちはまるで陶酔するかのような表情でその悍ましい音に聞き入っているようでした。
私は湧き上がる恐怖心と嫌悪感に必死に抗いながら、悪夢のような時間が終わるまで…無表情を装い続けました。
その後、私は儀式の終了と再び一年間の神の加護が約束されたことを村人たちに伝えました。
同時に、自分自身にも言い聞かせていたのです。
これが村の幸福の為なのだ…と。
我らの神を信仰していない他の村々は今も飢えや渇き、病に苦しめられていると聞きました。
だから実際、豊かに暮らす村人たちの姿を見ているうちに。
皆の豊かさのために一人が犠牲になることは仕方がないことなのではないか―
私の心に次第にそのような思いが膨らんでいたことを否定することはできません。
しかし―私のその思いを、そして信仰を…全てを覆すような運命がこの先に待ち受けていたのです。
それは私が村の神官としての役割に就き、3年目を迎えたある日のことでした。
- 129 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 07:53:39.36 ID:WQma/tMX0
-
その年も神は『神託』にて次なる供物を要求してきました。
夢の中で神からの『神託』を授かった私は、全身を汗でびっしょりと濡らしながら目を覚まします。
「そんな…そんな、ことって…」
夢の中に浮かんだ、神が要求する次なる供物とは…あろうことか、私の妹だったのです。
「い、いやだ…そんなこと、させない…!」
- 130 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 07:55:47.32 ID:WQma/tMX0
-
「バカな! クチナ、お前…今なんと言った!?」
神に『供物』を捧げる年に一度の約定の日。
信じられないと言った表情で神官の一人が、私を怒鳴りつけます。
私は震えながらも、背筋を伸ばし、はっきりとその神官に言いました。
「『供物』を村の外へ逃がしました」
当然のように怒声と罵声が、祭壇の間に轟きました。
「クチナ、貴様は! 自分が何をしているのかわかっているのか!?」
「裏切りだ! 教団への、神への冒涜だ!」
「騒いでいる場合か! すぐに神との約定の時間がやってくるぞ!!」
「み、身代わりをたてるのか!? いやしかし、そのような神託など…」
沈黙する私を取り囲んでがなりたてる神官たち。
そうして不毛な言い争いが続くうちに、とうとう約定の時間が訪れたのです。
『― UUUUGUUUUUUYAAAAAGAAAAA !!!!」
扉の向こうから聞いたこともない、どのように表現したらよいのかもわからない音が…聞こえました。
本能的な恐怖が私たちの内から湧き上がり、皆一様に震えあがります。
「み、見ろ、扉が!」
神官の一人が、扉を指さします。
見れば扉の隙間から、黒いインクの滲みのようなものがこぼれだしているではありませんか。
「な、なんだ、あの黒いモノは…」
それは黒い―というより、闇の色をした霧…もしくは煙のようなものでした。
『― AAAAAGGGGGIIIIIYYYAAA !!!!」
あの正体不明の音がまたも轟きました。
それが号令にでもなったかのように、扉が大きな音を立てて開くと…闇の煙霧は一斉に扉から噴き出し、瞬く間に祭壇の間を包み込んだのです。
燭台の明かりもかき消されたのか、私たちは皆暗闇に閉ざされてしまいました。
「ひいいい!見えない! 何も見えない!」
「お、落ち着け!誰か早く、燭台に火をつけ直せ!」
「え、ええと、確かこの辺りのはず…」
神官の一人が闇の中で手探り状態で燭台の位置を探します。
「あった…あ、熱っ!?」
燭台のあったところから、その神官が驚く声が聞こえました。
「お、おかしいぞ…しょ、燭台の火は点いたままだ。点いているのに、『暗い』…」
「ま、まさか…この暗さは、あ、灯りが消えたからではなく…」
周りから、絶望の呻き声が聞こえてきます。
皆、自分たちの身に何が起こったのか…気づき始めたようでした。
そうです。
あの黒い煙霧は部屋の明かりを消し去ったのではない。
この場にいた、私たち全員の光を…視力を、奪っていたのです。
- 131 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 07:58:24.44 ID:WQma/tMX0
-
祭壇の間に神官たちの叫びが轟きました。
「う、うわぁぁぁあ!!」
「か、神よ、お許しを!どうか我らにご慈悲をぉ!!」
「供物は、供物は必ず捧げます!ですから、どうか我らの眼を、どうか、どうか!」
「クチナぁぁぁ!!貴様の、貴様のせいだ!この裏切者めぇぇ!!」
神官たちはパニックに陥っています。
私は身の危険を感じて逃げようとしました。
床や壁を這いずるように動きながら、なんとか手探りで地上への階段の位置を探し当てると、地上へと向かいました。
闇の中を這いずり、転び、ぶつかりながら、おそらくアザだらけになっているであろう体を引きずり、ようやく地上への扉を開きました。
案の定、地上に出たところで太陽の光も私の眼に届くことはありません。
「だ、だれか、だれかそこにいませんか!?」
恐らく儀式の終了の報告を待っているであろう村人たちに向かって私は叫びました。
「し、神官たちが、地下で大変なことになっています! 誰か、手を貸してください!」
しかし、返ってきたのは…たくさんの呻き声と、弱弱しく助けを呼ぶ声でした。
「あ…そ、その声、クチナさまですか…?」
(!? ま、まさか…!?)
「く、クチナ様…お、おかしいんです…ま、真昼間だってのに、きゅ、急に真っ暗闇になっちまって…」
「な、なにも、見えないんです…! た、助けてください、クチナ様…!」
「あ…ああ…あ…!」
そう、祭壇の間にいた私たち神官だけではありませんでした。
あの闇の煙霧は地上にまで噴き出して村の隅々にまで行きわたり…ほぼ全ての村人たちから視力を奪っていたのです。
「ああ…クチナさま、クチナさま…」
「お助けください、神官さま…!」
私同様、目の見えなくなった村人たちの救いを求める声が増えていきます。
若者も、お年寄りも、子供たちも、皆私に救けを求めます。
このような状況を作り出してしまった私に。
(ああ…わ…わたしが…わたしの、せいだ…!!)
私が、神との約定を破ったばかりに。
私が、家族を逃がしたばかりに…!
神の怒りが、皆を巻き込んで…!!
「い、いやぁぁぁぁぁああああ!!!
いやぁぁあああーーーーー!!!!」
私の後悔と絶望の悲鳴が…空しく暗黒の空間へと溶けて消えていきました。
- 132 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 08:01:35.81 ID:WQma/tMX0
-
そこでクチナは言葉を区切った。
包帯の奥に閉ざされた双眸からはいつの間にか止めどなく涙がこぼれ出ている。
「…家族を助けることが、間違っていたとは思わない…でもっ」
供物を逃がしたことで教団から何らかの制裁が与えられる覚悟はあった。
しかし結果はクチナの予想をはるかに超える苛烈なものとなってしまった…
「あそこまで…酷いことになるなんて…思いもしなかった…村の皆には…償っても償いきれない…!」
それ以来…神の恩恵が村に与えられることはなくなった。
毎年豊かな実りを約束していた畑は痩せ細り、数年遅れで流行り病が蔓延し…
多くの村人たちは暗闇の中で絶望し、破滅していった。
クチナは神官の役職を剥奪された後、村人たちの世話をするために村に留まることを選んだ。
村人たちから裏切者と罵倒されながらも、彼女は献身的に彼らの介護を続けた。
それが自分にとっての贖罪であるかのように…
「本当に…無様ですね、先輩」
ヒナトは呆れたような冷めた声で言う。
「俺…先輩に憧れてました。
誰よりも神の声に耳を傾け、誰よりも神の意志を尊重し、誰よりも神の命に忠実であった貴方に」
修行時代、ヒナトはよく年上のクチナと共に行動することが多かった。
クチナはヒナトを弟のように可愛がりながら、時には厳しく信徒としての在り方を説いていた。
『どんなに自分が辛い目に会おうとも、すべては神の愛を広めるために』
『神様の言葉を伝える自分たちの役目の大切さ、それを忠実に行なう誠実さを失わないで』
『いつか一緒に、我らが神のお手伝いができるような立派な神官となりましょうね―』
それらの言葉一つ一つを、修行時代のヒナトは深く胸に刻んでいった。
「けど本当の貴方は違ったんですね。貴方は神への忠誠よりも、肉親への情と言う甘ったれた感情を優先してしまうような輩だった」
- 133 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/15(月) 08:05:12.76 ID:WQma/tMX0
- 「ヒナトくん…」
ああ、彼は今どんな顔で自分を罵っているのだろう。
今はそれが見えないことが、もしかしたら救いなのかもしれないが。
「腹立たしい…本当に腹立たしいですよ! 貴方のような人間に憧れを抱いていた自分が!」
ヒナトの声に孕む怒気が大きくなっていくのがわかる。
「俺はずっと! 貴方こそが、教団の未来を担う人間であると信じていたんだ! 多くの信徒を教え、導き! 飢えて渇いた人々に神の恵みを与え、愛を広める! そんな貴方の隣りにずっと在り続けたいと思っていたんだ!」
反転した憧れは怒りと憎しみに変わり、クチナに牙を剥く。
言葉の刃がザクザクと切り刻むように彼女の心を苛んだ。
「だが違う…お前は魔女だ! 神に背き、教団を混乱に陥れ、人々の豊かさを奪い取った背信者め!」
そう叫ぶと、彼はクチナを突き飛ばした。
クチナの身体がどさりと布団の上に転がる。
「っ…ひ、ひなと、くん…?」
しゅるしゅると、服を脱ぎ捨てるような音がクチナの耳に届いた。
「―罰を与えてやるよ、魔女」
そういうとヒナトは横たわったクチナの身体に覆いかぶさり、衣服をむしり取っていった―
―――――――――
ついにクチナの秘密が一部明かされました。
長い導入でしたが、次はエッチシーンに入っていきます。
では、また。
- 134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/15(月) 09:57:25.99 ID:11swlZAh0
- 期待
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/16(火) 00:36:01.35 ID:yB+FW6tcO
- そういやギンガって最初のエロイベ(搾乳牝牛プレイ)の時に『拙者は子など孕んだことは無い』って言った次のエロイベ(キメラ)で早速妊娠出産のコンボ決めてくる辺り、フラグ回収能力半端無いよな
- 136 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/20(土) 20:18:42.26 ID:Qj2WQFKN0
- 細かいとこまで読んでくれててありがたや…
クチナ編、じわじわ書いてますが難航中
まだしばらくお待ちを…
- 137 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:09:01.84 ID:Ro23D7sj0
- 「う、うそっ…や、やめて、ヒナトくん、やめて…!」
クチナの知っている頃とは違う、力強い男の腕が彼女の身体を押さえつける。
「くそっ、暴れるなよ…大人しく、しろっ…」
じたばたとあがくクチナに舌打ちしながら、乱暴に服を剥ぎとっていく。
「あああっ! やだっ! やだぁ!」
そんな抵抗も空しく、やがてクチナは慎み深い部分を隠す下着一枚を残してその健康的な裸体を晒けだしてしまった。
「ふうん…綺麗な体してるんだな。もしかして経験ないのか」
「うう…無いわよぅ…だから酷いことしないでっ…」
「…まだ自分の立場がわかってないな」
そう言うとヒナトは彼女の美乳の頂きにあるピンク色の乳首をキュッと捻りあげる。
「い、痛っ…」
「罰だって言っただろ? なんならこのまま引きちぎってやったっていいんだぜ」
冷酷な脅し文句を突き付けられ、クチナの心がズキズキと痛む。
「ヒナトくんは…女の人に乱暴するような人じゃないでしょう…?」
かつてのヒナトはクチナ同様、大人しく気弱な子だった。
そんなヒナトに当時のクチナは親近感を覚え、彼の面倒を見るようになった。
彼の方もそんな彼女によく懐いており、そんな二人の姿は仲睦まじい姉弟のようであった。
それなのに…
「いつまでも、姉さん気取りかよっ…あの頃の俺とはなぁ、違うんだよっ!」
そういうとヒナトはクチナの肩を強引に引き寄せ、唇を奪う。
「んんっ!?」
(ひ、ヒナトくんと…き、キス…!?)
無遠慮に唇を舐り上げる、乱暴なキスだった。
「ん、んんっ…ん〜っ!」
ぐいぐいと彼の胸元を押して引き離すクチナ。
息苦しさと悲しさが入り混じって目じりから涙がこぼれてしまう。
「本当に…経験無いんだな」
ヒナトがごくり、と生唾を飲んだような気がした。
「こんなことするなんて…あなたは…本当にヒナトくんなの?」
目の見えないクチナには、今の彼の姿を見ることは叶わない。
まだあどけなさを残したあの頃のヒナトの姿しか想像できないのだ。
「そのセリフ、そのまま返すよ。信じていた先輩がこんな情けない女だったなんて」
クチナをなじりながら、彼女の綺麗な足に指を這わせていく。
「ひぃ…」
昔神官だったころ、同僚の男神官にセクハラじみたボディタッチをされたことはしょっちゅうある。
当然不快な思いをしたものだったが、かつて後輩だった男からそれをされると恥ずかしさもひとしおだった。
(あのヒナトくんが…こんないやらしい触り方を覚えるなんてっ…)
肌をを羞恥の色に染めながら、クチナは身をよじる。
指先は膝上から太腿をゆっくりと辿り、やがてわずかに湿気を帯びた下着へと至る。
「あ…やだ…そんなとこ触らないで…」
ヒナトはクチナの泣き言を無視して下着の上から彼女の花弁をなぞる。
「ん…?」
ヒナトは何か気になったのか、秘部をかくす下着を横にずらし、その部分を露わにした。
- 138 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:14:33.30 ID:Ro23D7sj0
- 「い、いやぁ…!」
大切な部分が曝け出されてますます顔を赤くするクチナ。
しかし次なるヒナトの感想が彼女の羞恥心に追い打ちをかける。
「へ、へぇ…意外と毛深いんだ」
(いやあああああ…)
この時クチナは生まれて初めて『顔から火が出る思い』とはこういうことであるのかと実感した。
「だ、だって…そこは、手入れが難しくて…!」
(あああ恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい)
先ほどの悲壮な意味とは違う意味で涙ぐんでしまうクチナ。
先ほど情けない女だとなじられたが、その言葉が後から大ダメージを食らわせてきたような感覚だった。
「…それにしてもなかなか濡れてこないな」
ヒナトが軽く苛立ったように言う。
わずかに下着に湿り気は帯びているが、ぬめりも少なく準備万端とは言い難い。
「―ならこれならどうだ」
ちろっ…
いきなり閉じた花弁に舌先を這わせ始めた。
「―っ!?」
びくっ、とクチナが体を震わせる。
「う、うそっ、うそぉ! そんなことまでするのっ!?」
クンニリングスの知識はないわけではないが、まさか自分がそんなことをされるとは思いもよらなかったようだ。
かつての事件のせいであの村から必要以上の人付き合いをしなくなっていたクチナは15歳当時から性知識のアップデートが殆どされていなかったのである。
ちろちろ、レロレロと花弁を触れられてクチナの身体が奇妙な感覚に身もだえる。
(あ、ああ…舐められてるっ…わ、わたしのアソコに、ヒナトくんの舌がぁ…!)
閉じた花弁にれろれろと舌先で異様な刺激を与えられ、ついにクチナは我慢の限界に達した。
「うあぁっ、ひ、ヒナトくんがぁ! ヒナトくんがヘンタイになっちゃったぁぁ!」
「だっ、だれがヘンタイだ!だれが!」
心外と感じたか、思わずヒナトも叫んでしまう。
「だ、だって、だってぇ…!」
メソメソと泣き言を言うクチナにヒナトはグッと声を詰まらせる。
「く、くそっ! む、昔からアンタは自分が不利になったらそんなふうにっ…!?」
そこまで言ってハッと我に返り、急にゴホンゴホンとヒナトは咳払いする。
「ま、全くっ…調子を狂わせやがって」
ヒナトは再びクールな態度に戻ると、ぐっとクチナの二の腕を掴んで正面から向き合った。
「この手はあまり使いたくなかったけど…埒が明かないからな」
そう言うとヒナトは厳かな口調で奇妙な言葉を紡ぎ始めた。
- 139 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:18:09.03 ID:Ro23D7sj0
-
『解き放て 神の子供たち
ただ心 赴くまま』
その奇怪な文言はクチナにとって非常になじみ深いものであった。
「の、祝詞…?」」
洗礼を受け、修行を積んだ神官たちは『神の力』の一部を言霊(ことだま)として行使することができるようになる。
それが『祝詞(のりと)』だ。
本来は儀式などを行なう際、信徒たちの精神を昂らせたり鎮めたりするために唱えるものであるが…
祝詞の仕組みを理解できる者であればその内容にアレンジを加え、様々な感情の増幅や抑制を行なうことが可能になる。
『 眠りし獣 その性(さが)
肉の昂り 貪りの 宴 』
神の力を乗せた言霊がクチナの耳に染み入るように響き渡る。
「こ、この…内容は…あ、ダメ、そんな…」
ヒナト同様、神官としての修行を続けてきたクチナにはこの祝詞でどのような効果が生まれるのか瞬時に理解できた。
聞いてはいけない―しかし耳を塞ぎたくても腕をガシリと掴まれたままではそれも叶わない。
そして祝詞の力は聞いたものの意識に直接作用する。
「あ…あ…っ」
やがて祝詞を聞かされていたクチナに変化が生じた。
下腹部にじわじわと甘い熱が生じ、それが全身に波となって広がっていく。
肌が熱く火照り、艶やかな唇からは甘やかな吐息が漏れ始めた。
「ず…ずるい…ずるい…よ…ぉっ…♥」
クチナの言葉にこれまでになかった色気が宿る。
「の、祝詞でこんなっ…こんなエッチな気分にさせるなんてぇっ…」
そう、それこそがヒナトの仕込んだ祝詞の効果だ。
元は感覚器官を鋭敏にすることを目的とした祝詞を、ヒナトはその内容にアレンジを加えることで性的な快感を数倍に高めるという効果に切り替えたのだ。
「祝詞をこんなことに使うなんて…やっぱりヒナトくんはヘンタ…んむっ」
また余計な口を叩こうとした唇を、ヒナトは再び奪う。
「ん…むっ!」
一瞬クチナは硬直するも、先ほどのような抵抗は少ない。
「んんっ…」
唇を舐られる感覚も、恥ずかしさはあるものの恐怖や不快感は薄れていた。
(だ、ダメ…このキス、頭が、フワフワする…)
「んっ…ちゅっ…ふぁっ…」
クチナへの恨みの念とは裏腹に、そのキスは妙に優しさが籠っていた。
ついばむようなバードキスを繰り返し、少しづつ互いの舌を絡めあい、舐めあい始める。
- 140 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:23:49.75 ID:Ro23D7sj0
- 「んっ、ん… はぁっ、 ふぁぁ…」
いつの間にか―
2人は恋人同士の様に熱烈に舌を絡ませあっていた。
(キス…きもちいい…はなれられない…)
唇を、舌を執拗に絡めあうディープキス。
ヒナトの舌のぬめりが、ぬくもりが伝わって、胸の鼓動が一層激しさを増していく。
(あったかい…ダメ…キスが止まらない…よ…)
クチナにとってこんなキスは初めてだったが既に彼女は夢中でその行為に及んでいた。
そしてキスに集中しているクチナの股間に、ヒナトの手が伸びる。
ヒナトの手は再びクチナの下着に手をかけると…今度は直接下着の中の花弁に触れる。
―ぬちゃっ…
(んっ…!?)
ぴくん、とクチナの身体が震える。
「ようやく濡れてきましたね…先輩…」
大事な部分に触れたヒナトの指先には生ぬるい液体がまとわりついていた。
(ああ…ヒナトくんの指が、私のあそこにぃっ…)
くちゅ、くちゅ、くちゅ…
ヒナトの指先が、これまでどんな男にも許したことのない大切な部分をなぞり、撫でまわす。
「や、やぁぁあ…」
自分の中から熱くとろみのある液体が湧き出ているのを実感し、クチナは見悶えた。
(感じてる…私、ヒナトくんの指で感じさせられてる…)
初めて男に秘部を愛撫される感覚は次第にクチナの雌としての要素を目覚めさせていく。
(私…セックスの準備…しちゃってるんだ…)
クチナは指先で熱くぬめる膣口をかき回されながら、既に観念している自分に気づく。
今自分を愛撫している相手は、先ほどまであれほど恐れていた過去の追及者だ。
そんな相手に今、自分は自分の身体を預けようとしている。
祝詞の効果もあるのだろうが、多分それだけではない。
(相手がヒナトくんだから…だろうなぁ…)
最初に彼の声を聞いた時は本当に恐ろしいと思った。
彼が恐ろしかったのではない。自分の罪と向かい合うことが恐ろしかったのだ。
しかし彼に改めてかつての行為を告白した今とあっては、心の淀みが多少は晴れたような気にもなっていた。
それに加えて…
(ヒナトくん…だんだん優しくなってる…)
最初は憎悪と侮蔑に満ちた言葉を吐き、裏切者だと罵り、乱暴で冷酷な態度を取っていたヒナト。
それが今はどうだ、まるで優しい恋人のようにクチナの体を労り、愛撫し、愛しんでいる。
(まるであの頃のヒナトくんみたい。優しくて、あったかくて)
裸体を撫でられ、キスを交わしながらクチナは想う。
「今のヒナトくんになら…抱かれてもいいなぁ」
―本音が。
恐らくは思わず漏れてしまった彼女の本音が出たとたん、ヒナトは愛撫する手を止めていた。
- 141 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:28:15.91 ID:Ro23D7sj0
-
彼の反応に気づき、本音を口に出してしまったと気づいたクチナが「あっ」と慌てたような表情に変わる。
「えっ、あっ! い、いや、違うの、違うのよヒナトくん! 私は、ヒナトくんとはそんな」
「先輩」
「…はい」
「その言葉。取り消さないでくださいね」
ヒナトの声は震えていた。
内心の興奮が爆発するのを押さえつけているかのように。
ヒナトはゆっくりと、既に潤いきったクチナの花弁に狙いを定めるとペニスの先端をその割れ目に押し当てた。
「―行きます」
力を込めて、彼はその肉槍を濡れそぼる膣穴に突き込んだ。
ずぶうっ…めりめりめりっ…!
「いぎぃ〜〜〜っっ!!」
大切な部分を引き裂かれる痛みを堪えながら、クチナの膣穴はペニスを深く受け入れていく。
狭い肉の穴をミチミチと押しのけながら、ヒナトはついにクチナへの挿入を果たした。
(は、はいってっ…ヒナトくんのが、入っちゃってるううぅ…)
「あ、ああっ…キツイっ…これが、クチナ先輩の処女マンコの感覚っ…」
ヒナトの唇から、歓喜と感動の入り混じる呻き声が漏れた。
結合部からは破瓜の証である鮮血が流れ出し、布団の生地に赤い染みを作り出している。
クチナは自分の処女穴深くにずっぽりと迎え入れたペニスの感覚に圧倒されていた。
(いたいっ…だけじゃない。あ、あついっ…入ってきたおちんちんが、とっても熱いっ…)
祝詞による発情の効果は絶大なようで、処女で未開通だったにも拘わらずクチナの肉ビラはとろみのある液体にまみれ、ヒナトのペニスを受け入れていた。
(す…すごいっ…はいってる、だけなのにっ…おなかの奥がじんじんして、きゅんきゅんしてくるっ…)
突き込まれた肉棒の熱さと大きさと存在感。
ただそれを味わうだけでクチナの中の女の部分が急速に燃え上がっていく
(あそこだけじゃないっ…体中が、どんどん…熱くなって…!)
処女を奪われたばかりだというのに唇からは淫らな吐息をもらし、29歳の女の体が身もだえる。
「―う、動くぞ…先輩ッ…」
ずぶっ、ぬちゅうう…!
ペニスへの快感にたまりかねたのか、ヒナトはゆっくりと腰を動かし始めた。
きつきつの処女穴は昂る勃起肉棒をキュンキュン締め上げながらその侵入を受け入れていく。
「うあっ…い、いやらしい穴しやがって…!」
勃起ペニスには穴の奥から湧きだす熱い淫汁がまとわりつき、膣穴はより深いところまで引きずりこもうと蠢いている。
押し込まれたペニスによる内側からの圧迫感にクチナものけぞり、甘い声を漏らした。
「だって…こんなのっ…こんなことされたら…やらしく、なっちゃうよ…」
「まだちょっと突っ込んだだけでしょうが…!」
そういうとヒナトはニヤリと唇の端を歪めた。
「この程度でやらしくなるってのなら…このまま動いたらどうなっちゃうんでしょうね…!」
ずちゅっ、ずっちゅ、ずっちゅ…!
動き始める。始めはゆっくりと、ゆっくりと。
- 142 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:34:04.57 ID:Ro23D7sj0
-
「あっ、ああっ…!? ま、まってっ… うごかないでっ… まだじんじんするからぁっ…」
だがヒナトの腰は止まらない。
それどころか少しずつペースが上がっていく。
ずちゅっ、ぐちゅっ、ぐっちゅ…
(ああぁ、ぐ、ぐちゅぐちゅって、いってる…わ、私のあそこからっ、すごくやらしい音してるぅっ…)
「止まってっ…止まって、ヒナトくんっ…は、恥ずかしいよっ…」
「すいませんね、先輩…これは…ちょっと無理…です」
ずちゅ、どちゅっ、ぬじゅうっ!
「う、ううっ…せ、先輩のナカっ…こんなに気持ちいいなんてっ…ぐうう」
熱くぬめる処女の肉ビラはぬるま湯のような愛液を滴らせながらヒナトのペニスをキュウキュウと圧迫する。
「しょ、処女のくせにっ…こんなにエロい汁垂れ流して、ホントにだらしない先輩ですねっ!」
「そ、そんなことっ言われたってぇ! これはヒナトくんがっ祝詞を唱えたからっ…ああぁっ!」
抑えが利かなくなりつつあるのか。
ヒナトは興奮に身を任せるように、どんどん腰の動きを強めていく。
ぬじゅっぬぶっずぐちゅううっ!
容赦なくヒナトの猛る肉棒がクチナの膣肉をかき回し、抉る。
「ひっ、やぁぁぁ! は、はげしっ…やぁぁぁっ!?」
発情し昂ったクチナの処女マンコはそんな乱暴なペニスの蹂躙でさえ感じてしまう。
(すっ、すごいっ、せ、せっくす、すごいっ! オナニーなんかより、凄く気持ちいい…!)
「ああぁっ、ひ、ヒナトくん、ヒナトくぅぅん!」
「ううッ…そ、そんな甘えた声出すなっ…抑えられなく、なるだろっ…」
「む、無理だよっ…だってっ…ヒナトくんのがっ…気持ちいいからぁっ…」
ぬちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ…!
「いいっ…ひ、ヒナトくんのおちんちんっ…いいよぉ…♥」
その言葉が引き金となったのか―ヒナトの中で何かがぷつん、と切れた。
「あああああっ、くそぉぉぉぉ!! 可愛い!! 可愛いぞ クチナ先輩!!!」
叫びとともに、彼の中に押し込められていた興奮が噴き出した。
「へっ…」
一瞬キョトンとした顔をするクチナ。
「あ、あの、ヒナトくん、今なんて…」
「―ええい! もう取り繕ってなんかいられるかぁ!」
ずちゅっずちゅっどちゅっどちゅっ!!
「ひああああっ!!??」
ただでさえ激しかった腰使いに更なる熱意が上乗せされていた。
「え…!? ちょ、ひ、ヒナトくんっ!? あっ ちょっ、だめっ、激しいっ…あああっ!」
- 143 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:37:34.22 ID:Ro23D7sj0
-
どちゅっドチュっずちゅうっ!
「はぁっ、はぁっ!ううっ、クチナ先輩っ、クチナ先輩っ! ああ、俺っ、クチナ先輩を、犯してるっ…!」
リミッターを外したかのようにピストンしながら、ヒナトが興奮をぶちまけるように叫ぶ。
「あああっ、先輩っ、先輩! 可愛いっ…あの可愛くて、可憐なクチナ先輩がっ…俺のチンポで、こんな…ああっ!」
「ふ、ふえぇえっ、ヒナトくん、ナニ言ってるのぉぉ!?」
熱烈な腰使いに加え、とても恥ずかしいことを叫ばれてクチナの脳は快感と混乱で飽和状態になりつつあった。
「ああ、エロいっ、いやらしいっ…クチナ先輩が、俺に犯されて、見悶えて…」
ずんっ、ぐっちゅ、ずぶっ、ぐっちゅ、ぐちゅううっ!
「あーっ! あぁーっ!!」
ピストンと恥ずかしい言葉の二重攻撃にクチナの興奮も昂り、更なる嬌声が上がる。
(ヒナトくんっ…ヒナトくんが、私のカラダでこんなに…!)
懸命に腰を打ち付けるヒナトの背にクチナは手を回し、抱きつくように力を込めた。
ずちゅずちゅ、ぬちゅぬちゅと淫らな水音を立てながら、二人の男女はクライマックスに向けて突き進んでいく。
「ああ…先輩っ、俺、も、もうっ…」
その時が近づいているのか―
歯を食いしばり、呻くようにヒナトが囁いた。
「ああっ、で、射精るっ…先輩の、中で…射精るう…!」
ずちゅずちゅずりゅう! ずっぷずっぷずぶううっ!
爆発寸前のペニスが容赦なくクチナの膣内を抉り、擦りあげる。
「ひなとくん…わ、わたしも…もう、だめぇ…♥」
激しいピストンで身体を揺さぶられながら、クチナは蕩けるような甘い声で囁いた。
「い、いっちゃうの…わたし、ヒナトくんのおちんちんで…いかされちゃうぅっ…♥」
「うああっ、先輩、先輩ぃぃ!!」
ずぶっずぶっ!ぐちゅっ、ぐちゅんっ!
「う、受け止めてくださいっ…お、俺の、俺の…!
う、うおぉぉぉぉおおっっ!!!」
ケモノのような咆哮を上げながら、ヒナトはクチナの最奥でその情欲を爆発させた。
どびゅううっ、どぴゅっ、どぴゅっ!
勃起肉棒から熱く濃厚な白濁雄汁が弾け、溢れ出す。
びゅるるるっ、ずびゅびゅううっっ!!
「あ、ああああっ!」
クチナの嬌声が上がる。
胎内に熱い液体がぶちまけられ、拡がっていくのがわかる。
「あ、あ、い、イクっ、いくうううっ! ヒナトくんのおちんちんでっ…イクぅぅぅぅ〜〜〜っっっ!!!」
びく、びくん、びくんっっ!!
雄の欲望汁を受け止め、熱く燃え盛る女の身体は絶頂快楽に打ち震える。
(ああぁぁっ、こ、これが、セックスっ、すごいっ、セックス、すごぃぃっ)
激しい快楽の虜になりながら、より一層の力を込めてヒナトの身体を抱きしめる。
ヒナトもクチナの華奢な身体を抱きしめ、身を震わせながらビクビクと精を吐き出し続けていた。
- 144 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:43:07.98 ID:Ro23D7sj0
- 「あっ…あ…ま、まだでてるっ…ヒナトくんの、せ、せーしがっ…」
うっとりと呟くクチナの唇を、ヒナトの唇が塞ぐ。
しばし2人は繋がったまま余韻に浸るかのようにねっとりとしたキスを交わした。
「れろっ…んぷぁっ…」
しかし二人の営みはまだ終わったわけではなかった。
ヒナトは唇を離すと、クチナの顔を見下ろして言った。
「ま、まだまだ…こんなことくらいで静まるかっ…」
彼の言う通り、激しい射精を果たした彼のペニスはクチナの膣内に収まったまま、再び硬度を取り戻しつつあった。
「ゆ、夢にまでみたクチナ先輩とのセックスなんだ…ま、まだ終わらせませんよ…」
耳元で熱っぽく囁く彼の言葉に、彼女の中の情欲も再び燻り始める。
「ヒナト…くん…わたしもっ…治まらない、よ…」
これまで異性からの性的な刺激など無縁だったクチナの体は祝詞の効果もあってなお強く咲き誇ろうとしている。
それはクチナ自身がこれまで思いもよらなかったいやらしい雌としての自分の発露であった。
「きて…ヒナト…くん…」
2人の交わりはまだしばらく続きそうだった。
どちゅっ、どちゅっ、どちゅっ!
じゅぶっ、じゅぶっ、ぬぶううっ!
「んああぁぁっ! すごいっ、ヒナトくんっ、すごいよぉっ♥」
「うあ、ああっ、先輩っ、先輩っ!」
2人は互いを抱きしめあいながら、懸命に腰を打ち付けあっていた。
恋人同士の様に指を絡めあい、互いに唇を舐りあう。
ごっちゅごっちゅとペニスの先端が子宮口に突き当たり、その度にクチナの唇から淫らな喘ぎが漏れる。
「ああっ、いいっ、きもち、いいいぃっ! はずかしいけどっ、きもちいいのぉっ!」
(ああ、信じられない。あのヒナトくんとセックスして、こんなにやらしい声をだしちゃうなんて…!)
どれだけ時間が経ったのだろう。
2人はすっかりセックスの虜になっていた。
「あんっ、ああっ! ごりごりきちゃうぅっ、ヒナトくんのっ、乱暴だけど優しいおちんちんにっ、愛されちゃってるぅ!」
ぐちゅんっ、ぐちゅっ、ずちゅ…
もう互いに恐れも恨みもない。
今の二人は情欲に赴くままに腰をぶつけ合う、一対の男と女でしかない。
- 145 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:45:28.37 ID:Ro23D7sj0
-
「ああっ、やあぁぁぅっ、き、聞かれちゃうっ…恥ずかしい声も、やらしい音もっ…ヒナトくんに聞かれちゃうよっ…」
「もっと、聞きたいですっ…先輩の、やらしくて可愛い声…うううっ、おおっ!」
どっちゅ、どっちゅ!
容赦なく弱い女の急所を責め立てるヒナト。
憧れの女に男根を突き立て、彼女の全てを味わいつくすことに無我夢中になっていた。
「あ、あの、ヒナトくん、あの、可愛いって言われるの、うれしいけどぉっ…さ、さすがに、私そんなふうに言われる歳じゃないしぃっ…」
「クチナ先輩は今も昔もずっと可愛いです! 凛とした佇まいも!ちょっとドジを踏んでしまうところとかも!俺はずっと可愛いと思ってましたぁっ!」
「んにゃああぁぁぁ〜〜!!??」
熱烈な腰使いで責められながら更に恥ずかしい告白までぶつけられて、まさにクチナは頭が沸騰してしまいそうだ。
確かに昔、後輩として彼を可愛がっていたころもそんなふうに見られていたと思えるフシはある。
しかし数年越しに、こんな形でそんな想いをぶつけられるとは。
(もう、もうダメ…いろんなことが起こりすぎて、頭がクラクラするう…)
想いも身体も最高潮を目指して、2人の絡み合いは続く。
互いの汗と汁が交じり合い、布団の生地をぐっしょりと濡らしていく。
「ああっ、先輩っ…俺、また…ううっ」
「いいよ、きてっ…私のいちばん奥にっ…ヒナトくんのせーしっ、いっぱいぶっかけて…!」
どびゅっ! どびゅどぶううっっ!! どびるるるっ!!!
数度目の射精がまたもクチナの膣内に放たれた。
「あ、あ、ああああっ!!! あ、ついっ、あついぃぃっっ!! い、いくっ、わたしも、いくぅぅぅぅぅっっっ!!!」
膣内に熱い情欲の濁流をぶちまけられながら、クチナが激しい快楽絶頂に震えて叫んだ。
びるるるるっ…ぴゅるっ…
やがて思いの丈を込めた白濁液を出し切ったヒナトは精魂尽き果てたのか、クチナの身体に体重を預けるように脱力した。
そのままヒナトは甘えるように、クチナの汗ばんだ美乳に顔を埋めた。
「せん…ぱい。くちな…せんぱい…」
そんな彼の頭をクチナはそっと撫でながら、
(前にもこんなことあったっけ…)
かつての修業時代のヒナトの事を思い返していた。
親元を離れて寂しがっていたヒナト少年。
甘えん坊だった彼は夜一人で寝ることを嫌がり、よくクチナの寝床に潜り込んでいた。
クチナは彼が寝息を立てるまで昔話をしたり、未熟なりに神の教えを説いたりした。
そんなヒナト少年が今は大人として成長し、教団内で出世し、そして自分と…
- 146 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:49:58.45 ID:Ro23D7sj0
-
「…ヒナトくん。やっぱり、私のこと許せない?」
頭を撫でながら、ふとそんなことを聞いてみる。
「―」
しばしの沈黙があって。
「―俺は」
ヒナトはクチナの胸に抱かれながら語り始める。
「…先輩が裏切ったことを、恨んでいるのは本心です。でもそれは神を侮辱したからとか…そんなんじゃない」
クチナとつないだ手にグッと力がこもる。
「怖かったんだ。俺の傍から貴方がいなくなったことが」
そう言う彼の声は震えていた。
「俺もここまで来るまで、教団の色んな面を見てきました。当然、あの『儀式』だって」
そう。
あの生贄の儀式はクチナの村だけで行われているわけではない。
あの村の他にも、様々な村や町があの神からの恩恵を受けながら豊かな暮らしを送っているのだ。
生贄と引き換えに。
クチナと離れ離れになり、その後神官としての任についたヒナトも彼女同様、どこかの村や街であの悍ましい儀式の数々を見てきたのだ。
「いつも…いつも夢に見るんです。供物として捧げられていく人々の姿が…あの笑顔が」
そう…彼らは笑うのだ。
自分の人生が最期を迎えようとしている時に、神の御許へと行くことができるのですと、穏やかに。
そんな『供物』たちの姿を見るたびに、ヒナトは恐怖を覚えていた。
「なんで…なんで笑っていられるんだ。あんな恐ろしいことが待ち受けているのに。ああ…悲鳴が…聞こえる…あのずるずるぐちゃぐちゃとした音が…ああ…!」
ぽたり、とクチナは胸元に熱い雫が落ちるのを感じていた。
「助けたかった。間違っているって言いたかった。でも…そんなことしたら、俺もクチナ先輩みたいに…他の人まで巻き込んで…」
教団の信奉する、村全体の幸福と引き換えに供物を要求する神。
その存在に逆らう者にはどんな神罰が降りかかるのか―敬愛するクチナ先輩は身をもってそれを示してしまった。
彼女の悲劇を目の当たりにしたヒナトには神の意志に逆らおうという選択肢など最初から無かったのだ。
そして彼は何もできないまま…供物となる人々を見送り続けた。
気弱で大人しい彼にとって地獄のような日々であったことは想像に難くない。
「そんな俺が、気付いたら教団の幹部さ」
自嘲と絶望の籠った言葉だった。
「幸せの為とか言って、口車に乗せて生贄にして。何が神官だ…神とかいう化け物にへつらう、ただのペテン師だ」
震える声からは怒りと絶望の感情が溢れんばかりに伝わってくる。
彼の告解を聞いていたクチナの手も震えていた。
かつて同じ境遇にいたクチナだからこそ、彼の苦悩は痛いほどに理解できてしまう。
「辛かった…よね。
―ううん、ヒナトくんにとっては…今も辛いんだよね」
恐らく今のヒナトが見ているものは、あの儀式だけではない。
幹部にまで出世したというからには、もしかしたらそれ以上の恐ろしい何かを見ているのかもしれない。
- 147 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:53:50.19 ID:Ro23D7sj0
- 「そんな辛い時に…一緒にいてあげられなくて」
抱きしめるクチナの腕に力が籠る。
「ごめん…ごめんね…」
逃れられない理不尽な運命を背負ったかつての少年に、クチナはただ謝ることしかできない。
「クチナ先輩…そう思ってるなら」
ぼそりと、胸の中のヒナトが言う。
「やりなおしましょうよ、クチナ先輩っ…」
「え…」
「戻ってきてください、クチナ先輩。また神官としてやっていけるように俺が話をつけてきますから」
「ヒナトくん…」
急に言葉尻を捕らえて説得にかかるヒナトにクチナは困惑した。
「改めて信仰と忠誠を示していけば、神だって先輩のことを許してくれるはずです!」
説得する言葉には必死さが籠っている。
「だから、俺たちまた、昔みたいに一緒にいましょう! こ、今度は俺が先輩を守りますから…!」
―ああ、そうか…とクチナは納得した。
単純な理由だ。ヒナトは一人が怖いのだ。
一人ではいずれ自分はアレの恐怖に押しつぶされる。
だから彼はクチナという心の支えを欲しているのだ。
「俺は…貴女さえ隣りにいてくれたら、なんだって耐えられるんだ…だから…」
助けを求める悲痛な声がヒナトの喉から絞り出される。
「 一緒に、いてください、よぉっ…! 」
彼の心からの本音がクチナの心を激しく揺さぶる。
一緒にいてあげたい。
昔と変わらぬ気弱な彼の力になってあげたい。
クチナの中にもそう思う気持ちは確かにあった。
しかし…
「私は一緒には行けない」
クチナの言葉は無常だった。
「私には私の、やらなければならないことがあるの」
呻くような彼の声が聞こえた。
「だから…ごめん。ごめん…なさい」
感情を押し殺すような『ごめんなさい』の言葉。
胸の中のヒナトは、怒りか悲しみか…ぶるぶると身体を震わせた。
ぽたぽたと、熱い水滴がクチナの胸元に落ちてくる。
「くそっ…やっぱり、あなたは、魔女だっ…僕を、見捨てていく…酷い人だ…」
呪詛の声は涙声になっていた。
「本当にね。本当に、ひどい…女」
眼前の闇を見つめながら…クチナは小さく呟いた。
唇の端を自嘲に歪めながら…
- 148 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 18:58:05.09 ID:Ro23D7sj0
-
セックスのひと時からしばらくして―
ヒナトは気持ちが落ち着いた後、手渡されていた小切手に金額を書き込んでいた。
これでVIPルームに囚われた女性はここから解放されるはずである。
クチナは初めてのセックスで心身ともに疲労したためか、今は安らかに寝息を立てている。
ここの従業員から聞いた話だと、一仕事終えた女性は解放される際に記憶を一部封じられるのだそうだ。
おそらくクチナもここで彼と体を重ねたことを忘れてしまうのだろう。
「先輩からすれば会わなかったことになるのか…」
ヒナトは寂し気に小さく呟いた。
このままクチナと別れてしまうのは辛いが、それでも彼女に拒絶されたことで彼の中で何かが変わっていた。
自分と彼女は違う道を歩んでいるのだと、割り切ることができた。
教団にいる限り恐怖の日々は続くのかもしれないが、それでもほんの少しは…立ち向かう勇気のようなものが生まれたような気がしていた。
「先輩の…やらなければならないことって、なんだったんだろうな」
なんとなくだが、彼女がタワーにいることと無関係ではないのだろうと彼は思った。
「うう…ん」
ごろりと転がった拍子に掛け布団がめくれて、あられもない姿を晒してしまうクチナ。
「…やれやれ。最後まで先輩はこの調子か」
このまま彼女が眠っている間に出て行くつもりだったのだが…
苦笑しつつ、布団を直そうとヒナトは横たわるクチナに近づいた。その時だった。
ぞくっ…
強烈な悪寒がヒナトの身体を走り抜けた。
全身が硬直し、冷や汗が噴き出してくる。
「なんだ…今の…」
周囲に冷気が立ち込めているかのように、ヒナトは身体を震わせた。
そして次の瞬間、自分の右腕が…自分の意思とは関係なくなんらかの『印』を結んでいることに気づき、またも彼は驚愕する。
「なんっ…だ!? 手が、勝手に…!」
強烈な何らかの意思が自分の身体をあやつり、動かしている!
混乱しつつ必死に抗おうとするヒナトだったが抵抗空しく、彼の右の手のひらは露わになったクチナの下腹部に手をかざしていた。
(先輩…! 先輩に何をしようと…)
かざした手のひらが熱くなり、同時にクチナの下腹部に薄く桃色に輝く紋様が浮かび上がった。
(こ、これは…『刻印術』!? 何者だ!? 俺の腕を使ってこんな…!)
刻印術。
祝詞と同様、信徒たちを統率するために使う神官の技術の一つである。
今クチナの下腹部に定着しつつある刻印はいわゆる『淫紋』と呼ばれる、他者の性欲に反応して強い発情を促す効果をもつ刻印である。
ある種の儀式の際に刻まれる刻印なのだが…
- 149 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 19:00:19.24 ID:Ro23D7sj0
- 「く、クチナ先輩! 起きて下さい! 何かとてつもないことが…起こっているっ…!」
このままではいけないと、眠り続けるクチナに呼びかけるヒナトだったが。
『無駄だ。この魔女の意識は封じている』
クチナのものではない声が、クチナの唇から紡がれる。
「!?」
(ま、まさか、この声は…! そして、俺の腕を操っているのは…!)
ヒナトの魂が恐怖に震えた。
この恐怖はアレと同質の物だ。
そう、あの儀式の時に扉の向こうにいるアレに対する恐怖と。
『刻め。これはこの女への褒美である。我が与えし使命に忠実に従う者に対しての』
どくんどくんと、ヒナトの手を通して力が送り込まれていく。
やがて淫紋はクチナの下腹部に完全な形で刻まれ、定着した。
淫紋が刻まれたクチナはゆっくりと起き上がり…ヒナトに対して笑みを浮かべていた。
ヒナトの知っている優しい笑顔ではなく、この世の邪悪を全て顕すかのような凄まじい笑み。
「あ…あ…」
恐怖に震えるヒナトに向かって、クチナではない何かが語り掛ける。
『忠実なる信徒よ。汝は知りたがっていたな。この女の成すべき使命について』
悍ましい声はヒナトの鼓膜を通り抜け、彼の意識に直接語り掛けているかのようだった。
この感覚は『神託』を受け取る時の感覚に似ている―
ヒナトの意識が揺らいでいく。
―見るがいい。
―これが、哀れなる魔女に課せられた使命である…
- 150 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 19:02:30.79 ID:Ro23D7sj0
-
あの裏切りの日から数年後のこと。
目の見えぬ村人たちのため、ずっと彼らの為に尽くす生活を送ってきたクチナにそれは訪れた。
介護に疲れて眠るクチナの意識に…あれ以来聞くことのなかった『神の声』が…
神託が告げられたのだ。
『裏切りの魔女よ
我が命に従え―
さすれば 貴様と
貴様の周囲の者たちへの報いは
全て取り除かれよう―』
「従えば、救われるのですか」
意識が深い闇に囚われたまま、クチナは問いかける。
「あの時、光を失った村人たちの眼を…!
元に戻してくれると 言うのですか!?」
かつて裏切ってしまった村人たちへの罪悪感がクチナの心を突き動かす。
『神託』を告げるものは否定も肯定もせず、語り続ける。
『海と大地の狭間の塔
闇より生まれし大いなる力によりて魔窟と化す時。
東方からきたる剣士
銀の鍵の使い手
そして金髪のレンジャーとともに塔を登れ。
塔の頂きにて全ての運命(さだめ)を受け入れよ』
「それを私にやれと、おっしゃるのですね」
やはり返答はない。
だが声の主は知っている。
彼女に選択の余地など無いことを。
「―わかりました」
決意と覚悟を込めて、クチナは了承する。
「やってみせます…でも…貴方のためなんかじゃない!!私は村のみんなのために全てをかける!」
目の前に広がる絶望的な深い闇に向かってクチナが叫ぶ。
「たとえ新たに誰かを裏切ることになっても…! 村人だけは…私が不幸にしてしまった村人たちだけは、絶対に救ってみせる!」
闇の向こうで何かがほくそ笑んだような気配がした。
全ては己の手のひらの上だと言わんばかりに―。
- 151 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 19:05:07.33 ID:Ro23D7sj0
-
そしてクチナはタワーに挑む。
それは教団の為ではなく。
神の為でもない。
彼女の目的は自分の罪を清算すること。
自分の判断のために光を失い絶望した村人たちを救うことだ。
例え、神の指令を完遂することで新たな罪を背負うことになるとしても。
クチナは前に進み続けるしかない。
クチナは思う。
(いつか村人たちを救うことができたならば…その時こそ私は決着をつけよう。
二度と神の言いなりになることのないように。
私が二度と、誰も裏切ることのないように―)
薄暗いVIPルームの中で、ヒナトは意識を取り戻していた。
全てを見た彼はワナワナと身体を震わせている。
「あ…ああ…先輩、クチナ先輩、貴方は…!」
いつの間にかクチナも『何者か』の支配から放たれ、再び布団に倒れ込んで寝息を立てている。
「あ…あなたは、運命から逃れたわけじゃなかった…! まだ戦っている…こんな、恐ろしい運命を相手に…!」
ヒナトは祈りたかった。
なおも絶望的な運命に立ち向かおうとするクチナの為に。
新たな罪を背負ってでも歩き続ける魔女の為に。
(でも…俺は誰に祈ればいいんだ。誰が先輩をこの運命から…救ってくれるんだ…!)
暗い闇に閉ざされた部屋の中で、安らかな寝息を立てる彼女を見つめながら。
ヒナトは涙を流すことしかできなかった。
- 152 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/04/30(火) 19:09:16.34 ID:Ro23D7sj0
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そろそろファンタズマの街が薄暗くなってきたころ。
アリスはおきつね堂の前でぼうっと佇んでいた。
「あっ…クチナ」
ようやく待ち人がふらふらと店の中から出てきたので、アリスはほっと息をついた。
「クチナ、いままでどこにいたの」
「え…あ…アリス。あれ? そういえば私、何をしてたのかしら…」
記憶を辿ろうとしてもなぜか頭の中に靄がかかったようにはっきりと思い出すことができない。
はっきりしているのはクチナの手に先ほど購入した福袋が掴まれていることくらいだ。
「確かこれを買って、お会計を済ませて…あれ?」
「…なんだかわたしも いままでなにをしてたか よくおぼえてないんだけど」
お互い頭の上にハテナマークを浮かべて首をかしげる2人。
「おもいだせないね。 とりあえず やどやにもどろ」
そう言って、アリスがクチナの手を握る。
「アリス」
ぼそりと呟くような小さな呼びかけに、アリスは振り向いた。
「ごめん…ごめんね」
声の主は何故か涙声で…ごめん、の言葉を繰り返す。
「クチナ、ないてるの?」
理由は判らないが…
仲間に対して押し込めていた罪悪感が、急に噴き出してきたようだった。
閉ざされた瞼の端から涙がこぼれて止まらない。
(ごめん、みんな。私はこの先みんなをもっと酷い目に合わせてしまうかもしれない)
心の中で、仲間たちに謝罪を続ける。
己のエゴに付き合わせてしまっている仲間たちに。
(いつか、償わせて。私の運命が全て決着したその時に―)
深い深い闇に囚われたまま―
クチナの贖罪の旅はこれからも続くのだった。
おまけ ?
「あれ…なんだろ、これ」
宿に戻ったアリスは、自分のポーチに小さな紙切れが入っていることに気が付いた。
紙切れにはこう書いてある
『ゆずさまは あぶらあげに よわい』
と…
「ゆずさまって…だれ?」
意味の分からないメモ書きに、また首をかしげるアリスであった。
ラビットガール「ふふふ…」
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