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【安価】奴隷を買って好きにいじれ(2)
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165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/06(土) 20:54:23.85 ID:d7CqBvak0
一度放して話す
166 :
オパビー
[saga]:2019/04/06(土) 21:36:09.19 ID:kwqLAtPM0
私「ま、待てっ………!」
私はルイを引き剥がし、起き上がった。
ルイ「んあぁっ…………」
バタバタと羽ばたき、必死に前に進もうとしているルイを抑えながら私は言った。
私「ルイ、一端落ち着け! 落ち着けって!」
ルイ「はあ、はあっ………」
私が話しかけると、ルイは徐々に落ち着きを取り戻した。
それと同時に、ルイの瞳に涙が溢れてきた。
ルイ「………っう…………うああっ………ひぐっ………」
私「………………どうしたんだよ」
恐らく、夜這いをしようと思ったのだろう。
しかし、セックスの「セ」の字も知らない筈のルイが何故………?
ルイは翼で涙を拭いながら、話し出した。
167 :
オパビー
[saga]:2019/04/06(土) 22:01:38.99 ID:kwqLAtPM0
ルイ「い、言えないのっ。い、言っちゃダメって、マ、ママから言われてるから」
いや、今はっきりと誰の吹き込みかは言ったけれどな。
私は考えを巡らせた。
吹き込んだタイミングは、昼にラクレシアがルイを連れて行った時だろうな。
あの時恐らく、ラクレシアが全てを教えたのだろう。
全て、と言うのは夜這いからセックスの仕方まで全てをだろう。
何てことをしてくれたんだ…………
しかしルイが言いたくないと言うなら、ラクレシアの事は聞かないようにしよう。
別の事を話そう。
私「>>下」
(ちなみに安価通りこの後セックスする事は確定)
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/06(土) 22:12:40.92 ID:IKvCSDPno
こ、こういうのはもっと段階を踏んでからにするべきなのでは
私の心の準備がまだ…罪悪感が…
(でも8歳児並の力では本気のルイに勝てず負ける)
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/06(土) 22:15:18.45 ID:1AEJ9E6Jo
おのれラクレシア(ええぞ!ファインプレーだラクさん!)
170 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 10:14:14.95 ID:Bqog8VIx0
私「なあ、ルイ。こ、こう言うのはもっと段階を踏んでからにするべきなのでは………」
私がそう言うと、ルイは首を横に振った。
ルイ「ううん。私は二番目だから、ぐすっ。大事にしてもらうためには、よばいしてせっくすしないと、ひぐっ、いけないから。そうすれば、だっ、大事にしてもらえるから」
………そう、ラクレシアから聞いたのか。
違う、それは間違いだ。
私はルイの頬に手を当てる。
私「違うんだ、ルイ。ルイは二番目なんかじゃない。パトリシアと同じ家族だ。一番も二番も無いんだ。こんな事をしなくたって、私はルイを大事にする」
ルイはズズッ、と鼻をすすり、頷いた。
ルイ「うん………うん…………っ!」
私「なあ、お願いだから分かってくれルイ。私はちゃんとルイを愛している。家族としても、妃としても。だからもう………大事にされてないなんて、思わないでくれ。今夜は止めよう」
ルイは頷いた。
分かって貰えたようだ。
しかし、ルイがセックスとは何たるかを知ってしまった以上、この先その問題は避けられない。
いつ頃行為に至るかも考えなければ………
その時、ルイが口を開いた。
ルイ「………でも」
でも?
私が疑問を持ったと同時に、ルイが前脚を私の胸に当て、押し倒した。
私「………ルイ?」
ベッドに仰向けになった私の上に、一番最初のようにルイが覆い被さってきた。
ルイ「ハア、ハア、ハア♥」
私を見つめるルイの潤んだ瞳には、今にも破裂してしまいそうなほどパンパンに膨れたハートが浮かんでいた。
完全に発情している。
私「おい、待て、私の話聞いていたのか!?」
ルイ「ごめんねユタ。ごめん。ガマン出来なくなっちゃった。もう、止めらんなくなっちゃった♥」
ルイが息を荒くしながら身体を前後に動かし、股を私の股間にこすりつけている。
私はルイを離そうと前脚に抑えつけられている手を動かした。
私「………っな!?」
ルイ「ユタ、ごめん。逃げられないよ」
ルイの前脚はがっしりと私の腕を押さえつけたまま動かない。
やはり小柄とは言え龍。
本気を出されればこの小さな身体では太刀打ちが出来ないという訳か………
龍でなくとも、ある科学者の言葉では「猫と人間が対等に戦おうとしたとき、人間が日本刀を持って初めて勝負が成立する」という。
どの道人間は弱いという訳だな。
171 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 10:26:04.13 ID:Bqog8VIx0
いや何冷静に科学者の言葉を引用してるんだ!
ルイは変わらず股をこすりつけている。
このままでは私も………!
私「ま、待てルイ。私の心の準備が………罪悪感が………」
ルイ「ごめん、ユタ。止められないよ。止められないよ♥」
無理か。
限界点を突破した。
ムクムクと、股間が膨らんできてしまった。
私も我慢していたのだが、刺激にさらされ続け、不可逆的に反応してしまったのだ。
私の呼吸が乱れてきたのを感じ取ったのか、ルイの息も荒くなってくる。
ルイ「ユタ……ユタ……………♥」
私「……………くっ」
…………覚悟を決めるしか、無いようだな。
ユタのムスコのサイズ>>下
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 10:44:03.57 ID:LHjgiuI7o
このコンマで
173 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 10:54:46.54 ID:Bqog8VIx0
ヒラナリを基準として………
大体20cm。
174 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 11:12:33.34 ID:Bqog8VIx0
ルイ「ん………ふぅ………」
ルイは艶めかしい息づかいのまま、後ろ足で私のズボンの紐をつまみ、ほどいた。
しゅる、しゅるるっ
そして、見事なテントを張っている下着を下ろす。
ボロン、と私の性器が姿を表し、熱いそれをルイの腹に押し当てている。
ルイ「ん……確か、おっきくなってたら、えっちな気持ちになってるんだよね?」
私「………ああ」
ルイ「あは………♥」
ルイはそのまま前後に動き続ける。
柔らかいルイの腹に擦られ、ビクッ、ビクッ、と性器が反応する。
気持ちがいい。
オナニーと言うのを私はやったことがない。
精通はあったが、性知識は全てただの知識のみ。
つまりこれが私にとって初めての性的快楽だった。
ゆえに。
ビュウッ、ビュググッ!
早漏であった。
ビチャビチャっ、とルイの腹が白く染まる。
ルイは一瞬驚いたように目を見開き、二、三度鼻をひくつかせたかと思うとトロンとした表情になった。
ルイ「これが………えっちな………匂い………♥」
私「はあ、はあっ………!」
全身が炎の中にいるように熱い。
だんだんと淫らな気持ちになってくる。
ルイが口付けをした。
私は受け入れる。
先ほどの唇を重ねるだけのキスとは違い、ルイの太い舌が容赦なく侵入してくる。
じゅるっ、じゅぷっ、じゅぞぞっ
頭が真っ白になるくらい、濃厚なキッス。
ルイも、私も、本能に抗えなくなっていた。
175 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 11:16:32.83 ID:Bqog8VIx0
この後のえっちの流れ>>下3つ。
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 11:24:14.10 ID:OlC23PeMo
まずルイになされるがまま奥まで入れてしまい中で果てる
ルイを汚した罪悪感でいっぱいになるもそれを境に快楽に完全に負けてしまうユタ
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 11:30:08.67 ID:0BRt7oIN0
思わずパトリシアに謝ってしまったユタ
ムッとしたルイに騎乗位で搾られる
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 11:33:07.88 ID:HZJPX3PDO
パトリシアに罪悪感を抱えてしまうがパトリシアの初夜の練習と自分を正当化して完全に性欲に負けるユタ
最終的に攻守が逆転しルイが失神した後もし続ける
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 11:33:10.17 ID:u4k5V6kSo
対面座位で親子のように抱きしめ合いながら挿入
恥ずかしくなったルイは中も外も火傷寸前の高温に
180 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 15:38:50.86 ID:Bqog8VIx0
ルイ「ぷ……はっ…………」
ルイが口を離し、息を吐く。
ルイ「ユタ、ユタアア………」
何度も私の名前を呼びながら、くねりくねりと尻尾をよじらす。
尻尾の付け根にあるウロコの隙間に小さな縦スジが見える。
あれがルイの性器だろう。
腰を浮かせ、亀頭の先を秘部に入れようと何度も擦るが、挿入の動作にルイが慣れている筈もなく、滑ってなかなか入らない。
私「ああっ……うっ」
じらされ続け、私はそろそろ限界に達そうとしていた。
しかし一回の射精の後は何分かのクールダウンがつく。
まるでくしゃみが出そうで出ないような、そんな煩わしさがあった。
しかし遂に、ルイの秘部が亀頭を捉えた。
ルイ「い、いれるよ………」
私「ま、待てルイ…………心の、準備が…………」
ルイ「ん………♥」
問答無用といった様子で、ルイがゆっくりと腰を後ろに動かした。
秘部が裂け、ズブズブと亀頭がその中に飲み込まれていく。
私「うぐ、あああっ………」
ルイ「あ……痛だ…………っ」
ルイがビクンと跳ねた。
亀頭が秘部の中で薄い膜のようなものに突き当たったのだ。
処女膜だ。
ルイ「はあっ、はあっ…………つっ………ぃ」
ルイはそこから更に腰を下ろそうとし、顔を歪めた。
想像以上に痛かったのだろう。
ルイ「ユタ…………はあ、はあ…………行くよ…………」
私「っ………ぅっ」
ルイは痛みから涙を浮かべながら、一度少し腰を浮かせた。
ズズッ、と少し性器が抜かれる。
ルイは息を吐き、目を瞑ると、思い切ったように腰を一気に落とした。
ブチブチッ、ブチンッ
ルイ「っ……ぐ、あ、あ…………いた……んぐ……」
私「んぐうああっ………!」
処女膜が破ける音が響き、ルイが痛みに涙を流した。
181 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 16:23:27.32 ID:Bqog8VIx0
私「はあっ、ぐっ、はっ………!」
つう、と一筋の血が結合部から流れる。
ルイ「あは………ん………ユタ………」
ルイが徐々に動き出す。
ルイの膣内は愛汁で目一杯満たされていたため、ピストンはスムーズに始まった。
ずずずっ、じゅぷぅ………
ルイ「あああっ、んぁああっ♥」
私「ああ、ぐうっ、あっ。くうっ……!」
本来は人間用ではないルイの膣内はサイズ違いの私の性器を締め付け、その小さな身体に射精を促す。
しかしまだギリギリクールダウン中のようで、出そうにも出ない。
ルイ「ユタ、ユタア、んふう、んああっ♥」
目の中にハートを宿らせながら、ルイが動き続ける。
それはルイの気持ちが高まると共に速く、激しくなっていった。
私「んぐ、んあっ………ぅっ、ぐう」
ルイ「ユタ、ユタ、ユタアアアア、いいっ、良いよおっ♥」
じゅぽっ、じゅぶ、じゅぬっ、じゅぷっ
182 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 16:33:31.38 ID:Bqog8VIx0
その時私は、クールタイムのリミットが切れたのを感じ取った。
精子がググッ、と精管を登ってくる。
私「ルイっ、もう、出そうだあっ………! 抜かないとっ………!」
私がそう宣告すると、ルイは嬉しそうに目を輝かせた。
ルイ「わかった♥」
薄々想像は出来たが、やはり抜く気は無いようだ。
ルイはそう言うと大きく腰を上げ、一気に沈めた。
ボチュンッ!
私「づあああっ!?」
ルイ「あひいぃぃぃっ♥」
ルイの柔い腹が膨らみ、性器の形が浮かび上がる。
子宮口を一気に貫き、最奥まで押しつぶしたようだ。
もう止める術はない。
183 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 17:02:32.75 ID:Bqog8VIx0
私「ルイイイイイイッ」
ルイ「ユタアアアアアッ♥」
互いの名を叫びながら、私達は、果てた。
ブビュルルルウウウッ、ブビュッ、ビュウウウッ
ルイ「あああああっ♥♥ んはっ♥ んおおおおっ♥」
ベロを垂らし、よだれをボタボタと垂らしながらルイが叫んだ。
ごぼっ、と下腹部が膨らみ、精液が子宮にそそぎ込まれているのが腹越しでも分かる。
両腕を拘束されながら、私はビクビクと跳ねた。
私「ん……んむううっ♥」
ルイ「ふううっ、ふうううっ♥」
まだ射精が終わらない内に、ルイが再び唇を奪った。
舌が私の口内で暴れる。
私は自身の舌をそこに絡ませ、ルイの唾液を味わった。
じゅぷぷっ、じゅるうっ、じゅぷっ
私「ふううっ、んぐ、んぐ………」
ルイ「んむ……ぅ、んふっ」
184 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 18:37:46.36 ID:Bqog8VIx0
ぎゅぽっ、という音と共に、キスしていた唇が離れる。
そこで私は僅かに冷静さを取り戻した。
中に、出してしまった………
子供が、出来るのか………?
ルイは月一で産卵をしているが、この精子が受精したとなれば、もう来月には受精卵が生まれるだろうな。
それからしばらく、書籍によれば数ヶ月暖めると、孵化するらしい。
自分の子供が生まれるかもしれない事について>>下
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/07(日) 19:04:57.26 ID:SfZo/6too
いくら向こうから求めてきたとはいえ自分にも責任の一端はある
…その時は覚悟を決めなければな
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 19:05:33.52 ID:LqR41VQoo
みんな子供みたいな自分たち、さらに精神もほぼ子どものルイとなると不安も大きい
でもルイの望みのためならと
187 :
オパビー
[saga]:2019/04/07(日) 23:31:48.86 ID:Bqog8VIx0
産まれてきた卵が有精か無精かは医師に見せればすぐに分かる。
もし有精だった場合。
ルイから求めてきて逆レイプされたとは言え、私にも責任の一端がある。
その時は覚悟を決め、責任を持って育てるとしよう。
まだ性的なところ以外では精神が子供なルイとなると不安も大きいが、ルイの願いのためならば、私は何だってしよう。
それよりも、パトリシアはどう思うだろうか。
ああ言って私とルイの仲をフォローしてくれたとは言え、先に子供が出来ては複雑な気持ちになるのだろうか。
自分の方が先が良かったなどと思わないだろうか。
どの道パトリシアに何も相談せずにこんな状況になってしまった事は、本当にパトリシアに申し訳ない事だ。
そう思った私は、思わず言葉に出してしまった。
私「パトリシア、すまない……………」
まだ繋がったままのルイがその言葉を聞き取り、ムッとした顔をした。
ルイ「……………ユタ……………」
どうやら私が最中であるのにも関わらず、パトリシアの名前を呼んだのが気に入らないらしい。
………嫌な予感がする。
私「>>下」
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/07(日) 23:36:59.04 ID:CAS7m6jG0
いや私としてはルイもパトリシアも平等に愛していきたいと思ったから不公平かと思って……
189 :
オパビー
[saga]:2019/04/08(月) 00:22:29.13 ID:NMCabC010
私「いや、私としてはルイもパトリシアも平等に愛していきたいと思ったから、その、不公平かと思っんぅ」
まだ離している最中だった私の口を、ルイがふさいだ。
遠慮なく私の舌を舐めまわした後、ルイが口を離した。
そしてプイ! と横を向いてしまった。
ルイ「……………」
なるほどな。
妬いているのか。
ルイは子供のような独占欲のままに妬いていた。
私がパトリシアの名前を口にした事に。
やはりルイは子供だ………
身体こそ、そうでなくとも。
私はルイのルビーの瞳に語りかけた。
私「…………すまなかった」
ルイ「……………」
しかし、ルイのムッとした顔はそのままだ。
と思った矢先、ルイが返事の代わりに腰を動かし初めた。
私「っぐ………!」
ルイ「ふう、ふうっ……………ユタ………♥」
くう………!
ちょっと怒ってもいるようだ。
両腕を抑えつける力が先ほどよりも強くなっている。
もうしばらくはルイの主導権のまま絞られ続けるだろう。
ルイは上下に大きく腰を動かし、ばちゅん、ばちゅんと私に打ち付けている。
私とルイの嬌声が、何度も、何度も部屋に響く。
ルイ「ん、んんんううっ。あはぁ♥」
私「はあっ、はあっ、んおあっ、ぐうううっ」
ばちゅっ、ごりっ、ちゅぶっ、どちゅっ
亀頭がゴリゴリと子宮口に当たりまくり、そのたびにルイがビクビクと身体を震わす。
私もひとピストン毎に身体がベッドから浮くほど跳ねている。
気持ちいいのだからしょうがないだろう?
ルイはピストンを続けながら口を開いた。
ルイ「はあっ、はあ、んふあ………今夜は、今夜だけで良いから、私だけを見て……………んいいっ………!」
やはりルイは嫉妬していた。
私はそのルビー色の瞳を見つめ返した。
私「心配、んぁっ、す、するな。しっかり、見てやるから、ハアッ」
ルイ「うんっ………♥」
ああ…………また、出そうだ…………!
ばちゅんっ、ばちゅっ、ごちゅっ
190 :
オパビー
[saga]:2019/04/08(月) 09:43:11.02 ID:WoroHXbH0
私はまた果てた。
ビュグルルルッ、ブビュウッ、ビュグッ、ビュウッ、ビュウウウウッ!
私「ああ…………はあああっ、うううっ」
ルイ「んっ、んんんっ、ふあああっ……………んおおっ♥」
ゴクゴクとルイの子宮が私の精液を飲み尽くす。
結合部からも白濁色の液体がとろりと溢れてきた。
私はルイとパトリシアに、同時に罪悪感を抱えた。
私のせいで、こうなってしまった事を、申し訳なく思った。
しかし、私はその射精を境に快楽に負け始めた。
ただルイが欲しい。
ルイに逆レイプされ、精液を絞り続けられている事に悦びを感じるようになった。
もう一度、ルイが腰を浮かせた。
ルイ「んんっ………あっ」
私「ふっ…………んぐうっ、いっ、あああっ♥」
ルイが再び激しく腰を動かし、水音がばちゅばちゅと響く。
ああ…………
気持ちいい………♥
191 :
オパビー
[saga]:2019/04/08(月) 10:50:00.04 ID:1G8ucAsM0
それから一時間ほど、私は動けないままルイに搾取され続けた。
バチュンッ、ぱちゅっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ、ブチュンッ
ルイ「ハアッ、ハアッ………んむ、れろ、くちゅっ、むちゅっ」
私「ふーっ、んむ、んぁあっ、うう、ハアッ♥」
くちゅっ、ぴちゃぴちゃ、ちゅうっ、むちゅううっ
パンッ、バチュンッ、ドチュッ
ルイ「はあああっ、んああっ、ユタ、ユタアアアアアッ♥」
私「あっ、ルイッ…………いぐっ、あ………」
192 :
オパビー
[saga]:2019/04/08(月) 11:26:10.51 ID:1G8ucAsM0
どくんっ、どくっどくっどくっ、びゅーるるっ、びゅぐっ
私「ああっ、んぉっ、ひゃううううっ♥」
ルイ「またきたあ♥ せーしっ、いんああっ♥」
ルイが目を細め、叫んだ。
ゴボゴボ、と結合部から精液が溢れ出す。
流石に子宮に入りきらなかったのだろう。
何リットル射精したか分からない。
ルイの柔い下腹部はタプタプに膨らんでいた。
それでもなお、私の性器は固く反り立っていた。
ルイ「はあ、はあ…………あ…♥」
ルイが絶頂のしすぎで力尽きたのか、くったりと胸の上に倒れ込んできた。
肩で息をしながら、時折ピクピクと痙攣している。
そして、私の拘束も、解かれた。
>>下
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/08(月) 11:56:34.26 ID:5gTk4XfNo
小休止してルイを抱きしめる
その体の小ささにルイが子供だと再認識するも、親子であり恋人でもあるという複雑な感情を受け入れ始めるユタ
194 :
オパビー
[saga]:2019/04/08(月) 12:58:07.27 ID:1G8ucAsM0
私は小休止も兼ね、胸の上で脱力しているルイを抱きしめた。
ルイ「んっ………ユタ………♥」
ルイが小さく震え、私の名前を呼んだ。
腕の中のルイは、小さかった。
腰は細くくびれ、筋肉も余りない。
そうだ…………ルイは、子供なのだ。
子を産める身体になっても、セックスを求めても、ルイは子供なのだ。
私はその事を再認識した。
今まで、私はルイの事をどう見て良いか迷っていた。
子供としてか、妃としてか。
私は今、両方として見るべきだという結論に至った。
子供でもあり、妃でもある。
複雑な気持ちだが、それが私とルイのあるべき関係だ。
私がルイの頭を撫でると、ルイはくるくると嬉しそうに鳴いた。
>>下
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/08(月) 13:11:25.49 ID:vzwhtAs/0
もしかしたら今ので妊娠してるかもしれないな
そういえばルイは将来どういう「母親」になりたいと思っている?
196 :
オパビー
[saga]:2019/04/08(月) 23:24:49.97 ID:NMCabC010
私「…………ルイ。もしかしたら、今ので妊娠してるかもしれないな」
私がそう言うと、もとから真っ赤な顔をルイは嬉しそうにさらに赤らめた。
ルイ「……………うん」
私の頬に顔をすり寄せ、喉を鳴らす。
私「…………そういえば」
私はルイに聞いた。
私「子供が産まれたとして、ルイは将来どういう『母親』になりたいと思ってる?」
ルイ「ママに? …………えっと……………」
ルイはしばらく考えたあと、小さく首を振った。
ルイ「……………わかんない」
私「分からないか」
それもまた、子供らしい答えだ。
私は微笑んだ。
私「………………」
ルイ「…………………♥」
…………さて、そろそろ我慢の限界だ。
休憩も充分に取った。
先ほどまで冷静に話しているようだった私だが、ずっと繋がったままで実は性欲がギチギチに爆発しそうな状態だったのだ。
もうこの際、他のことはどうでも良い。
かわいいルイの、全てが欲しい。
全てを味わいたい。
私の性器が、音を立てて固くなった気がした。
攻守交代、どうヤるか>>下
197 :
オパビー
[saga]:2019/04/08(月) 23:54:21.55 ID:NMCabC010
寝るで。
やっぱり夜は眠くていかんな。
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/08(月) 23:55:49.85 ID:OHCCxF5g0
バックでする
ついでにアナルも開発する
199 :
オパビー
[saga]:2019/04/09(火) 12:18:57.65 ID:WpXwidta0
私は繋がったまま起き上がった。
ルイ「えっ………んんっ……………」
向かい合った状態でまずは抱きしめ、私からルイの唇を貪る。
ルイは羞恥に身体を熱くしながら舌を受け入れる。
私の方が大きいためルイは上を向くような形で、私はルイを見下ろす形で、ルイの腰と背に手を回しながら、しばらくの間キスを交わした。
私「ふう、ふっ………んっ、はあっ」
ルイ「んんんっ……んぐ、ぅう………♥」
そのままゆっくりとルイの方に倒れ込む。
きゅぽっ
ルイ「んっ、はあっ、はあっ………」
とめどなく、ルイを犯したいという意欲が溢れ出る。
私の口からポタリとよだれが垂れ、ルイの頬に落ちた。
ペロリとルイがそのよだれを舐めとった。
私「>>下」
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/09(火) 13:41:46.05 ID:2Et/XEhuo
私の大事なルイ…
これからもずっと一緒だ…
201 :
オパビー
[saga]:2019/04/10(水) 00:28:49.99 ID:ct6joNa90
私「私の大事なルイ………これからも、ずっと一緒だ」
ルイ「……………うん………♥」
まるで天使のような微笑みに、私の胸は射抜かれた、いや、打ち抜かれた、いや、穴だらけになった、いや、消し飛ばされた。
私は良い色になったホットケーキをひっくり返すように、ルイを持ち上げ裏返した。
ルイ「あっ、んんんっ♥」
今まで向かい合っていたために当たっていなかった箇所を亀頭が突き上げた。
新鮮な快楽に、ルイが感じ身体を震わす。
精力のたがが外れた私は、ルイの尻を掴みそのままバックの体制でピストンを始めた。
202 :
オパビー
[saga]:2019/04/10(水) 00:45:18.87 ID:ct6joNa90
ルイ「あっ、あっ、んっ、ひうっ♥」
ルイの子宮口をコツッ、コツッ、と鬼頭で小突きながら、私は前のめりになり、ルイのうなじへと顔を近づけ、耳元で愛を囁く。
私「ルイィッ………♥ 愛してる………愛してるぞルイッ…………!」
愛しい。
愛しい、愛しい、愛しい、ルイ。
ルイは大きな嬌声を上げながら私の言葉に答える。
ルイ「あんっ、あっ♥ わたしもっ♥ わたしもっ、ユタアアッ♥ 愛してるううううっ、大好きいいいっ♥」
プシッ、と結合部から潮が噴き出す。
龍だからなのか、心なしかバックのほうがルイが感じている気がする。
………龍の正常位ってバックなのか?
まあどうでも良い。
私「ああっ、ぐっ、つぅ………あっ……」
ルイ「んいいいっ、んっ、あああっ♥ キュアアアッ♥」
ルイは身体の中も外も火傷しそうなほど熱くしながら、龍本来の物であろう雄叫びを上げている。
人々が恐れおののく筈の龍の叫び声。
だが今の私にとって、それはただセックス中の女の嬌声に過ぎなかった。
私は堅い鱗に覆われたうなじと顎下に手を回し、ルイを上に向かせた。
そして互いの顔が180度交錯した状態でキスをした。
203 :
オパビー
[saga]:2019/04/10(水) 01:04:36.92 ID:ct6joNa90
普通の人間同士のセックスではまず出来ないであろうバック体制での真っ正面からのキス。
私達だけが出来るその行為は、酷く私達を興奮させた。
私「フーッ、フーッ♥ んむむむ、むちゅっ………んぅっ」
ルイ「クルルルルッ、クルルルッ♥ ハアッハアッ♥ んれろっ♥」
その間も、私はピストンを止めることはしなかった。
上と下の口でがっちりと互いを捕まえながら、ばちゅばちゅと水音を響かせる。
気づけば私は射精していた。
びゅぐんっ、ビュブッ、ビューッ、ばちゅんっ♥
私「んむ、んううううううっ、ううっむ、んんっ………♥」
ルイ「ん゛ーっ!? ん゛ん゛ん゛っ♥ んんんっ、お゛っ♥」
ばちゅっ、ビュブッ、ビュブブッ、ドバピュッ、ばちゅんっ、ドブッ♥
大量に射精しながらなお、私は腰を降り続けていた。
ルイの顎からも手を離さず、窒息しそうなほど濃厚なキスをしたまま膣内に精子を注ぎ込み続けた。
ひと突きごとに精液が放出される。
何ともいえぬ快感だった。
204 :
オパビー
[saga]:2019/04/10(水) 23:29:53.88 ID:ct6joNa90
私「おおう………おおっ、う………ふっ………はあっ………」
ルイ「んあっ、ん………んんっ……………♥」
ようやく、射精が止まった。
私が長い間繋がっていた性器を引き抜くと、秘部からどろっと精液が溢れてきた。
ルイ「ん………お腹、いっぱい…………………♥」
ルイは嬉しそうにそう呟き、息をついた。
ルイ「もうそろそろ…………寝よ?」
いいや…………
まだだ。
私はルイの尻尾を掴み、もう片方の手でむにゅっと尻穴を広げた。
ルイ「はえ………?」
亀頭を小さな尻に押し当て、少し入れる。
ルイ「あえ、ユタ………そこ、おし、りっ………」
ルイが挿入を阻止しようと尻尾に力を入れるが、感じすぎたせいか、余り力が入らない。
私「……………すまないルイ。私も、止められなくなってしまった」
ルイの全てが欲しい。
…………全てを、感じたい。
私は腰を動かした。
精液で大量に濡れていたお陰か、私の性器は一気にルイの尻穴を開通させた。
ずぬりゅんっ
ルイ「……………………………ねぁ♥」
〜そろそろセックスが長引いてきたので中略〜
205 :
オパビー
[saga]:2019/04/10(水) 23:52:26.62 ID:ct6joNa90
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ
私「はあっ…はあっ、はあっ…………うあっ…………♥」
びゅぐううっ、びゅっ、どびゅっ
ルイ「……………あっ………………お゛……………♥」
私が膣内に出すと、ルイは目を思いっきり上に向けながら小さくあえぎ声を上げた。
膣の結合部と尻穴から精液を垂らしながら、ピクピクと痙攣している。
いつかは分からないが、ルイは私が行為に夢中になっている間に気絶してしまったようだ。
そろそろ体力の限界だな………
私は最後の精を吐き終えると、性器をルイから引き抜いた。
ルイ「んっ……………ん………………」
ビクンッ、ドボッ!
亀頭が膣口を離れると同人にルイが大きく跳ね、栓が抜けた膣口から大量に精液が溢れ出た。
私「ふぅ…………ふぅ……………」
流石に、疲れたぞ……………
もう寝よう。
私はルイの体制を整え、掛け布団を被せた。
半開きの目を閉じさせ、頬についた精液を拭き取る。
私「……………」
きらきらと月夜に輝くルビー色の鱗が美しく、私はおもわず見とれた。
206 :
オパビー
[saga]:2019/04/10(水) 23:53:47.87 ID:ct6joNa90
すやすやと安らかに眠るルイに、私は就寝の言葉を投げかけた。
私「>>下」
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/10(水) 23:54:41.35 ID:6FBY+09b0
愛してるよルイ
208 :
オパビー
[saga]:2019/04/10(水) 23:57:25.39 ID:ct6joNa90
私「愛してるよ、ルイ………」
冷たく堅いその美しい額にキスをし、私は眠りに入ったのだった。
〜〜〜
209 :
オパビー
[saga]:2019/04/11(木) 08:27:04.33 ID:XYWtEF0O0
次の朝。
私「………………………」
ルイ「ん、ううう……………」
私がルイより一足先に起き、ルイの寝顔を微笑みながら堪能していると、ルイがそんな声をあげながら起きた。
ぱちくりと目を瞬かせ、私の顔を見る。
ルイ「…………ユタ♥」
私「ルイ、おはよう」
ルイ「おはよぉ………♥」
それは、今まで私が経験してきたどんな寝起きよりも、すがすがしかった。
私は起き上がり、布団の中を見ると、そこはぐっしょりと濡れていた。
洗濯しなければいけないのだが、どの道ベッドメイクするサンジェルマンにはこの事を話さなければいけないな………
それに、今の私は事実上ルイとも婚約をしている。
つまりはもう1人、この事を伝えなければいけない人物がいる。
それは…………父上。
大英帝国の、国王だ。
本日修羅場決定。
パトリシアはまだいないため、まずはサンジェルマンに伝える>>下
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/11(木) 08:51:51.66 ID:oTmONXkio
どうせバレるので、恥ずかしいけど隠さずこうなった経緯をしっかり話す(近くにいるしもう分かってるかもしれんけど)
理解してくれるようならルイと三人で父を説得する方法を相談
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/11(木) 09:50:52.74 ID:YhNR+X3N0
早くパトリシアともイチャイチャしたいなぁ
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/11(木) 10:19:28.89 ID:l20yfAM1o
中型犬サイズのドラゴンに人間サイズの子供とか妊娠させて大丈夫なんかね……(そういうシチュエーション好物ではあるけど)
213 :
オパビー
[saga]:2019/04/11(木) 14:50:47.39 ID:T034D19M0
私「ルイ。私達が結婚するにあたって最終的には父上に話さなければいけないのだが、まずはサンジェルマンにしっかりと話そう」
ルイ「うん」
ルイはコクッと頷いた。
さて、ベッドは後回しにするとして、身だしなみを整えなければ。
私はサンジェルマンが入って来て一足先にベッドを発見しないように、部屋の鍵をかけた。
私「まずはシャワーを浴びようか」
ルイ「はーい」
私はルイを連れ、自室に備え付けられたシャワーを浴びに行った。
214 :
オパビー
[saga]:2019/04/11(木) 14:59:15.83 ID:T034D19M0
ルイ「ん………まだ出てるね………♥」
私「…………………」
ルイが自分の股から垂れる精液を見ていった。
昨夜あれだけ出せばまあそうなるな。
というより、私がルイの身体を洗っている最中にそんな事言わないでくれ。
思わず反応してしまう………
ルイはまだ私が反応したことには気づかずに鼻歌を歌っている。
シャワー中だが、ヤるかヤらざるか>>下
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/11(木) 15:03:40.39 ID:hrZDDZSP0
流石に今はヤらないほうがいいか
216 :
オパビー
[saga]:2019/04/11(木) 15:26:35.81 ID:T034D19M0
いや………
流石に今はやめておこう。
静まれ。
私「………さあ、ルイ。そろそろ出るか」
ルイ「ん」
一通りシャワーを浴び終わった後、私とルイは風呂場を出た。
シャワーも気持ちいいのだが、いつかジャパンのユブネという物にも入ってみたいな。
私はルイの頭をバスタオルで拭きながら、そう思った。
〜〜〜
全身ホカホカとさせている私とルイは、サンジェルマンに対峙した。
サンジェルマンが先に口を開いた。
サンジェルマン「で、ユタ様。何ですかなお話とは」
心なしかサンジェルマンの口元がにやついている気がする。
これは、全てを知っている顔だな。
やっぱりサンジェルマン相手には隠し事は無理なようだ………
今まで隠し通せた試しが無いうえに、地獄耳だからな。
知っているなら知っていると言えば良い物を、サンジェルマンはこういうときは決まって私の口から言わせる。
私「>>下」
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/11(木) 16:00:00.68 ID:MnW0EXkMo
…ルイを昨日妃として扱う覚悟を決めたんだが…その、もちろん今までのように家族でもある訳だがもう一歩踏み込んで…
ベッドが荒れているので少し仕事を増やさせることになるんだが…
218 :
オパビー
[saga]:2019/04/12(金) 00:03:57.67 ID:68+muUv00
私「えっと、サンジェルマン。色々あって、昨日、ルイを妃として扱う覚悟を決めたんだ」
私がそう言うと、サンジェルマンはわざとらしく驚いたような顔をした。
サンジェルマン「ほう」
サンジェルマンはルイと私を交互に見ながら言った。
サンジェルマン「その事は、パトリシア様はお知りで?」
私「ああ」
サンジェルマン「ほうほう」
その顔は絶対分かってる顔だろ。
おい神妙そうに頷くな。
………まあサンジェルマンなら全ての情報を掴んでいても不思議ではない。
私「決めたんだが………その…………もちろん今までのように家族である訳だが、もう一歩踏み込んで…………」
ルイ「え、全部言うの?」
ルイがホットミルクを飲みながら言った。
ホットミルクと言えば先ほどからルイがホットミルクを見ては私の股に視線をやっている気がするが、気のせいだろう。
サンジェルマン「踏み込んで?」
私の言葉にサンジェルマンが僅かに身を乗り出した。
そこで私の我慢は限界に達した。
私「サンジェルマン! 頼むからもうそれ以上白々しくしないでくれ! 私が恥ずかしい!」
私がそう叫ぶと、サンジェルマンは朗らかに笑った。
やっぱり知ってたんじゃないか!
サンジェルマン「ほっほっほっほ………」
私「で、それで、だ………ベッドが荒れているから少し仕事を増やさせる事になるんだが…………いいか?」
私がそう言うと、サンジェルマンは頷いた。
サンジェルマン「ええ。昔から夜の片付けは従者がやると相場は決まっております故に」
ああ、うん。
代々王族は片付けが苦手らしいからな。
私はどちらかと言えば片付けはする方だ。
だがあのベッドばかりはサンジェルマンに頼まざるを得ない。
サンジェルマンは昨夜のことを深く聞かないまま、話題を変えた。
サンジェルマン「ご用件は洗濯のお申し付けのみでございますかな?」
私「ああ。サンジェルマン、すまないが、ルイと結婚するにあたってまず国王を説得しなければいけないのだが…………何せ婚約者もいることだし、龍との結婚でもあるし、説得できる自信がない。だから少し説得の手助けをしてくれないか?」
私がそう聞くと、サンジェルマンは深く頷いた。
サンジェルマン「良いでしょう。ユタ様がそう願うのなら、私は例え王あいてであろうと全力でサポートいたします」
私「ああ、すまないな」
よし。
心強い味方が出来た。
次に話すべきは…………パトリシアだな………
ヤっちまった事をパトリシアに説明>>下
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/12(金) 00:08:46.98 ID:s9PeRfxR0
すまないパトリシア…先にルイとしてしまった…
全ての責任は私にあるからどうかルイを責めないでくれ
220 :
オパビー
[saga]:2019/04/12(金) 08:30:28.21 ID:CLR/Jppt0
〜(ずっと部屋で話し合うのも花が無いから、ピクニックに出かけたで)〜
私はパトリシアをピクニックに誘い、そこで話すことにした。
昼下がりの草原の木陰で、話を切り出すタイミングを伺う。
が、当たり前のことだがピクニック中に私がルイとセックスをしたという話を切り出すタイミングが見つからない。
パトリシア「いい天気ですね〜………」
私「あ、ああ」
ルイ「サンドイッチ美味しい!」
ルイは相変わらず子供だった。
容赦なくサンドイッチを手に取り(口に取り)、バクバクと食べている。
お気に入りはオイルサーディンのようだ。
私「…………」
ああ、風が気持ちいい。
私は紅茶を入れ、啜った。
パトリシア「ところで、お話ってお二人が性交したことですか?」
私「ブホッ!! ゲッホゲホ!」
器官に紅茶が入った………!
私は口元を吹いてパトリシアに向かった。
私「なん、なん、なんで知って…………!」
パトリシア「いや、なんかユタ王子とルイ様を見てたらもしかしたらと思いまして………」
221 :
オパビー
[saga]:2019/04/12(金) 08:42:51.50 ID:CLR/Jppt0
バレていたのか…………
こんな事なら私から話しておくべきだった…………
ルイは変わらずサンドイッチを頬張っている。
私「ああ………もう言われてしまったから仕方がないが、私はパトリシアに謝らなければいけないことがある」
私は頭を下げた。
私「すまない、パトリシア。パトリシアに何の相談もなく、先にルイとしてしまった………全ての責任は私にあるから、どうかルイを責めないでくれ………」
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/12(金) 08:53:46.05 ID:rY6GJeM3o
隠し事下手なキャラが定着しちゃったかw
頭はいいけどそういう方面では使い慣れてないんだろうな…
223 :
オパビー
[saga]:2019/04/13(土) 07:04:59.74 ID:GznnVGmi0
私がそう謝ると、パトリシアは首をぶんぶんと振った。
パトリシア「いいいいえ! 羨ましくはありますが、責めるだなんてそんな事はしません!」
羨ましくはあるんだな。
するとルイが口いっぱいにオイルサーディンサンドを含めながら顔を上げた。
ルイ「もぐもぐ…………ごくん。ねえ、もしかしてせっくすの話?」
パトリシア「はい」
ルイ「……………えっと、パトリシアより先にしちゃってごめんなさい」
パトリシア「ですから謝らなくても大丈夫ですってば」
ルイはパトリシアの言葉にシュンとうなだれた。
パトリシア「だって………ルイ様。私達は家族じゃありませんか。家族と言うのはお互い認め合う物なのですよ。それに、妻が夫のために尽くすのは、全てじゃないにしても、妻として大事なことのひとつですよ。羨ましいですが」
ルイ「パトリシアァ………!」
ルイがうるうると瞳をうるませた。
それを翼でぐいと拭き取った後、ルイが元気良く言った。
ルイ「じゃあ今日三人でせっくすしよう!」
おいおいおいおいおい待て待て待て待て待て!
どうやったらそんな破天荒な答えにたどり着く!
パトリシア「いいアイディアですね! ……………と言いたいところなのですが…………私が国は結婚するまでセックスは出来ない方針になっていますし、どの道今は結婚前で同棲が出来ないので結婚した後にしましょう!」
ルイ「いいね!」
私「私に拒否権は…………?」
パトリシア「その夜は私が先に頂いても……………?」
ルイ「いいよ」
二人とも3Pには乗り気なのか。
私「で、私の拒否権は?」
パトリシア「ないです」
無いのか。
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/13(土) 08:03:37.71 ID:X6/qAXwco
当たり前だよなぁ?
225 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 00:15:18.17 ID:v7VaaKlr0
とあるイベントコンマ。
01~70なら結婚式前日に。
71~00なら今すぐイベント発生。
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 00:15:43.75 ID:plcdySIZ0
あ
227 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 01:12:53.27 ID:v7VaaKlr0
私「あとお願いだからセックスセックス言わないでくれ…………こっちが恥ずかしい」
ルイ「あ、ごめん…………」
いくら王宮のプライベートヤードだとは言ってもな………モラルと言う物が…………
パトリシア「うふふ」
………しょうがない。
3Pのことは考えておくか。
今日はこの後父上にもルイの事を話さなければいけないし、本当に気が重い。
そう私が考えていた時だった。
228 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 11:03:16.85 ID:v7VaaKlr0
私は肌にパリパリとした異様な静電気を感じた。
次の瞬間、空気を裂いたような激しい雷鳴と共に、私達がピクニックをしている王宮の庭に黒い雷が落ちた。
パトリシア「きゃああっ!?」
私「なっ…………!」
ルイ「なにいいいい!?」
爆音が響きもうもうと土煙が立ち上る。
何かが、落ちた。
私は腰が抜けたパトリシアを背に隠す。
私「…………………」
パトリシア「ひ……………ひいっ……………」
土煙の中に、何かがいる。
その何かが翼をはためかすと、一瞬にして土煙が晴れた。
???「ああ〜………まさかお前さんが生きとるなんてなあ。びっくりしたわい…………安心せい。今度こそちゃあんと息の根を止めてやるでな」
炭化した大地をカツカツとそれが歩いてくる。
それはまるで人間のようだった。
パトリシアのような褐色の肌、しかしその髪は黒く、パトリシアに比べると短い。
雷の中から現れたと言うのにその格好は肌の露出が多い黒いビキニアーマーのようの物を着ており、胸は実に大きい。
一瞬変質者にも見えるが、人間では無いことはその大きく黒い角と翼と尾が証明していた。
恐らく龍人(ドラゴニュート)だろう。
龍人は歩みを止め、まるで皇帝のような悠然とした態度で言った。
黒龍人「のう……………久しぶりよのう…………ナリクアグト」
それは、かつての伝説に聞いた名だった。
229 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 12:51:05.57 ID:v7VaaKlr0
龍人は懐かしむように言った。
黒龍人「ああ………もう300年になるかのう。あの時我が油断さえしなければ貴様に封印されることも無かったのだがな………力の差は歴然だった。それなのに封印などという卑怯な手を使いおって…………」
300年の封印だと…………?
私はある程度目の前にいる龍人が何者かを悟った。
しかし、まさかそんなはずが無い………
というより先ほどからこの龍人は何の話をしてるんだ?
龍人は続ける。
黒龍人「300年の間に何があったかは知らんが、今度こそ決着をつけようじゃあないか。300年分の憎悪を、貴様に対する怒りを、受け…………おい」
バチバチと両手に魔力を集めていた龍人が急に魔力を霧散させた。
そして私たちの方を指差す。
黒龍人「貴様だ貴様。なに素頓狂な顔をしてるんだ。貴様だ」
パトリシア「え、私?」
黒龍人「貴様じゃないわっ! 貴様だ、き・さ・ま! チビ龍!」
地団駄を踏みながらビシ!と龍人が指差した。
この場にいるチビ龍と言えば、一人しかいない。
私はそのチビ龍の方を向いた。
ルイ「……………もしかして私?」
当人は困惑したような表情を浮かべている。
…………………ルイ?
230 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 13:49:53.98 ID:v7VaaKlr0
黒龍人「ああ貴様だ。この雷刻のリアカルの事を忘れたとは言わせぬぞ」
雷刻のリアカル
今この龍人ははっきりとそう言った。
私の記憶に違いがなければ、この龍人は伝説の……
黒龍人「例え300年の月日が経とうとも、例え貴様が転生しようとも、にっくき貴様の魔力だけは忘れぬ。さあ覚悟せよナリクアグト!」
じゃあ、まさかルイがナリクアグトの転生体だとでも言うのか!?
伝説に名を残す数少ない人間に友好的なレッドドラゴンの一柱、赫涙(かくるい)のナリクアグト。
彼は300年前に雷刻のリアカルとの死闘の末命を落とした。
その命と引き換えに雷刻のリアカルを封印して。
その転生体がルイだと………?
ルイ「………………?」
いや全然分かってないな。
この顔は本当に知らなそうな顔だ。
231 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 13:57:53.41 ID:v7VaaKlr0
それにしてもどの道目の前にいるこの龍人が本物のリアカルだとすれば、非常にマズい。
リアカルは殺戮を何より好む龍。
ロンドン一帯を焼け野原にすることも他愛ないだろう………
しかし龍は喋ることが出来ないはずだし、リカアルが龍人の姿になるという伝説も無い。
ならばこの龍人は偽物……………であってほしい。
黒龍人「……………まさか貴様本当に忘れたのか?」
龍人がルイの反応を見てそう言った。
ルイ「ごめん全然知らない」
黒龍人「そうか……………転生の影響で全てを忘れたか」
龍人はしばらく何かを考えるように頭を掻いた。
このまま帰ってくれれば良いのだが。
黒龍人「まあいい」
そんな私の願いは届かなかった。
次の瞬間、私は悪寒からパトリシアを突き飛ばした。
視界が黒く染まった。
ケガの程度>>下
00に違いほど致命的。
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/14(日) 13:58:16.79 ID:qr8K00x+O
どうだ
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/14(日) 13:59:19.70 ID:qr8K00x+O
あれ、このスレで00って100扱いだっけ?それとも0?
わかんなくなってしまった
234 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 14:03:51.16 ID:v7VaaKlr0
スマソ言葉足らず。
00が100扱いだった。
99って書きゃよかったな。
つまり79は相当ヤバい。
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/14(日) 14:16:35.97 ID:qr8K00x+O
d
今気付いた、「違いほど」って「近いほど」の誤字か!
つまり結構重傷…ま、まあなんとかなるっしょ(震え声)
236 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 14:26:48.37 ID:v7VaaKlr0
全身を雷に打たれたような………いや実際打たれたか。
そんな激痛が走った。
私「が…………っ!」
不意にリカアル(リアカルは間違い)が魔法を放ってきたのだった。
それもパトリシアに雷を直撃させようと。
パトリシアは難を逃れたようだ。
私はパトリシアを突き飛ばした勢いそのまま、サンドイッチが入ったバスケットをなぎ倒し地面に転がった。
パトリシア「ユ、ユタ王子ぃいいいいいっ!」
パトリシアが私に駆け寄る。
ああ、左腕が千切れるように痛い…………
私は覗き込むパトリシアを見た。
私「>>下」
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 14:29:53.93 ID:t1w6NScDO
僕のことはいい……
逃げるんだパトリシア
238 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 16:35:55.42 ID:v7VaaKlr0
私「ぐふっ、私の事は……………良いっ……………に、逃げるんだパトリシアっ………!」
私がそう言うと、パトリシアは首を振った。
パトリシア「出来ませんっ、出来ません!」
そうは言っても………
身体が動かないからな………
私はここで死ぬのか……………?
龍人が口を開く。
黒龍人「女は外したか………まあいい。ナリクアグト、次は貴様の番だ。我の黒雷の前にひれ伏し……………」
ルイ「許さない」
龍人の言葉を遮って、ルイがそう言った。
その目には、光が宿ってなかった。
次の瞬間ルイが炎の鎧を纏い、そして、消えた。
黒龍人「うぐっ………!」
見ればルイは龍人の目の前に移動していた。
目に見えないような速度で突進したようだ。
龍人はクロスさせた腕でそれを防御したが、すぐにその場を飛んで退いた。
黒龍人「やはり熱いのう………記憶は消えど力は…………ぐっ!」
ルイの爪が龍人に襲いかかった。
やはり見えない。
赤い線のような光の軌道が、辛うじて浮かぶのが見えるだけだ。
岩を採掘するような音とともに、無数の火花が飛び散る。
黒龍人「くうっ! 鬱陶しいのう!」
龍人がそう言うと、龍人の身体を包み込むようにバリバリと輝く黒雷が発生した。
ルイが引き、地面にシュタッ、と降りる。
炎の鎧に包まれたルイは、先ほどより大きくなっているように見えた。
239 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 17:01:49.18 ID:v7VaaKlr0
黒龍「我も本気を出さんといけないようだのう!」
雷のドームを弾き飛ばし、龍が姿を現した。
体長(この場合の体長は尻尾の付け根から鼻先まで)は2メートルほど
先ほどの龍人のビキニアーマーを思わす漆黒の鱗を持ち、翼も尾も角も龍人のまま残っていた。
一見、外見は四足歩行に翼と、ルイが黒いペンキを被ったようにも見えるが、ルイよりもとげとげしく凶悪な外見だ。
黒龍「ふむ。長いこと封印されて小さくはなったが、力は変わっておらぬ。貴様に劣りは…………おおぅっ!」
ルイが複数の炎の槍を従えながら黒龍に肉薄した。
炎の槍は一つ一つが自我を持っているように動き、黒龍に突き刺さろうと高速で動き回る。
黒龍「ちょこざいな! 袈雷雲の巣(ケラウノス)!」
それに対し、黒龍はバリバリと黒く輝く槍を瞬時に出現させ炎の槍を叩き落とす。
黒龍「話してる間ぐらい待たんか! ぐううっ!」
次の瞬間地面から無数の炎の柱が上がった。
空からは地面に向かって所狭しと黒雷が突き刺さる。
240 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 17:08:24.77 ID:v7VaaKlr0
パトリシア「せ、せめてあの岩陰に………!」
パトリシアがなんとか私を抱え上げ、岩陰に移動した。
ドサッと私を落とし、息をつく。
パトリシア「あ、あれは神話ですか………?」
私「さ、さあな…………ぐうっ………!」
パトリシア「ユタ王子っ!」
クソ………
ギリギリ致命傷には至ってないようだが、それでも自分で分かるほど危ない状態だ。
傷口が焼け焦げて血が出ていないのが幸いだな。
足は、なんとか両方動く………
手は、右しか動かない。
と言うより左手が無くなっている。
炭化しきっていたらしく、先ほどパトリシアが持ち上げた際にボロッと落ちた。
パトリシア「ああ、ユタ王子。私の、私のせいで………」
私「>>下」
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 17:18:00.70 ID:VkWS6uSx0
私はパトリシアを逃す為敵の大軍に特攻、敵軍1000人を1人で打ち倒すしかしその結果
私は満身創痍立っているがやっとの状態になる
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 17:19:37.84 ID:fRJeUVUG0
と、とにかく今はルイに任せるしかない…
助けを呼んでもあれでは返り討ちにあってしまう
243 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 17:20:13.21 ID:v7VaaKlr0
>>241
ん?
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 17:25:37.80 ID:IQ9/ZOPj0
>>241
は色々な安価スレで支離滅裂な安価を出す顔文字糞改行っぽい
明らかに内容読んでない安価だし無効にしたほうがいい
245 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 17:27:57.61 ID:v7VaaKlr0
私「と、とにかく………ぐ……………今はルイに任せるしか、ない。助けを呼んでも、あれでは返り討ちになってしまう………呼びに行けるような状況でも、無さそうだしなっ………!」
バリバリバリバリッ!
ドゴンッ!
パトリシア「きゃあっ!」
光が溢れ、先程まで私達が下にいた木が真っ黒に焼け焦げながら倒れた。
私「それにこれだけ異常が起これば嫌でも気づくだろうさ………今頃サンジェルマンが防衛庁を呼んでるだろう」
せめて防衛庁が到着するまで、生き残れれば良いのだが………!
私は様子を確認するため岩陰から二頭の龍の死闘を覗いた。
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/14(日) 17:28:08.25 ID:fcuXl34po
よっぽど変なのは安価下していいと思うの
247 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 17:28:55.08 ID:v7VaaKlr0
>>244
おk。
248 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 17:39:56.23 ID:v7VaaKlr0
戦況は、圧倒的だった。
黒龍「クソが! 何でチビ龍の貴様がそんなに強いんだ! 『天穿つ命雷』!」
黒龍がそう叫ぶと、まるでSF小説のレーザービームのような極太の黒雷が天から飛来し地を蹂躙していく。
先ほどより更に大きくなったルイは軽々とそれを避けると、先程より長く太い炎の槍を無数に召喚した。
炎の槍は複雑な軌道を描き、黒龍の放つ黒雷の間を縫うように除け黒龍に襲いかかる。
黒龍「ぐあああああっ!」
ドドドドッ
黒龍は身を翻し槍を避けたが、避けきれなかった槍が3本ほど黒龍の翼を貫く。
黒龍の身体には既に何カ所か焼け焦げた箇所があり、鱗が削れている。
既に角も一本折れ、翼は使い物にならなくなっている。
それに対しルイは無傷だった。
体長一メートル程まで大きくなったルイは華麗に、そして正確に黒龍の攻撃をことごとく避けていた。
249 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 18:02:00.99 ID:v7VaaKlr0
黒龍「ハアッ、ハアッ、なんで貴様が……貴様がああああっ!」
幾重もの黒い雷球を発生させながら、黒龍がルイに襲いかかる。
ルイは酷く冷静だった。
ルイ「ふぅ………」
ルイが息を吐くと、鉛筆のように小さい槍が一本だけその息から生み出された。
そして、静かに、速く動いた。
黒龍「か……………はっ………あ………」
黒龍が、動きを止めた。
黒龍の胸を貫いた小さな炎の槍は、空中で止まるとふっと消えた。
ルイは制御の切れた雷球を避けた。
ルイの後方で雷球が破裂する。
黒龍が二三度ふらついた後、地面に倒れ込んだ。
…………決着は、酷くあっさりとついた。
250 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 18:23:39.59 ID:v7VaaKlr0
黒龍の身体から弱々しい黒い電流が見えたかと思うと、見る見るうちに黒龍の身体が小さくなり、最初のような龍人の姿へ戻った。
しかし、龍人ケガは酷く、まさに満身創痍だった。
黒龍人「我が、ぐふ……ぁっ………負けたのか………」
龍人は手を付きなんとか起きあがろうとするが、その手は力尽き地面に倒れた。
黒龍人「ハアッ……………ぐ、は…………全然、敵わなかったのう……………」
ルイが炎の鎧を霧散させ、龍人に近づく。
龍人は顔を上げルイを見た。
黒龍人「……………ハアッ………殺さば……………殺せ…………」
ルイはその言葉を聞くと、何も言わずに片脚をスッと龍人の方に上げた。
そして、指先に火を灯した。
ルイ「死なせないから」
黒龍人「……………え?」
チロチロとした、ロウソクの灯火のような火が、ルイの指先を離れ、ゆっくりと龍人に近づいていく。
黒龍人「………………………まさか、止めっ………!」
ポッ、と火が龍人に触れた。
251 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 18:40:59.40 ID:v7VaaKlr0
ドオオオオオオオオオオッ!
その灯火を中心に、巨大な火柱が上がった。
もう一つの太陽が現れたように辺りが明るくなる。
火柱は天高く上がりながら、その中にいる物を燃やし尽くしていた。
黒龍人「あああああああああああああああああっ!」
火柱の中心にいる龍人が叫ぶ。
恐らく火力が絶妙に調整されているのだろう。
その火柱は延々と、龍人を地獄に陥れていた。
その命が、言葉通り燃え尽きるまで、永遠に燃え続けるだろう。
ルイは龍人が苦しむ様を、まるでキャンプファイヤーを見つめる子供のように、楽しそうに微笑んで静観していた。
どうする?(頑張れば一応歩ける)>>下
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/14(日) 18:49:05.58 ID:fcuXl34po
ルイに近付きやめてやれ、と言う
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 18:50:48.86 ID:ANneJaASo
親としてルイを叩いてでも止める
254 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 19:45:16.49 ID:v7VaaKlr0
私「くっ…………ルイを、止めなければ…………」
私は岩に背を預け、立ち上がった。
パトリシアが私の肩を掴む。
パトリシア「やめてくださいユタ王子! その身体で動いては………!」
私「止めなきゃいけないんだ!」
私はパトリシアの手を振り払った。
パトリシアが手を引き、不安の表情になる。
私「……………すまない」
私はルイに近づいていった。
255 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 19:58:12.78 ID:v7VaaKlr0
火柱に近づいていくにつれて、喉が焼けるようになる。
明るさで目も痛い。
私「………やめるんだ、ルイ」
私がそう話しかけると、ルイはゆっくりと振り向いた。
その目線が私の左腕に止まった。
肘の少し上から先が無くなっているのを見て、ルイは表情を変えずにつぶやいた。
ルイ「………………………腕……………」
ゴオッ、と火柱の火力が上がる。
黒龍人「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、あ゛、あっ……あああああっ!」
私「やめろ!」
ルイ「なんで?」
ルイが首を傾げる。
ルイ「なんでやめなきゃいけないの? だって、ユタを殺そうとしたんだよ。腕もなくなっちゃったし」
私はルイに近づいた。
ルイ「ユタのためなの。これからずっと燃やして、ユタの痛みを分かって貰うの。ねえ、ユt
パァンッ!
私はルイの頬を平手打ちした。
ルイ「……………え」
ルイが頬を叩かれたまま固まる。
火柱が止まった。
私「>>下」
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 20:05:23.11 ID:wb3djr2uo
子供がそのようなことをしてはいけない、大事なルイにそんなことさせたくない
ここからは私にまかせてほしい
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/14(日) 20:05:53.44 ID:RCgdil64o
私怨を正当化する危険を説く
258 :
オパビー
[saga]:2019/04/14(日) 23:05:43.80 ID:v7VaaKlr0
私「………ルイ、分かってくれ。私はルイに殺しをしてほしく無いんだ。子供の、大事なルイにそんな事はさせない、させたくないんだ………ここからは私に任せ………ぐっ………」
く………流石に活動限界だ…………
パトリシアが駆け寄り私に肩を貸す。
それと同時に、身代わりの魔法陣が粉々になり私の懐から落ちた。
気休め程度だが、これが無ければ死んでたな。
私はパトリシアに言い、龍人の近くに寄った。
黒龍人「はあっ、はあっ………ひぃっ…………」
先ほどまでの威厳はどこへやら、龍人はガタガタと震えていた。
先程の火柱がよっぽどこたえたようで、恐らく心を折られているだろう。
私が話しかけようとしたときだった。
サンジェルマン「ユタ様!」
安全を確かめていたのか、ようやくサンジェルマンが魔術師やら医師やら防衛庁やらを引き連れて庭に踏み込んできた。
このままでは力のない龍人が人目に晒される事になる。
そうなれば考えなければいけないのはこの龍人のこの後だ。
このまま防衛庁に引き渡しても良いし、無理を言って引き取っても良い。
危険な存在は然るべき所に預けるべきだが………
そうなると当たり前だが、龍人が国家を揺るがす危険因子である雷刻のリカアルであるかどうかが明らかになる。
その場合、すぐさま処刑だ。
封印されていた雷刻のリカアルの完全消滅は国の総力を上げて進めていた計画だからな。
十中八九雷刻のリカアルであるこの龍人。
心はルイによって折られている。
龍人をどうするか>>下(なお登場人物に話を聞いて助言を得ることも可能。ただし助言を得られるのは一回のみ)
259 :
オパビー
[saga]:2019/04/15(月) 06:15:55.16 ID:zKKcUwxP0
複雑過ぎるのはダメか………
6時間安価がないでな。
じゃあシンプルに聞くで。
お前らこの龍人どうしたい。
>>8:00まで
260 :
オパビー
[saga]:2019/04/15(月) 06:16:34.78 ID:zKKcUwxP0
投票やで。
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/15(月) 06:38:50.45 ID:oIKMQX4DO
パトリシアから助言を得る
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/15(月) 07:19:28.97 ID:g9kkmuz8o
魔術的な契約で縛れないかね?
それともそういうのも万全なら解けちゃうくらい強いか?
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/15(月) 07:36:16.58 ID:7sUt5RnDo
無理に封印しても同じことだし、大人らしく相手がなぜ暴虐を働くか理由をちゃんと聞いてそれを解消して共存したい
根本的な性格の問題だったり、英国の存続とどうしても相容れないようなら
責任を持って処刑(そのことに関しては悼んでやる)
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/04/15(月) 07:54:35.96 ID:M2Ej6Qdg0
本好きだし、封印や無力化について本で知っていたりしないのかな?
可能ならそれを実行したい
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