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【安価】奴隷を買って好きにいじれ(2)

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358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 16:58:31.53 ID:ype+BouMo
(コンマもそう言っている)
359 :オパビー [saga]:2019/04/30(火) 17:17:41.53 ID:9Be4TCdE0
私「えっと………非常に言いづらいが………行くところまで行った…………」

 セックスまで行った、という事を遠まわしに伝える。
 しっかりと察したのか、トキががっくりとうなだれる。

トキ「お前マジか…………本気か……………」

 しばらく黙っていたトキはバッと顔を上げると、覚悟を決めたような顔で言った。

トキ「そこまで行ってんなら、もう、後押しするしか無いな………」

 よっし………!
 これで、トキが味方についた。
 私が心の中でガッツポーズをとっていると、トキが言った。

トキ「俺としては応援したいんだが……………具体的に、何かしてほしい事があれば、言ってくれてかまわないぞ。無ければそれで良いが」

私「>>下」
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 18:47:59.74 ID:TzsNDigDO
部下や国民が私たちに味方してくれるように根回しを手伝ってほしい

私とルイの結婚を支持する人がもっと増えれば父上も考えを改めるかもしれない
361 :オパビー [saga]:2019/04/30(火) 20:15:44.11 ID:9Be4TCdE0
 >>357 >>358 コンマ99ボーナスか。
 気まぐれやけどちょっとやってみるで。
 何がええか?
 >>下
362 :オパビー [saga]:2019/04/30(火) 21:46:04.52 ID:9Be4TCdE0
 早い者勝ちやからもっと書き込んでもいいんやで………(泣)
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 21:49:36.19 ID:ype+BouMo
リカアルとトキ出会う
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 21:49:58.92 ID:ZmodTvJb0
パトリシアと3Pだけでなく1対1のHが見たいです
もしくはパトリシアの過去編
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 21:51:07.22 ID:EAt1UJ+9o
無理に偶然に幸せになってほしいと思わんし思いつかない…
と思ってたけどイベントでも良かったのか
366 :オパビー [saga]:2019/04/30(火) 21:52:04.60 ID:9Be4TCdE0
 ありがと。
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 21:52:34.06 ID:ZmodTvJb0
間に合わなかったか
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 21:53:30.44 ID:xKTVWktwo
むしろ早いもの勝ちだからこそ間違ってもったいない事しないように慎重になってる感じあるな
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/30(火) 21:57:54.95 ID:+zUGIhBV0
本編でもそうだけど完全自由安価だと何書けばいいか分からなくなる
下手なこと書くと親の仇のように叩かれることもあるし
370 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 07:02:50.93 ID:3QwzENAK0
私「そうだな………一つ、頼みがあるんだが、良いか?」

 私がそう切り出すと、トキは頷いた。

トキ「弟の願いだ。俺に出来ることなら、してやるよ」

 頼もしい兄だ。
 お兄ちゃん大好き!
 ………冗談はさておき。
 私は一息ついた。

私「しばらくすれば王権はトキに受け継がれ、そうなれば、トキに頼めば結婚は出来る。だが、あいにく私はそんなに長く待ちたくない」

トキ「数年後だからな………」

私「そこで私は考えた。王が私達の結婚を拒否するのは、イメージダウンを危惧しているからだ。だったら、それを反転させてやればいい」

トキ「ほう?」

 トキが興味深そうに眉を上げる。
371 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 08:34:56.25 ID:3QwzENAK0
私「結婚すればイメージアップするように、逆に言えば結婚しなければイメージダウンするように、部下や国民に根回しするのを手伝ってくれないか?」

 トキが面白そうに頷く。

トキ「なるほどな。それは良い考えだ」

私「私とルイが結婚を考えてる。しかも仲がとってもいい、とか良い感じの噂を流すなりしてほしい。もとより異類婚姻に反対する者も少なからずいるだろうし、うまく行かないかもしれない。だが私とルイの結婚を支持する者が増えれば、確実に王の婚姻反対に対するイメージが下がる。そうなれば、王も考えを改めてくれるかもしれない」

 トキは目を閉じ、やれやれと微笑んだ。

トキ「可愛い弟の頼みだ。やってやるさ」

 ニヤリと、トキが口角を上げた。

私「すまない。そして、ありがとうっ!」

 私が礼を言うと、トキは首を振った。

トキ「よせよせ。そう言うのは成功してから言うもんだ。さて…………」

 トキは席を立った。

トキ「最初はどうやってソラとヤミに説明するかだな……………」

私「ははは。そこが一番骨が折れそうだ」

 私達は笑い合った。



 〜〜〜
372 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 08:54:41.54 ID:3QwzENAK0
 〜〜〜


 私は話終わったトキを見送るべく、廊下を歩いていた。

トキ「じゃあ、しっかり根回しはしとくぜ。次期国王の力しかとその目に焼き付けておけよ」

私「よろしくな」

 私とトキはがっしと手を取り合い、固い握手を交わした。
 その時だった。

リカアル「ふあぁあ〜ぁ……………む?」

トキ「え?」

私「なっ………!」

 私とトキはリカアルが階段から下りて来た時に、ばったりと出くわしてしまった。
 全員動きが止まる。
 部屋から出るなって言ってたのに…………!
 しかもリカアルの格好はノーブラの薄いワンピースだ。
 彼女としてはこの格好が寝間着に最高らしいが、今の状況ではマズい。
 肩がはだけ片胸がこぼれるギリギリまで服がずれている。
 オールモーストポロリ。
 乱れた衣服のナイスバディなレディーが宮殿にいる、という状況は、非常にマズい誤解を生む。
 わかりやすく言えば、とてもだが今のリカアルは淫売婦以外の何にも見えない。
 さっき結婚の話をしたばかりだと言うのに………
 ちなみにルイとパトリシアには出かけて貰っている。
 リカアルはフム、といってトキを見た後、くるりとUターンした。

リカアル「部屋を間違えたらしい」

トキ「待った待った待った待った。ここ廊下だしちょっと待て」
373 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 09:08:07.42 ID:3QwzENAK0
 トキが私の肩を掴み、ギリギリと握る。

トキ「はあ………………………どう言うことだか、説明して貰おうか☆」

 影が落ちている真顔が怖い。
 恐らく今、トキの中で私は『龍フェチの浮気野郎』だと言うことが決定した。
 リカアルに説明させたら面倒になりそうだ。

私「>>下」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 09:24:09.87 ID:6+rcrEog0
トキ兄さんはルイが元人形って知っていたっけ?
知らなかったらルイの生き別れの姉
知ってたらルイと同じ時期に作られた人形が色々あって同じく肉体を得たということで
しばらく居候させることになったと説明する
375 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 09:53:24.54 ID:3QwzENAK0
私「トキ、違う。私と彼女は決してトキが思っているような関係ではない」

 トキがにっこりと笑った。
 肩が痛いって。

トキ「ほう……………?」

私「ルイはもともと人形だったって言ったろ? 原因は分からないが、ルイと同じ時期に作られたドラゴンの人形が色々あってルイと同じように肉体を持ったんだ。それが彼女だ。ルイと勝手がちがって龍人にもなるから、しばらく落ち着く場所が見つかるまで居候させてるだけなんだ。今まで黙っていたのは謝るが、トキが心配してるような関係も何もないからその手を離してくれ」

 私が一応前から考えていた嘘をスラスラと言うと、トキは私の目をじーっと覗き込んだ。

トキ「…………………本当か? 本当に関係は無いのか?」

私「無い」

 こればかりは本当だ。
 しばらくにらみ合いが続いたが、トキが観念したように肩から手を離した。

トキ「………お前がそう言うなら、信じよう。だけどもし何かあったらマジでぶっ飛ばすからな」

私「無いって」

 トキはリカアルに向いた。

トキ「迷惑掛けてしまい申し訳ない。私は大英帝国の次期国王トキだ。お見知りおきをレディー…………」

 頭まで下げられ改まった態度でそう言われ、リカアルは戸惑いながらも頭を下げ返した。

リカアル「う、うむ。わ、我………私はアティーと、言う。ど、どうも」

 よし。
 言葉遣いは少し怪しいが、ちゃんと教えたとおり自己紹介出来てるな。

トキ「ではまた」

 トキは不意に私の耳元に顔を近づけると、言った。

トキ(お前絶対手出すなよ)

私(出さないって)



 〜〜〜
376 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 09:55:16.32 ID:3QwzENAK0
 シークレットコンマ

 35~99なら***
 ただし00~34だと………***
377 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 09:55:45.33 ID:3QwzENAK0
 ごめん、下。
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 09:58:48.19 ID:CRwly3uDO
はい
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 09:59:06.43 ID:+fdmG1HJ0
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 09:59:33.92 ID:CRwly3uDO
すみません…
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 10:03:01.14 ID:ku2uQA4uo
はい
382 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 10:08:12.19 ID:3QwzENAK0
 おっとお、これは………
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 11:34:22.78 ID:Xb0kbjqXo
おおっとぉ?
384 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 12:01:30.22 ID:3QwzENAK0
 トキが帰った後。
 リカアルは自室で羽を広げて床に突っ伏してた。
 リカアルの希望により、リカアルの自室の床は毛が長く触り心地の良いカーペットを敷いている。

リカアル「ああこのカーペットというのは本当に気持ちいいのう」

 リカアルはしばらくふかふかのカーペットを堪能すると、起き上がった。

私「今日は下りてくるなと言ってた筈だが………」

リカアル「すまんのう。ちょっと時間を間違えてのう。まあ良かったではないか。結局バレなかったんだしのう」

私「ああ。ちょっと危うかったがな………」

 リカアルはまたカーペットに倒れ込んだ。

リカアル「よくあんな凝った嘘をスラスラと言えるのう。もしや前から考えとったのか?」

私「ああ。いつかこんな事が起きるだろうと思ってな。君もしっかり名前を言えたじゃないか」

 リカアルは私がそうほめると、豊満な胸を張った。

リカアル「うむ。ちいと言葉遣いは怪しかったが、しっかり言えたわい。だが、アテナか………我にはちいとばかし美しすぎやせぬか?」

私「そうでも無いだろ」

リカアル「そうか」

 リカアルはゴロゴロとカーペットの上を転がる。

私「バレない、という過信は禁物だ。いつかはバレるかもしれないが、なるべく君が雷刻のリカアルであると言うことは知られないようにしないとな」

リカアル「うむ。我だって死にとうないしの」

 リカアルはそう言いながら起き上がった。

リカアル「では我はココアを飲むとするかの」

 リカアルが扉を開けた。

リカアル「うむ?」

私「…………………………え?」

 そこには、トキが立っていた。
 その口元は、うっすらと笑っていた。

トキ「…………………フフッ」

 目は、笑っていない。
 いつからそこに居たのだろうか。
 ついさっきから?
 それともずっと前から?
 帰るふりをして、実は帰っていなかった。
 どうやら隠しきれなかったようだ。
 トキの薄ら笑いが意味する物はただ一つ。


 …………………バレた。
385 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 12:55:54.22 ID:3QwzENAK0
トキ「やあやあ………ユタ。このレディーは………アテナじゃなかったのかね?」

 状況を全く察していないリカアルが部屋に入ってきたトキの前に立ちはだかる。

リカアル「おい貴様。我の許可なしに部屋に踏み込むとは良い度きょ、ぉっ!?」

 トキがリカアルの首を鷲掴みにし、持ち上げる。

トキ「踏み込むも何も、君には最初っからこの国に入ることを許可した覚えは無い」

リカアル「がっ………ぐっ………!」

 リカアルは翼でなんとか浮力を得ながら、首が締まらないように暴れている。
 トキはリカアルを掲げたまま、私の方を向く。

私「トキ…………」

トキ「残念に思うよ、ユタ………今度こそ嘘のない弁明を頼む………明後日の結婚式を無事に結構したいのなら、ねえ………」

 流石にトキでもリカアルを見逃してくれるほど甘くは無いか………!
 まだルイもパトリシアも帰ってきていない。
 どうすれば………!

 行動や弁明>>下
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/02(木) 13:25:49.72 ID:Xb0kbjqXo
リアカルの復活経緯と襲撃から契約で縛った事を嘘なく話して「甘いと言われようと、殺したくは無かった、ルイのためにも」
387 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 13:38:35.34 ID:3QwzENAK0
 まずこのままではリカアルが危険だ。

私「話す、話すから彼女を床に下ろしてくれ………!」

トキ「……………ふむ」

 私がそう言うと、トキは少し考えた後、リカアルを掴んでいた手を離した。
 ボフッ、とリカアルが落ちた。

リカアル「げぇほっ、げほっ!」

 トキは激しく咳き込むリカアルを見下しながら、冷たい声で言った。

トキ「じゃあ、話して貰おうか。全て、嘘偽り無く、な」

私「……………っ」

 知られてしまった以上、仕方がない。
 私はギリッ、と歯ぎしりをした。



 〜〜〜
388 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 13:48:23.56 ID:3QwzENAK0
 私は一旦リカアルをベッドに座らせ、全てを話した。
 突然、リカアルが襲撃したこと。
 その時私がパトリシアを庇い、腕を失い、ルイが覚醒したこと。
 その後負けたリカアルを契約で縛り、今はもう安全であること。
 そして、リカアル本人から聞いた復活の経緯などを全て吐いた。
 一切の嘘偽り無く。

トキ「…………………マジ?」

 私が全て話した後、トキが口を開いて最初に発した言葉はそれだった。

トキ「ちょっと待ってな。整理させてくれ……………まず、そこの女がリカアルな。うん、分かる。そしてルイがナリクアグトな。うん、分からない」

 まあそうだろうな。

トキ「……………とりあえず二人の正体は一旦置いておこう。そしてさっきすれ違った時に見えたから気になっていたが、やっぱりそれは契約の刻印なのか………確かに絶対の防衛規制だな…………」

 トキが頭を悩ます。

トキ「安全…………安全ねえ…………」
389 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 15:02:51.53 ID:3QwzENAK0
 何度かそう呟いた後、トキは言った。

トキ「これは本当は極秘の情報なんだが、情報源その物がここにいる以上しかたねえ」

私「極秘の情報……?」

 トキは頷いた。

トキ「ああ。全部お前が知ってる事だよ。そもそも俺の今回の遠征は数ヶ月前に突如としてリカアルの姿が消えた封印の洞窟の調査だったんだ。大騒ぎだったんだぞ? そこで魔王の痕跡だのなんだのが見つかってこれから本腰で調査を始めようとした瞬間に、これだ。極秘も何もあっちゃいねえ」

 だから遠征に行くとき、あんなただならぬ雰囲気を纏っていたんだな。
 トキが続ける。

トキ「リカアルが封印された数百年前から、この国の、いや、全世界の一大プロジェクトとしてリカアルの消滅があったんだ。お前も知らないわきゃ無いだろ。それを知っておいて、見た目が女だからって生かすのか? 契約で縛られているとは言え、それが絶対安全とは言えねえ。いつか破るかもしれない危険があるんだぞ? ちょっと考えが甘すぎるんじゃないか?」

 見た目が女だから………
 確かにそれも理由の一つではある。
 私は顔を上げた。

私「例え甘いと言われようと、ルイの為にも、あの時リカアルを殺したくは無かった。それに、今でも知性があり意思を疎通する事が出来る彼女を殺したくはない。彼女はもう安全なんだ。力も制御してる。だから、彼女を処刑だけはしないでくれ! 私が責任を取る!」

 私が見せれる最大限の誠意。
 私はジャパンのドゲザをした。
 地べたに膝を付き、頭を地に付ける。
 これ以上下がないほど、頭を下げる。
 頼むっ……………!

私「>>下」
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 16:19:48.79 ID:wHt2WJPI0
安価トキのセリフと間違えていない?
安価下
391 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 16:41:11.65 ID:3QwzENAK0
 間違ってないお。
 安価下。
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 16:43:20.52 ID:5fHcQ+Bx0
たしかにリカアルはかつて多くの命を殺めてきた
だからといって同じ死で罰を与えていいのだろうか?生きてこそできる償いもあるのではないのだろうか?
393 :オパビー [saga]:2019/05/02(木) 22:52:12.19 ID:3QwzENAK0
 私は顔を上げ、トキに訴えかける。

私「確かに、彼女はかつて多くの命を殺めた。だからといって、同じ死で罰を与える必要はあるのだろうか? さっき言ったように、悪意を持って殺した訳じゃない。子供だったんだ。何も分からない、子供だったんだ。それに、もう暴れる力もない…………もうだ誰も、殺めない。だから、どうか彼女を処刑しないでくれ……………生きているこそ出来る償いも………あるのではないか……………?」

 私は再び地に額をこすり付けた。
 危険なのかもしれない。
 それでも、私はリカアルを信じたい。
 どうか、生きてほしい。

トキ「………………………」

 後頭部に、トキの視線を感じる。
 否定の気持ちの表れか、肯定の気持ちの表れか……………
394 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 05:13:07.35 ID:YMkpcwb90
 トキが小さくため息を付いた。

トキ「………………300年前だ」

 その声に、静かだったリカアルが震える。
 しかし、その声は、先ほどとはまた違った声色だった。

トキ「………親族を、知人が殺された奴が……………今の時代にどれぐらいいると思う?」

リカアル「え…………?」

 トキの口から出たのは、叱責でも、説教ではなく、意外な質問だった。
 その言葉への答えは、ゼロだ。
 もう誰も生き残っていないだろう。

トキ「時間が全てを解決する、という訳では無いが…………今回ばかりは、時間に感謝しろよ。もう誰もお前の事をうらんじゃいない。誰も、お前のことを知らない。だから解決出来る。うやむやに、な」

 その言葉がけは、優しかった。
 トキはまるで子供に説明するように、ゆっくり一語一語リカアルに言う。

トキ「分かったか? 全部、解決したんだ。リカアルは消滅した。お前は、ぬいぐるみから産まれた。もう、危険は無い」

 つまり、トキはこう言っているのだ。

 『見逃す』と。
395 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 05:22:47.83 ID:YMkpcwb90
私「……………すまない」

 私は、辛うじてそう言うことが出来た。
 トキに最大限の迷惑と負担を掛けた。
 あれだけ約束したのに、リカアルを再び死の恐怖と危機に晒した。
 みんなに、申し訳ない。

リカアル「い、いいのか? こんな大きな魚を逃がしてもうて……………」

 おいっ、余計なこといわんで良いっ!
 しかしトキは優しい声で言った。

トキ「ああ。英雄の称号が得られないのは少し惜しいが、弟にあれだけ頭を下げられといてそっちを取るような男じゃないさ」

 そして、リカアルに言った。

トキ「感謝しろよ…………またしてもお前を救った、ユタという男に」

 その時のリカアルの目は、なぜだか、少し潤んでいた。
396 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 05:36:08.77 ID:YMkpcwb90
 〜〜〜


リカアル「また、お主に救われてしもうたのう」

 トキが帰った後、リカアルがカーペットに寝転がりながら言った。

私「まさか盗み聞きされるとは…………トキも怖いな」

 私は額に手を当てた。
 あんな嘘には流されない決断力と行動力……………流石は次期国王といったところか。

私「今回の事を考えると、もうリカアルという名は使わない方が良いかもな。盗み聞きされたら終わりだしな……………」

リカアル「そうだのう。別に我は良いぞ? 300年前は名前なんて無かったし、この名にも執着は無いしの」

 リカアルはこう言っている。
 それならば、これからは新しい名前で呼んだ方が良いだろう。

私「私が決めても良いか?」

リカアル「うむ? お主が決めるのか?」

 リカアルが意外という顔で言った。

私「ダメか?」

リカアル「いや、ダメという訳では無いが…………」

 じゃあ決めてしまおう。

 アテナの名を引き続き使うか、新しく付けるか>>下
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 06:52:02.59 ID:3AreMCKaO
アテナで
398 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 10:54:34.75 ID:YMkpcwb90
私「いや………別に新しく名前を作る必要も無いか。アテナのままで行こう」

 私がそう言うと、リカアルは難しそうな顔をした。

リカアル「うー、アテナかのう………嫌ってわけじゃ無いんだがのう…………」

私「やっぱりアテナはダメか?」

 私がそう言うと、リカアルは首を振った。

リカアル「いやいや。別に良い名前だとは思うんだがの、名乗るときに女神の名だと、ちいと恥ずかしいというかのう………」

私「>>下」
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 12:26:21.23 ID:sRVyVPg3o
(吹き出して)普段のお前からは考えられんな、いいじゃないか名前負けなんてしないだろう
400 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 16:39:30.23 ID:WqhUix1J0
私「ぶふっ………」

 私が思わず吹き出すと、リカアルはむっとした。

リカアル「むうう………名前が気になって悪いか?」

私「失礼………いや、普段の君からは考えられなくて………そんなに名前が気になるか? いいじゃないか、名前負けなんてしてないだろ」

リカアル「そうかの? ……………そうかのう………?」

 リカアルは自分の顔をペタペタと触った。
 翼をパタパタ、目をパチパチ。
 最後に一回首を傾げ、触るのを止めた。

リカアル「………………まあ良い。今日より我はリカアルの名を捨て、アテナと名乗る事とする」

 元リカアル、現アテナはそう言って頷いた。

アテナ「ふむ。良い名前を授かった。感謝するぞ、ユタよ」

私「ああ………アテナ」

アテナ「はっはっは!」

 彼女は、そう朗らかに笑って見せた。
401 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 16:42:22.34 ID:WqhUix1J0
 時は結婚式当日まで飛ぶ。

 ルイとアテナは、ほんの少し距離が縮まった。


 〜ユタとパトリシアの結婚式当日〜


 結婚式当日のハプニングやイベント(結婚式前でも後でも可)>>下
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 16:55:33.90 ID:cye0bC0A0
花嫁姿のパトリシアにフェラチオ+ごっくん
続きは夜にと淫靡に微笑む
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 16:57:42.52 ID:fWQfzjbDO
パトリシアの家族と色々お喋り
パトリシアの姉と妹に色目を使われ、パトリシアが笑顔で威圧
404 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 17:36:43.55 ID:WqhUix1J0
 〜〜〜



パトリシア「あ、あの…………ユタ………王子………」

私「少しキツいな………痛かったら言えよ」

パトリシア「は、はい………んっ…………」

私「初めてか?」

パトリシア「はい………思った以上に………っ………!」

私「ちょっと体制を変えてみてくれ」

パトリシア「わ、分かりました…………」

私「……………どうだ?」

パトリシア「ラクに、なりました」

私「分かった。じゃあ動かすぞ」

パトリシア「んっ……………く……………」

私「…………よし」

パトリシア「お腹の形が、変わっちゃいました…………」

私「苦しそうだな」

パトリシア「だ、大丈夫です。ちょっと息が辛いですが………」

私「あと少しの辛抱だ。我慢しろ」

パトリシア「は、はい……………」
405 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 17:53:28.11 ID:WqhUix1J0
私「ほんとになんたって女ってのは………こんな自分を苦しめるようなアクセサリーをつけるんだか……………っと」

パトリシア「ふう………ん……………決まりだから………しょうがないですよ…………」

私「コルセットなんて無くたって、パトリシアは十分綺麗なのになあ」

パトリシア「うふふっ………そう言ってもらえて…………ん………嬉しいです…………はあっ、はあっ………」

 パトリシアはコルセットの具合を確かめた。

私「違和感は無いか?」

パトリシア「違和感しか無いです………」

 パトリシアがくるりと回る。

パトリシア「どどど、どうですか? こここの、ドドドレス……………」

 純白のドレスに身を包んだ女神………おっと、間違えた。
 綺麗すぎて思わず女神と間違えてしまった。
 めが……パトリシアが私に聞く。
 褐色の肌とあいまってとても綺麗だ。
 めが……パトリシアは舞うように色々な角度から私にその晴れ着姿を見せつける。
 宝石のティアラにふわりと空気に浮かぶ手首と肩を繋ぐヴェール。
 どれも、美しい。
 もちろん、どんな装飾品も、めが……パトリシア本人には敵わないが。
 女神……パトリシアは私に期待するような目線を送る。
 感想を言ってほしいようだ。

私「>>下」
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 18:32:28.42 ID:1POKiu2g0
とても美しいよパトリシア。まるで女神のよう……いやもはや女神そのものだ
407 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 18:54:56.94 ID:YMkpcwb90
私「とても美しいよパトリシア。まるで女神のよう………いやもはや女神そのものだ」

 他のどの女神と比べる必要もない。
 彼女は女神の一柱だった。
 そんな女神に見惚れた私は、パトリシア教の一人目の信者だ。
 この信仰心は決して枯れる事は無い………

パトリシア「い、嫌です王子ぃ………そそそそんな、女神なんて…………♥」

 そう良いながらも、彼女はまんざらでもなさそうだった。
408 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 19:49:40.34 ID:YMkpcwb90
メイド2「ユタ王子〜。そろそろお時間です。花道の準備をしてくださ〜い」

 裏舞台にいた私達にメイドがそう呼びかけた。

私「ああ。今行く」

 私が返事をすると、緊張したのか、ぎゅっと私の腕に抱きついてくる。

パトリシア「もう、そろそろ、ですね………」

私「ああ………心配するな。私も緊張している………」

 私はパトリシアの頭を撫でた。

パトリシア「………………ちょっと、安心しました………」

 ああ…………可愛い。
 優劣は付けたく無いのでルイとは比べられないが、可愛い。
409 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 20:01:46.70 ID:YMkpcwb90
 私達が緊張しているのは、大衆の前に出るからではない。
 結婚式に必ずついてくる有るものが原因だ。

 それはキス。

 私のファーストキスは既にルイに捧げているが、パトリシアのファーストキスはまだだ。
 パトリシアの緊張が私にも伝染したようで、私も思いっきり緊張してしまっている。

私「深呼吸だ深呼吸。頑張れ」

パトリシア「はい………♥」

 さあ…………ここが正念場だ。
410 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 20:07:59.17 ID:YMkpcwb90
 〜〜〜



執事「開けます…………」

 執事が、言った。
 門がゆっくりと開かれる。
 パトリシアの私の右腕を掴む力が強くなった。



 ワアアアアアアアッ!!!



 私とパトリシアは割れんばかりの歓声と花吹雪に包まれた。
411 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 20:25:05.01 ID:YMkpcwb90
パトリシア「あ、あそこ。ルイ様と、アテナ様」

 花道を通っていると、パトリシアがくいっと袖を引いた。
 その方向に顔を向けると、ルイが手を振っていた。
 ルイは満面の笑みでぶんぶんと手を振っていたが、アテナは祝いの料理を口いっぱいに含み、両手も料理で塞がっていた。
 しかしルイに肩を叩かれ私達と目が合うと、チキンを持ったまま手を振ってきた。

私「すごい食べてるな」

パトリシア「やっぱりアテナ様は花より団子ですね…………」
412 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 20:38:00.66 ID:YMkpcwb90
 花道の終着点に着き、神父が口上を述べる。
 いつまでも幸せに健やかにうんたらかんたら。
 そして、指輪交換。
 普通は左手の指にはめるが、私は左手が無い。
 だから特別、右手の薬指にはめる。
 パトリシアの左手にも、私から指輪をはめる。
 片手だと難しいな………

パトリシア「うふふっ………」

 パトリシアは自身の指に輝く指輪を見て、少し笑った。
 神父が姿勢を正すと、式場が静まった。
413 :オパビー [saga]:2019/05/03(金) 20:39:44.20 ID:YMkpcwb90
神父「デワ、チカイノキッスヲ」

 神父が言った。

 パトリシアのファーストキス。
 どうキスするか>>下
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 20:42:02.91 ID:nIY4l4Quo
なっがいの
415 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 00:01:07.61 ID:b8KrY2D80
 私はパトリシアの頬に右手を添えた。
 パトリシアが私の義手を優しく掴む。

パトリシア「…………………」

私「…………………」

 じっと、見つめ合う。
 私がパトリシアを見上げる形になる。
 パトリシアの目は、少しだけ湿っていた。
 でも、嬉しそうだった。
 私は微笑み返した。



 ちょっとだけ、爪先立ちに。
 背伸びを、した。
416 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 00:08:32.53 ID:b8KrY2D80
 パトリシアが少し屈んだ。

 ちゅ………

 そのまま、私はパトリシアの首に手を回した。
 パトリシアも私の背に手を回し返す。
 唇が触れ合った所から熱くなる。
 じわり、じわり、と、熱が広がっていくのを感じる。

神父「…………………………ン?」

 ああ、せめてこの熱が身体全体に行き渡るまで、もう少し繋がっていたい。

パトリシア「んむ……………ん………………………ん?」

 ちょっと長くない?
 と、パトリシアが顔を赤く染めながら片目をうっすらと開ける。
417 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 07:18:17.23 ID:b8KrY2D80
 ルイには無いぷにっとした柔らかい唇の感触が心地よかった。
 私はちろ、と舌を出し、それをパトリシアの口内に侵入させる。

パトリシア「っ……………」

 パトリシアはピクッと震えたが、そのまま私の舌を受け入れる。
 互いの舌を螺旋に絡ませ、濃いドロドロの唾液を大量に分泌させる。
 パトリシアは羞恥からか目の端に涙を浮かべ、されるがままになった。
 りんごのように真っ赤になったパトリシアは、とても可愛かった。
 ……………私はそのとき初めて、自分がSで有ることを自覚した。
 ぎゅ〜っとパトリシアの首を抱きしめ、更に深く唇を重ねる。

パトリシア「んっ………っ…………♥」

 パトリシアではない誰かが、ゴクリと唾を飲んだ。
 そろそろパトリシアの羞恥が限界に達しそうだった為、私は最後に唾液をのどを鳴らして飲み込み、唇を離した。
418 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 07:28:07.58 ID:b8KrY2D80
パトリシア「はあっ……………はあっ…………………♥」

 トロンと瞳をとろかし恍惚の表情を浮かべるパトリシアは、運動をしたあとのように息をしていた。
 二人の間に、とっても粘度の高い唾液がきらりと光る。
 オーディエンスの方を見ると、誰もが私達の誓いのキスの濃厚さに呆気に取られてた。
 よく見ればルイが膨れて嫉妬してる。
 ああ、今夜は激しそうだ…………

神父「エッフン。エー、デハ……………」

 横で静かにキスが終わるのを待っていた神父が一度咳払いをしてから、私達がここに正式な夫婦となった事を告げる。
 誰かが拍手を始め、ようやく我に返った人々も拍手を始めた。
 パラパラとした拍手は、割れんばかりの歓声に変わった。

 誰もが、私達の結婚を祝福していた。
419 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 07:29:52.62 ID:b8KrY2D80
 この後披露宴やらなんやらがある、が。
 どのタイミングでウェディングフェラをしてもらうか>>下
 因みに言い出しっぺはパトリシア。
420 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 07:58:20.84 ID:b8KrY2D80
 場所や状況も書いて貰えると。
 (例えばテラス)

 >>下
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 07:59:44.29 ID:L3h2r9DDO
全てが終わってウエディングドレスから着替える直前
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 08:09:04.77 ID:L3h2r9DDO
場所はテラス
途中で外から誰かがルイに話しかけられるもパトリシアはうまいこと枠や柵に隠れていて見えずなんとか誤魔化せる
423 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 08:17:18.98 ID:b8KrY2D80
 ルイ→ユタ?
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 08:19:31.29 ID:L3h2r9DDO
>>423
ごめんユタだった
425 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 08:57:16.76 ID:b8KrY2D80
 >>375
 今気づいたけど、アティー→アテナだ。
 混乱させてたらすまんな。
 なんでアティーになっとったんや。
426 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 09:12:05.96 ID:b8KrY2D80
 その後、舞台裏。


パトリシア「王子………ほんとに恥ずかしかったんですから…………」

私「まんざらでも無さそうだったが」

パトリシア「もう…………そりゃあ、嬉しくなかったと言えば嘘になるのですが……………♥」

 やはり満更ではなかったようだ。
 両手で頬を挟み、顔を赤くしながらもじもじと動く。

ルイ「じーっ…………………」

 パトリシアと話していると視線を感じたため、その方向を見るとルイが物陰から「じーっ」と言っていた。

私「どうした?」

ルイ「……………しっとしてる」

パトリシア「うふふふ。ルイ様ずっと膨れてましたもんね」

 するとパトリシアはルイに手招きをし、顔を近づけひそひそと話す。

パトリシア(で、ルイ様もいつもあんな濃厚な口づけをして貰ってるんですか?)

ルイ(いやいやいつもはあんなもんじゃないよ。もっととろ−っとしててふっかぁいんだよ)

パトリシア(あ、あれ以上なんですか!? そ、そんな口づけをされたら、私気絶しちゃいそうです…………)

ルイ(ふっふっふー。私のほうがせんぱーい)

パトリシア(恐れ入ります………)

 おい思いっきり聞こえてるぞ。
 というかルイ、そんな偉そうにしているが濃厚なキスをした後はいつも秘部をひたひたに湿らせてるじゃないか。
427 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 09:18:00.51 ID:b8KrY2D80
パトリシア(で、今夜の話なんですが……………)

ルイ(うんうん)

 そこからの会話は察しの通り。
 聞くに耐えなくなった私はその場を離れ、会場に戻る事にした。


 〜〜〜


 会場に行くと、様々な人々から言葉をかけられた。

議員「>>下1」

貴族「>>下2」

国民「>>下3」

 性別、年齢自由。
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 09:46:51.88 ID:L3h2r9DDO
議員(既婚女性)
結婚おめでとうございますユタ様
自分の結婚式の時を思い出しましたわ
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 09:56:29.71 ID:Fwnuvndq0
貴族「あの可愛い赤ん坊だったユタ様がついに結婚とは…長生きはするもんじゃのう」
(男性の老貴族)
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 10:17:13.51 ID:q9ZfDYh00
ユタ様私にも熱いキッスしてください
性別・年齢は若い女性
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 13:14:34.99 ID:9YLx/Erwo
ぶれねぇな国民
432 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 16:56:50.15 ID:b8KrY2D80
 私は会場で何人かの人々に話しかけられた。

女議員「結婚おめでとうございますユタ様」

 カポカポと蹄を鳴らし、若い馬のサテュロスの女性議員がそう祝いの言葉を投げかけてきた。
 サテュロスとは下半身が動物になっている種族の事だ。
 ケンタウルスと違うのは、ケンタウルスのように腰から下が馬の首から下になっているのではなく、動物の腰から下、正真正銘の下半身になっているのだ。

私「ありがとう」

女議員「お熱い口づけでした。自分の結婚式の時を思い出しましたわ」

 女性議員は少し頬を染めそう言った。
 くすぐったいな………

女議員「末永いお幸せを祈ります」

私「ああ」

 その時、人ごみの中から大男が現れた。

???「ああ、すまねえ。あ、すまねえ。ああっ! 大丈夫だかれでぃ!」

 不器用そうなミノタウロスの男は、自身にぶつかってしまい倒れた少女に手を添えた。
 胸板も肩幅も人間と比べものにならないほど分厚いミノタウロスがスーツを着ているのは、失礼ながら少しだけ滑稽に思えた。

女議員「あら、どうしたのあなた」

女議員の夫「いやー、おめが急に居なくなるから心配しちまっただよ」

女議員「大丈夫よ。王子に挨拶してただけだって。あ、王子。こちら私の夫です」
433 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 17:03:05.32 ID:b8KrY2D80
女議員の夫「ああ、王子様だっただか。失礼しましただ」

 ミノタウロスは私に気づくと思いっきり姿勢を低め、私に挨拶した。

私「>>下」
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 17:30:31.45 ID:6d/0nsFk0
いえいえ気にしなくていいですよ。
優しくて素敵な旦那さんですね。
435 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 18:08:33.73 ID:b8KrY2D80
私「いや、気にしなくても良い。優しくて素敵な夫だな」

 私がそう言うと、サテュロスとミノタウロスの夫婦は揃って頬を赤くした。

女議員「はい。不器用なとこも有りますが、ほんとに素敵な夫です………ね?」

女議員の夫「す、すてきだなんて、おらはそんな…………♥」

 ミノタウロスはデレた顔で頭を掻き、姿勢を正すと私に頭を下げた。

女議員の夫「じゃ、じゃあ、長話失礼しましただ。どうも、ありがとうございましただ」

女議員「ありがとうございました♥」

 ふむ………
 熱々の夫婦だったな。
436 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 18:38:24.20 ID:b8KrY2D80
 次に私に話しかけてきたのは、面識のある長い髭を蓄えた貴族の亀の獣人だった。
 明らかな風格と尊厳がある。

亀の翁「おお、ユタ様。どうも。お熱いちっすで御座いましたぞ」

私「ああ、うん。先ほども言われた」

 私がそういうとその貴族はほっほっほと笑った。

亀の翁「色々と困難がありましたが、無事結婚が出来たことに祝いの言葉をお送りしますぞ。あれほど小さく可愛い赤ん坊だったユタ様がついに結婚とは………ほっほっほ。長生きはするもんじゃのう」

私「今年で満300歳が何を言う。その様子だとまだあと100年は生きそうだが」

亀の翁「ほっほっほ。流石に一世紀は無理ですわい。生きたとしても、お世継ぎが大人になるほどですかの」

 貴族は髭を撫でながら言った。

亀の翁「お世継ぎ、楽しみにしておりますぞ」

私「ああ。直ぐに生まれるように努めるさ」

亀の翁「ほっほっほ。若いのはというのは、良いですのう」

 貴族は一礼をし、去っていった。
437 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 18:51:44.77 ID:b8KrY2D80
国民「ユタ様ああっ! 私にも熱いキッスしてくださああっ

ルイ「不審者発見!」

国民「ぃあほべっふ!」

 ルイがどこからか飛んできて不審者に頭突きをかました。

国民「ぐっは、なぜえ……………」

私「>>下」
438 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 19:06:48.93 ID:b8KrY2D80
国民「私は、私はただユタ王子にキッスしてほしいだけなのに……………!」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/04(土) 19:10:33.93 ID:hYeXuNJN0
あいにく私にキスしていい人物はもう決まっている
440 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 19:27:47.82 ID:b8KrY2D80
私「すまないな。あいにく私にキスして良い人物はもう決まっている」

 ルイが胸を張った。
 おい、止めろ。
 誇らしいのは分かるがバレたらどうする。
 ルイの前足で頭を抑えつけられながら、女性が呻く。

国民「ううう…………ですよね……………」

私「……………すまないが、つまみ出て貰う事になるが、良いか?」

国民「ドウゾつまみ出してくだされ……………ううう、ぐすっ」

 ………どうして国民はこう私に対してこうなのだろうか。
441 :オパビー [saga]:2019/05/04(土) 20:11:19.71 ID:b8KrY2D80
 まだパトリシアの家族に会ってもいないのにどっと疲れた…………

パトリシア「あ、王子。こちらです!」

 パトリシアがぴょんぴょんと飛んびながら手をパタパタと振っている。
 可愛いっ。
 私は胸をマグナムで打ち抜かれる感覚に襲われながら、なんとかパトリシアの家族の元に行く。

???(男)「おお、そちらがユタ王子か」

???(女)「あら可愛いじゃない」

???(女)「どうも」

???(女)「よろしくお願いします」

 パトリシアの家族は4人いた。
 男性が一人に、女性が三人だ。
 しかし、残念ながらそれが親か姉妹かの見分けがつかなかった。
 なにせ、ハーフリングの一族だ。
 全員がパトリシアと同じ褐色の肌を持ち、パトリシアと同じく子供の見た目だった。
 そして家族だから、それぞれそっくりだった。
 王族のような煌びやかな装飾さえなければ、ただの幼いきょうだいに見えるだろう。
 確実に一人の男(13歳ほど)はパトリシアの父親、つまり国王だろう。
 しかし他は分からない。
 口を開いた順番で、一人目が10歳程の少女で、パトリシア程では無いが大きい胸を胸元が大きく開いた薄紫色の服で際だたせていた。
 二人目は私より幼い見た目をしており、7歳程だろうか。
 胸は無く、すんと大人しい雰囲気を漂わせている。
 三人目は一人目と同じほどの年齢に見え、幼いながら妖艶な雰囲気を纏っている。
442 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 07:44:25.33 ID:N2B6RPRw0
 いや、よく考えて見ればパトリシアより年上の見た目の者がいない。
 ハーフリングの見た目には個人差があるらしいが、ここまで激しく出るものなのか。

私「お初にお目にかかります、陛下」

 私はまず絶対に国王であろう者に手を差し出した。

パト父「娘が世話になってるよ。よろしく」

 正解だったらしい。
 私はパトリシアの父と固い握手を交わした。

パト父「いやあ、さっきは惜しみもなく愛を見せつけてくれたな。はっはっは!」

私「はい。せっかくのファーストキスしだと言うので、それはもう全力で」

 私がそう言うとパトリシアの父はうんうんと頷いた。

パト父「この調子ならすぐにでも世継ぎが出来そうだ。ウチも一安心だよ。はっはっは!」

パトリシア「ちょ………お父さん!」

パト父「はっはっは!」

 大衆の前で世継ぎの事を公言されて恥ずかしいのか、パトリシアが耳の先まで真っ赤にして怒る。
 しかしパトリシアの父は朗らかに笑うだけで、柳に風だった。
 まあ実際今夜から世継ぎ作りに励むのだがな。
443 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 07:54:40.53 ID:N2B6RPRw0
 ところで先ほどから女性陣の目線が気になる。
 特に10歳程の二人だ。
 7歳程の女性は品定めするように慎重に私を見ているのに対し、もう二人は私に向かって少し前屈みになり上乳を見せつけ、目を細め上目遣いになっている。
 そして時々なぜかちろりと舌なめずりをする。

パトリシア「………………………ニコッ?」

 パトリシアが殺意やら狂気やらを孕んだ笑みでその2人を睨んだ。
 いや怖っ!
 2人はびくっ、と震え、一番幼い女性の後ろに隠れるように身を縮めた。



 そう言えばパトリシアの家族の名前。
 父>>下1
 母>>下2
 姉>>下3
 妹>>下4
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 08:08:03.62 ID:G1OCvSHH0
父ヒルダー
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 08:25:15.61 ID:KMM7S2JN0
ネルロ
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 08:29:06.99 ID:00ip6bGF0
リーゼロッテ
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 08:29:41.09 ID:YK/a4guDO
リリア
448 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 11:44:14.63 ID:N2B6RPRw0
パトリシア「リーゼロッテお姉様にリリア? 私のユタ王子に色目を使わないでくださいます?」

 パトリシアが表情をキープしたまま私を見ていた2人に微笑みかける。

リーゼロッテ「だってえ、可愛いじゃん」

リリア「パトリシアお姉様怖い」

パトリシア「そんなんだから2人とも結婚出来ないんですよ」

リーゼロッテ「ぐふっ!? 人が気にしてる事をぉ……………」

リリア「私はまだ若いもん」

 ん…………?
 ちょっと待てよ…………
 会話の流れからするともしかして母親は…………
 見た目年齢が一番幼く見える女性(7歳程)が口を開いた。

パト母「リーゼロッテあんたは早くお相手見つけちゃいなさいよ。さもないと勝手にお見合い組んじゃうわよ?」

リーゼロッテ「お母様それだけは嫌! 絶対自分で見つけるから!」

 予想外だった。
 絶対にあの女性は妹だと思っていたのに…………

パト母「ともあれ…………初めまして王子。ファイアル王国の王女ネルロです。色々と、災難は聞いております」

私「こちらこそ、お会いできて光栄です。運が良かったのか、なんとか生きています」

 ネルロ王女と私は握手を交わした。

パト母「どうですか、王子。うちの娘は?」

私「>>下」
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 11:55:51.08 ID:HeYMq/mAO
>>406
450 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 20:14:29.48 ID:N2B6RPRw0
私「女神です」

パトリシア「ちょっとそれお母様の前で言わないでっ!?」

 リンゴで言えばもう熟しすぎてるんじゃないかと言うほど顔を真っ赤に染めて、パトリシアが言った。

パト母「あらあら♥ やっぱり、貴方になら安心してパトリシアを任せられそうですわ………♥」

 ネルロ王女に続き、国王も私に言う。

パト父「ちょっと心配だったが、君を見てその心配はきれいさっぱり拭えた。………うちの姫を、よろしく頼む」

 私は顔を手で覆い隠しているパトリシアを手で抱き寄せた。

パトリシア「あ、ちょっ……………」

 ふふふ……
 パトリシアの肌は熱した鉄のように熱くなっていた。
 照れてるなあ……………

私「>>下」
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 20:31:52.07 ID:Gbu/rB4d0
皆さんと末永い付き合いになるように頑張ります
452 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 21:50:46.02 ID:N2B6RPRw0
私「皆さんと末永い付き合いになるように、頑張ります」

パトリシア「ひうう……………\\\」

 パトリシアは更に熱く、赤くなった。
453 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 22:01:18.38 ID:N2B6RPRw0
 〜数時間後〜


パトリシア「はあ…………」

 結婚式を開いた(終えた)後、私とパトリシアはテラスにいた。
 明るい宮殿から人々が帰って行くのが見える。

私「疲れたな…………」

パトリシア「ですねえ………」

 テラスにたった二人きりの私達を祝福するように、雲の隙間からスポットライトのように月明かりが降りる。
 白いスポットライトに照らされ、ウェディングドレスを煌めかせるパトリシアが満足げに微笑んだ。
 ドレスの最高峰、ウェディングドレス。
 ああ、どうしてこの姿は今日しか見られないのだろうか。
 どうしてこの1日しか着られないのだろうか。
 それだけが惜しい。
 明日から拝めぬその姿は、さながら御伽噺のシンデレラのようだった。
 まあ、魔法が解けたとしても、パトリシアは美しいままだが、な。
 ………シンデレラも美しいか。
454 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 23:08:39.76 ID:N2B6RPRw0
パトリシア「ねえ、王子」

 やさしい夜風に吹かれながら、パトリシアが言う。

私「なんだ?」

パトリシア「せっかく、夫婦になったんです……………あなた、と呼んでも、宜しいですか?」

私「>>下(肯定、もしくは別の呼び方)」
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/05(日) 23:18:05.38 ID:Rpk+wdsfo
ぜひ頼む
456 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 23:37:41.47 ID:N2B6RPRw0
 「あなた」か。
 ルイの「ユタ」とはまた違って、心地よい響きだ。
 私ははにかむパトリシアに頷いた。

私「ぜひ頼む」

パトリシア「!………はい、『あなた』……………♥」

 かあああわいいいっ!
 その微笑みこそ、まさに、まぁさぁにぃ女神!
 せっかくのウェディングドレス姿だ。
 もう一度濃厚なキスをするくらいバチはあたらないだろう。
 私はパトリシアの頬に手を添えた。

パトリシア「あ、あなた………まだ、下にいる方々が………見られちゃいます………」

私「見せつけてやろう」

 青白いスポットライトに照らされながら、私達はもう一度濃厚なキスをした。
 人目をはばからず、舌を好きなだけ絡ませ、二度付け自由。
 何度も、何度も、唇を重ねる。
457 :オパビー [saga]:2019/05/05(日) 23:45:23.49 ID:N2B6RPRw0
パトリシア「ん………お………んぉ………………んふぅ………♥」

 パトリシアの艶めかしい声が、耳から滑らかに入ってくる。
 そう言えばパトリシアの嬌声は初めて聞いたな。
 パトリシアは嬌声をあげることも初めてだろう。
 ああ、これからの彼女の初めては全て私の物。
 そう考えると、興奮する。
 初めてパトリシアの秘密(例の本)を知ったのも、初めてのキスを貰ったのも、初めてパトリシアのこんな声を聞いたのも、全て私だ。
 そして、初めてパトリシアと交わるのも、私だ。

 ……………しまったそんなこと考えるんじゃ無かった。
 股間が思わず膨らんでしまった。
 沈まれ沈まれ沈まれ沈まれ………………



 フェラチオの流れ(本番は夜)
 始まり>>下1
 途中>>下2
 終わり>>下3
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 00:10:26.48 ID:bhVRskG+0
まずはくすぐるように舐める
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 00:19:23.79 ID:Yz3BNSWs0
ユタが懇願するまで先端の刺激は避け、懇願してきたら咥えたり先端を舌で刺激する
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 00:29:02.43 ID:jsPR3wLBo
喉奥に出されたの全部飲む
461 :オパビー [saga]:2019/05/06(月) 09:37:49.08 ID:+KqNOQjP0
 静まれ静まれ静まれ(沈まれは間違い)………

パトリシア「んっ…………………」

 スリッ……………

私「!?」

 静まれかけていた私の象徴に、パトリシアがそっと手を触れた。

パトリシア「あなた……ん、らにお………想像したんれすか………? んっ、はぷ。こんなに、大きくて…………♥」

 君のヴァージンを貰うところを想像してたんだよ………!
 いまだ口づけを続行しながら、パトリシアは私の股間を優しくなで始める。
 そんなこと、されたらっ………!

私「あ………やめ………んっ……………」

 ビキビキッ!

 静まりかけていた私の象徴は、塔のように堅く強く起きあがってしまった。

パトリシア「んふ……………♥」

 パトリシアが口を離す。
 その顔は恍惚に満ちていた。
 まさか、ここでやるつもりなのか?

私「な、なあ。流石に人目が…………」

 パトリシアが笑みを浮かべる。

パトリシア「……………見せつけるんじゃ、無かったんですか?」

 パトリシア、君はもしかして生粋のSなのか?



 どうする>>下
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 09:50:00.57 ID:teSyXsXDO
欲望に勝てずされるがまま
463 :オパビー [saga]:2019/05/06(月) 10:53:37.71 ID:+KqNOQjP0
 私はパトリシアを止めようとした。
 止めようとしたのだが、それだけで、結局行動に起こすことは出来なかった。
 私は欲望にうち負けてしまったのだ。
 彼女のふわふわとした手の動きに、完全に籠絡された。
 パトリシアが手を離す。

パトリシア「ウェディングドレスを着るのは今日が最後…………なら、出来る限りのことはやりましょう。あなた……………♥」

私「あ、ああ」

 パトリシアが膝を付き、カチャカチャとベルトを外す。

パトリシア「ああ………ズボンが湿っていますね…………あなた。それほどまでに、興奮して…………っぇあ?」

 ビンッ!!

 下着が脱がされると同時に、性器がぴぴっ、と我慢汁をパトリシアの顔に数滴飛ばし跳ね上がった。

パトリシア「な、習ったのと、違………大き……………あ………♥」

 強烈な匂いに晒され、パトリシアが鼻をすんすんと鳴らす。
464 :オパビー [saga]:2019/05/06(月) 12:03:15.87 ID:+KqNOQjP0
パトリシア「では………あ、あなた。始めますね」

私「あ……………ああ…………!」

 若干戸惑いながら、我慢できないといった様子でパトリシアが性器をなめ始める。
 しかしなぜかパトリシアはカリより上には一切触らず、下の方をペロペロと控えめに舐めている。
 スリスリと愛撫も交えて、こそばゆく、焦らすように…………

パトリシア「ふ……………はふ、ぺろ……………ん………」

私「くっ…あ…………ぁっ…………!」

 私は思わず前屈みになる。
 刺激が、強い。
 だが、物足りない。
 もっと先を、もっと、深くくわえ込んで欲しい…………!

パトリシア「ん………どうされました………? はっきり言わないと、分かりませんよ? ………んちゅう……れろ」

 意地悪そうに、パトリシアが上目遣いをしながら言う。
 ああ、この目は私が焦らされているのを見て楽しんでいる目だ。
 そんな小悪魔的な一面もあっただなんて…………

 可愛いっっ!!!

 >>下
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 12:39:13.44 ID:V9aOhYNro
辛いがしばらく耐える
紛らわすようにパトリシアの頭や頬に触れる
466 :オパビー [saga]:2019/05/06(月) 16:02:00.24 ID:+KqNOQjP0
 しかし、ここですぐに言葉に甘えてしまっては面白くない。
 辛いが、耐えてみよう………

私「はぁっ…………く…………」

パトリシア「ぅる……………れろ、んちゅ……はあ………」

 細かく焦れったい快楽が私の性器の上を這い回る。
 中途半端な快楽が私が絶頂するのを阻止する。
 ああ、狂ってしまいそうだ…………!
 私は気を紛らわす為に、パトリシアの髪に指を絡ませた。

パトリシア「んふー、んふー…………ん……………」

 しばらくして、突然パトリシアが舌の先を性器の根元に付けた。
 そして、つつつつつぅ………と上に上に舌を這わす。
 裏スジを撫で、カリを越え、遂には亀頭の先端に舌を添えた。

パトリシア「わ、私の方が、我慢できなくなってしまいました………」

 亀頭をチロチロと舐め、先走り汁を味わいながらパトリシアが言った。
 どうやら先に私に咥えてくれと言わせたかったようだが、本人の方が限界に達したようだ。
467 :オパビー [saga]:2019/05/06(月) 16:03:34.49 ID:+KqNOQjP0
パトリシア「く、咥えさしてくらさいっ。あ、あなたのたくましい物を、根元まで味わいさしてくらさいっ♥」

 そうパトリシアが懇願する。

私「>>下」
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 16:37:13.70 ID:teSyXsXDO
く、咥えてくれ…
469 :オパビー [saga]:2019/05/06(月) 18:39:13.17 ID:+KqNOQjP0
私「く、咥えてくれ………」

パトリシア「はぃいっ♥」

 私が許可を出した瞬間、パトリシアは待ってましたと言うように亀頭をくわえ込んだ。

パトリシア「んじゅ、んぽっ、ちゅるるるるっ♥」

私「あっ、あ゛あ゛あ゛っ、んぃああっ!」

 まるで飴を舐めるように、パトリシアはじゅぽじゅぽと性器を舐めたくった。
470 :オパビー [saga]:2019/05/06(月) 18:46:21.83 ID:+KqNOQjP0
 ルイの大量の唾液で包み込むようなフェラとは違い、パトリシアのはテクニックが凄かった。
 縦横無尽に舌を駆け巡らせ、カリの中や裏スジなど気持ちいいところを十二分に舐めていく。

私「パトッ、りしぁっ、こんなん、どこで、習っぁああ!」

 私が喘ぎながらそう聞くと、パトリシアはふふっ、と笑った。

パトリシア「私、獣姦のBL物描いてるんですよ? えっちな本を読んで知識を温めたに決まっているじゃないですか、あ・な・た♥ はむっ、ちゅるるるっ」

私「ああっ、おっ、ひいいいっ♥」

 本当に上手すぎるっ、ヤバっ、あああっ!

 その時だった。



 誰かに地上から話しかけられる。
 誰からどんな風に>>下
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 19:22:22.74 ID:xojFoZ6p0
アテナ
パトリシアには全く気付かず傍から見ると夫婦みたいなプライベートな世間話をし、事情を知っているとはいえパトリシアはちょっと嫉妬
472 :オパビー [saga]:2019/05/06(月) 23:16:39.23 ID:+KqNOQjP0
 すまん………

 夫婦っぽい世間話って、どんなん>>下
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/06(月) 23:39:50.08 ID:nS+Yzglb0
ちょっとした式の感想かと思ったらルイと少し和解した話し始めて
お互いルイとの付き合いがパトリシアより長いから親密、みたいな?
パトリシアの嫉妬は親密なのもあるけどルイの話してるのもちょっとあったり
474 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 00:11:45.27 ID:hDcHBmIz0
アテナ「おーい、ユタ?」

 私がテラスにいるのに気づいたアテナが、下から話しかけてきた。

私(アテナ!? っぁ…………パトリシアッ………一回、止め……!)

パトリシア「じゅぽ、ちゅるるるっ、はぷ、れろおん」

私(おいいいいっ!?)

 パトリシアはアテナが下にいるにも関わらず、その口を止めようとしない。
 バレたらどうするんだよっ!

アテナ「ユタ? どうかしたのか? 顔色が優れぬようだが」

 幸い来客はほとんど帰っているし、柵などでパトリシアは見えていないらしい。
 それにしたって一回止めよう!?
 な?
 な?

パトリシア「ちゅぷっ、ふっ、じゅぷ」

 止まれよおお。
 しかしこのまま返事をしないのも不自然な為、なんとか会話をする事にした。

私「ぅ………ら、らいじょうぶ、ら。ちょっと、酒が、まわああっ………! てる、だけっぉ、だ♥」

 隠し切れて無い気がする!
475 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 06:33:53.97 ID:hDcHBmIz0
アテナ「そうか。なら良い」

 なんとか、誤魔化せたようだ。

アテナ「それにしてものう。結婚式がこんなに美味しい式だったなんて、知らなんだ。いやあ、あの肉は美味かったのう」

私「そ、そおぅ、だった、なぁっ、ああっ、ぐ………!」

アテナ「また結婚式があれば我を呼ぶがいい。次はいつかの? 来週あたりかのう?」

私「そんな、短スパンで結婚式が開かれるもの、かっ、んおぉぉっ………!」

アテナ「そうなのか?」

私「ぁ、ああ」

 それよりこっちはパトリシアにフェラされて取り繕うのが大変なんだ。
 すまないが早くあっち行ってくれ………!
476 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 06:43:19.32 ID:hDcHBmIz0
パトリシア「ちゅぽちゅぽ、ちゅるるっ、ちゅぞっ」

アテナ「ところで、最近ちょっとだがルイと和解したぞ」

私「あ、ああっ。よ、よがっ……た、な!」

 うん、良かった。
 良かったけど今話さないで。
 長くなりそう。

アテナ「まだ少し身体は強ばるが、世間話を出来るくらいまで溶け込んだぞ。話してみて分かったが、奴は本当にお主のことが好きよの。何かあればユタユタユタユタ、口を開けばユタユタユタユタ、お主のことばっかりよの」
477 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 17:06:55.12 ID:hDcHBmIz0
 ルイ、うっかり私達の関係について口を滑らせていないか?
 いや、アテナの様子を見る限り、そんなことは無さそうだ。
 パトリシアは私の性器の上で口を滑らせているが。

パトリシア「ちゅぽっ、ちゅぽっ、ちゅるっ」

私「そ、ぅぁっ………か。まあ、ルイは私のこと好きだかっ、なっ…………あっ♥」

アテナ「うむ。楽しそうにお主のことを話しておったぞ」

 はぁっ、はぁっ……………つぁあっ……………!
 その時、アテナが首を傾げた。

アテナ「ふむ? ところで先ほどから妙な水音がせんか?」

私「み、水音? べ、あっ、別に、何も、聞こえないがっ。ぁっ♥」

アテナ「ふむ…………? そうかの」
478 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 17:14:44.44 ID:hDcHBmIz0
私(パトリシア、い、いいか、げん、んひぃっ♥)

 そろそろバレてもおかしくないんだが!?
 私がそう言うと、パトリシアはより深くねっとりとフェラし始めた。

私「ああ、フーッ………! フッ、ぁっ………!」

アテナ「本当に大丈夫かの?」

私「大丈夫、だあああっ……………だい、じょおぶっ♥」

 強烈になったフェラのせいで、私の射精はデッドラインを迎えた。
 キューッと睾丸が縮み、精管を精子が駆け上っていく。

パトリシア「ふっ……………」

 性器が膨れたのを察し、パトリシアが睾丸を揉み更に精子の射出を促進させる。
479 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 17:17:21.93 ID:hDcHBmIz0
アテナ「じゃあユタ。我は先に寝てるでの。また明日会おうぞ」

私「ぁ、ああ」

 アテナがテラスから見えなくなった瞬間。
 私はパトリシアの頭を掴んだ。

パトリシア「んぐっ♥」

 喉の、一番奥に、出、るうううっ!
480 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 17:21:49.86 ID:hDcHBmIz0
私「あああっ、あっ♥ あ、ぐううっ!」

 ドブブブブブッ、ドビュウウウウッビュグッビュールルルッッ♥

 大量に、出た。
 それはもう大量に。
 パトリシアはじっくりと目と鼻の先の性器を見つめながら、喉を鳴らして精子を飲んでいく。

パトリシア「ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごっきゅん、ごくっ」

 ウェディングドレスに一滴もかけないように、漏れなく、まるでミルクを一気飲みするように吸い上げていく。
481 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 17:25:33.75 ID:hDcHBmIz0
私「あっ…………あっ、ぐ♥」

パトリシア「ごくっ、ごきゅっ、ごくっ。じゅるるるうっ、じゅるっ、じゅるるっ」

 精管に残った物まで全て取りこぼしのないように、吸い尽くす。
 まるでブラックホールのように。

私「はぁっ…………はぁっ……………」

パトリシア「ん、こっくん……………ぷはっ」

 カポッ、とパトリシアが私の性器から口を離した。
 その顔はとっても満足そうだった。

私「>>下」
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 18:01:05.36 ID:eO0DH+e90
ありがとう。凄く気持ちよかった。
483 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 19:06:40.23 ID:hDcHBmIz0
私「はぁ、はぁ、ありが、とう…………凄く、気持ちよかった…………」

 私がそう言うと、パトリシアは淫靡に微笑んだ。

パトリシア「ふふふ……………続きは、ベッドでしましょう。あ・な・た…………………♥」

 そう言えば、この後ヤるんだったな……………
 今は流石にダメか。
 ……………じゃあ、ちゃんと準備をしないとな。
484 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 19:12:03.65 ID:hDcHBmIz0
 さあて、とうとう3pの時間だ。
 傷は癒えた。
 時は満ちた。

 どんな流れでセックスする?
 最初、途中、最後>>下3つ
485 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 19:21:42.71 ID:hDcHBmIz0
 そういやルイ大きく成長してるで。
 安価下
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 19:29:05.70 ID:/axE0Inp0
胸も相応に成長したのかな?可能なら成長したことをアピールするためにルイがパイズリ
それに対抗しようとパトリシアは必死に胸を寄せ集めてパイ(乳首)ズリ
最終的にダブルフェラ&ダブルパイズリみたいな形になって2人にぶっかけ
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 19:39:42.51 ID:wIg5Ztiz0
最初は初めてであるパトリシアと正常位セックス。最初はとても痛がるが、ルイと一緒にキスや乳首、クリトリス愛撫で快感を与え、無事パトリシア絶頂+同時に中出し射精。
488 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 19:43:21.57 ID:hDcHBmIz0
 >>486
 成長してもドラゴン(爬虫類)だから無い。
 でもまあ、最初は二人して取り合い、ってことで。

 ところでおまえらパトリシアの胸ってどれぐらいの大きさだと認識してる?
 自分でも分からなくなった。
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 19:49:06.80 ID:cyGelmboo
巨と普の間
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 19:53:39.16 ID:GrieJhi50
おあずけをくらった形でかなり焦らされたルイが全力騎乗位でユタを絞りつくす
始めはその勢いに引き気味だったパトリシアもやがて中てられて、不器用ながらも自分から腰を動かし騎乗位に挑戦
その後は一晩中ルイとパトリシアの体をを互い違いに交わる
(翌日いつまでたってもユタ達が現れないことに不審に感じたアテナが部屋にやってきて、体液まみれで死んだように眠ってる3人を発見)
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 19:55:11.46 ID:CNG3trvDO
>>488
ルイが無いなら、バランス的にパトリシアは大きめの方が良いかな
492 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 21:17:58.38 ID:hDcHBmIz0
 因みに、このセックスが実質話の終わりやで。
 ルイとの結婚まで描写出来なくてすまん。
 だから盛りだくさんにするで。

 セックスの流れは全部出揃ったようだし、次はコンテンツや。
 例えば増強剤、逆走薬、媚薬、etc.
 効果等も加えて(使わないという選択もあり)>>下
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 21:43:22.11 ID:CNG3trvDO
ユタは事前に性欲増強剤使用

後は途中で疲労回復薬や媚薬を口移しで飲ませあったりみたいな感じで
494 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 22:19:20.01 ID:hDcHBmIz0
 おk。
495 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 22:21:08.02 ID:hDcHBmIz0
 スタートやで。
496 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 22:31:30.91 ID:hDcHBmIz0
 〜しばらく後 宮殿寝室前〜



私「…………じゃあ、そういうことで、サンジェルマン。あとは頼んだ」

サンジェルマン「わかりましたユタ様……………」

 サンジェルマンは頭を下げ、去った。

私「…………………ふぅ」

 そろそろ、始めるとするか。
 私は今、寝間着のみの姿になっている。
 そして、恥ずかしながら股にはウサギが寝泊まり出来そうなほど巨大なテントが張ってしまっている。
 先ほど強力な性欲増強剤を飲んだからだ。
 黒ニンニクやコショウをふんだんに使った、「超」強力な物だ。
 体力、生殖機能を飛躍的に向上させる、スグレモノだ。
 私の性器は今までに無いほど、硬く、大きく、そして雄々しく反り立っていた。
 私自身も感じたことが無いレベルで強力な性欲を感じる。
 今すぐ、犯し尽くしたい。
 私は気合いを入れ、扉を開けた。


 二人の格好。
 ルイ>>下1
 パトリシア>>下2
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 22:43:06.07 ID:8HRC1r0I0
フリルがついたベビードールとドロワーズ
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 22:48:37.19 ID:KzZbep3ho
トップレスベビードールと布地小さめだがシンプルなショーツ
499 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 22:59:29.23 ID:hDcHBmIz0
 私が扉を開けると、二人は既にベッドの上でスタンバイしていた。
 その二人の格好に私は驚いた。
 ルイは上にフリルのついた薄い白いベビードール(薄いレースの下着。同素材の飾りあり。エロチック)を着、下は同じく白いドロワーズ(かぼちゃパンツっぽい下着。エロチック)を履いている。
 ドラゴンの為いつも全裸であったのだが、これはとても良い。
 白のレースがルイの赤燐を際だたせ、より鮮やかにわたしを誘惑する。
 なぜ着ている方がエロく感じるのだろう。
 服を着たことによって、ルイに「裸」という概念が加わったからだろうか。
 そうに違いない。
 ベビードールの下に有るはずの見えない裸体が、浮かび上がって見えるようだ。
 これが妄想の力か。
500 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 23:13:55.56 ID:hDcHBmIz0
 そしてパトリシア。
 パトリシアはそれはもうエロチックだった。
 ルイと同じようなフリフリで薄水色のベビードールを着ているが、ルイのベビードールとは大きく違う点があった。
 それは、トップレス(胸の布地が無く、胸の形をきれいに見せるような形になっている)であった事だ。
 自分からさらけ出したにも関わらずパトリシア自身が恥じらっているのもなお良し。
 そう言えばパトリシアの胸を布地を介さずに見るのは初めてだな。
 よーく観察する。
 大きすぎず、しかし平均よりは大きいであろうそのんがり焼きたての二つのパンのような胸。
 その中央に可愛らしく、つん、と出た乳首は綺麗なピンク色であった。
 あのパンはぜひおいしく頂きたい……………!
 下には布地が少ないがシンプルなショーツを履いていた。
 シンプルだが、布地が少ないのだ。
 布と股の間からほんの少しだけ顔を覗かしているパトリシアの性器は、ほんの少ししか顔を覗かしていないと言うのに、しっかりと私を誘い、性欲を跳ね上げさせる手助けをした。
501 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 23:23:00.59 ID:hDcHBmIz0
 私は服を指定していないため、あの服は二人でメイドの力を借りでもして選んだのだろう。
 私の為に雑談しながら選んでいる姿が目に浮かぶようだ。

ルイ「あ……………もう、あんなに………♥」

 私が入ってくるや否や、ルイが目にハートを浮かべながら言った。

 ぺろり……………

 まるでご馳走を目の前にした子供のようにルイが舌なめずりをする。
 それに対しパトリシアの目線はというと、先ほど見たときよりも大きくなっている私の性器に釘付けになっていた。

パトリシア「あ、あんなの、入らない、よぉ……………!」

 もう既に泣きそうだ。
 だが熱い涙を浮かべているその目は、もう一つの感情、期待に満ちあふれていた。
502 :オパビー [saga]:2019/05/07(火) 23:23:55.44 ID:hDcHBmIz0
 まず、どうする>>下
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 23:53:10.79 ID:CNG3trvDO
服の感想を言いながらスキンシップ
504 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 00:07:26.38 ID:x1yWgcqc0
 私はまずゆっくりとベッドまで歩いていき、二人の間に座り込む。

私「さてと……………」

 とすっ
 ぼるんっ

パトリシア「はぅっ…………………」

ルイ「ご、ごくり…………………」

 二人は座った衝撃でぶるんぶるんと揺れる私の性器に釘付けになっている。
 気になるようだが、残念ながらちょっと待ってくれ。
 まずは、服の感想を言い、距離を縮めよう。
505 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 00:11:14.05 ID:x1yWgcqc0
 ねるで。
 また明日。
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 00:15:51.08 ID:+6lknBdDO
507 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 06:15:05.01 ID:x1yWgcqc0
私「二人とも………服は、自分で選んだのか?」

 私がそう聞くと、二人は揃って頷く。

ルイ「うん。今日、えっちするってのは分かってたから、パトリシアとメイドさんと一緒にえっちな服を選んだんだよ。色とかも、なるべくえっちに見えるように、ね」

 パトリシアが続ける。

パトリシア「その………あなた、えっと、お気に召しませんでしたか?」

 ちょっとだけ目に不安を浮かべ、パトリシアが私に聞く。

私「>>下」
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 08:17:53.04 ID:+o2XRFko0
可愛くてエロくて最高
509 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 10:45:11.03 ID:RwJiv0Np0
私「いや………二人とも、可愛くて、エロくて、最高だ」

 私がそう言うと、パトリシアはフッと不安の色を消し、嬉しそうに頬を染めた。

 緊張はほどけたようだな。
 二人の目線が性器に行く時間が長くなっている。
 そろそろ初めてやろう。
510 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 11:36:17.13 ID:GPO8h4XL0
 次、どうする。
 >>下
511 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 12:40:34.20 ID:Z2STXw7k0
 もしあれだったら、重要なところ以外は>>1がフルオートで進めようか。
 それならサクサク進むで。
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 12:46:13.05 ID:PJtxFvxvo
まずキスから
ルイからで
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 12:47:34.64 ID:+6lknBdDO
とりあえず、まずルイが性器を弄り出す
安価は結構細かいとどう書けば良いかわからないからオートか間隔長い方が良いかな
514 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 12:50:47.83 ID:Z2STXw7k0
 おーけい。
 一安価ごとを長くするで。
515 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 13:04:09.31 ID:Z2STXw7k0
 私はまず、ルイ頬に手を添え、口づけをした。

パトリシア「あっ………!」

ルイ「ん………ふ、あぅ……」

 すまないパトリシア。
 次キスするから。
 私はルイ舌を絡めながらそう思った。

私「んふ………え、う」

ルイ「あ、お………んんんんっ♥」

 うーむ、大きくし成長たルイも、やはり良い。
 太く長く熱い舌が私の口腔内を目一杯に満たしている。
 じゅるじゅるとルイの舌を吸いながら、愛撫を開始する。
 (ちなみにルイはベッドの上にスフィンクスのように座っており、顔を上げ深い口づけを交えている)
 私はルイの頬に添えていた手を離し、ルイの股へと手を伸ばす。
 する、とルイが尻尾を上げ、私の首に回す。
 同時にルイの性器が露わになった。
 そこは既にぐちょぐちょに濡れきっていた。
516 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 13:09:37.18 ID:Z2STXw7k0
 私はまず、くにっ、と周りの肉を押しのけ、広げた。

ルイ「あ、ふぅんっ………♥」

 ルイが静かに嬌声をあげた。
 一本ゆっくりと指を入れていく。
 とめどなく溢れ出てくる蜜の一滴一滴がルイの体温で熱くなっていた。

ルイ「はぁっ……はあっ………あんっ♥」

 きゅっ、肉壁をおすと、首に回されてる尻尾と共にルイが跳ねた。
 感じているのだ。
517 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 15:18:19.25 ID:kCP0Gg040
ルイ「はぁ、んう、ん…………はぁ、っああ♥!」

 そうやってしばらくルイの秘部をまさぐっていると、突然ビクビクと尻を跳ねさせた。
 秘部と私の手が一気に濡れ、シーツに大きなシミが出来る。

ルイ「はあ、はあ…………い、っら………♥」

私「んふ……………ぅぁっ!?」

 不意に私の性器が誰かに咥えられた。
 咥えたのはもちろんパトリシアだ。

パトリシア「ん、そっちらけでイチャイチャして。ずるいっ、んじゅっ、ちゅるるっ」
518 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 16:09:22.13 ID:kCP0Gg040
ルイ「ぷはっ、私も私も!」

 パトリシアが私の性器をくわえ込み始めたのを見て、ルイが長々とキスしていた唇を離した。

パトリシア「私のれす」

 そう言いつつ、パトリシアはくわえ込む形から口を離し、ルイも一緒に舐めれるようにした。
 仲良いな。
519 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 18:28:23.71 ID:eyk2RMiV0
 私は二人が楽な姿勢で舐めれるよう、一旦フェラを中断させベッドの縁から移動し、枕にもたれかかった。
 その瞬間、反り立つ性器に、私から向かって右にパトリシアが、向かって左にルイが顔を並べた。
 そしてそれぞれ舌を出し一生懸命私の性器をよだれまみれにしていく。

ルイ「んじゅう、んれろお、あふう………♥」

パトリシア「ふっ………ちゅ、っちゅ。かぽっ、れろれろっ、じゅるる」

私「ふ、あああっ、ぐっ……………んあああっ♥!」

 ルイは亀頭より下を長く太い舌で包み込むように、パトリシアは亀頭を咥え、睾丸を揉みしだき、テクニックで攻める。
 それぞれの舌が絡み合い、せめぎ合い、とても気持ちがいい。
520 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 18:39:17.24 ID:eyk2RMiV0
 ぐちゅぐちゅ、ぺちゃ、びちゃっ、ぴちゃぴちゃ

ルイ「ん、んんえう、んんん………あは………」

パトリシア「んっ、んちゅうっ、ちゅるるっ、れぉ、んあ………」

私「はあ、はあっ………! くぅ、あっ! 出るっ、ぞおぉっ!」

 双を成す舌耐えきれず、とうとう私は射精が間近に迫ったのを感じた。
 私が叫ぶと、二人は嬉しそうな顔をした。

パトリシア「ああ、あなたっ………! 濃厚な………濃厚な精子を、どうぞっ、出してくださいっ!」

ルイ「んんっ、ちゅるるっ、らしてっ、せーしっ、せえしっ♥!」

 二人して私の精子を懇願する。
 その顔にぶっかけてほしいと願う。
 望み通り思いっきり、ぶっかけてやるよおおっ!

 ドグンッ
521 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 18:49:42.04 ID:eyk2RMiV0
 ドビュウウウウウウウウッッ!

パトリシア「あっ、ん、あ…………♥」

ルイ「んあ、あはっ、せえしぃ………んっ……………♥」

 びちびちっ、びちゃっ、びちょっ、びちゃっ

 すごい量が出た。
 増強剤のせいもあるだろうが、二人のフェラのおかげだ。
 性器はびゅくびゅくとあらぶりながら、まるで白い水を噴出する噴水のように、とめどなく溢れる精子で二人を染めていった。

私「は……………はあっ、くっ…………」

 まだ少し亀頭の先端から精子があふれている。
 ルイはそれを見つけるとかぶりつき、精管に残っていた分まで吸い出した。
522 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 18:57:53.39 ID:eyk2RMiV0
ルイ「じゅぞぞぉっ、じゅるるっ……………んは……………おいし………い♥」

パトリシア「なんて、濃いい香り……………はっ………はあっ、はあっ……………んっ、あ♥」

 二人は顔にかかりにかかった特濃の精子の香りを堪能する。
 頬についたのを指で取って舐めたり、性器の周りに飛び散ったのを舐めとったりしている。
 二人ともまるで蜂蜜でも舐めるように、美味しそうに精子を味わう。
 こんな美しい二人にフェラしてもらえるなんて、私は幸せだあ……………




 NEXT、パトリシアと正常位

私「>>下」
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 19:04:23.37 ID:ETmD676l0
パトリシア、君と結ばれたい。パトリシアの初めてをもらっていいか?
524 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 20:51:42.05 ID:x1yWgcqc0
 ああ…………
 両手が無いのが惜しいな。
 私はパトリシア頭を撫でながらそう思った。
 ルイも一緒に、撫でてあげたかった。
525 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 23:27:06.92 ID:nBVlvUay0
 私は上半身起こした。

私「ルイ………いいか?」

 私がそう言うと、ルイは頷いた。
 私は頷き返す。

私「パトリシア」

パトリシア「ん………はぁい?」

 私に頭を撫でられ、うっとりとした口調でパトリシアが言う。

私「……………君と、結ばれたい。パトリシアの初めてを、貰ってもいいか?」

 私がそう言うと、パトリシアは驚いたように一瞬肩を震わせた。
 しかし、みるみる頬を紅潮させ、消え入りそうな声で答えた。

パトリシア「は…………はい…………………♥」

 うん。
 可愛い。
526 :オパビー [saga]:2019/05/08(水) 23:35:49.21 ID:nBVlvUay0
 パトリシアはうつぶせになった。
 私はそこに覆い被さっている。

パトリシア「あなた……………♥」

私「パトリシア…………………」

 パトリシアはにっこりと微笑んだ。
 女神のような微笑みで。
 私の性器が意図せずにパトリシアの下腹部に触れる。
 自分でもわかるほど、熱く、固くなっている。
 パトリシアは、処女だ。
 ゆっくりと、気を使いながら優しく始めてあげなくてはならない。
 そうでなければ、パトリシアに性と恐怖を結びつかせてしまうからだ。
 そう思った矢先、微笑むパトリシアの手が、おびえているように震えているのが視界に入った。
 無理をしているのか……………?

私「>>下」
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/08(水) 23:52:16.55 ID:j3GybXtn0
心の準備ができていないなら、また別の機会でいい
パトリシアに嫌な思いをさせたくない
528 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 08:04:48.75 ID:N9puxdZn0
 私は震えるパトリシアの手を握る。

私「震えているぞ………」

 私がそう言うと、パトリシアはハッとした。

私「…………心の準備が出来ていないのなら、また別の機会でも良い。パトリシアに、嫌な思いをさせたくない」

 パトリシアは少し迷うような表情を見せた。
 けれども、その迷いはもう一度私の顔を見たことで拭えたようだ。

パトリシア「……………いえ…………今、あなたと繋がりたい。少し、怖いですが、それでもあなたと一つになりたいのです…………」

 勇気を振り絞ったような声は、それでもしっかり私の耳に届いた。

私「…………………分かった」

 その彼女の勇気に答えるべく、私は、今一度彼女の唇を奪った。
529 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 08:12:39.21 ID:N9puxdZn0
 互いの舌を舐め合いながら、パトリシアのショーツに手をかける。
 そこはすでに乾かしていない洗濯物のようになっていた。

私「なんだ………お漏らしでも、したのか?」

パトリシア「ん、違うんれす………あなたと一つになることを想像してたら、勝手に……………♥」

 なるほど………
 準備は万端、と言うことか。
 口ではああ言っていたが、下はしっかりと臨戦態勢のようだ。
 私は口づけを交わしながら、その表面を愛撫し始める。
 布地のみ上から撫でるように、しっかりとまさぐって。

パトリシア「んっ、んくっ……………ん、ふ、ぅっっ……………ぃっ♥」

 唇をふさがれながら、パトリシアが気持ちよさそうな声を上げる。
530 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 08:18:21.72 ID:N9puxdZn0
 私はショーツをずらし、直接秘部をいじり始める。
 産毛すら生えていないような、やわらかく綺麗な秘部であった。
 指を一本、そこに侵入させていく。

パトリシア「ふん、っぐ、んふーっ、んあっ♥!」

 ほんの少し膣壁の入り口辺りを押してやると、パトリシアが背を反らし秘部から潮を吹いた。
 イッた。

531 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 08:24:27.94 ID:N9puxdZn0
パトリシア「はあーっ、はあーっ♥」

 唇を離しパトリシア見ると、とろんとろんに表情とろかしていた。
 目に涙を浮かべ、激しく赤面している。
 両手はベッドのシーツを握りしめていた。

私「はぁ……はぁ…………どうだ?」

パトリシア「な、なななんらか、気持ちよくって、あたまが、ちかちか、いってますっ……………♥」

 手で前戯をやっただけでこれか………
 それなら、子宮まで貫いてやれば、どんな反応を見せるのだろうか……………?
 ……………いや、何を考えている。
 パトリシアには優しくすると言ったじゃないか。
 焦るな。
532 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 08:32:45.58 ID:N9puxdZn0
 しかし、パトリシア自身がセックスを望んでいるとは言え、このまま怖がらせておくのは忍びない。
 私は準備しておいた緋色の錠剤を自身の舌に乗せ、パトリシアに口移しで与えた。

パトリシア「う、んっ?! んふ……………こくん」

 パトリシアは自身が何かを飲み込んだ事に気づくと、不安げに私に聞いた。

パトリシア「あ、あの。今のっ、て……………」

私「パトリシアの恐怖を抑えるための、ちょっとした媚薬だ。全てでは無いが、痛みを抑え、快楽を増幅してくれる……………ほら、効果が出てきただろ?」

パトリシア「あ……………………………んっ♥!?」

 ビクッ、とパトリシアが体を震わせた。
 それほど強い物ではないが、パトリシアの恐怖をぬぐい去るには十分だろう。
533 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 10:32:25.76 ID:SKtsOHhx0
パトリシア「はっ、はっ、はぁっ♥」

 パトリシアが息を荒くし、シーツを握る手を強くする。
 私はもう一度パトリシアの唇を奪う。

私「ふぅ、つっ………はあっ………」

パトリシア「あ………んんんっ………ん、ぅう………」

 そろそろ、入れるか…………

 即席の義手を付けた左手で自身の体重を支えながら、右手で性器の位置を定める。
 ゆっくり、亀頭の先をパトリシアの秘部にこすりつける。
534 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 12:28:04.40 ID:9Fr0MISc0
私「入れるぞ…………」

 パトリシアは目に涙を浮かべ、頷く。

パトリシア「は………はっ、いっ………!」

 よし……………

 つぷ

 まずは、入り口だけ。
 しっかりと、入れれるように具合を確かめる。
 ……………行けそうだ。
 私は、ゆっくり、ゆっくりと腰を沈めていく。
 決して急に動かさず、パトリシアの顔色を伺いながら……………

パトリシア「はっ……………あっ、ああっ……………んっ………」

 パトリシアの膣内はとんでもなくきつかった。
 初めての感覚にパトリシアが身をよじればぐゆぐゆとうごめき、亀頭を刺激しまくる。
 しかし、これでもまだ亀頭だけ。
 私は更に蜜をかき分け奥に沈める。
535 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 12:41:28.96 ID:9Fr0MISc0
 半分ほど性器を挿した時、明らかに他とはきつさが違う場所にたどり着いた。
 処女膜だ。
 これを貫けば、パトリシアは処女ではなくなる。
 パトリシアの初めては、永遠に私の物になる。

パトリシア「ああっ………ん、ぅ……………はぁっ、はぁっ………」

 私のパトリシアが、私によって、私のために喘いでいる。
 そんな征服感が、たまらない。

私「貫くぞ……………!」

パトリシア「はい、あなた……………っ!」
536 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 12:48:25.70 ID:9Fr0MISc0
 ブツッ

パトリシア「あ、あぐっ……………!」

 パトリシアが痛みを抑えるようにシーツを握りしめる。
 やはり媚薬があっても痛い物は痛いか。

 ブチッ、ブチチチッ

パトリシア「あ、いっ………ああっ………!」

 ブチンッ!

パトリシア「あああっ、くあああああああ!」

 全て、破った。
 パトリシアは痛みに悶え、涙を流している。
 結合部からは血が愛汁と混じりながら赤い筋を作っている。

私「>>下」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 12:55:04.55 ID:BlHrDLzDO
(頭を撫でながら)お前の初めて確かにもらったぞ…有り難う…

538 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 13:56:02.84 ID:Ki8Aixha0
 私は涙を流すパトリシアの髪にふれ、優しく痛みを癒すように撫でた。

私「パトリシア………君の初めて、確かに、もらったぞ………ありがとう…………」

 パトリシアは涙を流しながら笑みを浮かべ、頷く。

パトリシア「こちら、こそ………あな、た………♥」

私「パトリシア…………」

パトリシア「あなた…………」
539 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 14:02:01.13 ID:Ki8Aixha0
 どうしようか。
 >>487のとおりルイを介入させようと思ったんやが、騎乗位ならともかく、正常位なら難しいやな。
 どう介入させようか>>下
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 15:16:01.95 ID:BlHrDLzDO
>>487見てたらルイとパトリシアがキスしたりとか疑似百合連想したけど、書くのが難しいなら介入カットでもいいと思います
541 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 15:19:07.58 ID:Ki8Aixha0
 >>540
 おk。
 じゃあもじもじさせとくで。
 騎乗位の時はまだ介入させそうだから、その時にするで。
542 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 22:40:03.93 ID:XSDtfO8e0
私「じゃあ………ゆっくり、動き始めるぞ」

パトリシア「はい……………」

 私はゆっくりと身体を動かし、性器を引き抜いていく。

パトリシア「んっ……………つ、ぁ………!」

 まだ痛いだろうが、今は我慢して貰うしかない。
 ある程度まで引き抜いたら、次は押し込む。

パトリシア「ん、んぐっ、ひあっ♥」

 にゅる、るるるっ………

 パトリシアの膣内は柔らかく、きつい。
 しかし、あふれんばかりに分泌する愛汁が潤滑剤の働きをし、スムーズに動かすことができる。

 ぬるぅ、るるるっ、るっ………

 今度は最初より深く、奥まで性器を射し込む。
543 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 22:50:29.78 ID:XSDtfO8e0
 コツンッ

パトリシア「ぉあっ♥」

 何かに亀頭が当たった瞬間、パトリシアが不意を突かれたような声を上げた。
 子宮口か。
 まだ子宮口を貫くには早い。
 いや、もっと言えば今日はやめておいた方が良いだろう。
 ルイは処女を失ったその日の内に子宮口をこじ開けたが、パトリシアは勝手が違う。
 龍とハーフリングでは身体の構造が違うのだ。
 だからせめて、今日は小突くだけにしよう。
544 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 23:10:12.02 ID:XSDtfO8e0
 コツッ、コツンッ、コチュッ、コツン

パトリシア「あっ、おっ、いあっ、おふうっ、んあああっ♥」

私「あっ………ぐう、っふ、はああっ…………!」

 小刻みに揺れながら膣の奥で何度も何度もパトリシアの子宮口をノックする。
 ひと突きする度にパトリシアが声を上げ、膣内が蜜で満たされる。
 まるでスイッチのようだ。

 コツンッ、コツッ、コリュッ

パトリシア「はあっ、あああっ、いっ、ぐぅっ、あっ♥」

私「はあっ……はあっ、ぐっ、くううっ、あっ………!」
545 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 23:27:49.30 ID:XSDtfO8e0
パトリシア「んぁっ♥!」

 ビグンッ、とパトリシアがエビのように身体を反らせ絶頂した。
 潮が勢いよく噴き出る。
 それでも私は抽送を続ける。

パトリシア「あああっ♥ あがっ、くぁあっ♥」

 度重なる絶頂と止まらない抽送に、パトリシアは絶叫しっぱなしだった。
 プルンプルンと胸を揺らしながら、私の抽送にまたイく。
 そろそろ、私も限界のようだ。
546 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 23:34:00.49 ID:XSDtfO8e0
 すぐそこまで、きている。
 増強剤で急激に、睾丸がはちきれんばかりに生成された精子が、今関を切ってパトリシアの中に溢れ出そうとしているっ!
 私は抽送の動きをコチュコチュとした小突きからゴチュゴチュと激しい物に移行した。

パトリシア「んああああっ! ごちゅごちゅらめええっ♥♥!」

 フィニッシュだパトリシアアアッ!
 果てるっ!!

私「>>下!」
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 23:41:29.97 ID:gzBXiKcw0
愛してるぞおおおっ!パトリシアアアッ!
548 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 23:47:49.25 ID:XSDtfO8e0
私「愛してるぞおおおっ! パトリシアアアッ!」

パトリシア「あああああああっ♥」

 ドビュウウウウッ! ビュグッ、ビュグウウウウウウウウウウッ!

 亀頭を子宮口に押し付け、ありったけの精子を子宮に注ぎ込む。
 小さいパトリシアの腹が内側から押され膨らんでいく。
 ルイよりも分かりやすく、子宮がタプタプに満たされる様子が目に見える。
 血を、命を、精子に変換するような勢いで、私はパトリシアに種を植え付ける。
549 :オパビー [saga]:2019/05/09(木) 23:53:41.00 ID:XSDtfO8e0
パトリシア「あついせえしがああっ、はいってくりゅううううっ♥ あなたああっ、あついいっ、あああああああああっ♥」

 ビュググッ、ビュブブブブッ、ドブンッ、ドボボオッ

 パトリシアは目を細め、ガクガクと痙攣している。
 完全に身体の力を抜き、ただ射精を全身で受け止める。
 孕めよ………
 元気な子を、孕んでくれよっ……………!

 だめ押しに私はもう一度腰を打ちつけた。
550 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 00:00:24.06 ID:x4RuG+J20
パトリシア「ぁあああああああっ♥」

 びゅぐんっ、びゅぐっ、ぶぴゅっ………

 最後にドボッ、と精子を吐き出し、射精は止まった。
 すごい量が出たな。

パトリシア「ああっ、んっ……………あつい、ああっ………! 赤ちゃん、あひっ………!」

 私はゆっくりとパトリシアから性器を引き抜く。
 少し動かす度に結合部からゴボッ、と精子が飛ぶ。
551 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 00:06:38.65 ID:x4RuG+J20
 ドポポッ

 完全にカリまで引き抜くと、パトリシアの膣からそんな音がして精液が滝のように流れた。
 あ、これやべえな。
 量が、本当に尋常じゃない。

パトリシア「はあーっ………はあーっ………んっぐっ♥」

 パトリシアが妊婦のように膨れた腹を撫で、満足そうに微笑む。

パトリシア「えへへ………あな、た。もう、にんしん、しちゃっ、たあ…………♥」

私「>>下」
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 00:08:16.54 ID:rgIykrWO0
そうだな…本当に妊娠していたら嬉しいな
553 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 06:05:41.36 ID:x4RuG+J20
私「そうだな……………本当に妊娠していたら、嬉しいな」

 産まれてくる子は、ハーフリングだろう。
 どんな色の肌を持った、男の子か、女の子か。
 パトリシアのように褐色の肌を持った男の子かもしれないし、私のように白い肌を持った女の子かもしれない。
 楽しみだ。
 パトリシアはビクビクと痙攣しながら、照れくさそうに笑った。

パトリシア「えへへっ……………♥」
554 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 06:22:59.95 ID:x4RuG+J20
私「じゃあ、次はル…………」

ルイ「わたしぃっ! わたしだよねっ? もおがまんできなぁいっ♥」

私「うおっ!?」

 次はルイを愛してやろう、と言おうとした瞬間、横からルイに押し倒された。
 お預けがすぎたようだ。
 股を大洪水にさせながら、ルイがうねうねと尻尾をうねらせ、私の股の間に鼻を付ける。

ルイ「ずうううっと我慢してたんだからあああっ♥」

 ルイはそういいながら激しいフェラを始めた。
 舌を螺旋に巻きつけ、がぽがぽと激しく顔を前後させる。
 パトリシアの技術的なフェラも良いが、ルイのこの野性的なフェラも好きだっ!
555 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 06:30:51.45 ID:x4RuG+J20
私「あっ、ぐううっ、ふっ………! くぁっ………!」

ルイ「んふーぅ、んじゅぷっ、じゅぶぶぶっ、れろあ、ふーっ♥」

 がぽっ、かぽっ、じゅぶっ、かぽっ

 ある程度私の性器を味わうと、ルイは名残惜しそうに口を話した。

ルイ「このまませーし飲みたいけど………やっぱり、こっちに注いでもらいたいなあ……………♥」

 ルイがずりずりと上ってくる。
 そして、ぷちゅっと秘部と亀頭をキスさせた。
 初めての夜と同じく、騎乗位でやるようだ。
 好きだなぁ…………

私「>>下1」

 ルイが腰を動かしてる間、どうする?>>下2
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 06:58:39.69 ID:cOl6jmRF0
ルイの中を精子で一杯にできるように頑張るよ
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 08:09:10.78 ID:mKHQt0Ys0
ルイの性感帯を探ったり、パトリシアにキスされたり
558 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 11:46:09.39 ID:S8bi+dXx0
私「ルイの中を精子で一杯出来るように、頑張るよ………」

ルイ「うんっ! わたしもっ、がんばるっ!」

 ルイはそう言って何度か確かめるように秘部を亀頭に擦り付けると、一気に腰を落とした。

ルイ「ああああんっ♥」

私「くうっ、これはっっ!」

 ルイの中は、成長と共に変わっていた。
 前は搾り取るようにきつかったのだが、今はまるで全てを包容するように柔らかい。
 例えるならば、まるで溶鉱炉のようだ。
 性器がとろけ、このまま一緒になってしまいそうだ………!
559 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 13:02:16.95 ID:qfh2Pl3r0
 しかし、ルイが腰を落としても、私の亀頭は子宮口にまで届かなかった。
 まさか、成長に伴って深くもなってるのか?

ルイ「んっ………まだ、まだああっ♥」

 しかしルイは嬉しそうに腰を浮かせた。
 そして、また一気に落とす。

 グチュッ!

私「んっ、ぐぅ!」

ルイ「んはあああっ♥」

 今度は、違った。
 さっきと同じように性器は根元まで入っているが、今度は亀頭が何かにぶつかったのだ。
 今もその何かは私の亀頭に押しつけられている。
560 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 13:09:37.42 ID:qfh2Pl3r0
 子宮が下りてきた、のか?
 興奮すればするほど、確かに子宮の位置は下がるが………
 そんな考えを巡らせる間もなく、ルイが再び腰を上げる。

 ズルルルルッ

私「ぐっ、ああっ、ふっ!」

ルイ「あは、ユタのちんちん、離したくないって♥」

 柔らかいはずの膣内は、私の性器が引き抜かれようとすると一気にまとわりつき、引き止めようとする。
 すごい圧が、私の性器にかかる。
 ルイの膣口はカリに引っかかり、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
 もう少しで抜ける、という時、ルイがまた足の力を抜いた。

 ずちゅぅっ!

ルイ「んああああんっ♥」

私「ふぐぁああっ!」
561 :オパビー [sage]:2019/05/10(金) 14:20:52.33 ID:qfh2Pl3r0
 ごちゅっ!

 亀頭の先が最奥に激突した。
 やはりルイの子宮は急激に降りてきているのだ。
 ルイは腰をうねらせ、亀頭と子宮口のディープキスを手助けする。

 ぐじゅるっ! ぐりっ、ぐりゅうっ!

私「うっ、あっんんんんっ!」

ルイ「んふううっ、んふっ……………あああっ

 ふと私がパトリシアの方を見ると、彼女は自慰もせず、私とルイのセックスに呆気に取られていた。

パトリシア「あっ、あんなに激しく………わ、私とのセックスなんて、まだ…………」
562 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 15:21:22.73 ID:5cXzYngl0
 パトリシアをユタとのキスに誘う。

私「>>下」
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 15:55:48.30 ID:zZ18mrYH0
少しずつ慣れていけばいい。これからはいつでもセックスできるんだから。
さあパトリシアまずはキスの訓練だ。
564 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 21:36:17.12 ID:x4RuG+J20
私「はぁっ、はあっ………パトリシア………少しずつっ、慣れていけば良いっ………! ぐっ………これからは、いつだってセックス出来るんだか、らっ………はあっ、パトリシア………おいで………くうっ………キスの、特訓だっ………!」

パトリシア「ええっ………!」

 ルイと私のあえぎ声が響く中、パトリシアは恐る恐るといった様子で私に近づく。

ルイ「んっ、あぅっ、んひいっ♥」

パトリシア「えっ、とぉ…………」

私「そのまま、そのままっ、キスをするんだっ!」

パトリシア「わ、わわわかりました。で、では。失礼して………」

 互いの顔が反転した状態でのキスは、私も初めてだ。
 ぎこちない動きのまま、パトリシアが私の胸に手を添え、口を近づける。
565 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 21:42:16.05 ID:x4RuG+J20
 むっ……ちゅっ………

 激しい騎乗位をされながらの、キス。
 アブノーマルだが、二人を同時に感じられとても良い。
 パトリシアは昼の結婚式の時よりも積極的に舌を入れてくる。

パトリシア「んっ、ふ……………んんっ、あな、た………ぁ」

私「はぐっ、うっ…………むうっ、ううっ、ちゅっ」

 パトリシアが腕の一本を自分の股に伸ばすと、ルイの水音とはまた違うもう一つの水音が部屋に響き始めた。
 くちゅくちゅと小さい、パトリシアの自慰の音だ。

私「んっ………んむうっ、ふっ…………!」

パトリシア「んっ、んっ、ぁああっ、あっ………んっ♥」
566 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 21:49:07.38 ID:x4RuG+J20
 くちゅっ、くちゅっ、くちゅううっ!

 ぱちゅっ、ばちゅっ、ゴチュンッ、ドチュッ!

 まるで激しい濁流のよう。
 聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚の全てで性をセンシティブに感じる。
 私は、パトリシアに口を吸われながら、先ほどからうねるルイの尻尾を握った。

ルイ「あひいいんっ♥!?」

 ルイは気持ちよさそうな声を上げ、一瞬腰の動きを止めた。
 やはり尻尾は強力な性感帯。
 普段は普通の感度だが、こういった時には最高に敏感になるようだ。
 やはり、フィニッシュだけは私のターンでなければ気が済まない!
567 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 21:56:08.97 ID:x4RuG+J20
 尻尾を手綱のように握りしめ、私は自分から腰を動かす。
 成長し重くなったルイを突き上げるのは楽では無いが、今の私は疲労など感じない。
 ルイを最も深くまで犯し尽くす為ならば、こんな腰などくれてやる!

 ごちゅっ、ぶちゅっ、ドチュッ! ドチュンッ!

ルイ「おああああっ! おぃっ、んああ、ああっ♥」

 これでもかというほど、子宮口をノックする。
 もう少しだ。
 もう少しで、開通するっ!

パトリシア「んふーっ、ん、ふーっ、んちゅうっ♥」

私「ふっ、ぐううっ、むうっ、んんんんんっ!」

 さあ、行け!
 精子達!
 何つ子だって出来たって良い!
 ルイの卵子に受精してけええっ!
568 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 22:00:29.67 ID:x4RuG+J20
 山に、ダイナマイトでトンネルを穿つように。
 私の亀頭が、成長したルイの子宮を貫く。
 私は、そこで果てた。

 どぶぶぶっ、ドッビュウウウウウッ! びゅぐぐぐっ、びゅううううう〜っ♥

ルイ「ぐおおおおおおおおおおおおんっ♥」
569 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 22:50:43.68 ID:x4RuG+J20
私「むうううっ、んむうううううっ♥」

パトリシア「んくっ……………ふっ………!」

 私が絶頂し、ルイが絶頂し、同時に私と口づけしながら自慰を行っていたパトリシアも絶頂した。
 パトリシアと違い、ルイの結合部からは精子があふれ出てこない。
 やはり膣内の広さの違いだろう。
 代わりに、なだらかな腹がごぼごぼと不自然にパトリシア以上に膨らむ。

ルイ「んふうっ、んぉぉぉっ……………んっ! んぅううっ!」

 ルイは子宮でがっちりと亀頭をくわえ込んだままぐりぐりと腰をひねった。
 静止がかき混ぜられ、ルイの卵管になじみ込んでいく。
570 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 22:51:57.51 ID:x4RuG+J20
 静止→精子
571 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 22:59:13.25 ID:x4RuG+J20
ルイ「んお……んおぉ……………♥」

 ずじゅるるる……………

 ゆっくり、ルイが自身の中から性器を引き抜く。

 ずぽんっ

 あれほど膣内に大量に出したはずの精液は、ルイの秘部からとろりと垂れただけで、あとは栓でもして飲み込んでしまったようだった。
 ルイが満足げに言う。

ルイ「んふぅ…………ユタすごぉい……………♥」

私「はぁっ、はあっ…………っ、はぁっ…………約束どおり……精液、いっぱいだ……………はぁっ………」

 私がそう言うと、ルイは嬉しそうに下腹部を撫で、微笑んだ。
572 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 23:07:24.84 ID:x4RuG+J20
 次はパトリシア番だ。
 パトリシア自身の希望から、そのまま騎乗位になることになった。

パトリシア「はぁっ………はぁっ…………私だって…………出来るんですからね…………」

 どうやらルイの触発されてのことらしい。
 パトリシアは私の太ももに座り、股の間に私の性器を挟んだような体勢でそう言った。
 いまだに彼女の秘部からは先ほど射精した精子が流れている。
 慣れないことするというのはあまり良くないが、パトリシアの為だ。
 初めての騎乗位、しっかりサポートしてやろう。
 私は疲労回復薬と増強剤を飲み込み、そう思った。
573 :オパビー [saga]:2019/05/10(金) 23:10:08.15 ID:x4RuG+J20
 さて…………
 ごちゅごちゅ無理やり快楽に引き込んでも良いし、優しくゆっくり指導するように進めるのも良い。
 因みにルイが途中からユタに顔面騎乗し、パトリシアといちゃいちゃチュッチュする。

 どうパトリシアの騎乗位を進める?>>下
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 23:11:11.76 ID:Ca+cTGcn0
優しくゆっくり指導する
575 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 00:40:41.13 ID:PFRtQFF50
 すまん、寝るで。
 寝落ちして書いてた文章消えてorz。
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 00:41:45.95 ID:CwkZR2Vko
おつおつの
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 00:48:50.50 ID:W8pbQBwDO
乙です
578 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 15:51:13.11 ID:PFRtQFF50
私「どうすればいいかは、分かるか?」

 私がそう聞くと、パトリシアは頷き、繋がる為に腰を上げた。
 ポタポタと、精液が垂れ、私の性器に落ちる。

パトリシア「はぁっ……んっ……」

 パトリシアは秘部と亀頭をくっつけ、位置を合わせる。

私「ゆっくりでいいぞ………っ」

パトリシア「は、ぃ……はふぅ………♡」

 くちゅ……くちゅううううっ………!
579 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 15:51:48.71 ID:PFRtQFF50
test ♡♡♡♡♡♡♡♡
580 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 16:01:47.37 ID:PFRtQFF50
パトリシア「ああっ…くぁあああっ♡!」

私「ふ、うううっ……!」

 私が言った通り、パトリシアはゆっくりとその腰を下ろしていった。
 パトリシアと鼓動とともに、膣内も脈動する。
 鼓動と挿入に押し出され、精子が結合部から溢れる。
 先程入りきらなかった位置で子宮口に突き当たり、パトリシアは止まった。

パトリシア「んっ……ふ……はぁっ……んあっ♡!」

 パトリシアが私の腹の上に腰を落ち着ける。
 そして、少し膨らんだ下腹部に手を当て、悲しそうな顔をする。

パトリシア「ああ……もう、入らない……。もっと、奥まで繋がりたいのに……」

 さっきのルイと私の営みを見て、根元まで入れられない事に不安を持っているようだった。

私「>>下」
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 16:16:32.64 ID:W8pbQBwDO
深呼吸して力を抜いてくれないか?
(パトリシアが力を抜いたタイミングで腰を押し出して子宮の中に性器を入れる)
582 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 16:30:07.48 ID:PFRtQFF50
 ……少しパトリシアに負荷がかかるかもしれないが、彼女がこの事について負い目を感じていると言うのなら、やってみる価値はある。

私「パトリシア、深呼吸して……はぁっ、力を、抜いてみてくれないか?」

パトリシア「し、深呼吸、ですか? は、はい……」

 そう言って、パトリシアは深呼吸をして身体の力を抜いた。
 今だ……!
 私は腰を突き出した。

 グニュ……ボチュンッ!

パトリシア「かはっ……あひっ♡」

 よし、入った……!
 入り口をこじ開けられ、中に侵入された子宮は、がっちりと私の亀頭を掴んで離そうとしない。

パトリシア「ああっ……くぁっ、あなたっ……♡ 奥まで、奥までっ、入って、ますぅっ♡」

 やっと、やっと本当の意味で繋がれた、とパトリシアが嬌声を上げながら喜びの声を上げた。
583 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 16:42:08.58 ID:PFRtQFF50
 ゴボボボッ、と結合部から精液が溢れ出した。

私「入ったな…! じゃあ、ゆっくりと、自分から動けるか…?」

パトリシア「はいっ……あ゛ひっ……! 動きまひゅっ………!」

 そう言って、パトリシアは精一杯といった様子で腰をゆっくりと動かし始めた。
584 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 16:49:07.08 ID:PFRtQFF50
 まずは、前に。
 私のお腹に秘部を擦り付けながら、ずれた。

パトリシア「はぁっ……♡ あぐっ……!」

 しかし、ガッツリとしがみついたようにパトリシアの子宮が性器を離さず、さほど動くことが出来なかった。

パトリシア「んっ……♡ はあっ、はあっ………ぐううっ♡」

 パトリシアは一度息をつき、もう一度思い切って腰を動かした。

 ボキュンッ

私「あがっ♡!」

パトリシア「ああっ、んふううううっ♡♡♡!!」

 子宮口がカリに盛大に引っかかりながらも、なんとか子宮を脱することが出来た。
 パトリシアは外れた時の衝撃でビクビクと痙攣している。
585 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 16:53:30.22 ID:PFRtQFF50
私「はっ、はあっ……くっ……だ、大丈夫か……っ?」

パトリシア「ああ……すごひ……♡ だ、大丈夫れす…あな、たあっ……♡」

 パトリシアは息を整え、腰を動かす。

 ググググッ……ガポンッ♡!!

パトリシア「んぁあぉっ♡♡♡!」

私「ふぐうっ!」

 っ!
 また、今度は自力で子宮の中にっ!?
 先程よりもたやすく、深く深く、私の性器はパトリシアの子宮を貫いていた。
586 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 16:58:24.79 ID:PFRtQFF50
パトリシア「んぁあっ……こ、これ、しゅきぃ……♡♡」

 どうやらパトリシアは子宮を貫かれる衝撃の虜になってしまったようだ。
 パトリシアはポッコリと膨れたお腹をさする。
 腹を隔てた私の敏感になった亀頭が、その手の動きにビクビクと反応する。

私「くぁっ……ぅうっ…♡」

パトリシア「はんっ……ひっ、くぅっ……♡」

 パトリシアもどうやら腹ごしに性器を撫でるのは気持ちいいらしい。
587 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 17:04:34.07 ID:PFRtQFF50
パトリシア「うごきっ……ますねっ……んっ♡♡」

 パトリシアが一回一回の衝撃をしっかり味わうように、前後に遅いピストンを始める。

 ゴッポン……ガポュ……グジュンッ……ガポッ……

パトリシア「ああああっ♡! ……んぶ……!!♡ ひぐ………んうぁっ………!!♡」

 一回カリが子宮口に引っかかるごとに、パトリシアが激しく喘ぐ。
 もちろんその衝撃はパトリシアだけでなく、私の性器にも多大な快楽を与えていた。

私「ああっ……くぐっ……♡ ふううっ♡ ……はっ♡」
588 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 17:12:08.61 ID:PFRtQFF50
 次の瞬間、視界が何か暖かいものに塞がれた。

私「んぶっ!?」

ルイ「んふ♡ ちょっと、失礼するね……♡」

 今度は顔面騎乗かっ!

パトリシア「ああ、ルイ様……今は私の番、ですよ……っ♡」

ルイ「ええ〜……だってさっきパトリシアだって私の番だったのにユタとちゅーしたじゃんっ!」

パトリシア「そ、それはユタ様が誘ったから…………♡」

 パトリシアは一度腰を下ろし、考えた。

 ゴチュンッ♡

 そりゃ今の状態で腰を下ろしたらそうなるな!

パトリシア「お゛ひぃっっ♡♡ ………はあっ、はぁっ………ん、別に、いいですけど………」

ルイ「んん……じゃあ、決定ねっ♡」

 やれやれ………
589 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 17:15:26.51 ID:PFRtQFF50
 とりあえず、目の前にあるルイの秘部でも舐めるか。

 ぺちゃっ、ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃ………

ルイ「ふっ………ぅんんんっ♡」

 舌を巧みに使い、ルイの性器を舐める。
 恥豆は無いが、それでも舐めるだけでも気持ちいいようだ。
 同時に、パトリシアも抽送を再開した。
590 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 17:33:36.24 ID:PFRtQFF50
 ずちゅんっ……ごちゅっ…ボチュッ♡ ………ズドヂュンッ!


 ペチャペチャペチャ、ペチャッ、ジュブッ♡


パトリシア「ああ、あぐぅっ♡! おい゛っ、んぎひっ♡ んはっ………ん゛っ♡」


ルイ「んんっ、あっ、あぅうっ♡ んぁああっ、んくっ……っ♡」


 二人とも、それぞれの声色で艶かしく喘いでいる。
 パトリシアは色気を孕んだ子供の声で激しく喘ぎ、逆にルイは成長したためか大人の女性のような声をあげ、遊びを楽しむ子供のように喘ぐ。
 二者二様に、エロい。
591 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 18:09:42.29 ID:PFRtQFF50
ルイ「はぁっ、はあっ……♡ ねえっ、パトリシアっ……♡」


 私に尻尾を揉まれ、秘部を舐められ、気持ちよさそうな声を上げながらルイがパトリシアにそう話しかけた。


パトリシア「んぐっ♡! は、はぁっ……ル、ルイ様………いぎっっ♡ んふっ………な、なんでしょう……んっ……おぁああっ♡♡♡」


 ルイに話しかけられてもなお前後運動を止めないまま、パトリシアがルイに答えた。
 不意に、ルイが口を大きく開け、パトリシアの唇に舌を侵入させた。


パトリシア「んんんんぅぅううぅぅっ♡♡!?」
592 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 20:32:03.99 ID:PFRtQFF50
 おぉう……
 とうとう本当に我慢が効かなくなったか。
 ルイはパトリシアの肩に前脚をかけながら、恋人のような口付けをし始めた。


パトリシア「んんっ、んむううっ………ん…んんう………♡♡」


 パトリシアは最初の頃こそ驚いていたものの、その内手をルイの腰に回し、キスを受け入れ始めた。


ルイ「ん、んんちゅ♡ んるう、ちゅうう、るるるぅ♡」


パトリシア「ん、んぐううっ、んぐううううっ♡ んぉっ♡ ぁふうううんっ♡♡♡」


 もちろんルイとディープキスをしながらも、パトリシアは腰を動かすことを忘れていない。
 ゴリゴリと子宮を貫かれる快楽と、ディープキスによる快楽の板挟みになっているパトリシアは、激しく身体を痙攣させ、盛大に絶頂した。


パトリシア「んっぐううっぁああぁ♡♡♡」


ルイ「んふううぅうぅう♡♡♡」


 ブシャアアッ!
 プシャアッ!


 ついでのようにルイも達し、私の顔を愛汁で洗った。
593 :オパビー [saga]:2019/05/11(土) 20:36:41.53 ID:PFRtQFF50
 そして………
 その小さな腹に再び、私は大量の精液を放出する準備を整えた。
 今まで以上に、これまでにないほどに、今か今かと精子が大量にスタンバイする。
 その卵子に、絶対に到達して見せるぞ、と………!


私「>>下」
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 20:52:57.73 ID:NAraDpio0
私の子を孕め!パトリシア!
595 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 06:47:41.71 ID:kb7WmFMV0
私「私の子を、孕めえええっ! パトリシアアアアアッ!!!」


パトリシア「はひいぃいいぃいっ♡♡♡♡ あなたぁあぁあっ♡♡♡♡」


 ゴッ!! と腰を突き上げ、パトリシアの子宮の、さらに奥まで、性器を突きつける。
 ボゴッ、とパトリシアの腹が大きくなった。
 三位一体、息ぴったりに、まるで一つの身体であるかのように、私達は同時に果てたっ!


 どびゅっるるるるるるっ♡ ぶびゅううううううううううう〜〜〜♡♡! ドククッドクンッ♡!♡♡


パトリシア「あなたあああぁぁあぁっ♡ ああっ、んぐぃいいいぃぃいっ♡♡」


ルイ「んぉおおっ♡♡ んっあっふ、ふああぁぁああぁっ♡♡♡」


私「ぐうぅうぅああああああああああっ♡♡!!!」


 まるで噴火のようだった。
 熱く、白いマグマがパトリシアの子宮をさらに満たす。
 出せば出すだけ、溢れてくる。
 パトリシアの子宮内では今、激しい対流が起こっているだろう。
 そうだ、かき混ぜろ。
 混ざれ。
 そして受精しろっ!


 ドグッ、ドグッ、ドボッ………♡♡
596 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 06:53:21.95 ID:kb7WmFMV0
パトリシア「はぁ〜♡ はぁぁ〜〜っ♡♡ んっ、んじゅぅう……♡」


 イキにイッたパトリシアは、全身脱力したままルイの口付けを受け入れた。
 これで、妊娠しないと言うことは流石に無いだろう。
 もしかしたら、三つ子でも四つ子でも生まれそうだ。
 そんな数ヶ月先の未来を想像していると、ルイがぐちゅぐちゅと私の顔に秘部を擦り付けながら、目にハートを浮かべ言った。


ルイ「次、わたしぃ………♡♡♡」


 ……翌日の、全身筋肉痛は覚悟だ。
 満足するまで、いくらでもやってやんよ!
597 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 07:01:27.66 ID:kb7WmFMV0
 それから数時間。
 空が白みがかってくるまで。
 私はルイとパトリシアと交互に交わり続けた。
 時に二人を重ね、同時に犯したりもした。
 途中から私が攻める一方になり、二人は性器をむさぼる獣となった。
 ただ喘ぎ、ただ注がれ、絶頂し気絶しまた絶頂し。
 気づけば、私も獣になっていたらしい。
 二人は痙攣しながら、幸せそうな表情で意識を失っていた。
 もう、流石にやめようと、そこでようやく初めてブレーキがかかった。
 そらは白みががっていた。
 ブレーキがかかったと同時に、ブッツリと糸が切れたように、私の意識も闇に落ちた。
598 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 07:08:09.04 ID:kb7WmFMV0
 ◆◇◆◇◆


 〜早朝〜

 旧リカアル、改めアテナは、宮殿内を歩いていた。


アテナ「ううむ。奴ら、どこに行ったのだ?」


 アテナは忽然と姿を消した二人の姿を探していた。
 パトリシアと、ルイだ。
 なぜか自室にいない二人を不審に思い、アテナはウロウロと宮殿内を歩いていたのだ。


アテナ「これはユタを叩き起こした方がいいの。ちょっと心配になってきたでの……」


 そう言ってアテナは階段を登り、ユタの部屋の豪華な扉をバンッ! と開け放った。


アテナ「おい、ユタ! 起きよ! パトリシアと、ルイの、すが、た、が、見え、ぬ…………」


599 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 07:13:54.19 ID:kb7WmFMV0
 ◆◇◆◇◆


 私は、誰かが私を呼ぶ声で目が覚めた。
 サンジェルマンか?
 もう少し寝かしてくれよ……
 身体を起こし、声がした方を向くと、そこにはサンジェルマンではなく、アテナが金魚のように口をパクパクとさせて、立っていた。
 おっと、これは予想外。


アテナ「お、おおおおおおおおぬし、なっ、なっ、なにを、してっ………!」


 アテナは私に指を指し、顔を真っ赤にして狼狽えている。
 私は自身の左右を見た。
 裸で、体液まみれで気絶しているパトリシアとルイ。
 そして、裸で体液まみれの私。
 うむ。
 非常にマズイところを見られたな。


私「>>下」
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 07:38:55.84 ID:+MLMmQe/0
別に二人に酷いことをしていたわけではない。愛の営みという素晴らしいことをしていたのだよ
…まあ今のアテナにはまだ分からないか(特に意味もなく余裕の笑みを浮かべる)
601 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 07:53:05.11 ID:kb7WmFMV0
私「いや、別に二人に酷いことをしていた訳ではないから、心配しなくてもいい。愛の営みという素晴らしいことをしていたのだよ。………まあ、今のアテナにはまだ分からないか」


 私はそう言って、特に意味もなく余裕の笑みを浮かべて見せた。


アテナ「ど、どどどっっどどどどうでも良いからっ、早く隠してくれええっ!!///」


 アテナは手で顔を覆って(バレバレの指の隙間から私の性器を凝視しながら)そう言った。
 ……見たくないのなら、後ろを向けば良いというのに。
602 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 08:01:54.07 ID:kb7WmFMV0
 終わりやでぇ。
 やっと終わったでぇ。
 クッソ長かったでぇ。
603 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 08:04:39.18 ID:kb7WmFMV0
 と、言うわけで。



 ユタの5年後>>下1

 ルイの5年後>>下2

 パトリシアの5年後>>下3

 アテナの5年後>>下4

 どんな家庭を築いているか>>下5



 子供の数とかも含めて宜しくやで。
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 08:05:22.08 ID:d3KfVb8DO
お疲れ様でした
最初の頃から読んでいたり安価に参加してました
605 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 08:06:42.06 ID:kb7WmFMV0
 >>604
 感謝やでぇ。
 安価下。
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 08:08:52.65 ID:d3KfVb8DO
申し訳ありません
ユタの五年後は新しく王になったトキの側近兼歴史学者となっているでお願いします
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 08:19:31.13 ID:+MLMmQe/0
紆余曲折あってユタの父親に認められて正式にユタの妻となることができた
今でもトキに王位を譲り隠居したユタの父親とも友好な関係を築いている
子供は5人
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 08:26:03.29 ID:vH3rLdsk0
妻としてユタを支えつつ画家として成功する(獣姦BL同人誌も名前を変えて出版し一部の層にカルト的な人気も獲得する)
子供は4人(男の双子と女の双子)
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 09:37:58.37 ID:VvWfLe8M0
メイドとルイやパトリシアの子守りに精を出している。
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 09:50:34.18 ID:HJwihVu70
時々魔王関係の騒動に巻き込まれたりするが、それでも明るく幸せな家庭を築いている
611 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 10:07:39.88 ID:kb7WmFMV0
 安価によっちゃ、アテナルートも有った。

 ルイの子供。『名前、性別、種族、年齢』>>下1〜5
 パトリシアの子供。『名前、性別、種族、年齢』>>下6〜9(6と7、8と9は双子で)
612 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 11:42:32.42 ID:Kv2qg0LP0
 なんでっ。
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 11:57:29.54 ID:OsA4sc5DO
ラビ
女の子、人型(竜人)、3歳

過去2編もそうだけど、エピローグで出番終わりなこと分かってのキャラメイクってわりと手を出し辛いと思うの
614 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 12:18:46.95 ID:Kv2qg0LP0
 >>613
 そっかぁ。
 安価下。
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 12:20:29.00 ID:Lb96Ibexo
サン
女の子
竜人
3歳
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 12:30:54.92 ID:vY48ZfD6O
アリシア 女
ニュートラル(人間)4歳

1/4ある人間の血筋が先祖返りしたイメージで
こっからは安価外の個人的要望だけど一人だけ特色がなくて劣等感抱いてたりしてたら面白そうだなーって
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 12:38:12.67 ID:d3KfVb8DO
シャロン
女の子
竜人
2歳
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 12:40:58.76 ID:94qh2DhH0
エルク 男 竜人 1歳
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 12:58:58.34 ID:d3KfVb8DO
ララ
女の子
ハーフリング
4歳
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 13:06:33.44 ID:94qh2DhH0
リリ 女 ハーフリング 4歳
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 13:20:11.71 ID:p5S0d/iQ0
ロン 
男の子
ハーフリング
2歳
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 13:22:34.59 ID:vY48ZfD6O
レン ハーフエルク男
2歳
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/12(日) 13:24:02.23 ID:vY48ZfD6O
>>622
ハーフリングの間違いスマソ
624 :オパビー [saga]:2019/05/12(日) 18:42:39.10 ID:O63BlLhN0
アリシア「おかーさんっ!」


 私が庭で寝ころんでいると、隣からそんな声が聞こえた。


ルイ「どうしたのアリシア。またお空飛ぶ?」


アリシア「うんっ!」


 ルイが聞くと、アリシアはそう元気良く答えた。
 アリシアは5人いるルイの子供の中で、唯一翼と鱗がなく、飛ぶことが出来ない。
 だから子供達で空中散歩に行くときは、最年少でまだ高く飛べない竜人のエルクとニュートラルのアリシアだけはルイに乗るか掴まれるかして空中散歩を楽しむのだ。
625 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 06:35:22.85 ID:xC4KiMyt0
エルク「あぅう〜」


 そこにエルクがパタパタと細かく羽をはためかせながら飛んできた。
 エルクはまだ一歳。
 先ほども行ったように、まだ幼くそこまで高く飛べず、飛ぶときはいつも一メートルほどが限界だ。
 それも滞空時間は一分と短い。


ルイ「あぁぁ♡ エルクゥ〜♡ おいで〜♡」


エルク「ぅわっはぁっ!」


 ぎゅっ、と嬉しそうにエルクはルイの首に抱きついた。
 そのままよちよちとルイの首の後ろに移動した。
 空を飛ぶ体制だ。
 続いてアリシアもルイにまたがる。


ルイ「しっかり掴んでてよぉ。落ちても拾ってあげるけどっ」


アリシア「いやっほぉ!」


エルク「ぁおお」


 ぶわっ!

 それはまさに、威風堂々たる龍の姿。
 五年前よりも更に大きくなった翼を広げ、ルイは飛び立った。
 他の子供達もそれに続く。


 ばさっ!
 ばたたたたたたっ!!


ラビ「ああっ、アリシアおねえちゃんだけまたいいなぁ〜」


アリシア「ウフフ〜、おかあさんのうえ、わたしとエルクのとくとうせき〜♩」


シャロン「おねえちゃんおねえちゃんずるいずるいっ。ねぇねぇおかあさんおかあさん。こんどわたしもわたしものせてのせて〜」


ルイ「だーめっ。あなたは自分で練習しなさいっ」


シャロン「ぶーぶー」


サン「ふぁ〜………」


ラビ「あっ、サンおねえちゃんがまたねてる」


ルイ「起きてーっ! 空飛びながらねないでーっ!」


 慌ただしいなぁ………

 私は身体を起こし、隣にいるパトリシアに話しかけた。


私「私達が結婚してから……もう、五年か………」


パトリシア「そうですねえ」
626 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 09:01:00.26 ID:xC4KiMyt0
 パトリシアがハーブティーを淹れながら簡単深そうに言った。



 そう、あれからもう五年が経っていた。
 あれから少しして、私の義手が完成した。
 魔力的な要素が使われており、感覚も動きも、とても滑らかだ。
 機械的な見た目はほとんどなく、肘の関節部と腕との結合部以外は普通の人間の手と見分けが付かない。
 つまりは夜の営みも随分と捗ったという訳だ。
 まあ今は下の話は置いておいて……
 しばらくして、私は王子から王弟となった。
 トキが王位を継承したのだ。
 私は王の弟という立場のまま、トキの側近となり、更に国王専属の歴史学者という位も兼ねるようになった。
 幼い頃から国家の書物を読み漁っていた私には、とても喜ばしい事だった。
 何か歴史的建造物が見つかれば現場に飛び、古来の遺物が見つかれば誰よりも早くそれに触れ調べる事ができる。
 この五年間は発見と興奮の連続であった。
 最も驚いた事は、今まで発見されていなかったルイの前世であるナリクアグトの遺体が発見された事だ。
 一部骨などを持ち帰りルイに見せたところ、更に驚くべき事にルイがその骨の魔力を吸収したのだ。
 お陰で、またルイは一・五倍ほど大きくなった。
 他の骨などの魔力も全て集めればルイは元のナリクアグトのサイズに戻るだろうが、それは私もルイも望まない事だ。
 夜の営みもこれ以上大きくなればしづらいだろうしな。


 ルイと言えば、トキの努力の甲斐あって無事結婚を済ます事が出来た。
 本当にトキには結婚の事やらアテナのことやらで感謝しかない。
 噂を流し始め数ヶ月後、噂は予想通り爆発的に広がり、王は国民の私達の結婚を求める声に折れとうとう私とルイの婚姻を認めた。
 それに、すでに受精卵も産んでいた。
 王は折れざるを得なかったのだ。
 それからルイと王は仲が悪くなったかというと、そうではない。
 無事産まれた最初の孫、ララを見てからと言うもの、おじいちゃんになった。
 孫の前ではよちよちと赤ちゃん言葉を使い、常に目を細め、嬉しそうに微笑んでいるのだ。
 私の時とは大違いだが、そこに何ら不快感は抱かない。
 むしろ、王が孫を認めてくれた事に、可愛がってくれた事に安心の気持ちでいっぱいだった。
 トキに王位を譲り隠居している今でも、ルイやパトリシア、その他子供達との関係は、良好だ。


 ルイと私の間には子供が5人産まれた。
 全員卵から生まれたのだが、長女のアリシアだけは先述したようにニュートラルであった。
 へそもある。
 どうやら私と同じく先祖返りしたようで、きょうだいの中で一人だけ飛べない事を不満に思っているようだが、彼女は彼女でルイに乗ったりして楽しんでいるようだ。
 それに、パトリシアの子供達とも仲がいい。
 もちろんアリシアだけが仲のいいという訳ではなく、他のきょうだい達もパトリシアの子供達とはよく遊んでいるようだ。
 アリシアはお姉ちゃんっ子で、他のきょうだいの世話をよくする。
 同年齢のパトリシアの子供、リリとララに対しても、よくお世話を焼いているようだ。
 同じ年に生まれたサンとラビは対照的な性格だ。
 サンはオレンジの鱗を持った龍人だ。
 おっとりしており、飛行中でもよく眠ってしまいこの前は高い木の上に寝ていた事もある。
 いつか墜落しないか心配だ………
 ラビはルイと同じ赤い鱗を持っている。
 活発で運動神経が良く、サンが1メートル進む間にラビは20メートル先まで行ってしまう。
 元気なのはいい事だ。
 シャロンは赤に近いオレンジの鱗。
 ルイの子供の中で唯一耳が尖っており、ハーフリングの血を色濃く継いでいるようだ。
 言葉を二回繰り返す癖があるが、それもまた可愛い。
 やっと生まれた男の子、長男のエルクは綺麗な空色の鱗を持っている。
 きょうだいの中で一番早く空を飛ぶ事が出来た子だ。
 生後、確か5か月ぐらいの時、揺かごから忽然と姿を消したのだ。
 フェアリーの仕業かとも思ったが、発見されたのは棚の上だった。
 呑気に眠っていたな……
627 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 12:19:47.91 ID:E+bQax5g0
 ハーフリングであるパトリシアは、やはり五年が経っても見た目は変わらない。
 しかし見た目が変わらないながらも、やはり不思議と人妻の色気は漂うものなのだろうか。
 パトリシアも既に四児の母。
 今度六児の母になる予定だ。
 妊娠2か月目。
 まだまだこれからだ。
 ちなみに、パトリシアは王族の画家としても注目を浴びている。
 精密な線と、華麗ながらも清純な色使い。
 時に王室の猫を描き、時にルイを描き、時に子供達を描き……
 以前チャリティー活動で殺風景の壁一面に獅子と雄鹿を描いた時は、多大なる反響があった。
 そこから世界のチャリティー活動の一環として巨大な絵を描く、という物が広がったと言っても良い。
 その影響は、彼女が王族である事と、その画力が凄まじい事の両方が成り立っているからこそだろう。
 彼女はその画力を世界に認められ、夢を叶えたのだ。

 ………ところで、覚えているだろうか。
 私とのお見合いの時、パトリシアの同人誌を私が見てしまった事を。
 あの頃、パトリシアはああいったアブノーマルなマンガを沢山描いていたのだが、実はその活動は今も続いている。
 未だパトリシアが作家である事は他の誰にもバレていない。
 パトリシアは私にあまり執筆作業と作品を見られたくないようで、作業をする際にはパトリシアの自室に篭り一心不乱に描きたぐっているようだった。
 子供に見られる訳にも行かないため、扉は三重にロックをかけている。
 数日に一回、子育ての合間に篭って執筆しているはずなのに、この五年で出版された同人誌の数は40冊。
 計算が合わないし、普通の画家の活動もしているはずだし、一人で行なっているはずだし、冗談抜きにマンガ魔法でも開発して使っているのか?
 どっちにせよ、人間技ではない。

 そんなパトリシアの描く本だが、実は私も裏ルートで入手している。
 もちろん、性欲を持て余している訳ではなく、彼女の活動の結果を見てみたいという好奇心からだ。
 ………有名画家なだけあって、凄いは凄いのだが、ほぼ全てが獣姦BLなんだよなぁ………
 作家のペンネームこそ変わっているが、画風やその特色から同じ作家であると気づいた以前のファンも根強くついてきているらしい。
 ストーリーや画力はやはり凄まじく、普通の観点から見て、獣姦BL本である事を除けば、全てにおいて完璧な作品であると評価できる。
 以前チャリティー活動で描いた獅子と雄鹿が主要人物の本を見た時は、すごく複雑な気持ちになった………
 時折BL物でない物なども出ているが、結局獣同士である。
 パトリシアは人物も描けるはずなのだが、どうしても獣同士が好きなようだ。
 ………雌のドラゴンが主要人物だった時に思いっきり興奮してしまったのは秘密だ。
 というかナリクアグト♂×リカアル♀だった………
 すまない……ルイ、アテナ。
 色々な意味で、本当に済まない。

 また、パトリシアの描くマンガだが、売れ行きも凄まじいらしい。
 人気は一部の層にのみのようだが、その層が地層のごとく分厚く、分厚くなっているらしい。
 ……カルト的な人気を誇ってもいるそうだ。
 その内宗教が出来るのでは無いかと心配だったが、その心配はなくなった。
 もう出来てた。
 ……………本当に驚いた。
 念のためしばらく監視していたが、特に本物の雄の獣同士を性行させるなどという過激な行動はしないらしく、ただパトリシアの描いたマンガや、パトリシアについて語り合うという集会らしい。
 特に強制的に取り潰す必要も無さそうで良かった。
 なんにせよ、パトリシアの描くものを好いてくれるということは、本当に喜ばしい。
 これからもぜひパトリシアの作品を広めて欲しいものだ。
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 12:24:56.61 ID:FImz5Z2ro
バレたときヤバい(革新)
629 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 13:08:38.61 ID:E+bQax5g0
 パトリシアの子供は全部で四人。
 ララ、リリ、ロン、レン。
 ララとリリが女の子の双子で、ロンとレンが男の子の双子だ。
 全員が全員ハーフリングで、ララとロンが褐色の肌を、リリとレンが白い肌をしている。
 いやあ、本当に綺麗に分かれたもんだ。
 それに、次に生まれる双子は、男の子と女の子らしい。
 神がどうしても綺麗な産み分けかたをさせたかったとしか思えないような子供達だ。
 どうしたことか、四人が四人適正魔法の属性も綺麗に分かれている。
 まず、私とパトリシアが魔法使いでもないのに何故か全員魔法が使える時点でおかしいのだが、綺麗に四属性に分かれているのも驚きだ。
 ララは火魔法が適正だ。
 ルイやその子供達と一緒に火を扱う練習をしている、
 しかし、やんちゃなもので、一度自分が遊びで出した炎が枯れ草に燃え移り、その炎に包まれて脱出出来ず泣き叫び、更に火魔法を撒き散らかしたという事態になったことがある。
 枯れ草は燃え尽きたが、どうやら炎が魔法陣となり多数の炎の精霊を召喚してしまったらしく、ぴょこぴょこと小人サイズの火の玉がララの周りを回っていた。
 ルイが助け出したから良かったものの、最悪命を落としていた。
 炎自体は大丈夫だが、周りで火が燃え続けていると酸素が無くなり、息が出来なくなり窒息死する。
 本当に危なかった。
 リリは水魔法が適正だ。
 生まれた当初から良く大量のおねしょをしていた、と思ったら、実は無意識下で水魔法を放っていたらしい。
 おしっこの量が異様に多いと不審に思ったパトリシアが調べた事で発覚した。
 また、リリは溺れるという事がない為か、自分の周りに形をある程度丸く固定した弾性のあるぽよぽよとした大きい水の塊を出現させ、リリがシャボン玉の中にいるように跳ね回るという事が出来る。
 しかし、その遊びはリリが水玉の中にいる際に水の中にいる特有の安心感からかお漏らしをしてしまい、慌てた為魔法の制御が効かなくなりおしっこが混ざった水が大量にリビングにぶちまけられたという事件が起こってしまったため、パトリシアから屋内でその遊びの禁止令を受けてしまった。
 ララが炎に包まれた時は、一生懸命火を消そうと大量の魔法を使い、気絶した。
 ロンは風属性が適正だ。
 他の子も同じだが、まだ幼い為力の制御が得意ではない。
 その為、一度室内で転んだ時に突風を巻き起こしてしまい、パトリシアの部屋の三重ロックの扉が吹き飛び、大量の原稿が宙を舞った事がある。
 幸い火事場の馬鹿力を発揮したパトリシアの人間とは思えない反応速度と俊敏さから、メイドにもサンジェルマンにも子供達のも見られる事なく原稿を集める事が出来た。
 主にパトリシアの社会的地位が危なかった。
 それと、私自身も突風に巻き上げられて屋根の上に乗ってしまった事がある。
 そういや、ルイに乗っけてもらった時はこんな感じだったなぁ……とか思いながら巻き上げられた。
 結局ルイに下ろして貰ったが、勘弁してほしい。
 レンは地属性が特性だ。
 地属性と言えば地面からトゲトゲの岩を突き出したり地殻変動を起こしたりするものだが、レンのはその中でも更に特殊だった。
 だから発覚も遅れ、生まれてからしばらくするまでは能力に気づく事が出来なかった。
 あれはルイとパトリシアの子供達が混ざって泥遊びをしている時、レンが作り出した泥人形が、作っていく側から動き出していたのだ。
 子供達はそれを怖がらず、むしろきゃっきゃと喜んでいた。
 大人達は本当に驚いた。
 隊列を組み、言うことを聞き、一緒に遊ぶ。
 レンはゴーレムを作ることを得意とする能力を持っていたのだ。
 そしてこの前、少し目を離したすきに、ゴーレムにゴーレムを作らせるという恐ろしい連鎖を発見したようで、無数に増殖したゴーレム達と一緒にちょっとした小山ほどの大きさがある巨大なベヒモスのマッドゴーレムを作り出してしまったのだ。
 マッドゴーレムに乗って、「おーとーさんみてみてー!」と無邪気に笑いながらこっちに来た時の驚きと恐怖と言ったら……



 全員が全員、そこらで魔法使いを名乗る普通の大人よりはるかにずば抜けた能力を持っている。
 自分が持つ属性では死なないと言うことも、普通では持ち得ない能力だ。
 だれか一人でも戦争に出れば、一騎当千となるであろう戦力。
 だが、絶対に戦力とさせるようなことはさせない。
 子供達は、絶対に私が守り通して見せる。
 …………おそらくその内、自分たちで身を守れるようになるほど強くはなるだろうけどな………
 数年後……私はもしかしたら家族の誰よりも弱いかもしれない………
 とほほ………



630 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 13:25:19.08 ID:E+bQax5g0
 …………一つ、私が心配する事がある。
 それは、次にパトリシアが生む子供達のことだ。
 原理は分からないが、パトリシアの子供達はそれぞれ凄まじい能力を持っている。
 属性は、火、水、風、土。
 これを偶然と済ませるにはあまりにも出来すぎている。
 それならば、これは必然であると考えた方が自然だろう。

 では………


 次に生まれてくる子達は、どうなるのか。

 人並み外れた魔力を持った、双子。
 私が考えるに、この子供達が偶然でなく必然として生まれてきたのなら、四大元素(エレメンタル)の属性は持って生まれない。
 火と水、風と土と言ったように、今までの子達と同じく反発したなにがしかの属性、別の、四大元素以外の属性を持って生まれてくる。
 四大元素以外の属性、それも、反発した属性とは、何か。

 それは、『光』と『闇』。

 もしかしたら、違うかもしれない。
 だが、十分にあり得る。
 その属性を持つ人物は歴史上にしっかりと存在するからだ。
 だから、せめてこの考察は外れて欲しい。
 妄想であって欲しい。
 虚言であって欲しい。
 何故なら、この属性を持つ者は、歴史上でそれぞれ、必ずこう呼ばれるからだ。
631 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 13:25:56.50 ID:E+bQax5g0
『光の勇者』と『闇の魔王』………と。
632 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 13:43:50.47 ID:E+bQax5g0
 ありえない事は、考えない方が得だ………
 しかし、念のため、頭の隅に常に置いておこう。
 そうなった時に、きちんと冷静に対処できるように。




 ……さて!
 話は変わって、アテナの話になる。
 結局この五年、彼女がリカアルであると言う事はトキ以外には漏れでなかった。
 安泰はいい事だ。
 彼女は今、メイド達と同じメイド服を着込みルイやパトリシアの子守に専念している。
 料理なども教わっているようだ。
 何故彼女がメイドになったか、私が疑問に思って聞いてみれば、「意中の相手を射落す為だ!」と言っていた。
 ………意中の相手がいるのは意外だった。
 彼女が惚れるほどの相手………
 思いつかないな…………
 他のメイドに聞いてみても、心当たりは無いそうだった。
 少しその時のメイドの何かを知っているような表情が気になったが、気のせいだろう。
 彼女がメイドになってから五年ほどが経ったが、料理の腕も家事全般の腕も、格段に上がった。
 今はメイドの一人が産休に入っている為、もっと張り切っているようだ。
 目玉焼きを消し炭にしていた頃が懐かしい程だ。
 先日も私が、彼女が作った料理を褒めると、嬉しそうに顔を赤らめ照れていた。
 子守も腕が良く、子供達は彼女を「アテナおかーさん」と慕っている。
 そう呼ばれる度に、アテナは嬉しそうにツノの付け根をいじりながら微笑む。
 うむ。
 彼女がこの家にいてくれて、本当に良かった。



 因みにアテナを除くメイド三人は全員サンジェルマンの嫁だ。
633 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 13:57:41.62 ID:E+bQax5g0
パトリシア「あ、そういえば」


 私がこの五年の事を回想しながらパトリシアのサンドウィッチを食べ、低空飛行しているルイ達を見ていると、ロンとレンを草むらの上に寝かしつけたパトリシアが何かを思い出したように言った。


私「どうした?」


パトリシア「トキ王がまた何か……えっと、たしか、ろぜったなんちゃら……? を見つけたって言ってましたよ。呼んできてって言われていたのをあえて言いませんでした」


私「なにっ!? あれがやっと掘り起こされたのか!? ……え、あえて言わなかった?」


パトリシア「はい」


 パトリシアが困ったようにため息をついた。


パトリシア「だってあなた、遺物が見つかったなんだって言うと、すぐ飛んで行っちゃうじゃないですか。……だから、もうちょっとあなたと一緒にいたいなと思いまして………すいません。少し、思い上がりました……」


 なんだ……


私「そんな事なら、もっと一緒にいたいと言ってくれれば良いのに」


 かわいいなぁ。
 私はパトリシアの顎を引き、その唇を奪った。


パトリシア「んっ………♡」


 そして、頭を撫でる。


私「………ふぅ。すまない、気づけなくて。もっと一緒にいれるように善処する」


 私がそういうと、パトリシアは幸せそうに微笑んだ。


パトリシア「はい……♡」


私「愛してるよ!」


 私は歴史学者のローブを翻し、駆け出した。
 ロゼッタストーン。
 早く私にその姿を見せてくれっ!
 私の心はワクワクが止まらなかった。
 今度はどんな歴史が紐解かれるのだろうか。
 ……いや……。
 危ない危ない。
 あくまでロゼッタストーンは家族の二の次だ。
 今日は早めに調査を切り上げて、パトリシアやルイと愛を語らい会おう。
 ……それが一番だ。
634 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 13:58:22.42 ID:E+bQax5g0
 と、言うわけで………。
 終わりっ!
635 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 14:00:33.24 ID:E+bQax5g0
 やっと、本当に完結。
 見てくれた人に感謝っ!
 圧倒的感謝!

 ここまでの感想とか、気になるところとか、説明してほしいところとか、書いてほしいエピソードとか、あれば言ってくれてええんやで。
 なるべくリクエストには答えれるように善処するから、バンバン言っとくれ。
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/13(月) 14:03:51.15 ID:Cv8A6STaO
おつおつ!

確か舞台違うだけで各シナリオは同じ世界観だったよね?
番外編的な感じで歴代主人公と嫁達が一同に集まったの的なのが見たいなー、なんて
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 14:14:50.77 ID:ak0i4yPDO
乙です
ヒラナリ編もハガネ編もユタ編もとても良かったです(一番好きだったのはユタ編です)
しかし、最後の最後で出た単語が気になる…
新作が終わった後でも構いませんので、光の勇者と闇の魔王編(ユタ編の続編?)も見てみたいです
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 14:26:28.24 ID:7LrqV99n0
どの物語もエロくて最高だった
自分も>>636みたいに番外編含むオールスター物を希望したい
内容は本編で出せなかった裏設定とか各シナリオの>>1の所感とか楽屋裏ネタみたいなのを可能なら
639 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 14:50:28.09 ID:E+bQax5g0
 >>637
 あー、続編全く考えてないっ!
 気が向いたら、なぁ………
 期待は厳禁やで。

 >>636.638
 良いね。
 主人公とその嫁達、一回集めてみようか。
640 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 15:00:33.64 ID:E+bQax5g0
 〜楽屋裏、天上にて裏話〜



 主に会話だけで進むで。
 最初の頃のキャラとか、覚えてなかったらすまん。


 ◆◇◆◇◆


ヒラナリ「…………あ?」


マオ「あら?」


ハガネ「む?」


ウグイス「え?」


シラサギ「へ?」


ユタ「お?」


ルイ「ん?」


パトリシア「んん?」


アテナ「なにっ?」


オパビー「……よっし。全員召喚完了やで」


オパビー「さあさあ、皆さん。ここは楽屋裏の間。時空も空間も歪めて主人公とその嫁を集めたで」


オパビー「誰かに質問したいときは、どんなタイミングでも良いから、聞くが良いで」


オパビー「記憶の時系列も、身体の時系列も、全員エンディング直後」


オパビー「してほしい事とかも、好きなタイミングでリクエストすれば良いで」


オパビー「まあ全部拾えるかは分からんが」


オパビー「それと、わいが『終わりっ!』っていったら、質問はもう受け付けないでそこから先は拾ってない質問を消化してくで」
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/13(月) 15:02:52.50 ID:aZ6tbM78o
じゃあ>>1に質問
各篇のストーリーは元々の構想から大きく変化したりとかあった?
あったら>>1なりにどんな感じの話を考えてたとか知りたい
642 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 15:09:13.45 ID:E+bQax5g0
ハガネ「……ここはどこだ?」チャキッ


オパビー「うん、落ち着いてハガネ」


ハガネ「貴様は誰だ! 答えろ!」


ルイ「もしかして誘拐犯? 脱出する?」シュボッ


オパビー「ルイも」


シラサギ「こ、子供達はっ!?」オロオロ


ユタ「アテナ。もしかしたら君の力を借りるかもしれない」


アテナ「あ、ああ。頼りにするが良い!」グググッ


オパビー「ちょっと、みんな。落ち着いて」


マオ「どこ、ですの、ここ……?」


ヒラナリ「俺の後ろに隠れていろ、マオ。絶対に守ってやる………」ガシーン、ガシャーン


オパビー「そういやあ腕をアッチ用にも戦闘用にも魔改造してんやっけ。まあそんなことは今どうでもいいんや。やっぱりみんな一気に集めるんじゃ無かった」


オパビー「『ちょっとそこのところいい感じにビーム』」


 ウィウィウィウィウィウィウィ


 シーン………


オパビー「これで、全員違和感は無くなったで」


オパビー「いわゆる、ドラ〇えもん効果や」


オパビー「平和が一番。さ、まずはみんな自己紹介やで」
643 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 15:10:34.62 ID:E+bQax5g0
オパビー「おっと、その前に質問やで。なになに……?」


 >>641


オパビー「なるほどやで………」
644 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 15:32:12.49 ID:E+bQax5g0
オパビー「そうやね。まず元々の構想自体があんまり無いんやで」

オパビー「途中から追加したストーリー、例えばハガネ編の強姦殺人の誘拐とか、ユタ編のリカアルとかはあるが、それでも最初からは無くって、いきあたりばったりだったんやで」

オパビー「まさか強姦殺人犯が誘拐してた少女がヒラナリ編の初っぱなに出てきた子に繋がったっていうのは本当にびっくりだったんやで」

オパビー「あと、焦った安価はヒラナリ編の急な凌辱かなあ」

オパビー「まとめられたから結果オーライやったで」
645 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 15:34:48.43 ID:E+bQax5g0
オパビー「あとパトリシアとお見合いも考えて無くて焦ったやな」

オパビー「わいはその内ルイに発情期がきてうんたらかんたらとか思ってたんやけど、パトリシアのお陰でいい感じになって良かったで」

オパビー「まあ、ルイが想いに気づく過程が割とハガネ編のサイドストーリーの、リッカとかぶるんやけどな」
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 15:45:06.99 ID:8IZEMpU30
奴隷募集のときに色々な種族やケモ度分類が登場していたけど、>>1の好きな種族とケモ度は何ですか?

647 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 15:54:57.28 ID:E+bQax5g0
オパビー「じゃあ今度こそ自己紹介」


オパビー「すまん、ちょっと待ってな>>646


オパビー「あ、いつでも質問はええんやからね」


オパビー「多すぎたらストップするけど」
648 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 16:14:43.72 ID:E+bQax5g0
オパビー「じゃあ、自己紹介行くで。まず、ヒラナリから順番に行こか」


ヒラナリ「俺は、ヒラナリだ。ゴーレムで、ちょっとした貴族の三男坊だ。こっちは嫁のマオ。よろしく頼む。俺は、義手や義足の会社を経営しているが、見たところ、二人ウチの商品がお世話になっているようで良かった」


シラサギ「そういえば、ぱぱ、そんな事言ってたね。確か義手製作会社ひらなりだっけ?」


ウグイス「本当にすごいですよね……まるで本当の羽みたいにふわふわ」


ハガネ「ああ。この義翼おかげで、今のシラサギがあると言ってもいい。本当に感謝している」


ヒラナリ「ウチの製品は世界最高水準だと自負している。そう喜んでもらえると、嬉しい」


ユタ「私もだな。この義手は本当にすごいな。肘から先が無くなったというのに、まるで本当の手のように動く。私からも感謝しよう」


ヒラナリ「最高の技師をかき集めたもんで」


オパビー「この話長くなりそうやな。というわけで次、マオ」
649 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 16:45:33.08 ID:E+bQax5g0
オパビー「まあ、こんな風にスピーディーに進めるから、詳しく聞きたいことはリクエストするがいいで」


オパビー「あと、誰かから誰かにこんな質問をして欲しい、っていうこともリクエストしていいで」


マオ「はい。ではえっと……自己紹介してもよろしいですか?」


オパビー「いいで」


オパビー「因みに、この空間の魔法で正直に話すで」


マオ「分かりましたわ。えっと、わたくしはマオと言いますの。こちらのヒラナリ様は、私の旦那様ですの。元々奴隷でしたが、ヒラナリ様に買われて色々ありまして、その、お、お嫁に、なりましたの」
650 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 17:07:17.35 ID:E+bQax5g0
ウグイス「えっ、元々奴隷だったんですか!?」


マオ「そ、そうですけど……それが、なにか?」


ウグイス「私もです! 私も元々奴隷で、このパパ……じゃなくて、ハガネ様に買われて、お嫁さんになったんですよ!」


ルイ「私もだよ!」


ヒラナリ「ふむ。意外な共通点があったな」


ウグイス「それで、私は幸せなんですが、お二人は?」


マオ「そりゃあもちろん! とっても幸せですわ♡ ね、あなた?」


ヒラナリ「ああ」


ウグイス「良かったぁ。私も幸せです!」


ルイ「私も♡」


オパビー「幸せで何より。next、ハガネ、と思ったけど、長くなりそうだからハガネから後の自己紹介は飛ばすで」


オパビー「スピードとテンポが大事や」


オパビー「ワイがやりたいのは主に質問コーナーなんや」


オパビー「まあ要望があったら、自己紹介も続けるで」
651 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 17:12:50.14 ID:E+bQax5g0
 キング〇リムゾン!



オパビー「さて、みんなの自己紹介が終わったところで、リクエストのコーナーや」


オパビー「まずは溜まってる質問……なになに?」


 >>646


オパビー「なるほど」


オパビー「ワイが特に好きなのは俗にケモ耳と呼ばれる物を除いたケモノやで。自分で言うのもなんやが、生粋のケモナーや」


オパビー「ケモ度は3〜4が好きやな」


オパビー「その他異類婚姻譚は全般大好きやで」


オパビー「『みぞね』って先生を知ってたら嬉しいで」


オパビー「さあ。どんどん質問やリクエスト応募するで」
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 17:15:19.86 ID:l726WY0Ao
皆の大きさ比較を
653 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 17:22:54.59 ID:E+bQax5g0
オパビー「はーい、一列に並んで並んでー」


ヒラナリ「何をするんだ?」


オパビー「なんか身長比較するんだって」


ユタ「並びたくないな……」


オパビー「グズグズ言わない! 右ならえ右っ!」


ユタ「あぁぁ身体が勝手に……!」
654 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 17:29:21.32 ID:E+bQax5g0
 結果

 登場順から


 ヒラナリ:182cm


 マオ:177cm


 ハガネ:228cm


 ウグイス:162cm


 シラサギ:154cm


 ユタ:122cm


 ルイ(普通に四足で立った時、頭のてっぺんまで):135cm


 パトリシア:154cm
655 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 17:32:08.34 ID:E+bQax5g0
ユタ「小さい……」


オパビー「ルイ割とデカイな」


ルイ「デカイって言わない!」


オパビー「すまんて」


ハガネ「分かってはいたが、やはり私が一番大きいか」


ウグイス「まあ、そりゃあそうだよパパ」


シラサギ「多分……ぱぱ、あっちの方も一番だと思うよ?」ボソッ


ウグイス「こら」スパーン!


シラサギ「うぐ」
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 17:34:44.33 ID:BnckWNO30
そういえば同一世界の話のようだけど時間軸は各シナリオでどれくらい離れているのかな
657 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 17:39:18.99 ID:E+bQax5g0
オパビー「すまん、完全に忘れてた」


アテナ「貴様!」


オパビー「ごめんって」


 アテナ:191cm


オパビー「これだけ高身長で、ボンキュッボン……もはや凶器やな」


オパビー「ちょっとルイ二足で立ってみ?」


ルイ「オッケー」


 ルイ(二足で立った時、足から頭のてっぺんまで):192cm


ヒラナリ「私を超えるか」


アテナ「我より大きいとは、以外だな」


オパビー「良くセックスの時ユタ潰れないな」


アテナ「セッ……!!……っ!!」


ユタ「え、なんで知って……」


オパビー「やべ、口が滑った」


オパビー「『イムビーム』」


ユタ「やはりルイは大きいな」
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 18:01:26.37 ID:9RnilRkbo
パトリシア制作の獣姦BL同人誌読んだことある人〜?
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 18:09:12.12 ID:ak0i4yPDO
そもそもパトリシアが獣姦BLにはまったきっかけは何だろう?
660 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 18:59:26.56 ID:E+bQax5g0
 >>656

オパビー「なるほど。興味深い質問やな」


オパビー「ガバガバやけど、だいたい時系列でまとめるとこうなるかな?」


オパビー「サイドストーリーも入れるで」






 1000(あくまで基準)年 ヒラナリ、マオを買う。


 同年 SS ヒラニチとヒラヒト編。


 1004年 ハガネ、ウグイスを買う。


 同年 SS シキ編始まり。


 同年 ハガネ、シラサギを助ける。


 同年 SS リッカ編始まり。


 1005年 ヒラナリ編終わり。


 1009年 ハガネ編終わり。


 同年 SS シキ編終わり。


 同年 SS リッカ編終わり。


 1015年 ユタ、ルイを買う。


 1016年 ユタとパトリシア結婚。


 1017年 ユタとルイ結婚。


 1021年 ユタ編終わり。
661 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 19:26:47.88 ID:E+bQax5g0
シラサギ「どこかで見たと思ったら、あの時の人だったんですね」


ヒラナリ「いい人に買われててよかった」


オパビー「はーい、皆さんちゅうもーく、やで」


ハガネ「どうした?」


オパビー「えっとな……」


 >>658


オパビー「この人のマンガ読んだことある人〜」(パトリシアの名前は伏せつつ、名作『双龍inらんぶ♡』を高々と上げて)


パトリシア「っ!!!!」


ユタ「っ!!!!」


ルイ「何その本? ドラゴンの本?」


オパビー「ふむ。(パトリシアとユタ以外には)おらんようやな」


オパビー「ちなみに、ここにいる以外の登場人物だと、みりんとダチュラとヒラニチとピヨコと三太夫が愛読者やな」


オパビー「名前は各自思い出してくれい」
662 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 19:58:37.41 ID:E+bQax5g0
オパビー「で、なになに? 次の質問は……」


 >>659


オパビー「すまん」


オパビー「一ミリも考えてない」
663 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 20:01:35.94 ID:E+bQax5g0
オパビー「と言うわけで」


 困った時の安価ぁああああっ!


 いつ>>下1
 どこで>>下2
 何が>>下3
 どうなっているのを>>下4
 どうしたから>>下5
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 20:02:10.67 ID:bYM5rD5so
学生時代
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 20:11:27.07 ID:ak0i4yPDO
本屋
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 20:15:01.64 ID:WF1TZ8450
本屋の店主が
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/13(月) 20:17:23.93 ID:aZ6tbM78o
おすすめしていたのを
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 20:37:43.35 ID:N6EG7te+0
読み漁った
669 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 20:39:43.29 ID:E+bQax5g0
 本屋店主何しとん!
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 20:41:29.64 ID:bYM5rD5so
戦 犯 本 屋
671 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 21:07:59.47 ID:E+bQax5g0
オパビー「なるほど」


 ブゥンッ


マオ「ん?」


シラサギ「何ですかこの四角いの」


オパビー「いやあ、ちょっと、な」


ウグイス「あれ、なんか始まった」


ルイ「なになに?」


ヒラナリ「何かの記録か?」


アテナ「本屋………?」


ユタ「あれ、この少女どこかで…………」


パトリシア「……………へ? ま、まさ、か?」
672 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 21:17:06.69 ID:E+bQax5g0
 植民地の国、とある本屋。




 からんからんころん……


お忍びパトリシア「……………」そー……


女店主「しゃらっせー」


お忍びパトリシア「……………」ペコリ


お忍びパトリシア (またいい感じの本ないかなぁ………)



 〜1時間後〜



お忍びパトリシア (無いなあ……)


お忍びパトリシア (あれ、なにこののれん?)


お忍びパトリシア (そういえばここ入った事無かったな……いい本あるかもしれないな)
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/13(月) 21:18:39.54 ID:aZ6tbM78o
あっ…(察し)
674 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 21:20:14.79 ID:E+bQax5g0
お忍びパトリシア (なんか変な題名ばっかり)


お忍びパトリシア (高確率でハートとか入ってる)


お忍びパトリシア (児童向け? どうだろう……?)


お忍びパトリシア (というか、一冊一冊が薄すぎない……?)
675 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 21:26:17.70 ID:E+bQax5g0
女店主「………」コソコソコソコソ……


お忍びパトリシア (あ、さっきの人だ)


お忍びパトリシア「すいませーん……」


女店主「んっ!?」


女店主「あっ、えっ、ななななっ、なんでしょうかっ!?」


女店主 (さ、さっきの女の子っ……あれ?)


女店主 (よく見たらハーフリング……ハーフリングの人って事は、実年齢高めだよね?)


女店主 (油断してた……じゃあ、ここにいてもおかしくない、か)


女店主 (他にお客さんがいないと思ってここに来たのが間違いだった………!)


お忍びパトリシア「あのー、このコーナーでおすすめの本って有りますか?」


女店主 (えっ、私におススメ聞く!?)
676 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 21:38:55.58 ID:E+bQax5g0
女店主 (う、うーん…………)


女店主 (き、聞かれたからには、答えなきゃいけないよね………?)


女店主 (は、恥ずかしいけど、答えるしか無いよね………?)


女店主 (よ、よーし。覚悟を決めるのよキルリキルラキルレイン!)


女店主「その、おススメって言うのは、私のおススメって事で良いですか?」


パトリシア「はい。ちょっと定員さんのおすすめを聞いてみたくて」


女店主「で、ではコチラデース」ニコッ
677 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 21:54:29.45 ID:E+bQax5g0
 〜〜〜〜〜


女店主「えっと、これが私の一番のおススメですねぇ………」


お忍びパトリシア「これ、ですか?」


お忍びパトリシア (やっぱりこのコーナーの本って薄いな。なんかカラフルだし)


お忍びパトリシア (なになに? 『おおきい迷子の猫さんとわかい犬のお巡りさんの交♡』? なんで交番の『番』を隠すんだろう……?)


お忍びパトリシア (もしかして噂のマンガってやつかしら)


お忍びパトリシア (絵も可愛いし、せっかくのおすすめだし………)


お忍びパトリシア「せっかくおすすめしてもらったんだから、試しに買ってみるわ」
678 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 21:56:10.30 ID:E+bQax5g0
女店主「あ、ありがとう御座います!」


女店主 (やった! よくぞ羞恥心を抑えて乗り切ったわ! キルリキルラキルレイン!)


女店主「じゃあ、お会計こちらでーす♪」
679 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 21:58:32.34 ID:E+bQax5g0
 〜〜〜



お忍びパトリシア (また本買っちゃった)


お忍びパトリシア (でもおすすめされたし、買わなきゃね)


お忍びパトリシア (初めてのマンガ……噂には聞いていたけど………食わず嫌いだった………)


お忍びパトリシア (帰って読むのが楽しみだわ♪) ギュッ




 turning point
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 22:00:07.31 ID:8lJluPt+o
turning pointじゃねーよ!w
681 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 22:39:10.18 ID:E+bQax5g0
 ◆◇次の日◇◆


女店主「んふんふーんふーんふんふんふーんふんふー♪」ザカザカザカ


女店主「んふーんふんふんふー、んふんふんふー♪」ザカザカザカ


女店主「んふんふ、んふんふ! んふ、んふー♪」ザカザカキュッキュッ


女店主「んふー、んふんふ………」ピタッ


女店主「………」ムラッ


女店主 (今日もR18コーナー行こ)


 ………タッタッタッタッタッダッダッダ


 ギィ………


女店主「あ、しゃっしゃっしぇー」


お忍びパトリシア「……ハァッ、ハアッ………」


女店主「えっと、どうされました?」


お忍びパトリシア「ハァ、ハァ…………」カツカツカツカツ……


女店主 (まっすぐR18コーナーに行った)


 ◆◇◆◇◆


女店主 (あ、戻って来た)


お忍びパトリシア「ハアッ………!」ドサッ!


女店主 (…………うわあ、すっごい量のBL獣姦同人誌)


お忍びパトリシア「ハァ、ハア………これ下さい!」


女店主「毎度ありー」




 再生終了。
682 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 22:41:49.35 ID:E+bQax5g0
パトリシア「……………………」

ユタ「なるほど」


ルイ「え、どう言う事?」


シラサギ「?」


他全員「………………」
683 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 22:47:53.31 ID:E+bQax5g0
アテナ「うむ?」(なぜか毎度忘れられる可哀想な人)


オパビー「へえ。なるほど」(お前イッチだろ)


オパビー「結局根っからの変t


パトリシア「うわああああああああああああああああっ!!!!!」


パトリシア「なんで、なんでこんな、こんなっ!?」


パトリシア「うわああああああああああああああああっ!!!!!」


パトリシア「何が目的!? ねえ、何を脅迫するつもりなの!?? 私を脅迫してどうしようって言うのよおおおおおおおおおっ!?!?」


オパビー「まあ落ち着いて落ち着いて」


オパビー「『落ち着いてって言ってるでしょビーム』」


 シュゥウゥゥゥン…………


パトリシア「ハア、ハア…………」
684 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 22:49:20.53 ID:E+bQax5g0
オパビー「で、どう思いますユタさん」


ユタ「え、私?」


ユタ「ううむ………」


ユタ「>>下」(結局安価任せかよ)
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 22:51:08.78 ID:pXHIQP910
嫌悪感を抱くなら最初のお見合いの時に断ってるよ
そういうのも含めてパトリシアを好きになったんだ
686 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 22:56:42.46 ID:E+bQax5g0
ユタ「パトリシアのこの趣味に嫌悪感を抱いたのなら、最初のお見合いの時に断っているさ」


ユタ「私はパトリシアのこういう面も含めて好きになったんだ」


ユタ「な? パトリシア」


パトリシア「いや、嬉しいんだけど、嬉しいんだけど違う。違うの。違うんだってばあ………」


オパビー「そうやな〜。ユタも思いっきり愛妻家やからな。パトリシアの全てを受け止めるつもりなんやろな」


オパビー「さて、そろそろパトリシアの過去についての記憶を消して次行くか?」


オパビー「このままパトリシアの羞恥プレイを続けたいのなら質問どうぞ」
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 23:01:16.85 ID:7BJisUOa0
ズバリ最推しのカップリングは?
688 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 23:02:50.84 ID:E+bQax5g0
オパビー「これはワイに対する質問か」


オパビー「ふむ」


オパビー「リッカと小太郎かな。異論は認める」
689 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 23:04:37.19 ID:E+bQax5g0
オパビー「自分で書いたのに読み返して甘い甘い。思わずニヤついてしもうた」


オパビー「もちろん、主要キャラ同士のカップリングも好きやで」


オパビー「おまいらは?」
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 23:06:18.34 ID:7BJisUOa0
パトリシアへの質問だった
(熱いカップリング語りで周囲が再びドン引きみたいなの予想してた)
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 23:08:41.30 ID:7BJisUOa0
自分もリッカと小太郎の甘々っぷり好き
692 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 23:09:13.67 ID:E+bQax5g0
オパビー「すまんそん」


オパビー「カップリング………?」


オパビー「ああ………そう言うカップリングね。やっと理解した」


オパビー「まあそれはちょっと後でやるとして、おまいらの好きなカップリングも教えて欲しいで」
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 23:14:36.30 ID:ak0i4yPDO
メインキャラではユタとルイとパトリシアが好きですユタとユイのペット→親子→恋人という流れや、途中参加とは思えないパトリシアの器の大きさが印象的だった
694 :オパビー [saga]:2019/05/13(月) 23:45:12.88 ID:E+bQax5g0
オパビー「途切れたから次行くで」


オパビー「『正直にお答えビーム』」


 ヲヲヲヲヲヲヲヲヲ………


パトリシア「ん……?」


オパビー「パトリシア。BLやNLや獣は問わない」


オパビー「一番好きなカップリングを教えてやで」


パトリシア「一番好きなカップリング、ですか?」


パトリシア「それなら、やっぱり……」




 攻め>>下1
 受け>>下2

 種族、容姿、性別。
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/13(月) 23:59:16.73 ID:MwO+y0NP0
獅子
大きくて鬣も立派
オス
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/14(火) 00:01:41.90 ID:WwZtxt4Eo
チーター
スラリとしてしなやかな体躯
オス
697 :オパビー ◆G2aNwiKou2 [saga]:2019/05/14(火) 00:05:43.10 ID:YtyIEsca0
 おk。
 質問コーナー思った以上に長くなりそうや。
 おやすみ。
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/14(火) 00:06:14.52 ID:WwZtxt4Eo
乙おつ
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/14(火) 00:07:13.48 ID:dRTYsVngO
ドラゴン
獅子よりガッシリ系
オス
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/14(火) 00:13:56.71 ID:LNloRyfDO
乙です
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/14(火) 00:16:10.84 ID:dRTYsVngO
そういえばあの世界の平均寿命ってどれ位?
ユタ編で亀貴族の人?が300歳とか言ってたし種族によってバラバラ?

あと本文中でリカアルの事に触れだけど、300年前なら
リアルタイムでリカアルの事件知ってる人が居そうだと思ったのは内緒
702 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 06:21:01.49 ID:YtyIEsca0
 今後名前が変わるで。
 よろしくな。
703 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 16:42:43.76 ID:YtyIEsca0
 >>701
 後で答えるで。



 その前に、『ぱとろん・ぱーしばる』先生作の『子獅眩い』(ししまい)をご覧やで。
704 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 16:54:03.32 ID:YtyIEsca0
チーター『ぱぱ♪』


ライオン『……………』




ライオン「……………」


チーター「父さん」


ライオン(ああ、もう………こんなに大きくなったのか………)


ライオン「おい、しょ………」


ライオン「今行くよ」


チーター「うん」
705 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 17:04:29.35 ID:YtyIEsca0
 ライオン:大きく立派な髭と鬣を蓄えている。オス。


 チーター:すらりとしてしなやかな体躯。オス。
706 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 17:15:48.08 ID:YtyIEsca0
 ◆◇◆◇◆




ガゼル「!」


ライオン「追うぞ、息子よ」


チーター「はい、父さん」




 ◆◇◆◇◆




 ガッ!


ライオン「よし…!」


チーター「やった………!」


ライオン「ああ……こいつ、全部食って良いぞ」


チーター「え、また、良いんですか? 父さん」


ライオン「今回は、お前の手柄だ。全部食って良い」


チーター「では、お言葉に甘えて」


 ガツッ、びりっ、ボキッ
707 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 17:21:11.75 ID:YtyIEsca0
ライオン(…………こいつは、食えない)


ライオン(早く食える獲物にあり着かなければ………)


チーター「本当に良いんですか? 父さん。今日まだ食べて無いですよね」ポタポタ


ライオン「ん、ああ。昨日の夜食ったから、俺は次の獲物で良い」


チーター「そうですか」もちゃもちゃ、ごくん
708 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 17:48:31.78 ID:YtyIEsca0
ライオン(もう、6日)


ライオン(食える獲物にありつけていない)


ライオン(ガゼルの群れでも……シマウマの群れでも………リスクは高いが、キリンでも良い)


ライオン(腹が減って……そろそろ、空腹を取り繕うのも、限界だ………)
709 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 17:49:18.20 ID:YtyIEsca0
 忘れてた。


 チーター:背中に巨大な古い噛み跡がある。
710 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:01:52.69 ID:YtyIEsca0
 ◆◇◆◇◆



 キュウキュウ………メイメイ………


ライオン「……居たぞ……! ガゼルの群れだ……!」


チーター「子連れが多いですね」


ライオン「あの親子を狙うぞ」


チーター「分かりました」



 ◆◇◆◇◆
711 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:03:56.90 ID:YtyIEsca0
 もう一個忘れてた。


 ライオン:全身傷だらけ。両目にシャン○スみたいな爪痕がある。
712 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:13:56.65 ID:YtyIEsca0
ライオン「ハァ、ハァ、ハァ…………クソ………!」


チーター「父さん、転んだけど、大丈夫ですか?」


ライオン「ちょっと、足がもつれただけだ………ハア……ハァ……」


ライオン「俺に気にせず、あのガゼルの親子を狙えば、捕まえられたかもしれないのに………」


チーター「そんな訳に行かないですよ。ちょっと前足腫れてるし……捻ったんじゃありませんか?」ペロペロ


ライオン「舐めなくていいっ……!」プイッ


チーター「そうですか」ショボンヌ


ライオン「ハァ……ハァ………」


ライオン(思うように動けねえ………)


ライオン(せっかくの、チャンスだったってのに………)


ライオン(クソ………意識が………もう………)フラ……


チーター「とりあえず、あの群れを追いましょう」


チーター「気づかれないように行けばまた………父さん?」


ライオン(クソが……………)ドサッ


チーター「父さん、ちょっと……え?」


チーター「父さんっ!? 父さあああああんっ!」
713 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:21:53.12 ID:YtyIEsca0
 ◆◇◆◇◆

    ザクッ



    ………ぁぁぁぁぁぁあああああっ!



 ◆◇◆◇◆




ライオン「」ハッ


ライオン(また…………あの声だ……)


ライオン(俺の………呪い………)ムクッ


ライオン(……ここは、岩穴か? あいつが、俺を運んだのか………?)キョロキョロ


 ガサガサッ


ライオン(誰だ!)


チーター「あ、父さん。起きた……」ヒタ、ヒタ、ヒタ………ドサッ


チーター「これ、ウサギ。自分で捕まえてきたんだ。ちょっと小さいけど」


ライオン「お前………」
714 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:24:30.60 ID:YtyIEsca0
チーター「なんで、父さん、お腹が減っているのに、食べたなんて嘘を付いたんですか」


ライオン「…………」


チーター「なんで、お腹が減っているのに全部獲物を僕にくれたんですか」


チーター「ここ最近、ずっとだったじゃないですか」


チーター「どうして…………」


ライオン「……………」チラッ


ライオン(ああ………ダメだ。このウサギも、ダメだ………)


ライオン「このウサギは、受け取れない………」
715 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:30:52.52 ID:YtyIEsca0
チーター「なんでですか」


チーター「どうしてなんですか!」


チーター「このままだと餓死しますよ!」


ライオン「…………」


ライオン「すまない…………」


ライオン「これだけ空腹になっているのに、よだれすら出ない………」


チーター「もしかして僕が取ったものは食べれないんですか!」


チーター「自分で取ったものしか、食べたく無いんですか…………」ジワ……


ライオン「違う……」


ライオン(もう、話すしか、無いか………)


ライオン「………お前が取った物を、食いたく無い訳じゃない」


ライオン「むしろ、喜んで食いたい…………」


ライオン「だが、そのウサギは、今日取ったガゼルは、食えないんだ………」


ライオン「……………身体が、拒絶するんだ…………」
716 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:35:54.64 ID:YtyIEsca0
ライオン「例え、俺が取っていても、だ……………」


チーター「………どう言う事ですか…………?」


ライオン「………………」


ライオン「………お前にとっては、信じられない事だと思う」


ライオン「だが、聞いてくれるか?」


チーター「…………僕は、父さんの為なら、なんでも」


ライオン「………そうか………」
717 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:45:11.54 ID:YtyIEsca0
ライオン「俺が、お前の本当の父親でないことは、知っているよな」


チーター「………はい」


ライオン「傷つき、血にまみれた小さいお前を、俺が保護したと言っていたな」


ライオン「そして、息子として育てた、と」


チーター「…………」


ライオン「お前は、俺のことを強く、気高い最強の獅子と慕っていた、俺も慕わせた」


ライオン「だが、あれは、違う」


チーター「…………ウソだ」


ライオン「俺は獲物もロクに取れず、プライドを追い出され、他のプライドに挑むもボロクソに負け、挙句に小便までかけられた、ただのダサい、そこら辺にいるライオンだ」


チーター「ウソだ!!」
718 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 19:59:29.81 ID:YtyIEsca0
ライオン「……………」


チーター「だって、父さんはカッコいいじゃないか! 僕に狩りを教えてくれて、カッコよく獲物を取って、僕が獲物を取ったら褒めてくれて………!」


チーター「僕を、僕を拾って、助けて、ここまで、育てて………!」


チーター「そんなの、そんなのウソだ………」ポロ、ポロポロッ


ライオン「………………」


チーター「…………違う……の?」
719 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 20:03:05.64 ID:YtyIEsca0
ライオン「……………」


ライオン「プライドを追い出されて………」


ライオン「小便臭い俺が、最初に見つけた、『獲物』………」


ライオン「それが…………親からはぐれて、弱々しくサバンナをさまよっていた……お前だった」


チーター「…………え…………」
720 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 20:26:08.64 ID:YtyIEsca0
ライオン「お前は、親を探して、よちよちと歩きながらみいみい鳴いていた」


ライオン「ライオンである俺を見ても、なんら警戒する仕草を見せなかった」


ライオン「そんな弱かったお前を、空腹だった俺は、食ったんだ」




 ◆◇◆◇◆




ライオン「…………」


子チーター「みぃ?」


ライオン「…………」ガブ


 ザクッ


子チーター「………ぁ………?」


子チーター「あ、あ………あああああああああああっ! 」




 ◆◇◆◇◆




ライオン「その時、俺の口内を満たした血の味が、俺の耳をつんざいたお前の叫びが………俺を正気にさせた」


ライオン「同時に俺は、呪われた」


ライオン「それ以来、オスの血を味わうたびに、吐くようになった」


ライオン「せめてもの罪滅ぼしと、自身の手足として獲物を得るために、お前を育てたんだ」


ライオン「………自分で獲物を取れないから」
721 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 20:43:03.17 ID:YtyIEsca0
ライオン「俺の事は、放っておけ」


ライオン「どうせ、餓死する………」


ライオン「俺を許せないと言うのなら、殺しても良い」


チーター「……………」グッ……


ライオン(……なぜ………)


ライオン(なぜ、俺は、口内をよだれで満たしているんだ?)


ライオン(どう考えても、今そんな状況じゃ無いだろ?)


ライオン(ウサギの血の匂いのせいか? なんで、よだれが………)


チーター「………殺せません」


チーター「放っても、おきたくない」


チーター「それでも………あなたは私の父さんだから」


チーター「私の、父さんだから………ひぐっ………」ボロボロボロッ


ライオン「ハア、ハア……ハア…………」タラー……


ライオン(欲が、とめどなく、溢れる)


ライオン(空腹の、限界、なの、か?)


ライオン(なんだ、俺の体に、なにが、起きている?)


ライオン「グルルッ、グルルルルッ、グルルルルルルルゥゥゥッ…………!」ポタポタ、ポタッ、ボタッ……


チーター「ぐすっ…………父さん?」


ライオン(こいつを………クイタイ)


ライオン(………は? 俺は今、何を………?)


ライオン「グルルルッ、グルッ………!」ブフーッ、ブフーッ……!


ライオン「ゴグルルルルッ、グルルルッ……!」のそり


チーター「………もしかして、僕を食べたいの? 父さん」


ライオン(違う、違………俺、は………オレ、ハ………)
722 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 20:51:22.32 ID:YtyIEsca0
ライオン「ハァッ……ハアッ、ゴルルルルルルッ、グルウウウッ………!」ノソ、ノソ……


ライオン(ああ……たまらなく、クイタイ。コイツヲ、クイタイ………)


チーター「………」シーン……


チーター「……もし父さんが言う呪いが、僕を食べる事で治るのなら………僕は、食べられるよ」


チーター「それでも、父さんが、好きだから………」ポロポロッ


チーター「父さん…………今まで、ありがとう」ニコッ………
723 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 20:51:55.73 ID:YtyIEsca0
ライオン「ハァッ……ハアッ、ゴルルルルルルッ、グルウウウッ………!」ノソ、ノソ……


ライオン(ああ……たまらなく、クイタイ。コイツヲ、クイタイ………)


チーター「………」シーン……


チーター「……もし父さんが言う呪いが、僕を食べる事で治るのなら………僕は、食べられるよ」


チーター「それでも、父さんが、好きだから………」ポロポロッ


チーター「父さん…………今まで、ありがとう」ニコッ………
724 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 20:52:53.75 ID:YtyIEsca0
 多重すまん。
725 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 21:10:07.96 ID:YtyIEsca0
ライオン(……………クイ、タイ………)


ライオン(………ヨクヲ、ミタサ、ナケレバ………)


ライオン「ハアッ、ハアッ………グルル………!」ボタッ、ボタッボタタッ! フシューッ……!


チーター「…………ふ……」


チーター(せめて……一噛みで絶命さして欲しいな…………)


チーター(もし、そうじゃなくても………最後まで全部食べて欲しいな………)
726 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 21:20:58.08 ID:YtyIEsca0
ライオン「グルルルッ、グルルルルルルゥッ……!」ドサッ、グッ!


チーター(うつ伏せにされて、頭を押さえつけられた)


チーター(……とうとう、食べられるんだ)


チーター(父さん……ありがとう………今まで……本当はカッコ悪くても、僕を食べかけた事があっても、それでも、やっぱり好きだったよ)


ライオン「グルルルルルル…………グルゥ……」ムクッ…ムクムクッ、ムクッ
727 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 21:46:58.92 ID:YtyIEsca0
 *ここから下、文章有り。





 チーターはまだ、ライオンの股間で膨張していく物に気づいていない。
 人間の腕よりも大きく膨張したそれは、仰向けになったチーターの尻に数センチのところまで近づけられ、ドクドクと脈打ち、熱された鋼鉄のように熱を発していた。
 凶悪な棘を持ち、一度繋がった者を放さないような「返し」が付いている。
 それは、ライオンのペニスであった。


 ビキッ、ビキッ、ビキッ、ビキッ……!


 何故、ライオンが興奮しているのかは分からない。
 だが、僅かながらに推測できる事は、食欲が性欲と重なったのであろう、という事だ。
 ライオンは唾液でベトベトにコーティングされた舌を出し、既にライオンの胃袋に収まる覚悟を決めているチーターの頬を横から撫でた。


ライオン「フーッ、フーッ……ブフーッ………」ザリィ………


チーター「ふっ………!」ビクッ……!


 舐められるという初めてでくすぐったい感覚に、チーターは震える。
 彼らは、互いに毛づくろいをしたことが無かった。
 一度チーターを食べかけたライオンにとって、その行為はチーターに教えたく無いものだったのだ。
728 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 21:48:35.59 ID:YtyIEsca0
 ごめん、ちょっと続くで。
 獣姦BLが好きくない人は見るのよした方がええで。
729 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/14(火) 22:11:30.74 ID:YtyIEsca0
 まだ質問は受け付けてるでよ。
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/15(水) 08:39:38.28 ID:6vYXo1dDO
731 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 01:16:23.04 ID:CDQVaaT30
ライオン「グルルルッ………グルッ………」ザリィ……ジョリィ………


チーター「く……ふ、ぅっ……………」ピクッ、ピクビクッ!


 まるで味見をするように、ライオンは何度も何度もチーターの身体を舐める。
 耳、うなじ、背。
 その位置は、徐々に下がっていった。
 ある位置まで下がった時、チーターの脳に何かが迸った。


チーター「はぁっ…っぅ、ああっ………!」ビクッビククンッ!


チーター(あっ? なに、こ、れぇ……力が、抜けて変……に…)


 ライオンに尻尾の付け根を舐められたチーターは、またしても初めての感覚に困惑していた。
 手応えを感じたのか、ライオンは再びチーターの尻尾の付け根を舐める。


チーター「んふぁっ!? 父さっ……やめっ、そこっ……!」ビックンッ!
732 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 01:24:47.49 ID:CDQVaaT30
 ライオンはジョリジョリと毛づくろいでもするように、何度も何度もその性感帯を舐める。
 チーターは後ろ足を伸ばし、尻を上げ、経験したことのない不思議な感覚に持て余される。


チーター「んふぁ……ん、は……んふっ……♡」


ライオン「グルルルゥ……ゴルルゥ……」


 じょり、ジョリィ……ざりりっ、ざら……


 ビクッ、ビクッ……ピクッ、ビクッ♡


 チーターの声に、明らかな色がつき始める。
 まだチーターは自身が感じていることに気づいていない。
 知りもしないのだから、仕方がないのかもしれない。


チーター(はぁ……なに、これぇ……やめて、よぉ……はぁっ、はぁっ……)
733 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 01:44:20.60 ID:CDQVaaT30
 チーターの股間から、ライオンと同じように赤いペニスが頭を見せた。
 チーターが感じたのを、身体が交尾の準備を始めていると認知したのだ。
 それは一舐めされるたびにピクピクと脈打ちながら大きくなっていき、最大まで大きくなった頃にはチーターの表情もとろけていた。
 その先っぽからは、たらりと細い我慢汁が垂れている。


チーター「あっ……♡ んっ、う……♡」ビクンッ、ビクンッ♡


チーター(ど、どう、して……僕のおちんちん、どうなっちゃってるの……? 見えない……)


 ライオンが舐めるのを止めた。


チーター「ああ、止めないでっ……父さぁん……♡ はぁっ、はぁっ………♡」


ライオン「グルウルルルル……ゴルルッ…………♡」
734 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 01:44:49.42 ID:CDQVaaT30
 寝るで。
735 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 06:07:15.01 ID:CDQVaaT30
 いつのまにか、ライオンに性感帯である尻尾の付け根を舐められる事を懇願しているチーターは、頭を抑え付けられながらフリフリと誘うように尻を振っていた。
 うねんうねんと尻尾を踊らせ、ライオンに舐められたいと尻が踊る。
 しかし、既に舐めるなどと言う行為は、ライオンの頭から消え去っていた。
 ライオンが次の行為に移行するため、チーターに覆い被さるような形になる。
 その体制は、完全にライオンの交尾の体制であった。


チーター「え……父さん……何か、お尻にあたって………」


 自分の尻に当たる異物に、チーターの思考が一瞬凍結する。
 ライオンが腰を引き、チーターのライオンとは比べるまでもないほど小柄で華奢な尻に、狙いを定めた。


ライオン「グルゥウウ……♡♡♡」


 ドチュンッ


 そして、チーターは貫かれた。
 一気に、根元まで入れられて。


チーター「あっ……が?」
736 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 06:16:25.83 ID:CDQVaaT30
 ひたひたに垂れていた先走り汁の為か、それはスムーズに根元まで入った。
 しかしペニスの荒々しい棘が、肉壁をえぐる。
 激痛がチーターを襲った。


チーター「あぁ、あっ、痛いっ! いだいだいいだいいだいぃいいぃぃいぃっ!! どうざんっ、やめ、い゛っ……!」


 言葉はもう、ライオンの耳には届かない。
 ライオンが気持ちよさそうに身体を震わせ、ピストンを始める。


チーター「えぁっ、あがあっ! ぐぅう、ううっ、ハァッ、いっ! ぐあう、えぇう、ええっ、ぐすっ、ええええぇええ……いだい、いだいよぉっ……!」


ライオン「グルッ♡ ウルルルルグッ、グフゥ♡♡ ハァ、ハァッ♡ グルウッ♡」


 ズチュッ! ドチュッ! ズバンッ! ズバンッ!


チーター「あがぁ……うえぇええ……」


 チーターが泣き叫ぶ事もつゆ知らず。
 ライオンは一方的に、激しく快楽を求め続けた。
 愛汁というものが存在しない交尾は、貫かれる方にとって、非常に痛いものであった。
737 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 06:22:42.56 ID:CDQVaaT30
 本能のまま、性が叫ぶまま、ライオンは腰を振り続けた。
 ある時、それは急激に激しくなった。


 バチュンッ! ドヂュッ! ゴリュウウッ!


チーター「ああっ、あぐ……あう、え……ごっ………お………」


ライオン「グルルルルゥ♡ グフーッ♡ グフーッ♡ ガオオオオオオッ♡」


 ゴチュッ!!!


チーター「おえ………」


 そしてライオンは、一方的な快楽の結果をチーターの中に吐き出した。
738 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 06:28:49.59 ID:CDQVaaT30
 ドボボボボボッ、ドボッ、ドビュルビュルビュルビュル……ッ♡


チーター「ああああああっ!? んあああああああああっ!?」


ライオン「グフーッ♡ グフーッ♡ ブフッ♡ ハァッ、ハァッ……」


 確実にメスを孕ませる為の大量の精液が、チーターの腸内に満ちる。
 ライオンは快楽に顔を歪めた。
 そして腹のなかに大量の精液を吐き出されるというのは、チーターにとっても悪い感覚では無かった。
 むしろ、激しい快楽を、チーターに与えた。


 ビュググググッ♡ ドビュルッ、ビュッ♡


チーター「お、おおおおっ……♡ あ、おぉ………♡」


 目の焦点は合わず、舌をだらけなく垂らし、射精される快楽に溺れ……
 もはやそれは、メスの顔だった。
739 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 06:35:08.28 ID:CDQVaaT30
チーター「おっ………おおおおっ………♡………あへ、ぇ………♡」


 再び、ライオンはピストンを始める。
 しかし、先程と違うのは一度精液が吐き出された事。
 それはペニスと肉壁の摩擦を減らし、トゲの激痛を和らげた。
 激痛が和らぎ、快楽がそれに勝り始めた。


 バチュッ、バチュッ、バスッ、ドチュッ♡


チーター「おっ、んっ♡ んは、う、えへ♡ ええぇう、んぉ♡♡♡」


ライオン「グルルルゥ♡ ガオオ♡ ガウッ、ガウッ♡♡」


 それこそまさに交尾であった。
 一匹のオスと、一匹のメスが、互いに快楽を求めあい、愛を貪りあい、そして尾を絡めあい。
 交尾以外の何とも、言いようが無かった。
740 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 07:22:13.15 ID:CDQVaaT30
 ライオンがひと突きするごとに、チーターのペニスからもボタボタと精液が垂れる。
 岩穴の床は、既ににひきの精液で濡れまくっていた。


チーター「おおおぉおっ♡ んひいぃっ♡ ひぎっ、ぎぃいいぃ♡」


ライオン「グオッ♡ グールルルッ♡ グルオォォオオンッ♡」


 バチュンッ、ドチュッ、ドボチュッ、バチュッ♡!


 再びライオンのピストンが激しくなる。
 射精が近づいたのだ。


チーター「んぎぃいぃっ♡ んっほぉおおぉっ♡」


 チーターが射精を、もう一度快楽を求める為に、腰をひねる。
 ぐり、ぐりとペニスを奥までねじ込むように。


ライオン「グルウッ♡ グルオオオオッ♡ グオッ、グオッ♡ グオオオオオオッ♡」


 ライオンがそれに答えるように、雄叫びをあげた。
 サバンナ中に響き渡るような巨大な咆哮。
 ライオンは、果てた。
741 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 07:26:59.76 ID:CDQVaaT30
 バビュッ! ドビュルッ! ボビュッボビュッボビュウウウウウウウウウウッ♡♡♡


チーター「ぁぁぁあああぁぁあぁあぁ♡♡ とおさっ、とおさあぁぁぁあぁぁぁあぁんっ♡♡♡」


ライオン「グフーッ、グフッ♡ ガオオオオオオッ♡」


 何度もピストンをしながら、自身の睾丸からチーターの腸内に精液を送り込む。
 ドピュッ、とチーターも同時に射精をし、地面に精液が叩きつけられる。
 チーターのスリムな腹はゴボゴボと膨らみ、まるで妊娠したかのようになっていった。
 それでもなお足りないと、ライオンは未だ止まらぬ精子の流れをピストンしながらチーターの中にねじ込んだ。
742 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 07:27:30.26 ID:CDQVaaT30
 ちょっとつぎの更新まで待ってな。
 夕方くらいや。
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/16(木) 08:04:01.07 ID:y1KkE43f0
乙乙
744 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 17:13:04.15 ID:CDQVaaT30
 そこから約30ページに渡って熱くチーターとライオンの交尾が描かれるが、割愛。



 ◆◇◆◇◆





 ゴボッ、ゴビュウッ♡ ドボボボッ……ドビュッ、ボビュグゥ♡


チーター「はぁっ、はぁっ♡ んぁ……はぁ………♡」


 チーターはほとんど白目を向きながら、後ろ脚をガクガクと痙攣している。
 もう意識を繋げるのが精一杯といったようで、時々腰の力が抜けている。


ライオン「グフゥ……フゥッ……グ……♡」


 そこでようやく、ライオンの動きが止まった。
 精液を出し切ったようだ。
 ライオンはため息を吐き、ゆっくりとペニスを引き抜いた。
 ゴリュゴリュとトゲがチーターの肉壁を刺激しながら引き抜かれる。


チーター「あ、あ……ぐ……♡」


 ガクッと腰を落とし、衝撃で尻穴から精液が溢れ出した。
 そして、その刺激がトドメになったように、チーターは意識を手放した。


チーター「あへぇ………♡♡」カクンッ


 どぷっ……


 ◆◇◆◇◆
745 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 17:29:46.50 ID:CDQVaaT30
チーター「……………ん…ふ……?」パチッ


ライオン「目が、覚めたか……?」


チーター「あ………父さん………」ゴプッ


チーター「んっ………」トロ〜……


ライオン「………すまない、息子よ」


ライオン「あんな、本能のままお前を犯すなんて………」


チーター「…………」


チーター「いいよ………」


チーター「それに………食べたの? ウサギ………?」


ライオン「ああ………なぜか、食えた……」


チーター「じゃあ、呪い、無くなったんだね……」


ライオン「………美味かったぞ」


チーター「よかった………♡」
746 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 17:39:11.46 ID:CDQVaaT30
ライオン「………息子よ」


チーター「………何ですか、父さん」


ライオン「俺と、番(つがい)になってくれるか?」


チーター「番……?」


ライオン「そうだ……なってくれるか?」


チーター「僕は、オスですが……父さん、良いんですか?」


ライオン「お前さえ、良ければ………」


チーター「…………」


チーター「良いですよ、父さん」ニコッ……


チーター「僕と、番になってください………♡」


ライオン「ああ…………」
747 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 17:47:10.85 ID:CDQVaaT30
 ◆◇数か月後◇◆







ライオン「ただいま」ドサッ


チーター「ありがと、父さん」


ライオン「ああ、動かなくて良い。俺が噛んで切り分けるから」ミチッ、ブチッ


チーター「ごめんね、ここ最近ずっとご飯任せちゃって」


ライオン「いや、心配無い」


ライオン「お前はいま腹に子供がいるんだから、無茶しなくていい」


ライオン「俺に、無茶させてくれ」
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/16(木) 17:49:39.85 ID:YeGDmTyt0
!?
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/16(木) 18:23:56.17 ID:awCw8Ldjo
バットマンも孕めるし問題ない
750 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 18:56:28.13 ID:CDQVaaT30
 >>729
 すまん、元ネタ教えてくれ。
751 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 19:12:33.00 ID:CDQVaaT30
 生命の神秘か、超自然現象か。
 子宮も無いのにどこで育っているのか?
 どこから生まれるのか?
 種族が違うから妊娠しないのではないか?
 そもそも卵子も無いのに、なぜ受精をしたのか?




 そんな人間の疑問は、今の彼らには意味をなさない。
 ありえるはずの無い超自然の現象も、彼らにとっては幸せの一つでしか無い。
 チーターは子を産む一匹の母親として。
 ライオンは家族を守る立派な父親として。
 これから、生きていくだろう。




 彼らは、互いに微笑んだ。




 めでたし、めでたし。
 
752 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 19:21:46.85 ID:CDQVaaT30
 間違えた。
 >>749
 これの元ネタを教えて欲しかったんやで。
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/16(木) 19:45:15.41 ID:ysO9q8tZo
「バットマン 妊娠」あたりで検索すると膨れたお腹を愛おしそうにさするバットマンとそのお腹に耳を澄ますスーパーマンとかいう理解を超えた画像がヒットする
海外のファンアートらしい
754 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 19:49:05.10 ID:CDQVaaT30
 >>753
 うん、調べたで。
 なんとも言えない感覚に陥ったで……
755 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/16(木) 21:37:24.11 ID:CDQVaaT30
オパビー「スーパーマンって彼女持ちやったような………」


オパビー「と、ともかくまあ、この『子獅眩い』を読んだ上でアンリミテッドなパトリシアのカップリング語りをどぞ」
756 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 00:09:20.90 ID:tsjkNsk50
パトリシア「それならやっぱり………」


パトリシア「ライオン×チーターですね」


ユタ「ちょ、パトリシア!?」


ユタ「おい、お前、パトリシアに何をし……」


オパビー「『ビーム』」


ユタ「興味深いな。もっと聞かせてくれ」
757 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 00:42:05.06 ID:tsjkNsk50
パトリシア「そうですね。ライオン×チーターで一番いいと思うのはやはり同じネコ科である事ですね。種族として近いながらも、体格差が違うため、そのギャップから様々なシチュエーションが作れます。ライオン×チーターはいくつか描いてますが、やはりその中でも『子獅眩い』が一番好きですね。その中ではライオンが父親としてチーターを育てていたという設定にしました。ちょっとあの呪いというか、トラウマの設定はもう少しどうにか出来たと思うんですが、割と人気が高かったみたいで良かったです。まあ人気のために描いてる訳じゃ無いんですけどね。話は戻りますが、ネコ科だとやっぱり荒々しい交尾が見どころですかね。実際はそんなこと無いんですが、イヌ科の栓のようなロックと違いネコ科はトゲトゲの返しが付いていますからゴリゴリと肉壁を抉るような激しい交尾が描けるんですね。それに、ライオンとチーターは体格差がありますから。どちらも筋肉質ですが、人間で言えばゴリマッチョと細マッチョのような感じですね。チーターも筋肉はあるのですが、ライオンと並べると少女のような華奢感がでて本来とは違うような描き方が出来ますね。大きく広く強そうな背中を見せながら華奢なチーターを種付けプレスしているのは描きがいがあります。上からドリルで岩盤を貫くようにこうどちゅそちゅと付いて、それに目に涙を浮かべながらチーターがトコロテンするのもとても良いです。あとやっぱりチーターはお腹が細いですから、ライオンの質量のある性器をねじ込まれたらそのままの形で膨らむんですよ。まあ現実ではありませんが。曲線のある細い身体に性器をねじ込んで歪ませるのって、やっぱり興奮するんですよね。そして、射精。ゴボゴボと音を立てながら、まるで妊娠したように身体の芯から染まる感じがまたいいんです。時々口から逆流させたりするのも良きですね。あと、どう見てもライオンとチーターって性格が違いますよね。身体的にも得意分野が違います。だから致した後は互いの短所を補い合いながら夫婦生活を営むのも尊いです」
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 00:43:36.40 ID:i69wsSUDo
アッハイ
759 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 00:50:20.85 ID:tsjkNsk50
ユタ「ふむふむ」


ルイ「……ええ……」


アテナ「しゃせーとかせーえきとか、どういう意味だ?」


その他全員「…………」(引き)


オパビー「めっちゃ長文やね………書くの疲れた」
760 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 01:01:16.59 ID:tsjkNsk50
オパビー「あ、二番目のカップリングについて話し始めた」


オパビー「ほっとこ」


オパビー「で、長らく待たせたで」


 >>701


オパビー「ふむ、お応えするで」


オパビー「ワイの世界では一部例外を除いて寿命はみんな仲良しや」


オパビー「エルフでも行って120歳くらい」


オパビー「しかし、爬虫類の寿命は長い長い」


オパビー「例えばドラゴンとか、さっき言ってた亀の貴族とかやな」


オパビー「ドラゴン200歳、龍人は130歳、亀とかの一族は200〜400歳くらいやで」


オパビー「たしかにリカアルの事件知ってる奴十数人いそー」


オパビー「ちょっと考えが甘かったやね」


オパビー「まあ、それはワイやし、ガバガバなところは許して」
761 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 01:06:38.83 ID:tsjkNsk50
オパビー「さーて、ここに来て質問とかリクエストが無くなったで」


オパビー「おまいら、特に聞くこととかリクエストは無いんか」


オパビー「ほら、アテナのこととか、ほらほら、アテナの事とか」


オパビー「まあべつにアテナ以外の事でも良いで」


オパビー「あと完全に描写し忘れてた事が一つあるやが、トキが王になってユタが側近についた後は、奴隷制度の改正を行ったんや」


オパビー「せめていつの日か見たあの奴隷市場のような光景を、二度と見ない為に」


オパビー「ジャパンの奴隷市場のように上下水道完備したり、予防接種したり」


オパビー「努力のかいあって五年でめっちゃ綺麗になったで」
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 01:24:37.02 ID:i69wsSUDo
えーと聞いていいのかな…
アテナ、誰狙いだったん?
763 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 01:33:04.59 ID:tsjkNsk50
 >>762
 言っといてすまん。
 寝るで、また明日。
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 01:34:46.34 ID:i69wsSUDo
おつ
765 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 06:36:48.37 ID:tsjkNsk50
オパビー(答えを知ってるワイ)「ここはあえて『正直にお答えビーム』を打たずに聞いてみるか」


オパビー「なあなあアテナ」


アテナ「ん? なんだ?」


オパビー「君が好きな相手って誰なん?」


アテナ「ん、ぐっ!?」


アテナ「き、きさ、貴様。なななななぜそんな事を知って……!」


ユタ「ああ、私からも聞いてみたいと思ってた。いつもアテナ教えてくれないじゃないか」


ユタ「サンジェルマンとメイドは何かを知ってそうだけど………」


アテナ「お、おおおおおおおおおお教えるわけ無いだろう!」


アテナ「だだだだだだい、だいたい、なんでお主らに教える必要があるんだ!」


ユタ(最初の頃のパトリシアみたいだな………)





 どうやら答えてくれなそう………
 どうやって答えさすか。
766 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 06:37:52.31 ID:tsjkNsk50
 安価やで。

 >>下
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 07:03:03.89 ID:btcG/UhX0
言えばなんでも願いを叶えてくれるらしい ユタが
768 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 08:07:54.61 ID:qYSjIvay0
オパビー「せやな」


オパビー「せやったら、もし君の思いびとを言ってくれたら、何でも願いを叶えるで」


アテナ「む? そそ、それは本当か?」


オパビー「ユタが」


ユタ「は!?」


オパビー(ここは話を合わせるんや。ユタだってアテナの思いびとは知りたいやろ?)ヒソヒソ


ユタ(いや、知りたいが、ここまでリスクを負ってまでは知りたくないな……)ヒソヒソ


アテナ「言う!」


ユタ「言うのか!」
769 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 08:10:51.05 ID:qYSjIvay0
オパビー「ではどうぞ」


アテナ「今か?」


オパビー「うん。みんなに聞こえるような大きい声で頼むで」


アテナ「大きい声で……? 耳打ちでは……」


オパビー「ダメや」


アテナ「…………うう………」モジモジ……
770 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 08:17:10.62 ID:qYSjIvay0
アテナ「ほ、本当に何でも叶えてくれるのか……?」


ユタ「あ、ああ。何でも」


何かを察したパトリシア「…………」ジト


ユタ(なんかパトリシアが凄く見てくるんだが)


ユタ(急に不安になってきた)


オパビー「さーん、にー………」


ルイ「あ、カウントダウンが始まった」


アテナ「それどころかもう終わりそうでは無いかっ!?」


オパビー「いーち……」


アテナ「ま、待て、貴様! きき、貴様待てっ!!」


オパビー「ぜろ! はいどうぞ」


アテナ「あ……あうう………」モジモジ


アテナ「……そ…その………」チラッ


ユタ「ん?」


アテナ「…………タ………」ボソ……
771 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 08:24:40.60 ID:qYSjIvay0
アテナ「……………うぅ……」ボロボロボロッ


ユタ「アテナ!?」


オパビー「えっ!?」


アテナ「やはり、言えぬぅぅぅ………ううううぅ………」ボロッ、グスッ


オパビー「え、あっ、ごめん! ごめんって!」オロオロ


ユタ「やっぱり無理に言わせるべきじゃ無かったな………」


ユタ「すまないアテナ。大丈夫か?」ハンカチスッ


アテナ「ううう、ユタァァァァ………グスッ」フキフキ……


オパビー「なんかワイが悪いみたーい………」


アテナ「うううう………」ダキツキーノ


オパビー(体格差がありすぎてアテナのたわわな胸にユタが突っ込んでしまってるでな)


ユタ「おおぅっ………」


ユタ「……ううむ……」ダキカエシーノ


パトリシア「…………」じっとおおおおおお
772 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 08:33:15.43 ID:qYSjIvay0
アテナ「願いごとがぁぁぁ………」ポロポロ


オパビー「泣かないでえ、ワイ女の子が泣いた時どうすればいいか分からんよぉ………」


ルイ「大きいおっぱい……」


完全に察したパトリシア「…………」じとじとじとじと


ユタ「あっ、っと。す、すまないアテナ一回離れてくれ………」


アテナ「ううう………」グスッ


オパビー「言えんかったなら仕方がないで……じゃあ次の質問」


ユタ(アテナの思いびとも願い事も気になるが、まあ仕方がない)


アテナ「言えなかった………うう、ぐすっ」


ルイ「アテナもうメソメソしない」


どこかホッとしたパトリシア「そうですよ」


アテナ「ぐすっ、ずずっ……本人の前で言うなんて、無理に決まっとろうが………」グスッ
773 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 08:40:15.53 ID:qYSjIvay0
オパビー「………………ん?」


ユタ「え?」


全員「………え?」


あちゃーっとしてるパトリシア「…………やっぱり、ですか………」


アテナ「………え? お主ら、どうし………た…………………」


アテナ「あ」
774 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 08:45:11.12 ID:qYSjIvay0
ユタ「マジで?」


アテナ「あ、あああ、あああああ…………」


ルイ「じゃあアテナが好きな人ってユタ?」


アテナ「言うな貴様ああああああああああ///////!!!!!」


アテナ「ま、まだっ、まだギリギリ誤魔化せたかもしれんというのにいいいっ!!」ポカポカ


オパビー「いや無理無理無理無理」ブンブン


ルイ「あ、痛っ、痛いって! ていうかそれも言わなければよかったじゃん!」


アテナ「あ……」
775 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 09:14:54.51 ID:qYSjIvay0
パトリシア「ハァ………」


オパビー「で、ユタ。結局アテナのこのカミングアウトについてどう思う?」


ユタ「いや、急なことすぎて、正直驚いている………」


パトリシア「私は最近怪しいと思っていました」


ユタ「サンジェルマンとかの様子がおかしかったのはこれのことかあ……」


ユタ「鈍感だったの私だけ?」


ルイ「私も」


ユタ「うううううん………」


ユタ「………アテナ」


アテナ「うっ……な、ななな、なん、だ?」キョドキョド


ユタ「>>下」
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 09:50:15.13 ID:958DANQgo
すまない…君の気持ちは受け取れない
本当にすまない…
777 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 10:41:19.34 ID:qYSjIvay0
ユタ「すまない………君の気持ちは受け取れない」


アテナ「え……」


ユタ「本当にすまない」


アテナ「そ、んな………な、ぜ…………」ポロ……ポロポロッ


アテナ「うええ、うぇっ……あぁ、ああああっ……!」


ユタ「……………」


ルイ「振っちゃうの……?」


パトリシア「………理由を聞きましょうか。女を振るには、相応な理由がなければいけませんよ」


オパビー(ワイの知らんところに話が行ってる)


ユタ「>>下」
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 12:51:29.49 ID:86lq1DEP0
難しいな…
ルイとパトリシア大切だから
と言っても二人は納得しなさそう…
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/17(金) 18:37:29.00 ID:7HkkdKcl0
まだ安価募集している感じ?
>>778のルイとパトリシア大切だからと自分に3人を愛する器があるのか不安
780 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/17(金) 23:47:40.84 ID:tsjkNsk50
 >>779
 それで行くで。
 今日はお休みや。
781 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 11:02:50.50 ID:UQoCIS2Y0
ユタ「私は、アテナの事を本当の家族のように思っている」


ユタ「子守も、料理も上手いし、もしアテナが意中としている誰かを伴侶としたなら、それはそれは良い夫婦になるだろうとも思っていた」


ユタ「………しかし残念ながら、私はアテナに愛人だとか、そう言った感情を持った事が無い」


ユタ「それは……わかってくれるな?」


ユタ「でも、嫌いという事じゃ無いということも、理解して欲しい」


アテナ「ひぐっ、ぐすんっ……」コクリ……


ユタ「私は、ルイとパトリシアの事を、愛し、誰よりもとても大切に思っているんだ」


ユタ「もしアテナの思いを受け止めたとしても、私に三人を愛し切れる器があるか不安なんだ」


ユタ「…………だから………申し訳ないが、私なんかでは、アテナを幸せに出来ないと思う……」


アテナ「うぅぅう………うう、ぁぁああ……」ぼろっ、ボロボロボロッ……!


パトリシア「よしよし……」ぎゅっ(女神の抱擁)


アテナ「うううう、ぅぅうぅぅ……ぁあっ、ひぐっ………」ぎゅっ


パトリシア「酷い人ですね……」ナデナデ


ルイ「ねー」


ユタ「……………」


ユタ(こうは言ったものの……恐らく、パトリシアとルイに説得されるだろうな………)


ユタ(…………幸せにする、か……)


ユタ(よく考えて見れば、よっぽど振った方が、アテナにとっては不幸だな)
782 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 11:46:37.76 ID:UQoCIS2Y0
パトリシア「………前に私が言った事、覚えていますか?」


パトリシア「五年前、ルイ(五年経った事で呼び方が変わったで)があなたの事を愛しているという話を私が聞いた時」


パトリシア「あなたが、私と接する時間が半分になるんじゃないか? そうなれば私が不満を持つのではないか、と不安を漏らした時」


パトリシア「私は、こう言ったんです」


パトリシア「『愛は半分にはなりません。むしろ、養えば養うほど、増えるものなんですよ』……って」


アテナ「え………?」


パトリシア「考えても見てください」


パトリシア「サンジェルマンの妻であるあのメイドの三人が、不幸に見えますか?」


パトリシア「子が生まれる時は互いに祝福しあって……幸せそうでしょ?」


ユタ「………そう、だよな………」


ユタ「…………………」


ユタ「……………4p………体力………」ボソッ


パトリシア「何か?」


ユタ「いや、なんでもない………」


ユタ「…………ルイの時も聞いたが……本当に良いのか? ルイも、良いのか?」


パトリシア「私は全然構いませんよ。むしろ、アテナの願いが叶うと思えば、嬉しいですもの」


パトリシア「それに、アテナとの距離も近くなりますし、ね」


ルイ「良いよ!」


アテナ「お……お主ら………ぐすっ…………」


ユタ(…………アテナも、可愛いな)


ユタ(妻が三人か……………)


ユタ(……………………それもまた、良いかもな………)


ユタ「>>下」
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 13:55:19.41 ID:Ms1bnPhO0
さっきは酷いことを言ってすまなかった
こんな私で良いなら妻になってくれないか?
784 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 16:05:18.49 ID:UQoCIS2Y0
ユタ「さっきは、幸せに出来ないだなんて、酷い事を言って、済まなかった……」


ユタ「幸せに出来る出来ないじゃない。私が、幸せにしなければいけなかったんだ」


ユタ「だから、アテナ。君を幸せにする」


アテナ「ひっぐ……ひっぐ………!」


ユタ「こんな私で良いのなら、妻になってくれないか?」


アテナ「ああっ、ひぐ、えああっ……!」


アテナ「もちろんだぁぁあぁああぁ! 喜んでえぇぇえぇえ!」だきっ!


ユタ「おぶうっ!」オパイボフッ!


パトリシア「むう……あの大きさは驚異ですね………」ヒソヒソ


ルイ「そだね。私たちも頑張んないと……」ヒソヒソ


オパビー「めでたしめでたし………」


オパビー(と言いたいところなんやが………)
785 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 18:18:21.98 ID:UQoCIS2Y0
アテナ「ユタアァァァ………ユタアアアアア………!」


ユタ「アテナ……そこまで私を……」ナデナデ


パトリシア「私が調べたところによると、胸を大きくするためには…………」ヒソヒソ………


ルイ「私ドラゴンなんだけど………」ごにょごにょ………


ヒラナリ「今目の前でカップルが成立した……しかも三人目とは、あの男やるな……」


マオ「あなた変な対抗心燃やさなくて良いですからね。私だけを見てください」


ヒラナリ「わーてるって。言われなくても俺はお前だけだよ」


マオ「もう………/// 今夜は背中によろしくお願いしますね………♡」


ウグイス「あなた、私も撫でてください」


シラサギ「私もぉ」


ハガネ「わかったわかった」ナデナデナデーン


ウグイス「えへへへぇ……」


シラサギ「んふっ………///」ピクピクッ


オパビー(アテナ幸せそうやなぁ………)


オパビー(今は、言わない方がええやろなあ……)


オパビー(せめて今だけは、幸せに浸らせてあげたほうが、ええな)
786 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 18:19:12.29 ID:UQoCIS2Y0
オパビー(……この集会が終わったら、その間の記憶は消えるんやで)
787 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 18:26:49.25 ID:UQoCIS2Y0
アテナ「ユタァ………」デロデロ


ユタ「どうした? なにか、言いたい事でもあるのか? とりあえず鼻水をどうにかしろ」スッ


アテナ「チーン!」


ユタ「で、なんだ?」ナデナデ


アテナ「願い事………」


ユタ「……………あ」


アテナ「今『あ』って言いおったな!? 完全に忘れとったろ!」


ユタ「い、いやいや。ちゃんと覚えてたよ」ダラダラ


アテナ「本当だろうな……」ジト……


ユタ「うん」


アテナ「………まあ、よい………」グスッ


アテナ「…………本当に、なんでも叶えてくれるんだろうな?」


ユタ「まあ、言ったのはそこの人だけど、私に出来る事ならなんでも………」


アテナ「『なんでも』、だな?」


ユタ(何言われるんだろう)ダラダラ


アテナ「……じゃ、じゃあ、遠慮なく………ズズッ………」


 アテナの願い>>下
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 18:40:38.55 ID:QFdWyKnDO
1日ユタとデートしたい
789 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 19:08:38.16 ID:UQoCIS2Y0
アテナ「そ、その………」


アテナ「い、1日、デートしてくれないかのう………?」


ユタ(よかった…! アテナが純粋のままで良かった!)


ユタ「勿論いいぞ。パトリシアもルイもそれならいいだろ?」


ルイ「良いよ!」


パトリシア「良かったですね(エロいのじゃ無くて)」


ユタ(うん本当に良かったな)


アテナ「…………!」キラキラ


アテナ「えへへ……えへへへ………(о´∀`о)」によによ


ユタ「ふふふ………」


他全員「」ホホエマシーヌ


オパビー(甘い。口から砂糖が流れ出て家の砂糖代が浮くほど甘い)


オパビー(それだけに………)


オパビー(胸が痛い! 今リアルにめちゃくちゃ胸が痛い!)


オパビー(記憶消えるのにこの甘さはめちゃくちゃ痛い!)


オパビー(………大丈夫やで)


オパビー(一応救済処置は考えてあるやが………)


オパビー(それでも胸が痛い!)


オパビー(ハァ………)


オパビー(すまぬ、アテナ………)
790 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 19:25:19.45 ID:UQoCIS2Y0
オパビー「じゃあ今度こそ次の質問やリクエスト受け付けるで」


オパビー「あと二、三個くらいで切り上げよか」


オパビー「あととてつもなくどうでもいいことやが、パトリシアに関して誰の記憶も消してへんから純粋な数人を抜いたこの場にいる全員のパトリシアに対する認識は獣姦BLのカップリングについて熱弁した変態って認識になってるでな」


オパビー「じゃ、質問リクエスト受け付け中〜、やで」
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 19:45:02.89 ID:0hFrNcNCo
シラサギが抜け駆け?しかけた後、翌日には話し合い済だったり抜かりない状態になってたけど、あの辺り実際裏ではどういう動きだったのかはちょっと気になる。
あとあのまま致してたらのIFもちょっと気になる。
792 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/18(土) 21:39:10.62 ID:UQoCIS2Y0
 >>791


オパビー「なるほど。ifの世界線か」


オパビー「それはエロも交えて書いてみるで」


オパビー「シラサギが抜け駆けした翌朝の事やが、完全に説明不足やったな」


オパビー「ハガネとシラサギは、あの朝何事もなかったかのように過ごしたんやで」


オパビー「だから、スムーズに話が進んでいたのは話し合いがあったとかじゃなくて、ウグイスが知らなかっただけや」


オパビー「そんな感じやで」
793 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 00:07:48.01 ID:+XXjN1Rc0
オパビー「という訳でハガネ、ウグイス、シラサギ」


ハガネ「なんだ」


ウグイス「はぁい?」


シラサギ「どうされました?」


オパビー「『あの頃を思い出して 〜メモリアル分岐セックスのお時間ですよ〜 ビーム』」
794 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 00:34:36.42 ID:+XXjN1Rc0
 ◆◇◆◇◆


 月光の降り注ぐとある家。





ハガネ「………はっ……!」


ウグイス「ここは……?」


シラサギ「見た事があるような………」


オパビー「さて」ストン


オパビー「ここはみんなの思い出が深い場所やで」


オパビー「覚えてないやか?」


シラサギ「………あ!」


ハガネ「どうした?」


シラサギ「ここ、私たちの家ですよ!」


ウグイス「…………江戸にいた頃の………?」


ハガネ「言われてみれば………そうだな」


ハガネ「蚊帳も、あの頃使っていた布団も……なぜ………」


オパビー「これからみんなにはもう一度温泉旅行の前日の夜と当日の少しを過ごしてもらうでー」


ハガネ「前日の夜だと?」


ハガネ「何が目的だ?」


オパビー「あー、覚えてへんかな……」


オパビー「ほら、押し倒してチュッチュって………」


ハガネ「……!」


シラサギ「あっ……!」


ウグイス「え……?」


オパビー「無事、思い出せたようやな」


オパビー「じゃあ、記憶も姿も、当時の情報に戻すで〜」


ウグイス「ちょっと待って! せめて何があったのか……」


オパビー「『もしかしたらキャラとかセルフが違っておかしくなるかもしれんがまあ善処するし許しとくれビーム』」





 ぱひゅーん
795 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 00:43:55.10 ID:+XXjN1Rc0
 俺は暑さで目が覚めた。
 なにやら身体の右半分が妙に触り心地のいいものに包まれている。
 右手を動かすと、ふわっとその物体が動く。
 なんだこれは。


 ぷにっ


 ぷに?
 柔らかい部分も有るぞ?
 これはいったいどういう……………


シラサギ「んぅ………」


 ………………シラサギ?
 なぜ、シラサギが俺の布団で寝ている。
 しかも全裸だ。
 おいちょっと待て、シラサギ。
 どういうことだ。


シラサギ「んむぅ…………はがねさまぁ…………」


 しかも俺の夢を見ているのか。
 さて、困った事態になったぞ。
 この現場をウグイスに見られれば勘違い待ったなしだ。
 かといって起こすのも良い手段とは言えない。
 よし、シラサギを動かすのは危険だ。
 俺が布団から出よう。
 俺は自分の上に被せられている羽を摘まみ、そっとよけた。
 そしてそっと布団から出っ…………


シラサギ「鋼様…………?」


 シラサギが俺の名を呼んだ。
 ゆっくりそっとシラサギの方に頭を向ける。
 また、寝言なのか、それとも………


 ぱっちりと開かれた目が、俺の視線とかち合った。


シラサギ「鋼様」


 起こして、しまった………


俺「待て、俺は何もしていない」


 昨日、寝る前に酒は飲まなかったか?
 いや。
 もしくはどこかの間で起きて酒でものんだか?
 いや。
 下着は塗れているか?
 いや。
 よし、俺は無罪だ。
 それをシラサギが認めてくれるかどうかだが…………
 本当に俺は無実なんだ。


シラサギ「………………」


 シラサギは目をこすり、身体を起こした。


シラサギ「…………わかっています」


 良かった………
 やはりどうにかして寝ぼけたシラサギが素っ裸のまま俺の布団の中に潜り込んでしまったのだろう。
 その時雲の隙間から月明かりが差し込み、シラサギの裸体を暗闇の中に写し出す。
 青白い光を反射させるその肌は、白く綺麗だった。
796 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 00:46:55.44 ID:+XXjN1Rc0
シラサギ「でも…………」


 青白い光の中、シラサギが微笑む。


シラサギ「鋼様にだったら、私、なにされてもいいです…………」


 馬鹿な事を、と言おうとしたが、月明かりに照らされ光るシラサギを見て、思わず喉を鳴らしてしまった。
 片翼の天使は、それほどまでに美しかった。

 きらきらとした羽を輝かせ、静かにそこに佇むシラサギ。
 目を、離せない。


俺「ふ……ぅう………!」


 気がついたら、俺は彼女を押し倒し、口づけをしていた。


シラサギ「んっ………んんっ……………………♡」


 羽をバタバタさせながら、シラサギが色香のある声を出す。
 シラサギの唇を舐め、濡らす。


俺「はぁ………はぁ…………」


 熱い。
 俺も、シラサギも、あり得ないほど体温が高くなっている。


 どんな流れでエッチするか>>順番に下3つ(今度は不可避)
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 01:00:08.16 ID:VthGlGzeo
力なくやめさせようとする鋼をキスと胸を鋼の至るところに押し付けて黙らす
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 07:26:35.48 ID:4cAk5ZTDO
互いに抱きしめあいながら対面座位
799 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 08:30:43.73 ID:+XXjN1Rc0
 最後は事後の状況も含めてくれれば良し。
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:11:20.39 ID:8wJOfz6Wo
対面座位からそのままシラサギが下に
だいしゅきホールドでフィニッシュするけどいつまでもホールドを解除してくれない

ところでリクエストって募集中って書かれてるタイミング以外で投げちゃダメです?
中々タイミングが合わなくて
801 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 12:19:41.33 ID:+XXjN1Rc0
 >>800
 全然大丈夫やで。
 あと二個くらい質問とか受けたら終わりにするで。
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:38:31.28 ID:W0BZdzPU0
質問というか知りたいことだけど、ヒラナリ編とユタ編の最初に選ばれなかった奴隷二人のその後は知りたいな ハガネ編の選ばれなかった奴隷二人は番外編で補完されたけど
803 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 12:48:11.40 ID:+XXjN1Rc0
 >>802
 おh……
 超絶長くかかりそうやな。
 まあ、リクエストだし、書ききっちゃるでな。
 4人分だと次のスレまで続くから、ちょっとそのリクエストは後回しにするで。
 次の質問、リクエストで最後〜。
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:48:16.43 ID:8wJOfz6Wo
>>801ありがとうございます

人数が人数な上エロにはならないんだけど子供たちのその後(思春期や反抗期とか10~20代辺り)が見てみたい
特にアリシアとかは両親どちらとも種族から違うからひと悶着なドラマがありそうで是非みたい
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:51:15.79 ID:W0BZdzPU0
>>803
長くなりそうなリクエストをしてすみません 大変なら本当にさらっとした感じでも問題ないので無理なさらないでください
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 12:54:48.09 ID:8wJOfz6Wo
同じく長くなりそうな物を…申し訳ありません
807 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 12:56:43.65 ID:+XXjN1Rc0
 >>804-805
 だあいじょうぶ!

 がんばるぅ………ヽ(;▽;)
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 14:40:23.27 ID:0SZ/owYQO
こりゃ番外編で次スレかな
いいぞもっとやれ
809 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/19(日) 15:44:54.70 ID:+XXjN1Rc0
 もお流石にリクエストしゅーりょー。
 長いの二個来たからな。
810 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 07:26:41.80 ID:5NB4N6ji0
 じゃあ、先に選ばれなかった奴隷を買った人安価や。
 よく考えたらシラサギ抜くから3人分やな。
 ちょっと全部考えるのキツイから安価に任せるで。



 ヒラナリ編の生きたいドライアドの少女を買った人>>下1

 ユタ編のヤクを隠し持っているぽっちゃり狸を買った人>>下2

 同じくユタ編の元魔王軍ショタコン魔女を買った人>>下3


 それぞれ名前や年齢、種族、買った理由などを詳細に書いてくれい。
811 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/20(月) 07:29:59.62 ID:5NB4N6ji0
 じゃあ、先に選ばれなかった奴隷を買った人安価や。
 よく考えたらシラサギ抜くから3人分やな。
 ちょっと全部考えるのキツイから安価に任せるで。



 ヒラナリ編の生きたいドライアドの少女を買った人>>下1

 ユタ編のヤクを隠し持っているぽっちゃり狸を買った人>>下2

 同じくユタ編の元魔王軍ショタコン魔女を買った人>>下3


 それぞれ名前や年齢、種族、買った理由などを詳細に書いてくれい。
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 08:11:22.80 ID:zYOp0fxko
リンネ
34
人間
植物学者、奥さんと死別、喪が明けて流石に家事が回らなくなったので
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 08:14:42.39 ID:AUbbQrIDO
ガーランド
35歳
人間
家族や領地を全て失い生きる屍となっていた没落貴族だったが生きたいという強く願うドライアド少女の目を見て買った
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 08:15:43.01 ID:AUbbQrIDO
取られたので>>813は取り消します
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 09:58:43.57 ID:umeKENr6o
ガンルッチ
44
亜人(巨人)
全身傷だらけの裏社会の帝王
奴隷になりながらも麻薬を忍び持つ根性に興味が出た
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/20(月) 11:04:41.30 ID:wQX3ROuPo
セティ
60歳(ニュートラル換算12歳、寿命約500年)
ハイエルフ ♀
外見はまるでショタ
エルフの王族として生まれたが王は男性しか継承できない掟があるため男として育てられてた
40年前に弟が生まれたため用無しとなり家系図から抹消こそされていないが放逐も同然に今いるこの国への実質的な人質として送り込まれている
817 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 12:46:55.60 ID:VE3W/BLB0
 再開するで。
818 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 13:42:31.84 ID:VE3W/BLB0
 イヤ……ダメだ……
 このまま手を出せば………ウグイスを裏切る事になる…………
 例え、合意の上であったとしても………妹に近しい存在を俺が抱いたとなれば、どんな気持ちになるか………
 ウグイスは、俺を見放すだろうな……
 そんなふうにいけない事だと分かっていても、俺の身体は反応してしまっている。
 ダメだ……
 収まってくれ………!


シラサギ「ん………鋼様………もう、こんなに……♡」


俺「………く……ぅ……」


 しかし、俺の精神力をもってしてもそこは鎮める事は出来ず、そのままシラサギにバレてしまった。
 鬼の一族特有の巨根が袴を突き上げ、碑を建てている。
 シラサギは俺と深く口付けしながら、片翼で俺の身体を抱きしめる。
 布越しにシラサギの腹に男根を押し付けながら、俺は情けないながらされるがままになってしまった。


俺「ハァッ………だ、ダメ……だ……シラ……サギ……………」
819 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 14:07:47.22 ID:VE3W/BLB0
シラサギ「…………ん……ふ……♡」


 俺のはち切れんばかりの内なる欲望を、シラサギが更に増幅させる。
 プニ、プニィとシラサギの年の割に大きい胸が俺の胸に押し付けられる。
 シラサギが、押し付けて来ているのだ。
 とても必死にくねくねと動いて、俺を興奮させてくる。


シラサギ「鋼様………好き、です……抱いて、欲しいんです………! 抱いて、ください………♡」


俺「>>下」
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 14:26:37.75 ID:54aVtZ410
俺もお前を抱きたい
821 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 15:37:16.12 ID:VE3W/BLB0
 もう、俺の欲望は、俺自身ですら止められやしない。
 それに、もう止めたくもない。
 シラサギの言葉が、俺の最後のタガを、弾き飛ばした。
 止めるという選択肢は、もう、存在「していない」。
 彼女の全てを受け入れ、俺のものにしよう。


俺「俺も、お前を抱きたい……!」


 俺はそう言い、彼女の唇を再び奪った。
 まるで長い間封じられていた、溶岩が溜まりに溜まった火山のように、俺の男根は、熱くたぎっていた。


シラサギ「はあぁ、あふぅ……ん……♡」


 シラサギは、実に艶かしい声を上げている。
 同じ屋根の下にウグイスもいる為か、なるべく抑えるようにシラサギは喘いでいる。
 俺の硬い胸板には、未だシラサギの柔らかい胸の感触が押し付けられている。
 たまらない……
 俺は身体をずらし、その乳を優しく舐める。
 少し塩辛く、甘い、シラサギの味。


シラサギ「んっ……んぁっ、あひぃっ………♡」


 ピクッ、ピクピクッ、と一舐めするごとにシラサギの羽と身体が跳ねる。
822 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 16:18:36.28 ID:VE3W/BLB0
 俺は自分の寝巻きを脱ぎ、上裸になった。
 鍛え上げた岩のような胸筋があらわになる。


シラサギ「ああ……これが………私を救ってくれた身体………♡ 本当に、硬い……♡」


 関心したように、シラサギが俺の胸に触れ、撫でる。


俺「ああ……ただ、強くなる為に、鍛え続けたんだ………でも、今はお前達を守る為にある………」


 俺がシラサギの頭を撫でながらそういうと、シラサギは嬉しそうに頷いた。


シラサギ「本当に、嬉しかったです……ある日、突然ゑるふの町奉行の人に解放されて……私、あそこで死ぬんだって思っていたのに……怖かった……犯され続けて………ご飯も、無くて……ずっと、怖かった………ハァッ……ゼハッ……ぜひっ……!」


 目に恐怖の色を浮かべ、シラサギが息を荒くする。
 明らかに正常じゃない息づかいだ。


俺「>>下」
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 16:58:10.19 ID:3H42kMojo
もうそんなことは思い出さなくていい
824 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 19:21:04.54 ID:VE3W/BLB0
 俺はシラサギの頬に手を触れた。
 優しく、恐怖を包み込み、かき消すように。


俺「もう、そんな事は思い出さなくて良い……」


シラサギ「ハッ………ハッ…………ゼェ…ハァ………は、がね………様………」


 シラサギの異常な胸の上下が徐々に緩やかになっていく。
 そして、ポロポロと涙を流す。


シラサギ「ご、ご……ごめんなさい、私……覚悟は、していたのに………ひぐっ………」


 1人の少女は震えて、俺に謝る。
 シラサギも、あんな事が無ければ普通の少女として暮らせていたのだろうか……
 ウグイスと一緒に、今は無き村で。
 俺は過去の強姦魔の恐怖に震えるシラサギを、抱きしめた。


俺「大丈夫だ、シラサギ…………もう、思い出さないように、俺がその記憶を塗り潰してやる………」



シラサギ「鋼様……ぅう、ぐす、ぁぁ………」


 シラサギの翼が、俺の背に回された。
 赤子をなだめるように、俺はその手の平に収まりそうなほど小さい背をさする。
825 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 19:40:23.13 ID:VE3W/BLB0
シラサギ「鋼、様……ぁぁ………ぐすっ……じゃあ………塗り潰して下さい……はぁっ……ずず………早く………塗り潰して、欲しいです………」


 そう言って、シラサギが俺から離れた。
 その目は、熱い涙に潤んでいた。


俺「>>下」
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:04:18.02 ID:HwmM5de60
ああ、俺の色で塗り潰す
827 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 22:48:30.38 ID:VE3W/BLB0
俺「ああ………俺の色で、塗り潰す」


 その汚れてしまっている純白の天使の翼を、染め物のように。
 俺の色に、ひたひたに浸して、染めて、二度と元の汚れが見えないように。
 上塗りでもいい。
 ただ、その翼が俺の色に染まれば………


俺「本当にシラサギは俺で………俺なんかで良いのか? まだ初潮も来てないだろう?」


 俺がそう言うと、シラサギは頬を染め、もじ、と股をこすった。


シラサギ「はい。鋼様で……鋼様だいいのです。それに………初潮は、今夜来ました」


俺「…………今夜?」


 おい、時節が過ぎないか。
 しかしそれはただの奇跡では無かったようだ。


シラサギ「鋼様に助けて貰って、ウグイスお姉ちゃんと暮らして………今日の今日まで、もし抱かれるなら鋼様が良いな、と………鋼様のお嫁さんになりたいな、と。想い続けたのです。だからこそ、身体が急いで準備を整えたのかもしれません………」


俺「…………じゃあ、寝ぼけて全裸で俺の布団に来たというのは、ワザとか?」


シラサギ「いえ、それはただ寝ぼけていました」


 なんだよ………
 しかしそれはつまり、無意識下であっても俺に抱かれたいと願っていたのだな。


俺「可愛いヤツだ…………」
828 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/21(火) 23:25:42.80 ID:VE3W/BLB0
 俺はそろそろ本格的に始めようと座った状態のまま履き物を脱ぎ、ふんどしを解いた。


シラサギ「っ…………!」


 バチン! と勢いよく跳ね上がるように俺のチンコが立った。
 人間の成人男性の腕よりも太く長いこのチンコは、鬼族特有のメスを屈服させるための男の象徴だ。
 シラサギはその鬼族のチンコの規格外さに目を見開いている。
 今になって心配になって来たが、これ、シラサギに入るのか……?
 しかし、シラサギの身体が成熟するまでは待てないため、大きさは仕方がないだろう。
 今日だけでなく、数日かけて徐々にに慣らしていけば良い。

 シラサギは俺のチンコにそっと触れた。
 俺は少しからかってやろうとチンコに力を入れた。
 チンコが跳ねる。


シラサギ「ぴゃ!?」


 シラサギも跳ねた。
 まるで小動物のようだ。
 シラサギはゆっくりとそのチンコにもう一度触れ、撫でた。


シラサギ「これが………私の、中に…………ハァ……ハァ…………」


 上下に優しくしごきながら、シラサギがそう呟いた。
 ああ………細く、柔い指の感覚がこそばゆく、きもち良い。

 だが、シラサギがどれだけ取り繕っても、その手は細かく震え、歯は小さくカチカチと鳴っている。
 やはり、男根が怖いのか。
 まあ、シラサギにとっては恐怖そのものであったからな………


俺「>>下」
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:33:13.37 ID:AlxviQlLo
いきなり無理はしなくでいいんだぞ
830 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/22(水) 06:47:21.28 ID:02x1kc6x0
俺「いきなり、無理はしなくて良いんだぞ?」


 俺は彼女の頬に手を当てた。
 ゆっくりと、恐怖をうち消すように、撫でていく。


俺「ゆっくりで良い………」


シラサギ「はい………鋼様に優しくされて………嬉しいです………でも、やっぱり、怖いです………」


 シラサギの震えはそれでも止まらない。


俺「………じゃあ………俺と抱き合ってみるか?」


シラサギ「はい…………え、でも……」


 そうすれば、少しは恐怖も薄まるだろう。
 まあ、チンコは思いっきり勃ってはいるが。
 シラサギは戸惑いながらも、俺のチンコにまたがった。


シラサギ「丸太みたいです………」


俺「……なんだか、この体勢気持ちいいな…………」


 シラサギの柔らかい太ももにチンコが挟まれている。
 まあ、今は俺が気持ちよくなるためにこの体勢になった訳じゃない。
 シラサギの気持ちを抑えるためだ。
 俺はシラサギの背に手を回し、抱きしめた。
 シラサギも俺の背に手を回し、抱きしめる。


シラサギ「ん………気が……落ち着いて来ました………」


 シラサギの震えが徐々に収まる。
 それと同時に、シラサギの身体がどんどん火照る。


俺「良かった………」
831 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/22(水) 13:21:16.88 ID:02x1kc6x0
シラサギ「鋼様……ぁ…………」


 震えが止まったシラサギが、そんないかにも切なそうな声を上げる。
 発情を孕んだ、とても甘い声だ。
 シラサギのこのとろけたこの顔を、いつまでも見ていたい。
 未だ少し怯えているシラサギの為にも、このまま、向き合ったまま抱いてやるのがいいだろう。
 互いの存在を最大限に感じていられる、この体位で。


俺「>>下」
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 14:14:30.28 ID:DdE1K3NDO
このまましよう
お前の顔をずっと見てみたい
833 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/22(水) 14:58:50.50 ID:02x1kc6x0
俺「このまましよう。お前の顔を、ずっと見てみたい………」


シラサギ「はい………♡」


 俺はシラサギの頭を撫でた。


シラサギ「では…………」


 シラサギが腰を上げる。
 トロリと愛汁が一筋シラサギの秘部から垂れた。
 もう発情しきってるな。


俺「じゃあ、俺がしっかり援護してやる………ゆっくりで良い………」


シラサギ「わかりまし……た……♡」


 俺はシラサギの腰を掴んだ。
 重力に反するように、しっかりとシラサギの腰を掴み、浮かす。


俺「ゆっくり………行くぞ………」


シラサギ「は………………く………ぅ………」


 ピッタリと亀頭と秘部をくっつけ、シラサギが前後に擦る。


 ちゅく……ちゅくっ、ちゅくくっ………ちゅずっ………♡
834 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/22(水) 15:17:20.03 ID:02x1kc6x0
俺「ぅ………シラ、サギ………くっ……」


シラサギ「ハァッ………く…ぅっ………ん、はっ……♡」


 シラサギは嬉しそうに腰を振っている。
 目を潤ませ、涎を垂らし、くちゅくちゅに俺のチンコを濡らす。


俺「そろそろ、入れるぞ……?」


シラサギ「はい……早く………♡ 鋼様ぁ……♡」


 シラサギが腰を止めた。
 俺はシラサギの顔色を確かめながら、掴んでいるその腰を沈める。
835 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/22(水) 15:57:32.46 ID:02x1kc6x0
 ず、ぶ………ずぶぶぶっ………ちゅぅっ………


 ズググッ、ギュウゥゥウゥ………メリッ……


シラサギ「あっ………あ、ぐっ………♡」


 シラサギの膣内は、圧力がとても強かった。
 処女ではない筈なのだが、その膣内はまるで処女のようにきつかった。
 今夜、その子宮に赤子を作る準備を整えたばかりのその膣はぐねぐねと動き、積極的に俺の精液を搾り取ろうとしてくる。


シラサギ「はぁ、はぁ………あ………ふっ………!」


 しかし、俺は一回そこで止めた。
 シラサギが余りにも苦しそうだったからだ。
 まだ亀頭までしか入っていないが、シラサギのためだ。


俺「大丈夫、か?」


 シラサギは震えながら涙を流している。


シラサギ「はぁ、はっ……だ、大丈夫ぶ、です………ハッ………!」


 とても苦しそうだ。


 どうする?>>下
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 17:54:51.38 ID:K9H8ssgt0
抱きしめながらしばらく待つ
837 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/22(水) 22:40:03.82 ID:02x1kc6x0
俺「痩せ我慢する必要はない………」


 俺はシラサギを抱きしめた。
 トットットットッ、と早鐘のようにシラサギの心臓が鳴っている。
 シラサギの足が疲れぬように、しっかりと持ちながら。


シラサギ「ハァ……ハァ……鋼様………」


 しばらくして、シラサギが口を開いた。


シラサギ「大丈夫です………続けましょう………もっと、もっと鋼様と深く繋がりたいです………♡」


俺「ああ……分かった」


 俺はシラサギを抱きしめたまま、その身体をゆっくりチンコに押し付けていく。


 ぎゅぷ、ぎゅぅぅ、ぅ………メリッ………!


シラサギ「んっ……ぎいぃ、らぁあああぁあぁ…………♡♡」


 肉壁が押し返してはいるが、滑り具合自体は最高と言ってもいい状態だ。
 骨盤を押し広げ、赤子を生みやすくしながら俺のチンコはシラサギの子宮口に到達した。
 ぽっこりと、シラサギの腹が少し膨れている。


シラサギ「あ、ぁあああ………♡ ぉっ……おぐ………♡ 鋼様と、こんなに、ふ、深く………♡」


 まだ4分の1ほどまでしか入っていないな。
 しかし、シラサギの幼い体ではこれが限界だろう。
 致し方ない。



 どう対面座位を進める>>下
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/23(木) 08:16:12.75 ID:bZbjYs4p0
ディープキスをしながら
839 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/23(木) 18:58:58.52 ID:izjVDV7V0
 俺はシラサギに口づけをした。
 最初は唇を濡らすだけ。
 だが、徐々に舌をいれ、シラサギの口内を満たしていく。


俺「ふ……ぅ………ん………」


シラサギ「んっく………くぅ、ふ………♡」


 シラサギが苦しそうな、しかし同時に気持ち良さそうな声を上げている。
 俺は一旦口を離した。
 どろりと濃厚な唾液が垂れる。
 シラサギはぽっかりと口を開けたまま、激しい呼吸を繰り返している。


シラサギ「はーっ……はーっ……♡」


俺「はぁ………はぁ………動かすぞ………」


シラサギ「んふぅ………ひゃ……ぃい……♡」
840 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/23(木) 20:01:20.84 ID:izjVDV7V0
 俺はシラサギの腰を掴み、上げる。
 シラサギの膣はとてつもない吸引力で俺のチンコに吸い着き、なかなか動けない。


シラサギ「ああっ………うっ………あっ……♡♡」


俺「く……♡」


 亀頭が膣口に引っかかったところで、俺はシラサギの腰を落とした。


 コチュッ!


シラサギ「いひぃっ♡!」


 ブシャッ!


 勿論貫く訳には行かないので、膣口に当たったところで急停止させる。
 亀頭と子宮口が少々荒めの口づけをし、シラサギが首を仰け反らし早速絶頂を迎えた。
 結合部が濡れ、シラサギが舌を出しながらピクピクと痙攣している。


シラサギ「あ………♡ ……っ……♡」


俺「はぁ……ふ………むちゅ……」


シラサギ「あ……ぅうぅ……む………♡」


 俺はその舌をまるでうどんでもすするように口に含み、先程より深い口付けをする。
841 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/23(木) 20:13:10.76 ID:izjVDV7V0
 そして、ゆっくりと抽送を開始する。


 ヌ、ヌチュ……ゥウウウ………♡


シラサギ「あ……んぉおぉ……ぉお………♡」


俺「ふぅ……ん、ふぅ……」


 ズッ
 ゴリュッ♡


シラサギ「おっ………ご……♡」


 シラサギの身体がビグンッと跳ねた。
 まるで小動物のようで可愛らしい。
 少し虐めてみたくなった俺は、ゆさゆさとシラサギの身体を揺らし、子宮口を小突いた。


 コンッ、コリュチュッ
842 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/23(木) 20:27:25.15 ID:izjVDV7V0
シラサギ「お゛っ…………?」


 ガクンッ、ガクッガクガクッ


 シラサギが激しく身体を痙攣させ、盛大に絶頂した。
 まるで失禁したように愛汁が溢れでる。


俺「ふ……ぅ……続けるぞ………シラサギ………」


シラサギ「あ………ら、めぇ………今、動いたら………うむ」


 俺はシラサギの唇を塞ぎ、構わず動き出した。


 ずちゅぅう………ごりゅぅ


シラサギ「んぶ…ぅっ♡」
843 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/23(木) 20:53:53.72 ID:izjVDV7V0
 ゴチュッ………ギュウッ、チュププゥ……コリュチュッ、チュッ♡


シラサギ「鋼さ、ぁ、んくうっ……んむっ♡! らぁっ、らあぐぅっ!♡」


俺「ふぅ、ん……むう………!」


 柔らかいシラサギの膣内は、それでいて俺の精液をその子宮に収めるために今か今かとうねりにうねる。
 シラサギの上の口も、俺の舌を絶対に離さないというように舌を猛烈な勢いで絡めてくる。
 ああ、良い……
 このまま、永遠に離したくない………


 コリュ、ゥウウウゥゥウゥ……♡
 ゴチュゥンッ♡


シラサギ「おぉおおぉお゛っ♡  んぉっんうむううぅううぅ♡♡♡」
844 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/23(木) 21:26:37.89 ID:izjVDV7V0
 くちゅうう……ごりゅ、ちゅうっ♡ ちゅぷぷぷ……ちゅうう、ゴチュウ♡! ちゅぶっ、こりゅ……ぶちゅっ!


シラサギ「んっ……! ぅうううっむ……ん♡ んんん!」


俺「ふ……うぐ、うううっ……く……!」


 優しく、遅くと思っていても、無意識のうちに抽送が早くなってしまう。
 深い口付けをしながら、愛するシラサギの股にチンコをぶち込んで、俺の頭は真っ白になっていた。
 そして、シラサギのタガも、もう無くなっていた。
 途中から、シラサギ自身も腰を振り、亀頭と子宮口が口付けをする快楽を楽しんでいた。


シラサギ「あ、お゛、ん♡」


俺「ああっ、く……むちゅ、くぅ……! はぁ…!」


 ちゅぷんっ、ちゅぷっ……こりゅっ、ゴリッ、どちゅっ! バチュン!
845 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/23(木) 21:42:59.67 ID:izjVDV7V0
 シラサギが快楽を抑えきれなくなったのか、バタバタと羽ばたき始める。
 シラサギの身体に浮力が加わり、抽送が止まる。
 そのかわり、シラサギが腰をグネグネと動かしながら俺のチンコをゆっくりと引き抜いていく。
 これはこれで……!


俺「ど、どこに行くつもりだ?」


シラサギ「ハァッ♡ ハァッ♡」


 ダメだ、聞いていない……
 なおもシラサギは羽ばたき続ける。
 本当に飛んで行ってしまいそうだな……


シラサギ「んぉ♡」


 あと少しで抜けてしまうと言う時、俺が少し身をよじった事で、ちょうど亀頭が弱点を突いた。
 それによりシラサギの力が一気に抜けた。
 おい、今力が抜けたら不味いんじゃ……


シラサギ「あ……」
846 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/23(木) 22:26:51.78 ID:izjVDV7V0
 片翼の天使が、堕ちた。
 愛汁のせいで掴もうとした俺の手も滑り、丸太のように太い俺のチンコはシラサギの幼い子宮口を容易く貫き、内臓を圧迫しつつ最奥まで入った。
 シラサギの腹が薄いカエルの腹のように、俺のチンコの形に盛り上がった。
 と、同時に一気に全て呑み込まれた俺のチンコにも快楽の波が襲いかかった。


俺「ぐぁああ……!」


シラサギ「か、ぁ………」


 シラサギが目を開いたまま、カクンと俺に寄りかかる。


俺「はぁ、はぁ……シラサギ!?」


シラサギ「………………ぉ」


 ビクンッ、ビクッ、ビクッ


 意識が無いままシラサギが痙攣する。
 マズい……!


 どうする>>下
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 08:11:07.63 ID:yuK6O7bDO
下手に動かして刺激を与えないように、しばらく今の体勢のままじっとしている
848 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/24(金) 12:46:59.96 ID:/uoXS2hg0
 とりあえず、呼吸に異常はなさそうな為、俺は下手に動かして刺激を与えないようにしばらく今のまま動かないようにする事にした。


シラサギ「ぁ………はぁ……………」


 シラサギはピクピクと軽く痙攣したまま、小さく声を上げている。


俺「……………」


シラサギ「あっ…………ふぅっ…………♡」


俺「………起きたか?」


シラサギ「はぁ………♡ は、ひぃ………♡」


 シラサギが身体を震えさせ、意識を取り戻した。
 ゆっくり長く息をしながら、顔を上げた。


シラサギ「鋼さまぁ…………あ、はぁ………♡ ん、む…………」


 そして、俺の唇を奪う。


シラサギ「はぁあぁ…………ん、ふぁ………ぁあ…………♡」


俺「ふう…ぅ…………んむ…………シラサギ…………ふ……」


 シラサギが力の抜けた翼で俺の肩に手を回そうとするが、なかなか回らない。
 俺はシラサギの翼を支えることで互いの肩に手を回し、抱き合うことに成功する。
849 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/24(金) 13:13:22.74 ID:/uoXS2hg0
シラサギ「動き……ます、ね…………は……ん、ふぅ……♡」


 シラサギがそう言って、腰を動かし始める。
 チンコの4分の3が子宮に入っている為、とても苦しそうに腰を上げていく。


シラサギ「あ……ぐぅう…………」


俺「手伝うぞ」


シラサギ「あ……ぅう………お願い、します………♡」


 俺はシラサギの腰を持ち、ゆっくり浮かす。
 ズルズルと引きずり出すような音が聞こえ、シラサギの膣内が引っ付いてくる。


シラサギ「ぁ、ああぅ……お、ぉお♡ お、ぐぉ♡」


 カリが子宮口に引っかかり、そこで止まる。
 少し無理をするか。
 俺はシラサギの尻をしっかりと掴み、グッ、と引き上げる。


シラサギ「あ、ぁあ、鋼、さ………」


 ガボンッ


シラサギ「まぁっ♡」


 チンコが離れる衝撃に、ぶしゅっ、とシラサギが勢いよく潮を吹いた。
 そのまま俺はシラサギをチンコに押し当てた。


 ドチュンッ!♡


シラサギ「ぉぁおぉぉおっ♡」


 先ほどので割と拡張されたシラサギの子宮は弾性がありながら、俺のチンコを包み込んでくる。
 子宮さえも膣の一部のようになっており、とても気持ちがいい。


シラサギ「ぉ……ああっ……♡ はが……ねさま……ぁあ♡」


 シラサギは腹を膨らませ、目を向き、荒く息を吐きながら、少し慣れたのか今度はしっかりと意識を保っている。
850 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/24(金) 19:28:19.43 ID:/uoXS2hg0
俺「ふぅ……ぐう……♡」


シラサギ「んむぅ…ぉおあ………♡」


 俺はシラサギと深く口付けをしつつ、腰をしっかりと持ち、ゆっくりと大きく抽送を始めた。
 上はチンコが抜けそうになるギリギリまで引き上げ、下はチンコが全てシラサギの中に収まるまで押し付ける。


 ギュゥ、プッ、ズズズゥ、ドチュッ♡ ギュウウッ、ガポンッズチュン!


シラサギ「んぐ、あ♡ ぅえ♡ むぁ♡」


俺「ん、くう、ふっ……! くぁああ………!」


 それを続けるうちに、シラサギ自身も腰を振るようになってきた。
 左右にグリグリと振り、最高点に達した瞬間に足の力を抜き自分を貫かせる。
 シラサギの膣内がどんどん俺のチンコの形に拡張されていく。
 俺の形に、俺の色に染まっていく……
851 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/24(金) 19:38:05.99 ID:/uoXS2hg0
 もう、絶頂しそうだ。
 一杯にシラサギを満たして、完璧に俺の色に染め上げたい。


俺「シラサギッ……ぁあ……くっ……! 中に、中に出すぞ……!」


シラサギ「はぃっ! はいいい♡ 鋼様の赤ちゃんくださいい!」


 シラサギが喜びの声を上げる。


シラサギ「私の準備したての身体に、思いっきり種付けてくださいい♡!♡!♡」


俺「ぐ、ぉお、おおおっ……!」


 俺はシラサギの頭を抱えた。
 精子が精管に行き詰まり、俺のチンコがボコッと膨らんだ。
 もう、出る……!


俺「>>下」
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/24(金) 19:42:59.40 ID:gBdP4vaO0
シラサギィィィーーーー!
853 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/24(金) 22:48:43.41 ID:/uoXS2hg0
俺「シラサギィィィーーーー!!!!」


シラサギ「鋼様ぁぁあぁぁあぁっ♡♡♡」


 互いにしっかり抱きしめあい、互いに名を呼びながら、最奥で共に果てた。


 ドプン、ドププ…ドブッ………ドグ、ドグググッ! ドビュウウウウウウグッ、ビューーーーールルルルルッ♡♡♡♡


シラサギ「ああああっ♡ あああぁ♡ あーーーーーっ♡♡♡」


俺「ぐぁ……くううう♡ シラサギィイイィ♡ はぁ、ぐううう……!」


 ビュグウウウ、ドビュドビュドビュルルルルルルッ♡ ドビュンッ!


 天使の中が俺の色一色に浸食されていく。
 俺の精液で一杯になって行く。
 まりの様にシラサギの腹が精液に押され膨らむ。


シラサギ「ぁあ………♡ あぐ、ぅうう♡」


俺「はぁ、はぁ…………」


 俺は何度かシラサギの身体を上下に揺すり、精管に残った分を押し出した。


 ビュッ、ビュグッ、ビュゥ


シラサギ「お、おぁ♡ ひぅううん………♡」
854 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/24(金) 22:53:50.12 ID:/uoXS2hg0
 チンコそのものが膣の栓の役割を果たしているからか、結合部からはほんの少ししか精液が溢れて来なかった。
 これは流石に孕んだだろう。
 これだけ深くでこれだけ大量の精子を吐き出したなら、孕まなかったほうがおかしいというものだ。


俺「はぁ……はぁ………シラサギ………」


シラサギ「はい………鋼、様ぁ♡」


 俺はシラサギの頭を撫でながら、抱きしめる。
 こんなに小さい身体なのに、よく頑張った………。


俺「>>下」
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/25(土) 00:07:03.27 ID:2W1CyDJq0
俺のをよく全部受け止められたな
頑張ったな
856 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/25(土) 12:38:23.70 ID:6JhEtm7d0
俺「ハァ、ハァ……俺のをよく全部受け止められた。頑張ったな」


 俺がそう言いながらシラサギの頭を撫でると、シラサギは目をつぶり、嬉しそうに頷いた。


シラサギ「私も……はぁ♡ 嬉しい、です……ぅ……♡」


 そして、繋がったまままた唇を交わす。
 俺のチンコは未だ鎮まる所を知らず、シラサギの中でそそり立っている。
 まだシラサギを抱きたい。


俺「ふぅ……はぁ………まだ、良いか……?」


シラサギ「んん………はい、もっと、もっと注いでほしいです………ぅう♡」


 そんな俺の、欲望まみれで自己中な質問に、シラサギは可愛らしくそう答えた。
 耐えきれず、俺はシラサギを押し倒した。
857 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/26(日) 23:40:31.65 ID:qNmMLzHR0
俺「ああ……シラサギ……動く……ぞ……!」


シラサギ「はいっ♡」


 シラサギを下に、その小さな身体を覆い隠すような体制から間髪入れずに再び抽送を始める。
 体格差を考えれば、蟻とそれを踏み潰す足程の差がある。
 一つ間違えればシラサギを圧殺しかねない。
 しかしその時は、俺もシラサギも、ただその交尾を楽しみ愛おしみ合いながら愛し合う事しか頭に無かった。


シラサギ「あ、ぐひぃん♡ はぐっ♡ あ、ぉお♡」


俺「ふう、ふう、はあっ、ふう……ぐ、ふう、ぐぅっ………!」


 バチュ、ゴチュッ、ぐちゅぅうう………ドヂュンッ♡ ガポッ、ドチュッ♡


 何度も何度も俺のチンコに掘られて、いつしかシラサギの子宮は先程よりはすんなりと俺を包み込むまでになった。
 とは言え、まだ身体は子供の物。
 きつく、柔く、俺のシラサギにとっては規格外のチンコを受け入れる為の物では無かった。
 貫くたびにシラサギの内臓を圧迫し、肺を押しつぶし、一瞬息が止まる。
 それでも、俺たちは愛し合い続けた。
 互いが欲するままに、本能のままに、愛のたがの外れたままに。


 ぼぢゅん、ぼぢゅっ! ドチュッ♡ ドチュッ♡ ぐぼっ! バヂュッ♡


シラサギ「ぁ♡ お゛ご♡ っか♡ んひぎぃっ♡」


俺「はぁ、はあ♡ ぐ、ぁあ♡ くあ……! ぐぉおお♡!」


 俺が離す訳など無いはずなのに、シラサギは俺の腰に足をがっしりと回し、その鉤爪で鷲掴みにしていた。
 絶対に離したくない、その精をこの身に受けたい、という確固たる意志の如く。
 生暖かい。
 たぶん、流血しているな。
 だが、そんな事は今は、どうでも良い!
 むしろ流れる血が更に俺を奮い立たせた。
858 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/26(日) 23:46:36.92 ID:qNmMLzHR0
シラサギ「おぐ、ぉお……ぐえ♡ あひ♡ ん、ご………」


俺「ぉ、くふぅ……ふ、ぐうう、はぁっ、はぁっ♡ ぐっ……!


 ああ、シラサギ、シラサギ、シラサギィイイイイイイイイ………
 脳内で、愛するシラサギの名を呼んでいた時、ふと気がついた。
 出る。


 メリ、メリリリリッ……!


シラサギ「あ、え♡ また、おお、き……く♡」


俺「>>下」
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/26(日) 23:53:35.07 ID:Z+xlR9ry0
もうお前なしじゃダメになってしまう
860 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/27(月) 01:23:23.62 ID:ysNFhYIj0
俺「もう、お前無しじゃダメになってしまう………シラサギ………」


 ピュッ


俺「永遠に、俺の側にいてくれ」


シラサギ「は…い♡」


 ドプドプドプドプドプドプウウウウッ♡ ビューーーーグルビュルルルルッ♡!♡!♡ ドブンドブッ♡


シラサギ「あぁあっ♡ んぐっ、あぁああぁあああああああああぁあああっ♡♡♡」


俺「ぐぉあああぁあああああぁあっ、くうううう♡」


 今までで一番、濃厚で、量の多い射精だった。
 シラサギの鉤爪が深く俺の腰に食い込む。
 俺はシラサギを潰さない程度に体重をかけれるだけかけ、その子宮に精子を染み込ませる。
 とうとう耐えきれなくなったのか、俺が追い射精をし腰を動かすたびに結合部から精液が溢れ出す。
 洪水のようだ……


シラサギ「あぐう、あぐう♡ あぎぃ♡ えう♡」


俺「はー、はーっ………くぁ………っ……」


 長い長い射精が、遂に終わりの時を迎えた。
 シラサギを完全に俺の色に染め切った………
 そう思い、満足してチンコをシラサギじゃら引き抜こうとしたが、シラサギが未だ枷のように足を離さない。


シラサギ「ああ……ぐぅ………♡ 鋼、さま………先ほどの言葉は……おひぃ♡ 求婚と受け取ってもよろ、んぎ♡ よろしいでしょう、か?♡」


俺「ああ」


 俺の記憶に違いが無ければ、シラサギの返事は了承だったはずだ。
 まさか、取り消すのか?
 そんな俺の不安は、次のシラサギの言葉によって打ち砕かれた。


シラサギ「では………鋼様。はぁ、はぁ………♡ 初夜に至りましょう♡」


 もう初夜もへったくれも無いと思うが、それは言わぬが花だ。


俺「そうだな」


シラサギ「あ………♡」


 それから、いつ意識が無くなったか定かでは無いが、それから眠りに落ちるまで、までいっときの休みも挟まぬまま、俺とシラサギは、永遠とも、一瞬とも言える時間を過ごしたのだった。







 ◆◇◆◇◆
861 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/27(月) 01:25:05.14 ID:ysNFhYIj0
 そして夜が明けた!


 どう起きる?
 状況なども>>下
862 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/05/27(月) 01:40:51.03 ID:ysNFhYIj0
 寝るで。
 また明日。
 鋼編終わったらしばらく更新しないから、堪忍やで。
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 02:07:03.52 ID:taZ6MTMrO
目が覚めるとまだ繋がったままで
起きようとしてもカニバサミされてて起き上がることができない
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/27(月) 02:23:37.58 ID:taZ6MTMrO
鋼の腰にシラサギの脚ががっちり回されてて起き上がれないってことで
865 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/02(日) 01:46:32.78 ID:pnUB8rbt0
生存報告。
866 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/05(水) 09:12:21.87 ID:yiyulOiD0
俺「ん………!」


 俺は自分のチンコにぬくもりを感じながら目を覚ました。
 いつの間にか、寝ていたらしい。
 腕の中には、少し粘ついたシラサギが安らかな寝息を立てながら寝ていた。
 しかも、繋がったまま。
 意識がないにもかかわらず、シラサギの足はまだしっかりと俺の腰を捕まえ、離れることを拒んでいる。
 華奢な身体で俺の巨大なチンコを飲み込み離したがらないというその愛しさに、俺は思わず微笑んだ。


 どうする>>下
867 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/05(水) 09:30:31.46 ID:yiyulOiD0
>>867
 どういうことや?
868 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/05(水) 09:34:19.83 ID:yiyulOiD0
>>868
 ということ?
869 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/05(水) 09:35:01.50 ID:yiyulOiD0
 え、なにこれ。
870 :オパビー :2019/06/05(水) 09:38:25.37 ID:yiyulOiD0
 この「レスが壊れています」ってなんや。
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 10:10:21.54 ID:WkBNRw1A0
シラサギが目を覚めるまで繋がったままでいる
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 11:46:39.21 ID:RkKscV+bo
なんか昨日からちょいちょい見るな
速報のバグらしい
873 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/05(水) 15:27:30.24 ID:sq8K469I0
テスト
874 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/05(水) 15:48:42.14 ID:sq8K469I0
 どの道一筋縄では解放してくれないらしい。
 まあ、もうしばらくはこの体制のままでも悪くないか………
 俺はシラサギの頭を撫でた。
 相変わらず、すうすうと可愛らしい寝息を立てている。
 その状態で、俺はしばらく抱き枕にしたようにシラサギを抱きしめ、シラサギが起きるのを待っていた。


 ……………ところでウグイスはどうしたのだろう?
 そんな疑問が一瞬俺の頭をよぎったが、シラサギが寝ぼけ眼を擦ったことでその疑問は消え去った。


シラサギ「ぅう……………ん………あ………鋼様………………」


俺「ああ。おはよう」


 ゴシゴシと羽で目を擦り、ぱちくりと目を開け、俺の顔から腰のあたりまでを見下ろした。
 そして頬を染める。


シラサギ「こ、こんな、繋がったまま………………♡」


 片翼で顔を隠す。


俺「いや、シラサギがずっと離さなかったんだが……………」


シラサギ「え………?」


 未だ俺の腰がっしりと回されている細い足。
 無意識過ぎるだろう………
 腰回りがヒリヒリするのは、恐らくシラサギの鉤爪で裂かれているからだろう。
 後で治療しておかなければ。


シラサギ「あ、す、すいません…………………」


俺「言っている事とやっている事が違うが?」


 シラサギは俺に誤りつつ、俺の腰に回す足の力を緩めない、むしろ、強くした。


シラサギ「ぁう………………すいません…………まだ、鋼様と繋がっていたくて……………♡」


俺「そうか…………」


 どうする>>下
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 16:38:06.63 ID:41I/ZHHQ0
シラサギが満足するまで繋がっているか
876 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/06(木) 05:54:50.10 ID:4lbCoyco0
俺「じゃあ、シラサギが満足するまで、繋がっているか……」


シラサギ「………はい♡」


 寝起きで少し意識がはっきりとしないまま、シラサギは嬉しそうに答えた。


 ◆◇◆◇◆


 そして当たり前の事だが、ずっとあのままの体制でシラサギが満足するまで静止しているなど、出来ようはずが無い。
 こうなることは大体予想できた。
 まあ先に愛汁を分泌させ色っぽく舌を出しながら動き出したのはシラサギの方だが。


 パチュッ、ドチュッ、コリコリッ、ブチュンッ!


シラサギ「お、ぉおお〜〜っ♡ あ、ぉお♡」


俺「ああ、く……ふう、ふう……! シラサギッ………!」


 そのまま昨晩と同じように、俺が上になり押しつぶすようにしてシラサギの子宮を犯し尽くした。
 何度も膨らむシラサギの腹を見て、俺は妙な満足感と征服感に囚われていた。
 もう今朝だけで二度も出した。
 激しく突くたびに、ゴボゴボとシラサギの結合部から精子が溢れる。


俺「あ…ぐ……!」


シラサギ「ぉおおおぉおっ♡ あ゛ーーーーーっ♡♡♡」


 ビュウウウウウウウッ、ビュビュッ、ビュウウウウッ♡


 もはや、遠慮は一寸たりともいらない。
 必ず孕ませてやる……!
 俺はみたび、シラサギの中にぶちまけた。
877 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/06(木) 06:36:32.98 ID:4lbCoyco0
俺「はぁ、はぁ………」


 もう、そろそろ良いだろう。
 俺も流石に昨日の夜伽と合わせて疲れている。
 俺は力の抜けたシラサギの足をどかし、ゆっくりとチンコをひきぬいた。


シラサギ「あぁ、だ、めぇ♡ ちんちん帰っちゃ、ぅっ♡」


 約二刻半ぶりに、俺とシラサギは離れた。
 シラサギの膣からドボッと精液が溢れる。


シラサギ「ん、ぅう……♡ 鋼様の…せーし……♡」


俺「はぁ………」


 その時、後方で物音がした。


俺「っ!? 誰だ!」
878 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/06(木) 07:16:26.04 ID:4lbCoyco0
 ………そういえば、忘れていた。
 先ほど我慢して、すぐに起きていれば良かった物を。
 そに襖の隙間からは、ウグイスが股に翼を伸ばしながら生まれたばかりの姿となっている俺たちを覗いていた。


ウグイス「……っ」


 ウグイスは驚いたように身体を震わせた。
 恐らく、朝になり普通に起きてきていたのだろう。
 そしてなかなか起きてこない俺たちを起こしに来た。
 そこで………
 俺たちを、見つけた。
 見つけてしまった。
 しかし声をかける事も出来ず、そのうち気が高揚し、自慰に至った、と言ったところか……


 >>下
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/06(木) 08:24:58.32 ID:yRZguKYb0
その…一人にさせてすまんな…
880 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/07(金) 08:04:21.30 ID:FslSl0sS0
シラサギ「う、ウグイスおねえちゃん!?」


 シラサギはようやくウグイスの存在に気づいたのか、恍惚とした表情から一転させ、慌てて布団を被った。
 俺も自分のチンコを隠した。
 布団を被ったままシラサギが嘆く。


シラサギ「お、おねえちゃん、こ、これは違くて……! 私から誘ったの!」


ウグイス「…………」


 自慰の余波か、頬を赤らめどこか息の荒いウグイスは、その言葉に複雑な表情を浮かべた。


俺「ウグイス。許してくれとは言わない。たとえシラサギから誘ったとしても、結局俺が抱いたのは事実だ。悪いのは俺だ……」


シラサギ「鋼様! それは………!」


 シラサギが悲しそうな声を上げる。
 全ては俺のせいだ………
881 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/09(日) 22:42:59.77 ID:7pF4Cf7P0
>>880
 ちょっとそぐわないから書き直すで。
882 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/09(日) 23:57:28.91 ID:7pF4Cf7P0
 せめて一日に30分は書きたいな。
883 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/10(月) 00:12:03.31 ID:MQfMpCby0
 >>878の直後から。






俺「その………一人にしてすまない」


ウグイス「………っ!」


 いつからいたかは分からないが、ウグイスの様子から見てしばらくは俺達の行為を見て自慰していた事が伺える。
 シラサギと一緒にそばにいろと言った筈なのに、こんな姿を見せて………


シラサギ「え………………え!? ウグイスおねえちゃん…………!?」


 シラサギは恍惚とした表情を青く一変させ、胸元まで布団を被った。


ウグイス「は、鋼………様…………………」


俺「……………………」


 ウグイスの視線に気づき、俺も布団を引き上げチンコを隠す。
 穴があくのではないかというほど俺のイチモツを見つめていたウグイスは、それが隠されるとハッとした。


ウグイス「あ……………う………………!」


シラサギ「ち、違うのウグイスおねえちゃん………! こ、これは私が誘って………!」


 シラサギが慌てて弁明をする。
 ……………いや、違う。
 悪いのは、俺だ…………


俺「>>下」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 00:32:30.24 ID:WwDsiFP0o
違うぞシラサギ
ウグイス、済まない、俺が自分の意志でシラサギと交わったんだ
885 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/10(月) 01:43:20.23 ID:MQfMpCby0
俺「違うぞ、シラサギ………………」


シラサギ「え……………」


 俺はウグイス向かい、頭を下げる。


俺「ウグイス、すまない…………俺は、誰に流されてシラサギと交わった訳じゃない。俺が、自分の意志でシラサギと交わったんだ」


 これは、ウグイスとシラサギ、二人に対する謝罪だ。
 まるでシラサギを道具のように扱った昨夜の事が思い浮かばれる。
 ただ、俺の欲望のままに、制御する事が出来ず、まるで、手綱の外れた馬のように…………
 シラサギに、己が子を孕んで欲しいという、欲望のままに。


ウグイス「それは………本当に………………?」


俺「ああ。本当だ」


 シラサギが泣きそうな顔をしていまだに頭を下げている俺を見る。


俺「……………それに、もしかしたら、シラサギと俺の間に子供も出来たかもしれない」


ウグイス「え……………!」


シラサギ「鋼様!? な、なんでそんな事まで…………!」


ウグイス「ちょ、ちょっと待ってください! シ、シラサギちゃんはまだ初潮も………………」


俺「昨日来た」


ウグイス「っ!」


 全てを…………話す。
 もはや、それしか道は無いだろう。
 あの晩、ウグイスがシラサギを寝かしつけた後泣いていたあの晩、ウグイスと誓った約束を果たす為には、真実も、俺の本当の気持ちも、全て。


俺「せめて、知ってほしい。俺が、その場しのぎの快楽の為でなく、シラサギの全てを受け入れ、責任を取るつもりで抱いた事を知ってほしいんだ」


 それは、話している相手こそウグイスでも、よく考えてみればシラサギへの求婚そのままであった。


ウグイス「……………………真実、ですね……………?」


俺「ああ…………始まりは、確かに、己が欲望に負けたからだった。しかし、今の俺は本気でシラサギに俺の子を孕んで欲しいと思っている。そして…………自分が成したことの責任を、取りたいと思っている…………」


 シラサギが息を飲む。


俺「だから…………ウグイス。俺を許してくれとは言わない。…………頼む。シラサギを責めないでくれ……………」


 俺がやってしまった事で二人の仲が裂かれてしまわないように、そう、俺は締めくくった。
 姉妹のような関係である筈なのに、シラサギが犯される姿を見てしまったウグイスは、その言葉を、受け入れてくれるだろうか…………
886 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/10(月) 01:52:28.50 ID:MQfMpCby0
ウグイス「………………………シラサギちゃん……………」


 ウグイスが小さくシラサギの名前を呼ぶ。


シラサギ「ウグイスおねえちゃん………………」


ウグイス「……………本当に、鋼様の子供を産みたいの?」


 何かを確認するため、ウグイスはシラサギにそんな質問を投げかけた。
 シラサギはそれを言って良いのかどうか一瞬迷ったようだが、それでも、最後には静かに頷いた。


シラサギ「…………うん」


 その返答に、ウグイスは微笑んだ。


ウグイス「…………………そう」


 不意に、ウグイスは立ち上がった。


ウグイス「鋼様、シラサギちゃん……………ありがとうございました」


俺「……………?」


 俺は一瞬その言葉の意図が分からず、ウグイスを見つめていた。
 しかし、その真意はすぐに分かることになった。
 ウグイスの目頭から、一筋の涙が流れ落ちた。
 いかにも、悲しい笑顔だった。


ウグイス「どうぞ、末永く、お幸せに。そして、さようなら……………」








俺「………………………え?」
887 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/10(月) 02:13:55.08 ID:MQfMpCby0
 ウグイスが駆け出した。
 この家の出口に向かって。


俺「く……………!」


 そういう事か……………そう言うことだなウグイス……………!


シラサギ「ウグイスおねえちゃん!」


俺「待て、待ってくれ!」


 ウグイスは止まらない。
 俺は急いで下の袴だけ履き、ウグイスを追う。
 ウグイスが廊下を曲がり、視界から消えた。


俺「ウグイス…………ウグイス!」


 しかし、昨夜長いことシラサギと交わったせいか、足に力が入らない。
 まるで一里走った後のように、足がもつれ、思ったように走れない。
 俺が廊下の角を曲がると同時に、玄関の扉が乱暴に閉められた。
 家の中と外を拒絶する、壁のように。


俺「ウグイス!」


 俺は戸にかじりつき、力の限りそれを開けた。
 戸が吹き飛び、弧を描いて地に落ちた。
 まばらにいる通行人がぎょっとしたように俺を見た。


俺「ハァ…………ハァ………………」


 右にも、左にも、空にも、ウグイスの姿は無い。
 ウグイスは、歌に負けないほど飛ぶのがはやぶさのように得意だった。
 それこそ、少し目を離せば視界から消えてしまう程に。


俺「………………………」


 両手でぐしゃぐしゃと髪をかく。
 食いしばり過ぎたのか、唇から血が流れる。
 俺は、膝を付いた。


俺「ウグ………………………イス」


 失ってしまった…………
 一番、失っては、いけない物を………………



 フワッ



 最後に、後に残され空から落ちてきた黒い羽が、その現実を俺に叩きつけた。


俺「…………………………………」


 ああ…………………


 ウグイス…………………









 どうなった?>>下
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 06:58:03.14 ID:OfE+JWMs0
シラサギを信頼できる者に預けてウグイスを探す旅に出る
889 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/10(月) 16:58:26.73 ID:YBEdaC/U0
 ◆◇◆◇◆





俺「…………………あの竹林か…………」


翁「ああ、鬼の兄ちゃん。俺がきいた話じゃあ、あそこで間違いねえってもんだ。時期も何も、ぴったりじゃないかえ?」


俺「助かった。感謝する」


 俺はその翁に別れを告げ、広大な竹林に向かった。






 ウグイスが消えてからもう五年が経つ。
 俺はその後すぐに江戸に別れを告げ、シラサギを鬼ヶ島の女仲間に預け旅立った。
 火緋金様も、俺が旅立つことを了承してくれた。
 この五年の間、俺はほぼ毎日聞き込みと徒歩を繰り返していた。
 シラサギや火緋金様との文通から、シラサギの子供が産まれたという話も聞いた。
 早く帰りたいが、ウグイスを見つけるまで、俺は帰れない…………
 すまない、シラサギ。


 時折人助けや妖退治などもし、延々とウグイスを探し続けていたのだ。
 しかしいままで有力な情報も痕跡も見つからなかった。
 ただ運が悪いのか、それともウグイスは既に…………


 いや、生きている事を信じるしかない。
 今度の情報は極めて有力だ。
 純白の髪の色も、烏天狗という種族も一致し、歌がとてつもなく上手だという話もある。
 これほどはっきりした情報は初めてだ。
 今度こそ…………今度こそウグイスだ。






 この五年に鋼の身に起きたイベント>>下3
890 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/10(月) 17:08:27.73 ID:YBEdaC/U0
 やっぱり>>下5つ
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 17:09:21.78 ID:1t4x8Bdto
仕事人的に各地の悪人を懲らしめるさすらいの鬼侍としてちょっと有名に
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 17:40:02.92 ID:OQjRHjex0
「自称」魔王と死闘を繰り広げる
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 17:56:58.19 ID:KeDBCckDO
押し掛け弟子ができた
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 18:46:11.44 ID:Sscr3igY0
伝説の刀鍛冶師に出会い刀を鍛えてもらった
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 18:56:02.09 ID:RYQYv4E20
領主の娘を助けて婿養子になって領地を継いでくれと頼まれたが、ウグイスとシラサギがいるため丁重に断った
896 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/10(月) 19:11:14.68 ID:YBEdaC/U0
 押しかけ弟子安価(鋼と同行中)



 性別:>>下1

 種族:>>下2

 名前:>>下3

 身体的特徴(見た目):>>下4

 職業、身分:>>下5

 性格や趣味:>>下6、下7

 年齢:>>下8

 備考:>>下9
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 19:19:13.10 ID:cBcbaaAJO
女性
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 19:21:23.48 ID:WwDsiFP0o
IM・ビーイング
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 19:21:25.24 ID:6jHRJnXd0
ワーキャット
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 19:23:48.08 ID:6jHRJnXd0
>>899は無しで
名前はナナシ
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:01:05.48 ID:KeDBCckDO
中華風の衣装を着たからくり人形
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:06:43.84 ID:DCvalvRDo
持ち主から捨てられ野党をしていた野良人形
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:07:41.00 ID:DCvalvRDo
野党じゃないわ野盗だわ
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:23:07.69 ID:ytylV4Wx0
ザ・後輩
奇麗な石とかを自分に埋め込むのが趣味
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 20:25:34.60 ID:j8B4TcK90
天然な不思議ちゃん
物作りが趣味
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 21:07:53.96 ID:1gu/p35E0
10年前に製造
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/10(月) 23:01:30.37 ID:cvLzzKiW0
備考:多くの銃火器内臓
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/11(火) 00:35:57.75 ID:Hu5LhN/So
イイネ・
909 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/11(火) 16:40:59.58 ID:U3zwX3KI0
 思えば、この五年、色々な事があった。
 旅をしている道中の村や町で銭稼ぎの為に悪人を倒し続けていたからか、さすらいの鬼侍と少し名が売れた。
 シラサギの耳には俺の噂が届いているらしく、文面で誉められた。
 だが同時に助けた女に惚れられてないかと心配しつつも妬いているようなことを言われた為、それについては大丈夫だという言葉を近況と共に飛脚に渡した。

 …………まあ、惚れられた事がない、と言うのは嘘だ。
 少し前に蛇の妖からとある領主の娘を助けた時にその娘に惚れられ、領主から婿養子にならないかと提案を受けたが、ウグイスとシラサギがいるため丁重に断った事がある。
 領主の娘は俺に妻がいると聞くと泣いていたが、何とか引いて貰った。

 また、道中に伝説の鍛冶職人である正宗に出会い、俺の馬切り刀を鍛え直して貰いもした。
 勿論ただでは鍛え直して貰わず、相応の対価である大山ほどの大きさもある巨大な龍、火銅鑼(ひどら)を倒すことで刀を鍛え直して貰った。
 因みに龍を倒したと報告をしたときに「私追っ払ってって言ったんだけど。あいつ倒すってもう君刀鍛え直すって君もうそれ以上強くなる必要無いんじゃないの」と言われたが、俺は更に強くならなければならないんだ、と諭し、なんとか刀を鍛えて貰った。
 結果、正宗に鍛えて貰った俺の馬切り刀は漆黒の輝きを放つようになり、地面に先端を突き刺し手を離すとそのまま柄まで沈み込むほど切れ味が良くなった。
 試しに俺が廃材の鍵盤を試し斬りしたところ、軽くゆっくりと降ろしたにも関わらずまるで一本の髪を切るようにスパスパと切ってしまい、正宗は自分で鍛え直したその威力に震え感嘆していた。
910 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/11(火) 16:57:39.48 ID:IfIiz5qC0
 その後、奇妙な強敵とも戦った。
 その者は虹色の足まで届くような長髪を持ち、何やら自分の事を魔の王、魔王と名乗っていた。
 少年のような見た目の魔王を名乗る者は、世界征服をすると言い俺をその仲間にならないかと勧誘してきたが、俺は特にそんな物には興味無いため断った所、急にその少年は襲いかかってきた。
 最初は子供の遊びかと思っていた俺だが、一瞬で膨れ上がったその殺意を身に受け馬切り刀を構えた次の瞬間、少年が拳でその刀に殴り掛かっていた。
 容易く斬鉄をも行うその刃はその少年には通らず、少年の体格からは考えられないほど重く、人間では無いことを証明するように金属音がした。
 その少年はただ者ではなかった。
 何もない空中を土台宙を舞い、また虹の髪から巻き起こる七色の粉塵が俺の身体に様々な異常を巻き起こさせた。
 痺れ、目眩、焼けるような痛み、催涙、眠気、だるさ、呼吸困難。
 その上確実に急所を狙ってくる鋭く早い手刀。
 気合いと根性でなんとか耐えつつしばらく少年と何度かぶつかり合っていると、突然少年が猛攻を止め、感心したように俺の技量を誉めつつもう一度勧誘してきた。
 俺が四肢を痺れさせ視界を回し火中の痛みに耐えつつ涙を拭き眠気を覚まし全身に渇を入れ肩で息をしながら断ると、少年は「そうか…………しょぼーん……………」とだけ言い残し、身体を煌めかせたかと思うと姿を消した。
 数時間はその症状のままだったんだからな。
 あいつは本当に何だったのだろう……………
911 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/14(金) 12:53:46.77 ID:o1wzrd/F0
ナナシ「ししょ! 今度こそウグイスさんだといですね!」


俺「ああ。今度こそな」


 そして、最後にこいつ…………ナナシ。
 性別は女。
 ナナシは数ヶ月前に夜道で俺に襲いかかってきた、前の主人に捨てられ野盗となっていた野良のカラクリの生命体、ゐいゑむびいいんぐで、身体からは動く度にキリキリと音が鳴る。
 名前が有るようでない奇妙な名前だが、俺がつけた訳ではなく、彼女自身がそう名乗ったのだ。
 見た目は13歳前後の少女だが、肌は象牙のように白く、材質も硬い。
 口はそんな材質にも関わらずなぜか人の唇のように滑らかに動き、左目の上下まぶたから肌に伝い傷つけられた物ではなく、製造された当初からついている切り込みのような物がまっすぐ上下に向かって顔に走っている。
 格好は俺が買ってやった上下が繋がっている藍色の西方の服を着込んでいる。
 ボロボロの服を着て肌上に宝石や金を煌めかせ道行く旅人から金品を奪っていたナナシだが、俺に負けると泣きながら(何故か涙は流していた)命だけは奪わないでくれと懇願してきた。
 金品はただ自分を着飾る趣味として集めていたらしく、俺もその付近にでる少女の野盗の情報として、命は奪わずに金品だけを奪うと聞いていたため、誰の命も奪っていない彼女を逃がしてやることにした。
 すると彼女は態度を一変させ、今度はぜひ俺の弟子にして欲しいと懇願してきた。
 俺は最初は断ったが、結局はナナシの押しに折れてしまい、弟子として彼女を連れまわす事になった。
 なお、奪った金品は全て持ち主に返すか役所に引き渡すかした。

 彼女の武器は全身に埋め込まれた謎の銃火器。
 普通の食事の他に鉛玉や小さい鉄玉を飲み、それを背中や腕から生える鉄砲によって打ち出すという奇怪な攻撃をする。
 勿論、俺の弟子として様々な剣術や銃火器を生かせる体術なども仕込んだ為、恐らくそこらの武士に集団で囲まれても簡単に勝つことが出来る筈だ。
912 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/14(金) 13:03:19.28 ID:o1wzrd/F0
 因みに彼女は排泄しないらしい。
 食べた分はどこに行ってるのだろう。
 つくづく思うが、ゐいゑむびいいんぐとは、不思議な生命体だ。

 なお、俺とナナシには肉体関係や恋仲などは一切無い。
 時折動きがぎこちなくなったナナシに油を差してやったりする際にナナシが裸体になる。
 乳首も性器もあるためあまり見つめたくは無いのだが、彼女自身は一切気にしてないようだ。
 だから俺もあまり気にしないようにしている。
913 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/14(金) 13:23:16.68 ID:o1wzrd/F0
 ◆◇◆◇◆


ナナシ「うっそーとしてて、不気味ですね………ほんとにこんなとこにいるんでしょか?」


俺「いや、話を聞く限りここで合ってる筈だ」


ナナシ「ぅうう…………帰りたいです…………」


 ナナシが俺の裾をしっかりと握って後ろを歩く。
 ウグイスがいると思われる竹林は大量の竹に覆われ昼なのに夜と錯覚するほど暗かった。
 ガサガサとかろうじて道と捉えられる道を行く。


ナナシ「ところで、ししょ」


俺「どうした?」


 深い竹林を進んでいると、ナナシが話しかけてきた。


ナナシ「ししょは、五年前に奥さんを置いてウグイスさんを探してるですよね」


俺「ああ。その話は、前にもしただろ?」


ナナシ「もし、ウグイスさんを見つけたとして…………ししょはどうするつもり何ですか?」


俺「………………」


 俺は足を止めた。
 …………ずっと知っていた。
 俺は今、ウグイスを見つけることを最終目的にしている。
 だが、見つけたとしてどうする?
 ウグイスを連れ戻すのか?
 もしもう家庭を築いていたら。
 もし…………死んでいたら。


 …………ずっと分かっていた。
 分かっていないと言い聞かせていた。
 俺のこの目標のその先が、無いことなんて。


俺「>>下」
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/14(金) 14:48:10.87 ID:gYrhuvcB0
どうなるかは分からない、だがもし許されるならまた3人で一緒に暮らしたい
915 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/16(日) 15:46:52.24 ID:7sgp4YIz0
俺「どうなるかは分からない…………だが、もし、許されるのならば………また三人で一緒に暮らしたい」


 俺がそう言うと、ナナシは「そうですか」と頷いた。



 ◆◇◆◇◆


ナナシ「あ、ししょ! 家があります!」


俺「そうだな…………」


 俺は辺りを見回した。
 家の周りには竹が生えておらず、茂みに飲まれてもいない。
 手入れが行き届いていると言うことは、人が前まで住んでいた、もしくは誰かが住んでいる、という事だ。
 俺とナナシは扉の前に立った。
 そして俺は意を決し、扉を叩いた。


俺「>>下」
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/16(日) 16:06:13.65 ID:Z+jf9kZt0
突然ですまない、ウグイスという女性はいるか?
917 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/17(月) 00:31:52.57 ID:3Pj73HcE0
 コンコン。


俺「突然ですまない。ウグイスという女性はいるか?」


 俺は戸を叩き、誰かいるかも分からないその家にそう問いかけた。
 すると、仲から物音と小さい話し声が聞こえてきた。


?「おや、誰か来たねえ。儂が出るよ」


?「気をつけるんだよ玄三さん」


 しばらくしてガラッと扉が開き、よぼよぼの翁が顔を出した。


俺「失礼する。俺は鋼という鬼の一族の者だ。白髪で歌の上手いウグイスという女性を探しているのだが…………」


 俺がそう聞くと、翁はふむ、と首を傾げた。


翁「ここにお客が来ることは珍しいのう。ウグイス、か…………家に似たような一人娘はいるが、名前には心当たりがないのう」


俺「そう、か…………」


 俺はその言葉を聞き一瞬絶望しかけたが、もしかすれば真名を名乗っていないという可能性も考え、少し希望を見いだした。


翁「まあ、ともあれ竹林を抜けてきたんだ。お茶でも飲んでいくと良い」


 そうして俺とナナシは誘われるがまま家に上がっていった。
918 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 08:12:13.98 ID:+RlrtbWW0
 ◆◇◆◇◆


翁「取りあえず、鬼のお兄さんはそのウグイスって人を探してるのかい」


俺「そうだ………」


 俺がそう言うと、翁の妻の婆が腕を組んだままため息をつく。


婆「まあなんとも自分勝手な事だよ」


翁「これ弥由夜(ヤユヨ)。そんな事を言うんじゃない」


俺「…………………いや、その通りだ。彼女の今の状況も知らないのに勝手に探しているのは、俺の自分勝手だ…………もしかしたら、拒絶されるかもしれないのに………………」


 翁と婆が揃って考える。


翁「…………さっきも言ったとおり、ウチの一人娘は拾い子だ。もしかしたらお兄さんが探しているウグイスかもしれない……………」


婆「だが、もしかしたら違うかもしれないし、そうだとしても彼女がどうするかは私達の知った所じゃない」


俺「…………………」


 翁と婆は真剣な顔で続ける。


翁「私達は彼女の運命は全て彼女に委ねる」


婆「そう拾った時から決めていたんだ」


翁「だから、ウチの娘の判断次第では……………」


翁と婆「「ウチの娘をよろしく頼むよ」」


 声をそろえて、翁と婆が言った。
 まだ、ウグイスであるとは決まっていないのだが、な………
 その時、玄関で扉が開く音がした。
919 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 08:18:04.38 ID:+RlrtbWW0
?「ただいま〜。お父さ〜ん、お母さ〜ん。タケノコ大漁だよ〜!」


俺「っ……………!」


翁「……………フム」


 その声に、俺は聞き覚えがあった。
 俺のはっとした顔を見て、翁が頷いた。


翁「今夜はタケノコ汁じゃのぅ」


 小さく、軽い足音が廊下を歩いてくる。


?「下駄あったけど、お客さんいるの?」


翁「ああ。お前にとって、大事な、お客さんだ」


?「え、私にとって………………」


 足音が、止まった。
 バラバラと、タケノコが落ちる音がする。
 俺はゆっくりと振り返った。
 そこには……………


俺「>>下」
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 08:25:42.66 ID:gMlUO9Lt0
どの面下げて…と思ってるかもしれないが、それでも言わせてくれ
ウグイス…会いたかった…
921 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 08:41:54.55 ID:+RlrtbWW0
俺「どの面下げて……………と想っているかも知れないが、言わせてくれ……………ウグイス。会いたかった………」


ウグイス「ぁ、ぁ……………うう………」


 背も伸び、色々と成長した身体が五年の年月の長さと重さを痛いほど感じる。
 ウグイスが口元を抑える。
 そして、涙をこぼしながら俺に抱きついた。


ウグイス「うう、ぐ、うううう……………! ぁああっ……………!」


 ずっと、後悔していた。
 あの時、どうして引き留められなかったのか。
 俺はウグイスも大事にしていると、どうして言えなかったのか。
 俺はウグイスを抱き返し、失ってしまった年月の穴を埋めるように、その頭をなで続けた。
922 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 10:43:02.77 ID:Hws+To8J0
 ◆◇◆◇◆


俺「すまなかった、ウグイス。本当にすまなかった…………」


 俺は地面に頭を付け、謝る。
 それに対し、ある程度泣き止んだウグイスが鼻声で言う。


ウグイス「あの時、私は、私なんて、もういらないんだって思って…………私も、鋼様が好きだったけれど…………シラサギちゃんと、鋼様の邪魔は、したくないなって、思って………………」


俺「…………だから、姿を消したんだな」


 本当にすまないことをした。


俺「俺にとっては、ウグイスも、シラサギも、他に代え難いほど大事なんだ。だから、あんなところを見せてしまったが、ウグイスのことも本当に大事に思っているんだ」


 翁がほっとした表情を浮かべ、婆がへん! と顔を背けた。
 ウグイスが目元を拭う。


ウグイス「……………ところで、あの…………いくつか聞きたい事があるんですが……………」


俺「なんだ?」


 ウグイスが一度キョロキョロと辺りを見て言う。


ウグイス「その子も気になるのですが………………シラサギちゃんは今、どうしてるんですか…………? 姿が見えないのですが…………」


俺「ああ。流石に身重のシラサギを旅に連れ出す訳には行かないと思って…………」


ウグイス「身重!?」


翁と婆「「なに!?」」


 そう言えば話してなかったな。
 ウグイスと二人が驚愕の表情をする。


俺「ああ。無事、産まれたらしい。今は5歳だ」


ウグイス「らしいって………………まさか、会っていないんですか?」


俺「ああ…………シラサギを鬼ヶ島の女に預けて、すぐに旅に出たからな。まだ、顔すら見ていない」
923 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 12:40:18.26 ID:Hws+To8J0
ウグイス「そんな、私なんかの為に………………?」


俺「ああ………まあ、五年も経ってしまったがな…………」


 ウグイスが顔を伏せた。


俺「『なんか』だなんて、言わないでくれ……………ウグイスも大切だったんだ……………どうしても、失いたく無かったんだ…………」


ウグイス「………………」


 ウグイス口を開く。


ウグイス「嬉しいです………………」


俺「……………………」


ウグイス「そんなに、大切に思っていてくれたなんて………………私のこと、ほおってなくて…………………ずっと、そう思ってたのに……………探してくれて…………来てくれて……………嬉しいです………………」


 ウグイスがまた泣き出す。
 俺はそこで、ウグイスに決断を迫ることにした。


俺「…………………ウグイス………俺は、ウグイスの考えを全肯定する。もし嫌ならば、断ってくれても構わない。俺は許されるのならば、また前のように3人で暮らしたいと思っている……………だから、また一緒に、暮らしてくれるか?」


ウグイス「それは…………」


 ウグイスが翁と婆を見る。


翁「ええよ。お前の好きなようにして」


婆「ふん。娘の言うことにもうあれこれは言わんからの」


 ウグイスはその言葉を聞き、頷いた。
 そして、二人に向く。
924 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 12:47:20.57 ID:Hws+To8J0
ウグイス「この五年間…………身分も分からない私を育ててくれて、ありがとうございました……………お父さん、お母さん。本当に、お世話になりました………!」


 ウグイスが頭を下げる。
 それが、ウグイスの答えだった。


翁「まあええでよ。たまにで良いから、いつでも会いに来なされ」


婆「寂しくなるね。カグヤ………いや、ウグイス。元気にするんだよ!」


 そうウグイスに一言ずつ言った後、俺に向いた。


翁「ウグイスちゃんを、幸せにしとくれよ」


婆「でないと、許さないからねえ!」


 この二人は、俺よりもウグイスと過ごした時間が長い。
 俺よりもウグイスのことを知っているだろう。
 俺はこの五年、ウグイスを育ててくれたその二人に、感謝の意を込め、頭を下げた。


俺「>>下」
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 13:15:44.72 ID:uDtPk89Wo
お義父様、お義母様、今までウグイスを守って頂いてありがとうございます
これからは私が精一杯ウグイスを幸せにします(深く礼)
926 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 21:02:53.47 ID:ee4/F16b0
俺「お義父様、お義母様。今まで、ウグイスを守っていただいてありがとうございます。これからは、私が精一杯ウグイスを幸せにします」


 隣にいるナナシも、自分だけ普通でいるのが気まずくなったのか頭を下げた。
 翁と婆が言う。


翁「ウグイスちゃんがそれだけ言うあなたなら、しっかりと任せられそうだ」


婆「あたしらも安泰だよ。鋼と言ったかい? よろしく頼むよ!」


俺「………はい!」


 俺はそう、力強く言い放った。
927 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 21:42:34.31 ID:ee4/F16b0
 ◆◇◆◇◆



 二人に別れを告げ竹林の道を歩いていると、俺の左側にいるウグイスが口を開いた。


ウグイス「あの……一方的に別れたのは私なのに、こんなに時間をかけて私を迎えに来てくれて……本当にごめんなさい。それと、ありがとうございます」


俺「……もう、謝らなくていい。それに、礼ももういい。これで丸く収まったんだ……俺はウグイスが戻ってくるだけで、嬉しいんだ」


ウグイス「………はい……♡」


 俺がそういうと、ウグイスは頬を赤らめ、頷いた。


ウグイス「ところで……その子は誰ですか?」


 さっきから気になっていたらしいウグイスが、俺を挟んで反対側にいるナナシを見た。


ウグイス「そう言えば、シラサギちゃんって……まさか、鋼様って……!」


俺「違うからな。あれはシラサギだからだ。こいつはちょっと前に俺の弟子になった……」


ナナシ「ナナシです!」
928 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 21:48:52.37 ID:ee4/F16b0
 ナナシがそう元気よく答えた。


ナナシ「ししょの弟子です! 戦い方を沢山ならいした!」


ウグイス「弟子ですか……もしかしてゐいゑむびいいんぐですか? 初めて見ました……もっと近くで見ても良いですか?」


ナナシ「いよ」


ウグイス「わ、すごい……!」


 ナナシは身体から銃器を出したりして見せている。
 二人は仲良く出来そうだ。
 良かった……
929 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 22:03:42.12 ID:ee4/F16b0
 ◆◇◆◇◆


 とある茶屋にて。


ウグイス「江戸に帰るまで、しばらくかかりそうですね。私だけならすぐなんですが………」


俺「ああ。俺はここに来るまで五年かかったが、歩きでまっすぐ帰れば半年以内に帰れるだろう」


ナナシ「とりあえず、歩きましょ! ししょも早くししょのお子さんに会いたいでしょうし」


俺「そうだな………さあ、歩こう」


ウグイス「はい!」


ナナシ「ししょー!」


 俺たちは銭を置いて茶屋を発った。
 もうしばらくはこの三人の旅が続きそうだ。
 俺はこの旅で進化した馬切り刀を抱え直した。
 ウグイスも、シラサギも、ナナシも。
 大事な、俺の大切な者たちだ。
 絶対に、守り通してみせよう。



 それぞれの思いを胸に、俺たちは鬼ヶ島に向けて、歩みを進めるのだった。



930 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 22:08:02.16 ID:ee4/F16b0
 ◆◇◆◇◆



ハガネ「……はっ」


ウグイス「え?」


シラサギ「あれ?」


ナナシ「………ふぁあ〜……ん?」


オパビー「最後の方ちょっと駆け足だったけど、これでイフは終わりやで」


オパビー「不明な点とかがあったら、質問受け付けるで」
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 22:22:29.05 ID:TDY0MtqQo
イフで顕現したナナシちゃん、ぶっちゃけ師匠にたいする恋愛感情はどうなの?
932 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 22:28:42.15 ID:ee4/F16b0
 >>931
 無いで!
 ナナシちゃんせっかく顕現したから後付けで正規の世界線の鋼の道場では四天王レベルに強いわりと古参の弟子って事にするで。
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/18(火) 22:42:25.22 ID:TDY0MtqQo
ウグイス、シラサギ「(ニッコリ)」
ナナシちゃん一気に重要登場人物に成り上がって草
934 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 22:46:50.81 ID:ee4/F16b0
ナナシ「ししょ、ここどこですか?」


ハガネ「ナナシ、お前も来たのか。私も分からないが、どうやらこういう場所らしい」


ナナシ「へえ」


オパビー「なおイフ世界線の記憶は消させて貰ったで」


オパビー「さて。そろそろお楽しみ時間の終わりやで」


オパビー「ケーキは食べ切るもの、夢は覚めるもの、遊園地は帰るもの。まあ、まだ安価でリクエストがたまってるサイドストーリーはあるが、一旦終わりにさせて貰うでな」


オパビー「このスレで書くのはあと一個だけ…………そう。アテナのエロだけやで」


アテナ「え?」
935 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/18(火) 22:55:00.72 ID:ee4/F16b0
オパビー「成人ショタ王子×巨乳高身長純愛系龍人。どうなるか楽しみやな」


オパビー「もちろん龍形態でもセックスさせるつもりやで」


ユタ「おいちょっと待て!?」


アテナ「せっくす?」


ユタ「おいアテナ変なこと教えるな!」


オパビー「はっはっはー」


オパビー「まあ教えたって教えなくたって変わらないんやからええやないか」


オパビー「じゃ、みんな」




オパビー「さよならやで……………」




オパビー「夢よ」


オパビー「覚めるが、良い」
936 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 00:11:33.53 ID:snOkDPY70
 ◆◇◆◇◆






私「はっ! ………………はぁっ、はぁっ……………」


 私は、目覚めた。
 目を開ければいつも通りの天蓋が見える。
 私は滝のように汗をかいていた。


私「ハァ………ハァ……………」


 何か、夢を見ていた気がする。
 何か、大切な決断をした夢を。
 だが忘れてしまった。
 しかし、忘れた夢の残り香の影響か、私は不思議と、ある決意を抱いていた。
 今日こそ絶対に、「アレ」をしてやるという決意が。
 何があっても、それこそ天変地異が起きたとしても、成してみせるという確固たる意志を。
937 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 01:30:23.97 ID:snOkDPY70
ユタ「ああ、起きたかアテナ」


 私の部屋の窓のカーテンまとめながら、そうユタが言った。
 こやつは、ユタという。
 この国の王子だ。
 そして……………私が恋している相手でもある。
 出会いは五年前、私がこやつを殺そうとしたところから始まった。
 私は傲っていた。
 こやつの現妻であるルイに完膚なきまでに叩きのめされ、殺されそうになった所をこやつに助けられた。
 それが私がこやつを恋している原因ではないが、キッカケの一つであることは間違い無い。
 こやつに匿われ、ルイやこやつのもう一人の妻であるパトリシアと一緒に暮らしていく中で、徐々に、ちょっとずつ、だったのかもしれない。
 私はこやつに恋していった。
 明確な区切りなど無かった。
 緩やかな坂道のように、私はゆっくりと恋に落ちていったらしい。
 今の私のこやつに対する感情は、はっきり言えば愛しさしかない。
 生物としての本能的にも、ヒトとしての理性の部分でも、私はこやつに恋をしていたのだ。


私「ああ。おはよう、ユタ…………」


 ユタが振り返る。
 髪が日の光に輝く。
 私がつけてしまった大火傷もある。
 その綺麗な瞳が私を見据える。
 口元が微笑む。
 細い指が動く。
 そして実感する。
 ああ、やはり私は恋をしていると。


ユタ「どうしたんだアテナ固まって。なにか、あったのか?」


私「いや、何でもない………ちょっと考え事をしとったからの」


 主にユタのことを考えとったぞ。


ユタ「じゃあ、寝間着を着替えたらすぐに降りてきてくれ。朝食が…………」


私「ユタっ…………!」


ユタ「ん?」


 ユタが部屋を出て降りようとしたとき私は奴を引き止めた。
 これが蛮勇かも真の勇気かも分からない。
 だが………もし、言うのなら……………今だ………!
938 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 08:13:11.73 ID:Pllh/xUW0
私「ユタ……………わ、わわ、私、は………………」


 しかし、いざ言おうとすると舌がもつれ、上手く言えない。
 引き止められたユタが不思議そうな顔をする。


ユタ「…………………どうした?」


私「わた、私は、お、お主の、こ、事が………………」


ユタ「言い辛い事なら言わなくても良いぞ?」


私「いや! 言う! 絶対に言う!」


 私は深呼吸した。
 しかし、言いよどむ。
 ああ、やはり言えぬぅぅ……………
 私が言えずにいると、ユタがかがみ私と顔の距離を急接近させた。


私「あぅ!?」


ユタ「ああ、驚かせて済まない。だが、そんなに無理に一気に言おうとしなくて良い。ゆっくりでいいから、言ってみろ」


 ユタが私の手に手を重ねる。
 ユタの幼く整った顔が私を覗き込み、私の心臓が早鐘のように鳴る。
 しかし、ユタの言うとおり、一語一語ゆっくりと話そうと、まずは息を吸い、ユタから目線を離し言葉を放つ。
939 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 08:21:56.18 ID:Pllh/xUW0
私「わ、私は……………」


ユタ「うん」


 まずは一言。
 ユタが頷く。


私「き、貴様の事が………………」


ユタ「うんうん」


 次の一言。
 私は最後に息を整えた。


私「す……………………」


ユタ「うん?」


 小さすぎて聞き取られなかったようだ。
 私は覚悟を決め、ユタの顔をまっすぐと見据えた。


私「す…………………っ!」


ユタ「す?」


私「…………………………………ぅううぅうう……………」


ユタ「え、ちょっ!」


 羞恥と不安が限界に達し、涙が溢れた。
 やはり、無理だ…………
 ユタが急いでハンカチで私の目元を拭く。


ユタ「まったくどうしたんだよアテナ………」


私「だって、だってぇええ……………」


 振られるかもしれない。
 そんな不安が、この年月ずっとあった。
 それは私がユタに告白できなかった原因の一つでもある。
 だから、言えないのだ。
 私の涙を心配そうに拭きながらユタが言う。


ユタ「そんなに辛いなら、言わなくて良いのに…………」


私「ぅううぅ……………」
940 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 08:28:19.69 ID:Pllh/xUW0
私「言うのは辛いがぁ……………言わぬのも辛いのだぁ……………ぅうぅう……………」


ユタ「私にどうしろと……………」


 絶えず溢れる私の涙がこぼれるごとに、ユタはハンカチを濡らす。
 こんな優しいところも私が恋しているのだ。
 ……………これほどまでに恋しているのならば……………言わねばなるまい。


私「ぐすっ……………言う……………………」


ユタ「でも…………」


私「言うったら言う!」


ユタ「わかったよ……………良いよ、言っても」


 私は息を吸い込んだ。
 今度こそ、言えるっ……………!


私「わわわ、私は、貴様の事が好きだっ!」


ユタ「うん…………うん? え?」


私「好きだ……………好き……………ぅううううぅっ、ぐじゅっ………!」


ユタ「ええええええええええええっ!?」


 ユタが叫んだ。
 目を見開き、驚愕の表情を浮かべて。
 私は、言い切ったのだ……………
941 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 08:34:42.20 ID:Pllh/xUW0
 あとの流れは家族会議からの多少の差違はあるが>>775-784
 全員なぜか微かなデジャヴを感じながら、アテナの嫁入りが決まった。
942 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 12:28:53.27 ID:BMzsZF+n0
 ◆◇◆◇◆


 私は事の経緯をアテナと共にトキに報告した。


トキ「またかテメエふざけんな」


私「トキ、本当にすまないと思っている」


トキ「約束は覚えているな?」


私「覚えている」


トキ「よしじゃあ歯ぁ食いしばれ!」


 パカンッ!


 私はトキに殴られた。
 手加減はしてくれたようだが、それでも痛いものは痛い。


アテナ「き、きさっ、ユタに何するんだっ!」


トキ「いや………前にアテナ手を出したらぶっ飛ばすと言ってたからな。約束通りぶっ飛ばしただけだ」


 アテナは倒れ込んでいる私に駆け寄り、抱き上げる。
 そして殴られた頬を優しく撫でる。


アテナ「ああユタ大丈夫か? 頬が腫れとるぞ?」


私「いや、気持ちは嬉しいんだが…………」


 体制のせいですごい質量の胸が私の頬に押しつけられている。
 やわらかくてあったかい。
 何だろう、母のような包容力だ。


私「というか、大人しく殴られた私も私だが、まだアテナに手は出していないぞ?」


 私はアテナに支えられながら立ち上がった。


トキ「どうせ同じようなもんだろ?」


私「まあな……………」


アテナ「手を出すってどういう事だ?」


私「ああ………うん。アテナは知らなくて良い」


 とにかく、一応これでトキへの報告は終えたな。
 あとすべき事は一つだけ。
 私はとある紙懐から出した。


私「で……………トキ王。頼みたいことがあr」


トキ「婚姻だろ分かってるよ! 祝福してやるよこの野郎め!」


 トキはヤケクソと言った表情で紙を奪い取り、そこに印鑑を叩きつけるようにして押した。
 その瞬間、私達の婚姻が確定したのだった。
943 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 12:41:31.55 ID:BMzsZF+n0
トキ「ほらよ。末永くお幸せに!」


私「ああ。祝福感謝する」


 アテナが俺が持つトキから返して貰った婚姻書を見て、納得が行かないという顔をする。


アテナ「ううむ……………これで、私とお主は結婚した、という事なのかの? 実感がないのう………」


私「なんだ? 紙面上じゃ満足行かないか?」


アテナ「うむぅ……………」


 結婚式を挙げる事はアテナも知っているが、それでも納得行っていないらしい。
 まあ言ってしまえば婚姻書なんてインクの乗ったただの紙だからな。
 しかし、こんなこともあろうかと、私はしっかりとあることの準備をしていた。


私「じゃあ、実感が湧くようにしてやろうか?」


アテナ「うむ?」


 私は懐から手のひらに乗るサイズの箱を取り出し、それを開け中身を取り出した。
 そしてアテナの左手を取り、薬指にそれをはめる。
 濃い紫色の、タンザナイトの指輪だ。
 勿論、オーダーメイド、私とアテナだけの指輪だ。


アテナ「お、お主……………こ、これ、は…………」


 アテナの顔が徐々に染まっていく。
 私はアテナの左手を握ったまま膝をついた。


私「>>下」
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 13:00:03.50 ID:1zC1UyBDO
私と結婚しょう
そしてずっと一緒にいよう
945 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 13:16:19.92 ID:BMzsZF+n0
私「私と結婚しよう。そして、ずっと一緒にいよう」


 ボンッ、とアテナの顔が赤くなった。


アテナ「も……………………もちろん……………だ…………………///」


 そして小さな消え入りそうな声で、その返事は返ってきた。
 互いに、見つめ合い、そして、ゆっくりと唇の距離が近づき……………


アテナ「だ、だだ、ダメだ! わ、私には出来ぬっ!」


 もう少し、と言うところでアテナが顔を背けてしまった。
 キスが恥ずかしいのか。


私「まあ今はまだ恥ずかしがっても良い。だが、いつかはしっかりと口づけをしよう」


アテナ「うう……………すまぬの………じゃ、じゃあ横を向いてくれぬか?」


私「こうか?」


 私がアテナの言うとおりに横を向くと、頬にはプニッと、肩にはブニュンッと柔らかい物が当たった。


アテナ「今はこれが、精一杯での…………」


 前を向くと、アテナがリンゴのように顔を真っ赤にしながら口元を抑えていた。
 意外にアテナも、デレるととっても可愛かった。


トキ「…………………」


私「あ、トキ。いたのか」


トキ「というかここ王の法務室なんだが。お前らに一言だけ、言わせてくれ」


私「どうぞ」


 トキが息を吸い込んだ。


トキ「よそでやれよそで!!!」
946 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 13:17:23.15 ID:BMzsZF+n0
 と、言うわけでこのスレは終わりやで。
 アテナのエロも結局次スレに持ち越しやで。
947 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 13:20:39.25 ID:BMzsZF+n0
 999までは感想とか欲しいで。
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 14:27:48.05 ID:YVhJc7WD0

3スレ目ということはアテナのエロ以外にも何か書くのかな(期待)
ナナシというかIM・ビーイングのエロはどうなるのか個人的には気になる
949 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 15:25:48.29 ID:BMzsZF+n0
 >>948

 次のスレで書くこと。

 1:アテナの初夜

 2:物語で買われなかった三人の奴隷(安価無し)

 3:獅子眩いの続編(安価無し)


 EM.ビーイングは機械やし普通ならエロは無いで。
 ……………でももちろん、魔道具として人工膣も人工子宮もあるんやで。
950 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 16:29:15.28 ID:BMzsZF+n0
 一旦区切りがついたから「孕ませハーレム子孫繁栄!」の方を進めとくで。
 次のスレはそっちが一区切りついたら立てるで。
951 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/19(水) 16:46:49.86 ID:BMzsZF+n0
 さいなら。
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/19(水) 17:03:46.43 ID:gwFZ87Xk0
乙乙
正直今のIFはバッドエンドも覚悟していたからなんだかんだでハッピーに終わって良かった(結局夢落ちだけど)
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/06/20(木) 21:44:14.59 ID:blnN1K+9O
ナチュラルに忘れられる>>804さん可哀想…
954 :オパビー ◆En71pCZieY [saga]:2019/06/21(金) 16:15:17.16 ID:KrJ5MlOP0
 >>804 >>953
 ごめん、ちゃんとやる。
955 :オパビー ◆KAEGoYwefVpi [saga]:2019/08/29(木) 20:26:54.25 ID:lZFh1SE10
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