【安価】止まらぬ堕落

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74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:28:49.42 ID:gy5DS7DDO
>>72に向かう途中、賢者が魔族に襲われている女性を発見し助ける。
「ご褒美」として女性に見せつけるような形でセックスする
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:29:03.01 ID:JhFjc5DOO
ってもう投稿してたの忘れてたわ……連取りになるし>>73は無効で頼む
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/01(月) 04:11:23.07 ID:NIIovy7SO
弓手を拘束してじわじわ寸止め責め
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/01(月) 07:05:33.84 ID:uT2hSSer0
幼馴染がおむつを買いに行くのを一緒についていく。男は何を買うでもなく幼馴染がオムツを購入するところをニヤニヤしながら眺める
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/01(月) 22:26:00.50 ID:edsLW0yK0
「久しぶりだな。こうやって何処かに旅に出かけるのは」

「うん…。何だか、懐かしいなぁ…」

サンデス山脈に向かう男と賢者。到着までに数日は掛かる計算なので、それなりの荷物を抱えている。

男は普通に歩いているが、賢者はふよふよと宙に浮いている。

荒れ果てた土地を踏破していく中で、賢者は口を開いた。

「…そういえば…さ。男から、精霊の魔力が感じられなくなってるんだけど…」

「何があったの?」

「え…?」

賢者の言葉に、男は首を傾げる。思い当たる節は星の数ほどあるが、何が正しいのか皆目見当もつかない。

言われて初めて気付いた程度には、力を借りていた認識が薄くなっていた。それが原因なのかもしれない。

「役目を終えた者に用は無いんだろう。尤も、俺が力を貸すように頼んだんだ」

「目的を果たした以上、その力を行使する必要は無くなるわけだからな」

「そう…かな…」

「…変なことを気にする奴だ」

前を向いて歩いている男。その後ろで、賢者は悲しそうに男を見つめる。

賢者の記憶では、魔王との戦いが終わった後でも精霊はいた筈だ。精霊の魔力を感じられなくなったのは、男が王都に呼ばれたと言っていた日。

その日、何があったのか。それを知っている人は誰もいないし、詮索しようともしない。

解っていたことは、髪色も、魔力も、人格も。何もかもをナニカに塗り潰されたように、変わってしまったこと。

穢れ無き男を変えてしまうほどのことが起きた。その事実への悲しみだけが、残っていた。

だからこそ、男が変わってしまっても賢者たちは、共にいるのかもしれない。

そんな男の苦しみを知り、慮れるのは、共に旅をしていた彼女たちしかいないから。
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/01(月) 22:26:28.99 ID:edsLW0yK0
「………?男…聞こえた…?」

「いや?昔に比べたら、勘は鈍ってきているからな」

「ボクだけ…かな…。ちょっと視るね…?」

「任せた」

杖に腰を下ろし、高く飛び上がる。賢者の瞳が蒼く染まり、光を帯びる。

視界がモノクロに変わり、その中で色とりどりの光が点々と輝いていた。大きさもまばらで、殆どが小さなものだ。

「あれ…か…」

湖の畔で輝く二つの光。一つは紅い光で、もう一つは魔族特有の黒い光。

チラリと男の方を見る。男もまた、黒に近い光を放っていた。

賢者は男の元に戻り、手を掴む。そして、観測した光に向かって飛翔した。
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/01(月) 22:27:17.88 ID:edsLW0yK0
「やだっ!来ないで!」

ブンブンと剣を振り回す女性にたじろぎながら、魔族の男は制止しようと試みる。

「ま、待て待て!別に危害を加えようってわけじゃあない!」

「ただ、飯が欲しいだけなんだ!食料をくれたら、すぐにでもどっかに行くさ!」

「誰か助けてぇ!魔族に殺されるわ!」

「話を聞けよ!?」

大声を出して叫び続ける女性に、魔族はどうしようも出来なかった。諦めて別の方に向かおうか、と考えた時。死神がやって来た。

「づ…っ!?」

「…魔族か。追い剥ぎでもしてるのか?」

「さ…サポートに回るよ…!」

杖から飛び降りた男は、辻斬りを仕掛ける。致命傷を避けた魔族だったが、斬り付けられた右腕が地面に落ちる。

どこからともなく取り出した魔剣を向け、男は問う。冷ややかな目が魔族を射抜く。

「まあ、いい。危害を加えようとしていたなら、殺す他無い。不運だったと諦めろ」

「待て…よ…!俺は腹が減ってるだけで…。喧嘩をする気なんてっ!?」

問答無用と言わんばかりに、男は斬り込む。片手で何とか受け止めた魔族だが、表情は非常に厳しいものだった。

力があまりにも弱いことに違和感を覚えながら、男は剣を弾き、左の拳を叩き込む。

痛みに悶える魔族が吹き飛ぶが、その先には賢者がいた。翳した杖の前には、真っ黒い亀裂が出来ていた。

「さようなら…」

「や…やめっ」

賢者の言葉と共に、吐き気を催しかねない風貌をした化け物が顔を見せる。大きく開かれた口の中に、魔族が綺麗に入った。

反論する暇も無く、男は異形に噛み殺される。骨が砕ける音と共に、血液が牙の隙間から飛び散る。

魔族を平らげ、満足した異形は、上機嫌で亀裂の中に還っていった。数秒後、何事もなかったかのように亀裂も消える。

「ふぅ…。喚ぶのは数年ぶりだったから…心配したけど。でも、成功して良かった…」

「よくやった。実を言うと、吹き飛ばした後の追撃は考えていなかったんだ」

「だよね…。ボクが先回りしておいて正解だったよ…」

「あのっ。助けてくれてありがとうございました!」

男は剣を仕舞い、賢者は安堵の息を漏らしていた時に、助けた女性が感謝を述べた。

「…気にするな。それより、単独での冒険は控えることだ。最低でも四人は必要だぞ」

「えっ?でも、あなた達は二人で…」

「ひっ…」

女性は、不思議そうに賢者を指差す。賢者はそれに怯え、男の後ろに隠れた。

「俺たちはいい。旅には慣れているからな。まだ未熟なうちは、仲間が多い方が安全だ」

「ふ…不測の事態も…あるし…」

顔だけを見せる賢者。その頭を撫で、男は黒い笑顔をする。

「そういえば、賢者に御褒美をやっていなかったな」

「えっ」

「えっ」

そう言うと、男は賢者を抱き上げ、剛直を突き入れた。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/01(月) 22:27:46.73 ID:edsLW0yK0
「い…ひぃっ♡!?」

愛撫無しの挿入だったが、既に堕ちていた賢者の身体は、すぐさま対応し膣を濡らす。

突かれる度に嬌声を漏らす少女に、女性は腰を抜かした。

「へ…変態ぃっ!?」

「ぼ、ボクはちぎゃひゅっ♡」

「人を愛するだけで変態とは、酷い言いようだな」

「変態でしょ!?ここここここんな、せせセックスを、人に見せて…!」

突然情事を始めた青年(変態)と、否定しながらもそれを受け入れ、悦ぶ少女(変態)。誰が見ても、変態と答えるだろう。

子供のような身体を持ち上げ、道具のように男は使う。最初は羞恥に耐えていた顔も、すぐに快楽に歪んだ。

「お゛ぉっ♡!それ♡深いよっ♡男ぉっ♡」

「ひ…ひゃああああっ!??!」

地を這うようにして、女性は逃げ出していった。それを見届けた男は、動きを止める。

「逃げられたな。お前がだらしない声を出すからだぞ?」

「わっ♡悪いのは男のチンポでしょっ♡」

「…俺は悪くない筈だ。それより、御褒美はまだあげられてないんだ。再開しよう」

「ひぃぃぃんっ♡!!」

再開された抽挿に、賢者はまた喘ぎ声を上げる。射精を促してくる膣の動きに、男は限界を迎えた。

「ん〜〜〜♡!!」

そして、人気が無くなった湖に、獣のような声がこだました。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/01(月) 22:28:15.75 ID:edsLW0yK0
「酷い…。これで、ボクの悪評が広まったらどうするの…?」

膣から漏れ出す精液を処理しながら、賢者は文句を言う。剣にこびり付いた血を拭い、男は答える。

「あんなインパクトのある光景を見せられてみろ。変態がいたこと以外、印象には残らんさ」

「そうかな…?…そうかも…」

疑問に思いながらも、賢者は頷く。実際、どんな噂が広まるかを彼女たちが予め知る手段は無い。

運に任せることしか出来ない以上、拘る必要性は皆無だった。

「…あ。見て、男」

「…綺麗だな」

「わぁ…!!」

賢者の声に応え、ふと見上げた空。星の海を横切るように、流星群が降っていた。

まだ、風景を楽しむ心を持っていたことに内心驚きながら、男はその様を眺める。

賢者は、そんな男に身体を預けながら、空を見つめていた。
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/01(月) 22:28:45.14 ID:edsLW0yK0
女性の前で情事に耽って数日。男たちは、サンデス山脈を登っていた。

賢者は相変わらず浮いているので、実際に労力を費やしているのは男だけだ。

だが、昔の度に比べたら大したことはなく、半分ほど登っても息を切らすことは無かった。

「ここから先は雪が積もっている。注意しろ」

「注意するのは…ボクじゃないけどね…」

「…雪崩が起きるかもしれないから言ったんだ」

そんなやり取りをし、山を登っていく。整備はされていないが、人が通った形跡がある。

魔族はその先にいる筈だ、と足を進めること数時間。日が暮れ、何度目かの夜を迎える直前に、それは見つかった。

「…思ったより、質素だね…」

「柵が申し訳程度にあるだけ…か。これでは、マトモな守衛もいないだろうな」

外敵から身を護るための壁はどこにも無く、木製の脆い柵が立てられているだけの小さな村。

住民を観察するが、女子供が数十人いるくらいで、男は殆どいなかった。住民は皆、魔族特有の角や肌色、羽を持っていた。

「あら…。このような僻地にようこそいらっしゃいました。勇者様」

「…は?」

「今…勇者…って言った…よね…?」

「ええ。言いましたよ」

自分たちを知っていることに、男たちは首を傾げた。


下3までに何をするか
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/01(月) 22:36:47.58 ID:NIIovy7SO
何者か聞く
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/01(月) 23:32:56.10 ID:xz1S2mdXO
とりあえずもてなし(意味深)を要求
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/02(火) 00:26:17.89 ID:9qTTgN7AO
何故ほとんど女子供しかいないのか尋ねる
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 01:26:11.61 ID:8tHqVip+0
「…聞きたいことが幾つかある。答えてもらうぞ」

黒い靄が集合し、男の右手に負けんが出現する。威圧する意図は無く単純に、攻撃される場合を想定したためだ。

今まで、散々魔族と殺し合った。殺してきた。復讐心に駆られ、殺しに掛かる魔族がいても可笑しくない。

「答えられるものであれば、喜んで」

魔族の女性は、柔らかい笑みを湛えながら快諾する。その様子に、二人は呆気に取られながらも質問をする。

「…まず、貴様は何者だ?何故、俺が勇者だと解った?」

「私たちはただの生き残りですよ。知っている理由も、非常に単純です」

「魔王様から、勇者様のことを拝聴させていただいておりますので」

「多少特徴に相違がありましたが、概ね同一のものでしたので勇者様と判断させていただきました」

さらりと流してみせたがこの女。魔王と確かに言った。首を刎ねたというのに、生きていたのか。あの化け物は。

「…では次に問う。何故、この村には女子供しかいない?男集団はどこに行った?」

「それは、勇者様が一番知っておられる筈です」

表情を変えず、微笑んだまま即答した女性。男は少しの間記憶を辿るが、すぐに答えは出た。

「…戦争か。確かに、今までに殺した魔族には男性が多かったな。…女性も一部いたが」

「…あ…。そういうこと…なんだ…。考えてみれば…そうだよね…」

人類と魔族の殺し合いは、人類が制して終結した。必然的に、魔族側の戦力は壊滅したことになる。

今もなお、魔族の討伐は続いている。敗残兵も悉く殺され、ひっそりと生きる民たちも殺されるか、隷属することになる。

「俺たちの行為の結果…か。何かを為せば、そのしわ寄せが何処かに来る。当たり前のこと…だが…」

こうしてありありと見せられてしまうと、少なからず責任を感じる。自分たちの行いが、多くの他人の人生を変えてしまった。

「気にすることはありません。戦えば、人は死ぬ。皆も理解していたことです」

「…仇が目の前にいても、殺意を抱かないというのか?」

「ええ。怒りは火種となり、また愚かな争いを生む。…そうなったら、先人たちが死んだ意味は無くなりましょう」

「私たちはただ、敗北を受け入れ生きていくだけでございます。咎は大人である私たちが受けましょう」

「子供たちに、次代を担う者たちに、禍根を残すわけにはいきません。大人が起こしたことの責任は、大人が取るべきです」

女性ははっきりと言った。その眼には、強い意志があった。ただ肉欲を貪る自分とは違って。

(真に愚かなのは、我々人類か。護ろうとしていた者の方が低俗とは、皮肉なものだ)

(魔族の方が余程高潔じゃないか…。俺は…何のために戦っていたのだろうな…)

男は、心の中で戦い続けた意味について問い続けていた。
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 01:26:48.91 ID:8tHqVip+0
暗い表情をする勇者を気に掛け、女性が手を差し伸べる。

「まもなく夜になってしまいます。勇者様、簡素ではありますが、おもてなしをさせていただきましょう」

にこやかに言う女性に、男は得も言われぬ感情が沸き上がる。そして、無意識に訊いていた。

「もてなしと言うが、どのようにするつもりだ?」

「食事やお酒の提供でしょうか。必要最低限の備蓄しかしておりませんので、粗末なものになりますが…」

「そうではない。男が来て、此処にいるのは女ばかりとなれば、方法は一つじゃないか?」

「お、男…!?それは…流石に…ね?ボクで良ければ…好きなだけヤッていいから…」

「下の世話…ですか。まあ、出来ないことはありませんが…」

忌避感を見せることなく、逡巡して答える女性。賢者は罪悪感を感じていたのか、そうすべきではない、と男を制止する。

してもいいのであれば、別にその選択をしていいのだろう。ただ、その行為は果たして許されることなのか。

僅かに残った良心と邪心が鎬を削る。闇に堕ちた勇者が選ぶのは、肉欲か。それとも、正道か。


下1にもてなし(意味深)てもらうか
下2から4までは、もてなしてもらう場合はシチュ募集でげす
どんな人に奉仕してもらうかも併記で、複数の人を一レスに入れてもええんやで
魔王だけはいませんが、それ以外のやつは誰でもいると思っていいです
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/02(火) 01:51:02.26 ID:OMCEJrBEO
無しで。
本人が言ってることだし、代わりに賢者に頑張ってもらおう
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 03:38:23.48 ID:8tHqVip+0
変換ミスしてるの死ぬほど恥ずかしい
脳内変換オナシャス


良心と邪心のせめぎ合いを制したのは良心だった。性欲の対象が賢者に向いただけなのかもしれないが。

「…冗談だ。性欲の処理なら、賢者が請け負ってくれる。気分を害したのであれば謝ろう」

「えっ。…いや、男がいいならボクはいいけど…」

「お気になさらず。私たちは敗者である以上、逆らう権利は持ち得ませんので」

謙虚、と言うべきなのだろうか。彼女は自分たちがどうなるか、全く興味を持っていないように見えた。

女性の後を追い、寂れた小屋に入る。子供と協力して、魔族たちが一生懸命に料理を作っている。

何も知らないならば、微笑ましい光景である。だが、男たちはその背景を知っている。

今眼前にあるものが、正しいと信じた殺戮の結果だと。そう理解している彼らにとっては、重い現実でしかなかった。

どちらにも譲れないものがあり、それがぶつかり合っただけ。それだけだと、理解しているのに。

「はい、どーぞ!」

子供が手渡してきたのは、干し肉のスープ。干し肉を水で戻し、野菜と共に煮込んだだけの質素なもの。

なのに、どうしてこれほど美味しいのだろうか。理解出来ない感情が渦巻き、男は涙を流していた。
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 03:38:55.40 ID:8tHqVip+0
翌朝。目を覚ました男は、小屋の外に出る。子供たちははしゃぎ回り、大人たちは編み物や栽培、畜産に勤しんでいる。

(この光景も、後数日で終わるのだろうな)

体感でしかないが、この村の戦力は矮小なものだ。数日前に殺めた魔族にすら劣る者しかいない。

攻め込まれたなら、なす術も無く敗北するだろう。だからこそ、大人を生贄に子供を生還させようと考えているのだろうが。

尤も、このような僻地に、同じような集落があるとは考えにくい。孤独になった魔族の子供たちが生存出来るとは、到底思えなかった。

「ある種の博打か…。極限状態に追い込まれたら、人も魔族も変わらないな…」

ぼそりと、誰にも聞かれない音量で男は独り言ちた。

高山の天候は変わりやすく、数分前には晴れていたのに、今では厚い雲に空が覆われていた。

しんしんと降り始めた雪の降る空を見上げる。曇天の中で、闇が嗤っている気がした。

「ゆーしゃさま、せいけんもってるの?」

気が付くと、数人の子供が男を取り囲んでいた。男は微笑しながら返答する。

「『元』聖剣だ。今は魔剣と言った方が正しいな」

「どんなかんじなの?みせてみせてー!」

「いいだろう。そら」

男は掌を空に向ける。すると、虚空から魔剣が靄と共に、産まれるように出現した。

それを見た子供たちは羨望の眼差しを向ける。

「カッコイイ…!」

「触ってもいいが、丁重に扱ってくれよ。怪我でもしたら大事だ」

「はーい!」

子供に魔剣を預け、男は小屋に戻る。少しだけ身体が冷えた。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 03:39:35.88 ID:8tHqVip+0
小屋では、女性と賢者が椅子に座っていた。二人は向かい合い、山羊のミルクを飲んでいたようだ。

「おはようございます。勇者様。昨夜はどうでしたか?」

「悪くはなかった」

「それは重畳です。…精力剤を置いてましたのに、使わなかったのですね」

「…流石に、事に及ぶ気にはなれなかった。子供たちが寝ている傍でまぐわえるか」

「ふふ」

色っぽく笑う女性。一瞬襲いたい、という衝動に駆られかけたが、理性で押し止める。

賢者のミルクを貰い、口に含む。牛乳とは違う独特な臭いや味が気になったが、悪くない味だった。

何か起きるわけでもなく、ただ時間だけが過ぎていく。

こういうのも悪くない、と男は遠い昔のことを思い出していた。

戦うことすら知らず、幼馴染と遊ぶだけだった毎日を。


下1にまだ滞在するか否か
下2から4は、滞在する場合の行動安価でごぜーます
>>88と同じ条件でならキャラを出してもええですわよ
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/02(火) 06:33:49.25 ID:eUx0z7WjO
滞在しない
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/02(火) 06:39:16.76 ID:+arxYHTB0
滞在する
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 10:15:22.41 ID:QZLIfP6G0
「…そろそろ帰るか。やりたいことがまだあるし、な」

「分かった」

討伐軍が編成されているのを知っているのは、男しかいない。賢者は、王都から遠く離れた一軒家に住んでいる。

(悲しい思いをするのは、俺一人で充分だ)

「世話になった。ありがとう」

せめてもの餞、とは言えないが、感謝を伝える。こちらの心を読んだように、女性は笑った。

「喜んでいただけたなら幸いです。では、お気を付けて」

住民の見送りを受け、二人は村を出ていく。男は、下唇を噛み、耐えることしか出来なかった。

「男…?」

「…何も言うな。頼む…。言わないでくれ…」

消え入りそうな声に、賢者は口を噤んだ。

数週間後、この小さな村で惨劇が繰り広げられることを、男以外は知らない。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 10:16:16.62 ID:QZLIfP6G0
調査を終えた数日後、男は依頼を受けてダンジョンに向かっていた。

「一人でも充分なんだがな…」

便乗して付いてきた女剣士、賢者の横で、男は愚痴を漏らす。女剣士は文句でそれを返した。

「その言いようは酷くねえか?仲間なんだから、一緒にいたっていいだろうに」

「子供を侍らせていたら、何と言われるか分かったものじゃない」

「お前の方がガキだろうが」

駄弁りながら足を進めると、それは突然現れた。木々に隠されるように、洞穴が目の前にあったのだ。

周囲には多数の冒険者がおり、皆尻込みしているようだった。片隅には、犠牲者の骸が入っているであろう棺が所狭しと並んでいた。

「ほぉー。結構死んでるんだな」

「魔物の資料はあるか?目を通しておきたい」

「…お前らが挑戦するのか?お子様の遊び場じゃあねえんだぜ」

「冒険者に子供も大人も無い。それに、挑戦するのであれば全て自己責任、だろう?」

「…あいよ。後で泣きべそ垂れるなよ」

「そのつもりは無いさ。…女剣士、剣を収めろ。死人が出かねん」

「チッ…」

渋々といった感じで剣を仕舞う女剣士。ここで彼女に暴れられたら、半分は死ぬと思われる。

子守りも大変だ、と内心頭を抱えながら、資料を確認していく。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/04/02(火) 10:17:26.63 ID:QZLIfP6G0
確認を終えた一行は、ダンジョンに潜入する。

野次馬の一人に素手で入るのか、と馬鹿にされたので、武器ならある、と剣を見せる。すると、野次馬たちは言葉を失った。

「…中に入る勇気も無い癖に、偉そうなものだな」

「そういうものだよ…人間って…」

迫り来る魔物を片手間に仕留めながら、話をする。この程度なら、魔王の親衛隊の方がまだ強い。

ダンジョンは、中に入る度に構造が変わってしまうので、地形データは一切参考にならない。

勘を頼りに進む以外の道は無いのだ。

「俺は右に行く。二人は左だ」

「了解」

二手に別れ、探索を行う。数分後、別の道でばったりと出会った。

「外れか…。となれば、階段があるのは前の道だったか」

「戻ろうぜ」

踵を返す賢者と女剣士。その時、スイッチの音がした。

「…罠か?」

「誰が踏んだんだ?」

「ボクは違うよ!?」

「女剣士…お前だ」

「えぇっ!?」

女剣士の吃驚を合図に、罠の魔の手が忍び寄った。


下1にどんなハプニングがあるか
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/02(火) 11:55:48.30 ID:OMCEJrBEO
マジックハンドのような古代機械が出て来て女剣士を拘束。
全身を丹念に撫で回されて解放されるも完全に発情しきってしまう
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/06(土) 13:55:40.77 ID:rcKek4wPO
忙しそうやね
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/08/27(火) 21:12:38.72 ID:x2NI/oseO
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