闇男はオカルト部に所属する寝取られ男のようです

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 22:44:50.88 ID:foaIPU810
闇男「ほんとは彼女のこと信じてやりたかったんだ…」

闇男「でも彼女は薄汚い男に寝取られちまった…」

闇男「だから黒魔術で復讐して殺る!」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 22:47:21.55 ID:foaIPU810
俺は彼女を信じていた。

それが幸せに繋がると思っていたから。

だが、ある日、ポストの中に入っていた一枚のDVDでそれが勘違いだと気づかされた。

俺の彼女が複数人の男達にテレビの向こう側で犯されていた。

犯され、汚され、弄ばれていた。

彼女の心が侵されていった。

初めは抵抗していた彼女だが徐々に男達を受け入れていった。

堕ちに堕ち、快楽に身をゆだねる。きたないものに染められて、彼女は別人に成り果てた。

俺は彼女を信じていた。

それが間違いだと突き付けられた。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 22:50:02.11 ID:foaIPU810
で、だから、それが、なんだと言うんだ?


こんな露骨な悪意を向けらても、俺がただ黙って項垂れるだけのヘタレだとでも言いたいのか?

嘗めやがって。

俺が絶望すると思ったか。

俺の心が折れるとでも思ったか。

俺が泣き寝入りするとでも思ったかよクソボケ共。

目に物を見せてやる。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 22:52:51.38 ID:foaIPU810
ゲス男1「ふー、今日も気持ちよかったよ彼女ちゃん。また頼むね」

そんなに快楽に溺れるのが好きか。

彼女「はい、いつでも呼んでください♡///」

そんなにそいつらが好きか。

ゲス男2「ん?あれ?」

そんなにその場所が好きか。

ゲス男3「どうした?」

なら、ずっとそこにいろ。

ゲス男2「いや、ドアが開かないんだけど」ガチャガチャッ

ゲス男3「何?」

ゲス男2「駄目だ、どうやっても開かない。オートロックが故障したか?」

ゲス男3「チッ、誰かフロントに連絡してくれ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 22:54:32.16 ID:foaIPU810
ゲス男4「……おいおい電話も壊れてるぞ」

ゲス男1「なんだよ、どうなってるんだこのホテルは?」

彼女「皆さん落ち着いて、スマホでフロントに連絡しましょう」

ゲス男1「そ、そうだね彼女ちゃん。ええっと、番号は…」

ゲス男1「圏…外…?」

ゲス男2「ハアァ!?つまり外と連絡取れないってことかよ!?」

ゲス男3「クソッ!おい、誰かいないのか!?おいっ!?」

ゲス男4「どうなってんだよ、チクショウ!」

彼女「なに?…なんなの?」

ゲス男1「落ち着いて、チェックアウトの時間になっても我々が現れなかったら誰か様子を見にくるはずです」

彼女「そ、そうですよね!今は焦らず待ちましょう!」

ゲス男3「チッ…」

彼女「…っ」ビクッ!
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 22:57:40.84 ID:foaIPU810
・・・・・・

ゲス男2「なんでだよ、なんで誰もこないんだ!?」

ゲス男4「窓も開かねえし、電気も水道も止まっちまってトイレも流れねえ」

ゲス男1「いったい、いったいどうなってるんだ!?」

彼女「うぅ…」

ゲス男3「クソッ!いくらやっても壊れねえぞこのドア!」ガンガンッ

彼女「もしかして、もうここから出られないのかな?」ボソッ

ゲス男3「アァッ!?」

彼女「ひっ!?」ビクッ!

ゲス男3「縁起でもないこと言ってんじゃねえぞ、このクソアマ!!」

彼女「ご、ごめんなさい。ごめんなさい」ブルブルッ

ゲス男2「当たり散らしてんじゃねえよ、うっぜえな…」

ゲス男3「なんだとこのっ!」

ゲス男1「ちょっ!?喧嘩してる場合じゃないでしょ!?」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 23:00:17.94 ID:foaIPU810
ゲス男3「うるせえ!そもそもテメエがこんなクソホテル選ぶこらこんなことになってんだろうが!」

ゲス男1「なっ!?」

彼女「……」ブルブル

ゲス男4「落ち着け!ドアが駄目なら、窓を割って助けを呼ぼう」

ゲス男2「チッ!クソッ、クソッ!」

ゲス男2「もうそうするしか他ねえか」

ゲス男1「じゃあまず、ガラスで怪我しないようにシーツを…」

ゲス男3「そんなまどろっこしいことしていられるか!」

ゲス男1「ちょっ、待っ!?」

ゲス男3「オラァ!?」

バギィーン!!

ゲス男3「イッッテエエエあああああッ!?」

ゲス男1「なっ!?」

ゲス男2「弾かれた…?」

彼女「そんな…傷一つついてないなんて…」サー…

ゲス男4「なんなだよ、なんなんだよこれえええ!?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 23:03:47.22 ID:foaIPU810
。。。。。。

闇男「っと、まあこんな感じで即行で結界術式組み立てて、お楽しみしてたホテルに閉じ込めてやったわけだ」

部員1「流石先輩っす!それほどまでの結界術式を思い立ってすぐ組み立てられるなんて!」

闇男「ちなみに術式の名は『パニックルーム』と名付けた」

部員1「カッケー!」

闇男「水無し、食料無しで時間が経ってよ。なのに誰もこない、いくら助けを呼んでも」

闇男「ドアや、窓を破壊しようにも結界に弾かれる。どんどん恐怖と焦燥に染まっていく奴らの顔を見たら最高にハイってやつになったよ」

部員1「流石先輩!オカ部の鑑!部訓『濃くて重い黒で塗り潰す。』を地でいく人!病み通り越して闇すっね!」

闇男「やー照れるなー」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 23:05:42.15 ID:foaIPU810
闇男「それからも水晶玉で観察を続けてたんだが、人の彼女に手を出すクソ共だ、良心が足りねえんだろうな」

闇男「協力していくしかねえのに、諍いがたえなくてよ」

闇男「ベッドの汚れで喧嘩しだしたときは腹がよじれるほど笑ったな」

部員1「自分たちで汚したなのに?」

闇男「自分たちで汚したのに」

部員1「HAHAHAHA!」

闇男「HAHAHAHA!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 23:09:09.60 ID:foaIPU810
闇男「でもまあ、4日も経つと誰も動かなくなっちまってよ。見てるのもなんだかつまんなくなってきて」

闇男「水ぅ…水ぅ…って、呻いてたから部屋いっぱいに水流し込んでたらふく飲ませてやったよ」

部員1「快楽に溺れた馬鹿共を本当に溺れさせてやったわけですね?」

闇男「おっ!うまいねー」

部員1「やー照れるなー」

闇男「HAHAHAHA!」

部員1「HAHAHAHA!」

部員1「ハー…。それで先輩、馬鹿共はそのまま殺したんすか?」

闇男「アホ、そんなことしたら犯罪だろ?善良な高校生がそんなことするかよ。溺れ死ぬ前に解放してやったよ、もちろんホテル側に迷惑をかけないように路上にな」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/03/27(水) 23:10:48.77 ID:foaIPU810
部員1「先輩は優しいっすねー」

闇男「そんなことねえよ、こんなの普通のことだ。おっと、彼女からラインだ」

部員1「え、もう新しいコレ作ったんすか?」コユビ

闇男「なに勘違いしてんだ。俺は彼女と別れてねえよ」

部員1「ええっ!?マジっすか!?」

闇男「マジだよマジ。まあ彼女も一応はゲス共の被害者なわけだし、放り捨てるわけにもいかないだろ?」

闇男「それにほら、ムカついたとはいえ一度寝取られたくらで冷めるほど俺の愛は軽くないっていうかさ…//」

部員1「やっぱスゲエっすよ先輩!スゲエ大きいっす!」

闇男「よせよ//。そんなに褒めてもウミグモのミイラしか出ねえぞ//」スッ

部員1「あざーっす!」

部員1「しかしすごいラインの数っすね」

闇男「ああ、どうやら症状が出ちまったようだ。ちょっと行ってくる」ガタッ

部員1「部室の施錠は任せてくださいっす。先輩は思う存分イチャついてきてくださいよ」

闇男「ばーか、あんま先輩をからかうもんじゃねえぞ//」
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