【モバマス】LiPPS「虹光の花束」 2スレ目

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1 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/09(火) 22:35:55.53 ID:K6AtmFbL0
このスレは

【モバマス】LiPPS「虹光の花束」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1553202110/#footer

の続きです。先に↑を読まないとわけわかめです


また

・多数のオリジナル要素

・キャラ崩壊

・長い


等の要素が含まれるため、苦手な方はご注意ください


全年齢対象に出来ないくらいにはブラックなネタを使うので一応R板での進行となりますが、過度なエログロ展開は(多分)そんなにないと思います
2 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/09(火) 22:39:42.03 ID:K6AtmFbL0
あら?前スレのリンク貼れてない?

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1553202110/
3 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/09(火) 23:12:22.69 ID:K6AtmFbL0
貼れてたわ.....



凄くざっくりとしたあらすじ

ある日奏は設立3か月の新米芸能事務所811プロにスカウトされてアイドルになる
その後なんやかんや仲間が増えLiPPSを結成、なんやかんや困難を乗り越え、遂にアイドルランクがAランクになった
そしてそんなLiPPSの姿を見て、遂に彼女たちに後ろめたい気持ちを隠していたプロデューサーも、彼女達に心を開いたのだった...


主要人物紹介

速水 奏
811プロのエースでLiPPSのリーダー
びっくらポンが天敵

塩見周子
811プロ所属のアイドル、兼事務員
Pが最初にスカウトしたアイドル

宮本フレデリカ
20歳になったパリジェンヌアイドル
たまたまPの落とした名刺を拾ったことから811プロに加入した

一ノ瀬志希
フレデリカの初仕事にたまたま居合わせたケミカルアイドル
最近ようやく父親との関係を修復した

城ケ崎美嘉
みんなの憧れのカリスマアイドル、ブラックな事務所から移籍してきた
無事志望校に合格し、自身のCDが受験生から学業開運のお守り扱いされている

P
811プロのプロデューサー兼社長
かつては歌手だったが、ある事件のせいで辞めてしまった

ベテラントレーナー
本名は公式設定より青木 聖
怒らせると怖い

片桐早苗
この物語ではまだ警察官
Pとは旧知の仲
4 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/09(火) 23:20:49.57 ID:K6AtmFbL0
主要用語

811プロ
主人公の奏達が所属する芸能事務所、まだ設立したばかり

010プロ
トライアドプリムス等多くの人気アイドルを抱える大型事務所
あとちひろさんがここで事務員をやっている

891プロ
Pとちひろさんが前にいた事務所
アイドルだけでなく多くのジャンルの芸能人を抱える超マンモス事務所


iMB事件
『iDOL MOVIE BIGBANG事件』の略
その企画にかかわった芸能事務所の不祥事が次々と週刊誌によってリークされたことから名付けられた
811プロもこの事件によりかなりの被害を受け、Pは出版社の裏に更なる黒幕がいると考えているが....?




とりあえず重要な用語だけまとめましたが、正直設定が多くなりすぎたので前スレを読まないと全く話が分からないと思います
5 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:28:41.94 ID:H0VH1/Ch0
あかりんご初手で笑わせてくるのずるいやろ....

前スレの続き、Chapter18から投下していきます
6 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:32:36.62 ID:H0VH1/Ch0
俺が自分の秘密を打ち明けた翌日
歌姫楽園明けでの疲れを予測していた俺は、この日を全員オフになるように調整していた


...はずなのだが


P「なんで全員事務所来てんだ?」

『なんとなく!』

P「さいですか...」

周子「家で暇を持てあましててもしょうがないし、とりあえずどっか行こうと思って歩いてたらいつの間に事務所来ちゃった」

フレデリカ「アタシは、事務所に遊び行けば誰かいるかなーって思ったから来たんだー♪そしたらみんな揃っちゃった!これってもう、811プロはあたし達のお家って事じゃない!?」

P「会社で寝泊まりとかブラック企業を疑われるから止めてくれ....」

奏「でも折角全員集まったのだし、一度これからの方針をみんなでちゃんと話しておかない?最近色々なことがあったもの、情報の整理は必要よ」

美嘉「それいいね!なんか秘密の作戦会議って感じで面白そう★」

周子「という訳で、もう第何回か分からない811プロ会議を始めるよー!」
7 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:34:49.33 ID:H0VH1/Ch0
美嘉「今日の議題は...まあいっぱいあるよね。議長、どれからいく?」

奏「そうね...とりあえず、これから私達が出場する大会、『IG』についての確認から始めましょう」


P「...なんかお前ら手慣れてないか?結構何度もこうやって会議してたのか?」

周子「そうだよー、いっつも奏ちゃんが議長でね」

P(社長なのに一度も参加してないんだが...)


奏「IGについてはプロデューサーさんが一番詳しいだろうし、解説お願いできるかしら?」

P「えっ、あっはい。承りました」

美嘉(奏の方が社長っぽい....)




P「IGはSランク認定オーディションってだけあって予選からルールが特殊でな」
 

1.まず参加者は4つのブロックに分けられる

2.その後歌姫楽園の様に1ユニットずつ審査を行う

3.それぞれのブロック毎の一位、計四組が翌週の本戦へと進出する


 
美嘉「てことは、本戦へ進めるのは4ユニットだけって事?凄いシビアだね」
8 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:37:05.14 ID:H0VH1/Ch0
P「んで、本戦に進出したユニット4組でトーナメント組んでそれぞれ1対1でライブバトル、勝ち抜いたユニットが晴れてSランクアイドルってわけだ」
 
P「ただし...」

周子「ただし?」

P「予選にしろ本戦にしろ審査の基準が普通と違う。審査の基準は星ではなく、投票で決まるんだ」

美嘉「投票?」


P「IGっつーのはアイドルにとってはSランクを掴むためのオーディションという側面があるが、世間にとっては違う。トップアイドルがわんさか集まってライブする、いわばお祭りなんだ」

志希「お客さんにとってはお祭り...もしかして投票するのって」

P「ああ、オーディションを見る観客達だ。それも直接会場に来た観客だけじゃない、テレビやネットで見ている観客も投票の権利がある」
 
P「たかが45個の星の奪い合いじゃない...この国の人間すべて、一億三千万人の心の奪い合いなんだ」

周子「ひゃー...なんかスケールの大きい話やなぁ」

奏「でも、アイドルの頂点を決める大会なら、それくらい大きな規模になるのも頷けるわね」

フレデリカ「沢山の人を笑顔にすればいいんでしょ?なら大丈夫だよ!みんなをハッピーにするのは、アタシ達の得意分野だからね!」



フレデリカの言葉に、全員が同意を示す
9 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:37:52.38 ID:H0VH1/Ch0
P「そうだ、結局のところやることはいつもと変わらねぇ」

奏「今まで通り、ファンも対戦相手も、自分自身さえ巻き込んで、全力で楽しむだけね!」

P「その通りだ!お前ら、どんなことがあろうと本番は全力で楽しんでいけよ!!」



LiPPS『はーい!!』
10 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:40:16.33 ID:H0VH1/Ch0
奏「じゃあIGについての確認が済んだところで、次の議題に行きましょう」
 
奏「...iMB事件について」


周子「iMB事件...」

奏「IGに参加する事が発表されている事務所には、iMBにも参加した事務所がほとんどよ」

志希「まぁiMBがそもそも勢いのある事務所を集めた企画だったし、IGの参加者も自然とそうなるだろうねー」
  
志希「...だからこそ、嫌でもIGとiMB事件の繋がりを勘ぐらなきゃいけなくなる」


奏「それに阿苦都苦出版があのパーティー会場に入れたのは,間違いなくあのパーティーの参加者の誰かが手配したから」
 
奏「その上で色んな条件を踏まえて考えると、その犯人はiMBに参加していた芸能事務所のどれかというのが濃厚ね」


P「だがそれだと,、怪しいのは唯一被害を受けてない010プロって事になるんだよな...」

美嘉「そんな!凛達は不正なんてしてないよ!」

周子「そうだよ!Pさんだってあのパフォーマンス見たでしょ!?そんな汚い手でのし上がったやつにはあんなこと出来ないって!」

P「分かってるよ!でも目に見えてるもんだけが真実な訳じゃないだろ!?010はトラプリだけで成り立ってるわけじゃない、あの子達が無実でも事務所全部が無実とは限らない」
 
P「実際、被害を受けてないのはあそこだけなんだから...」







志希「んー、それはどうかなぁ?」
11 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:41:06.49 ID:H0VH1/Ch0
P「えっ?」

志希「確かに010プロはiMB参加事務所の中で唯一出版社による被害を受けてない。でも、そのせいで世間ではiMB事件を起こした犯人としての疑惑も上がって、最近かなりバッシング受けてるよね?」
  
志希「それってむしろ、この事件で一番被害を受けてるって事じゃないかにゃ?」

P「それは...確かにそうだけど...」


フレデリカ「つまり、010プロは犯人じゃないって事だね!」

志希「『黒幕も自分の首を絞めることを想定していなかった』とかじゃなければだけどね」

奏「ここまでの規模の事件を起こせる人間が、そこまで馬鹿だとは思えないけど...」
12 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:43:17.72 ID:H0VH1/Ch0
奏「手掛かりはまだあるわ。プロデューサーさんが歌手を辞めることになった、あの事件」

美嘉「それって確かプロデューサーの仲良かったアイドルが枕営業したってバッシングされて、それで心を痛めて...」

P「...ビルから飛び降りて、自殺した。夢だったアイドルに絶望してな。だからこそ俺はアイドル業界にあの子を貶めた犯人がいると推測して、この事務所を立てたんだ」

周子「...ちょっと嫌なこと聞くようで申し訳ないけど、枕したってのは本当なの?もしかしたら濡れ衣着せられたって可能性も...」

P「分からない...俺には何も、話してくれなかった...出来れば濡れ衣であってほしいが...」

周子「...ゴメンPさん、やっぱ聞かなきゃよかったね」

P「いや、大丈夫だよ周子。気にすんな」


フレデリカ「でも、その時の事件がどういう風にiMB事件の手がかりになるの?」

P「...手口だ」

フレデリカ「手口?」
13 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:44:52.29 ID:H0VH1/Ch0
奏「思い出してみて。プロデューサーさんがそのアイドルの自殺に裏があると思った理由を」

美嘉「確か違う出版社の記事なのに使ってる写真が全く同じだから......あれっ?」

美嘉「それってあたしの時と一緒じゃん!?」

周子「ついでに、大しておいしくないネタなのに皆でこぞって叩いたってとこも似てるね」

P「ああ....だから俺は美嘉の記事を見た時、あの子の事件とiMB事件が繋がってることを確信したんだ」


志希「とりあえず、黒幕への手がかりが残ってるとしたら当時の記事だね。用意できる?」

P「前に電子書籍でバックナンバー買ってこのタブレットに入れてある...これだ」

周子「阿苦都苦、須藤華、極亜久...美嘉ちゃんを叩いてたトリオがそろってるね」

奏「その3つだけじゃないわ、本当に多くの雑誌が同じような記事を書いてる。確かにこれじゃ、どの出版社が一番の黒なのか分からないわね...」



フレデリカ「....んー?」
14 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:46:31.27 ID:H0VH1/Ch0
志希「相手の男の顔も写ってるけど、心当たりある?」

P「無い......当時もかなりこの写真を手がかりに探しはしたんだが、ダメだった。この男の情報は、マジで砂の一粒も集まらなかったんだ」

奏「なら、当時所属してた事務所に話を聞きたいところだけど...」

P「倒産しちまったからな...当時の社長も、彼女を担当していたプロデューサーも、今となっては生きているかすらわからない...」

美嘉「それじゃあ、結局手掛かりなしってこと...?」

周子「相手の男が見つかればいいけど...そこまでして駄目だったんなら、難しいだろうね」

美嘉「そんな...ここまで来て...」













フレデリカ「やっぱり、おかしい!」
15 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:49:32.61 ID:H0VH1/Ch0
P「おかしいって、何が?」

フレデリカ「だって、マクラエイギョー....ってよくわかんないけど、兎に角普通は嫌なことだよね?」

P「そりゃまぁ、好きでもないやつに無理やり抱かれるんだから、誰だって嫌だろうな」

フレデリカ「でもこの記事の写真に写ってるこの子、全然嫌な顔してないよ?」

フレデリカ「アタシわかるよ!この子が写真を撮られたとき、絶対この子は幸せな気持ちだったはず!どう見たって、自分で嫌だって思ってることする時の顔じゃないよ!」

奏「......そう言われると確かに、むしろ少し微笑んでいるようにも見えるわね」

周子「じゃあ、この写真は枕営業の時の写真じゃないってこと?なら、一体何の写真なんやろ?」



志希「...この背景の写真、公園じゃない?」

美嘉「...ホントだ、よく見たらちらっとブランコみたいなのが写ってるね」
  
美嘉「でも...それがなにか?」

志希「プロデューサー、もう一度写真をよく見て。本当にこの写真、心当たりない?」


志希が写真をプロデューサーの眼前へ付き出す
するとプロデューサーは、何かに気づいたかのようにはっと血相を変えた





P「....!!」

P「もしかしてこれ、俺とのレッスンの時の写真!?」
16 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:51:13.14 ID:H0VH1/Ch0
奏「プロデューサーとのレッスンの写真ということは...」

周子「映ってる相手は実はPさんだったって事!?」

美嘉「でも、どう見たって違う人間だよ?」

P「間違いない、この公園はいつもの......ならこの写真には、俺も一緒に写っていたはずだ!なのに一体何故!?」

志希「合成だろうね、プロデューサーのとこだけ全然違う人間に置き換えたんだ」
 
志希「相手の人、顔は全然違うけど肩幅とか足の長さ、体格はプロデューサーに似てる。今の技術なら、元々写ってたプロデューサーを体格の似た別の人間の様に編集するくらい、ワケないよ」


奏「どれだけ探しても相手の人が見つからなかったのは、そもそもいない人を探してたから?」

志希「多分ね」


周子「でもそれってなんかおかしくない?Pさんは当時すでに売れっ子の歌手だったんだよ?」

P「そうだ、どうせ叩くんなら知名度のある俺を叩いた方が出版社にとってはるかにウマい!」
 
P「JKアイドルに手を出した鬼畜とでもしとけば、あの子を叩くよりかなりの注目を集めれたはずだ!一体なんで...」










フレデリカ「プロデューサーを、守りたかったんじゃないかな?」
17 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:52:16.80 ID:H0VH1/Ch0
P「えっ?」

フレデリカ「犯人は実はプロデューサーのことが大好きで、そんなプロデューサーがスキャンダルになりかけてたから、守ったって事じゃない?」
     
フレデリカ「......なんとなく、そんな気がするんだ。この記事を書かせた人は、どうしてもプロデューサーを守りたかったんだろうなって」

美嘉「じゃあ黒幕は....いろんな出版社を動かせる力があって、iMBに参加した事務所の関係者で、当時スキャンダルになりかけてたプロデューサーを守りたかった人間?」

P「いやぁ、そんな都合のいい人間がいるはずは....」










奏「.............!!」
18 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:53:03.34 ID:H0VH1/Ch0
カチリ、と頭の中で音がした
欠けていたパズルの、最後のピースを見つけた様な感覚

脳が急速に回転し、あのパーティーであった事を思い起こさせる



そうだ、私は一度会っている!

多くの出版社に働きかけれるほどの資金と権力を持っていて、MBに参加した事務所の関係者で
そして、当時プロデューサーを守る動機があった人物.....

すべての条件を満たすパズルの答えを、私は知っている!!
19 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:53:32.94 ID:H0VH1/Ch0
奏「全てを仕組んだ犯人は...」

   
   






「891プロの社長、屋久井 清...!」
20 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:54:13.77 ID:H0VH1/Ch0
志希「...誰だっけその人?」

奏(ズコッ)


志希「聞いた覚えはある...けど多分キョーミなかったんだろうね、忘れちゃった♪」

フレデリカ「アタシも忘れてるー♪」

美嘉「えぇ...でも屋久井社長の名前はともかく、891プロのことは分かるでしょ?」

志希フレ「「なんだっけ?」」

美嘉「二人とも、ちょっとは他の事務所にも興味もとうよ!?」
21 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:55:29.69 ID:H0VH1/Ch0
奏「...この国で最も大規模な芸能事務所よ。アイドルはもちろん、歌手や芸人、役者や声優...この世界で芸能と呼ばれるジャンルに属するもの全てでトップクラスの力を持っているわ」
 
奏「アイドル以外の部分も含めれば、010プロをも軽く凌ぐ規模でしょうね」

周子「ほら、前に番組でレイジレイジ―の二人と共演した人気の俳優と芸人がいたでしょ?あの二人も891プロ所属の人達だよ」

奏「そして、プロデューサーさんがかつて所属していた事務所でもあるわ」


志希「........あー思い出した、そう言えばそんなこと言ってたね」

フレデリカ「確か、プロデューサーは891プロの社長さんにスカウトされて歌手になったんだよね!」

P「ああ....だが、信じられん」

美嘉「信じられない?」

P「だって、屋久井のおっちゃんは俺を拾ってくれて、ずっと支えてくれた恩人で、ホントにいい人なんだぞ!?あの人が悪事を働くなんて......」

奏「プロデューサーさん、貴方さっき自分で言ってたじゃない。『見えてるものだけが真実じゃない」って」

P「!!」

奏「もしかしたら、貴方には自分の本性を見せていなかっただけかもしれないわ」
22 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:57:06.48 ID:H0VH1/Ch0
P「だが!891プロだってiMB事件の被害を受けただろ!?おっちゃんは自爆する程馬鹿じゃねぇぞ!?」

奏「...本当にそうかしら?」

P「えっ?」

奏「確かに891プロにもゴシップ記者が侵入したわ。でも、それだけよ。他の事務所はみんな何かしら不祥事を暴露されたのに、891プロの不祥事を書いた記事は無かった」
 
奏「私達の時だってあんなにしつこく付きまとってたじゃない。なのに、891プロだけはただ侵入されただけで済んでる」

P「そりゃあ891プロはでかい事務所だし、警備が優秀だから...」

奏「そんな警備が厳重な事務所に、カメラ一つで正面から侵入したって言うの?そもそもそんなに警備が厳重な事務所に忍び込むより、私達の時みたいに撮影現場やプライベートに張り付く方が無難じゃない?」

周子「それは...確かにあたし達の時に比べて杜撰すぎるような...」
23 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 21:57:47.58 ID:H0VH1/Ch0
奏「それに、黒幕が屋久井社長だとすれば色々とつじつまが合うのよ」

美嘉「どういう事?」

奏「志希とフレデリカの初仕事よ、あの時フレデリカと共演するはずだった芸人さんも891プロ所属だったわよね?」

P「あ、ああ...」

奏「あの時は急病で来られなくなったって言ってたけど、本当はそうじゃなかったのかもしれない。もしかしたら屋久井社長が芸人さんが現場に行かないよう手を回したのかもしれないわ」
 
奏「それに...なんであの時二人が狙われたのか、ずっとその理由が分かってなかったでしょ?」

志希「というか、そもそも本当に狙われたのはあたし達だったのかすらよく分かんないよね。あの時のまだ新人だったあたし達には、わざわざあんな妨害されるような理由はないはずだし」

P「だが、おっちゃんとあの時の二人が狙われたことに、一体何の関係が?」

奏「やっぱり、あの時本当に狙われていたのは志希とフレデリカじゃなかったのよ。本当に狙われていたのは...,,」
 

 






プロデューサーさん、あなたよ
24 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 22:00:06.35 ID:H0VH1/Ch0
P「狙われていたのは...俺?」

周子「でも、Pさんにだって狙われる理由なくない?むしろPさんは屋久井社長の仕事仲間だったんでしょ?」

奏「だからこそよ。屋久井社長にとって、プロデューサーさんは事務所の総力を挙げて支援していた稼ぎ頭だった。そんなプロデューサーさんにある日急に事務所を辞められれば、相当な痛手を負ったはずよ」
 
奏「稼ぎも減るし、事務所にとって大きな存在が急に抜けたことで、社内も混乱に陥ったはずだわ」

フレデリカ「アタシだって、急に811プロの誰かが辞めるっていいだしたら大混乱する自信あるし、屋久井社長もきっと焦っただろうね」


奏「動機は『復讐』、愛しさ余って憎さ100倍ってところね。自分を裏切ったプロデューサーさんへ復讐するため、それと、プロデューサーが真相にたどり着くのを防ぐ目的もあったのかもしれない。だから、プロデューサーさんが同伴しているタイミングでアクシデントを起こさせて、プロデューサーさんの信用を失墜させようとした」
 
奏「きっと、志希というイレギュラーとフレデリカの機転がなければ、次の日にはプロデューサーさんはメディアで大きく叩かれたでしょうね」

美嘉「確かに、筋は通ってるね...」
25 : ◆FuHrdA/9sY [saga]:2019/04/10(水) 22:01:28.61 ID:H0VH1/Ch0
奏「そして、プロデューサーさんが会社にとって大事な稼ぎ頭だったからこそ.....当時の屋久井社長はプロデューサーを守った。合成写真を使わせてね」

P「でもそれなら、そもそも記事を差し止めればよかったじゃないか!わざわざあの子だけ嵌めるような真似をする必要はない!」

奏「その理由は、確かにまだ分からない.....状況証拠がそろってるというだけで物証もないわ。でも、掘り下げてみる価値はあると思うわ」
 
奏「だから、一度納得のいくまで調べてみましょう?プロデューサーさんには辛いかもしれないけど...」

P「...いや、大丈夫だ。覚悟ならこの事務所を立てた時に、とうに済ませた。例えどんな事があっても、真実を追い求めるってな」
 
P「...いいだろう、もう一度しっかり調べ直すとしようか。」







891プロも、あの子の事件も....!
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