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【デレマス・R-18】甘サド小悪魔久川凪ちゃんに逆レされるだけ
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以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2019/04/16(火) 10:02:04.46 ID:bArCDTZH0
目を覚ますと俺はベッドに縛り付けられていた。
両手首に紐がぐるぐる巻きにされ、それがベッドの足へと伸びている。少しばかり動かせる余裕はあるが、紐をほどけるほどではない。
足にも同じ処理がされており、こちらは紐の長さがちょうどになっていて、ほぼ完璧に固定されている。要はXの字を描くような体勢にされながら俺はベッドに拘束されていた。
仕事中、少し休憩を挟もうと仮眠室のベッドに横たわったのまでは覚えている。ということは寝ている間に誰かに縛られたということだ。
(いったい誰のイタズラだ……? 悠貴や光はこんなことしないし、麗奈にしてはやり方がしっかりしすぎてる。蘭子と飛鳥ならあるいは……? いや……)
担当しているアイドルたちの顔が次々と浮かぶが、あまりしっくりと来ない。
いったい誰が。そう思っていたところ、
「あ、起きましたか。ぐうすか眠っていましたね。そこまで疲労が蓄積していたのでしょうか」
ぱたん、と本を閉じる音がすると、部屋の隅で影が動いた。
仮眠室に照明がともる。つかつかとベッドに歩いてくるのは凪――久川凪。最近事務所に入ってきた新人アイドルで、双子の妹の颯と共に俺の担当アイドルでもある。
パフスリーブの制服を身に纏い、ミーティングで昼に会った時と同じ格好だった。
「時間にして1時間11分です。こんなにもお仕事を放棄していて大丈夫なのですか。……それとも、不労、所得」
「ちょっと休憩してただけだから……それよりこれは凪、お前の仕業なのか」
「起こすまいと思って電気を消していたら暗くて本が読めませんでした。多感な14歳の貴重な1時間11分を奪った罪は、重い」
「話を聞いてくれないかな」
不満げに俺が言うと、凪は小さく溜め息をついた。
「この状況でそれ以外の可能性が存在するとは思えませんね」
「それはまあそうだけど……。で、何で俺は縛られてるんだ? 外してくれないかな」
「残念ですが、それは出来かねます」
「どうして」
それには答えずベッドに腰かけると、凪は靴を脱いでマットレスに上がってきた。
意図が掴めないが、少しドキリとする。じわりと汗が滲むのがわかった。
そんな俺をじいっと観察する凪。頭のてっぺんから爪先まで、じろじろと視線を注いでくる。
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