衣笠「衣笠の『夜戦』魅せてあげるっ♥♥♥」

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1 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:09:57.19 ID:8ADS06Ps0
艦これSSです。ヒロインは衣笠、加賀、高雄(予定)です。どうぞよろしくお願い致します。



2 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:12:48.64 ID:8ADS06Ps0
衣笠「お願い!青葉!一生のお願い!提督を手に入れるには“これ”しかないの!お願いします!」

青葉「ガサ、これヤバイって……これバレたらただじゃすまないよ!」PCカタカタ

衣笠「お願い青葉!提督のことが何とかなったら欲しがってたカメラ買ったげるから!お願い!私、画像の加工とかできないし!青葉を頼るしかないの!お願い!」

青葉「もう……!しっかたないなあ……!もしガサが加賀さん達にとっ捕まって痛い目にあっても絶対!絶対に!青葉が共犯だって言わないでよ!」

衣笠「じゃあ……!やってくれるの?!さすが青葉!頼りになるう!」

青葉「もう……調子いいんだから……カメラ買ってくれるの忘れないでよ!?」

衣笠「うんうん!カメラなんかいくらでも買ってあげちゃう!衣笠さんにお任せっ☆☆☆」
3 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:15:21.29 ID:8ADS06Ps0
提督(俺は加賀を愛している……)

提督(物静かで寡黙な人柄も好きだったし、軍人としても尊敬している)

提督(そして一人の女として愛していたからケッコンしたのだ……)

提督(だが最近は……)





加賀「ちょっと赤城さんのところに行ってきます」

提督「ああ……いってらっしゃい……」

提督(加賀は全てにおいて俺よりも赤城を優先する……)

提督(ケッコン後もそれは変わらない)




提督(初夜のことだ)

提督(愛があればセックスはなんとかなると思っていた)

提督(だが、失敗した)

提督(処女と童貞だった)
4 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:18:11.34 ID:8ADS06Ps0
提督「はあっ……はあっ……加賀……!加賀……!」

クチュクチュッ

加賀「……っ♥……っふぅ♥」

ピクンッ

提督(豆電球の薄明かりの中、加賀に拙い愛撫を行っていく)

提督(布団の中は真っ暗で何も見えない。手探りで秘部を探り当て下着の中に手を突っ込んで柔らかい部分や間の割れ目の中に指を入れ動かす)

加賀「ふっ……♥ふっ……♥」

提督(薄明かりの下で加賀の感じる声に感動を覚える。俺の愛撫であの加賀にこんな声を出させていると思うと興奮のあまりに達してしまいそうになる)

提督(俺はもう限界だった)

提督「加賀?そろそろいいか?」

加賀「提督……♥良いわ、来て……♥」

提督「!!ああ……!いくぞ……!」

提督(手早くコンドームを付け挿入の体勢になる)

提督(ついに……!セックス出来るんだ!だが……)

提督「〜〜っ!〜〜っ!」

提督(挿入に手間取ってしまう。暗すぎてアソコの入り口がどこにあるのかわからない。チンポの先だけが当たるばっかりだ)
5 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:20:42.08 ID:8ADS06Ps0
加賀「……提督?……もう少し下よ……」

提督「ああ……!待たせてゴメン。入り口はわかったよ……行くぞ?良いか?」

加賀「きてぇ……♥」

ブツッ!

加賀「ひぐっ……♥」

ミリッ!

ミチミチィッ!

加賀「っ♥……ふうっ♥ふうっ♥……♥」

ピクピクッ

提督「……っ!入ってるぞ……!加賀……?大丈夫か?」

加賀「……」コクン

提督「動くぞ……良いか?」

加賀「……」コクン

提督「!!加賀……!加賀!」

ズチャッ!ズチャッ!

加賀「……っ!……っ!」

提督(加賀は俺の動きに声を殺して耐えていた。テクも何もあったもんじゃない。俺は興奮して、ただがむしゃらに腰を打ち付けることに夢中になっていた)

提督(好きな女の……!加賀の中に入れてセックスしている!これが加賀の中か!)

提督(俺は感動と興奮に酔いしれていた。だが加賀は……)

パン!パン!

加賀「……っふぅ!……やめて……!提督……!」

提督「加賀……!加賀ぁ……!」

パンッ!パンッ!

加賀「……痛っ……!やめて……!痛いの……!」ジワア

加賀「痛いの!!やめてぇ!!」

ドンッ
6 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:22:20.51 ID:8ADS06Ps0
提督「あっ……」ピタ

提督(体を押し返される。急に加賀に拒絶され我に返る)

提督(加賀は俺から身を護るように体をよじった)

提督(布団の上に二人、座って向かい合う)

加賀「……痛いの……ごめんなさい……」グスッ

提督「……あ……俺こそ……ゴメン……興奮して我を忘れちゃってて……」

提督「痛いの……気づかなくて……ゴメン」

加賀「あの……ごめんなさい……今日はもう……」

提督「すまない……俺が強引すぎた……悪かった……許してくれ」

加賀「そんな!あなたのせいじゃないわ!……またいつか落ち着いてからしましょう?もう二人……いつでも一緒にいられるんだから……」

提督「そうだな……またいつか……時間はたっぷりあるんだ。焦ることないよな」

加賀「そうね……今日はもう休みましょう。明日からまた執務が始まるんだし……」

提督「ああ……その……一緒に寝るのは……?」

加賀「なによそれくらい。夫婦なのだから一緒に寝るのは当然でしょう?」

提督「良かった。じゃあ寝ようか」ホッ

加賀「ええ。おやすみなさい、提督……」

提督「ああ。おやすみ、加賀」
7 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:23:47.40 ID:8ADS06Ps0
提督(それから何度か加賀とちゃんとセックス出来るように本やネットでセックスのことを勉強して本番に臨んだのだが……)

加賀「ごめんなさい……提督……やっぱり駄目みたいだわ……」

加賀「やっぱり……どうしても痛くなってしまうの……ごめんなさい……」

提督(加賀は初体験の失敗がトラウマになってしまったらしく、どんなに愛撫を頑張っても、挿入すると体がこわばり痛みを覚えるようになっていたようだった)

提督「……そうか……たとえ出来なくても良いさ。俺の君に対する気持ちはずっと変わらない。好きだよ、加賀……」

加賀「提督……ありがとう……ごめんなさい……」

提督「謝るな……もう休もうか?」

加賀「ええ……おやすみなさい」

提督(こうして俺達は新婚にしてすぐに、いわゆる『レス』の夫婦になった……)
8 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:26:08.31 ID:8ADS06Ps0
提督「……っ!っ!」

シコシコシコ

提督「っく!」

ドプッ

提督(加賀という魅力的な妻がいるのだ。だが出来ない。その欲求不満解消に……パートナーがいるというのに……一人で自分を慰める)

提督(本当に自分が情けない)

提督(加賀は性交渉のことを特に気にしている様子はない。以前、またセックスがしたいと言ったら露骨に嫌な顔をした)

加賀「私達はそういうことをしなくても大丈夫でしょう?それにそういう気持ちになったら運動で発散しているわ」

提督(そう言って拒絶するようなった。俺も加賀に無理に迫って嫌われたりしたくないからそれ以上言わなくなった……)

提督(高嶺の花だと思っていた女性と、この俺が結婚できたのだ)

提督(一緒にいられるだけで幸せだ。幸せのはずなのだ……)

提督(なのに……なのに何で、こんなに寂しいのかな……?)

提督(このままでは駄目なことはわかっていた。だが……自分一人ではもう……どうすることも出来なかった)

提督(今日も加賀は赤城のところだ。多分、他の空母娘も一緒だろう)

提督(俺は加賀のLINEに先に休むからとメッセージと送るとすぐに『加賀<そう。私は今日は赤城さんの所に泊まるわ』と返信があった)

提督(加賀が赤城のいる空母寮に泊まるのはよくあることだ。『わかった。おやすみ』とLINEを送ると、俺は一人床についた)
9 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 01:27:47.37 ID:8ADS06Ps0
次の日




提督(朝、端末でメールをチェックしていると知らないアドレスから画像添付されたメールが届いていた)

提督(ウイルス……???いや……ドメインが@jinsnb.jpだ……)

提督(jinsnbは帝国海軍佐世保鎮守府の略……このドメインは軍関係者しか使えない……何かの連絡かもしれないな)

※jinsnb=JAPAN IMPERIAL NAVY SASEBO NAVY BASE

提督(一応スキャンしてからメールの画像をダウンロードする……写真のようだ)

提督(画像を確認する……すると……そこに写っていたのは……)



























提督(まさに若い男とラブホテルに入って行こうとする“加賀”の写真だった……)













10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 11:19:23.03 ID:Spp2xNYvO
ガッサさんスレいいゾ〜
期待せざるをえない
11 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 22:25:49.92 ID:8ADS06Ps0
提督(何だこれは……!加賀が浮気だと!?あんなにセックスを嫌がっていたのに俺に隠れてコソコソと若い男と付き合っていたのか!?)

提督(俺が一体、今までどんな気持ちで……!!……いや、待て……よく考えたら加賀が浮気なんかする理由がない……)

提督(セックスレスとはいえ一応夫婦生活はうまく行っているし、加賀の希望だって全て叶えてあげている)

提督(束縛したりせず自由にさせているし、艦載機だって一番良いのを使わせている)

提督(不満なんか無いはずだ……そうだ……今日、加賀が帰ってきたら話をしよう。とりとめのないことでも赤城達のことでも何でも良い。俺達は大丈夫のはずだ)

提督(この写真だって、きっと俺達の仲を妬んだ奴らがイタズラで作った合成写真に決まっている……!こんなの無視だ!無視!)

提督(無視……すればいいのに俺はメールを削除して、この写真だけを自分のCloudに保存することにした)

12 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 22:29:21.62 ID:8ADS06Ps0
その日の夜

加賀「提督?私、今日も赤城さんにお呼ばれしているの。行っていいでしょう?」

提督「え?でも、昨日も赤城達の所に泊まって来たじゃないか。今日ぐらい一緒に過ごさないか?話したいこともあるし……」

加賀「話なら今聞くわ。申し訳ないけど急いでいるの。赤城さん達を待たせちゃうわ」

提督「な、なあ、加賀?俺達最近あまり話出来てなかったじゃないか……だから久しぶりに一緒に外へ食いに行かないか?」

加賀「あら、そんなこと?話ならいつもしてるじゃない。妙にかしこまるから何事かと思ったわ……でも今日は無理ね。赤城さん達が先約ですもの」

加賀「“空”っていうレストランのトルコライスが量も多くて美味しいらしいの。そこへ行ってくるわ。昨日食べ歩きの話題で盛り上がっちゃって」ニコニコ

飛龍『加賀さ〜ん!!まだぁ〜!?お腹空いたよ〜!!置いて行っちゃうよ〜!!』

加賀「はーい!ただいま!じゃ、そういうわけだから外食は今度行きましょう。行ってくるわね。あなたも夜は適当に何か食べてて頂戴」

提督「ちょっ!待ってくれ!まだ話は……!」

ドア<バタン!

カガサン!オッソーイ! 

マタセタワネ ソレジャアイキマショウ

バタン! ブロロロロロ…

提督(まともに話する隙もなく行ってしまった……まあ、また明日、話をすればいいか……)

提督(それにあの謎のメールだって1回こっきりでもう届かないかも知れない。気にすることなんてないさ)

提督(俺は写真のことはひとまず忘れて一人眠りについた。深夜に目覚めたら加賀からまた赤城の所に泊まるとLINEが入っていた……)

提督(だが……次の日も、その次の日も、それから毎日、加賀の浮気現場の写真の付いたメールが送られてくるようになった)
13 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 22:33:01.94 ID:8ADS06Ps0
提督「加賀、少し話を……」

加賀「ごめんなさい提督、急いでいるの。また今度ね」

ドア<バタン!

提督(加賀は相変わらずこんな調子だ。そういえば二人で最後に食事したのはいつのことだったか?そんな記憶すら曖昧になりつつあり……)

提督(相変わらず届く“あの”メールで……俺は疑心暗鬼によって……自分をすり減らしていた……)

提督(そんな時だ。あの子に……衣笠に出会ったのは……)
14 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 22:38:34.23 ID:8ADS06Ps0
衣笠「はーい!衣笠さんの登場よ!青葉ともどもよろしくね!」

提督「ああ、こちらこそよろしく」

提督(第一印象は元気な子という印象。だがこの衣笠は不思議な強さをもつ重巡娘だった)





ドゴオォン!

衣笠「直撃ー!?提督……見ないでくれます……?」

提督(海域に出た途端あっさり大破したかと思うと……)

衣笠「ふふーん♪衣笠さん、最高でしょ?帰ったら青葉に自慢してやろーっと♪」

提督(武蔵や長門といった高火力艦に混じって、MVPを獲ってきたりする)

提督(本当に不思議な子だ……そして、この子の良い所は優しい性格だ)

衣笠「大丈夫?疲れてない?」

提督「あ、ああ……大丈夫だ。ひょっとして心配してくれたのか?」

衣笠「当たり前じゃん!だって今の提督……何かキツそうなんだもん……心配事があるなら衣笠さんに相談してよね!あんまり役に立てないかも知れないけど……」

提督「ありがとう、衣笠……」

衣笠「えへへ♪困ったときは衣笠にお任せだよっ☆」ニコッ

提督(例のメールは相変わらず届いていた。加賀も相変わらずだ)

提督(衣笠は俺が落ち込んでいるとこうして励ましてくれる。二人でふざけて笑い合える……こんな他愛ないやり取りで、俺がどれだけ救われたことか……)

提督(艦娘というのは今や海軍の花形だ。男性を中心に一般市民にも人気があって、どこに行ってもチヤホヤされる。だからなのか不遜な態度の子も少なからずいる……)

提督(そんな艦娘の中にあって、俺のことを気遣ってくれる衣笠の優しさはとても得難いもののように思えた)
15 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/09(木) 22:39:10.91 ID:8ADS06Ps0
衣笠「秘書艦!?」

提督「ああ、頼めないかと思って……どうかな?」

提督(俺は今までずっと一人で執務をこなしてきたのだが、思い切って秘書艦をつけることにした)

衣笠「はいはい!秘書艦やる!すぐやる!今やる!」

提督「落ち着いて!……そうか、やってくれるか!もしかしたら断られるかもと思ったんだが……良かった」

衣笠「秘書艦って憧れだったんだよねー!で、何やればいいの!?」

提督「じゃあ、まず執務室に案内しよう」

衣笠「うん!早く行こう、提督!衣笠さん頑張っちゃうからね!」グイグイ

提督「おいおい!あんまり引っ張るなよ……なんてな、執務室まで競争だ!」ダッ! ピュー

衣笠「あ!まてー!」

提督(いつの間にか、衣笠と……衣笠といる時間だけが、俺に安らぎを与えてくれるようになっていた)


























加賀「……」ジッ


加賀「……」ギリ…







16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/09(木) 23:42:29.54 ID:FzS70llxO
!?
17 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/10(金) 23:26:54.75 ID:O994LpPq0
提督「よし。午前の執務はここまでにしよう」

衣笠「うん!お疲れー提督。うぅーんっ……!」ノビー

提督「疲れたか?でも衣笠、飲み込みが早くて助かったよ。パソコンの入力も早いしな。執務にもだいぶ慣れたようだな」

衣笠「執務ってけっこう大変なんだねぇ〜。提督よく一人でやってたね?執務には慣れたけど体がなまりそうだよぉ〜。ああ゛〜久しぶりに三号砲と魚雷撃ちたぁーい」

提督「そうか?じゃあ、午後執務は休みにして、衣笠には……そうだな軽く演習でも組んでおくか?」

衣笠「演習かあ……よっし!じゃあ、いっちょ張り切っていきますか!」

提督「オーダーは衣笠を旗艦にしといてやる。期待してるぞ」

衣笠「マジ?俄然燃えてきたんですけど!提督、衣笠の活躍見ててよね!」

提督(艦娘は闘争本能が強い。たとえ姉妹艦同士であったとして優劣を付けたがる。衣笠も執務ばかりではなく、たまにはこうやってガス抜きさせたほうが良いのかも知れないな……)

提督「では昼休み後、1500に演習開始だ。いいな?」

衣笠「了解!」ピッ ケイレイ
18 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/10(金) 23:31:15.02 ID:O994LpPq0
食堂

ガヤガヤ… ガヤガヤ…

衣笠「やっぱ金曜に食べるカツカレーはサイッコーだね。おいしい!」ハモハモ

青葉「ちょっとガサ!食べながら喋んないでよ。カレーのルーが飛んでくるじゃん」

衣笠「あはは。ごめんごめん。実は午後に演習入っちゃってさ〜、体力つけとこうと思って」

青葉「そうなんだ。あんまり食べすぎないようにね」

衣笠「ありがと!」ハモハモ

赤城「衣笠さん、ちょっといいかしら?」

青葉「あ、赤城さん。どうしたんですか?」

衣笠「赤城さん?衣笠に何か用事ですか?」

赤城「ええ、ちょっと。大した用じゃないんですけど……私についてきて下さる?」

衣笠(何だろ……大した用じゃないって言ってるのに有無を言わせない感じがある。まさか“あのこと”がバレて……?)

衣笠「わかりました」ガタッ

青葉「あっ、青葉も……」ガタ

赤城「衣笠さんだけで」スッ

衣笠(青葉も立ち上がろうとしたのを手で制される)

衣笠「青葉、私ちょっと行ってくるね」

青葉「あっ……うん……」

衣笠(大丈夫だからという意味で軽くウインクしてみせる。青葉は心配そうに見つめていた)

アーア カワイソー

キヌガサナンカシタノ…?

ヒソヒソ

衣笠(周りの艦娘のひそひそ話が聞こえた。私は多分“洗礼”を受けることになるのだろう。原因は多分……提督のこと)
19 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/10(金) 23:34:06.51 ID:O994LpPq0
工廠裏

衣笠「それで用事ってなんですかぁ?空母の人たち、みんな集まってるみたいですけど?」

赤城・加賀・飛龍・蒼龍・翔鶴・瑞鶴 ズラッ

赤城「単刀直入に言います。提督にあまり近づかないでくれますか」

衣笠「え?それって……」

赤城「加賀さんと提督がケッコンしているのは知っていますね?提督は加賀さんの夫なのよ。そこの所をわきまえていますか?」

瑞鶴「衣笠、あんた秘書艦やってるんですってね?どうやって提督さんをたらしこんだわけ?今まで誰も秘書艦にされなかったのに!」

翔鶴「瑞鶴!ごめんなさいね。でも衣笠さんもわかっていただけますよね。提督は加賀さんの旦那様なのよ。だから適切な距離感が必要なの」

蒼龍「そうそう。だからね衣笠も『ごめんなさい。金輪際提督には近づきません。秘書艦も辞退します』って言ってくれればいいのよ。わかるでしょ?」

衣笠「えっ……でも秘書艦は提督の方からお願いされて……」オロ…

蒼龍「あ???なんか言った?」ギロ

飛龍「まあまあ!蒼龍!ね、衣笠?わかったよね?もう提督を誘惑したりしないよね?」

衣笠「そんな……私……誘惑なんてしてない……」

飛龍「してんでしょうがッ!!じゃあ何であんたみたいな新参者が秘書艦になれんのよ!?」クワッ

衣笠「っ……!」ビクッ!

加賀「そこまで」

飛龍「っ!加賀さん……」

加賀「衣笠さん?わかったわね?大人しく言う通りにしたほうが身のためよ。この鎮守府でうまくやっていきたいのならね……」

加賀「では、さっき蒼龍が言っていた事を復唱なさい」

衣笠「え……??」

加賀「早くなさい。あなたごときにいつまでも付き合っていられるほど私達も暇じゃないの」
20 : ◆lCaYgaWPiM [saga]:2019/05/10(金) 23:38:14.29 ID:O994LpPq0
衣笠「……」

加賀「どうしたの。早く……」

衣笠「……あはは。あははは!」

赤城・加賀・飛龍・蒼龍・翔鶴・瑞鶴「「「!!」」」

瑞鶴「こいつ!」

飛龍「何がおかしいのよ!」

衣笠「ふっふーん……これなーんだ!」サッ

赤城「何……?写真、ですね。っ!これは……!!」

衣笠「これに写っているのは誰と誰でしょねーっ?ねーっ、みなさん♪」

加賀(何なの一体?衣笠の出した3枚の写真を覗き込む……するとそこには提督に抱きつく飛龍、蒼龍、翔鶴の姿が……)

加賀(隠し撮りされたもののようだけど誰もが提督と誘惑するような表情をしていた……!)

加賀「あなたたち……!」

翔鶴「っ!……加賀さん……」ビクッ

蒼龍「加賀さん?違うのよ?これは誤解で……」ゴニョ

飛龍「そうそう!ちょっと転んだだけですよ!そこに提督がたまたま……ねっ……?」ゴニョゴニョ

加賀「話は後でゆっくり聞かせてもらいます」ギロッ

飛龍・蒼龍・翔鶴「「「ひっ」」」チョロ

衣笠「もう行っていいですかぁ?私午後用事あるんですけど?」

衣笠「でもって今までの会話、全部録音してたりして?これ提督に聞かれたらどうなるのかなぁ〜♪」つスマホ

瑞鶴「衣笠……!あんた、脅す気!?」

加賀「いいわ。もう行きなさい。別の用事ができたわ。命拾いしたわね」

瑞鶴「加賀さん!でも……」

加賀「いいから。瑞鶴、あなた、午後は演習でしょう?その時に……」

瑞鶴「!!……わかった」

衣笠「じゃ失礼しまーす」クル

加賀「衣笠。あなた、午後の演習に出るそうね?」

衣笠「それが何か?」

加賀「私達も演習出るのよ」

衣笠「へえ……」

加賀「いらっしゃい。“遊んで”あげるわ」ギラ













21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 00:23:37.79 ID:6popzb5qo
期待
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 03:11:40.62 ID:qKXQM6wH0
加賀さんの浮気写真はたぶん捏造だと思ってるけど
そんな必要あったのかってぐらい空母がひどい
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 08:56:46.51 ID:sspkj1HrO
どう転んでも提督に幻滅される未来しか見えないような
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/05/11(土) 10:38:17.94 ID:ayhfmI7N0
乙!
慢心絶対駄目!!
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