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【禁書】上条「野球大会で優勝したぞ!」操祈「1回裏☆」【安価】

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903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:10:45.34 ID:12R9I7Njo
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/23(土) 21:11:54.73 ID:Tzg/AY8f0
デート
食蜂
905 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/23(土) 23:55:44.07 ID:PzLpdvW5O
―――入学式当日


上条「……ホントに入学してきやがった」

操祈「おはよう〜♪」

ドリー「おにいちゃーん!」ダキー

看取「コラコラ、ドリー! いきなりタックルはアブナイぞー」ギュッ

上条「―――」ガクガク


上条(実はワタクシ上条当麻。4股掛けてる事実を学校ではナイショにしてました)

上条(なぜかって?)


チョッ、アレ!
ハーレムダ!学園ハーレムダッ!
クッソ!ウラヤマケシカランッ

ッテアレ、常盤台ノレベル5ジャネェカ!ナンデウチナンカニ!?
知ラネェノカ?男ノタメニ編入シタラシイゼ
カーッペッ
ヤダー3股ー?

アレ、上条先輩ジャネ?
エッ!?アノ女タラシデ有名ナ!
ヤッパリヤリチンダッタンダー
上条死ネ!
刺サレロ!
Nice boat!


上条(ふ、不幸だ…)

操祈「―――」

操祈「ふぅん…」
906 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/24(日) 02:16:30.00 ID:u+W5ZmIZO
ごめんなさい明日また来ます
19時から
907 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/24(日) 19:32:19.57 ID:u+W5ZmIZO
遅れましたがはじめます
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 19:34:18.18 ID:J4rCf4vBo
OK
909 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/24(日) 20:31:26.14 ID:u+W5ZmIZO
―――放課後


ドリー「おにーちゃーん!」ダキッ

上条「へぶっ!?」

看取「ヤーット終わったわ、ガイダンス。ふぁぁ…」

上条「お疲れさん」ポンポン

上条「あれ? 操祈は?」

ドリー「せんせいのおはなしのあと、せんせーのところいっちゃった」

上条「?」

看取「職員室だと思うけど」

上条「職員室に何の用だ?」ブーブー

上条「ん?」ピッ


操祈『生徒会室に集合』


上条「??」


・・・・


上条「失礼しまーす」ガラッ

操祈「いらっしゃぁい」ニコニコ

上条「なんで生徒会長の席ついてんだ新入生」

操祈「ええ? だってぇ――」



操祈「――生徒会長になったからぁ」



上条「はぁ!?」
910 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/24(日) 20:56:23.75 ID:u+W5ZmIZO
操祈「だってぇ、常盤台のレベル5でぇ」

上条「元だけどな」

操祈「それなりの財力と権力があってぇ」

上条「ただのお嬢様だからな。つーか常盤台抜けても権力は維持されるのか?」

操祈「―――」プクゥ

上条「膨れるな膨れるな」

上条「……そういえば、生徒会選挙は来週だったな。あれ? 新入生も立候補と選挙できたっけ」

操祈「そこは私の能力でちょちょいとぉ」

上条「選挙法違反じゃねーか」

操祈「―――」プクー

上条「だから膨れるなって」

上条「能力で選挙に勝ってもズルはなぁ」

操祈「……」プクー




操祈さんの決意コンマ下1
奇数→わかったわぁ! そこまで言うんなら、能力なしで生徒会長になってやるんだからぁ!
偶数→能力も実力の内よぉ
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 20:57:06.53 ID:Qvp1j13ko
912 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/24(日) 21:46:31.00 ID:u+W5ZmIZO
上条「無理することはないぞー」

操祈「――――」プルプルプル

操祈「もう! 誰の為に頑張ろうとしていると思ってぇ!」プンプン

操祈「もういいわぁ! わかったわぁ! やればいいんでしょやれば! 能力なしで生徒会長になってやるんだからぁああ!!!」








上条「って事があってな」モグモグ

オティヌス「なーにやってんだ奴は」モグモグ


オティヌス「きっと奴にも考えがあったのだろうが、おまえに全否定されたんじゃあ立つ瀬がない」

オティヌス「可哀そうに。おいそこの、にぶちん唐変木の人の気持ちがわからん脳なし男」

上条「ケンカ売ってる?」

オティヌス「食蜂を助けてやれ。選挙とやらに立候補して落選でもしてみろ、なにされるか…いや、なにしでかすかわからん」

上条「―――」



――次の日


上条「ってなわけで、第一回チキチキ食蜂操祈を生徒会長にしましょう委員会ーッ」パチパチパチパチ

看取「ナニナニ。何やるのコレ」

上条「よくぞ聞いてくれました。昨日、我が食蜂操祈さんが生徒会長選挙に立候補したので、その応援をしよう、という委員会です」

看取「ハァ?」

ドリー「アハハハハ、おもしろそう!」

上条「しかも能力を使わず」

看取「ムリムリムリ」

ドリー「ムリだよねー」
913 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/24(日) 23:44:27.41 ID:u+W5ZmIZO
上条「との、みなさんの評価ですが。どうですか未来の生徒会長」

操祈「その言葉使いやめてよねぇ。キモイ」

上条「かはっ!」バタッ


看取「イヨ! 生徒会長!」

ドリー「セートカイチョー!」

操祈「やめなさぁいっ」


帆風「恐れながら女王」

操祈「女王はやめなさぁい。なに?」

帆風「我々派閥のみなさんと一晩会議した結果、能力ナシで女王のお力のみでの当選は不可能と結論づけました」

帆風「私は…当選派だったのですが、口惜しく…」グゥッ

操祈「―――」ガーン



上条「あれ、相当議論してたぞ」

看取「一晩って一晩中ってイミでしょ。徹夜だ徹夜」

ドリー「おめめのしたクマすごいよ…」

幽霊『潤子ちゃんも大変だなぁ』

ドリー「?」クルッ



帆風「しかし! 派閥は全会一致で、我ら総勢全力で女王を応援する所存!」ハハァッ

操祈「ありがとう…ありがとう…!」ウルウル


上条「帆風、昨日何か変なテレビでも見てたのか?」

看取「大河ドラマでもBGVで流したんじゃない?どこぞのマンガ家みたいに」

幽霊『真田丸面白かったなー』

ドリー(あれ? 誰かいる?)ピリッ


操祈「とにかく! 私は能力を使わず自分の力で生徒会選挙に当選するわぁ!」
914 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/25(月) 00:10:08.50 ID:DOpJvKUvO
・・・・・


上条「その為にはまず何が必要だよ」


看取「ハイ! 公約! ちゃんとした公約がないとダメダメだよねー」

ドリー「ハイ! ニンキ! ニンキがなかったらだれもひょうはいれてくれないよ!」

帆風「はい、発信力でしょうか。政策を広く伝える為の」

操祈「はぁい、人心掌握力よねぇ。心を掴まないとお話にならないわぁ」


上条「で、今の操祈にないものは?」


看取「ハイ! 公約! 勢いだけで立候補したから!」

ドリー「ハイ! ニンキ! おにいちゃんとイチャイチャしているのをみたひとたち、みんなイライラしてた!」

帆風「はい、発信力でしょうか。ここは常盤台ではないので、発信力は乏しいかと」

操祈「………まだ入学間もない立場だからぁ、人心掌握力はまだないわねぇ」


上条「………当選ムリじゃね?」

帆風「委員長ぉ!」




操祈さん当選への道のりコンマ下1
奇数→しかしさすがは常盤台のお嬢様。政治も出来る。
偶数→その道は困難を極めた――
915 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/25(月) 00:11:28.25 ID:DOpJvKUvO
今日はここまででお願いします

コロナの緊急事態宣言が解除されたので平日の更新は難しくなるかも?
なので次回は土曜日の19時から始めます
もしかしたら明日の20時にくるかも
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 00:17:14.41 ID:HsQsTZdfo
917 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/30(土) 19:20:18.25 ID:x/7HXiXYO
はじめっます
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 19:47:58.17 ID:qIZQtGA5o
待ってるぞ
919 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/30(土) 20:31:01.55 ID:x/7HXiXYO
操祈「公約力、人気力、発信力、人心掌握力……ふーむ」

操祈「人心掌握力はまだまだ準備が足りないとして――」紙サラッ

操祈「とりあえずこんなものじゃなぁい?」サラサラ


看取「学食のスペース増量と購買の強化? あとは学習のレベル向上…ホウホウ。アメの中にムチもある公約だね」

操祈「あれもやりますこれもやります、みんなの為に私は頑張りますので票を入れてねぇ、って公約なんて嘘ついているようなものよぉ」

操祈「それに上級生の頭の中を見れば、だいたいこの学校に足りない所はわかるしぃ」

上条「確かに学食も購買も昼休みじゃあ競争だからな。いいんじゃん」


操祈「人気力は私の派閥の子たちにも頑張ってもらうけどぉ」キョロキョロ

操祈「――そこで覗き見している人にも、頑張ってほしいわねぇ」


ガラッ


「女王、曲者をひっとらえました」ドンッ

操祈「ご苦労様ぁ」

上条(時代劇の影響がまたここで)

青ピー「ぐへっ!」

土御門「は、離すにゃー! くっそ、さすがにレベル4相手には無理だぜぃ…」

青ピー「ああ、お嬢様に縛られるとか…ボクぁ幸せモンやで…」

「「「うわー…」」」

青ピー「美少女3人に冷たい目で見られるのもご褒美や!///」ビクンビクン


操祈「あなた達にも手伝ってもらおうかしらぁ…」ニヤニヤ

青ピー「なにを手伝えっちゅーねん。あれか! 庶民サンプルか? 庶民サンプルとして捕獲して色んなコトするんやろ! エロ同人みたいに!」

上条「するかバカ」
920 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/30(土) 21:05:28.39 ID:x/7HXiXYO
操祈「この人たちには、広報になってもらおうかしらぁ」

操祈「具体的にはファンクラブとかぁ。学校サイトとかSNSで色々といい情報を流してほしいのよぉ」

操祈「出来るわよねぇ、えーっと…名前なんだったかなぁ。青髪ピアス?でよかったかしらぁ?」

操祈「(インディアンポーカーを使って私で色々してた事、まだ根に持ってない訳がないわよぉ)」ヒソヒソ

青ピー「!? なぜそれを!」

操祈(記憶消したのに、またやってたのねぇ)

操祈「問題よねぇ。停学は避けられないしぃ、下手すれば退学もあるえるかもぉ」

青ピー「やります! やりますから許してぇ!」

操祈「とりあえず3日間以内に私のSNSのフォロワー500人に増やしなさぁい」ビシッ

青ピー「うわぁ、殺生な! あ、でもこの女王様に」

上条「一体青ピーに何が…」


土御門「まて! それだったわオレは関係ないじゃぜぃ! さっさと解放しろ!」ジタバタジタバタ

操祈「そういえばあなた、定期的に薬味先生と何をやってるのかしらぁ?」

土御門「―――――」ピタッ

操祈「妹の、舞夏に教えてあげても、いいんだけどなぁ」

土御門「――――――」

土御門「せ、」

操祈「せ?」

土御門「誠心誠意! 尽くさせてもらいますぜよ女王テメーコノヤロー!!」ウワァァン!

操祈「えらいえらいぞー」ナデナデ


操祈「ほら、この短時間で二人も人心掌握したでしょ?」

上条「脅しじゃねーか」


操祈「人気力が上がればSNSを通して発信力は上がり、自然と人心は掌握できるわぁ」

操祈「クク、生徒会長となった暁にはこの学校のトップに君臨して、生徒を奴れ…――なんでもないわ」

ドリー「でもこれ、できるかなぁ?」

操祈「大丈夫よぉ」

操祈「たかが高校一つ、掌握しないで何が心理掌握よ」アーッハッハッハッハッ

帆風「さすがです女王!」




上条(全ては青ピーと土御門にかかってんじゃねーか)

看取(操祈ちゃんってトキドキ、アホだよね)

ドリー(だいじょうぶかなぁ)



――その後、青ピーと土御門がとてもとてもがんばって、計画は上手くいきましたとさ
921 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/30(土) 22:28:31.40 ID:x/7HXiXYO
――数日後 放課後 図書室


上条「すげぇ、SNSのフォロワー全校生徒余裕で超えてるな」

上条「あの2人一体何を――」


操祈「……うーん」

上条「なに唸ってんだよ」

上条「明日が選挙当日だろ?」

操祈「……できてない」

上条「は?」

操祈「選挙演説の原稿ができていないのよぉ…」グダグダ

操祈「いつもは能力でちょちょいのぱっぱで済ませるからぁ。こういうのを考えたことないのよねぇ」ムー

上条「操祈がこの学校でやりたい事を言えばいいんじゃね?」

操祈「……当麻さんとずっとイチャイチャしたい」ボソッ

上条「――――///」

上条「そ、そういう事は、演説で言うなよ?」

操祈「言わないわよぉ。公私混同もいい所よぉ」

操祈「でもぉ、立候補した理由はそれだしぃ…」

上条「じゃあこの学校のダメな所とか」

操祈「外様の私がそれ言ったら間違いなく反感買うわぁ」

操祈「うーん、うーん」

上条(なにかアドバイスでも出来ねぇかな…)


上条さんのひらめきコンマ下1
奇数→じゃあいい所を上げてみよう
偶数→こういう時こそ庶民の力を見せる時
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 22:29:06.71 ID:xVsSQPHLo
923 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 00:34:16.43 ID:kNQ3wR8rO
上条「じゃあさ、この学校のいい所を上げてみろよ」

操祈「いい所?」

操祈「うーん」



操祈「雰囲気はいいわよねぇ。ギスギスしてないし、生徒も誰もがノビノビ生活している感じがするわぁ」

操祈「きっと小萌先生の影響かしらぁ」

操祈「そういえば去年の夏休み、ここのプールで遊んだわねぇ。あの時、校内には人はいなかったからわからなかったけど」」

操祈「こういう、ユルユルな雰囲気ってとても新鮮な気がするわぁ」

上条「気、楽だろ?」

操祈「そこはいい所よぉ」

操祈「でもぉみんなみんな、意識が低いっていうかぁ」

操祈「ちらほら有能そうな能力持っている子がいるのに『自分は普通の高校生だ』って、ちょっと勿体ない子が多いのよねぇ」

操祈「―――」

操祈「ああ、そっか。そういう事を書けばいいのかしらぁ」

操祈「ありがとぉ。いいアドバイスだわぁ」カリカリカリ

上条「そうか。よかった」

上条(自販機でジュースでも買ってやろう。操祈が好きそうなのはあるだろうか)



上条(結局何を買うか迷って、ベターに紅茶を買ってみた)

上条(午後ティーなんてまさにこの時に飲むものだろう)


ガラッ


上条「おーっす操祈ー、はかどってるかー?」

上条「――――」



上条(放課後。誰もいない図書室。夕暮れ時、真っ赤になった天井と本棚)

上条(そこには金髪を朱に染めたような、操祈の姿があった)

上条(どうやら原稿とやらは書き終わったらしい。夕焼けの校庭を見つめてくつろいでいる)

上条「――みさ…」


―――ジッ ザッ


上条さん、何かを――コンマ下1
奇数→――思い出す
偶数→思い出して、忘れる
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 00:37:04.63 ID:YUxLGDvQo
925 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 00:58:24.16 ID:kNQ3wR8rO
――ザッ ザッ ザッ ザ、

ザ――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――。







『あれ? ウチの高校に常盤台の生徒がいる?』

『あらぁ、こんにちわぁ。ちょっと聞いてもいいかしらぁ。雲川芹亜っていう、無駄に胸囲力がある性悪女は見なかったかしらぁ?』

『雲川先輩? もう帰ったと思うぞ。さっき「今日はラジオの放送があったんだった」ってダッシュで』

『――あの女…呼びだしておいてバックレとか……』

『連絡してみようか?』

『いいわぁ。それより、ここで会ったのも何かの縁って奴なのかもねぇ』

『そこの冴えないツンツン頭のお方、どうか私とお話ししなぁい?』

『お嬢様がこんな普通の高校生をナンパしてんじゃねぇよ。まぁいいぜ、俺も暇してたし』

『俺、上条当麻。常盤台のお嬢さんのお名前はなんていうんだ??』

『私? 私の名前は――ショクホウミサ――――ザッ




ザ――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――。


カコーンッ



上条「ハッ」ビクッ

操祈「きゃぁっ!? ビックリしたぁ」

上条「あーわりぃわりぃ。ほら、お疲れさん。ジュースでも飲んで一服しようぜ」

操祈「―――――?」

操祈「当麻さん、あなた、大丈夫?」

上条「?」

操祈「夕焼けでわかりづらいけどぉ……顔色が真っ青よぉ?」

上条「そうか? 気のせいだろ」

操祈「―――」



上条(あれはただの白昼夢だったのか?)

上条(にしては明晰夢であり過ぎる。俺はもしかしてこの場所で昔、操祈とであっている?)

上条「はは、まさか」
926 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 01:13:35.34 ID:kNQ3wR8rO
上条(それにあれに出ていたのはミサキではない)

上条(胸のサイズが小さかったし、なにより顔が……顔が――――思い出せない)

上条(あの時、俺は彼女をミサキだと何故思ったのだろう。あれは完全な別人だ。ミサキだとするなら、違和感がありすぎる)


上条「――」ボケー

操祈「………。」

操祈「………本当に大丈夫かしらぁ。私のせいで疲れてない? 膝枕してあげようか?」

上条「ダイジョーブ。お、原稿書き終わってんじゃん。一服したら帰ろうぜ。はい、午後ティー」

操祈「―――」

操祈「それ、余り過ぎじゃないのよねぇ。まっずいから」

上条「」

上条(さすがお嬢様、舌が肥えてら)


カシュッ


操祈「……でも、ありがとぉ。大好きよぉ。あ・な・た♡」

上条「よせよ///」

上条「それより、明日は頑張ろうぜ」

操祈「ええ、任せなさい!」


―――――
――――
―――


―――選挙当日



操祈「私は常盤台からこの高校に転入しました。理由は私のごく個人的な理由だからです』

操祈『ですが、この高校に来て、自由な校風に魅了されました―――」



操祈「―――そこで私より、以下の事柄をマニフェストとして掲げさせていただき―――私は校内で生徒から―――』

操祈『あなたたちは出来るのです! レベルを上げて、他校の生徒と渡り合える実力があるのです! 私が責任と自信を持って保証しましょう」

操祈「―――以上で、私、食蜂操祈の演説を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました』ペコチ
927 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 01:32:22.28 ID:kNQ3wR8rO


操祈「――――」

上条「―――」ソワソワ

看取「ダーリン、ソワソワしすぎ」

ドリー「おにいちゃんのほうがキンチョーしてるー」

操祈「もうなにもかもやりきったわぁ。だからあとは結果を待つだけ――」

土御門「そうだぜぃカミやん。いやぁ頑張ったにゃー」

青ピー「頑張った頑張った。フォロワー頑張って増やす活動はホントに辛かった」

吹寄「なにをやってんだか」

姫神「っていうか、いつの間に上条君に彼女が…って3人も」

看取「あ、もう一人いますよ」

姫神「」

上条「いや、違う。当選結果じゃなくて。なんでおまえらが俺のクラスに普通に溶け込んでいるのかなって」


帆風「当選結果が出ました!」


「「「「!!」」」」


ザワザワ
ワイワイギャーギャー


生徒会会長選挙 当選者 食蜂操祈(一年)



ワーワーワー!



帆風「当選しました! 今日から女王は生徒会長です!」

上条「! やったー!」

操祈「当然ね」

上条「よかったなぁ操祈ー!」ギュッ

操祈「! ……もう」ギュッ


ヒューヒュー
アッツイネー


姫神「―――」

姫神「ちょっと屋上からスカイハイしてくる…」

吹寄「!?」
928 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 01:36:09.34 ID:kNQ3wR8rO
ごめんなさい
今日はここまでにさせてください
眠気が…
起きたらちょこっとやるかも

次は明日っていうか今日日曜日の19時から


929 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 19:05:08.69 ID:kNQ3wR8rO
ちょこっとやります
930 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 20:09:34.50 ID:kNQ3wR8rO
操祈「じゃあ、当選祝いって事でぇ、今夜は当麻さんと――」


土御門「こうなったら打ち上げだにゃー! 当選祝いだにゃー!」

青ピー「場所はどうする? やっぱあそこやろ!」

吹寄「ああ、一昨年のお鍋? いいんじゃないかしら」グィー

姫神「離して…私…いっぺん死んでみる」

吹寄「ハイハイ、姫神さんも行くわよねー! すき焼きすきでしょ?」

姫神「うん」


「お、じゃあ俺もいくぜ!」

「私も!」

「じゃあみんなでパーティーだ!」

小萌「コラー! 教室でなにを騒いでいるのですー!? 宴会の企てなら保護者である先生も混ぜるのですー!」

黄泉川「ビールがある所に黄泉川ありじゃん!」

「ぎゃー! 黄泉川先生が現れたぞ! ビールくさい息でアームロックされるぞ! 二つの意味で昇天するぞ!」


ワイワイギャーギャー


吹寄「当然、あなたたちも行くわよね?」

看取「はーい」

ドリー「はーい」

操祈「え、ちょ!? ―――」


・・・・・


―――夜


上条「いやぁ今日の打ち上げ楽しかったなぁ!」テクテク

操祈「この学校っていつもこうなのぉ?」グッタリ

上条「いつもこうだぞー? ウチの連中って意識が低いんじゃなくて、意識のベクトルが違うんだなーこれが」

操祈「能力開発とか学業より、みんなでワイワイ遊ぶ事に全力尽くすとか――カルチャーショック力ハンパない、わぁ」


上条(我らが3年生どころか1年生2年生も巻き込んだ、怒涛の打ち上げもお開きになり。解散後は各々の帰路へと向かった)

上条(結局、最後までいたのは本当に数人だけだったが、最終的に小萌先生と黄泉川先生が他の先生も巻き込んでどんちゃん騒ぎを起こすという)

上条(もう当選祝いでも何でもないただの行けず後家たちの悲しい飲み会になったのは言うまでもない)


上条(そうなる前に、看取は眠りが早いドリーを負ぶって途中で帰っていった)

上条(あそこで眠らせていたら、寝相が悪いドリーが何をするかわかったもんじゃない、との英断である)

上条(そして俺は、本日の主役である操祈を送るため、夜の学園都市を並んで歩いていた)

上条(夜が深夜になる時間。人通りが少ない歩道を二人だけ、手を繋いで歩く)

上条(二人だけ、じゃねぇな。遠くから派閥の何人かが監視してる)


操祈「もう疲れたぁ。っていうか、お腹いっぱい過ぎて動けなぁい」フラフラ

操祈「おんぶしてぇ」

上条「はいはい」
931 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 21:19:45.54 ID:kNQ3wR8rO
上条「よっこいしょっと」

操祈「重い、なんて言ったらリモコンでイタズラしちゃうゾ☆」

上条「はは、軽い軽い」

操祈(ヤダ、背中、ゴツゴツしてる…///)ドキドキ


操祈「ま、まったく。生徒も生徒なら教師も教師だわぁ」

操祈「途中で第一位と結標さんが来なかったらどうなってたか…」

上条「そういってやるなよ生徒会長。これから改革していくんだろ?」

操祈「そうよねぇ。でも嫌いじゃないわぁ。常盤台みたいな肩がこる空気とは違う空気」

操祈「それを残したまま、ちょっとはマシな高校にしたいわねぇ」

上条「頼むぜ会長」

操祈「なによ副会長」

上条「―――え、俺、副会長なの?」

操祈「冗談よぉ。役員は派閥のみんなで固めるつもりだゾ。貴方にこれ以上迷惑かけたら、留年しちゃうじゃなぁい」

操祈「あ、いや、でも生徒会の役員だったら内申点上がるわね…」

上条「イイエ、遠慮シテオキマス」

操祈「あら残念」



上条(夜の学園都市を、操祈をおぶって歩く)

上条(道路を行き交うサイドテールが少なくなっていく)

上条(市街地から離れて、住宅地に入る。しばらく歩けば、操祈たちが暮らすマンションと俺の部屋の分かれ道にはいる)


上条「……次のデート、どうする?」


上条(どうでもいい話題を振ってみる。散々騒いだ後のこんな夜は、疲労感と興奮が曖昧に溶け合っていて、上手く話が転がらない)


操祈「うーん、そうねぇ。プラネタリウムなんてのはどうかしらぁ」

上条「お、いいねぇ。あーでもあれってすぐに終わるじゃん? それだったら水族館も一緒にどうだ?」

上条「確か、山の上に水族館が新しく出来たそうだぜ」

操祈「おかしい話ねぇ。山の上でも魚が泳ぐとか」クスクス

上条「午前はプラネタリウム、午後は水族館…ちょっと忙しいけど、楽しそうだろ?」

操祈「ええ。それはいいわねぇ。いつ行きましょうか」

上条「いつでもいいぜ。なんなら次の土日でも」

操祈「都合がいい日にちが決まったら連絡するわぁ」

操祈「ああ、楽しみねぇ」

上条「そうだな――」


上条(何気ない会話を続ける)

上条(明日また学校で会えるのに、ひと時の別れを惜しんでいる)

上条(今日は、まだまだ操祈と触れ足りない)


上条「そういえば、前にもおんぶして歩いたこともあったな」

操祈「ああ、合宿の時でしょう? あれはキツかったわぁ」

上条「俺が行かなかったらどうなってたことか」

上条(ああ、でも―――それの他にも、こんな夜、彼女をおぶっていたような―――――)
932 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 21:37:53.22 ID:kNQ3wR8rO
――ザッ ザッ ザッ ザ、

ザ――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――。



『大丈夫か? まったく、おまえもドジだよなぁ』

『う、うるさいわねぇ! あんなところに、空き缶ポイ捨てする人が悪いんですぅ!』

『それで足首捻挫して動けなくなるなんて…。人の子と言えねぇけど、もしかして運動音痴――』

『あーーっ! あーーっ! 聞こえませんー! 私が運動音痴なんて聞こえなーい!』

『聞こえてんじゃねーか』

『にしても、初対面の美少女をおぶって送るなんて…しかも常盤台のお嬢様と来たか』

『ふふん、光栄に思いなさい。――? そういえばなんで、常盤台の女子寮の道を知っているのかしらぁ?』

『ああ、ちょっと前に用事があって。知ってるか? 御坂美琴っていうビリビリ女がいて―――アダダダダダ! リモコンの角で殴るな!』

『ふんだ! こうなったら、御坂さんより豊満な私のボディで悩殺してあげるんだからぁ! えいっ』

『ぐぇぇえ! 胸を押し当ててるつもりだろうけど、首っ、首締まってるから!』



ザ――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――。



操祈「……さん。―――さん」

上条「――――」

操祈「当麻さん!」

上条「ふがっ!? え、なに?」

操祈「分かれ道に到着したんならぼーっと立ち止まってないで降ろしてちょうだい」

上条「ああ、わりぃ」

操祈「大丈夫? 顔色が悪いみたいだけどぉ」

上条「? そうか? ちょっと疲れたかなぁ」

操祈「な!? もしかして本当に重かったのかしらぁ!? た、確かに最近は運動不足で摂取カロリーがそのままだから」ガーン

上条「そう言う訳じゃなく」イヤイヤ

上条「――ここでいいのか? もう少し送ろうか? ウチの学生寮は、ほら、すぐそこだし、操祈を送るには問題ないぜ」

操祈「大丈夫よぉ。すぐそこだし、疲労力が困憊している私の足でも十分踏破出来るわぁ」

上条(自分ちまでの道のりを踏破て)

上条(しかし夜道は危ない。大丈夫だろうか)



上条さんの夜は長い?
@操祈、今夜は――(エッチあり)
A操祈を送ってから――(エッチなし)
Bそうか。じゃあまた明日。(★1で終了)


安価下2
933 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/05/31(日) 21:39:25.59 ID:kNQ3wR8rO
今日はここまでですありがとうございました
次は来週土曜日の20時から始めます

安価下



解釈違いがあったらどうしよ…
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 21:45:21.95 ID:YUxLGDvQo
2
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 21:12:54.72 ID:/Ujrmtvmo
2
936 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/06(土) 20:34:55.78 ID:Z+gAIDwHO
はじめっます
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:37:31.14 ID:c2iMbd49o
OK
エンディングまでまだまだ長そうですね
938 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/06(土) 21:40:29.08 ID:Z+gAIDwHO
上条「いいよ、このまま送ってく」

上条「それに、いいトレーニングになるしな」

操祈「それ、私の体重力がトレーニングに最適なくらい重いって事かしらぁ?」グリグリ

上条「訂正します。羽毛布団みたいに軽いのでちょっとやそっとの距離なんてかるーく踏破してやるさー」ゴツゴツゴツ

上条「だからラッコみたいにリモコンで頭叩かないでくださいお願いします」

操祈「はいはい。じゃあちゃっちゃかと歩いてちょうだぁい」

上条「ハイハイ、お姫様」


・・・・・


上条「ふぅ、いい汗かいたぜ」

上条「さて、マンションに着いたし。おーい、操祈ー」

操祈「ぐー」

上条「……あれ? 寝ちゃってる」

上条「ええーっと部屋は何階の何号室だっけ…」

操祈「30階一フロア貸し切り」

上条「え?」

操祈「ぐー」

上条「―――」

上条「………オートロックの暗証番号は――」

操祈「1021」

上条「1021っと」


ガラッ


上条「―――」

操祈「ぐー」

上条「…実は起きてるだろ」

操祈「ぐ、ぐー」

上条「―――」
939 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/06(土) 21:58:52.21 ID:Z+gAIDwHO
上条「さて、エレベーターはっと……」

上条「―――」



張り紙『エレベーター故障中』



上条「は?」

操祈「ぐー」


張り紙『階段はアチラ👉』


上条「は?」

上条「30階を、登れと?」

上条「きっと体重が中学生の平均を上回る操祈をおぶって?」

操祈「〜〜〜〜〜!!」ギリギリギリ

上条「イダダダダダダ! 登ります! 登るから脇腹をつねるな!」

操祈「ぐー」

上条「エレベーター故障中って知ってたな? 登りたくないために狸寝入りしているな!」

操祈「―――」

操祈「むにゃむにゃ、無事に送ってくれたらご褒美あげちゃうゾ☆ むにゃ」

上条「―――」ブチッ

上条「よし、無事にベッドの上に届けてやるから覚悟してろ」

操祈「!?」

上条「そりゃ、いくぞー!」ダダダダダ

操祈「ちょ、それってどういう事ーーーー!?」



上条さんの根性コンマ下1
奇数→さて、覚悟しろよ。今夜はオールナイトだぜ
偶数→リタイア。少し横になっていい?
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:00:01.54 ID:XtlGUilCo
根性ォォォォォォ!
941 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/06(土) 22:17:39.78 ID:Z+gAIDwHO
上条「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」ブシュー

操祈「ほ、ほらぁ、頑張ってぇ! も、もうすぐゴールよぉ!」

上条「ウェ…げ、幻聴が聞こえる…操祈の応援が」

操祈「幻聴じゃないわぁ! うわぁん、ごめんなさぁい。素直に派閥の子に手伝ってもらえばよかったわぁ!」

上条「もう、ゴールしても…いいよね?」

操祈「それ死亡フラグよぉ!」

上条「ゴール…」

操祈「当麻さーん!」


ガチャッ


看取「ッルサイ。何時だと思ってるの?」ギロッ

操祈「すいませんでした」

上条「ゼー…ゼー…」



・・・・・



看取「なにやらせてんだか」

操祈「とりあえず、私の部屋のベッドに寝かせるわぁ」

看取「ウッワ、しれっと自分の部屋とか。ヤラシー」

操祈「うるさいわねぇ。ほら、当麻さん、こっち」

上条「すまん、お邪魔、します…」ゼーゼー

看取「ヨクモマァ、体重○○kgもある女を担いでここまで登ってきたモンだね」

操祈「ちょ! 私の体重をなぜ知ってるの!?」

看取「その巨乳とムチムチボディを見て体重が気にならない私じゃない!」クワッ

操祈「とりあえず次、彼の前で口走ったら記憶消すから」

看取「」
942 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/06(土) 22:29:54.82 ID:Z+gAIDwHO
―――――
――――
―――



『やっと、目が覚めたわねぇ』

『あれ? ここは? っていうか、なんでパツキン美少女に膝枕されているんでせう?』

『はぁ、やっぱり覚えてないわよねぇ』

『?』

『なんでもないわぁ』

『……??』

『あなたは、そうねぇ。どこかのおバカさんを守るために、チンピラにケンカを売った――って事でいいかしらぁ?』

『よく分からねぇが……どうやらそのチンピラから守れたのか? そのおバカさんってのを』

『ええ。多勢に無勢だったけど。なんとか防衛力で守り切ったわぁ。ええ、チンピラは尻尾捲いて逃げたわぁ』

『なら、よかった。誰を守ったのか全然覚えてないけど。――どうやら守れたようでよかった』

『どうして…』

『?』

『どうして、そんなにボロボロになってまで、他人の為にそこまでできるのかしらぁ?』

『んー。まったく覚えてないから、今回はどうしてそうなったか分からないけど。ま、毎度の事だから何となくわかるぜ』


『――泣いている人がいたら助けた。それだけだろ』

『そう、やっぱりあなたはあなたねぇ――』



(そう言って、擦り傷だらけのその金髪の女は、ぽろぽろと涙を流して微笑んだ)



―――――
――――
―――



上条「―――フガッ」

操祈「あら、やっと目が覚めたわねぇ」

上条「あれ? ここは? っていうか、なんでパツキン美少女に膝枕されているんでせう?」

操祈「――――」

上条「あ、あれ? なんでそんなにビックリしているんですか? 操祈さん」

操祈「なんでもないわぁ」

操祈「(あーもうビックリしたぁ。そうよね、そういうわけないわよねぇ)」
943 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/06(土) 23:10:17.75 ID:Z+gAIDwHO
上条(寝ぼけてて夢で言ったセリフをそのまま吐いてしまった)

上条(しかし最近、明晰夢をよく見るようになったな)


上条「えーっと改めて。ここはどこ? あなたはだれ? そして俺は誰だっけ?」

操祈「状況確認のついでにヒヤっとするボケを挟まないでぇ」

操祈「ここは私と看取さんとドリーが暮らすマンションの、私の部屋。地上30階ワンフロアの一室よぉ」

操祈「そして私は愛しの上条当麻さんの恋人で、いずれ貴方の妻になる女よぉ」

上条「うーん、さりげなく将来の設定まで盛ってくるとはさすが俺の愛しの操祈さん」

操祈「あら、そこは否定しないの?」

上条「いや、操祈との夫婦生活も悪くないよなぁと思って」

操祈「――――」

操祈「いやぁんもう、照れるじゃなぁい」

操祈「ヨーシヨシヨシヨシヨシヨシ」

上条「ムツゴロウみたいに撫でるな」



上条「ところで操祈さんや」

操祈「なぁに?」ナデナデ

上条「今さらなんだが、ぜんっぜん体が動かないんですけど」

操祈「それはそうでしょう? 私を担いでここまで来たんだからぁ」

上条「うーバッキバキだなぁ」

操祈「んー、じゃあ――マッサージしてあげましょうか」

上条「え゛?」

操祈「なんでイヤそうな顔をするのかしらぁ?」

上条「いやぁ出来るのかなぁって」

操祈「失礼ねぇ。私くらいの美肌とスタイルを維持するために適度なボディケア(エステ)も必要なんだゾ」

操祈「まぁちょっと揉んであげるくらいなら私だって出来るわぁ」

上条「そうか? じゃあよろしく…」

操祈「じゃあ早速脚から〜♪」ギシギシ…

操祈「!?」


ムキィッ


上条「? どうした?」

操祈「え、ええ…」

操祈(わ、私の握力でこのムッキムキの脚を揉めるかしらぁ?)



上条さんの筋肉の固さコンマ下1
奇数→操祈ちゃんのせいで別のところも固く…
偶数→操祈ちゃんに踏んでもらおう
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 23:10:56.56 ID:c2iMbd49o
945 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 00:04:36.12 ID:tKrz/+ASO
操祈「うーーーー!」ニギニギ

上条「………」

操祈「ふーーーんーーーー!」ニギニギ

上条「――――」

上条「あのー操祈さん?」

操祈「な、なにかしらぁ?」ハァハァ

上条「無理しなくていいからね?」

上条「うつ向けだから見えないけど、めっちゃしんどそうなのはわかるからな?」

操祈「だ、大丈夫よぉ!」汗ダクダク

操祈「(く、岩のような筋肉の張り力…想像以上に固いわねぇ。指がもうプルプルよぉ)」

操祈「こ、こうなったら」ギシッ


グイッ


上条「!? 操祈! いきなりスゴイ力が! まさか」

操祈「そうよぉ! 最初っからこうすればよかったわぁ! マッサージが絶対に握力でやるものじゃないって」

上条「足で踏んでる!?」

操祈「んっ、ふんっ、んっ……ふふ、結構手応えあるわぁ。いえ、足応えなんだけどぉ」

操祈(ふふ、これはこれで、嗜虐力があっていいかもぉ…)ゾクゾク

上条「う、ごぉ、……これはいいぞ!」グリッ

操祈「!」ゾクッ

操祈「ふふ、元常盤台の女王の御足よぉ。感謝しなさぁい」ゾクゾク

上条「ああ、もっと強く! 強く踏んでくれ!」グリグリ

操祈「ならぁ、言う事があるんじゃなぁい?」グリグリ

上条「お、お願いします! もっと強く踏んでください! 特に背中の腰あたり!」




ドリー「――――――」ジトー



操祈「………あ」

上条「んあーっ! チョウキモチー!」

ドリー「なにやってるの、おにいちゃん」

上条「んあっ!?」

上条「そ、その声はド、ドドドド、ドリーさん?」

ドリー「おにいちゃんがみさきちゃんにふまれてよろこんでる」

操祈「……え、えーっと」

上条「これにはふかーい理由が…」

ドリー「みーちゃーん!」スタタタタ…

「「――――」」汗タラタラ

看取「コォラァァアアア!! 私のドリーになに見せてるのコノ、バカップルがぁああ!!」ゴゴゴゴ

液化人影『ぬぼぉーーーー!!』

「「きゃーーー! ごめんなさぁーーい!」」
946 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 01:34:33.15 ID:tKrz/+ASO
・・・・・


操祈「ちょっと悪ノリしすぎたわぁ」フミフミ

上条「俺も…。んあー、でもこれいいわぁ。いい感じに筋肉がほぐれていくのを感じる」

操祈「それはどうもぉ」

操祈「っていうかぁ、踏まないと解れない筋肉ってどれだけ固いのよぉ」

上条「そうか? シャットアウラは普通に揉んでたぞ」

操祈「……パワーゴリラじゃないかしらあの子」


上条「……」ウトウト

操祈「眠っていていいわよぉ。それくらい気持ちいいって事なら嬉しいわぁ」フミフミ

上条「……うん」



―――――
――――
―――


『あいたたたた…もう、階段を踏み外して落ちるなんてぇ…』

『ぐぇえええ……』

『!? 誰か踏んでる!? 大丈夫かしらぁ!』

『大丈夫だからどいてくれ…』

『あーちょっと待って…』グイッ

『……アダダダダダ! 何か首に引っかかってる! クラッチしてる! キャメルクラッチングしてるから!』グゥィィイイイ

『あ、鞄のヒモが!』


―――――
――――
―――


上条「ん…っ」パチッ

操祈「あら、起きた?」フミフミ

操祈「ふぅ、いい汗かいたわぁ」パタパタ

上条「おーすげー楽になった」

操祈「どういたしましてぇ」

操祈「あー疲れたー。マッサージしてー」

上条「オイ」

上条「まぁいいか。ちょっと横になれ」

操祈「はぁい」

947 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 02:00:36.68 ID:tKrz/+ASO


操祈「あ〜極楽ぅ…」

上条「どういたしまして」モミモミ

操祈「それにしても、最近のあなた、疲れ気味かしらぁ」

上条「そうか?」

操祈「ぼーっとしたり、すぐに眠っちゃうことが多くないかしらぁ」

上条「そうか?」

操祈「もしかして無意識? やだ、ナルコレプシー? 睡眠障害の疑いあるわよぉそれ」

上条「怖いこと言うなよ。ただふと夢を見たりするだけだ」

操祈「夢?」

上条「ああ、なんでか操祈と出会う夢だよ」

操祈「?」

上条「例えばウチの高校の図書室とか、道で足を挫いておんぶして常盤台の寮に送ったりとか、階段からコケて下敷きになったとかで」

上条「『初対面の操祈』と出会うって夢――」

操祈「え?」

上条「――あー、って言ってもアレだな…操祈って認識しているんだけど、何となく別人に思えるっていうか、そのーアレだ」

上条「言葉に出来ないくらい曖昧な表現だけど、夢の中で出会った操祈を、今目の前にいる操祈が同一人物として思えないんだよ」

上条「両方とも操祈なのは確かなのに」

操祈「―――−」

上条「操祈?」

操祈「そう、ふぅん」

操祈「白昼夢を見てしまうなんて…よっぽど疲れているのよ」

上条「そうかなぁ」

操祈「っていうかぁ、それほど私と運命の出会いをしたかったのかしらぁ?」

操祈「ほらぁ、夢って願望が現れるっていうしぃ」

上条「いやぁどうだろ。操祈と何度でも出会うってのは嬉しい夢なんだけど」

操祈「そういえば量子力学の観点じゃあ並行世界を垣間見てるんじゃないかって論文もあるそうよぉ」

上条「それに似た話は俺も聞いた。仏教かなんかじゃあ、夢は三千ある世界の一つを見ているとかなんとか。インデックスだったかオティヌスだったか忘れたけど」

操祈「どちらにせよ、なんだかロマンチックねぇ。まるで私たちって運命の出会いをしたみたい」

上条「だなぁ」



上条「うっし、マッサージ終わり! どうだ?」

操祈「すっごい…体が凄く軽いわぁ。特に肩! 羽毛布団みたいに軽いわぁ!」

上条「まぁ、そんなどでかいもんぶら下げてたらバッキバキになるわな」

操祈「フフ、我慢してイタズラしなかったのは褒めるわぁ。ご褒美に触ってもいいわよぉ」ムギュッ

上条「マジで!?」

操祈「冗談よぉ」ササッ
948 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 02:03:35.01 ID:tKrz/+ASO


操祈「じゃあもう遅いから、今日は泊っていきなさぁい。私の部屋を使っていいから」

上条「操祈はどこで寝るんだ?」

操祈「あらぁ? 一緒に寝たいのかしらぁ?」

上条「―――」

操祈「欲しがりそうな視線でぐらっと来たけど、私はドリーたちと寝るわぁ。あっちはもうお休み中だけど」

上条「わかった。お休み」

操祈「お休み。電気、消しておくわねぇ」


パチッ

バタンッ


上条(そういえば。女子の部屋に入るのは初めてだな)

上条(いや、御坂がいたか。でもあの時は白井がいたからノーカンだ、ノーカン)

上条(この部屋はなんだかお嬢様お嬢様していて、ちょっと居心地が悪い。それに好きな女の子の匂いが充満するこの部屋で眠りにつくのはちょっと難しいあもしれない)


上条「あ、寝れそう」ウトウト


上条(前言撤回。眠気が勝ったみたいだ)

上条(俺はその眠気に身を委ねて―――)



上条さん寝落ちコンマ下1
01-30→元気が良すぎて眠れない
31-80→―――部屋の外から声が聞こえる
81-00→タイムラップ野比のび太並



前二つのコンマの仕様を間違えました
コンマの判定はそのままで、★の獲得判定は良合否の判定は、>>886より中央値なので良で進めさせていただきます
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 02:31:19.01 ID:bkEjA/Q/o
はい
950 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 02:37:04.37 ID:tKrz/+ASO
上条(委ね―――られるか!)ギンッ

上条「やべー、操祈の匂い、スゲーいい匂いヤベー」クンカクンカ

上条(ここで毎晩寝ているんだよな? これが枕なんだよな?)スーハースーハー

上条(間違いなく操祈の匂いだ―――)


ムクムク


上条「―――」

上条(―――ヌキたいッ)

上条「イヤイヤイヤイヤイヤ、ダメだろ。絶対にダメだろ。ここでマスかくのはさすがに後々怖い」


操祈『ヤダー、イカくさーい。別れましょッ』


上条(――死んでも阻止!)

上条「去れ! 煩悩よ!」クワッ



ガチャッ



操祈「……なに叫んでるのぉ?」

上条「………なんでもない」


上条(その晩、一睡もできなかった)
951 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 03:41:34.22 ID:tKrz/+ASO



パタンッ



操祈「ふぅ」

看取『ナニナニ? 溜息なんてついちゃって』ヒソヒソ

操祈「看取さん、わざわざ液化人影使ってなにか用?」

看取『イヤァードリーが離してくれなくって。もうガッチリホールドされちゃってて。こうしてお話できるのも、こうでもしないとね』ヒソヒソ

操祈「ああ、小声なのはそのせいねぇ」

看取『セッカク気持ちよさそうに眠っているのに、起こしちゃうのはアレだし。今日は楽しそうだったから尚更』

看取『きっと面と向かってコレを言うと言い終わる前に私の記憶を消すだろうし』

操祈「―――」

看取『オット、怖い怖い。女王様がお怒りだ』

操祈「それは怒るわよぉ。ずっと見ていたわよね。私と彼を」

看取『イヤァ、あんな中学生みたいな甘っちょろいプレイみせられたらさー、モンモンとするさー』

看取『ダーリンもカワイソウ。あれじゃあエサをお預け喰らったワンチャンじゃん。しかも自分の部屋にカンヅメとか生殺しにも程度あるデショ』

看取『私たちももう高校生なんだからオトナになろうよー』

操祈「ふん、そんなの私の勝手よぉ。それにぃ、あの人はそんな事しなくても私を愛してくれるわぁ」

看取『ウッワー、確かにダーリンは理想の男だけど、理想を押し付けるってのはよくないよねー。男はキホン、ケダモノなんだゾ』

操祈「――で、そんなくだらない事を言う為にわざわざ洗われた訳?」

看取『マッサカー』

看取『一つ、ツッコミを入れようと思って。ほら、夢の話あったじゃん。アレ、よく話題を逸らせたなーって。さすが精神系のスペシャリスト。能力が利かなくても口八丁でごまかせるなんてヤルネー』

操祈「―――」

看取『夢は願望とか並行世界とか、そんな都市伝説にもならないショボイ与太話より、有名な説があるよね?』


看取『――過去の記憶の再現。または過去の記憶からの警告、注意トカナントカイロイロエトセトラエトセトラ』

看取『ダーリンは素直でカワイイ思考回路でスッゴクキュートだけど、私のようなヨゴレ役からすれば、不用意に逸らし過ぎて逆にバレバレ』

看取『ダメダメ。操祈ちゃんは常にダーリンを見ているように、私もありとあらやる手を使ってでも、ドリーとダーリンの周りを監視しているんだから』

看取『もちろん、キミの周りもね』


操祈「そう…あなた、知ったのね」


看取『杜撰だね。交代して入れ替わる護衛の派閥メンバー。時々忙しく外出する食蜂操祈。そして現在の上条当麻の異常性』

操祈「……あの人は普通よ。異常なのは右手と無駄にある正義力だけ」

看取『いいや。彼は実に重い障害を脳におっている。しかも2回。あの病院にそれで2回も入院している。前回は一昨年の夏。これは私たちには関係ない』

看取『問題は4年前――上条当麻は脳に重大な障害を負っている』

看取『イヤハヤ、彼の入院歴を調べた時には戦慄したよ。道理で絶倫な筈さ。だって死ぬような経験が日常茶飯事なんだモン』

看取『あの日、とあるレベル5を守るために戦って重傷を負い、そのレベル5の応急処置のおかげで一命をとりとめたが、それが原因で“そのレベル5を記憶できなくなった”そうだよ』

操祈「へぇ、そんな夢に出てくるようなヒーローがいるのねぇ」

看取『しらばっくれるなよレベル5』

操祈「―――」


看取『ネェ、みさきちゃん。なんで―――ダーリンは“食蜂操祈”の事を忘れないの?』


操祈「―――」
952 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 04:12:53.81 ID:tKrz/+ASO

看取『操祈ちゃん、ダーリンが記憶喪失した後――いいえ、あの事件からずっと……』

操祈「―――言わないで、もう」

看取『………』

看取『言わないの? ダーリンにホントの事』

操祈「言えると思う?」

看取『イクジナシだねー。いやロクデナシだ』

看取『あんなイイオトコに最悪で最低なウソついてる』

操祈「ええ、全くその通りよぉ」

看取『……ソッカ』トテトテ

看取『ハー、サテサテ。一足先にお休みさせてもらおーっか。もう遅いし』

看取『じゃあ操祈ちゃん、オヤスミ。記憶が改竄されているのなら、ちょっとはマシな記憶にしてほしいナ』

操祈「しないわよぉ。どうせ全部は調べられてないでしょうし。アレまで見られた、なんて報告は受けてないし」

看取『オヤオヤ、まだヒミツがあるのか。アキレタ』

操祈「でも代わりに忠告だけはするわぁ」

操祈「もし当麻さんに今言った事を全て話したら――ドリーとダーリンには悪いけど、消えてもらうわ」

操祈「それだけは、わかっておきなさい」

操祈「じゃあ、おやすみ。これからも仲良くしましょう」スタスタスタ…

操祈「じゃあ、シャワーを浴びてくるから、ドリーとあの人の事はよろしくねー」


看取「―――」ゴクリ

看取「ホント、レベル5ってみんなバケモノだわ」

ドリー「んにゃ、みーちゃん?」

看取「ああ、ごめん。起こしちゃったね…」



シャー…キュッ


操祈「―――」ポタ…ポタ…

操祈「間違いない。兆候が出始めている…」

操祈「1年…本当に長かった…長かったわぁ」

操祈「さて吉が出るか凶がでるか…」

操祈「この計画が成功すれば…記憶が戻ってきて……私のあの人が戻ってくる…」

操祈「でも凶なら…あの人は――」


操祈(これは賭け。一命を賭けた大博打。一世一代の大仕掛け)

操祈(もしこれが失敗すれば――)

操祈(―――上条当麻の精神は崩壊する)


操祈「大丈夫…大丈夫…大丈夫…」ブツブツ


上条さんのHPが20減りました

操祈さんの好感度が★6上がりました


食蜂操祈……★★★★★★★★★★


★1余りました
他の恋人に分けられます
安価下1
953 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 04:15:00.81 ID:tKrz/+ASO
――4月下旬

現在の上条さん 所持金8万0000円
HP:15/140


野球/休む/遊ぶ/デート/バイト/勉強

野球
練習or試合=HP-20 指定した仲間or彼女の好感度

休む
HP+30
追加…安価のコンマがゾロ目でHP+50

遊ぶ
HP-20/指定した仲間との好感度+10〜30

デート
HP-20/彼女とデート好感度☆1〜4

勉強
HP=+20
学力=+10〜20

食蜂操祈……★★★★★★★★★★
警策看取……★★★★★★★★☆☆
ドリー………★★★★★★★☆☆☆
オティヌス…★★★★★★★★★★

※5月下旬からオティヌスの手術可能

安価下2

954 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/07(日) 04:16:43.90 ID:tKrz/+ASO
今日はここまでにします
ありがとうございました

うーん眠い



>>952は安価下1
>>953は安価下2
でオネガイシマス


おやすみなさい(朝ですケド)
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 05:16:58.57 ID:rY/KNxzlo
ドリーに分ける
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 10:29:51.89 ID:b0qs/y090
勉強
957 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/13(土) 18:35:45.50 ID:2+Ss6kI2O
全開予告できなかったですねごめんなさい
明日の18時から始めます

>>955
ドリー………★★★★★★★☆☆☆

ドリー………★★★★★★★★☆☆
958 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 19:08:43.22 ID:6fRvSQnFO
一時間遅れ失礼しました
はじめます
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 19:15:02.00 ID:aX8c989Io
OK
960 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 19:18:53.70 ID:6fRvSQnFO
一時間半遅れ失礼しました
はじめます
961 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 19:26:42.80 ID:6fRvSQnFO
上条「――――勉強しよう」ドドン

上条(今年、やっとの思いで進級で来たが)

上条(来年、卒業できるかは怪しいのは事実)

上条(今に始まった事ではないが、クラス一のおバカであるワタクシ上条当麻)

上条(今の内に勉強しなくてはならないのは――)


小萌「では、新年度一発目の小テストなのですー。赤点叩きだした困ったちゃんはスケスケみるみるとコロンブスの卵なのですー」


上条「……勉強せ(行き)ねば」

上条(なぜか風○ちぬの主題歌をバックに、俺は――)



彼女・仲間を一人お選びくだい

【彼女】
食蜂操祈……★★★★★☆☆☆☆☆
警策看取……★★★★☆☆☆☆☆☆
ドリー………★★★★★☆☆☆☆☆
オティヌス…★★★★★★★★★★

女メンバー
1位 食蜂…1000【彼女】
2位 警策…1000【彼女】
3位 ドリー…1000【彼女】
4位 シャットアウラ…1000
5位 吹寄…719
6位 美琴…512
7位 結標…400
8位 アリサ…305
9位 番外個体…226
10位 オヌティス…215 【彼女】
11位以下
婚后…232
打ち止め…147
寮監…169
麦野…300
滝壷…130
絹旗…214
恋査 …222
レッサー…158
フレンダ=セイヴェルン…105
インデックス…102
サーシャ…43
風斬氷華…16
郭…00
バードウェイ…0
オリアナ…0

男メンバー
1位 一方通行…516
2位 削板…301
3位 海原…274
4位 浜面…165
5位 土御門…218
6位 黒垣根帝督…223
7位エツァリ…63
8位 青髪ピアス…50
9位駒場利徳…28
半蔵…27
シルバークロース=アルファ…01

好感度によって成功率変動
安価下2
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:09:02.21 ID:/pxMI8Cgo
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:13:09.18 ID:ba7F7CBi0
警策
964 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 20:57:25.33 ID:6fRvSQnFO
上条「……鬼門はやはり物理…うーん、どうやってもわからねぇ」

上条「流体力学がサッパリポンだ…ん、流体?」


液化人影『話は聞かせてもらった!』ニョロン


上条「ぎゃー! 排気口から水銀が!」

看取『イヤイヤ、私』

上条「あ、看取」

看取『物理がわからないんだってー? だったら看取オネーチャンにまっかせなさーい!』

上条「」

看取『ソコソコ、心配そうな顔をしないの』


どこで勉強しますか?
@とある高校
A区立図書館
B看取たちの部屋
Cファミレス
D秘密の部屋

安価下2
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 20:59:53.94 ID:aX8c989Io
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:13:13.02 ID:0OzUeWR3o
5
967 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 22:17:33.81 ID:6fRvSQnFO
上条「まぁ家庭教師やってくれるならありがたいけどさ」

看取『ヨッシャ、じゃあ場所はどうするー?』

上条「どこでもいいよ」

看取『じゃあバショは用意するから、外で待っててー』

看取『ヒミツの部屋にご招待するから!』

上条「ヒミツの部屋って…? まぁわかった」


・・・・・


上条「さて、外で待っててって言われたけど――」


キキィーーーッ


上条「はっ!?」

上条「うそん、トラックがこっちに突っ込んできた!」


ブォーーーーーンッ


上条「キャーッ異世界転生されるぅー!」


ギャギャギャギャギャキキィーーーッ!


上条「あ、あっぶねぇ…直前で止まった…なにやってんだコラーッ!」

上条「……? どっかで見たことあるような…」

看取「ゴメンナサーイ」ガチャッ

上条「ヘ、看取!?」


ウィーーーン…ゴォオ―――


上条「―――って! このトラック、操祈のトラックじゃねぇか!」

看取「あ、プレイゲームって奴? 操祈ちゃんから借りたケド、やっぱりコレだったかー」

看取「ま、お勉強しよっか」

上条「え、ここで!?」

看取「学園都市横断クイズー!」

看取「外れると誰かの家に突っ込んじゃうゾ☆」

上条「アホかおまえ!」


仲間(邪魔)エンカウントコンマ下1
奇数→回避
偶数→
02-20…吹寄
22-40…婚后
42-60…削板
62-98…黒垣根
00…明日の新聞に名前が乗る
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:21:48.80 ID:AmcX58ibo
969 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 22:37:16.52 ID:6fRvSQnFO

100-22=成功コンマ78


看取好感度1000→100
黒垣根好感度223→22


お勉強成功コンマ下1
01-78→成功
79-00→失敗


上条さん集中コンマ下2
奇数→集中力の極致(看取さん好感度+★1)
偶数→ぼけー
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:39:04.17 ID:aX8c989Io
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:39:32.82 ID:RuJq11sIo
972 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 23:50:43.83 ID:6fRvSQnFO
上条「オイバカやめろ!」

上条「一問間違えると誰かの家に突っ込むとか正気か!?」

看取「ジョーダン、ジョーダン」

上条「冗談でも言っていい事と悪い事あるぞ…」

看取「でも、間違えると―――」


ガコンッ


上条「はっ!?」

看取「エッ!?」

上条「………何か轢いた?」

看取「イヤイヤイヤ、自動制御のトラックだよ? そんな事は――」


ギギッ…ギギギギギィ―――


黒垣根「て、めー、ら…」ボロボロ…

上条「ギャー!血みどろのホストがトラックこじ開けてきた!」

黒垣根「クソ…スマホ歩きしてたら赤信号渡っちまったぜ…それでもブレーキくらい掛けろや…!」フラフラ

「「イヤイヤ、自業自得だろ」」

黒垣根「ブッコロス…」

上条「理不尽!」

看取「テイッ」ゲシッ

黒垣根「あ」

黒垣根「ああああああああああああああああああああああああ!!!」ゴリゴリゴリッ!

看取「―――」

上条「………」

看取「さて、勉強しよっか」

上条「出来るか!」


上条(その後、なんとか勉強は捗ったが。垣根がどうも心配で集中できなかった)


上条さんのHPが20上がりました

上条さんの学力が20上がりました
973 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 23:53:41.95 ID:6fRvSQnFO
――5月上旬

現在の上条さん 所持金8万0000円
HP:35/140 学力:60


野球/休む/遊ぶ/デート/バイト/勉強

野球
練習or試合=HP-20 指定した仲間or彼女の好感度

休む
HP+30
追加…安価のコンマがゾロ目でHP+50

遊ぶ
HP-20/指定した仲間との好感度+10〜30

デート
HP-20/彼女とデート好感度☆1〜4

勉強
HP=+20
学力=+10〜20

食蜂操祈……★★★★★★★★★★
警策看取……★★★★★★★★☆☆
ドリー………★★★★★★★☆☆☆
オティヌス…★★★★★★★★★★

※5月下旬からオティヌスの手術可能

安価下2
974 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/14(日) 23:54:51.16 ID:6fRvSQnFO
今日はここまで
ありがとうございました

来週は土曜日19時からはじめます
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 00:08:44.78 ID:uYg3NAB3o
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 07:47:53.33 ID:VsGpJf8zo
デート
ドリー
977 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/20(土) 19:28:09.14 ID:gYs/ltmJO
はじめます
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/20(土) 19:34:26.93 ID:BnCNgPUJo
了解
979 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/20(土) 20:26:48.33 ID:gYs/ltmJO
上条「それにしても…GWは疲れた…」

上条(先々週、GWは地獄だった)

上条(初日にシャットアウラにアリサのライブの警備の助っ人に呼ばれたかと思えば)

上条(御坂と白井になぜか追い回されたり、結標となぜか少年を追い回したり)

上条(W海原に迫られたり。吹寄に頭突きくらったり)

上条(なんかちょくちょく暗部案件もちらほら)

上条(なんやかんやで無事に地獄を乗り切り、学校再開と相成った――)


上条「〜♪」スタスタ

上条「珍しく早く目が覚めちまった。ま、早起きは三文の徳っていうし、なにかあるかも――」


ドリー「おにーーーちゃーーーーーーん!!」ドコーッ


上条「――ナハァッ!?」ドコォッ

上条「ど、ドリー、毎朝脇腹にタックルかますのヤメテクレ…」カハッ

上条「そしておはよう。珍しく早いな」

ドリー「でへへー。はやおきしちゃった」


上条(ドリーが高校に通い始めて1か月。慣れてきただろうか)

上条「クラスはどうだ? 友達で来たか?」

ドリー「んー、まえとかわらないかなー。みーちゃんとみさきちゃんと、みさきちゃんのおともだちがほとんどだから」

ドリー「どこへいくにしてもだれかいるんだもん。つまんない。ブカツってのをしてみたかったけどダメっていわれちゃった」

上条「相変わらず過保護だな」

ドリー「でもおにいちゃんといっしょならなんだっていいよ!」

上条「ところで操祈と看取はどうした?」

ドリー「ふたりともカホゴなので、だまっていえをでてきました」キラーン

上条「オイコラ」
980 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/20(土) 20:56:10.71 ID:gYs/ltmJO


操祈「看取さん! ど、どどどど、ど、ドリーがいないわぁ!?」アタフタ

看取「ドリー! ドリー! ああ、どうしよう、操祈ちゃん! ドリーが行方不明に!」アタフタ

操祈「看取さんはとりあえず警察に! 私は派閥の子たちに招集をかけるわぁ!」ポチポチ

看取「リョウカイ!」110



上条「って事が起こらないように、連絡はしといたぞ」パチッ

ドリー「もう、おにいちゃんもカホゴ」

上条「ハイハイ。じゃあ行こうか」


上条(学校への行き方は徒歩と通学バス移動だ。一応徒歩でも行けなくもないが、ちょっと遠いのである)

上条「バスがくるまで…ちょっと待つな。かなり早く出たからなぁ」

ドリー「じゃああるこうよ!」

上条「いやいや、けっこうきょりあるから――あ」

ドリー「じゃあキョーソーしよー!」シュタタタタタ

上条「おい待てー!」ダッ


上条「勝手に走るな! 道わかるのか!? ああ、もう迷子になったら操祈たちにどう言えば――!」




上条さんとドリーさんの方向感覚コンマ下1
奇数→二人仲良く迷子になりました
偶数→SOS!SOS!ドリーが迷子になりました!助けてくださぁい!
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/20(土) 20:57:46.00 ID:yth6GOqjo
982 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/20(土) 22:41:57.18 ID:gYs/ltmJO
・・・・・



上条「どう、言おう…」

上条「―――」ポツーン

上条「ドリー! どこ行ったぁー!?(泣)」



ドリー「あれ? おにいちゃんどこ…。もしかしてマイゴ? もう、しょうがないなぁ」

ドリー「ま、テキトーにあるけばあえるよね! ほら、すべてのみちは……あー、なんだっけ……えーっと、ロマンスにつうず!」

ドリー「うん、ロマンスにつうず!」

???「いやいや、ロマンスってなんですか、と―――」



上条「ドリー! 出てきてくれーぇっ」ガサガサ

上条「ここか!?」ガバッ

上条「ここか!」ガコンッ

上条「ここかーっ!」ギィィイイ

上条「どこだーっ!?」


御坂妹「そのドリーというのは猫か何かですか?とミサカはゴミ箱やダストシュートをかたっぱしから開けるツンツン頭に声を掛けます」


上条「! 御坂妹!」

御坂妹「はい。ミサカ10032号です、とミサカは貴方から頂いたペンダントをチラ見せします」

上条「ちょうどいい所にいた! 御坂妹にしか出来ないことがあるんだ!」ガシッ

御坂妹「!」

御坂妹「なんでしょうか…と、ミサカはいきなり肩を掴まれて思わず赤面します」

上条「うん、一ミリも顔色変わってないから安心しろ。で、俺が探している子がいるんだけど――」

御坂妹「知ってますよ、と別のミサカと先ほど発見した少女について証言します。この先500mの裏路地にいました」

上条「なにぃ!?」

上条「ありがとう御坂妹! じゃ!」

御坂妹「ちょっと待ってください、とミサカは後ろからタックルします。とー」

上条「ぐへっ!」ドコーッ

御坂妹「実は昨晩から実戦演習として近辺でサバゲをしていたのですが――」

上条「なんの実戦演習かは知らんがなぜサバゲ? つーかデジャヴ」

御坂妹「――まだ妹達が60人ほど近くにいますので、ミサカネットワークを駆使して捜索しませんか? とミサカは提案します」

上条「!」

御坂妹「捜索対象ドリーはすぐに走ってどこかへ行きましたので、こういう時は人海戦術が一番の戦略です、とミサカはミサカネットワークでスレを立ち上げます」

上条「は? スレ?」

御坂妹「――――!」ピーン


ドリー、見つかる?
奇数→見つかる
偶数→見つかったけど…
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/20(土) 22:43:21.05 ID:aq0at/qg0
984 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/21(日) 00:06:32.75 ID:cLDUbsDnO
御坂「見つけました、とミサカはドリーが複数のミサカに確保されたという情報を提供します」

上条「本当か!? どこだ!」ダッ



ミサカ10048号「いやいや、ロマンスってなんですか、とミサカは正しい慣用句を教えます」

ミサカ14820号「正しくは全ての道はローマに通ずです、とミサカは続けます」

ミサカ17823号「ドリーさんですね、とミサカはミサカネットワークスレ『【急募】上条様の彼女を捜索してクレメンス【ドリー迷子】』であった容姿の特徴を見て確認します」

ドリー「だれ? あれ? たいかいでしんぱんしてたひと」

「「「ハイ。お久しぶりです、とミサカはあいさつします。おはようございます」」」

ドリー「わぁ、すごーい。しあいのとき、いつもおもってたけど、やっぱりソックリなんだね!」

ミサカ12345号「―――?」

ミサカ19821号「………?」

ミサカ17748号「???」

ミサカ14444号「何を言っているのですか? 貴女も私たちと同じ――」

ミサカ14514号「御坂美琴お姉さまのクローンなのでは?」

ミサカ17789号「私たちがそっくりになのは当たり前の事です、とミサカは言います」

ミサカ18624号「そしてあなたも。スレであった容姿の特徴『髪を長くした私たち』だった事と…」

ミサカ10483号「…AIM拡散力場と電撃使い特有に発生する電磁波の周波数は御坂美琴お姉様、そして私たちクローン『妹達』と完全に一致します、とミサカは」

ミサカ103347号「あなたを私たちと同じクローンである可能性が極めて高い事について提言します」

ドリー「―――――」

ドリー「………クローン?」


上条「見つけた!」

御坂妹「やれやれ、こんな所まで走っていってしまうとは、とミサカは荒れた息を整えます。空間移動能力者ですか」

ドリー「おにいちゃん!」ダキーッ

上条「まったく、探したぞ」グリグリ

ドリー「イタイイタイ…」

上条「これに懲りたら自重しろよ」

ドリー「はーい」

上条「おまえらもありがとうな。こんなゾロゾロと」

ミサカ198224号「いいえ礼には及びません。それよりとミサカはベッタリ引っ付いてる私たちの姉妹について――」

上条「―――え?」

ドリー「あ、おにいちゃん、そろそろじかんだいじょうぶかな?」

上条「あ…あーーーっ!? このままだと遅刻じゃねぇか!!」

上条「走るぞドリー! 近くに学校行きのバス停があったはずだ!」

ドリー「うん! じゃあね、しすたーずのみんな! おにいちゃんをさがしてくれてありがとう! とミ―――」

ドリー「あ、おにいちゃんまってよー!」

上条「遅刻すると小萌先生から補修地獄があ!」


御坂妹「―――」

御坂妹「なるほど、どうやら私たちはパンドラの箱を開けてしまったかもしれないようですね、とミサカは口走った事を後悔します」

御坂妹「ドリー…彼女は一体……と、調べる事が出来たと姉妹たちと共に行動に移ります」


ドリーに異常は――コンマ下1
奇数→なし?
偶数→あり?
985 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 00:09:05.32 ID:307hu+kgo
986 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/21(日) 00:35:30.10 ID:cLDUbsDnO
ドリー「はぁ、はぁ、はぁ」

上条「ま、まにあっ―――た――――」ゼーゼー

ドリー「いやぁいいあせかきましたなー」

上条「まったくだコンチクショー」


ブォーン…


ドリー「あ、バスきたよおにい――」バチッ


ザッ…


10038/では各自、割り振られた行動をとり、目的の為に動くように
10910/了解。A班は被疑者ドリーの過去を詮索し
19909/B班は被疑者ドリーの現在を捜査し
17441/C班は被疑者ドリーの未来を模索します
20001/でも無茶したらダメだからね。これは皆が思っている以上にデリケートな問題かも

ブッ


上条「ドリー?」

ドリー「―――はっ」

ドリー「ううん、なんでもない。じゃあガッコーにいこー!」


ハッシャシマース
ブゥン…


ドリー(ヤバイかも…なんかきもちわるい――)

上条(なんだか顔色が悪いな…)

上条「大丈夫か、ドリー? 体調が悪そうだぞ」

ドリー「ううん。ダイジョーブ。ヘーキヘーキ」ニコニコ

上条「……」


上条さんの勘コンマ下1
奇数→嫌な予感がする
偶数→本人が大丈夫と言っているなら…
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 00:38:39.25 ID:YQ8V4mkqo
988 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/21(日) 00:59:49.87 ID:cLDUbsDnO
上条「――」

上条「とりあえず学校に着いたら保健室いくぞ」

ドリー「え?」

上条「顔真っ青だぞ。汗かいたから風邪引いたか? とにかく一休みして、早退するぞ」

ドリー「えー」

上条「えーじゃない」

上条「俺も付き添うから…」

ドリー「むぅ…」

ドリー「……ホッ」



・・・・・


―――とある高校 保健室


操祈「イヤイヤ、私たちがやるわよぉ」

上条「へ?」

看取「ダーリン、単位ヤバイでしょ。今の内にイイコにしてないと、この前みたいに泣いちゃうゾ」

上条「いや、でもドリーが…」

ドリー「ううん、へーきだから。おにいちゃんはきょうしつにもどってて」

ドリー「っていうか、みさきちゃんも! セートカイチョーなんだからかんたんにガッコーをほっぽりだしちゃダメ!」

操祈「うっ」

看取「ジャアジャア、私が…」

ドリー「みーちゃんもメ! みーちゃんは、はやく、わたしいがいとおともだちつくって! ボッチになるよ!」

看取「うっ!」

上条「看取、ボッチなんだ」

看取「私、ボッチじゃないモン!」


ドリー「わたしはじぶんでかえれるから…」

「「「それはダメ」」」

ドリー「じゃあ、きょうはここでやすんでます」

「「「それならOK」」よぉ」


上条「昼休みに顔出すから」

看取「大人しくするんだゾ☆ 液化人影を置いておくから安心してオヤスミ」

操祈「一応、派閥の子を定期的に寄越すわぁ。なにかあったらこれを押してちょうだい。みんなにSOSメール送るナースコールみたいなものよぉ」ポイッ

上条「……なぜ、へぇボタン」

看取「懐かしいなぁオイ」


・・・・・


上条(その後、SOSメールは来ることはなく。放課後、俺は保健室に真っ先に向かった)

上条(俺は昼休み、先生に頼み事をされて顔を出せなかったから、ドリーがどうなったか心配だ)

上条(生徒会の仕事で操祈と看取は遅れるそうだ。二人が言うにはあれからずっと眠っていたらしいが…)


放課後、保健室、彼女と二人――安価下2
@何も起こらない訳がなく…(エッチあり)
A様子を見るだけ…(エッチなし)
Bさぁ、帰ろうか(★1)
989 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/21(日) 01:02:14.63 ID:cLDUbsDnO
今日はここまで
ありがとうございました
次は来週土曜日18時半からお会いしましょう

次スレはその日に立てますので
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 01:06:25.18 ID:307hu+kgo
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 01:12:56.85 ID:9dUTiH4Co

安価1
992 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/27(土) 14:55:41.27 ID:4MavE+fYO
こんにちわ
時間変更のお知らせです

18時半から21時に変更します

よろしくお願いします
993 : ◆y1POWXBhVp87 [saga]:2020/06/27(土) 21:30:15.55 ID:4MavE+fYO
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1593260890/


次スレ立てましたので
このスレを埋めてくださいませ
>>1000の願いを叶えて進ぜよう…
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 21:46:19.24 ID:TyrzMrv3o
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 21:46:56.35 ID:TyrzMrv3o
埋め
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 21:48:14.37 ID:JJeMyY8/0
埋め
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 21:48:52.74 ID:DFSb+XpEo
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 21:49:21.37 ID:TyrzMrv3o
埋め
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 21:50:56.50 ID:UqPfVnbgo
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/27(土) 21:51:48.66 ID:u40E8Z4x0
出来れば今の原作の時系列や設定でリメイク
1001 :1001 :Over 1000 Thread
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | もうたらい回しは勘弁だぜ
 |_____ _____________
         ∨
    ⊂⊃
   .∧_∧          ,  ⌒ヽ
  .( ´Д`)_        (       ヽ⌒ヽ
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