このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その12

Tweet

358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:24:49.31 ID:omyW2GK8O
おつおつ
ある程度経ったらキアラがマックスとの関係報告に来そうだけど、確か最終決戦でマックスに期待してるような描写あったからその時も割りとすんなり認めてくれそう
というかマックス×キアラ成立以降きょうだいのカップリングが次々と成立していったから遂に残るはフィーアだけになったんやね
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:26:42.34 ID:vrf3b0wyO
乙です
パパン今回も50代とは思えんレベルでハッスルしとるねえ
つか今からノワールさんがしゃべりすぎたパパンの脳天に
10トンハンマー叩き込む絵が鮮明に浮かぶんですが
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:29:10.92 ID:fFPAbFRyO
おつおつ!相変わらず歌はさすシア、結婚はさすエリとしか言えないな
あんだけやばいパパンがこうして色々なおまけイベントで、戦闘以外でいきいきとしてるのなんかすげーほっこりする
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:29:34.81 ID:6Iz/b+sy0
乙ー
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 02:47:07.81 ID:9rTYwXyOO
乙
今からちょうど1年前の2018/11/10〜11は、アドルランがエリスにプロポーズして、アベルとエリスの関係がみんなに露呈した日でもあるんだよなー そう思うと感慨深い
(あとフィーアが暗殺者として覚醒した)
363 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/11(月) 23:25:05.41 ID:SzwxGEU90
こんばんはー
遅くなってしまいましたが、ほんの少しだけ再開です
とはいえ、いつも以上に短く多数決募集までですが……
364 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/11(月) 23:25:36.54 ID:SzwxGEU90
――


……


ギルバート「粗茶だが、飲んでいくがいい」ゴト

アベル「い、いただきます」

ギルバート「しかし、まさかお前達がな……」

カイン「……」ドキドキ

アドルラン「……」ドキドキ

ギルバート「アベルの選んだエリスは、よくぞ選んだと言っておこう」

ギルバート「ククク……より強き血を引く孫との戦い、我もその時まで鍛え続けねばな……」

アベル(勘弁してください父上……)

ギルバート「孫が産まれていない、聖国式の結婚をするというのは少しいただけないが……」

ギルバート「まあよい。とにかくアベルよ、はやく我が前に孫の姿を見せるがいい」イソイソ

アベル「ぜ、善処します。ところで父上、式の方には……」

ギルバート「……我はもう皇帝ではない、ただの人間だ。お前達が望むのであれば、参列しよう」

アベル「あ、ありがとうございます!」

アベル(いずれはシア達とも式は挙げるつもりだが……今は伏せておこう)

ギルバート「そしてアドルラン……まさか、いきなり二人を娶るとは我も驚いたぞ?」

アドルラン「……私程度が欲深いと思われるでしょう」

アドルラン「しかし私には、彼女達に優劣をつけてどちらかを選ぶことなど、できなかったのです……」

ギルバート「別によい。皇族や王族ならば、珍しい話でもない」

ギルバート「今の帝国に縛るものはないのだ。正妻と妾と差をつけるでも、等しく扱うでも、それもお前達の自由よ」

ギルバート「それに、紛れもない弱者であったお前を捨てることなく導いた娘に……」

ギルバート「天使を捕え、試験でも常に優秀な成績を残すあのメイドであれば悪くは無い」

アドルラン「ありがとうございます……!」

365 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/11(月) 23:26:05.67 ID:SzwxGEU90
ギルバート「カインは……まずはお前自身を褒めるべきなのだろうな」

カイン「え?」

ギルバート「暗黒街を生き延びたことはともかく、その後のお前の態度は実に無価値……」

ギルバート「アベルのように牙を砥ぐでも、アドルランのように鍛錬に励むでもない……」

ギルバート「我にとって、お前はいてもいなくても変わらぬ、つまらぬ存在であった」

カイン「ぐっ……」

ギルバート「だが――今のお前は、こやつらと同じく……我が血を引く、誇れる息子よ」

カイン「と、父さん……!」ジーン…

ギルバート「……それだけに、選んだ相手が少し惜しいがな」

ギルバート「我に口を出す権利は無いが、欲を言えばもう少し強者であって欲しかったところだ」

カイン「エ、エメリナも十分強くはあります。エリスとルーシェが変なのです!」

ギルバート「フハハハ! まあ、確かにメイドではある。今後さらに鍛えて強くなることを期待するとしよう」

アベル「……お言葉ですが父上、メイドは本来戦闘職では……」

ギルバート「バーンズからの報告はもう受けている。バーンズを含めた親衛隊全員、メイドに敗れたそうだな?」

ギルバート「なんとも情けない話だとは思うが、逆に言えば帝国が誇る最大の兵団がメイドなのではないか?」

アドルラン「ううむ……間違っているとも言い切れない……」

カイン「な、何も戦闘力が全てではないって父さんも少しはわかってくれたんじゃないのか?」

ギルバート「む……」

カイン「確かにエリスもルーシェも、そしてヒバリも優秀だ」

カイン「だけどエメリナは、ある一点では彼女達を大きく凌駕しているっ!!!」

ギルバート「何……?」ピク





カイン「――夜の方が、本当にすんごいんですっ!!!」クワッ!





アドルラン「カイン……」ハァ…

アベル(俺に相談するくらいだから、本当に凄まじいのだろうが……)

ギルバート「……一芸に秀でているのは評価に値するな」

ギルバート「だが、ノワール程の技量でなければ我も驚かぬぞ?」

カイン「多分、義母さん以上だよ!」

アベル「……」
366 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/11(月) 23:27:05.76 ID:SzwxGEU90
アベル「……父上、ふと気になったのですが」

アベル「父上は何故、俺の母を……ノワールを妾としたのですか?」

ギルバート「む?」

カイン「いや、むしろ妥当じゃないか? 義母さんは優しくて強いわけだし」

カイン「むしろこうして色々分かってくると、なんで母さんの方が正妻なのかも気になるね」

ギルバート「むむ?」

アドルラン「確かにそれも気になるが……」

アドルラン「私は、父上がどのようにして実力主義の帝国の皇帝となったかも気になるな」

アドルラン「これから先、帝国をよりよくするための何かが埋もれているかもしれない」

アベル「なるほど、それは確かに」

ギルバート「ふむ……」


ギルバート「……言われてみれば、お前達に詳しく話したこともなかったか」

ギルバート「いいだろう。我は今、非常に機嫌が良い……」

ギルバート「何かをしていなければ、また走り回ってしまうであろうしな」

ギルバート「――かつての我や帝国について、話せる範囲でよければ話そう」

ギルバート「ではまず、何から聞きたい?」


――


1:かつての帝国(ギルバート時代以前、最初期の帝国)

2:ギルバート幼少期(皇帝を目指した日。堕落した帝国の中で)

3:ギルバート青年期・前(軍学校時代。フローレンとの出会い)

4:ギルバート青年期・後(皇帝初期時代。ノワールとの出会い)

5:その他自由安価


↓1〜5多数決
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 23:28:32.62 ID:koEQve/50
1
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 23:29:18.24 ID:lS78MtgZO
2
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 23:29:21.59 ID:CfvgIpu60
1
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 23:29:53.35 ID:sTaHMBTDO
1
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 23:30:51.11 ID:vrf3b0wyO
まあ順を追って1からやね
372 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/11(月) 23:47:30.94 ID:SzwxGEU90
1:かつての帝国

――


アドルラン「……では、かつての帝国の話からお聞きしてもよいでしょうか?」

ギルバート「……帝国の歴史は、教養として知っているのではないか?」

アドルラン「ええ。ですが、こうして兄弟と父上が揃ったのです」

アドルラン「折角ですから、父上の口から直接この帝国について学びたいと思いまして」

カイン「……正直に言っちゃうと、僕は昔の帝国はあまり知らないんだよね」

カイン「父さんの帝国で生き延びていくのに、必死でさ……」

アベル「俺も、知るのはせいぜい軍学校の授業程度のものですね」

アベル「それさえも、現帝国の実力主義に対する講義が多かったですし」

ギルバート「ふむ……いいだろう」

ギルバート「……息子達に、歴史を教える……か」

ギルバート「まさかこの我が、こんな真似をするようになるとはな……」

ギルバート「――しかし、語る以上、しかと焼き付けるのだぞ?」

皇子ズ「「はい!」」


……


ギルバート「……そもそも、帝国は現在勢力を持つ国の中では最も歴史が浅い国だ」

アドルラン「確か王国が最も古く、次いで聖国なのでしたよね?」

ギルバート「うむ」

ギルバート「聖国も、大元は王国だ。王国内の一部で広まっていた宗教……」

ギルバート「神を崇めはじめた集団が王国を追い出されたのが始まりと聞くな」

アベル「追い出された……?」

ギルバート「帝国に保管されている歴史書では、既に王国は大国であると同時に貧富の差はあった」

ギルバート「貧しい者共は迫害され、神と言う存在に縋ることで生き延びてきたのだろう」

ギルバート「その集団の家族、知り合いが巻き込まれ……徐々にその勢力を拡大して、独立した国となったようだ」

カイン「当時の王国は、そんな真似をした連中を見逃したっていうのか?」

ギルバート「神に縋らねば何もできぬ者と思ったのだろうな」

ギルバート「それでなくとも聖国は平等と平和を謳い、王国への不可侵を誓っていた」

アベル「好きにさせて問題ない、というわけか……」

373 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/12(火) 00:04:25.36 ID:ltwnN2IN0
ギルバート「このような動きをするものは、当時では珍しくは無かった」

ギルバート「様々な小国家が生まれては消えることを繰り返す中……」

ギルバート「とある男が、立ち上がったのだ」

アドルラン「それが……」

ギルバート「そう、我が敬愛するこの帝国の創設者……後の初代皇帝だ」

アベル「……以前から気にはなっていましたが、確かこの初代皇帝は……」

ギルバート「名を持たぬ。生まれた時から、名も与えられずに捨てられた子であるとの説が有力だが……」

ギルバート「大切なのは名の有無ではなく、彼の行動だ」

ギルバート「初代皇帝はやはり王国の在り方に満足がいかず、王国を飛び出した」

ギルバート「その頃には聖国の規模も大きくなっていたが、彼は聖国に亡命することもしなかった」

ギルバート「我と同じく、神に頼る軟弱者にはなりたくなかったようでな……」

ギルバート「そもそも我の思想が、かつての皇帝が築いた強き帝国を取り戻すことであった以上、当然と言えば当然だが」

カイン「王国と聖国、両方を否定して帝国を創る……か」

カイン「無謀の極みとも言えるけど、現にこうして帝国はあるんだよね」

ギルバート「その通り……」

ギルバート「初代皇帝は、その身一つで国を創ろうとした。誰に頼るでもなく、ただ一人で」

ギルバート「誰もが彼を馬鹿にした。すぐに諦めるか、骸を晒すだろうとな」

ギルバート「しかし、僅かではあるが、彼は未開の地を徐々に切り拓いた」

ギルバート「鬱蒼と茂る森は徐々に徐々に刈り取られ、平地となり……」

ギルバート「とても手をつけたくない硬い岩山には、大きな穴が開けられ……」

ギルバート「歪ではあったが、その木材と石材を組み合わせた家が出来上がったという……」

アベル(もしかすると、この家もそれの模倣なのだろうか……?)

374 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/12(火) 00:20:40.01 ID:ltwnN2IN0
ギルバート「多くの小国家が消えていく中で、ゆっくりとだが着実にこの帝国の前身は発展を遂げた」

ギルバート「やがて自らの力で道を切り拓く彼の許にも、それを慕う者が集まり始めた」

ギルバート「いくら開拓しようとも、元が過酷な環境……王国の様に、豊かにはならぬ」

ギルバート「それでも初代皇帝とそれを慕う者達は、休むことなく動き続けた」

ギルバート「今の暗黒街の温さなど、当時とは比較にもなるまい」

カイン「……確かに、暗黒街も一応家や物資も少なからずありはしたわけだからね」

アベル「劣悪ではありますが、確かに俺達は生き延びることができましたからね……」

ギルバート「さらに言えば、かつての時代は今よりも魔物の勢力が強かった」

ギルバート「我々が主食とするような動物は勿論、人間そのものも魔物の餌になるなどよくある話だ」

アドルラン「なるほど……数々の小国家が消えた理由には、そういった外敵や食糧難の事情もあるわけか」

ギルバート「うむ。だが、初代皇帝は魔物にも屈することは無かった」

ギルバート「むしろ向こうから食事がやってきたと、喜び勇んで素手で解体しに行ったという」

ギルバート「どうだ、実に勇ましいであろう? こうした、魔物を素手で葬る強さに憧れる者も、増え始めたのだ」

アベル「過酷な環境を生き抜く、強者……」

ギルバート「その強さは古今無双であったといい、初代皇帝の衣服は常に誰かしらの血で染まっていたという……」

ギルバート「果たして我はその域まで達せているのかどうかわからぬが……我が死ぬまで、彼に対する敬意は消えぬ」

ギルバート「やがて初代皇帝達は開拓をある程度まで進めると、ここに帝国の建国を宣言した」

ギルバート「この時の彼の格好は一際赤かったといい、故に建国記念日には彼に倣い赤い服を着るのだ」

アベル(……俺にとって建国記念日は、酒絶対排除決意日になっているのがなんとも言えない)


……
375 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/12(火) 00:23:25.36 ID:ltwnN2IN0
過去語り途中ですが、今日はここまで
かつての帝国の成り立ちはギルバート以外の本編キャラには深くかかわってこないため、もう少しで終わりとなります
そのあとは皆さんの反応を見る限り、年代に沿って過去編(回想)を進めて行くのがいいのかな?

それでは最後に、先にこの後使う(かもしれない)判定を三つだけ

特殊判定
↓1〜3コンマ二桁

本日もありがとうございました!
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 00:26:13.96 ID:i1HooT4vO
乙
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 00:27:00.75 ID:T/KfPjMDO
乙です
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 00:27:08.22 ID:4cSlDrXc0
乙
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 00:30:03.93 ID:5HftoT3yO
おつおつ
パパンの前の皇帝が自分で道を拓くってことを忘れてパパンがブチ切れて自分が皇帝になるっきゃない決意してく感じなんかな
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 00:30:37.31 ID:VWR+XfB70
乙です!
こういうのはやっぱり順番に見るのがいいと思います!
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/12(火) 00:31:55.44 ID:4cSlDrXc0
コンマが軒並み高いし、偶数ゾロ目あるからどうなるだろうか
また吐血かな?
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 11:55:05.20 ID:NwpLqHY0O
>>381が連続で偶数ゾロを出しておられる……
当時からして魔物は帝国が力技で排除して、王国が飼い慣らし、聖国が結界対処って感じか?
そう考えると戦果はともかく纏めて大軍使役できてたシュタイナーやっぱやべえな……
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 12:26:37.90 ID:EkPYzX+o0
96 75 22(偶数ゾロ)

やべーな。これは衝撃波食らった感じでダメージ受けるんじゃないか?
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 12:59:10.53 ID:uhvGFnzgO
ただ良い数字ではあるが過去編とはいえ
高い数字がそのまま良い結果とは限らんから
その辺は理解しておくべきかも(22は浮かれて良さそうだが)

ちなみに過去編は新たなネームドは流石に出ないか
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 13:13:29.79 ID:fBFN7vP30
毎回毎回結果も分からないのに反応し過ぎじゃないの
過去にも実際は良い結果だったのに悪い結果だと勝手に勘違いして戦犯とかボロクソに煽ってきた奴もいたし
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 13:17:52.93 ID:EkPYzX+o0
スマン…偶数ゾロ目で悪い時はなかったはずだからハシャギ過ぎた……
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 13:38:09.43 ID:63s6SFyU0
まあクリア後のおまけだし、過去の話ならアベル達にも影響ないだろうし安心していいんじゃないか?
偶ゾロは基本良結果だけど、高コンマは良結果じゃない時多々あったのも確か(王国の被害ダメージや酒の弱さとか)
388 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/12(火) 23:46:03.39 ID:ltwnN2IN0
こんばんはー
流石におまけですので、余程のことがない限り私もダメージは負わなもげぇ(吐血)
……やっぱり皆さん、こっちの判定表実はわかってるじゃないかなと思ってしまいます(白目)
偶数ゾロですので??の公開ありですね(しばらく先になりますが)
他のコンマも、かなり「らしい」結果になっていて驚きです

それではほんの少しだけ再開です
389 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/12(火) 23:47:05.75 ID:ltwnN2IN0
……


ギルバート「――やがて帝国は小国家を名乗れるまでの規模に達した」

ギルバート「己の身体を鍛え、その力で道を切り拓き、更なる発展を遂げ……」

ギルバート「同時に、この頃から人間の外敵も現れ始める」

カイン「……未開の地が開拓され、領土と呼べる域に達した」

カイン「そしてそこを治めているのは、まともな武具も揃っていない野蛮人……」

アベル「装備に恵まれた王国軍か、或いは魔法を使える聖国軍か……」

アドルラン「或いは、取り込み拡大を狙う他の小国家か?」

ギルバート「……答えは、全てだ」

皇子ズ「「!!」」

ギルバート「どの国も、様々な理由から領地は欲しい」

ギルバート「加えて確かに、帝国の装備は実に貧弱であったことも事実」

ギルバート「それにいくら開拓したところで食糧の安定生産には向かぬ地だ」

アドルラン「仮に粘られても、持久戦で食糧が底をつくと思われたのだな」

ギルバート「その通り。そしてそれは間違ってはいない判断だ。今の帝国も、そう攻められれば辛いだろう」

ギルバート「故に、初代皇帝は自らが先頭に立ち討って出た」

ギルバート「帝国領を奪おうとやってきた腑抜けどもを返り討ちにし、その足で敵の本陣まで攻め入った」

アベル「……王国と聖国は崩せずとも、小国家はそのまま蹂躙して逆に領土を奪い帝国の支配を広げる」

アベル「略奪国家と呼ばれるわけですね……」

ギルバート「先に仕掛けてきたのは、あちら側だというのにな」

カイン「ま……初代皇帝の気性から察するに、10で殴ったら100で返したりもしたんだろうけどね」

アドルラン「いずれにせよ、彼らは戦った。そして、そのおかげで今の帝国があるのだな……」

ギルバート「その通りだ」


――
390 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/12(火) 23:54:52.09 ID:ltwnN2IN0
――


……


ギルバート「――さて……かつての帝国の成り立ちは大体このようなものだ」

ギルバート「以後、幾度となく帝国は戦い続けて……そして今に至る」

アドルラン「ふむ……」

カイン「わかってはいたけど、戦いの歴史だねぇ……」

ギルバート「興味があるならば、この歴史書を読むがいい」ズドン!

ギルバート「当時の様子や、初代皇帝の偉業なども載っているぞ?」ズイ!

アベル「……思ったよりも、戦術は残っていないのですね」ペラペラ…

ギルバート「己を鍛えて敵を叩き潰す。これ以上なくわかりやすい戦術ではないか?」

カイン「無茶苦茶だけど、父さんが実践しちゃってるからなぁ……」

アベル「これは、かつての地図……」ペラ…

アドルラン「む……? 随分と、広いな?」

カイン「これが帝国領だとすれば、相当なものだな……」

ギルバート「……」

ギルバート「そう、かつての帝国は強く勇ましく……まさに帝国と呼ぶに相応しい覇者であった」

ギルバート「だが……」

ギルバート「如何に初代皇帝が偉大とはいえ、彼も人の子だ」

ギルバート「どれだけ己を鍛え続け、生涯負けを知らぬ者であっても……」

ギルバート「時の流れ、寿命には勝てぬ」

ギルバート「彼の子が、彼を慕っていた兵が、皇帝の道を継ごうと奮戦するが……」

ギルバート「やはり、時の流れには逆らえぬ。身体を蝕む毒の様に……」

ギルバート「やがて帝国は、徐々に弱体化してゆく」

アベル「……」

391 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/12(火) 23:59:33.37 ID:ltwnN2IN0
2:ギルバート幼少期(皇帝を目指した日。堕落した帝国の中で)

――


ギルバート「我がこの世に生まれる頃には……帝国はかつての見る影もない程に衰退していた」

ギルバート「当時の皇帝が、暗愚の極みとも言うべき存在であった影響も大きいのだろう」

アドルラン「父上の前の、皇帝……」

アベル「教本でも、ほとんど触れられていませんが……」

カイン「よっぽど酷くて、父さんが書物からも存在を抹消しようとした、ってところかな?」

ギルバート「その通りだ、カイン」

ギルバート「奴に存在意義があったのだとすれば……」




ギルバート「――我に、皇帝になる決意をさせたということだけであろう」




皇子ズ「「!!」」

アドルラン「父上が皇帝を目指された理由、ですか」

カイン「王国や聖国に倣うなら、代々の血筋……だけど、帝国なら……」

ギルバート「――初代皇帝は、その身と力で帝国を創り上げたのだ」

ギルバート「自らを常に練磨する……その肝要な部分さえ忘れ果てた皇族は、最早皇族にあらず」

ギルバート「血筋など関係ない。最も強き者こそが、帝国には相応しい……」

ギルバート「子供心に、変わり果て堕落した帝国を目の当たりにした我は、あの日誓ったのだ……」


〜〜〜〜

392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/12(火) 23:59:36.40 ID:uhvGFnzgO
世界史だとモンゴル辺りがモロに被るか
領土拡げすぎて有能な指導者がいなくなると一気に元の木阿弥に
393 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/13(水) 00:01:02.44 ID:RzEuqCnF0
――――
―――
――
―


――数十年前……――



【帝国・王城】



皇帝「何? また王国軍が迫っているだと!?」

帝国兵「はっ! 件の一帯の領地を寄越さねば、この帝都に攻め入ると……」

皇帝「ぬぅぅ……」

帝国兵「陛下、いかがいたしましょう?」

皇帝「……」

皇帝「王国の兵の装備は強力だ。それに加えて、魔物まで手懐けておる……」

皇帝「我が帝国軍が敗ける道理はないが、少なからず損害は出てしまうであろうな」

皇帝「それに戦の用意も何かと手間だ。適当に、王国にまた金を贈っておけ」

皇帝「結局国王も、すぐに金にならぬ領土よりも現物の金を欲しておるのだからな」

帝国兵「かしこまりました!」バッ!

皇帝「いちいち戦をするなど、愚者のすることよ……」

皇帝「皇とは、悠々と快適に安全に暮らしてこそ」

皇帝「常に落ち着き、優雅な様を見せることで……民共は、皇帝の偉大さと帝国の盤石さを知ることができる」

皇帝「む? しかし王国に金を贈るとなると……また補充せねばならぬか」

皇帝「おい! 下民共の税をさらに引き上げることも忘れるな!」

帝国兵「はっ!」


……


――
394 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/13(水) 00:06:05.03 ID:RzEuqCnF0
――


【帝国・貧民街】


帝国兵「おら、下民共! 徴収の時間だ!」

貧民「ひいぃ! お、お納めくださいっ!」バッ



ギルバート(……なんで、この帝国はここまでつまらない世界なんだ?)

ギルバート(本に書いてあった。帝国を創った人は、自分の力で頑張ってきたんだ)

ギルバート(俺達もその誇り高い帝国の血を継いでいるんじゃないのか……?)


ギルバート(なんなんだ、あの細い兵士は……? とても、精強な帝国兵には見えない……)イライラ…

ギルバート(そして、そんな奴にも無抵抗で少ない物資を渡すこいつらも……)イライラ…

ギルバート(全てが違う……こんなもの、帝国じゃない……)イライラ…

ギルバート(初代皇帝の掲げた、帝国の理念は……人間は強くあるべきということじゃないのか……?)イライラ…





ギルバート(今の帝国は――国も、民も、間違っている……!!!)グッ…




帝国兵「んんー……足りねえなぁ?」ゴソゴソ…

貧民「お、お許しを……!?」



ギルバート「……おい、お前」



帝国兵「あん、なんだ餓鬼?」




395 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/13(水) 00:11:06.14 ID:RzEuqCnF0
三連特殊判定結果

1:幼少期…立ち上がったばかりのギルバートのレベル(ラスボス補正でコンマ×2。ゾロ目も同様)

コンマ96

96×2= 1 9 2


※ こ ん な 子 供 が い る か 

※ 幼少期から初代皇帝に憧れたギルバート少年、バッキバキに鍛え抜いています

――



ギルバート「――何故、お前のような『弱者』が……支配者を気取るんだ?」ゴゴゴゴゴゴゴ…



帝国兵「」←レベル5


貧民「」←レベル1



帝国兵「わ、わかった……今日の徴収、特別に見逃してやるから……」ビクビク…

ギルバート「……」ピク…

ギルバート「……奪われたなら、この身を持って奪い返せ」

帝国兵「へ?」

ギルバート「奪ったならば、奪われる覚悟も決めろ……かつての帝国の考えの一つだ」

ギルバート「お前は、奪った。お前は、帝国の兵士だ。ならば――覚悟はあるんだろう?」ググ…



ドゴオオオォォォォ!


帝国兵「ぐぴゃっ!?」グシャア!

ギルバート「……脆すぎる」



貧民「」ジョバァー…



……
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:14:24.44 ID:pifAx84YO
花園垣くんかな?
397 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/13(水) 00:16:06.92 ID:RzEuqCnF0
判定結果の一つ目を公開したあたりで今日はここまで
……うん、1/2でレベル3ケタいくからゾロ目ボーナスも外しておいたら96とかほぼ最高数値出すというね(白目)
ここで低いコンマだったら徐々に鍛えて才能を開花させていく予定でしたが、もう怪物です
そして自動的に、青年期にこれ以上に育ったギルバートにボコられるフローレンさんの運命も決定しました(白目)

本日もありがとうございました!
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/13(水) 00:16:22.61 ID:81m7Gmy80
今でいうとワンピースのおでんレベルだな
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:20:07.81 ID:H8pEIP5oO
おつー
最近コンマ一桁で親しみやすかったパパン、戦闘絡みになった途端やっぱバケモンじゃないか(白目)
てか想像以上に皇帝が駄目なのもだけど、この国を変えなきゃって子供の頃に思ったのはアベルと同じなんだなぁ
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:22:06.79 ID:pifAx84YO
戦闘レベル192って本編だとエリスが3スレ目でようやく到達したみたいやね
……つかエリスの戦闘レベルの伸び方が改めて見るとおかしい
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 00:44:24.46 ID:81m7Gmy80
そもそも200越えしたキャラって本編でどれだけいたっけ?
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 13:08:48.74 ID:lNZKQWnUO
>>401
一応アベル隊は全員200超えてるし、アドルラン兄様とかスミレも超えてる。超えてないのはエメリナ、アイナ、ヒバリ、ティアのサポート組くらいかと
パパンも子供の頃はカインお兄ちゃんみたいなもやしかと思ったらそんなことはなかった
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/17(日) 14:25:58.15 ID:eKsplddPO
少しずつの更新までもが止まってるということは
相当忙しいのか、あるいはインフルかかっちゃったとかか
復活、再開気長に待ってまーす
404 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/17(日) 23:43:38.35 ID:iIMukdkc0
こんばんはー
すみません、少々仕事の方で厄介な案件を抱えまして忙殺されていました
生存報告すらできず、申し訳ありません……
明日の22時過ぎより、一部判定ありで再開できればと思っています
405 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 22:33:29.52 ID:8bIIJ9NS0
こんばんはー
それでは少しづつ再開していきます
406 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 22:34:19.73 ID:8bIIJ9NS0
……


ギルバート「……」シャクシャク…



シーン…



ギルバート「……ふん」ゴクン


ギルバート(兵士も、奪われていた貧民も、俺に何もかも差し出して逃げて行った……)

ギルバート(あの様子じゃ、兵士は子供に負けて逃げ帰ったなど恥だと誰にも言わないだろう)

ギルバート(仮に報告したところで、あの愚帝が動くわけがない)

ギルバート(なんて弱く、腑抜けて、脆くて、くだらぬ、無価値な人間達だろう)

ギルバート(かつての皇帝が成し遂げた偉業を、国も民も忘れたっていうのか?)



ギルバート(何もないところから国を造り上げ、どんな相手にも決して屈さなかったというかつての皇帝……)

ギルバート(それを慕い、精強だったという民と兵士達……)

ギルバート(――決めたぞ。誰もやらないのならば、思い出さないというのならば)






ギルバート(――まずは自分が動く。この身で道を切り拓き、必ずかつての帝国を取り戻してみせる……!)グッ!







ギルバート「よし。そうと決まれば、さらに鍛えて、それから……」




……
407 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 22:36:03.74 ID:8bIIJ9NS0
――――
―――
――
―



ギルバート「こうして、我は決めたのだ」

ギルバート「この手で、帝国の威光を取り戻そうとな……」




アベル「」

カイン「」

アドルラン「」



ギルバート「む? どうしたお前達?」

アベル「いや、帝国の兵士を粉砕したと簡単には言いますが……」

アドルラン「かつての帝国も腐敗していたことも驚きですが、それ以上の衝撃です……」

カイン「今の父さん見ると、納得できる部分もあるけどさぁ……」

カイン「その頃の父さんって、いくつぐらいだったのさ?」

ギルバート「そうだな、大体暗黒街に捨てた時のお前達と同じか少し若い頃か?」

ギルバート「お前達が暗黒街を生き延び、這い上がってきたことは確かに評価するが……」

ギルバート「我に言わせれば、あの時のお前達は些か鍛え方が足りぬようにも思えたがな」ムス…

アドルラン「お言葉ですが、父上のそれは流石に常軌を逸しているかと……」

ギルバート「……しかし、あの日まだまだ弱者であったアベル達が牙を砥ぎ、力を合わせ我を破ったのは紛れもない事実だ」

ギルバート「這い上がり、目標を討つ。かつての我と同じことを、お前達も成し遂げたのだな……」

アドルラン「父上……」

ギルバート「クク……お前達も、自分の子供に討たれぬよう気を付けることだな」

ギルバート「……いや、やはりアベルの子は過酷な環境に置いて牙を砥がせるのも悪くないか?」

アベル「父上、やめてください!?」ガタ!

ギルバート「ふっ、冗談だ。……我も、お前達のやり方で帝国がどうなっていくのかが気になるのだからな」

アドルラン「……未熟な身ではありますが、必ずやご期待には応えましょう」


408 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 22:44:01.64 ID:8bIIJ9NS0
カイン「やれやれ……そうは言っても父さん、鍛錬は続けろって言うんだろ?」

ギルバート「無論だ。帝国の在り方を抜きにしても、強き肉体を保つことはもはや人の義務ではないのか?」

アドルラン「それは確かに、そうなのですが」

アベル「まぁ、帝国もですが他国も情勢が完全に安定しているとは言えませんからね」

アベル「有事の際に備えて鍛錬を欠かさず、少なくとも現状を維持することは大切でしょう」

カイン「これでもだいぶ強くなれたつもりなんだけどなぁ……」

ギルバート「ふ……確かに、かつてとは別人だな」

ギルバート「だが帝国の者であれば、より高みを目指せ。己との戦いに、終わりなど無いのだからな」

アドルラン「父上はその信念の元、決起の日からも欠かさず鍛錬を重ねたのですね」

ギルバート「うむ……」

ギルバート「確かにかつての我は、同世代の子供の中では群を抜いていたのかもしれない」

ギルバート「しかしそれは、子供の狭き世界故ではないか?」

ギルバート「皇帝は腐っても皇帝で、実は高い実力を持っているのではないか?」

ギルバート「我はそう考え、すぐには行動に移さず鍛錬を重ねた」

ギルバート「事実、かつての我も今の我からすれば遥かに劣るからな」

カイン「基準が色々ずれてるんだよなぁ父さん……」

カイン「しかし、こうして聞くとますますアベルに似てるもんだね」

ギルバート「……血は争えぬということか。しかし、アベルと我にも違うところはあるぞ?」

カイン「?」







ギルバート「……周りがあまりにも弱すぎて、全く経験を積めなかったのだ」




皇子ズ「「「でしょうね……」」」


――
409 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 22:45:59.63 ID:8bIIJ9NS0
3:ギルバート青年期・前(軍学校時代。フローレンとの出会い)

――


ギルバート「……と、言うわけだ。我の幼い頃は……」

ギルバート「周りがあまりにも腑抜けた連中が多かったせいで、実に得る物が少ない時間であった」

カイン「だからそれ、父さんの強さが当時からしておかしいんだって……」

アベル「俺が捨てられた頃の暗黒街にも言えることですが、基本は皆生き延びたいわけですからね……」

アドルラン「強者に挑みたくなる気持ちも失せる程に、圧倒的な差だったのだろうな……」

ギルバート「ぬ、ぬぅ……」

アベル「しかし、その言い方から察するに……幼少期を抜けた後は、得る物があったと言うことですか?」

ギルバート「うむ。カインはともかく、アドルランとアベルであればわかるのではないか?」

カイン「くぅ、もうわかっているけど、やっぱり兄弟の中で僕だけ出遅れてた現実が突き刺さる」

アドルラン「はははは! なぁに、お前は優秀だからすぐに私に追いつくだろうさ」

アドルラン「もっとも、そのまま易々と追い抜かれては堪らんから私も練磨を重ねるがな!」

アベル「俺も、兄様達を支えられるように尽力しますよ」

カイン「ほどほどでいいからなー? ……僕が差を埋めるのも大変なことになりそうだし」

カイン「この二人ならわかって、僕にはわからない……それってつまり、軍学校での生活が充実してたかどうかってことだろ?」

ギルバート「その通りだ」

ギルバート「競う相手も見つからず、知識も持たず停滞期に陥ってしまったこともあった我だが……」

ギルバート「当時の軍学校に入って……しばらくした頃だったか」

ギルバート「あやつ、フローレンと出会ったのは……」

皇子ズ「「!!」」


……

――
410 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 22:49:34.19 ID:8bIIJ9NS0
――――
―――
――
―


【旧帝国・軍学校】


ギルバート「……ふぅ」

ギルバート(士官を排出するための学校であればと、期待してみたが……)

ギルバート(学問はともかく、武術……模擬戦は期待外れと言わざるを得ないな)

ギルバート(教師ですら、我の前に立つことすらできぬとは……)

ギルバート(生徒もほとんどが有象無象、貴族の戯れでしかない)

ギルバート(……もう、この身で皇帝を討ち取ることができるのではないだろうか?)

ギルバート「……」

ギルバート(いや、慢心は最大の敵だ。我が肉体、未だ未熟)

ギルバート(とてもかつての皇帝に並べる程、強くは無い)

ギルバート(今はまだ耐え、さらに相応しき力を身に着ける時……!)ゴゴゴゴゴゴゴ!


生徒1「おいおい、ギルバートの奴からまたやべぇ気配をを感じるんだが……」

生徒2「勘弁してくれよ、次の時間って団体模擬戦じゃなかったか?」

生徒3「あいつがこの学校に来て1年ちょっと、誰もあいつと模擬戦場に並び立てた奴もいない……」

生徒4「あいつ本当に人間なのか……?」


ギルバート「……」フゥー…


生徒1「あ、でもあいつなら……もしかして?」

生徒2「あいつ?」

生徒3「あー、あの子か。入って来たばっかりなのに無双してる天才少女!」


ギルバート「……」ピク


生徒4「まだ同学年内だけらしいけど、確かその子も模擬戦で負け知らずなんだっけ」

生徒1「そうそう。女ギルバートとでも言うべきかな。名前は確か――」


……




――
411 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 22:54:41.76 ID:8bIIJ9NS0
――

……

フローレン「……ここでこうして、この公式を当てはめる。これでお終いよぉ」

女生徒1「あ、ありがとうフローレンちゃん! 助かったわ!」

フローレン「別にいいわよぉ、このくらい……」

フローレン「……」

フローレン(生まれてからずっと、なんでも上手く行った……)

フローレン(神童だなんて持て囃されて、帝国で一番のこの学校にも難なく入れた)

フローレン(ここの勉強や戦いなら少しは愉しめるかと思ったのに……)ハァ…

フローレン(この程度だなんて、本当につまらない……何か、何か愉しいことはないのぉ?)


女生徒1「よかったぁ……これでなんとか次の試験は突破できそう!」キャッキャッ!

女生徒2「でもホント凄いよねフローレンちゃん。ここ、授業でまだ一回しかやってないのに……」

女生徒3「まさに天才って言葉が相応しいよね。もう嫉妬の感情すら湧かないもん……」


フローレン(……なんでこんな簡単なことも理解できないのかしら、このお馬鹿さん達は?)

フローレン(……でも、愉しそうねぇ)

フローレン「……羨ましい」ボソリ

女生徒1「?」



教師「あー、静かに! 休憩時間は終わりだぞ!」パンパン!

教師「次は諸君らにとっては初めての事になるが、上級生を交えた団体鍛錬の時間だ。気を引き締めるように!」




フローレン(……団体模擬戦、ねぇ)

フローレン(少しは、愉しめるといいんだけれど……)



――
412 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 22:57:15.79 ID:8bIIJ9NS0
――




【模擬戦会場】


フローレン「そぉれ……」ブオン!


ズガア!


上級生徒「ぐわああぁぁぁ!?」ゴロゴロ…

フローレン「はぁ……あなたも、つまらないわねぇ……」

上級生徒「くっ……この貴族の僕に、よくもこんな恥を――」

フローレン「……」ズガン!

上級生徒「ひいいぃぃぃぃぃ!?」ジョバアァァ…

フローレン「……私、つまらないものは嫌いなのよぉ」

フローレン「いらない玩具は――壊して捨てるわよねぇ?」グオッ!

上級生徒「た、たひゅけてええぇぇぇぇぇ!」ダダダダ!

フローレン「はぁ……」


男子生徒「おいおい、なんだあいつ……女の身であんな軽々斧を振り回すなんて……」ヒソヒソ…

女子生徒「……胸は平らだし、男が女装してるんじゃないの?」ヒソヒソ…


フローレン(……全員、叩き割ってもいいんだけれど)

フローレン(それはそれで、次の玩具候補がいなくなってしまうかしらねぇ……)

フローレン「はぁ……本当に退屈――」



ズゴゴゴゴゴゴゴゴ!



フローレン「!?」バッ!


ギルバート「ぬうううぅぅぅぅぅぅぅん!」ズガァン!

教師達「「ぬわあああぁぁぁぁぁ!?」」ズザアー!


フローレン(せ、先生たちをまとめて一薙ぎで……!?)

フローレン(あの人……)


413 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 23:01:09.73 ID:8bIIJ9NS0
ギルバート「……終いか」チャキ…

生徒1「そりゃそうだろ……」ガタガタ…

生徒2「お前と戦いたがる奴なんて、この学校にいるわけないし……」ガタガタ…

生徒3「先生たちすらこれだもんなぁ……」ガタガタ…



フローレン「――待って。そこのあなた」



ギルバート「ん?」クル

フローレン「……あなたも、退屈しているのかしら?」

ギルバート「……そうだな」

フローレン「それなら――私と一戦、お相手願えるかしらぁ?」チャキ!





ザワザワ!




男子生徒「う、嘘だろ……あの怪力女、あのギルバートに自ら進んで挑んだだと!?」

女子生徒「へ、変態よ! 変態!」


ギルバート「……ほう?」

フローレン「私も、退屈で仕方がないの」

フローレン「もっと、もっと刺激のある……」

フローレン「あなたは、愉しませてくれる存在かしらぁ?」

ギルバート「ふ……」


414 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 23:04:40.61 ID:8bIIJ9NS0
三連特殊判定結果(>>377)

2:青年期・前…ギルバートのフローレンへの好感度

コンマ75

75(ついに挑戦者が現れたか! なかなか見どころのある女ではないか!)>50

※基準値を超えたため、良好関係からスタート

――


ギルバート「はははははははは!」

生徒たち「「」」ビクゥ!

ギルバート「……笑ったのは、久方ぶりだな」

ギルバート「女、名は?」

フローレン「フローレンよぉ。あなたはぁ?」

ギルバート「そうか、お前が……我が名はギルバート」

ギルバート「フローレン、お前こそ……愉しませてくれるのか?」ニィ…

フローレン「ふふふふふ……!」

フローレン「私にそんな言葉吐いたの、あなたが初めてよぉ?」

フローレン「……」

フローレン「すごいわぁ……他の男とはわけが違う……!」ゾクゾク!

フローレン「こんな感覚、はじめてよぉ……!」チャキン!

ギルバート「……得物は斧か。珍しいな」チャキン!

フローレン「あなたは剣と盾……模範的ねぇ」

フローレン「――見せて貰うわよぉ? あなたの強さ!」バッ!

ギルバート「さあ、愉しませるがいい!」バッ!



――

※ギルバートのレベルが異常なため、最低保証戦闘

コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁

415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:05:02.98 ID:/3SEYain0
あ
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:06:32.45 ID:cCd4UasQO
あっぶねぇ!
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/18(月) 23:09:31.42 ID:S/d1LJXe0
三つ目の判定がかなり気になるな
418 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 23:14:08.13 ID:8bIIJ9NS0
コンマ98

――ギルバート優勢!



ギルバート「ぬっ!」バッ!


ガギィィィィン!


フローレン「っ! 驚いたわぁ、私の斧をこうも簡単に止めて見せるなんてっ!」ギチギチ…

フローレン「いい、いいわぁあなた……!」ブオン!

ギルバート「なるほど、確かに他の腑抜けどもとは違うみたいだな……!」サッ!

ギルバート「だが……!」タッ!

フローレン(後退しつつ剣を構え直した……?)

フローレン(間合いをとって、様子を見るつもりかしらぁ?)

フローレン(悪いけれど、私はどちらかと言えば遠距離攻撃の方が得意なのよぉ?)バチ…





ギルバート「―――ずえあああああああぁぁぁぁぁぁっ!」ゴオォォ!





フローレン「なっ!? くうぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」ギャリィィン!

フローレン(嘘、でしょぉ……!? あの距離を、一瞬で詰めるどころか……)

フローレン(な、なんて力なのぉ!?)ビリビリ…


ギルバート「く、くく……!」

ギルバート「まさか、これを受け止められるとはな!」

ギルバート「――滾ってきたぞ、フローレンッ!」


コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/18(月) 23:14:40.10 ID:S/d1LJXe0
さい
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:14:42.78 ID:XEJykPSDO
はい
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:15:53.65 ID:ymkP8QsEO
流石は天才
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:16:47.55 ID:3gcceel50
>>416では煽ってきてるくせに何で>>419には無反応なんだよ糞野郎
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:19:45.51 ID:cCd4UasQO
1つずれたら99だったから反応しただけだろ?
424 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 23:24:01.42 ID:8bIIJ9NS0
コンマ10

――ギルバート劣勢!


ギルバート「ならば、今一度……!」ググ…!


フローレン(速い……もう、さっきと同じ構えに!?)

フローレン(流石に今のを連続で受けたら……)

フローレン(痺れの残ったこの腕と)ビリビリ…

訓練斧「」ミシミシ…

フローレン(こっちが先に砕かれるわぁ……)ゾクゾク…

フローレン(ふふふ……!)



フローレン「あはははははは! いいわぁ、ギルバート!」キュオオオ!

フローレン「――愉しい♪」



ギルバート「ぬ!?」

フローレン「――あなたなら、本気で挑んでも、きっと……!」バチバチィ!


ズドオオォォォォン!


ギルバート「がっ……!?」プシュゥ…


生徒達「「ら、落雷魔法!?」」

教師「馬鹿な、帝国で魔法の才を持つものは僅かだというのに……」

教師「その中でも最たる希少魔法を扱うだと……!?」ワナワナ…

生徒「いや先生、模擬戦であれ大丈夫なんですかっ!? ギルバートから煙が――」


ギルバート「――素晴らしい!」ダン!

フローレン(やっぱり……!)

ギルバート「初めて――戦いというものを、今、愉しめているぞっ!」グオン!


コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:24:30.00 ID:abf4yHmG0
ん
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:24:43.28 ID:XEJykPSDO
はい
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:25:35.95 ID:SohvJvuBO
とう
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/18(月) 23:26:13.88 ID:S/d1LJXe0
また>>1が白目になってしまう!
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:26:14.13 ID:+3SUcT370
あっ、、
430 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 23:26:16.73 ID:8bIIJ9NS0
…………あふん!?(爆散)
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:26:39.20 ID:ymkP8QsEO
これはフローレンさん
即落ち不可避
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/18(月) 23:26:48.23 ID:S/d1LJXe0
白目ではなく爆散してしまったか……
433 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 23:40:07.16 ID:8bIIJ9NS0
コンマ00


 ハ イ パ ー ク リ テ ィ カ ル ! ! !


※大興奮のギルバート、大ハッスル!

※フローレンオーバーキル堕ち!

――



ギルバート「はははははははははは!」ブオンブオンブオン!

フローレン「ちょっ!? あれを受けて弱るどころか――ますます強く!?」ガキンガキン!

ギルバート「これだ! 俺が求め続けたものは……!」グオン!

ギルバート「俺を恐れず挑んでくる者! 俺に傷をつけられる者!」

ギルバート「俺と……競い合える強者……!」グッ!

ギルバート「もっとだ! もっと来いフローレンッ!」ドゴォ!

フローレン「くぅぅぅ!?」ズザザザザ!

フローレン「あはぁ……♪」

フローレン「本当に、愉しい……♪」

フローレン「痛い、怖い……初めての感覚……♪」

フローレン「いいわぁ……」


ズゴゴゴゴゴゴゴゴ!


フローレン「――上級火炎魔法、上級水魔法、上級土魔法、上級風魔法!」

フローレン(多分、これだけやってもこの人は突破してくる!)ゾクゾク!

フローレン(あぁ、勝ってみたいなんて思ったのも初めてよギルバートォ!)

フローレン(やったことはないけれど、このかつてない昂揚感……っ!)

フローレン(――今の私なら、きっと何でもできるわぁ!)バチバチ!



――『金雷の戦斧』発動――



フローレン「あははははははははは! ねぇ、ギルバート?」

フローレン「思いつきの一撃だけど――これも、超えてみせてぇ!?」ギュオン!

434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 23:50:23.58 ID:mw+0WzbT0
フローレンさんがパパンに何だかんだでぞっこんなのって
実際この位の出来事あったからってイメージよな
凄くしっくりくる
435 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 23:54:00.34 ID:8bIIJ9NS0
ギルバート「ぬおおおぉぉぉぉぉぉ!?」ガガガガガガ!

ギルバート(こ、これが魔法……!)

ギルバート(多角的、広範囲に様々な襲撃……!)

ギルバート(これが、これが――本当の戦い!)

ギルバート(初代皇帝が切り抜け続けてきたもの……!)



フローレン「あははははははははは!」グオン!



ギルバート(このままでは、この魔法を防ぎきったところであの雷斧の直撃を受けるか……!)

ギルバート(あの表情、フローレンは本気で我の頭を割りに来ているな……)タラ…

ギルバート(このかつてない昂揚感のまま死ぬのは、些かもったいない……!)グッ!

ギルバート(もっとだ……もっと強く、速く剣を振るわねば……)

ギルバート(全ての魔法を斬り伏せ、かつフローレンそのものをも打ち倒せるような……)

ギルバート(そんな一撃を……!)ググググ!



フローレン「ギルバートォォォォォォォ!」バチバチバチ!



ギルバート「――――っ! みえたっ!!!」



――『七星剣』発動――



フローレン「なっ――」ゾクリ!



ズガガガガガガガガガガガガガ!




フローレン「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」グシャズザァー!

ギルバート「い、今の剣は……?」ハァハァ…



生徒一同「「」」

教師一同「「」」


フローレン「ま、敗けた……? この、私が……?」ボロボロ…

フローレン「……」

フローレン(なのに……愉しい。これが、愉しいということ……!)

フローレン(……ギルバート、あなたと一緒なら退屈しないで済みそうよぉ♪)


――勝利!!!


――
436 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/18(月) 23:58:14.71 ID:8bIIJ9NS0
まさかの00が出たあたりで今日はここまで
フルパワーオーバーキルですが、これで仲は深まるようです(白目)
判定結果次第では初戦はギルバートが負けるパターンもあった中でこれは、
キャラ設定を後押しするかのような本当に凄いコンマです……

次は仲を深めたギルバートとフローレンのちょっとしたやりとりと判定の後、後期のノワール絡みの予定です

本日もありがとうございました!
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/19(火) 00:00:54.21 ID:jm5mfMi20
乙
インフレしていてレベル表とか出したらパパンかなりすごいことになってそう
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 00:04:09.44 ID:tu6LaNpY0
乙
本当要所要所でコンマ荒ぶって面白い
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 00:04:14.54 ID:u6TAC24nO
おつおつ!
興奮しすぎて必殺剣思いつくとか流石パパンというか、ほんとうにこのスレはコンマがエンターテイナー過ぎる
しかしフローレンさんの使用武器が斧だったという事実に驚き
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 00:27:59.18 ID:APxpvaZSO
おつおつ

フローレン、ここまで運命的な出会いなら本編でのノワールママへの嫉妬も納得出来る気がする
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 01:00:56.38 ID:bcdBsTnv0
乙です!
ハイパークリティカルのボーナスってなんかあります?
もうないんだっけ?
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/19(火) 12:54:27.40 ID:u3401lcA0
2人ともこのノリの延長で4人仕込んで産んでそうだから困る
443 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/21(木) 23:32:22.17 ID:mdsuTc6h0
こんばんはー
時間が不安定で本当に申し訳ないです
ほんの少しだけ再開です
444 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/21(木) 23:32:53.90 ID:mdsuTc6h0
――


教師達「「」」

生徒達「「」」



フローレン「あいたたた……」パンパン…

ギルバート「む、今の一撃を受けてまだ立ち上がれるか」

フローレン「全身痛いわよぉ……?」ボロボロ

フローレン「ただ、武器のおかげねぇ……」スッ…

ギルバート「ん?」

訓練剣「」バラバラ

フローレン「訓練用の剣じゃ、私の魔法を捌いてあれだけの威力の技は耐えきれないに決まってるでしょぉ?」

フローレン「まったく、恐ろしく……面白そうな人ねぇあなた?」

ギルバート「……何かを掴んだかと思ったが、我が剣は未だ未完ということか」

フローレン「完成形は絶対に受けたくないわねぇ……」ブルブル…

ギルバート「ククク、完成した暁には、お前を実験台にするのも悪くないかもしれないな」

フローレン「……先に脳天に雷落とさせていただくわぁ」

ギルバート「既に落とされたがな。あれが、魔法か?」

ギルバート「まさか武術だけでなく、魔法まで絡めてくるとは思わなかったぞ」

フローレン「ふふん、私は天才だものぉ。武器も魔法も、なんでもできちゃうのよぉ?」

フローレン「でもギルバート、あなたはそんな私をこうして這いつくばらせた……」

フローレン「――あなたは、人生が退屈ではないのかしらぁ?」

ギルバート「……そうだな。今の帝国もこの軍学校も、つまらぬものだとは思う」

ギルバート「――だが、お前のような者がいると知れた今は、少し……愉しいと思えるな」

フローレン「……! あらぁ、私と同じじゃなぁい!」

フローレン「それじゃあ、どうせみんな固まっているし、授業なんて捨てて二人で色々愉しいこと探しに行きましょうよぉ?」ギュ!

ギルバート「……いいだろう」


……

――

445 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/21(木) 23:33:25.23 ID:mdsuTc6h0
――

――あくる日――

……


調理教師「――というわけで、調理実習を……」




フローレン「ふぅん、確かにこの学校、色々と手広く教えてはいるのねぇ」

ギルバート「貴族とやらは、そういったものの教養もあると聞くが?」

フローレン「ええ。私も何年か前に嗜みとやらでやらされたんだけどぉ……」

フローレン「一回で教育担当の先生から合格を貰って、以後その勉強時間も無くなったわぁ」

フローレン「私の才が恐ろしいけど……だからこそ、私にとって料理なんて、面白くも愉しくもない苦痛な時間だわぁ……」

ギルバート「……では何故ここに来た?」

フローレン「だぁってぇ、あなたがまさかこんな授業を選択するだなんて夢にも思わなかったんだものぉ」

フローレン「てっきりまた実戦系を選ぶと思っていたのに、まさかの調理実習って……やっぱりあなた面白いわぁ♪」

ギルバート「……お前との鍛錬以外、まともな戦闘経験はもはやこの学校では積めん」

ギルバート「ならば次に必要な技能くらいは、覚えておくべきだと思ったまでのこと」

フローレン「?」

ギルバート「……帝国は、この土地柄だ。食糧は他国に比べれば質も量も劣る」

ギルバート「領地を奪い、豊かになるためには戦が必要となるが、戦中も食糧の必要性は高い」

ギルバート「何も美味である必要はないが……最低限、食べて肉体の礎になる程度のものは作るべきではないか?」

フローレン「なるほどねぇ……」


……


――
446 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/21(木) 23:35:29.31 ID:mdsuTc6h0
――


……


ギルバート丼「……」テーン

ギルバート「……」パク…

ギルバート「……」モグモグ

ギルバート(かつてと比べれば、遥かに良質な食事だな)

ギルバート(我ながら、思ったよりも作れるものだ)

ギルバート(時間をかけず、かつ全ての食材を一つの丼に入れる……これは完成形ではなかろうか?)

ギルバート(求める基準は満たした。他に何かめぼしい技能は……)


フローレン「ギールバートォ?」ピョン!

ギルバート「どうした、フローレン。……やらぬぞ?」ササ!

フローレン「い、意外と食い意地張ってるのねあなた」

フローレン「安心しなさぁい。そんなあなたの為に、何年振りかに久々に私も頑張っちゃったのよぉ?」

フローレン「ささ、この天才の料理をどうぞご堪能あれぇ?」


パカ



紅翠灰色のナニカ「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…



ギルバート「うぐああああぁぁぁぁぁぁぁ!?」ゴフ!

フローレン「きゃ♪ もうギルバートったら、そんなに感動しなくてもいいのよぉ?」クネクネ

ギルバート(な、なんだこれは……?)ダラダラ…

ギルバート(これは……強敵の気配! 挑まざるをえない……!)グッ!

ギルバート「……」パク


ギルバート「……ぐぶぅ!?」レッセイレッセイレッセイ!

フローレン「どぉ? どぉぉ?」ニコニコ!

ギルバート「ふ……フローレン、やはり得がたき逸材よ……!」プルプル…

フローレン「当然よぉ!」アハハハハ!

ギルバート(凄まじいな……これは逆に、食べ続ければ身体を内側からも鍛えられそうだ……!)


……


――
447 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/21(木) 23:36:40.08 ID:mdsuTc6h0
――

……


試験官「――それでは試験の返却を……」



ギルバート「……」スッ…

フローレン「これまた意外ねぇ……」

フローレン「まさかあなたが真面目に試験を受けるだなんて……」

ギルバート「……お前は俺をなんだと思っているんだ?」

フローレン「そうねぇ……面白い人、かしらねぇ?」クスクス

ギルバート「……」

フローレン「ふふふ……!」


特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2019/11/21(木) 23:37:10.24 ID:QU0qJ/hj0
あい
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/21(木) 23:37:33.47 ID:/liE8/N10
あ
450 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/21(木) 23:47:28.94 ID:mdsuTc6h0
1:ギルバートの試験結果

24( 赤 点 で す よ )<50

※基準値を下回ったため、追試決定!

2:天才フローレンの手助け

47<50

※基準値を下回った為、手伝ってくれず


※学生時代のギルバートは勉学面でかなり苦労したようです

――


ギルバート「……俺は、面白くはないのだが」ペラ

フローレン「あらぁ? ……あららら」

ギルバート「……授業を抜け続けたのが、やはり響いたようだな」

ギルバート「次からはもう少し、参加する回数を増やそうと思う……」

フローレン「えぇー……つまんないわよぉ授業なんてぇ?」

ギルバート「フローレン、お前も――」



満点用紙「……」ピラ



ギルバート「……」

フローレン「……」ムフー!

ギルバート「……」

フローレン「……」ドヤァ…

ギルバート「……」

フローレン「……」

ギルバート「…………少し、素振りをしてくる」

フローレン「ちょっと変じゃなぁい!?」ガーン!




フローレン(教えてあげてもいいけどぉ……人に教えるのって、面白くないのよねぇ……)

フローレン(それに……あの人が、必死に教本にかぶりつく姿とか……すっごく面白うそう♪)

フローレン(ああ、やっぱり最高よぉギルバート……)




……


――
451 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/22(金) 00:04:04.33 ID:M77I8fHu0
――

……


ギルバート「……」モクモク…



フローレン「頑張っているわねぇギルバート?」

ギルバート「……何の用だ」

フローレン「天才の私が言ってもあまり説得力はないけどぉ……」

フローレン「勉強なんて、やり続けてもまともに頭に入ってこないものよぉ?」

フローレン「特にあなたは、これまで身体を鍛えることを優先していたみたいだしねぇ?」

ギルバート「……帝国の民なら、強くあらねばならない」

フローレン「……」ペラペラ…

フローレン「帝国の歴史書、それに戦術書だけ読みこまれた跡があるわねぇ?」

フローレン「この学校の誰よりも強いあなたが、つまらない勉強に取り組んでいるのは、ここら辺が関係しているのかしらぁ?」

ギルバート「……」

ギルバート「……帝国を創り上げたかつての皇帝は、偉大な存在だ」

ギルバート「歴史書には、確かにそれが記されている」

ギルバート「圧倒的な力で、自らの力で道を切り拓いた皇帝は、敵の小細工に屈することもなかったという……」

ギルバート「かつての偉業を学び、敵が弄するであろう策を知り、そしてそれを身体一つで潰せるように次の鍛錬に繋げる……」

ギルバート「勉学も、無駄ではない……」

フローレン(内容が偏り過ぎと言うか、文学系と数学系が壊滅してるわよぉ……?)

ギルバート「……俺は、誓ったのだ」

フローレン「え?」



ギルバート「――必ずこの手で、かつての皇帝の時代を取り戻す。強き帝国を蘇らせるのだと……!」グッ!



フローレン「!!!」

フローレン「……やっぱり、あなたは面白い人ねぇ」

フローレン「かつての時代を取り戻すだなんて、今の時代を無くすということよぉ?」

ギルバート「……その通りだ」

フローレン「ふ……ふふふ、ふふふふふ! あははははははははは!」

ギルバート「……何がおかしい?」

フローレン「だ、だってぇ……」

フローレン「こうも淡々と、それでいて堂々と皇帝への叛逆を口にするだなんて……普通じゃないわよぉ?」





フローレン「――ねぇ、よければ私もそれ、混ぜてくれないかしらぁ♪」


……

――
452 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/22(金) 00:05:39.16 ID:M77I8fHu0
フローレンとの出会い辺りが終わったあたりで今日はここまで
次はノワールとの出会いとその後。少しだけ長くなるかも?
しかしまずは安定した時間を取り戻したい……

本日もありがとうございました!
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/22(金) 01:23:44.14 ID:NDW2GtEVO
乙です
フローレンさんの料理とかパパン赤点のくだりとか
何だかんだで楽しそうに語るパパンと
ほっこりしながら話を聞く息子達の絵が浮かんで和む
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/22(金) 09:33:42.79 ID:dzWX0ocEO
乙!フローレンがメシマズなの理解してないのはパパンのせいか……
しかし思った以上に二人とも青春してるというか、やってることはアベルとアーシャに近いんだな
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/22(金) 19:55:33.50 ID:PHLmMhW+O
色々おかしいというか
紙かにラブコメしてはいるんだけど
俺の知ってるはずのラブコメと
何か次元が違い過ぎる気がする
456 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/23(土) 23:59:34.81 ID:495tYZ4G0
こんばんはー
本当に更新が安定しませんが、いい加減先に進まねば……
判定前の(以前の三連判定最後の結果)まで投下しておきます
457 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/11/24(日) 00:00:34.35 ID:GdO8R0rd0
――――
―――
――
―


ギルバート「……フローレンとの出会いは、このような具合であった」

カイン「へぇ、あの母さんがねぇ……父さんが勉強できなかったのもちょっと意外だよ」クスクス

アドルラン「少し様相は違うが、秀才な友人となるとアベルとアーシャ君に似ているかもしれないな」

アベル「俺とアーシャは、模擬戦で殺し合うような真似はしてませんけどね……」ハハハ…

ギルバート「ふ……お前に流れる我が血が、好敵手を引き寄せたのやもしれぬな」

カイン「しかしあれだね、母さんの料理が毒物なのは知ってたけど……」

カイン「この時に父さんがちゃんと注意しないから、今もああなんじゃないのかい?」

アドルラン「はははは! そこはアーシャ君とは違うところだな」

アベル「彼女は元々料理以外も優秀ですし、努力も怠りませんからね」

ギルバート「……フローレンに欠けているもの、ではあるな」ハァ…

ギルバート「元々あやつは、当時の帝国における大貴族の娘にして、生まれながらに多才であった」

ギルバート「それ故に人生に退屈していたらしいが……」

ギルバート「我と同じく敗れ堕ちて、少しは努力をすることを覚えるといいのだがな」

アドルラン「しかし、お話を聞く限りでは当時は父上と競い合っていたのでは?」

ギルバート「うむ。最初の模擬戦こそ我が勝ったが、以後は我が危ない時もあったものだ」

ギルバート「わかってはいると思うが、あやつの武の才は紛れもない本物……」

ギルバート「だからこそ我はあやつを妻としたのだが……」

カイン「あ、なんとなくわかった。皇妃っていう終点に辿りついたのもあるだろうけど……」

カイン「皇帝になった父さんが強くなり過ぎて、二番手でもいいと思うようになったんだね?」

ギルバート「……うむ。実際問題として、あやつはやる気を見せずとも敵を薙ぎ倒し続けたからな」

ギルバート「我は強き帝国を目指したが、実際はそうそう上手くいくものではなかった」



645.26 KB Speed:0.3   ↑ VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む

スポンサードリンク


Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)