【R-18】SEXで操縦するスーパーロボットモノ【安価】

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37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 22:27:06.07 ID:+pdop7nE0
>>33の描写がイイね。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 22:29:21.52 ID:Lc50IGGMO
>>11
>>1の酉でググったら艦これのトイレ壊れたスレの人だったぞ
39 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 19:37:35.48 ID:AnqV3BPI0
 西暦2XXX年。あれほど騒がれた環境破壊も温暖化も、人類を滅ぼすには至らず、地球上は相変わらずコンクリートと電気に埋め尽くされていた。海抜が上昇し、人口は減少傾向に転じはしたものの、少なくとも先進国においては、明日のことを考えられる程度には平和な日々を送っていた。

 しかし、平穏は突如崩された。
 オゾンホール直下、超高高度に立ち込めた暗雲。その中から現れたのは、この世のものとは思えない、おぞましい巨大怪獣であった。
 様々な形態をもつ巨獣たちは、瞬く間に南極大陸と北極海を制圧し、人類の居住地にまで侵攻を始めていた。
 一般兵器の通用しない相手に、人類が縋ったのは、遥かな昔に御伽噺と打ち棄てた、神秘の技術であった。
40 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 19:38:03.40 ID:AnqV3BPI0
 サイレンの鳴り響く基地。赤色灯の灯った廊下を走りながら、アキラは毒づいた。

「マジなの…これ、ぶっつけ本番ってこと!?」

 約束の時間は、30分以上先だ。しかし、相手のパイロットは既に着いているという。慌ててパイロットスーツに着替えた彼女は、格納庫のエレベーターを登り、ミーティングルームへと急いだ。

「ごめん、遅くなった…!」

 自動ドアを開け、中に駆け込む。そして、絶句した。
 中にいたのは、これから彼女らが乗り込むクラウドバスターシステムの開発者にして、パイロット養成学校の教師、エリザベート・ライヒ博士。そして一人の、年端の行かない少女であった。

「…あたし、部屋間違えた?」

「いいえ、合っているわ」

「でも、どう見たってその娘は…その、娘……?」

 言いかけて、気付く。よく見たらこの娘、男物のパイロットスーツ着てる…?

「誰が娘だ…」

 不機嫌な顔で、少女…いや、少年が唸った。声まで女の子のようだ。

「えっ!? じゃあ、君がユウナ?」

「そう言うあんたがアキラだな。よろしく」

 そう言うと彼は、片手を差し出してきた。その、小さな柔らかい手を握り返すと、アキラは曖昧に会釈した。

「見た目に惑わされないことね。これでも、13歳の頃からクラウドバスターを駆ってた、伝説のパイロットなんだから」

「だから、そういう言い方はやめろ!」

 噛み付くユウナ。
 そのやり取りを見ながら、アキラは胸にわだかまっていた緊張が解れていくような気がした。

「…こちらこそ、よろし」

 言いかけたその時、サイレンの音階が変わった。



”ドゥームズ警報。顕現レベル3を確認。クラウドバスターは直ちに出撃シークエンスに入ってください”



「急ぎましょう」

 博士の言葉に、2人は黙って頷いた。
41 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 20:33:43.77 ID:AnqV3BPI0


 下降するエレベーターの中で、博士が説明する。

「アキラちゃんは、実際に見るのは初めてよね。クラウドバスターは、ボディを形成する液体ナノマシンと、『オルゴンボックス』…まあ、ボックスと言っても球体だけど、と呼ばれる操縦席から成るの」

 エレベーターの柵から身を乗り出すと、眼下には白銀色の液面が広がっている。その少し上に釣られるように、赤いラインの引かれた黒い球体が格納されていた。

「搭乗し、認証を終えると、オルゴンボックスを制御するAIがパイロットに最適な戦闘形態を計算し、『オルゴン波』を通じてナノマシンに伝達する。ナノマシンはすぐに、その通りに変形してくれるわ」

 彼女の説明を、アキラは半信半疑で聞いている。シミュレーターの中で何度も見てきたが、未だに信じられない。出撃するクラウドバスターを見たこともあるが、全て既に何らかの形を取った後であった。
 斜め前に立つユウナを見ると、相変わらず不機嫌な顔をしている。
 そうこうしている内に、エレベーターが球体の前に辿り着いた。3人の目の前で、赤線で区切られた一角が開く。

「…さあ、行ってらっしゃい」

 ユウナが、躊躇わず中に踏み込んだ。一歩遅れて、アキラも球体の中に足を踏み入れた。
42 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 20:34:50.00 ID:AnqV3BPI0
 ___オルゴン・ボックス。オーストリア出身の精神医学者ヴィルヘルム・ライヒが発見した未知のエネルギー『オルゴン』を、効率的に集積・放射するとされる、金属と木でできた培養器。
 誰一人見向きもせず、オカルトと嘲笑った、妄執の産物。しかし、その妄執が人類を救った。



 2人の背後で、重い扉の閉まる音がした。

「…まずは、あたしが下になるわ」

 平たい床から、銀色の液体ナノマシンが湧き出し、モーターサイクルのシートめいた操縦席を形成する。アキラがそれに跨ると、前方の壁面に文字が浮かび上がった。

『パイロットX:アキラ 19歳 パーソナルスコアを検証。…完了。結果:適合。X#36に登録』

「博士はあんなこと言ってるけど」

 不意に、ユウナが口を開いた。

「気にすんな。オレも、実戦については素人同然だ」

「そう。…頼りにしてる」

「ぐぅ…」

 ユウナはもどかしそうに唸ると、彼女のすぐ後ろに立った。



 ___オルゴン。それは、生命のエネルギー。……『性』の、エネルギー。
 オルゴンボックスは、集積器に過ぎない。オルゴンを発生させるのは、オルガスムス。即ち、人間の、性行為。



 体を倒し、操縦席に寝そべると、床から伸びたアームがアキラのサニタリーピースを剥がし取った。ユウナも、女性用より大きい男性用のサニタリーピースを外し、別のロボットアームに預けた。
 緊張に汗ばんだ、アキラの秘部。滑らかな肌に開いた裂け目の前で、一人前に皮の剥けたユウナのペニスが、大きく膨れ上がった。
43 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 20:35:52.57 ID:AnqV3BPI0
 ___コンドーム装用による、オルゴン発生率の減衰は、平均96%。避妊薬による女性側のホルモン調節では、71%。子宮内挿入具、ペッサリー、殺精子剤…そのいずれもが、最低30%のオルゴン発生阻害を示す。

 故に、生。



「いくぞ…」

「うん……っ!」

 アキラが歯を食いしばる。ユウナが、腰を突き出した。

「あ…あ、あっ…!」

「くぅっ…」

 チェストアーマーから皮下投与された麻酔薬のおかげで、痛みは無い。しかし、ユウナの男性器を受け入れるアキラの膣からは、赤い血が滲み出ていた。
 そして…2人の腰が、触れ合った。
44 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 20:36:21.56 ID:AnqV3BPI0



   v i r g i n l o s t
 『 破 瓜 認 証 』


45 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 21:06:58.55 ID:AnqV3BPI0
 次の瞬間、2人の目の前の壁面に、一面の灰色が投影された。それは、2人が今いる格納庫の風景であった。
 画面の片隅に、文字が表示される。

『パイロットY:ユウナ。パーソナルスコアを検証。…完了。Y#02に登録済』

「えっ?」

 股間に感じる異物感も忘れて、アキラが驚きの声を上げた。

「ナンバー02って、それって」

「落ちるぞ」

「へ? …きゃあっ!?」

 突然、2人を乗せたコックピットがハンガーから切り離され、ナノマシンの海に落下した。そのまま一面の銀に沈んでいくかと思われた、その時



『オルゴンボックス、起動。クラウドバスターシステム、起動開始』



 沈没が止まった。モニターの向こうで、銀色の液体が球体を包むように、ある形に固まっていく。



『パイロットX:アキラ。パイロットY:ユウナ。結合を確認。オルゴン供給、安定』



 モニターの一部が、別アングルからの映像に変わる。
 そこには、ナノマシンから形作られつつある、2本の脚部が映っていた。やや頼りないほどに細い、逆関節の脚。いくつもの関節で繋がれた腰部。巨大な動力を搭載した胸部。脚と対照的に、鋭い爪の生えた4本の指を備えた腕は、太く力強い。そして、広い肩の上に載った球体、即ち2人のいるオルゴンボックスを囲うように虎のような頭部が形成されたところで、画面に2人の駆るべき、鋼の戦士の名が表示された。
46 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 21:07:40.59 ID:AnqV3BPI0



『クラウドバスターシステム、起動完了。定義。名称:クラウドバスター・サヴェージ』


47 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 21:59:51.68 ID:AnqV3BPI0
 格納庫の床がせり上がる。クラウドバスター・サヴェージを載せたゴンドラは、猛スピードで上昇しながら、時折前や横に移動し、敵の出現ポイントに近付いていく。
 暗い鉄骨だらけの風景に、にわかに光が射した。頭上のハッチが開いたのだ。
 そして戦場に、2人は投げ出された。

「大丈夫か」

「っ、う、うん…」

 青い顔で頷くアキラ。相変わらず、後ろに突き出した秘部には、ユウナのペニスが深々と挿入っている。
 彼女の纏う黒いパイロットスーツには、白い光の線が幾つも投影されている。これは、このロボットの操縦用コンソールである。

 クラウドバスターは、男女の性交によって起動する。起動し、機体が完成した後は、片方が操縦者となり、そしてもう片方が『操縦桿』となる。操縦という名の愛撫によって生じた性的快感が、このシステムの動力源であった。

 ユウナが、アキラの引き締まった尻に両手を置いた。
 サヴェージが細い腰を曲げ、安定姿勢を取る。

「動くぞ」

「うん…っ」

 ゆっくりと腰を引き、また突き出す。腰の動きに合わせて、サヴェージが一歩一歩、前に進み始める。尻の上で撫でるように掌を回すと、視界が回転した。サヴェージが、首を回したのだ。

「んっ…ユウナ、上…!」

「!」

 サヴェージの機体から見て、北西の空。晴れ渡っているはずの空の一部に、黒く分厚い雲が広がっていた。よく見ると、黒雲の中からは、うねうねと蠢く数本の触手めいたものが、地上に向かって伸びてきていた。その直下には、ビルなどの建物が立ち並んでいる。

”今回の戦闘区は、中部第5スクエア内よ”

 画面の隅に、ライヒ博士の顔が表示される。

”既に住民は避難済み。『ドゥームズ』をそこから出さないように、頑張ってね”
48 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 22:11:24.74 ID:AnqV3BPI0
「分かったよ」

 ぶっきらぼうに言うと、ユウナはいきなり腰を振るスピードを速めた。

「やっ、まっ、待って、ちょっ…」

 腰の動きに合わせて、サヴェージが走り出す。出撃ポイントの広い平原を駆け抜けて、戦闘区域まで接近する。
 その間にも、雲の中からは無数の触手が、数を増やしながら降下してきていた。

「はっ、はっ、はっ」

「んっ、んっ、あんっ」

 息も荒く抽迭を続けるユウナ。処女喪失から間もないアキラも、シミュレーションで散々機械から受けた愛撫の感覚を思い出し、性的興奮の高まりを感じた。

「んっ、ま、間に合うの?」

 心配そうに問うアキラ。黒雲の中からは、遂に触手の根本にある本体が姿を現しつつあった。それは一見すると巨大なタコのようであったが、その肌は毒々しいオレンジで、胴のあちこちに裂け目があり、紫色の眼球が覗いていた。しかも、その一つ一つに、まつ毛の代わりに鋭い牙が生えているのである。

「間に合わせる。もう少し速めるぞ」

「えっ? わ、分かっ…んあっ!」

 強く腰を打ち付けられ、アキラは仰け反った。ユウナは素早くその腹に両手を回した。

「うわっ、腹筋、凄いな…っ」

「あっ、い、良いでしょっ、あぁん!」
49 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 22:43:29.84 ID:AnqV3BPI0
 見事に割れた腹筋を指でなぞりながら、ユウナは更に腰を速める。膣内で、彼の一物が膨らんできて、アキラは不思議な浮遊感を感じた。ダッシュする機体から伝わるGとは別に、だ。
 そして、ユウナが彼女の腰をぎゅっと抱きしめた。

「…出すぞっ」

「あ、あっ、はあぁんっ…!!」

 サヴェージが、逆関節の膝をぐいと曲げる。
 ユウナが、強く腰を押し付ける。
 次の瞬間、灼けるように熱いものが、アキラの膣内に流れ込んだ。
 それと同時に、サヴェージの重い機体が、勢いよく宙に跳び上がった。

「と、跳んでる…んぁっ…」

 アキラの子宮に大量の精液を放ちながら、ユウナは彼女の腹の上で左手を滑らせ、そのまま彼女の腕を掴んだ。

「っ!」

「はあっ!」

 空高く跳躍したサヴェージが左手を上げ…宙にぶら下がった怪獣の触手を、鋭い4本爪で捕らえた。
 そのまま、黒雲の中から怪獣の体を引きずり出し、コンクリートの道路に叩きつけた。

「凄い……って」

 呆然と呟いて、はっと我に返る。

「ちょっと、もう射精しちゃったの!?」

 性的快感によって生じるオルゴンを動力源とする、クラウドバスター。当然、射精の瞬間は著しく出力が上昇するが、その後は男性が回復するまで大幅に出力が下がってしまう。

「いくら何でも早すぎ…」

「シミュレーションじゃ、いつもこんな感じだ」

 ぶっきらぼうに返す。反論しようとしてアキラは、自身の膣内にある彼の男性器が、まだ硬いままであることに気付いた。

「…まさかあんた、底なしぃんっ!?」

 強く腰を叩きつけられ、アキラは嬌声を上げた。
 サヴェージが、獲物の腕を地面に叩きつける。それから、再び前傾姿勢を取った。
50 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 22:43:58.24 ID:AnqV3BPI0
”アキラちゃん、この子のシュミレーション内での平均射精回数は、時間当たり3.7回よ。…頑張ってね”

「ちょっ、博士…ひぃんっ!」

 再び始まる、激しい抽迭。腰を掴み、時折左右に傾けると、走るサヴェージの身体も傾いて、敵の攻撃を躱す。
 間近に迫る、おぞましい怪物。黒雲の中から現れる、神出鬼没の怪獣、『ドゥームズ』。その姿に統一性はなく、人型だったり、獣のようであったり、今回のように夢に見る程に恐ろしい姿をしていることもある。

 鋭い爪を振りかざし、怪物に斬りかかるサヴェージ。ぬめぬめとした皮膚を切り裂き、眼球を幾つも抉り抜いていく。
 怯むように、怪物が軋んだ声を上げた。この鋼鉄の野蛮人を巻き取らんと、触手を伸ばす。

「危ないっ!」

「分かってる…!」

 ユウナはアキラの腰を掴むと、ぐいと上半身を引き起こした。
 そのまま、下から突き上げるように、彼女の子宮を叩く。

「あぁんっ!」

 サヴェージが再び跳躍し、怪物の胴体に飛び付いた。
 パイロットスーツ越しにアキラの腹筋に指を立てながら腰を振ると、サヴェージが怪物の胴に爪を立て、軽々とよじ登っていく。彼をはたき落とそうとした触手が、己の身体をしたたかに打った。

「このままトドメだ…」

 再びアキラを横たえ、尻に掌を置く。怪物の脳天に、必殺の爪を突き立てんとした、その時

 怪物の頭部が、ばっくりと開いた。
51 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 22:44:24.56 ID:AnqV3BPI0
「! 変わって!!」

 アキラが叫んだ瞬間、操縦席がぐるりと回転した。そうして、今まで立っていたユウナの身体が、仰向けにひっくり返った。

「なっ、何するんだ!?」

「んっ、だって…」

 その上に跨り、身をかがめるアキラ。その両手でユウナの両腕を真横に広げ、手首をしっかりと握っている。
 そして、サヴェージは…

「…!」

 息を呑むユウナ。
 真っ二つに裂けた、怪物の胴。鋭い牙がびっしりと生えた両顎をどうにか掴んで、サヴェージは巨大な口の上に、辛うじてぶら下がっていた。

「ね、ヤバかったでしょ」

「…」

 渋々といった感じで頷くユウナ。

「…で、これからどうする」

 怪物が、口を閉じようとしてるのを感じる。アキラは、深呼吸すると言った。

「ユウナ、もう一回、出せる?」

「分かった」

 ユウナは頷くと、下から彼女の腰を掴み、そしてペニスを突き上げた。

「あっ、あっ、あっ、んんっ…」

 喘ぎながら、アキラが彼の胸をなぞる。円を描くように、何度も、何度も…

 サヴェージの両脚が、変形していく。変形し、回転を始める。

「はっ、はっ、はっ」

「あ、あっ、あ、ぁ、ああっ、あ、あ…」

 ピストンが速まる。それに合わせて、回転も速まる。両顎の間で突っ張った腕が、軋む。
 そして

「出るぅっ…!」

「はああぁっ…!」

 衰えない勢いで、精液がユウナの子宮口を叩く。絶頂の中、アキラが両手の力を抜いた。
 次の瞬間、サヴェージが落下を始めた。
 待ってましたとばかりに伸びた舌は、高速回転する刃によって、ずたずたに切り裂かれた。
 巨大なドリルと化したサヴェージは、遂に怪物の胴を貫通し、コンクリートにまで到達したのであった。
52 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/23(水) 22:45:47.02 ID:AnqV3BPI0
今夜はここまで

今回はデモンストレーションなので、戦闘も自動で進めます。次までは自動だけど、その次からは安価取るつもり
あと、機体の外見も2人目のヒロイン以降は安価で決める

そして申し訳ない。明日からしばらく更新できない
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 22:53:27.89 ID:GKkDfr4I0
>>故に、生。

草、このノリは嫌いじゃない。乙。
54 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/25(金) 18:30:14.06 ID:v+7MJPgc0
出先でスマホからでもできることをやろう

↓1〜3をいい感じにMIX
アキラの外見についてもう少し詳しく
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 18:34:07.16 ID:zncMZVtVO
黒髪を伸ばして腰まである長さ
髪型はパッツン姫カット クリトリス は包皮に完全に隠れている
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/25(金) 18:40:04.84 ID:KYdKj1NR0
黒髪ショート・瞳は青色・尻は平均より大きめ。


良かれと思ってアキラのここまでのステータスも一緒に
『名称』アキラ
『性別』女性
『年齢』19
『既存の外見』
・その辺りの男性と比べても遜色ない長身。パイロット候補生に相応しく身体も鍛えられている。
・腕を上げて露わになった乳房は大きい。風が赤い乳首にぶつかると、思わず竦み上がる程に乳首は敏感。
・パイロット候補生の規定として丹念に永久脱毛された股間には、艷やかな一本筋の他に余計なものはなく、女性であることを示している。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 18:51:37.90 ID:VDB8R7aIO
眼光は鋭い、赤髪ストレートロングヘアー、私服はTシャツやハーフパンツ等の機能的かつボーイッシュな服が多め
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/25(金) 18:56:18.40 ID:oCj465UQO
筋肉だが引き締まったエロ尻
59 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 18:04:11.78 ID:TcjEV5FY0
「はぁっ…流石に、疲れてない…?」

「疲れてない」

 すげなく言い返すユウナ。しかし、その息は荒い。アキラの膣内にあるペニスも、射精を終えて萎びてきている。

「…外、真っ暗だね」

「ドゥームズの体内に突っ込んだからな」

 モニターに映る外景は、黒一色だ。怪物の身体を貫通してきて、今サヴェージが体内にいるのか、それとも地中に埋まってしまったのかも分からない。

「まあ、敵の生体反応は消えてる。トドメは刺せたみたいだな」

「そうだね。後はこのまま、サルベージを待とっか…」

 その時、突然モニターに赤いアラートが表示された。

『警告:ナノマシン喪失速度上昇』

「何だと!?」

「機体が、溶けてるってこと?」

 頭部を動かしても、視界には何も映らない。腕を動かすと、何か柔らかいものに触れたような反応がある。どうやら、少なくとも上半身は、まだ敵の体内にあるようだ。

「体液に、金属の溶解作用があるみたい。そんな敵、今までいたっけ?」

「酸を噴きまくるやつは前にいた。だが、全身が酸のやつは多分、初めてだ」

「やっぱり…ドゥームズも、進化して」

「そんなことは後回しだ!」

 コックピットが、再び回転した。今度は、仰向けのアキラが下になる。彼女の顔の横に両手をつくと、ユウナは深呼吸した。
60 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 18:04:40.48 ID:TcjEV5FY0
 柔らかくなったペニスが、ゆっくりとまた膨らんでいく。

「…ユウナ」

 不意に、アキラが小声で言った。

「ちょっと、身体起こして」

「…?」

 言う通りにすると、アキラはチェストアーマーの留め金を外した。そうして、目をきつく瞑ってアーマーを脱ぎ、伸びてきたロボットアームに預けた。
 アキラの、豊かな乳房が露わになる。小さく震える赤い先端が、汗にしっとりと濡れている。

「はい…どうぞ」

 顔を朱く染め、震える声で言う。

「あたしのおっぱい、使って…でも、乳首だけは駄目。本当に弱いから…お願ひゃっ!?」

 最後まで待たずに、ユウナは乳房を鷲掴みにした。
 それに合わせてサヴェージが、怪物の体内で纏わりつく毒の肉を、両手で掴んだ。

「やぁっ、もうちょっと、優しく…んぅっ…!」

 大きく、柔らかなアキラの胸。丸く膨らんだ乳房に投影されたコンソールを指先で操ると、サヴェージの腕に幾つものノズルが開いた。更に、蛇腹のように腕に仕込まれた関節が、次々に解放されていく。
 ふかふかのおっぱいの谷間に顔を埋めると、ミントのような匂いがした。アキラの膣内で、ユウナのペニスが更に大きく、硬く膨らんだ。
 ユウナが、腰を振り始める。

「はっ、出そうっ? んっ、ゆ、ユウナっ」

「っ、っ、っ…」

 歯を食いしばり、肉棒を出し入れするユウナ。熱い愛液をたっぷり含んだ肉のひだが、それを優しく包み、扱く。
 頑強な二本の腕に、怪物の身体がみしみしと音を立て始める。

「っ、はっ、あっ、あぁっ!」

「ユウナっ、頑張って、ユウナっ!」

 アキラが、彼の腰に両脚を回した。
 絶頂に向かう高揚感の中でユウナは、彼女の両乳首に、トリガーが投影されたのに気付く。

「あっ、イくっ、イってっ…」

 声を上げて喘ぐアキラ。激しく揺れる乳房と乳首。腰の下の方に、ふわふわと膨らむ感覚を覚えながら、ユウナは…

 アキラの乳首に、吸い付いた。
61 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 18:05:06.17 ID:TcjEV5FY0
「んああぁぁぁっ!!?」

 悲鳴のような嬌声を上げるアキラ。忽ち、膣が強く締まり、激しくうねりだす。
 その中で、ユウナも果てた。

 ___びゅぅーっ、びゅるるーっ。

 放尿のように噴き出す精液を、子宮が貪欲に飲み干していく。ユウナは右の乳首を一心にしゃぶり、左の乳首を指で弄くり回した。
 トリガーを引かれ、サヴェージの腕に開いた無数のノズルから、青いエネルギー流が噴出を始めた。更に、解放された関節によって、腕が少しずつ伸びていく。

「んっ…んくっ…」

「ひっ、ひくっ…んあ、ああっ…ああぁ…っっっっ」

 苦しげな声で絶頂するアキラ。ユウナは時折右と左を交代しながら、絶えず乳首を刺激し続ける。
 やがて

「…ああっ!」

「っ…ひ…いぃぃっっっ!!!」

 突然、アキラの腰が大きく跳ねた。
 その瞬間、サヴェージの両腕が爆発的に伸び、怪物の死骸を真っ二つに引き裂いた。

「はぁっ…」

 モニターに、再び外の景色が映る。暴れた触手や降り注ぐ酸によって、周囲の建物が崩れている。何より、サヴェージの下半身が道路に埋まり、大きな穴を開けている。
 だが、勝利だ。

「はぁ…やれやれ…」

 下でぐったりとしているアキラに目を遣る。剥き出しの乳首は、汗と唾でベトベトで、ぼってりと大きく膨れていた。
 彼女はどうにか息を整えると、ゆっくりと身体を起こした。そうして、掠れた声で呟いた。

「…か…」

「何だよ?」

「……馬鹿っ!!」

 次の瞬間、鋭い平手打ちが、ユウナの左の頬を襲った。
62 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 18:10:15.75 ID:TcjEV5FY0


「上手くいったわね」

 管制室で、モニターを観ながらライヒ博士は頷いた。彼女の周囲では、サルベージ隊の出動、応援機の待機停止など、様々な命令が飛び交っている。

「でも、叩かれちゃいましたよ、あの人?」

「大丈夫。喧嘩の一つでもしないと、良いパートナーにはなれないわ」

「…なれるでしょうか、良いパートナーに?」

「勿論。あなたも、選ばれたパイロットだもの」

 そう言うと、隣に立つ少女の肩に、腕を回す。

「…あなたも、ユウナの良いパートナーになれるわ」
63 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 20:42:04.21 ID:TcjEV5FY0
___それから数日後。



「…」

 好奇と羨望の目から逃れるように、ユウナは廊下を早足に突き進む。

 つい先程まで彼がいたのは、関東第1スクエアにある、クラウドバスターのパイロット養成校、通称『クレードル』である。候補生として集められた子供たちは男女で完全に分けられ、高度な教育や訓練を受ける。そうしてパイロットに選ばれるか、24歳でその資格を失うまで、全ての時間をクレードルで過ごす。
 クレードルは、地表に伸びた2本の高層ビルと、それらを繋ぐブリッジから成る。ビルの内、一棟は男子の、もう一棟は女子の教育および居住施設である。ブリッジは普段は厳重に閉鎖されており、新たなパイロットが生まれたときにのみ開かれる。
 新たなパイロットに選ばれた候補生は、晴れてクレードルを卒業する。そうしてブリッジを渡り、これから共に戦うことになるパートナーと、ブリッジの中央で出逢う。ブリッジの中央からは垂直にもう一本の橋が伸びており、円形の巨大なビルに繋がっている。そこがパイロットの居住施設、通称『ネスト』であった。何年もの間異性と厳重に切り離されてきた候補生が、久し振りに異性と顔を合わせる(実際はミーティングルームで先に会うことになるのだが)場所ということで、ブリッジの中央は『ランデブーポイント』と呼ばれている。

 ブリッジの入り口にIDカードをかざすと、モニターに文字が表示された。

『性別:男性』

『年齢:16』

『名称:ユウナ』

『パイロットY#2 登録済。クレードル卒業、おめでとうございます!』

 自動扉が開く。ガラス張りのブリッジの向こうでは、同じような扉の外に数人の女たちがいるのが見えた。
64 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 20:46:16.19 ID:TcjEV5FY0
 ユウナがランデブーポイントに辿り着いた頃、向こうのドアが開き、声が聞こえてきた。



「アキラ、元気でね」

「私たちも、頑張ってそっちに行くからね」



「うん、待ってる」

 涙を浮かべながらもにこやかに挨拶を交わすと、アキラがこちらを向いた。一緒にいた友達も同じ方を見て、一様に驚いた顔を浮かべた。



「えっ? あれがアキラの」

「嘘でしょ、女の子じゃないの?」

「か、可愛い…」



「聞こえてるぞ!」

 怒鳴りつけると、一瞬の沈黙の後、黄色い声が飛んできた。



「きゃーっ、かわいーっ!」

「えー、アキラいいなー…」

「そうかな? もっと、頼りがいが有る方が…」



「じゃ、じゃあね! もうあたし、行くからね!」

 取り繕うように言うと、アキラが小走りにユウナのもとへやってきた。
 しかしながら彼のところへ着いた時、彼女は硬い表情をしていた。

「…行こっか」

「ああ」

 ランデブーポイントから斜め下に伸びる、もう一本の橋に、2人で足を踏み出した。
65 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 20:54:08.11 ID:TcjEV5FY0


「…」

 日差しの照りつける長いブリッジを、気まずい雰囲気で歩く。
 ユウナはちらりと、隣を歩くアキラの方に目を遣った。と言うよりも、見上げた。
 隣に立つと、より彼女の長身が際立つ。はるか頭上にある彼女の表情は、相変わらず硬い。青色の虹彩を湛えた切れ長の目の、凛々しく精悍な顔なのでより険しく見える。髪は黒色で、腰の辺りまで真っ直ぐに伸びており、前髪は真っ直ぐに切り揃えられている。
 丈の短いTシャツにデニムのハーフパンツとラフな格好で、剥き出しの手足はすらりと長いながらも筋肉でがっちりとしており、シャツの裾から覗く腹は、見事なシックスパックだ。筋肉質なだけではない。シャツの胸元は大きく膨らんでいるし、パンツの尻もぴっちりと張っている。
 少女のような外見のユウナとは、何もかもが対照的であった。

「…」

 それにしても、この沈黙は苦しい。何しろ、彼女の反対を無視して乳首を愛撫し、怒らせてしまったあの出撃以降、2人は一度も顔を合わせていなかったからだ。
 沈黙に耐えかねて、とうとうユウナが口を開いた。



↓1〜3 アキラに話しかける内容
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 20:55:25.32 ID:KsxvfTCq0
最近調子はどうか尋ねる。
もしも体調が悪かったら教えてほしいと言っておく
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 21:04:35.73 ID:vPG8u42YO
この前の一件を謝罪。次からは許可なく触らないと約束する。
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 21:07:03.22 ID:NelT4vGFO
まだ怒ってるか?じゃっかんおよびごしで聞いてみる
69 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 22:17:12.74 ID:TcjEV5FY0
「…その、悪かったよ」

「えっ?」

 アキラが、立ち止まって彼を見た。

「駄目って言ったのに、めちゃくちゃに触って。その…」

 もごもごと言いながら、正面から彼女の顔を見上げる。
 意外にも彼女は、純粋に驚いた顔をしていた。

「…もう、勝手に触らないようにするから」

「あ、うん…」

「…まだ、怒ってるか?」

 おどおどしながら聞く彼に、アキラが吹き出した。

「大丈夫」

 彼の肩を抱き、引き寄せる。それから、微笑んで言った。

「お互い命懸けだもん。全力で戦わないといけないのに、わがまま言ってごめんね。まさか、君から謝ってくれるなんて思ってなかった」

「…でも」

「クラウドバスターのパイロットって、殆ど男の方がメインじゃん。だから、女をパーツとしてしか見てない人ばっかりじゃないかって、心配してたの。…だけど、良かった。相手が君で」

「…」

 ユウナは、照れくさそうに顔を背けた。それから、ぼそっと言った。

「…た、体調が悪くなったりしたら、言えよ」

「ありがと。ヘルスケアシステムの次に頼りにしてる」

 悪戯っぽく笑うと、彼女はネストの入り口に立った。そうして、IDカードをかざした。
70 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 22:18:14.96 ID:TcjEV5FY0
『性別:女性 年齢:19 名称:アキラ』

『パイロットX#36 居住許可:済』

 ユウナも、カードをかざす。

『性別:男性 年齢:16 名称:ユウナ』

『パイロットY#2 居住許可:済』

 2人の情報を認識し、画面に文字が流れる。

『ようこそ。そして、おかえりなさい』

『パイロットY#2 およびそのパートナーの居住区は、NW03です』

 ドアが開き、目の前にゴンドラが滑ってくる。2人で乗り込むと、ゴンドラは低い音を立ててレールを滑り始めた。
 移動しながら、備え付けの画面に居住区の説明が流れる。

『各居住区に、一人用個室を10室備えております。各室にトイレ、シャワールーム、デスク、ベッドを設置しており、その他必要なものは注文いただければ速やかに設置いたします。なお、二人部屋、三人部屋などご入用の際も注文いただければ対応します』

『共用設備はリビング、キッチン、ミーティングルーム、トレーニングルーム、大浴場。ミーティングルームには簡易シミュレーターを設置しております』

 トレーニングルームの文字に、アキラが目を輝かせる。

『なお、個室とは別に、キングサイズベッド、マッサージ器、専用バスルームなどを備えたラビングルームをご用意しております。但し、任務外での性交渉の際は、可能な限り避妊を心掛けてください』

「っ!」

「…」

 2人の間に、再び気まずい沈黙が流れる。
 結局、居住区のプラットホームに着くまで、2人は押し黙ったままであった。
71 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 22:38:00.65 ID:TcjEV5FY0


 パイロットの居住区『ネスト』は、先述の通り円柱状のビルの形をしている。乱暴な説明をすると、それぞれの居住区には、円柱をホールケーキめいて四等分した内の1ピースの、2階層分が割り当てられる。つまり、ユウナたちの住むことになるNW03とは、北西側にあるピースの、5、6階のことである。
 ちなみに、ネスト1階分の面積は旧東京ドームより一回り大きい。その4分の1が2階層分であるから、2人で住むには余りにも広いことは言うまでもない。この理由は、後で明らかになる。

 さて、一通り設備を見て回った頃には、もう日が暮れていた。リビングに出てきて、出前のピザとジュースでささやかなパーティを終えると、2人はようやく一息ついた。
 クレードルの寮と違い、ここには消灯時間が無い。時計を見ると、まだ午後6時40分。もう少し、色々できそうだ。



↓1〜3でコンマ最大 何する?(ネスト内でも、外に出てもOK)
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/26(土) 22:41:28.77 ID:dg6KSXM/0
アキラと一緒にトレーニングルーム
73 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/26(土) 22:56:29.29 ID:TcjEV5FY0
なお、今日はここまで

安価下
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/26(土) 23:02:26.09 ID:lf/hadkZ0
>>72
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 17:59:20.99 ID:crf+WGiTO
二人でトレーニングで汗を流す
76 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/27(日) 21:41:30.46 ID:dDRvK3Sj0


「♪〜…」

 鼻歌交じりに、シェーカーに白い粉を掬っては流し込む。大さじ3杯ほど粉を入れ、牛乳を注ぎ入れると、きつく蓋を締め、しっかりと振り混ぜる。
 最後に蓋を開けると、シェーカーごとユウナに差し出した。

「はい、召し上がれ」

「…何だコレ」

 泡だらけの白い液体を目の前に、眉をひそめる。アキラは笑顔で言った。

「プロテインだよ。トレーニングの前と後に一杯ずつ。これだけで、全然違うんだから」

「はあ」

 恐る恐る受け取り、口を付ける。そして一口飲み込んで、思わず固まった。
 微妙。甘くはない。かと言って苦くもない。ただ、中途半端に酸っぱい。そして何より粉っぽい。しかし、期待に満ちた眼差しのアキラの手前、不味いと吐き出すわけにもいかない。ユウナは肚を括ると、ごくごくとプロテインを飲み干した。

 話は数十分前に遡る。
 余った時間で何かできないか考えたユウナは、興味本位に彼女の肉体美の秘訣について尋ねてみた。できるなら、自分のそのような力強い肉体を手に入れたいとも。
 彼女の反応は、予想以上だった。嬉々として、彼にキッチンから持ってきたプロテイン(いつの間にか箱で山積みになっていた)を振る舞った。それから運動用のハーフパンツとシャツに着替えると、真新しいトレーニングルームに、2人で足を踏み入れたのであった。



「元々、男にナメられたくなくて身体を鍛え始めたの」

 マシーンを軽々と動かしながら、アキラが言う。ユウナはそれを聞きながら、黙々とランニングマシーンの上を走っている。

「でも、だんだんトレーニング自体が楽しくなってきちゃってね。周りの娘たちから褒めてもらえるし、プロテインは意外と美味しいし」

「美味いか、アレ…?」

 思わず呟く。

「さっきみたいなヨーグルト味とか、後はチョコレート味とか、バナナシェイク味とか、色々あるんだよ。好きに混ぜたりもできるし。オススメはいちごチョコかな…」

「お、おう…」
77 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/27(日) 21:51:13.69 ID:dDRvK3Sj0
 曖昧に相槌を打ちながらも、走り続けるユウナ。

「…それにしても、凄い走るね。息も殆ど上がってないし」

「まあな。オレも、少しは鍛えてたし」

「流石に、30分ちょっと腰振り続けた男は違う」

「…」

 ユウナは黙って、ランニングマシーンの速度を落とした。そうして、歩くスピードまで落とすと、とうとうマシーンから降りてしまった。

「ユウナ?」

 彼はアキラの隣のマシーンに座ると、レバーを掴んで下に引っ張った。

「ふんっ…!」

「無理しないで。最初は軽い負荷から」

 アキラが、マシーンから重りを外す。それから彼の前に立つと、レバーに手を添えた。

「はい、鼻から吸って、口から吐いてー…」

「…」

 目の前で、大きな胸が上下に揺れる。

「いーち、にー、いーち、にー…」

 汗ばんだシャツから、くらくらするほどの匂いが漂ってくる。これが、女性の匂いなのだろうか。不思議と、不快な感じはしない。ただ、クラウドバスターの中での交わりを思い出し、胸が熱くなっていくのを感じた。

「…」

「…汗、かいちゃったね」

 気まずそうに笑う、アキラ。その目線は、真っ直ぐに隆起した彼のズボンに、遠慮がちに注がれていた。
78 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/27(日) 22:10:26.28 ID:dDRvK3Sj0


 大浴場にて。脱衣所に着くなり、アキラは「お手洗い行ってくるから、先に入ってて」と、トイレに行ってしまった。
 ユウナは一人、汗の染みた服をかごに放り込むと、タオル一枚だけ持って浴場に入った。

「うわ…これを、2人で…?」

 目の前には、大理石張りの広い空間。真ん中には円形の大きな浴槽があり、それを囲むようにビーチチェアまで置かれている。勿論、壁際には一つ一つ仕切られた、シャワーも備え付けてある。
 シャワーで軽く汗を流すと、彼はそっと湯船に足を入れた。

「お、ぉ…」

 肩まで使って、思わず溜め息。クレードルにいた頃は、このくらいの広さの風呂を、何十人で一斉に使ったものだ。安らぐどころではない。水を掛け合う様は、まさに戦場であった。
 それにしても、男女共用の施設で、これでは、まるで…

「…おまたせ」

「っっっ!!」

 弾かれるように立ち上がり、振り返った。そして、再び湯船の中に縮こまった。
 そこに立っていたのは、アキラ。長い黒髪を上で纏め、ユウナと同じくタオルを一枚、身体の前に垂らしている。当然、身に付けているのはそれだけで、白いタオルからは豊かな乳房が透けて見えるし、背が高いせいで太腿の間の割れ目はタオルで隠せていない。
 アキラも湯船に浸かると、ユウナの隣に座った。

「…」

「…」

 また、沈黙。あれだけ激しく交わり、何度も絶頂したとは言え、そもそも2人はついこの間出会ったばかりである。心から打ち解けるには、まだ時間と機会が足りなかった。
79 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/27(日) 22:10:54.03 ID:dDRvK3Sj0
↓1〜3 どうしよう?

今夜はここまで
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 22:37:33.71 ID:G/froDDAO
何でパイロットになったか聞いてみる
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 22:42:14.81 ID:crf+WGiTO
休日にどこかへ遊びに行こうと誘ってみる
82 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/28(月) 22:54:56.23 ID:rRo2xJQh0
今日は更新できない

あと、もう一つ行動を決めて欲しい
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 22:59:48.69 ID:s84EI/uPO
互いのことを知るために、とりあえず色々と他愛の無い話をしてみる
84 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/29(火) 22:10:09.07 ID:Tg7Z4ROk0
「…アキラは」

 真っ直ぐ前だけを見つめながら、ユウナは言った。

「どうして、クラウドバスターに乗ろうと思ったんだ?」

「何でかな」

 彼女もまた、正面を向いたまま答える。

「3年前にクレードルが正式に候補生を募るようになって…その頃、君と同じ16だったんだけど、何でか応募しようと思ったの。バスケとかやってて、体力には自信があったし」

「だけど、アレの操縦は」

「もちろん、親には反対されたよ。死ぬかも知れないし、そうでなくとも知らない男に犯されるって…どうやって説得したのか、未だに分かんないや。もしかしたら、家出してきたのかも」

 そこまで言うと、彼女は逆に質問してきた。

「ユウナは? パイロットY#2…2番目のパイロットってことは、君が『ドゥームズ・デイ』に」

「…悪い」

 おもむろに、ユウナが遮った。

「その話は、嫌だ」

「えっ?」

「分かるだろ。あんたの胸と一緒だ。…まだ、触れられたくない」

「…うん」
85 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/29(火) 22:11:04.39 ID:Tg7Z4ROk0
 アキラは、素直に引き下がった。ユウナは取り繕うように喉を鳴らすと、やがておずおずと言った。

「そ、そう言えば、オレたちもう外に出て良いんだったな」

「! そうだよ。今度、どっか行こうよ! 先にパイロットになった、あたしの友達もいるし…」

「そうだな。次の非番の時にでも」

 美味しいものを食べたい。一昨年完成した、東京スタータワーに登ってみたい。旧首都の、海底遊歩道を歩いてみたい。様々な希望を出し合いながら、ユウナがふと零した。

「…外の奴らは、こんなこといちいち言わねえだろうな」

「そうかもね」

「流行りとか、もう分かんねえ。…あんた、甘いものが好きなんだな」

「そうだけど。意外?」

「周りにも鍛えてる奴はいたけど、皆して糖分は敵だとか言ってたから」

「ちっちっち。こういうのは、バランスが大事なの。ほら」

 おもむろに彼女は、力こぶを作って彼に差し出した。

「筋肉と脂肪の比率が大事なの。…触っていいよ」

「…」

 ユウナは、恐る恐る彼女の二の腕を掴んだ。盛り上がった筋肉は、彼の握り拳よりも大きい。それでも、その表面は柔らかい。

「お、おう…」

「どう? どう? やっぱり、人の目があるってモチベになるのよね」
86 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/29(火) 22:12:59.45 ID:Tg7Z4ROk0
 そこまで言うと彼女は、いきなりユウナの二の腕を掴んだ。

「ちょっ!」

「おっ、意外とある。でも、まだまだこれからね」

「おいっ、止めろ!」

「それにしても、肌綺麗ね〜。こんなとこまで女の子みたい…」

「ああもうっ!」

 彼女の手を振り払うと、彼は立ち上がった。

「オレを、女扱いするんじゃ…」

「…」

 怒鳴りかけて、固まった。
 彼の目の前には、驚いた顔で彼を見上げる、アキラ。中途半端に突き出した腕の間に浮かぶ、2つの果実。
 そして、彼女の鼻先で揺れる、『男』の証。

「っ!」

「…」

 ユウナはその場にしゃがみ、アキラは両手で胸と股間を覆った。
 また、沈黙。
 やがて…俯いたまま、アキラが遠慮がちに、言った。

「…する?」

「するって」

 股間に置いた手を、ゆっくりとどける。そうしてその指で、滑らかな秘部を小さく広げた。

「…任務外の、性交渉」

 湯の熱だけではない、明らかに上気した顔で、彼女は囁いた。
87 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/29(火) 22:18:39.90 ID:Tg7Z4ROk0
↓1〜3でコンマ最大 どうする?

今夜はここまで
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 22:24:06.98 ID:BUIx08zrO
乙でした

アキラを抱く
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 22:29:36.95 ID:YoKqHk6oO
抱く。
プレイ内容も指定して良いなら信頼を深め合う意味も込めてお互いに愛撫しあう。
90 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/29(火) 22:37:07.93 ID:Tg7Z4ROk0
(もう大体決まっちゃったし場所も指定してちょ)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 22:41:57.13 ID:eeKri+JzO
洗うのも楽そうだし、せっかくだからお風呂で
92 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 19:01:01.74 ID:blcGfpza0


「っ、あ…柔らか…」

「こっちは…硬いね…んっ」

 湯船の中で向かい合って座り、互いの性器を指で撫で合う。全身筋肉に覆われたアキラも、つるりとした秘部だけはただ柔らかく、熱い。素肌の裂け目をそっと開くと、薄桃色の粘膜が覗いた。クレードルでの講義で見た女性器と違って、陰核は完全に皮に包まれている。
 反対に、ユウナの怒張したペニスは、先端の包皮は完全に剥けて、赤らんだ亀頭が露わだ。

「女の子みたいな身体なのに…ここは、しっかり男の子なんだ」

「うるさい…っ」

 陰嚢をつままれ、竦み上がる。当然、ユウナの陰部も完全に除毛されており、つるつるだ。

「他の男よりも、大きいの…?」

「知るかよ…うっ」

 肩を震わせる。ユウナは負けじと、尻に手を伸ばした。

「うわ、硬っ」

「だから、鍛えてるもん」

 自慢気に言うと、不意に声を潜め、それから言った。

「…ここなら、柔らかいよ?」

 そう言って、肩をそらす。湯に浮かぶ豊かな双丘が、彼の目の前に突き出される。

「おっぱい、触っていいよ。…ちょっとだけなら、先っぽも」

「!」

 両手で、柔らかな膨らみをそっと包んだ。軽く揺すると、白い肌に小さく波が立つ。アキラが、くすぐったそうに笑う。

「んふっ…」

「…」

 無言で、彼女の乳房を揉む。その顔は上気し、瞬きもしない。それでも、紅い乳首には触れないよう、気をつけて愛撫していた。

「はぁっ…んっ…」

「っ…ふぅっ…」

 アキラの手の中で、彼の男根がびくんと跳ねた。
 彼女は脚を広げると、ぱんぱんに腫れたそれを両手で包み、自らの脚の間に優しく引き寄せた。

「…おいで」

「! …っ」

 導かれるまま、腰を突き出す。
 ユウナが、温かい、濡れたものに埋まっていく。それは彼の分身を根本まで包み込むと、きゅっと締まった。
 その瞬間、彼が短く声を上げた。

「ぅあっ…」

 それと同時に、煮えたぎるように熱い子種が、彼女の胎内に勢いよく溢れ出した。

「あっ…出てる…」

「うっ、あ、はっ…」

 アキラの身体にしがみついて、腰を震わせるユウナ。その肩を抱き締め、濡れた髪を撫でると、アキラは囁いた。

「いっぱい出るね…あたしの膣内、気持ちいい…?」

「…っ」

 小さく、ユウナが頷く。

「そっか。パイロットとしては、良いことかな」

 そこまで言って、思い出したように呟く。

「…あっ、避妊…」

「…」

 ユウナが恐る恐る顔を上げ、アキラと目を合わせる。

「…一旦、上がろっか」
93 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 19:27:51.06 ID:blcGfpza0


 便座の上に座ると、アキラは脚を広げ、膣に指を突っ込んだ。

「んっ…」

 どろりとした白い液体が、ぼたぼたと溢れ、便器に落ちる。
 ユウナはそれを、彼女の股間に顔を埋めるようにして見つめている。

「やだ、見ないで…」

「…」

「もうっ…」

 呆れ顔で、便器から立ち上がる。それから、汚れた手で下腹を撫でると、ぼそっと言った。

「…シミュレーターと違って、いつまでもお腹があったかいや。これじゃあ、本当に妊娠しちゃう」

「ヘルスケアが何も言わないなら、大丈夫だろ」

「そういう問題じゃないの!」

 手を洗い、トイレを出る。大きなベッドの据えられたその部屋は、性交のための部屋。
 ベッドの上に登り、枕元に山積みにされた小さなビニールの包みを取り上げると、アキラは手招きした。

「ほら、こっち」

 言われるがまま彼女の隣に来ると、包みを破り、中から丸いゴムの被膜を取り出した。既に準備万端な彼の一物に、慣れない手付きで被せる。

「これでOK…かな?」

「良いだろ」

「やっ…」

 アキラの押し倒すと、そのまま彼女の膣に挿入した。激しく腰を振り、濡れた性器を擦り合わせる。

「やだっ、もっと、優しくっ」

「っ…っ…」

 アキラは手を伸ばすと、一心不乱に腰を振る彼の尻を、ぎゅっと掴んだ。

「っ!?」

「お尻っ、触っちゃうもん。あー、柔か…ぁんっ!?」

 強く腰を打ちつけられ、怯む。
 尻から手を離すと、今度は彼の頭を自分の胸に抱き寄せた。

「んっ、んぅっ」

「ふっ、んっ、うっ…」

 柔らかな胸の谷間で、どうにか顔を上げると、ユウナは呻いた。

「お前っ、どこもかしこも、硬いんだよっ」

「言ったわね? おっぱい攻撃っ!」

 両手で乳房を掴み、彼の頭を挟み込んだ。
 彼女の膣内で、彼のペニスが一段と膨らんだ。

「あっ…出そう…?」

「…」

 何も言わず、腰を速める。
 上気した彼の顔を見ながら…アキラは、そっと自らの乳首を、指でつまんだ。

「んあぁっ!」

「!? …ぅあっ」

 膣が、きつく締まった。急な刺激に、ユウナは二度目の射精を迎えた。
94 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 19:44:12.98 ID:blcGfpza0
 名残惜しそうに腰を引き、ペニスを抜く。精液でぱんぱんに膨れたコンドームを見て、アキラが唸った。

「うわ、二回目でこの量って…絶対に、妊娠させてやるって感じ」

「…たい」

「えっ?」

「…妊娠、させたい…アキラの中に…もっと、出したい」

「! やだストップ! ちょっと休ませて…あぁっ!」



 翌日。ベッドの下で目覚めたユウナは、まず全身の激しい筋肉痛を自覚し、それから頬に残る真っ赤な掌の痕に気付いたのであった。
95 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 20:15:19.75 ID:blcGfpza0


 ミーティングルームにて。大きな円形の机に隣り合って座ると、目の前に大きな画面がせり上がってきた。
 画面に現れたのは、ライヒ博士。

”ネストの皆、おはよう。定刻通り、揃ったようね”

 彼女の顔の周りに、数個の小さなウィンドウが開く。表示されているのは、他の居住区に住むパイロットたちだ。

”定例会議の前に、皆に紹介よ。昨日からこのネストに仲間入りした、新しいパイロットがいるわ”

 ライヒ博士の顔が消え、代わりにユウナとアキラの姿が映し出された。



”おいおい、レズでもオルゴンボックス動かせるのかよ”

”どっちが男だ?”



「…」

「ユウナ、抑えて」

”馬鹿なこと言わないの。…先日、初陣にして見事ドゥームズを撃退した、パイロットX#36、アキラと、パイロットY#2、ユウナよ”

 忽ち、画面の向こうがざわついた。

”…Y#6、結城シュウリです。質問を良いですか”

”どうぞ”

 黒髪の生真面目そうな青年が、ユウナに質問する。

”先程の紹介が間違いでなければ…ユウナさん、貴方は二人目のパイロットY…それは、つまり”

「ああ、オレはお前らの先輩だぞ。敬え」

”…ごめんなさい”

 ライヒが割り込んだ。

”その辺りは、機密に関わるの。ただ言えるのは、彼はクレードルを卒業する前からオルゴンボックスに認められた、立派なパイロットってこと。そして、X#36はそれに相応しい、強力な操縦者ということよ”

 ここで、紹介は打ち切られた。
 次に、黒雲に包まれた氷山と、荒れる海の映像が流れた。

”無人機から撮影された、北極と南極の現在の映像よ。相変わらず上空は黒雲に覆われて、極地付近はドゥームズの群れで近づけそうにないわ”

 やや引きの視点で取られた映像。空は、分厚い黒雲に覆われている。そして、薄暗い海上には、おびただしい数の怪物が蠢いていた。
96 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 20:50:18.63 ID:blcGfpza0
 オゾンホール直下、普通なら雲などできないはずの高度に立ち込めた黒い雲の中から現れた巨大生物、通称『ドゥームズ』。極地を制圧した彼らだが、どういうわけかその場から海を渡って陸地を目指すことはせず、そのまま留まり続けた。
 彼らが人間の居住地に侵攻するプロセスは、現在知られている限りでは次の通りである。

@極地上空から、黒雲の一部が地上、あるいは海面近くまで伸びてくる

Aその先端に、一体のドゥームズが吸い込まれる

B人間の居住地上空、数百mに黒雲が出現し、中から吸い込まれたドゥームズが顕現する

 このようなプロセスを踏む理由としては、ドゥームズが海を泳げない、オゾンホールから一定距離離れると生命を維持できなくなるなどの仮説がある。

”今週のドゥームズ襲撃は3件。そのいずれもが、クラウドバスターによって撃退されているわ。1件はロシアのバイカル湖畔、1件はチリはアンデス山脈の麓。そして1件が、日本の中部ブロック”

 画面に先日2人が倒した、おぞましい怪物の姿が映る。

”名称は『ロータス』に決定したわ”



”うわ…”

”今年一キモいな…”



”それだけじゃないわ。このドゥームズは、身体を流れる体液に溶解作用があるの。クラウドバスターは、これの心臓部をドリルで貫いて撃破したけど、その際にナノマシンの18%を失ったわ”

 画面が、真っ二つに引き裂かれたロータスの死骸に切り替わる。断面から流れる七色の液体が、コンクリートや建物を溶かしているのが分かる。

”今後、同様の個体が出現するかも知れない。特に近距離型の操縦者は気をつけて”

 会議が終わった。パイロットたちの顔が消え、ライヒ博士の顔だけが残された。

”…昨夜は、はしゃいじゃったみたいね”

「…」

「…ふんっ」

 そっぽを向くアキラ。ライヒは苦笑すると、言った。

”ネストに来た子たちは、最初は羽目を外し過ぎちゃうものよ。仲良くしてね”

 それからおもむろに、手元から何やら書類を取り上げた。

”…それに、そろそろ二人目のパートナーが来る頃だし”

「!」

「えっ、もう?」

”勿論。アキラちゃんが体調不良になったら困るでしょ? それに、そろそろ『危ない』時期じゃない”

「!」

 ぱっと、アキラの顔が赤らむ。
 単刀直入に言うなら、生理周期の話だ。今はまだ大丈夫だが、性交によって妊娠の可能性が高まる時期が、近づいていた。

”元々ネストに入ったら、次の日には2人目が来るものよ。ユウナ君の場合は色々あって、時期がずれちゃったけど…”
97 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 20:51:07.87 ID:blcGfpza0
 手元の書類に目を遣り、告げる。

”先に、簡単に紹介しておくわね。…”



↓1〜3でコンマ最大 女性パイロットの名前と年齢 コンマがゾロ目で…?
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/10/31(木) 20:54:15.58 ID:rqqW/aaK0
女性パイロットの

名前 カオリ
年齢 17
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 20:59:29.10 ID:Nz3BgTd60
ルイ 17歳
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:00:11.22 ID:klm5gilDO
ヤヨイ
16歳
101 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 21:05:41.83 ID:blcGfpza0
”名前はカオリちゃん。あなたのひとつ上、17歳よ”

「…」

 仏頂面で、説明を聞くアキラ。ユウナは、気まずそうに鼻を啜る。

”見た目はこんな感じ”

 画面に、少女の全身像が映し出される。



↓1〜3をMIX カオリの外見的特徴
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:06:39.68 ID:Nz3BgTd60
白髪メカクレのオドオドした雰囲気の女性 小柄だが胸は大きい
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:07:00.82 ID:jizHOX7rO
赤毛のツインテール、タレ目でおっとりした雰囲気
華奢だが脱ぐと胸もお尻も平均くらい
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:08:41.57 ID:klm5gilDO
黒髪おかっぱ
小柄で猫背で目の下に隈な根暗な雰囲気
ちゃんと整えれば美少女
105 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 21:20:20.99 ID:blcGfpza0
 暗い。そう、ユウナは思った。
 小柄で、猫背気味だ。短いツインテールに括られた髪は白く、切り揃えられた前髪は何故か目の下まで伸びている。前髪の隙間から覗く目は、赤い柔らかな垂れ目で、薄っすらと隈が浮いているのが分かる。背中を縮めるように立っているが、胸は大きいようだ。

「姿勢が悪い」

 ぼそりと、アキラが呟いた。

「腕も細いし…大丈夫なの?」

”これでも、シミュレーターでは優秀な成績を残しているわ。それから、本人の了承を得た上で、今のうちに伝えておくけど…”



↓1〜3をいい感じに カオリの性癖、性感帯について
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:27:21.15 ID:klm5gilDO
性感帯 おへそ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:30:46.42 ID:9Q+QN9msO
露出癖
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/10/31(木) 21:33:38.55 ID:Nz3BgTd60
コスプレ趣味
109 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 21:51:11.10 ID:blcGfpza0
「おい、ちょっと待て」

 ふと気になって、ユウナが止めた。

「ところで、そいつのその格好は何だ?」

 画面に映る彼女は、どういうわけかビキニと燕尾服を組み合わせたような、露出の高い格好をしている。フリフリの黒スカートは丈が足りておらず、ピンク色のショーツが丸見えだ。

”魔法少女ラジカル☆ラプチャンのコスプレだそうよ。…彼女の、趣味。こういう格好で、人に見られるのが好きみたい。あと、弱点はおへそよ”

「…」

「…」

 顔を見合わせる2人。やがて、ユウナが何か言いかけた時、突然天井の赤色灯が点滅を始めた。

「! ドゥームズか」

”ちょっと待ってて。……関東第17ブロックに避難命令が出てる。黒雲の形成が始まったみたい”

「最近多くない?! あたしたちは…」

”#Y2は、今日は応援部隊に入ってるわ”

「ファーストがしくじらなければ、出ずに済むってことか」

”でも待機はしておいてね”

「分かったよ」

「着替えて、格納庫ね」

 2人は立ち上がり、ミーティングルームを後にした。
110 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/10/31(木) 21:52:57.58 ID:blcGfpza0
今夜はここまで

久々の安価スレなんですけど、安価出すペースとかこんな感じでいいのかな
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/01(金) 07:13:25.69 ID:BlUQwU+DO

いいと思います
112 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 10:41:07.62 ID:i+bbSS+S0


「…暇だな」

「そうね」

 薄暗いオルゴンボックスの中。パイロットスーツに着替えた2人は、モニターに映る戦闘区の様子を、退屈そうに眺めていた。アキラは両手にダンベルを持ち、アキラは柔軟体操をしている。ダンベルは、オルゴンボックスの制御AIに冗談半分に注文したところ、瞬時にナノマシンから作って出してくれた。ユウナがストレッチしているのは、ひどい筋肉痛を少しでも解消するためだ。

 2人が着ているパイロットスーツ。細かな差異こそあれど、概ね共通のデザインをしている。ラバースーツめいて首から下を覆う黒い被膜は、汗や老廃物を吸収し、体温を最適な状態に保つ機能がある。灰色のチェストアーマーにはセンサーが内蔵されており、心拍数や体温など、着用者の生体情報をモニタリングしている。また、超細径針から麻酔薬や強心剤などの薬物を投与することもできる他、ブーツと連動して姿勢制御や、歩行条件の監視による体力の把握などにも役立っている。股間に張り付いたサニタリーピースについては、特に言うことは無いだろう。強いて言うなら、男性用はペニスを収められるよう、女性よりやや大きく作られている。
 これらの装備は、狭い国土でドゥームズの迎撃しか行わない日本のパイロットからすれば無用の長物かもしれない。しかし、広大な海を移動して迎撃する必要のある海洋国や、広い国土の一部に既にドゥームズが居着いてしまった地域では、一度の作戦が数日に渡ることがある。そういった場合に、このような装備が必要なのであった。

「オレにもダンベルくれよ」

 伸びをしたユウナが言うと、瞬時に足元にナノマシンが湧き出し、2個のダンベルになった。
 それを拾い上げ、上下に持ち上げながら彼は言った。



↓1 何について話そう?
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 11:17:16.67 ID:AwyuErzV0
他のパイロットについて
現在出撃中のファーストの事とかそれ以外とか
114 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 12:10:45.39 ID:i+bbSS+S0
「今出てるのはY#7だったか」

「ユウセイって人みたい。女の子の方は、アサミ…だっけ」

「さっきレズとか何とか言いやがったヤツだな」

 モニターには、4本足で移動し両手の機関銃を撃ちまくるクラウドバスターと、それを軽々躱すトカゲのような形のドゥームズが映っている。クラウドバスター・タレットというのが、今出撃している機体の名前であった。

「あんな雑魚相手に苦戦しやがって。いい気味だ」

「そんなこと言わないの」

 嗜めるアキラ。彼女の言うことはもっともで、避難させるべき人口で戦闘区を区切っている都合上、関東ブロックは一つの区域が極端に狭い。だからこそ固定砲台型のクラウドバスターが出ているわけだが、如何せん素早い相手には相性が悪い。苦戦するのは無理もないことであった。
 とは言え、戦闘から2時間が経過し、ドゥームズの身体には無数の銃創ができている。動きも最初よりは鈍く、倒れるのも時間の問題だろう。

「もう片方の待機は?」

「さっき質問してきた、結城シュウリさんよ」

「ああ、あいつか」

 黒い髪を短く切り、眼鏡を掛けた彼は、他の者よりは年長のように見えた。
 AIが気を利かせて、他のパイロットの情報を表示させた。それによると、シュウリは22歳で、去年パイロットになったらしい。女性に比べるとまだ可能性はあるとは言え、この歳でパイロットになるというのは非常に稀だ。血の滲むような努力があったのだろう。
 相手はヒメユリという18歳の少女で、機体名はクラウドバスター・ナーワル。イッカクという意味だが、長い角を生かした近距離型ではなく、長いライフルを携えた超長距離狙撃型らしい。

「あいつはまだまともそうだったな」

「真面目な人みたいだったね」

 画面の向こうでは、タレットがドゥームズの頭部に、致命的な弾丸を命中させたところであった。
115 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 12:26:33.01 ID:i+bbSS+S0
「これならいけそうだな。そろそろ帰れそうだ…」

 ダンベルを置こうとしたその時、突然画面の真ん中にライヒ博士の顔が映し出された。

「博士、どうしたの?」

”今映ってる戦闘区に、オゾンホールが観測されたわ”

「…は?」

”黒雲の形成が始まってる。出撃の用意をして”

「嘘だろ? ドゥームズが、同じところにもう一体来るってのかよ?」

”嘘じゃないの! 見て”

 画面に、少し離れた場所の空が映る。遙か上空には、薄い黒雲がわだかまっているのが見えた。それは見る見る内に濃度を増し、地上に向かって伸びてきていた。

「ユウナ!」

「クソっ! しゃあねえ」

 ダンベルを放り捨てると、足元からモーターサイクルめいた操縦席がせり上がってきた。サニタリーピースを毟り取り、アキラがそれに跨ると、ユウナもペニスを出してその後ろに立った。

「よし…いくぞ…」

「うんっ…あっ」

 サニタリーピースの吸収剤は、潤滑剤にもなる。おかげで彼のペニスは、アキラの膣にスムーズに挿入された。



『オルゴンボックス、起動。クラウドバスターシステム、起動開始』



 ハンガーから切り離されたオルゴンボックスが、ナノマシンの海に沈む。ナノマシンが、鉄の巨人を形作っていく。



『パイロットX:アキラ。パイロットY:ユウナ。 結合を確認。オルゴン供給、安定』



 やがて液体ナノマシンは、屈強な上半身に鋭い爪を持つ、野人となった。



『クラウドバスター・サヴェージ、起動完了』



「「クラウドバスター・サヴェージ、発進!」」

 2人の号令で、ゴンドラが高速で上昇を始めた。
116 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 12:35:35.02 ID:i+bbSS+S0


 クラウドバスター・タレットが、動けなくなったドゥームズの前に立つ。その腹部が展開し、中から大口径の砲身が突き出した。
 次の瞬間、青いエネルギー弾が放たれ、瀕死のドゥームズを灼き尽くした。
 時間はかかったが、これで終わりだ。砲身を収め、帰路に就こうとしたその時、突然機体が大きく揺れた。
 見ると、4本の足の下に、巨大な蜘蛛めいた怪物が潜り込んでいた。それは8本の足をぐいと伸ばすと、巨大なタレットの身体を、地面に倒してしまった。



「ねえ、あれマズいんじゃないの!?」

 地表に出た瞬間、アキラが叫んだ。
 タレットをひっくり返した蜘蛛のドゥームズは、その体をよじ登り、頭部のオルゴンボックスに迫ろうとしていた。

「えらく頭を使うヤツだな…行くぞ!」

 ユウナは、彼女の尻に両手を置いた。黒いスーツに無数のコンソールが投影された。
117 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 12:40:59.10 ID:i+bbSS+S0
 ___オルゴンボックスの制御AIは、パイロットの行動からその意図を読み取り、クラウドバスターに反映します。

 参加者から、クラウドバスターの行動を指示するには、2通りの方法があります。そのどちらを選んでも構いません。

 一つは、直接クラウドバスターの行動を明記すること。走る、ジャンプする、爪を立てるなど、具体的な戦闘行動を記述してください。

 一つは、パイロットの行動を記述すること。体位や、愛撫する部位、抽迭の速度などをできるだけ細やかに記載してください。
 クラウドバスター・サヴェージは、起動時点ではY#2が操縦者です。しかし、行動に応じて自在にX#36と役割を入れ替えることができます。その場合は、役割交換の旨を明記してください。



 では、始めましょう。



 ↓1 どうする?
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 15:35:53.59 ID:wIpqhoMDO
まず敵の足を破壊していく
119 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 18:20:20.90 ID:i+bbSS+S0
 腰を引き、突き出す。

「んっ」

 サヴェージが、歩き出した。徐々にスピードを上げると、爪を振りかざし、飛びかかった。

「はあっ!」

 タレットの胴に食い込む脚の一本を、両手で掴んだ。そのまま、ぐいぐいと引っ張る。



”おい、早くしろ!”



 モニターの隅に、タレットのコックピット内が映る。憔悴した男と、その下でぐったりしている女の姿が見えた。

「うるせえ。ぐちゃぐちゃ言う前にお前らも抵抗しろ」

 吐き捨てるように言うと、ユウナはアキラの腰を両手で掴み、そしてぐいと引き寄せた。
 8本の脚の一つが、遂に関節からちぎり取られた。
 サヴェージはそれを放り捨てると、更に隣の脚に取り掛かった。タレットも、片手の機関銃を連射し、コックピットへの一撃を防いでいる。
 一本、また一本と、細長い硬質な脚を毟り取っていく。右の脚を2本、左の足を3本奪われて、とうとうドゥームズが態勢を崩した。頭部に2つ開いた口をキシキシと鳴らしながら、タレットを捨ててサヴェージに向き直る。



↓1 どうする?
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 18:32:42.06 ID:NJIHzSfAO
操縦者を入れ換える(役割交換)
121 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 19:29:37.56 ID:i+bbSS+S0
「ちょっと、あたしに代わって」

 不意にアキラが言った。

「何で」

「君、突っ込むのは得意でも、迎え撃つのは苦手でしょ…ほらっ!」

 突然、コックピットが回転した。仰向けのユウナに跨る形になると、アキラは両手で彼の頬を挟んだ。
 外では、残った脚で飛びかかかってきた蜘蛛の牙を、サヴェージが両手で受け止めていた。

「ね?」

「…」

 不貞腐れたように、ユウナはそっぽを向いた。
 掴んだ牙を、地面に叩きつける。細い足で胴体を踏みつけると、サヴェージは指を曲げ伸ばしした。鋭い10本の爪が、黒雲の下で不敵に煌めいた。



↓1 どうする?
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 19:34:21.04 ID:Wc/dF7370
そのまま迎え撃ち、隙をみてカウンター
123 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 19:52:42.20 ID:i+bbSS+S0
 ドゥームズが、吼えた。

「うわっ」

「きゃっ」

 身体を大きく揺すりサヴェージを振り落とすと、再び牙を剥いて飛びかかった。それを拳で叩き落とすと、更に頭で足元を薙いできた。

「!」

 ユウナの上で、アキラが大きく腰を振る。

「んあっ!」

 サヴェージが小さくジャンプし、攻撃を間一髪で躱した。この機体は、スピードとパワーに優れているが、その反面脚部は脆弱だ。それを相手も悟ったらしい。飛び上がることはせず。牙で足元を狙ってきた。

「このっ、このっ!」

 小さく腰を揺すりながら、ユウナの胸や腹を指先で刺激する。
 足元に向かって、爪を突き出すサヴェージ。しかし、どうにも決定打に欠ける。アキラは言った。

「ユウナ、これ外していい?」

「はっ? す、好きにしろっ!」

 アキラが、彼のチェストアーマーを毟り取った。そうして、剥き出しになった彼の乳首を、指で挟んだ。

「ちょっ、くすぐったっ、はっ」

「この前の、お返しっ」

 遂に、左の爪が蜘蛛の脚を捕らえた。身を捩り、噛みつこうとする頭に、右の拳を打ち込んだ。
124 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 21:15:39.15 ID:i+bbSS+S0
「こいつ、硬くない!? このっ!」

 繰り返し、パンチを見舞うサヴェージ。しかし、怯みはするものの致命傷が与えられない。

「もういい、代われアキラ…」

 ユウナが良いかけたその時



”…大変お待たせしました。ようやく、準備ができました”



 突然、モニターに一組の男女が映し出された。

「!?」

「えっ、シュウリさん?」

 そこにいたのは、操縦席に座る結城シュウリと、彼の膝の上で大きく脚を広げ、こちらを向いて座る、一人の小柄な女であった。彼女の無毛の割れ目にはシュウリの男根が根本まで刺さっており、彼の拍動に合わせて、縁から白い液体を溢れさせていた。そして、片手でその上の陰核を扱き、もう片方の手で控えめな乳房を愛撫するシュウリは、朝とは明らかに違う、『狩る者』の目をしていた。

”クラウドバスター・タレットは南西方向にできるだけ遠く避難を。クラウドバスター・サヴェージは、そのドゥームズをできるだけ上に持ち上げていただけますか”

”はっ、シュウリさんっ、もうだめっ、もう出ちゃうっ!”

”我慢しなさい”



「…こっちの腕吹っ飛ばさないでよ!?」

 アキラはユウナの頭に両腕を回すと、ぐいと彼の身体を引き寄せた。
 サヴェージが、両手で蜘蛛の胴を掴み、頭上に高く掲げた。



”出るっ、あっ、漏れるっ! 見ないでぇっ!!”



 通信が切れた、次の瞬間
 凄まじい衝撃が、2人の頭上を駆け抜けた。

「ひっ…」

「う、わっ…」

 声も出ない2人。恐る恐るカメラを上へ向けると、そこには無傷のまま掲げられたサヴェージの両腕と、その間で燻る蜘蛛の残骸が映った。
 視線を移すと、遙か向こうには、長大なライフルを構えた、一機の人型クラウドバスターがいた。

「…美味しいとこ、持ってかれちゃった」

「そうだな」

 脱力したように、2人は溜め息を吐いた。
125 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 22:07:33.71 ID:i+bbSS+S0


 格納庫に戻り、オルゴンボックスから降りると、丁度ライヒ博士が待っていた。そして、その隣の人物を見て、アキラの顔が固まった。

「…ど、どうも」

 おずおずと、片手を上げる少女。白い前髪を赤い目の下で揃え、後ろ髪を2つで括った、猫背気味に立つ小柄な彼女は、朝に紹介されたユウナの二人目のパートナー、カオリであった。彼女は今、アキラと同じパイロットスーツを着ていた。

「いい加減、延び延びになってる試運転を済ましておかないとと思ってね」

 ライヒが、彼女の肩を叩く。

「実物を見た感想は? カオリちゃん」

「あ…思ったより、ちっちゃいなって…」

「悪かったな」

 唸るユウナ。アキラが、じろりと彼女を睨む。

「こう見えてこの子、体力オバケだよ。耐えきれるの?」

「ひっ」

 長身のマッチョ女に睨まれて、竦み上がるカオリ。

「脅かさないの。…大丈夫、ユウナとの相性も計算済み。あなたとは違った方向で、彼とマッチするはずよ」

「…そう」

 アキラは短く応えると、足早に出口に向かって歩いた。

「ユウナ、あたし先に帰ってるね」

「あ、ああ…」

 去っていく背中を呆然と眺めながら、ユウナは小さく頷いた。
126 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 22:14:31.45 ID:i+bbSS+S0
「…うち、嫌われてるっぽいですね」

 オルゴンボックスのハッチを見ながら、カオリがぼそっと呟いた。

「アキラに?」

「はあ。どう見てもあの人、うちのこと嫌いでしょ。はぁー、これからあの人と同じ居住区かぁ…3日以内に殴り殺されそう」

「それは流石に無いだろ。あいつだって、その内慣れる」

 ユウナは先程出てきたばかりの。カオリは生まれて初めてのオルゴンボックスへ、足を踏み入れた。
 2人の後ろで、ハッチが閉じた。壁一面のモニターが点灯し、待機画面が表示された。



↓1〜3でコンマ最大 ユウナとカオリの最初の体位(ユウナとアキラは後背位)
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 22:16:01.41 ID:Wc/dF7370
背面座位
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 22:16:19.32 ID:UQ+UBm8D0
正常位
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 22:16:36.56 ID:vXCtAAguo
屈曲位
130 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 22:29:32.64 ID:i+bbSS+S0
 床からナノマシンが湧き出し、低いベッドのような台座を形成した。その上に、カオリは仰向けに横たわり、そして腿を掴んで両脚をぐいと持ち上げた。
 ロボットアームが伸び、サニタリーピースを取り去る。腰と一緒に軽く持ち上がった太腿の間で、軽く湿った秘部が小さく口を開けた。



『パイロットX:カオリ 17歳 パーソナルスコアを検証。…完了。結果:適合。X#37に登録』



「おっほ、やっば…♥ これ、凄いまんこ見られてる…」

「しんどくないか、その体勢…?」

 ロボットアームが、ユウナのサニタリーピースも外す。先程の戦闘で一度も絶頂しなかったせいで、彼のペニスはパンパンに膨れ上がっている。

「だ、大丈夫です…早く、挿れて…」

 カウパー液の滲む亀頭を、膣口にあてがう。そして、全身で彼女にのしかかるように、ペニスをねじ込んだ。

「くぅっ…」

「あ、あっ、あっ…」

 怒張したペニスが、彼女の膣に根本まで収まった。
131 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 22:30:20.40 ID:i+bbSS+S0



  v i r g i n l o s t
 『 破 瓜 認 証 』



132 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 22:35:45.28 ID:i+bbSS+S0
 モニターに、格納庫の内景が映し出される。その景色がぐらりと傾き、そして落ちた。

「ひっ、落ちたっ…!?」



『パイロットY:ユウナ パーソナルスコアを検証。…完了。Y#02に登録済』

『オルゴンボックス、起動。クラウドバスターシステム、起動開始』



「て、テンション上がりますよね」

「はあ?」

「ロボットアニメみたいに、これから発進って…この、ピチピチのスーツも、それっぽくて」

「これは遊びじゃねえぞ」

「ひっ、ご、ごめんなさい…」



『パイロットX:カオリ パイロットY:ユウナ。結合を確認。オルゴン供給、安定』



 モニターの一部が、格納庫内を別の角度から映す。強化アクリルの水槽に満たされた液体ナノマシンが、2人の駆る鉄の戦士へと、姿を変えていく。
133 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 22:41:55.44 ID:i+bbSS+S0
 ___クラウドバスターシステムによって形成される機体は、全て名称を『クラウドバスター・〇〇』と定義されます。

 クラウドバスターの形状は様々で、人型を始め四足獣や鳥類、或いは戦車や戦闘機といった形状を取ることもできます。また、武装も剣や斧といった近接武器から、ナノマシンから作られる実弾を放つ銃や、大量のオルゴン波を放つエネルギー銃まで様々です。いかなる条件であっても、パイロットに最適な戦闘形態を実現することができます。



 では、始めましょう。



 ↓ 23:10まででコンマ最大 ユウナとカオリの操縦する機体名、およびその特徴をできるだけ詳しく
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/03(日) 22:53:28.10 ID:7xtYaMP9O
クラウドバスター・グラップル
重厚な四肢を持つ格闘戦特化機体。
見た目通り装甲は分厚く、生半可な攻撃では傷一つ付かない。
本来ならば自重で稼働もままならないが、オルゴンボックスから得られる大出力を背面に歪なほどに過剰装着されたブースターで補い高速戦闘を可能にしている。また四肢にもブースターが仕込まれており、高速の拳や蹴りを放つことが出来る。
しかし機体バランスは劣悪の一言であり、パイロットにかかるG負荷は甚大であり小回りも効かない。
なおG負荷は性交中のパイロットに予測不能な刺激を与えることもあるのでデメリットだけというわけでもない。
むしろドMなパイロットからは好評な面もある。
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 22:54:59.87 ID:Wc/dF7370
クラウドバスター・マジカル
女性型のロボット。マジカルの名前の通りに魔法少女の服装を模した装甲をしている。
この装甲にはドゥームズの体液を吸収し、クラウドバスターに使用できるナノマシンへと変換する機能がある。
ただし、体液のすべてを変換できるわけではないので、限界値を超えると装甲が溶解する。再構成するには1から出撃しないといけない。
武装は杖でこれによる接近戦と先端から大量のオルゴン派を放つビーム攻撃が出来る。
攻防に優れた機体に見えるが、長期戦は不得手(装甲が消えた後は特に)
136 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/11/03(日) 23:35:30.18 ID:i+bbSS+S0
「…何だこれ?」

 ユウナは目を疑った。
 サヴェージのような、いかにも機械然としたものを想像していたのだが、実際に出来上がってきたのは、滑らかな丸みを帯びた脚部であった。脚だけではない。くびれた腰に、丸く膨らんだ胸部。華奢な肩に、細い首。それが頭部のオルゴンボックスに接続された時、残ったナノマシンが全身を覆い、装甲を形成し始めた。
 胸の高さだけを覆う、燕尾服とビキニを組み合わせたようなトップス。フリルを詰め込みまくって、殆ど垂直に広がるミニスカート。隠せていない、股間部。

「ラプチャン…ラプチャンだ…!」

 カオリが、興奮気味に呟く。
 そう。その姿は、彼女が全身写真で着ていた、『魔法少女ラジカル☆ラプチャン』と、殆ど同じ格好であった。



『クラウドバスターシステム、起動完了。定義。名称:クラウドバスター・マジカル』



”お疲れ様。認証が完了したわ”

 モニターに、ライヒ博士が現れる。

「えっ、これヤバくないですか? うちが操縦したい」

「この体勢じゃ無理だろ」

「でもでも…ユウナ、さん? アニメとか観ないでしょ? だったら、うちが操縦したほうが強くないですか?」

「…マズくなったら交代するよ」

 ぶっきらぼうに返すユウナ。クラウドバスターの姿が気に食わないのもあるが、それ以上に、寸止めを重ねたペニスが、今にも暴発しそうであった。
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