【R-18】SEXで操縦するスーパーロボットモノ【安価】

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443 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/21(土) 22:24:53.11 ID:8W+H8s2n0
>>440 vs >>442
このコンマが奇数なら440、偶数なら442
444 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/21(土) 23:02:21.93 ID:8W+H8s2n0
「…あ」

 アキラが立ち止まった。視線の先にあるのは、小さなスポーツショップだ。店は小さいが、ガラス張りの店舗は綺麗に整備されていて、スポーツウェアやプロテインなどが売られていた。

「アキラさん? アキラさーん…」

 吸い込まれるように、店に入っていくアキラ。その少し後ろを、セレナも付いてくる。

「…何だかんだあの2人、そっくりですよね」

「取り敢えず、オレたちも入るか」

 店に入ると、アキラはプロテインを、セレナはウェアを見繕っていた。

「迷うくらいなら、買ったらどうだ?」

「それはそうなんだけど…」

 外国製のプロテインを凝視しながら、アキラが応える。

「ちょっと見たこと無いブランドだし、どうかなって…」

「…その中だったら、これ」

 不意に後ろから声がして、2人は振り返った。
 目が合う前に、セレナはさっさとレジに行ってしまった。

「ふーん」

 勧められたプロテインを手に、レジへ向かうアキラ。前に立っているセレナの肩をぽんと叩くと、一言。

「サンキュー」

「…」

 黙り込むセレナをニヤニヤしながら眺めると、自分の支払いを済ませた。
445 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/22(日) 15:42:03.44 ID:U3CXJU7y0


 次に立ち止まったのは、セレナ。

「? …あれが気になるのか?」

「…少し」

 そこにあったのは、アメリカンな横丁にはやや不似合いな和服を扱う呉服店であった。しかしよく見てみると、綺羅びやかな生地には自由の女神やグランドキャニオンといったアメリカの名所が描かれていた。

「へぇ〜、面白そうですね」

 着物も帯も、一人で着付けられるように工夫されている。買っても着られない心配はなさそうだ。

「描いてる場所に行ったことがあるの?」

「無いわよ。大体、自由の女神なんて何百年も前に老朽化で撤去されたわ。グランドキャニオンも、ドゥームズの襲撃でかなり崩されたし」

「何じゃそりゃ」

「でも…」

 店先に飾られた反物を眺めながら、しみじみと呟く。

「遠い異国の地に、とっくに無くなった景色が残っているのは、何だか」

「…」

 セレナが、店に背を向けた。

「買わないのか」

「着ないもの」

 素っ気なく言うと、彼女は歩き出した。
446 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/22(日) 15:51:18.56 ID:U3CXJU7y0


 箱根に着いたのは、もう夕方の頃だ。
 度重なる災害やドゥームズの襲撃によって、箱根は大きな被害を受けた。塩原は源泉が増えたが、箱根は逆に大幅に源泉を減らしてしまった。
 打開策として造られたのが、温泉を集約し宿泊やレジャーも兼ね備えた、箱根温泉タワーであった。

「4名様ですね。ごゆっくりどうぞ」

 部屋着となっている作務衣を受け取ると、ロッカーで着替えて共用ホールに出てきた。ここから温泉やレストラン、或いは宿泊施設へと行くことができる。

「取り敢えず、汗を流そっか」

 アキラが提案した。



↓1コンマ

00〜50 普通の風呂
51〜90 混浴(水着着用)
91〜99 家族風呂
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 15:54:30.39 ID:p9ut5aC0o
てー
448 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/22(日) 16:14:22.89 ID:U3CXJU7y0


「ふぅ…」

 広い湯船に肩まで浸かって、ユウナは溜め息を吐いた。湯はどちらかというとぬるめで、長く入っていられるようであった。何より、近くにパートナーの3人がいないので、他の客がいるにも関わらずいつもより静かに思えた。
 一人になると、どうしても意識は来週の九州奪還作戦に移る。
 共に出撃するサイドは、頼もしい男だと思う。しかし、彼は九州に居座るドゥームズ、『ポリボア』を直接見てはいないはずだ。そもそも、アレを直に見たのは、ネストではユウナただ一人だろう。
 多種多様な形態をもつドゥームズとの戦闘は、順調に見えてその実、薄氷を踏むような危うい戦闘の繰り返しだ。最初に出撃したクラウドバスターでは、まるで対応できずに応援を呼ぶこともある。

「…3人とも、か」

 クラウドバスター・サヴェージ。高い攻撃力と機動力で、素早く敵を捻じ伏せる。しかし、脚部は脆く、全体的なバランスも上半身に偏っている。伸びる腕の他に、離れた敵への対応手段が無いのも気になる。
 クラウドバスター・マジカル。棘付きハンマーとオルゴン波攻撃で、遠近ともに対応可能。ドゥームズの体液で装甲を強化することが出来、しかも空も飛べる。だが、腕力は低い。武器を奪われれば、一気に不利になるだろう。
 クラウドバスター・ヴェノム。一番クセが強い機体だ。並大抵の攻撃ではびくともしないが、こちらからはまともな攻撃もできない。ちまちまと噛んで毒を流し、倒れるまでじっと耐えるしかない。機動力も、殆ど無いに等しい。

 これらの機体を使い分けて、敵に対処することになる。ポリボアだけならまだ良いが、現在の九州は例の黒雲に覆われている。新たなドゥームズが、何体かは棲み着いていると考えて然るべきだ。

「…結局は、出たとこ勝負だな」

 そう結論づけると、彼は欠伸をした。大きなガラス窓の向こうでは、夕日が山の向こうに沈もうとしていた。
449 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/22(日) 20:58:55.59 ID:U3CXJU7y0


「…うわ」

 浴場に入って、カオリの発した第一声がそれであった。
 視線の先には、かかり湯する2人の女。黒髪と金髪、どちらも見上げるほどの長身で、腹筋はバキバキ。胸には巨大な果実。
 怪獣だ。自分もそれなりのモノを持っているのを棚に上げて、彼女は思った。
 さて、その2人であるが、どちらも黙りこくったまま、揃って湯船に足を入れた。

「…付いて来ないでもらえるかしら」

「別に、付いてきてないけど?」

 何をまたバチってるんだか。カオリは半ば呆れ気味に思った。

「馴れ合うつもりは無いって、いつも言ってるでしょう?」

「馴れ合ってるつもりは無いんだけどなぁ?」

「…」

 黙ったまま、距離を取るセレナ。アキラは追うことはせず、その場で脚を伸ばした。

「…アキラさん、もう良くないですか?」

 カオリは彼女に近寄ると、こそっと耳打ちした。

「ベタベタしたくないって言うなら、言う通りにすれば良いじゃないですか。別に、一緒にクラウドバスターに乗るわけでもないし」

「…何か、負けた気がするんだよね」

「何が」

「折角、あんたとは仲良く慣れたのに、あの人を諦めたら、こっちが負けた気がする」

「勝ち負けじゃないと思うんですけど…」

「まあ、今度の作戦では嫌でもずっと一緒だし、何か変わると思うけどね」

 そう言うと彼女は、湯船の水面を指で弾いた。



 外はもう真っ暗で、終電も近い。ネストに帰るならすぐに経たないと間に合わないが、今は長期休暇中だ。幸いここには宿泊施設もあるため、泊まるという選択肢もある。



↓1 泊まる or 帰る
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 21:25:16.23 ID:idwShNPR0
泊まる
451 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/22(日) 21:28:45.31 ID:U3CXJU7y0
今夜はここまで

あったらドゥームズ案を投げてほしい
ドカッと使う機会があるかも知れないから
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 22:26:35.00 ID:IgfSMvwM0


ドゥームズ・クィーンビー
巨女を模した上半身と蜂の下半身を持つ(ハチ娘的な感じ)
しかし、下半身の蜂の部分には針が無く穴が開いている。
ここから、小型の蜂たちを大量に吐き出す。吐き出された蜂たちは小型のため一体一体の攻撃翌力自体はそれ程ではないものの、集団で攻められると厄介。また、物を集める習性があり、クラウドバスターの持っている剣や銃などを奪ってしまうこともある。
クィーンビーの上半身が奪ったものを握るとクィーンビー様に最適化されてしまい、クラウドバスターの戦闘力が大幅にダウンし、クィーンビーの戦闘力が大幅に上がるという結果を招く
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 17:45:15.47 ID:orKpZkdG0
ドゥームズ・サウザンドアイ

その名のとおりに全身に千の目玉を持つ女性型のドゥームズ
フヨフヨと漂っているだけだが、敵影を発見すると全身の目玉からレーザーを無差別に乱射する
本体は移動力・防御力・スピードは殆んどない、索敵能力は非常に高い、レーザーは威力は高め
自分が不利になるとレーザーの乱射をやめて一点集中のレーザーを放つ その威力と輝きは超新星に例えられるほど
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 21:15:40.46 ID:uRQWYvTd0
ドゥームズ案
『レギオン』

見た目は超大型の立方体、全てが金属質でできている
移動能力は無くその場から一切動かない
攻撃手段らしいものも無く、あるとすればあらゆる物体を動けなくさせるトラクタービームが2つ3つ程度

この立方体は「要塞」であり、中には数千人もの人間大の「兵士」を抱えている
地上に送られた「要塞」はその場で「兵士」を吐き出し続け、攻撃を開始する
外に出た「兵士」はクラウドバスターそっちのけで「人間」を対象にする
(もっとも、ドゥームズ出現の際は人間の避難が済んでいるはずなので、実際は建造物等の破壊がメインになる)
クラウドバスターから攻撃されれば一応は抵抗するが、「兵士」の攻撃翌力は弱く、クラウドバスターには大したダメージを与えられない

「要塞」と「兵士」は共通してビーム兵器の類が一切通用しない
どれだけの大出力・大口径のそれであっても完全に「無視」する
「兵士」の方はクラウドバスターの他の攻撃はもちろん、人間の武器兵器で倒すことができるが
「要塞」の方は外部からではあらゆる攻撃を耐え抜いてしまう

レギオンの対処法は「要塞」の中に人間が入り込み、白兵戦でもって内部から破壊するしかない
「要塞」の中心にコアがあり、それを破壊すれば「兵士」も全て消滅する

元ネタは「新スタートレック」以降のシリーズに登場する「ボーグ」
455 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/28(土) 18:40:27.19 ID:JWE2llMv0






「はあっ、はあっ…あああああっっっ!!!」

 叫びながら激しく腰を振ると、サヴェージの爪が相手を抉った。

「らああっ! があっ!」

 彼の下で、アキラはぐったりとして動かない。

「はあっ…あ゛あっ! ぐっ、あああっっ!!」

 引きちぎらんばかりの勢いで、胸を掴み、膣内に精を放つ。
 4本の鉤爪が、敵の頭部を毟り取った。
 足元には、銀色の残骸。クラウドバスター・タレットだったもの。クラウドバスター・ナーワルだったもの。
 そして…頭を奪われた、クラウドバスター・コウガが、サヴェージの足元に崩れ落ちた。







「…っ!?」

 布団から跳ね起きて、彼は辺りを見回し、そしてほっと息を吐いた。

「また夢…」

 この頃、ろくな夢を見ない。大抵は『ドゥームズ・デイ』の光景を基にしたものだが、今度は自分がドゥームズになる夢ときた。ストレスのせいか、それとも…

「…目、冴えたな」

 まだ外は暗い。布団の上で胡座をかいて、ユウナはどうしたものかと考え込んだ。



↓1〜3でコンマ最大 どうする?

@眠れるまで布団に潜る

A部屋の外を散歩する

B備え付けの風呂に入る

Cその他、要記述
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 18:43:51.85 ID:RfNsqtOv0
2
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 18:49:42.52 ID:KUg9O1W+o
3
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 18:51:24.57 ID:OsbnMvVDO
場所によって交流する子が変わる感じかな
2
459 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/28(土) 23:07:42.36 ID:JWE2llMv0
 考えた末、彼は布団を出た。畳敷きの部屋を出てスリッパを履くと、スイートルームの扉を開けて廊下へと出てきた。
 最上階にはユウナたちの泊まる部屋しか無く、従って部屋を出れば後は休憩用のソファと、下に降りるエレベーターがあるばかりだ。
 確か、景色の見えるラウンジが2つ下の階にあったはずだ。そう思い、エレベーターに向かおうとしたその時

「…見つけました」

「はっ? …うわっ!」

 突然、後ろから肩を掴まれ、引き倒された。

「クソッ、何だよお前…」

 立ち上がろうとした彼の視界が、肌色に染まった。

「パイロットY#2、ユウナ」

 よく見ると、肌色の真ん中には深い裂け目がある。視界の外から、細い手が伸びてきて、その裂け目を広げた。

「わたしの女性器は、あなたに最適化されています」

 桜色の穴が、ユウナの目の前に広がる。

「従って、最大効率でオルゴンを発生し」

「…ユウナ?」

「!」

 はっと振り返ると、そこにはアキラ。

「どうしたの? 廊下になんて寝て」

「今、そこに誰か…」

 言いかけて、声の主が既に影も形もないことに気付く。

「…いや、何でもない」

 ユウナは立ち上がると、部屋に引き返した。
 結局、その夜は少しも眠れなかった。
460 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/28(土) 23:12:03.55 ID:JWE2llMv0


 翌朝。眠そうに目を擦るユウナを見て、カオリが尋ねた。

「眠れなかったんですか」

「…ああ」

「誰か、イビキでもかきましたっけ」

「そうじゃない」

 欠伸を一つ。
 昨日のあの出来事は、何だったのだろうか。何故、相手は自分の名を知っていたのだろうか。そして、どうやってタワーの最上階に侵入し、そして一瞬のうちに消えたのだろうか…
 温泉タワーを出る。今日も休暇は続いている。このまま帰ってもいいし、もうしばらく観光しても良い。



↓1〜3でコンマ最大 どうする?

@ネストに帰る

A外出を続ける(行き先も明記)
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 23:32:09.21 ID:FNqiZZ1W0
1
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 23:46:02.43 ID:ibGIu3UK0
できれば前日のお出かけでカオリが喜びそうなスポットに行きたいが…
2ショッピングセンター(中で新作アニメのイベントが行われている)
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 23:49:12.96 ID:OsbnMvVDO
1
464 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/29(日) 00:36:51.61 ID:cXh4E85g0
ここで一旦区切る
465 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/29(日) 14:22:25.56 ID:cXh4E85g0


 ネストの居住区に戻ると、端末に着信のアラートが届いていた。

「誰からだ…?」

 差出人には、『大河内サイド』とある。

”出撃の前々日に、私の居住区でささやかなパーティをしようと思っております。よろしければ、ご一緒にいかがでしょうか”

「へぇ、マメな人だね」

 アキラが感心したように言う。

「行くの?」

「返事は当日で良いって書いてある。その日になって決めれば良いだろ」

 メールに付箋マークをつけると、ユウナは端末を閉じた。



↓1〜3でコンマ最大 どうする?(2/7日目)
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 14:42:20.79 ID:W5ZQKuaP0
今日は家でのんびり過ごす
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 14:47:58.25 ID:8xzKWZxDO
今日は居住区で過ごすことに
最初は各自好きなDVDをレンタルしてきてその後DVD観賞
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 14:52:38.42 ID:UXzaf3Rn0
>>467
469 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/29(日) 15:26:19.85 ID:cXh4E85g0


 ユウナがソファでうたた寝していると、突然警報が鳴った。

”ドゥームズ警報。顕現レベル1を確認。クラウドバスターは出撃シークエンスの準備に入ってください”

「ユウナ!」

 トレーニングルームから、セレナが走ってきた。

「待て、オレたちは非番だ」

「…今日のファーストは…」

 一拍遅れてやって来たアキラが、テレビを点ける。内部回線を選ぶと、ドックの様子が映った。

「クラウドバスター・ソリッドと、リーマー…」

 画面が、ドローンの映像に切り替わる。どこかの水田の上空を覆う黒雲から、まさに怪獣が解き放たれようとしていた。



↓1コンマ

00〜40 ハガードクラブ
41〜60 オロチ
61〜80 クイーンビー
81〜98 サウザンドアイ
99    マリッジブルー
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 15:36:16.55 ID:8xzKWZxDO
はい
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 15:39:07.53 ID:rpBDa0Em0
これはコンマが高い方がまずいのか?
472 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/29(日) 21:53:50.30 ID:cXh4E85g0
 雲の中から、一匹の大蛇が姿を現した。
 と思うや、その隣から別の蛇が次々に現れた。そして露わになったのは、8本の首を持つ巨大な蛇のドゥームズであった。

「まるで、この間一緒に戦った…」

 セレナが呟く。

「どっちも、発想は一緒ってことか」

 小柄なリスザルめいた形状のクラウドバスター・リーマーが、画面内に乱入してきた。両手に爪で首を掻き毟り、ダメージを与えていく。しかし、傷は瞬く間に修復されていく。蛇は反撃するように、太い首を振り回し、口から何かの液体を吹き掛ける。ソリッドは警戒に当たっているらしく、画面に入ってこない。

「セカンドは誰だ?」

「Y#9、チェンと、X#30、マリーナで…機体名はクラウドバスター・グランパス」

「Grampus、シャチね。強そうな名前じゃない」

「どっちにしても、オレたちがわざわざ気にすることじゃないな」

 そう言うとユウナは、またソファに寝そべった。そこへ、セレナが口を出した。

「また寝る気?」

「良いだろ」

「勿体ないわね」

「今日はゆっくりするって言っただろ…」

 渋々、起き上がる。



↓1〜3でコンマ最大 どうする?

@やっぱり寝る

Aやっぱりトレーニング

Bその他、要記述
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 21:54:55.09 ID:rpBDa0Em0
1
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 22:09:27.15 ID:9LqUfuEH0
1
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 22:11:34.88 ID:HoYZ/Sgs0
1
476 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/29(日) 22:27:44.61 ID:cXh4E85g0
 ……が、すぐにまた横になった。

「何よ、結局寝るの」

「やっぱりゆっくりする」

 そう言うとユウナは、有無を言わさず目を瞑った。



「はぁ…はぁ…」



「はっ…うっ、はぁ…」

「…」



「はぁっ…っ……?」

 妙な肌寒さを感じて、彼は目を覚ました。主に下半身が寒い。だが、局所的に温かい…

「……!」

「…あ、おはよ」

 いつの間にかソファの脇に、アキラが膝を突いて座っていた。それだけでなく、彼女は寝ているユウナのズボンを下ろし、取り出した彼のペニスを舌で舐め回していた。

「…何やってる」

「うなされてたから、つい」

「つい、って」

 話が繋がらない。ただ、気遣うような彼女の顔を見ると、そんなことなどどうでも良くなってきた。

「…アキラ、こっち来い」

「うん」

 手を引くと、彼女はソファの上に登ってきた。
 誰もいない、薄暗くなったリビングで、どちらからともなく、2人は唇を合わせた。



↓1〜4でコンマ上から2つ どうする?
477 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/29(日) 22:36:29.78 ID:cXh4E85g0
(収拾つかないから>>224みたいに他の人呼ぶのは無しね)

(それから今夜はここまで)

(安価下)
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 23:03:22.28 ID:M64s7Sbe0
繋がったまま抱き合ってじっとする
激しい運動はしないということで
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/30(月) 00:27:16.84 ID:ZkTjvJ+N0
2のほうが良かったかな
>>478
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/30(月) 00:31:54.27 ID:erh0Ru8b0
パイずりしてもらう、乳首をよせさせ乳首が擦れるように挿入。同時に絶頂
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/30(月) 07:08:49.09 ID:L/CYexUB0
縦パイズリで胸の中に射精
482 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/31(火) 17:56:51.49 ID:XdVx9YXT0


「君、こういうの好き?」

 大きな乳房でユウナのペニスを挟むと、アキラは尋ねた。
 柔らかい2つの果実が、いきり立つ肉棒を優しく包み込み、上下に揺れる。

「…」

 答えずに、目を逸らすユウナ。アキラは微笑むと、両手に力を込めて挟んだ。

「んっ…んっ…」

 胸の谷間で、ペニスを扱く。先程の口淫のおかげで、肉棒は肌の間を滑らかに滑った。

「はっ、んっ…♥」

「っ、はぁっ」

 ユウナの腰が小さく跳ねた。いよいよ速さを増そうとするアキラに、彼は言った。

「ちょっと、手を貸せ」

 そう言うと彼は、乳房を掴む位置を変え、膨らんだ2つの先端を合わせるように内側に向けた。

「これでいい…?」

「ああ」

 彼は頷くと…くっつきあった乳首の間を擦らせるように、ペニスを突き入れた。

「あっ、ああぁっ、んんっ…♥」

 甘い声を上げ、身悶えするアキラ。一度根本まで腰を進めると、ユウナは不意にぐいと引いた。

「ひっ♥」

 そして、勢いよく腰を突き出した。

「んっ、あああぁっっ♥♥♥」

「っ!」

 絶頂するアキラ。硬く膨らんだ乳首と乳首の間で、ユウナも勢いよく射精した。
483 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/31(火) 22:23:44.41 ID:XdVx9YXT0
「はっ…汚れちゃった…」

 顔にべったりとついた精液を指で拭うと、恐る恐る口に運ぶ。

「うぇ」

「拭け」

 床に転がっていたティッシュを拾い、差し出すユウナ。

「うん…」

 数枚抜いて顔や胸を拭き、丸めてゴミ箱へ。……外して床に落ちた。

「…ま、いっか」

 ショートパンツとショーツを脱ぎ、ソファの上で脚を広げた。両腕を差し上げ、誘う。

「おいで」

「ん」

 コンドームを被せ、既に濡れた穴に肉棒を押し入れた。

「んっ…♥」

 奥まで挿入すると、そのまま倒れ込むように抱きついた。

「…動かないの?」

「ん」

「そっか。ゆっくりするって言ってたもんね」

 胸の谷間に顔を抱き寄せ、頭を撫でる。柔らかなおっぱいに顔を埋めながら、ユウナは黙って彼女の腰を両腕できつく抱き締めた。
484 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/31(火) 22:25:11.00 ID:XdVx9YXT0


 部屋が、すっかり暗くなった頃。

「…あ」

 不意に、アキラが呟いた。

「ちょっとおっきくなった」

「…」

 すり、ユウナが小さく腰を揺らす。

「んっ…びくびくしてる。出そう?」

「…」

 こくり。小さく頷く。
 アキラは、両脚を彼の腰に絡め、両腕で頭を抱き締めた。

「…いいよ♥」

「ぅあ」

 ユウナの腰が、びくんと跳ねた。

「はぁっ…出てる…あったかい…♥」

「はぁ…ぁっ…ぅ…」

 いつもよりも、絶頂が長い。コンドームの先端が精液で膨らんでいくのを、アキラははっきりと感じた。

「んぁ…いっぱい出たね…」

「…」

「抜いて、ゴム付け替えなきゃ。外れちゃう」

「…」

 ユウナは、動かない。アキラも、絡めた手足を解こうとはしない。

「…いいよ。君との赤ちゃん、産むって約束したもんね」

 背中を曲げ、唇を重ねる。ユウナは背伸びしたせいで、ゴムを残してペニスが抜けてしまった。

「やだ、抜けちゃった。また挿れて…」

 いそいそと、勃ちかけのイチモツを再び挿入する。

「ふぁ、あっ…♥♥」

 ザーメン塗れのペニスが、今度は少しの隔たりも無く、アキラの胎内に収まった。
 部屋に朝日が射す頃には、そこは彼の子種で満たされていた。アキラ自身も満ち足りた顔で、寝息を立てるユウナの頭を優しく撫で続けていた。
485 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/31(火) 22:25:53.25 ID:XdVx9YXT0
今夜はここまで

良いお年を
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 22:34:30.26 ID:dzM1Ngnl0


良いお年を
487 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/01(水) 17:39:03.87 ID:MYXAKSCv0
「…何かこの部屋、臭わない?」

「何ででしょうねーハイそれより朝ご飯出来ましたよー!」



 端末に、新しい着信があった。宛名を見ると、見覚えのない名前が書かれていた。

「『ドゥームズ研究所』…?」

 メールには、来る作戦に向けてドゥームズについての現時点での研究と、その成果を伝えたいから研究所に来るようにと書いてあった。

「前にネストで講義がありましたね。その時に、講師の人がここから来てました」

「へぇ…」

 メールに改めて目を通す。これまでは、ネストで学んだ知識だけでも対処できた。これからは、最新の知見も取り入れないと対応できないと言うことだろうか…?



↓1 研究所に
@行く

A行かない
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 17:46:30.95 ID:dxKC+P5lO
1
489 :×ネスト ○クレードル  ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/01(水) 18:03:21.47 ID:MYXAKSCv0


 居住区から、ゴンドラに乗って一度格納庫に降りる。それから籠を乗り換え、暗いトンネルを横や縦に移動していく。

「確かに、倒した後のドゥームズについて、あんまり気にしたことは無かったなぁ」

「死骸はすぐに密閉幌でパッケージングして、それから処理施設に運ぶのよ」

 すかさずセレナが講釈する。アキラは「へぇ」と頷いた。

「ホルマリン漬けのドゥームズとか、見せられたりするんですかね…?」

 やや震える声で、カオリが呟く。

「さあな。取り敢えず、これが無駄足にならなきゃ…」

 言いかけたその時、ゴンドラが止まった。
 目の前には、巨大な鉄の扉。警戒色のテープで縁取りされ、中央にはバイオハザードを始め無数の危険物標識が大きく表示されている。

「…き、緊張しますね」

「…」

 ゴンドラを降りた4人の目の前で、扉がゆっくりと開いた。



↓1〜3でコンマ最大 研究者の名前や性別など、できるだけ詳しく
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 18:39:51.33 ID:3Ch+mA890
名前 シエル・レナード
性別 女
緑色の巻き髪、眼鏡をかけたつり目の美人。Aカップの148センチ
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 18:40:51.43 ID:IyudX6eW0
櫛名田 レイル
ピンク色の長髪を持った10代前半ぐらいに見える少女……の様な姿をした男
年齢は秘密にしているが、30代以上であることは確実であるとの事
好奇心旺盛な性格で気になったものには首を突っ込まないと気が済まない。半面、目的の為ならば冷酷になることもいとわない
なお、理想のタイプは自分と同じ用紙の女の子とのこと
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 18:41:31.90 ID:aZtjMZcDO
名前 マユー・アイリス
性別 女性
ボサボサのくすんだ長髪に眼鏡ソバカスの女性
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 18:42:09.68 ID:Y2BkGNUU0
榊 キョウヤ

中年の男で、ビジュアルとしてはまあ普通
眼鏡型のディスプレイ端末をかけており、端末のガラス面に何かしら情報が常に表示されている

ドゥームズ研究を始めたのは知的好奇心のため
いわゆるクトゥルフ神話に出てくるような化け物の類に昔から興味があり
ドゥームズの存在が無ければ間違いなく世間から爪弾きにされてたであろう変人
「ドゥームズ研究あっての自分、自分あってのドゥームズ研究」が持論であり口癖

クラウドバスター含め人間には興味なし
研究はあくまでも自分のためにやっているのであって、研究成果を教えるのは「頼まれたから」にすぎない
仮にドゥームズに人類が滅ぼされたところでどうでもいいというスタンス

「知りたいからさ。私の目的はそれしかない
 なぜ彼らが生まれ、存在し、生きるのか。ただ解き明かすだけ
 そのために私はここにいるのさ」
494 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/01(水) 22:18:29.06 ID:MYXAKSCv0
 ドアの向こうに立っていたのは、意外にも若い女であった。

「アー、話は聞いてます。どうもどうも」

 眠そうな声で挨拶すると、いきなり右手に持った端末をユウナたちに向けた。

「!」

 アラート音。彼らの端末に、電子化された名刺が届く。



『国立ドゥームズ研究所 技能主任 マユー・アイリス』



「研究所にようこそ。マユーについてはその名刺に書いといたんで、暇な時にでも」

 それだけ言って、歩き出した。

「取り敢えず奥に移動しましょう。サンプルとか、色々見せるものはあるんですけど、それはまあ順を追って」

「はぁ」

 隣を歩きながら、横目で彼女の顔を見上げる。
 若い女とは分かるのだが、金とも茶ともつかない髪はボサボサのざんばらだし、分厚い眼鏡の下にはそばかすが散っている。化粧っ気の欠片もない。いかにも研究一筋で生きてきたといった感じだ。
 白い廊下を歩き、辿り着いたのは円形に机の並んだ会議室。各々席につくと、マユーは端末を操作した。

「ここでの主な業務は、クラウドバスターによって討伐されたドゥームズの死骸を回収して、解剖したり実験したり、サンプルを採取したりしてその生態とかを調べることで…」

 机の真ん中に、映像が浮かび上がる。映像には、これまで戦ってきたドゥームズや、様々な実験器具が映っている。

「そこでの成果を、クレードルでの教育に反映させたり、クラウドバスターの機能に組み込んだりします、はい」
495 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/01(水) 22:19:00.57 ID:MYXAKSCv0
 映像が消える。

「…そこ、窓から下を見てみてください」

 指差す先には、大きなガラス窓。
 歩み寄って、見下ろしたカオリが悲鳴を上げた。

「ひいぃぃぃっっ!!?」

「な、何…うわっ!」

 会議室の下には、緑色の床の巨大な空間が広がっていた。
 その真中に横たわっているのは、昨日出現した、8本首の蛇のドゥームズであった。

「名称は『オロチ』と定義されました。…まんまですね」

「アレは…何をしているの?」

 セレナの質問に、マユーはガラスに手を突きながら言った。

「空間ごとCTスキャンにかけた後、解剖するところです。ただ、ぶっ裂いてから血液が強酸でしたじゃシャレにならないんで、一通り体液とか肉片とか調べてから取り掛かります」

 よく見ると、緑の空間はいくつかのパーティションに区切られていて、隣の区画には真新しい血痕が残っている。

「もちろん、一度に一体じゃ間に合わないんで、同時に4体まで並行して解剖できます」
496 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/01(水) 23:03:03.81 ID:MYXAKSCv0
 再び席に戻る。

「じゃ、本題に入りましょうか」

 映像が浮かび上がる。今度は、黒雲の映像だ。

「マユーたちがパイロットに伝えておきたいのは、ドゥームズの構造とか機能よりも、その出現方法です」

 黒雲の中から、蛇の頭がゆっくりと降りてくる。昨日、居住区から見た中継と同じものだ。

「今の段階で、コイツが南極から黒雲を介して出てきたということが分かってます」

「それは、ドローンの映像から?」

「そう」

 映像が切り替わる。今度は黒雲に覆われた南極大陸を、遠くから映しているものだ。殆ど氷の溶け切った大地にひしめく怪獣の中に、巨大な蛇の頭が見えた。

「…でも、妙なことに」

 画面に、何かの波形を示すグラフが現れた。2つ並んだグラフは、全く違う形をしている。

「右がドゥームズに制圧される前の南極大陸で採取した、土の質量分析。左がオロチの地面に接してる部分の皮膚の質量分析。この通り、全く一致しない」

「…何が言いたい」

「コイツは南極の地面を踏んでない」

「いや、踏んでただろ」
497 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/01(水) 23:03:39.35 ID:MYXAKSCv0
「でもコイツの足に南極の土はくっついてないんですー!」

 突然、マユーが声を張り上げた。と思うや、片手で口を抑え、気まずそうに会釈した。

「…失礼。で、今度はコイツが現れた中部第6ブロックの土。こっちとは波形の一部が一致する」

「…つまり?」

「オロチ…と言うよりも、ドゥームズは」

 ずい、机の上で、マユーが身を乗り出した。間近に見ると、分厚い眼鏡の向こうは澄んだ瞳をしていた。

「黒雲を通る過程で、一度分解され、再構成される」

「…」

 黙り込んで、画面を見つめるセレナとカオリ。アキラは質問した。

「じゃあ…あの雲は、一体何なの?」

「それが今の主な研究課題」

 ちらりと、窓の方に目を遣る。

「現時点で分かっているのは、あの雲が無いとドゥームズは身体を維持できないということ。活動停止し、黒雲が消滅した後、ドゥームズの死骸はゆっくりと『溶け』ていきます」

「溶けて…」

 呟くユウナ。この辺りの話は、クレードルで聞いた記憶がある。
498 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/01(水) 23:05:30.35 ID:MYXAKSCv0
「何より、地球上に存在する内の4割の核弾頭をぶち込んでも、傷一つ付かなかった相手が、よく分からないセックスパワーであっさり死ぬ事実。このことから、ドゥームズの身体を構成しているものは多かれ少なかれ、クラウドバスターのそれと共通していると考えます」

「Stop, stop!」

 セレナが慌てて止めた。

「話が見えないわ。オルゴン波でドゥームズを倒せることが、どうしてドゥームズとクラウドバスターの共通性に繋がるというの?」

「水溶性の物質が水に溶け、脂溶性の物質が油に溶ける…それと同じで、オルゴンで出来ているからこそオルゴンによって溶かし、崩すことができる。そういう理解で構いません」

「…」

「ここからは、マユー個人による仮説です。…ドゥームズと黒雲の関係は、クラウドバスターとオルゴンボックスの関係に似たものと考えます」

「黒雲が、ドゥームズを操っている?」

「それは分かりません。ただ、黒雲から何らかのエネルギーが供給されていることは確かでしょう。或いは、黒雲そのものがドゥームズの身体の材料なのかも。もっと具体的に言うなら、3次元的に実体を得たオルゴン粒子、オルゴンとナノマシンを一緒にしたもの、ではないかと、マユーは考えてるわけです」

 一息に言い終えると、マユーは深呼吸した。それから、再び眠そうな声になって言った。

「…以上、本題終わり。後は適当に見学でもしていきましょうか」



↓1〜3 見学する場所、またはマユーへの質問
499 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/01(水) 23:06:59.17 ID:MYXAKSCv0
今夜はここまで

もっとロボットバトルを全面に押し出していきたいことだなあ

安価下
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 23:09:53.53 ID:3Ch+mA890
おつ
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 09:35:06.20 ID:2fLnxx4G0
今まで現れたドゥームズの博物館
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 23:37:11.50 ID:KUhoDcL+0
質問 なぜドゥームズの研究をしているのか
503 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/03(金) 17:07:49.93 ID:xUkaB8us0
あといっこ

できたら今夜始める
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/03(金) 17:13:42.20 ID:KhWJJX2DO
質問
ドゥームズの研究の中で何か気になったことはあるかどうか
505 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/03(金) 20:38:36.50 ID:QqjYZ/uE0


「一つ、気になったんだけど」

 施設内を歩く道すがら、アキラが尋ねた。

「マユーさんが、ドゥームズ研究を始めたのは、何でなの?」

「人類を脅かす存在に科学の力で立ち向かい、人々の未来の幸福に貢献するため」

 と、ここまで言って、ふと目を細めた。

「…などと、心にもない綺麗事を言ってみることです。もう叶いました」

「へっ?」

「冗談はさておき。院生時代のマユーの研究テーマは、オルゴン力学でした。でも、アクセプトの数でどうしても『アイツ』に勝てないんで、極地へのドゥームズ出現を機にテーマを変えました」

「『アイツ』って…」

 眼鏡の向こうで、目元が歪む。

「知ってるでしょう。…エリザベート・ライヒ。マユーの、研究室の同期です」

 マユーが立ち止まった。
 廊下の突き当りには、ガラスの扉があった。看板には『展示室』の文字。

「最後に、ここ見て行きましょうか」

 ドアを開け、中に入る。
506 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/03(金) 22:00:37.40 ID:QqjYZ/uE0
 広い室内には、人の背丈ほどのドゥームズのミニチュアが、ずらりと並んでいた。

「今まで撃破されてきた、日本に出現したドゥームズの模型を、説明と一緒に展示してあります」

「凄…」

 カオリが呟く。

「『オロチ』は解析中なのでまだありませんが、『サラマンダー』は先日完成しました」

 並んだ模型の端にあるのは、セレナと初めて倒したトカゲのドゥームズ。砲弾を放つ背中の穴まで精巧に再現されている。
 黄金の鳥、ケツァルカトル。蜘蛛のようなアルタ・オクタ。サラマンダーよりは小柄で、よりトカゲに近い姿のシュネル。目玉と触手に覆われた、おぞましいロータス。そして、更に前に出現したドゥームズたちを越え、展示室の最奥に並べられていたのは

「…っ」

「一番奥が、ドゥームズ・デイに出現した個体群です。左から『ピラー』『バンサー』『ガリバー』」

 ユウナの顔が歪む。それをちらりと一瞥すると、マユーは続けた。

「…一番右はまだ空席です。最後の個体『ポリボア』は、まだ倒されていませんので」

「それを、私たちがこれから倒しに行くのよ」

 胸を張るセレナに、マユーは頷いた。

「はい、良いサンプルをお待ちしてます」
507 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/03(金) 22:49:30.91 ID:QqjYZ/uE0
「あ、変な質問かもですけど…」

 ふと、カオリが口を開いた。

「ドゥームズ・デイから研究してたってことは、言ってみればドゥームズについては一番長く研究してるってことじゃないですか」

「まあ、そういうことになります」

「何かこう…ふわっとした質問で申し訳ないんですけど…こう、研究してて『あれっ?』って思ったとか、『何か変だな?』ってなったこととか、ありますか?」

「…」

 黙り込むマユー。

「あー…ごめんなさい。変なこと訊いちゃいましたね」

「いえ」

 おもむろに、マユーが片手を上げた。

「ちょっと待って下さい。今、頭の中で整理してます」

 それから、ぽつりぽつりと話し始めた。

「…ドゥームズ研究は、実際のところ違和感の連続で…特にオルゴン力学をやってた身からすると、ドゥームズとクラウドバスターの類似性に嫌でも目が行くんですけど…」

「さっき言ってた、黒雲と」

「しーずーかーにー聞ーけーっ! …失礼。細かい共通点を挙げればキリが無いので後でお送りしますけど、ドゥームズの詳しい構造や生態が分かっていなかった頃から、どうしてクラウドバスターシステムの発想に至ったのか、考えると恐ろしくて…」

 段々と、早口になっていく。

「だって焼夷弾も核も、中性子爆弾さえ効かない相手に、ピンポイントでオルゴンが効くなんて普通考えます? 大昔のオカルトを実証したは良いものの、今日に至るまでろくすっぽ実用化できてなかったものを…確かに極地制圧から4年のスパンがあったとは言え、初めて人のいる地を襲った『ドゥームズ・デイ』の時には既に試作品が出来上がっていて、それも丁度ドゥームズが襲撃した日本に用意されていて、パイロットも工面して…あまりに虫がよすっ」

 息が切れたのか、ゼエゼエと喘ぎながら言う。

「…良すぎる」

「博士が怪しいって、そう言いたいのか」

 ユウナが、マユーを睨む。
 マユーは、臆すること無く頷いた。

「その通り。オルゴンで以てドゥームズを倒せると最初に宣い、クラウドバスターシステムを提唱し……そして、『自ら実行した』のが、アイツだから」

「…えっ?」

 アキラが、目を見開いた。

「『自ら実行した』? それって」

 マユーが、頷いた。そして、答えようとしたその時、ユウナが彼女を制止した。

「ユウナ…」

「…もう良い。オレが話す」

 彼は、震える息を吸い、そして言った。

「ドゥームズ・デイの日、2機のクラウドバスターが出撃した。一機はガリバーにやられた『クラウドバスター・ローンウルフ』。そしてもう一機が、『クラウドバスター・プライマス』。操縦者はオレと……」

 3人を順に見て、続ける。
508 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/03(金) 22:50:36.32 ID:QqjYZ/uE0



「……パイロットX#1、エリザベート・ライヒ博士だ」


509 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/03(金) 22:51:12.41 ID:QqjYZ/uE0
今夜はここまで
510 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/03(金) 22:59:39.26 ID:QqjYZ/uE0
今の内に安価だけ投げとこう



↓1〜3でコンマ最大 明日は何をする?(4/7日目)
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/03(金) 23:39:11.72 ID:uXP288PK0
トレーニング
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/03(金) 23:48:42.01 ID:Ij+WoRKn0
女の子3人と話し合い個別でデート
ジャンケンの結果カオリと最初にデートすることに
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/03(金) 23:49:52.22 ID:KhWJJX2DO
>>467
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/03(金) 23:56:46.07 ID:uXP288PK0
ケツァルカトルって>>234-243に出てきた怪鳥のことでおk?
515 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/04(土) 17:20:39.93 ID:4V93x6iY0
そうです

今日はしんどいので更新はない
516 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/06(月) 19:42:29.56 ID:ovyUQdhK0
 蒸し暑いトレーニングルームに、マシーンの軋む音だけが響く。アキラとセレナは言わずもがな、カオリでさえ派手に呻いたりはせず、黙々と鉄アレイを上下している。
 ユウナは、そこにはいなかった。

「…ねえ、セレナ」

「…What」

「あんたって、どうしてクラウドバスターに、乗ろうと思ったの」

 バーを上下に動かしながら問うアキラ。セレナは、ペダルを蹴りながら答える。

「ドゥームズを、多く殺すため」

「ドゥームズが、憎いの?」

「ええ。奴らは…私の、大切な人を、殺した」

「そうなんだ」

 沈黙。
 再び、アキラが問う。

「…ユウナは、何で戦ってるんだろ」

「彼も、家族を殺された、んじゃないの」

「えっ?」

 アキラの手が止まる。

「どうしてそう思うの?」

 セレナも、手を止める。

「彼に、同じ質問をされたの。クラウドバスターのパイロットになったのは何故かって。ドゥームズ
を殺すためと答えたら、真っ先に親を殺されたのか訊かれた。きっと彼もドゥームズに親を殺されたから、そう思ったのよ」

「それは無いよ。だってユウナ、オレに家族はいない、家族がいないことを憐れむ気持ちも分からないって、前に言ってたもん」

「What?」

 眉をひそめるセレナ。

「じゃあ、どうして…」

「…やっぱ」

 そこへ、カオリが控えめに口を挟んだ。

「博士、なんじゃないですかね…?」
517 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/06(月) 19:52:58.51 ID:ovyUQdhK0


 自室にて。机の前に座って、ユウナはじっと昔のことを思い出していた。

 彼には、生まれてから7歳までの記憶が無い。
 物心付いた時、彼はアメリカにいて、広い家で1日の半分を独りで、そしてもう半分をライヒ博士と2人で暮らしていた。彼女が、彼の家庭教師であった。彼は、学校に通ったことが無かった。
 その頃、彼女はまだ博士号を持っていなかったし、研究の話が2人の間で出ることも無かった。ユウナは彼女を『リザ』と呼んだ。彼は彼女を大切に思っていたし、一緒にいる時は食事も、入浴も、寝る時も一緒で、少しも疑問に思わなかった。

「…」

 11歳の頃、彼はリザと共に日本に渡ってきた。この頃にはリザは博士号を取っており、それまでとは比較にならないほど忙しくなった。その頃彼は、初めて同世代の他人と接した。そして、『家族』という概念を知った。
 親がいない子供なんて、珍しくない。血縁亡国論が廃れて久しいが、それでも我が子をAI管理された育成施設に引き渡す夫婦は今でもいる。
 しかしユウナは、人並みに家庭の中で育った子供たちを見た。父に叱られたと泣く子を見た。母に褒められたと喜ぶ子を見た。兄弟を失ったと、塞ぎ込む子を見た。家族とは、そういうものだと思った。
 故に、彼は言った。



「リザは、ぼくの家族なんだね」



 ___リザは、はっきりと、「違う」と言った。
 この瞬間、彼の世界から、彼の『家族』は永遠に消えた。
518 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/06(月) 19:53:36.52 ID:ovyUQdhK0




「パイロットY#2」

「! 誰だっ!?」

 立ち上がり、振り返る。そして、息を呑んだ。

「お、お前は…」

「決戦の時が近付いています」

 それは、有無を言わさぬ勢いで彼に歩み寄ると、そのままベッドの上に押し倒した。
 腰の上に跨り、胸に両手を置く。

「従来のクラウドバスターでは対抗不可能です。あなたとわたしが結合することで、直ちに最大戦力を得ることが可能です」

「そ…そんなの知るかよ!」

 ユウナは叫んだ。

「大体、お前は何者だ?」

「それは、あなたがご存知の筈」

「知ってるから訊いてるんだ! だって…あいつは、もう」

「ユウナ?」

 突然、部屋のドアが外からノックされた。
 その瞬間、それは跡形もなく消え去った。

「そろそろお昼にするけど、どうする?」

「あ、ああ」

 ドアを開け、顔を覗かせるアキラに、ユウナはベッドから降りて歩み寄った。

「オレも行く。午後からは、オレもトレーニングするよ」
519 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/06(月) 19:56:07.45 ID:ovyUQdhK0


「ふぅー、今日も追い詰めた!」

 ストレッチを終え、伸びをするアキラ。その隣でノビるカオリに、まだストレッチを続けるセレナ。

「…さ、汗流しに行こっかな」

 誰にともなくそう言うと、彼女はちらりとユウナを見た。そうして、妖しげに目を細めた。



↓1〜3でコンマ最大 どうする?
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 20:30:04.94 ID:fS4Brvkl0
全員で風呂に入る
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 20:31:07.49 ID:VvGjmbKDO
カオリを介抱する
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 20:32:25.68 ID:PqhEn94Q0
>>520
523 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/06(月) 20:57:25.26 ID:ovyUQdhK0


「日本人って、いつもこうなの?」

「み、皆が皆こんなことしないですよ…」

 呆れ気味に言うセレナに、湯船の隅から答えるカオリ。ユウナとアキラは、そんなやり取りなどお構い無しで、隣りあった椅子に座って身体を洗っている。

「そう言えば、大河内さんから誘われてるの、明日だよね。行くの?」

「明日考える」

 頭を洗いながら、ユウナは短く返事する。胸をスポンジで擦りながら、アキラがまた尋ねた。

「そう言えばさ」

「うん?」

「さっき、部屋で何か叫んでたけど、アレ何?」

「!」

 ユウナはどきりとした。
 先程の出来事を、彼女に話しても良いものだろうか…



↓1

@話す

A話さない
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 20:58:48.02 ID:PqhEn94Q0
2
525 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/06(月) 21:07:14.48 ID:ovyUQdhK0
「…いや、何でもない」

 迷った末、話さないことにした。
 あれに触れるとなると、必然的にドゥームズ・デイの詳細に触れることになる。既にある程度は話してしまったが、これ以上はまだ伏せておきたかった。



 翌日。
 サイドから誘われている、出撃前パーティの日だ。もし行くなら、午前中に返事することになっている。



↓1〜3でコンマ最大 どうする?(5/7日)

@行く

A行かない(代わりにどうするか明記)
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 21:33:03.77 ID:VvGjmbKDO
1
527 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/06(月) 21:42:01.58 ID:ovyUQdhK0
今夜はここまで

安価下
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 21:51:45.12 ID:8QKGHfKX0
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/06(月) 22:11:45.82 ID:cfiKJfYS0
1
530 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/08(水) 21:21:46.73 ID:fTbIeGJr0
 パーティに参加する旨をメールすると、すぐに返事が来た。



”こちらの居住区はNE01です。15時から開始の予定なので、良い時にお越しください”



「まだ結構時間がありますね」

 カオリが言った。

「どうします?」



↓1〜3でコンマ最大 どうする?
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 21:40:54.27 ID:IO6XJYZK0
アキラおススメの映画をみんなで見る
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 21:43:08.76 ID:SRBxN6kS0
カオリが借りてきた映画を見る
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 21:45:29.78 ID:l7zpUNMDO
パーティーで着用する服を選ぶことになり、女の子達のファッションショーみたいになる
534 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/08(水) 21:58:20.95 ID:fTbIeGJr0
「そうだ!」

 不意にアキラが声を上げた。

「どうした?」

「折角お呼ばれしてるんだし、いつもの格好じゃ失礼じゃない?」

「言われてみれば」

「Sure…」

「…」

 同調する女2人。きょとんとするユウナ。

「試着ができる通信販売があるらしいから、良いのを選んでみようよ」



 端末から、ショッピングサイトにアクセス。各々服のサイズを入力し、気になる服を片っ端から選択していく。
 1時間後。宅配物のゴンドラに乗って、大きな箱が運ばれてきた。



↓1〜次回の更新まで 試着する服の詳細(それぞれ、誰が着るかも併記。ユウナも可)
535 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/08(水) 21:58:48.77 ID:fTbIeGJr0
そして今夜はここまで

安価下
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 22:33:26.37 ID:xFybKBte0
ユウナにはバシッとタキシードで決めてもらおう
女装させるよりも逆にかわいく見えるというオチ付きで
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:00:23.25 ID:IO6XJYZK0
セレナ
マーメイドドレス
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:06:03.96 ID:/bZ2nOwTO
カオリ
ラヴチャンのコスプレ衣装
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:07:54.45 ID:l7zpUNMDO
カオリ
ちょっと冒険して大人っぽいセクシーなドレス
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 23:08:56.13 ID:SRBxN6kS0
カオリ 黒を基調としたチャイナドレス
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 00:07:50.26 ID:1gPLsT4T0
アキラ スリットの深い青のチャイナ服
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 00:11:54.35 ID:nJrv0sL10
なんか最近安価に選ばれなかったり、選ばれたとしても他の二人と毛色が違うネタ安価でカオリ不遇だなぁ
543 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/09(木) 16:07:04.88 ID:kNrvGb/A0
アキラとセレナの衣装案もうちょっと欲しい
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 16:29:58.16 ID:29YVdDyR0
複数案採用か
セレナ 上品さと煌びやかさを合わせ持った刺繍が施された和服
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 17:13:37.75 ID:lCzRbWXgO
アキラ
ベージュ色のIラインドレス
546 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/09(木) 19:48:54.35 ID:YxFRBaVv0
各自(ユウナ除く)3つずつ出たら締め切ろうかな

あとラ『プ』チャンだ、二度と間違えるな
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/10(金) 07:04:00.70 ID:w5J5u/Js0
セレナ

Xラインの黒のドレス
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/10(金) 19:42:20.96 ID:IcS0yLWR0
アキラ

和ゴス
549 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 14:56:48.21 ID:8EiqsWCU0
「じゃあ、着替えてくるね」

 それぞれ注文した服を手に、部屋へと引っ込んでいった。



「ち、違うんです! カタログに、第1期の復刻版が載ってたからつい」

 必死に弁明するカオリ。彼女が着ているのは、燕尾服とビキニを合わせたような露出の高い服に、パンツ丸出しのフリフリスカート。そう、魔法少女ラジカル☆ラプチャンの衣装である。

「そっ、そういうアキラさんだって!」

「んー?」

 アキラはアキラで、黒い和服にフリルや鎖を付け、下をミニスカートにした服を着ている。

「ちょっと、気になっちゃった」

「何をしているのよ」

 呆れるセレナ。彼女は肩口とスカートの広がった、Xラインの青いドレスを着ている。シンプルだが、品のある佇まいだ。

「…まあ、流石にこれでは行きませんよ」

 カオリは首を横に振った。



「ちょっとカオリ、真似しないでよ」

「それはこっちの台詞ですって!」

 アキラは深いスリットの入ったセクシーな青いチャイナドレス、カオリはと言うと、これまた黒地に金糸で模様の入ったチャイナドレスであった。

「あのね、あなた達、真面目に選ぶ気はあるの?」

 水色のグラデーション模様のマーメイドドレスを纏ったセレナが、溜め息を吐いた。起伏に富んだ彼女の体型に、この着こなしの難しいドレスが非常にマッチしている。

「暴力だ! 遺伝子の暴力だ!!」

 カオリが喚く。

「…大丈夫、次は真面目に選んだから」



「…おお」

 思わず嘆息するユウナ。
 セレナが着ているのは、何と和服。青色中心だった先程までとは打って変わり、綺羅びやかな紅白色で、派手ながら上品な刺繍も入っている。

「ど…どうかしら」

「そうきたかぁ」

 腕組して頷くアキラ。彼女は、今度はシンプルにベージュ色のIラインドレスを着ている。線の細い服だけに、彼女の体型が殊更強調される。
 そんな2人を、ぼうっと眺めているカオリ。すっかり萎縮していた彼女の背中を、ユウナが叩いた。

「シャキッとしろよ」

「ひっ…だ、だって、やっぱりうちには、こんな服は」

 彼女が勇気を振り絞って纏ったのは、紫色のドレス。背中は大きく開いており、胸元も谷間を強調するように切れ込みが入っている。スカートも、左の腿をむき出したアシンメトリーだ。

「そんなことないよ」

 アキラが、笑顔で肩を叩いた。
550 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 14:58:23.71 ID:8EiqsWCU0
↓1〜5 多数決

それそれどれにする? 3人全員に投票

(例)
アキラ→Iラインドレス

カオリ→チャイナ

セレナ→マーメイドドレス



なおラプチャンは流石にナシな
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 15:14:35.24 ID:kRq2rC+g0
アキラ→Iラインドレス

カオリ→紫色のドレス

セレナ→マーメイドドレス
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 15:19:03.03 ID:ACsYvwLq0
アキラ→Iラインドレス

カオリ→チャイナ

セレナ→マーメイドドレス
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 15:40:15.71 ID:16USH0wDO
アキラ チャイナ
カオリ セクシー
セレナ 和服
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 16:03:17.49 ID:ygol7k9j0
アキラ スリットの深い青のチャイナ服
カオリ ちょっと冒険して大人っぽいセクシーなドレス
セレナ 上品さと煌びやかさを合わせ持った刺繍が施された和服
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 16:07:16.60 ID:XoJhS5hPo
セレナ→和服
アキラ→チャイナ
カオリ→紫色のドレス
556 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 16:36:17.74 ID:8EiqsWCU0


 約束の時間の30分前には、4人はゴンドラに乗ってサイドたちの居住区へと着いていた。
 結局、アキラは青いチャイナドレス、セレナは紅白の和服、そしてカオリは思い切って紫色のドレスを選んだ。

「…他の居住区に行くのは初めてだな」

 ユウナが呟いた。彼も、珍しくタキシードと正装だ。

「えっと、呼び鈴的なのは…」

 ゴンドラから降り、辺りを見回していると、奥から一人の女が走ってきた。

「あああっ、はっ、お早い到着で……ええっ!?」

 ぼさぼさ髪でジャージ姿の女は、4人を見るなり素っ頓狂な声を上げた。

「どっ、どどどどうしっ、どうしよ…」

「サイドさんのパートナーか?」

 ユウナの質問に、彼女はこくこくと何度も頷いた。

「いっ、いっ、イナバですっ、あのっ、サイドくんは奥で…」

「…早く来すぎたかしら」

 セレナが、やや声を張り上げて言った。途端にイナバが竦み上がり、首をぶんぶんと横に振った。

「ひぃっ!? そそっ、そんなことななないっ、ですっ。おおお奥に、案内します」

 そう言うと、カクンと後ろを向き、小走りに進み始めた。
557 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 17:03:04.30 ID:8EiqsWCU0
「ひょっとして、何か間違えてましたかね…?」

 服の背中や胸元を気にしながら、カオリが小声で言った。

「どうなんだろ。イナバさん、随分ラフな格好だけど」

「ここっ、こっ、こちらに、どうぞ」

 広いリビングを抜け、裏の扉を出ると、そこは木材の張られたテラスであった。
 外に出た瞬間、セレナがピクリと反応した。

「この匂い…」

 果たして、テラスの真ん中には大きなコンロが据え付けてあって、その前に屈み込んで1人の男と、2人の女が火熾しに励んでいた。

「…よし、点いたぞ」

 言いながら男が振り返る。そして、4人の姿に気づき、絶句した。
 緑色の地味なシャツに着古されたオーバーオールを穿き、軍手をして顔に煤まで付けた男。厚着の上からでも分かる筋肉質な肉体に反して表情は穏やかで、意外にもアキラと同じくらい、セレナよりもずっと低い身長であった。

「あっ、もう到着しちゃったの? ごめんなさいね、今」

 遅れて振り返った片方の女も、畏まった4人の姿に目を丸くした。

「…ささ、サイドくん、ど、どうしよ」

「あー…ツツジさん、一昨年の式典で着たスーツ…あれ、どこに仕舞ったか覚えてるか」

 4人は、全力で止めた。
558 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 17:36:48.23 ID:8EiqsWCU0


「お野菜焼けましたよー」

 ユキナという名の女が、ナスやピーマンなどの野菜を皿に取り分ける。
 ユウナたち4人は綺羅びやかな服装で、立ったまま炭火焼きの肉や野菜を味わっていた。

「いやー、申し訳ないことをした」

 タレの入った皿を手に、サイドは頭を掻いた。

「こちらの言葉が足りなかったせいで、変に緊張させてしまったか。ちょっとしたバーベキューパーティのつもりだったんだが」

「いえ、とんでもないです。こっちが勝手に勘違いしただけで」

 すぐにアキラが手を振った。

「えっと…改めて、アキラです。クラウドバスター・サヴェージの」

「うぇっ? あっ、どうも、カオリです…うちはマジカルで、この前はお世話になりました」

「クラウドバスター・ヴェノムのパイロット、セレナ・アンソニーよ。Mr. 大河内、お会いできて光栄です」

「ああ、ご丁寧にどうもありがとう」

「サイドさんと、ヤゴローのパイロットをしてました、大河内ツツジです。この度は来ていただいてありがとうございます」

 恭しく頭を下げる、サイドと同年代の女。暗い茶髪を肩まで伸ばして、白い七分丈シャツとジーンズの上から、エプロンを付けている。背は高くないが、脚が長い。

「…ユウナだ。明後日から、よろしく頼む」
559 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 17:37:25.01 ID:8EiqsWCU0
「ああ」

 それぞれ握手を交わす。ユウナの手を握った時、サイドはニヤッと笑って、小声で言った。

「…もう少し小さいのかと思っていたよ」

「!」

 それを聞いて、ユウナは思わず返した。

「もう少し、大きいのかと思ってた」

「ステルス機のコックピットは、オルゴンボックスの比じゃなく狭くてね。身長が高いと却って不利なんだ」

 そこへ、2人の女が歩いてきた。2人の間に手を繋がれてやって来たのは、小さな男の子であった。

「紹介しよう。ツツジさんとおれの息子、マイルだ」

 手を離した途端、ツツジの後ろに隠れるマイル。サイドは苦笑した。

「…この通り、人見知りだ」

「こんにちは」

 しゃがみ込み、笑顔で挨拶するアキラ。マイルは泣きそうな目で瞬きした。

「アタシたち以外には慣れてないからね〜」

 連れてきた女の一人が言った。赤毛で華奢な体格の白人であった。

「でも、可愛いでしょ。毎晩、誰がお風呂に入れるかで取り合いになるんだよ」

「こちらはメイア。セレナ君なら分かるんじゃないか? オロチのパイロットだ」

「ども〜」

「でも、ユウナさんも…」

「…」

 もう片方の、大柄な女が言いかけて、ユウナの目つきに気付いて口を噤んだ。

「…その、タキシード似合ってますよ。とってもかわ、じゃない、カッコいい」

「フミコだ。彼女は一番最近ここに来た。クラウドバスター・ドウジとして、今度の作戦に参加する予定だ」
560 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 17:45:36.99 ID:8EiqsWCU0
 食事や会話が弾み、時間が過ぎていく。秘蔵のワインも持ち出して、宴会の様相を呈してきた。

「国防軍時代を思い出すよ」

 赤い顔で、サイドが言った。

「OB会になると、おれたち現役はどこまで気をつければいいやら、ヒヤヒヤしながら酒を飲んだものだ。それこそ、ジーパンなんかで来るOBを、君たちみたいにめかしこんで出迎えたものだよ…」

「はあ…」

 酒が飲めないユウナは、努めて耳を傾け、相槌を打つ。同じく飲めないカオリも同様だ。19歳のアキラとセレナは、向こうで白ワインに舌鼓を打っていた。



↓1〜3 会話の話題
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 18:56:05.11 ID:O5uxBBZF0
それぞれのパートナーたちについて
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 19:02:02.37 ID:LUIdzDKT0
マイルの遊び相手をする
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 20:27:31.24 ID:XPfcrIwC0
クラウドバスターについて
564 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 21:34:32.30 ID:8EiqsWCU0
「…ときに、パートナーたちとは上手くやってるか」

「それなりに」

 ちらりと隣のカオリを見て、それから向こうの2人を見る。カオリが頷いた。

「良いと思いますよ。その…時々、だいぶエッチですけど」

「ははっ」

 軽く笑って、ワインを一口。

「それくらいの甲斐性が無いとな」

「あんたはどうなんだ。7人も抱えて、大丈夫なのか?」

「ああ。だが、おれ一人の力じゃないさ」

 グリルの側で、黙々と肉を焼くツツジに目を遣る。

「彼女が纏めてくれてるのが、何より大きいんだ」

「パパ…」

 そこへ、マイルがとことことやって来た。

「どうした、ママやお姉ちゃんたちは?」

 彼は答えず、恐る恐るユウナの方へと近寄った。

「…な、何だよ」

「…お姉ちゃん?」

「っ!?」

 思わず身を乗り出しかけて、カオリに腕を引っ張られた。

「ユウナさん! …ボク、この人はお兄ちゃん。オーケー?」

「おにいちゃん…?」

「おれ以外の男に会う機会が、そもそも無かったからな。珍しいんだろう。…マイル、ママたちのところへ行こうか」

「…いや」

 ところが、ユウナはサイドを止めた。それから、マイルの目の前にしゃがみ込んだ。彼の目を見て、言う。

「ユウナだ。お前、名前は?」

「…マイル」

「そうか」

 ぎこちない手付きで、小さな頭を撫でる。

「子供の相手が得意なんだな」

「そういうわけじゃない。ただ、こういう風に扱われたことがある、ってだけだ」

「…そうか」

 サイドは静かに頷いたが、それ以上は追求しなかった。
565 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 22:10:41.75 ID:8EiqsWCU0
 結局、屋内から椅子を持ってきて座ることにした。ユウナの膝の上には、マイルが座っている。

「あんた、元々空軍だったってな。…クラウドバスターは、どう思う」

「どう、と言われてもなぁ」

 サイドは考え込むようにグラスに口を付けた。

「…見ず知らずの若い女性の初めてを奪い、命懸けの状況で肌を重ねる…客観的に見れば、とんでもない兵器だよな」

「ああ、オレもそう思う」

「だが…3年も乗っていると、これ無しの人生はもはや、想像できない」

「…」

 黙りこくるユウナ。サイドは、彼の目をじっと見た。

「…国防軍からネストに移るに当たり、過去の戦闘記録は全て閲覧した」

「!」

「ドゥームズ・デイに出現した、4体のドゥームズも…2機の、プロトタイプのことも」

 彼は、深い溜め息を吐いた。

「…兵士でもない、13歳の子供が背負うには、あまりに酷い運命だ。その時に、おれがあの場にいなかったことを、まず悔やんだ」

「そ、そんなこと」

 思わず口を挟んだのは、カオリ。

「サイドさんだって、長い間一人でこの国を守ってきて…その間に、ツツジさんは2回も」

「カオリ君」

「っ!」

 突然、サイドが低い声で言った。

「その話は…マイルには生涯しないと、決めている」

「っ…ご、ごめんなさい…」

 涙ぐむカオリ。サイドは、慌てて両手を振った。

「あ、ああ、済まない。怒ったわけじゃないんだ。気に病まないでくれ」

 それから、取り繕うように外に目を向けた。

「…もう、日も暮れてきたな。明日は朝からミーティングだ」

「ああ」

「君にとっては、遺恨の一つだろう。過去の借りを返す、またとない機会だ」

「…そうだな」

 膝からマイルを下ろし、椅子から立ち上がる。

「…ちょっとは、マシになると良い。よろしく頼む」

 それから、他の女性たちと会話するアキラとセレナに声をかけた。

「そろそろ帰るぞ」

「えー、もう帰っちゃうの?」

「明日も朝早いからな。…セレナ、肉ばっかり食ってんじゃねえよ」
566 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/12(日) 22:11:08.27 ID:8EiqsWCU0
今夜はここまで
567 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/14(火) 22:20:18.13 ID:iJ6qStSi0
 午前10時。8人のパイロットと2人の研究者、そして1人の男が、ネスト地下の会議室に集まっていた。

「…ごめんなさいね、こればっかりは、関わらないわけにはいかないわ」

「…」

 ユウナは黙ってそっぽを向いた。
 ライヒ博士は、寂しそうに笑うと言った。

「何はともあれ、これで揃ったわね。知らない人もいると思うから、改めて自己紹介しましょう。……私は、エリザベート・ライヒ。今回の作戦の統括責任者をさせてもらうわ。こちらは」

「ドゥームズ研究所技能主任、マユー・アイリス」

 ぶっきらぼうに名乗ったのは、先日ユウナたちを研究所に呼んだ、マユー・アイリス研究員。相変わらず長い髪はぼさぼさで、曇った分厚い眼鏡をかけている。

「アー…ドローンや、クラウドバスターから送られた映像を元に、リアルタイムでドゥームズの解析を行い、皆さんに還元します、ハイ」

 そこまで言って、彼女は何気なくアキラの方を見た。
 目が合った瞬間…アキラは、マユーの目が怯えているのに気付き、ぎょっとした。

「彼女は、私の大学時代の同期なの」

「…そーです」

「次に、こちらは」

 ライヒが、隣に立つ黒人の男を示す。

「今回の作戦の、輸送部隊を率いるジェイス・バードマン中佐よ。彼はクラウドバスターのパイロットではないけれど、輸送機連隊の指揮官として西海岸の奪還に貢献したの。今回は、我が国初めての遠方作戦ということで、オブザーバーも兼ねて招聘したわ」

「わたしは、ジェイス・バードマン、です」

 太い声で、彼は言った。日本語で話したのはそれだけで、すぐに早口の英語で話し始めた。一瞬遅れて、首から提げた翻訳機の音声が追いかける。

「今回の作戦で、偵察ドローンと無人輸送機隊の旗艦に搭乗します。作戦の概要は、後で話します」
568 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/14(火) 22:22:11.86 ID:iJ6qStSi0
「次に、いよいよ今回の主役、クラウドバスターのパイロットたちを紹介するわ」

 テーブルの上に、立体ホログラムが浮かび上がる。まず現れたのは、バランスの良い人型で背中に2本の短剣を差し、腕に蛇型ドローンを巻きつけた、クラウドバスター・コウガ。

「パイロットY#3、大河内サイドだ。よろしく。コウガが出ているということは、ユキナ君かな」

「ユキナです」

 黒髪をショートカットにした、小柄な女が頭を下げる。昨日のバーベキューパーティで、ツツジと一緒に肉や野菜を焼いていた、おとなしそうな雰囲気の女だ。
 コウガが消え、次に現れたのは大きく翼を広げた、銀色の鳥。しかし、鋭い鉤爪の生えた足は3本あった。

「これはクラウドバスター・カラス。見ての通り、飛行能力を持つ」

「そしてあーしが、カラスのパイロットのクロハって訳よ!」

 ぎょろりと目の大きい女が、ずいと身を乗り出した。随分と若そうな見た目だ。15歳くらいに見える。

「クロハは、クレードルのエリートでね。おれのところに来たのが16歳の頃だ。カラスは、戦闘というよりは偵察を主にすることになるだろう」

 カラスが消え、最後に現れたのは無骨な巨人。手には青いオルゴンの光を纏った、長い棍棒を握っている。

「そしてこいつが、おれたちの主力機、クラウドバスター・ドウジだ。ツツジさんが子育てに専念するようになってからは、こちらが最大火力を担っている」

「お願いします」

 昨日の大柄な女が、長躯を縮めるようにお辞儀した。

「…あっ、フミコっていいます」

 続いて、ドウジの代わりにクラウドバスター・サヴェージが投影された。

「…ユウナだ」

 ジェイスの方を見て、彼は名乗った。

「まず、アキラとはクラウドバスター・サヴェージに搭乗する」

「あたしがアキラです。サヴェージは近接型で、スピードと火力重視の機体です。見ての通り、脚が弱点だけど」

 マジカルが投影されると、カオリが口を開いた。

「あっ、カオリです。うちのはクラウドバスター・ラプチャン…じゃなかった、マジカルです。能力は、色々…っていうか魔法少女ラジカル☆ラプチャン第一期を見れば大体分かりますんで…駄目?」

 最後に、ヴェノムが投影された。

「…クラウドバスター・ヴェノム。私がパイロットのセレナ・アンソニーよ」

「…」

 ジェイスの眉がぴくりと動いた。

「防御力、再生力に優れている。腕からは毒を流し込むこともできる。その代わり、機動力や火力は低い」

「あなた…」

 ジェイスが何か言いかけて、黙った。
569 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/16(木) 21:19:31.06 ID:BoEUeE+J0
「じゃあ、作戦の概要を話しましょうか」

 ヴェノムの画像が消え、次に浮かび上がったのは、毛むくじゃらのイノシシめいた怪獣だった。

「これが今回のメインターゲット、『ポリボア』よ。ドゥームズ・デイに東海地方に現れた4体の内、こいつだけがプロトタイプの追撃を逃れて九州地方に逃げ、居座った」

 イノシシの足元に、小さな九州を模った地図が浮かび上がる。

「直近のドローンからの写真によると、まだ阿蘇外輪山の中心に居座っているみたい。でも、九州は全域が既に壊滅状態にある」

 地図の陸地が、真っ赤に点滅した。

「これは、ポリボアの性質によるもの。このドゥームズは、見た目は巨大なイノシシに見えるけれど、実際は小さな針の塊よ。そして、この針の一つ一つが独立した生命体であることが分かっている」

 地図の脇に、細い針状の物体が表示される。マユーが付け加えた。

「小さいと言っても、人の背丈くらいはあります。こいつが時速30kmくらいで飛んできて、刺さったりします。端的に言って脅威です。単独では、あまり他の個体と離れて行動はできませんが」

 縦横無尽に飛び回る、茶色い針。飛びながらその先端が二股に割れ、やがて2本に増殖した。

「また、緩やかにですがこいつは増殖します。本当に緩やかに、ですが。どのくらい緩やかかというと、クラウドバスター・プライマスにぶった斬られた身体3分の1が今のサイズに戻るのに3年かかるくらいには緩やかです。従ってちょっとぐらい残っても慌てる必要はありません」

「…」

 硬い顔のユウナ。心配そうに彼に視線を向ける3人の女。

「一番の問題は、九州全域を覆う黒雲です。いつ新たなドゥームズが出てきてもおかしくありません。というか、既に数体確認してます。作戦中は、ポリボアだけでなくそいつらにも対処しないといけません。まあ、こちらでナビゲートします」
570 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/16(木) 21:43:49.96 ID:BoEUeE+J0
 そこまで進んで、ようやくジェイスが口を開いた。

「作戦中の物資支援について説明します。カタパルトによるクラウドバスター輸送に先立って、輸送機連隊を飛ばします。黒雲下でも行動可能な偵察ドローン30機と、大型無人輸送機6機、我々指揮隊の乗る有人機1機です。輸送機の中身は、簡易ドックです」

 今まで表示されていたポリボアの画像が消え、代わりに金属の柱と透明な隔壁で構成された箱が浮かび上がる。

「この中でのみ、クラウドバスターは機体換装を行うことが出来ます。また、第2陣からは補充用ナノマシンもお送りします。この簡易ドックを、九州の6箇所に投下・設置します」

 福岡、熊本、鹿児島、大分、宮崎、佐賀に光の点が灯る。

「また、食糧や消耗品なども供給する予定ですが、輸送機はドゥームズに対して無力ですので、予定通りにいかないことがあります。全力は尽くしますが」

「頼りにしている」

 サイドの言葉に、ジェイスは親指を立ててみせた。
 ライヒが再び口を開く。

「クラウドバスターの行動は、いつもの出撃とそう変わりないわ。起動した状態でカタパルトに載せ、北九州めがけて飛ばす。着陸後から作戦開始よ。作戦中は、2機が離れる事態は避けて。できるだけ早く戦闘区の全容を把握し、伝えるから、無理に索敵しようとはしないでね。あくまで安全が第一だから、作戦続行が困難と判断すれば、すぐに撤退を指示するわ」

「…」

 ユウナが鼻を啜った。彼を一瞬だけ見て、彼女は問いかけた。

「以上、こちらから伝えることは全部だけど、何か質問は無い?」
571 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/16(木) 21:44:43.60 ID:BoEUeE+J0
「クラウドバスターを動かせるのは2人だろう。残りのパイロットXはどうする?」

 サイドの質問に、ライヒはぽんと手を打った。

「そうだった。…操縦には参加できないけれど、オルゴンボックスに搭乗はできるわ。作戦中は常に全員がオルゴンボックスに搭乗し、操縦者以外は待機することになる。AIを調整して、シートベルト完備の席を作ってもらうわ」

「分かった」

 サイドが頷いた。



↓1〜3 作戦に関する質問
572 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/16(木) 21:54:02.02 ID:BoEUeE+J0
あ、とくに無いなら無いって書けばOK

安価下
573 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/16(木) 22:56:35.81 ID:BoEUeE+J0
 無さそうなので進める



「…他には、特に無いみたいね。今回のミーティングの内容は後で居住区の端末に送っておくから、確認してね。じゃあ、明日から頑張りましょう」



 居住区に戻ってきた。昼食も終え、午後からはまた自由時間だ。出撃前、最後の安息の時となるだろう。



↓1〜3でコンマ最大 どうする?
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 23:37:56.33 ID:iGG+o0CDO
皆と軽く散歩
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 00:46:13.65 ID:yFDx8KOM0
昔のホームドラマの再放送を見て、何となく未来の家族予想図について語り合う
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 06:25:19.94 ID:8FHeOdFs0
4P
577 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 14:14:20.96 ID:yB+x5GT10


 居住区に戻ってきた。昼食も終え、午後からはまた自由時間だ。出撃前、最後の安息の時となるだろう。
 4人は…誰からともなく、あまり使われることのなかったラビングルームへと向かい、そして扉を閉じた。

「…ユウナっ」

 ユウナをベッドに押し倒すと、アキラは激しく唇を重ねた。前歯をぶつけ、舌を絡め、唾液を混ぜ合いながら、彼女はズボンに手をかけた。
 ところが、その手が目当てのモノに触れる前に、セレナがユウナのズボンとパンツを脱がしてしまった。

「あっ、何するの」

「私が先よ」

 セレナはベッドの上によじ登ると、着ていたシャツを脱ぎ、ブラジャーを外した。

 ___ばるん。

 そんな音がしそうな勢いで、豊満という形容詞すら足りないサイズの乳房がこぼれ落ちた。
 セレナはずっしりと重い2つの果実を両手で持ち上げると、それでユウナのペニスを挟み込んだ。

「うっ、あ」

「どう、凄いでしょ…」

 みっしりと詰まった乳房が、ペニスを扱く。あっという間に固くなったそれを、更に胸の谷間で攻め立てる。

「はぁっ、うっ」

「ほら、ほら…んっ」

 おっぱいの間からかろうじて出てきた亀頭を、口に含む。

「うっ!」

 とうとう、ユウナが射精した。

「んっ…ぅ…」

 どくどくと噴き出す精液を、口に受け止めるセレナ。強気に攻めたは良いものの、流石に精液の味には面食らったようだ。途中で離してしまったペニスを、すかさずアキラが咥え、残りのザーメンを吸い上げ、飲み込んだ。
578 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 14:14:47.60 ID:yB+x5GT10
「ん…ん…っ」

 口いっぱいに液を溜めたまま、助けを求めるように辺りを見回すセレナ。そこへカオリが近寄った。

「あ…ちょっと、良いですか」

「んん……んっ!?」

 突然、カオリがその口に食いつき、中身をじゅるりと吸った。

「んぐっ…ん…んくっ…っはっ!」

 ごくりと飲み込んで、一言。

「…うぇ、やっぱまっず」

「おい…オレを置いてけぼりにするなよ」

 アキラの口の中で堅さを取り戻したイチモツに、ゴムを被せながら言う。
 そのままベッドの上で胡座をかいて、問う。

「誰から行く?」

「アタシが」

「私が」

 同時に言いかけて、同時に黙る。

「…アキラ」

「! うん」

 急いで服を脱ぎ、裸になる。筋肉に覆われた、起伏の豊かな身体が露わになる。
 彼女はベッドの上に仰向けになると、脚を広げて陰唇を指で開いた。

「早く、挿入て…」

 コンドーム越しに紅い媚肉に触れると、既に熱く濡れていた。
 そのまま、腰を押し進めた。

「ふぁ、あんっ…♥」

 柔らかい膣穴が、ユウナのペニスを包み込んだ。
 すぐに出してしまわないよう、ゆっくりと腰を振る。

「んっ、んっ、んぁっ♥、あぁっ♥」

 腰がぶつかると、膣がきゅっと締まり、彼の形に馴染んでいく。
 無心に腰を振るユウナの後ろから、セレナが両腕を回した。

「!」

「じっとしてるのは、性に合わないの」

 言いながら彼女は、後ろから彼の乳首を指でつまんだ。

「っ!?」

「ここでも気持ちよくなるようにしてあげる…」

「はんっ、邪魔、しないでっ! あっ♥」
579 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 14:15:57.75 ID:yB+x5GT10
 ユウナの腕を掴んで引き寄せ、胸に抱きしめる。

「はっ、好きっ、ユウナっ…大好きっ…♥♥♥」

「っく…っ!」

 にわかに抽迭が止まった。びくびくと腰の震えを感じながら、アキラが囁く。

「ユウナ…この戦いが終わったら…一緒に」

「交代よ」

 今度はセレナが彼を引き寄せ、胸に押し付けた。くるりと返し、ベッドに仰向けに倒すと、精液の溜まったコンドームを剥がしてペニスを口に咥えた。

「んむっ…」

「はぁっ…何よ…こないだまで、下手くそだったくせに」

「んっ、鍛錬を、欠かさないのよ…私はね」

 そうは言うものの、手練手管とは程遠い単調なフェラだ。しかし、それは彼女は美味そうにやる。じっとりと舌を這わせ、じゅるじゅると吸い、滲んだ汁を飲み込んでいく。
 硬くなったペニスを吐き出すと、セレナはその上に跨った。

「ストップ! ゴム付けて!」

 慌ててアキラが、上を向いた肉棒にゴムを被せる。
 セレナが、腰を下ろす。

「Ah…♥」

 熱い肉のひだが、貪欲に絡みつく。騎乗位で腰を振ると、ユウナの遥か頭上で2つの巨乳がばるんばるんと揺れた。

「はっ、はっ、あっ…yeah…」
580 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 14:16:37.90 ID:yB+x5GT10
 ぎし、耳元でそんな音がして、ユウナの顔に影がかかった。
 いつの間にか枕元にカオリがいて、膝立ちで彼を見下ろしていた。

「こ、ここからだと、スカートの中が丸見えで…」

 薄暗いスカートの中に、ピンクと白の縞々パンツが見える。

「あっ♥ エッチ…で、更にパンツを…」

 スカートの中に手を入れ、ゆっくりと下着を下ろす。

「あっ、あっ…つるつるパイパンまんこ、見えちゃう…♥」

「んっ、はっ、はっ」

 一方、セレナは休まず腰を上下させながら、両手をユウナの胸に這わせた。

「背丈は小さくても…ここは、男のカラダ…♥」

「はっ、鍛えてる、からなっ」

「Aha !」

 下から突き上げられて、セレナが悶える。負けじと、腰を打ち下ろす。
 ユウナの顔を跨いで、カオリがオナニーを始めた。

「はっ…んっ、ひ…」

「はっ、ah、あっ、んっ…」

 ユウナは、下からカオリの脚に手を伸ばし…ぐいと引き寄せた。

「ひんっ!?」

 同時に、腰を強く突き上げる。

「Oh♥」

 とろけたカオリの秘部に舌を挿れながら、セレナの膣内に射精した。
581 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 14:50:46.13 ID:yB+x5GT10
「もう終わり…?」

 渋々ユウナの上から降りると、今度はカオリが彼の腹に跨った。

「はっ、ユウナさん…」

 腹筋に股間を擦りつけながら、言う。

「明日からの作戦…マジカルも、使いますか」

「使うかもな」

「んひっ…うち、今、超絶危ない時期なんですけど…」

 薄赤色の目をギラギラさせながら、熱に浮かされたように言う。

「でも…仕方ないですよね。大事な戦いですもんね。アキラさんには悪いけど…ユウナさんの第一子は、うちが産んじゃいますね…」

 ワンピースを脱ぎ捨て、16歳に似合わぬ豊満な乳房を曝け出すと、彼の鼻先に垂らした。
 ユウナが、その先端にしゃぶりつく。

「ひゃんっ…パパぁ…それは、赤ちゃんのぉ…」

 腰をずらし、ペニスを膣の割れ目でずりずりと擦る。

「気持ちぃ♥ おまんこいぃっ♥」

 中身の詰まったゴムが外れ、精液まみれのペニスがまた硬くなる。

「ひっ、硬くなったぁ♥ ごりごりっ、おまめ擦れちゃっ♥」

「カ〜オ〜リ〜…」

 そこへ、後ろから乱入者。

「抜け駆けとか、冷たいな〜!」

「あひっ!?」

 アキラが後ろから、彼女の腰に腕を回した。そうして、指先で彼女のへそをほじくり始めた。

「ひゃっ、やらっ♥ そこ弱っ、弱いんれすっ♥」

「知ってるよ〜。あたしも、後でいっぱい触ってもらうもんね」

「止めてっ、やめっ、ひゃあああっ♥♥♥」
582 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 14:52:04.11 ID:yB+x5GT10
「出るっ…」

 素股されていたユウナも、勢いよく精液を噴き出した。

「ひゃ…びくびくっ…ひてる…♥」



 4人が疲れ果てて、ベッドや床でぐったりと眠っている頃。ベッドの上でアキラに抱きつかれているユウナの頬を、何者かがぱしぱしと叩いた。

「っ、何だよ……!!?」

「ようやく起きましたか」

 侵入者が、無機質な声で言う。

「この部屋は、オルゴンに満ちていますね。わたしとあなたが性交する時ほどではありませんが」

「お前…」

 枕元の電灯を、薄く灯す。オレンジ色の明かりに、侵入者の姿が照らし出された。



↓1〜3をいい感じにMIX 侵入者の外見
 なお年齢は13歳で固定させてもらいます
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 16:23:32.90 ID:IqcYWQLB0
薄い胸 褐色の肌 白い髪 赤い瞳
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 16:27:27.11 ID:LBPD89wDO
常に目をつぶっている
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 16:30:40.99 ID:oOSUm8fmO
素足で肌の露出の多目の民族衣装の様な服を着ている
口元は紫のフェイスヴェールで覆われている
586 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 16:42:08.47 ID:yB+x5GT10
 抜けるように白いショートヘア。反対に肌は褐色。歳は13と、ユウナは知っている。少なくとも、彼女が彼の知る人物と同一であれば。しかし、彼の知る『彼女』は、まだ膨らみ始めの薄い胸を白の小さなチューブトップなんかで覆ってはいなかったし、色鮮やかな巻きスカートなんかも穿いてはいなかったし、南国風のくっきりした顔に紫のヴェールなんて被っていなかったし、その双眸を固く閉じてもいなかった。

「誰なんだ?」

「あなたの知る『彼女』と、同一です。お忘れなら、名乗りましょう。わたしは___」



↓1 少女の名前
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 16:53:27.13 ID:XnWpXOkKO
エニ
588 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 17:08:25.67 ID:yB+x5GT10
「エニ」

 ユウナが、先んじて言った。

「……パイロットX#2。クラウドバスター・ローンウルフ…ドゥームズ・デイで、Y#1共々ガリバーに殺された筈だ」

「ローンウルフは、当初想定されていたものではありませんでした。プライマスさえも。クラウドバスターのパイロットとして最も効率良くオルゴンを発生し、戦闘センスを持った男女として選ばれたのが、わたしと、あなた」

「だが…オレは」

「ライヒの裏切りによって、彼女を最初のパートナーにした」

「裏切りだと? 博士が…」

「博士の役割は、あなたを格納庫まで誘導し、わたしと引き合わせることでした。わたしの父親も。しかし彼女はそれをせず、自らオルゴンボックスに搭乗した。取り残されたわたしと父親はやむなく予備のクラウドバスターに搭乗し、急拵えのローンウルフとして出撃し、そして死んだ」

「死んだ…死んだんだ。何でここにいる!」

「…パイロットX#36のバイタル変化を確認」

「はっ?」

 その身体が、溶けていく。

「わたしは正規の手段で、再びあなたに会いに来ます。その時が、戦いの終わりです」

「あっ、おい…待て!」

 手を伸ばすも、彼女の身体は銀色の液体となって溶け、やがてどこへともなく消えていった。

「んんっ…ユウナ…?」

「…アキラ」

 アキラが、彼の腕を胸に抱き寄せる。

「どうしたの…?」

「…何でもない」

 ユウナは、首を振った。
589 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 21:39:52.41 ID:yB+x5GT10


 服を脱いで裸になり、正方形の部屋の真ん中に立つ。すると彼を囲むように4本の柱がせり出した。柱の間には2枚の黒いフィルムが張られている。
 柱が前後からゆっくりと近寄り、フィルムが彼の身体を挟み込んだ。そのまま空気が抜かれ、フィルムが身体に密着すると、壁面から放たれたレーザーが身体の輪郭を切り取り、胸と股間に穴を開けた。
 黒いボディスーツに身を包んだ彼は、次の部屋でチェストアーマーとサニタリーピースを付け、ブーツを履いて、部屋を出た。

 エレベーター前には、カオリとセレナが着替えを済ませて待っていた。

「アキラは?」

「もうすぐ来ると思いますよ」

「しばらくシャワー浴びれないから、味わって行くって」

「そうか」

 肩をすくめるセレナ。

「呑気なものね」

「お前は良いのか? 当面、肉は食えねえぞ」

「っ…こ、この間食べたから、問題ないわ」

 ユウナは鼻を鳴らした。
 自動ドアが開き、アキラが走ってきた。

「ごめんごめん、遅くなっちゃった」

「揃ったな。じゃあ行くぞ」

 エレベーターの扉が開く。4人は、白い箱の中へと足を踏み出した。
590 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/18(土) 21:40:40.29 ID:yB+x5GT10


 強化アクリルの巨大なケースが2個、レールの上を走っていく。ケースの中には銀色のナノマシンが充填され、上面にはオルゴンボックスが半分だけ飛び出ている。
 牽引車には、8人のパイロットが乗り合わせていた。

「座ってゆっくり話ができるのも、暫く先の話だな」

「サイドさー、ツツジいなくて大丈夫なん?」

 ニヤニヤしながら質問するクロハに、彼は深刻な顔で唸った。

「分からん。こんなことは、初めてだ…」

「行きて帰って、また会えますよ」

 アキラが励ますように言った。



↓23:00まで 何か話題があれば

今夜はここまで
591 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 10:48:57.79 ID:Qh6WhaLg0


 下関に着いた。関門海峡に向かって設営された簡易ドックの前で、牽引車を交代した。
 ドックから離れたところには、多くの人々が集まっている。関係者はもっと近くにいるから、彼らはクラウドバスターを見に来た市民だろう。
 ドックにケースを装填すると、上から伸びてきたクレーンアームがオルゴンボックスを掴んで持ち上げた。

「…では、行こうか」

「頑張りましょう」

「ええ、お互いに」

 短く言葉をかわすと、それぞれタラップを上り、オルゴンボックスの前に立った。
 ハッチが開く。足を踏み入れると、待機モードの灯りが灯った。

「…誰から行く?」

 ユウナが、3人を見た。



↓1〜5多数決 どれで出撃する?

・アキラ→クラウドバスター・サヴェージ(>>229

・カオリ→クラウドバスター・マジカル(>>135

・セレナ→クラウドバスター・ヴェノム(>>360
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 10:58:11.74 ID:+TQKVbhu0
カオリ
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 11:39:24.75 ID:36RazCXkO
アキラ
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 12:51:14.01 ID:QQSfrLJDO
カオリ
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 12:59:31.18 ID:r936UOGT0
カオリ
596 :3票先取したので進める  ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 13:53:49.83 ID:Qh6WhaLg0
「…この後、カタパルトでドーン、でしょ?」

 カオリが、恐る恐る言った。

「ああ」

「じゃあ、うち行きます」

 カオリが前に進み出ると、ナノマシンが湧き出して操縦席を形成した。

「大丈夫なのか? 色々…」

「一人で椅子に縛り付けられてドーンの方が嫌ですよ。ユウナさんが側にいたほうが、まだマシです」

 仰向けになり、両脚を上げる。ロボットアームがサニタリーピースを外すと、除毛された秘部が露わになる。

「それもだけど…」

「危ない日じゃないの?」

 アキラの質問に、しどろもどろに答える。

「だ、大丈夫大丈夫。膣内に出さなければ…」

「…じゃあ、行くぞ」

 ペニスを取り出すと、亀頭を入り口にあてがった。顔の横まで上げた彼女の脚を両腕で掴み、上から押さえつけるように腰を沈めた。
597 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 13:55:50.46 ID:Qh6WhaLg0
「ひぁ、あ、あっ…♥」



『パイロットX:カオリ パイロットY:ユウナ 結合を確認。オルゴン供給、安定』



「アキラ、座って」

「! そうだった」

 壁面に形成されていた、ナノマシン製の席に腰掛けると、8本のベルトと4本のアームが伸び、2人の身体をしっかりと固定した。
 ユウナとカオリにも、固定帯が巻き付く。



『クラウドバスター・マジカル、起動完了』



”…おお、繋がった”

 モニターに、サイドとユキナが映った。サヴェージに似たモーターサイクル型の操縦席で、2人は後背位で繋がっている。

”当機はクラウドバスター・コウガ。そちらは、マジカルか”

「よ、よろしくお願いします」

 カオリはどうにか首を回して、モニターを視界に入れる。
 コウガのコックピットの映像が隅に移動し、代わりにジェイスの顔が映った。

”3時間前に輸送機連隊が発進しました。司令機は現在、北九州上空に滞空中”

 ジェイスの顔が消え、無数の空撮映像に切り替わる。

”30機の偵察ドローンは、間もなく展開を終えます。安全を確認した順に、簡易ドックの設営に移ります。現時点で確認されたドゥームズは、ポリボアを除き___”



↓1コンマ

00〜10 1体
11〜40 2体
41〜80 3体
81〜98 4体
99    5体
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 14:11:19.12 ID:Ds5OoAbrO
はい
599 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 14:41:51.80 ID:Qh6WhaLg0
 目を凝らすと、小分けにされた映像の内3つに、動くものが映っている。

”2体。北西に1体と、南部に1体。各個撃破が可能と考えます”

 映像が消え、クラウドバスターの外観に切り替わる。アクリルケースが展開し、カタパルトの土台がスライドしてくる。そこから、無数の金具がせり出して、2機の脚をがっちりと固定していく。
 がくん、機体が動き始めた。

「あ、あ、あ…」

 震え始めるカオリ。

「き、緊張するね」

「…」

 カタパルトがレール上を滑り、陸地の端まで移動する。オルゴンボックスの壁面の全周が外の風景に切り替わると、目の前は既に海であった。
 関門海峡を隔てたほんの向こう側が、九州。人も文明も絶え、怪獣に支配された地。

”リニアカタパルト、準備完了。射出用意。29、28、27…”

「今度は漏らすなよ」

「ぜ、善処します」

「…セレナ、何か言うことないの」

”17、16、15…”

「パラシュート降下訓練みたいなものだわ。恐れることなんて無い」

「おい、そろそろ口を閉じたほうが良いぞ」

「ふぅぅ…っ、お゛えっ…」

”6、5、4、3、2”

「ゆ、ユウナさん…うち」

「後にしろ、舌噛むぞ」

「今じゃないと! う、うち、ユウナさんのこと…す」

”1、ゴー!!”

 次の瞬間、凄まじいGが4人を襲った。

「すい゛ぃぃぃぃ!!! …んぐっ、ん゛んーっ!?」

 すかさず口にボールギャグを詰められるカオリ。

「くうぅっ…!」

「っっっ…」

 後ろの2人も、歯を食いしばって衝撃に絶えている。
 涙と鼻水とよだれで顔をべちゃべちゃにしながら……カオリは、繋がったユウナの身体に、たっぷりとおしっこを漏らした。
600 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 17:05:30.07 ID:Qh6WhaLg0


「…っあ!」

「ひぐっ…ぐすっ…」

 ゴンドラが、地表に着陸した。固定帯やアームが外れ、ユウナは身体を起こした。

「…クソッ、だから言ったのに」

「うえぇぇん…だってぇ…」

”クラウドバスター・マジカル。そちらは大丈夫か”

「ええ、大丈夫よ」

 カオリをちらりと見てから、セレナが答えた。

”当機も無事着陸した”

”ひーっ、めっちゃ怖かった!”

 そこへ、ライヒの顔が映った。

”コウガ、マジカル両機の着陸を確認したわ。ドローンから周囲の様子はモニターしているけれど、そちらから何か見えるものは無い?”

 ユウナは、壁面のモニターに映る風景を、ぐるりと見回した。
 元は港に繋がる道路があった地域のようだ。ある程度の高さの建物は残らず崩れ落ちているし、コンクリートはひび割れて、雑草が生えている。そして、砕けた地面には、赤黒い染みのようなものが点々とこびりついていた。

「…酷いね」

 朽ちた乗用車と、その下に広がる黒い何かの汁を見ながら、アキラが呟いた。

”ドゥームズらしきものは、ここからは確認できない”

”了解。簡易ドックを組み立てるから、ゴンドラから一度降りてちょうだい”

「ああ」

 カオリの足首を掴み、左右に広げて腰を振る。
601 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 17:07:18.75 ID:Qh6WhaLg0
「んっ」

 マジカルの機体が数歩、後ろへと下がる。ゴンドラの床から降りると、上空に大型の輸送機が飛んで来た。
 輸送機から、黒い巨大な箱が投下される。それはゴンドラの上に落下すると、そのまま合体して、クラウドバスター一機分の簡易ドックとなった。

「ここで修理やパイロット交代をするってわけね」

”こちらは輸送機連隊。たった今、偵察ドローンの展開が完了しました。これより映像解析に移ります”

「そう言えば…」

 ユウナは、おもむろに腰を引き、カオリの膣内からペニスを抜いた。

「ひっ、い、良いんですか」

「こうしても良いように、この前アップグレードされたんだった」

 実際、モニターの様子に変化は無い。形成されたシートに深く腰掛けると、カオリも起き上がった。

「ふぅ…」

 足元では、何かの機械が動いて床を掃除している。ユウナはロボットアームからサニタリーピースを取り上げると、股に当てた。

「食える時に食って、出せる時に出しとかないとな…」

 呟く彼の身体が、ぷるりと震える。

”皆、具合はどう?”

「っ、今話しかけるんじゃねえっ!」

”あら、それはごめんなさい”

”博士、行動開始はいつ頃になる?”

”慌てないで。今、最適なルートを考えてるところだから”

 モニターに、九州の地図が映る。

”ポリボアは、相変わらず阿蘇から動かない。ルートの候補は2つあって、先に北西のドゥームズを倒すルートと、ポリボアを最初に倒してそのまま南下し、鹿児島のを倒してから帰り際に北西のを倒すルートが今の所挙がっているわ”

 地図の3箇所に赤い点が灯り、そこから3つのウィンドウがポップアップする。

”ドローンの映像によると、南のドゥームズは青いドラゴンみたいな個体。北西は___”



↓1コンマ

00〜30 ハガードクラブ
31〜60 フレイムホーク
61〜80 クイーンビー
81〜98 デーモンアイ
99    バベル
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 17:08:52.76 ID:r936UOGT0
603 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 20:02:30.48 ID:Qh6WhaLg0
”ドゥームズ研究所から、悪いお知らせです”

 突然、マユーが通信に割り込んだ。

”北西のドゥームズは、ポリボアよりヤバいやつです”

「何だと?」

 視界の隅に、大きめのウィンドウが開く。映っているのは、人間の女のようなドゥームズ。しかし、その下半身は昆虫の腹めいて丸く、背中から伸びた翅で宙に浮かんでいた。

”先に『クィーンビー』と定義しました。こいつはその名の通り、小型の蜂型ドゥームズを生み出し、使役します。それ自体も厄介ですが、何よりこいつらは、物を拾ってくる習性があります”

 クィーンビーの手元にズームする。そこには、無数の砲身の突き出た鉄塊が握られている。

”ペイントからこれはしんりゅう型駆逐艦の残骸と判明しました。三番艦『こうりゅう』が九州に救助に向かい、沿岸で破壊された記録がありますので、それでしょう”

「でも…形が変わってない?」

”そこがミソです。クィーンビーは、握った物体の形状を変化させ、自身に最適化させる性質があるようです。武器を用いるクラウドバスターでは、交戦しないほうが良いでしょう。下手したら、クラウドバスター自体を相手の武器に変えられるかも”

”…聞いたかしら”

 ライヒが戻ってくる。

”ルートが決まったわ。まずはポリボア。それから南のドラゴンを倒して、最後にクィーンビーよ。場合によっては、追加でクラウドバスターを出すことになるかも。…つまり、そこまではできるから、2機だけで片付けようと無理することだけはやめて。じゃあ、頑張りましょう”

 通信が切れた。残ったのは、サイドたちとの回線のみ。

”…では、向かうとしよう”
604 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 20:07:22.56 ID:Qh6WhaLg0
____FIRST TARGET

____”POLYBOAR”





↓1〜3多数決 クラウドバスター・マジカルのまま進撃しますか?
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 20:12:00.17 ID:A4K3yyOWO
はい
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 20:27:23.22 ID:1GXEYMqx0
進撃
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 20:29:09.80 ID:QQSfrLJDO
進撃する
608 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/19(日) 20:37:18.33 ID:Qh6WhaLg0
今夜はここまで
609 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/20(月) 21:39:11.77 ID:qeJOCj9z0






「リザ! 逃げようよ!」

 リザは少年を助手席に乗せ、逃げ惑う人々と逆方向に車を走らせた。そしてトンネルを潜って地下深くへ進むと、やがて薄暗い鉄の空間に辿り着いた。
 金網の橋を渡ると、その先には巨大な黒い球体が2個、隣り合ってそれぞれ4本のワイヤーに吊り下げられていた。

「これは…?」

 質問しようとしたその時。



 ___ぱさり。



「えっ?」

 振り返ると、リザが羽織っていた白衣を脱ぎ、足元に落としたところであった。
 少年の見ている前で、彼女は黒いタイトスカートのホックを外し、ブラウスのボタンを外した。薄手のストッキングとスカートを一緒に下ろし、ブラウスを脱いで落とした。

「何やってるの…逃げようよ、早く!」

「あなたも脱いで」

「えっ…」

 背中に両手を回すと、黒いブラジャーが緩んで、柔らかな乳房がまろび出た。同じ色のショーツを引き下ろすと、綺麗に陰毛を剃り落とした艷やかな裂け目が、薄明かりの下に露わになった。

「何で脱いでるの! 逃げなきゃ…死んじゃう」

「大丈夫」

 シューズも脱いで一糸纏わぬ姿になったリザは、ゆっくりと少年に歩み寄った。

「絶対に助かるから。…さあ」

「…」

 涙を浮かべながら…少年は、着ていたシャツを脱いだ。
 おかしいことだとは分かっていた。リザが何と言おうと、今すぐ逃げないと助からないことは分かっていた。
 しかし…それでも、彼女の言う通りにすれば、何とかなると思った。それだけ、彼女を信頼してきた。信頼するに足る時間を過ごしてきた。思い出を作ってきた。

「…脱いだよ」

 素っ裸になった少年に、リザは微笑んで頷いた。



 ___がたん。



 2人の後ろで、片方の球体がハッチのように開いた。球体の中では、何かのデータを示す光が行ったり着たりしている。

「さあ…行きましょう」

 少年の肩を抱き、球体の中へと足を踏み入れる。
 ハッチが閉まる間際…2人の後ろから、怒声と共に誰かが走ってくる音がした。



610 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/20(月) 21:39:46.01 ID:qeJOCj9z0


「___さん、ユウナさんっ!」

「…っ、ああ、どうした」

 ユウナは我に返って、カオリの顔を見た。

「サイドさんたち、準備できましたよ」

 モニターを見ると、簡易ドックから一機のクラウドバスターが出てきたところであった。サイドらの乗るその機体は、先程までのコウガではなく、長い棍を携えた無骨な巨人、ドウジであった。

”待たせたな”

 通信が開いた。今度は正常位で、固く手を握り合っているようだ。相手はフミコと言ったか。体位のせいで、こちらからは後頭部しか見えない。

”ポリボアの情報を見るに、コウガよりこちらの方が有利だと判断した”

「あんたに任せる。じゃあ、出発するか」

”了解”

 ドウジが、大股に歩き出した。分厚い足がコンクリートを踏み締める度、重々しい地響きがマジカルの方まで伝わってきた。

「…さてと」

「…はい」

 カオリが再び仰向けになり、脚を上げる。ユウナは柔らかくなったペニスを手で扱いて固くすると、ひくつく肉の穴に、深々と突き挿れた。

「んっ、ぁ…♥」

「ふぅっ…じゃあ、飛ぶか」

「へっ? …うぇっ!?」

 カオリの身体が180度回転する。うつ伏せになった彼女の脚を脇に抱えると、ユウナは腰を突き出した。

「ひゃんっ♥」

 マジカルのスカートの裾から、青い光が噴き出す。すると、銀色の巨大な魔法少女は、緩やかに空へと浮かび上がった。

「ひっ、あっ、また飛んだっ…」

「あんまり締めるなよ。マジで膣内に出ちまう」

「っっっ…」

 こくこくと頷くカオリ。それとは裏腹に、何かに期待するように、彼女の膣が一瞬だけ、きゅっと締まった。
611 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/20(月) 21:40:50.89 ID:qeJOCj9z0
次回から戦闘開始

奮ってご参加ください(過疎)
612 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/21(火) 18:40:30.88 ID:/sFTQQEx0


 北九州から南下し、山間部を踏み越える。マジカルは飛んで移動できるが、ドウジは山の隙間を縫うように大股に歩いて行く。北部九州も福岡を抜ければ殆どが耕作地だが、流石に山はそういうわけにもいかない。
 従って、カルデラの中心に鎮座する、茶色い毛むくじゃらの怪獣を視認したのは、マジカルのほうが先であった。

「…心拍数が上がってますよ」

「知ってる」

「大丈夫ですか」

「うるさい」

 ポリボアの姿が、だんだんと近付いてくる。茶色の巨体は、イノシシと名付けられてはいるものの、頭も足も牙も見当たらない、どちらかと言えば毛虫か何かのようだ。
 その身体が、もさりと動いた。

「! 気付かれた…?」

「来るわ」

 セレナが、短く言った。
 今まさに、ポリボアの身体から夥しい量の針が放たれたところであった。
613 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/21(火) 18:43:28.40 ID:/sFTQQEx0
では、始めます

操縦法は>>117
機体の情報は>>135 を参照

↓1 どうする?
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 18:43:55.31 ID:xUvy1Vs4O
針をビームで撃ち落とす
615 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/21(火) 19:00:52.91 ID:/sFTQQEx0
「削るしか無い…っ!」

 両手をカオリの背中に置くと、彼女の身体をエビ反りにするように押し付け、腰を叩きつけた。

「ひぎぃっ…」

 変な声が漏れたが、日頃のストレッチの成果が出た。彼女の腰はしなやかに曲がり、ユウナの身体と密着した。
 そのまま、繰り返し腰を打ち付ける。

「ひっ、いっ、ひんっ♥」

 マジカルが、棘付きハンマーもといラプチャン☆スターを抜き、ビームを放つ。幾つもの光線が、飛んでくる針を焼き尽くしていく。
 しかし、数が多い。数本がマジカルに刺さった。

「ぐっ」

「や、だっ」

 機体が揺れた。遥か眼下では、ポリボアがむくりと身体をもたげ、マジカルを虚ろな顔で見つめていた。



↓1 どうする?
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 19:02:26.85 ID:e+At3dSG0
直接本体を狙ってビームを叩きこむ
617 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/21(火) 20:09:24.13 ID:/sFTQQEx0
「さっさと片付ける!」

 ユウナは叫ぶと、いきなり腰を激しく振り始めた。

「えっ、あっ、まっ…」

「殺す、殺す、殺す…」

 マジカルが、杖を両手で構える。その先端に、青い光が収束していく。そして…
 次の瞬間、ポリボアの身体が無数の針となって飛散した。

「!?」

「危ない!」

 アキラが叫ぶと、ユウナは我に返ってカオリの身体をぐいと傾けた。マジカルが急速旋回し、そのすぐ横を太い針の束が駆け抜けた。

”遅くなった。ドウジ、今着いた…”

 回線が開くと、サイドが絶句した。

”…フミコさん、急ぐぞ”

”はい…っ、ぁっ”

 手を握り、激しく腰を振る。
 ドウジが、棍を両手で構えた。

”…っ、出すぞっ”

”っ…んっ…!”

 抽迭が止まり、サイドの肩が強張った瞬間、ドウジの棍棒から青い炎が噴き出した。
 同時に操縦席が回転し、フミコが上になった。
 モニターの向こうで、フミコの穏やかだった目に、炎が灯った。

”…参ります!”

 ドウジが、青い光を放つ棍棒を構えた。
 茶色い槍となったポリボアが、再びマジカルに襲いかかった。



↓1 どうする?
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 20:37:38.27 ID:xUvy1Vs4O
ドウジと交互に攻撃を繰り出す
619 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/21(火) 21:38:42.08 ID:/sFTQQEx0
「…」

 ユウナは、深呼吸した。それから、カオリの身体を再び仰向けにひっくり返した。

「…フミコさん、オレたちは上から行く」

”はい。降りてきたところを…叩きます”

「せぇやっ!」

 彼女の脚を掴み、振り回す。
 マジカルが、杖を振るってポリボアを打ち返した。

「喰らえっ!」

 鼻っ柱を棘付き鉄球で打たれたポリボアは、ぐるりと旋回して地表に向かって飛んだ。

”ここです!”

 青く燃え盛る棍棒が、ポリボアを焼いた。逃げるように再び空へ向かうが、明らかにサイズダウンしている。

「まだだ、喰らえ!!」

 太腿に投影されたコンソールを操作すると、両肩から10発の青い光弾が飛んだ。それは複雑な軌道を描き、ポリボアに命中する。

”はぁあっ!”

 降りてきたところに、ドウジの一撃。
 遂に、ポリボアが空中から動けなくなった。

「オレはもう、あの日とは違う…」

 杖を構え、肉薄する。

「借りを、返してやる!」

 そして、トドメの光弾を放とうとしたその時

”…! そんな”

「あ、あっ!」

 突然、空中でポリボアの身体がぱっと広がった。それだけでなく、開いた隙間を埋めるように、その針が急速に分裂を始めた。

「おい! 復活は遅いんじゃなかったのかよ!」

”必要に応じて速度を変えられるのか、それとも『材料』が近くにあるのか”

 マユーが、通信越しに呟く。

「クソッ…」

 目の前の敵は、元の大きさを通り越して、更に空を覆わんばかりに広がっていく。このままでは、ドウジ共々押し潰されて終わりだ。



↓1 どうする?
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 21:50:28.48 ID:DL9UOTIhO
役割交換してカオリに頼む
621 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/21(火) 21:51:56.66 ID:/sFTQQEx0
今夜はここまで
622 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/22(水) 22:50:54.76 ID:0dCgst6C0
「…ユウナさん」

 不意に、カオリが口を開いた。

「この前の『予習』を思い出してください。良いですか。……『巨大化は負けフラグ』です」

「…はっ?」

 意味を尋ねようとした瞬間、操縦席がひっくり返った。

「うわっ!?」

「つまり、今が勝機!!」

 上になったカオリは身体を後ろに反らすと、一つに繋がった性器をユウナに見せつけるように、腰を揺すった。

「んふっ…♥」

 マジカルが、両手を広げる。
 そこへ、牽制とばかりに数十本の尖った毛が飛んできた。

「おい、刺さるぞ!」

「マジカルの装甲は、敵の攻撃を吸収して強くなる…!」

 その言葉通り、銀の装甲に突き刺さった毛は、そのままマジカルに吸収されていく。そして、マジカルの衣装が、だんだん分厚く、豪華になっていく。

「劇場版でいきますよ…」

 遂に、背中から大きな翼が生えた。青い光を撒き散らしながら、マジカルが急上昇を始める。
 カオリが、がくんと身体を前に倒した。両腕をユウナの首に巻き付け、激しく腰を上下に動かし始める。

「はっ、はっ、ひっ、んはっ」

「はあっ、か、カオリっ」

 ユウナは、その腰に手をやりながら言った。

「良いのか、本当に」

「何が『良いのか』、ですかっ、男の子と女の子っ、どっちが良いかって?」

 熱に浮かされたように、彼女は答える。

「…どっちでも、良いですよっ♥」

「! …っ」

 その言葉に、ユウナの中の躊躇いが消えた。
 腰を掴み、自分からも彼女の膣を突き上げる。
623 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/22(水) 22:51:24.12 ID:0dCgst6C0
「ひんっ♥ あっ♥ いいっ♥」

 腰から手を離すと、2人で指を絡め合う。
 マジカルが、杖を両手で構えた。

「はっ、あんっ♥ ひっ、ひゃぁっ♥ ……んむっ」

 唇を重ねた瞬間、ユウナの中から熱情が噴き出した。

「んんっ…♥♥♥」

 次の瞬間、マジカルの杖から青いスパークが飛び散った。それは棘鉄球の先に収束していき、巨大な光球を形成していく。

「きた…危険日おまんこに、ザーメンきちゃった…っ♥」

 操縦席が更に変形し、今度は後背位になる。
 モニターには、迫りくるポリボア。そして、それを囲むファンシーなデザインのターゲットサイト。

「もう一発、ください…っ♥」

「ああっ!」

 萎えきらないペニスを、力強く前後させる。愛液と精液が混ざり合い、白い泡になって溢れてくる。

「はぁんっ♥ もっと、くださいっ…」

 チェストアーマーを毟り取り、乳房を曝け出す。ユウナはそれを片手で掴み、もう片方の手で性感帯である臍を弄った。

「ひぃんっ♥ そこっ、弱いんれすっ♥」

「イけっ…お前も、イけっ…!!」

「ひんっ、あっ…っっっ♥♥♥」

 膣がきつく締まる。うねる肉の穴に、再び精を注ぎ込む。
 マジカルの翼が一層激しく燃え上がり、接近しようとしたポリボアが押し戻された。杖先の光球は更に膨れ上がり、漏れ出たスパークが地表までも焦がした。

”マジカル、聞こえるかマジカル! どうなっている!?”

「こちらは大丈夫ですから!」

 かろうじて、アキラが声を張り上げる。

「取り敢えず、離れてください!!」

 それだけ言うと彼女は、シートに腰掛けたままサニタリーピースを剥ぎ取り、両手で自分の股間を弄り始めた。

「んぅっ…カオリばっかり、ずるいよぉ…♥♥」
624 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/22(水) 22:52:00.51 ID:0dCgst6C0
「ひぁ…はぁぁ…♥ ……っっっ!!」

 突然、カオリが息を呑んだ。

「どうした?」

「…出た」

「何が?」

「卵子が…分かっちゃった…うち、『排卵した』…♥」

「…!」

 操縦席が動く。再びカオリが下に、ユウナが上に。両脚を上げた少女の腰を、逃げられないよう上から押さえつける、屈曲位。

「あはっ…おっきくなった…うちのこと、そんなに孕ませたいんですね…」

 両手のひらで、ユウナの頬をそっと挟む。

「…どうぞ。うちは、準備オッケーですよ♥」

「! カオリ…っ!」

 上から、下へ。腰を打ち付ける。
 真上を向いた膣穴に、陰茎を真下に突き下ろす。

「ひっ♥ はんっ♥」

 一撃、一撃。味わうように、打ち下ろす。
 粘膜が擦れ合い、子宮の入り口を深く衝く。

「はぁっ♥ 出されたらっ、始まるっ♥ 種付けレースっ♥ はじまっちゃうっっっ♥♥♥」

 膣がうねる。蜜が溢れる。子宮が、開く。

「いっとーしょーはっ、あかちゃんっ♥ ゆーなとうちのっ、あかちゃんっ♥♥ あかちゃんできるっ♥ ままになるっ♥ うち、17しゃいで、ままになっちゃうのぉっっっ♥♥♥」

「出る…出すぞっ…妊娠、しろっ!」

 カオリが、両脚をユウナの腰に、きつく巻きつけた。

「まっへ、ひっさつわざっ…一緒に…」

 はっと顔を上げる。
 目の前には、空を覆う異形。
 そして、マジカルの握る杖には、限界を超えるエネルギーが集まってきていた。

「いいれすかっ、ひっさつわざ、いっしょにっ♥」

 スパークが、止まる。
 周囲が、一瞬、静寂に包まれた。

 ___そして

「せーのっ」
625 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/22(水) 22:53:17.64 ID:0dCgst6C0



「「銀河☆ラプチャー!!!」」


626 : ◆eXipHdytqM [sage saga]:2020/01/23(木) 21:59:13.81 ID:Vy8FMWQj0
関係ないけど皆さん、ロボットアニメで特に心に残っているものはありますか

GEAR戦士電童が誰にも通じなくて泣いています
627 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 10:02:01.23 ID:yAZ3XNRt0


 白く染まった視界が、元に戻ってきた。マジカルは今…

「…お、落ちてるーっ!?」

「もう一回飛ぶぞ!」

 腰を掴み、飛行しようとする。が

「…どうなってる、全然反応しないぞ!?」

「あっ…」

 カオリが、声を上げる。

「どうした!?」

「『魔力切れ』で…装甲がパージしてる」

「はあっ!?」

 モニターを見ると、真っ赤なアラートが出現している。そして点滅する『ナノマシン喪失30%以上』の文字。

「嘘でしょ!? どうにかならないの?」

 アキラが叫んだ。
 モニターの向こうで、サイドが声を張り上げている。

”フミコさん、間に合うか?!”

”やってみます……んっ”

「No、NO ! まだ死ぬわけには…」

「やだーっ! 赤ちゃん産んでないのに、死にたくないーっ!」

 騒然となるコックピット。落下のGが、見る見る内に大きくなり……

 ……突然、止まった。

「くっ」

「ぐぇっ」

「っ、てぇ…何が起こった…?」
628 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 10:03:00.58 ID:yAZ3XNRt0
 その時、モニターにジェイスの顔が映った。

”戦闘をモニターしていたドローンから、サルベージ用のワイヤーを出しました”

 視界を動かすと、装甲を失ったマジカルの肩に3本のワイヤーが刺さっていて、機体を宙に吊り下げていた。

「た…助かった…っぁ」

「Sir…maybe…」

 脱力するカオリ。セレナは、モニターをじっと見ながら、英語で何かを呟いた。



 平地に設置された簡易ドックに、機体が下ろされた。四方から強化アクリルの壁がせり上がり、機体を囲む。

『結合を解除』

「んっ」

 ペニスを抜くと、マジカルの機体がゆっくりと融け出した。

「あっ…ヤバ…♥」

 散々出された精液が、白い塊になって溢れ出る。

「奥の奥まで、いっぱいだぁ…」

「でも、カオリはしばらくお休みだよ」

 アキラが釘を刺した。彼女が目を遣るモニターには『ナノマシン喪失34% 機体維持不可』の文字。

「…次は、青いドラゴンね」

 セレナが言った。

「サヴェージか、ヴェノム。どちらで行く?」



↓1〜3多数決 どれで出撃する?

・アキラ→クラウドバスター・サヴェージ(>>229

・セレナ→クラウドバスター・ヴェノム(>>360
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 10:36:35.16 ID:J+BNXX+MO
アキラ
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 12:37:53.55 ID:0kOcvkTDO
セレナ
631 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 15:03:25.70 ID:yAZ3XNRt0
あといっこ
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 15:15:07.98 ID:RRYCDEuG0
アキラ
633 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 15:25:21.06 ID:yAZ3XNRt0






 球体の壁面が、ぱっと明るくなった。モニターの上を、文字が走る。



”___CLOUDBUSTER SYSTEM STANDBY”



「『クラウドバスター』…?」

「黒雲を打ち払い、ドゥームズを撃退する兵器…」

「兵器? …まさか、これであの怪獣と戦うつもりなの!?」

 少年は叫んだ。

「無理だよ! そんな…死んじゃう!」

「大丈夫…」

 リザは、球体の中心に立つと少年の方を向いた。
 すると、足元から銀色の液体が湧き出した。それはリザの身体を包むように固まっていき、そのまま彼女を横たえた。背中を固定し、脚を上げ、少年に向けてリザの秘された場所、女性器を剥き出した。

「さぁ…私の脚の間に」

「で、でも」

「ええ、そうよね。一緒にお風呂に入っても、そこだけは触っちゃ駄目、いけないところって教えてきたものね」

 リザは、指先で閉じられた柔肌の裂け目を、そっと開いた。

「でも、ユウナ君はもう13歳。だから、教えてあげるわ」

「…っ」

 少年はごくりと唾を呑むと、桜色の粘膜に、恐る恐る顔を寄せた。

「ふふっ…股の割れ目の中は、初めて見るわよね。女の子にペニスは無いけれど、似たものはあるわ」

 ピンクの包皮を捲り、小豆のような突起を指で擦る。

「んふっ…ここが、そう…クリトリスって言うの。一番気持ちいいところだから、覚えておいてね…」

「…」

 息も忘れて、リザの秘所に見入る。興奮と、今まで隠されていたものを目の当たりにする背徳感で、彼は激しく震えていた。

「でも、クリトリスから放尿はできないの。おしっこは、この穴から出すの…今は時間が無いから、おしっこが出るところは今度見せてあげるわね。…そして」
634 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 15:27:08.81 ID:yAZ3XNRt0
 ひくひくと動く肉の穴に、人差し指を這わせる。

「ここは、男の子には無い部分。ヴァジャイナ…膣、おまんことも言うわ」

「これは、何のためにあるの…?」

「良い質問ね。…さあ、立ち上がって」

 言われた通り、リザの脚の間で立ち上がる少年。その、皮に包まれた陰茎が、大きく膨らんでいる。ある時期から、リザと一緒に入浴した時には、決まってこうなっていた。

「ほら…ペニスが大きくなったでしょ」

「うん。どうして?」

「それはね…」

 膝を曲げ、腰を突き出すようにして、女性器を広げる。



『___Pilot X No,1 繧ェ繝ゥ…』

『_____繝ォ__Elisabeth Reich. ___Authorized.』



「…女の子と、一つになるため」

「一つに…リザと…」

「そう。私は…」

 その時、突然足元が大きく揺れた。

「! 怪獣が」

「大丈夫! だから」

「やっぱり駄目だよ、逃げないと! ねえ」

「ユウナ君!」

 リザが、声を張り上げる。

「このままここにいても、2人で死ぬだけよ。立ち向かうの! 生きるために…」

「嫌だよ! 怖いよ、リザ…」
635 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 15:28:00.05 ID:yAZ3XNRt0
「大丈夫」

 リザは起き上がると、柔らかな胸に彼を抱きしめた。

「私とあなたが力を合わせれば、怖いものなんて無い。私が、必要なことは、全部助けてあげる。それに…もし駄目でも、その時は…最期まで、一緒よ」

「っ…リザ…っ」

 啜り泣きながら、小さく頷く。
 リザは、その頭を撫でた。

「ありがとう。じゃあ、勇気が出るおまじない」

 そう言うと彼女は、彼の前に膝を突き

「んっ」

「っ!」

 唇を、重ねた。小さな唇を吸い、舌を滑り込ませた。震える身体を抱き、迷う舌を舌で慈しんだ。
 触れ合う肌の間で、少年のペニスが更に大きく、硬くなり、熱い液体が滲んだ。

「はぁ…さぁ、立ち上がる時よ」

 口を離すと再び仰向けになり、脚を大きく広げる。開いた秘部は赤く火照り、透明な蜜が垂れている。

「男になって…私を、あなたのものにして」

「リザ…!」

 上を向いたペニスを、開かれたリザの入り口にあてがう。

「そう、その穴…そのまま、腰を前に」

「っ…くぅっ…!」

 少年の細い男性器だと言うのに、彼女の膣は驚くほど狭い。導かれるように腰を突き出すと、みしりと奇妙な感触がして、温かいものがペニスを伝った。

「はぁっ…奥まで…最後まで」

「リザ…リザぁっ!」

 そして…遂に、根本まで2人は、一つになった。



『___Pilot Y No,2 Yuna. ___Authorized.』



 がくん。ばしゃん。2人の搭乗する球体が、一瞬、何かに落下した。しかし、少年はそれどころではなかった。



『Pilot X No.1. Pilot Y No.2. Intercourse: COMPLETE. Orgone supply: STABLE.』



「ひっ…リザ…っ…」



『___Defined. ”CLOUDBUSTER PRIMUS”』



 銀色の液体が、巨人の形に組み上がっていく。2人の乗る球体は、その胸部に固定された。
 球体の中で少年は、リザの乳房に顔を埋め、声を上げて泣いていた。



636 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 20:39:09.85 ID:yAZ3XNRt0


「…」

 レーションを黙々と頬張るユウナ。隣では、アキラが床に座り込んで水を飲んでいる。

「…静かだね」

「…」

 オルゴンボックスのモニターからは、外の風景が全方向見える。夕暮れ時で、太陽が朱く沈もうとしていた。
 そう、太陽が沈んでいた。
 これまで、九州の空は厚い黒雲に覆われていた。縁の方はまだ空も見えたが、内陸まで来ると完全に陽光は遮られ、足元には雑草の代わりに苔やカビが生えていた。
 その空が、今は晴れている。ポリボアを倒したことで、黒雲の一部が消えたのだ。

「このまま、空が全部晴れるといいね」

「…ああ」

 壁の側では、カオリが寝息を立てて、セレナがもそもそと栄養バーを齧っている。
 ポリボアを倒し、周囲の安全を確認したとは言え、オルゴンボックスから出ることはできない。黒雲の上空には必ずオゾンホールがあり、そこから強力な紫外線が降り注いでいるからだ。
 次の標的は、青いドラゴンめいたドゥームズ。パートナーは、アキラを選んだ。

”レーションと水だけだと、流石に気が滅入るな”

 サイドが通信を繋いできた。

”早いところ片付けて、帰ろう”

「ああ」

 向こうも食事中のようだ。クロハが渋い顔でレーションを咀嚼している。

”次は、何で行く?”

「サヴェージだ」

”分かった。見たところ、相手に飛行能力は無さそうだ。こちらもコウガで行こう”

”よろしくお願いします”

 ユキナが映り込んで、頭を下げた。



↓1コンマがゾロ目で…
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 20:41:56.24 ID:DexuzOta0
638 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 20:47:34.55 ID:yAZ3XNRt0
____SEC縺ND TARGE繝?

___繝_””SOMETHING BLUE””
639 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/25(土) 20:52:52.25 ID:yAZ3XNRt0
今夜はここまで
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 22:46:22.44 ID:6Dszk2xe0
641 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 13:58:23.44 ID:5XwIKEyK0
 日の出と共に出発した。
 2振りの短剣を背負い、肩に蛇を巻きつけた忍者めいた姿のコウガと、屈強な腕に鋭い爪を持ち、野性的なシルエットのサヴェージ。ヒーロー好きの子供たちからの支持が高いこの2機は、荒れ果てた大地をのんびりと歩いていた。

”ミタケさんは、九州の出身だった”

 通信越しにサイドが言った。彼は膝の上にユキナを座らせ、片手で彼女の股間を愛撫している。ゆっくり歩くくらいであれば、挿入しなくても問題ない。アキラも、今はユウナの右脚を跨いで、秘部を擦りつけているだけだ。

”もう引退してしまったが、現役なら連れてきただろうな。クラウドバスター・カグヤは、強かった”

「引退した相手がいるのか?」

”ああ”

 彼は頷いた。

”今までに9人のパートナーを迎え、そして2人が抜けていった。…いや、本来クラウドバスターの操縦方法を考えれば、これでも少ないほうなのかもしれない”

 サイドは溜め息を吐いた。

”…とは言え、竜崎君のやり方が正しいとは思えないがな”

「…」

「え…」

 2人とも、どきりとした。サイドが、他人を批判するのを聞いたことが無かったからだ。

”いや、済まない。この話は止めだ。…どうする、このペースで進めば、接敵は昼過ぎになりそうだ。少し休憩していこうか”

「それが、良いと思います…んっ」

 アキラが同意した。
642 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 13:59:08.04 ID:5XwIKEyK0


”敵は現在、鹿児島湾沿岸の大隅半島側におり、移動していません”

 ジェイスが伝える。同時に表示されたライブ映像に映っているのは、首の長い恐竜めいた姿のドゥームズ。巨大な身体は鮮やかな青い鱗に覆われており、背中にはラクダのような大きなコブが付いている。眠っているかのようにじっとしているが、時折長い首をのそりと動かしては、辺りを窺っているようだ。

「呑気な奴だ」

”油断は禁物だ。どんな能力を持っているか…”

”そうですね。コイツの詳細はまだ分かりません”

 マユーが割り込んできた。

”名称も付けられませんが、取り敢えず『サムシングブルー』とでも呼んでおいてください”

「ロマンチックな名前をつけるのね」

 セレナが鼻を鳴らした。

「そうだね。…」

 アキラが、おもむろにユウナの上から降りた。サニタリーピースを取り上げると、そのまま他の3人から離れたところに移動した。サニタリーピースを付け直し、その場にしゃがみ込む。

「…ん、ぁ…」

「…」

 ユウナは、黙ってドローンの映像を眺めている。のろまな竜は、当てもなく視線を彷徨わせ……そして、何の偶然か、ドローンの方を見た。

「…!」

 カメラ越しに、目が合った。白く濁った、虚ろな目が、4つ。それが、映像越しに彼を…

 ___次の瞬間、映像からドゥームズの姿が消えた。

「What !?」

「えっ、いつの間に!?」

 叫ぶセレナとカオリに、通信の向こうからサイドが告げた。

”……そこだ”

「!!」

 アキラが急いで駆け寄り、操縦席に跨る。サニタリーピースを剥ぎ取り、半勃ちのペニスを無理矢理ねじ込むと、ユウナは言った。

「小便は済んだか」

「うっさい。…全部出したよ」

「じゃあ、行くぞ!」

 モニターの向こうでは、既に剣を抜いたコウガと、サムシングブルーが対峙していた。



操縦法は>>117
機体の情報は>>229 を参照

↓1 どうする?
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 15:12:41.30 ID:XDqhfdg7O
様子を見る
644 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 16:23:36.28 ID:5XwIKEyK0
 引き締まった尻に掌を置く。パイロットスーツの尻から脇腹にかけて、流線型のコンソールが投影された。
 サヴェージが、両腕を構える。

”先に行かせてもらう!”

”ぅんっ…♥”

 サイドがユキナに腰を打ち付けた。
 コウガが短剣を両手に、サムシングブルーに飛びかかる。そのまま、青い鱗に斬りつけた。

”せえやっ!”

 素早い動きで、繰り返し斬撃を見舞うコウガ。竜は、のろのろと首をもたげると

”…!”

 突然、竜が赤い炎を吐いた。火の玉は、咄嗟に脇に跳んだコウガの、すぐ耳元を掠めた。

「ただのノロマじゃなさそうだな」

 ユウナが呟いた。



↓1 どうする?
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 17:27:16.50 ID:r/sO0Wkv0
素早く動いてかく乱しつつ近づいて攻撃
646 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 17:52:53.92 ID:5XwIKEyK0
「…飛ばすぞ」

「うんっ……んっ♥」

 ユウナも腰を大きく振り、アキラの尻に打ち付けた。同時に、左手を脇腹へ素早く滑らせる。
 サヴェージが大地を蹴り、サムシングブルーに飛びかかった。そうして、左手の鋭い爪を鱗に振り下ろした。

「まだだっ!」

 右へ、左へ。素早く機体を駆り、サムシングブルーを身体を傷つけていく。鱗はそれなりに硬いが、サヴェージの膂力であれば貫くことができた。
 向かいから、コウガが蛇型ドローンを飛ばして首に巻き付けた。そのまま引き寄せ、後頭部に短剣を突き立てる。

「これで…」

 動きを封じられたサムシングブルーに、トドメの鉤爪を……
647 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 17:53:27.73 ID:5XwIKEyK0
「…っ!」

 ______

 ______目が、合った。

 ______白く濁った、虚ろな4つの











648 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 17:54:46.36 ID:5XwIKEyK0











 _____________________________




 ______繧ェ繝ゥ繧ッ繝ォ縺ョ蟄舌h

 ___謌代′蜈?シ溘h
649 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 20:12:58.83 ID:5XwIKEyK0






 リザにしがみつき、夢中で腰を腰を振る。
 モニターの外の光景がグラグラと揺れ、後ろへと流れていく。

「はぁっ…はぁっ…」

 街は凄惨を極めた。建物は倒壊し、車は押し潰され、道路沿いに逃げ遅れた人々が倒れている。そして、遥か向こうに見える富士双山。何世紀も前の噴火で2つに割れた山の片方が、殆ど崩れて無くなっていた。

「何…何なのこれ…」

 おろおろと進もうとして、突然体勢が崩れた。

「うわ、ああっ!?」

 浮遊感。地面が急速に近づき、そして衝突した。

「うぐっ…ひぐっ…」

「転んだだけよ。また立って」

 リザが背中をさする。

「何で…どうして、こんな」

 視線を移し、進路を遮ったモノを目にして、彼は悲鳴を上げた。

「ひいぃっ!?」

 足元に転がっていたのは、巨大な灰色の物体。柱のように長い円柱形をしているが、明らかにぶよぶよとした質感で、表面は象の皮膚のようにひび割れ、ざらついている。

「これは、『ドゥームズ』」

 リザが言った。

「人類の敵。でも、大丈夫。このクラウドバスターで、倒せるわ」

「どうやって」

「私の身体を見て」

 リザは少年の肩を掴むと、ぐいと起こした。そうして、両腕を広げてみせた。
 豊満な乳房や細い腰。白い肢体に、光で何かの文様が描かれている。

「思うままに、私に触れて」

「…うん」

 彼は、恐る恐る両手を伸ばし、彼女の両の乳房をそっと掴んだ。

「!」

 視界に、銀色の腕が映り込んで、地面を両手で突いた。
 左手に力を入れ、腰を揺すると、左腕が動いて地面を押し、ゆっくりと上半身が持ち上がった。

「そう、その調子」
650 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 20:20:17.86 ID:5XwIKEyK0
「っ…」

 右手、左手。慣れない手付きで動かし、ぎこちなく腰を振る。リザの中でペニスは温かいが、それ以外は凍えるように冷たい。
 どうにか身体を起こした瞬間、視界を何か黒いものが横切った。

「!?」

 いや、横ではない。斜め上から飛んできて、地面に激突してそのまま斜め上へと飛んでいった。

「また来た! ユウナ君、戦うのよ」

「だから、どうやって!」

 飛んでいるのは、巨大な黒い球体であった。それが、建物を破壊し、道路を砕き、人を押し潰しながら跳ね回っていた。

「イメージして。どう動かすか…私の乳房に、手を動かすコンソールがあるわ」

「…」

 乳首を中心に、無数のボタンめいた模様が並んでいる。指を動かしてそれらを押すと、手の指ががちゃがちゃと動いた。

「た、立たないと…」

 まごまごと身体を動かしていると、突然、その横を何かが駆け抜けた。
 と思った次の瞬間、跳ね回る黒い球体に、銀色の獣が襲いかかった。



651 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 20:21:25.43 ID:5XwIKEyK0


「___な、ユウナ!」

「…!!」

「ユウナ、どうしたの! 急に固まって…危ないっ!」

 正気に戻った瞬間、ユウナはアキラの腰を掴んでぐいと傾けた。

「ひぃぃっ!?」

「くっ」

 サヴェージが側転し、巨大な火の玉を辛うじて躱す。

”サヴェージ、何が起こった?”

「っ…何でもない!」

 コウガは相変わらずサムシングブルーの首を捕らえ、繰り返し剣で斬りつけている。

「クソッ…」



 ______蜈?シ溘h



「黙れ…」



 ______繧ェ繝ゥ繧ッ繝ォ縺ョ諱ッ蟄



「話しかけるな…」



 ______繧ェ繝ゥ繧ッ繝ォ縺ョo、息蟄舌h



「黙れええええぇぇぇ!!!」



 ユウナは絶叫しながら、腰を叩きつけた。



↓1 どうする?
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 21:31:58.99 ID:qza7tTdBO
操作交代
653 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/26(日) 21:56:09.62 ID:5XwIKEyK0
今夜はここまで
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 23:22:54.12 ID:6yFWr8Xw0
時々見える文字化けは演出ってことかな
655 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 19:22:00.96 ID:B5Ic9e+K0
え? 文字化けが見える?

まっさかあ
656 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 19:22:58.89 ID:B5Ic9e+K0
「ユウナ、しっかりして!」

 そこで操縦席が回転し、アキラが上になった。彼女は叫ぶユウナを押さえつけるように、彼の上に倒れ込んで腰を上下した。

「はっ、ぁんっ!」

「やめろ、くるな、それを、見せるな!」

 チェストアーマーを剥ぎ取り、胸板に手を置くと、サヴェージが両手で敵の首を掴んだ。

「せぇーのっ…!」

 そのまま、地面を蹴った。
 サヴェージの巨体が、竜の首を中心にぐるりと逆立ちした。

「回って…回って…!」

 ユウナの乳首を、指先でくるくるとくすぐる。
 サヴェージの細い脚が一つに組み合わさり、回転を始めた。

「あ…ああ…」

 呻くユウナの視線の先に、虚ろな4つの瞳が映る。



_________Orゥ繧ッ繝ォの縲∵?子よ

657 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 19:24:53.90 ID:B5Ic9e+K0




「!?」

 猛スピードで飛来した、銀色の影。それは、巨大な狼の姿のロボットであった。
 狼は跳ね回る球体の怪獣に喰らいつくと、そのままコンクリートの上に引きずり下ろした。そして、何度も地面に打ち付け、そして食いちぎった。
 動かなくなる球体。何もできずにいる少年の前に、突然ウィンドウが開いた。



”……! 繋がった”

”嫌だ! 嫌だ! 抜いて!”



 画面の向こうには、ここと同じような狭い空間が映っていた。そこにいたのは、焦燥した顔の一人の男と、彼の下でうつ伏せに固定されて、泣き叫ぶ少女。歳は少年と同じくらいだろうか。どこかの学校の制服を着ているが、かなり崩れている。浅黒い、はっきりした顔立ちをぐしゃぐしゃにして、泣いていた。
 彼女は、後ろから男に犯されていたのだ。

「ザトー先生、ごきげんよう」

”この、裏切り者め!”

 涼しい顔で挨拶するリザに、ザトーと呼ばれた男は怒鳴った。

”私は約束を守ったぞ。娘を…エニを、ドックに連れてきた。だがお前は!”

”嫌だ! 抜いて、パパ抜いて!”

「気が変わりましたの。2機で出れば、より効率的ではなくて?」

”ふざけるな!”

 狼が、唸る。

”お前のせいで、私は、娘を…まだ、13なのに…”
658 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 19:25:27.40 ID:B5Ic9e+K0
 男も、涙を流していた。しかし、少年の目に、その涙は映らなかった。

「リザを悪く言うな!」

”…お前が、ユウナか”

 男が、初めて気付いたように言った。

”ガキめ…エニをお前にやるくらいなら、これで良かったんだ…”

 冷たい声で、彼が呟く。

”そうだ…この場さえ乗り越えれば…私とエニで、世界を救うんだ…”

”抜いてよ、痛いよ……ううぅ…”

 狼の頭に、にわかに陰がかかった。

”…エニ。大きくなったなぁ。こんなにパパのを咥えて…流石はママの娘だ”

”ひっ…嫌だよ、痛い、抜いて…もう…”

 ザトーが、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。
 狼が、脚を曲げた。

”ああっ…小さいのに、気持ちいいぞ…上手だ…”

”やだ、抜いて、また出さないで、やだ…”

 赤い瞳が、涙に沈む。

”さあ、残りのドゥームズもた”
659 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 19:26:03.11 ID:B5Ic9e+K0



 ______どんっ


660 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 19:33:00.63 ID:B5Ic9e+K0
「…えっ」

「…」

 モニターに映る景色が、半分消えた。
 はっと顔を上げると、一つ目の巨人がいて、巨大な拳で狼の頭を潰したところであった。

”……パパ?”

 少女が、呟く。
 その背中に、男がぐったりと倒れ込んで動かない。

”パパ? ねえパパ!?”

 男は、動かない。少女の背中が、赤く染まっていく。

”パパ、ねえ起きてよ! どうしたの? ねえ!”

 ぽたり、ぽたりと、通信越しに音がした。

”許してあげるから! 起きてよ! 重いよ、早く! 助けてよ! お願い…嫌、いや、いや、いや、やだ、死にたくない、死にたくない、や、ああ、あああっ”

 少女は叫ぶ。

”パパぁあああっ! ママぁぁぁああぁっ! 助けて! ぱぱ、死にたくない! やだっ! ままたすけて、やだ、やだやっ、やだやだやだやだあああああああああ…”
661 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 19:33:26.86 ID:B5Ic9e+K0




 ______________ぐしゃっ



662 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 21:55:27.14 ID:B5Ic9e+K0
「あ…ぁ…」

 震える少年。ザトーは? …エニは、どうなった?
 血塗れの拳を持ち上げる、一つ目の巨人。獰猛な瞳が、次の獲物を捕らえた。

「ひっ…あ…」

 震えが大きくなっていく。全身が寒い。雪の中に、裸で埋められたみたいに。嗚咽が止まらない。涙が止まらない。あまりに強すぎる恐怖。激しい震えに、逆に力が抜けて、抑えていたものが溢れ出した。

「…」

 リザは何も言わず、両手でその頭を乳房の間に埋め、両脚で腰をぴったりと合わせた。
 そうして柔らかな女体に包まれながら、少年は

「っ…ぅっ…ぁ…」

 リザの膣の一番奥で、失禁した。







「これで…終わって!」

「っ、あああっ!!」

 両方の乳首を強く抓り、腰をストンと落とすと、ユウナがアキラの膣内に射精した。
 同時に、サヴェージの身体が掴んだサムシングブルーの首を軸にぐるりと回り、そのまま高速回転する巨大なドリルで、竜の身体を貫いた。

「…わあーっ!?」

 飛散する肉塊。天地が回転し、カオリが悲鳴を上げる。
 地面に突き刺さったサヴェージの中で、ユウナはアキラの腰にしがみついて震えていた。

「はあっ…ユウナ、大丈夫…?」

「うっ、あ、ああっ…」

 ユウナが、ゆっくりと目を開けた。そうして、怯えきった目でアキラを見た。

「あ…アキラ…?」

「ユウナ、気が付いた? 何があったの」

「こ、声が…声…もう、消えた…」
663 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 22:20:08.79 ID:B5Ic9e+K0
 そこで彼は、不意にふるりと震えた。

「っ、あ…出…」

「えっ? 何が?」

 訊きかけて、察した。耳元に口を寄せ、小さな声で尋ねる。

「…おしっこ?」

「…」

 小さく頷くユウナ。

「我慢できない? 抜いて、サニタリーピースを当てたら」

「う、動けない…身体が」

 弱々しい声で言うユウナ。今まで見せたことのない、あまりに頼りない姿が、アキラの何かしらに触れた。
 彼女は、両腕で彼を抱き締めた。

「…いいよ。このまま、あたしの膣内に」

「ぅ、あ…」

 震える彼の身体から、力が抜けて…







「あっ…あっ、ごめんっ、あぁ…」

 気付いたときには、もう止まらなかった。女性の最も大切な場所に、あろうことか排泄物を注ぎ込む少年を、リザは優しく抱いた。

「我慢しないで…怖がりは、全部おしっこにして、出しちゃいましょう」

「うぐっ…ぁ…っ…」

 熱い尿が、子宮に流れ込む。膣から溢れて、2人の腰を濡らす。
 お漏らししながら、少年の小さな男根は少しずつ硬く、大きくなっていった。

「そう…あなたは、強い子」

 少年が、ゆっくりと腰を振り始めた。

「はあっ…はあっ…うっ…うああ…」

 泣きながら、夢中で前後した腰の先に、おしっことは違う何かがこみ上げてきた。

「ああっ…また出る…おしっこ、出る…」

「それは、おしっこじゃないわ。我慢しないで。私の中に、全部出して」

 乳房に、少年の顔を抱き寄せる。

「ぁんっ…さぁっ…出して…」

「あっ…あっ、出る、何か出るっ…」

「我慢しないで」

 腕と乳房で、顔を抱く。両脚で、腰を絡め取る。
 ぞわぞわと、股の付け根に奇妙な感触が走る。

「あ、あ、あっ…」

「私は、あなたのものだから…」
664 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 22:25:55.63 ID:B5Ic9e+K0
「う、あ、あああああっっっ!!」

 次の瞬間、少年のペニスの先端から、熱くどろりとした液体が、勢いよく噴き出した。
 モニターの外が、蒼い閃光に包まれる。

「ああっ! なっ、何これっ、あああっ…」

「おめでとう」

 リザが、囁いた。

「これが、あなたの命の証。命の源……全部出してね、全部…」







「しぃーっ…しぃーっ…しぃーっ…」

 優しく囁きながら、震える背中を撫でる。柔らかな肌に包まれて、ユウナは気持ちよさそうに、アキラの膣にたっぷりとおしっこを出した。
665 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/01/28(火) 22:26:54.35 ID:B5Ic9e+K0
今夜はここまで
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/31(金) 23:02:35.24 ID:93Ld+KVD0
ドゥームズ案
『ミラージュ』

大型の光の球のような姿で、常に空中に浮いている
近くにいるクラウドバスターのパイロットの「記憶」を読み、
パイロットが知っているクラウドバスターに「変身」するのが最大の特徴
(強さ等は関係なく、とりあえず記憶の中にある機体から適当に選ぶ感じ)

変身したミラージュは変身対象としたクラウドバスターとまったく同じ武装・攻撃を使用するが、
性能自体は元の期待と比べれば割かし弱く、また戦闘スタイルも元のパイロットのそれとは異なる
(あくまでも変身対象とした機体をミラージュが考えて動かす感じ)
変身後のミラージュの対処方法は、変身元のクラウドバスターを参考にすれば容易

クラウドバスター状態のミラージュは倒されても元の光球に戻るだけで死にはしない
完全に倒すには「光球状態のミラージュ」を集中的に攻撃して破壊するしかない
ただし光球のミラージュはひたすら超高速で逃げ回るうえ、数10秒ほどでまた別の機体に変身してしまうため
結果的に長期戦を余儀なくされるのが難点
667 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/01(土) 17:43:36.83 ID:LaYBncht0


”ユウナ君!!”

 突然、回線にライヒ博士が現れた。

”ドゥームズに精神攻撃を受けたの!?”

「…何だよ、いきなり」

”一瞬、バイタルに異常が出たわ。大丈夫? 具合は悪くない?”

「…悪くねえよ」

 ぶっきらぼうに答えるユウナ。
 既にアキラとは離れていて、一人操縦席に腰掛けている。アキラは少し離れたところで、膣の中身を掻き出していた。

”そうなの? …サイド君は?”

”何ともない”

 サイドは答えると、小さく咳をした。
 今度はマユーが出てきた。

”死骸はこっちで回収しときます。次がいよいよクィーンビーですね”

 様々な角度から撮られた巨大な蜂女の画像が、数枚表示される。

”昨日も言いましたが、武器持ちはNGです。奪われたらヤバいので”

”ドウジもコウガも、武器を用いるな…カラスで行くしかないが、あれは火力というよりも機動力でな…”

”あーしとサイドなら、何とかなるっしょ!”

「オレたちも、サヴェージかヴェノムになるが…」

 ちらりとアキラの方を見る。

「…ヴェノムしかないな」

「上等よ」

 セレナが立ち上がった。

”とにかく、今は休んで”

”既に、佐賀平野に簡易ドックを設置しています”

 ジェイスが言った。

”まずはそこを目指しましょう”



↓1コンマ 70以上で…
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 17:45:38.31 ID:Y+lwek6No
669 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 09:36:29.68 ID:IEgDJerQ0


『パイロットX:セレナ パイロットY:ユウナ 結合を確認。オルゴン供給、安定』

「んっ」

 仰向けに寝転がったユウナに、セレナが跨ってペニスを膣に収めた。

『クラウドバスター・ヴェノム、起動完了』

 ゆっくりとドックから降りる。
 外では、既にクラウドバスター・カラスが地面に佇んでいた。

「…で、ここからどうやって移動するの?」

 ユウナの上で、セレナが呟いた。這い進むヴェノムの移動では、目的地まで数日はかかるだろう。

”無人輸送機で輸送しましょう”

”あはっ、その必要は無いよー…”

 クロハが、ジェイスの提案を遮った。彼女は、操縦席に座ったサイドの上で、背面座位になって繋がっている。
 彼女が跳ねるように腰を動かすと、銀色のヤタガラスが翼を広げ、空へと舞い上がった。

”はっ、はっ、はぁっ”

 カラスはヴェノムの上までやって来ると、3本の脚でヴェノムの肩と頭を掴んだ。

「えっ、行けるの?」

”カラスは、タンカーを持ち上げたこともあるぞ”

 サイドの言葉通り、ヴェノムの巨体がゆっくりと空へ浮かび上がっていく。

「Wow…」

 驚嘆するセレナ。彼らを載せて、クラウドバスター・カラスが前進を始めた。
670 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 10:57:49.00 ID:IEgDJerQ0
____THIRD TARGET

____”QUEENBEE”
671 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 14:45:07.50 ID:IEgDJerQ0


 サムシングブルーを倒したことで、南部を覆う黒雲も晴れてきた。数年間日に当たらず、じめじめとしていた地面が、見る見る乾いていくのが、モニター越しにも分かった。
 農地だったと思しき荒れ地が、だんだんと瓦礫に埋もれていく。砕けたコンクリートを踏み締めるように、枯れた広葉樹が点々と伸びている。つまり、ドゥームズ・デイより遥か昔から、ここは瓦礫の街であったということだ。
 異教徒と原子爆弾の歴史に100年しがみついてきた街は、有史以来初めての地震で崩れ落ち、そして誰も立て直そうとしなかった。
 そして今、その中心には女王蜂が巣を造っていた。

”クィーンビーを確認しました。取り巻きに、小蜂が約150体。小蜂と言っても、全長1mはゆうに越えます”

「ああ、よく見える」

 仰向けからどうにか首を回し、モニターを見る。
 歪な銃を持つ女王蜂に、その周りを守るように飛び回る大きな蜂の群れ。よく見ると、女王蜂の腹に針は無く、代わりに大穴が空いている。そこから、取り巻きの蜂が出たり入ったりしていた。

”そろそろ交戦に入ろう”

「ええっ」

 セレナが、腰を上げて、落とした。
 ヴェノムの6本の触手が、牙を剥き出した。


操縦法は>>117
機体の情報は>>360 を参照

↓1 どうする?
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 14:46:23.59 ID:gH0kTLUm0
本体を狙って腕を伸ばす
673 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 14:55:29.03 ID:IEgDJerQ0
「さっさと、近寄るわよ」

 ユウナのチェストアーマーを外し、胸に両手の指を突き立てる。
 腰を落とすと、ヴェノムが触手を前に飛ばした。

「…Shit!」

 しかし、すかさず飛んできた蜂が、身を挺して触手を防いでしまった。

”じゃあ、ドロップするよーっ!”

 カラスが、ヴェノムの機体を手放した。

「くぅっ」

「っ…」

 AIとナノマシンで追いつかないほどの衝撃。轟音と共に、ヴェノムがクィーンビーの前に降り立った。



↓1 どうする?
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 16:00:51.43 ID:7HCEp38UO
噛みつかせる
675 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 18:02:46.85 ID:IEgDJerQ0
「今度こそ…!」

 触手を繰り出し、女王蜂に噛みつかんとする。しかし、蜂の方が速い。一つ残らず防がれてしまう。

”じゃあ…イッくよ…っっっ!!”

 クロハは宣言すると…やおらチェストアーマーを外し、パイロットスーツを掴んで引き裂いた。
 痩せた裸体を晒しながら、彼女は後ろ手にサイドの首に齧りつき、腰を大きく上下した。

”んっ、はあぁぁぁんっっっ!!”

 クラウドバスター・カラスが、大きく羽ばたいた。途端に強い風が巻き起こった。

”はんっ、あっ、んんんっっ!!”

 サイドに乳房を揉ませながら、激しく腰を振る。カラスの羽撃きが強くなり、激しい旋風を巻き起こした。

「! 蜂が」

「飛ばされていく…Now or never!!」



↓1 どうする?
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 18:20:10.71 ID:NrtmubraO
体当たりだ!
677 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 19:45:42.93 ID:IEgDJerQ0
 セレナもまた自らチェストアーマーを剥ぎ取ると、ユウナの胸を指先で強く愛撫した。
 更に、腰を強く振り始める。

「はっ…はっ…AH…AHHHH……!!」

 ヴェノムが、長い触手を地面に向かって打ち出していく。4匹の蛇が前方の、2匹が後方の地面に次々と噛みつき、スリングショットめいてヴェノムの身体を引いていく。

「お前も、イけよっ!」

「Oh♥」

 セレナの肩がびくんと跳ね、膣がきつく締まった。
 その状態で、更に腰を振る。

「Take…THIS!!」

 腰を落としながら、ユウナの上に倒れ込んだ。そのまま豊満な乳房を擦り付けるように、身体を捩った。

「っ…!」

 ユウナが、セレナの膣内に射精する。
 同時に、後ろ2匹の蛇が地面を離した。

「うぅぅっ…!」

「ひぃーっ!?」

 ヴェノムの機体が、触手に引かれて猛スピードで突っ込む。そのまま、護衛を吹き飛ばされたクィーンビーに激突した。

「これで…っ!?」

 ところが、クィーンビーはまだ倒れない。
 手にした駆逐艦の残骸をヴェノムの胴体に押し付けると、そのまま実弾を撃ち込んできた。

「ぐっ」

「ああっ…」

 凄まじい衝撃。撃ち出されているのはただの砲弾らしく、ナノマシンへの影響は小さい。だが、パイロットへの衝撃が大きい。

”ひぃああっ! サイドっ!”

”ああっ…くっ”

 カラスが突っ込んできた。クィーンビーに頭突きし、ヴェノムから引き剥がす。
 クィーンビーの、女の形をした上半身が、苦しげにのたうつ。腹に空いた穴から、再び蜂の群れが飛び出してきた。



↓1 どうする
   なお、コンマが00で…
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 20:04:21.86 ID:gH0kTLUm0
防御体制をとって耐える
679 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 20:27:00.48 ID:IEgDJerQ0
「くっ…耐えないと」

 胸の谷間に、ユウナの頭を抱き締めるセレナ。
 ヴェノムが触手を自分の胴体に巻きつけ、防御姿勢を取る。
 そこへ、無数の蜂たちが襲いかかってきた。

「く、ううぅっ…」

「クソッ、ジリ貧だぞこのままじゃ…」

「…いや、それどころじゃなくないですか」

 ボソッと、カオリが呟いた。

「What? ……Oh, my!」

 モニターに現れる警告。

『関節部損傷:01、02、05』

「おい、このままじゃ腕を千切られるぞ!」

 ユウナが叫んだ。



↓1 どうする?
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 20:34:59.57 ID:xS7jMgLoO
腕のいくつかを攻撃に変更し、残った腕でガード
681 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 21:59:52.21 ID:IEgDJerQ0
”もう…いっちょ!”

 カラスが、再び旋風で蜂の群れを引き剥がす。
 その隙に、ヴェノムが3本の腕を伸ばし、クィーンビーの肩と胸に喰い込ませた。

”ヘビちゃん、ヘイト管理よろしくねっ! ……サイド、マジのガチでイクよ!”

”やむを得ないか…危ないときは、すぐに合図するんだぞ!”

 そう言うとサイドは、突然クロハの首を両手で掴んだ。

”くっ…き、キたキたキた……あはぁっ♥”

 クロハのぎょろりと大きな目が、ぎらりと光った。
 次の瞬間、大きく広げたカラスの翼が、青く燃え上がった。

”はっ…あ゛っ……かはっ”

 太い指に首を絞められながら、恍惚の表情で腰を振るクロハ。サイドは片手を離すと、平坦な乳房を乱暴に鷲掴みにした。

「…! 腕が」

『関節部損壊:03』

 旋風が止んだ隙に、遂に腕が1本奪われた。働き蜂共が、戦利品を女王に献上すると、それは女王の手の中で1本の鞭になった。

「No…」

 泣きそうな顔で呟くセレナ。

「そんな…これじゃ…」

”クロハ、もう行くぞ!”

”っ…っっっ……”

 サイドが下から腰を突き上げると、クロハが白目を剥いて震えだした。
 燃え盛るカラスが、炎の矢となって女王蜂に突っ込んだ。
 集ってくる蜂が、煙となって消える。振り上げた蛇の鞭が、腕ごと焼き尽くされる。そして___
682 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/02(日) 22:04:37.46 ID:IEgDJerQ0
今夜はここまで
683 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/03(月) 19:43:19.15 ID:JtRjifkT0
↓1 コンマが50以上で…
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 19:55:25.67 ID:OBqre4UT0
a
685 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/03(月) 20:19:16.11 ID:JtRjifkT0






「はああっっ!!」

 左の乳房を掴み、腰を打ち付ける。
 蒼い光の剣が、茶色い猪の怪獣を切り裂いた。

「ああああっ! 死ねえええっっ!!!」

 無茶苦茶に乳房を揉みしだき、腰を繰り返し叩きつける。リザの膣に精を放つと、剣が更に大きくなった。
 光の刃で、敵を斬る。遂に身体の一部が切断され、地面に崩れ落ちた。

「はっ…上手よ、ユウナ君…」

「このままっ…」

 均質な毛むくじゃらの塊を、更にバラバラにしようとしたその時

「!?」

 突然、敵の身体がぱっと飛び散った。庇うように腕をかざすと、鋭いトゲの群れは猛スピードで中を舞い……そのまま、遥か西へと飛び去ってしまった。

「あ…」

 ……終わった?

 黒雲が晴れていく。差し込む日差しが、瓦礫や死体を照らす。

「あ…あぁ」

 少年は、ふらりと、後ろにひっくり返った。

「ユウナ君!」

 リザが起き上がり、彼を抱き起こす。
 少年のペニスが、リザの膣内から抜けた。包皮は端まで綺麗に剥がれ、剥き出しの亀頭は白い精液に塗れている。

『Intercourse: FAILURE』

 巨人の身体が、溶けていく。自由落下を始める球体の中で…少年は、意識を失った。

686 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/03(月) 20:35:47.10 ID:JtRjifkT0




「…終わった、の?」

 ぽつりと、セレナが呟いた。
 半身を抉り取られるように、胴体を失ったクィーンビーが、瓦礫の山に墜落した。その隣に、クラウドバスター・カラスも半ば墜落するように着陸した。身体を包む炎は消え、翼はボロボロだ。

「そんな…私は、何も」

「…! まだだ!」

 突然、ユウナが叫んだ。
 倒れ伏すカラスの目の前に。それは現れた。

「えっ?」

「そんな」

 消えない黒雲の下、何の前触れも無く。

 ___青い鱗の竜が。

”サムシングブルー!? 倒されたはずでは”

 マユーが叫ぶ。

”輸送隊です。サムシングブルーの死骸は、現在も密閉幌の中です”

「じゃあ、よく似た別物だ」

 ユウナは断じると、セレナの尻を強く叩いた。

「Ah! 何するの」

「シャキっとしろ!」

 彼は、檄した。

「サイドさんたちは、しばらく起き上がれねえ。何とかできるのは、オレたちだけなんだよ!」

「…でも、私には」

「ヴェノムで何回戦った!? たった2回だろうが! 何で駄目だと分かるんだ!」

「…」

 セレナは、ユウナの胸に両手を置いた。

「…分かったわよ」

「やるぞ」



↓1 どうする?
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 20:52:24.37 ID:xZnqu7MQ0
慎重に様子を見つつうでを伸ばす
688 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/03(月) 22:05:54.53 ID:JtRjifkT0
早いけど今夜はここまで
689 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/05(水) 19:01:46.46 ID:W/cOTSOu0
 指を立て、腰を揺する。ヴェノムがゆっくりと、サムシングブルーに肉薄する。
 サムシングブルーが、のそりと顔を上げた。

「こっちよ…」

 指先で、肌を擦る。1本欠けて5本の腕をもたげ、ヴェノムがじりじりと近寄った。

「…C’mon!」

 1本の腕が伸び、サムシングブルーの首に噛み付いた。
 サムシングブルーはのろのろと首を振り、それから大きく口を開けた。



↓1 どうする?
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 19:07:20.51 ID:OxYf4oWC0
4本の腕でサムシングブルーを拘束
首に噛付いた1本は首を噛み千切ろうとして見る
691 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/05(水) 19:34:41.34 ID:W/cOTSOu0
「Go…go, go, GO!!」

 乱暴にユウナの胸を指でなぞる。
 残る4本の腕が、サムシングブルーをがっちり捕らえた。
 青い竜が、炎を吐きかける。しかし、炎の中にあってヴェノムは動じない。

「このまま…仕留める!」

 最初に噛み付いた一匹が、顎に力を込めた。めきめきと音を立て、鋭い牙が竜の首にめり込んでいく。牙から滲んだ毒が、鱗を融かしていく。

「やればできるじゃねえか……っ!」

「…? ユウナ、どうした」

「っ、あ゛っ!」

 突然、ユウナの身体がガタガタと震え始めた。

「ユウナ!?」

「あ゛っ…あがっ…」

 困惑するセレナ。
 そのモニターの向こうで、サムシングブルーがヴェノムを見ていた。
 白く濁った、4つの虚ろな瞳で…

「来るな…く……k譚・繧九↑っっっ!!!!」

「!? …OUCH!」

 セレナが叫ぶ。
 いつの間にか彼女の肛門に、ペニスが刺さっていた。

「えっ…えっ?!」

 膣からペニスが抜かれたわけではない。
 後ろに座るアキラとカオリは、目を疑った。

「何、あれ…」

「やっ、何で…何で、『2本も』…?」

 仰向けに横たわる彼の股間からは、どう見ても2本のペニスが生えていた。

「はあっ…とにかく、今は…!」

 彼の胸を両手のひらで叩き、セレナは唸った。



↓1 どうする?
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 20:20:08.38 ID:RNc1WncdO
パイロット交代
693 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/05(水) 21:36:35.41 ID:W/cOTSOu0
「ああっ…ああああっ…あああ縺ゅ≠縺ゅ≠縺ゅ≠縺ゅ≠!!!」

「!?」

 突然、操縦席が反転した。
 セレナを組み敷いたユウナ。その背中から、無数の触手が伸びる。腰を乱暴に振ると、2本のペニスが膣と肛門を抉った。

「ああっ!?」

「アレ…もしかして、ナノマシンが」

 カオリが呟く。
 よく見ると、床から湧き出したナノマシンがユウナの身体に纏わりつき、腕や男性器を形成していたのだ。

「Ah! 痛い、stop! お願い…」

「谿コ縺、谿コ縺、豁サ縺ュ! ……謌舌j謳阪↑縺?′!!!」

 無数の腕がセレナの乳首や首筋を舐め回す。高速で出入るする2本のペニスから、精液が噴き出した。

「あっ、あっ、ああっ!」

”クラウドバスター・カラスをサルベージします!”

「待って! 今は…」
694 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/05(水) 21:45:12.60 ID:W/cOTSOu0
「! …ヴェノムの身体が…」

 ドローンから撮影されたヴェノムの機体に、大きなヒビが入るのが見えた。



『オルゴン供給:過剰 再定義。再定義。再定義再定義再定再再再蜀榊?蜀榊?縺輔&縺輔&縺輔&』



「博士! どうなってるの」

 大きく割れた肩から、くしゃくしゃに折り畳まれた『何か』が、ゆっくりとまろび出る。

「ライヒ博士! ヴェノムが…ユウナが…」

”リザ!! どこに行った!”

 マユーが怒鳴る。しかし、ライヒからの返事が無い。
 『何か』が、その身体を広げていく。蛹から羽化する、蝶のように___



「……繧ェ繝ャ縺ッ」



”ユウナぁーっ!!”

「…!?」

 突然、通信越しに叫び声が響いた。と思った次の瞬間、燃え盛る炎の烏が、竜の身体を貫いた。
 崩れ落ちるサムシングブルー。土煙の中で、銀色のカラスが動かなくなった。
 ユウナの動きが止まる。その身体から伸びた触手や、2本目のペニスが溶けて、ナノマシンの中へ消えていく。

”はぁ…げほっ”

”…”

 モニターの向こうで、サイドとクロハがぐったりと倒れ込む。ユウナも、セレナの上にばたりと崩れ落ちた。
 遥か頭上で、黒雲が晴れていく。
695 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/05(水) 21:45:47.48 ID:W/cOTSOu0
↓1コンマがゾロ目で…
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 21:47:07.98 ID:OxYf4oWC0
697 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/05(水) 21:49:15.94 ID:W/cOTSOu0
今夜はここまで

九州奪還編で一旦区切って、息抜きにセクハラトラップダンジョンの続きでもやろうかと思ってます
色々設定練り直して再開する

次回は前期のエピローグです
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 21:57:21.67 ID:OxYf4oWC0
699 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/06(木) 21:46:22.65 ID:wmJvOXTI0






「…」

 白い、無機質な天井を眺めながら、ユウナはベッドにじっと横たわっていた。
 ここはネストの医療区。九州奪還作戦から帰還した一同は、全員ここでヘルスチェックを受けた。殆どがすぐに居住区へ帰れたが、最後の力で特攻を仕掛けたサイドとクロハ、そしてユウナとセレナは、数日入院することになった。

「…」

 静かな病室。空調の音以外に、何も聞こえない。聞こえないはずなのに…

「…クソッ」

 あの時、頭の中で響いた声。耳障りで、何故か懐かしい声。白く濁ったサムシングブルーの瞳が、瞼の裏にはっきりと蘇る。
 脳みそを掻き回されるような不快感の中で…彼は、意識を失ったのだ。気が付いたら敵は倒れていて、セレナが自分の下でぐったりと倒れていた。

「何だってんだよ、畜生…」

 作戦は成功。しかし、自分に残ったものは…

「…お邪魔しまーす」

 不意に病室の扉が開いた。入ってきたのは、カオリ。

「どうした?」

「あー、ユウナさんに報告と言うか、その、やっぱりと言うか…」

 もじもじしながら、言う。

「報告?」

「…これ」

 徐に鞄から、端末を出して見せる。
 画面には、ヘルスケアシステムが表示されている。そして、『陽性:早めに近くの産婦人科を受診してください』の文字。
 カオリが、顔を朱く染めながら、告げた。
700 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/06(木) 21:47:10.49 ID:wmJvOXTI0
「うち…デキちゃいました」



 薄暗い、だだっ広い空間に、彼女はいた。
 ぼんやりと灯った古い電灯の下には、巨大な装置が2つ並んでいる。どちらも元は黒い球体であったのだが、片方は下が大きく凹んでおり、もう片方に至ってはぺしゃんこに潰れ、一部が割れている。

「遂に…『目覚めた』…」

 呟きながら、損傷の少ない方に歩み寄る。
 ぎしぎしと音を立てて、球体の一部が開いた。

「後は…失われたデータを見つけ出して…」

 ゆっくりと、球体の中に足を踏み入れる。
 ひび割れたモニターに、光が灯った。ノイズ塗れの文字が浮かぶ。



『______Lisa?』



 銀色の触手が、裸の彼女を包む。無数の腕に愛撫されながら、彼女は呟いた。



「……あなたが、『シンギュラリティ』を手に入れるだけ」
701 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/06(木) 21:49:46.47 ID:wmJvOXTI0
SEXで操縦するスーパーロボットモノ
第一部はここまで

色々設定を練り直して、続きはこのスレか、新しいスレでやろうと思います。
それまでこのスレは自由に雑談とかして大丈夫です

この間言ったように、息抜きにセクハラトラップダンジョンの続きでもやろうかなと思ってます
今やって人集まるかな…?
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 21:54:09.35 ID:TryHgyT20
あれ好き、いろいろ出てないトラップがあったから使いたい
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 21:59:45.19 ID:tpxXEmiL0

第二部の方もセクハラトラップの方も楽しみにしてる
704 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/02/06(木) 22:18:52.94 ID:wmJvOXTI0
ところで、ロボットアニメって『機動戦士ガンダム』とか『超時空要塞マクロス』みたいに、『漢字の熟語+ロボット名』が多いじゃないですか
このスレのロボットはクラウドバスターで良いんですけど、それなら前半の漢字の熟語ってどんなのが良いですかね?

次スレ名の参考までに
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 22:32:48.28 ID:TryHgyT20
うーん……性交起動クラウドバスター とか?
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 22:59:37.22 ID:OQsKHm2YO
性戦士
707 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/03/16(月) 20:59:28.78 ID:7Mdn56EZ0


___2XXX年 某地下基地にて。

708 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/03/16(月) 20:59:57.98 ID:7Mdn56EZ0
「ほ、本当にこれで良いの…?」

 胸と股を庇いながら、更衣室を出る少女。胴を辛うじて覆う銀のレオタードは、乳首も陰裂もくっきりと浮かぶ程に薄い。そもそも、これは液状のナノマシンを直接肌に噴霧して造られたもので、服というよりはボディペイントに近かった。
 スーツを形成するナノマシンを制御しているのは、更衣室に入る前に只一つ身に付けた、黒の首輪である。この一連のシステムが、新しく開発されたクラウドバスター用の次世代型パイロットスーツであった。
 そして、更衣室の先、長い空中廊下を渡った先には、同じく次世代型スーツを纏った少年と、白い台座のようなものが待っていた。

「!」

 少年が、こちらに気付いた。彼のスーツは、下半身が短いズボンの裾のようになっている。遠慮がちに手で覆った股の部分が、陰茎の形に盛り上がっている。
 それが、だんだん大きく膨らんでいくのを、少女は見ないふりをした。



”次世代型パイロットスーツ、そして量産型クラウドバスターのテスターとして選ばれた2人です”



 頭上からアナウンスする、男の声。
 2人の頭上には、円形のテラスが広がっている。こちらからは鏡張りになっているが、向こうからはこちらの様子が見えるのだろう。降り注ぐ不可視の視線に、2人は寒気を覚えた。

「…ど、どうも、ベンタです」

「…」

 おずおずと話しかけてくる少年。少女は俯いたまま、震える声で応えた。

「…リーカ、です」

 2人は、初対面であった。クレードルで、パイロット候補生として今日まで教育と訓練を受けてきた。そして今、新型兵器のテストパイロットとして、初めてクラウドバスターに搭乗する。
 それは、つまり。



”では、テスト運転を始めましょう。まず、パイロットXはオルゴンベイスに”



709 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/03/16(月) 21:00:27.23 ID:7Mdn56EZ0
「…はい」

 台座は、卵の殻を斜めに切って開いたような形をしていた。その下半分には、肘掛け椅子のような席が設けられている。
 リーカが、恐る恐る座る。次の瞬間、銀色の抗束帯が伸び、彼女の手首と足首を固定してしまった。

「! や…」

 椅子が変形し、彼女の身体が仰向けになる。足台が左右に開き、両腕が頭の上へと持ち上がる。
 首輪から、電子音が響いた。すると、レオタードの一部が溶け、膨らみ終えぬ乳房と、規定通り永久脱毛された滑らかな秘部が露わになった。

「ちょ、何、うそ…」



”次に、パイロットYはシーダーへ”



「…ご、ごめんっ」

 『入り口』を曝け出したリーカの前に、ベンタが立った。そのスーツの股間が溶け、大きく膨らんだペニスが、ぼろんと彼女の方を向いた。

「やだっ、何、大きくしてるのっ」

「ごめん! でも、どうしてもこうなって…」

「…!」

 その時、リーカは察した。首輪から絶えず伝わる微弱な刺激が、スーツを伝って秘部を奮い立たせることに。吐きそうなほどに恥ずかしいのに、赤い乳首は硬く勃ち、触ってもいないのに秘裂は開いて、熱い蜜を垂れ流している。
 ベンタも、真っ青な顔をしながら、そのペニスははち切れんばかりに勃起し、先端から透明な汁が滴り落ちている。
710 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/03/16(月) 21:01:01.24 ID:7Mdn56EZ0



”では、結合を”



 無慈悲なアナウンス。

「い、行くよ」

「や…待って、待って、お願い、わたし、こんな初めて、あ、あっ、ああっ…」

 熱く腫れ上がった肉塊が、彼女の純潔を押し破る。

「く、ぅ、うぅっ」

「あああっ、ああああっ…」

 繋がりゆく2人の上で、卵の殻が閉じていく。



『オルゴン供給:安定 マス・バスターの接続待機』



 卵の中で、光が灯る。ハッチを閉じると、中は2人が密着してやっとの広さであった。
 壁から液状のナノマシンが湧き出し、2人の身体を固定する。

「ひっ…ひぐっ…」

「っ…くっ…」

 啜り泣くリーカと、何かに耐えるベンタ。
711 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/03/16(月) 21:02:42.61 ID:7Mdn56EZ0



”量産型オルゴンボックス、通称『マス・ボックス』は、高い拡張性が特徴です。これまでのクラウドバスターの戦闘記録を基に造られた量産機『マス・バスター』全てに互換性があるため、最低限のコストで高い戦力の多様性を維持することが可能です。今回は、『マス・バスターα』をご用意しました。これは米国のクラウドバスター・バニヤンを基にした人型兵器で___”



「…ぁ」

「……えっ? うそっ」

 ベンタの身体が、びくんと跳ねる。と、一拍遅れて、リーカの膣に何かが流れ込んでくる。

「うそ…やだ、やだっ、やだっ!」

「ごめんっ…ごめんっ…」

 詫びながらも、射精を止めないベンタ。

「嫌あぁ…こんな、初めてなのに、こんな…あぁ…あっ…」

 涙が止まらない。それなのに、身体が熱くなっていく。

「あ、いや、こんな、こんななのにっ…あっ…」

「リーカ、し、締まっ」

「あ……あっ……あんっ♥」

「リーカ!? …ぅあっ」

 リーカの膣が、物欲しげに蠕動する。乳首が震える。ナノマシンが動き出し、ベンタの腰を前後に揺すり始めた。
 卵が持ち上がり、どこかへ運ばれていく。

「あっ♥ あんっ♥ やだっ、嫌なのにっ♥」

「うっ、あっ、はっ、リーカ、ああっ!」

 卵を、冷たい人型が包み込んでいく。壁の内側に周囲の景色が映し出されていく。
 しかし、2人はそれどころではない。

「やなのにぃっ♥ ……気持ちいいのぉっ♥」

「ああっ、リーカ、リーカっ、またっ…」

 ベンタの両手が、揺れる乳房に置かれる。2つの腰が密着し、亀頭が子宮の入り口に食い込んだ瞬間、電流が流れた。

「んっ、ああぁぁぁぁっっっ♥♥♥」

「でっ、るぅっっ……!!」

 100人弱の大人たちにモニターで監視されながら……2人の子供は、ただ交尾に耽った。
712 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/03/22(日) 14:23:24.67 ID:OM4TliQx0


 地上に出た。ネストの目と鼻の先には、既にサムシングブルーが立っていて、ネストの建物に向かって青い炎を吹きかけていた。

「やめろっ!」

 アキラの尻を掴み、腰を打ち付ける。
 サヴェージが突進し、サムシングブルーの身体を弾き飛ばした。幸い、クレードルとネストの周囲は広い国有地となっており、住居や商業施設などへの被害は少ない。しかし、ネストはそれ自体が最重要防衛対象である。
 広いコンクリートの空き地で、2体の巨影が睨み合った。
713 : ◆eXipHdytqM [saga]:2020/03/22(日) 14:24:10.70 ID:OM4TliQx0
まちがえた
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1584360626/
こっちです
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [age]:2020/05/09(土) 04:11:58.69 ID:XYNVphozO
加藤純一(うんこちゃん) ニコ生

オンラインFPS
『APEX LEGENDS』(PC) Part36

『ダイアモンドウンコチャンネルペクス』(×蛇足)
(0:26 配信開始)

2窓用

https://live.nicovideo.jp/watch/lv325834132

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