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【安価】ローラ「リリウム魔法学校へ! 3人チームを組もう!」【百合】

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213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 01:08:15.41 ID:yqcjAVH80
膝枕しながらヒカリとまったりお話
魅了魔法の練習があんまり上手くいっていないヒカリに、私でよければいくらでも練習相手になると引き受ける
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 01:57:01.27 ID:k33rD2npO
孤児院で初融合してから一層ローラになつきべったりになったクリア
それを見たラピスは割りとノリノリで『クリアを取られた』と演じるようによよよと嘘泣きしたりルクやリズ、他の召還獣から微笑ましく見られたりとやたらからかわれまくるローラ
215 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:25:32.77 ID:Hjx3MOWao
マホリオシーンが長くなってしまいました……
>>211>>212だけですが、一旦書けたとこまで投下します
216 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:26:06.13 ID:Hjx3MOWao
部室ーー


クロエ「二人とも久しぶり」


凜華「久しぶり。あけましておめでとう、かな」


モミジ「あけましておめでとうございます」ペコリ


クロエ「二人は冬休みの間何してたのかしら」


凜華「うちは母さんが忙しい人だから、ママと家でゆっくりしてたよ」 

凜華「といっても魔法の練習や演技の練習ばかりしてたけどね」


モミジ「私は実家で空を飛ぶ練習を……。あまり効果はなかったけど」


クロエ「ふむふむ。私も家で過ごしたわ。小さい子の世話をしたり、マホリオの試合を見たりね」


凜華「冬休みの間は闇の魔物に襲われたりしなかったかい?」


クロエ「ええ。……と言いたいけど、悪夢は何度か見たわ。モミジや凜華も闇に襲われて、すごく怖い思いをしたわね」


モミジ「そっか……」


凜華「でも私達の魔法なら闇の魔物に効果的なんだよね。ならきっと大丈夫だよ」


クロエ「ええ。信じてるわ」


モミジ「私も頑張って空を飛べるようにならないと……!」


クロエ「そのことなんだけど、私もいい箒が手に入ったから手伝えるかもしれないわ」


モミジ「ほんと!? ますます頑張らないとっ」ムンッ
217 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:26:34.71 ID:Hjx3MOWao
ローラ「あけましておめでとうございます」


レナ「ええ、あけましておめでとう」


ヒカリ「あけましておめでとう」


レナ「今日はさっそくローラさんが助っ人?」


ローラ「うん。なんでも早速風邪の人が何人か出たって聞いて……」


ヒカリ「風邪か……他人事じゃないな」


ローラ「ヒカリさんは年明けそうそう風邪を引いちゃったんだっけ」


ヒカリ「うん。なんとか治ったけどね」


レナ「ローラさんも気をつけるのよ。今年の風邪は厄介らしいから」


ローラ「うん」


ヒカリ「風邪を治して……多少魔法の練習をして、気づいたら3学期。なんかあっという間の冬休みだったな。二人はどうだった?」


ローラ「私はほとんどクロエちゃんと孤児院で過ごしてたよ。年末年始にゆっくりできたの久しぶりかも」

ローラ「あとは、クリアがシンクロしてくれるようになったのが収穫かな」


レナ「……私は特に話すこともないわね。舞台の参考になりそうな本を読んだりしてたくらいかしら」


ヒカリ「レナさんらしいかも。それじゃあ今年もこのチームでよろしくね」


レナ「ええ」


ローラ「よろしく!」
218 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:27:03.17 ID:Hjx3MOWao
食堂ーー


アルシェ「……」モグモグ


ナミネ「あけましておめでとうございます」


アルシェ「ん」モグモグ


ティア【あけましておめでとうございます】


ナミネ「お二人は冬休みの間どこかに行かれましたか?」


ティア【特には】

ティア【家族と過ごしてました】


アルシェ「アルシェは家で修行……」


ナミネ「かくいう私もほとんど家でした。お母さんの料理が美味しくって少し太ってしまいましたが……」サスサス


ティア【そうは見えません】


ナミネ「そうですか?」


アルシェ「ナミネはもっと食べた方がいい」


ティア【アルシェは食べすぎです】


ナミネ「ふふっ、この感じも懐かしいです。今年もよろしくお願いしますね」


アルシェ「ん」


ティア【よろしくお願いします】サッ
219 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:27:33.48 ID:Hjx3MOWao
楓「みんな冬休みの間のこと話してるねー」


嵐「俺達は毎日のように会ってたしな……」


楓「あたしもきゃっきゃお話ししたいー!」


晶「きゃっきゃ?」


楓「おお晶!」


嵐「冬休みの思い出を語り合いたいんだと」


晶「思い出ー? そうだなー……道場行ってばっかだっからなー……」


楓「つまんなーい」ブーブー


晶「そういう楓はどうだったんだ?」


楓「家で嵐とグータラしてた!」


嵐「グータラしてたのは楓だけ。俺は魔法の練習してたよ」


晶「楓……」


楓「ま、まあまあ。これからも仲良くやってこ? ね?」


晶「ったく。仕方ないやつだな」


嵐「全くだ」


楓「よ、よーし、ウィンさんにマホリオの試合でも申し込みに行こっかー」


嵐「話のそらし方が白々しいことこの上ないぞ」


楓「いいからいいから。あの試合見てからやりたかったのは事実だしさ」


晶「なら行くだけ行ってみるか」


ーーーーー

ーーー

220 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:28:00.22 ID:Hjx3MOWao
クロエ「それでこの団体みんなウィンさんと戦いたくなった訳ね……」


ウィン「モテる女は辛いですなー」


アルシェ「修行の成果を見せる……」


ローラ(クロエちゃんからウィンさんの悩みのこと聞いちゃったし……)


クロエ「でもまさか……」


ヒカリ「ナナさんも時雨さんも風邪でダウンとはね……」


ウィン「厄介な風邪だねー」


嵐「試合はしたかったけど、相手がいないんじゃな……」


晶「時雨さんのお見舞い行くか。イオも誘って……」


ウィン「相手がいない?」


レナ「ナナさんも時雨さんも風邪なんでしょ?」


ウィン「うん」


ナミネ「3対1では試合はできませんもんね」


ウィン「できるよ?」


クロエ「……ウィンさんまさか一人でやる気?」


ウィン「うん。ボクも最近普通のマホリオじゃ満足できなくなってきちゃってね〜」


楓「ならあたし達と!」


クロエ「それならうちとやってくれないかしら」


ウィン「バラバラだとめんどくさいなー。みんなまとめてかかってきて?」


ざわっ!


ヒカリ「ずいぶんな強気ですね」


ウィン「先輩ならまだしも、みんなは一年生だしねー」


クロエ「後悔しないわね?」


ウィン「当然」


クロエ「そう。ならやりましょう、皆」


ウィン「うんうん。それじゃ中庭に行こー」
221 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:28:56.24 ID:Hjx3MOWao
中庭ーー


レナ「もう一人連れてきたわ。いいかしら」


デン「ど、ども……」


ウィン「いいよー」


デン「え、い、1対……いち、に、さん……13人!? や、やりすぎじゃ……」


クロエ「ウィンさんたっての希望よ。やるだけやってみましょ。こっちは大将のモミジ、ティア、楓、レナの四人が倒されたら負けってことで」


デン「う、うん……」


ウィン「それじゃ……」フワ…


クロエ「試合開始!」


ナミネ「水弾【アクアボール】!」ゴッ


晶「炎弾【ファイアボール】!」ボッ


バシュウ!!


ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴオウッ!


ウィン「!」ギュンッ


晶「爆発で目くらまししてもだめか……」


ローラ「エアロ! 融合【シンクロ】!」キンッ

ローラ楓「風弾【エアロボール】!」ブワアッ!


ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…


楓「っ!?」ビクッ


デン「アルシェさん! そっち!」


アルシェ「!!」


ウィン「遅い。魔弾【シュート】」ズゴォッ!


ティア「浮遊魔法【フロート】!」


アルシェ「うわわっ!?」グインッ!


ウィン「……避けられた」


クロエ「強い人から狙ってるのかしら? なら……」

クロエ「レナ! デンの防御について! ティアはそのままアルシェの援護!」


レナ「ええ!」


ティア「分かりました!」


楓(……さっきの……なんだ?)
222 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:29:25.22 ID:Hjx3MOWao
凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ


嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチイッ


ギュンギュン!


モミジ「は、速……!」


ウィン「魔弾【シュート】」ズゴオッ!


レナ「魔障壁【ガーディアン】!」


ぎいんっ!


クロエ「防いだ! アルシェ!」


アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!」ゴオッッ!!


ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…

ウィン「魔弾【シュート】」ズゴオッ!


ティア「浮遊魔法【フロート】!」


アルシェ「!」グイッ


ナミネ「また瞬間移動ですか……」


レナ「デン、あなたもなんかしなさいよ」


デン「え? えっと……」


ウィン「ふっ!」ギュン!


晶「楓そっち行ったぞ!」


楓「分かってる! 極風魔法【イダテン】!」ブオウッ


嵐「極雷魔法【ナルカミ】!」バチチッ


楓嵐「風神雷神【フウジンライジン】!!」


バチッ! ズオオオッ!!


ウィン「!」

ウィン「魔弾【シュート】!」ドゴオオオッ!


バシュッ!


ウィン「くっ……!」ギュン!


楓「わ、わー!!」ドオン!


晶「楓脱落! アタシ達は降りるぞー!」


クロエ「ええ!」


ウィン(風神雷神……この間受けたときより格段に威力が上がってる。つい力込めてシュートで対抗しちゃったな……)
223 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:29:53.39 ID:Hjx3MOWao
クロエ「次は私達よ! 闇よ、彼の者を包め!」ブワッ


凜華「冷塵魔法【アイスフィールド】!」ヒュオオオ


モミジ「重力魔法【グラビティ】! 反重力魔法【アンチグラビティ】!」グイングイン」


クロエ「疑似宇宙魔法【アストロ】!」


ウィン「この……!」ユラ…

ウィン「時間魔法【クロック】!」


デン「そ、そこ! 魔弾【シュート】!」ズゴウッ!


ウィン「!」チッ


ナミネ「か、かすりました!」


ウィン「魔弾【シュート】!」ドゴオオオッ!


レナ「デン! 魔障壁【ガーディアン】!」


みしっ……!


レナ「ぐ……う……!」


バキンッ!


レナ「きゃああああ!」


デン「ぐうう……!」


ローラ「ああっ、レナさん!」


ヒカリ「デンさんも……! ボク達も降りるね!」


ウィン(ガーディアンもあんなに堅い魔法じゃなかったはず……)


ナミネ「半分やられちゃいましたよ……!」


ティア「アルシェ……」ゴニョゴニョ


アルシェ「……」コクン


ティア「クロエさん! 闇を!」


クロエ「ええ! 闇よ! 彼の者を包め!!」ブワアッ!
224 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:30:21.61 ID:Hjx3MOWao
ウィン「……!」

ウィン(やば……)


ナミネ「あ、アルシェさん!?」


ティア「箒は私が浮かせてます! アルシェ、全魔力撃ち込んじゃってください!」


アルシェ「ん!!」

アルシェ「神槍魔法・貫【ブリューナク】!!!」ギュゴオオオッ!!


ウィン「時間魔法【クロック】!」


アルシェ「っ!」ズルッ!

アルシェ(お、落ち……!)


ティア「アルシェ!」


ナミネ「ティアさん後ろです!」


ウィン「今のは危なかった……魔弾【シュート】」ズゴオオッ


ティア「!」バチイッ!

ティア「うわっ、あっ、箒折れました! 降参です!」


ナミネ「アルシェさんはしっかり回収しました! クロエさん達頑張ってくださーい!」


凜華「いよいよ私達だけ……だね」


クロエ「こうなったらやるしかないわね……」


モミジ「あ、アレするの?」


クロエ「練習してないけど、やるだけやるわ!」
225 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:30:50.53 ID:Hjx3MOWao
クロエ「闇よ! 玉となれ!」ボウンッ


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グイン!


ヒカリ「氷礫魔法【アイスシャード】!」バキキキキッ


クロエ「新魔法、黒洞魔法【ブラックホール】よ!」


ウィン「く……吸い込まれる……!」グググ…!


ひゅん! ひゅんひゅん!


ウィン「!」バッ!

ウィン(こっちのブラックホールに気を取られてたら正面から氷にぶつかるってことか)

ウィン「終わらせる……!」ユラ…

ウィン「時間魔法【クロック】」

ウィン「っ!!」ガクンッ!


モミジ「あれ……? 消えた……」


クロエ「モミジ後ろ!」


ウィン「し……魔弾【シュート】……っ!」ゴッ


モミジ「あううっ!」ドウッ!


クロエ「モミジ!」


凜華「ここまで……かな」


モミジ「いたた……降参です……」


クロエ「これで試合終了ね。13人がかりでも勝てないなんて……」


ウィン「はあ……はあ……っ!」ボタボタ


クロエ「ちょ、すごい汗じゃない! 体冷やしたら風邪引くわ! 早く中戻るわよ!」


凜華「あ、ああ!」


モミジ「つ、捕まってください!」


ーーーーー

ーーー

226 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:31:17.97 ID:Hjx3MOWao
保健室ーー


リリィ「もう! 何やってるんですか!」


クロエ「ご、ごめんなさい……」


リリィ「1対13でマホリオなんていじめですよ!」

リリィ「ウィンさんもなんでそんな試合受けたんですか!」


ウィン「ボクが頼んだんだよ〜……」


リリィ「な、な……! ナミネさん!」


ナミネ「は、はいっ!?」


リリィ「ナミネさんはこんな馬鹿な試合に手を貸す人だとは思ってませんでした!」

リリィ「ウィンさんがやるって言ったからって本気にしないでください!」


ナミネ「ご、ごめんなさいっ!」


リリィ「……とにかく応急処置はしました。ウィンさん含め全員あとで反省文ですからね!」


「はーい……」


ーーーーー

ーーー

227 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:32:47.08 ID:Hjx3MOWao
食堂ーー


クロエ「さて、今回少しは手応えあったんじゃないかしら」


楓「はいはーい、ちょっといい?」

楓「すごい発見かも。ウィンさんの瞬間移動なんだけどさ、瞬間移動じゃないのかもしれない」


クロエ「どういうこと?」


楓「あたしの魔法の性質上、空気の流れを感じるんだよ。それでウィンさんが消えたとき、すごいスピードで空気が動いたのを感じたんだ」


嵐「てことは……」


楓「あれは瞬間移動じゃなくて、超超超高速移動ってこと」


クロエ「なるほどね……」


レナ「よくそんなのにシュート当てられたわね」


デン「い、いや、なんとなく分かったっていうか……それにかすっただけだし……」


晶「消える訳じゃないなら、対策できないこともないな」


ヒカリ「動く前に撃つ……とか?」


モミジ「身動きを取れなくするとか……」


やいのやいの


クロエ(ふふ、どうよウィンさん。あなたの後輩は進化し続けるわよ。これでもまだつまらないのかしら?)


ーーーーー


ウィン(半年前より楓さん達は魔法が強くなってた)

ウィン(遠巻きに見てただけだけど、レナさんの魔法も前より堅くなってた)

ウィン(ボクに魔法をかすらせるデンさんがいる)

ウィン(新しい魔法を試してきたティアさんアルシェさん、それにクロエさんチーム……)

ウィン(つい我を忘れて強いシュート撃っちゃったし、クロックも5回も使わされたし……)

ウィン「んー……」

ウィン「面白かったな〜」ノビー
228 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 00:33:16.36 ID:Hjx3MOWao
ここまで
続きは明日書いて投下します
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 09:37:03.81 ID:CFBh0ltFO
おつです
あれだけの乱戦で「面白かったな〜」で済む辺り規格外ぶりがヤバい
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 15:41:29.43 ID:aSe5jGLk0
ウィンはどこかのサイヤな星の人なのかな(°∇°;)
231 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 22:07:40.09 ID:Hjx3MOWao
校長室ーー


樹「ふっ……くくっ……!」プルプル


クロエ「ちょっと、何笑ってるのよ」


樹「だって……リリィ先生が怒るなんて初めて見たもの……っ」プルプル


クロエ「あらそう……せっかく耳寄りな情報を持ってきたのにそんな態度でいいのかしら?」


樹「耳寄りな情報?」


クロエ「きっと驚くわよ」


樹「そんなに言うんなら笑わないで聞いてみようかしら」


クロエ「……ラミー・アルファウスさんは生きてるわ」


樹「!!」


クロエ「私が闇に侵されかけた時、闇の中から声が聞こえたの。姿は見えなかったけど、私のことを助けてくれたわ」


樹「ラミー……」


クロエ「これでも笑ってられるかしら」


樹「……いえ、その情報は貴重だわ」

樹「もし仮に生きているのだとしたら……私が助け出す。……絶対に」


クロエ「決まりね。最後の試練は私が勝つだけではなく、ラミーさんも救出する」


樹「ええ。不謹慎だけれど……あなたが闇の魔法使いで良かったと今は思ってるわ」


クロエ「そういうのはラミーさんを助けてから言いなさい。まだ安心するには早いんだから」


樹「そうね」


ーーーーー

ーーー

232 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 22:08:07.42 ID:Hjx3MOWao
自室ーー


ヒカリ「魔力の調整……うーん……」


ガチャッ


クロエ「ただいま、ヒカリ」


ヒカリ「おかえり、クロエ」


クロエ「なんだか難しい顔してるけどどうしたの?」


ヒカリ「ボクの魅了魔法のことでママに話を聞いたんだ。そしたら魔力の形を変えられることが魅了魔法の本質だって言われて」


クロエ「?」


ヒカリ「例えばボクとクロエが闇の魔物に向かって同時にシュートを撃つとするでしょ? その時ボクの魔力がクロエのものと似ていれば、ぶつかったときの魔法の威力が大きく上がるんだって」


クロエ「へえ……魔法ってそういうものなのね」


ヒカリ「そして変化させた魔力の譲渡ができれば、他人に自由自在に好きな魔法を撃たせられる……らしい」


クロエ「私に魔力を入れたときに、ヒカリみたいな魅了魔法が出るってこと?」


ヒカリ「いや、魅了魔法に限らないよ。ボクが性質を変えることができれば、それこそ光の魔力を注ぎ込むことだってできる」

ヒカリ「そうなったら光と闇の魔法を同時に撃てるってこと」


クロエ「す、すごい魔法ね。魅了魔法……」


ヒカリ「ただその魔力の調整と譲渡の仕方が難しくて困ってたところ」


クロエ「水臭いわね。手伝うわよ」


ヒカリ「そう言ってくれると思った」


クロエ「その前に……ほら」ポンポン


ヒカリ「……」ポフン
233 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 22:08:33.59 ID:Hjx3MOWao
クロエ「ちょっと力みすぎ。私の膝枕で少しリラックスしなさい」ナデナデ


ヒカリ「ん……」


クロエ「魔力の譲渡も私でよければ受け取る役をするし、魔力を変化させる方法を一緒に調べたっていいし……」


ヒカリ「クロエは優しいね……」


クロエ「普通よ、このくらい」ナデナデ


ヒカリ「それじゃあこれからよろしく、かな」


クロエ「ええ。任せなさい」


ーーーーー

ーーー

234 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 22:09:16.86 ID:Hjx3MOWao
ローラとティアの部屋ーー


クリア「なんで戦うって言ってくれなかったのー! シンクロしたのにー!」


ローラ「ご、ごめんね? でもウィンさんとの試合だったからすごく疲れちゃうと思って……」


クリア「ローラのためならそんなのいいの! 助けになれない方がやだ!」


ローラ「うう……嬉しい……」キュン


クリア「今度は仲間はずれはヤだからね? 一緒に戦うからね?」


ローラ「うん、お願いするね」ナデナデ


ラピス(ほほえま……あ)ピコーン

ラピス「うう……クリア……」メソメソ


クリア「ど、どうしたのママ!」


ラピス「私なんかよりローラさんの方がいいんですね。ママはクリアを取られて寂しいです……」ヨヨヨ…


クリア「ち、ちが……! ローラも好きだけどママも好きだもん!」アワワ


ラピス(はー……私の娘可愛いですねえ……)ホッコリ


ルク「どう見ても母親よりローラさんにくっついてますよね」


クリア「ルクまで! 違うもん!」

クリア「違う……もん……!」ウルッ


ローララピスルク「はっ!」


ラピス「わ、分かってますよー。ママもクリアのこと大好きですから!」


ローラ「うんうんっ。ドラゴン親子仲良し!」


クリア「……ママ」ギュッ


ラピス「よ、よしよーし」ナデナデ


ティア「……」

ティア(なに愉快なことしてるんでしょうか……)
235 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 22:09:44.34 ID:Hjx3MOWao
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   ???
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(克服中)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(進行中)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
236 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/27(水) 22:10:12.99 ID:Hjx3MOWao
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

2/16回目の行動です
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 22:14:13.57 ID:R20H8QaKO
風邪が治ったナナと時雨に正座させられこってりと絞られるウィン
また、ナナから魔翌力補給として普段の数倍以上の魔翌力譲渡(意味深)をされる羽目に
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/27(水) 22:52:08.75 ID:Gwz58uWFO
修練場でヒカリの魔力変化の方法を色々試す。するとどうやら"何らかの身体的接触"を介していると効率が良いということが判明した。
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/27(水) 22:58:03.82 ID:3YDcsVduo
>>110で言及されてた「かつて闇の試練に打ち勝った魔法使いに会う」事ができないか試してみたい
行ける範囲に住んでいるのか、そもそも会えるような人なのかって話だけれども
ひょっとするとキャラメイク案件になるかな?
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 23:10:11.16 ID:wLjFaP1A0
風邪から復帰したナナがすごい勢いでやってくる。ウィンに無茶させたことを怒られるかと思いきや、まとめてかかってこいというウィンの馬鹿な提案で迷惑をかけた(全員反省文)と謝られ、その事を話す時少し楽しそうだったと感謝もされる
ちなみに、この日はウィンが表向きは風邪休みだったが実際は前日に事の顛末を知ったナナに性的お仕置きをされ過ぎ動けなかった

>>237とセットみたいになっちゃうけど
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/27(水) 23:24:32.58 ID:T718FSthO
反省文の件でリリィ先生に謝りに行くナミネ
ナミネも一応善意から行ったということはリリィ先生も理解しているので、そういう時は自分にも一言相談してほしいとお願いする
242 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/29(金) 22:26:36.37 ID:VecH5Plto
ウィンとナナの部屋ーー


ウィン「……」


ナナ「……」ゴゴゴゴゴ…


時雨「……」


ナナ「私達がなんで怒ってるか分かりますよね?」


ウィン「……はい」


時雨「無茶なんてものじゃないぞ。下手したら死んでたかもしれないんだ」


ウィン「分かってます……」


ナナ「一年生達にも迷惑かけて……」クドクド


ウィン「はい、はい……」


時雨「……む、すまない。私は用事があるから席を外すことにするよ。……ほどほどにしておいてやれよ?」


ナナ「……善処します」


ウィン「ヒッ」


時雨「じゃあまたな」バタン


ナナ「さてと……」ペロリ


ウィン「な……ナナさん……?」


ナナ「なにはともあれクロックを5回も撃ったとのことなので、魔力を回復させないとですよね」


ウィン「ひっ……!」


ああああああぁぁぁぁぁんっ!♡
243 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/29(金) 22:27:04.00 ID:VecH5Plto
修練場ーー


クロエ「うーん……魔力が来てる感じはないわね……」


ヒカリ「ボクも出せてる感じしないしな……」


ギイイイィィ……


ナナ「クロエさん、いますか?」


クロエ「ナナさん。どうかしたの?」


ナナ「ウィンさんと戦ってくれて、ありがとうございました」ペコリ

ナナ「久しぶりに楽しく戦えたみたいです」


クロエ「そう。なら多少は力になれたのかしらね」


ナナ「でもウィンさんのためとは言え、無茶させてごめんなさい。もしウィンさんが本気になったらと思うと……」


クロエ「無事だったからいいわよ。それに、こっちもいろいろ気づけたしね」


ナナ「そう……ですか?」


クロエ「ええ。それよりナナさんと時雨さんは風邪の方はどうかしら」


ナナ「バッチリ回復です。代わりにウィンさんが休むことになってしまいましたが……」


クロエ「あら、災難ね。お見舞い行こうかしら」


ナナ「いえいえ、お気遣いなく。重症ではありませんから明日には復帰できるはずです」


クロエ「そう? とりあえずお大事にって伝えておいて」
244 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/29(金) 22:28:05.34 ID:VecH5Plto
クロエ「……あ」


ヒカリ「?」


クロエ「ナナさんって確か魔力譲渡ができる人だったわよね」


ナナ「はい」


クロエ「それってどうやってるのか教えてもらっても?」


ナナ「うーん……魔力を撃つのではなく相手にくっつけるイメージですかね」


ヒカリ「くっつける……」


ナナ「あと、個人的には身体接触がある方がやりやすいですね」


クロエ「ふむふむ……」


ナナ「何か気になることでもありましたか?」


ヒカリ「ボクの魔法なんですけど……魔力の譲渡ができればもっと使い勝手がよくなるかもしれなくて」


ナナ「そうだったんですね。私でよければいつでも相談に乗りますから、練習頑張ってください」


クロエ「ありがとね、ナナさん。参考になったわ」


ナナ「いえいえ。では私はお部屋に戻りますね」


ヒカリ「はい」


ギイイイィィ…… バタン


ヒカリ「身体接触か……」


クロエ「手でも握ってみる?」


ぎゅっ


ヒカリ「……」キイイイ…


クロエ「……お?」


ヒカリ「ちょっとできてる……かな」キイイイ…


クロエ「なんか来てる気がするわね。ちょっとだけど」


ヒカリ「一歩前進、かな」
245 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/29(金) 22:28:48.12 ID:VecH5Plto
職員室ーー


ナミネ「あの、リリィ先生」


リリィ「はい? あ、ナミネさん」


ナミネ「あの試合のことで謝りに……」


リリィ「もういいんですよ。反省文も受け取りましたし」


ナミネ「うう……でもリリィ先生に怒られたのがショックで……」


リリィ「では、危ないことをする時はせめて一声かけてください。えこひいきはよくありませんが……私もナミネさんが知らない内に危ない目にあってケガをされたらショックですから」


ナミネ「はい、そうします」

ナミネ(……すみません先生! 3月末にまた危ない目に合いそうです!)


リリィ「はい、この話はこれでおしまい。ナミネさん、あまり気負いすぎないように」


ナミネ「……はい。では失礼します」ペコリ


ゴーン ゴーン……


リリィ「放送?」


樹『クロエ・アートルムさん、至急校長室へ来てください。繰り返します。クロエ・アートルムさん……』


ーーーーー

ーーー

246 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/29(金) 22:30:11.44 ID:VecH5Plto
校長室ーー


クロエ「来たけど……」


樹「ラミーの情報をもらってから、もっと力を入れて闇の魔法使いについて調べてみたの」

樹「そしたら、一人話を聞けそうな人が見つかったわ」


クロエ「闇の魔法使い……この本にも載ってる人かしら」


樹「かもしれないわね。会いに行けるよう手配はできるから、これを見て会うかどうか考えてみて」ペラッ


クロエ「資料にまとめてくれたのね。どれどれ……」


闇の魔法使いのプロフィールを作っていきます

テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】闇魔法
【備考】(その他付け足したいことがあれば)

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 22:55:49.13 ID:U/rVd4QLO
【名前】ソフィア・ルナール
【容姿】透き通るような白の長髪と暗闇でも怪しく輝く金の瞳を持ち、人形のように儚い外見の少女
【性格】口数が少なく機械的な口調で無機質な印象を受けるが悪人ではない
【得意魔法】闇魔法 クロエのように闇を発生させるだけでなく闇を凝縮させ様々な形を取ることが出来、その応用で使い魔のようなものを使役することも出来る
【備考】深い森の奥地に存在する廃墟となった古城に一人(+闇で作り出した使い魔)で住んでいる少女(ただし年齢不詳)
人の名前を呼ぶ際は必ずフルネームで呼ぶが、相手から要望があった場合は一応それに合わせてくれたりする
248 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/29(金) 23:38:23.49 ID:VecH5Plto
今日のところは寝るので、明日朝9時頃から改めて投票のアナウンスをします
それまではキャラクター案の募集とします

それと、最近二日に一度の更新ですみません
明日から少しずつ更新ペース上げていきたいと思います
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 00:07:46.44 ID:FUUB9oy70
【名前】御影 墨羽(みかげ すみは)
【容姿】黒の前髪アップ、瞳はくすんだ朱色。身長はやや高めでスレンダー。見た感じの年齢は十代後半くらいに見える
【性格】寡黙な武人を気取っているが、気が高ぶると厨二発言が飛び出す
【得意魔法】闇魔法
必殺技は暗黒双刃(ダブルブレイド・ダークセイバー)。闇で編まれた両刃の薙刀を虚空より抜き放ち、刹那の間に無数の斬撃を叩き込む。あいてはしぬ
【備考】研ぎ澄まされた武力で闇を撃退し続け、やたら強いメンタルで自身の心の闇に打ち克った脳筋。近接戦闘力は極めて高いが空中戦や遠距離戦はからきしであり、マホリオなどは以ての外だったりする
普段は山に籠もっており、時折人里に降りてきては山菜や果物などを売って生計を立てている。山で遭難した人を助けたり、泣いている子供に闇を使った芸を見せて泣き止ませたりと、意外と面倒見は良い
250 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/30(土) 09:12:41.03 ID:lKiEaTlRo
1.ソフィア
2.墨羽

↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に100を超えたキャラが闇の魔法使いとなります
12:00までに誰も100に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが闇の魔法使いとなります
自分の作成したキャラには投票できません
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 09:18:25.49 ID:FUUB9oy7o
2
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 09:29:12.07 ID:FUUB9oy70
1
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 09:31:08.71 ID:uA3zE2Ij0
1
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 09:31:34.78 ID:61iGPDblO
1
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 09:32:31.33 ID:QbEPk+UDO
2
256 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/30(土) 09:36:07.16 ID:lKiEaTlRo
闇の魔法使いはソフィア・ルナールに決定しました
設定は>>247を参照
257 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/11/30(土) 09:43:03.08 ID:lKiEaTlRo
クロエ「ソフィア・ルナールさん、ね……」


樹「森に迷い込んだ人が闇に助けられたって。多分その人がやったんだと思うわ」


クロエ「ぜひ話を聞きたいわね」


樹「それじゃあ本人に会えるよう手配しておくわね。来週あたりでいいかしら」


クロエ「ええ、お願いするわ」


現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

3/16回目の行動です
3回目の行動終了後、ソフィアに会いに行きます
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 09:46:47.75 ID:d7rQelXkO
晶の悩みについて色々と境遇が似ている時雨に相談してみる
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 10:35:00.26 ID:GwtnDGZA0
ナミネのお相手探しの作戦を練り直すため、ティアの恋愛漫画を参考にどんなシチュだと恋におちるか二人で考え実践してみるうちに、結局自分たちがイチャイチャちゅっちゅしてしまうティアルシェ
そこにナミネがやってきてごゆっくり〜と気を使われてしまい二人で全力で弁明
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/11/30(土) 10:50:30.52 ID:b3Do936aO
凜華と共にモミジの高所恐怖症の克服 今回は以前クロエに悩み解決してもらった経験のあるイオも同行
訓練や励ましからだいぶ平気になってきたモミジだったが着地寸前にバランスを崩してイオの上に落ちてしまう
幸い高度がそこまででもなかった・モミジの斥力が間に合った・イオとモミジの緩衝材が優秀だったことから無事だったが、押し倒すような感じになってしまい夏休みの件も思い出してしまいお互いに真っ赤に
(あとクロエが精神的に死んだ)
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 13:19:07.27 ID:OPedYJOiO
演劇部で次の演目について百合江が投影魔法で自分のイメージをプレゼン
……と思ったら、自分がイメージしてきたアルくま百合妄想を流してしまい稽古どころではなくなる
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 14:53:09.35 ID:uA3zE2Ij0
クリアとラピスに触発されてクロエにべったりするローラ
263 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:01:07.22 ID:vYwhGwbBo
クリア「ママ〜♪」ギュー


ラピス「は〜い♪」ギュー


ローラ「……」ギュー


クロエ「……ローラ? 抱きついたりしてどうしたの?」


ローラ「クリアとラピスさんが羨ましくて……」


クリア「暖かいねえ」ギュー


ラピス「ですねえ」ギュー


クロエ「やれやれ……」ナデナデ


ローラ「!」


クロエ「可愛いこと言ってくれるわね、ローラ」


ローラ「うう……」


クロエ「たまにはこういうのもありかもね」ギュッ


ローラ(……しあわせ……)


クロエ「あったかい?」


ローラ「うん……」


クロエ(時雨さんには悪いけど、少し会うのが遅れちゃいそうね)


ーーーーー

ーーー

264 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:01:38.78 ID:vYwhGwbBo
空き教室ーー


クロエ「遅れてごめんなさいね」


時雨「大した遅れでもないし構わないよ。それより、相談というのは?」


クロエ「晶のことでちょっとね」


時雨「晶……」


クロエ「魔力のない喧嘩でも負けないほど晶は強い。けど、そのせいで人を傷つけてルールなしじゃ戦えなくなったの」


時雨「そうだったのか……」


クロエ「古武術と剣道じゃ違うかもしれないけど、なにかアドバイスがほしい」


時雨「私は正直なところ武術馬鹿だからな。あまり期待はしないでくれ」


クロエ「……そう。じゃあ期待しないで聞くけど、アドバイスはある?」


時雨「一つ言えるのは、晶も私と同じ馬鹿だと言うことだ」


クロエ「馬鹿?」


時雨「晶の場合は大馬鹿、かな」

時雨「何度か稽古を付けてて思ったが、晶は考える前に体が動くタイプのようだ」

時雨「思えば初めて私達と戦ったときも、恐らく反射だけでウィンのシュートに反応していたしな」


クロエ「そうね……あの反射速度は尋常じゃなかったわ」


時雨「だからもしかしたら……頭では喧嘩じゃないと考えていても、体が反応しないこともあるかもしれない」


クロエ「それはやっかいね」
265 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:02:06.29 ID:vYwhGwbBo
時雨「だが逆に……ルール無用の状態で、なおかつ体が動いてしまう状況を作り出せば……」


クロエ「体が勝手に反応して、殻を破れる……?」


時雨「あくまで「かもしれない」だがな」

時雨「私も体が勝手に反応することがあってな。その時の動きはほんの一瞬だが、ウィンのスピードも上回れるんだ」


クロエ「それはすごいわね……」

クロエ(体が反応する状況を作りあげる……ね。光明見えてきた、かしら?)
266 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:03:04.42 ID:vYwhGwbBo
中庭ーー


クロエ「イオ、今日はよろしくね」


イオ「う、うん。お手伝い頑張るね」


モミジ「よろしくお願いします」ペコリ


ふわ……


モミジ「わわ……」


クロエ(かなり安定して高く飛べるようになってきてるわね……)


凜華「いい感じ。そのままそのまま」


イオ「飛びたい方向だけを見てください」


モミジ「っ……」フワフワ


クロエ「いいわよモミジ。昨日よりまたさらに高く飛べてる。一回降りて記録確認よ」


モミジ「う、うん」フワー…


イオ「すごい、モミジさん……苦手なことを克服してるなんて」


モミジ「そ、そんなことないよ」フワ…

モミジ「みんなも頑張ってるし、足は引っ張れな……っ!」ガクッ


イオ「モミジさん!」バッ!


モミジ(お、落ちる!)

モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」グイン!


もっにゅううう……


凜華「大丈夫!?」


イオ「……だ、大丈夫……ですか?」


モミジ「う、うん。ギリギリ自分と地面の間に魔法を撃てたから」


イオ「よ、よかったです。怪我もなさそうで……」ムギュウ…


モミジ「い、イオ……さん? そろそろ離れてくれないかなー……」
267 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:03:31.13 ID:vYwhGwbBo
イオ「ひゃっ!? す、すみません!///」バッ


モミジ「い、いいよいいよ。イオさんもケガなかった?」


イオ「は、はい。私は平気です……」


モミジ(うう……あの柔らかさ、旅行のときのこと思い出しちゃうよ……///)


イオ(し、下着姿で抱き合ったんですよね……記憶ないんですけど……///)


クロエ「」


凜華「クロエさん、とんでもない爆弾がきちゃったね……」


クロエ「ナニアレ。ムネガツブレテ……?」


凜華(クロエさんが壊れた……)

凜華「き、今日のところは解散! 私達は演劇部に行くから!」


モミジ「あ、う、うんっ」


ーーーーー

ーーー

268 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:04:02.91 ID:vYwhGwbBo
部室ーー


百合江「さて、今日は次の舞台の発表をしますわ」


クロエ「次の舞台……」


モミジ「マホリオの優勝校ってことで、その学校の演劇部の人たちが毎年子どもたちにマホリオのことを教える劇をしてるんだって」


百合江「つまり今年はリリウム演劇部の番。まあ簡単な劇ですが、流れを確認しますわね」ヴオン

百合江「まずメインキャストは三人。マホリオですから当然ですわね」


アルト『くるくま、私ずっと我慢してたんだよ……』


くるくま『だ、だめ……アルト……もう一人のチームメイトが来ちゃう……』


アルト『捜し物を頼んだからしばらく来ないよ……』


くるくま『あ……っ』


クロエ「な……っ!」


モミジ「え……え……?///」


凜華「こ、これは……///」


百合江「いいい今のは違いますわ間違えましたわ常日頃考えていたアルくま妄想のシチュがつい出ちゃっただけですわ」


クロエ(常日頃考えてるのね……)


百合江「あああえっと今日のところは解散しますわまた後日説明しますわごきげんよう」ピューッ


モミジ「す、すごいの見ちゃったね」


凜華「そうだね。ビックリしたよ」


クロエ「あんな漫画みたいなシチュエーションよく思いつくわね……現実どこを探してもそんなことないでしょうに」


ーーーーー
269 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:04:33.24 ID:vYwhGwbBo
アルシェの部屋ーー


ティア「漫画持ってきました」


アルシェ「これで作戦練り直し……」


ティア「やはり恋愛のことは恋愛漫画が一番ですね」


アルシェ「……」ペラペラ


ティア「……」ペラッ


ぺらっ…… ぺらっ……


アルシェ「……ティア」


ティア「はい?」


アルシェ「このページ……」スッ


ティア「壁ドン……ですか?」


アルシェ「ヒロインがすごくときめいてる。もしかしたら使えるかも」


ティア「壁ドンはキュンときちゃいますよ。ありかもです」


アルシェ「きゅんと……」


どんっ


アルシェ「……」ジッ…

アルシェ「これできゅんとくるの?」


ティア「はい……っ」キューン


アルシェ「……もう」

アルシェ「ティアのその嬉しそうな顔ずるい……キスしたくなる……」クイッ


ちゅ……


ティア「ん……っ」


アルシェ「ん、ちゅ、ちゅ……」


ティア「ちゅう……」


ガチャッ


ナミネ「アルシェさん、作戦かい……ぎ……?」


ちゅっちゅっちゅー


ティア「!? あ、あるひぇ、まっ……んむうっ!」


アルシェ「ティア……ちゅ……好き、好き……!」


ナミネ「ご、ごごごごゆっくり!」バタン!
270 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:05:00.16 ID:vYwhGwbBo
アルシェ「!」ビクッ

アルシェ「今もしかしてナミネいた……?」


ティア「いまひた……」ヒクッヒクッ

ティア「お、追いかけましょう……弁解しないと……」


アルシェ「立てる?」スッ


ティア「ふあ……っ!」ゾクッ♡

ティア(腰に手を当てられただけなのにぃ……!)フルフル


その後ナミネに追いついた二人は「見せつけるためではなく歯止めが効かなかっただけ」と弁解し、余計恥ずかしい思いをしたという……。
271 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:05:33.53 ID:vYwhGwbBo
闇の魔法使いが住む森ーー


クロエ「ここが……」

クロエ(空気が気持ちいいわね……私の闇の魔法と馴染むのかしら)


迷い人……


クロエ「! いいえ違うわ!」

クロエ「ソフィア・ルナールさん、あなたに会いに来たの!」


そう……


クロエ(闇がそこら中に……)キョロキョロ


闇の無い方へ進んでください……その方向にお城があります……


クロエ(なるほどね。闇を通行止めのテープ代わりに使って道順を教えてるってわけ)テクテク


昨日雨が降ったので足元に気をつけてください……


クロエ「あ、ありがとう。優しいのね」


いえ……


ーーーーー

ーーー

272 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:06:23.87 ID:vYwhGwbBo
廃墟のお城ーー


ギギイイイ……


クロエ「……ソフィアさん?」


ソフィア「はい。お待ちしておりました」


クロエ「はじめまして、ね。私の名前はクロエ・アートルム。よろしくね」


ソフィア「よろしくお願いします、クロエ・アートルム様」


クロエ「堅苦しいわね。クロエだけでいいわよ」


ソフィア「ではそう呼びます。クロエ」


クロエ「そうそう、それでいいの」

クロエ「それじゃあ本題に移るわね」


ソフィア「その前にこちらへどうぞ。お部屋を暖めておきました」


クロエ「あ、そう……それじゃあ失礼するわ」

クロエ(見た目弱々しいのに、マイペースでしかも優しくてなんだかギャップが……)


ソフィア「こちらにお掛けください」


クロエ「わ、柔らかい……」


ソフィア「取り寄せました」


クロエ「え? まさか私をもてなすためだけに?」


ソフィア「はい」


クロエ「そ、そうなの。なんだか悪いわね」


ソフィア「冗談です。きちんと手入れしているだけです」


クロエ(冗談が分かりにくい……)

クロエ「……椅子の話はいいのよ。それより聞きたいことがあるの」


ソフィア「樹・ユグドラシル・リリウムより聞いています。なんでもあなたも闇魔法の使い手だと」
273 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:07:03.36 ID:vYwhGwbBo
クロエ「そう。そのことで相談に来たの」


ソフィア「と言いますと」


クロエ「どうやって闇をコントロールできるようになったのか聞きたいの」


ソフィア「私の場合は闇と友達になりました」


クロエ「闇と友達? そんなこと可能なの?」


ソフィア「友達というのはあくまで比喩表現です。小さい頃から友達もできず家族にも見放された私に、15歳の頃闇が襲ってきました」

ソフィア「闇が私を捕らえようとしたその時、この闇が私の友達ならいいのにと思ったんです。そしたら闇は吸い込まれるように私の内側に入り込んで、それからは闇魔法を自由自在に使えるようになりました」


クロエ「へえ……。自由自在にっていうのはどのレベルで?」


ソフィア「このような感じです」


ざっざっざっ


クロエ「小人?」


ソフィア「これは私が産み出した使い魔です」


クロエ「へえ……」


ソフィア「言葉は話せませんが……結構気に入ってますよ」
274 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:08:11.88 ID:vYwhGwbBo
クロエ「闇を受け入れる……ね」


ソフィア「闇は使う人によって性質が微妙に異なります。私の場合は友達がいない『孤独』から生まれた闇。本質は『友達である使い魔となるまで闇を凝縮できること』です」


クロエ「私は皆を失いたくない『喪失感』……かしら」


ソフィア「であれば『闇の中に魔力を感じることができる』。あるいは『何かにぶつかっても消えることのない闇を撃つことができる』といった性質になるかと」


クロエ「なるほど……」


ソフィア「あくまで予想なのでどうなるかは分かりませんが。ちなみに今までに何回ほど闇の魔物に襲われましたか?」


クロエ「えーっと、3回ね。クモ、ヘビ、ドクロの順よ」


ソフィア「でしたら次が最後かと思います。私の場合はそうでした」

ソフィア「最後の魔物は、私の場合は鬼でしたね。そしてそれを倒したあとに闇そのものが襲ってきて……」


クロエ「それを受け入れた、と」


ソフィア「はい。私の場合は、ですが」


クロエ(やっぱり最後の魔物は鬼……そして闇が襲ってくる)

クロエ「ありがとう。いろいろ参考になったわ」


ソフィア「それはなによりです」


クロエ(闇を受け入れることで試練を乗り越えることができる……これは収穫だわ)

クロエ(闇の性質が違うってことは試練の乗り越え方も違うかもしれない。でも、目の前に闇の試練を乗り越えた人がいる)

クロエ「……頑張るわ」


ソフィア「はい。無事乗り越えられたらまた来てください。私も闇の魔法使いの友達が増えるのは大歓迎ですから」


クロエ「ええ。その時はよろしく」
275 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:10:19.95 ID:vYwhGwbBo
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

4/16回目の行動です
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:26:47.06 ID:Hub+NLq2O
闇の試練云々を抜きにしても『死の危険が迫っていることが分かるのに動けない=危険から逃げられない』
ということはいざという時に不味いのではないかと考えて楓の事情を知っている樹や橘花に相談する
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:55:38.34 ID:RPJHF1hA0
エミールの魔法で再びロリ化現象が起き今回はナミネに直撃、一時的に保健室で預かることになりリリィ先生に任せると、母性が感じられたり弟妹の世話をしていた経験があったりでとても上手にあやしナミネの方も元に戻るまでリリィにべったりになった
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 23:15:42.01 ID:Jj9oUXkAO
ナナから魔翌力譲渡の指南。今度は実際に手を握ってナナからしてもらう
ナナ曰く『ウィンにする時と比較して効率が悪い』とのことで『相手のことを想ったり考えたりすれば効率が上がるのでは』と推測する
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 23:51:48.91 ID:TrJplo4ZO
クリアのもう一人の母のことがふと気になったのでラピスに聞いてみる
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 00:15:03.54 ID:JarqngAAO
未だ不明なレナの悩みについて探るべく、デンの方からレナに何か悩んでないか聞いてもらう
281 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:08:15.19 ID:bi0Pxdfto
修練場ーー


ヒカリ「では、よろしくお願いします」ペコリ


ナナ「はい。魔力の譲渡をヒカリさんにやればいいんですよね?」


クロエ「ええ。体験するのが早いと思ってね」


ナナ「ではやってみましょう」ギュッ

ナナ「……」キイイイ…


ヒカリ「あ、来てる……」


クロエ「すごいわね。ウィンさんチーム魔力切れしないんじゃない?」


ナナ「うーん……」


ヒカリ「どうかしましたか?」


ナナ「ウィンさんに魔力を補給するときと違って、あまり上手くいかなくて……」


クロエ「なにか違いでもあるのかしら。ヒカリも魔力を受け入れる準備をしないとだめとか」


ヒカリ「クロエ」ヒソヒソ


クロエ「?」


ヒカリ「好きな人に魔力を補給するときは上手くいきやすいのかも」ヒソヒソ


クロエ「あー……ウィンさん相手にってそういう……」


ナナ「?」


クロエ「ヒカリも相手のことを想ってやれば上手くいくかもね」


ヒカリ「かも。ありがとうございました、ナナさん。少し掴めた気がします」


ナナ「そうですか? お役に立てたなら嬉しいです」


ーーーーー
282 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:08:41.71 ID:bi0Pxdfto
校長室ーー


クロエ「失礼するわ」


樹「いらっしゃい。相談があるって聞いてるけど……なにかしら?」


橘花「む、席を外したほうがいいな」


クロエ「いえ。一緒に聞いてくれる?」

クロエ「楓のことで相談したいんだけど……教師になら聞かれても大丈夫でしょ?」


橘花「かえで……ああ、あの吸血鬼の」


樹「楓さんがどうかした?」


クロエ「昔死にかけたせいで、危険が迫ると体が動かなくなるって……」


樹「そんなことが……」


橘花「面白いな。未来予知はそこらの魔法使いにできる芸当じゃない」


樹「橘花、面白がるところじゃないわよ」


クロエ「仮に私の闇の試練のせいで体が動かなくなったら、最悪の場合攻撃を避けられないなんてことも考えられるじゃない」


樹「そうね……」


橘花「ならこういうのはどうだ? ウィンに全力で戦ってもらって荒療治するんだ」


クロエ「危険じゃないかしら」


樹「危険ね」


橘花「うむ……」


クロエ「橘花先生どうにかできないの?」


橘花「管轄外だな。魔法に起因しないことは分からん」
283 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:09:22.34 ID:bi0Pxdfto
クロエ「どうにかして助けたいのだけど……」


樹「……それは自分の闇の試練のために、強力な味方がほしいから?」


クロエ「は? そんな訳ないじゃない」キョトン

クロエ「私の闇の試練は避けられない。でもその過程で苦しむ人が出てほしくない。それじゃ理由にはならない?」


樹「……そう、それならいいの。もし自分のために危険なことに巻き込もうとしてたならこちらにも考えがあったけど……協力するわ」


橘花「どうするんだ?」


樹「それはまだ分からないけど……どうにかする」


クロエ「頼もしいわ」


樹「とにかくありがとう。私達のしらない問題を教えてくれて」


クロエ「ええ。頼り切りにはならないようにするけど、何か案があれば手伝わせて」

クロエ「それじゃあ私は部活に行くから失礼するわね」


樹「ええ」


バタン


橘花「……ところで闇の試練ってなんだ?」


樹「えーっと……」

樹(話してもいいわよね)

樹「ちょっと長くなるけど説明するわね」


ーーーーー

ーーー

284 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:09:49.22 ID:bi0Pxdfto
部室ーー


クロエ「さて、今日こそレナの悩みを聞かせてもらうわよ」


レナ「しつこい」


クロエ「だって悩んでるのに誰にも言えないなんて辛いじゃないの」


レナ「別に辛くないわよ」


クロエ「ぐぬぬ……」


ーーーーー


クロエ「私からはどうやっても聞き出せそうにないわ」


デン「そ、それで私が?」


クロエ「ええ。レナはデンのこと気に入ってるみたいだし、もしかしたら話してくれるかも」


デン「自信ないけど……」


クロエ「いいから行って。頼んだわよ」


デン「強引だ……死にたい……」


ーーーーー

ーーー

285 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:11:01.59 ID:bi0Pxdfto
クロエ(さて、どうかしら……)コソコソ


デン「え、えと、レナさん」


レナ「デン? どうかした?」


デン「レナさんが悩んでるってクロエさんから聞いて、力になりたいなーって……」


レナ「……クロエが差し向けたのね」

レナ「はあ……デン、あなたがそんなことしなくていいのに」


デン「た、確かにクロエさんに頼まれたけど、でもレナさんのおかげで昔の姿も取り戻せたから……だからレナさんの力になりたいのは本当」

デン「……それとも私なんかには話したくないかな……?」


レナ「そうね、他人には話したくないわ」

レナ「……でもあなたになら話してもいい」


デン「ほ、本当!? 聞くよっ」


レナ「……すう、はあ……」


デン「……」ゴクリ


レナ「……昔……まあ、中学までの頃の話ね。私、今のあなたみたいな……ううん、もっと酷い根暗だったの」

レナ「それを知られるのが怖い。昔のことを誰かに知られて、馬鹿にされるんじゃないかっていつも悩んでる」


デン「……そうだったんだ」
286 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:11:49.49 ID:bi0Pxdfto
レナ「あなたに話したのは、私は中学の頃のあなたを知ってるから」


デン「お、覚えてないけど……」


レナ「それでもあなたの根っこは変わってないって信じてる。誰にでも優しくて、人の違う一面だって受け入れてしまう」

レナ「それに、こんなふうに変われたのもあなたのおかげだから」


デン「そ、それってどういう……」


レナ「それはさすがに恥ずかしいから秘密。もしあなたが思い出せたらその時は教えて?」


デン「……うん」


レナ「話したら少しすっきりしたわ」

レナ「……あ、万が一にもないと思うけど、言いふらしたりしたら酷いわよ」


デン「言わないよ、絶対に」

デン「話してくれてありがとう、レナさん」ニコッ


レナ「っ///」ドキッ


デン「じ、じゃあ秘密を抱えてる者同士頑張ろうね」


レナ「あなたから頑張ろうなんて言葉が聞けるなんてね」


デン「信用ない……死にたい……」


レナ「ふふっ、からかっただけよ。頑張りましょうね」


クロエ(……聞いちゃったわ……)

クロエ(デンに任せるのが最善かしら……)


ーーーーー

ーーー

287 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:13:19.10 ID:bi0Pxdfto
ローラとティアの部屋ーー


ローラ「よしよし」ナデナデ


クリア「〜♪」


クロエ「……」


ローラ「クロエちゃん? ボーッとしてるけど何かあった?」


クロエ「あ、ううん。なんでもないわよ」

クロエ(レナの悩みのこと考えてたとは言えないものね……)

クロエ「……ただローラがクリアの母親っぽいなーって思って」


ラピス「母親ですか……」


クロエ「そういえばクリアのもう一人の親ってどこにいるのかしら。会ったことないわよね」


ローラ「うん。私も気になるなあ」


ラピス「いいですよ、お話します。私の嫁はですね……」


クリアのもう一人の親、ラピスの嫁は
1.人間
2.ドラゴン
3.その他(自由安価)
安価↓

仮にラピスの嫁がドラゴンであっても、クリアの恋人には人間・ドラゴンどちらもなることができます
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 01:26:28.61 ID:BCsnZPEzO
2
可能ならバリエーション増やしてみたいし水晶竜以外とかも行けるかな?
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 10:23:55.77 ID:i/Qirtkm0
レッドアイズダークネスメタルドラゴンは禁止のようですが青眼の白龍やタイラントドラゴンは可ですか?
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 12:24:11.52 ID:dmnx8ZJwO
青眼はともかく個人的にレダメやタイラントは雄のイメージがある
291 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:17:46.04 ID:bi0Pxdfto
>>289
調べました
遊戯王ですね

クリアのお母さんも、機会があればどんなドラゴンなのか安価で募集するつもりです
種族としてありえそうなら、見た目がゴツいという理由で不採用にはしません
人化したときにかっこいい女性になるっていうのもありかもしれませんね
292 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:18:15.31 ID:bi0Pxdfto
ラピス「私の嫁はとても強いドラゴンなんです」


クリア「そうだよ! ママよりずっと強いの!」


クロエ「ラピスさんよりねえ……」


ローラ「お母さんの方はクリアと一緒にいなくていいんですか?」


ラピス「ドラゴンというのがそもそも個体の少ない種族なのはご存知ですよね」


ローラ「はい」


ラピス「実は、違う種族のドラゴン同士で番になると子どもは必ずそれぞれの種族の双子になるんです。そして、それぞれ同じ種族のドラゴンの親が双子が大人になるまで育てます」


ローラ「ということは、お母さんの方は水晶竜ではないということですか?」


ラピス「そのとおりです。何の種族かは……もしも会えたときのお楽しみにとっておきましょう」


クロエ「楽しみね。それに、ラピスさんより強いだなんてウィンさんが聞いたら喜びそう」


ラピス「ふふ、そうですね」


ーーーーー

ーーー

293 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:18:43.09 ID:bi0Pxdfto
保健室ーー


ぐすっ、ぐすっ……


リリィ「よしよし、泣かない泣かない」


ナミネ(幼女)「泣いてないもん……」グスッ


リリィ「うんうん、ナミネちゃんは強いね」ナデナデ

リリィ(エミールさんの魔法が暴発したって聞いたけど……まさかナミネさんが小さくなってしまうとは)


ナミネ「……」ギューッ


リリィ「私の妹になったみたい」ヨシヨシ


ナミネ「リリィ……お姉ちゃん?」


リリィ「はーい、お姉ちゃんですよ」


こんこんっ


エミール「あ、あの……何か手伝えることありますか……」オズオズ


ナミネ「やっ!」プイッ


リリィ「あらら……ナミネさんは私がお世話しますから、気にしなくて大丈夫ですよ」


エミール「そうですか……ご迷惑おかけします……」ペコリ


リリィ「いえいえ」


バタン


リリィ「もうあの怖い魔法使う人はいませんよー」


ナミネ「んー」ギュー


その後保健室に訪れた生徒によると、そこには微笑ましい二人組が佇んでいたという……。
294 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:19:15.86 ID:bi0Pxdfto
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(克服中)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(進行中)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
295 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:19:43.69 ID:bi0Pxdfto
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

5/16回目の行動です
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/03(火) 23:59:57.59 ID:aUtzxxwYo
ということは、ラピスのパートナーに加えて彼女が育てているクリアの姉妹もいるわけか

ローラの夢の中に見知らぬ女性が出現
彼女が言うにはどうやらラピスが話していたパートナーのようで
故あって離れていたけど久々に彼女に会いたくなった、そちらに行ってもいいだろうか?と夢を介して近しい者にアポを取りに来たらしい
勿論断る理由はないしOKするローラ(夢の事はしっかりと覚えていた)
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/04(水) 00:14:07.87 ID:p+dSzjU6O
ロリ化した時のことをしっかりと覚えており何かとリリィ先生を意識してしまうナミネ
悶々としていたところで樹に会い、思いきって教師と生徒の恋愛について相談(ただし自分がかつてティアから相談された時のように『知り合いの話』などとぼかす)
ラミーのことを思い出し『愛するという気持ちに身分や歳の差なんて関係ない』とアドバイス
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 00:53:53.04 ID:bZoc/Q4JO
体調を崩して寝ていた楓のお見舞い中に過去の悪夢がフラッシュバック
普段からは考えられないほど弱々しく嵐にすがりつき啜り泣く楓と、それを抱き締めて必死に励ます嵐
途中から晶も励ましに入りどうにか落ち着かせることが出来た
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 02:06:02.84 ID:HWBnGPnYO
ナナから得た教訓を生かして早速クロエのことを考えながらヒカリの魔翌力譲渡
だがナナとウィンの色々なやり取りを思い出してどうしてもそっち方面を想像してしまう(なお譲渡の効率は目に見えて上昇した)
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 08:54:20.99 ID:gNsiywazO
訓練の成果もあって遂にモミジが高所恐怖症を克服、そのおかげか空中での制動や魔法の精度が上がった
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 09:16:20.89 ID:fFzKwGUH0
リズが好奇心に負け魔眼と毒で部屋を脱出

DOKI☆DOKI☆学校探検に乗り出す
302 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:16:51.84 ID:nEx3Setqo
自室ーー


クロエ「それじゃあ練習してみましょうか」


ヒカリ「うん。お願いします」


ぎゅっ


クロエ「ナナさんとウィンさんみたく考えるのよ」


ヒカリ「ナナさんみたいに……」


クロエ「……///」


ヒカリ「……///」


クロエ「ちょっと、なに顔赤くしてるのよ///」


ヒカリ「く、クロエこそ。なに考えてるのさ///」


クロエ「私のことはいいから早く魔力出しなさいよ///」


ヒカリ「わ、分かったよ」キイ…


クロエ「……あ」

クロエ「すごい、魔力が増えてるのが分かるわ」


ヒカリ「うん、ボクも感じる」


クロエ(ヒカリから来た魔力が体の中に溶けていく感覚……これが魔力が形を変えるってことかしら)


ヒカリ「これで他の魔力の形に変えられれば文句ないんだけど……」


クロエ「これでも十分よ。ナナさんほど効率もよくないし、魔力量も少ないかもしれない。でも、ナナさんと違って『その人にあった魔力』を補給できる」


ヒカリ「うん。自信ついてきたかも」


クロエ「これからも練習は付き合うわ。でも無理はしないように」


ヒカリ「うん」


ーーーーー

ーーー

303 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:17:19.09 ID:nEx3Setqo
中庭ーー


クロエ「モミジ、一回休憩よ」


モミジ「う、うん」


凜華「だいぶ安定してきたね」


モミジ「うん。高いところにも行けるようになったし……」


クロエ「あとは実戦かしら?」


モミジ「うん」

モミジ「でもその前にもう一回飛んでくるね」


クロエ「頑張るわねえ……」


凜華「……あれ? 箒が違うような……」


クロエ「え?」


びゅんっ!!


クロエ「も、モミジ! それ私の! 超速箒よ!」


なにそれええええええぇぇぇぇ


クロエ「落ち着いて! ゆっくり降りてきて!」


凜華「お」


モミジ「え、えいっ、真っ直ぐ! 真っ直ぐー!」ギュン!


クロエ「そう、そのまま! 凜華、空で捕まえるわよ!」フワッ


凜華「ああ!」フワッ


モミジ「と、止めてえええええ!」


クロエ「せー……」


凜華「のっ!」ガシッ!


クロエ「箒から手を離して!」


モミジ「!!」パッ


ひゅー…… からんからーん……


凜華「……ふう」


クロエ「なんとかなったわね……さ、降りましょう」
304 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:17:55.62 ID:nEx3Setqo
クロエ「まさか箒置き場に置いといたのを間違って使っちゃうなんてね」


モミジ「びっくりしたよ……」


凜華「大丈夫かい? また怖くなったり……」


モミジ「……そういえばそんなこと考える暇もなかったかも」


クロエ「じゃあ改めてもう一回飛んでみましょう。はい、こっちがモミジの箒よ」


モミジ「ありがとう」フワッ…


凜華「どうかな? 飛ぶのに支障はない?」フワー


モミジ「す、すごい……! 全然怖くないよ! さっきのが強烈すぎて……」


クロエ「そ、そう……」

クロエ(まさかあの箒でいい方向に転がるなんて)


モミジ「飛べるよ、私! 特訓に付き合ってくれてありがとう!」


クロエ「いい顔ね、モミジ。あとはたくさん飛んで、どんどん慣れていけばいいから」


モミジ「うん!」


ーーーーー

ーーー

305 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:18:36.74 ID:nEx3Setqo
楓と嵐の部屋ーー


こんこんっ


クロエ「失礼するわよ」ガチャッ


嵐「あ、クロエ。来てくれたんだな」


クロエ「ええ。楓の風邪の具合はどう?」


嵐「今は寝てる。なんだかうなされてるから、起きたときに悪化してないか心配だけど……」


楓「ぅ……あ……」


クロエ「辛そうね……」


嵐「こういう時は手を握れば大概落ち着くんだけど、今回はそうもいかないみたいでな……」ギュッ


楓「ら……ん……」


嵐「ここにいるよ、楓」


楓「や……こわ、い……」フルフル


嵐「……楓?」


楓「っ!!」ビクウッ!


嵐「楓!」ギュッ!


楓「やだっ! や……っ! からだ、動かなっ……!」ガタガタ


クロエ「楓、大丈夫!?」


楓「し、死ぬ、やだ、死にたくないっ、こわい、こわいこわいっ! らん、あきら!」ガタガタ


クロエ「あ、晶呼んでくるわ!」


嵐「頼む! 楓、大丈夫だ。怖くない、死んだりしないよ」ポンポン


楓「さむ、い……からだ、凍ってるみたいで……っ! 死ぬの……やだよ……っ」

楓「うっ……! げ、げええええ……」ビシャビシャ


嵐「大丈夫、大丈夫……」ナデナデ
306 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:19:11.44 ID:nEx3Setqo
バンッ!


晶「楓! 大丈夫か!」


クロエ「廊下にいた! ちょうどお見舞いに来たとこだったわ!」


嵐「ナイス、晶!」


楓「こひゅーっ、こひゅー……っ!」


嵐「落ち着いて、深呼吸するんだ」


晶「楓……大丈夫だぞ。アタシも来たからな」


嵐「晶、暖める程度の炎出せるか? 楓が寒いって言ってたから……」


晶「任せろ」ボワッ…


楓「あ……ゆび、動く……」


嵐「ゆっくり……ゆっくりな……」


楓「らん……あきら……くろえ……」


嵐「分かるか?」


楓「う、うん……ここ、学校……」


晶「ああ。寮の部屋だ。怖いものなんかないぞ」


楓「よかっ……た……」カクン


クロエ「楓!?」


嵐「大丈夫、安心して寝てるだけだ」


クロエ「そう……。驚いたわ、いつもの楓らしくなくて」


嵐「この発作が起きたときはいつもこんな感じだよ。文化祭の夜はこれより酷かったしな」


晶「……とりあえず片付けないか? 吐いたのがパジャマにも染みてるし、着替えさせないと」


嵐「そうだな」

嵐「あとは俺たちでなんとかするからクロエは帰って大丈夫だぞ。お見舞いありがとな」


クロエ「ええ。お大事にね」


ーーーーー

ーーー

307 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:20:05.95 ID:nEx3Setqo
ローラとティアの部屋ーー


クロエ「……って感じだったわ」


ローラ「そうだったんだ……楓さん大変だね……」


クロエ「ええ。まさかあんなに酷いとは思ってなかったわ」

クロエ「確かにあれじゃ闇の試練の日に外に出るなんてもってのほかよ」


ローラ「どうにかしてあげたいね……」


ーーーーー

ーーー




ローラ「……」

ローラ(あ、夢だ……)

ローラ(クロエちゃんと別れたあと、寝た記憶があるもん)

ローラ(すごい意識がハッキリした夢だなあ……)


「ーーーー」


ローラ「え?」


「ーーーー、ーー」


ローラ「あ、ラピスさんの奥さん!」


「ーーー」


ローラ「こっちに来たいって……それを伝えるために夢の中にテレパシーを?」


「ーーーーーー」


ローラ「ふんふん。学校の敷地にいるのは分かってるけど、ラピスさんには内緒でサプライズで会いたいと……それで近くにいる人に聞きに来たんですね」


「ーーーーーーーー」


ローラ「私はいいですけど……バレないようにはしてくださいね?」


「ーーーー!」


ローラ「ふふ、では待ってますね」
308 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:22:21.56 ID:nEx3Setqo
ーーーーー


ローラ「……」ムクリ

ローラ(うん、覚えてる。夢だけど、夢じゃないよね)

ローラ「すぐ来るのかな……」


ティア【なんの話ですか?】


ローラ「あ、おはようティアちゃん」


ティア【おはようございます】サッ


ローラ「ううん、こっちの話。人が来るかもしれないの」


ティア【そうでしたか】


ローラ「多分びっくりすると思うけど、皆にも会わせてあげたいな」


ティア「?」

ティア(誰なんでしょう……)


こんこんっ


ローラ「はーい」ガチャッ


親ドラゴンのプロフィール↓〜↓3
【名前】
【種族】
【容姿】(人状態での容姿です)
【性格】
【特殊能力】
【備考】

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/05(木) 01:52:02.14 ID:JiNTdvr3o
【名前】レイア
【種族】黒鋼竜
【容姿】身長はラピスより一回り大きい程度
いつも西洋風の兜を被っている
兜の下は思わずハッとしてしまう程の黒髪ロング美人。瞳の色は紫
ちなみに胸の大きさはラピス以上
【性格】冷静沈着な武人肌。やや男性めいた口調で喋る
しかしその実極度のあがり症で、初対面の人の前では兜を被っていないと会話すらままならなくなってしまう
男性めいた口調も緊張感から来るもので、最愛の家族であるラピスやクリア、あるいは心を許した人の前では優しい女性口調になる
【特殊能力】己の肉体を金属質に変質させる。一部分だけ変化させることも可能
本気を出すと鈍く光る黒色の兜付きプレートメイルを纏い、見た目からは予想もつかない俊敏さで動ける
【備考】ラピスのパートナーでクリアのもう一人の母親
竜族のしきたりに従い遠く離れた地でもう一人の子供を育てていたが、ラピスの事が気になりはるばる彼女の元を訪れた
黒鋼竜はその名の通り黒く輝く鋼の肉体を持つ竜で
その鱗はとても価値が高く武具の材料・芸術作品などにも利用されている
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 03:43:42.54 ID:/bfzYg710
【名前】ルミア
【種族】白竜
【容姿】プラチナブロンドのさらさらロングヘアに蒼の瞳を持つ少女。身長は低く、胸もなだらか
【性格】物静かで穏やか。平穏とお昼寝をこよなく愛する平和主義者
【特殊能力】強力な光のブレスを吐くことができる
また、光のブレスは水晶竜が吸収し光エネルギーとして再利用することも可能
【備考】ラピスの奥さん……なのだが、身長の低さや外見の幼さのせいで妹か娘のようにも見える
人の世に干渉することを厭い、普段は遠く離れた異国の高原で娘(クリアの姉妹)と共に静かに暮らしている
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/05(木) 04:02:15.98 ID:sfx9bz1A0
【名前】ミラ
【種族】黒竜種(突然変異の超稀少ドラゴン)
【容姿】誰もが見惚れるような綺麗な黒髪ロングに金の瞳、ラピスにも負けず劣らずなスタイルをした妖艶の美女
【性格】一人称妾で高飛車
【特殊能力】ドラゴンとしての熱線や炎に闇魔法に似た力を合わせ持ち自分の物にしている。闇色と自称する黒鱗にも宿っており並の威力では力に阻まれ傷一つつかない
【備考】ラピスのパートナー、高飛車な態度だが本人に悪気はなくそれに伴うだけの実力もあり力ではラピスを凌駕する。美しく強いラピスこそ自分の番に相応しいと自負し同時にベタ惚れしており惚れた弱みか普段偉そうなのにラピスやクリアには甘々、当時求愛されても自分より弱い竜に興味はない考えだったラピスに勝負で勝ち押し倒して番にした
312 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 06:14:25.65 ID:nEx3Setqo
1.レイア
2.ルミア
3.ミラ

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