このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

【安価】ローラ「リリウム魔法学校へ! 3人チームを組もう!」【百合】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/03(火) 23:59:57.59 ID:aUtzxxwYo
ということは、ラピスのパートナーに加えて彼女が育てているクリアの姉妹もいるわけか

ローラの夢の中に見知らぬ女性が出現
彼女が言うにはどうやらラピスが話していたパートナーのようで
故あって離れていたけど久々に彼女に会いたくなった、そちらに行ってもいいだろうか?と夢を介して近しい者にアポを取りに来たらしい
勿論断る理由はないしOKするローラ(夢の事はしっかりと覚えていた)
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/04(水) 00:14:07.87 ID:p+dSzjU6O
ロリ化した時のことをしっかりと覚えており何かとリリィ先生を意識してしまうナミネ
悶々としていたところで樹に会い、思いきって教師と生徒の恋愛について相談(ただし自分がかつてティアから相談された時のように『知り合いの話』などとぼかす)
ラミーのことを思い出し『愛するという気持ちに身分や歳の差なんて関係ない』とアドバイス
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 00:53:53.04 ID:bZoc/Q4JO
体調を崩して寝ていた楓のお見舞い中に過去の悪夢がフラッシュバック
普段からは考えられないほど弱々しく嵐にすがりつき啜り泣く楓と、それを抱き締めて必死に励ます嵐
途中から晶も励ましに入りどうにか落ち着かせることが出来た
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 02:06:02.84 ID:HWBnGPnYO
ナナから得た教訓を生かして早速クロエのことを考えながらヒカリの魔翌力譲渡
だがナナとウィンの色々なやり取りを思い出してどうしてもそっち方面を想像してしまう(なお譲渡の効率は目に見えて上昇した)
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 08:54:20.99 ID:gNsiywazO
訓練の成果もあって遂にモミジが高所恐怖症を克服、そのおかげか空中での制動や魔法の精度が上がった
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 09:16:20.89 ID:fFzKwGUH0
リズが好奇心に負け魔眼と毒で部屋を脱出

DOKI☆DOKI☆学校探検に乗り出す
302 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:16:51.84 ID:nEx3Setqo
自室ーー


クロエ「それじゃあ練習してみましょうか」


ヒカリ「うん。お願いします」


ぎゅっ


クロエ「ナナさんとウィンさんみたく考えるのよ」


ヒカリ「ナナさんみたいに……」


クロエ「……///」


ヒカリ「……///」


クロエ「ちょっと、なに顔赤くしてるのよ///」


ヒカリ「く、クロエこそ。なに考えてるのさ///」


クロエ「私のことはいいから早く魔力出しなさいよ///」


ヒカリ「わ、分かったよ」キイ…


クロエ「……あ」

クロエ「すごい、魔力が増えてるのが分かるわ」


ヒカリ「うん、ボクも感じる」


クロエ(ヒカリから来た魔力が体の中に溶けていく感覚……これが魔力が形を変えるってことかしら)


ヒカリ「これで他の魔力の形に変えられれば文句ないんだけど……」


クロエ「これでも十分よ。ナナさんほど効率もよくないし、魔力量も少ないかもしれない。でも、ナナさんと違って『その人にあった魔力』を補給できる」


ヒカリ「うん。自信ついてきたかも」


クロエ「これからも練習は付き合うわ。でも無理はしないように」


ヒカリ「うん」


ーーーーー

ーーー

303 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:17:19.09 ID:nEx3Setqo
中庭ーー


クロエ「モミジ、一回休憩よ」


モミジ「う、うん」


凜華「だいぶ安定してきたね」


モミジ「うん。高いところにも行けるようになったし……」


クロエ「あとは実戦かしら?」


モミジ「うん」

モミジ「でもその前にもう一回飛んでくるね」


クロエ「頑張るわねえ……」


凜華「……あれ? 箒が違うような……」


クロエ「え?」


びゅんっ!!


クロエ「も、モミジ! それ私の! 超速箒よ!」


なにそれええええええぇぇぇぇ


クロエ「落ち着いて! ゆっくり降りてきて!」


凜華「お」


モミジ「え、えいっ、真っ直ぐ! 真っ直ぐー!」ギュン!


クロエ「そう、そのまま! 凜華、空で捕まえるわよ!」フワッ


凜華「ああ!」フワッ


モミジ「と、止めてえええええ!」


クロエ「せー……」


凜華「のっ!」ガシッ!


クロエ「箒から手を離して!」


モミジ「!!」パッ


ひゅー…… からんからーん……


凜華「……ふう」


クロエ「なんとかなったわね……さ、降りましょう」
304 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:17:55.62 ID:nEx3Setqo
クロエ「まさか箒置き場に置いといたのを間違って使っちゃうなんてね」


モミジ「びっくりしたよ……」


凜華「大丈夫かい? また怖くなったり……」


モミジ「……そういえばそんなこと考える暇もなかったかも」


クロエ「じゃあ改めてもう一回飛んでみましょう。はい、こっちがモミジの箒よ」


モミジ「ありがとう」フワッ…


凜華「どうかな? 飛ぶのに支障はない?」フワー


モミジ「す、すごい……! 全然怖くないよ! さっきのが強烈すぎて……」


クロエ「そ、そう……」

クロエ(まさかあの箒でいい方向に転がるなんて)


モミジ「飛べるよ、私! 特訓に付き合ってくれてありがとう!」


クロエ「いい顔ね、モミジ。あとはたくさん飛んで、どんどん慣れていけばいいから」


モミジ「うん!」


ーーーーー

ーーー

305 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:18:36.74 ID:nEx3Setqo
楓と嵐の部屋ーー


こんこんっ


クロエ「失礼するわよ」ガチャッ


嵐「あ、クロエ。来てくれたんだな」


クロエ「ええ。楓の風邪の具合はどう?」


嵐「今は寝てる。なんだかうなされてるから、起きたときに悪化してないか心配だけど……」


楓「ぅ……あ……」


クロエ「辛そうね……」


嵐「こういう時は手を握れば大概落ち着くんだけど、今回はそうもいかないみたいでな……」ギュッ


楓「ら……ん……」


嵐「ここにいるよ、楓」


楓「や……こわ、い……」フルフル


嵐「……楓?」


楓「っ!!」ビクウッ!


嵐「楓!」ギュッ!


楓「やだっ! や……っ! からだ、動かなっ……!」ガタガタ


クロエ「楓、大丈夫!?」


楓「し、死ぬ、やだ、死にたくないっ、こわい、こわいこわいっ! らん、あきら!」ガタガタ


クロエ「あ、晶呼んでくるわ!」


嵐「頼む! 楓、大丈夫だ。怖くない、死んだりしないよ」ポンポン


楓「さむ、い……からだ、凍ってるみたいで……っ! 死ぬの……やだよ……っ」

楓「うっ……! げ、げええええ……」ビシャビシャ


嵐「大丈夫、大丈夫……」ナデナデ
306 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:19:11.44 ID:nEx3Setqo
バンッ!


晶「楓! 大丈夫か!」


クロエ「廊下にいた! ちょうどお見舞いに来たとこだったわ!」


嵐「ナイス、晶!」


楓「こひゅーっ、こひゅー……っ!」


嵐「落ち着いて、深呼吸するんだ」


晶「楓……大丈夫だぞ。アタシも来たからな」


嵐「晶、暖める程度の炎出せるか? 楓が寒いって言ってたから……」


晶「任せろ」ボワッ…


楓「あ……ゆび、動く……」


嵐「ゆっくり……ゆっくりな……」


楓「らん……あきら……くろえ……」


嵐「分かるか?」


楓「う、うん……ここ、学校……」


晶「ああ。寮の部屋だ。怖いものなんかないぞ」


楓「よかっ……た……」カクン


クロエ「楓!?」


嵐「大丈夫、安心して寝てるだけだ」


クロエ「そう……。驚いたわ、いつもの楓らしくなくて」


嵐「この発作が起きたときはいつもこんな感じだよ。文化祭の夜はこれより酷かったしな」


晶「……とりあえず片付けないか? 吐いたのがパジャマにも染みてるし、着替えさせないと」


嵐「そうだな」

嵐「あとは俺たちでなんとかするからクロエは帰って大丈夫だぞ。お見舞いありがとな」


クロエ「ええ。お大事にね」


ーーーーー

ーーー

307 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:20:05.95 ID:nEx3Setqo
ローラとティアの部屋ーー


クロエ「……って感じだったわ」


ローラ「そうだったんだ……楓さん大変だね……」


クロエ「ええ。まさかあんなに酷いとは思ってなかったわ」

クロエ「確かにあれじゃ闇の試練の日に外に出るなんてもってのほかよ」


ローラ「どうにかしてあげたいね……」


ーーーーー

ーーー




ローラ「……」

ローラ(あ、夢だ……)

ローラ(クロエちゃんと別れたあと、寝た記憶があるもん)

ローラ(すごい意識がハッキリした夢だなあ……)


「ーーーー」


ローラ「え?」


「ーーーー、ーー」


ローラ「あ、ラピスさんの奥さん!」


「ーーー」


ローラ「こっちに来たいって……それを伝えるために夢の中にテレパシーを?」


「ーーーーーー」


ローラ「ふんふん。学校の敷地にいるのは分かってるけど、ラピスさんには内緒でサプライズで会いたいと……それで近くにいる人に聞きに来たんですね」


「ーーーーーーーー」


ローラ「私はいいですけど……バレないようにはしてくださいね?」


「ーーーー!」


ローラ「ふふ、では待ってますね」
308 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:22:21.56 ID:nEx3Setqo
ーーーーー


ローラ「……」ムクリ

ローラ(うん、覚えてる。夢だけど、夢じゃないよね)

ローラ「すぐ来るのかな……」


ティア【なんの話ですか?】


ローラ「あ、おはようティアちゃん」


ティア【おはようございます】サッ


ローラ「ううん、こっちの話。人が来るかもしれないの」


ティア【そうでしたか】


ローラ「多分びっくりすると思うけど、皆にも会わせてあげたいな」


ティア「?」

ティア(誰なんでしょう……)


こんこんっ


ローラ「はーい」ガチャッ


親ドラゴンのプロフィール↓〜↓3
【名前】
【種族】
【容姿】(人状態での容姿です)
【性格】
【特殊能力】
【備考】

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/05(木) 01:52:02.14 ID:JiNTdvr3o
【名前】レイア
【種族】黒鋼竜
【容姿】身長はラピスより一回り大きい程度
いつも西洋風の兜を被っている
兜の下は思わずハッとしてしまう程の黒髪ロング美人。瞳の色は紫
ちなみに胸の大きさはラピス以上
【性格】冷静沈着な武人肌。やや男性めいた口調で喋る
しかしその実極度のあがり症で、初対面の人の前では兜を被っていないと会話すらままならなくなってしまう
男性めいた口調も緊張感から来るもので、最愛の家族であるラピスやクリア、あるいは心を許した人の前では優しい女性口調になる
【特殊能力】己の肉体を金属質に変質させる。一部分だけ変化させることも可能
本気を出すと鈍く光る黒色の兜付きプレートメイルを纏い、見た目からは予想もつかない俊敏さで動ける
【備考】ラピスのパートナーでクリアのもう一人の母親
竜族のしきたりに従い遠く離れた地でもう一人の子供を育てていたが、ラピスの事が気になりはるばる彼女の元を訪れた
黒鋼竜はその名の通り黒く輝く鋼の肉体を持つ竜で
その鱗はとても価値が高く武具の材料・芸術作品などにも利用されている
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 03:43:42.54 ID:/bfzYg710
【名前】ルミア
【種族】白竜
【容姿】プラチナブロンドのさらさらロングヘアに蒼の瞳を持つ少女。身長は低く、胸もなだらか
【性格】物静かで穏やか。平穏とお昼寝をこよなく愛する平和主義者
【特殊能力】強力な光のブレスを吐くことができる
また、光のブレスは水晶竜が吸収し光エネルギーとして再利用することも可能
【備考】ラピスの奥さん……なのだが、身長の低さや外見の幼さのせいで妹か娘のようにも見える
人の世に干渉することを厭い、普段は遠く離れた異国の高原で娘(クリアの姉妹)と共に静かに暮らしている
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/05(木) 04:02:15.98 ID:sfx9bz1A0
【名前】ミラ
【種族】黒竜種(突然変異の超稀少ドラゴン)
【容姿】誰もが見惚れるような綺麗な黒髪ロングに金の瞳、ラピスにも負けず劣らずなスタイルをした妖艶の美女
【性格】一人称妾で高飛車
【特殊能力】ドラゴンとしての熱線や炎に闇魔法に似た力を合わせ持ち自分の物にしている。闇色と自称する黒鱗にも宿っており並の威力では力に阻まれ傷一つつかない
【備考】ラピスのパートナー、高飛車な態度だが本人に悪気はなくそれに伴うだけの実力もあり力ではラピスを凌駕する。美しく強いラピスこそ自分の番に相応しいと自負し同時にベタ惚れしており惚れた弱みか普段偉そうなのにラピスやクリアには甘々、当時求愛されても自分より弱い竜に興味はない考えだったラピスに勝負で勝ち押し倒して番にした
312 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 06:14:25.65 ID:nEx3Setqo
1.レイア
2.ルミア
3.ミラ

↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが親ドラゴンとなります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが親ドラゴンとなります
自分の作成したキャラには投票できません
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 06:58:17.19 ID:h23/NAgLO
1
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 07:11:55.50 ID:k2/QwE3DO
2
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:00:16.44 ID:55Eo9PtI0
1
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:05:12.72 ID:Tyhtq2r/O
1
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:09:55.62 ID:5CMIy/V70
2
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:14:27.95 ID:76v6Ma5tO
1
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:14:54.56 ID:GPG567wXO
2
320 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:36:20.51 ID:OmyetO1So
親ドラゴンはレイアに決まりました
設定は>>309を参照
321 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:36:53.53 ID:OmyetO1So
レイア「はじめまして。レイアと申す者だ」


ローラ「は、はじめまして……」


ティア【そちらの方は?】


ローラ「えーっと……ラピスさんの奥さん。まさか仮面なんてしてるとは思わなかったけど……」


レイア「これは……すまない。緊張してしまうのでな」


ローラ「そうだったんですね。じゃあ早速ラピスさんに会いに行きますか?」


レイア「ああ、頼む」


ーーーーー


食堂ーー


ラピス「朝ごはんはやっぱりご飯に限りますね」モグモグ


クリア「あ、ローラ! おはよう!」


ローラ「おはよう、クリア。それと、クリア達にお客さんだよ」


レイア「クリア、久しぶり」


クリア「お母さん!!」ガタッ


ラピス「むぐっ!?」

ラピス「げほっ、げほげほ」


レイア「落ち着いて、ラピス」


ラピス「ほ、本物ですか? ほんとにレイア?」ペタペタ


レイア「くすぐったいよ、もう……。ほら」スポッ


ローラ「わ……!」

ローラ(す、すごい美人さん……!)


レイア「ね?」


ラピス「レイアー」ギューッ


レイア「はいはい、レイアよ」ナデナデ
322 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:37:20.76 ID:OmyetO1So
ローラ「そ、そんなにふにゃふにゃなラピスさん初めて見ました……」


レイア「!」カポッ

レイア「そ、そうか。ついいつもの感じで接してしまったな」


クリア「お母さんー」ギュー


ラピス「レイアー」ギュー


レイア「……い、いつもはこんなに甘えたがらないぞ。もう少し節度はある」


ラピス「だって久しぶりなんですもん。ずっと会ってなかったからその分補給してるんです」スリスリ


レイア「く……///」

レイア(かわいい……)


ローラ「えっと、朝早いので人いませんけど、早めに移動しませんか? そろそろ朝ごはん食べに生徒が集まってくる時間なので……」


ラピス「そ、そうですね。クリア、食べますよ」


クリア「はーい!」


ーーーーー

ーーー

323 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:37:57.76 ID:OmyetO1So
ローラとティアの部屋ーー


ローラ「あの、娘さんは来てないんですか?」


レイア「私の娘は他の獣達と仲良く故郷で待ってるよ」


ラピス「そうだったんですね。あの子は仲良くなるのが得意な子ですから、きっと上手くやってるはずです」


レイア「ところで……ここに来る途中闇の魔物がいたから倒してきたんだが、問題なかったか?」


ローラ「闇の魔物……」


ラピス「大丈夫です。闇の試練とやらが迫っている子がいて、その子の影響で闇の魔物が産まれてるみたいですね」


レイア「闇の試練……鬼と魔法使いが戦うことか?」


ローラ「そうです。知ってるんですか?」


レイア「遠巻きに見てたことはある。その時は魔法使いが鬼に喰われて、そのまま闇が空中に溶けて消えてしまったがな」


ローラ「助けなかったんですか?」


レイア「助けようとはしたんだ。鬼とも戦ってみたかったしな」

レイア「だがその前に魔法使い自身が全てを諦めて、自ら死を選んだんだ」


ローラ「自ら……」


ラピス「……私は、この学校の闇の魔法使いの子にとてもお世話になってます。居心地もいいですし、毎日楽しく過ごさせてもらってます」

ラピス「だから、その子のことを助けたいです」
324 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:38:30.64 ID:OmyetO1So
レイア「そうか、ここが気に入ったんだな。だからずっとここに……」


ローラ「ずっとって……離れてても分かるんですか?」


レイア「ドラゴンの婦妻(ふさい)は基本的に離れて暮らすことになるが、愛し合う気持ちはそうそう消えない」

レイア「その気持ちがあれば、互いに相手がどこにいるかを感じ取れるんだ」


ローラ「素敵……」


レイア「さてラピス。私はもちろん止めたりしない」

レイア「あなたの好きなようにやって。それで、今度は親子揃って会おう」


ラピス「はい!」


レイア「クリアも、うちの娘に負けないくらい強くなるんだよ」


クリア「うん!」


レイア「よし。ラピスもクリアも元気そうで安心したよ」


ローラ「もう行っちゃうんですか?」


レイア「少しこのあたりを散策してから帰るよ。あまり長居しても迷惑をかけてしまうかもしれないからな」


ラピス「あ、じゃあ私が案内しますよ」


レイア「頼む。それじゃあローラさん、クリア達のことよろしくお願いします」ペコリ


ローラ「はい! 今度は娘さんも連れてきてくださいね!」


レイア「そうするよ。では失礼する」


ーーーーー
325 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:39:09.86 ID:OmyetO1So
ラピス「ほ、ほんとに帰っちゃうんですか?」テクテク


レイア「そのつもりよ。でもまた来ちゃうかも」テクテク


ラピス「!」パアッ


レイア「ローラさん、って言ったかしら」


ラピス「はい」


レイア「あの子、すごくいいわね。落ち着くというか……本能的に逆らえない感じ」


ラピス「そうなんです。とても愛されてますよ」


レイア「愛……」ムッ


ラピス「クリアもローラさんが大好きですし……んむっ!」


レイア「ちゅ……ん……」

レイア「私以外の人から愛されてるなんて、そんな嬉しそうに言わないの」


ラピス「ふぁい……///」トロン


レイア「とにかく……」コホン

レイア「あの人にならうちの子も会わせてもいいかも」


ラピス「あ、会えたらきっとローラさんも喜びますよ」


レイア「それと、闇の試練ね。闇の魔法使いのことは知らないけど……」


ラピス「もしレイアが力を貸してくれれば、とても心強いのですが……」


レイア「ラピスのためにも守ってあげたいわ」


ラピス「レイア……」キュン


レイア「ま、今日はひとまずゆっくりラピスとデートね」


ラピス「はいっ!」


ーーーーー

ーーー

326 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:39:37.01 ID:OmyetO1So
廊下ーー


ナミネ「……///」フラフラ


樹「おっと……ナミネさん?」


ナミネ「……///」フラフラ


樹「ナミネさーん?」


ナミネ「はっ……こ、校長先生……」


樹「ボーッとして、ナミネさんらしくないわね。何かあった?」


ナミネ「あ、あの……その……」

ナミネ「せっ、先生と生徒の恋愛ってどう思いますかっ!!?」


樹「き、急ね……」


ナミネ「わ、わーっ! えっと、友達の話です! 私のことじゃなくて……」


樹「焦らないの。落ち着いてナミネさん」


ナミネ「す、すみませんっ。なんか頭がぐちゃぐちゃーってなってて……。支離滅裂ですよね」


樹「……私は別に構わないと思ってるわよ」


ナミネ「え?」


樹「教師と生徒の恋愛よ」

樹「告白されたのか告白したのか分からないけど……愛に身分も肩書も関係ない」


ナミネ「……」


樹「ま、あまりえこひいきが過ぎるようなら考えなくちゃならないけど……うちの教師陣の中にそんな人はいないと思ってるわ」


ナミネ「あ、ありがとうございます。こんなヘンテコな質問に答えてくれて……」


樹「ううん。力になれたならいいのよ」


リリィ「校長先生! やっと見つけましたっ」タタタッ

リリィ「あ、ナミネさんも一緒にいたんですね。こんにちは」


ナミネ「こ、こんにちは」


樹「何かあった?」


リリィ「この書類なんですけど……」


樹「ふむふむ……」


ナミネ「……リリィ先生」ボソッ

ナミネ(私……先生のこと……)
327 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:40:03.88 ID:OmyetO1So
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(解決)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(進行中)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
328 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:40:30.85 ID:OmyetO1So
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

6/16回目の行動です
(2月に入って3回目の行動です。バレンタインがあります)
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/06(金) 02:28:52.26 ID:pChxEhYK0
リズが好奇心に負け魔眼と毒で部屋を脱出

DOKI☆DOKI☆学校探検に乗り出す


ドラゴンが出ただの化け物に襲われかけただの周りの方が大騒ぎになる
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 05:53:30.35 ID:Q/z50JV6O
バレンタインデーにて周りから義理チョコをめっちゃ貰いご満悦でそれを頬張るアルシェとむくれるティア
意地になったティアが自分が用意したチョコをアルシェに口移しで食べさせるもお互い歯止めが効かなくなり……
(ちなみにウィンナナやアルくまも各々趣向を凝らした渡し方をしたそうな)
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 06:11:15.32 ID:GTAdfw6AO
1年生組でみんな義理チョコを配り合う
そんな中でナミネが不意に席を外したので気になってこっそり尾行
樹からのアドバイスとバレンタインデーというシチュエーションに意を決してリリィ先生へ告白、1年生組に目撃される
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 06:51:32.29 ID:52GBIkaM0
バレンタインの日に共に他の子たちに渡した友チョコとは明らかに違う、クロエに渡す特製の手作りチョコを持ったローラとヒカリが鉢合わせする
ほんの少しだけ気まずい空気になるが、すぐにクロエが二人に渡す手作りチョコを持ってきたことで霧散
結局3人で仲良くチョコを食べさせあう
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 07:13:16.29 ID:GyMwe/nFO
バレンタインという一大百合イベントを百合江が見逃すはずが無かった
演劇部だけでなく、後輩を虜にしまくるアリサや黒魔術部で総受け状態のエミールなど学校中で至高の百合の数々を見て至福の時に酔いしれる
334 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:02:57.56 ID:HvjxDV7Ko
空き教室ーー


リズ「しゅる……?」


「バレンタインだから……はいこれ。あげる」


リズ「しゅー……」


「あ、ありがと。……これ、お返し」


リズ「しゅる……」ウズ…


「ケーキ? 作ったの?」

「うん。お砂糖多めで……」


リズ「しゅるる……」ウズウズ


「私が甘いの好きって覚えててくれたんだ」

「ま、まあね」


リズ「しゅあっ!」ビュッ


じゅわあっ!


リズ「……」キョロキョロ

リズ「しゅるる〜♪」スルスル


ーーーーー

ーーー

335 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:05:50.78 ID:HvjxDV7Ko
自室ーー


こんこんっ


ヒカリ「はーい?」ガチャッ


ローラ「クロエちゃんは……」


ヒカリ「出てってから戻ってきてないけど……」


ローラ「そっか」


ヒカリ「あ、それ……」


ローラ「!」


ヒカリ「チョコ……だよね」


ローラ「ひ、ヒカリさんこそ机の上にチョコがあるけど」


ヒカリ「考えてることは一緒かな」


ガチャッ


クロエ「ただいまー」

クロエ「あ、ローラもいたのね。ちょうどよかったわ」


ローラ「ちょうどよかった?」


クロエ「ええ。はいこれ」


ローラ「チョコ……?」


クロエ「ヒカリにも。キッチンで冷やしてたのを取りに行ってたのよ」


ヒカリ「これ……手作り……?」


クロエ「ええ。出来は良くないかもしれないけど……日頃の感謝を込めてね」


ローラ「あ、ありがとう! 大事に食べるね!」


ヒカリ「それじゃあボクたちからもお返し」


ローラ「はい、どうぞ」


クロエ「二人とも……! ありがとう! 嬉しいわ!」


ヒカリ「ふふっ」クスッ


ローラ「毒気抜かれちゃうなあ」


クロエ「? 二人ともニヤニヤしてどうしたのよ」


ローラ「なんでもないよ。これからもよろしくね」


クロエ「ええ。よろしく、ローラ、ヒカリ」
336 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:06:18.09 ID:HvjxDV7Ko
クロエ「ちょっと早いけど、さっそくいただいていいかしら」


ローラ「どうぞどうぞ。……あ、そうだ」

ローラ「はい、あーん」


クロエ「うぇっ!? は、恥ずかしいわね。あーん……///」パクッ

クロエ「うん。美味しいわ」


ヒカリ「じゃあボクも。あーんして」


クロエ「あーん……」パクッ

クロエ「こっちはちょっとビターね。美味しいわ」


ローラ「……」ソワソワ


クロエ「はいはい。ほらあーんしなさい」


ローラ「あーん」パクッ

ローラ「ん、おいしい!」


クロエ「ふふ、そう。ならヒカリも」


ヒカリ「あーん……」パクッ

ヒカリ「……うん、美味しいよ」


クロエ「よかったわ。じゃあ最後は……」


ヒカリ「……え?」


ローラ「ヒカリさん……と?」


クロエ「そこだけ食べないのは変じゃないかしら?」


ローラ「それもそうだよね……は、はい、あーん」


ヒカリ「あーん……」パクッ

ヒカリ「ボクの方も、はい」


ローラ「あーん」パクッ


ヒカリ「あ、美味しい……」


ローラ「ほろ苦で美味しい……!」


クロエ「おっと、そろそろ食堂行くわよ。みんなで交換するんだから」


ーーーーー

ーーー

337 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:06:47.26 ID:HvjxDV7Ko
食堂ーー


百合江(さて……)

百合江「今年も愉しませてもらいますわよッ!!」


クロエ「っ!?」ビクッ

クロエ「び、びっくりした……急に大声出して何事よ?」


百合江「なんでもありませんわ。ぜひバレンタイン楽しんでくださいませ」


クロエ「え、ええ……」


アリサ「おー、みんなこんなにくれるのか。ありがとな」ニコッ


「先輩卒業しないでください〜」


アリサ「泣かない泣かない。卒業しても遊びに来るよ」ポンポン


百合江(あ〜〜〜頭ポンポンイケメンムーブ〜〜〜)タラー


エミール「え、も、もらっていいの……?」


「ん。抜け駆けなしって決めたから全員から一つずつね」


エミール「抜け駆け……?」


百合江(無意識総受け顔が良い〜〜〜)フキフキ


「わっ、何これ!? 血溜まり!?」


百合江(鼻血が止まりませんわ)ボタボタ


ーーーーー

ーーー

338 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:07:15.23 ID:HvjxDV7Ko
楓「それじゃあ一年生で交換ターイム! いやー、この時を待ってたよー」


嵐「楓はチョコが食べたいだけだろ」


楓「そうとも言う」


クロエ「楓元気そうね」コショコショ


晶「ああ。なんともなくて良かったよ」コショコショ


ティア「……」ムー


ローラ「ティアちゃん怒ってる?」


ナミネ「アルシェさんがたくさんチョコをもらったのが面白くないそうです」


アルシェ「みんな優しい。たくさんくれた」


ティア「むー……!」


ローラ「まあまあ。交換しよ?」


モミジ「はい、どーぞ」


イオ「ありがとうございます。はい、お返しです」


レナ「はいこれ」


デン「あ、ありがと……」


ヒカリ「ファンの子からたくさんもらっちゃった……」


クロエ「ヒカリと凜華が頭一つ抜けた量もらってるわね」


凜華「好かれて悪い気はしないけど、さすがに多すぎるのも困るかな」


楓「ならあたしが減らすの手伝うよ!」


凜華「ありがたい申し出だけど、それはくらた人に悪いから遠慮するよ」


楓「ざんねーん」


百合江(演劇部のツートップがいれば百合の未来は明るいですわね……!)


ーーーーー

ーーー

339 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:07:55.72 ID:HvjxDV7Ko
ナミネ「それでは私はこの辺で失礼しますね」


アルシェ「ん」


楓「チョコありがとーねー」


クロエ「……なにか様子変じゃないかしら?」


凜華「そうかい?」


クロエ「もしかしたら悩みのことで進展があったのかも……。見てくるわね」


ローラ「あ、じゃあ私も……」


楓「なになに? 面白いの? ついてっていい?」


ぞろぞろ


ーーーーー


廊下ーー


ナミネ「リリィ先生っ」


リリィ「ナミネさん。こんにちは」


ナミネ「こ、こんにちは」


リリィ「どうかしましたか?」


ナミネ「えっと、チョコ、です。どうぞ」


リリィ「あら、手作り? 大変だったでしょう」


ナミネ「いえそんな。好きでやったことですから」


リリィ「でも……ナミネさん他の人にも配ってたから、何人分も作るのは大変だったんじゃない?」


ナミネ「……違います」


リリィ「え?」


ナミネ「て、手作りは……先生だけです」


リリィ「え……」


ナミネ「先生」


リリィ「は、はいっ」ドキッ


ナミネ「私、先生のことが好きです」


リリィ「え、ええっ!?///」カアッ
340 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:08:23.33 ID:HvjxDV7Ko
ナミネ「好きになるたびに、変になるんです」

ナミネ「頭の中がぐちゃぐちゃってなったり、でも先生といると安心して甘えたくなったり……」

ナミネ「先生は困るかもしれません。でも……大好きなんです」


リリィ「わ、わああっ///」


ナミネ「へ、返事を……聞かせてください」


リリィ「す、すごく嬉しい……けど、私、先生だし……」


ナミネ「分別はわきまえます。放課後や休みの日だけでもいいんです。先生と恋人になりたいんです」

ナミネ「私の……特別な、大切な人になってください」
341 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:08:49.62 ID:HvjxDV7Ko
リリィ「は……」

リリィ「……はい。よろしくお願いします……///」ペコリ
342 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:09:23.23 ID:HvjxDV7Ko
ナミネ「〜〜〜〜っ!!」ギュッ


リリィ「ひゃっ!?///」


ナミネ「先生、大切にします。この気持ち」


リリィ「……はい。大切にしてください」ギュッ…


ーーーーー


物陰ーー


ローラ「うわ、わ、わーー///」


嵐「ほー……」


凜華「素敵な組み合わせだね」


モミジ「うん……」


クロエ「これは付いてこないほうがよかったかしら……。すごいもの見ちゃったわ」


ヒカリ「バレないうちに戻ろうか?」


楓「さ、さんせー」


アルシェ「ナミネ、よかった……」


ティア「ナミネさん、おめでとうございます」ボソッ

ティア(私も彼女にバレンタインがなんたるものか教えないとですね……)


ーーーーー

ーーー

343 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:10:36.49 ID:HvjxDV7Ko
食堂ーー


楓「いやー、すごいもの見た……」ガクンッ


嵐「楓!?」


「キャーーーーーー!!」


晶「!!」バッ


クロエ「なに!?」


「ど、ドラゴンが出たの! 助けて!」

「あっちは教室の机が壊されてる! 化け物の仕業だ!」


ローラ「ドラゴン!?」ダッ!


ヒカリ「ローラさん、ボクも行くよ!」ダッ!


クロエ「ラピスさんやクリアが……? でもあの二人が暴れるなんて……」


レナ「いいから! あんたも来なさい!」タタタッ


クロエ「え、ええ!」ダッ


ーーーーー


ラピス「あら、皆さんおそろいで。どうしました?」パクパク


クリア「……?」ポリポリ


ヒカリ「チョコ食べてるだけ……だね」


レナ「まさか闇の魔物!?」


クロエ「いえ、闇が迫ってきてる感じはないわ」


ローラ「……まさか」


キンッ! バサアッ!


ルク「ああもう、人間鈍すぎでしょう……!」ビュン!


ローラ「る、ルクさん! だめ! 見られちゃう!」


ラピス「何事か分かりませんが……フッ!」パキュン!

ラピス「ルクさんの光の屈折率を変えました。これで見られることはありません」


ローラ「よ、よかった……」


クロエ「魔力展開!」ブワッ

クロエ「ルクさんの魔力を追えばいいのよね!?」


ローラ「う、うん! たぶん何が気づいてたから……!」


クロエ「ならこっちよ!」タタタッ
344 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:11:39.20 ID:HvjxDV7Ko
校舎裏ーー


リズ「フシュー……! フシュー……!」


ローラ「り、リズ!?」


クロエ「ルクさんは上に乗っかってるのね」


ルク「近づくな!!」


クロエ「!」ビクッ!


ルク「やはりこんな危険な魔物、卵の内に私が割っておけば……!!」


リズ「ブシャアアアアアアア!!」ブシュウ!


ルク「この……!」ジュウジュウ…


ミシッ……!


リズ「グ……ギ……!!」


ローラ「ルクさん!!」


ルク「!」ピタッ!


ローラ「リズ、怖かったんだね」テクテク


リズ「ジャアアアアアアアッ!!」ギンッ!


クロエ「うぶっ……!」

クロエ(なに……!? 睨まれただけで吐き気が……!)


ローラ「っ……」フラッ

ローラ「皆が騒ぐから、興奮しちゃったんだ」テクテク


リズ「シュアアアアア! シュアアアアアア!!」ビシュ! ブシャ!


どちゃっ! じゅわ……


ローラ「うっ……! ぐっ……」ヨロ…

ローラ「大丈夫……落ち着いて……」ナデナデ


リズ「しゅあ……!」


ローラ「そう……ゆっくり力を抜いて……」ナデナデ


リズ「しゅあ……しゅああ……」


ルク「……」パッ
345 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:12:07.86 ID:HvjxDV7Ko
リズ「……しゅああっ」


ローラ「……うん、落ち着いたね。大丈夫だからね」ヨシヨシ


ルク「……バジリスクを撫でるだけで懐柔する人間……」

ルク(卵から孵して育てたという理由があるにせよ、この力は……)


リズ「しゅあ、しゅああ……」ペロペロ


ローラ「心配してくれてるの? 大丈夫……とはいえないかな」フラッ


ルク「おっと」フワッ


ぽうう……


ルク「しばらくは私の側にいてください。バジリスクの毒程度なら数時間で抜けますから」


ローラ「う……ん……」


クロエ「……リズ」


リズ「……しゅあ」


クロエ「私にはあなたの言葉は分からないけど……ローラを傷つけて申し訳なく思ってるのは伝わってくるわ」

クロエ「だから今度からはその力、ローラを守るために使いなさいね」


リズ「しゅあっ!」コクン!


ルク「それじゃあ早速お手伝いです。このまま外にいては体が冷えますから、ローラさんを中に運びましょう」


リズ「しゅあ!」スルスル


クロエ「手伝うわ」


ーーーーー

ーーー

346 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:12:34.59 ID:HvjxDV7Ko
その頃カップル達はーー


ティア「アルシェ、100個のチョコと私からのチョコ、どっちが嬉しいですか」


アルシェ「ティアからのチョコ」キッパリ


ティア「ぐっ……///」キュン

ティア「な、なら他の人からのチョコで喜ばないでください。妬いてしまいます」


アルシェ「でも嬉しくないわけじゃないから……」


ティア「むう……」パクッ


アルシェ「? 自分のチョコ食べちゃうの……んむっ」


じゅぷ ちゅぷ……


アルシェ「!!?」ビクンッ


ティア「ぷは、はあ、はあ……」


アルシェ「なに、いまの……」


ティア「し、舌です。舌を絡めました」


アルシェ「した……? そんなの、しらない……」


ティア「だから今まで唇だけだったんですね……!」


アルシェ「ティア、いまのもっとして……」トロン


ティア「んっ……れろ、ちゅ……ちゅうう……」


アルシェ「はむ、ん……んーー……っ!」ピクッ


ティア「ぢゅる……じゅぷ、れろ……」


アルシェ「ひゃ、んっ……! んみゃ、あ、んんぅ!」ビクンッ!


ティア「ぷはっ、は、はあ……」

ティア「ど、とうですか。私からのチョコの方が甘くて美味しいでしょう」


アルシェ「う、ん……すごかった……」


ーーーーー
347 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:13:05.84 ID:HvjxDV7Ko
ウィンとナナの部屋ーー


ナナ「ハッピーバレンタインです」


ウィン「おお、去年はチョコケーキだったけど今年は……」カポッ

ウィン「チョコケーキ……」


ナナ「ちっちっち……ただのチョコケーキと侮るなかれですよ」


ウィン「てことはすごい高級とか!?」


ナナ「いえいえ。これは食べ方が特殊なんです」


ウィン「普通のケーキに見えるけど……」


ナナ「このケーキ、フォークを使ってはいけないんです!」


ウィン「な、なんだってー!」

ウィン「ってなんでさ! 食べれないよ!」


ナナ「こうですよ」ズプッ


ウィン「ケーキに指を突っ込んで何を……」


ナナ「はい、あーん」


ウィン「!?///」

ウィン「ゆ、指食べちゃうよ?」


ナナ「それが狙いです」


ウィン「……じゃあ……」パクッ


ナナ「んっ」ピクッ

ナナ「はい、次です」


ウィン「あむっ……れろ……」


ナナ「あっ……」ゾクッ


ウィン「ちゅぱ、ちゅぷ……」


ナナ「ひゃ、や……!」ゾクゾクッ

ナナ「ふ、ふふ……まだまだケーキは残ってますからね……」ズプッ


ウィン「うん……///」


ぱくっ


ーーーーー
348 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:13:51.20 ID:HvjxDV7Ko
アニ研部室ーー


アルト「な、なんの色気もない渡し方でごめんね。あんな廊下で渡しただけで……」


くるくま「ううん。それよりアルトが私の好みを覚えててくれたのが嬉しいよ。さっそく食べていいかな?」


アルト「う、うん。美味しくできてると思うよ」


くるくま「じゃあ……いただきます」パクッ

くるくま「……うん、甘くて美味しい!」


アルト「そっか、よかった」


くるくま「私の好みにドンピシャだよ」


アルト「あ、もう。口の端に付いてるよ」


くるくま「え、恥ずかしいな」フキフキ


アルト「逆逆。そっちじゃなくてこっち……」

アルト(って、近……!)


くるくま「あ……」

くるくま(アルトの唇……)

くるくま「……んっ」チュッ


アルト「ん……!」


くるくま「……ごめん、近かったからつい」


アルト「こ、こっちこそごめん。近すぎた……よね」


くるくま「……///」ポッ


アルト「……///」カアッ


ーーーーー
349 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:14:19.69 ID:HvjxDV7Ko
空き教室ーー


リリィ「では、早速いただきますね」


ナミネ「は、はいっ」ドキドキ


リリィ「あむっ」パクン

リリィ「ん、美味しいです!」


ナミネ「ほ、ほんとですか? 無理してませんか?」


リリィ「心配しないでください。ほんとに美味しいですよ」


ナミネ「うう……幻滅ですよね……。なんか、ほんとにダメなんです。先生にあの時みたいに甘えたいのに、気ばかり焦っちゃって……」


リリィ「あの時?」


ナミネ「私が小さくなったときの……」


リリィ「き、記憶あるんですか?」


ナミネ「あ……う……はい……///」


リリィ「そうでしたか……では、はい」バッ


ナミネ「?」


リリィ「どうぞ飛び込んできてください! ナミネさんならいつでも歓迎ですよ!」


ナミネ「で、では……!」オソルオソル


きゅっ……


ナミネ「……」ジワ…


リリィ「もう、泣くことないですよ」


ナミネ「なんか、嬉しくて……」グスッ


リリィ「よしよし。泣き止んだら一緒にチョコ食べましょうね」ナデナデ


ナミネ「はい……」グスグス
350 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:14:53.70 ID:HvjxDV7Ko
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(解決)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(解決)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
351 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:15:21.43 ID:HvjxDV7Ko
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

7/16回目の行動です
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 08:05:20.92 ID:spH1G8P7O
楓の症状、軽くですらあれだともしもの時に逃げることすら出来ないしなんとかせんとな

というわけで人外(吸血鬼)のことは人外に聞こう
ラピスやルクに吸血鬼の体質や吸血鬼そのものについて知らないか尋ねる
これ場合によっては吸血鬼に話を聞く、とかになって新キャラ募集になる場合もあるかな?
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 08:45:16.60 ID:BQrN8nHCO
ヒカリとの魔翌力譲渡特訓
何度も特訓したためかクロエとヒカリの魔翌力が調和してきたが、その際極々僅かだがヒカリに闇の魔翌力が流れ込むのを感じた
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 09:50:13.00 ID:U6FR4bCDO
今まで以上にローラになついているリズを見ながら、ルクがクロエにローラが持ってると思われる力について話す
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 11:40:04.32 ID:JFWCreegO
休日に舞と会う凜華、少し遅れたバレンタインデーのチョコを渡し合う(カサブランカ校や劇団の都合などで舞が忙しかったらしい)
リリウムでたくさんチョコを貰ったことを話した凜華だったが、それを聞いた舞が秘かに嫉妬の炎を燃やしていたことには気付かなかった
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/08(日) 12:31:20.46 ID:vb/+mMurO
何やらレナの機嫌が悪い。
どうやら中学時代の姿に戻ったデンが周囲に好評だったらしく結構多くのチョコ(※デン曰く『歴代ループで最多』)を貰ってたそうな。
357 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:28:39.90 ID:8WffvD1wo
修練場ーー


クロエ「だいぶコントロールできるようになってきたわね」


ヒカリ「うん。今は離れてても魔力補給できるよ」ポウウ…


クロエ「おおー」


ヒカリ「クロエ以外の人とも試してみたいかも」


クロエ「そうね。上手くいけばマホリオでもサポーターや大将として立ち回れると思うわ」


ヒカリ「でももう少し練習しないと。動いてる人に魔力を渡すのは一苦労しそうだし」


クロエ「そうね。飛びながらやってみる?」


ヒカリ「うん」


ふわ……


クロエ「まず修練場の壁に沿ってぐるぐる回りながら飛ぶわね」フワー…


ヒカリ「うん。いくよー」ポウ-


クロエ「来てないわー」フワフワ


ヒカリ「こう……かなっ」ポワンッ


クロエ「おおっ! 来たわ!」


ヒカリ「ちょっとだけだけどね……」


クロエ「ちょっとでも前進よ」ストッ


ヒカリ「止まってれば簡単なんだけどなあ」ポワー

ヒカリ「っ」ゾクッ


クロエ「え……今……」


ヒカリ「なんか入ってきた感じ……」


クロエ「私の闇が少し持ってかれた感じがしたわ」


ヒカリ「……まさか」
358 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:29:09.12 ID:8WffvD1wo
クロエ「大丈夫? 具合悪くなったりしてない?」


ヒカリ「大丈夫。違和感とかはないし……」


クロエ「ならいいけど……」

クロエ「もしかしたら、ヒカリの魔法はすごく危険なのかもしれないわ」


ヒカリ「うん……」


クロエ「形を変えた魔力を譲渡するだけじゃなくて、魔力の融合ができる魔法なのかも……」

クロエ「とにかく、すこし調べてみないと」


ヒカリ「分かった。ボクも詳しく知りたいし、調べてみるよ」


クロエ「ええ、お願いね」


ーーーーー

ーーー

359 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:29:36.13 ID:8WffvD1wo
廊下ーー


クロエ「それじゃあ私はこのままローラのところ行ってくるから。ヒカリはちゃんと部屋で寝てること。いいわね?」


ヒカリ「うん。行ってらっしゃい」


クロエ「行ってくるわ」テクテク


ーーーーー


クロエ「あら、レナ」


レナ「……ああ、クロエ」


クロエ「暗い顔してるわね……どうしたのよ」


レナ「デンが……」


クロエ「デンがどうかしたの?」


レナ「チョコもらってたの……」


クロエ「別にいいじゃない。デンだって嬉しいでしょうし」


レナ「1個や2個じゃないの……たくさん貰ってて……今までで一番の数だったって……」


クロエ「ふーん……?」


レナ「……なんか、ムカつくわ」


クロエ「レナって……デンのこと好きよね」


レナ「はあ!!?///」


クロエ「だって、今のって完全にヤキモチじゃない。そんなに取られたくないの?」


レナ「と、取られるとか、デンは物じゃないし……」


クロエ(分かりやすくうろたえてるわね……)

クロエ「デン可愛いし、本命チョコもあったりして……」


レナ「だっ、だめよ!」


クロエ「あら? なんであなたがダメなんて言うのかしら?」ニヤニヤ


レナ「なんでもよ! 今のデンは根暗でひねてて可愛いとこなんて一つもないんだから、付き合うとかダメ!」


クロエ「『今の』……ねえ」ニヤニヤ


レナ「そのニヤケ顔やめなさい!///」
360 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:30:03.23 ID:8WffvD1wo
クロエ「ま、さっさと素直になることね。デンが誰かに取られてからじゃ遅いんだから」


レナ「余計なお世話よ!」


クロエ「はいはい。じゃ、私ローラのところ行くから」


レナ「早く行きなさい!」

レナ(素直になんてなれるわけないじゃない……。思い出さないデンが悪いのよ……!)


ーーーーー

ーーー

361 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:30:30.62 ID:8WffvD1wo
空き教室ーー


リズ「しゅる、しゅるる〜♪」スルスル


クリア(龍形態)「きゅあ〜♪」スリスリ


ローラ「あはは、くすぐったいよ」


クロエ「ローラ、ルクさんとお話させてくれる?」


ローラ「うん、いいよ。ルクさん」キンッ


ルク「なんですか?」


クロエ「ラピスさんにも聞きたいんだけど……吸血鬼についてなにかしってる?」


ラピス「吸血鬼……ですか」


ルク「昔はそれなりにいましたけど、今の状況は知りませんね。どこかでこっそり暮らしてるのか、絶滅したか……」

ルク「しかしなぜ今吸血鬼のことを?」


クロエ「知り合いに吸血鬼の子孫がいるのよ。ただ体質で苦しんでて、どうにかしてあげたくて」


ルク「ふむ……私が癒やしてどうにかなりますかね」


クロエ「どうかしらね……」
362 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:31:23.02 ID:8WffvD1wo
ラピス「吸血鬼と言いますと……弱点が多い代わりに、小さな体で屈強な力を持つ種族だと聞いたことがあります」


ルク「日光、流水、にんにく、十字架、銀……確かに弱点だらけですね」


クロエ「楓は確かに、一年生の中ならトップクラスで魔法が強いわ」

クロエ「でも日に当たると体調が悪くなる程度だから……ウィンさんほどの強さって訳じゃない」


ラピス「日光に弱いのを治したいのですか?」


クロエ「ううん。死が近づくとトラウマで体が動かなくなるって……」


ルク「それはそれは……」


クロエ「実際にリズが暴れたとき、膝から崩れ落ちるのを見たわ。それに、悪夢のせいで我を失ってるのも見たことがある」


ルク「残念ですが、そんな吸血鬼は聞いたことがありませんね。私の癒やしの炎も効くかどうか……」


ラピス「誰か心の底から安心できる人に守ってもらうのが一番確実でしょうか……」


クロエ「難しいわね……」
363 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:31:53.98 ID:8WffvD1wo
ルク「そうそう、吸血鬼の話とは変わりますが……ローラさんのことで一つ」


クロエ「なに?」


ルク「ローラさんの力は、私が思ってるよりとんでもないものかもしれません」


クロエ「どういうこと?」


ルク「私はアートルムのことを知ってます。……あなたではありませんよ」


クロエ「まさか……伝説の魔法使いのこと?」


ルク「そうですね、そのアートルムです。彼女が生きていた時代から私は生きてますから」


クロエ「不死鳥すごいわね……」


ルク「それでですね、アートルムが存命の時にもその名声は光輝いていました。で、気になった私は一度会いに行ったんです」


クロエ「会いにって……不死鳥が簡単に人前に出ていいの?」


ルク「人目につかない遺跡で休息をとっている時に訪ねましたから。それに、魔獣には優しいと聞いていましたしね」


クロエ「ふーん……」


ルク「でですね、アートルムの近くには二人の魔法使いが常にいたんです」


クロエ「聞いたことあるわ。それがそもそもマホリオが三人チームになった理由だものね。伝説の魔法使いとその仲間のように、互いを助け合い高め合う……」


ルク「そうです。そしてその内の一人が……ローラさんのような方でした」
364 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:32:27.88 ID:8WffvD1wo
ルク「どんな魔獣とも会話ができ、その力を借りてアートルムの手助けをしていると、彼女は話してくれました」


クロエ「へえ……すごいわね」


ルク「ただ、全ての魔獣と『心を通わせる』ことはできなかった」

ルク「言ってしまえば、荒くれ者のバジリスクなどは手懐けることができなかったらしいです」


クロエ「え……」


ルク「もちろん、ローラさんは卵から育ててます。だからこそ心を開いてるのかもしれない」

ルク「でも、あの暴れたバジリスクを抑え込むのは簡単にできる芸当じゃないと……私はそう思います」


クロエ「神話クラスの力……」


ルク「安心してください。ローラさんがその力を悪いことに使う人じゃないのは、クロエさんこそよく知ってると思います」


クロエ「ええ、そこは心配してないわ」


ルク「私もラッキーですね。そんなすごい人にお世話してもらえるなんて」


クロエ「そうね。ローラは優しい子だから、きっとバジリスクのことも大丈夫よ」


ルク「ええ。私も無闇に喧嘩しないように気をつけます」


ーーーーー

ーーー

365 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:32:55.11 ID:8WffvD1wo
喫茶店ーー


凜華「舞さん、久しぶり」


舞「はい。お久しぶりです!」


凜華「ちょっと遅くなっちゃったけど……はい、チョコ」


舞「わあ! う、嬉しいです! まさか凜華さんから貰えるなんて……」


凜華「大げさだよ。それにお返しの練習にもなったしね」


舞「お返しの練習?」


凜華「ありがたいことに、いろんな子からチョコを貰ってね。ホワイトデーには返さないといけないから……」


舞「な……」

舞(なに凜華さんに群がってんですかリリウムの子たちは。凜華さんはあのトップスター真凜さんの娘。憧れるのもおこがましいってことを自覚してないんですか)


凜華「舞さん? どうかした?」


舞「はっ」

舞「いえいえ、なんでもありません。それより凜華さんの方こそお返しを楽しみにしててください。気合入れたの渡しますから」


凜華「それは楽しみだな。……おっと、そろそろ時間だね」


舞「そうですね。行きましょうか」ガタッ


凜華「まさかあの演目の再演を見られるなんてね。一人で見に行くのも寂しかったし、舞さんがいてくれて嬉しいよ」


舞「私こそですよ。カサブランカの人たちは観劇に誘いづらくて……」


ーーーーー

ーーー

366 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:33:22.36 ID:8WffvD1wo
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(解決)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(解決)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
367 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:33:51.37 ID:8WffvD1wo
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

8/16回目の行動です
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 02:04:16.38 ID:VZfaxoPA0
リズがひとりぼっちなのも退屈だろうし以前のように脱走して騒ぎにならないためにもと、ローラが学校に行っている間ルクが保護部屋で一緒に過ごすようになる
後日こっそり様子を見に行くとまだ少し警戒心もありぎこちないが一緒にお昼寝したり遊び相手になってあげたりとルクの方からも仲良くしようとしているみたい
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 05:21:41.39 ID:ZWx4IqAKO
図書館で調べもの中の嵐と晶
どうやら楓の症状を和らげる方法がないか調べていたらしい
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 07:03:26.96 ID:9T9xzs7eO
ヒカリ闇の魔翌力が流れ込んだことについて樹に相談、ちょうど橘花には話していたのでアナライズしてもらう
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 09:06:43.47 ID:/Kj/z8MdO
マホリオ特訓
トラウマ克服からかモミジの動きが目に見えて良くなったので新たな連携を考える
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 12:31:51.79 ID:fjyuWEUL0
大量のチョコを貰った面々の悩みが噴出、お返しまでに食べきって感想を伝えねばと思いながらも体重が気になったり毎日チョコばかりで飽きてきたり

なおアルシェや楓がおこぼれに与ることは無かった
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/13(金) 14:42:19.20 ID:K8G8xtxA0
楓はパニック起こしたリズに反応して((((;Д;))))したってことは逆にリズを使って恐怖耐性付ける事はできないかね?

リズと同じ部屋に閉じ込めてバジリスクにprprされ続ける鬼畜荒療治とか
374 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:29:04.75 ID:Pf9wc9/so
図書室ーー


クロエ「魔力譲渡……あった」パラパラ

クロエ「『魔力を譲ること。他の多数の魔法と同じく、訓練次第ではできるようになる魔法使いも多い』……簡単な火魔法や医療魔法なら誰でも使えるのと一緒ね」

クロエ「『ただし、固有魔法として発現した魔法使いの魔力は他とは異なる。魔力量が多く、質も良い傾向にあるのだ。他の魔法を苦手とする代わりに、大量の魔力を他人に譲ることが可能だと考えられる』……。つまり、ナナさんは魔力譲渡のみに特化した魔法使いってことね」

クロエ「『魔力譲渡を訓練したての者がコントロールできずに、逆に魔力を吸収してしまう現象も報告されている。ただし、吸収の途中で純粋な魔力に変化するため、属性魔法を扱えるようにはならない』。……てことはヒカリの中には闇は入り込んでないのかしら? ひとまず安心ね……」パタン

クロエ「あら?」


嵐「パニックに陥った時は、とにかくリラックスできるようにすること……」ペラッ


晶「トラウマは刺激せず、ゆっくりと治療をすること……」ペラペラ


クロエ「二人とも。珍しいわね」


晶「ああ、クロエ。楓のためになにかできないかなと思ってさ」


嵐「どうにかして楽にしてあげたいんだけどな……」
375 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:29:36.55 ID:Pf9wc9/so
クロエ「なにかいい対策は見つかった?」


晶「なかなか見つからないな。トラウマっていうのは簡単には治らないらしいし……」


嵐「やっぱり根気よく付き合ってくしかないのかな……」


クロエ「発作が起きた時に「死なないんだ」って思わせられれば解決したりしないかしら」


嵐「それが難しいんだよ」

嵐「まず発作が起きるのが頻繁にあることじゃない。近頃の発作は仕方ないとしても、普段は死なんて身近にあるものじゃないからな」

嵐「そして、あの状態だと落ち着かせるので精一杯だ。他のことを意識させるなんていうのは難しいと思う」


クロエ「うーん……」


晶「発作が起きないのが一番なんだけどな」


クロエ「そ、それはごめんなさい。私の闇の試練は避けられないから……」


嵐「あと一日くらいならなんとかするよ。クロエも頑張ってな」


晶「正直一番危ないのはクロエだからな……手伝えたらいいんだけど」


クロエ「いいのよ。二人こそ楓のこと頼んだわよ」


嵐「ああ」


晶「任せろ!」


クロエ「それじゃあ私、そろそろ行くわね」


嵐「またな、クロエ」


ーーーーー
376 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:30:03.08 ID:Pf9wc9/so
研究室ーー


クロエ「遅くなってごめんなさいね」


橘花「いや、いま始めるところだ。気にするな」

橘花「さて……」


樹「……」ジー


橘花「なぜいる?」


樹「ヒカリさんが心配だからよ。ほら、始めるんでしょ」


橘花「はいはい……。では、やるぞ」


ヒカリ「お願いします」


橘花「分析魔法【アナライズ】」ヴン…

橘花「ほう……」


クロエヒカリ樹「……」ドキドキ


ーーーーー

ーーー




橘花「結果が出たぞ」


ヒカリ「ど、どうでしたか」


橘花「結論から言おう。危険な変化は見られなかった」


クロエ「よ、よかった……」


橘花「前回の診断のときのデータと比べても、闇の魔力は入り込んでないと断言できる」

橘花「ただし、魔力量と性質に変化が見られた」


樹「だ、大丈夫なの?」


橘花「言っただろう。『危険な変化は見られなかった』と」

橘花「魔力量が増えるのは、魔力譲渡ができる魔法使いに見られる現象だ。魔力を渡すために、魔力の限界量が増える」

橘花「そして性質の変化だが、さまざまな性質を微細ながら感じることができた。これは魅了魔法の力だな」
377 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:30:40.70 ID:Pf9wc9/so
ヒカリ「つまり……」


橘花「魔力譲渡のできる魅了魔法の使い手として着実に進化していただけだ。心配することは何もない」


クロエ「……さまざまな性質って……その中に闇魔法は入ってないの?」


橘花「……そうだな、そういえばその性質は見つからなかった」

橘花「まあ、火や水といった属性魔法はコントロールも簡単で、魔力の形もシンプルだからな。性質の変化も簡単なんだろう」


樹「じゃあ心配することはないのね」


橘花「そうなるな」

橘花「そうそう、魅了魔法についての文献を少しだが用意しておいた」ドサドサッ!


クロエ「少し……?」


橘花「なにか参考になるかもしれん。読んでおいて損はないぞ」


ヒカリ「ありがとうございます。読ませてもらいますね」


橘花「しかし、魔力譲渡に魅了魔法というと、アートルムの仲間を連想せずにいられないな」


クロエ「アートルム……伝説の魔法使いね」


橘花「そうだ。アートルム自身もさまざまな魔法を使えたと言われるが、二人いた仲間の内の一人は魅了魔法の使い手だったと考えられている」

橘花「そして、さまざまな性質の魔力をアートルムやもう一人の仲間に分け与えたらしい」

橘花「……まあ、アートルムの話は記録が完璧には残ってないから、これは数ある学説の一つなんだがな」


クロエ「へえ……」
378 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:31:08.19 ID:Pf9wc9/so
クロエ「中々興味深い話だけれど……」


ヒカリ「ああ、マホリオの練習だね」


クロエ「ええ。そろそろ時間だから失礼するわね」


樹「忙しい子ね……」


橘花「どうだ、ヒカリさん。ここで文献を読むなら、私の見解でも話しながら語り合おうじゃないか」


樹「魔法のこと語り始めたら止まらないんだからダメよ」


橘花「止めるな樹。魅了魔法は珍しいんだぞ! 使い手と話す機会なんてそうそうないんだ!」


ヒカリ「あはは、仲いいんですね」


樹「……まあね」


ーーーーー

ーーー

379 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:31:41.09 ID:Pf9wc9/so
中庭ーー


クロエ「よーし、やるわよー」


モミジ「うんっ」


凜華「モミジさんの連携がかなり取れるようになったし、そろそろ新しいコンビネーションに挑戦してもいいかもね」


クロエ「そうね。この間のブラックホールはマホリオには使いにくいし……」


凜華「クロエさんが闇を球状に展開させて、そこにモミジさんが引力を発生させ続ける。そして私がたくさん氷をばら撒いて、逃げられない包囲攻撃……のつもりだったけど」


クロエ「この間のウィンさんみたいに相手が一人なら捕らえきれるけど、三人相手だと一人に抜かれた瞬間にモミジがピンチになるものね」


モミジ「クロエさんが闇を壁みたいに展開して、そこに私が引力を発生させるのはどうかな? そしてそこに凜華さんが氷を撃ち込めば……」


クロエ「向こうにしてみれば、闇の中から突然引力で加速した氷の弾が飛んでくる……」


凜華「面白そうだね。やってみようか」フワ…


クロエ「それじゃあ……闇よ、そびえ立て!」ズオッ


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グイッ


凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ


どしゅっ!!


クロエ「おお……! すごい早さだわ!」
380 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:32:08.87 ID:Pf9wc9/so
凜華「難点はこっちからも向こうが見えないことだね。見えなきゃ当てるのは簡単じゃないし……」


クロエ「それじゃあ、天井みたいに上に闇を展開するのはどう? 凜華は氷の塊をその場で作れば……」


凜華「撃ち下ろすようにできるかもしれないね」


クロエ「じゃあ早速! 闇よ、空を覆いつくせ!」ズオッ


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グイッ


凜華「はあっ! 氷弾【アイスボール】!」キンッ


ひゅんっ! ……どうっ!


モミジ「わあ、流れ星みたい……」


凜華「さっきより格段に狙いが付けやすいね」


クロエ「じゃあ、これで完成ね。名前は……流星魔法【シューティングスター】でどう?」


凜華「うん。分かりやすくていいと思う」


モミジ「本番が楽しみだなあ」


クロエ「この時期は学生大会はないのよね。小規模の草マホリオ大会ならどこかでやってるかもしれないけど……」


凜華「ランキングのために他の生徒に挑むのもありかもね」


クロエ「そうね。ま、今日のところは解散よ。お疲れ様、二人とも」


ーーーーー

ーーー

381 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:32:36.55 ID:Pf9wc9/so
空き教室ーー


リズ「しゅあー……」


ルク「……」


リズ「しゅー……」


ルク「……はあ」

ルク「そんなに炎が気になりますか? 燃えませんよ」


リズ「しゅあー……」ソローリ

リズ「しゅあ♪」


ルク「はいはい……」


リズ「しゅーあ、しゅーあ」スルスル


ルク「動き回ってなにを……ああ、体を動かしたいんですか」

ルク「ほら、ボールですよ」コロコロ


リズ「しゅあー!」グルグル


ルク「ボール遊びで満足ですか……子供ですねえ」


ーーーーー

ーーー




こんこん


ローラ「ルクさん、リズのことと見ててくれてありがと……」ガチャッ


クロエ「あら」


リズ「しゅー……しゅー……」コックリコックリ


ルク「すう……すう……」ムニャムニャ


ローラ「ふふ、ちょっとずつだけど仲良くなってきたみたい」


クロエ「ルクさんも面倒見いいわよね……」


ローラ「うん。すごく助かってるよ」


ーーーーー

ーーー

382 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:33:07.98 ID:Pf9wc9/so
食堂ーー


凜華「ふう……」


ヒカリ「あ、凜華さん」


凜華「やあ、ヒカリさん」


ヒカリ「その顔、もしかして……」


凜華「もしかしてヒカリさんもかい?」ゴソゴソ


ヒカリ「あ、チョコ……」


凜華「だいぶ消費してきたけど、さすがに辛くなってきたかな」パクパク


ヒカリ「ボクも少し甘いもの漬けで辛くなってきたよ……」


アルシェ「アルシェが食べてあげる」


ヒカリ「わっ! び、びっくりした……」


凜華「どこから聞いてたんだろう……」


ヒカリ「うーん、ごめんねアルシェさん。さすがにそれはできないんだ」

ヒカリ「やっぱり食べてほしくてくれてるわけだから、誰かに譲るわけにはいかないよ」


アルシェ「そっか」


楓「あわよくばと思って聞いてたけど、やっぱりダメか」ヒョコッ


ヒカリ「楓さんもいたんだね」


凜華「これはやっぱり自分で食べてお礼しないとね」


楓「いい人だなー、二人とも」


デン(ふ、二人とも私以上の量を食べてお礼……!? や、やっぱりこんなんでへこたれる私なんかがお礼なんておこがましかったんだ死にたい)モグモグ


ーーーーー

ーーー

383 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:33:35.61 ID:Pf9wc9/so
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(解決)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(解決)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
384 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/14(土) 02:34:02.60 ID:Pf9wc9/so
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

9/16回目の行動です
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/14(土) 05:33:07.43 ID:e2+lTzVwO
未だにバレンタインの件で不機嫌なレナ
デンがどうにか取り成そうとして偶然過去にかけた言葉と同じことを口走る
記憶が戻ったわけではなさそうだがデン自身も何らかの既視感を覚え、レナの機嫌もある程度良くなった
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/14(土) 06:12:22.59 ID:CzW8DVoPO
本日のパルプンテ
今回は『校舎及び寮内の生物が擬人化してしまう』という内容だった(クリアを発見した森とかは幸い範囲外)
そのせいでなんときゅーちゃん・エアロ・ユーニ・ミトラ、そしてルクやリズまでもが擬人化してしまった
なお時間経過で元に戻った(今後も擬人化可能になるか、あくまでここだけの効果かは>>1的にやりやすい方でお願いします)
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/14(土) 07:53:00.81 ID:Rhl/GP51O
クロエチームVSレナチームで唐突に対戦形式のマホリオ特訓
言い出したのは凜華とヒカリらしく、チョコを食べ切りはしたものの案の定体重が増えてしまったらしくその減量も兼ね備えているらしい
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/14(土) 09:36:39.01 ID:bbxbbiCh0
次回の演劇大会を見越してカサブランカ魔法学校(と他の入賞校)への偵察を観光
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/14(土) 10:38:53.57 ID:rxTYexP7O
ナミネとリリィ先生、学校関係者にバレないようにお忍びデート
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/14(土) 21:23:22.16 ID:bbxbbiCh0
>>388
観光してどうするよ俺ェ……
391 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/19(木) 21:13:40.55 ID:QF5r0eS3o
中庭ーー


クロエ「珍しいわね、凜華からマホリオのお誘いなんて」


凜華「やっぱり連携の確認には実戦が一番だからね」

凜華(チョコの食べ過ぎで太っちゃったとは言えない……)


ローラ「よろしくね」


モミジ「はいっ」


クロエ「じゃ、やるわよー」フワ…


ヒカリ「試合開始ー!」


凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ


レナ「魔障壁【ガーディアン】!」ギイッ

レナ「凜華さん、ちょっと威力あがったんじゃないの……!?」


凜華「レナさんこそ、固さが増してるみたいだね」


ヒカリ「ローラさん! 魔力譲渡【ギフト】!」フオン


ローラ「融合【シンクロ】!」キンッ

ローラ「エアロスタイルプラス火の魔力! ファイヤーカッター!」ブオン!


凜華「うわわ!?」


クロエ「や、やるわね……」


モミジ「クロエさん! ヒカリさんを!」


クロエ「ええ! 魔弾【シュート】!」ゴッ


ヒカリ「防御魔法【シールド】!」ギイッ


ローラ「燃えろ燃えろー!」


凜華「く、速くて熱い……!」


モミジ「魔弾【シュート】!」ゴッ


ローラ「わっ!?」


レナ「モミジさんの動きが良くなってるわね……。早いとこ決めるわよ!」
392 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/19(木) 21:14:07.72 ID:QF5r0eS3o
ローラ「融合【シンクロ】! きゅーちゃん!」


ヒカリ「魔力譲渡【ギフト】!」


ローラ「ナイスですよ、ヒカリさん。火の魔力がたぎるのを感じます……!」ボウ…

ローラ「獄炎魔法【ヘルファイア】!!」ボワアッ!


凜華「これは……! く、魔障壁【シールド】!」


モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」


クロエ「ローラの魔法の威力じゃない……魔力が合わさって強くなってる……!」

クロエ「二人とも、あれを!」


ローラ「ふう、疲れますね……」フシュッ


ヒカリ「はい、魔力譲渡【ギフト】」


ローラ「助かります。では改めて……」ボウ…


クロエ「闇よ!」ブワッ


モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グイッ


凜華「巨大氷弾【フロスト】!」ギンッ


ず……っ!


レナ「ローラさん! 上!」


ローラ「ええ! 獄炎魔法【ヘルファイア】!」ボウッ!


クロエ「流星魔法【シューティングスター】!」


ゴッ! ドオオオオオオン!!


レナ「魔障壁【ガーディアン】!」


ーーーーー

ーーー

393 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/19(木) 21:14:34.44 ID:QF5r0eS3o
モミジ「きゅう……」バタンキュー


クロエ「負けたわ……」


ヒカリ「最後のガーディアンがなかったら相打ちだったかも」


レナ「それで、カロリー消費はもういいのかしら?」


ヒカリ凜華「!?」ギクッ


クロエ「それで二人ともマホリオしたがってたのね」


凜華「そ、それもあるけど……ほんとに連携の確認もしたかったんだよ?」


レナ「……くだらない」プイッ


ヒカリ「れ、レナさん怒っちゃった……」


ローラ「あとで謝らないと」


クロエ「うーん……多分くだらないって言ったのは二人がマホリオをしたがったことじゃなくて、バレンタインそのものだと思うわ」


ーーーーー


レナ「全く……みんなバレンタインで浮かれすぎなんじゃないの」ツカツカ


デン「れ、レナさん」


レナ「デン?」


デン「な、なんか機嫌悪いからどうしたのかなーって……」


レナ「なんでもないわよ」


デン「……『私はレナさんの笑顔、好きだよ』」

デン「だから、あんまり怒らないで……」


レナ「……」ポカン
394 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/19(木) 21:15:01.94 ID:QF5r0eS3o
デン「あああ、わ、私なんかが偉そうに言うことじゃないよねおこがましすぎて死にたい」


レナ「ま、待ってデン。なにか思い出さないの?」


デン「え?」

デン「えっと……」


ーーーーー


『私はレナさんの笑顔、好きだよ』


ーーーーー


デン「さっきみたいなこと、言ったことあるような……」

デン「ああでもループしすぎてていつの記憶か分かんないし……」


レナ「……完全に忘れたわけじゃないのね」


デン「へ?」


レナ「いいわ、もう。少しスッキリしたから」


デン「そ、そう?」


レナ「……♪」スタスタ
395 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/19(木) 21:15:31.33 ID:QF5r0eS3o
ーーーーー

ーーー




クロエ「ま、レナのことはデンがなんとかするでしょ」


ヒカリ「そうかな……」


ローラ「! 融合【シンクロ】解除!」ポンッ

ローラ「きゅーちゃん大丈夫!?」


きゅーちゃん「こん……」


ピカーーーーっ!


凜華「な、なに!?」


きゅーちゃん「う、ううん……?」

きゅーちゃん「あら、人間の手? というか、人間になってる……?」


ローラ「え」


「ええーーーーーーーっ!!?」


ーーーーー


エミール「またとんでもないことに……絶対怒られる……」


橘花「ぐずぐずするな! 人化魔法の効力を調べに厩舎の魔獣を見に行くぞ!」ウキウキ


エミール「あああああああぁぁぁ……」


ーーーーー
643.91 KB Speed:0.6   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む

スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)