【あんこ】勇者「…………」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 22:39:29.75 ID:VZ8hhCH80



自分のコンマを使って勝手になんやかんや進めていくスレッドです
基本的に大体コンマ一桁目が頼り
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 22:40:46.81 ID:VZ8hhCH80

勇者「性別は男、年の頃は十八歳」




【救世の英雄となるべき男、その実力とは】




0.普通
1.強い
2.強い
3.普通
4.普通
5.普通
6.弱い
7.普通
8.普通
9.強い
ゾロ目.戦術兵器
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 22:41:28.37 ID:FA71P9qtO
下1?
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 22:42:27.13 ID:VZ8hhCH80

勇者「まぁ、やれるよね」




【強きことは良きこと。ではその秘めたる成長のポテンシャルをば】




0.普通
1.普通
2.普通
3.普通
4.普通
5.低い
6.普通
7.低い
8.高い
9.高い
ゾロ目.人類の敵レベル
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 22:43:53.84 ID:VZ8hhCH80


>>3
コンマが81なので下一桁で1→ 強い
となりますこの場合
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 22:44:03.05 ID:xqAh9Q2E0
トニャー
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 22:45:33.81 ID:VZ8hhCH80

勇者「ちょっと最近は成長が……それでも強いけどね」




【では最後に大まかな性格でもおしえて下さる? 】




0.純粋純朴駆け出し
1.ネガティブ
2.純粋純朴駆け出し
3.純粋純朴駆け出し
4.純粋純朴駆け出し
5.ネガティブ
6.純粋純朴駆け出し
7.純粋純朴駆け出し
8.ポジティブ
9.ポジティブ
ゾロ目.手段は選ばない
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 22:47:34.47 ID:VZ8hhCH80

勇者「まぁ……強いっていってもこの先割と多難よね絶対」




【そこらの冒険者程度には余裕で勝てる】

【成長の余地はまぁまぁ】

【割とネガティブ思考】


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 22:48:28.72 ID:VZ8hhCH80




さぁ……旅立つのです勇者。この世の闇を祓い、人々の明るい未来を取り戻すためにーーーー







10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 22:52:57.31 ID:VZ8hhCH80


母親「ほら起きた起きた。今日はこれから国王陛下に旅立ちのご挨拶でしょう? 」

勇者「ん……行きたくない」

母親「んなこと言って世話焼……準備できてるじゃないか」

勇者「行きたくないだけで行かないとは言ってない」

母親「そうかい。……ほら、しっかりご飯食べてしっかり行きな!
これでもあんたはあたしたちの誇りなんだ! 旅立ちくらいいい顔で行きなよ」

勇者「うん。……いただきます、母さん」




いつも通りの朝、いつも通りの母さん、いつも通りの朝食。
旅立ち前だってのに家畜の世話までいつも通り。
でも、俺は知っている。それが母さんや、村の皆がくれる優しさだってことを。




勇者「やり遂げないと。…………でも行きたくねぇ」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:00:25.41 ID:VZ8hhCH80

〜〜御前にて〜〜





国王「さぁ征くのだ勇者よ。我ら人類の明日を明るきものとするために……! 」

勇者「はっ」




こんな田舎者一人のために随分と大層な演出をしていただいた。
正直さっさと一人で旅立ちたかったのだがそうもいかない。
そんな行事、平民は平民らしく畏っていればいつの間にか終わる。
せめてもの典雅な衣装を見繕ってくれた優しそうな人の言葉だ。
きっと彼は自分のような人物を何人も見てきたのだろう。
でなきゃ、王城で浮きに浮きまくるカッペに、あんな目はできないだろうから。




【与えられしもの】




0.結構な金銭
1.まぁまぁの金銭と武器
2.凄い剣
3.結構な金銭
4.まぁまぁの金銭と武器
5.まぁまぁの金銭と武器
6.まぁまぁの金銭と武器
7.まぁまぁの金銭と武器
8.まぁまぁの金銭と武器
9.凄い剣
ゾロ目.そんなものは無い
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:07:47.11 ID:VZ8hhCH80

【1→ まぁまぁの金銭と武器】



勇者「結構な……平民なら数ヶ月は遊んで暮らせるお金と、何十年も節約しないと買えない長剣」



さすが国王陛下、さすが王国、さすが金。
託宣によって選ばれただけの田舎者にぽーんと、ぽーんと……。



勇者「うぅん……帰りたい。牛の糞でも掃除していた方が余程マシだ」



これで俺は逃げられない。こんなにも期待を、否、重石を与えられてしまったから。
ここで逃げてしまえば俺だけじゃない、母さんや村の皆にだって迷惑がかかる。
下手をすれば、それは迷惑なんかじゃなくて、災厄と同義になる。



??「もし……もし」

勇者「……? 」




【ボーナスチャーンス! 】




0.兵士
1.武闘家
2.兵士
3.僧侶
4.兵士
5.兵士
6.魔術師
7.兵士
8.剣士
9.兵士
ゾロ目奇数.魔王
ゾロ目偶数.お姫様
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:15:24.43 ID:VZ8hhCH80

【11→ 魔王】




「もし……もし」

勇者「……うん? 」

「勇者様、ですよね? 」

勇者「まぁ、そうだ……そうですけれど、何かございましたか? 」



危ない危ない。俺みたいなカッペを送り出した後王城では舞踏会が催されるらしい。
そんなものに出席させられても困るが声も掛けられないのはなんとはなしに嫌、とかそういうのはどうでもいい。
ここはまだ王城の敷地内だったのだ。
ローブを着込んでフードを目深に下ろしたどこからどうみても怪しい人物、もしかするとやんごとなきお方かもしれない。
そんな人物が俺に話しかけてくるなんて考えられないが世の中そう簡単ではない。
用心するに越したことなんて全くもって一欠片も無いのだから。



「少しだけ……こちらへ来ていただいても? 」

勇者「いいけ……構いませんよ? 」




【勇者の明日はどっちだ】




0.籠絡
1.籠絡
2.偵察
3.嘲笑
4.偵察
5.嘲笑
6.偵察
7.偵察
8.偵察
9.偵察
ゾロ目.慈悲などあるかボケ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:23:38.68 ID:VZ8hhCH80

【3→ 嘲笑】




魔王「ふん……やはり我が手を下すまでもない」

勇者「ッ…………」




だから旅立つなんて嫌だったのだ、なんてことを吐き捨てる暇も無い。
いや、それどころか何かをする一瞬の無意識すら与えられはしなかった。

ローブの人物に着いていった先はなんの変哲も無い練兵場のような場所。
今日は王国挙げてのお祭りの様なものなのだ。当然そこに鍛錬を積む兵士などはいない。

そろそろ用をおしえてくれても……そんな一言を掛けようと思考する間も無い。
一瞬で、一瞬の数万分の一の時間すら与えられず、俺は地面とキスをして砂の味を噛み締めていた。

その次の瞬間には両手足が破砕される音、数瞬後には想像を絶する痛苦。
更に苦しみの呻きを漏らす猶予すら無く、音、音、音、痛苦痛苦痛苦痛苦痛苦痛苦痛苦痛苦痛苦痛苦痛苦痛苦……

何もさせては、もらえない。
何かをできる、わけがない。
何をも捧げる、暇すら無い。

無い、無い、無い。
あるのは数秒遅れてやってきた苦しみと、圧倒的な恐怖。

今この瞬間、勇者たる俺の背中には魔王がきっと心底つまらなさそうな顔で、立っている。
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:31:42.57 ID:VZ8hhCH80

魔王「死ねない身体いえば多少聞こえはいいが……かえって苦しむだけよ」

勇者「ァッ……ぅ…………ッッッッ……! 」



無造作に、ただ行列をつくる蟻を踏みつける様に。
俺の背中は、宿命付けられた宿敵に蹂躙される。
既に血反吐もまともに認識することはできない。

文字通り破壊された俺の身体は、ただのガラクタだ。
生き物に行っていいことでは決してない。
いや、物言わぬ物にだってやってはいけないだろう。
本来であれば破壊とは即ち、不要であるとの烙印である。

要らなくなった椅子は分解して薪へ。
要らなくなった食べ物は家畜の餌に。
要らなくなった剣は溶かして農具を。

けれど破壊は基本それだけでは終わらない。
なんだって壊すのには理由がある。
平和な世でそれは、再利用、物質のサイクルともいえる。



魔王「お前は一体何の為に生まれたのであろうな」



そんなことは俺が知りたい、とは当然言い返せない。
肺は機能を止め、此処に至っては邪魔な気泡を口から吐き出させるだけだ。

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:35:59.94 ID:VZ8hhCH80

魔王「まぁ……退屈凌ぎになるには時期尚早。そう聞いていたしな」



遠く、遠く、何か分からぬ、声にならぬ音に聞く。

それが、俺と、いつか超えなければならない、絶対悪との初対面。



超えなければ、踏み潰される。
容易く、興味も無く、いっそ面倒ごとの如く。
たったそれだけのことを理解させられた。

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:39:15.10 ID:VZ8hhCH80



何故かは分からないが俺は街の宿で覚醒した。
死の淵まで突き飛ばされた痛苦の記憶はそのままに。

魔王がご丁寧にここまで運んだとは到底思えない。
けれど、あいつ以外の誰かが何も言わずにこんなことをするなんて。
もっとあり得ないこと、なんじゃないだろうか。



勇者「えっと……今日は、何日? 」

宿屋「……は? 」



どうやらあれから三日も寝ていたらしい。
頭のおかしいやつを見る目で見られたが、当然だ。
おかしくなったと誰かに言ってもらった方が、余程マシなんだから。
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:42:03.20 ID:VZ8hhCH80

勇者「相場であれば勇者は旅の始まりあたりで仲間を一人くらいは見つけるとか」



相場ってなんだ、どこのなんの相場だ。

しかも何故酒場。あの宿屋も頭おかしいんじゃないのか。




【ボーナス失敗……? 】




0.僧侶
1.剣士
2.武闘家
3.魔術師
4.僧侶
5.剣士
6.武闘家
7.僧侶
8.魔術師
9.剣士
ゾロ目.淫魔
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:45:24.14 ID:VZ8hhCH80

【0→ 僧侶】



勇者「もう痛いのは嫌だからな……」



なんで酒場で僧侶を呼べるんだ。頭おかしいんじゃないのか。
そんなことを呟いたらマスターにも看板娘にも可哀想なものを見る目で見られた。



僧侶「あのー……」

勇者「ひゃっ、ひゃい? 」

僧侶「? 」





【一人目】




0.強い
1.弱い
2.普通
3.強い
4.普通
5.普通
6.普通
7.普通
8.普通
9.弱い
ゾロ目.筋肉ファイター葬膂
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:50:37.41 ID:VZ8hhCH80

【4→ 普通】



僧侶「よろしくお願いします! 」

勇者「うん、よろしく」



まぁ、細かいことを気にしていても仕方が無い。
彼女に罪なんてないのだから。
これからは彼女を助け、助けられる。
そんな未来に、自分で水を差す程空気が読めないわけではないのだ、俺は。



勇者「得意なものは? 」

僧侶「回復です! 勇者様は? 」

勇者「踏まれるこ……剣かな? これでもまぁ、結構強いよ」



人並には、ね。



僧侶「? 」



【割と大事】



0.お姉さん
1.ロリっぽい
2.お姉さん
3.平均的
4.ロリっぽい
5.平均的
6.平均的
7.平均的
8.平均的
9.ゾロ目.おっぱい痴女
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 23:51:57.66 ID:S1jWodDt0
1ですぎじゃないか?
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/03(火) 23:55:53.22 ID:VZ8hhCH80

【1→ ロリっぽい】



僧侶「勇者様? 」

勇者「ん? まぁ、なんでもないよ、うん、なんでもない」



よくよく見ればその顔はまだまだ幼いと言える顔立ちで。
可憐なその顔で、期待に目を輝かせて、ただそこにいるだけでまるで花が咲いたよう。



勇者「酒場でこんな子と二人……」

僧侶「? 」

勇者「…………」

僧侶「……? 勇者、様? 」

勇者「…………犯罪じゃね? 」

マスター「だな」



当然の様に宿は別部屋だ。
妙に離れたくないオーラが出ていたが知ったことではない。
宿賃をケチった挙句犯罪者にされてしまっては笑い話にもならない。
最後の方は涙目っぽかった気もするが、知ったことではない。
知ったことではないったら知ったことでは、ない。ないったらない。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 23:56:26.23 ID:Rnertvtp0
どこが?
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 00:00:44.60 ID:8C5onh9u0

【二日目(四日目)】



僧侶「まずは隣町まで、ですね! 」

勇者「うん。あんまり危なくはないと思うけど、気を付けて」

僧侶「はいっ、勇者様」



聞けば年の頃はギリギリまぁこの国で婚約までは許されるくらい。
教会で育てられた孤児で天涯孤独の身なんだとか。
なんでも 1 ばっかりなんですよ! とはなんのことだろう。

取り敢えず回復系統の魔術……いや、法力とでも言うべき神の御技はそれなりのものだった。
彼女の年齢でこのレベルというのは確かに凄いことだろう。
だからといって酒場で冒険の相棒を探すのはどうかと思ったが。
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 00:04:13.23 ID:8C5onh9u0

僧侶「ところで勇者様」

勇者「うん? 何? 」

僧侶「隣町はどんなところでしたっけ? 」

勇者「あぁ、隣町なら……




幼……少女と二人隣町へ。それだけならばまぁ、犯罪では、ない、よね?




【隣町】




0.特徴無し
1.剣闘の町
2.港町
3.特徴無し
4.山間の町
5.港町
6.山間の町
7.港町
8.山間の町
9.剣闘の町
ゾロ目.魔王支配下
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 00:11:06.02 ID:8C5onh9u0

【3→ 特徴無し】




勇者「まぁ、なんていうのかな……うぅん」

僧侶「うぅん? 」

勇者「うん……」

僧侶「うん? 」

勇者「…………」

僧侶「…………」

勇者「…………ま、取り敢えず、行こうか。行かないと、始まらない」

僧侶「あっ、勇者様! 待ってくださいよぅ! 」



見つめられるとその、照れる。

トテトテトテトテ、その足音に犯罪ちっくなものを感じつつ、割と悪くない気分も一緒に。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 00:15:08.02 ID:8C5onh9u0

勇者「ふぅ……あと少しだな」

僧侶「そうですねー、勇者様」



モンスターが出れば斬り、モンスターが出れば斬り、モンスターが出れば斬り。
何のことはない、今までの修行とそれは然程変わらないものだった。

当然生命の遣り取りをしているわけだから、安全なんかでは決してない。
けれど、そこには絶対的な差というものがある。俺は、負けない。



勇者「それでも俺とあいつの差よりは、詰められやすいけど」

僧侶「はい? 」



小首を傾げて疑問符を浮かべる僧侶に語るようなことではない。
それが自分の無様だから、ではなくて。
そんなことは俺とあいつだけの秘密として、あいつごと葬り去るべきだと思うから。
葬り去るべき瑣末ごとだと思わなければ、進んでいけないだろうから。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 00:21:21.99 ID:8C5onh9u0

勇者「それにしてもさ、僧侶」

僧侶「はいっ勇者様」

勇者「なかなかその、凄いね」

僧侶「頑張りました! 」



えっへん! なんて、なんて可愛らしい。
けれどその可愛らしさは実力を見た後だからこそより、可愛らしく映るのだ。

あまり傷自体受けなかったとはいえそれでも無傷ではなかった。
その傷はもう、どこにも無い。癒されてしまった。
まだあまり補助系や攻撃系は得意ではないようだけれど、十分だ。



勇者「うん、その意、気……で? 」

僧侶「ほえ? 」



あと少しで隣町。これが、今日最後の戦闘になるだろうか。





【いざ行かん】




0.雑魚
1.盗賊
2.雑魚
3.雑魚
4.盗賊
5.雑魚
6.盗賊
7.雑魚
8.盗賊
9.雑魚
ゾロ目.ロリコン
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga sage]:2019/12/04(水) 00:22:43.49 ID:8C5onh9u0

えぇ……えぇ……?

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 00:23:15.47 ID:m8E7QQzfo
これだからあんこはたまらんな
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/04(水) 00:23:18.37 ID:8C5onh9u0

取り敢えず今日は終わり
また今日か明日来たり来なかったりします
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 00:23:51.08 ID:VT05Q3Ht0
乙
コンマは荒ぶるもの
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 00:29:03.87 ID:Xd32fHYp0
前に艦これのあんこスレ書いてた人か
期待
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 01:22:26.18 ID:JlrhKILJo
相変わらず一割抜いてらぁ
おつおつ
きたい
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 08:51:54.90 ID:UztD3wri0
あんこって安価+孤独って意味か。
安価+まんこだとおもってた。
おつおつ。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 12:20:21.31 ID:326Zs+JFO
久し振りですな!復活待ってたよー
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 22:54:32.04 ID:3bH5K9I30

【ゾロ目→ ロリコン】



勇者「! 」

僧侶「? 」



一目でも見れば、分かる。その佇まいからして只者では、ない。

何故茂みから出てきたのだろうか、とか。
何故前衛である俺を無視するのか、とか。
何故視線を僧侶に注いでいるのか、とか。
何故視線が異常な血走り方なのか、とか。
何故それに僧侶が怯えているのか、とか。

只者ではないのは当然として、できれば避けて通りたいのも当然だった。



勇者「自分が犯罪者スレスレなの自覚して必要以上に気を付けてたのにさぁ……」

僧侶「ひっ……」



ぎゅっ、と袖口を彼女に掴まれる。
その瞬間ヤツの目が険しくなった。

僧侶がそれでも杖を握り締めた。
その刹那ヤツの歯軋りが耳に響く。

彼女がその音に反応して俺の背中に隠れる。
その反応はヤツの何かを突き動かした。



「女は女になったら女じゃないんだよぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 」



勇者「」

僧侶「」




この時程男として生まれたことに感謝することはきっと無い。
ヤツの表情を見て、俺は心の底からそう思った。思って、しまった。



僧侶「勇者様ぁ……」



【因縁の予感】



0.強い
1.そこそこ
2.雑魚
3.そこそこ
4.そこそこ
5.雑魚
6.雑魚
7.雑魚
8.雑魚
9.雑魚
ゾロ目奇数.仲間になりたそうに
ゾロ目偶数.慈悲などあるか死ね
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:02:14.67 ID:3bH5K9I30

【4→ そこそこ】




勇者「うわっ、なんだこいつ妙に強ぇ! 」

ロリコン「YEぇぇぇぇSっルぉぉっルィィっタ! 」

勇者「唾飛ばすんじゃねぇ馬鹿! 」

ロリコン「ヌォォっっっっ! 」

勇者「なんでその体系でそんな早ぇんだよてめぇっ! 」

ロリコン「タぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっチっっっっ! 」

勇者「うわやめちょっとその顔キモ過



ボゴン



ロリコン「ふごっ」

勇者「…………」

僧侶「…………」




人体が発してはいけない音を立ててそいつは盛大にぶっ倒れた。
背後には呪文など忘れ鬼気迫る顔で杖を握り締める、僧侶。
その先端が鮮血に塗れているのは見なかったことにしよう。
ついでに悍しい笑顔でぶっ倒れているソレも見なかったことにしたい。
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:08:11.27 ID:3bH5K9I30

勇者「…………」

僧侶「…………」



何を思ったか一心不乱に僧侶目掛けて突進してきたソレ。
ソレの行手だけはなんとしても守らなければと相対した俺。

ブヨブヨと揺れる肉の動きすら鮮明な肥満体は何故か素早かった。
素早かったけれど、ソイツは俺なんて眼中になかった。

だから迎え撃つ様な邪魔をする様な動きをしてやった。
気付いたらソイツは念願の目的そのものに討たれた。

オシマイ。



勇者「…………」

僧侶「…………」

勇者「…………」

僧侶「…………」

勇者「…………今晩は何食べたい? 」

僧侶「…………お肉以外」



然もありなん。正直俺も肉はあんまり見たくない。
特に脂肪が多いやつとか、なんか濃いもの全般。

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:15:15.35 ID:3bH5K9I30

勇者「ふぅ……何か妙に疲れたな」



記憶上は憂鬱な登城と思い出したくもない嬲り殺しから一日経っているかいないか。
数日寝込んで肉体は頗る健康とはいえ精神的にはあまりよろしくない。
なんならば今すぐ帰宅して母さんの手料理を食べ眠りに就きたいくらいだ。

そんな下降線から漸く昇り始めた調子はある意味魔王よりも思い出したくないアレに見事へし折られた。
川魚が中心の料理を一応は美味しいと笑って食べてみせた僧侶の引き攣った顔が更に心に響く。

モンスターの断末魔や流血は平気でも殺意以上に悍しいナニカが相手では無理も無い筈だ。
自分だって仮に女の子だとしたらアレは……



勇者「ぅおぇ……」



今思い出しても吐き気がする。
というか吐き気と頭痛と腹痛と蕁麻疹となんだかもう凡ゆる拒否反応が出る勢いだった。



勇者「……俺が割と強い方で、あと僧侶が結構冷静でよかった」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:21:39.58 ID:3bH5K9I30

勇者「まぁ、明日も早いし気を取り直して、寝るか」



僧侶とは当然別室である。
先日の離れたくないオーラだとか涙目よりももっと強い意志を感じたが断固として別室である。

閉じた目蓋の裏でヤツがニヘラ顔をしながら手招きしていたが蹴り飛ばしてやった。死ね。
俺はそっちじゃないしそっちに行ってしまったら僧侶に滅してもらおう。

決心も新たに、あんなことがあってもやっぱり身体はそれなりに疲れていたようで……



勇者「…………Zzz」




【出目に過度な期待は禁物です】





0.夜が明けた
1.夜が明けた
2.夜が明けた
3.夜が明けた
4.夜が明けた
5.僧侶
6.夜が明けた
7.夜が明けた
8.夜が明けた
9.僧侶
ゾロ目奇数.僧侶(はぁと)
ゾロ目偶数.因縁再び
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:29:38.51 ID:3bH5K9I30

【8→ 夜が明けた】



僧侶「んー……」

勇者「ちゃんと眠……れるわけないな、うん」



早寝快眠ついでに快便で申し訳無いやら情け無いやら。
食事中も僧侶は赤くなった目を擦ってばかりだった。

目を閉じればアレの顔が浮かび寝返りをうてばアノ肉塊が思い出され。
いっそ眠れなかった方がまだ悪夢を見ずに済んだだろう。

早朝彼女の叫び声に起こされ押っ取り刀で駆けつけた俺が言うのだから間違い無い。
危うく驚いて飛び出してきた他の宿泊客を切り捨てるところだった。

それ程、彼女のトラウマは、深い。



僧侶「勇者様……今日の予定はなんでしたっけ? 」



なんと健気な。その痛々しい微笑に絆されそうになったが、抑える。
未だに手招きしてくるヤツを幻視してしまうが、努めて抑える。死ね。



勇者「あぁ、今日はーーーー




【今日は? 】




0.領主への手紙が
1.近くの洞窟に
2.領主への手紙が
3.近くの洞窟に
4.領主への手紙が
5.近くの洞窟に
6領主への手紙が
7.領主への手紙が
8領主への手紙が
9.近くの洞窟に
ゾロ目.服でも買ってこようか
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:39:08.31 ID:3bH5K9I30

【1→ 近くの洞窟に】




勇者「どうやらこの洞窟に悪さをするモンスターがいるらしくてさ」

僧侶「勇者様がそれを抹殺するのですね? 」

勇者「お、おう……」



ドスドス、ドスドス。
その杖は魔術を行使する触媒であって地面を抉るものじゃないとおしえてあげたい。
おしえてあげた挙句八つ当たりの八つ当たりで殴られそうなのでやめておくが。



勇者「俺はそれなりに強いし僧侶も回復を中心にまずまずだけど、さ」



腕試し、という程でもないがこれは丁度いい肩慣らしと言えるだろう。
故郷の村では敵無しで、周辺のモンスターも歯が立たず。
時々近くの街で募集されたモンスター討伐依頼に参加したことだってある。
何よりここ何年かは国王陛下に派遣された騎士に剣技や魔術も一通りおしえてもらって及第点はとうに越した。

僧侶がまだまだ実戦経験の浅い頭でっかちでもカバーは十分可能だと思われる。

この探索の主な目的は彼女に実戦経験を積んでもらうこと。
俺と彼女の連携を更に深めてパーティとして強くなること。
大まかにはこの二つである。

まぁ……おまけでもう一つ、あることにはあるが。



僧侶「…………安心してください勇者様。勇者様の傷は何があっても許しませんからっ」

勇者「お、おう……」


ドスドス、ドスドス。
そろそろその杖削れ始めているんじゃないのか、とはやっぱり言えないが。

彼女のストレスを発散できれば、実に嬉しかったりしなかったり。
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:45:09.32 ID:3bH5K9I30

勇者「ふぅ……これで最後、かな? 」

僧侶「そうみたいですね……あぁ、なんて痛ましい」



なんていうことは無い、呆気無い終わりだった。

ちょっと頭の回る周囲よりも一回り大きいコボルトを切り捨てて、終わり。
頭を失った群れは正直、ただの動く肉塊と同じだ。

俺が突っ込み、切り捨て、突き刺し、稼いだ時間で僧侶が覚えたての呪文を唱える。
それだけで呆気無く、本当に呆気無く、目標とも言えない目標は達されてしまったのだった。

殲滅されただの肉片と化したコボルトたちと、それらに連れ去られて嬲られたであろう人間の死体。
町から少しだけ離れたく山奥の洞窟、その最奥にあって動くのは今や俺と僧侶二人だけ。

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:54:47.24 ID:KiTgD4m20

僧侶「さすがに、これは」

勇者「祈ってやることしかできないよ、俺たちには」

僧侶「…………はい」



残酷な様で、実際にそうするしか無いことを彼女も理解している。
陰惨な死体なんてものはこのご時世幾らでも目に入ってしまう。
それが戦場ではなくたって、そこらの歓楽街を一歩裏へ行けば原型を留めないものがそこかしこ。

ましてや実戦経験こそ少ないとはいえ彼女は、僧侶だ。
教会には医師や魔術師に首を振られた末期の患者が数多く運びこまれただろう。

そういうことではなくて、これは、心の問題だった。
誰かと共に歩む普通の人がいて、誰にも看取られることなく屈辱と苦痛に苛まれて死んだ。
そして今やその死はただの事実であってそれ以上でもそれ以下でも無い。

その、省みられない現実が彼女を苛んでいるのだろう。



勇者「せめて何か装身具だとかがあれば町に持っていってやることはできるだろうけど、さ」

僧侶「…………」

勇者「…………」

僧侶「…………」



結局、彼女は自らを何かで奮い立たせて立ち上がった。
死者への祈りを捧げ、誰かの指に嵌っていた指輪をそっと摘み上げて。

それから一輪、儚げな笑顔を、一差し。



それは気安く触れるなんて許されない、不可侵の聖域。
あぁ、これを守らなければいけないんだ、なんて。
一瞬だけ、何か妙に面映い感傷に襲われた。
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/04(水) 23:55:14.90 ID:KiTgD4m20





…

………

……………
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/05(木) 00:04:22.98 ID:bLg45Oqv0

「あぁ……どんなに感謝すればよいか」

僧侶「感謝など必要ありませんよ。必要なのはそう、彼女への祈り、それだけです」

「……僧侶様」



コボルトに拐われた住民の家族や知人を一軒一軒探して、
四軒目で遂に指輪の持ち主を知る人物に出会うことができた。
それは指輪の持ち主の恋人たる男性だった。

彼の恋人は一ヶ月程前に野苺を探しに出掛けると残したきり行方不明だったのだという。
野苺は彼の好物で、彼は恋人のつくる野苺のジャムが大の好物だったとか。

コボルトはオークやオーガと同じで人間の女を性の対象にする。
一ヶ月前に彼女が拐われたとして、あの死体、否、遺体の状態を見れば洞窟の奥で何が行われたかは想像に難くない。

彼とてそれは分かっているのだろう。
言葉少なに彼女の最後を語る僧侶の表情を見るまでもない。
そんなことは分かっている、分かっているけれど、でも割り切れない、やり切れない。

男性が見せた無念の表情は、それでもどこか救われた様でした。



僧侶の瞳は、確実に何かを目指す様になっている。
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/05(木) 00:04:45.88 ID:lA14QTPJ0





…

………

……………
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/05(木) 00:14:14.16 ID:OxZPacyc0

勇者「まぁ、この先辛いことなんて幾らでもあるんだろうし、な」



昨晩と同じ宿屋で食事を摂って僧侶とは別れた。
何事か考えている様子の僧侶は言葉少なに自分に割り当てられた部屋へと戻っている。

明日はこの町を発つので少しばかりでも観光なんてしたいのならと誘ってみたが応えは否。
お話はありがたいのですけれど疲れてしまいまして、なんてきっと半分くらいは嘘だろう。

別に嫌な気分にはならないけれど、それともは別に少しだけ物足りない。
コボルトに蹂躙された女性やその恋人には申し訳無いけれど、それが本音だった。

言い方は悪いが彼らの様な不幸はありふれている。
比較的平和なこの地域でも、それくらいは結構簡単に遭遇してしまう不仕合わせだ。

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2019/12/05(木) 00:23:26.23 ID:K0DlztOS0

俺の村だってそういった不幸に合わなかったわけではない。
あるときは俺の幼馴染が逃げた家畜を追って森へ入ったきり、遂に帰ってはこなかった。
帰ってきたのは一年以上も経ったときで、しかもあいつが着けていた腕輪と右腕の骨だけ。

俺にとっては大事件だったし、村にとっても事件ではあった。
けれどそんなものは正直、予想されて然るべきで、万に一つも有り得ない、そんな出来事ではない。

毎年一人いなくなるかならないか、そんなペースで起きてしまう不幸な日常。
それとも日常にある珍しい不幸と言うべきだったろうか。

だから、俺は慣れてしまっている。慣らされながら成長してしまっている。



勇者「……酒でも飲むか、それともやっぱり僧侶と話でもしにいくか」



まだ夜も早い時間だし、多少肩の力を抜く時間も必要だろう。
勝手な判断ではあるけれど、構うものか。
慣れてしまってはいるけれど、やっぱり誰かの不幸に無関心ではいられない。
アルコールで無理矢理忘れてしまうか、僧侶と話でもして優しさで埋めてしまうか。
それともそれ以外のことをして過去にしてしまおうかーー




【フリータイムですよ、フリータイム! 】





0.夜が明けた
1.僧侶
2.僧侶
3.夜が明けた
4.酒場
5.夜が明けた
6.夜が明けた
7.酒場
8.夜が明けた
9.夜が明けた
ゾロ目奇数.僧侶(はぁと)
ゾロ目偶数.因縁再び
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/05(木) 00:24:53.62 ID:DOeGCSf10

危ない危ない……
それにしても文体とか雰囲気で暴露てしまっているのかなんなのか
大体あんな感じでゆっくり進みます

ではまた今日か明日にでも。ありがとうございました
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/05(木) 00:47:22.00 ID:JiNTdvr3o
おつおつ
まあなんとなくわかるよね
鬱屈としたストーリーとかあんこするときの見出し?とか特徴的だし
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 01:11:03.12 ID:O3qv4y3mO
おつおつ。文体が独特なのですぐ分かるねw
だが、それがいい
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 01:19:01.29 ID:y4UVqLNfo
なかなか真似できない空気感がすき
乙
55 :♯ロリコン [sage]:2019/12/05(木) 08:22:31.27 ID:UjM9vLak0
そろそろ鳥?だっけ。ササミ?だっけ。
名前忘れたけど、>>1は「♯」つけてもいいかも。
56 : ◆J43/PIljHc [sage]:2019/12/05(木) 08:23:16.79 ID:UjM9vLak0
#ミスった。
57 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/05(木) 23:39:20.79 ID:PXUMNFrU0

ササミはまぁこんな感じで

今日は短め少なめ
58 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/05(木) 23:39:54.62 ID:PXUMNFrU0






…

………

……………
59 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/05(木) 23:54:50.25 ID:PXUMNFrU0

【3→ 夜が明けた】




勇者「ふぁ……ちゃんと寝れた? 」

僧侶「まぁそれなりに。勇者様こそしっかりお休みできましたか? 」



あれから一夜明け、また陽は昇ってきた。

よく晴れた一日の始まり、僧侶と食事を摂り、他愛無い会話をして。

さて、今日はこの町を発ち次の目的地へと向かう予定だが。



僧侶「あんなに早く寝てしまってすみません。勇者様、お暇ではありませんでしたか? 」

勇者「え? ん、まぁ……」



【なんと、答えたものかな】



0.次は何か食べにでも行こう
1.次は何か食べにでも行こう
2.一人になる時間も必要
3.次は何か食べにでも行こう
4.一人になる時間も必要
5.一人になる時間も必要
6.一人になる時間も必要
7.次は何か食べにでも行こう
8.一人になる時間も必要
9.一人になる時間も必要
ゾロ目.だ、だだだだだっ大丈夫ですよ?
60 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/06(金) 00:03:54.37 ID:bBIR+tPy0

【5→ 一人になる時間も必要】




勇者「まぁ、一人になる時間も必要だろう? 俺だってまだ旅に慣れているわけじゃないし」

僧侶「そう、ですか……そう、ですよね、うん」



僧侶はコクコクと続けて頷いて、それから何かを自分の中に落とし込んだ様だった。
一晩一人で考え何か欠片を得て、また一つピースでも得たのだろうか。
いつか彼女が自分の中に何かを見つけたとき、それを訊いてみるのもいいと思う。

でもまだ、そのときではない、と思う、たぶん。
伊達にネガティブな性格をしているわけじゃないのだ、俺は。
他人の機微にはそれなりに敏感である。
そもそも時々空気を読めなかった経験があるからこその敏感さではあるが。



僧侶「さぁ、勇者様! 今日も困っている人を助けていきましょうねっ」

勇者「うん分かっ……うん? 」

僧侶「はい? 」



僧侶が得ようとしているものが分からない。というか、もう彼女がそもそも分からなくなりつつあった。



61 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/06(金) 00:06:17.21 ID:bBIR+tPy0

勇者「…………」

僧侶「♪ 」



【旅路はまだ始まったばかり】




0.トラウマ発動
1.山間の更に奥へ
2.港町へ
3.港町へ
4.港町へ
5.山間の更に奥へ
6.港町へ
7.山間の更に奥へ
8.港町へ
9.港町へ
ゾロ目.カジノでも行こうか
62 : ◆BKp9.Rbx5s [saga sage]:2019/12/06(金) 00:07:11.23 ID:bBIR+tPy0

申し訳ありませんが今回はこんなところで……何も進んでいませんが

また今日か明日再開します
ありがとうございました
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/06(金) 00:12:01.43 ID:UxYzjbA7o
おつおつ
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:19:53.40 ID:KDcCHGB7o
おつー
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 00:34:32.82 ID:szf6+XjDO
乙です
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 07:32:06.80 ID:4OYPJT1O0
おつ、おもしろす。
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/12/08(日) 19:20:25.87 ID:pYpucxTp0
面白え
最初の方で見つけれてよかった
68 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/08(日) 22:52:06.09 ID:6AHGZ5rFO

【1→ 山間の更に奥へ】




勇者「さて、これからまた山間の更に奥へ向かうわけだが」

僧侶「はいっ、山奥となると物資が滞ったりお医者様がいなかったりと困ることが多いですね! 」

勇者「お、おう……そうだね」

僧侶「ええ」



何やらこの先の旅路で必ず必要になるアイテムだか武器だかがそこにはあるらしい。
国王陛下が言っていたのだから間違いは無いのだろうがどうも気が乗らない。

らしい、おそらく、たぶん、きっと。
こんなものを信用せよという方が無理な話だ。

けれどまぁ、僧侶がよく分からないやる気を出しているようだった。



【さて】



0.なんか強いやつ
1.普通に三日くらい
2.普通に三日くらい
3.なんか強いやつ
4.普通に三日くらい
5.なんか強いやつ
6.なんか強いやつ
7.普通に三日くらい
8.普通に三日くらい
9.普通に三日くらい
ゾロ目.面倒だしパワーアップしてスキップ
69 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/08(日) 23:00:26.49 ID:6AHGZ5rFO

【9→ 普通に三日くらい】



勇者「そーいやさ、僧侶って妙に足腰強いよな」

僧侶「いいえ? 」

勇者「は? 」

僧侶「足腰なんて何も鍛えておりませんよ? 」

勇者「……うん? 」



町を出発して三日目。
そろそろ今日の夜には目的の村だか集落だかに到着する予定である。

野宿は旅の常として兎も角、僧侶の健脚には驚かされる。
確かに特に走っているわけでもないがそれにしても、だ。

曲がりなりにも成人していて、なおかつ一応は救世の旅を始めるくらいには鍛えた俺と同じペース。
多少合わせてはいるがあくまでそれはスピードの話。

何らの文句も吐かず泣き言も言わない僧侶は、凄い。語彙が少ないのは悲しいが、取り敢えず、凄い。



僧侶「太腿はパンパンですし足裏のマメは潰れ放題ですっ」



えへっ

えへっ、じゃないんだけど何言ってるんだろうこの子。



勇者「……可愛いのは兎も角としてだな、僧侶」

僧侶「? 」



【そろそろ到着】



0.明日一日くらいは休もうな
1.明日一日くらいは休もうな
2.本日最後のバトル
3.本日最後のバトル
4.明日一日くらいは休もうな
5.本日最後のバトル
6.明日一日くらいは休もうな
7.明日一日くらいは休もうな
8.明日一日くらいは休もうな
9.明日一日くらいは休もうな
ゾロ目.因縁ストーカー
70 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/08(日) 23:06:40.06 ID:6AHGZ5rFO

【9→ 明日一日くらいは休もうな】




僧侶「はぁ」

勇者「俺は鍛えてるし別に何ともないけど僧侶はまだ幼……若いしさ」

僧侶「む……」

勇者「女の子が足痛めてまで旅なんてするものじゃないよ」

僧侶「……」



それは嘘偽り無し、全くの本音だった。

しかも俺が選んだパートナーということは、最後まで隣にいてもらわなければ困る人材である。
序盤で下手な無理をしていてはアレに勝てる可能性など万に一つも無い。

万全の態勢で、勝ちに行かなければならないのだから。



僧侶「分かりました。明日は一日、休みましょう」

勇者「うん。俺も結構疲れちゃったしさ」



不服な感じは多少あるものの、納得はしてくれたようだった。
それでいい。まだ反抗期がきていてもおかしくないような年齢なのだ、僧侶は。

それにまぁ、パートナーとして、色々とゆっくり話す機会がほしいところでもあるわけなのだ、俺としては。
71 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/08(日) 23:07:07.45 ID:6AHGZ5rFO









…

………

……………
72 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/08(日) 23:12:31.40 ID:6AHGZ5rFO

勇者「さて、それで一晩経ったわけだが」

僧侶「休むといっても、何をしたらいいんでしょう? 」

勇者「そうだな……」

僧侶「……」

勇者「……」

僧侶「…………」

勇者「…………」



到着したるは山間の更に奥へと進む手前の村である。
一応は宿屋もあり旅の行商人だって来るわけなので隔離された里なんかではない、うん。

けれどそこでは険しい山々の間で人々が慎ましく暮らしているだけなわけで。



僧侶「私はお酒を飲んだこともありませんしここにはそれ以外の娯楽なんて無い気が……いえ、別に貶しているわけではありませんが」

勇者「…………」



【寝てるだけで休めると思うよ? 】



0.足、見せてよ
1.足、見せてよ
2.……取り敢えず自由行動で
3.……取り敢えず自由行動で
4.足、見せてよ
5.足、見せてよ
6.足、見せてよ
7.足、見せてよ
8.……取り敢えず自由行動で
9.……取り敢えず自由行動で
ゾロ目.トラウマシーカー
73 : ◆BKp9.Rbx5s [saga]:2019/12/08(日) 23:18:56.44 ID:6AHGZ5rFO

【0→ 足、見せてよ】



僧侶「ほえ? 」

勇者「自然体過ぎるからちょっと忘れかけてたけどさ、足」

僧侶「え? 」

勇者「辛かったんだろう? 別に医者なんかじゃないけど、薬を塗ったりマッサージくらいはできる」



娯楽なんて無くたっていいじゃない。
割と孤独になってしまいがちっぽいような気のする二人旅である。
お互いを労ってゆっくりと話したってバチは当たるまい。



勇者「思えば僧侶はいきなり旅を始めたわけだしな。ほら、遠慮せずに」

僧侶「え、えーっと……」



【山道ってかなり辛いんですよ本当】



0.硬くなってますねぇ
1.敵襲
2.硬くなってますねぇ
3.敵襲
4.硬くなってますねぇ
5.敵襲
6.硬くなってますねぇ
7.敵襲
8.硬くなってますねえ
9.硬くなってますねぇ
ゾロ目.……硬くなってません?
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