このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十一輪目】
- 202 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/05(水) 23:17:40.39 ID:h0COBDWVo
-
√ 2月17日目 昼 (病院) ※木曜日
01〜10 風
11〜20
21〜30 若葉
31〜40
41〜50 東郷
51〜60
61〜70 園子
71〜80
81〜90 歌野
91〜00 球子
↓1のコンマ
※ぞろ目夏凜継続
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 23:18:45.82 ID:8krtqsY3O
- あ
- 204 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/05(水) 23:26:53.71 ID:h0COBDWVo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 23:42:08.05 ID:8krtqsY3O
- 乙
行為はなくともあまにぼのやりとりはいつも尊いなぁ
あとさりげなく瞳さんとお別れせずに済みそうなのが嬉しい
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 00:57:23.36 ID:dyyXirmNO
- 乙
こういうところで継続しないのが夏凜の引きの悪さ
- 207 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/06(木) 21:49:28.18 ID:ZWLYk8ESo
-
では少しだけ
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 21:50:29.57 ID:73LxdGDPO
- よっしゃ
- 209 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/06(木) 22:39:59.97 ID:ZWLYk8ESo
-
√ 2月17日目 昼 (病院) ※木曜日
夏凜と一緒に病室へと戻ってきていた天乃は、
夏凜が出て行った後に閉まる扉を一瞥して、子供へと目を向ける
歌野「三好さんに残って貰わなくてよかったの?」
天乃「お昼だから戻るって」
歌野「引き留めたらよかったのに」
困ったように言う歌野に天乃は苦笑して、首を振る
引き留めるのは二度目になってしまうし、
無理に引き止めたりしなくても……もうきっと大丈夫だ
天乃「さっきまで十分会ってたから大丈夫よ」
歌野「それなら良いんだけど……」
天乃「歌野は良いの? 水都さんと会わなくて」
歌野「みーちゃんとはエブリディちゃんと一緒よ。さっきまでも一緒だったんだから」
天乃「二人で見ててくれたの?」
歌野「郡さんは大丈夫って言ってたけど、とってもキュートだからね」
見てみたかったの。と、歌野は満面の笑みで言う
みんなは受け入れてくれているけれど
昨日の夜から翌日のお昼まではさすがに任せ過ぎた気がしなくもない
- 210 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/06(木) 23:55:39.40 ID:ZWLYk8ESo
-
天乃「千景たちは何か言ってた?」
歌野「チェンジする時? ノーよ。とくには何も」
少なくとも文句は言っていなかった
子どもを見る目は優しかったし、
伸ばされた手に応じる姿は姉のようだった
歌野「むしろ、一緒に居られることがハッピーなように感じたわ」
天乃「意外に子供が好きなのかしら」
子どもの無垢な瞳、柔らかい笑顔
それは、戦いの中に生きてきた千景にとっては、
とても救われることなのかもしれない
歌野「郡さんは、私達と一緒に行かずに残っている方が幸せかもしれないわ」
天乃「千景にはそれ、聞いたの?」
歌野「ううん。けど、そう感じたわ」
若葉達と一緒に居る時だって別段不幸せな感じは全くないし、
世界に出ていくことを嫌がっているような素振りも見せていない
けれど、
天乃の子供と一緒に居る姿を見ていると、歌野はそう思うのだ
- 211 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/07(金) 00:09:21.62 ID:YDgHLtKAo
-
千景が子供のことを好きなのか
子供の子供らしい笑顔を見ることのできる今に安堵しているのか
それは定かではないけれど、
千景は子供を任されることに不満がないどころか、
嬉しそうに相手をしている
過酷になるとは限らないが、
決して楽になることのない旅に出向くよりもいいかもしれない
もちろん、千景の意志が重要だが
天乃「歌野達は残ろうって思ったり?」
歌野「行くだけ行くわ。行く理由が、あるから」
天乃「そうね……」
元々が四国だった千景たちと違って、
歌野と水都は諏訪に居たはずの勇者だ
状況が状況だけにかつてのような姿はもうないかもしれない
だが、それでも二人にとっては大切な故郷であることに変わりない
- 212 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/07(金) 00:09:52.50 ID:YDgHLtKAo
-
では、途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 00:18:27.35 ID:ucOGN6x3O
- 乙
てっきり若葉たちと同行すると思ってたらそうでもなさそう?
千景も久遠さんたちと子育てをしたいのだろうか
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 08:03:02.83 ID:5yO8jFGRO
- 乙
そういえば諏訪の方に陽乃さんがなにか残していったものがあるんだっけ?
- 215 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/07(金) 22:51:23.62 ID:YDgHLtKAo
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 22:56:22.10 ID:FJLibKe8O
- やったぜ
- 217 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/07(金) 23:52:56.81 ID:YDgHLtKAo
-
歌野「大丈夫よ。精霊だから死ぬなんてことはナッシング」
天乃「絶対にないわけじゃないでしょ」
歌野「戦いがなければ絶対にないわ」
力を使い切ってしまったり、
精霊でさえ耐え切れないほどの深い傷を負わない限り死ぬことはない
四国から諏訪まで徒歩で行くのだとしても
精霊ならば余裕だろう
歌野「なにより、精霊だから有事の際は久遠さんのもとに帰ってくることが出来るわ」
天乃「自慢げに言わないの。そこまでの距離を離れても有効とは限らないでしょ」
歌野「慢心はしないわ。ノープロブレム。いつだって警戒は怠らない」
けれど、
天乃との力の繋がりは感じられる
一時的に酷く弱ったものだが、
今では十分に繋がりを感じられている
離れればそれも弱まってしまうことだろうが
それが途絶えることはないと、歌野は感じていた
- 218 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 00:37:57.17 ID:dykPwkDyo
-
天乃「神樹様の力が混じったのに?」
歌野「むしろその恩恵かもしれない」
歌野がここにいるのは、天乃や陽乃と言った穢れの力による影響が大きいが、
歌野は元々神様に選ばれた勇者であり
陽乃が魂を宿したのも神様だ
神樹様の力が含まれたとしても
悪い影響はないのかもしれない
天乃「……だとしたら、逆に千景は」
歌野「郡さんも一応は神様なんでしょ?」
天乃「一応というか……」
死神という点では一応かもしれないが、
その元である伊邪那美という名を持つ存在は
一応などという位に収まることのない神だ
ただ、神樹様の力をも殺すようなものだが
天乃「若葉は素戔嗚だから大丈夫だろうけど……球子達も心配ね」
歌野「力がどこまで平気なのか、段階的にテストしたほうが良いわね」
- 219 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 00:53:05.10 ID:dykPwkDyo
-
天乃「九尾に話を聞いてからね」
歌野「グッドなアイディアね」
九尾に聞いても
そこまで離れたことはないから分からない。となるかもしれない
けれど、力の繋がりが途切れた際のことくらいは話が聞けるはずだ
以前のように天乃が不調に陥ったことによる不安定さではなく、
天乃も歌野達精霊も万全な状態での不通
超常な力による障害のない環境下でのことだし
手の打ちようはあるはずだ
歌野「行かせなくて済むって、シンキングしないの?」
天乃「行かせたくない気持ちもあるけど……ちゃんと理由があるんだもの」
出来るだけ確実に、安全に
旅を終えて欲しいと思うからこその話であって
阻みたいわけではないし
歌野達が行くことが出来なくなったからと言って喜べることでもない
天乃「確実に辿り着いて欲しいし、確実に帰ってきて欲しいわ」
- 220 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 00:53:46.85 ID:dykPwkDyo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 00:59:23.41 ID:feI1ZDcFO
- 乙
若葉は単身赴任に……
- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 01:08:41.20 ID:lZKsJZa4O
- 乙
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 12:35:22.75 ID:9Q3+BmxvO
- 九尾なら知ってそうだし大丈夫でしょ
- 224 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 22:02:52.98 ID:dykPwkDyo
-
では少しだけ
- 225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 22:03:34.94 ID:SQCTAFOJO
- おk
- 226 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 22:17:13.52 ID:dykPwkDyo
-
歌野「久遠さん、本当にお母さんね」
天乃「そう、かしら?」
歌野「ええ。とっても」
なぜこの場面でと困惑する天乃をよそに、
歌野は幸せそうな微笑を浮かべる
自分たちのことを想ってのことだと言うのは分かるが
顔つきは母親そのものだった
心配で、不安で
でも、子供がそうしたいと言う強い意志を持っているから送り出す
だからそれが無事に終えられるようにと願い
そう出来ることに尽力する
歌野「一回りも二回りも、久遠さんは先にいるみたい」
天乃「子供を産んだか産んでないかの違いってそんなにも大きいの?」
歌野「産んだか産んでないかというよりは……赤ちゃんへのビッグなラブがあるかどうかね。きっと」
天乃「だとしたら、みんなとそんなに変わらないと思うわよ」
歌野「愛しているけど、ママの愛には勝てないものだわ」
- 227 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 22:24:20.08 ID:dykPwkDyo
-
残念ではなく、当然
歌野はそういうものかと困った表情を浮かべる天乃に、
そういうものだと、首肯する
天乃は本当にしっかりと、子供に愛情を注ごうとしている
まだまだ模索していて
不慣れな部分もあるように感じなくもないけれど、
そこはこれから頑張っていけばいいと思うし
そういった点を埋め合うのが夫婦というものではないだろうか。と
歌野は浅薄だと自覚しつつ、考える
母親も、母親としてみる子供の存在も
歌野には得られなかった経験だ
歌野「だからこそ、名前は久遠さん達で決めてね」
天乃「え?」
歌野「久遠さんならエブリワンの中にミー達もいるんじゃないかって思って」
天乃「それは……そう、だけど」
歌野「だったら聞く必要はないわ」
- 228 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 22:45:40.27 ID:dykPwkDyo
-
ノンノン……と指を振る
みんなに聞いて回るのは良いことだけれど、
あれもこれもと取り入れようとしていては時間がかかる
すでに、子供を産んでから数ヶ月
名前が決まってないのは可哀想だ
だから、考えたのだ
歌野「私達精霊一同は、久遠さん達に委ねるわ」
もちろん、沙織は対象外となっているが、
若葉は、「私にネーミングセンスというものを求めるな」と苦い顔をしていたから対象だ
聞くだけ聞くのは良いかもしれないけれど、
任せるというだろう
歌野「大丈夫、とってもグッドな名前だと思ってるから」
天乃「本当に?」
歌野「農業に誓って」
天乃「なら本当ね。信じなきゃ」
- 229 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 22:59:35.44 ID:dykPwkDyo
-
天乃は冗談めかして笑うと、
歌野から子供たちの方へと目を向ける
丸い瞳は天乃を見ると、その下の口元が動いて笑顔になって
小さな手が天乃を求めて動き出す
天乃はその手に応えて、指で触れる
天乃「優柔不断だから、助かるわ」
歌野「久遠さんは優しすぎるのよ。だから、相手が増えれば増えるほど悩む」
一人一人が納得するような答えを
そんな答えなんてそう簡単に出せるはずもないのに
それを求めてしまうから悩みすぎる
だから、夏凜の案が良いと天乃が決めたときに、
歌野達はお任せを選んだのだ
歌野「久遠さんは今のようにしている方がいいわ」
天乃「今?」
歌野「正確には、三好さんへの熱烈ラブコール?」
天乃「そ、そんな風に見えるの……?」
歌野「欲求不満ね。とは思ったわ」
- 230 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/08(土) 23:35:58.62 ID:dykPwkDyo
-
歌野は自分で言って、気恥ずかしそうに頬を掻くと目を背ける
穢れの影響で乱れていた勇者部や天乃を見てきたし、
巫女として穢れを背負い
それによるちょっと危うげな精神状態になっていた水都のこともあって
少しだけ思い出してしまったのだ
天乃「子供を見ると落ち着くわよ」
歌野「……そうね」
それはそうだけれど
そのせいで夏凜が手を出さな勝ったりと色々あるわけだが
きっと、子供の笑顔の前ではそんなことは些末なことなのだろう
そう思うほどにはやはり、天乃は母親らしい顔つきだ
歌野「……精霊もマザーになれるのかしら」
天乃「?」
歌野「ちょっとだけ、知りたくなっちゃうわ」
1、五郎くんの力で妊娠したのが私だし、むしろ精霊だからできちゃうんじゃないかしら
2、それも含めて九尾に確認してみましょ
3、あら、だれかそうしたい相手がいるの?
4、えっと……それが、あれ? 誘ってるっていうやつ?
↓2
- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 23:36:45.62 ID:SQCTAFOJO
- 3
- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 23:38:10.13 ID:wevE/lmF0
- 3
- 233 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 00:02:36.01 ID:XZ7Qx9A0o
-
ではここまでとさせていただきます
明日はできればお昼ごろから
- 234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 00:12:24.06 ID:pT0WTj23O
- 乙
精霊で生きぬいて子孫残したのって若葉だけだもんなぁ
それにしてもあのうたのんが子作りに興味を…?
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 00:29:23.09 ID:VszgPRy2O
- 乙
精霊が生やせるなら若葉は若葉パパになれるってことか?
- 236 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 17:08:32.43 ID:XZ7Qx9A0o
-
では少しずつ
- 237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 17:16:42.55 ID:Rvqqp3g3O
- よしきた
- 238 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 17:32:58.63 ID:XZ7Qx9A0o
-
天乃「あら、誰かそうしたい相手がいるの?」
歌野「全くこれっぽっちも」
歌野は困ったように笑いながら首を振る
若葉と違って一時的にも学校に通うなんてことをしていなかった歌野は、
この世界においての異性の知り合いなんて数えるほどにもいない
そんな中で、
天乃が悪五郎としたように
子供を作るほどの深い関係になりたいと思うような異性など
そうそう見つかるものではない
歌野「ただ……」
天乃「………」
呟いて、顔を背ける
言い淀む姿は悩んでいるからこそだが、
言っても仕方がないことだと思っているようにも見える
母親になれるのか、そうしたい相手はいない
ただ……
天乃「精霊なら女の子同士でもなれるのかって?」
歌野「!?」
天乃「水都さんと色々してたからでしょ? 別に恥ずかしがることじゃないわ」
- 239 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 17:52:22.31 ID:XZ7Qx9A0o
-
歌野達はそうしなければならないことをしていただけだし
その経験を経て、
そういう関係になることは出来るのだろうかという疑問を感じただけのこと
悪五郎のような立ち位置の相手がいない以上
水都を相手として考えてしまうのは全く不思議ではない
天乃「でも、そうね。精霊同士ならどうなのかしら」
歌野「あ、えっと……久遠さん?」
天乃「別にからかったりしないわ。大丈夫、まじめに考えてみましょ」
歌野「えっ」
真面目に考えられるのが困る。と、歌野は天乃を見る
本当に真剣に考えようとしてくれているのは一目瞭然で
逸らした視線の先にいる子供を見てしまうと……少しだけ心臓が跳ねる
以前は思いもしなかったし、考えたこともなかった
けれどもしも
ずっと野菜を抱いていると思っていたこの両手に
子供を抱くことが出来たのなら
それを、一緒に見て水都が嬉しそうにしてくれるのなら……
今は、そう思う
- 240 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 18:37:20.95 ID:XZ7Qx9A0o
-
天乃「私に子供が出来たのは五郎くんが男の子だったからだけど……」
精霊であるがゆえに
出せるのは本来のそれではなく、力だと言っていた
つまり、孕む側は本来のそれだけれど、
相手側はそうでなくても良かった
天乃「私が特別だとしても、二人だって私の力を受けているんだから特別だわ」
歌野「久遠さん、久遠さん」
天乃「どうしたの?」
歌野「久遠さんは本気でそれが出来るって?」
天乃「さぁ? でも、出来ないとはまだ言えないでしょ?」
反省霊化している沙織に知られたりしたら
とても大変なことになる予感しかしないが
それはそれ、これはこれだ
歌野がそうなりたいと望んでいて
そうできる可能性があるなら、模索してあげるのが主人の務めだろうと天乃は思う
- 241 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 18:46:35.34 ID:XZ7Qx9A0o
-
天乃「歌野は子供を産んでみたいんでしょう?」
歌野「う、産むっていうか……」
天乃「産んで欲しい?」
歌野「そ、そういうことじゃなくて!」
慌てて手を振りのけぞった歌野は、
背後の壁に頭をぶつけたものの
気にすることなく顔を手で覆う
顔を隠しても、髪から覗く耳は正直者だ
歌野「ほんとう……違うわ……」
天乃「ママに興味があるんでしょう?」
歌野「それは……」
天乃「だったらどっちかが子供を産まなきゃ」
作るだけ作って、それで満足というのはそれこそおかしい話だ
ちゃんと産んで、育てるのが親の務めだろう
天乃「私もちゃんと調べておくから、二人もちゃんと考えておくのよ」
歌野「えっ」
天乃「ただ、期待はしちゃだめよ? それが出来るのならって仮定でね」
天乃がからかっているわけではないのは分かるけど
歌野は恥ずかしさに耐えられなくなって、姿を消してしまった
- 242 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 19:06:41.65 ID:XZ7Qx9A0o
-
√ 2月17日目 昼 (病院) ※木曜日
01〜10 園子
11〜20
21〜30
31〜40 若葉
41〜50 九尾
51〜60
61〜70 沙織
71〜80
81〜90
91〜00 千景
↓1のコンマ
- 243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 19:21:09.19 ID:Rvqqp3g3O
- あ
- 244 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 19:53:51.30 ID:XZ7Qx9A0o
-
天乃「別に恥ずかしがらなくてもいいのに」
初めて抱いた想いだろうし
そのためにしなければならないことも分かっているだろうから
逃げ出したくなる気持ちも理解はできる
天乃「……でも、真剣に考えてあげないとね」
人間として女の子同士云々は東郷が何とかしようと考えていたが、
精霊同士のことについては考えていない
力を分け与えることで妊娠させることが可能なら
それは別に、男の子を相手にする必要はない可能性がある
しっかりと力を送り届けるという意味と、
本来の性交渉としての形を取るならば
男の子を相手しなければならないけれど
歌野と水都がそれを許容できる必要がある
天乃「なんて……できればない方向で考えてあげたいけど」
- 245 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 20:02:04.98 ID:XZ7Qx9A0o
-
そもそも人間ではなく精霊
それも、豊穣の神の力を継いでいるのだから
子供くらいどうにかできるのではないだろうかと、天乃は思う
天乃「ただ……問題は相手が消えてしまう可能性。よね」
その問題を解決できなければ意味はない
悪五郎はその命を力として天乃に注ぎ、消滅することになってしまった
そうしなければ子供は産まれなかったし
天乃が助かることもなかった
天乃「九尾に聞いたらそれこそ笑われちゃいそうだけど」
九尾にとっては至極どうでもいいことだから
鼻で笑って、一蹴されるかもしれない
けれど、それでも願えばヒントの一つくらいはくれるはず
天乃「千景たちは、どう思ってるのかしらね」
精霊である千景たちは今の会話も聞いてしまっただろうし
少し気になると、天乃は呟く
1、精霊組
2、勇者組
3、イベント判定
4、子供の相手
↓2
- 246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 20:03:29.22 ID:hJkugDWB0
- 3
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 20:04:18.09 ID:Rvqqp3g3O
- 3
- 248 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 20:09:40.98 ID:XZ7Qx9A0o
-
01〜10 若葉
11〜20 沙織
21〜30 東郷
31〜40 九尾
41〜50 風
51〜60 水都
61〜70 千景
71〜80 園子
81〜90 大赦
91〜00 球子
↓1のコンマ
- 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 20:11:36.43 ID:Rvqqp3g3O
- あ
- 250 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 20:14:13.95 ID:XZ7Qx9A0o
-
ではいったん中断します
続きは21時半ごろから
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 20:19:52.13 ID:mRwpfUkPO
- 一旦乙
歌野が性的な話題を振られて動揺するという大変珍しい場面だったな
- 252 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 21:55:30.31 ID:XZ7Qx9A0o
-
ではもう少しだけ
- 253 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 22:38:32.64 ID:XZ7Qx9A0o
-
風「思っていたより大丈夫そうね」
部屋に来て早々に安堵を口にした風は、
困惑する天乃をよそに子供たちへと手を振ると、
素知らぬ顔で口を開く
風「樹の相手したって聞いたんだけど」
天乃「貴女が送ったの?」
風「樹自身の意志よ」
楽しんだようで何よりと嬉しそうに笑う風の奥に樹を感じる
去り際の樹は性行為とは別の理由で不満げだったけれど、
戻ってからは別で幸せそうにしていたに違いない
風「疲れ果ててると思ってた」
天乃「もうそうなるほど弱くないわ」
風「えっちに? それとも体が?」
天乃「両方よ」
風「樹が凄くエッチだったって悶えるほどだったのに?」
天乃「樹……」
- 254 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 22:57:54.03 ID:XZ7Qx9A0o
-
風「いやー……可愛かった」
天乃「ばか」
初めからそれを言うつもりだったと言わんばかりの表情を見せる風が、
すぐ横に立てた椅子に座ると、
天乃はむっとしてその腹部を指で突き刺す
太っていないが特別筋力も感じないお腹の弾力に弾かれた指を、
風の手が掴む
風「楽しめたんでしょ?」
天乃「楽しめたと言うか……気持ちが良かった? って、言うべきでしょうね」
風「そっか」
ならよかった。と、
風は微笑む裏で言葉を飲み込む
風「樹から名前のことも聞いた?」
天乃「ええ、任せてくれるって」
風「それなんだけど……あたしも任せていい?」
- 255 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 23:18:39.62 ID:XZ7Qx9A0o
-
天乃「どうして?」
風「一番の理由は、夏凜にその名前が良いって天乃自身が言ったこと」
天乃「聞いたの?」
風「聞いた」
樹が戻り、夏凜も戻ってきた少し前に
樹からの問いに頷き、夏凜の「私の案が良いって」という言葉で決めた
夏凜の考えた名前を天乃が良いと言ったのだ……これ以上のことはないだろう
風「だから、正確にはあたし達も任せて良い? ってことになると思うわ」
天乃「私の子供だけど、みんなの子供でもあるのよ?」
風「それでも天乃の子供でしょ?」
名前は特別な物だから
みんなで考えたとしても、決めるのは天乃が良い
なにより、
今でこそみんなで付き合っていくという形に収まったとはいえ、
天乃が一番に交際する相手として選んだのは夏凜で
その夏凜の案だと言われれば、反対する理由など相当不似合いでなければないも同然だ
風「天乃がそれが良いって思ったのなら、それが良いのよ。絶対に」
- 256 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 23:32:12.44 ID:XZ7Qx9A0o
-
天乃「本当に?」
風「そんな自信なさそうにしなくても、嘘は言ってないわよ」
夏凜に言うとどうせ云々と返ってくることになるだろうが、
夏凜にしてはセンスが良いと思ってしまう
天乃の名前を使うことは前提だったけれど、
天乃の名前を用いた上で、
天乃の【天】という部分にもつながるような名前までは考えていなかった
風「夏凜は良い名前を考えたわよ。本当」
少しだけ……妬きたくなるほどに
樹が天乃の体を深く愛そうとしたのも
その嫉妬が少しはあったんじゃないかと風は苦笑いを浮かべる
風「天乃はそれじゃ嫌? 不安になる?」
天乃「………」
1、ううん大丈夫……みんながそう言ってくれるなら、大丈夫
2、不安よ。当たり前じゃない
3、みんなが信じてくれる私と夏凜を信じるわ
↓2
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 23:43:22.80 ID:2pMrlBslO
- 3
- 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/09(日) 23:47:14.22 ID:QvCxOp+tO
- 信じるものは救われる
3
- 259 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/09(日) 23:49:01.75 ID:XZ7Qx9A0o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 00:07:18.86 ID:ub1gB1GgO
- 乙
同じくいい名前を考えてくれてたさおりんの反応も気になる
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 07:34:23.07 ID:SAsiAdWkO
- 乙
- 262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 07:45:46.02 ID:yBKhHC0qO
- 乙
ハーレムしてる感じがほんといいな
- 263 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/10(月) 22:22:10.19 ID:nYlv0ZJlo
-
では少しだけ
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/10(月) 22:30:35.65 ID:Q+hwADMOO
- かもーん
- 265 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/10(月) 22:57:50.26 ID:nYlv0ZJlo
-
天乃「そうね……不安がないと言えば嘘になる」
大事なことだからこそ、
幾重にも悩んだって答えを出したってきりがない
それでいいのか、本当にいいのか
誰かに問われることがなくても、自問してしまえば躓いてしまう
だから……と、天乃は風を見上げて微笑む
天乃「みんなが信じてくれる私と夏凜を信じるわ」
風「……なんか任せたのに任されてる気分になるわね」
天乃「信じてくれる風たちに頼ってるんだもの」
風「頼って貰えてうれしいわ」
笑みを浮かべながら頼っていると言ってくれる天乃を、
風は幸せそうに、見つめる
静かに手を伸ばして頬を撫でると、
天乃は少し驚いて目を見開いたが、抵抗をする素振りはなくて
風「みんな触るでしょ?」
天乃「私に触るならあの子たちに触ってあげてって言いたくなるくらいには」
風「仕方がないでしょ」
- 266 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/10(月) 23:13:05.85 ID:nYlv0ZJlo
-
実際に天乃に触れている風は、
その感触を感じるままに、親指だけを動かして頬をなぞる
風「元気も幸せも嬉しいも楽しいも口でなら何とでもいえるから」
天乃「疑ってるの?」
風「心配してるのよ。それを触って拭うの」
天乃「ほんとに?」
風「……少なくとも半分くらいね」
ごく一部性的接触の前触れ――とまではいかないとしても
ただ触れたいだけの人もいないとは限らず、
絶対にそうだとは言い切れない風は困った表情で呟く
風「だけど、天乃がちゃんと柔らかくてあったかくて可愛いと安心する」
天乃「可愛いわ余計だわ」
風「結構重要な要素だと思うけどなー」
疲れていたり、やつれていたり
少し前までの天乃は酷く憔悴しきっていたように思う
その姿を可愛いと呼ぶことなんて出来ない
でも、今はそうではない
可愛いと感じ、思い
何の気兼ねもなく口にできると言うことは、結構重要なことなのだと風は噛みしめる
それは、平和な世界で退屈だとぼやくように
当然だからこそ忘れがちなことだ
- 267 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/10(月) 23:28:47.27 ID:nYlv0ZJlo
-
風「おはようおやすみの代わりに可愛いって言うのはどう?」
天乃「嫌よ恥ずかしい」
風「可愛い、天乃」
天乃「風っ!」
怒るわよ。と、気迫の無いしかめっ面は逆に可愛らしくて
もう少し
いや、もっと可愛いと言ってしまおうかと悪戯心に火がつく
可愛いと言い続けたところで天乃が本気で怒ることはないし
もっと可愛い姿を見せてくれる
本気で怒った天乃は本当に危ない―色々な意味で―けれど、
そうじゃない天乃はただ愛らしいだけだ
風「じゃぁ、可愛いって挨拶と隙って挨拶ならどっちがいい?」
天乃「どちらかしか駄目なら可愛いに決まってるわ」
風「ん……? なんで?」
天乃「言われ過ぎても、言葉が軽くなるだけだもの」
- 268 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/10(月) 23:48:04.40 ID:nYlv0ZJlo
-
風「……あぁ」
可愛いというのは誉め言葉で、
天乃に向けられる言葉ではあるが、
その仕草、着込んだ衣服などによって変化することもあり、
内面的な部分が皆無とは言わないが外面的な部分が大きい
一方で、容姿や仕草を好きと言うこともあるけれど、
それは好きなのであって恋愛的に好きとは言えないことも多く
好きという言葉は内面に向けられてこその言葉だと天乃は思う
だからこそ、
思いを込めての好きという言葉は無意味に連呼して欲しくない
天乃「そういう告白は大事にしたいの。ね?」
天乃は静かに。と言うように人差し指を自分の唇に押し当てると、
にっこりと笑みを浮かべて窺う
風「ん……」
天乃としては、好きという言葉を抑えてね? という意味合いでのことだったが、
風からしてみれば【可愛いと言って抱き着くか】、【好きと言って指を挟んでキスをするか】の二択を与えられたようなもので、
数秒の硬直ののちに止まっていた瞬きを数回すると
風は少し目を逸らす
風「好きって言っていい? あと可愛い」
天乃「何言ってるのよ、大丈夫?」
風「一応確認しておこうと思って」
- 269 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 00:04:50.51 ID:UXn+2Pv6o
-
樹と昨夜エッチなことをしての今日
この時間でも十分に元気そうな天乃は
もしかしてヤってしまえるのではと思わせてくれるけれど、
念のためを思えば手を出さない方がいい
それなら、始まりを告げるキスは避けるべきだ
天乃「別に許可とって何て言ってないわ」
風「でも軽々しく言われたくないんでしょ?」
天乃「挨拶レベルで言われるのは嫌だけど、本当にそう思って言ってくれるのなら全然嬉しいわ」
自分で言うのは恥ずかしいのか
少しだけ頬を赤く染めていく天乃は耐えらなかったのだろう
風から顔を背けて、子供達の方を見る
風につかまれた手はそのままだが、
頬に感じていた感触が滑り落ち、布団への重みが加わる
天乃「わがまま、かしら」
風「……あんまりいじらしくされると困る」
天乃「え?」
風「据え膳食わぬは女の恥って言うじゃない? マナーそっちのけでがっつくことも厭わないわよ?」
天乃「待って、ごめんなさい。誘ったなら謝るわ。まだ良く分かってないの」
- 270 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 00:12:39.42 ID:UXn+2Pv6o
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日はできれば少し早い時間から
樹「女……?」
東郷「現代版よ。間違ってないわ」
樹「そうなんですか?」
夏凜「違うに決まってるでしょ」
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 00:19:00.18 ID:/IN7PuNSO
- 乙
久遠さんの誘い受けで風先輩のターンになってしまうのだろうか
- 272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 08:02:10.10 ID:n4n10JziO
- 乙
二人とも反応がかわいいな
- 273 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 20:42:40.99 ID:UXn+2Pv6o
-
では少しだけ
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 20:43:45.72 ID:+bd3y7nyO
- あいあいさ
- 275 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 21:04:56.75 ID:UXn+2Pv6o
-
風「まだってことは勉強でもしてるの?」
天乃「勉強してると言うか……樹にも、誘いすぎだって言われちゃって」
風「でしょうね」
勇者部が発足する以前から天乃の人気は非常に高かった
声をかければ反応してくれるし、
天乃の車椅子という状況に手を貸すのは断られるけれど、
ありがとうと、笑顔を見せてくれる
分け隔ての無い接し方ゆえに
男子生徒のもしかしたら。なんて噂を耳にすることも多々あった
天乃にそんな気はなくても、
相手に【いけるのでは?】と思わせてしまっているということだ
風「天乃って常に受け身な感じがあって、押せ押せで行けば行けそうな雰囲気なのよ」
天乃「受け身なつもりはないわ。でも、やっぱりその評価なのね」
風「その落胆したようなところも、抱きしめたくなる」
天乃「こんなことまでそうなるなら、なにもできなくなっちゃうわよ」
- 276 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 21:26:14.23 ID:UXn+2Pv6o
-
風「普通ならならないわよ」
天乃「私は普通じゃないって受け取っていいかしら」
風「普通じゃないに決まってるでしょ、特別も特別よ」
天乃に限って言えば、
攻めの言動でさえ誘い文句でしかないのではと、風は思う
雰囲気が、声が、どうしようもなく気持ちを煽ってくる
きっと、小さくて大きくて愛らしさが大きいのが原因だ
風「だからどうしようもない」
天乃「どうしようもないって……」
誘うような言動を控えようとしても、
言葉を考えるその逡巡の間に、距離を詰めてしまう
そして、相手は耳元で囁くのだ
風「……考えてる間に、全部終わるわよ」
天乃「馬鹿なこと言わないの」
風「あら、真面目よ。というか……本気ね」
天乃の手を握る手を、手首へと滑らせていく
少しずつ腕の力を強めて、天乃の体を布団へと押し付ける
風「天乃が誘っちゃう体質か、あたし達の頭がおかしいか。どっちだと思う?」
1、なによそれ……おかしいだなんて言わせるつもり?
2、私としては後者ね。だっておかしいじゃない。そんな誘ってる誘ってるって
3、そういう体質だったら、私どうなっちゃうのよ
4、どっちでもない。私が知らなすぎるだけ
↓2
- 277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 21:27:19.38 ID:+bd3y7nyO
- 4
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 21:28:34.91 ID:BqsX/Sga0
- 3
- 279 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 21:57:37.46 ID:UXn+2Pv6o
-
天乃「そういう体質だったら、私どうなっちゃうのよ」
風「んー……まぁ、何とかなるでしょ」
天乃「そんな大雑把なこと言わないでっ」
風「………」
天乃には風のことを疑いたくない気持ちがあるから、声に不安を感じる
抱きしめて、頭を撫でたい
大丈夫だと、宥めたい
風は心の脈動を感じて、ひじにまで上がっていた手を天乃の首筋にまで登らせて、
親指の先で顎をなぞる
風「天乃がフリーだったらめちゃくちゃ危ない。でも、あたし達がいるでしょ?」
天乃「みんながいるからってどうにかなるの?」
風「他人からの脅威は……どうにか」
天乃「私は身内からの脅威について聞きたいんだけど」
風「そこは節度を保って健全なお付き合いをしていくことで安定化をね?」
天乃「駄目なのね? どうしようもないのね?」
風「天乃がかまってくれれば大丈夫よ。今は数ヶ月の半禁欲生活で我慢が効かなくなってるだけ」
- 280 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 22:07:32.64 ID:UXn+2Pv6o
-
天乃「構うって……樹にされたようなことをみんなにされるの?」
風「そういう質問禁止。ほんと」
天乃「体と心の準備が必要なのに……」
毎回あれでは、
二日に一度だとしても体に影響が出てしまいそうな気がしてならないのだ
だから、どの程度なのかを聞きたかっただけなのだが、
風はどのようなプレイに勤しんだかなど知る由もなく、
幸せそうな樹と、相当な内容だったのだと察せられる天乃の反応を知るだけ
であれば……どうするか。
風「どの程度なら良いのか、樹とはどの程度したのか体に聞くわよ」
天乃「えっ……ちょ、ちょっと!」
胸の膨らみに押し上げられて広がる患者衣の胸元
胸と胸の間に人差し指を突き立てた風は、
ぐっと押し込むと胸の動きを目で追って……手を引く
風「冗談。でも、半分本気」
天乃「……冗談でも、して良いことと悪いことがあるわ」
風「ごめん。でも、天乃だってほかの人がどうだったとか言うのは避けるべきよ」
- 281 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 22:17:26.11 ID:UXn+2Pv6o
-
風「特に、今みたいに溜まってるときはね」
天乃「……ごめんなさい」
風「ううん、責めてごめん。天乃は不安だっただけなんでしょ?」
体と心の準備が必要だと言った
そのレベルの樹の手法が物凄く気になってしまうが
はっきり言って天乃は性行為において勇者部の中で最弱だ
樹が格上のテクニックを持っているとは限らない
風「夏凜とはしてないの?」
天乃「え、ええ……」
風「そっか」
天乃「何かあるの?」
風「天乃ってエッチなこと好き?」
天乃「なっなんで急にそんな質問が出てくるのよっ」
風「参考までに知りたくなった」
天乃「っ……馬鹿じゃないの?」
風「沈黙は肯定と取るけど良い?」
天乃「馬鹿なの!?」
- 282 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 22:27:09.94 ID:UXn+2Pv6o
-
沈黙などしていない
けれど、風は怒鳴った天乃の顔をまじまじと見つめる
いつもより頬が上気している
触れている体も心なしか普段より温かい
天乃「……ゃ、イヤよ。そんなこと言うなんて」
見つめていると、天乃の唇が動いて言葉を紡ぐや否や顔が逸らされてしまう
横髪の隙間から耳が覗く
食べ頃の白桃のように見えてくる
風「好きなんでしょ?」
天乃「っ……」
風「体に染み込んでるんだから、おかしいことじゃない」
天乃「止めて……なんなの。駄目よ。今日は駄目っ」
ぐっと押し返そうとする貧弱な力
圧倒するのは容易だが、あえて押し負けた風は体を起こして息を飲む
風「今日は?」
天乃「今日はダメなの。お願いだから許して」
風「明日なら良いの?」
1、風、落ち着いて
2、みんなで相談でもして頂戴
3、もう我慢できない?
4、明日なら……多分
↓2
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 22:35:42.37 ID:kS9Dk09fO
- 4
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 22:37:31.27 ID:x6JLPI2s0
- 1
- 285 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/11(火) 22:44:16.98 ID:UXn+2Pv6o
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
園子「やっちゃうのかな、子供いるのに」
東郷「鎮静剤を撃ち込む用意は出来てるわ」
樹「お姉ちゃんを獣扱いしないで」
東郷「樹ちゃん。久遠先輩の前ではみんなケダモノよ」
友奈「鎮静剤が必要なのは東郷さんじゃないかな」ガタッ
東郷「友奈ちゃん!? 骨折した足でどうやって!?」
友奈「根性……かな?」
- 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:03:48.18 ID:kS9Dk09fO
- 乙
風の久遠さんにエッチなこと言わせたい気持ちは分かるよ
絶対照れるからね襲いたくなるね
- 287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:41:50.65 ID:+bd3y7nyO
- 乙
不安材料の大部分がなくなったせいか欲求が制御出来なくなってるけど大丈夫だろうか
あとオマケの友奈ちゃんが別の意味で超人に…
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 01:40:56.80 ID:SKrPw4HkO
- 乙
まあハーエム作った時点で身体壊さない程度に皆愛さなきゃいけないのは義務ではある
- 289 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/12(水) 21:23:46.04 ID:lnntlrYRo
-
では少しだけ
- 290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 21:24:24.29 ID:3jAjcUX0O
- よしきた
- 291 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/12(水) 22:05:50.47 ID:lnntlrYRo
-
天乃「風、落ち着いて」
風「落ち着いてないように見える?」
天乃「そう感じるわ」
近くとも遠い二人の距離
鮮明な息遣いは乱れを感じさせないけれど、深みがあって
下から見つめる形になっているせいか風の瞳には影が差している
風「……そっか」
天乃「風、私――」
風「ううん、天乃が悪いわけじゃないわ」
今だって我慢は出来ている
けれど、押し倒しておいて我慢が出来ていると言えるのだろうか
真に迫るものがあった天乃の声が答えだ
風「私が――っぁ!?」
天乃「風!」
腕を放し、離れた風は天乃から少しでも離れようとしたのか
すぐ後ろの椅子に躓いて、尻もちをつく
大きく揺れた椅子は少し遅れてがたんっと音を響かせながら風の傍に崩れた
- 292 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/12(水) 22:15:59.43 ID:lnntlrYRo
-
風「いつつ……まぁ、あたしの自業自得よね」
天乃「風、大丈夫? 痛めてない?」
風「……お人好し過ぎない?」
ベッドから身を乗り出して、
手を差し伸べてくれる天乃に、風は思わず皮肉をぼやく
つい数秒前に押し倒して嫌なことをしようとしていた相手を気遣うなど、普通はしない
たとえ相手が交際している相手であっても
馬鹿なことしようとした罰だなんて、笑ってやるべきなのに
風「あたしがその手を引っ張って引き摺り落とす可能性を考えてないの?」
天乃「そんなことす理由がないじゃない」
風が押し倒す理由はあった
そこには天乃自身、責任を感じているし
駄目だと言っても風がどうしようもなく……というのならば、
体を壊す覚悟で付き合うことも厭わない
だが、悪ぶった笑みの呟きを実行するだけの理由がない
天乃を痛めつけたいと言うのなら、ベッドに押し倒して弄ぶ方が間違いなく有益だ
- 293 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/12(水) 22:34:19.33 ID:lnntlrYRo
-
天乃「ほら、大丈夫?」
風「……大丈夫。あたしより二人は?」
普通、寝ていようがいまいが、
急な騒音には驚いて泣き出すのが赤ちゃんだ
しかし、天乃の子供である二人は、
泣き出すこともなく、いつの間にか穏やかに眠っている
風「二人が落ち着いてるのは、お腹の中に居た時が一番大変な時期だったからかもね」
天乃だけでなく子供も死ぬかどうかということさえあった妊娠時代
そんな経験を経た赤子には、
椅子の倒れる音など小鳥の囀りよりも耳に残らないのかもしれない
風「天乃が言う通り、ちょっと落ち着いてなかったわ」
天乃「ごめんね」
風「謝らなくていいのに」
天乃「風が一杯一杯なのは聞いてたのよ」
誘エバ確実に押し倒されますと、樹は確かにそう言っていた
天乃は誘ったつもりはないけれど、天乃がどう思うかではなく相手がどう受け取ったのかが大事だ
- 294 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/12(水) 22:57:38.73 ID:lnntlrYRo
-
一人二人ではなく
大勢と付き合うことの大変さは覚悟していたつもりだ
穢れによる影響で深く広く性的知識に触れてしまったことで、
それがより生々しい色濃さに染まっていってしまうことも、
覚悟をしていたはず
天乃「……でも」
赤ちゃんを言い訳にするのは子供以上に狡い女の言い訳だ
したくないならしたくないと、はっきり言ってしまうべきで
そうではないのなら、樹にしたようにするべきだろう
とはいえ、連日連夜は体が壊れかねないのが悲しい現実だ
天乃「でも、本当に連日は私の体が持たないの……せめて一日は間隔をあけさせて」
風「そんな、天乃は別にあたし達の……なんていうか、エッチするだけの仲じゃないんだから」
天乃「一度覚えた快感は忘れられないわ。そうでしょう?」
風「ぅっ……」
それを覚えさせてしまった責任が、天乃にはある
だから、解消させるのは自分の役目だと天乃は思っている
1、風は私含めた3人ですることに抵抗はある?
2、風は受験大丈夫そうなの? 頑張れそう?
3、私がいなければ、みんなもっと健全だったでしょうね
4、ごめんなさい。私は好きよ……抱かれていると、凄く安心できちゃうの
↓2
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 23:02:16.50 ID:3jAjcUX0O
- 4
- 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 23:02:23.39 ID:bq8qiATtO
- 1
- 297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 23:03:16.03 ID:2JtNV9AT0
- 3
- 298 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/12(水) 23:13:16.10 ID:lnntlrYRo
-
ではここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
風は樹を含めた3人での行為経験済
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 23:25:01.41 ID:3jAjcUX0O
- 乙
本来なら勇者部のみんなって性的なこととは無縁だっただろうからなぁ
健全な子ほどドハマりして抜け出せなさそう
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/02/13(木) 00:18:36.88 ID:Kj2r6gDbO
- 乙
3Pはあれよな
姉妹の風樹、久遠さん抜きでも恋愛関係にある友奈東郷
ここらへんの組み合わせはすんなり行くとして
あとは先祖祖先の若葉園子なんて取り合わせもありか
- 301 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/02/13(木) 22:14:43.91 ID:ISI8t8eJo
- 遅くなりましたが、少しだけ
453.62 KB Speed:0.4
↑
VIP Service
SS速報R
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)