【安価】淫魔の店『Vengeance』

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262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 00:02:47.51 ID:DzyPsA6kO

サヤ「確認するけど本当にいいのか? あとで『やっぱりあげすぎた』とか言わない?」

光太郎「言いません」

サヤ「サンキュー! リズ、リフォームへの道がまた縮まったぞ」

リズ「あなたそんなに現金だった?」

サヤ「美作家に行った時に思ったんだよ、綺麗な家だと客が気持ちよく来れるってさ。だから金稼ぎに少しやる気を出すことにした」

リズ「今更ね……」

サヤ「客足を伸ばすため頑張るぞ」

サヤは笑顔で張り切る。
しかしこの後、光太郎に連れられて現場に訪れたのはリズのみだった。



リズ「すみません。あの赤髪の子サヤっていうんですけど……ちょっと前にかなり魔力を使っちゃって」

魔界のゲートを使って現場に到着した光太郎に申し訳なさそうに謝罪をするリズ。
リズの言うようにサヤは義父との行為でそれなりの魔力を使ってしまったので少し動くだけで疲れてしまう状態だった。

光太郎「いいんですよ」

リズ「サヤの分までわたしが頑張るので」

光太郎「頑張るといっても、ここに残っている魔力について分かることがあれば教えていただくだけでいいのですが」

リズは部屋中を見渡す。
何の変哲も見られない一般家庭の寝室。しかし淫魔であるリズには空気中に漂うそれが分かる。

リズ「これは……」

リズの表情が引き締まる。

リズ「確かに淫魔の魔力を感じますね」

光太郎「でも少し違う。私にはそれが何なのか分からない」

リズ「まだ遭遇したことがないんですね」

光太郎は部屋に向けていた視線を慌ててリズへと移した。

光太郎「ひょっとして正体が分かったんですか?」

リズ「わたしたち淫魔なら誰もが分かると思います。これは淫魔が暴走した証拠です」

光太郎「暴走……」

リズ「淫魔は人間の精気を取り込んで生きていますけど、しばらく食べずにいると正気を失ってしまうんです」

リズは部屋を観察しながら話を続ける。

リズ「普通はそんなことないんですよ。魔界に居れば食に困ることはありませんし、人間界に居ても精気を供給してくださる方は大勢いますから」

光太郎「女子高生に扮して援助交際をしたり、風俗店で風俗嬢として働いたり」

リズ「そうです。でもこうして暴走してしまったということは、何らかの事情やアクシデントがあったんでしょうね」
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