このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その14

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 00:23:46.00 ID:8h25OnJQ0
乙です!
服…、ボーイッシュな格好してみるとか….?
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 00:25:43.93 ID:7ICPXDIhO
これはむしろロウルの服を入手する大義名分ができたのかも
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 05:41:00.16 ID:CRsRPzyC0
おつです
ワンピースに麦わら帽子とかがあれば
ちゃんと尻尾と耳が出せるように加工してもらいたいです
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 07:00:18.82 ID:jXCdWQANO
おつおつ
個人的趣味になるけど巫女服のようなものとか?
ロウルのぺったんボディなら似合いそうな気するし
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 11:58:42.05 ID:Qcopy9W80
こういう子には似合わないからと着そうにないドレスやフリフリものも捨てがたい
357 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:54:29.50 ID:CEb9d6m80
こんばんはー
短いですが、次の判定部分まで進めればと思います
358 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:55:04.22 ID:CEb9d6m80
――




少年「ご、ごめんよ姉ちゃん……」

ロウル「い、いやいや。確かに子供にはちょっと刺激が強すぎたかもしれませんね///」

アベル「だから言っただろうロウル……」

少女「……」

アベル「ん、どうした?」







少女「う、上着を脱いだアベル様の上半身逞しいなぁって……///」ポッ…






アベル「」

少年「お、お前だって俺と似たようなもんじゃないか!?」

少女「わ、私は違うもん……!?」

ロウル(アベルさんの上着……)クンクン…

ロウル(な、なんてやっている場合ではありません。このままでは子供達の教育によろしくありません)

ロウル(とにかくこの場は、発端の私がなんとか鎮めないと……)

ロウル「あ、あのですね? 私もアベルさんがこんな格好なのも作戦の一環なのですよ?」

少年&少女「「え?」


359 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:55:35.59 ID:CEb9d6m80
ロウル「まあ、確かにご指摘の通り今日の私は服の面積が少ないです」

ロウル「そしてアベルさんも鎧を着ていないし、ご覧の通り軽装です」

ロウル「なんでだか、わかりますか?」

少年「な、なんでって……」チラ

少女「わ、わからないです」

ロウル「うんうん、それはそうですよね」

ロウル「実はこんな軽装なのは、アピールのためなんですよ」

少年「アピール?」

ロウル「ええ。確かに以前はこの場所も治安がよろしくなかったですけど……」

ロウル「最近は、かなり改善された筈です」チラ

アベル「……ああ。完璧、とまでは言えないが前と比べれば格段に治安は良くなった筈だ」

アベル「お前達のように、子供達まで立ちあがってくれたというのも大きいのだがな」

少年「へへ……///」

少女「ううん、アベル様にアドルラン様、それにカイン様がここを気にかけてくれるようになったからだよ?」

ロウル「みんながみんな、頑張った成果ですよ」

ロウル「ただ、どうしても嫌な連中やまだ不安で外をお散歩できないっていう人もいますからね」

ロウル「だから私とアベルさんが、すっごい軽装で動き回っているんです」

ロウル「こんな服で出歩いても大丈夫なくらい、治安は良くなったんですよっていう宣伝といえばいいんですかね?」

ロウル「万が一妙な輩がいても、私達なら楽に取り押さえられますますからね。それを釣れるかもしれないという思いもあります」


360 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:56:02.46 ID:CEb9d6m80
少年「へえぇ……そうだったのか!」

少女「私達のためにそこまで頑張ってくれてるんだ……!」ジーン…

ロウル「あはは、なにこの程度は当然ですよ。ねえアベルさん?」

アベル「あ、ああその通りだ。もう黒騎士としてここを見回ることもないだろう」

アベル「……次回はもう少し露出を抑えた軽装でくるよ」

ロウル「そ、そうですね」アセアセ

少年「俺達のための作戦だったってのに、本当にごめんよ……」

ロウル「いえいえ! 私も先に説明するべきでしたからね!」アセアセ

アベル(軽装の理由がさっきと違うのは、黙っておこう……)

アベル「だが本当に、治安はよくなったようだな」

アベル「以前ならこの格好で歩いていれば、俺も狙われていただろう」

少女「アベル様が見回ってくれるようになってから、威張る人もだいぶ減ったの!」

少年「それにあの日。アベル様達が皇帝陛下に宣戦布告した時、嫌な連中が顔出して来ただろ?」

ロウル「ああ、あのよくわからない人達ですね」

少年「あの時にあいつらまとめて縛り上げてさ、俺達でも頑張ればこの程度の相手なら勝てるんだって自信にもなったんだ」

少女「もっと強い人を相手に頑張っているアベル様達に、あんな人たちのことまでお願いするわけにはいかないって」

少女「みんなみんな、前よりももっと頑張れるようになったんだよ」

少年「今まで守ってもらってばかりだったからな。今度は俺達がここのみんなを守って見せるぜ!」

アベル「ははは、頼もしい限りだな」


361 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:56:30.12 ID:CEb9d6m80
ロウル「将来有望な兵士さんですね。おや……?」クンクン

アベル「ん、この匂いは……」

少年「あ、やべ! 今朝の炊出しもう始まってるのか!? 急がないと!」ダッ

少女「じゅ、順番を守らなきゃいけないから慌てなくても大丈夫だよ!? ああ、もう!」

少女「ごめんなさい。あの子、どうもまだ突っ走っちゃうから……」

ロウル「いやいや、子供は元気なのが一番ですよ」

アベル「その通りだ。そしてあまり長蛇の列に並ぶのも嫌だろう?」

アベル「また今度、あの子と一緒に話を聞かせてくれ」

少女「は、はい! それじゃあ、また……!」ペコリ


タタタ…


アベル「……あの子達も、本当に立派になったな」

ロウル「えぇ……」

ロウル「食糧の供給って、この辺りはどのくらい進んでいるんです?」

アベル「治安はともかく、やはり食糧の完全な安定供給となるとな……」

アベル「大量に用意しやすい煮込みものや乾物ばかり、味の面はどうしても二の次になってしまうのが現状だ」

ロウル「毎日何かを食べられるっていうだけでも、大きな進展でしょう? これからきっともっとよくなりますよ」

ロウル「ほら、あっちの方は自分で畑を耕しておられるみたいですし」

ロウル「ここの人達も、もうただ黙って奪われ続けるだけの人じゃないんですから」

アベル「そうだな……」

ロウル「……アベルさん?」

アベル「ん、どうした?」

ロウル「その、この格好については謝罪しますけど……///」

ロウル「ちょっとだけ、このままお散歩につきあってもらえますか?」


……

――
362 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:57:40.28 ID:CEb9d6m80
――

……


【貧民街・街道】


ロウル「……」テクテク

アベル「……」テクテク

アベル(……確かにあの子の言う通り、ロウルの脚が……)ムズ…

ロウル「あっ」

アベル「!」ピク!

ロウル「懐かしいですねぇ。ほらここ……」

アベル「ただの林……いや、違うここはそうか」

アベル「夜襲を受けて執拗に追われて、あの日逃げ込んだ場所か」

ロウル「ええ、あの時はまだ私も未熟でした……」

アベル「いや、それを言えば俺もだ」

アベル「暗黒街を抜け出し、まだましな貧民街まで辿りついたことで俺もどこかで油断していた」

ロウル「……いえ、やっぱりあの時は私が一番油断していました」

アベル「ロウル?」

ロウル「……」

ロウル「私、物心ついた時には一人で生きていました」

ロウル「両親がどんな人なのか、私はどうして人とは違う姿なのか、未だに知らないままです」

ロウル「それでも、この耳と尻尾は珍しいもので。捕まればお金にされるということだけは幼い身でもわかりました」

ロウル「誰にも頼れず一人でそういった連中から逃げ続け、何をするでもなくただ生き続けて……そしてついに、死にかけて」

ロウル「そんなあの日、あなたは見ず知らずの私を助けてくれた」

ロウル「傷が治ってから、人を信じるということができなかった私は、あなたに酷い言葉を口にしたものです」

アベル「……さてな。そんな酷いことを言われた記憶は無いな」

ロウル「もう……」

363 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/06(水) 23:58:47.27 ID:CEb9d6m80
ロウル「エリスさんと一緒に三人で生き延びて、ちょっとずつだけど前に進んで……」

ロウル「……今だから言いますけど、本当に嬉しくて楽しくて、たまらなかったんです」

ロウル「だからつい……私も油断しきって、警戒を怠って……」

アベル「どんな人間も、常に気を張っていれば疲労する。ロウルは悪くないよ」

ロウル「これでも幼いながらに、耳と鼻の感覚には自信があったんですけどねぇ……」

ロウル「あの時の夜襲は、幸せを手に入れた私に苦境の時間を思い出させてくれましたよ」

ロウル「子供相手に容赦なく追剥してこようとする大人達」

ロウル「応戦しようとする私とエリスさんを嗜めて、ここまで逃げることを提案したアベルさん」

ロウル「結局、アベルさんの考えが正しくて、私達はこうして無事でいられるんですよね……」

アベル「別に、大した作戦でもない」

アベル「あの時は暗く、凶暴な生物も潜む林の中に逃げ込むのはかなりの危険を伴うものだった」

アベル「賊も子供三人とその危険、どちらを選ぶか。それを考えたんだ」

アベル「俺の最初の予測では、あそこで諦めてくれるはずだったんだがな」

ロウル「あいつら、まさかの林の中まで来ましたからね……」

アベル「あれは流石に驚いたな。とはいえあの時、奴らは広い範囲を捜索するために全員が散る愚策を取ってくれたからな」

アベル「息を潜め固まっていた俺達の元に誰かが辿りついても、一人だけなら楽に処理できたというわけだ」

ロウル「いやぁ、本当に危ないところでしたよねぇ……」

ロウル「そういえば、あの後……」


特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 23:59:16.68 ID:DFnR6b1D0
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 23:59:31.39 ID:+hNLM6XDO
はい
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/06(水) 23:59:44.83 ID:BwNQy+7c0
ゾロ目
367 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/07(木) 00:13:23.38 ID:mNEitybz0
特殊判定結果

1当時の夜襲切り抜け後

01〜33:三人揃って怯えていた
34〜66:三人とも怯えていたが、みんな堪えた
67〜99:怯えている二人をアベルがあやした

コンマ68

67〜99:怯えている二人をアベルがあやした


2現在のロウルの羞恥心

50>39

※基準値を下回った為……?

――


ロウル「あの後、私もエリスさんも怖くて震えていたのに」

ロウル「アベルさんだけは、ずっと冷静でしたよねぇ……」

ロウル「正直あれは今までの中でも、かなり危険な状態だった筈です。よく平気でしたね?」

アベル「いや、俺もあの時は恐怖を感じていたよ」

アベル「だからこそ、三人で生き延びられるように必死に頭を働かせた」

アベル「……」

アベル「俺にとっての恐怖は、お前達を奪われることだ」

ロウル「っ!?///」

アベル「だから、離すまいと……震えるお前達を両腕かき抱きながら、俺はずっとそう考えていた」

ロウル「……///」

アベル「ふふ、そうしているうちにお前達が安心したように眠ってくれたのは、本当に嬉しかったよ」

ロウル「あ、ぅ……///」

ロウル「だって、アベルさんの腕の中にいると、本当に安心できたんですもの……」

ロウル「……こ、子供の頃の話ですよ!?///」ワタワタ

ロウル「い、今はエリスさんはいませんけど、今もアベルさん同じことできますか!?///」

ロウル「でき――」


アベル「……これでいいか、ロウル?」ギュゥ…

ロウル「は、はわぁっ!?///」ドキドキ

368 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/07(木) 00:15:08.00 ID:mNEitybz0
途中までですが、今日はここまで
結構厳しめにしても、アベル女の子の前では隙を出しませんね……
服の指摘はされましたけど、現在羞恥心が下回ったのでロウルはこの後もちょっとだけ勇気を出し続けます。

本日もありがとうございました!
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/07(木) 00:17:46.16 ID:LD2WEJlu0
370 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:06:08.89 ID:Y2Nayeko0
こんばんはー
立て続けに間が空いてしまい本当に申し訳ないです……
ようやく一段落ついてきたので、以前の更新頻度に戻せればと思います

それでも短いですが、少しだけ再開します
371 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:06:45.07 ID:Y2Nayeko0
ロウル(アベルさんに後ろからだだ抱きしめられ……っ///)

アベル「流石に、あの頃のように俺の中に収まることはないか」グッ…

ロウル(あぁっ、アベルさんの息が声が匂いが上からあぁぁ……!?)ドキドキ

アベル「立派になったな、ロウル」

ロウル「ふ、ふふん! 当然でしょう?」ドキドキ

ロウル(待って待って待って……///)

ロウル(そりゃあ、子供の頃はこうして抱きしめられて……)

ロウル(私は一人じゃないんだって、ぐっすり寝ても大丈夫だって、思えましたけども……///)

ロウル(お、大人になった今こんなことをされると……///)




ロウル(――な、なんだかお腹の奥が熱くなってくるような///)ドキドキドキ…




ロウル(というよりも)

ロウル(こんな服で出てきたもんだから……)

ロウルお腹「……」サスサス…

ロウル(ア、アベルさんの手で直に撫でられてるっ……///)

ロウル「……」ゴクリ…



追加特殊判定
↓1コンマ二桁

372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:07:48.25 ID:sa6zqQ2E0
373 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:22:29.19 ID:Y2Nayeko0
ロウルの発情度


50>25(いやいや、ここ外ですよ!? 不味いですって!)

※基準値を下回ったため、耐えきります

――



ロウル(き、気持ちいいですけど……///)

ロウル(こんなところでするのは、それこそ獣ですって!)

ロウル(私、耳と尻尾ありますけど人間ですもん! 節制というものは心得ています!)

ロウル(……ちょっと、勿体ないけど)

ロウル「こーら、アベルさん?」パシ

アベル「ん?」

ロウル「いたいけな女の子のお腹を直接撫でまわすなんて、変態と思われても仕方がありませんよ?」

アベル「!?」

ロウル「まぁ? 私の身体の魅力に抗えないという気持ちはわかりますけどねぇ?」ニヤニヤ

アベル「す、すまないっ!?」

ロウル「あはははは! いいですって。冗談ですよ、冗談」

ロウル「……昔、こうして撫でられて、くすぐったくて」

ロウル「でも嫌じゃなくて、悪態つきながらもアベルさんにじゃれていた、子供の頃の私」

ロウル「アベルさんも、思い出してくれたんでしょう?」

アベル「……ああ」

ロウル「私も、懐かしかったです」

ロウル「……でも、さっきもいいましたけどそれは子供の頃の話ですからね?」

ロウル「今のアベルさんと私がやったら、あらぬ誤解を受けるのはアベルさんですから気をつけてくださいよ?」

アベル「わ、わかった」

ロウル「……ちゃんと場所を弁えてなら、大歓迎ですので」ボソリ…

アベル「ん?」

ロウル「何でもありませんよー? さて、もう少しお付き合い願いますよ?」

ロウル「次はそうですね……」


……


――
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:26:23.00 ID:fwb35WEIO
ロウル、それ言うとティアの立場が(白目)
375 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:27:08.66 ID:Y2Nayeko0
――

……


【帝国貧民街・居住区付近】


ロウル「おうおう、ここも懐かしいですねぇ」

ロウル「暗黒街ばりに淀んでいた記憶がありますが」

ロウル「ふむ、帝都と比べるとまだまだといった具合ですけどこれは……」

アベル「ここも、当時と比べると変わってきたな」

ロウル「昔、ここでも苦労しましたよねぇ……」

ロウル「食べれそうな木の実や生き物が残っていないんですもん」

アベル「今思うと、他の区画に比べて住民の数が集まり過ぎていたのが原因だろうな」

アベル「少人数であれば、十分に食いつなげただろうに」

ロウル「まあ、少し食糧が多くて水源もあるなんてわかったら、他の場所からも群がる人が出て当然ですけどねぇ」

アベル「おかげで結局は食糧を巡っての殺し合い。殺されるのは決まって弱者ばかりだったな……」

ロウル「あの時、何人かは助けられたと思いますけど……今どうしているんでしょうね」

アベル「わからん。俺達が助けた後にやはり命を落としたか、どこかへ逃げたか……」

アベル「昔も今も、俺達に出来ることは目の前の人を一時的に救うことしかできないんだ」

ロウル「それでも、見殺しにするよりはいい選択だったと思いますよ?」

ロウル「この調子で全帝国民を救えるような凄い政策、期待してますよアベルさん?」ウリウリ

アベル「む、無茶を言う。そのつもりで動きはするが、時間はかかるぞ」

ロウル「わかってますって。私もずっと助けてあげますから、あの頃のように……」

ロウル「諦めずに、ゆっくりでも前に進んでいきましょう。ね?」

アベル「……そうだな。よろしく頼むぞ、ロウル」

ロウル「お任せあれ!」



376 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:29:45.88 ID:Y2Nayeko0
ロウル「大丈夫ですって。かなり凄惨だったこの場所がこれだけまともになっているんです」

ロウル「アベルさんが政が苦手でも、意外となんとかなりそうですよ?」

アベル「悪かったな……」

アベル「しかしまともになったとはいえ、何しろ元が元だ。まだまだ改善の余地はありそうだな」

ロウル「私としては、死体の臭いが無くなっただけでも凄い進歩だと思いますよ」

アベル「それは確かにな。ん、あれは……」





住民1「配給に頼りっぱなしじゃ、いざって時にまた苦労するからな」

住民2「やっぱり狩りは続けないとまずいよなぁ……」





ロウル「ほうほう、殊勝な心がけの人達ですね」

アベル「元々、そうして生き延びて来た者達だ。習慣づいているというのもあるだろうが……」

ロウル「この辺りの獲物って確か……」

アベル「あぁ……」



特殊判定
↓1コンマ二桁
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:32:10.38 ID:WeBWgARN0
378 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:43:15.30 ID:Y2Nayeko0
貧民街・配給以外での食糧事情

50>38(飲み込めればそれは全部貴重な食料!)

※基準値を下回ったため、狩猟食に変化なし

――


カラス「カァー! カァー!」バサバサ!



住民1「あ、くそ逃げるな!?」

住民2「貴重な肉が飛んで行っちまう!?」




アベル「……やはり、あれなのか」

ロウル「嫌でしたけど、死体につられてやってくるカラスが一番多く目にする獲物でしたからねぇ」

アベル「死臭が無くなっても、カラス達もすっかりここに住み馴れてしまったということか」

ロウル「そして住民もそれを狩って食べることに慣れてしまい、今も続いていると」

ロウル「……別に私は平気なんですけど、今後の他国との交流を考えると、こういった食生活も控えた方がいいんですかね?」

アベル「なかなか、難しい問題だな……」

アベル「俺も食べているうちに慣れたし、現状でアレが彼らの食糧になっていることも事実だ」

アベル「衛生面に気を遣うようにすれば、意外といけるんじゃないか?」

ロウル「ま、それは追々考えるとして……」



カラス「カァー!」ミクダシ


住民1「くそ、嫌な目しやがって!」



ロウル「ちょっとだけ、手伝ってあげますかっ!」ビシュ!



カラス「グゲ!?」ドスゥ!


ボト…


カラス「」



住民達「「!?」」

379 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:53:54.64 ID:Y2Nayeko0
アベル「おぉ、相変わらずすごい命中精度だな」

ロウル「昔はあいつに矢も当てられなくて、すすり泣いたものですよ……」

ロウル「でも、アベルさんのおかげですよ。私に狩猟術や生きる術を教えてくれたから、今の私があるんです」

アベル「元々は、母上の教えだがな。役に立てたなら、何よりだが」

ロウル「ふふん、そして今ではこうして投石だけで撃ち落とせるんですから、我ながらなかなかの上達具合です」

アベル「ふふ、初めて矢で撃ち落とした時は本当に大はしゃぎしていたな」

ロウル「そ、それは……アベルさんだって、嬉しくなりません? そういった時って」

アベル「ああわかるよ。俺もロウルの上達に驚くと同時に、笑うお前の姿が嬉しかったからな」

ロウル「……///」

アベル「……あのカラスがあの後まさか、あんなことになるとは思わなかったが」

ロウル「あー駄目駄目! エリスさんのあれはもう忘れましょう!」ワタワタ!




住民1「い、今のは一体……」

住民2「すげぇ、石を投げて仕留めたのか!?」

住民1「あれは、まさかアベル様!?」



住民達「「――そしてなんか際どい服の子がいるぞ!?///」」



ロウル「〜〜〜〜!?///」パタパタ!

アベル「ほらな? 子供達以外からも、そういう目で見られてしまうんだ……」

アベル「……」

アベル「なぁロウル。こうして貧民街も、昔よりもよくなったことはわかったんだ」

アベル「もし、お前が嫌じゃなければ……次は、俺が行きたい場所に行ってもいいか?」

ロウル「え?」


……


――

380 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:56:49.37 ID:Y2Nayeko0
――

……


【帝国・帝都】


ロウル「て、帝都まで……」

ロウル「アベルさん、一体どこに向かわれるつもりなんです?」

アベル「……俺も、人の事を言えた義理ではないが」

アベル「ロウル、流石にその服装は不味かったと思う」

ロウル「あうぅ……///」

アベル「……」

アベル「だが、だからと言っていつもの格好。目深にかぶれるフード付きのローブばかりというのも不味いだろう」

ロウル「え?」

アベル「確かに、今までの帝国の情勢であれば耳持ちの者は狙われていただろう」

アベル「それでなくとも、容姿のいい華奢な弓兵。徒党を組んで囲い攫う輩も現れたかもしれない」

アベル「だが、今は違う」

アベル「完璧ではないが治安もよくなり、ロウルもずっと強くなった」

アベル「そして、俺も傍にいる」

アベル「……お前も、もう自由に女の子らしくお洒落というものをしてもいいと思うんだ」

ロウル「ね、年中真っ黒なアベルさんに言われたっ!?」ガーン!

アベル「だから、俺も人の事は言えないといっただろうが!///」

アベル「もういい! とにかくだ、俺がロウルに普段とは違う服を着て貰いたいと思っただけだ!」

アベル「嫌なら、後で脱ぎ捨ててくれて構わない! だから……」



帝国服屋「……」エイギョウチュウ



アベル「あそこに入るぞロウルッ!」グイ!

ロウル「えぇっ!? ちょ、ま、待ってくださいよぉ!?///」


……


――
381 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/09(土) 23:58:38.60 ID:Y2Nayeko0
――

……


【帝国服屋店内】



ロウル「い、いいですって別に!」ワタワタ

ロウル「私はほら、この耳と尻尾ですし!」パタパタ

ロウル「さっきもいいましたけど、動きやすい格好の方が色々と都合がですね!?」アセアセ

アベル「観念しろロウル。俺が言い出したら聞かない男なのは知っているだろう?」

ロウル「で、ですけどぉ……」

ロウル(お、お洒落そうな服が沢山……)

ロウル(私には、似合わないと思うんですけどねぇ……)

ロウル(でも……)チラ


アベル「……」フーム…


ロウル(アベルさんの目つき、凄く真剣です)

ロウル(本当に、私なんかのために服を選んでくれているんだ……)




アベル「……」ムムム…

アベル(さて、勢いで入ったはいいが。やはり悩ましいな)

アベル(洒落た格好など、まず俺自身が勉強する側だ)

アベル(そんな俺がロウルに似合った服を探せてやれるかは怪しい)

アベル(とはいえ、ロウルに違う格好をしてもらいたいというこの気持ちは本物だ)

アベル(……ここは、俺の直感に頼ろう。ロウルが着て、一番似合いそうなのは……



――

※アベル、どの服を選ぶ?

1:男の子っぽいが、活発なロウルには一番馴染むか? ボーイッシュな服
2:なんだか涼やかなイメージが心地よいな。 ワンピースと麦わら帽子
3:見慣れないが美しい衣装、王国からの輸入品だろうか? 巫女服
4:新たな道が開けるかもしれない。このいかにもな少女服! ふりふりした服
5:アーシャは何着か持っていたが、ロウルはないだろう。 大人なドレス
6:その他自由安価

↓1〜3多数決コンマ
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 23:59:27.86 ID:WeBWgARN0
4
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:00:42.95 ID:2LpwXKLDO
3
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:01:09.50 ID:jBpfaVI/0
2
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 00:01:44.87 ID:HA6bMdIbO
3
386 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 00:05:21.22 ID:CZlarFVC0
票数分散、コンマ95最大値のため

3:見慣れないが美しい衣装、王国からの輸入品だろうか? 巫女服

普段着?になるかはわかりませんけど、確実にいつもの服とは違う新鮮さがありますね
購入する服が決まったあたりで今日はここまで

本日もありがとうございました!
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 13:00:30.65 ID:4X/lvtVA0
乙です
巫女服着た姿のイメージが東方の某犬耳キャラでしっくりきたわ
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 18:31:33.60 ID:WdtNvaCFO
おつおつ
地味に>>374から三連偶数ゾロ出てるしロウルもこの後荒ぶるんじゃと期待してしまう
てか巫女服ってコスプレに近いしアドルラン兄様と遭遇したらめっちゃ褒めてくれそう
389 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:15:10.83 ID:CZlarFVC0
こんばんはー
それでは今日も少しづつ再開です
390 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:16:24.26 ID:CZlarFVC0
アベル、見慣れない美しい装束を発見

――


アベル「ん、これは……」


巫女服「……」テテーン


アベル(随分と、独特な服だな)

アベル(明るく、上下でくっきりとした色分け……)チラ…


ロウル「……」オロオロ…


アベル(ロウルは店の入り口まで戻ってしまったか)

アベル(俺が何を選ぶかまでは見えないだろうし、都合はいい)

アベル(清廉な雰囲気、そしてこの肌の露出の少なさ。これはいい具合の服をみつけたかもしれない)

アベル(肌着の上にこの白衣を着て、それから下の紅衣を履く……いや、結びつけるのかこれは?)

アベル(この衣服の感じ、以前の温泉宿にあったあれに少し似ているな)

アベル(そうなると、王国からの輸入品なのだろうか?)

アベル「……」

アベル「すまないが、少しいいだろうか?」


店員「はいっ!? なんでございましょうアベル様っ!?」ビクーン!


アベル「いや、そこまで警戒しなくても大丈夫だ」

店員(皇族の方があの服をじっくり観察されていれば、誰でも驚きます!)

店員「も、申し訳ありませんが、そちらは女性用となっておりまして……」ビクビク

アベル「いや、俺が着るわけではないぞ……?」



391 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:17:30.25 ID:CZlarFVC0
アベル「着るのは、俺が連れている少女なんだが」

店員「あ、ですよねー!」アセアセ

アベル「この服は、見たところ帝国のそれとはだいぶ違うな」

アベル「以前少しだけ似た服を着たことがあるのだが、これは王国産か?」

店員「は、はい! その通りでございます!」

店員「あの日以来、王国や聖国との交流も少しづつではありますが増えておりまして」

店員「中には長期滞在や移住する方もいらっしゃいます」

店員「そう言った方のご要望にお応えし、当店はこれからの時代にも適応しようと……」アセアセ

アベル「だからそこまで慌てずとも。別に抜き打ちの査定に来ているわけではない」

アベル「俺の格好を見ろ。こんな格好で公務をするわけがないだろう?」

店員「そ、それは確かにそうなのですが……」

店員「カイン様は、戦時も私服もスーツということが多く判断に困るという例がありまして……」

店員「ああっ!? 失言でした! お忘れくださいっ!?」ガバ!

アベル「ああ、わかっているよ」

アベル(カイン兄様も、俺とは違った理由で普段の服に悩まれているんだろうな……)

アベル「とにかく、今日の俺はただの客だ」

店員「か、かしこまりました」

アベル「では続けて聞きたいのだが……」



アベル「……この服、尻尾を出せるようにすることは可能か?」



店員「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 23:18:09.15 ID:2LpwXKLDO
はい
393 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:31:40.11 ID:CZlarFVC0
店員の獣人への嫌悪感

50>
15≧15

※基準値を下回った為、嫌悪感無し
※さらに第二基準と同値の為、むしろ大好き

――


店員「も、もしかして」

アベル「ん?」



店員「もしかしてアベル様も、獣人がお好きなんですかっ!?」クワッ!




アベル「ど、どうした急に!?」

店員「わかります、わかりますよ……!」グッ!

店員「以前、王国からとある貴族の方がお越しになられた時に初めて目にしたのですが……」

店員「その時に連れられていた猫の耳を生やした子のまぁ可愛いこと可愛いこと!」

店員「やはり尻尾の問題がありまして、その時は当店も用意が出来ておらず心苦しさのあまり身が割けそうでした!」

店員「ですが二人は責めることなく、手直しで時間がかかってもいいと仰ってくれたのです」

アベル「そ、そうか」

店員「あれ以来、私はそういったお客様が現れてもいいように、色々と考えました」

店員「何しろただの人間である私達には、尻尾の都合はまるでわかりません」

店員「適当に穴を開けただけでは、尻尾が上手く出せないかもしれない!」

店員「大きすぎたら、お尻が見えてしまうかもしれない!」

店員「こうした問題を解決するにはどうしたらいいかっ!」バン!

店員「そう、答えは簡単です。その道の人に手伝って貰うのが一番!」

店員「なので……」リーン!




猫娘「はーい! 呼んだ―?」ピョコ



店員「その彼女に仕事を補佐して貰うことにしたのです!」

アベル「」
394 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:41:42.84 ID:CZlarFVC0
店員「彼女のおかげで、当店はまだ少量ではありますが尻尾対策完備の服のご用意があります!」

猫娘「あ、呼ばれたからそうなんだろうけど、このお客さんって私達にも理解ある人なんだね」

猫娘「嬉しいなぁ。王国だと変な奴に捕まると大変なことになっちゃうし……」

店員「安心してくれ。この御方は今の帝国のトップの一人であるアベル様だ」

店員「そのようなお方が理解を示されたとなれば、帝国の未来は明るいぞ!」

猫娘「やったー! 主様と引っ越してきて正解だったね!」

アベル「」

店員「っと、失礼致しました。少々浮かれてしまい……///」

店員「こちらの服の穴開きは既に奥にご用意があります」

店員「お連れの方がいらっしゃれば、すぐにでもご試着できますよ」

アベル「そ、そうか」

アベル(正直、これは想定していなかったな……)

アベル(いや、ロウルが嫌な思いをしなくていいんだ。むしろありがたい)

アベル「わかった。少しだけ待っていてくれ」


ロウルー?

!?



ロウル「うぅ、耳も尻尾も全く隠さないで店内に来いだなんて、アベルさん何考えて……」




店員「狼もイイッ!」ブパ!

猫娘「仲間だ!」キラキラ!




ロウル「うえええぇぇぇぇぇ!?」



……


――
395 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/10(日) 23:50:31.11 ID:CZlarFVC0
――

……


【試着室】


ロウル「ま、まさかこんな場所で同族の方と出会うなんて……」

猫娘「私とは耳も尻尾も違うけどね。かっこいいなー」

ロウル「あ、ありがとうございます///」テレ…

ロウル「しかしアベルさん、俺が服を選ぶって言ってましたけど……」

巫女服「……」

ロウル「ま、また妙なものを選ばれたものですねぇ」シゲシゲ

ロウル「あまり、激しく動くことには適していなさそうです」

ロウル「というより、この服の構造……んん?」

猫娘「あ、やっぱり着方わからないかな?」

猫娘「私は主様に何回か着させて貰ったことあるけど、着つけ手伝った方がいい?」

ロウル「うぅ、ここまで来て着ずに出るのも選んでくれたアベルさんに申し訳ないです」

ロウル「……申し訳ありませんが、よろしくお願いします」ペコリ

猫娘「はーい!」



……



シュルシュル…



猫娘「……ここでこうして、こう」シュ…

猫娘「そしてここで結ぶ」ギュッ!

ロウル「なるほどなるほど。仕組みさえ理解すれば、思ったよりも楽ですね」

ロウル「動きやすいかは、また別問題ですけど」

猫娘「あはは……」

396 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 00:06:37.13 ID:uxci9VyD0
ロウル「アベルさん、こういった変わった服が好きなんですかねぇ?」

ロウル「多分生まれて初めてですよ、こんな服着たのは」

ロウル「まったくアベルさんは……」

猫娘「……」

猫娘「すごく、大切なんだね。あの男の人のこと」

ロウル「うぇっ!?///」ワタワタ

猫娘「隠さなくてもいいよ。私も、助けてくれた主様のことが大好きだから」

ロウル「……あなたも、やはり?」

猫娘「うん。自分がどうしてこんな姿なのかもわからないまま、気がついたら売り物にされてた」

猫娘「その時に私を買ったのが主様。きっと酷いことされるんだって、怖かった……」

猫娘「散々暴れて酷いことも言ったけど……それでも主様は、怒らないで私をずっと可愛がってくれているの」

ロウル「……王国の、腐っていない貴族の方だったのですね」

猫娘「うん。本当に、私を買ってくれたのが主様でよかったよ」

猫娘「あなたも、あの人に買われたの?」

ロウル「……」

猫娘「あ、ごめんなさい。私……」

ロウル「いや、いいんですよ。自分と一緒の種族がこうして話すなんてなかなかないですからねぇ」

ロウル「私も、物心ついた時には周りから狙われていました」

ロウル「子供ながらに一人孤独に生きて逃げ続けて……とうとう捕まりそうになった時」

ロウル「そんな時にあの人は、自らを危険に冒してまで助けてくれたんです。その後も、今に至るまでずっとね」

猫娘「わぁ……///」パタパタ

ロウル「なかなか、素直に気持ちは伝えられません。伝えても、むしろあの人からはどうしたと不思議がられるかもしれません」

ロウル「まあ元々は最初から素直になっていなかった私のせいなんですけどね///」パタパタ

猫娘「じゃ、じゃあその格好であの人に伝えちゃおうよ!」

ロウル「えっ!?」

猫娘「あなたもだいぶ印象変わったと思うから、中身も変わったと思って正直に、さぁ!」グイグイ!

ロウル「ちょ、ちょっと待ってくださいよぉ!?」


……


――
397 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 00:12:07.79 ID:uxci9VyD0
――

……


アベル「……」ソワソワ

店員「ご安心くださいアベル様」

店員「あの子にあの服を選ばれたアベル様は、間違っておられません!」

店員「さぁ、もうすぐです。もうすぐですよぉ……」ハァハァ…

アベル「……」





ロウル「……」ヒョコッ



アベル「ロウル?」

ロウル「その、アベルさん?」

ロウル「私なんかに服を選んでくれたのはありがたいのですが……」

ロウル「これはあまり着慣れていない服といいますか……」

ロウル「多分、ヒバリさんとかが一番似合う服なんじゃないかなーって……」

アベル「……俺は、ロウルが着た姿を見たいな」

ロウル「あぅ……///」

ロウル「……あーもう! わかりましたよぉ!///」



バッ!




巫女ロウル「こ、これで満足ですかっ……!?///」





特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 00:12:47.66 ID:/qH4M0UD0
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 00:13:02.49 ID:rbAU2EiDO
はい
400 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 00:14:02.11 ID:uxci9VyD0
……皆さんやっぱりコンマ操れるんじゃないですかね?(白目吐血)
401 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 00:17:20.01 ID:uxci9VyD0
と、とりあえず判定を取ったあたりで今日はここまで
本当に結構大事な判定はほとんどが偶数ゾロの最良結果を持っていくのはなんでなんだろう?

本日もありがとうございました!
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 00:22:09.89 ID:mRbfMLDP0
乙です!
もう偶数ゾロが予定調和みたいになってるww
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 00:22:50.16 ID:/qH4M0UD0
乙乙
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 00:26:53.23 ID:u+/PUPHMO
おつおつ
この感じだとアベルにドストライクだった感じかな
店側のコンマも良かったし不安がるロウルに対してのコンマ神の加護がすごい
405 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 23:26:11.90 ID:uxci9VyD0
こんばんはー
今日も短いですが進めて行きます
偶数ゾロ目率って本当に5パーセントなのか疑問がつきませんね……
406 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 23:26:54.87 ID:uxci9VyD0
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁


普段着ることの無い巫女服、どう?


1:アベルの反応

コンマ66

 6 6

偶数ゾロ目: も う 普 段 か ら 着 せ よ う 

※もしかしたらアドルランの性癖が伝染ってきているのかもしれません(白目)


2:ロウルの抵抗

50>49(ア、アベルさんが選んでくれた服ですから、着ますよ……///)

※基準値を下回った為、このまま着ていてくれます

※アベルが突き抜けロウルも抵抗が無いため……?

――




アベル「おっ……おぉ……///」フルフル…



ロウル「ちょ、なんですかその反応は!?///」

アベル「す、すまない。俺も語彙力はあまりなくてな……」

アベル「その、なんだ……」





アベル「――どうしようもなく似合っている。これ以外の言葉が思いつかん……///」





ロウル「〜〜〜っ!?///」バタバタ!

店員「ですよねっ!」

猫娘「やったね!」

ロウル「くぅ、なんなんですか、この恥ずかしさは……///」

ロウル「た、確かに? 着てみると我ながら意外としっくりくる気はしますけども」

ロウル「尻尾も苦になりませんし、ちょっと可愛いかな、とも思いますけど」

ロウル「でもやっぱり、動くのには適していないと思うんですよね!」

ロウル「その、あまり派手に動いちゃうと着崩れてしまうと言いますか……」

ロウル「この垂れた袖とか、かなり足先まで覆ってくるこの袴というものは開脚には適してなくてですねぇ……」

アベル「……」

アベル「激しく動かなければ問題ないな」

ロウル「えぇっ!?」

407 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 23:28:19.86 ID:uxci9VyD0
アベル「服については詳しくないが、おそらくこの服は聖国の祈服に似たものなのではないか?」

店員「ええ、そのように聞いております」

アベル「静かに整然と。そんな印象を受けたよ」

ロウル「うぅ、どうしてそんな服を私に……///」

アベル「似合うと思ったのもあるが、やはり露出だな」

アベル「弓兵としての常識ある軽装は認可できたが、流石にあそこまで大胆なものは駄目だ」

アベル「ロウルも、貧民街をうろついてわかったと思うがな」

ロウル「うぐぐ……」

アベル「まぁ……つまるところ、あまり他の者の前で肌を晒して欲しくないという俺の我儘だ」

ロウル「ア、アベルさん……///」

アベル「だがしかし、俺の想像以上だ」

アベル「ただ肌を隠し、露出を控えるだけじゃない」

アベル「普段は活発な印象を受けるロウルが、服一つでここまで印象が変わるとはな……」

ロウル「ど、どういう印象です……?」

アベル「……こういうと怒るだろうが、淑やかさだな」

アベル「ロウルの赤眼と銀の髪も色合い的に合っていて、落ち着いた雰囲気の中にも意志の強さを感じられるし……」

アベル「それに、ロウルの細くしなやかな身体の邪魔もしていない。凛とした佇まい……」

アベル「あとはなぜだろうか? 弓を射る姿や短刀を振るう姿もきっと様になると確信が持てる」

アベル「……非の打ちどころがないな」

ロウル「う、うあああぁぁ……///」プシュゥゥゥ…

アベル「もういっそ、普段から着ていてほしいと思ってしまうくらいだ」

ロウル「そんなにですか!?」


408 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 23:30:19.22 ID:uxci9VyD0
ロウル(アベルさんがあんなに褒めてくれるなんて、そりゃあ嬉しいですよ……)パタパタ

ロウル(私自身、普段は絶対着ない服に浮足立っている自覚もあります)

ロウル(それでも、やっぱり……)

ロウル「あ、あのですねアベルさん?」

ロウル「私はこれでもアベルさんの副官ですし、それを誇りに思っています」

ロウル「貧民街も以前よりも遥かに安定して、こうして正体を隠さずにお買いものもできる……」

ロウル「本当に、アベルさんや私達が望んでいた世界に近いづいているんだなって、実感できます」

ロウル「……だけど、欲のある人間というものはしぶといものです」

ロウル「思った以上の数がいるし、個々も蹴散らして尚執拗に狙ってくることがあります」

ロウル「王国と聖国にも、よからぬ考えの輩がいたんです」

ロウル「それこそ、帝国だって嫌な貴族が今も秘密裏に何かを画策しているかもしれないんです」

ロウル「アベルさんを狙う敵が、今後も現れないとは限らないんですよ」

ロウル「……私は、あなたを守りたい。これはからかいではなく、私の本心です」

ロウル「だから……こ、この格好では目立ってしまいますし、動きの制限があってですね///」アセアセ

アベル「……ありがとう、ロウル」










アベル「だがエリスもメイド服、それも丈の長いスカートで戦場を駆けぬけていたぞ?」









ロウル「エリスさんのばかぁ!///」

アベル「さらに言ってしまうと、ローズさんの格好はもっとすごい」

ロウル「そうでした、今や帝国はメイドが主戦力になっているんですよねぇ……」ガクリ…



409 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 23:33:23.60 ID:uxci9VyD0
ロウル「うぅ、その二人を例に挙げられたら、服を理由に戦えないって言えないじゃないですかぁ……」

アベル「そうか、やはり俺が柄にもなく興奮しているだけで、ロウルは嫌なんだな……」

ロウル「あ、いや、そうじゃなくて!」アセアセ

ロウル「私も思ったよりいい服だって思いますし、選んでくれたアベルさんには感謝しかありませんよ!」

ロウル「ただ、ただですよ? 普段からこの格好ってなると……」

ロウル「と、当然城塞のみんなや、街中の人にまで見られるんですよ……?///」

ロウル「アベルさん、さっき私の肌をあまり人にみられたくないとか……///」

アベル「肌を見せるのと可愛らしい様を見せるのは全く別だと思うが」

ロウル「あううぅ!?///」

ロウル(こ、こんなにぐいぐい来るアベルさん初めてです……)

ロウル(本当に、それだけこの服が私に似合っているということなんでしょうか?)パタパタ

ロウル「……」ゴクリ…

ロウル「……」

ロウル「…………」

ロウル「あー、もう! わかりました!」

ロウル「きょ、今日は折角のお休みなわけですし、この服の着心地も悪くないことは認めましょう!」





ロウル「ま、まずは……今日だけ、試しに着続けてあげても、いいですよ……///」パタパタ





アベル「おぉ、本当かロウル!」パアァ!

ロウル「……と、特別ですからね?///」ピョコピョコ!

猫娘(耳があんなに……素直じゃないなぁ)ホクホク

410 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 23:35:35.33 ID:uxci9VyD0
店員「いやはや、本当に実にお似合いですよ……!」

店員「この姿を見せないだなんて、帝国の損失です!」

ロウル「そんな、アベルさんといい大げさですよ……///」

アベル「安心しろロウル。何か妙なことを言ってくる輩がいれば黒氷を叩きこんでやる」

ロウル「アベルさんも、少し落ち着きましょう!? いつもの冷静さを取り戻してくださいよ!」

アベル「そうは言われてもだな……」チラチラ

ロウル(わ、悪い気はしませんけど、やっぱり凄い恥ずかしい……)

店員「アベル様の興奮、私もよくわかりますとも」

店員「まさか帝国にもこんな逸材がいたとは……」

店員「……」

店員「ところで、なのですが」

アベル「?」

店員「見たところこのお嬢さん、よく髪を結いあげているのでしょう?」

店員「ここは一つ、髪をおろすことで更なる変化を楽しんで見るのもよいのでは?」

ロウル「!?」

アベル「ふむ……」



※ロウルの髪、おろす? おろさない?

※ロウルの基本髪型はポニーテール(アーシャより長め)です


おまけ多数決安価
↓1〜3

411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 23:39:25.10 ID:rbAU2EiDO
おろす
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 23:46:11.06 ID:MkeUKwPR0
せっかくだしおろす
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 23:46:23.57 ID:8QmcOvO20
おろそう
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 23:47:21.00 ID:u+/PUPHMO
おろしちゃおう
415 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/11(月) 23:55:23.22 ID:uxci9VyD0
たまには気分を変えて……

――


アベル「折角だ。ここまで変わったロウルをさらに変えてみよう」

アベル「……ということだロウル。いいか?」

ロウル「ま、まあ髪をおろすくらいなら、すぐにできますけど……」

ロウル「そんなに変わるものですかねぇ?」スッ…



ファサ…





ロングロウル「……あ、あまり変わらないでしょう?///」サラサラ…





アベル「」

店員「」

猫娘「」

ロウル「ちょ、ちょっと! 無言は困りますって!///」





アベル「ロウル」





ロウル「は、はいっ!?」ビク!






アベル「今日は、その格好で過ごしてくれ」

店員&猫娘「「お願いします!」」バッ!



ロウル「〜〜〜〜っ!///」カアァ!

ロウル「もうわかりましたよぉ! 服が違うんですから、今更髪型程度じゃ怯みません!」

アベル「ありがとうロウル。……では、そろそろ失礼する」

店員「今後とも、どうか御贔屓に!」


……


――
416 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 00:04:10.96 ID:KH7bcvd+0
――

……

【帝国・帝都街道】


ザワザワ…


アベル「いや、思わぬ収穫だったなぁ……」ホクホク…

ロウル「〜〜〜///」


ザワザワ…


ロウル(み、見られていますよ完全に……)

ロウル(別に私は今更好奇の目で見られても大丈夫ですけど、アベルさんの評判にまで傷がついたらどうしよう……)


アベル「すまなかったなロウル。我儘を言ってしまって」

ロウル「い、いえ。さっきも言いましたけど、私もこの服が嫌いではありませんから」

ロウル「ただ、これも一緒にと無償で渡されたこの履物といい……」

ロウル「歩きにくいわけではないんですけど、動きにくいといいますか……」

ロウル「なんだか、ゆっくり静かに歩かなければという気持ちにさせるんですよねぇ」

アベル「本当に、全然印象が変わるものだ……」

ロウル「どうせ普段の私は、お淑やかさなんてありませんよーだ……」


ザワザワ…


ロウル「でも確かに、我ながらだいぶ見た目は変わっているんじゃないかと思いますよ」

ロウル「もし知り合いに出会っても、気がつかれなかったりするんですかねぇ?」

ロウル「女の子を手籠めにすることで有名なアベル皇子の傍に、新たな美少女現る! 今度の獲物は彼女なのか!?」

アベル「こ、こら!?」

ロウル「なーんて、冗談ですってぇ」



特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 00:05:11.24 ID:julu4yvm0
えい
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 00:06:29.66 ID:iiwrz4xDO
はい
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 00:06:34.64 ID:qsUweLxBO
そぉい
420 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 00:09:15.67 ID:KH7bcvd+0
連続66……だと……!?(白目吐血)

判定を取ったあたりで今日はここまで
どうなっているんですかねロウルのこのコンマ運は……

本日もありがとうございました!
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 00:26:44.28 ID:qsUweLxBO

アベルの反応からしてロウルの戦闘服が巫女服になるとすると
ロウル→ケモミミ巫女服
エリス→メイド服
シア→シスター服
見た目的にはとんでもない色物部隊になりそう
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 02:34:25.07 ID:g+Cg3Y1i0

完結近くなったら、全判定のゾロ目率とか集計、計算してみたいわ
423 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 23:25:23.78 ID:KH7bcvd+0
こんばんはー
それではアベルの反応に続いてゾロ目が出た判定結果からゆるりと再開です
424 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 23:26:35.63 ID:KH7bcvd+0
1:遭遇・休憩中の人達

01〜10:ギルバート
11〜20:フローレン
21〜40:アドルラン
41〜60:ヒバリ
61〜80:ルーシェ
81〜00:ノワール

コンマ24

21〜40:アドルラン

2:対象者の髪おろし巫女ロウルへの反応

コンマ66

 6 6


偶数ゾロ目: 持 っ て 帰 ろ う


※第一皇子、駄目ですってそれは!(白目)

――


アドルラン「ん、そこにいるのはアベルか?」

アベル「アドルラン兄様? こんなところでどうされたのです?」

アドルラン「何、今日も変わらず父上と鍛錬を続けているのだがな……」

アドルラン「流石の私も、少し休憩というわけだよ」

アベル「なるほど、気分転換の散策ですか」

アドルラン「いや、部下達もへとへとだからな」

アドルラン「彼らの分の水や薬草もまとめて買って帰るつもりだ」ズッシリ…

アベル「兄様、それは休憩ではなく普通に重労働です……」

アドルラン「はははは! このくらい、父上との鍛錬の後だと休憩にしか感じないぞ?」

アドルラン「アベルこそ、息抜きの散歩……ん?」



巫女ロウル「……///」

ロウル(うわあぁぁ……本当に知り合いに会ってしまうなんて最悪です……///)

ロウル(変に思われなければいいんですけど……)







アドルラン「」キュン!






アベル「!?」

ロウル「!?」




425 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 23:27:26.66 ID:KH7bcvd+0
アドルラン「ア、アベル?」ドキドキ

アベル「な、なんでしょうか兄様?」

アドルラン「――お前の後ろに隠れている子は、誰だ?」ドキドキ



アベル「」

ロウル「」



ロウル(嘘、アドルラン様ったら本当に私と気がついていないんですか!?)

アベル(兄様のこの反応は、まさか……)

アベル「兄様、この子は」

ロウル「……///」ササッ!

アドルラン「おっと、ますますアベルの後ろに。私が怖いのだろうか?」

アドルラン「ん、それは尻尾……?」

ロウル「!!」

アドルラン「もしかして……」

ロウル(そう、そうですよアドルラン様!)





アドルラン「また、困っている女の子を助けたんだなアベル。立派だぞ!」

アベル「あ、いやその……」

アベル(ま、全くロウルと気がついていない……)

ロウル(これは悦ぶべきか、悲しむべきか……)



426 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 23:30:08.07 ID:KH7bcvd+0
アドルラン「怯える必要はない。私もアベルも、君に手出しはしないからね」

アベル「兄様……」

アドルラン「わかるよ。どことなくその子は、ルーシェに雰囲気が似ている」

アドルラン「辛い目に遭い、怯え……華奢で儚げで、それでも芯を持つ子だ」

アドルラン「その愛らしさに服装、王国の貴族の元から逃げ出して来た子なのだろう?」

アベル「兄様……」

アドルラン「……君さえよければ、私のところにこないか?」

アベル「兄様!?」

アドルラン「心配はいらないよ。仮に私を信じられずとも、君と同じ苦しみを知る子もいる」

アドルラン「彼女なら、きっと君の辛い経験も理解して受け止めてくれる。絶対に孤独にはならない」

アドルラン「できれば、私のことも信じてもらいたいところだがな」ハハハ

アドルラン「それにここだけの話だが……」

アドルラン「どうやら私は獣の耳や尻尾、そして異国の服装に弱いようでな……///」

アベル「兄様!」

アドルラン「会ったばかりだというのに、個人的に守ってやりたくて仕方がな――」

ロウル「〜〜〜〜っ!///」





ロウル「――アドルラン様っ! 私ですっ! ロウルですよっ!!!///」







アドルラン「…………なぬ???」

アドルラン「……」チラ

アベル「……ロウルです」

アドルラン「……」チラ

ロウル「こ、こんな格好ですけど、アベルさんの副官のロウルです///」

ロウル「この声でも、わかりませんか?」

アドルラン「……」


アドルラン「〜〜〜〜〜っ///」ボッ!

アベル「……心中お察ししますが、俺は再三呼び止めましたからね?」


427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 23:32:03.22 ID:uOPBW9Jq0
本当にアドルラン兄さんなギャップ萌えが本当に好きだなぁ……
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 23:35:25.55 ID:lF7N2wwaO
これはヒバリさんとルーシェもつけ耳待ったなし
429 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 23:36:35.31 ID:KH7bcvd+0
アドルラン「さ、さっきの話は、全部聞かなかったことにしてくれるかな……///」

アベル「難しい相談ですよ……」

ロウル「一番恥ずかしいのは、多分私ですよ?///」

アドルラン「むぅ……///」

アドルラン「いや、しかし……」

アドルラン「本当にすまないロウル君。私としたことが、君を判別できないだなんて……」

ロウル「あはは、私も誰だかわからないんじゃないかなーって考えてはいましたから」

ロウル「……まさか、あそこまでわからないというのは、驚きでしたけど」

アベル「俺はそれ以上に、ちゃっかり自分の配下に引き入れようとしていたことに驚きましたよ……」

アドルラン「そ、それはだな……/// 本当に、ルーシェに似ていたものでついな……」

アドルラン「どうしても、そういった子を見かけると……」

ロウル「私とルーシェさんでは、似ても似つかないと思いますけどねぇ」

アベル「それもあるのでしょうが、後半聞きたくなかった兄様の性癖も出ていましたよ……?」

アドルラン「本当に、忘れてくれ。頼む……///」

ロウル「どうしましようかねぇ。かなり恥ずかしい台詞でしたけど」ニヤニヤ

アドルラン「ああ、ようやくロウル君の雰囲気が……」

アドルラン「――しかし、本当によく似合っているぞ!」

ロウル「ッ!?///」

アドルラン「あの可愛らしい服は、アベルが選んだのか?」

アベル「え、ええ。ロウルになら似合うと思ったので」

アドルラン「素晴らしい判断だぞアベル!」グッ!

アベル「俺も我ながらそう思っています!」グッ!

ロウル「ああもう、やめてくださいよお二人ともー!///」


430 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 23:43:45.53 ID:KH7bcvd+0
アドルラン「ふふ、これ以上二人の邪魔をするわけにもいくまい」

アドルラン「私はそろそろ失礼するよ」サッ

アドルラン「……戻り次第、無心で父上と更なる鍛錬に励まないとまずそうだしな」

アベル「お、お気をつけて……」


タタタ…



ロウル「あぁ、もう……/// どうして私がこんな目に……///」

アベル「確かに俺も驚いたが、よかったじゃないかロウル」

ロウル「え?」

アベル「俺だけじゃない。アドルラン兄様もロウルの姿をあれだけ褒めていたんだぞ?」

アベル「もっと自信を持って、大丈夫だ」

アベル「それに、遠巻きに見ている民達の声もよーく聞いて拾ってみろ」

ロウル「……?」ピョコピョコ



カワイイー!

カワイイー!



ロウル「……///」

ロウル「は、はやくここを抜けましょうアベルさん!///」パタパタ!

アベル「その服だと、走りにくいんだろう? 慣れない服だとお前でも転んでしまうかもしれない」

アベル「だからほら」スッ…

ロウル「あ……」ギュ…


アベル「手を繋いで、転ばないようゆっくり歩くとしよう」テクテク


ロウル「あああああぁぁぁ!/// アベルさんのいじわる〜っ!///」

アベル「違う、欲深いだけだ」

アベル「アドルラン兄様や多くの者が目を惹かれるお前も、俺だけのものなのだと示したい……そんな欲だ」

ロウル「〜〜〜〜もうっ!///」


……


――
431 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/12(火) 23:50:24.14 ID:KH7bcvd+0
【帝都・商店街】


ロウル「うぅ、あんなゆっくりあちこち歩いてぇ……///」

ロウル「なのに、だんだん慣れてきた私自身が恨めしいですよ……」

アベル「似合っているんだから、なんの問題も無い」

ロウル「かつては狙われていたこの身体も、まさかあんな声や熱視線を向けられるとは予想外ですよ」

ロウル「これも、帝国が良い方向に動いていると好意的に捉えるべきなんでしょうか?」

アベル「そうだな。その服もいいが、今度は別の服も探して街を練り歩くのもいいかもしれないな」

ロウル「……考えておきます」

ロウル(恥ずかしいですけど、悪い気はしませんからね……///)

ロウル「……アベルさん、やっぱりこの格好は帰るまでずっとですよね?」

アベル「俺としては、今後も着続けて欲しいけどな」

ロウル「黒い服以外に興味を持っていなかったアベルさんにそこまで言わせるとなると、本当に改めて驚きですよ」

ロウル「アドルラン様まであんな……あ、そうだ」

アベル「ん、どうした?」

ロウル「私、この服を見た時からヒバリさんに似合いそうだなーって思ってたんですよ」

ロウル「私にあれだけの反応をするくらいですし、ヒバリさんが着たらどんな反応するか気になりません?」

ロウル「あ、ルーシェさんの雰囲気の話もしていましたし、お二人とも……」

ロウル「確かヒバリさんは猫耳の装身具を持っているとのことでしたし、もしかしたら面白いことになるかもしれませんよぉ?」ニヤニヤ

アベル「はは、だいぶ余裕が出てきたなロウル」

ロウル「慣れって怖いですねぇ……」

ロウル「まあアベルさんの言う通り、段々自信がついてきたのかもしれません」

ロウル「後は、この服での動きにも慣れることができれば言うこと無しなのですが」パタパタ

アベル「俺が意図的に普段のロウルが着ないであろうものを選んだからな。それは仕方がないだろう」

ロウル「丸っきり動けないわけじゃないんですけど、可動域が微妙にわかりませんからね」

ロウル「うっかり妙なところに変な力が入って、破れちゃったら大変です」

アベル「ロウルの腕ならすぐに修復できるんじゃないか?」

ロウル「それはそうですけど……」

ロウル(折角アベルさんが買ってくれて、褒めてくれた服。大切にしたいに決まっているじゃないですか……)

432 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/13(水) 00:02:31.06 ID:8R/cU94m0
ロウル「実を言うと、こういう服を着慣れていないのは勿論のことですが」

ロウル「こういう色合いの服も着たり作ったりする経験もあまりなかったんですよ」

ロウル「それに生地も帝国の服とは違いますからねぇ……」

ロウル「アベルさんのコートと同じようにすぐに縫って直すというのは難しいでしょう」

ロウル「上は白地ですから色移りも気をつけたいですね」

アベル「……こういう時、黒服はやはり便利だと思うよ」

ロウル「あ、折角ここまで出てきたわけですし、ちょっとだけ買い物をしてから戻りましょう」

アベル「買い物?」

ロウル「ええ。この服の修復に使えそうな布や糸、それに針もですね」

ロウル「私が今愛用しているものだけじゃ足りないなら、買うしかないでしょう?」

ロウル「勿論、ついてきてくれますよね?」

アベル「ああ、当然だ」





……





【帝国・裁縫店】



ロウル「これとあれと……」ヒョイヒョイ

ロウル「これも買っておいて……」ヒョイ

ロウル「んー、針はこれですかね?」

アベル「俺には違いがわからんぞ……」

ロウル「駄目ですよーアベルさん?」

ロウル「縫う布の厚さに合わせて針も変えないと、大変なことになりますから」

ロウル「極端な例えになりますが、細くて尖ってればいいという認識だとアーシャさんの細剣でもいいことになっちゃいますからね?」

ロウル「それでアベルさんのコートを縫ったらどうなると思います?」

アベル「よ、よくわかった……」

433 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/13(水) 00:07:45.66 ID:8R/cU94m0
ロウル「あとは、これで……うん、これだけ揃えれば大丈夫でしょう」

アベル「多いように見えて、たったこれだけでロウルはいつも裁縫をしているんだよな……」

ロウル「アベルさんの服にはこれに加えて魔力糸とかも織り込んでありますけどね」

ロウル「耐久性は上がりますけど、結構大変なんですよぉ?」

アベル「すまないな。ロウルの腕にはずっと助けられてばっかりだ」

ロウル「ふふん、それほどでもありますかね!」パタパタ

ロウル「……」

ロウル「そう言えばアベルさん?」

アベル「ん?」





特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 00:09:35.49 ID:/EAqOU7r0
ゾロ目
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 00:16:59.39 ID:1eazHLzYO
436 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/13(水) 00:21:01.07 ID:8R/cU94m0
んー、わかってはいましたが見てくださっている方も大分減ってしまいましたね……
コンマ判定のみで埋まらないというのはそういうことなわけですし、
状況を見て、このスレ内でエンディングまで行ってしまうことも考えます
とりあえず自分のコンマで取るのはあれなのでコンマは↓1のものを使用したいと思います

本日もありがとうございました!
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 00:33:53.51 ID:Ev/+RxF60
乙です!
俺は毎日ちゃんと見てるんですけどね、コメントはあまりしないような…
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 01:11:46.89 ID:kDSHfCYs0

自分も毎日チェックしてるし毎日の楽しみなので、早畳みはせず当初の予定通り進めてほしいというのが正直なところ
感想やコンマ参加は極力するんで

今までにないくらいロウルが照れてて最高です(小並)
巫女プレイとか見てみたい...
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 07:31:57.30 ID:xGOIGFaDO

昨日はたまたま見れなくと書き込み出来なかったけど見てます
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 08:25:56.39 ID:2jnB7Rbs0
ぶっちゃけ更新時刻が遅くてリアルタイムで見れない(白目)
見続けてはいるのでゆっくりでも更新続けてほしいです。欲を言うと更新時時刻を早(ry
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 13:11:44.67 ID:vmrNbfNYO
乙です
平日の遅い時間、且つ安価の数が少なくてほのぼのとなると
安心して他の参加者に任せて後から結果だけ……になりがちなのよね
絶対に過疎ってことはないだろうからそこは安心してほしいね
442 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/13(水) 23:35:13.47 ID:8R/cU94m0
こんばんはー
すみません、埋まっていることに気が付いていなかったので、コンマは本来通り>>435を使用します

皆さま、温かいお言葉ありがとうございます
確かに大元は私の更新が元々遅いのに加えて時刻に難があるんですよね……
ただどうしても早めに更新、というのは難しい状況でして、書くのが遅いのも判定結果を受けて続きを構想しているため書き溜められないという
深夜帯は人がいなくても埋まるよう安価コンマを減らすのが最善だとは思うのですが、
予期せぬコンマや安価があった方が私も楽しめるという理由で、勝手ながら従来通り続けさせていただきます
こんなスレですが、今日もお付き合いしていただける方はよろしくお願いします
少しだけ再開です
443 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/13(水) 23:35:56.45 ID:8R/cU94m0
特殊判定結果

1アベルの裁縫技能

49(多少のほつれや破れ程度なら直せるが、本格的なものは無理)


2アベルの裁縫への意欲

50>39(ロウルがいるしなぁ……)

※基準値を下回った為、この後の判定で無補正

――


ロウル「アベルさんって裁縫はできるんですか?」

アベル「……一応、簡単なものに限れば」

アベル「その場しのぎ、応急処置程度でも衣服の繋ぎ止めは必要だと思ったからな」

ロウル「おや、少し意外ですねぇ」

ロウル「それならどうしてコートのほつれも直さないのか疑問ですけど」

アベル「……」

アベル「まだ暗黒街でもがいていた頃だな。夜盗に襲われ、俺の服はよくボロボロになったものだ」

アベル「そんな時に……ロウル、お前が言ったんだぞ?」

ロウル「え?」

アベル「ボロボロの格好は、それだけで相手に弱みを見せている。外見だけでも相手に隙を見せないようにしないといけない、とな」

アベル「俺はまだ大丈夫だと思ったが、お前に有無を言わさず脱がされたからよく覚えているよ」

アベル「その時……お前はあの環境下でも、小さく笑いながら俺の服を縫ってくれた」

ロウル「!!」

アベル「辛いことばかりのあの場所でだ。そんな中でお前が笑ってくれたことが、嬉しくてな……」

アベル「勿論あの時はいつもいつも直せるわけではなかったから、俺も破かないよう注意は払ったぞ?」

アベル「だがそれでも駄目だった時は、いつのまにか俺もエリスもロウルに頼むようになっていたんだ」

アベル「楽しむだけじゃなく、ロウルの仕事はすごく丁寧だったのも大きな理由なんだがな……」

ロウル「アベルさん……」



444 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/13(水) 23:41:19.75 ID:8R/cU94m0
ロウル(……多分、小さい私が笑っていたのは違う理由ですよアベルさん)

ロウル(確かに縫い物は好きです。でも、あの時は……)

ロウル(血と埃に土……嫌な臭いの中にも、あなたの匂いを感じられたから)

ロウル(あの日、私を背負ってくれたあなたと同じ匂い)

ロウル(最初に素直になれなかった私は、エリスさんみたいにあなたの胸に飛び込むような真似はできなかった)

ロウル(だから、直接じゃなくても。あなたの服からあなたの匂いを感じることで、私は満足感を得ていたんですよ?)

ロウル(こんなこと、今更言えませんけどね……)

アベル「ロウル?」

ロウル「やれやれ……」

ロウル「つまりあれですね、幼くして笑顔で素晴らしい技術を披露する私の腕に惚れ込み、頼りにしきってしまったということですね!」

アベル「ああ、そうだな」

ロウル「んっ……!?///」

ロウル「んん、私も罪な女ですねぇ。でもアベルさん?」

アベル「なんだ?」

ロウル「本当に小さなほつれ程度なら、ご自身で直せるんですよね?」

アベル「そ、そうだな」

ロウル「……その割には、結構依頼頻度ありましたよね?」

ロウル「私の方からもよくほつれを見つけて修復するって声をかけることもありましたけど」

ロウル「アベルさん自身が直すの上手くなろうって思うことはなかったんですか?」

アベル「……ロ、ロウルがいると思うとついな……///」

ロウル「んもぅ……た、頼りにされるのは悪い気はしませんけどね……?///」テレテレ…

ロウル「アベルさんも何も致命的に不器用ってわけじゃないんですから、たまにはやってみたらどうですか?」

アベル「お、俺がか?」

445 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/13(水) 23:45:00.01 ID:8R/cU94m0
ロウル「ええ、そうです」

ロウル「いざやってみると、本当に楽しいですよ?」

ロウル「壊れたものを直すのは、まだまだ使えるなと得した気分になれますし、それがお気に入りなら尚更です」

ロウル「そして裁縫は直すだけではありません。0から作ることもできますからね」

ロウル「布と糸に針があれば誰でも挑戦はできます。あ、冬なら編み物もいいですねぇ」

アベル「む、むぅ……」

ロウル「あ、まだ渋ってる!」

アベル「仮に俺がやったとして、どう足掻いてもロウルには届かんぞ?」

ロウル「やれやれ、その気はないですけど……もし私がいなくなったらアベルさん大変ですよー?」

ロウル「……」

ロウル「よし、折角お店にいるんです。これも買って……」ポイポイ

ロウル「結構動きましたし、今日はこの後城塞に戻ってアベルさんの裁縫チャレンジをしましょう!」

アベル「!?」

アベル「ま、待てロウル。本当にそんなことに時間を使っていいのか!?」アセアセ

ロウル「ええ、別に構いませんけど?」キョトン

ロウル「お散歩は出来ましたし、まさか新しい服まで買って頂けるとは思ってもおらず」

ロウル「あとは城塞に戻ってゆっくり過ごすのも、いい時間の使い方だと思いませんか?」

アベル「……裁縫はゆっくり過ごすことなのか?」

ロウル「もちろん。何も商売用の服を期日までに何着縫いあげろとか、そういう話ではないんですから」

ロウル「肩の力を抜いて、軽ーい気持ちで楽しんだ人の勝ちですよ!」

ロウル「それじゃ、いきましょアベルさん!」グイ!

アベル「こ、こらロウル!?」


……


――
446 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/13(水) 23:51:23.77 ID:8R/cU94m0
――


……


【帝国・アベルの城塞】



ロウル「ふんふふーん♪」

アベル(ど、どうしてこうなった)

アベル(しかし、ロウルも何故か楽しそうだ)

アベル(……まあ、危険なことでもないんだ。たまには裁縫も悪くないだろう)

アベル(ロウルに頼りきりというのも、確かにまずい話だしな……)

ロウル「……」

ロウル(アベルさん、どれくらいできるのかな……?)

ロウル(でも、アベルさんの言う通りなら、私の方が上手な筈です)

ロウル(そ、それならアベルさんに、教えることが出来る筈……)

ロウル(針の持ち方とか、縫い方とか、アベルさんの手を握りながら……///)

ロウル「……///」ブンブンパタパタ!

アベル(ほ、本当に嬉しそうだな……)

アベル「さて……」



特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 23:52:20.30 ID:vU5xgP9dO
ちょいさ
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 23:53:07.06 ID:AoiMONXAO
そりゃ
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 23:53:15.95 ID:VnaoQcZxO
はい
450 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/14(木) 00:05:39.17 ID:NjXORSMi0
1遭遇・城塞メンバー

コンマ30

21〜30:シア


2雰囲気まるで違うロウル、気がつける?

75>06(全く気がつかない)


――


ガチャ


シア「あら〜?」

シア「アベルさん、思ったよりもはやいお帰りですね〜?」

アベル「あ、ああ。少し予定が変わってな」

シア「そうなんですか〜」

シア「……」キョロキョロ…

シア「……」キョロキョロ…

シア「ん〜?」

アベル「ど、どうしたシア?」

シア「ロウルさんとお出かけしに行ったんですよね〜?」

アベル「ああ、そうだが?」

シア「……ロウルさん、置いてけぼりですか〜?」ジトー…

アベル「なっ!? そ、そうではなくてだな……」アセアセ


ロウル「……」スッ…


シア「……」

アベル「……」

ロウル「……」

シア「……」

アベル「……」ダラダラ

ロウル「……///」

シア「……アベルさ〜ん? 女の子とのデートに行って、なんで他の子を連れ込もうとしているんですか〜?」ジトォォォ…

アベル「ご、誤解だ!? おい、ロウル!?」アセアセ

シア「え?」

ロウル「ぷ、く、あははははははは!」

ロウル「や、やっぱりシアさんも私だと気がつきませんでしたか?」

ロウル「いやぁ、恥ずかしいですけど服と髪型の効果って凄いんですねぇ……」

シア「え、えええええぇぇぇぇぇぇぇぇ〜!?」ガーン!


……


――

451 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/14(木) 00:16:20.49 ID:NjXORSMi0
――


……



シア「ご、ごめんなさい〜……」ショボン

アベル「いや、謝ることはないぞ?」

ロウル「えへへ、ちょっとした悪戯ですよ」

ロウル「あまり実感無いんですけど、今の私はだいぶ違って見えるようだったんでつい///」

シア「驚きましたよ本当に〜?」

ロウル「いやぁ、でもあそこまで気がつかないものなんですかねぇ?」

ロウル「服と髪型は変えてますけど、この耳と尻尾はほぼそのままですよ?」ピョコピョコ

シア「その、ロウルさんは今日は大胆な格好でお出かけしたって聞いたもので〜///」

ロウル「そ、それは忘れてください/// もう着ませんので……///」

シア「うんうん、それが一番ですよ〜。大胆な服は、後から後悔するものですからね〜……///」

ロウル(シアさんの言葉に、凄く重みを感じます……)

シア「でも、本当に可愛いですね〜」

ロウル「に、似合ってますかねぇ?///」

シア「とってもですよ〜♪」

ロウル「それなら、よかったです///」パタパタ

ロウル「私だけだったら、多分絶対に着ないし買いませんからねぇ」

ロウル「これだけでも今日は十分な日ですけど、この後もうちょっとお楽しみがありますからね」

シア「そうなんですか〜?」

ロウル「はい。というわけで、帰ってきたけどももう少しアベルさんはお借りしますね」

シア「どうぞどうぞ〜。今日はロウルさんの日ですからね〜」

ロウル「ささ、私の部屋に行きますよアベルさん!」パタパタ!

アベル「わかったわかった。そう慌てるなロウル」




シア「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

672.44 KB Speed:0.4   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む

スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)