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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その14

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591 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 23:59:26.46 ID:DUTxJyxY0
乙です!
アベル暴走してたらどうなったんだ…ww
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 00:01:42.13 ID:hOVaqbHe0
>>591
それ。
解説だけでもないものか……
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 00:31:47.18 ID:ZqKy0FI4O
乙!
ウェディングドレス脱がせるとか背徳感半端ないと思うんだ
マックスもだけどこれまでのアベルも大概理性激強かくそ雑魚かの二極な気がする
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 19:04:34.73 ID:oTVueHeq0
落ち着いたドレスになってもシアはエロい雰囲気になってそう
夜レベルは普通の筈なのにどうしてこの人はこんなエロいのか
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 19:26:27.68 ID:f67zbMVA0
アベルの公衆の場における理性のオリハルコンっぷりよ
何か最後のエリスは反動で行く先々でエリス襲って結果世継ぎが……とか、あ、それはそれでありじゃね
596 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/25(月) 23:24:37.53 ID:PmcD1BaG0
こんばんはー
おまけのコンマ結果にちょっと驚きつつ、少しだけ再開します

なおアベルが荒ぶっていた場合、追加判定を行い場合によってはこの服選びの試着室内での悪戯が起きていました
597 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/25(月) 23:25:04.99 ID:PmcD1BaG0
アベル、落ち着いた色のドレスを発見

――


アベル「シアは普段が白い服だからな……」

アベル「そうなると、この辺りか?」


青色ドレス「……」テテーン

深緑ドレス「……」テテーン


アベル(普段着には向かないかもしれないが、落ち着いたいい色合いだ)



シア「……」ドキドキ…



アベル(……シアは土魔法の応用で樹木の魔法を使うからな)

アベル(そうなると、新緑を思わせるこちらがよりイメージに近いか?)

アベル(彼女の鮮やかな髪色も、まるで華のように見えそうだしな……)

アベル(シアの落ち着いた空気とも、きっと合う筈だ)

アベル「……」

アベル「シア、ちょっと来てくれ」テマネキ

シア「はい〜?」トテトテ

アベル「俺はあの服がシアに似合いそうだと思うんだが……」

シア「どれどれ〜?」



女教師服「……」ミニミニパッツパツ!




シア「さ、流石にあれは恥ずかしいですよ〜!///」

アベル「どこを見ているんだ!? こっちだこっち!」





598 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/25(月) 23:26:18.30 ID:PmcD1BaG0
深緑ドレス「……」


シア「あ、こっちですね〜……///」アセアセ

シア「落ち着いていて、可愛い色合いです〜」

シア「聖国では白が基本ですので、落ち着いた色でも珍しいんですよ〜?」

シア「もっと言うと、髪色も白寄りの人が多いんです〜」

シア「聖王家の皆さんや、ティアさんがそうですね〜」

アベル「言われてみると確かにそうだな……」

シア「神様の光の魔力の加護があるのかもしれませんね〜」ポヤポヤ

アベル「なるほど……ん?」




シア「ん〜?」マッピンク



アベル「……そうなるとシアは別の神の加護が?」

シア「あ、あくまで白い人が多いだけで絶対じゃないですよ〜!?」ワタワタ

シア「マークス神父だって金色ですし、私の信仰心が足りないとかそんなことは〜!?」ワタワタ

アベル「はは、冗談だ」

アベル「俺はシアの明るい髪の色は好きだよ。それにシアの雰囲気にもあっている」

シア「えへへ……///」

アベル「だから、このドレスならシアも華のように見えるのではないかと思ってな」

シア「……///」

シア「ちょっとドキドキしますけど〜……」

シア「アベルさんが選んで下さった服、早速着てみますね〜!」サッ!




599 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/25(月) 23:28:20.30 ID:PmcD1BaG0
……


店員「試着室はあちらになります」



アベル「俺はここで待っていよう」

店員「それでしたらお客様、お待ちの間にお客様に似合う服を……」

アベル「ありがたい申し出だが、今日のところは大丈夫だ」

アベル「今日は彼女の服を見に来たのだからな」




大量の荷物「……」




アベル「……それに、この荷物を抱えたまま店内をうろつくのは迷惑だろう」

アベル「ここで大人しく待っているよ」

シア「すぐに着替えますから、ちょっとだけ待っていてくださいね〜?」

アベル「ああ」




特殊判定
↓1〜2コンマ二桁





600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/05/25(月) 23:29:04.51 ID:hOVaqbHe0
3
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 23:29:58.39 ID:GAnYwrcp0
602 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/25(月) 23:42:52.06 ID:PmcD1BaG0
試着室内ハプニング

1シア、一人で着れる?

51>25

※基準値を上回った為、一人で着れました


2アベルの選んだドレス、色はともかく露出具合は?

70>39(清楚に控えめ。少し見える肌色がまさに大人の女性を演出)

※基準値を下回った為、シアも煩悩を振り払います

――



【試着室】



深緑ドレス「……」


シア「……」シュルシュル…


パサ…


ファサ…



シア「……」ゴソゴソ…

シア「えへへ……///」


深緑シア「……おぉ、ぴったりですよ〜」

深緑シア「……」チラ…

鏡「……」

深緑シア「なんだか、自分が新鮮に映りますね〜」

深緑シア「自分で言うのも変ですけど、なんだか大人の女性な感じです〜!」ホクホク

深緑シア「落ち着いた色に、この品の良さ。パトラさんにも似合いそうですけど……」

深緑シア「……アベルさんが、私の為に……///」テレテレ

深緑シア「……」

深緑シア「…………」

深緑シア「……もっと淑女になれという、アベルさんの想いなのでしょうか〜?」

深緑シア「ああああぁぁぁぁ! だとしたらさっきのドレスを緩める行為なんて〜!///」

深緑シア「いやあああぁぁぁ! アベルさんに幻滅されちゃいます〜!?///」ゴロゴロ!






店員「……お連れ様、気分が高揚されているのでしょうか?」ヒソヒソ…

アベル「……」アタマオサエ

店員「あと今アベルと聞こえましたけど、まさかアベル皇子……」

アベル「ハハ、ヨクマチガエラレルンダ」

店員「は、はぁ……」


……



603 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/25(月) 23:50:54.26 ID:PmcD1BaG0
――


……



シャ!



深緑シア「ど、どうでしょうか〜?///」



店員「おぉ……」

アベル「ああ、よく似合っているぞシア」

シア「よ、よかったです〜///」

アベル「……だがなシア」

シア「はい?」

アベル「試着室内では静かにしような……?」

シア「〜〜〜っ!? 声に出ていましたかぁ!?」

アベル「あぁ……」

店員「ご安心ください。あのくらいならばまだ許容範囲ですので!」

シア「あううぅぅぅぅ!?///」カアアァァ!



シア(は、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいです〜!?)

シア(やっぱりアベルさんは、このドレスのように……)

シア(私に慎ましく野に咲く花のようになれと仰りたいのですね〜!?)

シア「……///」プシュー…



アベル「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁




604 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 23:51:41.88 ID:f67zbMVA0
更に判定か
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 23:52:37.89 ID:f67zbMVA0
そろそろ反動くるとは思ってた(汗)
606 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/25(月) 23:53:06.35 ID:PmcD1BaG0
……すげえなアベル(白目)
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 23:53:40.51 ID:3HeFw0ni0
お、ゾロ目だ!
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 23:54:47.15 ID:hOVaqbHe0
こういうときでいい目を出す主人公
609 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 00:03:55.17 ID:3DovDEa30
普段と違うシアの淑女ドレス、どう?

アベルの反応

コンマ88

 8 8 


偶数ゾロ目: こ の 華 は 俺 だ け の も の


※ロウルに続き、普段と違う格好のシアにときめいた模様

※兄アドルランの性癖が確実に伝染しているとしか思えません(白目)

――



アベル「……」ゴクリ

アベル「……」スッ…

シア「ひゃわっ!?///」


アベル「俺は今の落ち着いたシアも、夜に乱れるシアも、両方が好きだ……」ボソリ…

シア「〜〜〜〜っ!?///」ボッ!

アベル「どちらも、シアだ。無理に変わろうなどと、考える必要はない……」ボソリ…

シア「……!」ゾクソク!

アベル「俺の見立て通り、まさに華のような美しさだが……」ボソリ…








アベル「――この華を手折っていいのは、俺だけだ……」






シア「〜〜〜〜〜〜っ!!!///」ビクンビクン!


店員「お客様ぁ!?」



シア(アベルさんの声で、私の耳が孕んでしまいそうです〜……!///)ゾクゾク!




……


――
610 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 00:08:52.31 ID:3DovDEa30
えー、途中ですが今日はここまで……
エリスのウエディングドレス(偶数ゾロ目)ロウルの巫女服(偶数ゾロ目)シアの淑女ドレス(偶数ゾロ目)
ここまで来ると、アベルもアドルラン同様にイメチェンした子に対する耐性が皆無なのかもしれません(白目)

さて、まだ帰還後の判定も残ってはいるのですが、先に次のデート相手を↓1〜3多数決コンマで先に決めておこうと思います
残るはパトラとエリスとなります

本日もありがとうございました!
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 00:10:00.78 ID:pwT9ojJ70

やっぱり最後はエリスにしたいからパトラ
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 00:10:27.88 ID:1S2JEQkcO

パトラさんで
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 00:12:51.15 ID:NdXlsxExO
おつおつ
耳が孕むってシアさんもかなり危ない発言ですよ!
次はパトラさんで。アベルの反応見る限りパトラさんも服選びした方がいいのかな?
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 00:16:23.66 ID:1t0hj0TW0
乙です!
やっぱり最後はエリスか
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 00:36:01.22 ID:2JEOWXZK0
パトラさん多数決で影響無いとはいえ偶数ゾロ出してるし……

格好はシアさんが着られなかったスーツも合いそうだけど個人的には自衛官ルックとかも似合いそうやなあ
616 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:17:48.81 ID:3DovDEa30
こんばんはー
次はパトラ、最後がエリスですね。
今回はシアの暴走こそありませんでしたが、残る二人もプロットクラッシャーなのでドキドキですね……
それではおまけを含めたシアデートを最後まで行ければと思います
617 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:18:30.40 ID:3DovDEa30
――

……


店員「あ、ありがとうございましたー……」



シア「〜〜〜〜///」マッカ!

アベル「いい店だった。また来させてもらうとしよう」

シア「……」チラ…

アベル「ん、どうしたシア?」

シア「ア、アベルさん……さっきの〜……///」

アベル「……本心だ。本当に、よく似合っているぞ///」

シア「あ、ありがとうございます〜……///」

シア「……」ギュ…

シア「このドレス、大切に大切にしますからね〜?」

アベル「それはありがたいが、折角買ったんだ。着てくれた方が嬉しいな」

シア「も、勿論着ますよ〜!?」アセアセ

シア「でも、普段着とかではなくて……大事な日に着たいと思います〜」

シア「その方が、長持ちもしそうですしね〜」

アベル「ロウルに頼めば、綺麗に修復してくれると思うぞ?」

シア「そ、それでもですよ〜」

シア(……さっきのアベルさんの囁き、本当に頭がくらくらしました〜……)

シア(多分、もうこの服を見るだけで思い出しちゃいますよ〜?)

シア(そしてそこからアベルさんの……っ///!?)

シア「と、とにかく大切で特別だから、大事に着るんです〜!///」ワタワタ

アベル「そ、そうか」

アベル「まぁ確かに、シアがずっとその格好では良からぬ虫も吸い寄せられるか……」ボソ…

シア「〜〜〜っ!?///」ボッ!

シア「さ、さあそろそろ帰りましょうアベルさん〜!」アセアセ

アベル「ん、もう少し大丈夫だがいいのか?」

シア「もう十分に満足ですよ〜!」

シア「……だから、最後は」


ギュ…


シア「……前みたいに、こうして手を繋いでゆっくりと帰りたいな〜///」

アベル「ふふ、それならお安い御用だ」ギュ!

シア「……///」


シア(アベルさんの声も、手も……みんな、大好きですよ〜……///)



……


――
618 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:20:59.31 ID:3DovDEa30
――

……


【帝国・アベルの城塞】


シア「遅くなっちゃいましたね〜」

アベル「ああ。だがこのくらいは大丈夫だろう?」

シア(本当は、王国の甘味を一杯食べて覚えて……)

シア(アベルさんに作ったりとかしたかったんですけどね〜)

シア(でも今度からお茶会が開かれるわけですから、その時でもいいかな〜?)



ロウル「あ、アベルさんにシアさん。お帰りなさい!」パタパタ!



アベル「ああ、ただいまロウル」

ロウル「お、シアさんも新しい服を? 優しい色合いでとってもお似合いですよ!」

シア「ありがとうございます〜///」

ロウル「ん……?」クンクン

ロウル「面白い、王国のドレスは甘くていい香りがするんですねぇ」

シア「あ、それはドレスじゃなくてですね〜?」ゴソゴソ


焼き菓子袋「……」トン


シア「こっちの匂いだと思いますよ〜?」ニコニコ

ロウル「ふおぉ……!? な、なんですかこのいい匂い!?」ゴクリ…

ロウル「この匂いは間違いなく王国の最高級素材使ってますよね!?」ブンブンパタパタ!

アベル「ははは、落ち着けロウル」

ロウル「いやいや、まさかこんな高級なお土産……」チラ…

シア「?」

ロウル「……わ、私が食べてもいいんですよね?」チラチラ!

シア「勿論ですよ〜! 他にもありますからね〜」ジャーン!

シア「城塞のみんなに配れる量はありますよ〜」

ロウル「っ!? こ、これは凄い……」

ロウル「でもシアさん? この量だと相当なお金が吹っ飛んでいますよね……?」オソルオソル…

シア「なんと無料です〜♪」

ロウル「な、なんですってえええぇぇぇぇぇぇ!?」

ロウル「ちょ、ちょっと私も今から王国に飛んできます!?」ダッ!

アベル「待て待てロウル。実はだな……」


……


――
619 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:24:16.66 ID:3DovDEa30
――


【城塞・食堂】



アベル隊一同「「シアさんが大食い大会で優勝したぁっ!?」」ガターン!



アベル(当然、驚くよなぁ……)

アーシャ「シアさんがお洒落なドレスを着ていることが霞んでしまう衝撃的な話ですね……」

一同「「うんうん……」」

アーシャ「あ、明日からの食費大丈夫かしら……!?」ドキドキ

ロウル「わ、私はまたその辺のカラスを適当に捕まえて食べるようにしますっ!」グッ!

エリス「私はその辺の草や木の根っこを!」グッ!

シア「ま、待ってください〜!///」アセアセ

シア「大食い大会じゃなくて、甘味大食い大会ですからね〜!?///」アセアセ

ロウル「いや、同じですって!」

アーシャ「むしろ甘味の方が、お腹には来るんじゃないかしら……?」

ティア「わ、私には真似できません。そんな恐ろしいこと……」ブルブル

ティア(シアさんはスタイルがいいけど、私がやったらお腹までだらしなくなっちゃう……///)

エリス「お腹一杯になるまで無料でご飯を食べられる……な、なんて素晴らしいのでしょう!」

パトラ「その分を、恵まれていない民に回せと言いたくもあるのですが……」

パトラ「王国経済のことも考えると、これはこれで成功しているのでしょうか?」

アベル「一応参加は誰でも出来て、参加賞は全員配布だったな」

アベル「俺もシア程では無いが、こうして貰えている」ドサ

パトラ「そうでしたか。しかし昨日段階で王国甘味に興味津々だったシアさんはともかく……」

ロウル「まさか、アベルさんまで参加するとは驚きですよ」ニヤニヤ

アベル「お、王国の文化を知るためだ。他意は無いぞ?」アセアセ

アーシャ(ふふ、シアさんと同じ甘いものを食べたかったのでしょうアベル?)クスクス

エリス「見たことも無いお菓子が沢山……」キラキラ

エリス「これは是非、今後の参考にしたいですね!」

ティア「わ、私も、少しだけ食べてみたいかも……///」

アーシャ「そうね。これだけあるし、シアさんとアベルの厚意に甘えて後でみんなで食べましょうか?」

シア「ちょっと遅いけど、お茶会の時間ですよ〜!」ワーイ!


……


――
620 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:25:38.94 ID:3DovDEa30
――

……


紅茶「……」トポトポ…


エリス「アベル様、紅茶のおかわりをどうぞ」

アベル「ああ、ありがとうエリス」

ロウル「いやぁ、王国のお菓子って本当に面白いです……」サクサク

アーシャ「見た目も味も、全然違うんですね」モグモグ

パトラ「良くも悪くも、王国の文化なのです。王国ほど食に対して貪欲な国はないと思いますよ?」

パトラ「しかし、まさかバナナをそれだけ無料で食べれるとは……!」

パトラ「少しだけ、私も参加したかったかなという思いがありますよ」ウズウズ…

ティア「バナナ……」ゴクリ…

アベル「まあ、あの試合はまだ常識内だったとは思うが……」

シア「確かに、次のプリンに各地のお菓子連続責めとかは大変でしたね〜」

シア「――でもやっぱり、一番大変だったのは最後の試合ですね〜」

シア「まさかウエディングドレスを着てウエディングケーキを食べるなんて、夢にも思いませんでしたよ〜」

シア「あ、合わせて着替えたアベルさんも格好良かったですね〜///」




一同「「!!??」」ガタ!



シア「お菓子もですけど、今日は本当に貴重な経験ばかりできて満足――」


シアサン! ソノハナシモットクワシク!

キャー!?

ワーワー!



エリス「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 23:27:48.80 ID:j6mwm9+M0
622 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:42:26.69 ID:3DovDEa30
まさかの花婿アベル先取りシア、エリスの忍耐力は?


80(シアさん、本当にいい体験ができましたね!)>25

※基準値を超えたため、嫉妬せず

※非常に高い値、全く気にしていないようです

――


エリス「シアさんシアさん、花婿のアベル様と一緒に歩かれたのですか?」

シア「!!」ピク!

シア「は、はい〜。階段を降りて、ちょっとの距離でしたけれど〜……」ビクビク…

エリス「いいなぁ……」

エリス「きっとアベル様もシアさんも綺麗で……///」

シア「……エリスさん〜?」

エリス「はい?」

シア「その、私も驚きましたけど、怒ったりとかは〜……」

エリス「え、どうしてです?」キョトン

シア「……」

シア(お、怒られなくて助かった反面、いいんですかエリスさん〜!?)

シア(それに私、あなたを差し置いてこんないいドレスまで〜!?)

エリス「シアさんがアベル様と素晴らしい一日を過ごせたなら、私も嬉しいです!」キラキラ!

シア「ふぐぅ! 謎の痛みが〜!?」

エリス「シアさん!?」ビク!

ティア「食べ過ぎでお腹痛めたんですかシアさん!?」

シア「へ、平気ですよ〜?」アセアセ

アーシャ「それならいいんですけど……あ、花婿ということはアベルは白い服だったのかしら?」

ロウル「あ、貴重な光景を見損ねました!?」ガーン!

パトラ「アベルさんの白い正装……確かに気になりますね」


モットキカセテー!

キャー!?


エリス「アベル様の正装は、ご立派だったろうなぁ……///」

エリス「私もアベル様に相応しくなれるよう、もっと頑張らないと……!」グッ!


……

――
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 23:44:04.99 ID:IQxixlyBO
一緒に婚約指輪買ってもらった仲やんなこの二人は
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 23:46:29.05 ID:hx2GDuWbO
エリスの懐の広さよ
もしエリスが嫉妬深かったら今頃アベルどうなってたんかな
625 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:52:33.17 ID:3DovDEa30
――

……



シア「ふぅ」

シア「皆さんにあんな質問責めされるなんて〜……」

シア「エリスさんが気にした様子でなかったのはよかったですけど〜……」



ムニ!



シア「ま、まさか私のお腹まで触られるとは思いませんでしたよ〜///」

シア「ほとんどロウルさんとティアさんだった気がします……」

シア「た、確かに沢山食べれたな〜て思いますけど……!」

シア「あ、あんなに美味しかったんだもん……!」

シア「皆さんだって、きっとあの場にいけば私を同じくらいは食べていた筈です〜!」

シア「決して私が突きぬけているとか……」

シア「この城塞の家計に大打撃を与えるとか……」

シア「そ、そんなことはないですよね〜……?」

シア「……」

シア「…………」ダラダラ

シア「だ、大丈夫、大丈夫……」

シア「なんだか嫌な汗が流れている気がしますけど……」

シア「ちょっとゆっくりお風呂に入って落ち着いたほうがいいですね〜」トテトテ


……

――
626 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:53:04.81 ID:3DovDEa30
――

特殊判定結果(>>590

生きとし生ける者の悩み、美味しい食事の後の絶望

コンマ二桁目:避けられない増量

偶数:お腹と二の腕の弛みがぁ!?
奇数:養分は頭では無く胸が吸う

コンマ3

奇数:養分は頭では無く胸が吸う

コンマ一桁目:どれだけ増えた?(コンマ1/2Kg増量)
被害小←1〜0→被害大

コンマ0(最大値)

コンマ30

※シアの『胸』のポイントが『5』上がった!(80→85)

※激太り回避!



――


【城塞・浴場】


シア「ふぅ〜……」ユッタリ…

シア「お風呂は落ち着きます〜……」

シア「でも、今日は本当に楽しかったなぁ……」

シア「甘いものを沢山食べて、アベルさんと一緒に王国をまわって、素敵なドレスまで……///」

シア「……」チラ…


シア腹「……」スベスベ


シア「ふ、太ってないですよね〜……?///」

シア「昔から神様のおかげか一杯食べても太るということはなかったですけど〜」

シア「流石に今日は人生で一番食べたと思いますし、やっぱりちょっと怖いかも……」



シア胸「……」プカァ…


シア「……」

シア「…………」

シア「……こ、心なしか大きくなっているような……?」ドキドキ…

シア「なんだかウエディングドレスも下着もきつかった気がしますし、まさか〜……」

シア「……///」ザプン!



……

――
627 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:55:56.86 ID:3DovDEa30
――


ロウル「うーん、シアさんにはお風呂に逃げられましたか……」

ロウル「まあシアさんも楽しんだ分お疲れでしょうし、これ以上の追及はやめておきましょうか」

アーシャ「そうですね。ちょっと、王国の行事に色々と期待が膨らんでしまうけれど」ワクワク

パトラ「いいものばかりでもありませんよ? 陛下ならば、悪しき文化はどんどん消していくとは思いますけどね」

パトラ「どうあれシアさんが王国での一日を楽しんでくれたのならば何よりです」

アーシャ「優勝の件が衝撃過ぎましたけど、あのドレスもいいものでしたね」

ロウル「アベルさん、これまで興味を持っていなかっただけで意外と服を選ぶ才能があるんですかねぇ?」

エリス「……///」

アーシャ「ふふ、私も今度アベルに選んで貰おうかしら?」

アーシャ「でも今はその時ではない。いよいよ、残るは二人ですよ?」

ティア「シ、シアさんがいないので今日は私がご用意いたしました……!」

ティア「二本だけですけど、どうぞ!」サッ!



パトラ「く……」ゴクリ…

エリス「っ……」ゴクリ…




二人「「せーの……っ!」」シュッ!




パトラ「うっ!?」アタリ!

エリス「パトラさんがあたり……私は最後ということですね」ハズレ


628 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/26(火) 23:59:49.63 ID:3DovDEa30
パトラ「くぅ、覚悟はしていましたがとうとう私の番がやってきましたか……」

エリス「……パトラさん、アベル様とのおでかけはお嫌いですか?」ショボン…

パトラ「いえ、そんなことは! ……ただ、不安は拭えないのです」

パトラ「私は誇りある貴族として、そして王国の騎士として……」

パトラ「恥じぬ生き方を、心がけてきたつもりです」

パトラ「ですが、世の中は広いものです」

パトラ「このアベルさんの隊だけでも、皆さんは私にはないものを沢山持っています」

パトラ「……ひたすらに貴族であり騎士であり、そればかりを優先してきた私は面白みのない女でしょう」

アーシャ「パトラさん、そんなことはありませんよ?」

パトラ「……った」ボソリ…

アーシャ「え?」




パトラ「――私が明確に皆さんより勝っているのは、年齢です!」

パトラ(23)「アベルさん(22)よりも、お姉さんなんですっ!!!」

パトラ(23)「だから、その貴重な勝ちを有意義に使おうと……!」

パトラ(23)「お、大人のお姉さんとしてアベルさん(22)をデートでも余裕を持って引っ張って行きたかったんですよっ!」

パトラ(23)「……でも結局、今になるまで何も思い浮かばなかったんですよ〜!」ウワアァァン!


ロウル(18)「……パトラさんも大概負けず嫌いですよねぇ」

アーシャ(22)「大人のお姉さん……ではありますけど、アベルとそこまで離れてもいないですよ?」

ティア(16)「わ、私にはパトラさんはまさに憧れのお姉さんですよ……!」

エリス(16)「私もです! 騎士として貴族として、人として。見習いたいところが沢山あります!」

パトラ(23)「ありがとうございます……」ゴシゴシ…

パトラ(23)「ああ、でも本当にどうしようかしら……?」


……


――
629 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/27(水) 00:06:23.46 ID:qVazBZHQ0
パトラ導入まで進んだ辺りで今日はここまで
シアは絶望することなく、エリスも嫉妬することなく……平和だ
パトラも慌てこそすれ平和なデートができるでしょう
ということで↓1からパトラのデート内容などを募集します

本日もありがとうございました!
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 00:22:42.87 ID:XyeMXn+WO
お姉さんぶろうとして空回りするのが何となくアベルに対してはそれっぽいかも
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 00:26:08.16 ID:MR07Rl7E0
胸が五cm大きくなったのはかなりすごいことなのでは?
今後も胸に行くとしたらいつか超巨乳タイプになりそうだぞ…シア
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 00:32:26.33 ID:K1VzcUHx0
乙です!
なんか普通に歩くだけでも良さそう
あとは流れに乗って服買うとか?
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 05:09:00.82 ID:OgOteTrq0
おつです
まあ要所要所でゾロ目やらスナイパーコンマやらが出てるとはいえ確かに平和ですね
デート内容は…一緒に馬で早駆けとかどうでしょう
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 09:58:24.52 ID:aS7tobst0
パトラさん真面目だし本人がデートのつもりでもいつの間にかいつもの仕事になってたり、途中子供に出会ったらついそっちのお世話に回ったりしてそうなイメージ
お姉さんぶろうとして空回り、今日は私がアベルさんに愛情料理を作りますとかもいいかも
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 10:10:44.90 ID:jj9pdhV+O
こうして改めて年齢見ると最年少組は揃って恐ろしいスキル持ちなんだな……
エリス:ヒロイン最強(戦闘力的な意味で)
ティア:ヒロイン最強(夜的な意味で)かつ最胸
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 20:45:48.27 ID:uso9iLkh0
大人デートの鉄板なら、街を一望できるレストランで優雅なディナーとかかな
パトラならお酒飲んでも大丈夫だし
637 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/27(水) 23:17:06.55 ID:qVazBZHQ0
こんばんはー
見たところパトラデートは内容が混ぜ込みにくい(歩くor馬、料理orディナー)のため、
途中途中でコンマ判定を行いルートを決めて行きたいと思います
それではほんの少しだけ再開です

>>831
すみません、5cmも大きくなってないです。80→85は大体の目安表現です(キアラが87なので、ちょっと下回る程度です)
偶数で体重増加だったらそのまま5kg増加してましたけど
638 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/27(水) 23:18:38.96 ID:qVazBZHQ0
――




……翌日




ロウル「……結局パトラさん、悩み続けてましたねぇ」

ティア「それもかなり夜遅くまで、大丈夫でしょうか……?」

シア「私がお風呂に行っている間に大変だったんですね〜」ポヤポヤ

アーシャ「パトラさんなら、悩みつつもそつなくこなしてくれそうですけどね」

エリス「アベル様もきっとパトラさんの想いを察してくれますから大丈夫です!」


マックス「あ、皆さんおはようございます!」

キアラ「おはようございます」


ロウル「おや、お二人とも。おはようございます」

マックス「えーっと、この感じだと……今日はアベル皇子とパトラ将軍がおでかけですかね?」

ティア「はい。……マックスさんは、キアラ様と?」

キアラ「ちょっと、足りないものを補充するために帝都まで」

マックス「俺は護衛です!」

ロウル「いやぁ、マックスさんも成長したもんですねぇ……」

エリス「はい。初めてお会いした時よりも、ずっと強くなられたと思います!」

マックス「そりゃこの城塞の異様な鍛錬に、あの怒涛の戦いがあればねぇ……」トオイメ

マックス「でもやっぱり、パトラ将軍も一緒にいたってのは大きいと思いますよ」

マックス「あの人は本当に真面目で真っ直ぐで、俺の憧れの騎士ですからね」

マックス「将軍が毎日頑張っているのに、部下の俺が怠けるわけにもいかないでしょう?」

ティア「わ、私ももっと鍛錬を……」プルプル…

シア「ティ、ティアさんはゆっくりでいいと思いますよ〜?」アセアセ

シア(私もいつの間にか慣れていましたけど、ティアさんの体力だと鍛錬中神様に導かれかねませんしね〜……)

マックス「ま、俺も強くなれたんだし、ティアちゃんもいつかは強くなれると思うよ」

マックス「……エリスちゃんとパトラ将軍を鍛錬相手にするのは止めた方がいいけど」

エリス「ひどいですっ!?」ガーン!

アーシャ「……残念だけど、同意しかありませんね」ポン

639 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/27(水) 23:19:54.98 ID:qVazBZHQ0
ロウル「エリスさんもパトラさんも、鍛錬が全力ですからね」

シア「鍛錬用の人形があっという間に砕け散っちゃいますもんね〜……」

ティア「……」ブルブル…

マックス「あ、でも本気を出したキアラちゃんよりは大丈夫なのかな?」

マックス「ほら、今回ってうっかりキアラちゃんとフィーアちゃんが加減を間違えて鍛錬場壊しちゃったわけだし」

キアラ「マ、マックスさん……!///」アセアセ

アーシャ「ローズさんが魔道具を作った理由が、よくわかりますね」ウンウン

シア「あんな危ないものを投げて大丈夫なのは、聖王様とギルバートさんくらいですからね〜……」

マックス「スカーレット将軍も火がついたらしくてさ、また一から鍛え直しているって話ですよ?」

ロウル「王国の人の気質なんですかね? 周りに触発されて鍛錬を頑張るというのは」

エリス「確かにマックスさんもパトラさんも、それにクラウス様も当てはまりますね」

アーシャ「ふふ、お互いを意識しあって高める……素晴らしいものだと思いますよ?」

マックス「ですよね。やっぱり目標があると人って頑張れるんだなぁって常々思いますよ」

マックス「俺ももっともっと、色々なことを頑張って……胸を張れる男になりたいですね!」グッ!

キアラ「ふふふ……!」

マックス「王国騎士の誓いに恥じないよう、日々精進あるのみ!」

ロウル「お、パトラさんっぽいですね!」

マックス「へへ、この心構えを叩きこんでくれたのもパトラ将軍…………ん?」

一同「「?」」

マックス「……ついうっかり話し込んじゃったけどさ」





マックス「――パトラ将軍ってもう出発したのかな?」





一同「「え?」」




……

――
640 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/27(水) 23:20:45.33 ID:qVazBZHQ0
――


……



アベル「い、いやまだ出てはいないぞ?」

アベル「というか今日はパトラなのか。彼女なら安心はできるな」

シア「アベルさ〜ん! それはどういう意味ですか〜!?」

アーシャ「まあまあ、アベルの言いたいこともわかります」

ロウル「実際、私達の中ではパトラさんが一番大人で常識がありそうですからねぇ」

エリス「そうですね。でも、まだアベル様が城塞に残られているということは?」

ティア「パトラさんも、まだ城塞なのでしょうか……?」

アーシャ「昨日、あれだけ悩んでいたのに……」

アベル「……俺も今の内に、改めて考えておくか」




ドタンガタン!




一同「「!?」」



ドタドタ!



シア「ん〜……これは、多分あれですね〜」

シア「――考え過ぎて夜更かししてからの朝寝坊ですよ〜」



アーシャ(パトラさん……)

ティア(大人のデート、ちょっと参考にしたいです……)ドキドキ



ガターン!


パトラ「はぁっ、はぁっ……!」

パトラ「すみませんアベルさん! お待たせしましたっ!」

アベル「お、おぉおはようパトラ……」

パトラ「今日は一日、よろしくお願いします!」

パトラ「それでは早速……」




特殊判定
↓1コンマ二桁

641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/27(水) 23:22:04.58 ID:/BQ9isn00
642 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/27(水) 23:41:18.59 ID:qVazBZHQ0
パトラ将軍、いざ出発! ……何で?

01〜50:ファフニールで早駆けしましょう!
51〜00:徒歩で帝国の巡回に行きましょう!


コンマ58

51〜00:徒歩で帝国の巡回に行きましょう!

――



パトラ「――きょ、今日も帝国の巡回に向かいましょう!」




エリス「」

アーシャ「」

ロウル「」

シア「」

ティア「」



アベル「……ん?」



パトラ「少々寝不足ですが、この程度で王国騎士は怯みません!」

パトラ「準備も整っています!」カンゼンブソウ!


ロウル「」

ロウル「あ、あぁ……」ポン

ロウル(パトラさんも、結局私と同じようにアベルさんとお散歩したいってことに落ち着いたんですかね?)チラ

アーシャ(でもロウルちゃんと同じだとお姉さんらしくないから……或いは、お散歩という軽い言葉を言えなかったのか……)チラ

ロウル(どちらにせよパトラさん……不器用すぎます!?)


アベル「わ、わかった。俺もすぐに準備をしよう」スッ…

ロウル「あ、あーお二人とも?」

ロウル「一応ある程度は平和になってきていますから、そんな鎧着込んで槍をかざしていたら国民もまた戦争かと焦るんじゃないかなーって……」アセアセ

エリス「そ、そうですよ! 妙な敵が現れても、アベル様達の実力ならば短剣だけでも十分です!」アセアセ

パトラ「そ、そうでしょうか?」

ティア「それに鎧はやっぱり重いですし、一日しっかり歩くとなると体力が……」アセアセ

シア「もう少し、涼しい格好の方がいいんじゃないかな〜って……」アセアセ

アーシャ「ええ、そうです。軽装の警邏でも問題ないと思いますよ?」アセアセ

パトラ「ふむ……それもそうですね。すみません、すぐに脱いできますので」ガチャガチャ


一同「「……」」フゥー…


アベル「……パトラは真面目だな」


一同「「ですね……」」



……

――
643 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/27(水) 23:55:22.78 ID:qVazBZHQ0
パトラ(ああああぁぁぁぁぁぁぁ!/// どうして大人らしいデートの一つも思いつかなかったのパトラアアァァァァ!///)ゴロゴロ!

パトラ(一緒に横に並んで歩くだけでもと思ったけど、それだけのことで浮かれていると思われるのも不味いかと思って鎧まで持ち出して……///)

パトラ(みんなの援護が無ければ、本当に危ないところだったわ……)

パトラ(ここからなんとか、挽回しないと……!)



パトラ「……」スー…ハー…


カチャカチャ


パトラ「ふぅ……」

パトラ「騎士として、鎧は馴染んだ装備だったけれど……」

パトラ「確かに今は、無い方が楽ですね」ミガルー

パトラ「……」

パトラ「アベルさんと、二人きりのデートか……」

パトラ「少し前の私に聞かせたら、どんな顔をするのかしら?」クスリ

パトラ「……きっと騎士として弛んでいるとか、叱責したのでしょうね」

パトラ「……」

パトラ「清廉な貴族の騎士が、たった一人の男性とのお付き合いで浮かれるなんて……」

パトラ「でも、それでも……」

パトラ「……私も、騎士である前に女でしかなかったということなのかしら?」

パトラ「……」フルフル…

パトラ「いいえ、どちらも私」

パトラ「だからこそ、あの人の前では正しい姿で振舞っていたい……!」



パトラ「け、軽装って言ってもこのくらいの服でいいのかしら……?///」

パトラ「あまり肌を晒すのは……」ウーン…

パトラ「でも、大人らしさを感じさせるにはこっち……?」スッ…

パトラ「それに護身用の武器も、こっちがいいかそれともこっちがいいか」スチャ

パトラ「小回りがきくのはこっちだけど、賊を一撃で仕留めるならこっち……」

パトラ「――って、なんで私はこんなことでも悩んじゃうの!?」ガーン!

パトラ「これじゃあ今日使う武器が決まらないとか言ってた裕福貴族騎士と同じじゃないっ!」

パトラ「あああぁぁぁぁ、はやく決めないと……!」オロオロ



――


アベル「……パトラ、大丈夫かな?」

アーシャ「じょ、女性の支度は時間がかかるものですから」アセアセ

ロウル(わかりますよパトラさん……! 私もお散歩だけなのに、服とかもの凄い悩みましたからね……!)


……

――
644 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/28(木) 00:06:59.57 ID:5Iu1a5KK0
途中ですが、今日はここまで
あれこれ考えつつも、パトラなら酷い暴走はないでしょう

さて、イベント途中なのですが少々確認したいことがございます
前スレ>>1000のマックスとキアラの話なのですが、
このスレの残量を考えると、パトラとエリス+αで行えない可能性が高いです
スレを跨いでしまう申し訳なさもありますが、現在その内容でも悩んでおります
現在構想中の案としては

・『現代の現実において』マックスとキアラが一夜の一線を越える
・キアラの色事に関する防御力は全キャラ中ぶっちぎりの最強(知識だけはシアよりある)
・なので『マックスの為に自分の中の結婚後という常識をキアラが先に捨てる』という形式
・上記の為に、そこに到るまでの経緯を書く
・多分その経緯が(いつもかもしれませんが)長い。各デート終了後から投下→本番までに時間がかかる見込み

以上でも問題ないよ、あるいは形式を変えた方がいい、ゾロ目チケットに変えるべき等
少々ご意見を伺いたいと思います……

本日もありがとうございました!
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 00:35:49.32 ID:C4aSA6gj0
乙です!
キアラとマックスに関しては作者さんの構想が俺のどストライクなのでできればそのままでお願いします!
しかしパトラデートはどうなるんでしょうねww
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 01:24:52.36 ID:ttt3Icmj0
乙!
丁寧に描写していただけるのはむしろ大歓迎、そのままを希望します!
パトラさん頑張れ...
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 05:40:29.77 ID:RkoVMc9L0
おつです
キアラとマックスに関してはそのままで
パトラさんガンバレー(波乱を期待しながら)
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 08:18:45.37 ID:4nG8zRp7O
乙です
キアラとマックスは構想通りで見たいです
しかしパトラさんも本編では本当波乱万丈だったからねえ
最初の説得に応じる場面や単身壊滅状態の王国に戻ったり
天使に天使と一緒に死にかけたり隙あらば槍投げたり…
最初に出会った地で決闘始めたりするのもパトラさんらしくて面白そう
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 08:29:28.26 ID:0Xes6CNDO
乙です
むしろじっくり見たいので問題ありません
650 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/28(木) 23:51:11.59 ID:5Iu1a5KK0
こんばんはー
ではキアラとマックスは、この流れでゆったり考えていこうと思います
元々亀更新なんで、そこは改めてご了承ください

だいぶ遅くなってしまったので、とりあえず次の判定まで投下します
651 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/28(木) 23:52:02.13 ID:5Iu1a5KK0
――


……




【帝国・貧民街】



パトラ(結局、いつもの私と変わらない白と緑の服装に……)ガクーン…

パトラ(普段あまり着ないスカートに手を出しただけでも、誰か褒めて……)

パトラ「……」チラ

アベル「ん、どうしたパトラ?」

パトラ「あ、いえ……!?」アセアセ

パトラ「……アベルさんは、軽装でも風格があるなぁ、と……///」

アベル「そ、そうか? 相も変わらず黒く染まっているだけな気もするが……」

パトラ「そんなことはありませんよ?」

パトラ(そう、アベルさんはお洒落には興味が無いと言う風を装っていますが……)

パトラ(――大人な雰囲気がするんですよっ!)

パトラ(アベルさんの身体がしっかりしているからなの?)

パトラ(貴族のように沢山の装飾品をつけていないけど、だからこそアベルさんの線がはっきりわかる……)ゴクリ…

パトラ(それに、少しだけ見える白いシャツがどうしても目を惹きつけて……)

パトラ(その下にある逞しい胸板まで思い出してしまうというか、あのシャツはもしかして以前私が買ったものなの……!?)

パトラ(ふぐぅ! 嬉しいけど、大人っぽい雰囲気を出さないでアベルさん……!)

パトラ(私、お姉さんになれない……!)

アベル「俺はパトラの格好の方が、風格あると思うがなぁ」

パトラ「えっ!?///」

アベル「軽やかな装いだが、華やかさと品を損ねていない」

アベル「休暇だからと気を抜き過ぎず、それでいて重くも無い。流石はパトラとしか言えないな」

パトラ「そ、それほどでも///」テレテレ

パトラ「……」



652 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/28(木) 23:52:35.68 ID:5Iu1a5KK0
パトラ「その……日々の日課を蔑ろにするのもいけませんけど、でも休暇でもあって……」

パトラ「ちょ、ちょっとだけ普段と気分を変えて、スカートにしてみたんですけど……大丈夫でした?///」

アベル「ああ、よく似合っているよ。大人びているというか、落ち着いているというか……パトラのイメージにあっている」

パトラ「……お、大人びていますか///」



パトラ(よしっ……!)グッ!




パトラ(あまり自信は無かったけど、黒く決まっているアベルさんからの評価! これは嬉しいです……!)

パトラ(正直、上はいつもの白鎧の代わりにって白い服着ただけで深く考えていなかったのだけど……)ドキドキ

アベル「しかしパトラは本当に凄いな」

パトラ「何がでしょう?」

アベル「さっきも言ったが……休暇だからと気を抜き過ぎず、日々の職務も怠らない」

アベル「清廉で、実直で……まさに、誇るべき騎士だ」

アベル「俺も少々浮かれていたかもしれんからな。今日はきっちりと、この格好で巡回を行おう」

パトラ「……」

パトラ「……」スル…

アベル「パ、パトラ?」

パトラ「私は、貴族として。そして王国の騎士として、正しくあろうと常に思っています」

パトラ「でも……これでも、私としてはかなり気を抜いているつもりなんですよ……?///」

パトラ「ア、アベルさんと二人きりでおでかけって……もう、それだけで私、色々考えちゃって……///」

パトラ「アベルさんからすれば、物足りないかもしれませんけど……」



パトラ「――私には、こうして騎士の鎧を脱いで……ただあなたと二人で歩くだけでも嬉しいことなんです///」



アベル「っ……///」

パトラ「……面白みはないかもしれません。でも、私の在り方はそう簡単には変えられません」

パトラ「普段とあまり変わらない……だけど、少しだけ気を楽にして一日を過ごす。そんな日があってもいいと思いませんか?」クスリ

アベル「あ、あぁ」


653 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/28(木) 23:54:23.67 ID:5Iu1a5KK0
パトラ「……アベルさんは、真面目ですから」

アベル「え?」

パトラ「きっと、アーシャさんの時もティアさんの時も……」

パトラ「ロウルさんの時もシアさんの時も、そしてきっとこの後のエリスさんの時も……」

パトラ「どうすればみんなが楽しめるか。どこまでみんなの望みに応えるべきか。色々と悩み続けたんじゃありません?」

アベル「うっ……」メソラシ

パトラ「ふふ、アベルさんの方が私よりも立派だと思いますよ?」

アベル「……そんなことはない」

パトラ「だから、今日はアベルさんはあまり深く考えなくてもいいんです」

パトラ「私は日常と非日常を切り離しきれませんし、こうして並んで手を繋ぐだけでも十分だから……///」

パトラ「アベルさんも、楽にしていいんです。普段よりも、気を緩めて……」






パトラ「――お姉さんに、甘えてくれてもいいんですよ……?///」






アベル「パトラ……」ゴクリ…






パトラ(――言えた!? 私、今言えましたよね!?)ニマニマ…

パトラ(よし、これで――)






少女「あっ、パトラお姉ちゃんとアベル様だ!」パタパタ!





パトラ「んぅぅぅ!?///」ンバッ!

アベル(凄まじい速度で俺から手を離した!?)ブオン!



654 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/28(木) 23:56:01.78 ID:5Iu1a5KK0
パトラ「あ、あらお久しぶりですね。元気にしていましたか?」ドキドキドキドキ

パトラ(み、見られてませんよね!? というより、今の私の顔大丈夫……!?)ドキドキ

少女「うん! お姉ちゃんとアベル様は今日も見回りしてくれているの?」

アベル「……ああ、そうだ」

パトラ(す、すごいアベルさん。もう普段の様子になってる……)ドキドキ

パトラ(私はこんなにドキドキしているのに……)ムゥ…

少女「今日も鎧を着ていないってことは、ロウルお姉ちゃんと同じ作戦なの?」

少女「あれ、でもパトラお姉ちゃんの格好……ロウルお姉ちゃんみたいにものすごい格好じゃないね?」

アベル「……」

アベル「作戦というものは、継続も大事だがその途中で少しづつ変えていくこともあるんだ」

アベル「今日は、軽装でも敵に高貴な騎士がいるぞと悟らせられるかを試しているところだ」

少女「そうなんだ! うんうん、お姉ちゃん鎧着てなくてもすっごくお洒落で高貴な感じする!」

パトラ「そ、そうですか?///」テレテレ

少女「……あの子はロウルお姉ちゃんの格好を気に入ってたけど、私はパトラお姉ちゃんの格好がいいなぁ」

少女「そして私も、パトラお姉ちゃんみたいな騎士になって、この街を守るんだ!」エヘン!

パトラ「ふふ、ありがとう///」ナデナデ

パトラ「私もあなたの目標であり続けるために、一層の努力を続けることを誓うわ」

少女「えへへ……」

アベル「負けていられない、か?」

パトラ「ええ!」

少女「あ、そう言えばパトラお姉ちゃん……ちょっといいかな?」




特殊判定
↓1コンマ二桁





655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 23:57:01.71 ID:QbiTw+nZO
へい
656 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/29(金) 00:04:09.51 ID:PuXasWY10
デート中?の子供との遭遇。パトラ、優先順位は?

01〜33:何が起きても日々の職務を遂行します!
34〜66:今はアベルさんとの時間が大切です!
67〜99:子供の面倒を見てあげるのもお姉さんの仕事です!


コンマ71

67〜99:子供の面倒を見てあげるのもお姉さんの仕事です!


※パトラ、子供にはやはり弱い……!

※予定外の時間消費により、パトラの内心焦り値が蓄積されます

――

判定を取ったあたりで、今日はここまで
真面目な性格なので暴走はありませんが、真面目故に焦りが蓄積されます
うまく最後のディナー(or奇跡の料理成功)に行けることを祈りましょう

本日もありがとうございました!
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 00:13:35.08 ID:rq9YLwjT0
乙です!
パトラさん大丈夫なんですかね…?
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 00:46:55.46 ID:9BwqE99jO
おつおつ
なんでだろう?パトラさんって本編でも色々活躍したし間違いなくいい人なのにどこかポンコツなのが凄く似合う気がする
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 19:17:56.67 ID:Kj8jwD9P0
パトラさんって仮に料理作るにしても何作れるんだろ?
王国出身だからアベルが知らないようなもんを知ってるかもってアドバンテージはあるけど
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 19:21:03.26 ID:CjXbhD9s0
どんな飯になるか予想できない
661 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/30(土) 23:31:28.78 ID:IRPGP69T0
こんばんはー
遅くなりましたが、ゆるゆる再開です

パトラが料理を作るかどうかも最終的にはコンマですが、もし作ることになった場合は
いくつかの選択肢+自由安価になるかと思います
662 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/30(土) 23:32:27.07 ID:IRPGP69T0
コンマ71

67〜99:子供の面倒を見てあげるのもお姉さんの仕事です!


※パトラ、子供にはやはり弱い……!

※予定外の時間消費により、パトラの内心焦り値が蓄積されます

――



パトラ(うぅ、どうしましょう……)

パトラ(この子のお願いを無碍にするわけにはいきません)

パトラ(でも、今は形式上職務の途中……)

パトラ(そ、それに……)

パトラ(それに、アベルさんとの……)

パトラ(……)チラ…

パトラ(……っ、ごめんなさい!)グッ!




パトラ「何かしら? 私にできることなら、なんでも言って?」シャガミ

少女「あのね、実は……」





……





少女「お姉ちゃん、本当にありがとう!」ニコニコ

パトラ「お役に立てたならよかったわ。それじゃあ、またね?」フリフリ

パトラ(よかった、簡単なお願いごとで。これなら……)



少年1「あ、パトラ姉ちゃんだ!」タタタ!

少年2「わーい!」タタタ!

パトラ「!?」



アソンデアソンデー!

チョ、チョットマッテネ!

ワーワー!



アベル「……」




……

663 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/30(土) 23:34:03.73 ID:IRPGP69T0
……



パトラ「そ、それじゃあそろそろ、私はお仕事に戻るわね?」

少年少女達「「ありがとうパトラお姉ちゃん! また来てね!」」





アベル「お疲れ、パトラ」

パトラ「あ、アベルさん……ごめんなさい!」バッ!

アベル「な、何を謝っているんだ?」

パトラ「今日はアベルさんとの時間だと言うのに、私はあの子のお願いを引き受けました」

パトラ「それが終わっても、その場の流れで他の子達とも遊んでしまい……」

パトラ「その……」オソルオソル…

アベル「なんだ、そんなことか」

アベル「むしろ、流石はパトラと感心したぞ?」

パトラ「え?」

アベル「しっかりと子供と向き合い、誰一人として差別することなく集まった子全員の面倒を見ていたじゃないか」

アベル「とても内心で時間が経つことに焦っている素振りも見せずに、だ」

アベル「まだここでの暮らしは大変なことが多いだろうに、あの子達はみんなが笑顔になっていた」

アベル「とても誰もが真似できることではないぞ?」

パトラ「そう、でしょうか……///」テレテレ

アベル「ああ」

パトラ「……しかしやはり、職務中に脇道にずれてしまうというのは」

アベル「あくまで今日はパトラの心構えによる巡回だろう?」

アベル「俺との時間と言うのは……」

アベル「……パトラさえ嫌でなければ、またいつでも機会はあるさ」

パトラ「そ、そんな嫌だなんてありえませんよ!?」ブンブン!



664 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/30(土) 23:37:14.45 ID:IRPGP69T0
アベル「そうか、ありがとう」

パトラ「……でも、よろしいのですか?」

アベル「ん?」

パトラ「私は……多分、この癖が染みついてしまっています」

パトラ「もしまたアベルさんとおでかけをすることになっても、同じことを繰り返してしまうかも……」

アベル「はは、パトラらしいじゃないか」

アベル「それに次の話をしているが、まだそこまで時間が経ったわけでもないからな」

アベル「まだこの後も……あ、流石にあれだけの数の子供を相手にするのは疲れたか?」

アベル「それならすぐに戻って休――」



パトラ「大丈夫ですっ!!! 行きましょうっ!!!」クワッ!



アベル「お、おぉ……」タジ…




パトラ(ああああぁぁぁぁぁ……!)ドキドキ

パトラ(どうしようどうしよう、アベルさんはこう言ってくれているけど……)

パトラ(どんな魔法を使っても、過ぎ去った時間は戻ってこない!)

パトラ(それに、あの子達と遊ぶのは嫌いじゃないけど……)

パトラ(子供に混じって遊ぶ、子供っぽいとか思われていないかしら……?)ドキドキ

パトラ(ほ、褒めてくれたのは嬉しかったけど……///)

パトラ(それはそれ、これはこれです……!)

パトラ(なんとか、なんとか次で挽回しないと……!)




パトラ(大人らしく――最後にアベルさんを驚かせて、そして喜んでもらうためにも……!)グッ!




……


――

665 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/30(土) 23:38:39.27 ID:IRPGP69T0
――


【帝国・帝都】


ガヤガヤ…



アベル「やはり、貧民街との差はまだまだあるな……」テクテク

パトラ「帝都も賑わっていますが、これは飽和状態でもあるんですね」テクテク

アベル「あぁ。帝国は山岳や森林など未開拓な場所も多々ある」

アベル「人が安定して住める場所が帝都だが、そこから溢れた者……弱者が犠牲になってきたわけだ」

パトラ「そして力有る人が、帝都内でも更に領地を力ずくで拡大、蹴落とされた人が貧民街へ……」

アベル「そいつがなまじ力があるから、貧民街で横暴を働き……元いた者がさらに下へと落とされてきた」

パトラ「……大丈夫です。アベルさん達は、そんな実力主義を断ち切ったんですから」

パトラ「それに、貧民街の子達だけではなく、ご高齢の方も活気に満ち溢れていましたからね」

パトラ「すぐには難しいかもしれませんけど、きっとみんなの暮らしもよくなっていく筈ですよ」

アベル「その為には俺達も、頑張らないとな」

パトラ「ええ。あの子達に恥じない……そういえばアベルさん?」

アベル「ん? なんだ?」

パトラ「さっき私が子供達の面倒を見ている時、アベルさんはずっと私の様子を見ていたんですか?」

アベル「う……」

パトラ「……」ジトー…

アベル「し、仕方がないだろう。あの状態で俺が割り込んでも、何にもならん」

アベル「パトラは自覚が無いのかもしれんが、そもそもあそこの子達があそこまで懐くのが驚きだ」

パトラ「みんなとてもいい子達ですよ?」

アベル「……単純な貧民街の警邏の時間は、パトラよりも長年城塞にいた俺達の方が遥かに上」

アベル「アーシャ達も懐かれてはいるが、あんな子供が次々に喜んで集まってくるほどではない」

アベル「パトラは遥かに短い時間で、子供達の心を掴んだんだよ。本当に凄いことだよ……」

パトラ「いやいや、そんなことは……///」テレテレ

アベル「俺では、子供達からあれだけの信頼を得ることは無理だ」

アベル「だからこそ、ついパトラと子供達の姿には目を惹かれてしまうんだよ」


666 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/30(土) 23:40:20.36 ID:IRPGP69T0
パトラ「ですけどアベルさんも、あの子達から慕われていましたよ?」

パトラ「大きくなったらアベル様のお嫁さんになるのって言う子もいたんですからね?」クスクス

アベル「そ、それはありがたいが……何と言えばいいのだろうな」

アベル「子供達が俺を慕ってくれていたとしても、それは黒騎士や皇子としての俺だ」

アベル「つまり親しみではなく畏怖の感情の方が強いだろう」

アベル「それに、だな……」

パトラ「?」

アベル「――こ、子供に遊んでくれとせがまれたとして、俺はパトラのように上手くできる自信が無い///」

パトラ「ふふ、大丈夫ですよ。私も難しいことはしていませんし、あの子達も純粋ですから」

アベル「一体、最近の子供達は何をすれば喜ぶんだ? 子供と触れ合ったことなど、思い返せばあまりないぞ?」

パトラ「あまり、ということは少なからず経験はおありなのでしょう? それを活かすだけで大丈夫ですよ」

アベル「……キアラとフィーアだぞ?」

アベル「大人しくて、いつも俺に本を読んでくれと控えめにやってきたキアラと、俺が抱き抱えるだけで笑っていたフィーアだぞ?」

アベル「とても貧民街の子達と同じではないだろう?」

パトラ「あ、あぁー……確かに、お二人ともアベルさんのことが最初から大好きといったご様子ですものね」

パトラ「ほ、他には?」

アベル「他に、か。……いることはいるが」

パトラ「ではその時のことを――」



アベル「あの子達よりもさらに幼かったエリスにはナイフの使い方、ロウルには獲物の心臓の位置を教えたりだったんだが?」ダラダラ



パトラ「……あ、あの子達もちゃんばらごっこは好きでしたし?」アセアセ

アベル「できれば、その風習も薄れて欲しいんだがな」

アベル「物心ついた時から戦いのことばかり考えなくてもいい、子供らしいことができる帝国を……」

アベル「……何が子供らしいかが、わからないんだがな」ハァ…

パトラ「……」

667 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/30(土) 23:41:57.36 ID:IRPGP69T0
パトラ「確かに、子供達もみんながみんな同じことを喜ぶわけではありません」

パトラ「でも、多くの子供達が喜ぶことはありますよ?」

アベル「そ、そうなのか?」

パトラ「ええ。そしてアベルさんも、もう何度もやっていることですよ」

アベル「俺が?」

パトラ「ふふ……ちょっと失礼?」

アベル「?」




ポフ




パトラ「良く頑張ったね。いい子いい子♪」ナデナデ





アベル「」

アベル「〜〜〜〜〜〜っ!?///」カアアァァ!

アベル「や、やめろパトラ!///」バッ!

パトラ「あれ? 頑張ったことを褒められるのって嬉しくありませんか?」

アベル「い、言いたいことはわかるが、俺はもう大人だぞ……!?」

パトラ「ふふ、でも私からみれば年下ですからね!」ムフー!

アベル「く、確かにそうだが!」

パトラ「それにアベルさん、エリスさんやロウルさんをよく撫でているでしょう?」

パトラ「彼女達も、凄く喜んでいるじゃないですか。褒められて撫でられて嬉しいのに、あまり年齢は関係ないと思いますよ?」

パトラ「だからアベルさんも、褒めて欲しい時は私に言って下さい」

パトラ「こうして、撫でてあげますからね?」ナデ

アベル「け、結構だ……!///」

パトラ「ふふふ!」


パトラ(なかなか貴重な反応ですね……!)

パトラ(……ノワール様のこと、それにみんなを率いる将としての立ち振る舞い)

パトラ(それを考えれば、アベルさんは誰かに褒めて欲しくても、撫でて欲しくても、決して口にはしなかった筈)

パトラ(本当に、何年もずっと頑張ってきたのだから。本当に私の前でだけでも、肩の荷をおろしてくれていいのに……)





特殊判定
↓1コンマ二桁

668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 23:42:07.83 ID:qozaNfUk0
669 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 00:01:59.82 ID:K6St1hpp0
帝都でのタイムロス(前判定焦り蓄積により補正+10)

83>50+10

※基準値を超えたため、問題無く進行!


――


アベル「だ、誰かに見られたら不味いだろう……?///」

パトラ「ふふ、軽く撫でるくらいなら見られても大丈夫ですよ」

パトラ「もし何かを言われたら、頭のゴミを払っていたとでも逃げれば良いのです」

アベル「それはそれで、情けない姿になりそうな気もするんだが……」

パトラ「……」ジー

アベル「な、なんだ?」

パトラ「いえ、そう言いつつもアベルさん、私の手を払わなかったなーって」

パトラ「心底嫌だったら、もっと強く拒絶できたと思いますよ?」

アベル「……っ」

アベル「……確かに、恥ずかしさは相当なものではあった」

アベル「だが……悪い気はしなかったよ///」

アベル「流石パトラ、慣れているな……」

パトラ「いえいえ。でも、これで子供達が来ても大丈夫かもしれませんね」

アベル「俺の場合、パトラのように自然な笑顔で子供に接せられない問題点もありそうだがな……」

パトラ「普段から慣れていれば、自然とそうなると思いますよ?」

アベル「普段から俺がそんな笑顔では、示しがつかない気もするが?」

パトラ「では、もう一度撫でたら表情を崩してくれるのかしら?」クスクス

アベル「も、もういいからな!?」バッ!

パトラ「あら、なかなか道のりは遠そうですね……」

パトラ「でも、撫でてちょっと気がついたんですけど……アベルさん、髪の毛ってお手入れしています?」

アベル「……だ、駄目だったか?」ドキドキ

パトラ「あ、いえ。いい意味でですよ? とても艶やかで柔らかくて、ちょっと驚きました」

アベル「そ、そうか。おそらくは母上のおかげだろうな」

パトラ「あ、なるほど。確かにノワール様の髪の毛、羨ましい程にお綺麗ですものね」

アベル「……それに、父上の影響もあるのかもな」

パトラ「えっ!?」

アベル「ああ見えて、父上も髪質はいいんだ。兄様達や妹達の金の髪も身内贔屓を抜きにしても綺麗だろう?」

パトラ「い、言われてみれば……」

パトラ「……」

アベル「……念の為言っておくが、あの人の頭を撫でてみようとかは考えるなよ?」

パトラ「わ、分かっていますよ!?」アセアセ


パトラ(ふふ、こうしてただ話しながら歩くだけでも、楽しいですね)

パトラ(もめ事も起きていないし、これなら次の予定には間に合いそう……)

パトラ(次は、大事な場所! 気合を入れるのよパトラ!)グッ!

……
670 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 00:04:28.51 ID:K6St1hpp0
途中ですが、今日はここまで。帝都での少し高めのもめ事判定はクリアです
そして先に↓1コンマ二桁で判定を取っておきます
来れれば明日のお昼過ぎ、自由安価を出すかもしれませんのでお手すきの方はよろしくお願いします

本日もありがとうございました!
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 00:05:37.61 ID:dtJhjXEt0
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 00:21:08.97 ID:ZxlzYdmz0
乙です!
明日の昼は無理そうですね…
673 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 13:45:17.75 ID:K6St1hpp0
こんにちはー
コンマ結果がまた絶妙で驚きましたが、自由安価部分まで投下しておきます
続きはまた夜に来られれば
674 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 13:46:30.71 ID:K6St1hpp0
――

……


【帝都・街道】


ガヤガヤ…


アベル「ふむ。特に問題無さそうだな」

パトラ「以前カイン皇子が暴徒を即座に制圧されたようですからね」

アベル「ああ、エメリナとの休暇中に遭遇したと言っていたな」

パトラ「やはり休暇とはいえ、気を抜き過ぎるわけにもいかない事例ですね」

アベル「確かにそうだな。今日がたまたま落ち着いているだけという可能性もあるか」

パトラ「……」

パトラ「ですが、今日落ち着いているということもまた事実」

パトラ「この様子なら、私達も少しは休暇としての時間を使っても大丈夫でしょう」

アベル「……ほう」

アベル「それではパトラ、どこか行きたい場所があるのかな?」

パトラ「え、えぇ……///」ドキドキ

アベル「ふふ、パトラもようやく緊張がほぐれたといったところか?」

アベル「その真面目さは称賛に値するが、たまには息抜きも必要だからな」

アベル「この辺りであれば、俺も把握している」

アベル「パトラの望む場所へ向かおう」スッ

パトラ「そ、それでは……」



……



――
675 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 13:47:11.96 ID:K6St1hpp0
――


【帝国・服屋】



パトラ「……///」

アベル「なるほど」

アベル(ロウルにシアと、続けて服を買ってきたからな)

アベル(それに二人ともよく似合っていて、パトラの評価も同じくだ)

アベル(……パトラも新しい服が欲しくなっても、不思議ではない)





色々な服「……」ズラリ





アベル(しかし、問題があるぞ?)

アベル(パトラも普段基調としているのは白い服や緑の服)

アベル(だが彼女は日毎に少し違う服……上下の色が逆になることもある)

アベル(それに今の服の着こなしといい……)

アベル(ロウルやシアと比べると、普段から服への拘りは強そうだ)

アベル(そんなパトラに、俺の選ぶ服が果たして通用するのか……?)ダラダラ…


パトラ「……」

アベル「……」

パトラ「……」ゴクリ…

パトラ(い、言わなきゃ……!)



――
676 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 13:47:54.59 ID:K6St1hpp0
特殊判定結果(>>671

服屋の攻防。アベルとパトラ、どっちから?(焦りによりパトラ-10補正)


01〜60:アベル「それじゃあパトラ、こんな服はどうだ?」
61〜00:パトラ「今日は、お姉さんの私がアベルさんの服を選んであげます!」

コンマ61

61〜00:パトラ「今日は、お姉さんの私がアベルさんの服を選んであげます!」

※ギリギリパトラの先制!

――



アベル「――」

パトラ(っ、アベルさんが口を開きかけている!)

パトラ(違うの、今日は私にじゃなくて……!)




パトラ「――それじゃあ早速、アベルさんに似合う服を探しましょう!」パン!




アベル「……ん?」



パトラ「きょ、今日はお姉さんの私が、アベルさんの服を選んであげますからね!」ムフー!


アベル「お、おいパトラ!?」アセアセ


パトラ(……い、言えたっ!)ドキドキドキ!

パトラ(言えたわよね? 私いま、ちゃんと言えましたよね?)

パトラ(アベルさんだってみんなの服を選んでばかりじゃなくて、誰からか選ばれてもいい筈!)

パトラ(ここは年長者として、私の出番!)

パトラ(……)

パトラ(でも、どうしよう。いざアベルさんの服を選ぶと言っても……)



――

※パトラ、アベルにどんな服を選ぶ?

※基本アベルは黒い服しか持っていません

↓1〜3コンマ二桁自由安価

677 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 15:33:10.31 ID:Ggh/6c8C0
タンクトップとダメージジーンズでワイルドな感じ?で
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 16:53:13.74 ID:dkggMKy1O
>>677
アベルの肌露出増えたらシアさん辺り発情しそう
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 17:22:06.47 ID:+LcIdptDO
ベジータの私服みたいな
ポロシャツと動きやすいズボンのコーディネート
色は白地を選ぼうとするもアベルの嘆願で上着は灰色で妥協 とか
680 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 22:52:34.71 ID:K6St1hpp0
こんばんはー
それでは続きからゆったり再開です
681 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 22:53:07.98 ID:K6St1hpp0
パトラ、ワイルドな服を発見

――


パトラ「さて、冷静に考えないと……」

アベル「パトラ? 俺は別に……」オロオロ

パトラ「ご安心ください。必ずやいい服を探し出して見せます!」ダッ!

アベル「パトラァ!?」




パトラ「……」キョロキョロ

パトラ(アベルさんは基本、黒い服で統一しています)

パトラ(戦時の際も黒鎧に黒剣、操る氷魔法さえ黒みがかっている徹底ぷり……)

パトラ(今のアベルさんの格好は、白いシャツが差し色になっていますけど、やはり黒く固められています)

パトラ(確かにアベルさんのイメージカラーは黒。これは揺るぎませんし、本人もそう思っているでしょう)

パトラ(ロウルさんとのやりとりを見ている限り、白い服は避けたいところなのかしら?)

パトラ(そうなると、やはり基本は黒。そして白以外の刺し色が出来る様な……)キョロキョロ







タンクトップ「……」テテーン

ダメージジーンズ「……」テテーン





パトラ「――これですっ!」バッ!

アベル「パトラ!?」



682 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 22:54:19.72 ID:K6St1hpp0
アベル「待て待てパトラ!?」

パトラ「大丈夫! 絶対にアベルさんに似合いますから!」グイグイ!

アベル「いや、これは軽装が過ぎるというか……」

アベル「そもそもなんだこれは!? 膝の部分が破れかけているというか……」

アベル「これでは防御力に問題があるのではないか?」

パトラ「アベルさんまでエリスさんみたいな思考をしないでくださいよ!」

パトラ「いいですか、アベルさん?」ピッ!

パトラ「これは、戦場に着ていく服ではありません。今日みたいな休暇の時、息抜きの時に着る服です」

パトラ「この破れかけはあえての加工、きっちりし過ぎずに少しくずした雰囲気を演出させます」

パトラ「そして上のこの服も、両腕と胸元の露出こそありますけど過剰ではありません」

パトラ「組み合わせれば、その……///」

パトラ「アベルさんの男らしさと言いますか、逞しさと言いますか……///」

パトラ「と、とにかく! いつものアベルさんとは違うアベルさんが見られると思うんです!」

アベル「そ、それはそうだろうな……」

アベル「俺の中では、こういった服を着ると言う発想がそもそも出てこない」

アベル「色が黒色というのは、俺に気を遣ってくれたのはわかるんだが」

パトラ「ええ、一番大胆に違うアベルさんになるには私みたいに白い服を着るのが早いとは思います」

パトラ「でもそれだと、肝心のアベルさんが耐えきれずにそわそわしてしまうでしょう?」

アベル「ああ……。俺がシュタイナーのような格好をするなど、考えられん」

アベル「それにロウルは下手をすると笑い死んでしまうのではないか?」

パトラ「私は白い服のアベルさんも素敵だと思いますけど、それはいずれ慣れてもらいましょう」

パトラ「今日のところは、アベルさんの好みに合わせて黒色です」


683 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 22:55:13.02 ID:K6St1hpp0
パトラ「黒い服は大人びていますけど、重さや怖さもあります」

アベル「むぅ……」

パトラ「あと、アベルさん本人が暑くなりますね」

アベル「それは身を持って経験しているな……」



パトラ「でも、この服ならその問題も解決しますよ!」バァン!



パトラ「膝や両腕に胸元……」

パトラ「アベルさん自身の肌が、黒に対する刺し色になってくれる筈です!」

パトラ「そして軽やかで涼しい! 新しいアベルさんの誕生ですよ!」

アベル「……そ、そうか?」

パトラ「ええ!」グイ!


アベル(まさか、パトラがこれほど押してくるとは……)

アベル(しかし彼女がわざわざ俺の為に選んでくれた服だ)

アベル(俺一人ではあれこれ悩み、結局はいつもの服に落ち着いてしまうだろう)

アベル(このシャツも、以前パトラが用意してくれたものだし……)

アベル「……わかった」

パトラ「!!」




アベル「――少し、着てみるよ」




パトラ(よし、やりました……!)グッ!



……


――
684 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 22:55:58.46 ID:K6St1hpp0
――

……


【試着室】


アベル(あえて衣服に傷を作るか……)

アベル(これも王国の文化なのだろうか?)


ヌギヌギ…


アベル(意外と穿くとしっかりと脚に馴染む感じなんだな……)


ヌギヌギ…


アベル(う、上もか。確かに全体的には引き締まった感じがするのかもしれないが……)チラ


傷痕「……」


アベル(まあ、両腕を出せばそうなるな)

アベル(腹の傷痕が出ていないだけいいのかもしれないが、一般的にはどうなのだろう?)

アベル(本当に、俺一人では絶対に選ばない服だな)




シャッ!





ワイルドアベル「ど、どうだパトラ……?///」





パトラ「……」




特殊判定
↓1〜2コンマ二桁



685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 22:56:25.72 ID:NqBhhCqX0
ゾロ目
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 22:56:51.80 ID:ATNJl2iyO
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 22:56:52.61 ID:Ggh/6c8C0
688 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 23:07:10.14 ID:K6St1hpp0
1アベルの満足感

72(わ、悪くないな……///)>50

※基準値を超えたため、今後も着ます


2ワイルドに溢れるフェロモン、パトラ大丈夫?

80(あ、これはいけません……///)>75

※基準値を超えたため、パトラの平常心を保つのも必死です

※この後の判定コンマに変化発生

――



ワイルドアベル「お、俺としては……」

ワイルドアベル「悪くない……いや、良いなと思うんだが……///」

ワイルドアベル「パ、パトラ?」




パトラ「///」ポー…





パトラ(うああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?///)

パトラ(な、なんですか!? なんですかこれは!?)

パトラ(さらに軽装になったアベルさんが新鮮ではあるけど……)ドキドキ



アベル腕「……」ムキィ!

アベル胸板「……」ガシィ!


パトラ「ふああぁぁ……///」

アベル「パトラ!?」

パトラ「――いいです、アベルさんっ!」グッ!

アベル「そ、そうか。ありがとう///」



パトラ(アベルさんの鍛えられた身体が、刺し色どころかもの凄い魅惑的です……)ゴクリ…

パトラ(細身に見えるような服を選びましたけど、そのおかげかアベルさんの身体のラインがこんなはっきりと……///)

パトラ(お、落ち着くのよパトラ……!)ドキドキ!

パトラ(まだ、まだこの後があるんだから……!)



……

――
689 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 23:23:38.68 ID:K6St1hpp0
――



店員「あ、ありがとうございましたー……///」




パトラ(さっきのお店の店員さんも、アベルさんの雰囲気にドキドキしているようでしたね……///)

アベル「だ、大丈夫なのかパトラ?」

パトラ「え、ええ。大丈夫ですよ!?」

アベル「それならばいいんだが……」

パトラ「惜しむべきは、どうして元の格好に戻ってしまったんですかアベルさん……」

パトラ「や、やっぱり実は無理をして……?」オソルオソル…

アベル「い、いや。悪くないと思ったのは本当だ」

アベル「だがあれは休暇、息抜き用なのだろう?」

アベル「こうして隣に貞淑なパトラがいるのに、俺があんな開放的な姿は流石に不味いだろう」

パトラ「!!」

アベル「俺個人が散策する分には快適だと思うがな。ありがとうパトラ」

パトラ「い、いえ……///」




パトラ(うわああああぁぁぁぁ!/// 目先のアベルさんの肌色に釣られてしまうなんて……!?)

パトラ(そ、そうでした……緊張のあまり忘れそうになっていたけど、最終目的地は……)

パトラ「……」ゴクリ…

アベル「パトラ?」

パトラ(でも、アベルさんも気に入ってはくれたようですし……)

パトラ(それにさっきの言い方だと、公の場以外でなら一緒にいても着てくれる……?)

パトラ(もう一度、さっきの男らしいアベルさんの姿で……)

パトラ(でも……)


パトラ「……」



↓1コンマ二桁
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 23:24:06.33 ID:LUNiKfUL0
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