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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その14
- 692 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 23:28:26.68 ID:K6St1hpp0
- ここで強烈なマイナス補正跳ね除けるってどうなってるのパトラさん(白目)
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 23:30:10.78 ID:NqBhhCqX0
- 何が出たのだろうか?
- 694 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 23:38:32.39 ID:K6St1hpp0
- パトラのデートゴール地点(焦りで-10、アベルフェロモンのせいで−30補正)
01〜10:お、大人に相応しいお店で夜食を共にしましょう!
11〜00:城塞に戻って、私の渾身の手料理を……!(追加判定あり)
ゾロ目:お姉さんは抜かりないのですよ?
コンマ33
3 3
ゾロ目:お姉さんは抜かりないのですよ?
※ゾロ目のため……?
――
パトラ「……」スゥー…フゥー…
アベル「だ、大丈夫かパトラ?」
パトラ「――大丈夫です」
パトラ「やはり、先程のアベルさんの格好はよかったなぁと」
アベル「そ、そうか///」
パトラ「ですけど、確かにアベルさんの仰る通りですね」
パトラ「私としたことが、ついアベルさんに惑わされてしまいましたが……」
パトラ「このひと時は、気を抜き過ぎていけないと言ったのは私ですからね」
パトラ(アベルさんの格好が元々しっかりしていたので、つい私も崩した服を選んでしまいましたが……)
パトラ(大丈夫。王国騎士は、貴族は、――お姉さんは慌てない!)
パトラ「……うん、時間も大丈夫ですね」
パトラ「アベルさん」
アベル「ん?」
パトラ「この後は、このまま帝都を散策して……」
パトラ「――最後に、どうしても向かいたい場所があるのです」
……
――
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 23:42:03.02 ID:ATNJl2iyO
- パトラさんも要所でゾロ目の最高結果出すことに定評あったなそういえば
- 696 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/05/31(日) 23:57:21.91 ID:K6St1hpp0
- ――
【帝都・街道】
帝国兵「あ、アベル皇子! お疲れ様です!」ビシ!
帝都民「あ、アベル様だ!」
アベルさんは、今や帝国でも遥かにその知名度を上げている。
あの皇帝ギルバートに宣戦布告を行い、部下達と共に打ち倒したのだから当然だろう。
皇帝の座にはつかずとも、次期皇帝のアドルラン皇子も認める右腕……
これからの帝国に、なくてはならない人。
聖国旅行者「あれが、道を誤ってしまった聖国を正してくださったアベル皇子……」
そしてその名は、他国にも広まっている。
聖王シュタイナーをも打ち倒し、その弟と妹とは同盟を築いて見せたのだから当然だろう。
私達の王国に関しては、言わずもがな。
アベルさんがいなければ、私もマックスも……王国そのものが、この世から消えていたことだろう。
三国に大きな影響を及ぼしたアベルさん。
その功績と容姿から、帝国貴族や王国貴族も縁談の話を持ちかけているのは当然の流れだろう。
帝国貴族「よ、横の娘は誰じゃ? 我が娘をなんとしてでもアベル様に近づけねば……」オロオロ
でも、彼らは知らない。
アベルさんにはもう、婚約者がいるということを。
それも複数人。皇族ならば、珍しいものではないけれど。
恐れ多くも、私も……その一人に含まれている。
アベルさんを……愛してしまっている。
けれどそれは、まだ公にすることは許されない。
少なくとも私は、そう考えている。
どう言い繕っても、私はエリスさんの優しさに甘えているのだから。
だから……デートという甘美な言葉は私には重すぎた。
ロウルさんのように、気楽なお散歩という表現も……まだ難しい。
- 697 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 00:17:12.79 ID:ewVjqRzt0
- エリスさんの想いは本物で、アベルさんもそれを一番に応えるだろう。
もう式場も押さえてある。時期がくれば、きっとお二人はすぐに式を挙げる筈。
メイドという身分ではあるけれど、エリスさんの強さとあらゆることに対する弛まぬ努力は私でも知っている。
間違いなく、良い妃となってアベルさんを支えることでしょう。
だから、まだ私はあまり目立ってはいけないのだ。
アーシャさんは元々帝国貴族。ロウルさんもエリスさんと同じくアベル様との付き合いは長い。
シアさんとティアさんは、外では殊更にアベルさんへの従属の姿勢を強く見せる。
帝都をアベルさんと一緒に歩いていても、誰も違和感は感じないだろう。
だけど、私はそうもいかない。
アベルさんに身も心も捧げたとはいえ、私は王国への忠誠心を捨てたわけではない。
そして私の家……没落した貴族の家。
それを再興させようと躍起になっていた、かつての私。
私がアベルさんの名を利用して家の再興を考えていると思われる可能性も、0ではない。
帝国兵2「お疲れ様です! 今日も、街の警邏ですか?」
アベル「――」
パトラ「――はい。とはいえ重装備ですと皆さんを不安にさせてしまいますので、この軽装で」
帝国兵2「なるほど! ありがとうございます!」
だから、色々浮かれてしまうけど。
アベルさんと二人きりと言うだけで、冷静さも失ってしまうけど。
どうしても私は、気を抜き過ぎるわけにもいかない。
アベル隊の一人として、アベルさんと共にいるだけ。
少なくとも帝都では、補佐官のような立ち位置でなければならない。
……それでも。
……それでも私も、アベルさんを愛してしまった者の一人。
……どれだけ蓋をしても、自分の欲は閉じ込めきれない。
……心のどこかで、今日と言う日を楽しみにしていた。
……他に何を考えられなくても、ここだけはという場所は。
……ずっと前から、決めていた。
……
――
- 698 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 00:26:06.73 ID:ewVjqRzt0
- ――
……
【帝国・とある店】
アベル「随分と帝都から離れたが……」
アベル「ここは一体?」
パトラ「……」
パトラ「普通のお店で夜食を共にすることを考えました」
パトラ「でも、そういったお店は周りの目がありますからね」
パトラ「それこそ、大人の二人が夜にそういう場所で飲食を共にしていれば……」
パトラ「噂は、広まってしまいます。アベルさんは特に有名人なんですからね」
アベル「それは……」
パトラ「――でも、このお店なら大丈夫ですよ」
パトラ「私はその、お恥ずかしながら、まだ料理には苦戦しています///」
パトラ「それでも……アベルさんと静かに二人きりの食事というものに、憧れはあったんです」
パトラ「だから、デートの内容や道順とかはまるで考えられなくても……最後のお店だけはずっと決めていたんです」
パトラ「……いざ本番となると、色々と焦ったり記憶が飛んだりしましたけどね///」
アベル「パトラ……」
パトラ「このお店なら……周りを気にすることなく、二人きりになれます……///」
……
――
- 699 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 00:28:33.98 ID:ewVjqRzt0
- 途中ですが、今日はここまで
まさかのゾロ目で確定成功の隠れ家ディナーを引くとは……
ロックス隊へのゾロ反撃とかもそうですけど、パトラは一発逆転コンマが多い印象です
本日もありがとうございました!
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 00:46:42.41 ID:FKpNEpmC0
- 乙です!
パトラも地味にコンマ運あるなww
- 701 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 00:57:48.97 ID:ev1Zgbxi0
- 乙
今回もったいないとしたらパトラの洋服選ぶことができなかったことぐらい
- 702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 08:27:17.06 ID:1xz62pjW0
- パトラさんもなんだかんだ言って根っこの部分はアベルが普段しない出来ないことをさせてやりたいだしアベルもパトラさん気遣ったりして
他とはまた違うというか本当に大人な感じがするなぁ
- 703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 19:00:50.98 ID:V7Ga4XnSO
- パトラさんが成功して嬉しい反面、頑張り料理もちょっと見てみたかったな
- 704 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 23:10:24.91 ID:ewVjqRzt0
- こんばんはー
それではゆったりと再開していきます
- 705 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 23:10:53.41 ID:ewVjqRzt0
- ――
……
【隠れ家・店内】
アベル「驚いたな……」
アベル「まさか帝国に、こんな店があったとは」
アベル「パトラの言う通り落ち着いた雰囲気が素晴らしいが……」キョロキョロ
アベル「本当に俺達以外の客はいないんだな」
パトラ「本当に隠れたお店ですからね」
パトラ「アベルさんが知らないのも、無理はないですよ」
パトラ「何しろこのお店は……」
店員「ようこそお越しくださいました」ペコリ
店員「今宵はパトラ将軍の計らいにより、アベル様の貸切とさせていただきます」
店員「どうぞ、ごゆっくりお食事をお楽しみ下さいませ」
アベル「!?」
パトラ「ふふ、実はかなり無理を聞いて貰っているんです」
パトラ「このお店を見つけた時に、然るべき時に備えた無期限の予約を……///」
アベル「そ、そこまでしていたのか……」
アベル「しかし今の店員の反応と所作、もしかして?」
パトラ「はい。このお店は、私の王国の知り合いのお店なんですよ」
- 706 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 23:11:38.61 ID:ewVjqRzt0
- アベル「やはりか。しかし王国の者が何故?」
パトラ「……私がこのお店を見つけられたことを含めて偶然、というべきでしょう」
パトラ「かつての天使の襲撃で王国の貴族は大打撃を受けましたが……」
パトラ「腐敗貴族がほとんどとはいえ、良識ある貴族も少なからず巻き込まれていたのです」
パトラ「このお店の店主もその一人で、なんとか命は助かったけど家は全焼してしまいました」
アベル「それはまた……」
パトラ「ただ、彼は私と違って資金力はありましたからね。燃えずに残った財を金に換え、帝国へ」
パトラ「家も無くなり生き延びたのだから、新しい人生を歩んでみようと思ったそうですよ?」
パトラ「そして帝国で、移住をしたがっている貴族を見つけたんです」
パトラ「ちょうど私が警邏中にその現場に居合わせたのが始まりですね」
アベル「移住を希望する帝国貴族だと?」
パトラ「ええ。詳しくは知らないのですが」
パトラ「なんでも、実力主義の撤廃は許せないとお金で雇った自称強者を率いて王城の方へ」
パトラ「一番弱いであろうカイン皇子から狙ったとかなんとか……」
アベル「……カイン兄様、色々な意味で怒っただろうなぁ」
パトラ「一瞬で蹂躙されたそうですよ? そして当の貴族は一刻も早く帝国から移住しないと殺されると怯えていて」
パトラ「王国から流れてきた彼は帝国貴族の領地がまさに探し求めていた場所で」
パトラ「とんとんと話は進み、結果的にお互いの領地を交換するような形になったわけですね」
アベル「……王国の方は大丈夫なのか?」
パトラ「あの様子は心の底から怯えている様子でしたからね。万が一があっても、場所は把握しているので大丈夫ですよ?」
アベル「そうなのか。しかしまさか、王国貴族が帝国の領地を買うとは驚きだ」
- 707 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 23:12:35.14 ID:ewVjqRzt0
- パトラ「アベルさんはご存じだと思いますけど、王国の領地は広大です」
パトラ「しかし、王都や貴族領地は賑わいすぎていたり、過度な装飾が目に痛いでしょう?」
アベル「ああ、言わんとすることはわかるな」
パトラ「かといって僻地の方に行くと……私の実家の天幕とか、そういったものしかありません」ガクリ
パトラ「ですので、自然豊かで静かな場所であり、かつ人が全く来れない場所でもない……そんな場所を探していたそうです」
アベル「なるほど、そういうことか」
店員「お待たせしました。こちら、本日のおすすめの品となります」トン
高そうな酒「……」デデーン!
アベル「」
アベル「」
アベル「――はっ!?」
パトラ「だ、大丈夫ですかアベルさん!?」
アベル「す、すまない。どうにも酒を見るとな……」トオイメ
パトラ「……お気持ちはわかります」
パトラ「でも、アベルさん自身はお酒を愉しまれていたでしょう?」
パトラ「私も、お酒に強いわけではありませんけれど……」
パトラ「こうして食事の時に嗜む程度には、飲めるつもりですよ?」フフ
パトラ「――城塞ではできないこと、折角だからしてみませんか?」
アベル「パトラ……」
パトラ「さ、アベルさん」
アベル「……あぁ」
「「――乾杯」」スッ…
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 23:14:31.93 ID:pp8gMqIT0
- あ
- 709 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 23:27:18.72 ID:ewVjqRzt0
- アベル、実際どのくらい酒は好きなの?
93(みんなには黙っていたけど、すごく好きなんだ……)
※アベルは城塞の安全の為に酒を撤去しましたが、実は大好きだったようです
※落ち着いて飲めるパトラの存在は非常に大きかったようです
――
アベル「……」コク…
アベル「!!」
アベル「これは、美味いな……」
パトラ「ええ、本当に」コト…
パトラ「ふふ、やっぱりこのお店を選んでよかったです」
アベル「え?」
パトラ「アベルさん今、かなり表情が緩んでいましたよ?」
パトラ「やっぱりみんなの為に飲んでいないだけで、本当はお好きだったのでしょう?」
アベル「っ……///」
店員「前菜になります」コト…
アベル「ほう、これはまたいい彩りの前菜だな」
パトラ「小さくまとまっていますけど、本当に綺麗ですね」
パトラ「それに……」コク…
アベル「……この酒とまた、よく合うな///」コク…
店員「当店では、各料理にあったものをご提供させて頂いております」
店員「心ゆくまで、お楽しみください」ペコリ
アベル「料理毎に酒を変えるか……帝国では、なかなか見られない光景だろうな」
パトラ「そうかもしれませんね。でも……」コク…
アベル「……」コク…
パトラ「この感じだと、二人でしっかり一本は空にしてしまうかしら?」クスクス
……
――
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 23:29:50.61 ID:e/4AByfcO
- 流石パパンとママンの子である
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/01(月) 23:35:16.17 ID:ev1Zgbxi0
- 一回の行為で出来ただけはある
- 712 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/01(月) 23:45:30.47 ID:ewVjqRzt0
- ――
……
カチャ…
アベル「これは、猪肉と鹿肉か。丁寧な仕込みだな……」モグモグ
パトラ「さ、流石アベルさん。お詳しいですね」
アベル「野生動物は、危険も伴ったが貴重な食料だったからな」
アベル「生き延びるため、粗方のものはとりあえず食べたと思うよ」
アベル「ここまで、しっかりとした料理にまでは昇華していないけどな」フキフキ
パトラ「王国では、貴族の趣味の一つとして狩猟がありましたからね」
パトラ「ただ狩るだけではつまらないと、それらを調理する技術も発展したようです」
アベル「なるほど……」
アベル「しかしこれも、また合わせて出てきた酒がよく合うな……」コク…
パトラ「ええ。最初のものよりも渋みが強いですけど、それがまた……」コク…
アベル「……」コク…
パトラ「……」ジー…
アベル「ん?」
パトラ「あ、ごめんなさい」
パトラ「アベルさん、お酒が好きなのはわかりましたけど……思ったよりはゆっくり飲むなぁって」
アベル「あぁ、これか」コト…
アベル「……確かに、俺は酒が好きだ」
アベル「だが流石に、父と母ほどではない。あんな真似をすれば俺でも即座に潰れる自信があるからな」
パトラ「そ、そこまでですか……」ゾク…
アベル「どちらかといえば、俺は料理と一緒にゆっくり楽しむのが好きなんだろう」
アベル「さほど量は無くていい。ただ、落ち着いて飲みたい……」コク…
パトラ「……」コク…
アベル「……ふぅ」コトン
アベル「――ありがとう、パトラ」
アベル「――確かにこんな時間を共に過ごせるのは、パトラだけだろうな」
パトラ「〜〜〜〜っ!///」カアアァァ!
- 713 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 00:02:47.87 ID:YAD2L0/70
- アベル「……思い返せば、そもそも夜にこういった落ち着いた食事をしたのも初めてか?」
パトラ「そ、そうなのですか?///」
アベル「あぁ。王城にいたころは気など休まらなかった」
アベル「暗黒街にいた頃は、ただただ生き延びることに必死だった」
アベル「城塞で暮らし始めてからは、みんなと卓を囲んだ」
アベル「そしてパトラも知っての通り、城塞から酒は全部取っ払ったからな」
アベル「……間違いないな。初めての経験だ」
アベル「……みんなと食べることは大好きだが」
アベル「――これも、悪くない」コク…
パトラ「……よ、よかったです///」
パトラ「その、アベルさんお一人で飲まれることは?」
アベル「……昔、少しだけあったかもしれないな」
アベル「だがやはり、折角美味いものを飲むのなら誰かとそれを共有したいという気持ちはあるな」
アベル「……人は、どれだけ強くなろうとも」
アベル「一人では、生きていけない。生き延びても、その生は果たして本当に愉しめているのか」
アベル「誰かと何かを共有できる。これは素晴らしいことだと思うよ」コク…
パトラ「そう、ですね……///」コク…
アベル「とはいえ、あまり俺に合わせて飲み過ぎるなよ?」アセアセ
パトラ「大丈夫ですよ。これでも節度はあるつもりです」
パトラ「折角アベルさんが愉しめているのに、私が酔って醜態を晒したら台無しでしょう?」
アベル「……少し見てみたい気もするな?」クツクツ
パトラ「絶対に晒しませんからね!?///」
アベル「冗談だ。……なぁ、パトラ?」
パトラ「なんでしょうか?」
アベル「……偶にでいい」
アベル「こうして、またいつか俺と飲んでくれるか……?」
パトラ「ふふ、勿論ですよ」
パトラ「……一緒に、大人の時間を愉しみましょう?」コク…
アベル「あぁ……」コク…
……
――
- 714 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 00:08:11.45 ID:YAD2L0/70
- 途中ですが今日はここまで
まさかのアベル酒スキーでしたが、本当に一緒に程よく飲める相手はパトラしかいないという奇跡
(ノワールやルーシェは水の様に飲むレベルのため)
コンマを味方につけてるパトラさん、この後の最後の判定もこの流れならきっと大丈夫でしょう
そして少し早いですが、最後の相手のエリスとのデート内容ももう募集しておきます
本日もありがとうございました!
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 00:23:06.29 ID:iRwG9Ux20
- 乙です!
もうこの流れでエリスも服見繕ってあげよう(提案)
- 716 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 01:28:46.87 ID:aQQ6WKX4O
- おつおつ
デートイベントの締めになるけど、エリスと初めて出会った貧民街を歩いて色々なことを振り替える
↓
帝国を一望出来る場所(小高い丘とか)で帝国を見下ろして、改めてこれからも自分に着いてきてくれるように頼む
とかどうかな
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 05:54:36.23 ID:AcvmFQxC0
- この世界にウユニ塩湖的なスポットってあるのかな
天も地も満天の星空に包まれた中で、改めてプロポーズの言葉を伝える、とか
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 07:12:46.01 ID:v3RW4avkO
- おつおつ
パトラさんお酒飲んでも乱れないってこれ唯一無二の武器なんじゃないか?
エリスは何しても喜びそうだけど、ファフニールに乗って馬に慣れつつゆったり散歩とかどうだろう
- 719 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 07:20:01.93 ID:Hhdba9H10
- 乙
デート中に迷子の子供になつかれて結果的に疑似親子みたいに感じになるとか
- 720 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 23:09:31.10 ID:YAD2L0/70
- こんばんはー
それではパトラデート最後まで進めればと思います
エリスデート、ウユニ塩湖はちょっと難しいかもですね
確かに絶景ですけど、大元の環境が過酷だったり描写が難しいかなと。申し訳ないです……
- 721 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 23:10:06.89 ID:YAD2L0/70
- ――
……
アベル「……」チラ…
夜景「……」キラキラ…
パトラ「綺麗でしょう?」
パトラ「ここを選んだのは、この景色もあったからなんですよ」
アベル「……いい、眺めだ」
アベル「……」
アベル「王国であれば、きっとさらに素晴らしい景色も見られるのだろう」
アベル「聖国であれば、整然とした美しい街並みが見られるのだろう」
アベル「俺は、この国が……帝国が嫌いだった」
パトラ「……」
アベル「それでも……俺は、帝国の風景が好きでもある」
アベル「行き過ぎた実力主義者が多かったのは紛れもない事実ではある」
アベル「だが、そんな帝国でも真剣に競い合う者もいた」
アベル「そういった活気が、街の賑わいが、この夜の灯りが……好きだ」
パトラ「ふふ……」
パトラ「アベルさんが変えると願い続け、そして今それは叶いつつあります」
パトラ「あなたの愛した帝国の風景、これからも守り続け……」
パトラ「そして、より素晴らしいものに変えていく為にも、頑張らないといけませんね?」
アベル「あぁ、勿論だ」
- 722 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 23:12:00.63 ID:YAD2L0/70
- アベル「……」コク…
アベル「しかし店の雰囲気に夜景……」
アベル「それに素材の味を活かした数々の料理とそれに合う酒……」
アベル「本当に良い店を見つけたものだなぁ」コク…
パトラ「それほどでも///」テレテレ
アベル「……それに、俺とこうして落ち着いて飲んでくれるパトラもいる。実に素晴らしい時間だ」
パトラ「〜〜〜っ!///」カアアァァ!
アベル「どうしたパトラ? 随分と顔が赤いぞ?」クツクツ
パトラ「よ、ようやくお酒が回ってきたのかもしれませんね///」
アベル「そうだな。俺もこれだけ飲んだのは……」
アベル「……」
アベル「美味しく酒を飲めたのは、初めてだな」
パトラ(一体アベルさんは過去にどれだけ飲まされたのかしら……)
アベル「酔いが回ってきたのなら、この一杯で俺も最後にするとしよう」
パトラ「そうですね。それにそろそろ……」
店員「こちら、デザートとなります」コト…
パトラ「わぁ……!」
アベル「最後まで抜かりのない店だな」
サク…
アベル「……いい甘さだ」ホクホク
パトラ(……)
パトラ(そう言えばアベルさん、シアさんと甘味の大食いをするくらいだから……)
パトラ(甘いものは本当に好きな筈。これくらい食べきりのデザートなら、いつか私も作れるといいなぁ)
……
――
- 723 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 23:12:40.63 ID:YAD2L0/70
- ――
……
紅茶「……」カタ…
アベル「……ふぅ」
パトラ「……ふぅ」
パトラ「……」
アベル「……」
パトラ「……長く続いて欲しいと思う程」
パトラ「時間というものは、早く経ってしまうものですね」
アベル「そうだな……」
アベル「……」
アベル「……また、いつの日か来よう」
パトラ「ええ……」
夜景「……」スゥ…
パトラ「灯りも、減ってきましたね」
アベル「ああ……」
アベル「本当に、時が経つのは早いな。ゆっくりと楽しんでいたせいだというのはわかるが……」
アベル「……」
アベル「…………」
パトラ「アベルさん?」
アベル「……パトラ、一つ聞きたいことがあるんだが」
パトラ「なんでしょうか?」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:13:53.51 ID:D5C03wsa0
- ん
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:15:08.02 ID:wYUQbt9r0
- あ
- 726 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 23:29:41.42 ID:YAD2L0/70
- ゆったりディナーに大満足……帰宅時刻は大丈夫?
51>50
※基準値を超えたため、パトラ抜かりなし!
――
アベル「時を忘れていた俺が悪いんだが……」
アベル「……城塞に今から戻る時間が無いように思うんだが」ダラダラ…
アベル「外泊をするにしても、パトラも用意はないだろうし……」
パトラ「……」
パトラ「――大丈夫ですよアベルさん。私に抜かりはありませんよ?」ドヤ!
パトラ「アベルさんとの外泊……天幕で一夜を過ごすというのも、悪くは無いのですけど///」
パトラ「今回の休暇は、一人一日ですからね。その取決めを反故にしては貴族の名折れです」
パトラ「……私が一番アベルさんを長く占領してしまっていますが、あくまで範囲内だから大丈夫なのです!///」
パトラ「昨夜のうちから、内容こそ決まらずともアーシャさん達には少し遅くなるかもとは伝えてあります」
アベル「そ、そうだったのか」
パトラ「それに、こうしてつい時間を忘れてしまっても大丈夫なように……」ゴソ…
転移の護符「……」ジャーン!
パトラ「ちゃんと帰還手段も用意してありますよ!」
パトラ(これなら万が一私が酔い潰れても大丈夫でしたからね……)
アベル「転移の護符か。しかしまた高価なものを用意していたな?」
パトラ「いえ、これはカイン皇子から頂いたものです」
パトラ「時間を見つけてはエメリナさんと試作品を作られているそうで、その余りを」
パトラ「アベルさんの城塞にしか飛べない代物ですが、私達には丁度いいでしょう?」
パトラ「……」
パトラ「さて、名残惜しいですけど」スッ…
パトラ「日付が変わる前に、そろそろ戻りましょうか」
アベル「……そうだな」
……
――
- 727 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 23:41:50.16 ID:YAD2L0/70
- ――
……
【帝国・アベルの城塞】
シュイン!
アベル「っと!」スタ!
パトラ「っ、用途限定ですけど、ほぼ王国の物に遜色ありませんね」スタ!
パトラ「後日カイン皇子にもお礼を言っておきましょう」
ロウル「うおぅ!? まさか転移で直帰りとは予想外です!?」ビク!
アベル「す、すまない。かなり遅くなったな」
パトラ「申し訳ありません。私も転移の護符に甘えて、アベルさんを独占しすぎてしまいました」
ロウル「いやいや、それは別にいいんですけどね。結構心配しましたよー?」
ロウル「……出発前のパトラさんがアレでしたしねぇ」
パトラ「……面目ないです///」
ロウル「でもその様子だと、しっかり楽しめたようですね」
ロウル「こんな遅くまで、パトラさんと何をしていたんですかアベルさーん?」ウリウリ
アベル「いや、それはだな……」
フワ…
ロウル「!!!???」ズザザザザザザザ!
アベル「!?」
パトラ「!?」
ロウル「お、お二人とも……お酒飲んでいますね!?」ガタガタ!
ロウル「あの悪魔の飲み物を、飲んじゃってますね!?」
ロウル「特にアベルさん、かなり! 私の鼻はごまかせませんよぉ!?」プルプル
アベル「あ、あぁー……すまん、ロウル……」
パトラ「そ、そんなに臭うかしら……///」
ロウル「うぅ、そういうことですか……」ナットク
ロウル「とりあえず、お酒が匂いますけどお二人とも入ってください」ハナオサエ
ロウル「お二人を心配して、まだ皆さん起きていますからね。戻った報告だけはきっちりお願いします……」
……
――
- 728 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/02(火) 23:51:55.31 ID:YAD2L0/70
- ――
……
アーシャ「確かに、遅くなるかもとは聞いていましたけど……」
ティア「まさか、アベル様とお酒を飲んでいただなんて……!?」ブルブル
シア「ひいぃぃ〜! お酒はいけない飲み物なんですよぉ〜!」ブルブル
ロウル「ああ、思い返すだけでも恥ずかしい……///」
エリス「あの日は、色々な方にご迷惑をおかけしましたからね……///」
アベル「ロウルはともかく、みんなもやはり今の俺は酒臭いと感じるか……?」
パトラ「ちょ、ちょっと湯浴みしてきていいですか?///」
シア「そ、そんなことはないんですけど〜……」
アーシャ「何しろ、かつての事件がありますからね……」
ティア「皆さんも私と同じくらいお酒に弱いと知った時は嬉しかったのですけど……」
ヒロインズ((アベルさん(様)がお酒をこんなに飲むということは、本当は飲みたかったんだ……!))
ヒロインズ「「……」」
おまけ特殊判定
↓1コンマ二桁
- 729 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/02(火) 23:52:52.54 ID:0Ve/1qXFO
- とう
- 730 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 00:10:22.53 ID:Sw6G86Z00
- お酒の飲める大人、パトラさんへの羨望
54>50
※基準値を超えたため、ヒロインズから大人認定!
――
ヒロインズ((す、すごいパトラさん……!))
ロウル「そ、その! どんな感じで、お酒を飲んだんですかっ!?」
エリス「参考までに! 参考までに聞かせてください!」
パトラ「どんな感じと言われても難しいのですが……」ウーン…
パトラ「普通に、グラスに注いでこう……」クイ…
ロウル(所作に余裕を感じますし、淀みもありません……)
エリス(昨日今日飲めるようになったのではない……お、大人の余裕を感じます!?)
シア「こ、怖くはなかったんですか〜?」
ティア「お酒は、人を惑わす飲み物です……」
パトラ「確かに、私も強い部類ではありませんけど……」
パトラ「いきなり飲み干す真似をしないで、少しづつ味わっていけば大丈夫ですよ」
パトラ「……流石にシアさんと同席していたら、お酒にも恐怖したかもしれませんけど」
シア「うわ〜ん! わかっていましたけど私に対してだけはやっぱり風当たりがきついです〜!」
ティア(お酒を全く恐れていない……こ、これが大人のお姉さんなのですね……!?)
アーシャ「……アベル、お酒は楽しめた?」
アベル「そ、そうだな……自分でも気がつかなかったが、匂いでわかる程度には飲んでいたのだろう」
アーシャ「そう、それならよかったわ」
アーシャ(アベル、私達の為に黙っていたんですね……)
アーシャ(そしてパトラさんはそれに気がつき、城塞を離れる今日アベルとお酒を楽しんできた……)
アーシャ(今の私達じゃ、到底真似のできないことを……!)
ヒロインズ「「パトラさん……本当に大人のお姉さんだったんですね……!」」キラキラ!
パトラ「ん゛っ!?///」
パトラ「そ、そうですよ?///」テレテレ
パトラ「だから言ったじゃないですか! 私はみんなよりも、アベルさんよりも、お姉さんなんですからね!///」ドヤ!
ワーワー!
アベル(パトラも楽しそうで何よりだが……)コソコソ…
アベル(酒の匂いはすぐに落としてこよう。ロウルとシアはこの匂いでも危ういからな……)コソコソ…
……
――
- 731 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 00:15:38.56 ID:Sw6G86Z00
- ――深夜……
【城塞・エリスの私室】
エリス「……」
エリス「……どうしましょう、眠れません」
エリス「……」ゴロン…
エリス「パトラさん、わかってはいましたけど大人ですね……」
エリス「アベル様と、一緒に……」
エリス「私は……」ゴロン…
エリス「……くじ引きは運ですから、仕方がないですけど」
エリス「まさか、私が最後にアベル様とお出かけすることになるなんて……」
エリス「皆さん、やたらと応援してくださいましたけど……」ゴロン…
エリス「……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 00:16:00.32 ID:81lzpbGQ0
- あ
- 733 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 00:19:06.52 ID:Sw6G86Z00
- 判定を取ったあたりで今日はここまで
少し判定がギリギリでしたが、パトラは綺麗にデートを終えられたのでエリスもそうなってほしいところです
本日もありがとうございました!
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 00:19:38.98 ID:81lzpbGQ0
- 乙です
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 00:25:13.98 ID:VTEFpkyOO
- おつおつ
どこかポンコツ臭するけど真面目で優しいお姉さんのパトラさん大好き
エリスは多分荒ぶるんじゃないかなあ。だってエリスだもん
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 00:30:05.01 ID:64dPs87f0
- 乙です!
確かにエリスは荒ぶりそうww
- 737 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 23:15:00.99 ID:Sw6G86Z00
- こんばんはー
それではエリス編ゆるりと進めて行きます
- 738 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 23:15:38.40 ID:Sw6G86Z00
- エリスのデート服
01〜50:前に買った白ワンピース
51〜00:当然メイド服です!
コンマ32
01〜50:前に買った白ワンピース
※なんだかんだで、アベルとのデートは楽しみなようです
――
エリス「……」
エリス「皆さん、お洒落をしていましたよね……」
エリス「私はアベル様の剣でメイド。いつ如何なる時も、アベル様の傍に」
エリス「でも……」ゴロン…
エリス「……」チラ…
白の私服「……」
エリス「……///」
エリス「アベル様とのお出かけ……」
エリス「明日限りですけど、特別な日……」ゴロン…
エリス「やっぱり、特別な日くらいはメイドをお休みしても……?」
エリス「うぅぅぅ〜///」パタパタ!
〜〜〜
ロウル「……よし、これはエリスさんちゃんと私服を着ますね」コソコソ
ティア「い、いいんでしょうか? こんな盗み聞くようなこと……」オロオロ
アーシャ「確かにあまりしたいことではないけど、エリスちゃんもパトラさんに近いから……」コソコソ
パトラ「メイド服もエリスさんに似合っていますけど、やっぱり彼女も息抜きは必要ですからね」ヒソヒソ
シア「エリスさん前に選んだ私服を気に入ってくれてましたし、それを着てくれますかね〜?」
アーシャ「……あとは、明日のアベルに任せましょう」スス…
一同「「……」」コクン
〜〜〜
……
――
- 739 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 23:16:51.63 ID:Sw6G86Z00
- ――
……翌日
私服エリス「アベル様、今日はよろしくお願いいたします!」ペコリ
私服アベル「その服を着てくれたか。相変わらず似合っているぞエリス」
エリス「……///」
コソコソ…
ロウル「よし、関門は突破ですね!」グッ
ティア「エリスさん、白い服が似合うなぁ……」
パトラ「アベルさんは本当に私服も黒ばかりなのね」
パトラ「……エリスさんとのデート用の服を選ぶべきだったかしら?」
パトラ「いやでもあの服とアベルさんの身体の組み合わせはやっぱり捨てがたい……」ムムム…
アーシャ「……パトラさん、後ほどそのお話し詳しく」
シア「ど、どんな服を選ばれたんですか〜!?」ドキドキ
パトラ「そ、それはまた後日。今日はエリスさんが楽しめることを願いましょう」
アベル「ところでエリス、出発前に言っておきたいんだが」
エリス「はい?」
真麟の双剣「……」ジャキィン!
アベル「腰のそれは置いていけ」
エリス「で、でもそれじゃあ」アセアセ
アベル「流石にその服に対して帯剣するものではないだろう……」
アーシャ(アベル、メイド服でも帯剣するものじゃありませんよっ!)
アベル「……今日はメイドは休みだ。エリスもそう思ったから、その服を着てくれたんだろう?」
アベル「なに、いざとなれば俺は氷剣を出せる。エリスが武器を持たずとも、守ってやれるさ」
エリス「アベル様……///」
- 740 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 23:18:44.11 ID:Sw6G86Z00
- アベル「今日もいい天気だ。俺はある程度向かうところは決めているが……」
アベル「エリスはどこか行きたいところはあるか?」
エリス「いえ、アベル様のお傍にいられれば、それで十分です///」
アベル「そうか。それじゃあ……」
ファフニール「ヒヒーン!」バッ!
エリス「きゃ!?」
アベル「おお、ファフニール。そっちから来てくれるとはな」ナデナデ
ファフニール「ヒヒン///」
エリス「え? アベル様もしかして……」
アベル「ああ。今日はファフニールに乗っていこうと思ってな」バッ!
アベル「エリスもファフニールならなんとか大丈夫だろう?」
エリス「え、えっと、アベル様は……」ワタワタ
アベル「ふっ……」
ヒョイ!
アベル「俺と一緒だ。放さないから安心しろエリス」ギュゥ…
エリス「は、はいぃ……///」ギュッ…
アベル「戦場で高速移動するのではない……」
アベル「ゆったりと揺られながら普段とは少し違う景色を楽しめれば、エリスも少しは馬に慣れるかと思ってな」
アベル「ちょうどいい機会だと思ったんだ」
エリス「あ、ありがとうございますアベル様///」
アベル「よし、それでは早速出るとしよう。頼むぞファフニール!」
ファフニール「ヒィン!」
トコトコ…
エリス「あ、本当にゆっくりです!」
アベル「速くても大丈夫な時は言ってくれていいからな?」
エリス「はい!」
……
――
- 741 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 23:22:05.94 ID:Sw6G86Z00
- ――
【帝都・街道】
パカ…パカ…
エリス「……もう少し速くても、大丈夫かもしれません」
アベル「エリスもだいぶ馬に慣れてきたか?」
エリス「い、いえ」アセアセ
エリス「乗っているのがファフニールというのと、アベル様がここにいる安心感があるおかげですので……///」
アベル「はは、まあ焦ることはない。今を楽しめているならそれでいいよ」
エリス「馬がみんな、ファフニールみたいならよかったんですけどね」
ファフニール「ヒヒヒン///」
アベル「ファフニールほど懐きやすく、この体躯に健脚を持つ馬など滅多にいないだろうな」
アベル「改めてクラウス王には感謝しかないよ」
エリス「ええ、本当に」
エリス「ところでアベル様、向かわれているのはもしかして……」
アベル「……ああ」
アベル「デート先には向かないのはわかっているんだがな」
アベル「……この数日で、少し俺も思うことがあったんだ」
アベル「用が終われば、また帝都に方に戻ってくるつもりだが……」
アベル「エリスが向かいたくなければ、勿論向かわない。このまま帝都の中心に向かえばそれでいい」
アベル「どうするエリス?」
エリス「いえ。先程も述べました通り、私はアベル様のお傍なら何処へでも」
エリス「それに、ファフニールの背から見下ろすこの道は、新鮮でもありますし」
アベル「そうか……」
アベル「では、向かうとしよう。掴まっていろよエリス?」
エリス「はい!」ギュッ!
アベル「駆けろ、ファフニール!」
ファフニール「ヒヒーン!」パカパカ!
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:22:41.35 ID:vOJKxEC40
- はい
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:22:59.88 ID:AppEs8FDO
- はい
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:24:26.33 ID:ZO/LKheUO
- コンマさん『待っていたぜ!この瞬間(とき)をよぉ!!』
- 745 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 23:25:28.28 ID:Sw6G86Z00
- エリスはなんでこんなに頻繁に偶数ゾロ目叩きこんでくるんですかねぇ!?(白目吐血)
少々お待ちください……
- 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:26:41.04 ID:vOJKxEC40
- エリス隠しスキル:偶数コンマ発生
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/03(水) 23:29:47.42 ID:XkkL5BxaO
- 荒ぶるんじゃないかと言われて速攻荒ぶるってもう草しか生えない
- 748 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 23:44:23.91 ID:Sw6G86Z00
- 暗黒街とエリスの記憶
1迷子判定
50>35
※基準値を下回った為、迷子はおらず
※帝都での迷子発見確定。見られるのも帝都の人間となりました
2幼少期のエリス、その後
>50
コンマ88
8 8
偶数ゾロ目:アベル、幼少期より……?
――
【帝国・暗黒街】
ファフニール「ヒヒーン!」ダダン!
暗黒住民1「!?」
暗黒住民2「ひぃ!?」
アベル「ああ、怯えずとも大丈夫だ。危害は加えない」
暗黒住民達「「こ、皇族の方だー!?」」ピュー!
アベル「あ、おい!? ……流石にこの辺りは、貧民街以上に警戒は厳しいか?」
エリス「皇帝陛下達も最初はここまで堕ちたわけですから、その時の名残も大きいのではないでしょうか?」
アベル「ああ、父上達も葉っぱ一つですぐにのし上がったんだったな……」ブル…
エリス「皇族というだけで恐怖が染みつくのも、わかります……」ブル…
アベル「それにしても……」キョロキョロ
シーン…
アベル「ここも、随分と人数が減ったものだ」
アベル「環境改善としてまず貧民街への移住を進めているが、その効果だろうか?」
アベル「いずれは貧民街もこの暗黒街も、帝都に並ぶくらいにはしたいものだが……」
エリス「先程の様子からすると、まだ住まわれている方はいるんですね」
エリス「色々と事情はあると思いますけど……」
アベル「そうだな……」
アベル「しかし昔はあれだけ苦労した道が、こうも簡単に踏破できてしまうとはな」
エリス「ファフニールのおかげもありますけど、やっぱり誰かから襲われることがないというのは……」
アベル「それが一番大きい要因だな。ここも平和に近づいている証拠だと思いたいところだ」
アベル「しかしこの様子なら、目的地もすぐにつくかな……」
エリス「?」
アベル「……」
……
――
- 749 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/03(水) 23:58:32.87 ID:Sw6G86Z00
- ――
黒い巨馬が、暗黒街を駆け抜ける。
跨るのは黒服の青年と白服の少女。
しっかりと抱き抱えられた少女は、かつての暗黒街からすれば攫われているようにも見える。
だがそれを止める者は誰もいない。
数を大きく減らした住人。馬の装具に施された、黒騎士団の証。
皇族がこんな僻地になんの用なのだと、問い詰める者がいるわけがない。
そもそも誰も、馬に追いつけない。
すぐに走り去るのだから、我が身が可愛い者は彼らをいないものとして扱う。
帝国の最下層、暗黒街。
その暗黒街の、さらにさらに奥。
あまりにも僻地過ぎて、今や誰も人が残っていないような場所。
「……」
誰も、第三皇子がそんなところを目指しているとは夢にも思わない。
(ここ、は……)
ただ一人、抱き抱えられた少女だけは周りの光景に見覚えがあった。
忘れたくても、忘れられるわけがない。
辛く、苦しい記憶の場所。
そして――運命の場所。
(え……?)
年月が経ち、朽ちかけた家屋が見える。
焼け焦げた痕は、あの時のまま。
しかしそこには、少女の見知らぬものが二つあった。
……
――
- 750 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 00:16:39.72 ID:GZiSnPWv0
- 【暗黒街・旧エリスの家跡】
ファフニール「……」ピタ!
エリス「こ、ここは……」スタッ
エリス「私の、お家……」
エリス「でも、あれは……?」
二つの墓石「……」
エリス「お墓、なの……?」
アベル「……」スタッ
アベル「……あの日」
エリス「!」
アベル「あの日、エリスと初めて出会った日」
アベル「俺は、まだ自分が強者のつもりでいた」
アベル「頼れる者は誰もいない。自分の力こそが全て……」
アベル「そう信じ……他の者もそうあるべきだと、子供のお前にナイフを渡した」
エリス「……」ギュ…
アベル「……だが」
エリス「え?」
アベル「そうしてから……俺は不安に駆られた」
アベル「本当にあれでよかったのか。俺がもう少し傍にいてやるべきだったんじゃないか」
アベル「……あのまま泣き崩れ、そのまま死んでしまったんじゃないか」
アベル「俺は……しばらくしてから、引き返していたんだ」
エリス「!!」
アベル「だがそこにはもう泣いていた子供の姿はなかった。俺の言葉を受けて、生き延びようと一人でどこかへ去っていた」
アベル「あれだけ泣いていたのに、両親の亡骸に縋ることもなくな……」
アベル「……強い子だと思ったが、せめて一緒に二人を弔うくらいはすべきだったと。後になって後悔したよ」
アベル「頭の冷静な部分は、何をやっているんだと警鐘を鳴らしているくせに……俺は、拙い子供の手で穴を掘って……」
アベル「不格好な、墓を作っていた。名前も知らない、我が子を最後まで守ろうとした強者の……」
アベル「――エリスを産んでくれた二人の、墓をな……」
エリス「アベル、さま……っ!!!」ジワ…
- 751 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 00:19:59.93 ID:GZiSnPWv0
- 途中ですが、今日はここまで
……容赦なくゾロ目をぶち込んでくるエリスの恐ろしさを改めて実感しました(白目)
帝都の方では荒ぶらないことを祈ります
そして偶数ゾロ目でエリス旧家となったため、先に追加の判定も↓1コンマ二桁で取っておきます
本日もありがとうございました!
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 00:21:02.98 ID:4POc5und0
- 乙
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 00:34:18.23 ID:TzhJDZxa0
- 乙です!
やたらコンマ高いけどこれはいいコンマ?
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 00:55:44.56 ID:jMGoDDSC0
- 乙
この時点で、デート編ラストに相応しい展開だ...
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 08:25:39.88 ID:DOSCgcBE0
- 乙ー
これってアベルもエリス見た時から気になってたってことか
あれ?確か十数年前だからエリスガチロリだよね?アベルロリコ(ry
- 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 08:50:08.98 ID:4POc5und0
- >>755
初恋?がエリスで今でも好きなのでただの純愛なのでは?
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/04(木) 15:03:52.88 ID:hCSXkuZU0
- しかし作者の構想や伏線も俺らの想像の遥か上をいくねえ
意外な展開すぎてたまげたわ
- 758 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 23:35:05.04 ID:GZiSnPWv0
- こんばんはー
遅くなりましたが少しだけ再開します
そしてゾロ目直後にこのコンマ、やはりエリスの運は凄まじいですね……
- 759 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 23:35:52.76 ID:GZiSnPWv0
- アベル「……」ゴソゴソ…
ファフニール「ヒン」スッ…
エリス「?」
慎ましい花「……」
エリス「あっ……」
アベル「もう少し早く考えていれば、さらに手の込んだものを用意できたんだがな」
アベル「シアに無理を言って、彼女が育てている花を少し貰ったんだ」ソッ…
献花「……」
エリス「アベル様……」
アベル「……勇敢なる、エリスの父君と母君よ」
アベル「あなた達が亡くなって幾年も経ちますが、娘さんは強く優しく立派に成長しました」
アベル「私は、そんなエリスに幾度となく救われてきました」
アベル「命を、そして心を……」
アベル「……彼女にはこれからも、傍にいて欲しい」
アベル「あなた達が命を賭して守り抜いた宝を、私が奪ってしまうことをどうかお許しください」
アベル「――絶対に、不幸にはさせないと。ここに誓いましょう」ザッ…
エリス「……」スッ…
エリス「……お父さん、お母さん。お久しぶりです」
エリス「私がわかりますか? エリスです」
エリス「あの日、私を守ってくれてありがとう……」
エリス「もしあの時、私が捕まらなければ。もしあの時、今の強さがあったなら……」
エリス「そう思う時もあるけど……今、私はとても幸せです」
エリス「アベル様に助けて頂いて、それからお友達も出来て……」
エリス「そして……アベル様に、愛して頂いて……///」
エリス「聖国で、少しだけ二人のことも知れたんですよ?」
エリス「……もう、あの日は繰り返させません」
エリス「アベル様達と共に、帝国も聖国も手を取り合える世界を必ず実現させます」
エリス「だからどうか心配しないで、やすらかに……」スッ…
……
――
- 760 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 23:36:33.15 ID:GZiSnPWv0
- ――
……
エリス「……ふぅ」
アベル「……すまないな」
アベル「しかしやはり、ご両親には報告をしておきたいと思ってな」
エリス「……アベル様、本当にありがとうございます」
エリス「私、あの時はまだずっと幼くて、辛くて……」
エリス「お父さんとお母さんが、もう動かないんだって……」
エリス「でも、温かいお兄さんが私を助けてくれたということだけは、焼きついていて」
エリス「お礼も何も言えてなくて。身を守るのに必要だった筈のナイフまで渡してくれて……」
エリス「……ただただ、もう一度あの人に会いたいなって。宛もなく、彷徨っていたんです」
エリス「でもまさか、アベル様が戻られてお父さんとお母さんを弔ってくれていただなんて……」
エリス「なんとお礼を申し上げればよいのか……」フカブカ
アベル「いや、俺は大層なことはしていない」
アベル「それにあの日……俺がもっと強く、もっと早く駆けつけていれば。三人とも助けられたかもしれないというのに」
エリス「……」フルフル
エリス「それはアベル様の責任ではありません。既にこの命を救って頂いただけでも、返しきれない程です」
アベル「俺もエリスにこの命を救われたがな。一人で戦えるつもりで、囲まれて無様に俺は地に這いつくばった」
アベル「まさかそこでエリスと再会して、助けられるとは夢にも思わなかったよ」
エリス「私も無我夢中でした。人にナイフを突き立てるなんて、きっと当時の私は怖くてできなかったでしょう」
エリス「でも、そうしないとこの人もお父さんやお母さんみたいにいなくなってしまう……」
エリス「そう思ったら、身体が勝手に動いていたんです」
エリス「今も、そうです」
エリス「アベル様を失いたくない……そのためなら、私はどんな敵にでも立ち向かえます!」
アベル「……ありがとう、エリス」
アベル「だが、無茶はやめてくれよ? エリスを失いたくないのは、俺も同じだ」
エリス「ええ、勿論。私は、いつまでもアベル様のお傍に……」ギュ…
アベル「あぁ……」ギュ…
- 761 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 23:37:24.93 ID:GZiSnPWv0
- 墓石「……」
エリス「っ、お父さんとお母さんの前で少しはしたなかったでしょうか///」バッ!
アベル「す、すまん。俺もつい……///」バッ!
アベル「……」
アベル「しかし改めて見るとやはり子供の俺が作った代物だ」
アベル「倒壊していないのが不思議な程だが、やはりしっかりとしたものに作り変えるべきか」
アベル「いや、そもそももっと根本的な供養を……」
エリス「いいえ、アベル様。この街が跡形も無くなるならばともかく、しばらくは二人はあのままでお願いします」
アベル「しかしだな……」
エリス「あまり豪華にしてお供えをしても、もしかしたら誰かに盗られてしまうかもしれませんし」
エリス「それに、この場所は……」
エリス「大変だったけど、私達の思い出が詰まった場所でもありますから」
アベル「そうか……」
エリス「お父さん、頑張ってこの家を用意したんだって、お母さんが言っていた記憶があります」
エリス「だからこのアベル様が作ってくださったお墓も、家も……」
エリス「まだ、このままでお願いします」
エリス「……」チラ…
エリス旧家「……」ボロッ…
エリス(私達が、暮らしていた家……)
エリス(……)
- 762 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 23:38:56.71 ID:GZiSnPWv0
- 特殊判定結果(>>752)
エリス家の散策
01〜50:朽ち果ててもう鼠の巣窟に……
51〜70:何もかも奪われているが、思い出は蘇る
71〜85:お父さんの使っていた剣が残っていた
86〜95:お母さんの作りかけの子供服が……
96〜00:???
コンマ98
96〜00:???
――
エリス「……ごめんなさいアベル様」
アベル「ん、どうしたエリス?」
エリス「その……少しだけでいいんです」
エリス「――少しだけ、家の中を覗いてもよろしいでしょうか?」
エリス「も、勿論何か残っている可能性は低いですし……」
エリス「もしかしたら色々な生き物の住処になってしまっているかもしれませんけど……」アセアセ
エリス「それでも……」
アベル「ああ、安心しろエリス」
アベル「思い出の詰まった家なら、気になって当然だ」
アベル「咎めるわけがないだろう。何かが出てきても、俺が黙らせる」
エリス「アベル様……」
エリス「その、では……一緒に入って頂いても?」
アベル「勿論だとも」
エリス「で、では……」ゴクリ…
エリス「……」
エリス「――ただいま、私のお家」
ギギギギ…
- 763 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 23:50:29.91 ID:GZiSnPWv0
- パラ…
パラ…
エリス「あ……?」
アベル「これは、驚いたな……」
ボロボロの椅子「……」
ボロボロの机「……」
朽ちた食器「……」
アベル(外観の朽ち果て具合、そして経過年数)
アベル(そこから考えれば、これだけ原型を保つなどありえない筈だが……)キョロキョロ
アベル(それに野生動物が大量に住み着いているわけでもないだと?)
アベル(これは一体……む?)コツ…
砕けた宝玉片「……」
エリス「あ、それ……」
アベル「っとすまない! 思い出の品だったのか?」
エリス「いえ。でも確か、お母さんが使っていた記憶が……」スッ…
エリス「子供の頃はわからなかったけど、これ……もしかして?」
アベル「……もしかすると、聖国の結界か」
エリス「!! そう、それです!」
アベル「なるほど、しばらくこれがこの家を守っていたのか……」
エリス「お母さん……」
アベル(正体を感づかれないよう微弱なもの。だがそれ故に結界の陣も長く持ったのか……)
アベル(人間の侵入は防げずとも雨風や動物を長年弾き続ける……エリスの母君は相当魔法の扱いに長けていたらしいな)
- 764 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/04(木) 23:56:44.05 ID:GZiSnPWv0
- エリス「も、もしかしたら、何か残っているかも……!?」ソワソワ
アベル「お、俺は下手に触るとまずいな。大人しくしておこう……」
カパ…
エリス「……やっぱり、色々と誰かに持っていかれているようですね」
アベル「真っ先に狙われるのは食糧や金銭だからな……」
アベル「だが家具が残っている以上、可能性はあるぞ」
エリス「そうですよね! あとは……」
朽ち果てた長剣「」ボロボロ…
エリス「お父さん……」
アベル「これは、父君の?」
エリス「はい。お父さん、狩りにもこの剣使ってたなぁ……」
風化した布きれ「」ボロボロ…
アベル「これは……」
エリス「多分、お母さんのものだと思います」
エリス「お母さん、布を繋ぎ合わせて何かしていましたから……」
ゴソゴソ…
エリス「……やっぱり、時間が経ち過ぎているんでしょうね」フゥ…
エリス「子供の私が、何かを持ち出して旅立つという発想をしていればよかったのですが」
朽ちた長布「……」ボロッ…
エリス「あれ、は……」
アベル「エリス?」
- 765 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/05(金) 00:03:43.88 ID:byJEp05d0
- エリス「……もしかして」スッ…
朽ちた長布「……」ポロポロ…
ファサ…
くたびれた小さな本棚「……」
エリス「あ……!」
アベル「その布が壁になっていたのか。棚は傷んでいるが中の本は……」
エリス「……」バッ!
エリス「……! ……!」パラパラ!
アベル(見たところ、数冊の魔道書か?)
アベル(母君の使っていたものなら、大切な形見にもなりそうだが……)
エリス「――あ、あった……! これ……! のこって、た……!」ギュゥ…!
アベル「エリス……!?」オロオロ
エリス「アベル様、残っていました……!」ポロポロ…
エリス「お父さんと、お母さんの思い出……!」ポロポロ…
エリス「ほら、見てくださいアベル様!」バッ!
- 766 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/05(金) 00:13:20.06 ID:byJEp05d0
- 【――家族揃って――】
エリス父『……』ニッコリ
エリス母『……』ニッコリ
幼エリス『……』ニッコリ
アベル「なっ……これは……!?」
アベル「覚えているぞ。この顔はあの頃のエリスそのもの……」
アベル「そうなると、後ろの二人が……?」
エリス「はい。私のお父さんとお母さんです!」
エリス「よかった……アベル様に、お見せできることができるなんて……」グス…
アベル「エリス……」
アベル「しかしこれは一体……絵というには、あまりにも精巧すぎる……」
エリス「……この魔道書は、お母さんが一番大切にしていたものなんです」
エリス「お父さんも不思議がっていて、私もよくわからないけどすごいってはしゃいで……」
エリス「お母さんは、この魔道書をいつか思い出で埋め尽くそうって……」
アベル「思い出で埋め尽くす……?」
エリス「はい」
エリス「――これは、お母さんの作った魔道書。残しておきたい光景を、そのまま魔道書に焼き付けられるんです!」
アベル「!?」
- 767 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/05(金) 00:17:53.06 ID:byJEp05d0
- 途中ですが、今日はここまで
まさかここに来てもう出ることはないだろうと思っていた初期アイテムが出るとは……
元々はもっとエリスのメンタルが脆かった時用の支えでした(エリスどころかティア以外みんな強メンタルですが)
帝都用の判定はまた後日
本日もありがとうございました!
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 00:21:27.23 ID:+k3LeH610
- 乙です!
エリスの相変わらずのコンマ運よww
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 00:39:56.03 ID:3tfQgvQVO
- 乙です
これもうデートちゃう、ゴールイン前の重要イベントや
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 07:20:04.31 ID:dYYHMuTx0
- おつです
すごいなエリス母…
これはエンディングで魔導書にみんなで記念撮影するしかないな!
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 18:58:01.54 ID:WBHxAW+s0
- エリスハウスに向かうのが偶数ゾロ(5%)でそこから本棚見つけられるのがコンマ96〜00(5%)だからこれは0.25%の良イベント……
うん、ソシャゲの最高レア排出率よりは高いから普通だな!(感覚麻痺)
てかこの世界カメラや写真の文化は無かったのね。それを一個人で生み出すってエリスママン相当すごくない?
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 19:04:01.67 ID:9EMkXF/J0
- 意外と暗黒街は弱い人以外にも
こういう訳ありの人々がひっそり住んでいたりするんだろうな
自我を得たはぐれ天使兵とかいたりして
しかしエリスのアベルへの好感度は最早無限大の彼方って感じだろうな
- 773 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/06(土) 23:02:28.07 ID:TRrdq7Ee0
- こんばんはー
エリスは過去に誓いの指輪とドレス反応でも連続偶数ゾロを繰り出していますからね……
確率1/400ってそんなに出るものなのか?
間が空いてしまいましたが、今日もゆるりと再開です
- 774 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/06(土) 23:03:11.59 ID:TRrdq7Ee0
- エリス「どういう原理なのかまでは、私も詳しくは知らないのですが……」パラパラ
エリス「白紙の状態の頁を開いて、魔力を流す……」コォォ…
エリス「こうするとっ!」キィィィン!
アベル「うっ!?」
エリス「魔道書の上に、光球が出てきますので……」
エリス「……」
エリス「折角ですから、外でアベル様の勇姿を残しましょう!」グッ!
……
エリス「アベル様、用意はいいですか?」ソワソワ
アベル「用意も何も、ただ立っているだけでいいのか?」
エリス「はい。この状態で、残したい光景を前にして魔道書を構え、追加で魔力を流す……!」
キュイィィィィィン…
アベル「お、おいエリス!? 魔力の収束音が凄いが大丈夫なのか!?」アセアセ
パシャァ!
アベル「ぬぉっ!?」マブシイ
シュゥゥゥ…
エリス「はい! これで、アベル様のお姿が記録された筈ですよ」
アベル「あの発光は説明が欲しかったぞ……」
- 775 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/06(土) 23:03:45.70 ID:TRrdq7Ee0
- アベル「しかしあれだけで、本当に記録ができているのか? どれどれ……」
アベル『……』
アベル「ほ、本当に俺の今の姿が……」
アベル「シュタイナーの操る天使も凄まじい魔法だったが、これも凄まじい魔法だな」
アベル「魔道書の中に式を完全に記録して術者を選ばないというのも利点だが……」
アベル「これだけ精巧かつ短時間で光景を記録するなど、これからの時代が変わりかねん」
エリス「そう、なのでしょうか?」
アベル「移動や保存が難しいもの、人や物を問わず後世に情報を残すことができる」
アベル「王国であればなんらかの似た道具を生み出している可能性も無くはないが……」
アベル「鮮やかに情報をそのまま本に焼き付けるという技術は、そうそう容易くは作れまい」
アベル「本当に、エリスの母君は凄い方だったのだな……」
エリス「う〜ん、私にとっては優しいお母さんというだけで、凄さは感じなかったんですけれどね」
エリス「……」
エリス「でも、もしお母さんの魔法が凄いものなら、リーナさん達に解析してもらおうかな」
エリス「世界中に広まれば、色々な人が思い出をとっておけるということですものね?」
アベル「そう、だな。だがエリス、その魔道書は……」
エリス「はい。二人の思い出が詰まった……そして今、アベル様も詰まった私の宝物です///」
エリス「も、もうちょっとだけ、私の手元に置いておきたいなって……///」
アベル「ああ、それがいい」
- 776 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/06(土) 23:08:04.06 ID:TRrdq7Ee0
- エリス「まだ白紙の余裕がありますし……」ペラペラ…
エリス「こうしてアベル様を記録すると、あれもこれもと記録したいものが出てきてしまいました///」
アベル「いいじゃないか。母君との約束をエリスが引き継ぐんだ。誰にも文句は言わせない」
エリス「ありがとうございます、アベル様」ギュッ…
アベル「しかし、母君もさぞ無念だっただろうな……」
アベル「見たところ、埋まっているのは魔道書のかなり手前部分だけだろう?」
エリス「そう、ですね。私もまだまだ小さい頃でしたし、場所も場所ですから」ペラペラ
エリス「本当に私が小さい頃のものばかり……でも、こうして残っていたのです。今から続きを……あっ!?」
アベル「ど、どうしたエリス!?」
エリス「……」カタカタカタ…
アベル「一体何を見たんだ!?」バッ!
【――エリス、初めての馬との戯れ――】
幼エリス『』
馬『……』ガブガブ!
アベル「……」
エリス「お母さん……記録する前に、助けて……」カタカタカタ…
アベル「こ、これがエリスの馬が苦手な原因か……」
アベル(ここまで噛まれては、苦手意識も生まれるだろうな……)
エリス「……」パタン
エリス「今日からは、いい思い出を沢山記録します!」
アベル「そ、そうしようか……」
エリス「幸い、今日はアベル様と二人きりのおでかけ……」
エリス「アベル様が二人のお墓を作っていてくれたことも知れて、思い出の本も見つけ出せて……///」
エリス「きっと、この後もいいことが沢山起きそうな気がしますもの///」
アベル「あまり期待しすぎないでくれよ? だが、全力で応えると約束しよう」
エリス「ふふ、それではそろそろ行きましょうか?」
アベル「もうここはいいのか?」
エリス「はい。またいつか、二人に報告することが出来た日に」
アベル「そうか。では……駆けろ、ファフニール!」
ファフニール「ヒヒーン!」パカパカ!
……
――
- 777 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/06(土) 23:10:33.92 ID:TRrdq7Ee0
- ――
【帝都・街道】
エリス「……」キョロキョロ
アベル「どうしたエリス?」
エリス「あ、いえ。この魔道書……」スッ
エリス「思い出だけじゃなくて、綺麗な景色もどんどん記録すれば楽しそうだなって」
エリス「遠く離れた地の人も、本を見るだけでその光景を楽しむことができますし」
アベル「そうだな。どれだけ上手く描いたところで、その焼きついた光景にはそうそう並べまい」
アベル「いつかその技術が広まれば、そういった楽しみ方もできるだろうな」
エリス「はい! で、でもこれは、今は私だけの本です///」ギュッ…
エリス(次に、そしてこれからも残したいものは、もう決まっていますもの……)
エリス「ところでアベル様、次はどちらに?」
アベル「ああ、変わり映えがしないと思われてしまうだろうが……」
アベル「……エリスの新しい服を、探してみたくなってな///」
エリス「ええっ!?」
エリス「そ、そんな! 私、以前のこの服だけでも十分に……///」
アベル「俺がまた違う格好のエリスを見たいんだ。頼まれてくれ」
エリス「あうぅぅ……///」プシュゥゥ…
アベル「確かに今の服も素晴らしいが――っ!?」
アベル「止まれ、ファフニール!」グッ!
ファフニール「ヒヒン!」ピタァ!
特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 23:11:35.40 ID:B/Bjyte20
- あ
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 23:13:38.30 ID:rh9Yiftx0
- あ
- 780 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/06(土) 23:26:38.85 ID:TRrdq7Ee0
- 特殊判定結果
1迷子の性別
奇数:男の子
偶数:女の子
コンマ40
偶数:女の子
2迷子のアベル認知
50>30
※基準値を下回ったため、アベルのことはわからない様子
――
金髪少女「うあああぁぁぁぁ……」ポロポロ…
金髪少女「お父さーん、お母さーん……」ポロポロ…
エリス「あれは……」
アベル「何かに巻き込まれたのかはわからんが……」
アベル(父と母を求めて泣くあの子の姿は……)
エリス(あの時の私と同じです……)
アベル「……エリス、悪いが」チラ
エリス「ええ、勿論です!」グッ!
エリス「あの子を、助けてあげましょう!」
スタッ!
アベル「……大丈夫か?」シャガミ
金髪少女「えぅ……!?」ビクッ!
エリス「安心して。私もこの人も酷いことはしませんからね?」シャガミ
エリス「どうして、泣いていたの?」
金髪少女「あっ……」ジワァ…
金髪少女「お父さんと、お母さんと……」ヒック…
金髪少女「お買いものに一緒に来てたけど……いなくなっちゃって……」ヒック…
金髪少女「私、一人でっ……!」
エリス「よしよし、怖かったですよね……」ナデナデ
アベル「ただはぐれただけか……」ホッ…
アベル「しかし帝都ではぐれたとなると、少し面倒だな」
アベル「帝都の治安も完璧ではない。この子を一人にするわけにもいかないだろう」
エリス「私達で、この子のお父さんとお母さんを探してあげましょう!」
金髪少女「?」キョトン
- 781 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/06(土) 23:39:12.76 ID:TRrdq7Ee0
- ――
……
アベル「……少しは落ち着けたか?」
エリス「お父さんとお母さん、絶対に見つけてあげますからね」
金髪少女「あ、あり、がとう……」グス…
金髪少女「でも……」
アベル「……別に、何かを要求するつもりはないから安心してくれ」
アベル「元々俺達も馬に乗って帝都をゆっくり散策するつもりだったんだ」
アベル「のんびりするついでに君の両親を探す。だから何も気にする必要はないぞ」
エリス「ほら、見てください。凄く大きい馬でしょう?」
ファフニール「ヒヒン!」ドヤ!
金髪少女「わあぁ……!?」
エリス「この子に乗って探せば、きっと見つかりますよ!」
金髪少女「だ、大丈夫かな……?」
アベル「ファフニールは身体は大きいが温厚だから大丈夫さ」
アベル「子供が一人増えても、問題は無い」
エリス「…………こ、怖かったらこのお兄さんにしがみつけばもっと大丈夫ですよ!」
エリス(大丈夫……ファフニールなら、私も振り落とされないはずです……)ダラダラ…
アベル「探すなら、はやく探した方がいいだろう。ほら」ダキアゲ
金髪少女「!?」
アベル「どうだ、ファフニールの背から見た景色は?」ストン
金髪少女「わああぁぁぁぁ! すごい、すごい! お父さんに乗るよりもたかーい!」キラキラ!
アベル「ふふ、ようやく笑ってくれたか」
エリス「よ、よし……」ドキドキ
エリス「それでは、さっそくお父さんとお母さんを探しに行きましょう!」
アベル「駆けろ、ファフニール!」
ファフニール「ヒヒヒーン!」パカパカ!
金髪少女「わっ!? はやいはやーい!」キャッキャッ!
……
――
- 782 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/06(土) 23:48:17.56 ID:TRrdq7Ee0
- ――
……
【帝国・帝都】
ガヤガヤ…
アベル「この混み具合では、もう少し速度を落とした方がいいか」
ファフニール「ヒヒン」トコトコ
エリス「この子のお父さんとお母さんも探しているかもしれませんし……」
エリス「もしかしたら、はぐれてしまったお店で待っているかもしれません」
金髪少女「ご、ごめんなさい……」
金髪少女「私、お店の場所覚えてなくて……」ショボン…
アベル「帝都は似た構えの店も多いから仕方がないか」
エリス「どうやって探しましょうか?」ウーン…
アベル「速度を落としてもファフニールの脚は健在だ」
アベル「それにこの高さなら人混みにこの子も紛れずに済み、かつ人目につきやすい」
アベル「両親が見つけられずとも、誰かが俺達の姿を覚えていれば、そこから両親が辿りつけることもあるだろう」
エリス「このまま散策しながら探すのですね! かしこまりました!」
アベル「さて、はやく見つかってくれるといいんだが……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 23:49:12.72 ID:/rLzyxYI0
- どうだ
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 23:54:21.34 ID:Dya3PIm9O
- くっ
- 785 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/07(日) 00:05:17.35 ID:9a5Sizzo0
- 72>70
※基準値を上回った為、捜索難航
※この後のとある判定に補正がかかります
――
……
アベル「……と、言ったはいいが」
人だかり1「「」」ワラワラ
人だかり2「「」」ガヤガヤ
アベル「この人の多さは想定外だな……」
アベル「これではこの子がはぐれるのも無理はない」
エリス「そうですね……下手をすると、新たな迷子も見つけてしまいそうです」
金髪少女「……」
アベル「そう不安そうにするな。大丈夫だ」ポンポン
「おっ? アベル様!」
アベル「む?」
八百屋1「お久しぶりですアベル様!」
八百屋2「アベル様のおかげで、今日もこいつとぶつかりあいながら商売させて頂いてます!」
アベル「おぉ、お前達か。久しいな。あの時は脅す様な真似をして悪かったな」
八百屋1「いえいえなんの! 俺達がこうしていられるのもアベル様の言葉があってこそです!」
八百屋2「今日はまた一段といい林檎を仕入れています! お安くしますよ!」
アベル「……」チラ
金髪少女「……」ジー…
アベル(捜索に時間がかかる可能性がある以上、手軽に食べられる食料も必要か)
アベル「そうか。ならばいくつか買わせて貰うとしよう。それで、今日のところはどちらが美味いのかな?」
八百屋1「そりゃあ勿論俺の方でさぁ!」
八百屋2「何を言う! 今日も俺の林檎の方が安くて美味いね!」
アベル「ふっ、ならば今日も両方から買わせて貰おうか」
八百屋達「「ありがとうございます!」」
……
八百屋1「あの反応だと、引き分けかねぇ……」
八百屋2「だろうなぁ……」
八百屋達「「……」」
八百屋1「と言うよりも、お前見たよな?」
八百屋2「ああ、見た。正直そっちが気になりすぎて商売忘れそうだったぜ」
八百屋1「アベル様が、でかい馬に金髪の可愛い子と小さい子供乗っけてたけど……」
八百屋2「……まさか、アベル様の子供なのか?」
……
――
- 786 : ◆gEU9La026k [saga]:2020/06/07(日) 00:08:46.73 ID:9a5Sizzo0
- 途中ですが、今日はここまで
緩めにしていた両親捜索難易度が基準値を越えたため、少しだけアベルとエリスが放浪します
そしてそれを考えると、名前を呼ばずにいることが難しいので、フレーバーですが迷子の名前を考えていただけると助かります
あと、先にエリスに選ぶ服も(土下座)
そして判定も先に↓1コンマ二桁で先に
本日もありがとうございました!
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 00:09:36.47 ID:1pnZg11DO
- 乙です
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 00:09:43.88 ID:v3MB0VKk0
- 乙
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 00:10:41.48 ID:v3MB0VKk0
- ちくしょう!8秒遅かった!
- 790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 00:14:30.46 ID:0zN3aFdmO
- おつおつ
アベルもエリスも面倒見良さそうだし、金髪ともなれば誤解は確かにしそう
迷子の名前はアリスとか?なんとなくア(ベル)と(エ)リスの子的な感じで
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 00:28:14.60 ID:7zwKSrQ90
- 乙です!
無駄に高いコンマのせいで親の捜索難航するとか俺のアホー!
あ、子供の名前はアリスに1票でお願いします
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