【鯖鱒wiki】どうやら坂松市で聖杯戦争が行われる様です【AA不使用】2

Tweet

446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 21:43:48.63 ID:SfpUmEzg0
ほい
447 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/12(金) 22:11:49.67 ID:HxrFgbN7O


4:情報求む



「連中はかーなーりお怒りみたいだぜぇ?もうカンカンさ」
「何せ、可愛い妹みたいな子だ。奴等の面子は丸潰れさ!ひっひひひ!」

ケタケタと無神経に笑う招福。その甲高い声に貴方は顔をしかめる
今も苦しんでいるメリッサを前に、ヘラヘラと笑うのが許せないのだろう

「おぅおぅそんな顔するなよぉ。怖い怖い」
「にしても……このガキンチョはお前さんにとってそんな大事なのか?一目惚れかぁ?」
「トーレイエッテめ……マスターに妙な事を吹き込むな」


「ほいほいっと。んで、ガイスロギヴァテスはどうもあちらだけで対処するつもりらしい」
「無茶な事を言うな。どうせ返り討ちにされて餌になるのが関の山だ」
「まあそれは奴さんが決めるこった。だから、そっちの持つ情報を寄越せだとさ」


「マリアさん。どうだろうか、ここは連中とアサシンをぶつけ、消耗した方を……」
「憂午、みとりに言い付けるぞ」「今姉さんは関係無いだろう!?」
「私は反対だ。アサシン陣営は危険過ぎる。私一人で倒す算段がつかない程には」
「よりによって相性悪いボクを呼んじゃったからかねー……あいたたた頭ぐりぐり止めて!?」


「……マスター、貴方はどちらを選択する?」
「メリッサを治すにはアサシンの討伐が不可欠だ。他にも被害者がいる可能性もある」
「しかし、マリアの言う通り、返り討ちにされる可能性も高い。アサシンは元より、奴のマスターは死徒」
「どう足掻いても敵う相手ではない……それで、どうする?マスター」




1:憂午に賛成し、ガイスロギヴァテスに相手を任せる
2:マリアに賛成し、クリスティーナとキャスターで相手をする(アーチャーは判定次第)
3:その他(案が出る度に選択肢に加え、時間を増やします)
22:15から
↓1〜3

448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 22:26:38.59 ID:0546iAAGo
2
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 22:32:22.06 ID:T/oTjHhOO
2
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 22:54:52.73 ID:Jp6KB3Id0
2
451 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/12(金) 23:12:37.59 ID:9++Dg7xW0

【安価確認しました。そして本日はここまで】

【ちなみにですが、貴方のアサシン陣営との相性は最悪。単騎で挑むと確実に死ねるレベルです】


452 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 21:12:11.63 ID:2qxHudSa0

【それでは再開……】


453 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 21:12:53.51 ID:2qxHudSa0





「……俺は、マリアさんに賛成する」
「アサシンは、俺達が倒します!」
「……先、輩?」

力強く、そう訴える貴方。その発言は周囲の空気を凍りつかせる

「な、君は何を言っている!?相手が誰か、君もわかっているだろう!」

貴方の言葉に、憂午は激しく詰問する。普段の厳格さをかなぐり捨てて掴みかかる
それ程までにその発言は看過できなかったのだろう。それでも前を見据えてハッキリと告げる

「アサシン達は平気で人を襲う……誰かに任せる訳にはいかないんだ!」
「確かになぁ。ガイスロギヴァテスは街なんか知った事じゃあない。下手すりゃ市街戦になるだろう」
「しかし……しかし!彼はまだ若者だ。彼を犠牲にするなんて認められない!」

しかし、憂午は許さない。父親として、魔術師として、管理者として



「坂松の管理者としても!一人の父親としても許可は出来ない!」
「この件は専門家でもあるマリアさんに任せるんだ。君は自分の命を守る事だけを考えろ!」
「そんな……」



454 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 21:13:41.72 ID:2qxHudSa0





「……だからこそ、我々がいる」
「互いの願いを叶える為、共に立つ英霊が」
「バーサーカー!君は今、何を言っているのかわかっているのか!?」

「わかっていないのは其方だろう!英霊とは、戦争の代理であり代行するもの」
「ここで英霊に頼らず、誰に頼ると言う!?」


言葉に詰まる貴方。代わりに答えたのは、彼の英霊であるクリスティーナ
その言葉はいつになく激しく、強い口調で責め立てる。これには憂午もたじろぎ、狼狽えて


「そ、それは……しかし、やはり……」
「相手が危険な事はわかってます。けど、俺がやらなきゃ被害がもっと出る!」
「……私としては、反対したい」「見ろ!マリアさんだって……」


「だが、まあ……若い子の自主性は尊重してやりたい。私が面倒を見よう」
「わーい!女の子ばっかでつまんなかったんだ。これから宜しくね!」
「あ、ありがとうございます……?」
「せ、先輩。わ、私、も……」



「話はまとまったみたいだなぁ?それじゃあ、連中にはそう伝えよう」
「もう遅い。今日はとっとと休んだ方がいいと俺は思うけどなぁ。どうよ?」
「……では、そうしましょう。詳しい話は明日、ガイスロギヴァテスを交えて行う!」

「期待しているぞ。ふふ、先輩の胸をどーんと貸してやる」
「全然無いじゃん……それならボクの方が大きくて柔らかあ痛い痛い痛いつねんないで!」


「………………………………」
「? どうかしたの?ムスッとしてるけど」
「別に。……何でも、ないデス」



455 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 21:14:28.68 ID:2qxHudSa0





月は翳り、闇の満ちた空間で一人唄う少女
くるくる。くるりと愛らしく回り、鳥の囀りの様な可憐な声を響かせていた



「──Der Schlus ist schon gemacht」

「──Welt, gute Nacht!」

「──Und kann ich nur den Trost erwerben」

「──in Jesu Armen bald zu sterben」

「er ist mein sanfter Schlaf……」

「……アサシン、その歌は」
「あら、聴いていたの?ふふふ、お代は結構。けれどもリクエストも受け付けないわ」

否。もう一人、暗がりに蠢く血にまみれた男が声をあげる
既に擦り切れ掠れた声。最早雑音と相違の無い音でアサシンに話しかける

「いや……いい。それよりも、喉が渇いた」
「欲しい、欲しい。もっと、もっと心臓を……」
「あら?それなら私に一言命じてくれればいいのに」

くすくすと整った顔を歪ませて笑う。その表情はどこか悪戯っぽく


「宝具を使うの。そうすれば、もーっといっぱい食べられるわ」
「しかしそれで、は」
「今更よ、今更なの。いつ死ぬか、今死ぬかの違いでしかないの」


「ね?命じて?私に、宝具を使え。って、ね」



【膠着状態】+2
【良心の呵責】−1
123:まだダメ
456:部分的に許可
789:全面的に許可
↓1



456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:15:25.26 ID:dgGQe2V+0
ほい
457 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 21:32:01.81 ID:2qxHudSa0


7:大規模に宝具を使用



「……許可、する」
「俺には……時間が、無い。一刻も早く、聖杯を手にしなくては……!」

悩んだ、本当に深く悩んだ
自分の狙う人間は、魔力を持つ者だけ。それを歪めてまで欲しても良いのかと

しかし……このままでは、自分の方が先に果てるだろう
強引に肉体を構成しているが、それがいつまで持つかもわからない
それに、何より……今の自分は血に飢えていた

「ええ。確かに聞き入れたわ。安息の夜を始めましょう」



「“──Jesu, komm und nimm mich fort!”」

「“Dieses sei mein letztes Wort…………”」

「“私の名は───【黒死斑の、吸血鬼】”」

ぞわり。禍々しい、視覚化出来る程の暗黒の魔力が沸き上がる

魔力は風に乗り、風に舞い、風に散り……坂松の至る所へと蔓延っていった



458 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 21:35:02.65 ID:2qxHudSa0

【まだ書いてないので少し判定】

【学校や街の様子は?】
123:ゾンビランド坂松
456:流行り病の噂に
789:まだ猶予はある
↓1

【マスター含めた魔術師の方は?】
123:キツイ
456:かなりの弱体化
789:ガード
↓2

459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:39:35.77 ID:un41UiAk0
ち
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:42:25.50 ID:7MDGnAiqo
どうだ
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 21:49:12.71 ID:VlszOXYQo
再判定?
462 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 21:52:00.12 ID:2qxHudSa0

7:猶予あり
0→9:この場面で振り直すのも面倒なので最大値として判定



その知らせは、本当に唐突だった
多少の違和感はあれど、いつもと変わらない日だろうと予想はしていた
なのに、まさか……!


「どういう事ですか、アサシンが宝具を使ったなんて!」
「本当なの?何かの間違いだったりしない?」
「間違いないわ。街に張り巡ってる魔力計が、深夜から異常に振り切れてる」
「何かしらの干渉をしたと見るのが一番ね」

みとりからの淡々とした報告を聞きながら貴方は机を睨み付ける
そこにいない敵を睨む様に。街そのものを驚異に晒すという不文律を犯した相手へ

「そ、それで……その、アサシンの宝具って」
「現状では不明。とはいえ、未だ被害は大きくなっていない」
「街で体調を崩した人間がちらほらと出ている程度ね。学校には圧力をかけて臨時休校にしておいたわ」
「あ、ありがとうございます……?」


その言葉に若干の疑問を感じつつ、みとりへと感謝の言葉を述べる
……同時に、早くアサシンを仕留めねば。そんな焦燥にも似た感覚が全身を走った


463 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 22:14:18.43 ID:2qxHudSa0





「しかし、どうしたものか……奴等の潜伏先は掴めるか?」
「難しいわね。こうも広範囲だと、絞り込むのも一苦労するわ」
「まして、相手はアサシン……気配遮断は極めて凶悪なスキルだ」


「むむむ……ボクは陣地の中で戦いたいなぁ。魔術師だし」
「今回はサポートに回ろうかな。別にボクがいなくても大丈夫でしょ?」
「馬鹿な事を言うな。今は貴様の手でも借りたい状況なんだよ」

「バーサーカー。俺達は……」
「流石の私も、街一つに干渉する宝具へは対処出来ないな」
「私の宝具は“私の生き様”。それ故に多人数への干渉を防ぐのは無理だ」


各々の陣営が自らの力を発言する。しかし、どれも有効打にはなり辛いものばかりで話が進まない
一人だけ、下を向いて発言しない人物を除けば



「……そうだ、アキラのアーチャー。あいつはどうなんだ?」
「え、あ、私の、サーヴァント、デス?」
「私からも頼もう。アサシンの打倒には彼の力も必要と判断したが」

マリアからの後押しに、むぐむぐとマスク越しに口を動かす
そして、遂に意を決した様に口を開いた


「……アーチャー、来てください。これは、命令デス」
「貴方の力を、先輩に、貸してあげて……!」




【状況が状況】+1
123:ヤだよ
456:渋々ながら出てくる(言うことを聞くとは言っていない)
789:しょーがねーなぁ
↓1
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:15:55.28 ID:VlszOXYQo
そい
465 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 22:32:14.63 ID:2qxHudSa0


9:すんなり納得



「………………」
「アーチャー。話は聞いていたはずデス。先輩と一緒に、街を……」
「あーはいはいわかりましたよ!」


霊体化を解き、姿を表すアーチャー
その威容はこの場の全員が息を飲み、圧倒される程の壮大な躯
青銅の巨人は不機嫌そうに吠えながら、頭をガリガリと掻き出した


「本当か!ありがとう、アーチャー!」
「どうせ嫌だっつってもやらせんだろ。令呪なんか使わせねーからな」
「ヒュウ!流石は神話有数の巨人だ。太っ腹だねえ!抱く?抱いてみちゃう?」
「うっせーよクソアマ!俺はそういうの嫌いなんだよ!」

喧々諤々。一気に騒がしくなる禍門の家
一刻を争う一大事だというのに、今はそんな事を感じさせない程に明るく笑う



「あ、あの。先輩、その」
「アキラ、ありがとう。絶対に俺達は負けないからさ」
「……どうも」


「ふんふん。成る程なあ、やってくれやがる」
「さて、ガイスロギヴァテスの連中はいつになったら来るのかねえ?」



123:明日の夜
456:今日の夜
789:今日の昼
↓1

466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:34:53.40 ID:OEpIgWEW0
あ
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 22:35:36.67 ID:aaaYL54OO
a
468 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/13(土) 22:38:56.86 ID:2qxHudSa0

【さっきと同じ裁定でしたが直下でも結果は変わらないので】

7:すぐに来てくれる

【という訳で、最後にアーチャーのステータスを開示して本日はここまで】

【お付き合いありがとうございました……】


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:アーチャー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓
  【真名】:???                【コスト】:       【属性】:混沌・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
  【筋】:A(50)     【耐】:A(50)     【敏】:C(30)    【魔】:C(30)     【運】:E(10)   【宝】:EX(規格外)
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

469 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/14(日) 21:35:36.76 ID:z2do8/Rb0

【ゆるりと再開】

【安価ありますが人はいますか?】

470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:37:05.31 ID:1vTs0V1No
はいー
471 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/14(日) 21:40:28.70 ID:z2do8/Rb0



「……今日の昼。か」
「緊張しているのか?マスター」
「そりゃあまあ。交渉自体は憂午さんがやってくれるって言うけど」


ドクドクと胸が鼓動している。焦る気持ちを強引に押さえ付ける
思いの外、ガイスロギヴァテスの動きが早い。貴方も飲み込むのに一苦労だ


「……ちょっと、誰かと話してくる」
「気分の転換にはなるだろうしさ。少し、外に出ているよ」

(アサシンを早く倒さないと。けど……)
(そういえば、あいつは……どんな英霊なんだろうな……?)


会話したい人、無ければなしで
↓1、2


472 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:44:00.63 ID:1vTs0V1No
マリア
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:53:14.65 ID:RMP4PgBn0
招福
474 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/14(日) 21:56:33.92 ID:z2do8/Rb0




「……マリアさん。少しいいですか」
「いいとも。私も君とは一度話しておきたかったからな」

軽くノックをして、部屋に入る。マリアさんは快く迎え入れてくれた
一度目は夜だったから気がつかなかったが、彼女の部屋は他の部屋より少し暗い
とはいえ、ほんの薄暗い程度で歩く事に不自由はしていないのだが

「連中との交渉は私と憂午氏、それと、禍門のご老体で行う」
「私としてはサーヴァントが多いに越した事は無いのだが、彼等はガイスロギヴァテスを憎んでいるからな」
「それって、理由は……?」

手を広げ、ふるふると首を振る
どうやらマリアさんも詳しい事は知らない様だ

「正直な所、私は君達に重石を背負わせたくは無い。無いが……」
「今は緊急だ、存分に頼らせて貰う。しかし、危険を感じたらすぐに逃げろ」
「まだ若い君の未来を潰したくは無いからな」



1:「マリアさんだって若いじゃないですか」
2:「どうして、死徒を追っているんですか」
3:その他、自由な台詞安価
↓1

475 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 21:58:51.57 ID:m0FYnPQWO
2
476 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/14(日) 22:25:27.18 ID:z2do8/Rb0




「……どうして、マリアさんは死徒を追っているんですか」
「危険な相手だって、散々言ってたじゃないですか。それならどうして」

しん、と場が静まる。貴方の問いは当然のものだったのかもしれない
しかしマリアにとっては、あまり踏み込まれたくはない質問で。少しだけ思案し

「……うむ。まあ、そうだろうな。君みたいに青い子はそういうの気になるか」
「青い子?」「……若い子供という意味だ」

咳を払いながら、頬を赤らめる
話し辛いなら。と言う貴方に、マリアは気にするなとだけ答えて

「それで、何故か。と問われると……まあ、アレだ。イメージ改善みたいな」

「……イメージ?」
「最近の若い者は〜とか、これだから男子は〜みたいな偏見がな、生き辛いというか」
「あの、それじゃまるでマリアさんも」





「ああ、私も似たような存在……『吸血鬼』だ。」
「………………っ!」


477 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/14(日) 22:35:47.47 ID:z2do8/Rb0





「……やはり、驚くか」
「だって、吸血鬼って……」
「そう。アサシンの同類だな。厳密には違うかもしれないが」

告白して、罪悪感があったのだろうか
表情は動いていないのに、心なしか哀しげに目を下に向けている
服の裾を掴み、自嘲する様に笑う。今まで危険だと言ってきた存在は、何を隠そう自分なのだ

「……すまないが、この事は秘密にしておいてくれ。今、余計な混乱を招きたくはない」
「それを、知ってるのって」
「禍門の当主、雇い主のみとり、それとキャスターだ。君の友人には話していない」


「……可笑しいか?私が平気で君達の仲間面をしている事が」
「嘘だと思うかもしれないが……私は、本当にこの街から奴を排除したいだけなんだ」




1:「そんなに危険な相手なんですか」
2:「でも、マリアさんは悪さしてないじゃないですか」
3:自由安価
↓1

478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:40:07.54 ID:m0FYnPQWO
1
479 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/14(日) 22:54:56.55 ID:z2do8/Rb0




「……そんなに、危険な相手なんですか」
「相手の、その……心臓喰いは」

言葉を選ぶ様に、おずおずとマリアに質問する
その発言を聞いたマリアは顔をしかめ、苦々しそうに舌打ちを

「非常に危険だ。私の相手した死徒の中でも、上に来る」
「初めて活動を開始したのは大陸でな。そこで魔術師を襲って心臓のみを捕食していた……」
「……何で心臓だけを?」
「グルメなんだろうよ。向こうの信仰で、心臓は力の源らしいからな」

「つまり……エネルギーを溜めている?」
「かもな。それで何をしでかすつもりなのかも全くわからん。おまけに……」
「理性を無くしたら、もうそいつは化け物だ。退治した方が慈悲になるというもの」

「だから……人を殺すと思ってはダメだ。あれは最早別種の生き物なのだからな」

微笑みながら、マリアはそう答えた
心臓喰いの動機はわからないが……アサシンに街一帯に干渉する宝具を使わせた以上、倒すべき相手に他ならない

「……ありがとうございました。それでは、また」


480 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/14(日) 22:55:58.39 ID:z2do8/Rb0

【本日はここまで。ありがとうございました】

【安価形式がコロコロ変わるのは、その時に応じてだったり】



481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 22:57:49.09 ID:m0FYnPQWO
乙
482 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/15(月) 21:12:25.01 ID:jwndknzx0

【ゆっくりと再開】

【安価がありますが人はいますか?】

483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 21:15:03.95 ID:43DFqz9Io
連日更新ありがたい
484 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/15(月) 21:21:14.89 ID:jwndknzx0




「よう。浮かない顔だなぁ、小僧」
「うわっ!?あ、アンタは!?」
「ひひひ。何だよつれねぇな。ちっとばかし俺に付き合えよ」

廊下を歩いていると、突然背中に重い感触が
声の主は禍門の長である招福。貴方にしがみつきながら、けたけたと愉しげに笑っている

「つ、付き合うって何を」
「何でも。お茶でもお話でも、なんならベッドの上でも構わないぜぇ。ひひひひひ!」
「……俺と遊んでていいのか。交渉があるだろ」
「お前、俺が相手だとタメ口なんだなあ。年上は敬えよ。衣食住の面倒見てんだぜぇ?俺は」

首にぶら下がりつつ、頬をつつく。……何が楽しいのだろうか
深く考えるのは諦めよう。そう思考を入れ替えると招福に向き合う


「……で、何か用事でも」
「んん?まあ、何だ。世間話でもってヤツだ」
「暇なんだよぉ。付き合え!ひっひっひ」



1:「アンタはいったい、何者なんだ?」
2:「俺よりも、千呼やアキラを気にしてくれよ」
3:自由安価
↓1

485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 21:22:16.99 ID:43DFqz9Io
1
486 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/15(月) 21:48:36.48 ID:jwndknzx0




「……なあ、アンタは何者なんだ?」
「いきなり出てきたり、消えたり……普通の人間じゃ、無いよな?」

「ん?なんだぁ。そんな事が聞きたいのか」
「それともアレか、俺の事をもっと知りたい。とかそんなヤツか!中々に見る目があるねぇ」
「とぼけないでくれ。招福……さん」

「教えてください、貴女の事を」


「……いいじゃねえか。その真剣な顔。うっかり惚れちまいそうだぜ」
「あいわかった。それじゃあちと話してやるとするか!」

にやり。招福の悪戯っぽい顔が、にぃっと弓なりに歪んでいく
肉食獣の如き獰猛な笑み。貴方は少しだけ身動ぎするものの、すんでの所で踏みとどまる
その勇気を讃えてか、口を開いていった


「俺は、数世代前……エーデルワイスのシュヴァルツって知ってるか?」
「あ、ああ。……あの偉そうな子供の事だろ?」


「そいつの正体は、エーデルワイス初代当主。ただの降霊術の家系を“天使に恋した一族”に作り替えた張本人」
「莫大な魂をその身に取り込み、天使の一歩手前にまで近づいた正真正銘の怪物さ」




『シュヴァルツのスキルを開示します』
 ◆魂憑霊術式:偉大なる黒   
  ガイストシュヴァルツ。魂に干渉できる高位の降霊魔術で、魂を弄ることで結び付く肉体にまで干渉する。   
  魂が滅びぬ限りその肉体は即座に修復し、周囲に彷徨う霊体は彼の管理下に置かれる。    
  莫大な神秘を宿す魂は、長き年月を経て肉体が滅ぼうとも新たな肉体を得て現世に留まる。



487 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/15(月) 21:58:44.17 ID:jwndknzx0




…………絶句する。つまり、あの子供、いや


「あいつは……無数の魂を……?」

思い付いた最悪の発想。それを否定するとも肯定するとも呼べない様な不思議な顔で

「もう何べん転生したかは知らねえ。けれども力はどんどん増していってやがる」
「下手すりゃ並みの英霊でも太刀打ち出来ねえかもしれねえ。理屈じゃなくて、“理”でな」

「理……?」
「今回の聖杯は連中が用意したモンだ。何を仕組んでいるかわかったもんじゃねえ」
「主催者特権。ってヤツだ。決して連中に気を許すな。わかったか?」

招福の顔は、真剣そのもの
普段の飄々とした雰囲気は鳴りを潜めている
……けど、そうだとしても、どうしても

シュヴァルツと、貴方の後輩であるアーディーが結び付かないのだ……



「……それに、招福さん。まだ疑問が残ってる」

「どうして、アンタはそんなに外部の家の事情に詳しいんだ……?」


488 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/15(月) 22:16:34.35 ID:jwndknzx0




「ひっひっひ。そりゃあ簡単な事だ。連中から聞いたんだよ」
「聞いた……?さっきの話を……?」
「奴はこの坂松市を使って聖杯戦争を行おうとした。天使へと至る為の、莫大なエネルギーを溜める為にな」

「その時、この土地に根付く魔術の家。ここ、禍門の当主である俺に話したのさ」
「それって、いつの話ですか?」
「もう何十年と経ってる気がするなぁ。憂午が幾つの時だったか?忘れちった!」
「じゃあ、まさか貴女も大量の魂を……!?」



「んな訳ねえだろ。俺はとっくの昔に肉体が死んでんだからよ」
「……は?」

既に死んでいる?理解が追い付かない
幽霊……いや、英霊の様なものなのだろうか?

「いやあ、研究でドジ踏んでな。肉体が消し飛んじまった!」
「聖杯戦争が起きて、現世との繋がりが出来たのが大きいんだろうよ」
「こうして、小僧の前に現れる事が出来たんだからなぁ!」
「まぁ、そういう意味ではお前さんが召喚したみたいなモンと思ってくれていいんだぜぇ?ひひひひひはははははっ!」


『招福のスキルを開示します』
 ◆禍福無門
  自身へと向けた呪詛によって禍と福の理から外れた存在となっている。
  もはや言葉が形をとっただけの存在と成り果てており、ありとあらゆる物理的干渉を受け付けない。
  それは逆に自身から他者に対して物理的な干渉が不可能であることも意味している。
  聖杯戦争となった現在は現世との繋がりが出来ており、ある程度干渉できるようになっている。



「……なんじゃそりゃ…………」
「そら。そろそろお待ちかねだ。さっさと行こうぜ、小僧」



489 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/15(月) 22:17:01.77 ID:jwndknzx0

【ちょっとだけでしたが本日はここまで】

【ありがとうございました……】

490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/15(月) 22:18:30.20 ID:eNKl7aqIO
乙
491 : ◆6QF2c0WenUEY [sage]:2020/06/16(火) 22:15:43.62 ID:nEza0ftJ0

【本日はお休み】


492 : ◆6QF2c0WenUEY [sage]:2020/06/17(水) 22:56:57.65 ID:g+Ro8p9+0

【本日もお休み……】

493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/18(木) 15:28:08.65 ID:4ChTyelKo
招福は見た目が子供な理由がなくね?超天才児だったのかね?
シュヴァルツは新たに肉体に魂を移したてなんだろうかと思うが

時系列的には当主となれるだけ生きてるみたいだし、憂午の生まれるより前には肉体のない存在だったっぽいけど
494 : ◆6QF2c0WenUEY [sage]:2020/06/18(木) 22:10:53.72 ID:u8tmJfRD0

>>493
招福「せっかく娑婆に戻ってきたんだ。なら若い身体の方がいいよなぁ?」

【本日もお休み……明日にはやりたい……!】


495 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/19(金) 21:22:38.73 ID:VuKTe8hBO

【それでは再開】

【参加する人はいますか……?】

496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/19(金) 21:24:19.48 ID:RlAiw8NWo
待ってました
497 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/19(金) 21:25:55.80 ID:VuKTe8hBO





「……邪魔をする」
「来たぞ、禍門の当主よ!早くメリッサを渡して貰おうか!」
「ガイスロギヴァテス……」

門が開く。そこに立っているのは、ドミトリイとルシフェル
貴方とも幾度と無く戦った相手。距離があるとはいえ、それでも背筋が凍る様

「応よ。つっても、今のアイツは面会謝絶だ」
「アサシンの宝具の影響を強く受けている。今無理に動かすと命に関わる可能性が高くてな」

マリアからの説明に納得がいかなさそうな
しかし、認めなければならないという感情を含めた複雑な顔つきで

「……必ず、助けるとここに誓え」
「もし、メリッサを殺した場合……エーデルワイスと共に貴様らも処刑する……!」

「我等禍門の名において誓おう。彼女を無事に貴様らに返すと」
「土地を踏み荒らすハイエナ共とはいえ……約束を違う程、禍門は非道ではない」


バチバチと火花が散る。片や露骨に嫌そうに、片やサングラスの奥で眼を細め
ドミトリイと憂午の間に見えない壁でもあるのかと問いたい程、二人は断絶した空気をぶつけていた



「……なんであの二人あんなに仲が悪いんだ?」
「お家の都合、デス。私も、関り合いになったらダメって、言われて、ます」
「大変だな……」

お家事情には詳しくないものの、その苦労はなんとなく解る
アキラも少し悲しそうだ。彼女も喧嘩する父親の姿は見たくないんだろう


「……戻ろうか。終わり次第連絡するって言ってたし」
「わ、わかり、ました」




【結局交渉はどうなったの?】
『仲が悪い』-2 『ちょっと今それどころじゃない』+3
123:決裂
456:条件の押し付けあい
789:受諾
↓1
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/19(金) 21:30:19.67 ID:gfewmKytO
あ
499 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/19(金) 23:49:19.27 ID:39uk89KW0


8:共闘戦線



別室に移された貴方とアキラ。そしてその英霊
本を読んだり、スマホを弄ったり。二人の間に会話は無い
微妙な緊張感が流れていく。不意に、ノックの音が響いて憂午が入室した


「……君、来てくれないか。アキラもだ」
「はい。わかりました」
「どうやら決まった様だな?交渉の結果が」
「しかし残念だ。私にやらせてくれたならば最良の結果を出したものを!」

「居候が調子乗ってんじゃねーぞ。テメーらなんざオレがブチのめしても良かったんだぜ」
「それをマスターの温情で迎えてやったんだ。立場ってモンを理解した方がいいんじゃ……」

「アーチャー」「ヒッ!?」
「余計な事、言わないで。……先輩、気にしないで欲しいデス」
「あ、うん……いいよな。バーサーカー」
「飼い犬の世話は出来ている様だな。マスターに免じこの場は流そう」


「……マスターが怒るとおっかねえんだよなあ。姫さんを思い出すぜ」
「何か」「何でもございませんよっての!」



500 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/19(金) 23:53:20.95 ID:39uk89KW0



「ハン、久々ね。デカブツに小娘」
「ランサーか。またボコボコに追い回してやろうか?」
「オメーオレに負けっぱなしだろ?何でそんなに偉そうに出来んの?」

「うっさいわねコイツら!本気出すわよ!?」
「駄目だ」「チッ!」

広い客間には、ガイスロギヴァテスの面々。その英霊、ランサー
禍門のメンバーとアーチャー。外部からのマスターであるマリアとキャスター
そして、貴方とバーサーカー……ここに、実に聖杯戦争の大半の英霊が集った事になる

「さて……結論から話そう」
「我々。ガイスロギヴァテス、禍門の両名は、今回の緊急事態に対応し、同盟を締結する事にした」
「条件は“アサシン陣営の討伐。及び、それに付随する妨害の共同打破”」
「この条件は、既に禍門の陣営に下ったキャスター、及びバーサーカーにも納得して貰う」

「勿論だ。元より私は雇われだからな」
「俺もです。けど……」

「エーデルワイスの小娘を殺すな。だろう?」
「うっ」

ルシフェルからの発言に言葉を詰まらせる
彼女のエーデルワイスへの憎悪は凄まじい。ここで同盟が破綻すれば、それは間違いなく貴方の責任になる……



「勿論だ。彼女の処遇は君に一任しよう」
「え?」


501 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/19(金) 23:55:03.08 ID:39uk89KW0




「……なんだその声は。私を見境無く人を襲う悪鬼だとでも思っていたのか」

憮然とするルシフェルに、眼を丸くする
その言葉は本当に嬉しい。けど……

「メリッサを助けたのは貴様だと、俺は禍門の連中から聞いている」
「……その礼という訳では無いが、借りた恩義は返すのが我々ガイスロギヴァテスのやり方だ」
「またまたー。ツンデレなの?ボクはそういうの嫌いじゃないけど!」

「……ともかく、エーデルワイスは全面的に彼に任せるという事で異論は無いな?」


憂午の一言に全員が応じる。どうやら、他の事は既に終わらせていた様だ
そろそろ宴もたけなわ。誰ともなく部屋から出ていこうとして……


「……そうだ。君に話がある」
「え、俺っすか?ルシフェル……さん」
「ああ。実は……」


502 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/19(金) 23:55:51.52 ID:39uk89KW0

【まさかの本日ここまで】

【これだけを書くのにここまで時間を使うとは…orz】

503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/20(土) 00:12:48.83 ID:nVsetAxSO
乙
504 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/20(土) 22:42:47.55 ID:qRb9I/Ae0

【本日はお休み。明日にはやりたい所】

【避難所で少しサーヴァント作成をやるので、良ければ】

505 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/21(日) 21:09:29.36 ID:LuHol2Vk0

【ちょっとだけやります】

【人はいますか?】

506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 21:11:06.09 ID:os1HHD+rO
ノ
507 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/21(日) 21:12:28.99 ID:LuHol2Vk0




「……バーサーカーが、二人?」
「私がイレギュラーな存在である事は既に承知していたが……まさか、クラスも同じとは」

ルシフェルからの発言は耳を疑うものだった
自身の召喚した英霊、クリスティーナが非正規で喚ばれた英霊である事は何度か聞いていた

とはいえ、まさか狂戦士のクラスが重複するとは。恐らくは相手の方が正規なのだろうが……

「別に、大した奴じゃないわ。狂化の影響を差し引いても弱小の部類よ」
「少なくとも、アタシかアーチャーなら片手で捻り潰せる位ね。敵にもならないわ」
「そうか。……では、その英霊の特徴は」
「確か……」


クリスティーナからの問い掛けに応じたのはルシフェル
記憶の糸を辿るように、つらつらと答えていく


「……こんな具合か」
「うーん。特徴らしき特徴は無いかな」
「錯乱していた、か。それも何かを探す様に」
「え、これでわかるの!?もしかしてバーサーカーって名探偵!?」
「……まさか。わかる訳が無いとも」



「とにかく、アサシンへ攻め入るのは本日の夜だ。各自充分に休息を取る様に!」
「それまでは禍門の家の広間を解放する。ガイスロギヴァテスの面々はそこにいるといい」

「では、これで……む、招福様がいない?」
「私達は見ていないが。問題は無いだろう?」
「まあ、確かにそうだが……何をするつもりなんだ?不安だ……」


不安そうに頭を抱える。けれども直ぐ様気を取り直し、的確に指示を出し始めた
決行は今夜。胸に手を当て、呼吸を整える貴方

「よし……やるか!」





508 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/21(日) 21:15:04.78 ID:LuHol2Vk0





豪奢な部屋の中。一人椅子に座り、本を読む男がいた
名をシュヴァルツ。エーデルワイスの首魁にして聖杯戦争の立役者

「出てこいよ幽霊。オレに用なんだろ?」
「けっ、つれねえなあ。それが数十年来の付き合いである俺に対する態度かぁ?」

ふわり。暗闇から抜け出す様に、小柄な少女が表れる
少女……招福はけらけらと笑いながら、シュヴァルツの読んでいる本を取り上げて

「そぅら、ようく見るんだなあ。お前の大親友のご尊顔だぜ?ひゃっひゃっひゃ」
「何が親友だよ、馬鹿馬鹿しい。くたばったって聞いたのにのうのうと戻ってきやがって」
「こっちの台詞だなあそりゃ。……今まで、何人犠牲にしてきた」
「……フ」

招福からの、直球な質問
おどけた表情は消え、何の感情も映さない機械然とした無機質な問い掛け
……沈黙が流れる。シュヴァルツは口元を歪め、馬鹿にしきった様な顔で笑っていた


「犠牲?オレが彼女と添い遂げる為に必要な行為をそんな酷い言葉で表すのか?」

「……そうかい。なら俺からは何も言えねえな」

再びの沈黙。これ以上の言葉は要らないと態度で語るシュヴァルツに何か思う所があったのか
招福は暗闇に消えていく。


“忘れるなよ。お前らの野望に付き合わされた連中の事をな”
「ハッ、とっとと失せろよ。亡霊が」


落ちた本をゴミ箱に放り投げ、新たな本を棚から引き抜く
そのタイトルは……“星の王子様”


509 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/21(日) 21:21:21.89 ID:LuHol2Vk0






「ハッ、ハッ、ハッ……」
「ヴィオレ……クソ!ヴィオレ……!」

静けさに包まれた町の中。ひた走る青年がいた
愛する者の名を呼び、アテも無くさ迷う。顔には焦りの色がありありと
そこに表れたのは、神父服をまとった一人の男性。諭すような声色で彼に話しかける

「いけないな、少年。街は今厳戒態勢だろう」
「大人しく家に戻りなさい。影に命を盗られてしまう前に」
「ふざけるな……!お前が、お前が……!」

「はて、何の事やら。私は教会に来た迷える子羊に手を差しのべただけ」
「私の行動に一切の曇りがあってはならない。その時が来るまで……」
「何訳のわからない事を……!」



「では、君に進むべき道を示してあげよう」
「愛する者を想う感情は素晴らしい。君ならば試練に立ち向かうに相応しい」
「……は?」

男、ロベルトは青年に一枚の紙を握らせる
怪訝な表情を浮かべる青年に、ロベルトは優しげに目を細め



「そこに君の欲するものがある。どうするかは好きにしたまえ」
「………………」
「では、私はこれで。……此方も、急いでやる事があるものでね」

立ち去るロベルトを呆然と見送る青年……鹿黒
その手を見つめ、そして……



510 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/21(日) 21:26:13.49 ID:LuHol2Vk0




「……ん?電話だ、誰だ?」

時は少し経ち、突然かかってきた電話に面食らう貴方
隣にいたアキラとクリスティーナは明らかに怪しげにジトッとした目で

「先輩。出ないほうがいいと、思いますけど」
「私も同意見だな。明らかに不審だ」
「大丈夫だって。……もしもし?」


『………………』「あのー、もしもし?」




『──お前は、エーデルワイスの人間か』
「は?いや、俺は……」
『一人で外れの倉庫に来い。さもないとお前のマスターの命は無いぞ』
「……!?ちょ、待っ……」

聞く前に、乱暴に通話を切られる
色々な誤解があるが、まず……

「行くのか、マスター」
「ああ。そうじゃないとアーディーが危ない」
「……どうして。私達には、関係無いデス」
「関係無くないだろ。アキラだってクラスメイトじゃないか」

「……でも、先輩だって危ないデス。行く必要性は感じません」

……アキラの言う事は尤もだ
これは、自分のエゴでしかない。行かなくても損失にはならない
けど……それでも、アーディーに迷惑がかかるなら、行かなくてはならないだろう



1:一人で行く
2:クリスティーナと共に行く
3:アキラと共に行く
4:その他
21:30から
↓1

511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 21:32:30.69 ID:os1HHD+rO
2
512 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/21(日) 22:07:46.02 ID:LuHol2Vk0




「……おい、来たぞ!」
「アンタは誰なんだ、姿を見せろ!」


指定された場所に到着した貴方
薄暗く澱んだ空気。隠れるにはうってつけの場所だろう
それに怯まず、貴方は声を張り上げる。自らを呼び寄せた者へと

「誰なんだ、俺に何か用があるんだろ!」
「隠れているだけじゃわかんないぞ。出てきてくれ!」
「おーい!本当に訳が……」



貴方の意識の端の端。気にも止めない程の微かな違和感
闇の中から影が伸びる。ゆらりと音を一切立てず、貴方の背後へと
その手には鉄のパイプが握られている。貴方の頭に狙いを定める様に、ゆっくりと振り上げ……


「本当に何なんだ?いったい……」


今、貴方の頭へと───




513 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/21(日) 22:09:16.91 ID:LuHol2Vk0




「させるか!」
「え?……うわっ!?いつの間に!?」
「───っ。な、何でサーヴァントが」

寸前、霊体化を解いたクリスティーナの剣がその腕を捉える
予期していなかった奇襲に加え、相手も英霊が味方にいたとは考えていなかったのだろう
その顔は明らかに狼狽え、怯えている

「ふぅ……サンキュ、バーサーカー」
「だから言っただろうに。私がいなければどうなっていたか」
「バーサーカー……!?お前も!?」
「お前も……という事は、貴様もバーサーカーを召喚したマスターか」

剣を翳すクリスティーナ。相手はへたり込み、尻込みしている
その顔には見覚えがあった。確か、林道副会長の友人の……




「鹿黒先輩じゃないですか!どうして!」 「お前……お前のせいで、ヴィオレが!」
「俺のせいで……?」

「クソ!離せよ!俺は早くエーデルワイスからヴィオレを助けないといけないのに!」
「エーデルワイス……!?」
「……マスター、一度話を聴こう。立て!」

クリスティーナに連行される鹿黒。その眼には憎しみがありありと浮かぶ
……エーデルワイスとヴィオレ。何の関係があるのか。それを聞き出さねばならなくなったのだ

「アーディー……本当に、信じていいんだよな……」




514 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/21(日) 22:10:02.37 ID:LuHol2Vk0

【本日はこれだけ。ありがとうございました】

【暫く書き留めパートが続くので遅れるかも……反応は毎日するつもりですので】

515 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 22:35:09.70 ID:X95xPl+6O
乙
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/22(月) 14:09:47.03 ID:+PcNvTaw0
乙
517 : ◆6QF2c0WenUEY [sage]:2020/06/22(月) 22:45:48.20 ID:T6xz+Naj0

【本日お休み……】

518 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/23(火) 20:02:43.77 ID:jnZ+dXUpo
ロベルトが暗躍してるけどまだメタ視点だけでしかわかってないよな
やはり接触しておきたい
519 : ◆6QF2c0WenUEY [sage]:2020/06/23(火) 22:48:55.40 ID:vPYIOfY00

【本日もオヤスミ……】

520 : ◆6QF2c0WenUEY [sage]:2020/06/24(水) 22:34:22.52 ID:af9Qj5di0

【本日もお休み……】

521 : ◆6QF2c0WenUEY [sage]:2020/06/25(木) 22:44:59.42 ID:TflMWmbu0

【本日もお休み】

【ちょっとこれは幾らなんでもマズいので日曜日に少し進めますね】

522 : ◆6QF2c0WenUEY [sage]:2020/06/28(日) 21:23:57.01 ID:bddEJpj/0

【ごめんなさい。明日に回します】

【纏めるのに時間が……ぐぬぬ】

523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 00:08:49.39 ID:Ts2j2VcTo
乙乙です
なかなか面倒なマスターを送ったかもしれないと心配しておりまする…
524 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 19:30:18.47 ID:7AJTmrJh0

【今日は早めに再開】

【本当に久々ですが、人はいますか……?】

525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 19:44:41.15 ID:yOSGifKsO
ノ
526 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 19:50:50.00 ID:7AJTmrJh0




「……どういうつもりだ?ロベルト」
「わざわざあんなガキに入れ知恵なんざして。いったい何を企んでいやがる?」

坂松市に佇む教会の奥。蝋燭のみが灯る薄暗い部屋でシュヴァルツは詰問する

「入れ知恵?とんでもない。私は一人の監督役として、マスターに助言を与えただけの事」
「私の行動がエーデルワイスに不都合となろうとも関係の無い話では?シュヴァルツ様」

「そうかよ。けど忘れるなよ、この町はオレの支配下にあるって事をな」
「貴方の、ですか……」



「では一つ聞きますが……この“天使の聖杯”は、何者が持ち込んだんでしょう?」
「…………ハ」

ロベルトが静かにシュヴァルツに問い掛ける
坂松の聖杯はエーデルワイスの家が持ち込み、この土地を借り聖杯戦争を開始した
しかし、その大元である聖杯はどこから来たのか?それを知る者は誰もいない

当初こそ、禍門もガイスロギヴァテスも疑っていたのだが……


「いったい何があったのですか?本当に、あの聖杯は天使からの……」
「それを知って何になる?お前はお前の職務だけを忠実にこなしていればいい」
「……そうですか」

不機嫌そうに睨み、教会から去っていく
その姿から目を離さずに、ロベルトは深くため息を吐いて




「やはり、あの聖杯は奪い取ってきた……紛い物の聖遺物か……」

「そんな物を……“我が愛する天使”を召集する為の器にするとは……ッ!!!」


527 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 19:51:46.97 ID:7AJTmrJh0





「……ヴィオレは、エーデルワイスに囚われているんだ」

ぽつり、鹿黒がそう呟く
かなり激しく動揺していたが、落ち着いたのかゆっくりと口を開いていった

「詳しくは言わないけど……俺とヴィオレは各地を転々としてて」
「ちょっと待ってください。転校する時の手続きとかは……」

貴方の質問には答えない。途端に口をつぐみ、目線を下に

「大方、そのヴィオレとやらが魔獣の類いなのだろう」
「……厳密には違うけど」
「もしかして、バーサーカーのマスターって」


「そうだよ!ヴィオレだったんだ。でも、俺のせいで!」
「人質に捕られ、敢えなく敵の軍門に……か」
「何も出来なかった……あのガキ、化け物みたいに強くて、殺されかけて……」

涙を堪える様に、ぐっと目をつぶる
すすり泣く声だけが響く。その悲痛さに貴方は鹿黒の肩にそっと手を

「……わかりました、大丈夫です」
「ヴィオレちゃんは……俺達が助けます!」
「マスター、またそんな安請け合いを……」
「どの道アーディーとはまた話したいと思ってたしさ。丁度いいだろ?」

ニッとはにかむ貴方に、クリスティーナはまたいつものか。と顔をしかめる

「……それに、もう二度と離れ離れになんかさせない。絶対に」
「大切な存在と会えなくなる辛さは……俺だってわかるはずだから」

しかし、すぐに表情は曇る。過去の別離に胸を痛めた貴方の目には涙も浮かんでいた



「大袈裟な……」



528 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 19:54:42.61 ID:7AJTmrJh0





「……お前、本当にお人好しなんだな」
「あいつも言ってたよ。“俺達が卒業しても、庶務になら任せられる”ってさ」
「副会長が?」

「名前は忘れたけど、あんたのクラスメイトの女子や下級生の子もだよ。いつも褒めてる」
「林道の人を見る目は死んでるけどさ。あんたは悪くない奴だと思うよ、俺は」

ぶっきらぼうに呟く鹿黒。その顔は少しだけ晴れやかに

「……助けないと、許さないからな」
「はい!」



「それはいいのだが。その前に其方のバーサーカーの情報を渡して貰いたい」
「エーデルワイスの手に堕ちたのならば、敵対する可能性も高い。無論、負ける気は無いが」
「別に、倒してしまっても構わないだろう?」

自信満々に宣言する。クリスティーナはさも当然と言いたそうに視線を此方に

「……わかったよ」

観念したのか、鹿黒はため息を吐いて考え込む
自分は既に聖杯戦争では勝ち残れない。だが、ヴィオレを失う方が何倍も苦痛なのだから



【隠してる場合じゃない】+2
123:特に思い付かず
456:それなり
789:「そう言えば……」
↓1

529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 20:01:17.20 ID:Jt7yfexp0
えい
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 20:01:49.14 ID:yOSGifKsO
き
531 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 20:21:13.79 ID:7AJTmrJh0



9:「そう言えば……」



「……真名は知らない。狂化で理性とか無かったし」
「ステータスはそれなりに高いけど、元々戦闘に向いた奴じゃないんだろ」

「ああ、バーサーカーは理性を失うクラスって聞いてたけど」
「その『本当だったんだ』という顔はどういう意味だマスター」

狂戦士の定義について納得する。それをお構い無しに、鹿黒は話を進めていく

「まあいい……そのバーサーカーの戦闘手段は」
「剣だよ。ただぶん回すだけで、大して精密さとかは無い」
「そう言えば、狂化は理性だけじゃなくて技術も奪うって……」
「だからその『嘘じゃなかったんだ』という顔は何なんだ?」

クリスティーナの怪訝そうな顔を受け流し、貴方は感心する
どうやら、鹿黒……もといヴィオレのバーサーカーは正統派に近い英霊の様だ


「けど、決定打にはならないか……」
「せめて後もう一押し。何かあれば……」



「……ああ、そうだ。これなんだけど」


532 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 20:40:09.56 ID:7AJTmrJh0




「うわっ!?……何ですかこれ」
「知らない。あのバーサーカーが後生大事に抱えてた人形だよ」


手渡されたのは精巧な人形。豪華なドレスで着飾った、女の子の人形だ

足、手、頬、髪。どれを取っても本物の人間の少女の様な質感を持っていて、どこか不気味だ

しかし、完全無欠な様に見えても所詮は人形

その目だけは、どう見ても作り物にしか見えなかった


「……これは」
「それ、『フラン、フラン』って言っててうるさいから取り上げたんだよ」
「ヴィオレも守らないし……壊そうかと思ってたけど、なんか大切そうだから気が引けて」

「フラン……」
「んー……心当たりは無いな」

フラン。と名の付いた人形を大事そうに抱えるバーサーカー
貴方はその真名に気づかない。フランという人形は、そのバーサーカーにとっては大事なのだろうか?


「バーサーカー?どうかした?」
「……いや、まさか。……な」


533 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 20:50:59.53 ID:7AJTmrJh0

『老バーサーカーのステータスを開示します』

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:?                 【属性】:秩序・狂
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋】:D(20)     【耐】:D(20)    【敏】:A(50)      【魔】:E(10)     【運】:D(20)   【宝具】:A
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

534 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 20:56:21.30 ID:7AJTmrJh0




……時は少し遡り、アーディーの家
何やら剣呑な雰囲気のセイバーに、怯えるアーディー。そして目の前には微笑むシュヴァルツ


「と、言う訳で。セイバーにはアサシンの加勢をして貰いたいんだ」
「正気か……!?奴等は死徒と呼ばれる怪物なんだぞ!」

シュヴァルツの常軌を逸した発言に、さしものセイバーも声を荒く反駁する

「アサシンも危険な存在だ。今は微弱だが、いつ人々を襲うかもわからない」
「今は彼等に助力し、アサシンを打倒すべきであると僕は……」

「あのさあ。何であいつらに討伐令が出ていないかわからないのか?」
「……それは」

……討伐令。聖杯戦争の規律を大きく乱しかねない存在に対して、監督役が施行する一種の指令
アサシンの行動は紛れもなくそれに抵触する。それなのに、何故その気配を見せないのか……


「別に出す程の事じゃないからなんだよ。監督役……エーデルワイスにとっては」

「でも!ロベルトさんは既にエーデルワイスとの関係を断っているはずじゃ!」

「そうだよ。けどそれとこれとは話が違う。奴の思惑が何かは知らないが……」
「あいつが本当に信頼出来る監督役かどうか、今一度良く考えてみる事だな」



535 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 20:58:50.87 ID:7AJTmrJh0




「……………………」

シュヴァルツの話に二人とも言葉を失う
監督役であるロベルトは聖杯戦争の裏で何かを企んでいるのか
その疑念が強く渦巻く。坂松の街で、何かが蠢いているのだろうか


「だからこそ、これはチャンスなんだ」

「ランサー、アーチャー、キャスター、そして番外のバーサーカー」

「そしてアサシン……一気にサーヴァントを仕留める絶好の機会だろ?」

「……バーサーカーを使え。上手く動かせば、奴等を全滅させる事も出来る英霊だ」
「あのバーサーカーが……?」


「きゅぅう……」
「フラン、つまらない。フラン、遊びたい?」
「きゅう!きゅ!」

視線を向ける。バーサーカーはヴィオレを抱き上げ高い高いを

「さあ、アーディー。どうするんだ?聖杯を手にするまたとない機会だ」
「天上の天使を失望させたいのか、それとも使命に殉ずるか。選ぶのはお前自身に委ねよう」

「天、使……」


口の中で呟く単語。その言葉に何を思ったのか
セイバーの焦燥は他所に、アーディーはその口を開く。答えは……



【断れない】+3
1234:拒否
56789:承諾
↓

536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 21:02:09.21 ID:82tiuJ9io
そいや
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 21:06:01.38 ID:5IgEvKqIo
これは良かったんだろうか?
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 21:23:58.59 ID:zXLjJ0WP0
数値が低い側だからまずい気がする
539 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 21:43:47.17 ID:7AJTmrJh0

【実は安価逆だったんですが後出しになっちゃうので今回はそのまま】

4:拒否



シュヴァルツからの問いに、アーディーの目は光を失う
当主からの命令は絶対だ。断るなんて出来る訳がない。……断れない

はい。と頷きかける。目の前の絶望に挫けかける。ふと過るのは、誰かの声

“それは当主に言われたからであって、自分の意思とは違うだろ!?”

「……そう、だよね。センパイ」
「マスター?まさか、本当に……」

それは誰の声だったのか。その真意は何だったのか。……今ならわかる

だったら、ここで挫けたら、その人に会う顔が無くなってしまう。だから……!

「……ま、せん」
「は?今なんつった?」
「出来ません!私の夢は好きな人と結ばれる事ですから!」

シュヴァルツの目は淀んでいく。目の前の少女の言葉を否定するかの様に

「……違うだろ?お前の使命はエーデルワイスと天使を結ばせる事だよ」

対するアーディーの目は光って輝く。一族の歴史を照らすかの様に

「違う!それは誰のものでもない。貴方だけの夢、願いだ!貴方が、一族全ての願いをねじ曲げたんだ!」
「もう止めて下さい!聖杯なんてモノがあるから皆がおかしくなるんだ。一人の願いよりも、街や誰かを傷付けるなんて間違ってる!」


「だから、私はアサシンを倒します。この街に住む人達を傷付けたくない!」
「……!この、失敗作が……!」



【サーヴァントがいる】+2
123:殺害を試みる
456:ヴィオレを拐って四陣営の妨害に
789:↑当主自ら手を下す
↓1

540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 21:46:33.29 ID:Jt7yfexp0
えい
541 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 22:15:38.91 ID:7AJTmrJh0

9:当主自ら戦線に



「だったら……貴様はもう用済みだ」
「一族の恥。一族の異端よ……ここでお別れだ」

冷酷に、そう宣言する。シュヴァルツの身体からは莫大な魔力が

「っ、セイバー!」
「わかっている……!幾ら怪物とはいえ、我等は英霊!現世の存在に遅れは取らない!」

アーディーの指示で、剣を構える
シュヴァルツの力がどれ程であれど、最優とも称されるセイバーが圧倒される事はない

「フ、私の狙いは貴様ではない!」
「……まさかっ!?セイバー、ヴィオレを!」
「きゅいっ!?」

魔力が開く。閃光が目を焼き、アーディーの視界を一瞬だけ奪い取る

シュヴァルツはその隙を見逃さない。動きが停止したそのタイミング。ヴィオレを掴み、外へと飛び出した

残された老バーサーカーは首をかしげ……そのまま霊体化する。魔力の供給を切られたのだろう


「……大丈夫か。マスター!」
「私は平気。でも……ヴィオレが……」

シュヴァルツは言っていた。アサシンへ向かう陣営を纏めて倒すと
バーサーカーの詳細は未だ不明だが、利用する可能性は極めて高い……


「……セイバー!行こう!」
「マスター。体は大丈夫なのか?禍門からの呪いはまだ解けていないだろう」

「平気。じゃないけど……でも、力の無い人だって戦ってるんだ」
「こんな所でへこたれてられない!行こう!」
「わかった。……追うぞ!」

船を出す。小型の帆船は、機動力に優れたもの
これならばシュヴァルツに追い付ける……アーディーとセイバーは船に乗り、空へとかけ上がっていった


542 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/06/29(月) 22:16:13.76 ID:7AJTmrJh0

【本日はここまで。ありがとうございました……】


543 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 22:20:39.20 ID:yOSGifKsO
乙
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/29(月) 22:29:56.55 ID:Jt7yfexp0
乙です
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 23:25:11.56 ID:GKxwSb6Ao
1の書き込みがないけど大丈夫かな
430.61 KB Speed:0.3   ↑ VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可):

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行


スポンサードリンク


Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2026/05/10 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)