【安価・短め】元ビッチと元キモオタの子供が恋人を拾った

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98 : ◆DLsVqu3F.A [sage]:2020/05/09(土) 12:00:10.11 ID:fsY/rsRh0
>>97そういう訳ではありませんが、書ける時に書いているのでこんな形になってしまいます。申し訳ございません。
99 : ◆DLsVqu3F.A [sage]:2020/05/09(土) 12:00:42.98 ID:fsY/rsRh0
>>97そういう訳ではありませんが、書ける時に書いているのでこんな形になってしまいます。申し訳ございません。
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/09(土) 12:18:24.12 ID:xBU6/277O
大事なことなので(ry
101 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/10(日) 11:04:39.64 ID:4rY5Pyny0
ミスりました。
102 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/10(日) 11:41:46.72 ID:4rY5Pyny0
ドビュルルルルッ、ビュルルルルルルゥウウゥウウゥゥゥッ♡ ボビュゥウウウウウウウウウゥウッ♡

僕「う、ぐあっ、ふぅぁっ…………♡」

かぐや「うあっ♡ ぅあうあうあうあぅあぁぁっ♡」ギュゥゥゥゥ〜♡

ドクドクと溶岩のように粘り熱い精液を全て吐き出す。
かぐやさんは絡めた脚を離さず、さらに締め付ける。
僕の精液は所狭しと子宮を満たし、ボッコリとお腹を膨らます。

かぐや「ぅあ…………♡ うあぁぁうぅぁ…………♡ 好き、ぅぁ………うぁぁぅ………♡」

僕「はぁっ、はぁっ…………! ………ふぁ………♡」

今だけは、心配しないで出し切ってしまおう………もう取り返しはつかないけれど………僕はもう一度かぐやさんとキスをして撫で回した。

かぐや「赤ちゃん………んぅ………相上さんとの赤ちゃん………♡ んちゅ、んむ………♡ むちゅぅ………♡」

僕「ん、はぅ、ふぅ……………ん?」

僕がまだ少し射精しながらキスをしていると、ありすに優しく肩を叩かれた。

ありす「お兄ちゃん………次は………♡」

杏「んっ………んっ………………んぁっ……♡」プシャァ………♡

僕が見ると、ありすと杏さんは目をハートにしてマンコをテカテカに濡らしていた。
僕はかぐやさんの手を優しくどかしチンコを抜いた。

かぐや「あぅ、うあ………♡ 抜いちゃやだぁ………♡」ビクッ……♡

僕「ごめんなさい………」

少し残っていた精液が射出され、かぐやの上に白い軌跡を描く。
まだ僕のチンコは雄々しく反っており、それを見た妹と恋人達が熱く湿った息を吐く。

僕「………続けようか」



それからも、僕たちはまぐわいあった。
杏さん命名の、この淫魔次元(サキュバスディメンション)で。

103 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/10(日) 12:13:49.36 ID:4rY5Pyny0
〜翌日〜

かぐや「…………ぅ………ぅうん…………」

かぐや「ふぁぁぁぁ…………」

かぐや「…………」

かぐや(………す、凄いエッチな夢見ちゃったわ…………♡ あんな、あんな相上さんと杏ちゃんと、ありすちゃんとあんな、あんな………♡)

かぐや「………あれ………?」ゴポ……

かぐや(なに、これ………精液…………? ………そんなはず無いわよね………多分、淫夢でイッちゃったんだわ…………ああ、恥ずかしい………今日、どんな顔で相上さんと会えば………♡)



僕「ありすにはともかく、杏さんにもかぐやさんにも思い切り中出ししてしまったけど………あれって、大丈夫?」

昨夜の淫魔次元での出来事を思い出しながら僕は朝立ちの処理をしているありすに聞いた。

ありす「んむ、んぶ、んぷ、んぷっ…………ぷはぁ。えっとね、私は大丈夫。二人の方は一応サキュバスの力を使って避妊はしたけど………もしかしたら妊娠しちゃうかもしれない。だから今度からあの空間を使うときはゴム持ってかないとね」

僕「そうだね………ふぅ………んっ………出るよ、ありす………♡」

ビュ〜〜〜〜〜ッ♡

ありす「んぐっ、んぐっ、んくっ、ごく、ごく…………♡ ふはぁ………♡ 朝一番絞り………♡」

そう言う僕の妹は、言うまでもなく可愛かった。

104 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/10(日) 18:56:57.50 ID:4rY5Pyny0
その日、かぐやさんはずっと顔を赤くしていた。



それから半年の間に、結局現実世界でも僕とかぐやさんはセックスした。
そんな事があったからかかぐやさんと僕の関係はクラスにバレてしまい、余計にクラスからの視線は酷い事になった。
今まで通り接する人、冷やかす人、ヤリチンと陰口叩く人、熱い目線を送る人………
まあ、幸せだから良いけどね。

それからも度々2人を連れ込みお父さんとお母さんを淫夢で眠らせていた為か………お母さんが妊娠したらしい。
妹がまた生まれるそうだ。
家族がまた増えるのは、嬉しい事だけど………ちょっとこれからは気を付けなければいけないな。


僕は、3人の恋人を抱えたまま中学2年生に上がったのだった。
105 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/10(日) 19:17:38.51 ID:4rY5Pyny0
〜中2〜

〜麗華編〜

麗華(13)
種族 人間
名前 聖堂院 麗華(せいどういん れいか)
外見 黒髪ロングの黒眼。特別大きい訳ではないが全体的なバランスは同性ですら虜にしてしまう程完璧
概要 世界的企業グループの令嬢。穏やかな性格で誰に対しても物腰が柔らかい。箱入り娘であり世間の事情はあまり分かっていないがそんな自分を恥じており勤勉な側面もある。性事情に関しては授業で学んだ程度で実践は敏嗣との本番までなかった
惚れ方 暴漢から助けられてから交流を重ねて自分をしっかり愛せる人と分かったから
その他 性知識は有栖にある事ない事を吹き込まれたり。ハーレムに関しては寛容的な態度だが歳相応の嫉妬は隠す気はないらしい

麗華ちゃんを「ですわ」調にします。

〜昼〜

僕は中学2年に上がった。
クラスこそは別になってしまったが、ありすと杏さんとかぐやさんとは何故か良いバランスで付き合い続けられており、「相上爆発しろ………!」という他男子の願いは叶えられていない。
4時限目が終わり、僕はありすが作ってくれた弁当箱を開けた。

僕「ふぁああ………さて。今日の弁当は………」パカッ

ハートマーク。
それも桜で描かれた大きいハートマーク。
男子が覗き込んできた。

男子「お、いーじゃねぇかよぉ敏嗣………! くそー見せつけやがって………!」

僕「別に見せつけて無いって。あげねえぞ」

男子「この! ハート崩してやる!」

僕「やめぃ」

僕はそいつの頭を叩いた。
そいつは血の涙を流しながら自分の弁当に戻っていった。

その時、放送で生徒会の呼び出しがされた。

麗華「あら………忘れていましたわ」

そう言いながら立ち上がったのはクラスのマドンナ、そして世界的企業の令嬢、聖堂院さんだ。
麗華さんは銀色に光る腕時計をチラッと見ると、静かに立ち上がりカツカツと(上履きの筈なのだがそのような幻聴が聞こえる)教室を出ていった。
入れ替わるようにありすと杏さんとかぐやさんが入ってきて、クラスの視線がそこに集中する。

ありす「お兄ちゃん!」

杏「敏嗣」

かぐや「き、来たわよ………」

男子「くぅぅぅぅぅぅうううぅぅ………! 恨むぞ敏嗣ぅううぅぅぅううぅぅ………!」

はぁ………
人間関係って、大変だな。

106 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/10(日) 19:29:11.13 ID:4rY5Pyny0
〜昼休み〜

麗華「あ、恐れ入りますがそこの……相上様。この書類を運んで頂けますでしょうか?」

昼休みに図書室から小説を借りてから戻っていると、聖堂院さんからそう声をかけられた。
僕はクラスでも力持ちで有名な為呼び止められたのだろう。
まあ、この筋肉は夜の運動の結果なんだけどな………

僕は数キロはある書類の束を持ち上げた。
これを女子一人で運ぶのは無理ゲーだろ………断るとかしなかったのか。

僕「おいしょ………さて。行きますか」

麗華「はい」

107 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/10(日) 19:32:08.22 ID:4rY5Pyny0
ある日、敏嗣が麗華が暴漢に襲われている所を発見。助けます。

麗華はいつどこでどんな風に襲われていた?

下1
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/10(日) 19:41:56.51 ID:6GL2WCbY0
空き教室で不良2人に
理由は、強姦目的で襲われてた
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 12:07:35.83 ID:GCBZHtgR0
ある日の放課後、弁当箱を学校に忘れてしまった僕はそれを取りに戻っていた。
あの弁当箱が無ければ明日の弁当が無くなってしまう………
まあ別の弁当箱を使えば良いんだけど、あれが良いんだよな。

僕はひらりと校門を乗り越え教室に向かい、弁当箱を回収した。
そして帰ろうとした時……

……………!

遠くから何かの声が聞こえた。
誰かの助けを呼ぶ叫び声のような………
……あの時と一緒だ。
あの時、ありすを見つけた時と………

僕は耳を澄ませ、その救難信号の出所を探った。

……………!

それは一階から聞こえてきた………
こっちだ!



視聴覚室



僕が鍵が掛かっていた扉を蹴破ると金具が外れ、カランカランと落ちた。

不良1「あ!?」

不良2「なんっ………誰だ!?」

麗華「ひっ、ひぅっ…………」

視聴覚室にいたのは、他校の制服をきた怖い顔の男子2人と、机に座らされ、パンツを下ろされ、ブラジャーを破かれた聖堂院さんだった。
なるほどね………防音がしっかりしているここならなんでもし放題って事か………
110 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/11(月) 21:54:43.24 ID:GCBZHtgR0
僕「そっちこそ誰だよ………」

僕は手に持っていた携帯の録画機能をオンにして視聴覚室の入り口に仁王立ちになる。
この下衆め………逃すわけには行かない。

不良1「そこどけオラァッ!」

不良がパチッと折り畳みナイフを広げ、入り口付近の狭い通路で振るう。
何とか避けたが、ビッ、と僕の胸に一文字に赤い線が引かれた。
その光景もしっかりと録画中だ。

僕「いってぇな………これで正当防衛って事か?」

不良1「これ以上痛い目を見たく無ければそこをどk………」

僕は不良のナイフを奪い、壁に突き刺し使えなくした。

不良1「は…………!?」

そのままスマホで顎にアッパーカットを喰らわし、二人目の不良にはボディにエルボーを突き刺した。
セックスで出来上がった愛の筋肉の力を見縊るなよ………!

不良2「が、はっ………ふっ…………!」

僕「さっさとどっか行け!」

僕がそう叫ぶと二人の不良は身体を引きずりながら逃げていった。
もちろん、その姿もバッチリ録画中だ。

僕「痛たたた………」

僕は録画を止め聖堂院さんの方を向いたが、慌てて目を逸らした。
聖堂院さんの格好は、とても見ていられるものでは無かった。

僕「あ、あの………とりあえずこれを着てください…………」

僕はシャツを脱ぎ聖堂院さんに渡した。
聖堂院さんは震える手でそれを受け取り、身体を隠すように羽織った。

麗華「うっ、ぅうっ……………うっ……………」

夏休み直前の初夏、静かな視聴覚室のクーラーの効いていないじっとりした空気が僕らを撫でる。

展開や、敏嗣か麗華の行動。下1
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/11(月) 21:58:14.35 ID:YtmQ0BrO0
麗華が抱きしめてきて、胸があたり勃起する
麗華もそれに気づき、ズボン越しにそれを撫でる
112 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/12(火) 11:44:38.29 ID:fd7YIdd50
麗華「……あ、あの……どうして、相上様は本日ここに………?」

聖堂院さんが涙を拭きながら聞いてくる。
今日はどの委員会も部活も休みだから、当然の質問だろう。

僕「僕ですか? えっと、弁当箱を取りに来たんです。………本当に今日、忘れて良かった」

麗華「……本当に、ありがたく存じます………」

そう言えば、と思い、今度は僕が聖堂院さんに聞いた。

僕「聖堂院さんこそ、どうして今日学校に……?」

僕の言葉に、聖堂院さんが唇を噛んだ。

麗華「そ、その………も、もし従わなければ、弟を酷い目に合わすと脅されて………よ、呼び出されて………!」

僕は安心させるために震えるその肩に手を置いた。

僕「もう大丈夫です。………聖堂院さんも、聖堂院さんの弟さんも、僕が守りますから。しっかり録画もしていますし、あいつらももう終わりですよ」

麗華「ふっ、ふぅっ………ぐっ………! ひぐっ………あい、うえ様ぁ………! 怖かったです…………怖かったですぅ………!」

僕「っ………!」

安心して緊張の糸が切れたのか、聖堂院さんの瞳からもう一度涙が溢れてきた。
そして、血を避けて僕の胸に顔を埋めた。
聖堂院さんの胸が傷口に当たって痛いが、まあ我慢だ……

麗華「ひぐっ、ぐすっ………! 怖かったです…………怖かったです……………」

僕「…………」

そのまま腰に手を回され、抱きしめられる。
胸がさらにムギュッとなる…………
ぅう、チンコが勃ってしまう………男の性が…………気づかないでくれ………

僕は少し前屈みになり聖堂院さんからなんとかそれを隠そうとしたが、胸に埋まって泣いていた聖堂院さんが何かに気づいたように息を飲んだ。
そして、チンコに何かが触れた。

麗華「…………あの…………これって…………」

聖堂院さんがまるで小動物を可愛がるように僕のチンコを撫で始めたので、僕は慌てて離れた。

僕「ご、ごめんなさい……!」

麗華「あ、うっ…………………わ、わたくしこそ………も、申し訳ございません………」

聖堂院さんは顔を赤くして目を逸らした。
しばし、謎の時を過ごす。

僕「……とりあえず、警察に行きましょう」

麗華「け、警察ですの………? ……でも、そんな事したら、あの人達が……」

僕「ためらう事はありません。あいつらは聖堂院さんを脅し襲おうとし、家族にも被害を及ぼそうとしたんです。………他の被害者が出ない為にも、警察に行きましょう」

聖堂院さんはいくらか考えたようだが、コクリと頷いた。

113 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/12(火) 12:06:41.89 ID:fd7YIdd50
それから僕らは警察に行き、数日事件関係で色々とあった。
もちろん例の生徒2人は逮捕され、聖堂院さんの親(大企業の社長とその婦人)にお礼を言われたり、お父さんとお母さんからは褒められたりナイフ相手に立ち向かうのは危険だと怒られたりした。
大企業のご令嬢という事もあり事件は公にはされず、知っているのは警察関係者と学校関係者、聖堂院家、僕の家族のみ。
視聴覚室の壁にはベニヤ板で舗装がされ、事件の全ては無かった事にされたが………

あの後の視聴覚室での少し不思議な時間は、僕と聖堂院さんの間だけの秘密だった。
少し不思議な気持ちのまま、僕と聖堂院さんはLI○Eを交換した。





………夏休みが始まる。
114 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/12(火) 12:08:50.43 ID:fd7YIdd50
夏休み中に二人が交流します。まだセックスはありません。
夏休みの敏嗣と麗華のイベント(夏休みとか、海とか)下3
矛盾がなければ全部やります。
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 12:20:36.10 ID:ee87CGOi0
麗華の家で勉強(2人きり)
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 12:22:20.93 ID:B2qx/q3SO
ありす、杏、かぐや、麗華、敏嗣(できれば妹も)で海の近くの麗華の別荘でお泊まり会
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/12(火) 12:23:50.82 ID:gm7SypGoO
世間知らずの麗華と街デート
カラオケ行ったり映画みたり
118 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/12(火) 18:52:42.28 ID:fd7YIdd50
>>115>>116>>117の順番通り展開します。
119 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 09:43:46.54 ID:870Vw+gh0
〜夏休み〜

ジーワジーワジーワ………

僕「あぢー………ありすー、えみりー………くっつかないでくれよー………」

えみり「いーやーだー………」

ありす「すぅ、はぁ、すぅ、はぁ……♡ はぁ、いい匂い〜………♡」

僕「………まあ良いけどさ」

夏真っ盛り。
つい最近まで涼しかった筈なのに、急に蒸し暑くなってきてしまった。
家の中で3人半袖半ズボン、川の字でダラけていると、携帯の通知音が鳴った。
僕が携帯を確認すると、聖堂院さんから2人で勉強会をしないかというメッセージが来ていた。

僕「あー………ごめん、聖堂院さんからの呼び出し」

僕は起き上がり、下着とステテコ姿から着替え始める。

えみり「行ってらっしゃーい」

ありす「ご令嬢さんねー………まーた浮気?」ボソッ……

僕「ち、違うって………ただの勉強会だよ」

ありすにそう言われて一瞬ドキッとしてしまったが、何も焦る事はない。
僕たちの間には何にも無いんだから…………無い筈だ…………

120 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 11:31:16.98 ID:870Vw+gh0
〜麗華宅〜

夏休みの宿題を抱え聖堂院さんの家に行くと、既に聖堂院さんが門の前で待っていた。

僕「ごめんなさい、待ちましたか?」

麗華「いえ、大丈夫ですわ」

聖堂院さんは水色のリボンが付いた白い帽子を被り、花柄のワンピースを着ていた。
まさに「ご令嬢」というような立ち姿で、とても綺麗だった。
事件の時にも来たことがある聖堂院さんの家は豪邸で、門から玄関までゆうに10メートル以上はあり、金持ちのテンプレのように執事が1名、メイドさんが5人もいる。
玄関前でお花に水やりをしていた1人のメイドさんに頭を下げられたので挨拶を返してから家に入った。

聖堂院母「あらあらー。相上さんいらっしゃい。何もないところですが、どうぞお上がり下さい」

何もないなんて……これで何も無かったら、僕の家は虚無になるぞ。
僕は会釈をした。

麗華「良いからお母様……相上様のお世話はわたくしがするのでっ………!」グイグイ……!

聖堂院母「あらあら麗華ったら……♡ じゃあ相上さん、また後でね〜」

聖堂院さんがグイグイとお母さんをエントランスの奥に押しやってから戻ってきた。

麗華「………お見苦しいところをお見せしましたわ………」

僕「は、はぁ………」

シャンデリアがかかっているエントランスを通り過ぎ、ペルシャのような絨毯が敷かれた螺旋階段を登り、長い廊下を歩き、ウチのリビングほどの広さもある聖堂院さんの部屋に入った。

僕「何度見ても広いですね………」

麗華「さて………では、早速始めましょう」

僕「ですね」

聖堂院さんの部屋は全ての家具の配置が定規で引かれたように美しく、ベッドの上に置いてある人形さえピッシリと並べられていた。
僕と聖堂院さんは部屋の真ん中の机(高級そうな木で作られている)の上に夏休みの宿題を広げ、2人で静かに勉強会を始めた。

勉強会での出来事。下1
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 11:40:25.15 ID:3LK5xW9MO
休憩といって麗華はベットに横になる。
そのときに色々と見えてしまい、勃起。麗華はそれに気づき、口でしてあげましょうか?と言う。
122 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 11:44:21.67 ID:870Vw+gh0
>>121麗華の性知識は教科書レベルですので……再安価です。下1
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 11:46:44.63 ID:3LK5xW9MO
>>121の勃起したあと、興味ありげに見る&触ってみてもいい?と聞いてくる
124 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 13:01:45.64 ID:870Vw+gh0


麗華「この『戦く』って……どう読むんですの?」

僕「『おののく』ですね。………ん?」

勉強会が始まってしばらく経った時、コンコン、と扉が叩かれ、ケーキの乗ったお盆を持った聖堂院さんのお母さんが入ってきた。

聖堂院母「どう? 勉強やってるー?」

麗華「お母様っ……!」

聖堂院さんのお母さんはうふふと上品に笑いながらケーキとジュースを僕らのテーブルに置いた。
ケーキもジュースも凄い高級そうで食べるのが勿体ないぐらいだ……

聖堂院母「じゃあ、お邪魔したわー♡」

麗華「い、良いですからっ……! お母様は早く出て行ってくださいましっ///」

聖堂院さんは何故か頬を染めながらお母さんを追い出した。
バタン、と扉が閉められて、麗華さんが恥ずかしそうに僕の方を向き直った。

麗華「お、お見苦しいところをお見せしましたわ………」

僕「何というか………エネルギッシュなお母さんだね………」

麗華「否定出来ませんわ……」

どうやらいつも聖堂院さんのお母さんはあんな感じらしい……
僕らはケーキを食べながら勉強会を続けた。

125 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 15:21:59.56 ID:870Vw+gh0
因みに、部屋はクーラーがいい塩梅に効いておりとても涼しいです。



麗華「目が痛い……休憩ですわ………」

僕「はーい」

1時間が経った頃、あくびをしながら麗華さんがベッドに横になった。
部屋はクーラーが効いており涼しいが、特に着替えていない為聖堂院さんの格好はワンピースのままだった。
そのため、ベッドに倒れた聖堂院さんのパンツが、その………見えてしまっているのだ。
ブラジャーもしていないから、肩の部分がズレてちょっと見えそうで………
あえなく、勃ってしまった。
僕はカーペットに座ったまま前屈みになってバレないようにしていたが、視線を感じてベッドの方を見ると、聖堂院さんが横になったまま僕の股間を見つめていた。

僕「っ………!?」

聖堂院さんは頬をピンク色にして、何も言わずにじっくりと僕の股間を見つめている。
そして寝転んだまま体の向きを変え、さらに興味深そうに見る。
僕は今更隠すのも何か変で、動けないでいた。

麗華「………あの夏休み前の学校でも、その……勃起なされていましたわよね………?」

聖堂院さんが小さな声でそう僕に問いかけてきた。
そんなこと聞かれても……

僕「はい……」

僕は素直に答えた。
聖堂院さんはもうしばらく僕の股間を見つめてから言った。

麗華「………触らせてもらっても、よろしいかしら………?」

えっ、と………
僕はしばらく目を泳がして、もう一度目の前の真っすぐ僕を見つめるお嬢様を見た。

僕「…………」コクリ……

しばらく悩んだ挙句、僕は首を縦に振った。
触らせるくらいなら、まぁ……
聖堂院さんはベッドを降りて僕の前に座り込み、こわごわとズボンの上から僕のチンコを撫でた。
あの時のように、猫でも撫でるみたいに……

麗華「………比べ物にならないくらい………大きいですわね………」

頬を真っ赤にしながらそう呟いた聖堂院さんに、僕は不思議に思った。

僕「比べ物……?」

聖堂院さんは、しまった、と言うように反対の手で口元を抑えた。

麗華「あ、い、いえ………その………あの時の怖い方々も勃起なされていたのですが、相上様の物よりも小さいと思いまして………」

聖堂院さんは再び撫で始める。
こそばゆい指遣いに僕がチンコを跳ねさせると、ピクッ、と聖堂院さんも肩を震わせた。
聖堂院さんが続けて言う。

麗華「わたくし、世間で言う『箱入り娘』と言う物らしく、恥ずかしくも性知識と言うものに疎くて……授業で聞いたくらいしか、知らないのですの。でも……何故だか、相上様のこれを見ていると………なんだか………今まで感じたことの無い気持ちになり………♡」

聖堂院さんは短く熱い息を続けている。
聖堂院さんはナデナデ、ナデナデとそのままチンコを撫で続け、目を潤ませ始めた。

麗華「………はぁ………はぁ…………相上様…………♡」

ヤバい、また、危ない雰囲気になってしまっている………
このまま撫でられ続ければ、いずれは射精してしまうだろうが………

どうする?orどうなった?下1
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/13(水) 15:24:48.08 ID:OPF5PzQvO
そのまま手に射精するが、まだフル勃起
127 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 17:32:06.86 ID:870Vw+gh0
僕はそのままされるがままだった。
真っ赤な顔の聖堂院さんにぎこちない手つきで撫でられ続けて、僕は射精してしまった。

僕「はぁ………うっ…………」

ドビュルッ

麗華「きゃ………!」

ズボンの中で射精し、じんわりと染みが広がり聖堂院さんの手にあたたかい粘液が付いた。

麗華「これ、が……精液……///」

僕「あ、ご、ごめんなさ………」

その時、部屋の扉が叩かれた。

128 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 17:43:53.06 ID:870Vw+gh0


聖堂院母「はいはーい。お皿を下げに来ましたよ。……あら、お二人とも静かね」

聖堂院さんのお母さんはお皿を回収すると、今度はミルクレープを新しく置いた。

僕「あ……ありがとうございます……」

麗華「こ、こんなに食べれませんわ……」

聖堂院母「それなら残しても良いわよー。じゃあ、勉強会頑張ってねー♡」

聖堂院さんのお母さんが扉を閉めると、僕らの肩の力が抜けた。

麗華「あぶなかったですわ………」

僕「はい………」

麗華さんはハンカチで手についた粘液を拭き取ると、ミルクレープのフォークに手をかけながら僕のチンコに目線を向ける。

麗華「う…………///」

僕のチンコは一度射精はしたものの、ズボン越しに手でされただけ、だというのもあってまだバキバキに勃っている。
流石にこのまま勉強会は続けられない……

僕「あの………パンツも汚れてしまったので………そろそろお開きにしましょうか………」

麗華「そう、ですわね……///」

それから僕は股間に違和感を感じながら聖堂院さんとミルクレープを食べ切った後、聖堂院さんの家を後にした。

家に帰ってから精液の匂いを嗅ぎつけたありすにめちゃくちゃ言及されたが、なんとか言い訳して乗り切った。
ただし夜にめちゃくちゃ絞られた。

129 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 18:23:22.44 ID:870Vw+gh0
〜夏休み中盤〜

ある日の夜、僕はありすと杏とかぐやと一緒にセックスをしていた。

パッチュ、パチュ、バチュッ、ズチュッ♡

杏「ふぅっ、ふぅっ………♡ ふひひっ、あはっ、んぁあっ♡」

僕「んっ、んむっ、ちゅっ………ふぅっ、ふぅっ………♡」

かぐや「れろ、んっ、んんっ………♡ んぅ、ぅぅあっ、ぅあぁ………♡ ぅあ、ぅあ……♡」

ありす「お兄ちゃん………ぁっ……♡ ぁっ、イクっ、イクぅっ♡」

チンコで杏を、キスでかぐやを、手でありすを愛していると、LI○Eの通知音が鳴った。
多分聖堂院さんからだろう……まあ、後で見ようと思いながら、僕は杏の中にゴム越しに射精した。

ボビュルルルルルルルルゥウッ♡ ドクンッ♡ ドグッ、ドグドグドグッ♡

僕「うっ、ぅぐぅぅぅうぅ…………!」

杏「んひっ、ひぎぃいぃぃっ………♡ あはっ、んぁぁっ♡ はぁっ、はぎっ………♡ ふひひっ、ふひひ………♡」ビクビクンッ、ビクビクッ♡ ビクゥッ………♡

かぐや「んん〜〜〜っ………♡ ぅあ、あぅぅうぅ………♡」ジワァァ………♡

ありす「イクぅうぅっ♡ ぁっ、ああぅっ…………♡ イったぁ…………♡ お兄ちゃん………♡ ぅぁあ………♡」プシャァァァ………♡ プシャ………♡



セックスの後、一人用の狭いベッドに4人で入りながら僕は両手とお腹の上に花状態だった。

杏「んひっ…………♡ 敏嗣ぅ…………♡」

かぐや「ところでさ………さっきのLI○E、誰かしら? 気になってたみたいだけど………」

右手の杏が僕に抱きつき、左手のかぐやがさっきのLI○Eについて聞いてきた。
お腹の上のありすが言う。

ありす「もしかして、麗華ちゃん?」

僕「多分ね………おいしょ………」

杏に敷かれてる腕を伸ばし、スマホを確認すると案の定聖堂院さんからだった。
今度一緒に海の別荘に泊まりに来ないか、というメッセージで、家族や彼女さんも一緒にどうぞ、と書かれていた。
彼女ね………そう、聖堂院さんは僕に彼女がいる事を知っている。
それなのにあんな事やこんな事をしてしまうなんて………

杏「ん………不倫………?」

かぐや「また彼女増えるのかしら………?」

左右から何故か嬉しそうな彼女達の声が聞こえた。

僕「違うって。聖堂院さんとは何も……何も無いから」

ありす「もー、お兄ちゃんったら〜………別に気にしなくて良いんだよ。もっと彼女ちゃん増やしても」

その言葉は彼女としてどうなんだろう………

杏「ふひひ、そうだよ。大企業のご令嬢なんだし、早く彼女にしちゃえば?」

かぐや「……ちょっと嫉妬しちゃうわ。でも、敏嗣さんが良いって言うなら……良いわよ………♡」

僕「だから違うって………」

僕はスマホを閉じて3人にそれぞれ一回ずつキスをした。

僕「この別荘のお話は母さんと父さんに話してみるから、杏とかぐやには日が決まったら連絡するね」

杏「ん………♡」

かぐや「分かったわ………♡」

130 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/13(水) 19:17:51.70 ID:870Vw+gh0
〜数日後〜

綺麗な晴天、絵画のように浮かぶ青雲。
絶好のリゾート日和だ。

僕「おーい、ありす、えみりー」

ありす「はいはーい!」

えみり「じゅんびかんりょー!」

格好は、ありすはサンバイザーを被り、肌を露出しすぎると一般人がサキュバスの能力に晒されてしまうため長袖長ズボン、えみりは白いキャップを被りスクール水着にパーカーを着た格好だった。

母さん「日焼け止め持ったかしら?」

えみり「持ったよー」

母さんは重くなったお腹を抱えながら僕らを見送る。
父さんが母さんの身体を抱えながら手を振った。

父さん「行ってらっしゃい」

僕「行ってきます」

ありす&えみる「「行ってきまーす!」」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 08:50:34.29 ID:9W7pXRsB0


僕たちが公園に行くと、先に長い車代表のリムジンが止まっており、その隣に聖堂院さんの家にいた執事さんと杏とかぐやがいた。

杏「ふひひ、リゾートお泊り、楽しみ………♡」

かぐや「遅かったわね。先に出発しちゃおうかと思っていたわ」

僕「いや、まだ集合時間の20分前じゃないか………」

今回の聖堂院さん主催のお泊まり会、僕はありすとえみりと杏とかぐやと一緒に行くことにした。
杏は黒が基調のゴスロリ風水着を、かぐやは落ち着いた長袖長ズボンの水着をそれぞれ服の下に着ているようだ。
聖堂院さんは同じクラスな為僕の彼女の事は知っているし、先に聖堂院さんには連絡を入れているので大丈夫だ。

執事「ではお乗りくださいませ。出発いたしますので」

僕「分かりました」

ありす「はーい」

えみり「お願いします。うわぁ……本当のリムジンだぁ……」

杏「……長い」

かぐや「涼しいわぁ〜」

そうして僕たちは、聖堂院さんの別荘に向かった。



別荘で待っていた麗華の様子(既に妹2人と彼女2人を連れて行く事は聞いている)。下1
132 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/14(木) 08:51:02.14 ID:9W7pXRsB0
age忘れです。
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 09:12:52.00 ID:3vspHE+FO
大胆なワンピース服でソワソワしている
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 10:13:34.81 ID:Yx3/HWNY0


リムジンが走り始めてから3時間後、森が開けて青い海が見えるとみんなが歓声を上げた。

えみり「きれーっ!」

ありす「うわぁ………! 海だぁ………♡」

僕「マジのビーチだ……」

180°オーシャンビュー、白い砂浜、まるで絵画のように綺麗なビーチだった。
前方には青々と芝の生えた小高い丘があり、その上にちょっとした城レベルの建物が建っていた。

かぐや「え、あれが聖堂院さんの別荘……? ここ本当に日本……!?」

杏「そう言えば海、去年は行っていなかったな………ふひひ………♡ 敏嗣の水着………♡」

リムジンが丘を登りその建物の前に留まった。

執事「さあ、到着致しましたぞ」

リムジンの扉が開くと同時にみんなが飛び出した。

えみり「いやっほーい!」

ありす「こら、まずは荷物を置きなさい」

僕「ありがとうございました」

執事「いえいえ」

僕がリムジンを降りると建物の扉が開き、中から聖堂院さんが出て来た。

麗華「皆様、いらっしゃいませ。相上様も……///」

僕「は、はい、聖堂院さん……」

聖堂院さんはこの前と違い肩が大きく開いたワンピースを着ていた。
そして頬を少し染めてソワソワしている。
荷物を抱えたみんなが聖堂院さんに話かける。

かぐや「今日はよろしくね」

杏「おいしょっ……荷物どこ置けば良い……?」

麗華「は、はいっ。荷物はこっちですの。皆様まずは中で涼んでくださいまし。…………♡」

聖堂院さんは執事さんとみんなを案内しながら、僕の方に目線を送ってまた頬を染めた。
135 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/15(金) 10:14:01.66 ID:Yx3/HWNY0
2泊3日のお泊まり会。イベントやトラブル(セックス以外)下1
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 10:38:36.67 ID:2TGUbyP4O
全員水着姿になって海水浴へ
ありすやえみりの圧倒的ボディラインに落ち込む麗華だが当の2人から杏やひかりを巻き込んで乳繰りあわされる。その光景を一部始終見ていた敏嗣のイチモツが勃起していた事に気づくものの黙ってる
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 10:39:09.67 ID:2TGUbyP4O
>>136
麗華が、です
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 15:12:23.04 ID:T04g/AvOO
ひかりって誰だ
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 15:14:20.79 ID:9iOqiGuNO
かぐやだった申し訳ない
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/15(金) 15:21:44.87 ID:UUVClKEoO
id変わってて草
141 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/16(土) 12:24:20.14 ID:UL6qZNKg0


えみり「海だぁああぁあああっ!」

ありす「やっほー!」

聖堂院さんの家に荷物を置いた僕らは、すぐ海に走って行った。
僕も服を脱ぎボクサーパンツのような水着一丁になった。

杏「海っ……敏嗣の水着っ、ハァ、ハァ♡」タラー……

僕「鼻血を垂らすなっ」

かぐや「そうよ。少し引くわ」タラー……

僕「かぐやもっ。……ほら、聖堂院さんが戸惑ってる」

既に裸を見ている筈なのに……
聖堂院さんの方を見ると、鼻血を一筋垂らしている2人には目もくれず僕の身体をガン見していた。

麗華「はわぁ…………///」タラー……

僕「聖堂院さんもっ!?」



バシャバシャ

ありす「えーいっ♡」ボヨンボヨン

えみり「そっち行ったよー♡」タップタップ

杏「ふひひっ……パスっ……!」バルンバルン

かぐや「トスっ!」バユンバユン

僕「よいしょぉっ」バシッ

麗華「あ、ぅわっ、きゃっ!」ガッ、バチャァンッ!

みんなで水中ビーチバレーをしていた時、聖堂院さんが転んでしまった。

杏「大丈夫……?」

ありす「顔から行った……」

麗華「ぅ、ぅう、しょっぱいですわ………」ザパァッ

かぐや「一回ビーチボールしまっておくわね」

僕「大丈夫ですか?」

麗華「……ありがたく存じますわ……」ザパ……

聖堂院さんはしっかり僕が差し出した手を持って髪に昆布を絡めながら立ち上がった。
それからも僕たちは海の中で遊び続けたが……

麗華「………」チラ……

ありす「波きたー♡」バルンバルン

麗華「………」ぺターン

麗華「………」チラ……

えみり「ぅわああぁああがぼごぼがぼ」タプリタプ

麗華「………」ぺターン

麗華「………………」(´・ω・`)

何故か聖堂院さんが自分の胸とみんなの胸を見比べて(´・ω・`)な顔をしている。
まあ、その……聖堂院さんは胸が全く無いという訳では無いが、みんなに比べたら体型も大人しいし、胸も小さい。
その(´・ω・`)な顔に気付いたありすが後ろから聖堂院さんに抱きついた。

ありす「れーいかちゃんっ! どーしたのー?」

麗華「わきゃぅ!?」
142 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/16(土) 13:21:51.51 ID:UL6qZNKg0
ありす「私達のおっぱい見てたでしょー? むっつりかなー?」モミモミ

麗華「あ、ありす様っ……!? あ、あのっ、お胸はっ……! はぅっ………///」

杏「む、変態発見………」

かぐや「例え同性同士でもセクハラは通用するわよっ!」バシャバシャバシャ!

えみり「なーにやってんのー?」

麗華「はっ、あのっ……! ひやっ、ひわぁああぁっ♡」

あー……なんか大変な事になってしまった。
5人の女子がイチャイチャしていて乳揉みし合っている天国のような光景を見ていた僕は、水面下でチンコを勃ててしまった。
こんなん男として勃たない訳が無いだろう……

モミモミイチャイチャモミモミイチャイチャ

麗華「きゃわっ………!?」

僕「おっとぉ……!」

その時足がもつれた麗華さんが偶然僕の方に倒れて来たので、また顔面から海に突っ込む前に僕はギリギリで支えた。

麗華「あっ……あ、ありがたく存じま………」

僕「みんな気をつけてよ………」

ありす「ごめーん♡」

かぐや「ごめんなさいね……」

みんながバツが悪そうに謝る。
その時僕は聖堂院さんが静かな事に気づいた。

僕「あの、聖堂院さ……」

声をかけようとした時、僕は聖堂院さんが何故フリーズしているか分かった。
聖堂院さんの目は、水面から少しだけ出ている僕の海パン……正確に言えば、勃ったチンコが押し上げた水面から出ている海パンに釘付けになっていた。

麗華「……………」ポー……

僕「せっ、聖堂院さんっ……!?」

麗華「……………っ」ハッ

聖堂院さんはバッと起き上がり赤くなった頬を見せた。

麗華「もっ、申し訳ございませんっ……!」

僕「い、いえっ………」

やっぱり、聖堂院さんは僕のチンコを気にしている………互いに意識しあってしまい、ギクシャクしたまま僕らは海で遊び続けた。

143 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/16(土) 13:51:15.87 ID:UL6qZNKg0


それから、僕たちは2泊3日のお泊まり会を過ごした。
ありすとのセックスもしばらくはお預けして、ごく普通の楽しい3日を過ごした。
聖堂院さんとは少しギクシャクしてしまったけれど、互いに特に何も言わずに過ごしたのだった。

帰りのリムジンには聖堂院さんも乗り、一緒に帰った。

麗華「楽しかったですわね………♡」

みんなが遊び疲れて熟睡している中、起きているのは僕ら2人だけ。
少しこんがりした聖堂院さんは、よりこんがりした僕に微笑んでそう言う。

僕「そう、でしたね………」

麗華「あの、相上様………また今度………ご一緒に遊んでくださりますか………?」

僕「……はい」

僕は頷いた。

僕「次の約束はLI○Eでしましょうか」

麗華「そうしましょう………♡」

聖堂院さんはそうやって満面の笑みを見せてくれた。

144 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/16(土) 13:55:02.44 ID:UL6qZNKg0
〜ある日の朝、とある場所にて〜

……ミーンミーンミーンミーン………

ぼぉおおおおおしっ! つくつくぼおおおおしっ!

ずぃっっちょん! じぃいいぃいいいっっちょぉおおんっ! じじじじじじじ、じじじいいいぃぃぃぃん⤵……

相上と麗華の街デート。
待ち合わせ場所(下1)とデートプラン(下2)
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 14:09:23.96 ID:6PA++f8xO
麗華の家
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 14:18:46.58 ID:zRFDTsUxO
映画→カラオケ→ディナー
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/16(土) 14:19:37.80 ID:a2zzGJRYO
虫の鳴き声で草生える
148 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/18(月) 09:52:03.65 ID:GP8ZIsQR0


ピーンポーン……

僕「おはようございます聖堂院さん」

麗華『あ、相上様………/// ……お待ちしておりました。しばらくお待ちくださいませ』

僕がチャイムを押すと聖堂院さんが応答し、少ししてから扉が開かれた。
門をガラガラと開き聖堂院さんが僕の前に立つ。
聖堂院さんは白いレースのワンピースを着てこの前とはまた別の白いつばひろの帽子を被り、その手にはブランドっぽい小さいバックを持っている。

麗華「で、では………参りましょう………///」

僕「はい」



今日は聖堂院さんとのデートだ。
デートと言っても、世間知らずの聖堂院さんに色々な場所を見せる、というような感じだ。
昨夜、デートすると言う事で杏とかぐやとありすに少し絞られたが、青天井の体力のお陰で寝不足はない。

麗華「あの………まず初めはどこに行くのでしょうか?」

今日のデートプランは全て僕が引き受けた。
僕は聖堂院さんの意見も聞きつつ、なるべく色々な場所を通り目にも楽しく坂の少ない楽なデートルートを作った。

僕「先ずは映画館です。最近話題になっている映画を見に行きましょう」

麗華「映画、ですか………楽しみです………♡」

聖堂院さんはふふ、と微笑んで僕が差し出した映画チケットをしばらく見つめてからブランドバッグに丁寧にしまった。
僕らは街の観光も兼ねながら映画館に向かった。



麗華「わぁ、これが映画館ですの………」

映画館はちょっとした異世界だ。
いわば、うす暗い独特の雰囲気で映画の世界へ誘うエントランス、といった所だろう。

僕「そう言えば……聖堂院さんは映画館には来た事が無いんですか?」

麗華「ええ……恥ずかしながら……」

話を聞いてみると、聖堂院さんはまず余り人が多いところには来た事が無いらしく、映画も親が選んだ映画を家のスクリーンでしか見た事が無いらしい。
僕はそう話ながらポップコーンを買うことにした。

僕「何味が良いですかね」

麗華「えっと………塩、チョコ、キャラメル………あ、このいちご味って言うのが可愛らしいですわね……♡ これが良いですわ……♡」

僕が惜しみなくXLを買うと聖堂院さんはうさぎみたいに喜んでお腹に抱えてぴょんぴょんしていた。
そしてコーラ二杯(XL)を追加注文してから、僕らは指定ホールに行った。


話題の映画の内容と感想(マッド○ックスのような物は却下)下1
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/18(月) 09:55:38.47 ID:XGaiWPy8O
過激なシーンがある恋愛映画
150 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/20(水) 09:55:28.89 ID:nJkyxxkh0


ビーッというブザーと共にホールが暗くなり、スクリーンに例の踊りの上手いカメラマンが映る。
隣を見ると聖堂院さんは映画館の音の大きさに一瞬驚いたようだが、すぐに視線一杯に広がるスクリーンに釘付けになった。
広告が流れ、ロゴが流れ、本編が始まった。

僕らが見に来たのは海外の恋愛映画だ。
レビューの評価がとても高く、内容も面白そうだった為聖堂院さんを誘ったのだ。

主人公は世界的企業のトップで、裏の世界とも繋がりが濃厚のカリスマイケメン。
しかし、ある橋の下で出会ったホームレスの少女がきっかけで、裏の世界の大いなる陰謀に巻き込まれてしまう。
財産、地位、名声、全てを投げ捨て、主人公はホームレスの少女との圧倒的逃避行に挑む………!

151 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/20(水) 11:18:09.34 ID:nJkyxxkh0


画面が暗くなると共にホールが明るくなり、観客がまばらに帰り始めた。
肘掛けに置いてある僕の左手の上には、じっとりと汗ばんだ聖堂院さんの手がしっかりと握っている。

僕「どうでした………?」

麗華「………とっても良かったですわ………!」

聖堂院さんは余韻で興奮気味に頬を赤く染めながら僕にそう言った。
僕も同感だ。

………そう。
映画はとても良かった。
ロマンス、アクション、ストーリー、どこをとっても最高だった。

でも……2人でこの映画を見に来たのはちょっと失敗だったかもしれない。
何故なら、その………ちょっと、過激なシーンが………ね………

映画の3/4ほどの所で、サイボーグダチョウに匿われてからムーディーな2人がそのまま………ね………
とっても気まずかった。

僕「じゃあ、次のプランに移りましょうか」

麗華「そういたしましょう」

僕らは恋人のように肩を並べたまま、映画館をでて次のデート場所、カラ○ケ舘に向かった。

152 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/20(水) 11:50:41.81 ID:nJkyxxkh0
〜カラ○ケ舘〜

カラ○ケ舘に着いた僕らは3時間コースとドリンクバーを取り、2人きりでボックスに入った。

麗華「わあ………ここがカラ○ケボックスですの………?」

僕「そうですよ。何か歌いたいものはありますか?」

麗華「はい、沢山ございますっ………♡」

僕は聖堂院さんにマイクを渡してから基本的な操作を一通り教え、一緒にカラオケを楽しむ事にした。

カラ○ケ舘での出来事。下1
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/20(水) 12:05:54.58 ID:4vRteMIW0
デュエットのラブソングを歌い、お互い意識してしまう
154 : ◆DLsVqu3F.A [sage]:2020/05/20(水) 14:24:01.78 ID:nJkyxxkh0


店員『残り時間30分です』

僕「はい。あ、メロンソーダといちごオ○、2杯ずつください」

店員『分かりました』

僕は受話器を置いた。
今は聖堂院さんがアニソンを熱唱している番だ。

麗華「〜〜〜っ、〜〜〜〜〜〜っ♪」

上手では無いが、それは僕も一緒だ。
さて、次は……SEKAIN○○WARIの曲でも歌うか。



僕が歌い終わると、また聖堂院さんの曲になる。
僕も知っている有名なラブソングだ。
もうそろそろ時間も終わりだな……
そう思っていると、イントロ中に聖堂院さんが2本目のマイクを僕に差し出してきた。

麗華「…………一緒に………デュエットしていただけますの………?」

………そう言えば、このラブソング男女2人の歌手が歌っていたな………
断る訳にも行かず、僕は頷いてそのマイクを受け取り立ち上がった。

僕たちはラブソングを歌った。
特に聖堂院さんは一語一句を自分の言葉だというように、心を込めて歌っているようだった。
その歌詞の全てが僕に向けられているようだった。
………事実、本心なのだろう。
僕が『アイラヴュー』と言えば頬を染め、胸に手を置きながら『アイラヴュートゥー』と返す。
………意識してしまう。
密室の熱気が対流して更に熱くなる。

僕&麗華「「…………アイラヴ、ユー…………」」

………曲が終わった。
僕らの唇と唇がじわじわと近づいて………そして重なっ………

プルルルルルッ、プルルルルルッ

麗華「っ…………//////」

僕「あ………ご、ごめんなさい…………」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/24(日) 22:04:48.21 ID:39hWqL2c0
待ってるぞ
156 : ◆DLsVqu3F.A [sage]:2020/05/24(日) 23:17:25.06 ID:nE8nKOdE0
生存報告。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/26(火) 17:35:11.78 ID:rZBOBDwUO
待機
158 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/28(木) 21:58:46.57 ID:xiwV+I6F0


結局、あの密室で僕たちの間には何も無かった。
カラ○ケ舘からの帰り道、僕達はどちらからともなく手を繋ぎながら夕闇を帰っていた。
その後ろ姿は恋人同士に見えるだろうが、手の繋ぎ方は恋人未満のごく普通の繋ぎ方だ。
友達以上、恋人未満の関係というのはこういう事を言うのだろうか………?

麗華「あ、あの……本日は、誠に楽しかったですわ………♡」

聖堂院さんが頬を染めながら僕に言ってくる。

僕「それなら、良かったです」

麗華「…………」

ニギ、と聖堂院さんの手に力が入った。
5秒程沈黙があってから、聖堂院さんがいつもより大きい声で話しかけてきた。

麗華「あっ、あのっ………! 相上様っ………!」

僕「は、はい………?」

一瞬驚いた僕が聞き返すと、麗華さんは口元をもにょもにょとした後、哀しそうに目を伏せた。

麗華「わっ、わたくし……………い、いえ…………なんでもありませんわ…………」

僕「そうですか………」

僕は、聖堂院さんが何を言おうとしていたかなんとなく分かってしまった。
もう、僕がその言葉を直接聞くのも時間の問題だろう……
それから聖堂院さんとは一言も話さないまま家の前まで見送って帰宅してしまった。

159 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/28(木) 22:01:40.65 ID:xiwV+I6F0


夏休みが終わり、2学期が始まった。
しかし、もう僕と聖堂院さんは今までと同じようには過ごせないだろう。
どこかで互いを意識し合ってしまい、ギクシャクしている……



短くてごめんなさい。
どこでどのように麗華からどのように告白されますか? 下1
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/28(木) 22:35:23.52 ID:z4P5KqKmO
杏やかぐやとイチャイチャしてるのを見かねて、体育館裏に呼び出し自分もハーレムに加えてほしいと言う。
涙目上目遣いで
161 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/29(金) 15:09:05.92 ID:+FNhNL6z0
麗華の敏嗣の呼び方を「敏嗣様」に統一します




夏休みが明けて少しが経ったとある日の昼休み、僕が夏休み前のように杏とかぐやとイチャイチャしている時、視線を感じた僕が教室の扉の方を見るとそこに聖堂院さんが居てこちらをじっと見ていた。
なんだろう、あの表情........少し不機嫌そうだ。
その後、何か不思議な予感を感じながら僕が生徒会で聖堂院さんの手伝いをしていると、聖堂院さんから放課後に体育館裏に来てほしいと呼び出された。
体育館の裏に呼び出されたのは人生で3回目、そして今までの2回でどちらも告白をされてしまい、引き受けてしまった。
僕は放課後、杏とありすとかぐやを校門前で見送ってから、その足で体育館裏に行った。
僕は去年よりも伸びてきた植物の枝を手で押し除け、太陽光の当たらない狭い通路に入った。

麗華「………………」

そこには聖堂院さんが立っていた。
真っすぐ百合のような美しい佇まいで、そのお嬢様は他の誰でも無い僕を待っていた。

僕「...............待ちましたか?」

僕がそう聞くと、聖堂院さんはフルフルと首を横に小さく振る。

僕「で、えっと.........話、というのは.........」

わかり切った事を聞く。
聖堂院さんは風でなびく黒髪を耳にかけてから口を開いた。

麗華「...............あの............こんな事を聞くのはあまりにも非常識だというのは分かっていますわ。でも、どうしても胸の内には納めておけなくて.........」

僕「...........はい..........」

聖堂院さんは目が潤ませ、深い息を2・3挟んでから言った。

麗華「あ、のっ............! わ、わたくしもっ.........! .......わたくしも、どうか敏嗣様のハーレムに入れてくださいませっ!」

ほら、やっぱり告白だっ........? ................!? ...............!!? ..................!?!?

僕「ハーレムっ!?」

麗華「だっ、だめなんですの........?! だっ、だってわたくし敏嗣様のことを思っておりますしっ、そ、そのっ、と、敏嗣様はありす様とハーレムを作ろうとしているんですわよねっ!? なっ、ならわたくしもどうか敏嗣様のハーレムに入れてくださいましっ! お願いですのっ、正妻の座は他の方々に譲りますからっ、そ、側室で構いませんからぁっ!」

僕「ハーレム?! ありす?! 正妻?! 側室?! 待って、待って待って待って、ストップ! 止まってください!」

このまま涙目で上目遣いでズンズン迫られてしまったら勢いでokしてしまいそうだ。
僕は一回聖堂院さんを落ち着かせ、聖堂院さんの言葉を整理する。

僕「う、うぅうぅぅぅん.......っと.........ありすから何を聞きました?」

多分だが、この聖堂院さんの混乱のしようはありすがまた震源だろう。

麗華「えっと、あの、えっと...........も、もし敏嗣様のことが好きなら、告白しちゃいな、という事とか、ありす様も実は敏嗣様のお嫁さんなんだとか........あ、あと、その、せっくす、の事、とか...........////」

また、このパターンか.......

僕「あの.....どうして僕なのか、という理由を聞いてもよろしいですか?」

麗華「そ、それはもちろん、あの時助けて頂きましたし、色々とお出かけにご一緒してくださる内に、さらに魅力的に感じて来たのですわ.........♡ そ、それで、ぜひわたくしも敏嗣様の彼女に、と...........♡」

僕「......知っているとは思いますが、僕には杏さんとかぐやさん、それにありすという恋人がいます。......それを踏まえて、僕の彼女になりたい、と.......?」

聖堂院さんが目を潤ませる。

麗華「だ、だめ、ですの...........? あ、あの、側室で良いですのでっ...........! わたくしはただ、敏嗣様の側に居たいだけですわ......」

僕「思ったんですけど.......側室ってなんですか?」

僕は少し低い声で言った。

麗華「えっ、あっ.........で、ですから、わたくしはただ..........」

僕「ただ側に居たいだけなら彼女じゃなくても良く無いですか」

麗華「えっ...........」

僕「聖堂院さん。僕は側室なんて取りません。絶対に」

その言葉に、聖堂院さんの目から涙が溢れた。
ホロホロと絶望したように、何個も何個も。

麗華「え、ぁう、ぁっ............あっ...........そ、そう、ですわよね........だって、敏嗣様には、もう........」

泣かせてしまった........
162 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/29(金) 15:36:14.23 ID:+FNhNL6z0
僕「違うんです聖堂院さん。キツいことを言ってしまいすいません」

僕は少し焦りながら言った。

麗華「ち、違う........? で、でも、側室は取らないって.......」

僕「はい。でも、それはありす以外はサブというわけじゃ無いというだけで、ちゃんと全員と結婚するつもりなんです。ちゃんとみんなをお嫁さんにして、幸せにしたいんです」

麗華「..............?」

頭の上に『???』を浮かべている聖堂院さんに僕の気持ちをちゃんと説明する。

僕「........僕は、聖堂院さんも幸せにしたい」

麗華「幸せに......」

僕「はい。側室なんて、悲しいこと言わないでください。僕は、本当に聖堂院さんも幸せにしたいんです。なので........もし付き合うのなら、結婚を前提に付き合います。正妻もその他もありませんから」

麗華「そういう、ことなのですわね........」

僕「はい。重いと思ったら、すいません...........僕と結婚してくれますか?」

聖堂院さんが恥ずかしそうに顔を伏せた。

麗華「わたくしが........間違っていましたわ..........こんな生半可な気持ちで告白なんてして、申し訳ございませんでしたわ。まさか、逆にプロポーズされてしまうなんて............」

顔をあげた聖堂院さんの頬には、温かい涙が伝っていた。

麗華「もちろんですわ........♡」

僕「.......ありがとうございます」

聖堂院さんは僕の胸の中に顔を埋めて、ぎゅっと優しく抱きしめてくれた。

僕「................ああ、それと、聖堂院さん、あの............」

麗華「ん.........なんですの........?」

一つ、訂正することがあって、僕は真正面からしっかり聖堂院さんに言った。

僕「結果的にそうなっただけで、僕別にハーレムを作ろうとして作ったわけじゃありませんからね」

163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 15:45:38.34 ID:giOn7OFJO
ネクスト女の子
164 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/29(金) 15:47:54.74 ID:+FNhNL6z0
〜次の日、体育館裏〜

僕はまたみんなを体育館裏に呼び出し、土下座していた。

僕「申し訳ございません」

杏「..........ありすから話は聞いてた.........♡」

かぐや「まあ、そろそろかな、とは思っていたわ」

ありす「おめでとー♡」

3人が3人別々の反応をする。

麗華「あ、あの.......ふ、不束者ですが、何卒よろしくお願い致しますわ..........♡」

杏「まさに社長令嬢.......こちらからも宜しく」

かぐや「これでまたハーレム計画に第一歩だわ。よろしくね」

ありす「よろしくー」

軽い...........僕は顔を上げてみんなにお礼を言った。

僕「.........みんな.........ありがとう..........」

僕の隣の『麗華さん』が、こんなロクでも無い僕の姿を見て、上品に微笑んだのだった。

165 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/29(金) 15:52:41.10 ID:+FNhNL6z0
ちなみに、ある程度ありすからあるコトないコト吹き込まれている麗華ですが、少し長くなってしまいましたし、社長令嬢なのでこのままセックスしないまま次の女の子に行きますか?
それとも、ありすから吹き込まれたあるコトないコトを元に麗華が行動を起こしますか?
麗華とセックスするか次の女の子か。下1
セックスの場合、ありすから吹き込まれた性知識とそれを元に麗華が起こした行動。下2
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 16:04:58.27 ID:FtcBEg82O
テンポ良くいくため次の子で
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/29(金) 20:03:13.17 ID:vihmR4NBO
敏嗣はセックスの怪物であり1度男として受け入れると底無しの性欲に溺れさせられると言われる(実際は全員の相手を最後まで出来る絶倫具合と自身を含めたハーレム達の性行為への貪欲さを比喩してるだけ)
168 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 11:45:49.10 ID:0R4nyayu0
>>166>>167

〜真桜編〜

種族 人間
年齢 16(中3当時、13歳)
名前 桜井真桜(さくらいまお)
見た目 ショートカット。ボーイッシュ。ボクっ子。胸は普通。
出会い 朝、ジョギングしてたら会って、ジョギング仲間になった。
惚れ方 周りから、女っぽくないってからかわれてたけど、敏嗣だけはかわいい女の子扱いしてくれた。
備考 男っぽい口調だが、少女漫画のような恋をしたいと思ってる。陸上部所属でクラスは違うが同学年。



『俺』は中3になった。
去年から麗華さんとは正式に付き合うことになったが、
169 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 11:46:25.87 ID:0R4nyayu0
ミスです。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 11:51:33.97 ID:xdaInxkpO
>>167の内容は次の子でやるの?
171 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 12:17:02.90 ID:0R4nyayu0
>>167はありすが麗華に吹き込んだ物です。
172 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 12:18:35.19 ID:0R4nyayu0
ちょっと>>165で書き方ミスっていましたが、書いてくれたので採用します。
173 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 12:37:56.10 ID:0R4nyayu0
中3はミスです。中2の秋です。



種族 人間
年齢 16(中2当時、13歳)
名前 桜井真桜(さくらいまお)
見た目 ショートカット。ボーイッシュ。ボクっ子。胸は普通。
出会い 朝、ジョギングしてたら会って、ジョギング仲間になった。
惚れ方 周りから、女っぽくないってからかわれてたけど、敏嗣だけはかわいい女の子扱いしてくれた。
備考 男っぽい口調だが、少女漫画のような恋をしたいと思ってる。陸上部所属でクラスは違うが同学年。



あれから麗華さんとは正式に付き合うことになったが、大企業のご令嬢だからか結婚まで純潔は守らなければいけないらしくセックスはしていない。
ただし、麗華さんだけ仲間外れ、というわけにもいかないので、麗華さんがどうしても我慢できなくなった時は僕が手や口を使って麗華さんを満足させているんだ。
純潔はしっかりと守っているのだ。

ある朝。

僕「ふっ、ふっ、んっ、んっ..........」

日鳥さん「あ.....おはよ〜敏嗣君」

僕「ふぅ........おはようございます日鳥さん」

僕が家の前で準備運動をしていると、近所の日鳥さんが挨拶をしてきた。
日鳥さんとは中学になってから知り合ったご近所さんだ。
未亡人で、僕に色々とよくしてくれる人だ。
勘違いしないでくれよ、体の関係は無いぞ。

日鳥さん「偉いわね〜毎朝毎朝。いってらっしゃ〜い」

僕「はーい、行ってきます」

僕は手を腰に揃え、いつものルートを走って行った。

174 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 13:01:06.98 ID:0R4nyayu0


僕「あ、おはようございます桜井さん」

真桜「おう、おはよートシツグ!」

僕が50%ほどの力で走っていると、いつものように桜井さんと出会った。
クラスは違うが同じ学年で、毎朝ジョギングで走っているうちにジョギング仲間になったのだ。
僕らは2人で並走しながら、なんでも無い話をした。



真桜「ふぃ〜、疲れた.......飲むか?」

僕「あ、いえ。僕は僕の水筒を持っているので」

真桜「そうか!」

僕らはベンチで冷たいお茶に喉を鳴らしていた。
汗をかいたためか、桜井さんの服が肌に張り付きエロくなってしまっている。
しかし、本人は気付いていないため、僕も気にしないように普段どうり接する。

真桜「よし。ンじゃ、帰るか!」

僕「ですね」

僕は桜井さんのその言葉にベンチを立ったのだが、桜井さんはなぜか立たずに座っていた。

僕「ん、どうしました?」

真桜「いや、なンというかよ........この前も言ったンだけどよ、その話し方どうにかならないンか?」

僕「あー.........敬語ですか?」

桜井さんが首を縦に振った。

真桜「タメ口でいいじゃンかよ」

僕「なんかタメ口だとあれなので......このままじゃダメですか?」

桜井さんは少し嫌そうな顔をしたが、ちょっと考えてからこくんと頷いて立ち上がった。

真桜「ま、いいや! じゃ帰りは全速力で走るぞ!」

僕「え、ちょ、待ってくださいよぉっ!」

175 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 13:24:41.85 ID:0R4nyayu0
〜翌朝、公園〜

翌朝、僕と桜井さんはまたいつも通り公園で一休みしていた。

真桜「そういやさ、トシツグってなんで陸上部でも無いのにそんなに筋肉ついてるンだ?」

僕「え、筋肉、ですか? ま、まあ、家でちょっと運動を.........あはは..........」

セックスで鍛えられたなんて言えねぇ。
昨日も二週間ぶりに麗華さんと愛し合ったし。

真桜「へーそうなのか。ちょっと触らしてくれよ!」

僕「あっ、ちょっ、止めてください」

真桜「なんだよー」

桜井さんが急に胸周りを触ろうとしてきたので避けると、少し拗ねたように手を引いた。
女の子に触らせるのはちょっと..........

真桜「あ、じゃあオレの筋肉触る?」

僕「触りません」

真桜「ツレねえな。なンでだよ」

僕「セクハラになるじゃ無いですか」

真桜「セクハラ........?」

僕がセクハラ、と言った途端真桜さんの表情が緩んだ。
なぜ?

真桜「そうか、セクハラか................そうだな。セクハラになンな。悪かった」

その時、いつもは元気ハツラツ、と言った感じの桜井さんが急に失速したように見えた。
なんだろう.........まあ良い。
僕らはいつも通りに走って家に帰ったのだった。

176 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 13:42:05.37 ID:0R4nyayu0
ボクっ娘というのを完全に見落としていました。修正です。



僕「あ、おはようございます桜井さん」

真桜「おう、おはよートシツグ!」

僕が50%ほどの力で走っていると、いつものように桜井さんと出会った。
クラスは違うが同じ学年で、毎朝ジョギングで走っているうちにジョギング仲間になったのだ。
僕らは2人で並走しながら、なんでも無い話をした。



真桜「ふぃ〜、疲れた.......飲む?」

僕「あ、いえ。僕は僕の水筒を持っているので」

真桜「そうか!」

僕らはベンチで冷たいお茶に喉を鳴らしていた。 汗をかいたためか、桜井さんの服が肌に張り付きエロくなってしまっている。
しかし、本人は気にしていないため、僕も気にしないように普段どうり接する。

真桜「よし。ンじゃ、帰るか!」

僕「ですね」

僕は桜井さんのその言葉にベンチを立ったのだが、桜井さんはなぜか立たずに座っていた。

僕「ん、どうしました?」

真桜「いや、なンというかさ........この前も言ったンだけどさ、その話し方どうにかならないの?」

僕「あー.........敬語ですか?」

桜井さんが首を縦に振った。

真桜「タメ口でいいじゃンよ」

僕「なんかタメ口だとあれなので......このままじゃダメですか?」

桜井さんは少し嫌そうな顔をしたが、ちょっと考えてからこくんと頷いて立ち上がった。

真桜「ま、いいや! じゃ帰りは全速力で走ろ!」

僕「え、ちょ、待ってくださいよっ!」

〜翌朝、公園〜

翌朝、僕と桜井さんはまたいつも通り公園で一休みしていた。

真桜「そういやさ、トシツグってなんで陸上部でも無いのにそんなに筋肉ついてるの?」

僕「え、筋肉、ですか? ま、まあ、家でちょっと運動を.........あはは..........」

セックスで鍛えられたなんて言えねぇ。 昨日も二週間ぶりに麗華さんと愛し合ったし。

真桜「へーそうなンだ。ちょっと触らして!」

僕「あっ、ちょっ、止めてください」

真桜「なんだよー」

桜井さんが急に胸周りを触ろうとしてきたので避けると、少し拗ねたように手を引いた。 女の子に触らせるのはちょっと..........

真桜「あ、じゃあボクの筋肉触る?」

僕「触りません」

真桜「ツレないね。なンでさー」

僕「セクハラになるじゃ無いですか」

真桜「セクハラ........?」

僕がセクハラ、と言った途端真桜さんの表情が緩んだ。
なぜ?

真桜「そうか、セクハラね................そうだね。セクハラになるね。悪かったよ」

その時、いつもは元気ハツラツ、と言った感じの桜井さんが急に失速したように見えた。
なんだろう.........まあ良い。
僕らはいつも通りに走って家に帰ったのだった。

177 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 13:48:15.17 ID:0R4nyayu0
〜真桜目線〜

真桜「.............セクハラ...........」

真桜(セクハラって言われるってことは、ボクのことを女の子として見ているってことだよね.........? 他の男子はそんなこと言わないし、なんなら男っぽいってからかわれるし.........まあ、気にしてはいないンだけどさ..........考えすぎかな...........?)

真桜(.............なんでもないよね。ただセクハラって言われただけでこんなに考え込んじゃって、バカみたい............こんなボクみたいな子を、女の子として見てくれる男子なんて、いないンだもんね.............)



真桜が敏嗣の事を意識し始めた出来事(体育祭でも可)下1
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 13:52:37.66 ID:z0OavCZLO
足を怪我して、敏嗣にお姫様抱っこで優しく介抱してくれた
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 13:53:38.78 ID:z0OavCZLO
書き忘れてた
体育祭の出来事でお願いします
180 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 15:17:19.14 ID:0R4nyayu0
〜体育祭〜

ポンポン、とアニメのような花火を火蓋にうちの学校の体育祭が始まった。

僕「次は女子のタイヤ泥棒か。頑張れー」

かぐや「お、応援なんてしないでよっ.............恥ずかしい...........///」

麗華「敏嗣様の1日を賭けて、頑張りますわ.......!」

杏「勝ったら1日デート、勝ったら1日デート..........! ふひ、ふひひ..........♡」

僕「..............ちょっと待ってなんか僕が知らない約束してない?」

ありす「えへへー、ごめんねお兄ちゃん♡ なんか、みんなで一番活躍したらお兄ちゃんと1日デートっていうルール作っちゃって...........」

僕「震源地は?」

ありす「私♡」

僕「あぁぁぁぁぁぁりぃぃぃぃぃぃすぅぅぅぅぅぅ?」

ありる「あははー♡」

杏「ふひひっ........♡ そ、そういうことだから..........♡」

かぐや「してくれるわよね、デート」

麗華「わたくしからもお願いいたしますわ...........!」

僕はため息をついた。
そんな勝負なんてしなくてもちゃんとデートするのに.........
でも、みんなやる気だし良いか。

僕「............みんな、がんばってね」

ありす「うんっ♡」

かぐや「い、言われなくてもっ.............い、言われたら、意識しちゃうじゃん.................////」

杏「ふひひひっ............♡ 盗みに盗んでやるぅううぅぅうぅぅ.............♡」ワキワキ

みんな本来の目的とは違うやる気を出しながらタイヤ泥棒に行った。
はぁ.........困るなぁ...........
僕はハチマキを締め、みんなの応援をしに行った。

181 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 17:05:30.62 ID:0R4nyayu0


結論から言うと、なんと奇跡の同点だった(自己申告制)。
全員5点を取り、しばらくわちゃわちゃした後、最終的に僕とデートをする権利はジャンケンで勝った(下1)が手に入れた。
なお、一番活躍したのは桜井さんだった。
近くで話していた男子によると、なんと10点も取ったそうだ。

それから特に事故もなく、熱中症で倒れる人などもいなく、スムーズに体育祭は進んでいった。

僕「づがれだ........」

杏「ふひ.......徒競走1位お疲れぇ.........♡」

麗華「ちょっと。わたくしが看病するんですわよ。ささ、お水ですわ」

ありす「次はー..........リレーだね。応援がんばろ!」

たった1度徒競走を走っただけだと言うのにこんなガチガチの介抱をされ少し恥ずかしかった。
その後、リレーの応援までの間自席で休憩していると、桜井さんが横に座った。

僕「あれ........桜井さん.........次リレーですよね」

真桜「うん。そうだよ。...........徒競走お疲れ」

僕「ありがとうございます」

桜井さんは水筒を傾け、喉を鳴らした。

真桜「..................良い彼女をもっていンね」

僕「はい」

真桜さんは口の中でお茶をクチュクチュしてからゴクリと飲んだ。

真桜「じゃあ、トシツグ。..........ボク頑張るかンさ、応援してね」

僕「わかっていますよ。頑張ってください」

その時校内放送がなりリレー選手の呼び出しがされた。
桜井さんは立ち上がり、にっこりと微笑み手をパタパタと振った。

真桜「行ってくンね」

僕「行ってらっしゃい」

182 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 17:17:37.52 ID:0R4nyayu0
1日デート権を手に入れたのは誰?下1
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 17:19:35.13 ID:LlvqHHYJO
184 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 18:39:46.87 ID:0R4nyayu0


実況『そして、今アンカーにバトンが渡ったぁああああぁああああぁあぁああぁっ! 陸上部エース桜井選手ぅううううぅううぅううぅうっ!』

桜井さんのチームのバトンがアンカーに、つまり桜井さんに渡った。
レースがラストスパアートを迎え、実況は喉が潰れんばかりに叫び、応援席が烈火の如く燃える。
僕も他の生徒に負けないように超叫んだ。

僕「桜井さぁぁあぁぁああぁあぁぁああぁあんっ! 頑張れぇええぇぇぇええぇぇえぇぇぇええっ!」

声が聞こえたのか、桜井さんがチラ、とこちらを向きニカッ、と不適に笑った。
桜井さんが2位のチームとほんの少しの差をつけながらゴールテープを切ろうとした瞬間、ガッ、と言う鈍い音とともに桜井さんの体が浮いた。
転んだっ…………!?
桜井さんはラストスパートの勢いのまま地面に膝を打ちつけ、ゴールテープ前まで転がった。
僕は急いで区画ロープをくぐり、走者にぶつからないように気を付けて桜井さんに走り寄った。

僕「桜井さんっ! 大丈夫ですかっ!?」

桜井「だ、大丈夫..............ご、ゴールしな、きゃ............う.........」

桜井さんの膝には大きい傷ができ、ダラダラと赤黒い血が流れている。
救護の先生も救護テントから走ってくるが、桜井さんはなんとか立ち上がろうとしているようだ。

僕「動かないでください、血が………!」

桜井「ご、ゴール………! あ、ぅ……………!」

桜井さんの目に涙が溜まってきた。
その様子を見た僕は………

僕「……………ぁああんもうっ!」

桜井「ぅ…………………」

僕は桜井さんの肩を持ち、一緒にゴールラインを通った。
辺りから歓声が上がる。

僕「これで満足ですね」

桜井「あ、ありがとう…………トシツグ……………ぅう…………………うぁっ!?」

例えゴールしたって怪我は治らない。
僕はハチマキを桜井さんのももに巻き緊急止血し、抱き上げて保健室に走った。

185 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 18:40:15.35 ID:0R4nyayu0
保健室での展開、イベント、セリフ。
186 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/30(土) 18:41:41.23 ID:0R4nyayu0
下1
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/30(土) 19:25:39.79 ID:Un20tcDVO
敏嗣が綺麗な体だね、など褒めちぎる
真桜は全部見る?と言い服を脱ぐ
188 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/31(日) 06:41:54.71 ID:B5c9bAEk0
〜保健室〜

真桜「いたたぁ........」

保険の先生「もう、無茶なんてして........救護の先生に任せればよかったのに」

僕「ごめんなさい.........」

桜井さんの膝に大きな絆創膏を貼った保険の先生が僕に注意をした。
確かに、僕の行動は軽率だったかもしれない。
でも、正しい事をしたと自分では思っている。
そう思っていると、先生が心を読んだかのように小さなため息をついた。

保険の先生「まあ、応急処置もちゃんとしていたし、別に責めはしないよ。じゃあ、ごめんけど私は閉会式に行かなきゃいけないけど、歩けるようだったらもう動いても良いよ」

真桜「分かりました...........」

そう言って保険の先生は保健室を出て行った。
外が閉会式の準備でザワザワする中、静寂の保健室で桜井さんが僕に話しかけてきた。

真桜「............あンがと............」

僕「どういたしまして」

そういう桜井さんの顔はなぜか少し赤らんでいた。
しばらくしてから僕は、ずっと心に引っかかっていた事を話した。

僕「................あの、もしかしたら、僕のせいで転んだかもしれません」

真桜「トシツグのせい.......?」

僕はあの時の事を思い出しながら話す。
あの時桜井さんが転んだのは.......

僕「あんな大きな声で応援していたから、桜井さんが気を取られて転んじゃったんじゃないかって...........」

僕がそういうと、桜井さんは首を振った。

真桜「ち、違う..........! あれはボクのミスだからっ.........!」

僕「そのせいで、桜井さんの綺麗な体に傷をつけてしまって..........」

真桜「えっ...........?」

僕「...................あ」

僕は自分の失言に気づいた。

僕「いや、あの、違くて.........せ、セクハラとかではなくただ綺麗だなーと思って.........!」

桜井さんが自分の腹筋を触った。

真桜「きれい...........?」

僕「いや、その............」

真桜「...........思ってることを言って」

桜井さんは僕の目を見てくる。

僕「えっと.........はい。すごい綺麗です。その、凄いシュッとしてて........」

真桜「そう...........もっと言って」

もっと...........?

僕「えーと.........その、筋肉のハリとか、肌の艶とかがとても完成されていて、羨ましいです。えーと......美しい、というか.........」

真桜「羨ましい..........美しい..................」

その時、桜井さんが不意に自分の体育着を捲り腹筋をチラリズムしてきた。
エロくて、とっても魅力的なその凹凸の浮いた腹部に、ぼくは思わず唾を飲んだ。

僕「......っ...........」

真桜「..............それなら............全部見っか.........?」

止める? それとも.......下1
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 10:17:22.71 ID:h4A8Rfya0
思わず見入り勃起してしまう
190 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/31(日) 12:41:49.03 ID:B5c9bAEk0
桜井さんが体操着を脱ぐと、腹筋の全容とソフトブラが露わになった。
筋肉の上を汗が伝い、ベッドにシミを作った。
ありすや杏とは別のベクトルでエロく、艶かしい。
ブラのサイズは平均ほどで、無駄がなくキュッと締まっている。

真桜「好きなだけ見て良いよ..................」

桜井さんは脱いだ体操服をパサリとベッドの上においた。

真桜「...........ボク実はさ、小学校の時いじめられていたンだ」

僕「えっ............」

突然のカミングアウトに、僕は驚いた。
今のポジティブでアクティブな桜井さんの様子からは全然想像がつかない............

真桜「幼馴染で、密かに好きだった男子がいてさ、5年生の時告白したンだ。だけど.........フラれた。『お前の事は女として見れない、はっきり言って気持ち悪い』............ってフラれたンだ。それから、からかわれたり、いじめられたりし始めて..........そいつの事は、いつの間にか大っ嫌いになっちまったンだ............」

そんな酷いフラれ方をしたのか..........許せないな............

真桜「中学に入ってからは、もう女の格好とかなんてしないで、男として生きてきたンだ。...........ボクだって本当は普通の女の子みたいに過ごしたかった。少女漫画みたいな恋をしたかったンだ。...............でも、もうあんな思いはしたくなくて...........中学に入って最初からずーっと男っぽくしてたンだ...........時々ちょっとからかわれるけど、ボクはこのままで良いかなとも思ってた............でも............」

言葉を止めた桜井さんが頬を染めて、目線を下の方に動かした。
その目線の先は.......僕の膨らんだ股間だった。
僕は慌てて後ろを向いた。

僕「あっ、ご、ごめんなさい............つい.............」

真桜「..............トシツグは、ボクのこと女の子として見てくれるンだな.............♡」

僕「そ、それはまあ、女の子ですから............」

桜井さんが『女の子』という言葉の響きに、嬉しそうに目を細めた。
さらに、桜井さんは体操ズボンに手をかけそれを脱いだ。
筋肉質な太腿が露わになり、ピチピチのスパッツを履いているためか、ワレメがくっきりと出てしまっている。
血の滲んだ絆創膏が痛々しい。

僕「あ、あの、流石にもう..........!」

真桜「も、もっと見てよ.............もっと、ボクを女の子として見て...............♡」

桜井さんの様子が明らかにいつもと違う。
感情が勢い付いているためか、冷静ではないのは明らかだ。
外ではそろそろ閉会式が始まりそうだ。

どうする?orどうなった。下1
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 12:55:58.47 ID:FWDshjHOO
敏嗣「人が来るかもしれないし続きは怪我が治ってから家でしよう」
192 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/31(日) 16:32:37.57 ID:B5c9bAEk0
僕「や、止めましょう...........!」

僕が目を逸らすと、桜井さんはうろたえた。

真桜「え、な、なんで..........やっぱり、こ、こんな身体は嫌なの........?」

僕「い、いえ、違うんです.........身体は素敵です。でも、その、保健室ですし、人が来るかもしれませんし........続きは、怪我が治ってから別の場所でしましょう..........? た、例えば家とか........」

その言葉に少し悲しそうにしていた桜井さんがパァと表情を明るくした

真桜「そ、そう、か............家で、ね..........うん、そうしよう。今度、ボクの家で、続きをね.........♡」

とりあえず今は桜井さんを落ち着かせるためにこんなことを言ってしまったが、失言をしたと後悔をした。
ま、まあ、考えるのは後だ.........

僕「と、とりあえずもう閉会式が始まりそうなので行きましょう。..........立てますか?」

真桜「うん、一応、立てる...........肩かして」

桜井さんがベッドから地面に降り、少し怪我した方の足がズキンとしたらしく、もう片方の足に体重をかけた。

僕「............まず服着てください」

真桜「あ.........ごめん.........////」

193 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/31(日) 18:03:55.68 ID:B5c9bAEk0


僕らが閉会式に向けてクラスごとに整列している所に戻ると、桜井さんはクラスのみんなに囲まれて励ましの言葉を貰っていた。
桜井さんのクラスのみんなは転んで4位になりながらもゴールを成し遂げた桜井さんのことを一切責めてなんておらず、「ありがとう」や「がんばった」、「おつかれさま」という言葉をたくさん貰い、桜井さんは感極まって泣きそうになっていた。
整列が乱れたのを見た先生が優しく注意し、列が戻った。
それから閉会式は滞りなく進んだ。
リレーこそ1位にはなれなかったものの、桜井さんは個人として大いに貢献した、という事で、個人活躍賞を貰っていた。
壇上で賞状を胸に抱えた桜井さんは拍手と歓声を受けながら、僕を見つけてにっこり微笑んでくれた。



体育祭が終わり解散した後、ありすが駆け寄ってきた。

ありす「うふふふー♡ おーにーいーちゃーん♡」

僕「なんだよ」

ありすは好奇心に満ちた目で僕を見る。

ありす「ねぇねぇ、真桜ちゃんと何かあったの? あったんでしょー?」

僕「な、何にも無いって」

ありす「えー、ウソでしょ〜? やけに保健室から戻ってくるの遅かったし、さっきだって真桜ちゃんお兄ちゃんお方向いてにっこりしてたじゃん」

ありすが僕の腕に絡みついてくる。

僕「いやーまぁ...........ちょっとだけ、あった」

ありす「やっぱり? 保健室のベッドでなんてお兄ちゃん大胆.........」

僕「『そういう事』はしてないって」

ありす「そうなんだー」

ありすが僕の腕に胸を押し付けて、耳元で囁くように言った。

ありす「............次の子、あの子になりそう...........?」

僕「次の子なんて.........違うよ。桜井さんはただの友達。そういう関係にはならないと思う...........多分............」

けれども、予感はしている。
次に僕のハーレムに加わるなら、桜井さんだろうな、と.........
...........どうして僕の恋愛関係は、こんな事になってしまうのだろうか............?

杏「あ、いたいた.........って、ねぇ。私がジャンケンで勝ったんだから、あんまりイチャイチャしないで..........」

そこに、椅子を運び終わった杏さんが胸をたゆんたゆんさせながら来た。
少し嫉妬もしているようだった。

ありす「ジャンケンで勝って手に入れたのは1日デート権でしょー? 今は別にイチャイチャしても良いじゃん♡」

杏「むぅ...........なら私も...........ふひひ............♡」むにゅっ...♡

さらにかぐやさんと麗華さんも合流してきて、全員が集合してしまった。

かぐや「あ..........もう。わ、私も加わるわ............////」ムギュ...

麗華「あっ、いたいた..........ってちょっと、校庭のど真ん中で何をしているんですの!? 早く教室に帰らないと先生に怒られますわよ! それにわたくしを仲間外れにしてイチャイチャして........!」グイグイ

僕「あー、行くから。行くからどうか離れて〜.........」

周りの椅子を運んでいた男子たちの妬みの視線を痛いほど感じながら、僕たちは校舎に戻った。

194 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/05/31(日) 18:09:03.27 ID:B5c9bAEk0
後日、絆創膏が剥がれる程度まで傷が治った真桜から家に来てと誘われた敏嗣。
傷が治り、敏嗣を家に誘うまでの真桜の学校での様子。下1
真桜の家での出来事。下2
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 18:29:57.63 ID:3nrDVPoQO
赤面しモジモジと敏嗣をチラチラ見てた
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/05/31(日) 18:33:27.17 ID:FWDshjHOO
真桜も敏嗣の体が見たいと言ってきた
197 : ◆DLsVqu3F.A [saga]:2020/06/03(水) 09:49:42.98 ID:hTDZqtzK0


僕「..................」

今日、僕はずっととあることに悩んでいた
なんというか........ずっと気になることがあるのだ。
僕はチラ、と悩みの種の方を向いた。

プイッ......///

ほら、またそうして顔を背ける......

チラ、チラチラ.........///

そしてまたチラチラと見てくる。
そう、彼女が僕の今の悩みの種.........桜井さんだ。
桜井さんは以前の積極的な雰囲気はどこへやら、声も小さくなり、どことなく消極的、そして何より時に赤面したまま僕の方、というか身体をチラチラと覗き見をするように見てくるのだ.........
なんかくすぐったい.........!
見るならじっくり見てくれても良いのにっ.........!



それからいくらか経った。
あの後も桜井さんはチラチラと見て来る。
更に、時々一緒に昼食を食べたり、話したりする仲になった。
しかしそんな近くで接するという機会も多々あるにもかかわらず、僕から何かに誘ったり話しかけたりしない限り、桜井さんは廊下で僕とすれ違った時には顔を赤らめさせて俯いて、ツツツ....と離れてしまうのだ。
時に近く、それ以外では遠い謎の距離感を桜井さんが保ってしばらく、少し痕は残っているものの桜井さんの絆創膏が剥がれた。
今日僕が「良かったですね」と言うと、桜井さんは「あ、あンがと..........」とモジモジと応えた。
その日の昼、桜井さんが僕に話しかけて来た。
『近』スイッチが入ったのだろう。

真桜「あ、あンさ、トシツグ.........こ、この前さ、怪我が治ったら家に来るって言ったよね........そ、それで、続きをするって...........///」

僕「あ、う、うん.........言った、ね.........」

僕はもうどうとでもなれ状態だった。
自分で作ってしまった流れには身を任せる.........そうひっそり、僕は覚悟を決めている。
桜井さんが僕の裾をツツイ、と引っ張った。
可愛い、な.........

真桜「だ、だかンさ..........今日、ぼ、ボクの家、来てくれる.........?」

僕「..........はい」

桜井さんがその僕の返事を聞いて、嬉しそうに二へへ、と微笑んだのだった。

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