【安価・コンマ】悪の女幹部シミュレーター

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504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 15:51:15.40 ID:Y5LOfDsg0


人間から怪人になったわけでも人間になりたいと願ったわけでもない相手の姿を奪って「協力してほしい」は独善的でよかった
しかし、本体の戦闘力もある程度ないと駄目だなコレ
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 15:57:55.58 ID:JQ/gj7mzo
おつ
難しい…
506 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/11/29(日) 16:03:11.45 ID:gz77yhTT0
>>452でグリージャに助太刀するか否かが一番の分かれ目だった

ちなみに『悪の』女幹部シミュレーターなので主人公がヒーロー側に寝返ってもゲームオーバーです
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 16:14:20.78 ID:+ZrlH8OeO
んーてことは人間に友好的な怪人は首を絞めるだけか
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 16:33:40.56 ID:AHwDMhR4o
クイーンはまあ何があっても隠れて繁殖と洗脳に専念するべきのが正解だったとは思う
509 : ◆WEXKq961xY [sage saga]:2020/11/29(日) 18:04:26.30 ID:gz77yhTT0
もっとボス然としたボス出したほうがやりやすかったなと反省
それこそヨドンナ様みたいに部下は虐げる、上司には媚びるって分かりやすい女中間管理職が一番求められるところだろうし
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/30(月) 13:29:01.94 ID:aCsDNdR70
…これって悪の女幹部エロいことするスレじゃなかったの?
基本ゾロ目が出ても良いこと全く起こらないし
511 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/11/30(月) 21:44:30.55 ID:gYkx7UaE0
ハーレムに戻る前に、ちょっとだけエディットモードする?
するとしても明日以降だけど
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/30(月) 21:52:44.60 ID:8d/osfd1o
あ!いいねぇ
513 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/01(火) 18:42:32.93 ID:muEIyhGo0
じゃあお題を募って3回だけやろう

『今まで出てきた女幹部、もしくは主人公案の中から一人』

『それがどういうことをする、またはどんな目に遭うか』

併記してね

安価下1〜3でコンマ最大
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 19:10:02.15 ID:+bZAaAJjo
火廻と社長の夜景の見えるスイートルームでのセックス
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 19:15:17.64 ID:JY5lsYV/0
雷火とユウキのラブラブセックス 始めは雷火が余裕ぶってリードしていたがいつのまにかユウキに主導権を握られヘトヘトになるまで達してしまう
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 19:15:28.80 ID:SnnKj4Hc0
>>352が一樹を飲み込んでTS転生娘として産み落とす
メタモズの一員として人類を侵略
517 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/01(火) 20:24:50.92 ID:muEIyhGo0


「はぁ…はぁ…っ」

 崩れ落ちる怪人。その後ろで座り込むセイコに、一樹は歩み寄った。

「もう…大丈夫だ。早く、逃げ」

「…ふふっ」

 突然。セイコが不気味な笑みを浮かべた。

「セイコさん…?」

 ゆっくりと立ち上がるセイコ。その服が、一瞬のうちに消え、背中に3対の巨大な翼が生えてきた。

「!?」

「あなた…強いのね」

「セイコさん…っ、くっ!」

 セイコが手を振ると、空中に裂け目が開き、そこから何かの蔓が伸びて一樹を襲った。払い落とすと、また別の蔓が襲いかかる。

「何を、何者なんだっ…っ!?」

 一樹の足が止まる。その足には、別の蔓が絡みついていた。そして

「…! くっ、離せ、このっ…ああっ!?」

 その蔓がばっくりと開き、一樹の足に噛み付いた。
 よく見るとそれは、セイコの腰から伸びていた。異形と化した彼女の、尻尾であった。

「うわあっ!? くっ、ああっ…」

 4つに裂けた尻尾が、一樹の足を呑み込んでいく。

「ふふ、ふふふっ…強い子は、好きよ…」

 嗤いながら、ゆっくりと歩み寄るセイコ。豊満な乳房が揺れる。くびれた腰がうねる。白い肌が、紅潮していく。

「あっ、ぐぅぅっ…くっ」

 必死に抗う一樹。尻尾を掴もうとした両手が、蔓に絡め取られた。

「あああああっ!!!?」

 尻尾が、一樹の腰まで呑み込んだ。両手を封じられた一樹は、抵抗すらできない。
 もがく一樹を捕食しながら、セイコの息が荒くなっていく。

「はぁ…はぁっ、はあっ…」

 その下腹部に、ピンク色の紋様が浮かび上がっていく。

「ぐぅ、離せ、離せっ…っ、あ、あぁ…」

「はあっ、ああっ♥ たまらないわぁっ♥♥」

 そして…遂に、一樹が頭まで呑み込まれた。
518 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/01(火) 20:56:21.92 ID:muEIyhGo0
 人型に膨らんだ尻尾が、急速にしぼんでいく。それに従って、下腹部の紋様が鮮やかに光り輝いていく。

「あ…ああっ…はぁあっっ…♥♥」

 艶かしく喘ぐセイコの腹が、見る見るうちに膨れ上がっていく。

「あああっ♥ ううぅっ♥ はぁっ、あんっ、ああぁ…♥♥」

 セイコが、その場に仰向けに倒れた。肉付きの良い脚を大きく広げると、秘部をぐいと突き上げた。

「…はああんんっっっ♥♥♥」

 次の瞬間、つるりとした彼女の秘裂がぱっくりと開き、中から黒い何かがずるりと出てきた。

「あっ♥ ああんっ♥ はああっ♥」

 豊満な肢体を震わせ、腰を上下に揺らし、セイコは嬌声を上げる。
 ずるり、ずるりと、粘液に覆われた何かが出てくる。それは、黒い髪の生えた人間の頭であった。頭部が全て出ると、首、肩、そして胴と、順番にセイコの膣穴から滑り出てくる。

「…っ、あああああっっっっ♥♥♥♥」

 身体が全て、自らの胎から出てくると、セイコは祝福の花火とばかりに、空高く放尿した。
 血混じりの小便を浴びて、生まれたばかりの子供がむくりと起き上がる。それは、先程セイコに呑み込まれたばかりの、一樹であった。しかし、その顔つきはどこか違う。

「はあっ…はあっ…『生まれた』…んあっ♥」

「…」

 一樹が、のそのそとセイコの胸に這い寄る。最期の姿よりも10歳ほど幼いが、それだけではない。ほっそりした四つん這いの太腿の付け根には、本来あったはずのペニスがなく、代わりに柔らかい割れ目があるばかりだ。

「…んむっ」

「ぁんっ♥」

 たわわな乳房にかぶりつき、夢中で乳を貪る一樹…『娘』を、セイコは愛おしそうに撫でた。

「んっ♥ …一緒に、頑張りましょう。私の愛しい娘…」



『ン・ダグバ・ゼバ』『エボルト』

「再生」

『アビス』



 白と臙脂の怪人が、軍隊を蹂躙していく。『娘』の活躍を後方から見守りながら、セイコは呟いた。

「いい子ね…メタモズの未来も、近いわ」
519 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/01(火) 20:57:11.88 ID:muEIyhGo0
2/3回目

『今まで出てきた女幹部、もしくは主人公案の中から一人』

『それがどういうことをする、またはどんな目に遭うか』

併記してね

安価下1〜3でコンマ最大
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:00:36.53 ID:+bZAaAJjo
>>514
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:12:46.18 ID:JY5lsYV/0
んー
>>515
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:17:23.23 ID:zegDlL4UO
成長して幹部になったユウキと怪人達の教師になった雷火のイチャラブセックス
523 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/01(火) 21:24:57.44 ID:muEIyhGo0
明日以降に書く

人間態だけでいい? 怪人態も?
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:30:38.51 ID:+bZAaAJjo

怪人態も欲しいです、お願いします!
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:35:36.71 ID:SnnKj4Hc0
ついでだから3つ目も決めちゃう?
526 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/01(火) 21:41:51.19 ID:muEIyhGo0
そだね



3/3回目

『今まで出てきた女幹部、もしくは主人公案の中から一人』

『それがどういうことをする、またはどんな目に遭うか』

併記してね

安価下1〜3でコンマ最大
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:45:10.90 ID:A/U2VM0FO
雷火と>>99に出てきた怪人逹がといっしょに雷火の家で女子会という名の酒盛り。
ユウキとの生活を根掘り葉掘り聞く内にユウキの好みは誰かの話題になり、酒の勢いでユウキを誘惑して勝負することに。
ユウキは>>26の催眠能力で理性を抑えられた結果甘えん坊状態になり、皆に甘やかされながらの乱交に発展。
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:48:17.83 ID:EWRlAK6mO
>>518の後の一樹が倒した雷火をレズレイプ
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:49:42.45 ID:zegDlL4UO
>>522
530 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/01(火) 21:53:13.23 ID:muEIyhGo0
ねる

こりゃ時間がかかるぜ
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 21:54:21.03 ID:A/U2VM0FO
おつ。

>>527を出したけど『今まで出てきた女幹部、もしくは主人公案の中から一人』の条件的に大丈夫かな?
532 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/01(火) 21:58:21.84 ID:muEIyhGo0
未登場キャラを何人も捌けないって意味なので登場済みならまあOK
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 22:00:45.31 ID:+bZAaAJjo
乙です
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 22:05:50.68 ID:SnnKj4Hc0
おつ
535 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/02(水) 22:17:45.53 ID:dRBcb8qO0
「はい。社長秘書の阿舞です。…申し訳有りません。社長は只今、取り込み中でして。…はい、はい。では、後ほど」

 携帯電話を仕舞った、30代頃の女。一人用のソファに腰掛ける彼女は、普段はきっちり纏めている髪を下ろし、素肌に白いバスローブだけを着ている。
 そこへ、一人の男が歩いてきた。濡れた白髪交じりの黒髪を垂らして、女と同じくバスローブを纏っている。

「やあ、誰だったね」

 古めかしいラベルのワインと、2本のグラスを手に彼女の向かいのソファに深く座ると、男はワインのコルクを指で引き抜いた。
 女が欠伸しながら答える。

「外交部長でした。ナイーブによる戦闘地域への被害の隠蔽工作が、これ以上回らないと」

「ああ」

 男は苦笑しながら、ワインをグラスに注いだ。片方を女に差し出し、片方を自分で取り上げる。

「彼は脱走兵を、相当恨んでいるからね。交戦する度『色々』撒き散らしたくなるのだよ。…さて」

 女がグラスを持ったことを確認すると、彼はソファの横の、大きな窓から外を見た。
 そこには、光り輝く巨大な鉄塔が堂々とそびえ立っていた。頂点から雲に投影された、『ミライタワー』の文字。

「ミライタワーに、そしてリーヴォの理想に」

「乾杯」

 2人…社長と火廻は、グラスを打ち合わせた。
536 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/03(木) 22:21:25.74 ID:jkLOAVKN0


「…いい眺めだ」

 ワインを一口飲み込んで、社長がほうっと息を吐いた。

「タワーがですかぁ?」

「その下の夜景も含めて、だよ」

 火廻は意外そうな目で社長を見た。既にアルコールが回っているのか、垂れ目がさらにとろんとしている。

「人間の作った景色です」

「今だけ楽しめる景色だよ。我々は…元は、人間だったんだ。進化の時まで滅びずにいてくれた先駆者たちに、我々は敬意を払わなければならないよ」

「そんなこと言って、人間の頃なんてもう覚えてないでしょ〜?」

「覚えているとも」

 社長は、大真面目に頷いた。

「もう120年前の話だ。旅順攻略に当たって、地理把握のために私と雑賀君のいる小隊が派遣された。だが、元から杜撰な作戦で…」

 遠い目になった社長に、火廻が顔をしかめた。こうなると、彼は止まらない。



「…慌てて掘った塹壕…いや、もはやただの穴に、生き残った3人で身を潜めたものだ。そこへ、一発の手榴弾が投げ込まれた。それが炸裂した瞬間…私と雑賀君は、『進化』したんだよ」

「…ふぁ」

「あの瞬間の恐怖と、ある種の悟り…この世の全てを知った気になった…それが人間としての、最後の記憶だった。…火廻君」

「…! は、はい何でしょう?」

 半分以上寝ていた火廻は、慌てて飛び起きた。社長は気にする風もなく、手招きした。

「疲れたろう。…来なさい」

「はい…」

 火廻は、ソファに座る代わりに彼のもとへ近寄ると、軽く広げた片脚の上に腰掛けた。
 社長は片腕で彼女の背中を支えると、もう片方の手で頬に触れた。

「ん…」

「…んっ♥」

 唇を重ねる2人。薄暗いスイートルームに、舌を絡め合う水音が響く。
 口を吸いながら、社長は火廻の纏うバスローブの胸元に手を入れ、柔らかい乳房を掴んだ。

「んぁっ…んっ♥」

 やや張りの薄れた乳房は、くにゃりと形を変えて掌に吸い付く。分厚く、広い掌に、火廻は甘い息を吐いた。

「はぁっ…♥ 進化しても…おっぱいは好きなんですねぇ…っ♥」

「リーヴォの君には、おっぱいが無いからねぇ。今のうちに愉しんでおかないと」

 そう言うと、ぼってりと膨れた紅色の乳首を、指先でぎゅっと抓んだ。

「やんっ♥ …もうっ」

 火廻が頬を膨らませた、次の瞬間。社長の膝の上には、鉄と白磁で出来た、人型のシャンデリアが座っていた。

「おっぱいはお預けですぅ。今度は…」

 ふわふわと浮かび上がると、社長の正面で白い両脚を大きく広げて見せた。黒い花びらのような靄が捌けると、シミ一つ無い白い陰裂が露わになった。
 両手でそっと広げると、真珠の彫刻のように美しい、陰核や小陰唇、尿道口、そして膣穴が、慎ましく顔を覗かせた。

「…こっちに、お願いしまぁす♥」

「もちろんだとも」

 社長の身体が見る見るうちに膨れ上がる。バスローブを引き裂いて現れたのは、毛むくじゃらの肉体。銀のたてがみが顔を覆い、彼は獅子の怪物となった。
 隠すものの無くなった彼の腰からは、鋭いトゲの突き出た、雄々しい肉棒が堂々と伸びていた。
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/03(木) 23:05:12.63 ID:20GkZvbVo
あぁ〜
ムードいいわ〜
538 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 14:25:40.11 ID:XjsgHFYB0
 一滴も濡れていないはずの膣穴に、棘の生えた肉棒が滑らかに呑み込まれていく。

「あっ、あぁ、んっ…♥」

 一番奥まで挿入すると、社長は片腕で火廻の首を抱き、もう片方の腕で彼女の腰をぐいと引き寄せた。逆棘を食い込ませるように腰を揺すると、火廻が喘いだ。

「あ、あっ♥ はぁっ♥」

 虚ろな胸の中で、ハート型の炎が勢いを増していく。

「あっ、あんっ♥ …燃えて、しまいますわぁっ♥」

「アルコールのせいかね…っ」

「ご存知の、くせに…んっ♥」

 白磁の唇で、獅子の鼻に口づけする。獅子はその顔を捕らえ、噛み付くように唇を押し付けると、一層腰を抱き寄せた。

「んっ♥ …んんんっ♥♥」

 虚ろな胎内に、大量の精液が流れ込む。注ぐ熱に、胸の炎が燃え上がる。鉄格子の胸に触れた獅子の毛皮が、煙を上げる。

「あぁっ♥ 熱い…社長、火傷しちゃいますぅ…♥」

「このくらいでは焼けないよ。ビキニ環礁の水爆実験だって、私を焼き殺すことはできなかった…」



 キングサイズベッドの上には、人間に戻った2人が折り重なっている。裸の乳房を無心に舐める社長に、火廻が笑う。

「これじゃ、ライオンじゃなくて猫ちゃんみたい…ぁんっ♥」

「…」

 ざらついた舌が、乳首を撫で回す。火廻は、彼の白髪交じりの頭を撫でた。

「んっ♥ …そろそろ、お休みにならないと…」

 その時、ナイトテーブルの上で携帯電話が鳴った。

「!」

「…火廻君」

 社長に促されて、火廻が電話を取った。

「はい、社長秘書の阿舞…ああ、戸隠部長。社長は只今…」

 ちらりと窺うと、社長が手を伸ばした。電話を受け取ると、向こうの外交部長と言葉を交わす。

「待たせたね。ナイーブのことだろう。…まあ、それは…何?」

 にわかに、彼の目が険しくなった。部屋の空気が凍りつく。
 静まり返った室内に、今更のように、外からサイレンの音が聞こえてきた。

「タワーに、脱走兵が? ナイーブが、追跡して…分かった。君の裁量で動かせる戦力を、タワーに集めなさい。ナイーブは私が止めよう」

 電話を切り、火廻に返す。急いでスーツを着る社長に、火廻は不安げに声をかけた。

「社長…」

「…ああ、悪いね」

 彼は顔だけ彼女に向けると、気まずそうに微笑んだ。

「行ってくる。支払いと…後始末、頼んだよ。じゃあ」

 そう言うと彼は、大きなガラス窓に向かい…突然、咆哮した。
 たちまち、分厚い強化ガラスが粉々に吹き飛んだ。吹き込む冷たい突風の中…彼は、眼下の夜景、そして輝くタワーに向かって、翔んだ。
539 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 14:26:34.16 ID:XjsgHFYB0
>>520 おわり



>>527
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 14:34:42.66 ID:W78v3b37o
最&高かよ
ありがとう!!!
541 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 15:47:46.00 ID:XjsgHFYB0


「「「かんぱ〜い!」」」



「いやー、上司の金で飲む酒は格別ですねー…」

「ちょっと、後で会費徴収するんだからね!?」

 ホットプレートに肉を囲み、高級…かと思いきや、意外に庶民的な缶ビールを開ける4人の女たち。
 この日、戦闘部隊内の知り合いである4人は、総隊長である雷火の家で女子会と言う名の酒盛りをしていた。
 スタートからハイペースで飛ばす妙齢の女たちに、雷火の同居人であるユウキは完全に縮こまっていた。

「…ユウキくんも、お肉おいしいですよ」

「う、うん…」

 飲みに徹する他のメンバーのために、せっせと肉を焼くひかげが、ユウキの皿にも焼き上がった肉を置く。
 ちびちびとビールを含みながら、千里はユウキと雷火を交互に見て、言った。

「…で、雷火と坊やは、どこまで行ったの?」

「はあ? どこまでって」

「ヤったの?」

 雷火は吹き出し、ユウキはきょとんと千里を見た。

「やっ、ヤるわけないじゃない! まだ子供よ?」

「でも、同じリーヴォじゃない。ほら、坊や…」

 ユウキの目の前に立つと…にわかに、黒い私服が融けるように消えた。透き通るような裸体には、頭に山羊の角、指には狼の爪、背には鷹の翼、髪に獅子の黄金で、尻からは蛇が尻尾めいて伸びて蠢いていた。
 狼の牙を剥き出して、千里は言った。

「…女の子の身体を、見たことはあるかしら?」

「あ…え、その…」

 しかし、ユウキの反応が思わしくない。気まずそうに雷火をちらちら覗き見る彼に、千里は「ああ」と頷いた。

「何よ、ちゃんとヤることヤってるじゃない」

「ヤってない! まだそこまで…」

 そこまで言って、雷火ははっと口を押さえた。
 がたん。そんな音がして見ると、真実がソファから立ち上がっていた。彼女の周りには、空の缶が既に10個以上転がっていた。

「まだ…? …まだ! これは…いけませんねー…」

 真実の手に、巨大な音叉の付いた錫杖が現れる。

「ま、待ちなさい真実、これは総隊長命令…」

「ユウキくーん…」

「ひっ!? な、何…ですか…?」

「素直になーれ!」



 ___リーン……



542 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 20:17:02.34 ID:XjsgHFYB0
「はわ、はわわわ…」

 虚ろな目になるユウキに、あたふたするひかげ。雷火は、真実に詰め寄った。

「ちょっと! この子の能力はまだ未知数なのよ! 暴走でもしたらどうするの!?」

「大丈夫ですよー。ちょーっと、自分に素直になるだけですからー」

「…」

 じりじりと迫る千里に、ユウキは…

「…あら」

「あっ」

 そっぽを向くと、一目散に雷火のもとへと駆け寄り、ぎゅっと腰に抱きついた。

「ちょっ、ユウキくん」

「あらあらー…」

 ニヤニヤする真実に、満更でもなさそうな雷火。千里は少し悔しそうに、彼の顔の前に移動した。両手で胸を寄せ、揺すってみせる。

「ほーら、おっぱいよぉ〜。坊やになら、好きにさせてあげても良いわよ?」

「…」

 雷火の陰から千里のおっぱいを凝視するユウキ。彼の股間がぐいぐいと自分の脚に押し付けられているのに、雷火は気付いた。

「だ、駄目ですって! 小さい男の子に、そんなえっちなこと…」

「ユウキくーん…」

 真っ赤な顔で止めに入ろうとするひかげを押し退けると、真実も彼の前に立った。私服のスカートをつまみ上げ、誘うように言う。

「女の子のスカートの中、気になるでしょー?」

「うん」

「素直な君には…」

 スカートをたくし上げ、白いショーツを見せつける。

「…もっと、近くで見て良いですよー」

「ユウキくん、嫌なときは嫌って言うのよ」

「…」

 雷火の心配をよそに、ユウキは真実のスカートの中に近寄る。息がかかるほどの至近距離で下着を見せながら、真実は更に誘う。

「パンツの中も、見たいですかー?」

 すると彼は、何も言わず両手で真実のショーツを掴み、ずり下ろした。
 それと同時に、彼の背後に忍び寄っていた千里が、彼のズボンとパンツを一気に引き下ろした。

「きゃーっ!?」

「女の子だけに恥をかかせるものじゃないわ」

 脱がされたことなど気にも留めず、息を荒くして、毛に覆われた真実の秘部を間近に見つめるユウキ。小さな男根は、すぼんだ包皮の先端まで、ぴんと突っ張っている。
 それを、後ろから千里が掴んだ。

「気持ちいいこと…お姉さんが、教えてあげる」

 ところが

「!」

 性器をいきなり掴まれたユウキは、反射的に千里の手を振り払った。その、見た目に合わないほどの力に、千里が思わず怯む。
 ユウキは勃起したペニスをぶらさげたまま、一目散に雷火のもとへ駆け寄り、また抱きついた。

「よしよし、怖かったわね。……って」

「お姉ちゃん…」

 太腿に擦りつけられる、小さくも硬い感触に、雷火は絶句した。
543 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 20:40:33.21 ID:XjsgHFYB0
「…」

 助けを求めるように千里を見ると、千里は雷火の肩を叩いて言った。

「初めては、あんたの仕事よ」

「…マジかぁ」

 雷火は肚を括るように唾を呑むと…ユウキに、優しく囁いた。

「ユウキくん。…おちんちん、苦しい?」

「うん。痛い…」

「そっか。 じゃあ、お姉ちゃんが楽にしてあげる」

 雷火は、ソファに腰掛けると、ズボンとショーツを脱ぎ、脚を広げた。

「うぅ…ちょっと、周りガン見すんなっ! …ユウキくん、見える…?」

 黒い茂みを掻き分け、女の穴を広げて見せる。

「ちょっと、恥ずかしい…っ、ここに、ユウキくんのおちんちんを…」

「お姉ちゃんっ!」

「ひゃっ!?」

 ユウキが、雷火に飛びかかる。胸に顔を埋めながら、腰をぐりぐりと雷火の股間に押し付ける。

「お姉ちゃんっ、あっ、お姉ちゃんっ…」

「落ち着いてっ、ね、ここに、ちゃんと…っ!?」

 手で誘導すると、遂に彼のペニスが、雷火の膣にずるんと入った。

「あっ…ふぁ…っ」

 未知の感触に、呆然と喘ぐユウキ。雷火は、彼の頭を胸に抱き、囁いた。

「…おめでと、ユウキくん。これであなたも、男になったわね」



「わー! 素晴らしいですねー!」

「あわわわ…ほ、ほんとにシちゃった…」

「総隊長さん、最後まで責任を持って、ね」



「うるさい! まだ精通してないし、大丈夫よね、多分…」

「お、お姉ちゃん、ちんこが、あっ」

「…怖くないわ。好きに動いて。きっと、気持ちいいわよ」

 ユウキは雷火にしがみつくと、擦り付けるように腰を振り始めた。

「あっ♥ んっ♥ そう、上手上手…」

 ユウキが、雷火の胸の中で顔をもぞもぞと動かす。物欲しそうに口をもごもごさせているのが、感触で分かった。
 ブラウスの前を開け、ブラジャーをずらす。

「…はい、君の大好きな、お姉ちゃんのおっぱい…んぁっ♥」

 赤い乳首がブラからこぼれ出た瞬間、ユウキがしゃぶりついた。唇と舌で乳首を腫らしながら、夢中で腰を振る。
544 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 21:23:54.32 ID:XjsgHFYB0
 やがて、小さくても分かるほどに、ユウキのペニスが膨らみ、震え始めた。

「ユウキくん、イきそう?」

「…っ、お姉ちゃん、おしっこ、出そう…」

「っ…い、良いわ。お姉ちゃんの中に、しちゃいなさい」

 脳裏に浮かんだのは、嫌がる彼に酔って行った手淫。まだ精通前だった彼は、射精するかわりに本当に放尿してしまった。今度も、雷火の膣穴におしっこを出すのだろう。ここまで来たら、仕方ない…

「…あっ、出る! おしっこ、あっ、ああっ!!」



 ___どくん。



「…え?」

 熱いものが、雷火の膣内に流れ込む。ぴゅっ、ぴゅっと、断続的に、勢いよく。
 明らかに、おしっこの出方ではない。

「う…嘘でしょ? ユウキくん…」

「ああぁ…はっ、ぅあっ…」

 虚ろな目で、口をぽかんと開け、気持ちよさそうに『おしっこ』を出すユウキ。青褪めた雷火に、千里が目敏く気付いた。

「…精通したの?」

「た、多分…」

「ひゅーっ! おめでとう、ユウキくーん!」

「おめでとうじゃないって! 私、そろそろ危ないのに…っ!?」

「お姉ちゃん…」

 気が付くと、ユウキが雷火をじっと見つめていた。彼女の中で、再び肉棒が硬くなっていく。

「ユウキくーん」

 真実が、彼の肩を掴んで自分の方へ引き寄せた。片手でスカートを持ち上げると、ショーツを降ろされたまま、裸の女性器が露わになる。

「お姉ちゃんの中にも、おしっこしましょうねー」

「…うん」

 仰向けに寝かせたユウキの、上を向いたペニスの上に、脚を広げて腰を下ろしていく。精液に塗れたペニスが茂みの中に触れると、ユウキはびくんと震えた。

「は、初めてがこれというのも、悪くないですよねー…ほら、おちんちんが…っ」

 歯を食いしばり、すとんと腰を下ろす。

「ぅあっ!」

「はっ! …おちんちんが、おまんこの中にぱっくん! ですねー…ふぅ。思ったほど痛くなかった」

 ぎこちなく、腰を上下させる真実。
545 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 22:44:36.58 ID:XjsgHFYB0
「あーヤバい、どうしよ」

「い、良いんですかぁ!? 千里さん…」

「良いじゃない」

 お互いに不慣れな腰つきで交わる、ユウキと真実を見て、千里は目を細めた。

「彼は『先天性』よ。私たち『後天性』との間に子供が出来たら、社長も喜ぶんじゃない」



「…あ、で、出たぁ…っ♥」

「次は、お姉さんにも頂戴ね…」

 千里が、後ろからユウキを抱き上げる。いつの間にか人間の姿に戻っていた彼女は、膝に彼を乗せると、後ろからべとべとのペニスを手で扱いた。

「あ、あっ」

「流石の若さね…ほら、もう硬くなった。ひかげ」

「はひっ!?」

「来なさい。あんたも、遊んであげなさい」

「あ、あわわっ…ああ…」

 半ば脅されるようにユウキに近付く。異臭を放つ彼の肉棒を間近にして、彼女は…

「…あああああっっ!!!」

 野暮ったい部屋着が弾け飛び、隠された豊満な肢体を黒ビキニのようなボンデージが包み込んだ。髪が白く染まり、前髪が左右に分かれ、真っ赤な双眸が光った。

「おっほほほほほ! 子供のくせに、欲張りなことねぇ?」

 今までの引っ込み思案はどこへやら、高笑いするひかげに、雷火や真実、千里までもが呆然とする。

「躾の時間よ。さあ、跪いて、お願いなさ」

「…ふん」

 ユウキが、片手を振り上げる。次の瞬間

「んああああっっ!!?」

 緑色の閃光が迸り、ひかげの身体が壁まで吹き飛ばされた。
546 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 23:02:10.24 ID:XjsgHFYB0
「…マズい! ユウキくん、落ち着いて…」

 ユウキは黙って、崩れ落ちるひかげに歩み寄ると…

「…」

「んあっ!?」

 ひかげの穿いている、黒いボトムスを乱暴に引きちぎった。そうして、剥き出しの股間にペニスをあてがうと

「…ひあっ!」

 一気に、突っ込んだ。そのまま、激しく腰を振り始めた。

「あっ、あっ、まっ…あぁっ♥」

 子供のペニスのはずなのに、ひかげは激しく喘ぐ。
 千里が、彼の頭を後ろから胸に抱いた。

「やっちゃいなさい。種を植えてやるのよ」

「…っ」

「っ、ああああっ♥♥♥」

 ひかげの膣内に、3度目の射精を果たした。



「…ふぅ」

「Zzz…」

 アルコールと生臭い匂いの充満した部屋で、雷火が目を覚ました。彼女の上にはユウキがのしかかって、寝ながらもちゅぱちゅぱと乳首を吸っている。散乱した空き缶や食器などの隙間に、他の女たちも転がっている。

「片付け…めんどくさ…」

 確実に来る面倒事を先送りにするように、雷火は目を閉じた。
547 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/12/05(土) 23:02:38.94 ID:XjsgHFYB0
おしまい

今度こそハーレムに戻る
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 23:36:03.63 ID:7WB7dwqH0
おつ
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 23:39:59.67 ID:rWVF9P0Lo
おつおつ
楽しかった抜いたー
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/01/08(金) 15:16:35.08 ID:wYtA7vuD0
下らないことしてないでイナイレSSを見ろっ
551 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/01/16(土) 17:04:32.71 ID:MpAzG4vF0
「ぐわあああっっ!!?」

 壁に叩きつけられ、床に転がる紫電。その身体から、バッタの装甲が剥がれていく。
 獅子の怪人は、ゆっくりと歩み寄った。

「…何故、この国が強大なロシア帝国を破ることができたのか。何故、並み居る列強の侵略に屈せず、東亜の守護者として君臨できたか。何故、敗戦後も領土を引き裂かれることなく、存続することが出来たか! …全て! 我々リーヴォが、陰で命を捨て、戦い抜いてきたからだ!!」

「はぁっ…くっ…」

「君のそのシンカクベルト…それは、リーヴォと人類の、絆の証となるはずだった。だが、シンカセットの製造には…リーヴォ一体分の体細胞、そして遺伝子が必要だった。雑賀君を始め、我々はどうにか犠牲を無くそうと研究を急いだ。だが、軍部は待ってはくれなかった…」

「! やめろ…」

 床に転がった、緑色のカセットを拾い上げる。それを目の前に掲げると、獅子は震える声で言った。

「ジーン・ホッパー…平畑蝗一伍長。勇敢で俊敏な男だった。国のため、人類のためと…喜んで、命を捧げた」

「じゃあ…それは」

「ジーン・ホーク。鷹峯飛雄馬少尉。ドッグファイトで彼の右に出るものはいなかった。撃墜された後も、自ら空を飛び、敵機を撃ち落としてくれた。…ジーン・グランパス。海棠ツバキくん。空襲の中で覚醒し…軍部に、連れ去られた。そして…」

 紫電の首を掴み、吊り上げる。

「特攻作戦で覚醒した若者は一人もいなかった。最早、人類に進化を促すことは無意味だ! ビキニ環礁…戦艦長門のメーンマストに括り付けられ、私は人類の造った最強の光を見た。それが私を滅ぼすのならば、諦めても良いと思った。だが! 私は、生き残った! ならば、人類の何物にも、私の理想を邪魔はさせん!!」

 巨大な拳を振り上げ、吼える。

「滅びよ! 進化に取り残された、敗残者め…っ!!」

「…っ」

 きつく目を閉じる紫電。爪を剥き出し、拳を振り下ろす獅子。
 その腕が…止まった。

「…?」

 薄く目を開ける紫電。その視界に、虚ろな目で固まっている獅子の姿が見えた。剥き出した牙を、ゆっくりと赤い血が伝う。
 その背後に、白衣を着た男が立っていた。その手には、巨大な刃の突き出た無骨な機械を握り…その切っ先を、獅子の背に、深々と突き立てていた。

「…ぬうっ!」

 男が、機械を起動した。次の瞬間、獅子の身体が急速に腐敗し、崩壊を始めた。

「…雑賀、くん」

「隊長…」

 男は…機械から手を離し、獅子の目の前に駆けると、その場に土下座した。

「隊長っ…申し訳ありませんっ…! わたしは…人類の未来を、諦めることが、出来ませんでした…っ!」

 獅子の身体は崩れながら、機械の刃に吸い込まれていく。

「…がはっ」

 腕が崩れ、解放された紫電が床に崩れ落ちる。
 僅かに残った獅子の口元が、歪んだ。

「…きみが…はじ、めて…じぶんのいし、で…わたしに、さからっ…」

 額を床に擦り付ける雑賀。
 獅子は…最後の一片まで崩壊し、機械に吸収された。

「…い、急がんと」

 雑賀は立ち上がると、乱暴に目元を拭い、機械に駆け寄った。そしてソケットから何かを取り外すと、紫電の元へ向かった。

「…ほれ、立たんか」

「あんたは…ミライシャの」

「つべこべ言うな! 何のために社長の目を盗み、脱走する君の前にベルトを放置したと思っとる。…間もなくナイーブが来る。そうしたら、君も、人類もおしまいだ」

「! どうしたら」

 雑賀は、機械から取り外した物体を紫電に握らせた。それは黄金色に輝くカセットであった。筐体には、銀の獅子が刻まれている。

「…社長を、君に託す。どうにかして使いこなすのだ。そしてタワーに登り、装置をぶっ壊せ。ええか、社長は世界で一番強いんや。覚悟して使えよ。それまでは、ワシが時間を稼ぐ」

「! そうしたら、あんたは」

 雑賀は、ふっと笑った。

「…丁度いいわ。あの世で、社長に詫びんといかんからな」
552 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/01/16(土) 17:08:57.31 ID:MpAzG4vF0
という後日談
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/01/16(土) 17:21:36.41 ID:+mo6cUTmo
いいね…!
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