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【安価・コンマ】ハーレムシミュレーター

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343 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 20:34:48.03 ID:Y0a0idXz0
バルバス
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 20:35:24.50 ID:MsFPHFWcO
4
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 21:00:37.70 ID:0EjQaBJu0
人外の巣窟へついに?
346 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/06(月) 21:35:34.74 ID:WaRkKcXh0
 シャールーに跨ると、別の馬に乗ったシュルーラが近寄ってきた。昨日の軽装の上から革鎧を纏って背中に弓矢を背負い、腰には曲刀を帯びている。

「バルバスの領まで、アタシが護衛に就くよ」

「分かった」

 轡を並べて、平原を歩き始めた。



 平原から森の入口に差し掛かった時、アスラは肌を掠める空気が変わったのを感じた。

「…?」

「バルバスの領だよ」

 前方の密林を睨んで、シュルーラが言う。

「此処から先は、魔物の領域だ。人の住処とは、魔力の濃さが段違いだよ」

「大丈夫かな…」

 思わず呟いたその時、森の中から一人の女が姿を現した。

「!」

「誰だ!?」

 弓を取り、矢をつがえるシュルーラ。
 出てきた女は、すかさず両手を上げた。

「ストップ、ストップ! あたしゃ味方だ!」

「エルフか…?」

 シュルーラの呟きで、ようやくこの女の容姿に意識が向いた。
 灰色の目に筋肉質な白い身体をして、緑がかった長髪を細かく編み込んでいる。服は木の皮を加工したものを大きな胸に巻きつけ、似た材質の短い布らしきものを、腰に巻いた木の蔓から前と後ろに1枚ずつ垂らしているばかりで、他に身に着けているものと言えば、尖った大きな耳に沢山刺さったピアスくらいだ。
 そう。尖った耳に、である。

「そう、エルフだ。あんたら人間と敵対した記憶は無いし、むしろ一緒に戦ってやったんだぜ?」

 彼女は2人のもとへ歩み寄ると、慣れた手付きでアスラの乗る馬の鼻先を撫で、森の入口まで誘導した。

「あ、シュルーラ…」

「送迎はここまでだ。ありがとよ、タルスムの女!」

「また来てね! …エルフの! 勇者様に傷一つでも付けたら、許さないからね!」

「はいはい」

 ひらひらと手を振ると、エルフは馬を引いて森に入っていった。

「…君は、誰?」

「おっと、いけない。名前を言ってなかったな」

 歩きながらエルフは、馬上のアスラを見上げて言った。

「ラーラだ。よろしく」

 それからふと、懐かしそうな目をした。

「…そうか。その目…確かに、シーヴァの奴の息子なんだな」
347 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/06(月) 22:02:48.21 ID:WaRkKcXh0


「散々外の奴らに脅されたんだろうが、本当にヤバい奴らはそもそもここには来れない。それこそ、シーヴァにぶっ殺された精霊の娘とか、直属の部下とか…特に、この森にいる連中はシーヴァに味方したり、多少なりとも恩義がある連中だ。だからこそ、領の境目で緩衝の役割を担ってる」

「ぼくの父親って、そんなに凄い人だったの?」

「まあな。腕っぷしはそれなりだったが、何より度量…エルフも、人も、それ以外も、皆一つに纏めちまうだけの器があった」

 しみじみと言いながら、ラーラは森を歩く。長い脚を前に出すたび、短い前垂れがひらひらと揺れて、中身がちらちらと見えそうになる。

「…ら、ラーラも一緒に戦ったって?」

「ああ。何度か、な。…さて」

 ラーラが足を止めた。
 木々がにわかに途切れて、目の前に空き地が広がった。

「わあ…」

 そこには、大勢のエルフや小人、獣人たちが、アスラを待っていた。
 彼女らが控える空き地の真ん中には、小さな木造の建物が、ぽつんと建っている。その、尖った屋根の上には、見慣れた十字架が掲げられていた。

「ようこそ、シーヴァ様の子、勇者アスラ!」

 入り口の前で、一人の女が言った。茶色のショートヘアに、翠色の瞳。黒い修道服をきっちりと着こなすその姿は、ぎょっとするほど大きい胸とお尻に目を瞑れば、一般的なシスターのそれであった。
 …彼女の額から伸びる、一対の角を除けば。

「ここは、バルバスの教会だ」

 ラーラが言った。

「基本的にここに来るのは、クリストラの価値観に従う連中だ。バルバスにいる間、ここに寝泊まりすれば襲われることはまず無い。ま、『街』から先に行くなら止めなしないがな」

「長旅でお疲れでしょう。さ、中へどうぞ」

 角の生えたシスターが、馬から降りたアスラを教会へと誘う。
 内装も、多少質素ではあるが、城の聖堂とそう変わりはない。シスターは丁寧に頭を下げると、自己紹介した。

「ミーアと申します。この教会で、修道女を務めております。ここは男性がおりませんので、神父の役目も務めます」

「肩の力を抜けよ」

「っ!」

 いきなり、ラーラがアスラの背中を掌で叩いた。

「ここはクリストラ風だが、あくまで『風』だ。堅苦しいことは忘れて、自由にやろうぜ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@教会で休む

A森を案内してもらう

Bバルバスの領について説明してもらう

Cその他、要記述
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 22:03:21.12 ID:zz44+jBI0
1
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 22:03:39.33 ID:guc0jF5DO
2
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 22:07:39.65 ID:MRqfLZ3dO
3
351 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/06(月) 22:39:16.51 ID:WaRkKcXh0
今日はこの辺で



【名前】ティリリ
【年齢】?
【所属】バルバス
【外見】真っ赤な波打つ髪を肩まで伸ばして、背中に薄緑の翅が生えたつるぺたの幼女。服の概念が無く、常に全裸。身長が30cmほどしかない。
【備考】『花』の妖精。どの花というものではなく、花という概念が魔力を吸って具現化したもので、自由に数を増やすことができる。植物の生殖器である花を具現化した存在のため、性欲が極めて強く、つるつるのお股をいつも何かしらに擦り付けている。膣穴は小さいが、妖精特有の伸縮力で大人のペニスも根本まで入る。



【名前】トゥララ
【年齢】?
【所属】バルバス
【外見】深緑色の髪を背中まで伸ばして、背中に薄緑の翅が生えたつるぺたの幼女。服の概念が無く、常に全裸。身長が30cmほどしかない。
【備考】『葉』の妖精。どの葉というものではなく、葉という概念が魔力を吸って具現化したもので、自由に数を増やすことができる。茶葉の概念も含んでいるらしく、水を飲ませるとお茶のような美味しいおしっこを出してくれる。膣穴は小さいが、妖精特有の伸縮力で大人のペニスも根本まで入る。



【名前】チュルル
【年齢】?
【所属】バルバス
【外見】白い髪を細かく編み込んで、背中に薄緑の翅が生えたつるぺたの幼女。服の概念が無く、常に全裸。身長が30cmほどしかない。
【備考】『根』の妖精。どの根というものではなく、根という概念が魔力を吸って具現化したもので、自由に数を増やすことができる。根っこ特有の凄まじい吸引力で、一度ペニスを咥えたり膣に挿れたが最後、気絶するまで精液を絞りまくる。膣穴は小さいが、妖精特有の伸縮力で大人のペニスも根本まで入る。
352 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/06(月) 22:40:51.14 ID:WaRkKcXh0
予告

明日はwikiの編集に使うので本編の更新はないとおもう
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 22:43:22.71 ID:PU30NGiBO
おつ。
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 22:56:08.46 ID:F4jR4c9x0
>>12より。

名前 ミノ太
年齢 18
所属 クリストラ
外見 角と耳、尻尾が生え、ケモ度の高い(低くても良いです)牛の獣人。ムッチムチでお尻もおっぱいもお腹も大きい。鼻に、逮捕されてから付けられたリングがある。
概要 5歳の頃盗みを働き、捕まり、ミノタウロスであるという事もあり処刑されそうになったが、丁度王の代替えの時だったので償いのチャンスを与えられた。姫の飼いミノタウロスのミノ太として育てられたが、胸が大きくなってきてメスであることが判明。名前はそのまま、ミルク係として働いている。自由の身でこそないが、魔物のミノタウロスとしては破格の優遇。ミルクは栄養満点で、子供達にも大人気。処女。
355 : [sage]:2020/07/06(月) 23:03:28.15 ID:0EjQaBJu0
【名前】チュルル
【年齢】?
【所属】バルバス
【外見】白い髪を細かく編み込んで、背中に薄緑の翅が生えたつるぺたの幼女。服の概念が無く、常に全裸。身長が30cmほどしかない。
【備考】『
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 23:04:26.40 ID:0EjQaBJu0
>>355はミスです
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/06(月) 23:11:28.11 ID:MsFPHFWcO
おつ
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/07(火) 08:50:21.19 ID:B/r2/hGjO
【名前】ジーナ
【年齢】206(見た目11歳)
【所属】バルバス
【外見】羽帽子をつけた金髪の少女
【備考】
常にボーッとしている不思議系小人
世界中の楽器や音楽に精通しており、自身も『音魔法・詩魔法』を扱う

【名前】シャナル
【年齢】 不明(見た目17歳ほど)
【所属】バルバス
【外見】銀髪青眼、スレンダーな体つきで弓矢を装備している
【備考】
バルバスのエルフの戦士
魔法に重点を置くエルフに置いては珍しい肉体派
魔術も自身の身体能力を上げることに特化している
無口でクールな印象を受けるが、その実ただ話すのが苦手なコミュ障であり本人は「もっと話したい・仲良くしたい」と思っている

【名前】ウィン
【年齢】 不明(見た目15歳程度)
【所属】バルバス
【外見】若草色の肌、緑色の髪と瞳をしたスレンダーな少女、服は着ていない
【備考】
『風』の精霊の少女
天真爛漫な自由人
精霊の中でもよく人を見ていた為に魔王や自身の親の『大精霊』の考えに賛同できず、自身の『風』の特性を利用して勇者を助けたり、助言を与えたりとフォローをしていた
隠居中の勇者とも度々コンタクトを取っていた
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 16:32:56.15 ID:U5wDvuwp0
精霊三姉妹(?)

【名前】アイア
【年齢】不明(見た目15歳程度)
【所属】バルバス
【外見】鈍色の肌に赤褐色の髪を流した太り気味の少女、服は着ていない
【備考】『鉄』の精霊。どの道具というものではなく、鉄製品という概念が魔力を吸って具現化したもので、自由に数を増やすことができる
全身遍く冷たく硬いが性行為は問題なくできる。アイアの体温は基本的に気温より少し冷たいが何かに触れるとすぐに熱が伝わり温かくなる、温め過ぎると色んな意味で蕩ける
他者に道具として使われる事に悦ぶマゾ資質持ち


【名前】スライ
【年齢】不明(見た目20代後半程度)
【所属】バルバス
【外見】鈍色の肌に血のような赤髪を流したスレンダーな女、服は着ていない
【備考】『剣』の精霊。どの剣というものではなく、剣という概念が魔力を吸って具現化したもので、自由に数を増やすことができる
全身遍く冷たく硬いが性行為自体はできる。手足が刃物同然でヘタに触れると怪我をする、スライの気分が昂ぶると切れ味が増す
アイアとは親子とも分霊とも言える関係でスライが感じた感触はアイアも感じる、アイアが感じた感触の一部はスライも感じられる
性格はサディスティックが行き過ぎてサイコパスの域にまで達している。何でも良いから切り刻みたい、切れば切るだけキモチイイ、勇者のチンコ挿れられるよりも勇者の腹に肘まで突き刺したい


【名前】アウス
【年齢】不明(見た目20歳程度)
【所属】バルバス
【外見】透き通る様な白肌と緑髪のむっちりお姉さん、服は着ていない
【備考】『大地』の精霊。どの土・地域というものではなく、地面という概念が魔力を吸って具現化したもの
アウスは自分が立つ地がどんな性質を持つかで見た目を変える、ハーレムにいる関係上その土地の地質よりも性欲を誘う外見を取ってる
基本どこでも『見守ってますよ〜』と自分から動く事が無いグータラ精霊、自分の内に種を蒔かれれば育てるが芽吹くまで育てる以外はほぼ何もしない
360 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/07(火) 20:39:08.37 ID:GniqJNAj0
wikiの編集の方向性に迷ってるなう



【名前】クリスタ
【年齢】14(第二部時点)
【所属】クリストラ
【外見】水色の上等なドレス『だったもの』を着て、足は裸足。波打つ美しい金髪を後ろで無造作に括り、緑の瞳はいつもきらきらと輝いている。
【備考】クリストラ王の娘、つまりは姫君。なのだが、4歳上の兄の影響でミノタウロスをも飼いならす恐れ知らずのお転婆娘に育ってしまった。『世界中を旅したい』という彼女の希望を尊重しながらも、娘の身を危険には晒したくない王の意向によって、世界中の人や文化が集まる後宮に滞在させることにした。ついでだから、アスラの子を身籠って少しでも大人しくならないかな、とも思われている。
361 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/07(火) 22:21:27.14 ID:GniqJNAj0
https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
こんなんでどうでしょう



【名前】ラクテー
【年齢】?
【所属】バルバス
【外見】かろうじてスレンダーな女体に見える、透き通った身体。現れる時は、膝から上だけを水面から突き出している。
【備考】水の妖精。バルバス領の森の泉に住んでいる、と言うか同化している。水浴びに来た他の住民に気まぐれにいたずらしたりして暮らしている。どうやって孕むのか分からないが、一応人と交わって孕むことはできるらしい。
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/07/07(火) 23:59:57.66 ID:0X+D+rUlO
勇者ブッ殺同盟があんまいないので

【名前】アドラ
【年齢】18
【所属】バルバス
【外見】蒼髪と虹色の眼、側頭部に生えた角と大きな翼を持つ。胸はバインバインだが背は低い
【備考】竜族の人間体、完全な人化もできるがあえて竜の特徴を残している。
元はある山を支配していた両親の元に産まれたが、両親は勇者との戦いに敗北し殺される。それ以来復讐だけを胸に秘め生きてきた
隠密と話術・魅了魔法に優れ、特に魅了魔法は生半な輩であれば目を見るだけで奴隷にできるレベル
勇者に対する恨み辛みは衰えるどころか増すばかりだが同時に感情を隠す技能も会得している為憎しみを知る者は少ない。勇者絶許、どうやって絶望させてくれようか


【名前】ラトゥンニ
【年齢】19
【所属】バルバス
【外見】身長2mチョイ、引き締まった筋肉質な体つきで胸も筋肉の塊、胸囲はあるがおっぱいとは言いにくい
額に白い角が一本生えている
【備考】家族の大半を勇者一党に殺されたオーガの娘、彼女が森で迷子になっている間に部族は勇者と戦い壊滅した
考える事が苦手で何事も最短距離を突っ走る性格、障害は腕力で潰せばいいと考えるバカ
家族を殺した奴への復讐を誓い生きているが仇の子が自分の近くにいるなど考えもしていない、周りもわざわざ敵を増やす事は無いと気を使っているためハーレムにいる限りアスラが仇の子だと気付く可能性は低い


【名前】サナギ
【年齢】不明(外見年齢20代後半)
【所属】バルバス
【外見】長い金髪にキリッとした目鼻立ち、薄い胸に尖った耳とステレオタイプなエルフ
草を編んで作った胸当てと腰巻きを服代わりにしている
【備考】森の管理人をしていたエルフで子持ちどころか孫もいる、人当たりが良く親切な人  だった
勇者シーヴァの一党に加わり志半ばで斃れた男の母親、息子の死後しばらく荒れていたが今は表面上落ち着いている。ハーレム入りも表向きは息子と同じ人に仕えたいと言っての事
その実息子が死んだのは勇者のせいだとして見当違いな八つ当たりのためシーヴァないしその近縁者へ近づこうとしている
一言で言えば息子を奪われた母親、勇者への理不尽な恨みを支えに今まで生きてきた。勇者絶許、オマエの家族も奪ってやる
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 14:12:57.74 ID:bPITWwAd0
【名前】ダクル
【年齢】不明(見た目20代後半)
【所属】バルバス
【外見】濃い紫の髪に瞳をした、薄紫色の肌をした気の強そうな女性
【備考】
『闇』を司る精霊
妖精族の中ではかなりの古株であり、他の妖精たちも彼女には敬語を使う
かつては魔王の愛人であり、何度も交わった経験を持つ
その為魔王を討った勇者やその子孫に対しては根強い恨みを持っており、暗殺の機会を窺っている

【名前】ライナ
【年齢】 不明(見た目17歳ほど)
【所属】バルバス
【外見】金髪金眼、白い肌をした全裸の少女
【備考】
『光』を司る精霊
ダクルとは同じ時期に生まれた姉妹のような存在
最初から人類側の支援者として動いていた他、他種族とも関わりが深い存在
強い力を持ち、後宮内の反勇者勢力に対する抑止力としても入れられている
364 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/08(水) 19:11:40.50 ID:kNGlGM8W0
>>347の「本当にヤバい奴らはそもそもここに来れない」っていうのは、後宮入りを許可する役人的なのがいて、その人が大丈夫と判断した者だけが入れると言う意味です
つまり、本人がどう思ってようと客観的に因縁の深い相手は選考で弾かれるので、どんなに表面を取り繕ったところで>>362の竜とオーガは弾かれるし、>>363の闇の精霊は論外。よって安価対象からは外させていただきます。物語の展開次第では出てくるかも

逆に言うと、>>363のエルフは客観的には勇者の仲間の母親なので、殺意さえ隠せば後宮に入れる



ただ、女同士の駆け引きがこのスレの主旨の一つなので、純粋に主人公への敵意で動いてるキャラは正直なところ求めてないです
出したところで、行動安価に即死判定が付くだけだし…
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 19:25:22.16 ID:SOqGRNFMo
了解です
366 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/08(水) 20:39:45.27 ID:kNGlGM8W0
『Harem Simulator』

 噂話が聞こえる…



 ___もうバルバスなの?! どういうこと?

 ___何てこと。魔物共に先を越されてしまうなんて…

 ___いや、バルバスへのお渡りはこれが最後だ。きっとそうに違いない。
367 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/08(水) 21:17:32.11 ID:kNGlGM8W0
「街があるの?」

 先程の説明で気になったので、訊いてみた。

「ああ。この森を抜けたところにな。丁度良い、この領について、ざっと説明しておくか」

「それなら、私に任せて」

 そこへ、一人の少女が入ってきた。
 髪も瞳も紫の、アスラと同い年くらいの見た目の少女で、紫のゆったりしたローブを着ている。

「アル、じゃあ頼んだぜ」

 アルと呼ばれた少女は頷くと、教会の長椅子に腰掛けて、アスラにも座るよう促した。

「ここは『狭間の森』。他の領との間に広がっているの。殆どはバルバスの領だけれど、一部はクリストラ側にも伸びているわ。ここに住んでいるのは、私たち小人やラーラみたいなエルフ、獣人の一部、あと妖精の類は大体ここに住んでいるわね」

「…ん? アルは小人なの?」

 アスラが口を挟んだ。確かに彼女は小さいが、幼いだけなのかと思っていた。

「こう見えて、あなたのひいお爺さんよりもずっと年上よ。…この森にいる種族は、勇者と共に戦ったり、恩義があったりするのがほどんど。だから、ここにいる限り襲われることはほぼ無い。けど、一人では出歩かないことね。野生の獣も住んでいるから」

「肉を求めて狩りもするぜ。行きたけりゃ、ついて行けばいい」

 割り込んだラーラをちらりと見ると、アルは続けた。

「…ええと、次は『石の街』ね。この森を北に抜けると。平原に出る。そこには石や木でできたいろいろな家…と言うか巣があって、こことはまた違った種族が住んでる。肉食の獣人や一部のオーガに、あとよく分からない魔性が住んでいるわ。勇者に対しては、大体中立。森から離れるほど、人間に対する感情は良くない傾向にあるわね」

「その先は?」

「『竜の山』。後宮の最果てね。住んでいるのは、殆ど竜か、良くない性質の精霊。もちろん、勇者とは対立していた」

「敵は入れないんじゃなかったっけ?」

「程度によるわ。種として対立はしていたけど、同胞に加担しなかったり、そもそもその時生まれていなかったり…一度、親を勇者に斃された竜の娘が、得意の催眠術でここに入り込もうとしたことがあるけれど、すんでのところで食い止めたわ」
368 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/08(水) 21:41:32.85 ID:kNGlGM8W0
「…と、説明はこんなものよ。詳しくは、実際に歩いてみることね」

 そう言うとアルは、教会の奥の部屋へ引っ込んでいった。
 代わりに、ミーアが言った。

「お腹も空いたでしょう。食事にして、今日はもうお休みにしましょうか」



 食事は果物が中心で、わずかに森で獲った鹿などの肉もあった。エルフは肉を食べないのかと思ったが、ラーラも他のエルフたちも、普通に肉も食べていた。逆に、ミーアは野菜と果物しか口にしなかった。

「タルスムに比べると、味付けが薄いだろ」

「まあ」

「すぐに慣れるさ」

 プラムのような果物を齧りながら、ラーラが笑った。



「夜は、この部屋でお休みください」

 ミーアが、教会の一室に案内してくれた。質素な机とベッドのみの、狭い部屋だった。

「日中でも、自由にご利用くださいね」

 それからふと、巨大な胸を腕で抱きながら、ぽつりと言った。

「…アスラ様の『役目』については、お聞きしております。今夜は、どうなさいますか?」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@一人で寝る

A誰かと寝る(今までに出てきたバルバスの女を併記)

B森を散歩する
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 21:42:09.62 ID:JCteh/Q+0
3
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 21:43:20.08 ID:SOqGRNFMo
2ミーア
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 21:44:57.44 ID:mmsYXHtF0
3
372 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/08(水) 21:52:41.23 ID:kNGlGM8W0


 一人で出歩くなとは言われたものの、硬いベッドではどうにも寝付けないアスラは、夜の森に出てきた。
 虫や獣の声が、静かな森に響く。そよ風に葉がさらさらと鳴ると、彼は急に心細くなってきた。

「…マリア」

 故郷のようなクリストラを離れて、もう1週間以上になる。皆は元気だろうか。彼の手には、リュートと練習用の魔法の杖があった。タルスムに行くときから、ずっと持っていたものだ。
 彼は大きな石の上に座ると、リュートを爪弾き始めた。



安価下コンマ
01〜10 野犬に襲われかけた
11〜30 特に何も起こらない
31〜50 花の妖精がやって来た
51〜70 風の精霊がやって来た
71〜90 楽器を持った小人がやって来た
91〜98 光の精霊がやって来た
ゾロ目 エルフの女がやって来た
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 21:54:07.78 ID:mmsYXHtF0
そい
374 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/08(水) 22:04:26.74 ID:kNGlGM8W0
「…あ」

「ん?」

 不意に声がして、アスラは手を止めた。
 振り返ると、そこには羽根付き帽子を被った、金髪の少女が立っていた。彼女の手には、木でできたフルートが握られている。

「君は誰?」

「ジーナ。…君が、シーヴァの息子か」

「うん」

 ジーナと名乗る少女は、アスラの隣に腰を下ろした。

「君も楽器をするんだ」

「ん」

 短く答えると、彼女はフルートを奏で始めた。木立を駆けるそよ風のような、軽やかな旋律だ。それを聞きながら、彼は懐かしい感覚を覚えた。

「…ソフィーの、魔術」

「…」

 ふと、ジーナが演奏を止めた。真っ直ぐにアスラの目を見ながら、言う。

「クリストラのソフィーは、ジーナの弟子だ。そのリュートは、ソフィーから教わったのか」

「うん」

「貸せ」

 そう言うとジーナは、アスラの手からリュートをひったくった。それから、驚くほどの手さばきで、リュートを爪弾き始めた。

「…教えてやる。音色で、人の心を解き、結ぶ術だ。覚えろ。…役に立つ」

 楽器を用いた魔術の特訓は、夜遅くまで続いた。
375 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/08(水) 22:05:28.84 ID:kNGlGM8W0
今日はこの辺で

現時点で主人公は器楽のみ中級者レベルですね
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/08(水) 22:33:33.95 ID:SOqGRNFMo
おつおつ
吟遊詩人にでもなるか…なれるか?
377 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 18:38:03.56 ID:Oa7E5EMK0
『Harem Simulator』

 噂話が聞こえる…



 ___き、聞いたか。クリストラで、遂に彼の子を孕んだ者が。

 ___3人よ、3人! 乳母と、魔術師と、騎士! たった1週間で。

 ___んふふ、勇者の子種は与一はんの弓よりよう当たる、ちゅうことやなあ。
378 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 18:42:45.87 ID:Oa7E5EMK0


「…」

「おいおい、ひどい顔だな。眠れなかったのかよ」

「うん…」

 翌朝。目を擦りながら、アスラは頷いた。
 ラーラは困ったように言った。

「どうするよ。教会で休んでるか?」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@教会で休む

A狩りについて行く

Bシャールーと遊ぶ

Cその他要記述
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 18:45:41.85 ID:OolQwKLEO
2
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 18:46:49.59 ID:G5lAuqDeo
2
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 18:48:30.11 ID:nlUVblM0o
2
382 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 19:05:10.04 ID:Oa7E5EMK0
「いいか、しんどかったらすぐに言えよ。担いで帰るから」

「…」

 ラーラの隣には、銀髪青眼の細身のエルフがいて、何か言いたげな目でアスラを見ていた。

「こいつはシャナル」

「っ!」

 ラーラに言及されて、シャナルはびくんと肩を震わせた。

「…シャナルです」

 短く名乗った彼女は、背中に弓矢を背負っている。彼女が森で狩りをしているようだ。ラーラも、尖った石の突き出た木の棍棒を手に持っている。

「じゃあ、行くか!」

 3人は、森の中へと歩き出した。



 右も左も分からないような森の中を、シャナルは迷うこと無く進んでいく。

「ど、どこに向かってるの?」

「…」

 一拍置いて、シャナルが答えた。

「…数カ所、罠を仕掛けてあります」

「何が捕れるの?」

「昨日食った鹿とか、イノシシとか…たまに熊も掛かるぜ」

 口を挟んだラーラに、アスラは唾を呑んだ。

「熊…って、大丈夫なの?」

「そのためにあたしがいる」

 大真面目に言ったその時、ふわりと風が吹いて、彼女の穿く前垂れが捲れ上がった。アスラは思わず立ち止まったが、ラーラは気にする素振りもなく、歩き続けた。



安価下コンマ
01〜20 アスラ寝落ち
21〜60 泉で一休み
61〜80 罠に獲物が
81〜98 弓矢で仕留めた
ゾロ目 ちょっと待って
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 19:07:39.70 ID:w+LmlL3OO
あい
384 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 19:44:19.68 ID:Oa7E5EMK0
 木立の向こうで、不意にがさりと音がした。

「…待って」

 シャナルが静止する。彼女の視線の先には、一頭の鹿が佇んでいた。よく見ると、その鹿は時折走り出そうと脚を曲げているが、何かに掴まれたようにその動きが途中で止まっていた。

「足元を見てみろ」

「!」

 ラーラの指差す方を見ると、木に括り付けられた植物の蔦が、鹿の足首に巻き付いていた。動けないでいるのは、このためだ。

「仕留めてくる」

「ええ」

 ラーラは、後ろから静かに鹿に近寄ると、棍棒を振り上げ…

「…ふんっ!」

 次の瞬間、鹿が地面に引っくり返った。一撃で頭を砕かれた鹿は、倒れて少し痙攣した後、すぐに動かなくなった。
 すかさずシャナルが駆け寄ると、ナイフで首筋に深い傷を付けた。赤い血が勢いよく噴き出し、草に覆われた地面を染める。
 木立にぼうっと突っ立って何も言えずにいるアスラに、ラーラが言った。

「肉ってのは、こうやって獲るもんだ。一撃でやったから、こいつは痛いとか何とか感じる前に死んだと思うぜ」

「…」

 シャナルは、手早く鹿の脚を蔦で括ると、細い身体と裏腹に軽々と担ぎ上げた。

「私は帰ります。ラーラ、他の罠を外していてもらえる?」

「ああ。…アスラ、どっちに付いてくる?」

 棍棒に付いた血を葉っぱで拭いながら、ラーラが尋ねた。



安価下 どうする?
@シャナルについて行く

Aラーラについて行く
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 19:45:58.94 ID:nlUVblM0o
1
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 19:46:05.20 ID:G5lAuqDeo
2
387 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 20:08:37.18 ID:Oa7E5EMK0
「…じゃあ、シャナルに付いてく」

「! …分かりました」

 シャナルは、微かに顔を赤くしながら頷いた。

「分かった。気をつけて帰れよ」



「…」

「…」

 来た道を歩く2人。黙々と、黙って歩いている。
 沈黙に耐えかねて、アスラが口を開いた。

「…シャナルは、どこに住んでるの」

「! …」

 シャナルは、一瞬ぎょっとすると、やがて言った。

「教会から、少し離れたところです。神の家で血を流すわけにはいきませんので…」

「今日は、そこに泊まってもいい?」

「!!?」

 いよいよ、シャナルの顔が真っ赤になった。数秒逡巡した末、小さく頷く。

「…か、構いませんが」

「やった。教会のベッド、硬くてさ」

「う、うちも、そう変わりないと思いますが…」



 森の一角にあるシャナルの家に着く頃には、アスラはへとへとになっていた。
 大きな鹿をひょいと下ろすと、彼女は言った。

「処理があります。自由にされていて構いません」

 見ると、彼女の家の周りには、水を張った大きな瓶や蔓をぶら下げた木、板に張られた獣の皮などが沢山並んでいた。板に刺さった長い包丁を抜くと、シャナルは獲ってきた鹿の腹を裂き始めた。

「…」

 切り裂かれた腹からこぼれ落ちる臓物や、立ち込める血の匂いに、アスラは急に頭痛を覚えて、その場に座り込んだ。



 臓物抜き。血抜き。それから、やりかけの皮なめし。休み無く働くと、あっという間に日が暮れた。
 思い出したようにアスラの前に来ると、シャナルはおずおずと言った。

「…し、失礼しました。作業に夢中で。これから夕食にしましょう。それからは、その…」

 顔を真赤にして、彼女はそっと顔を背けた。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@シャナルと寝る

Aその他要記述
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 20:10:04.54 ID:LxeFKUBoo
1
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 20:29:59.29 ID:SxAiQEbF0
1
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 20:32:38.19 ID:G5lAuqDeo
1
391 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 21:00:35.69 ID:Oa7E5EMK0


「すぅーっ…はぁーっ」

 ベッドの前で深呼吸すると、シャナルは着ている服を一つ残らず脱ぎ捨てた。そうして細い裸体を暗闇に晒すと、そっとベッドの中に滑り込んだ。

「…し、失礼します」

 ところが、先にベッドに入っていたアスラは、寝息を立ててぐっすりと眠り込んでいた。
 シャナルは、ほっと息を吐いた。

「お、お疲れだったのね…私も寝よ」

 隣に仰向けになって毛布をかぶると、目を閉じた。



「…っ、ん」

 目を開けると、まだ外は真っ暗だ。寝ぼけ眼で、アスラは手を動かした。

「…っ!」

 温かく、柔らかいものに触れて、彼ははっと目を覚ました。恐る恐る手を動かすと、それはふにふにとした感触で、弾力がある。

「ん、ぁ…」

 隣で、女の声がした。それでようやく、ここがシャナルの家であることを思い出した。
 毛布を剥がすと、そこには一糸纏わぬ姿のエルフ。服が無くとも身体は細く、あれだけの獣を軽々持ち上げる筋力の持ち主には見えなかった。

「…」

 そっと、仰向けに転がす。平たい胸に、顔を埋めた。

「ん…」

「ん、ぅ…」

 小さいが、柔らかい膨らみに頬ずりしながら、すらりと伸びた脚の間に手を伸ばした。

「ぁ…♥」

 さらさらとした毛の中に、熱いものが触れた。人差し指を裂け目に差し込むと、中はまだ硬く、乾いている。
 ズボン越しに、硬くなった肉棒を擦り付ける。指で弄っていると、肉の穴がだんだんと湿ってきた。

「はっ…あっ…♥」

「…」
392 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 21:23:59.68 ID:Oa7E5EMK0
 脚を広げると、湿った穴に硬くなったペニスをあてがった。

「ふぅっ…」

 『準備』は不十分だが、まだ小さい彼のペニスは、するりとシャナルの膣内に収まった。
 温かいものが肉棒に絡みつくと、彼は細い腰にしがみついて動き始めた。

「はっ、はっ、はっ…」

「ん…」

 シャナルが身動ぎして、薄っすらと目を開けた。

「ぁ…? …」

「はあっ、シャナルっ、はあっ!」

 彼女は、いつの間にか膣にペニスを挿れ、自分を孕ませんとしている少年に気付くと

「…うえぇぇっ!?」

「あっ、出っ」

 腰を押し付け、アスラは射精した。
 シャナルはわけも分からず、気持ち良さそうに自分に種付けするアスラを見た。

「あ…アスラ、さま…?」

「ああ、おはよ…いつの間にか寝ちゃってたから」

「は、はあ…それは、大丈夫で…私は…わ、わた…っっっ」

 そこまで言って、突然彼女の顔が真っ赤になった。

「わ…私、男の子と…しちゃった…」

「…シャナル」

「ひゃいっ!?」

「もう一回、してもいい?」

「!!」

 震える彼女の膣内で、アスラのものが大きくなっていく。
 シャナルは、小さく頷いた。

「…ど、どうぞ…っ♥」

 再び腰を振り始めるアスラ。抽迭を続けながら、彼は言った。

「シャナルっ…おっぱい、吸っていいっ?」

「! …私ので、よければ…ひぁっ♥」

 平たい胸に乗った、木の実のような乳首を咥えると、シャナルは息を呑んだ。膣がきゅうと締まると、アスラはいよいよ腰を早めた。

「ん、んっ、ふっ、んっ」

「っ♥ あぁ、んっ♥ あすら、さまっ♥」

「んっっ…」

 硬く膨らんだ乳首を強く吸いながら、アスラは2度目の射精を遂げた。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 21:25:27.27 ID:SxAiQEbF0
そい
394 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 21:31:03.28 ID:Oa7E5EMK0


「…おはようございます」

 目を覚ますと、シャナルが熱々のスキレットを持って家に入ってくるところであった。芳しい匂いが部屋に広がって、アスラのお腹が鳴った。

「昨日は…お、お疲れ様でした。朝食を…こんなもので良ければ」

 スキレットの中では、ベーコンと目玉焼きが音を立てて焼けていた。

「食事が済みましたら、教会に戻りましょう。皆さん、お待ちでしょうから…」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@武術の訓練

A魔術の連取

B歴史の勉強

Cその他要記述
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 21:31:38.17 ID:QK6vfixa0
3
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 21:31:58.76 ID:uroAMZYDO
2
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 21:32:08.37 ID:OolQwKLEO
3
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 21:32:18.29 ID:G5lAuqDeo
1
399 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 22:11:51.54 ID:Oa7E5EMK0
「魔術を教えてほしいと聞いて…あら」

 教会に入ってきた灰色の肌の女は、長椅子に座るアスラを見つけると口に手を当てた。

「貴方が、勇者さんの子供ね? リーアよ」

「ど、どうも」

 瞬きしながら、アスラは応えた。
 この女もエルフらしい。長い金髪からは、尖った耳が覗いている。しかし、彼女はラーラのように筋肉質でもなく、シャナルのようにスレンダーでもない、胸も尻も豊満なむっちりとした身体をしていた。しかも、その肢体を包むローブは胸元が大きく開いているし、それ以外にもへそや両太腿に大きなスリットが開いていた。

「…タルスムの出身?」

「うん? …ああ」

 リーアは、笑いながら首を横に振った。

「いいえ? 森の生まれよ。この肌は、魔力が肌に沈着したもの。…それで、魔術を教わりたいと聞いたのだけれど」

「うん。クリストラで、少しは教わったんだけど」

 そう言って練習用の杖を取り出すと、彼女は片手を上げた。

「触媒は使わないわ。お姉さん、それ、あんまり得意じゃないから」

「じゃあ、どうするの?」

「肌で感じて。魔力の流れ…集まりを…」

 リーアが目を閉じると、そよ風が吹き始めた。閉ざされた教会の中に。
 彼女のローブがはためき…スリットから、豊かな肢体が覗いた。



「…こんな感じね」

 一通り終えると、リーアはふと眉をひそめた。

「あんまり、集中できなかったかしら?」

「! …」

 アスラは少しためらうと、意を決して言った。

「だって…隙間から、見え」

「? …ああ」

 彼女は、ローブの胸元をくいと引っ張った。柔らかそうな巨乳がばるんと零れて、アスラは思わず見入った。
 青紫色の乳首を隠そうともせず、リーアは言った。

「この方が涼しいし、魔力の流れも良いのよ。それとも、こういうの気にしちゃう人? って、人間はそういうものだったわね」

「…」

 アスラは、ごくりと唾を呑んだ。
 外はもうすぐ、日暮れ時であった。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@リーアと寝る

Aその他要記述
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 22:12:28.14 ID:Mc4F6CVv0
2 さらに魔術を学ぶ
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 22:13:35.64 ID:ZhSaXGcxO
2 バルバスの歴史
402 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/09(木) 22:15:41.64 ID:Oa7E5EMK0
今日はこの辺で

安価下
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 22:27:25.56 ID:SxAiQEbF0
2 楽器の練習
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 22:32:41.48 ID:nlUVblM0o
おつでした
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/09(木) 22:34:49.36 ID:Mc4F6CVv0
406 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/10(金) 18:10:45.74 ID:4kpLG4dj0
今日も更新だめそう。キャラ案投げてて

バルバスの歴史っていうのは、バルバスという集団の歴史ということでよろしい?
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 18:48:55.55 ID:3UTnr2hQO
>>401です
そんな感じでお願いします
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 18:56:05.57 ID:0tv6CxBF0
やっぱりバルパスが一番書きやすい。

【名前】モグラーニャ
【年齢】15
【所属】バルパス
【外見】両手と爪が大きく発達したモグラの獣人。鼻周りに(猫と同じような配置で)ピンク色の太い髭、と言うか触覚が生えている。目があまり見えず、地上では分厚い眼鏡をしている。
【備考】穴を掘る速度は徒歩と同じレベル。岩も粉砕できる。

【名前】パネーナ&ヤベーゼ&スゲーヨ
【年齢】9
【所属】バルパス
【外見】身体は普通の灰色の毛を持つ獣人だが、首が三つある。向かって左がパネーナ、右がスゲーヨ、上がヤベーゼ。尾も三本。ファーをふんだんに使った露出の高い服を着ている。
【備考】パネーナが左手、スゲーヨが右手、ヤベーゼが足担当。一見すると動きづらいように見えるが、ごく普通に動けるどころか脳が三つあるので反応速度はほぼ0秒、そして演算速度は3乗である。

【名前】アルマ・ジロー
【年齢】17
【所属】バルパス
【外見】球体の岩のようなもの.......と言うのはあくまで外見で、開くと中には小さいロリが。腕や胸にアルマジロのようなもふもふが。アルマジロの獣人。その構造から服を着ることができない。
【備考】怖がりでおどおどしており、驚くと0.5秒ほどで球になってしまいしばらくは出てこない。

【名前】ラフ
【年齢】12
【所属】バルパス
【外見】ゴーグルのような赤い複眼を持つトンボの虫人。羽が大きい上畳めないため、少し行動に制限がある。
【備考】ほぼ1080°全面を見ることができる。が、目の前で指を回されると本当のトンボとは違いちゃんと目がまわる。
409 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/10(金) 19:21:08.69 ID:4kpLG4dj0
>>408
流石にちょっと考えていい? ストライクゾーン狭くてごめん
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 19:47:00.88 ID:oNnGFc8wO
一番ヒロインがほしいエリアはどのエリアです?
ちなみにサトンのヒロイン考え中です。
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 20:13:43.21 ID:0tv6CxBF0
>>409 どの子でしょうか。教えてくだされば以後は避けますので。
412 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/10(金) 21:33:08.02 ID:4kpLG4dj0
>>410
全部♡

>>411
外見はともかく、ライダーキックで一話退場しそうなネーミングと設定をどうにかして欲しい
3つ頭の獣人は元々そういう種族なのか、一族でも突然変異的なやつなのかとか、モグラアマゾンは畑荒らしたりしないのかとか、トンボのは子供はやっぱりヤゴなのかとか…そもそも何しに後宮に来たのか、勇者とはどういう関係だったのか、話に使える程度には掘り下げてくれないと、ポケモン映画のアバンで画面端を飛んでいくヤンヤンマ程度の扱いしかできない
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 22:52:01.17 ID:fTBEl7I30
【名前】サフィーダ
【年齢】19
【所属】クリストラ
【外見】その名の通り澄んだ青い髪と青い目をもつ少女 スレンダーなら身体つきをしており、高価な絹のローブを身にまとう
【備考】貴族御用達の宝石商の娘。父親が更なる繋がりを求めて後宮へ送り込んだ。本人は天然な性格をしており勇者の血を引くものに会えるとワクワクしている。一人称はわたくし


【名前】ササナ
【年齢】16
【所属】タルスム
【外見】金の髪を後ろで結った褐色の肌に草原色の目をした少女 胸は豊満だが尻は小振り 露出多めの白と緑の民族衣装を着ている。
【備考】タルスムの父とクリストラの母の間に生まれた少女。料理人であり両親が存命の際はタルスムとクリストラのそれぞれの良さを合わせた創作料理を作っていた。両親が亡くなる際の遺言で身寄りを求めて後宮へ入った。自身家であり特に料理には絶対の自信を持っている。半面、歌はコンプレックスになるほど音痴。一人称はアタシ


【名前】ミナミ
【年齢】21
【所属】オリエズマ
【外見】黒い目に黒の長髪。切れ長の目をした身長の高いすらっとした手足が特徴の美女。簡素な着流しを着ている
【備考】東国の有名な一族出身の……元美少年。数年前の戦いで女体化の呪いを受けてから女性になってしまった。一族からは恥さらし扱いを受けており、厄介払い同然の扱いで(表向きは一族から喜んで差し出した美女)後宮へ送り込まれた。戦闘力は高くサバサバした性格。女体化の際に感度が数倍にされてしまった。本人は認めたがらないが心身は既にほとんど女性である。一人称はボク


【名前】ンーンー
【年齢】15
【所属】サトン
【外見】黒い肌に白い髪 服は着ておらず、身体(わき腹と太ももと背中)に白の刺青で紋様を描いている。 胸のサイズは普通だがピンと張った薄桃色の乳首が美しい
【備考】サトンの中でも珍しいドラゴンをあがめる一族。服を着ていないのはドラゴンもまた服を着ないからである。入れている刺青は一族の中でも特に誉れ高い女性にのみ入れられるものであり、15で3か所にも刺青を入れられているンーンーは特に優秀なドラゴンシャーマンである。この一族はかつて勇者に危機を救われており、その際の掟でンーンーを嫁に差し出した。年齢に見合わず落ち着いた性格をしており良妻賢母そのもの。一人称はワタシ


【名前】エリスアルネス(通称エリス)
【年齢】不明(見た目は10代半ばくらい)
【所属】バルバス
【外見】金色の目、側頭部から伸びた2本の角、とがった耳、大きめの胸に尻、それとは反対にキュッとしまった腰。悪魔の羽と尻尾を持つ、黒いマーメイドドレスを着た少女。見るからに悪魔関係の娘だとわかる。
【備考】魔王の子の一人……であるが本人にその自覚は無い。魔王が自分が敗北したときに作った娘であり、勇者の血を取り込んで魔王の血族が更なる力を持つために生み出された。その自覚も無く、ただただ子を為すために勇者への好意のみが刷り込まれており、後宮へ参加した(本人も何で勇者への好意が高いのかは不思議に思っているが)。サディストであるが惚れた相手にはとことん尽くすタイプ。
414 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 06:13:16.42 ID:HidKogoG0
こういう数いそうな役職をください



【名前】ジャニス
【年齢】24
【所属】クリストラ
【外見】膝丈のメイド服、金髪をシニヨンに結っている。背が高く、胸は中くらい。
【備考】後宮のメイドの一人。城の従者たちの中心的な存在で、他領の者とのやり取りは大体彼女を通して行う。


【名前】フェバ
【年齢】19
【所属】クリストラ
【外見】膝丈のメイド服、赤毛をお下げにしており、そばかすがある。非常に痩せて手足が細長い。
【備考】後宮のメイドの一人。ベッドメイクは彼女の仕事で、朝食後に寝室に戻ると大体会える。


【名前】マルタ
【年齢】21
【所属】クリストラ
【外見】ぎりぎりまでスカートを短くした改造メイド服、黒髪を両脇で斜めに短く切り揃えており、下半身が豊満
【備考】後宮のメイドの一人。掃除係で廊下や部屋を掃除している。男も女もイケる口で、同僚のメイドにちょっかいを出している他、いつ求められてもいいようにスカートの下は穿いてない
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 06:34:29.67 ID:pW6FxE50O
今は教師役になれるような設定ある方が良さげかな
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 08:26:41.70 ID:90xSNEBO0
>>412あぅ、それはごめんなさい。
推敲してみましたが、どうでしょうか......

【名前】アリドル
【年齢】15
【所属】バルパス
【外見】両手と爪が大きく発達したモグラの獣人。鼻周りに(猫と同じような配置で)ピンク色の太い髭、と言うか触覚が生えている。目があまり見えず、地上では分厚い眼鏡をしている。
【備考】徒歩と同じ速さで穴をほれ、土木作業員として働いている。 地下工事後の泥だらけの姿をアスラに褒められて、キュンときた。

【名前】フリーナ&ジューダ&キママ
【年齢】19
【所属】バルパス
【外見】身体は普通の灰色の毛を持つ獣人だが、首が三つある。向かって左がフリーナ、右がジューダ、上がキママ。尾も三本。ファーをふんだんに使った露出の高い服を着ている。
【備考】フリーナが左手、ジューダが右手、キママが足担当。一見すると動きづらいように見えるが、ごく普通に動けるどころか脳が三つあるので反応速度はほぼ0秒、そして演算速度は3乗である。 元々は灰狼族の子だったが、いわゆるシャム三生児でくっついて生まれてきてしまったため、一族に見せ物として売られた。その後三ツ首の剣闘士として活躍したが、やはり周りからは好奇の目で見られる。しかし、アスラだけは純粋にその強さを認めてくれた。勇者の血を残したい、と言う意見が3人で一致した。

【名前】ガンシュテナ
【年齢】17
【所属】バルパス
【外見】球体の岩のようなもの.......と言うのはあくまで外見で、開くと中には小さいロリが。腕や胸にアルマジロのようなもふもふが。アルマジロの獣人。その構造から服を着ることができない。
【備考】怖がりでおどおどしており、驚くと0.5秒ほどで球になってしまいしばらくは出てこない。 バルパスに在住していたアスラと出会い頭でぶつかってしまい、驚いて丸まった。普通の人はそこでなかなか出てこないガンシュテナに呆れて去ってしまうが、アスラはもう一度開くまでそばにいてくれた。

【名前】リヴレ
【年齢】2
【所属】バルパス
【外見】ゴーグルのような赤い複眼を持つトンボの虫人。羽が大きい上畳めないため、少し行動に制限がある。2歳、とあるが、虫人は幼体→成体になるのに1年しかかからないだけで別に短命というわけではない。
【備考】ほぼ1080°全面を見ることができる。が、目の前で指を回されると本当のトンボとは違いちゃんと目がまわる。もしアスラとの間に子供が生まれたら、下半身がヤゴの赤ちゃんが生まれてくる。虫族の中でもとびきりの美人、と言うことで後宮に送られてきたが、本人は他種族が虫を気持ちがるところは何度も見ているので美意識の差異をとても気にしている。
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 08:27:40.20 ID:90xSNEBO0
ガンシュテナは司書です。
418 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 10:03:43.40 ID:HidKogoG0


 夜。教会奥の木の扉を開くと、アスラは恐る恐る中に入った。
 突然、足元で「ひんっ!?」っと声がした。見ると、膝の高さくらいの大きな丸い岩が、目の前に転がっていた。

「この娘はガンシュテナ」

「!」

 立ち並ぶ本棚の向こうで、アルが言った。彼女は小さな椅子に座って、机の上の蝋燭を頼りに何かを書いていた。

「人…なの?」

「しばらく待ったら分かるわ。…で、こんな夜に何をしに来たの」

「…バルバスの歴史、が知りたくて」

「…」

 アルは、黙ってアスラの顔を見た。それから、ふとペンを置いて立ち上がった。

「それはバルバスという、人間が勝手に作った、でたらめで差別的な分類について知りたいということ?」

「えっと…いつからいたのかとか、何で戦争になったのか、とか…」

「…そう」

 彼女はふっと息を吐くと、再び椅子に座った。そうして、本棚の側の丸椅子を指すと、アスラに座るよう促した。

「…知識は、重たい翼よ。あなたがただの種馬として生きることを良しとしないのなら…背負いなさい。そして、飛ぶ努力をなさい」

 そう言うとアルは、新しい蝋燭に火を点けた。そして、遠い目をしながら語り始めた。



「今から三千年くらい前…人間がこの世界に、今の10倍…或いは100倍以上は生きていた頃。その当時、種として最も力を持っていた彼らの方へと、『世界』が傾き始めた。獣、物質、自然現象…あらゆるものが、人間の姿に近づき始めた」

「それが、バルバス? 人間より先に生まれたのかと思ってた」

「正確には、人間の前にも存在した時期があって、それが一度滅びて、再び蘇ったの。…そこから千年かけて、エルフや小人みたいな様々な種族が分化してきた。でも、古来の自然現象…私たちが『精霊』と呼ぶ種族の中には、人間の姿を良しとしない者もいた。また、特に竜は人間の姿に近づくことを嫌った。何故なら、人間の前に世界を傾けるほど力を持ったのは、彼ら竜だったから」

「それで、戦争に?」

 アルは頷いた。

「天の精霊を中心に、様々な精霊や殆ど全ての竜、それに一部のバルバスが集結して人間を滅ぼし、世界における人間の重さを取り除きにかかった。そうすることで、人型の『檻』から抜け出せると信じて」

「その頃は今と比べ物にならないくらい人間がいたから、大地はもっと細かく区切られて、たくさんの国が存在していた。でも、精霊たちの働きによって、今で言うタルスムの大地は地震で砕け、サトンは日照りに枯れ果て、オリエズマは止まぬ雨に沈み、そしてクリストラでは子供が生まれなくなった。人間は、今の数まで減った」

 黙り込むアスラ。アルは、そっと目を伏せた。

「…バルバスの全てが、敵に回ったわけじゃないわ。エルフや小人は、同じ人型の民として人間と共に戦った。でも不十分だった。変わったのは、今から50年前」

「ぼくの、父…」

「シーヴァに、どんな力があったのか…何の加護があったのか…誰にも分からない。けれど、彼の力で多くの精霊が人間の側に立った。姿形を気にせず、ただ戦いで大地が荒れてゆくことを憂いた精霊たちが、勇者と共に天に刃向かった。そして、遂には勇者の剣が、天を討ち果たした」

「…」

「バルバスという区切りは、人間にとっては正しいわ。私たちだって、小人以外を纏めて『長く短き者』と呼ぶ。ただ、その中身は様々であることを覚えていて。様々なバルバスを、人間は束ねようとしている。でも、それは無理よ。話せば分かるとは限らない。ここにいる間は、私やラーラ、それにミーアたちを頼りなさい」
419 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 10:16:35.56 ID:HidKogoG0


「…」

 もぞりと音がして見ると、先程の丸い岩が小さく動いていた。
 そのまま見ていると、何と丸い岩が真ん中でぱっくりと開き、中から一人の幼女が出てきた。黒い外殻と反対に真っ白な肌で服は着ておらず、頭や胸や腕は白く細い毛に覆われている。彼女は真っ黒な目でアスラをじっと見ながら、小さい声で言った。

「さ、先程はすみません…びっくりして」

「アスラだよ」

「っ! …が、ガンシュテナ…です。一応、この図書室の司書をしてます…」

「知りたいことがあったら、いつでも来なさい。ここの本は、私の知識を覚えている限り書き残したもの。自由に読んで構わないわ」

「あ、でも…持ち出す時は、わたしに声かけて…ください」



「…お、いたいた」

「しーっ」

 図書室に入ってきたラーラを、アルは窘めた。
 見ると、肘掛け椅子に座って、アスラが寝息を立てていた。その膝には、アルマジロのような黒い甲羅を背負った少女が、丸くなって同じく眠っていた。

「勉強熱心なのは良いが、ここに来た目的を忘れちゃいないだろうな?」

 ラーラは苦笑した。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@武術の練習

A楽器の練習

B教会でだらだらする

Cその他要記述
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 10:17:15.32 ID:grkQNXY10
1
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 10:18:09.68 ID:txo841M5o
1
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 10:20:31.72 ID:w78WVbhVO
1
423 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 10:45:59.08 ID:HidKogoG0


「よっしゃ、やるか! クリストラで剣は習ったか?」

「素振りくらい」

「なるほど。そりゃ教え甲斐がある」

 ラーラは太い木の枝を投げて寄越すと、自分は狩りにも使った石の棍棒を振り回した。これは、太い木の棒の先端に平たい小石と尖った石片をパズルのように隙間なく張り合わせ、上からニカワを染み込ませた樹皮できつく巻いて固定した代物で、程よく血を吸って乾くことでより硬さと鋭さが増すらしかった。

「型より素振りが先ってのには賛成だ。戦いはダンスじゃねえ、狩りだ。より強い力で、相手のより弱いところをぶん殴った方の勝ちだからな。…さあ、来い!」

「やあっ!」

 へろへろの打ち込みを、ラーラは人差し指一本で弾き飛ばした。

「一撃で殺せ! さもなきゃ殺されるだけだ!」

「たあっ!」

「身体を使え! 立ち上がる筋肉、走る筋肉、棒を振る筋肉、女とヤる筋肉…今は、敵をぶっ殺す筋肉だ!」

「はああっ!」

「中途半端が一番駄目だ! 腕を狙うなら、一撃でへし折れ!」

「はっ、ああっ!」



「はぁ…はぁ…」

「ふう、いい汗かいたぜ」

 草の上にひっくり返るアスラ。ラーラはその横に胡座をかくと、頭を撫でた。

「…よく喰らいついたな。どうやら、シーヴァの息子は伊達じゃないらしい」

「わっ」

 突然、彼女はアスラの身体をひょいと担ぎ上げた。

「汗かいたし、一休みがてら身体を流しに行こうぜ。向こうに泉があるんだ」



安価下コンマ
01〜60 一緒に水浴び
61〜80 先客(鬼)
81〜98 先客(小人)
ゾロ目 住民
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 10:49:27.00 ID:h7BxVnEFO
425 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 11:08:00.31 ID:HidKogoG0


「ふぃ〜…」

 粗末な胸当てに前垂れすら脱ぎ捨てて、泉の水に浸かったラーラは気持ち良さそうに伸びをした。
 その隣で、同じく裸になったアスラは恐る恐る水の中に入った。

「冷たっ」

「良いだろ。いつ来ても水が澄んでて、冷えてる」

 見回すと、大人4人くらいがやっと入れそうな小さな泉で、深さは腰くらい。冷たさに縮み上がった一物もくっきり見えるくらい、水は透き通っていた。
 その水に肩まで浸かると、ラーラはアスラの身体をぐいと引っ張り、胸に抱いた。

「ちょっ」

 筋肉質で硬い腹筋と、反対に大きく柔らかい胸が背中に当たる。ラーラは耳元で言った。

「…お勉強も良いけどよ。自分の『仕事』を忘れたわけじゃねえよな?」

「!」

 くるりと、彼の身体を自分の方へ向ける。

「ずっと、あたしの股ぐらが気になってただろ。…好きなだけ見て、触って、チンコ挿れて良いんだぞ。あんたのモノなんだから…」

 水の中で、アスラのモノが硬くなってくる。小さな先端が、ふわふわと漂う毛に触れる。水面が、ざわりと波打って…

「…ん?」

「うわ、えっ!?」

 突然、泉の水が激しく渦巻き、一所に集まってきた。肩まであった水が、一気に無くなる。
 そして、渦巻く水の塊は、やがて一つの歪な女の形を取った。

「…♥」

「ちぇ、ラクテーを起こしちまった」

 ラーラは面白くなさそうに言うと、アスラを掴んで立たせた。

「こいつはラクテー。水の妖精だ。この泉に住んでる」

「妖精…?」

 目の前で渦巻く人型の水は、透き通った両腕をアスラに伸ばした。そしてやおら、腰の辺りをぐいと押し付けてきた。

「…♥」

「ん? …あ、ああっ!?」

 水の中で、アスラのペニスがぐいぐいと扱かれる。ラクテーは水でできた控えめな胸を、アスラの胸に擦り付けてきた。

「あ、あっ、待って、あっ、何これっ、な、ああっ!」

 透明な水の膣の中で、アスラのペニスが白い筋を放った。それは幾筋も膣の中に伸びると、ゆっくりとラクテーの胎内に広がっていった。

「…♥♥♥」

 ラクテーは満足げに身体を震わせると、水の唇でアスラにキスをした。それから、さあっと解けて、また元の泉に戻ってしまった。



安価下コンマ ゾロ目で妊娠
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 11:16:11.10 ID:90xSNEBO0
住民って、泉が住民って事だったのか.......
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 11:16:37.51 ID:90xSNEBO0
んぁあイチタリナイ
428 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 11:38:41.69 ID:HidKogoG0


「お疲れ。今日は盛りだくさんだったな」

 教会に戻ってくると、ラーラは長椅子にどっかりと腰を下ろした。アスラは疲れ果てた顔で、椅子に座った。
 そこへ、ミーアが大きなカップを持ってやって来た。

「おかえりなさいませ、勇者アスラ。よろしければ、こちらを」

「ありがと」

 受け取って口を付けると、中身は甘いミルクだった。へとへとの身体に、滋味が広がっていく。

「今日はお疲れでしょう。ゆっくり休まれてください」

 それからふと、顔を赤らめる。

「…ご希望であれば、夜のご用命も、どうぞ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@一人で寝る

A誰かと寝る(相手も併記。複数可)

Bその他要記述
429 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 11:44:38.47 ID:HidKogoG0
あ、Aは今まで出てきた相手(ラクテー以外)でお願いします

安価下
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 11:47:15.79 ID:P6ah9ufzO
2 ミーア
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 11:57:33.54 ID:lT2+GEGJO
ミーアで2
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 12:04:40.86 ID:skx7M+ztO
3 精霊達に会って父の話を聞く
433 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 12:35:23.37 ID:HidKogoG0


「…」

 静かな夜の森で、アスラは大きな石の上に座った。そうして、何となく持ってきたリュートを爪弾き始めた。
 かつて父は、精霊たちを味方につけたのだという。一体、どうやって。父は、戦いの中で何をしたのだろう。ラーラ曰く、その強さは腕っぷしだけでは無かったという。

「…」

 そして…自分は、何故生まれたのだろう。
 生まれてから今まで、彼は後宮しか知らない。女たちを交わり、子を成すことが自分の使命だと言う。どうして…?

 静かな森に、リュートの音色が響いた。



安価下コンマ
01〜20 狼の群れに襲われた
21〜60 特に何も起こらない
61〜70 花
71〜80 風
81〜90 光
91〜98 風と光
ゾロ目 闇
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 12:38:36.43 ID:skx7M+ztO
435 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 12:49:57.41 ID:HidKogoG0
「…帰ろう」

 いつまで経っても、うんともすんとも言わない。あんまり遅いと、ラーラに怒られそうだ。
 リュートを背負うと、アスラは教会に帰った。



「おはようございます、勇者アスラ。今日がバルバスでの最終日ですね」

 週に一度の礼拝を済ませると、リーアが言った。

「もう最後なんだ、早かったなぁ」

「また来りゃ良いんだ。今日ぐらいはお勉強は休みだ。好きに過ごそうぜ」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 12:52:53.48 ID:skx7M+ztO
森を散策する
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 12:55:53.26 ID:grkQNXY10
バルバスの他の住民に会いに行く
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 12:58:35.23 ID:NfrI+bXMO
>>437
439 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 13:02:21.26 ID:HidKogoG0
「森に出るなら、誰か連れて行けよ。あたしでも良いぜ」

「分かってる」

安価下1〜3でコンマ最大 誰を連れて行く? 今まで出てきたバルバスの女から1人以上
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 13:06:31.19 ID:t2tXDrpJ0
アル シャナル ラーラ
441 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/07/11(土) 13:25:54.50 ID:HidKogoG0
シャナル
ラーラ
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/11(土) 13:29:24.32 ID:skx7M+ztO
アル シャナル
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