【安価】勇者「魔王より女」

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61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/15(水) 21:03:52.39 ID:pmttEqL1o

戦士「盗賊、やったな」

聖騎士「負けていられませんね」


戦士は自分の身の丈ほどもある大剣を軽々と振り抜く
スライムのジェル状の躰をコアごといとも容易く吹き飛ばした

戦士「ん……? なんだあれは」

勇者「スライムたちが重なってる?」


スライムたちが続々と集まり、身を寄せあっていく
プルプルと不規則に動き、不定形であった形は徐々に法則性を見つけて動きがシンクロしていく

そしてスライムたちのコアまでもが重なり、大きなひとつのコアを形成する
どこからともなく金色の王冠を頭に生やし、2つのギョロリとした目が開いてこちらを見据えた


キングスライムがあらわれた!


勇者「スライムたちが合体した……!?」

聖騎士「あれは……! キングスライム……!?」

盗賊「なにそれ?」

聖騎士「こんなところでこんな厄介なモンスターが現れるなんて…… 皆さん気をつけてください!」

聖騎士「パワーもスピードも桁違いです! しかも物理攻撃に圧倒的な耐性があります!」

戦士「ぐっ…… 厄介そうだなそれは!」

聖騎士「こんなモンスターは普通こんなところには現れないはずなんですが…… まさか……」

聖騎士「おそらく魔物たちの狙いは勇者様です! 女神の加護を受けている勇者様に引き寄せられているのかもしれません!」

勇者「まじかよ…… 不幸体質すぎるだろそれ!!」

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/15(水) 21:23:25.87 ID:pmttEqL1o

戦士「くるぞ!」


キングスライムは一瞬平たくなり、その反動で目を疑うようなスピードで勇者に向かって飛んだ


勇者「……っ!?」

聖騎士「勇者様!!」


人を丸々1人呑み込めるほどの巨体から繰り出される体当たり
当たったら間違いなくその衝撃で体の骨は粉々になるであろう圧倒的な重量

聖騎士は勇者の前に出て立ち、左手に掲げる大盾に意識を集中した


聖騎士「大防御っ!」


防御の業で
彼女2人分近い大きさのキングスライムの攻撃を一身に受ける
ガァン! という大きな音が響き渡る
その音はあまりに大きく、キングスライムの体当たりがあまりにも大きい衝撃であったことを誰もが思い知った

聖騎士はその衝撃を耐えきった!
踏ん張った足が地面を抉り、身体中が軋み、悲鳴をあげそうになるのを歯を食いしばって堪える


聖騎士「今です……!」

キングスライムが動きを止めたのを確認してからの戦士の動きは早かった

瞬足の踏み込み、そして大剣の上段からの重い一撃


戦士(あたるっ!)


キングスライムも自慢の体当たりを真正面から受け切られ、少なからず隙が出来ていたはずだった
そして戦士はそれを見逃さず、会心の一撃であったはずだった

だがキングスライムは無理やりに後ろへ跳ね、コアへの一撃を回避した

バシャッと水音を立ててジェルが撒き散らされる
酸性の強いその体液が目に入らないように戦士は一瞬目を閉じてしまったのだ

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/15(水) 21:34:57.55 ID:pmttEqL1o

瞬きの一瞬
その間にキングスライムは戦士へと体当たりをしようとしていた

目を開けるとそこには眼前に迫る巨体


戦士(避けきれないッ!)


体当たりの衝撃に備えて体を固める戦士であったが、衝撃は前からではなく横からであった
キングスライムが戦士へと到達するよりも早く、勇者が戦士を突き飛ばした
その衝撃で戦士は息を詰まらせはしたものの、キングスライムの体当たりの射線上から逃れることが出来た

しかし、その代わりに巨躯に潰されたのは戦士の身代わりとなった勇者

バキバキバキという骨身が砕ける音を響かせ、腕と脚はあらぬ方向へと曲がる
口から鼻から目から血が溢れ、勢いのままに地面を石ころのように転がった


盗賊「ゆうしゃッ!!」

聖騎士「まずい……!」


即死してもおかしくない一撃
少なくとも勇者は意識を刈られ、転がって止まった先でピクリとも動かない

皆の脳裏に最悪の予感がよぎる


盗賊「あぁどうしよう!」

聖騎士「回復魔法をかけます!」

戦士「おいくるぞ! 急げ!」


聖騎士は回復魔法をかけるべく、魔法の詠唱を始める
だがそれを確認したキングスライムは上空へ飛び上がる


戦士「そんなことまでするのかこいつは!」

盗賊「聖騎士よけて!」

聖騎士「ぐっ……!」


空から降ってくる巨体をなんとか横に飛び避けるも、間髪入れずにこちらへと再びロケットのように飛んでくる


戦士「はぁぁぁっ!!」


戦士が割り込み、キングスライムの真正面からの対決
しかし戦士の膂力とスライムの勢いの差は歴然であり、戦士と聖騎士まとめて吹き飛ばされた


戦士「がぁっ!?」

聖騎士「ぐっ……」


幸いにも戦士の剣と聖騎士の盾により体当たりは直撃ではなになかったしても、やはり凄まじい威力に真正面からの戦いでは成す術がない
回復魔法を使おうにも、キングスライムの素早く攻撃を凌ぐ時間も力も足りない
攻撃魔法がなく、物理耐性の高いキングスライムへの有効打が足りない

まさに絶望的な力の差に皆の表情が険しくなる
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/15(水) 21:44:18.90 ID:pmttEqL1o

戦士が回避しながら隙を見て斬りかかるもコアを破壊するまでにはたどり着かない
聖騎士は臨機応変に回復魔法や、攻撃魔法を試みるも抵抗が凄まじく、1度も発動できていない
盗賊も素早い動きを活かして撹乱しようとするも、うまく連携が取れない

大ダメージとなる攻撃は受けていないが、それはこちらも同様相手へと刃は届かず、ジリ貧となってきた

体力が消費され、体が重い
このまま戦い続ければいずれこちらの体力が尽きてキングスライムの猛攻を捌ききれなくなる
1度でもその巨体の攻撃をまともに受けたら身体がひしゃげた勇者のようになってしまう

手足はあられもない方向に折れ、ピクリとも動かない勇者のように……

彼に回復魔法をかけたくてもかけられない
焦る気持ちから聖騎士は横目を向け、目を疑う
そこで倒れていたはずの勇者が立ち上がっていたからだ


勇者「範囲火炎魔法、ベギラマ!!」


ゴォッ! と大きな音を立てて、人の背丈を超える炎がキングスライムを包み込む
ジェル状の身体が瞬く間に燃えて悪臭が鼻につく


盗賊「ゆうしゃ!?」

勇者「ぼーっとするな、いくぞ!」

聖騎士「お身体は?」

勇者「大丈夫だ。 賢者の石が治してくれているみたいだ。 これなら戦える!」


よく見ると回復魔法がかかった際に見られる緑色の淡い光が勇者を包んでいる
手足は力強い姿に戻り、出血も止まって見た目はもうやられる前の勇者そのものであった


勇者「反撃だ! ガンガンいこうぜ」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/15(水) 21:54:42.32 ID:pmttEqL1o
今日はここまで
みんながベタベタになるとこまでは書きましたのでお待ちを
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/15(水) 22:01:58.55 ID:/htPGKxVo
おつおつ
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 08:10:42.64 ID:MBOKW/+RO
地の文が少しくどい
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/16(木) 13:37:10.65 ID:4mhVuzJqo

勇者「俺と聖騎士であいつの攻撃を受ける! 戦士は隙を見て攻撃を頼むぞ!」

戦士「分かった」

聖騎士「はい」

盗賊「うちは!?」

勇者「盗賊は…… 後ろで俺らを応援してろ」

盗賊「えぇっ!? なにそれ!?」


炎に包まれ、悲鳴をあげていたキングスライムは怒りに身体を震わせ、炎がまだ体に残りながらもこちらに突っ込んでくる

勇者の盾、そして聖騎士の大盾が横に並びキングスライムの巨体を受け止める

巨体の圧倒的な勢いを二つの盾が殺す
1度受けるだけで体が悲鳴をあげるも、なんとか受け切ることが出来た

だが勇者は防御に関しては聖騎士ほどスキルが熟練していない
突進の勢いを殺すだけでこちらの腕、そして身体を支える体幹までダメージが響いている

膝をつきそうになるのを気合いでグッと堪え、悲鳴が出そうなのを呑み込む
そうしている間に耳元で賢者の石が埋め込まれたピアスが淡く緑に光り、勇者の身体を癒す


勇者(いくら治るって言ったっていてぇんだぞ畜生!!)


69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/16(木) 13:40:06.45 ID:4mhVuzJqo

勇者と聖騎士が魔物の動きを受けて稼いだ時間を戦士は見逃さない

あっという間に距離を詰め、一閃


戦士「火炎斬り」


先の盗賊も同じ技を使ったが、それとは比べ物にならないほどの大きな炎が大剣に纏われる
熟達した技は赤く輝く半円の軌跡を描き、剣はキングスライムを切り裂く

ジェル状の身体に斬撃の勢いを弱められるも、膂力をもって剣を深々と切り込ませ、そしてついにコアへと剣が届き、振り抜いた

手応えは確かにあった

だが魔物を絶命するまでには至らない


戦士「タフだな」

勇者「いいぞ戦士! 一撃で倒せなくてもこのままならいける!」


殺せはせずとも、ダメージは確実にある
確かにキングスライムは思わず後ろに跳んで距離を取っており、先の火炎魔法もありダメージは確実に与えていた
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/16(木) 13:43:39.57 ID:4mhVuzJqo

しかし喜ぶのも束の間、キングスライムに新たな動きが見られた
フルフルと小刻みに揺れては、上に軽くストレッチのように数回飛ぶ

すると緑の淡い光がキングスライムを包んだ


聖騎士「あれは、回復魔法です!」

勇者「嘘だろ!? タフでその上回復魔法も使うなんて反則だぞ」

戦士「ならば畳み掛けるしかないぞ!」

勇者「だな! この気を逃すな!」

聖騎士「はいっ!」


戦・勇・聖「「「火炎斬り!!」」」


炎が三柱あがる
魔力を纏った強力な攻撃にキングスライムは耳を塞ぎたくなるような絶叫をあげる
じたばたと悶えている間にさらに斬撃をひとつ、ふたつと増やしていくと、たまらずキングスライムは再び距離を取るために後ろへ跳び回復魔法を放った

コアにも与えていたダメージはみるみると回復していく


勇者「まじできりがねえな!!」

戦士「ダメージが回復に追いつかない」

聖騎士「このままでは……!」


傷が癒え、勢いを取り戻したキングスライム
魔物の猛攻をいなし、攻撃を続けるもやはり絶命させるまでには至らない

パーティメンバーにも疲労が色濃く見えてきて、事態が刻一刻と悪くなっていくことに焦りを覚える
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/16(木) 13:50:48.17 ID:4mhVuzJqo

戦士「だが、やるしかないだろう!」


吠えながら突撃する戦士に聖騎士も続く

キングスライムはまたも平たくなり、体当たりの構えを作る


戦士「まずい……!」


こちらの攻撃が自分にとっては致命傷にならないことを学んだのか、キングスライムは斬られながらも距離を取ることすらしない
こちらの攻撃をあくまでも無視し、相手を倒すための攻撃に徹するつもりだ

行動パターンが変わったことにぎょっとする
斬っても斬っても倒れない相手にたいして対して相手の攻撃は一撃必殺
皆が最悪の事態が近づいてきていることを、思い知っていた

だが、そこに一筋の光が差し込む


盗賊「たあああぁぁっ!」

戦士「盗賊!?」


影に隠れていた盗賊がキングスライムの背後から飛び出す
慣れた手つきでキングスライムの体から何かを掠め取った

盗賊たちに伝わる業のひとつ


魔力を"盗む"


ふっといきなり身体の力が抜けることを感じたキングスライムは動きを止める


戦士「いいぞ盗賊! あとは私らに任せて隠れててくれ!」

盗賊「うん!」

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/16(木) 13:54:20.13 ID:4mhVuzJqo

戦士「はぁぁぁっ!!」

聖騎士「やぁっ!!」


盗賊の決死の技に報いるべく、2人がキングスライムに剣を突き立てる
剣がコアまで刺さり、声にならない叫びが魔物から発せられるが、深く刺さった剣がキングスライムを逃がすことを許さない


勇者「おおおぉっ!!」


そして勇者もまたジェルの体を掻き分け、コアまで刃先をどうにか到達させる


勇者は魔法を唱えた!


勇者「ライデイン!!」


剣先から発せられた雷はキングスライムの中を暴れ、弾ける
ゼロ距離での特大魔法を食らったキングスライムは内側から膨張し、そしてゴム風船のように破裂した


勇者「…………」

戦士「…………」

聖騎士「うぅっ…」


剣をゼロ距離から突き刺していた3人は、避けること叶わず弾けたキングスライムの肉片をこれでもかと浴びたのだった

こうして勇者パーティの初の戦いはなんとかギリギリで勝利を収めた
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/16(木) 13:59:33.73 ID:4mhVuzJqo

…………………………
………………
………

勇者「死にたい」

盗賊「ゆうしゃ死んでたんじゃないの?」

勇者「分からん。気がついたら治ってた」


話は先のキングスライムの戦闘のこと
今は水浴びをするため、川を目指して皆で歩いていた
悪臭を放つスライムの体液はどろりといつまでも不快な感触を残し、皆の足取りを重くする


聖騎士「本当に…… どうなることかと思いました」

戦士「あぁ。 本当だぞ」

勇者「まさかここまで賢者の石がすごい代物だとはな。 死んでも死ねないぞこりゃ」

盗賊「死ぬ事が無くなるなんて…… そんなアイテム売ったら高そうだね」

勇者「本気でやりそうなこと言わないでくれる?」

盗賊「じ、冗談だよやだなぁ!」

勇者「次つまんない冗談言ったら俺のヌルヌル塗りたくるぞ」

盗賊「そんなことしたらうち、ゆうしゃに抱きつくから! ヌルヌルーって!」

勇者「ふむ…… 裸同士ならありだな」

盗賊「え゛」

戦士「な、なんの話をしてるんだ勇者は!」

勇者「お、川あったぞ!」

戦士「話を逸らすな! 盗賊に変なことを言うな勇者!」

聖騎士「あぁ、やっと身が清められますね」

盗賊「くたびれたよー」

勇者「うだうだうるさいぞ戦士」

戦士「えぇ…… 私が悪いのかこれは」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/16(木) 14:01:17.01 ID:4mhVuzJqo

戦士「じゃあ、私たちは少し上流の方で体を洗ってくるから」

盗賊「ゆうしゃはここで待ってて」

聖騎士「終わったらまた来ますので」

勇者「…………。」

戦士「なにを不貞腐れているんだ」

勇者「別にー? 俺だけ仲間外れにされて悲しいなーって思ってるだけだけど」

盗賊「絶対変なこと考えてるだけでしょ」

勇者「いや、ホントにただ寂しいだけだって。 みんなと頑張って戦って勝ったのに俺だけ除け者にされてさ」

勇者「信用されてないんだなーって。 なんか言葉にしてたら悲しくなってきた」

盗賊「ゆうしゃ……」

聖騎士「そ、そういう訳じゃないんですよ勇者様。 ただそこはやっぱり……男女の仲なので、恥ずかしさが」

勇者「そんなの分かるけど、それはお互いが見ないようにすればいいだけじゃん。 なのになんで俺だけ除け者なんだ一緒に水浴びしようよ」

聖騎士「うぅ…… それは確かにそうなんですけど」

盗賊「ゆうしゃはうちらと一緒に水浴びしたいの?」

勇者「うん」

盗賊「じゃあみんなで浴びればいいよ!」

戦士「えぇ……」


どうするか>>76

@みんなで水浴びする

A盗賊だけ勇者と水浴びする

B戦士だけ勇者と水浴びする

C聖騎士だけ勇者と水浴びする

D勇者は1人で水浴びする
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 14:05:17.30 ID:rz6VB7J+0
踏み
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 14:15:45.44 ID:alHC+C0zo
2
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 16:17:27.81 ID:jvXJcFNq0
盗賊はドラクエ11のカミュみたいに最終的にはめちゃくちゃ強くなる場合もあるからな
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 16:26:48.27 ID:jvXJcFNq0
賢者の石で[ピーーー]ない話は

勇者「魔王倒したし帰るか」
http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51647131.html


これが有名で今ではなろうでも連載してたみたいだぞ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 16:28:46.48 ID:jvXJcFNq0

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309482648/
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 16:31:25.97 ID:jvXJcFNq0
なろう版はコレ

http://ncode.syosetu.com/n3065fd/
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 20:15:06.51 ID:LUmKMLwvo
他の作品貼ってどうすんのよ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/16(木) 21:08:31.82 ID:alHC+C0zo
昔有名だったのは分かるが何故ここで貼ったんだ
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 04:24:00.56 ID:GPl2n2iso

聖騎士「さすがに勇者様と水浴びはちょっと……」

盗賊「えーどうしてー うちはよく昔の仲間たちとお風呂はいってたよ?」

戦士「歳をとるとそうもいかなくなるんだ。 あまり無茶を言うな」

勇者「えーん戦士の意地悪ぅ」

戦士「お、おいやめろ! 私たちが虐めてるみたいじゃないか!」

勇者「聖騎士ちゃーん」

聖騎士「ご、ごめんなさい。 やっぱり一緒は…… まだ無理です」

戦士「まだ?」

聖騎士「ごほん」

盗賊「じゃあゆうしゃはうちと入るしかないね」

勇者「ふぅむ。 ロリパイ堪能するか」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 04:24:33.87 ID:GPl2n2iso

盗賊「水つめたー!」

勇者「このヌメヌメが取れるだけマシだな」

盗賊「ヌメヌメ気持ち悪いけど、慣れたらちょっと楽しいね」

勇者「え゛」

盗賊「ほら、こうやってヌメヌメーって」

勇者「おいバカ引っ付くな!」


盗賊「あはは、全身ヌメヌメになっちゃった」

勇者「そりゃそんなことすればな!!」

盗賊「ねとーって。 ほらほら糸引いてる」

勇者「…………」

盗賊「おもしろーい!」

勇者「>>」


@「胸で俺にヌルヌルしてくれ」

A「やめろっての。 俺が体洗ってやるよ」

B「いいから早く洗えよ。」

C自由安価

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 04:25:11.77 ID:GPl2n2iso
勇者「>>86


@「胸で俺にヌルヌルしてくれ」

A「やめろっての。 俺が体洗ってやるよ」

B「いいから早く洗えよ。」

C自由安価

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 05:07:49.92 ID:JwdSPnOQ0
2
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/19(日) 09:41:57.84 ID:GPl2n2iso
重点的にどこを、洗う? >>88

@頭

A胸

B股

C自由安価
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 09:48:49.87 ID:nusx+4/0O
2
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/19(日) 13:08:54.15 ID:HgKip4uH0
ほんのちょっとしか更新しないのか
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 05:45:09.60 ID:2mwJoloPo

勇者「やめろっての。 俺が体洗ってやるよ」

盗賊「えー? 自分で洗えるよー?」

勇者「いつまでも洗わねえじゃねえか。 ほら」


盗賊を後ろから抱きしめるような姿勢でそっとタオルで体を撫でていく

小麦色に日焼けした肌は若いが故に張りがある
洗い始めの首筋から、手は徐々に下へと伸びていき、肩から控えめな小さな胸、そして2つの小さな突起へ


盗賊「あはは、くすぐったいって!」


体をよじる盗賊を押さえつけ、そのまま重点的に胸を"洗う"

小さく控えめだった乳頭は、現れる刺激で徐々に固くなり、その存在を主張する

ピンクのまだ小ぶりな乳頭は充血し勇者の手が刺激する度に盗賊の体を跳ねさせた
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 05:49:29.36 ID:2mwJoloPo


盗賊「んっ…… あっ……」

盗賊「ゆうしゃ…… なんで胸ばっかり洗うの。 変な感じする」

勇者「汚れてんぞ。 綺麗にしなきゃな?」

盗賊「そんな、そこばっかり…… うっ…はぁっ……」


盗賊の息に熱が帯びる
肩で息をしながら、胸に意識が集中しているのか、膝が折れそうになり、自然と勇者にもたれかかっていた


盗賊「ゆうしゃ……」


長いまつ毛から覗く大きな瞳はとろんとしながら勇者を見つめる

思春期の成長してきた身体は12歳とはいえ性的な魅力が既にある
人生初めての性感に夢中な盗賊は、酒に酔った女のように色気を振りまいていることに当の本人は気が付かない

彼女の黒い瞳に吸い込まれるように顔を近づけると、盗賊もそうするのが当たり前かのように顎をあげ、2人は唇を重ねる
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 12:27:14.61 ID:cyHnpFXTo

盗賊「んっ…… んん… はっ、んぅ…」


重なった唇は熱を伝え、心を溶かしていく
甘く長いキスは高まった気持ちをぶつけるかのように、激しいものへと変わっいった


盗賊「なんだかふわふわする」

勇者「気持ちいいか?」

盗賊「きもちいい……」


唇を重ねながらするキスはどこかくすぐったく、だが心地が良い
ぎゅうと腕に力を込めて盗賊を抱き寄せると、彼女は息を漏らしながらも受け止めた

唇をそっと離すと彼女の揺れる瞳と目が合う


盗賊「もっと」


飛び込むようにキスをしてくる盗賊
それがスタートの合図のように2人は舌を絡め合った
一生懸命舌を遊ばせる盗賊は初めてらしく、これでもかと力が入っているのにちょっと笑えてしまう


盗賊「なんで笑うの!」

勇者「いや、お前ガチガチだから」

盗賊「うー……」

勇者「力抜いてみろ。 もっと気持ちよくしてやる」

盗賊「ふぁ…… 気持ちいい。 トロトロする」


口内をこれでもかと蹂躙する
歯列も、舌の裏も、唇も。 全てを舐めて吸い尽くす
この小さい身体は俺のものだと言わんばかりに盗賊を求めて、彼女もそれに応えていた

93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 12:27:45.13 ID:cyHnpFXTo

>>94
@聖騎士と戦士が戻ってくる前にさっさと撤収

A手だけで気持ちよくさせる

Bやれるとこまでやる

C自由安価
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/28(火) 12:28:23.19 ID:YYb1YKQYO
2
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/07/28(火) 12:45:34.38 ID:yoQDhV1do
更新嬉しい えっちでよきよき
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/04(火) 04:23:09.33 ID:AEC51xs/o

盗賊を抱きしめていた右手を、するりと彼女の秘裂に滑らせる
既に蜜が溢れ、濡れきった割れ目はなんの抵抗もなく指を受け入れた


盗賊「だめ、そこおしっこの穴だよ?」

勇者「ここが気持ちいいとこなんだ。 座り込まないようにしっかり立ってろよ」

盗賊「うん」


秘裂を撫であげると蜜がよく染みた割れ目は指を沈ませる
そのまま割れ目に沿ってなぞりあげてすっかり膨らんだ陰核を刺激する
突然の強い快感に盗賊は突飛な声をあげた


盗賊「ひやぁんっ!」

盗賊「だ、だめ! なにこれ!?」

勇者「気持ちいいだろ?」

盗賊「変な感じ…… ねぇもっとゆっくりやって…?」


突然の性の気持ちよさに驚きを隠せない盗賊に勇者はゆっくりと口付けする
ペースを1つ落として、じんわりと、優しく秘裂を指が泳ぐ
下から上へ、そして陰核。 指がゆっくりと撫でられていく度に盗賊は気持ちよさそうに息を漏らした


盗賊「あぁ、これ気持ちいい……」

勇者「ちょっとさっきは刺激が強かったな、悪かった」

盗賊「んーん。 大丈夫だよ。 優しくしてくれてありがとゆうしゃ」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/04(火) 04:27:47.35 ID:AEC51xs/o

徐々に高まっていった彼女は頬を赤く上気させ息がさらに熱くなる
何かをこらえきれなくなったように身悶え、そして自ら腰を振って勇者の指を自分から求めていた


盗賊「あぁ、ここ気持ちいい… すごい……」

勇者「なんだお前エロすぎだろ」

盗賊「んー…? 分かんないよ」

盗賊「あっ…… ここ、ひゃぁんっ…!」


陰核を中心に、勇者の指に股をグリグリと当てていた盗賊の動きが徐々に速くなる
本能的に快楽を求めている盗賊に勇者も合わせて指を動かしていった


盗賊「あっ、あぁっ! 気持ちよすぎだよっ」

盗賊「ダメ、なんな変! なんかきちゃうよ!?」

勇者「そのままでいいんだぞ。 俺に掴まってろ」

盗賊「あぁぁぁっ! うぅっ!」


あっという間に高まった彼女は、耐えきれない一線を超え、頭が真っ白になる
呼吸も忘れて、高まる波に飲まれながらそして弾けた

盗賊「あっ…!? 〜〜〜〜っ!!?」


全身に広がる絶頂の波が盗賊を包み込む
身体がビクビクと電気が走ったかのように痙攣する

絶頂の波が収まると盗賊はパタリと勇者にもたれかかった

98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/04(火) 05:19:36.81 ID:AEC51xs/o

盗賊「はぁっ、はぁっ……」

勇者「いけたな」

盗賊「いけた……?」

勇者「今すんごい気持ちよかっただろ? あれをイクって言うんだ」

盗賊「そうなんだ…… うん、うちいけたよ」

勇者「偉いぞ、上手にいけたな」

盗賊「うん…… 気持ちよかった…… もっとしてほしい」

勇者「ほー?」

盗賊「もっと、ちゅーしながらしてほしい」

盗賊「だめ?」

勇者「いいぞ、ほら、こっちこい」


川辺に腰掛け、盗賊を膝の上で抱き抱えて、密着しながら貪欲に舌を絡め合う
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/04(火) 05:23:16.94 ID:AEC51xs/o

秘裂に沈んだ指をさらに奥へと進める
ヌルヌルと粘り気をもった腟内は熱く、勇者の指を咥えて離さない


盗賊「あぁっ……! あっ!」

盗賊「お腹、気持ちいい…… すごい、これっ…!」


肉壁をなぞれば彼女は感度よく身体を跳ねさせる
それを押さえつけるかのように盗賊は勇者へと覆いかぶさり、彼の唇を貪った
だらしなく涎を垂らしながら、懸命に勇者の舌を追う


盗賊「やっ…… うぅっ……」

盗賊「はぁ、ゆうしゃ…… あぁんっ」


切なげに、しかし艶めかしい嬌声にあてられ、勇者の指は軽やかに走る
前後に、回るように、腟内を縦横無尽に駆け巡り、その度に腟内の熱いヒダが蠢いて勇者の指を締め付ける


盗賊「あぁっ…! またくる……」

盗賊「い、くっ…!」


秘所を何度も擦られ、彼女は絶頂する

指圧に合わせて蜜がさらに溢れ、勇者の肘まで濡らしていくが、それでも構わず盗賊の中を犯し続けた


盗賊「ひゃぁぁっ!」

盗賊「だめ、ゆうしゃ! いっ、はぁっ……」

盗賊「いってる! いってるからぁっ!」

勇者「これからだぞ」

盗賊「あんっ! もう、だめっ! 気持ちよすぎ!」

盗賊「おかしくなっちゃうぅっ!」


快感の波に呑まれ、行き場を求めるように口を重ねる
下が唇を割って、息を荒らげながら舌を絡ませた

100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/04(火) 05:27:45.81 ID:AEC51xs/o

下品な2つの水音がびちゃびちゃと耳に入る
最早正気を失い、ただ初めての性の気持ちよさに盗賊は身を任せていた
勇者が指の動きを強めれば、盗賊もまた熱い息を載せてキスの勢いが強まる

絶頂する度に盗賊は感度を増していく
何度目かの、絶頂は今までと比べ物にならないもので、盗賊は次に達っしたものがどのようなものか恐怖すらしていた

勇者の首にまわした腕に力がより一層篭っていく

彼の指はある一点をひたすら擦り上げていた
そこは盗賊が最も気持ちよく感じるところであり、それを見抜いた勇者は執拗に攻め続けた

盗賊(ああ、またイク……!)

徐々に高まる波に盗賊は勇者にしがみつく


盗賊「や、、やめっ…… すごすぎてっ」

盗賊「い、あぁっ! む、むり、気持ちよすぎて! だめぇっ!」

盗賊「い、イク! 〜〜〜っ!!」


びしゃびしゃと溢れた蜜が水面に叩きつけられた
極限まで高まった性感は限界を超えて弾ける

盗賊は弓なりに身体を反らせ、そのままガクガクと腰が震え、膣壁はうねって勇者の指をしごくように呑み込んだ

強烈な解放感で言葉にならない絶叫のような嬌声をあげた盗賊はそのまま力なく勇者に身を預ける


盗賊「はぁっ…… はぁっ……」

勇者「大丈夫か?」

盗賊「もう、だめ… 息できなくて…… 頭痛いよー…」

勇者「な? 気持ちよかっただろ?」

盗賊「うん…… 気持ちよくて、いっぱいドキドキ、した」

勇者「俺のかっこよさにか?」

盗賊「ん?」

勇者「あ?」

盗賊「うー! いいの! こっち見ないで!」

盗賊「恥ずかしいよぉ…… おかしくなってたもんうち」

勇者「女はそうやって大人になっていくんだ」

盗賊「…………。 でも、悪くないね」

盗賊「ううん、すごく、よかった」

勇者「お、素直じゃん」

盗賊「ねえ、ゆうしゃ」

盗賊「また、気持ちいいことしてね?」

勇者「おう。 俺にまかせろ」

盗賊「……えへへ。 ありがと」

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/04(火) 05:28:14.30 ID:AEC51xs/o
また今度
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/04(火) 10:56:15.23 ID:egVPHRDw0
いいじゃないか
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/05(水) 04:55:13.88 ID:eU+Yv4Vlo

盗賊「ふぁ……」

聖騎士「眠そうですね盗賊ちゃん」

戦士「水浴びして目が覚めなかったのか?」

盗賊「うーん、なんだか疲れちゃって」


それぞれが川で体を洗ったあと、合流して再び馬車に揺られる

あの後盗賊はぐったりと力尽きてしまい、本当の意味でしっかりと洗うはめになった

まさか12歳の女子に手を出したとバレるわけにはいかない
これから勇者パーティという名のハーレムを作るにあたってこんなところで嫌われてる計画が躓くわけにはいかないのだ

だからこそ、盗賊がうっかり口を滑らせないように奴の口を封じなければならない


勇者「おい盗賊、こっち来い」

盗賊「んー? なにー?」

勇者「いいから来いって。 大事な話だ」

盗賊「ん??」


ぴょこぴょこと御者台に乗ってきた盗賊を抱き寄せ、耳打ちする


盗賊「ひゃぁん!」

勇者「バカ! 変な声出すな!」

盗賊「だって、耳元でそんなことされたら……」

勇者「知るか! いいか、盗賊、よーくきけ」

盗賊「ひゃっ……」

勇者「さっきの川でのあれやこれは絶対に誰にも言うなよ?」 

盗賊「言ったらどうなるの?」

勇者「俺が社会的に死ぬ」

盗賊「うん?」

勇者「子供に手を出すのは普通に考えてまずいんだよ! あれがバレたら俺は死ぬ」

盗賊「ふーん、へー。 おーそうなんだ」


にやりと笑う盗賊
その顔を見て自分はとんでもないことをしたのかもしれないと嫌な予感がする
そして、奇妙なことに嫌な予感というものはよく当たるのだ


盗賊「ねぇ、ゆうしゃ? お金ちょうだい」

104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/05(水) 04:56:45.53 ID:eU+Yv4Vlo

盗賊「これはボロい金稼ぎだ」

勇者「お前殺す。 マジで殺す」

盗賊「ふーん。 そういうこと言うんだー。 ねぇ聖騎士ー!」

聖騎士「はい?」

勇者「うわー! ばか、おいやめろ!!」

盗賊「むぐ〜! んんん〜〜〜ー!!」

戦士「なにしてるんだ勇者!」

聖騎士「そうですよ、盗賊ちゃんが可愛そうです」

勇者「盗賊、お前もし言ったら……」

盗賊「わかった、わかったから! 冗談だよー」

戦士「なんなんだ一体」

盗賊「ゆうしゃがね、次の街に着いたらみんなに好きな物買ってあげるんだって!」

勇者「はぁ!? お前何言って……
戦士「本当か!?」
聖騎士「本当ですか!?」

盗賊「うん!」

聖騎士「やったー! 嬉しいです!」

戦士「どんな装備を買ってもらおうかな」

勇者「えぇ〜…… まぁ金あるからいいけどさ」

盗賊「えへへ」


こちらに振り向いた盗賊は俺にだけ見えるようにあっかんべーをした

小悪魔のような可愛さにドキッとするも、なんだかそれが悔しくてゲンコツする

頭を押さえながら、うっすらと涙を浮かべる彼女と目が合う
どこか文句を言いたげな顔だが、フット表情が緩み……

そしてそうするのが自然かのように2人は誰にも見られないように唇を重ねた

105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/05(水) 16:31:03.28 ID:aUcEaBi4o

馬車の揺れや、暖かな陽にあたり、気持ちよくなったのか盗賊は勇者の横ですっかりと寝てしまった

船を漕いでいた重そうな頭を、勇者は肩に載せた
一瞬目を開けた盗賊だったが、居心地がいいのか小さな息をついてそのまま寄りかかるようにして眠りに入ってかれこれもう30分は経つ


聖騎士「気持ちよさそうに寝てますね」

戦士「すっかり仲良しだな」

勇者「そうだな」

聖騎士「きっと勇者様が話しやすいんでしょうね。 だから子供は懐きやすいのかと」

戦士「ありそうだ」


話の中心にされたことで目が覚めたのか、盗賊はゆっくりと目を開ける
とろんとした焦点の合わない目が俺をぼーっと見つめた


勇者「よ、寝ぼすけ」

盗賊「〜〜〜!?」


瞬く間に意識が覚醒し、顔を真っ赤にした盗賊が俺に頭突きをする


勇者「いってぇ!!」

盗賊「わぁーごめん! 起きたらゆうしゃの顔が近くてビックリしちゃった!」

勇者「だからって頭突きはねえだろ!」


鼻を強打したせいで鼻血が出るが、賢者の石から淡い光が発せられ、すぐに出血はなくなった


戦士「便利なピアスだ」

勇者「死んでも死ねないぞこれ付けてたら」

聖騎士「私の盾も不要ですねこれでは」

勇者「おい、それ俺を盾にするみたいに聞こえたんだけど!?」

戦士「回避も防御も不要な前衛か。 恐ろしいものがあるな」

勇者「おい」

盗賊「はー…… ドキドキした」

106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2020/08/05(水) 16:33:00.40 ID:aUcEaBi4o
>>107
イベントなんか起こして

@魔物襲来

A仲間が誘拐

B自由安価
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 16:40:07.35 ID:CUoW/8mM0
メタルスライムの群れを発見した
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/05(水) 16:41:22.77 ID:+uxkAGGYO
聖騎士と夜の見張りをすることになる

その時、聖騎士がトイレに立ち上がるが魔物を警戒するので勇者が聖騎士の排尿の音を聞くことになる
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/17(月) 00:49:18.85 ID:exCA78GcO
エタかな?
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/06/03(木) 13:37:48.71 ID:wReSWhMEO
あげ
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