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【艦これ】提督「安価とコンマで学校生活」舞風「その7!」【安価・コンマ】
- 225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:49:07.73 ID:bYFgezTL0
- 人類は存続出来ている(平和とは言ってない)
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:59:51.05 ID:n6/lLy4d0
- 生身の身体を捨てて電脳空間に行ったり、宇宙に適応するために人としての形態を捨てたんやろ(鼻ほじー)
- 227 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 00:00:46.62 ID:bclyKoZA0
- アブルッツィ「………」
アブルッツィ(今から1年前、21世紀に到着した私は……すぐにこの時代で怪しまれること無く活動出来る措置を取ることにした)
アブルッツィ(任務用に支給されたナノマシンを駆使し、まずは人目のつかない場所に"居住空間"を作り出した)
アブルッツィ(当然ながら、この時代には私の戸籍は存在しない。家の購入はもちろん、借りることも出来ない以上、自分で用意するしか無い)
アブルッツィ(最低限の準備を整えた私は、まず時空変動測定機を使い……どの辺りに過去改変者が潜んでいるかを大まかに調べることにした)
――約1年前・8周目大学周辺
アブルッツィ「………」スタスタ…
アブルッツィ(こうして手をかざすだけで、過去改変に関する情報を集めることが出来るのはやっぱり便利ね……)キョロキョロ
アブルッツィ(さて、いきなり犯人を特定するのは難しいとしても……せめて、関係者が集まる場所くらいは……)キョロキョロ
ピピッ…!
アブルッツィ「……!」クルッ
アブルッツィ(8周目大学……ここに、犯人や関係者が……今回は運が良い方ね。まさか跳躍直後に見つかるなんて)
アブルッツィ「………」スタスタ…
アブルッツィ(さて、場所が分かった後は……この時代の服装や道具を調達しないと。とはいえ、安物しか買えないけどね)
アブルッツィ(この時代に使われているお金は支給されているとはいえ、本当に最低限……無駄遣いすれば、すぐに無くなってしまうから)
――
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(その後、私は生活に必要な食料や服、道具を購入し……8周目大学に潜入することにした)
アブルッツィ(大まかな探知なら町単位で出来るけど、個人レベルで過去改変に関係する人を探知するには……その人に至近距離まで接近しなければならない)
アブルッツィ(その為には、大学生の振りをしつつ……大学に潜入し、建物の中を歩き回る学生達を調査する以外の方法は無い)
アブルッツィ(それでも犯人をピンポイントで探知することは不可能だから……関係者を見つけ出した後も、彼らを監視し続けて……)
アブルッツィ(怪しい動きをした瞬間、駆け付けて拘束しなければならない。これが中々骨の折れる作業なのよね……)
アブルッツィ(とはいえ、こんなことはタイムパトロールなら日常茶飯事。時には数年以上過去に滞在することもある)
アブルッツィ(もちろん今回も、最長で4年……現時点で大学1年生の学生達が卒業するまで監視を続けることは覚悟していた。そんな時……)
アブルッツィ「……"彼"、いえ、提督と出会うことになったのよね」
- 228 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 00:20:53.29 ID:bclyKoZA0
- ――8周目大学・キャンパス内
ワイワイ ガヤガヤ
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(この時代の私服に着替えて、大学に潜入したは良いけど……凄い人ね……)
アブルッツィ(ここから関係者を探し出すとなると……う〜ん、凄く時間がかかりそう……)
アブルッツィ「………」フルフル
アブルッツィ(でも、弱音を吐いている場合じゃない。私の出生や人類史に関わることだから、絶対に見つけ出さないと……)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(でも、200年前の大学生って……まず、何をすれば良いのかしら……?)
アブルッツィ(急いで時間跳躍したから、この時代のことを予習する暇も無くて……)
アブルッツィ(闇雲に歩き回って、怪しまれないかしら……?でも、このまま立っているだけという訳にも……)
「……大丈夫ですか?」
アブルッツィ「え?」チラッ
ピピッ…!
アブルッツィ(あっ、測定機が反応した……ということは、目の前にいる人が……えっ!?)ビクッ
「もしかして、どこに行くか分からないとか……」
アブルッツィ「………」
「あの……」
アブルッツィ「あっ、す、すみません!その……」
アブルッツィ(8周目提督……過去改変の関係者で、私の……遠い、ご先祖様……)チラッ
提督「……?」
アブルッツィ(……いえ、落ち着いて。ここで変に騒いだら、怪しまれるだけ……幸い、お互い初対面だから……上手く誤魔化せるはず……!)
アブルッツィ「その、実は遠い場所からここに通うことになって……色々と、勝手が分からなかったんです」
提督(遠い所……田舎から出て来たか、外国から……いや、余計な詮索はしない方が良いな。俺も、他人には絶対に話せないことがあるから……)
提督「そうだったんですか。俺も入学したばかりで、あまり詳しくは無いんですけど……説明会はどうも向こうの講義室みたいですね」
アブルッツィ「説明会……」
提督「良ければ一緒に行きませんか?俺もそこで説明会を聞きに行こうと思っていたので……」
アブルッツィ「あっ……はい、お願いします」
アブルッツィ(まさか、調査初日にご先祖様と出会うことになるなんて……あまり私が介入すると、ご先祖様の歴史が変わりかねないけど……)
アブルッツィ(彼が関係者なら、必然的に他の関係者とも交流があるはず……一定の距離を置きつつ、彼を監視した方が効率的かもしれない)
- 229 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 00:21:55.72 ID:bclyKoZA0
- 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
次は本日の夜か、明日の夜に更新予定です。それではまた次回の更新でお会いしましょう。
- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 00:24:07.23 ID:63OI9iRz0
- 乙でしたー
- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 00:32:29.94 ID:HzNesqoIO
- 乙
アブ姉提督の子孫だったんだな
近親だけど200年後だし血はかなり薄まってそう
- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 01:01:42.99 ID:bs6/JqimO
- アブルッツィ多分掘り下げが少ないままエンドだとタイムパトロールとしての任務達成で人知れず未来に帰ってそうね
失恋か恋愛成就でこの時代に残る感じかな
こうしてみるとますますパワポケ6みたいだな
- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 11:19:51.72 ID:lFSq+Zy8O
- 提督と大井っちの子どもの子孫だったりして
- 234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 12:35:47.16 ID:FE/Y4d6j0
- 大井は、40なら71%、50なら6%
アブルッツイは、40なら62%、50なら2.4%
ゾロ目が出なければゴールには行かないけど、リーチは結構な確率で行きそう…
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 12:42:44.54 ID:uej7Zvpn0
- まず選ばれるかどうかで4分の1だからそんなに高くなくない?
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 12:52:30.05 ID:vftyVFLuO
- >>232
鈴音バッドエンドほんとひで
- 237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 14:56:51.97 ID:63OI9iRz0
- >>235
当たったらが前提じゃないかな?
- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 17:03:49.92 ID:U7oTBnWZO
- 好感度的に暁大井アブルエンドで大和一人負けになったら笑う
- 239 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 18:15:59.59 ID:bclyKoZA0
- 19:00〜20:00頃開始予定です。
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 18:22:12.87 ID:NvA0exTTO
- 今日辺り決着つきそう
- 241 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 19:24:03.98 ID:bclyKoZA0
- 始めます。
- 242 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 19:25:48.76 ID:bclyKoZA0
- ――
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(冷静に考えてみれば、私の出生に関わるのだから……ご先祖様が関係者だったとしても、何の不思議も無い)
アブルッツィ(ただ、いきなり対面することになるのは予想外だったけれど……)
アブルッツィ(元より私達は過去の人物とあまり親密になってはいけない。自分達の行いが原因で歴史を変えてしまえば本末転倒だから)
アブルッツィ(特に、ご先祖様と交流するということは……場合によっては、自分で自分の首を絞める結果に繋がりかねない)
アブルッツィ「……でも」
アブルッツィ(彼が関係者である以上……監視することは避けられない。もちろん、過度の干渉は危険だけど……)
アブルッツィ(ご先祖様と、こうして会話出来る機会は……今後、そうそう無いかもしれない)
アブルッツィ(そう考えると、歴史に影響を与えない範囲で……ご先祖様、いえ、提督と知人程度には仲良くなりたいと思ってしまった)
アブルッツィ(どの道、彼を監視しなければならない以上……ある程度の交流は避けられないもの)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(自分の正体を隠し続けるのは、少し後ろめたかったけど……そもそも、正直に話したところで信じて貰えるとは思わない)
アブルッツィ(万が一に備え、時間跳躍を可能にするナノマシンはいつでも起動出来るようにしてあるけど……)
アブルッツィ(任務用タイムマシンの私的利用は基本的にご法度だから、提督に信じて貰う為だけに時間跳躍なんてする訳にはいかない)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(私は提督とつかず離れずの関係を保ちつつ、彼の人間関係を観察した。それと同時に、彼以外の関係者を探し続けた)
アブルッツィ(すると案の定、彼の元には関係者が2人ほど集まった。1人は大和と言う女性で、提督と仲が良い大学生……)
アブルッツィ「そして、もう1人は……」
- 243 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 19:35:11.32 ID:bclyKoZA0
- ――8周目大学・キャンパス内
アブルッツィ「………」スッ…
アブルッツィ(今のところ、私に関する歴史に影響は出ていないか……でも油断は禁物よね)
アブルッツィ(過去改変者はもちろん、自分の行動で歴史を変えてしまうことだけは避けないと……)
「も〜!何で信じてくれないの〜!」スタスタ…
提督「いや、大学生にもなってそれはなぁ……?」スタスタ…
アブルッツィ「……?」チラッ
アブルッツィ(今の声は、提督と……誰?見たところ、幼い女の子に見えるけど……)
「本当に魔王だったんだから!魔術は使えなくなってるけど、沢山の悪魔達と一緒に……」
提督「中二病乙。早く行かないと次の講義に遅れるぞ」スタスタ…
「だからちゅーにびょーじゃないってばぁ!ぷんすか!」スタスタ…
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(提督、あの子との話に夢中みたいね……私に気付かず通り過ぎて行っちゃった)ピピッ…
アブルッツィ「……!」
アブルッツィ(測定機が反応した!何々、暁……今の子も、関係者……それにあの子、自分のことを『魔王』って……)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(見たところ、普通の女の子に見える。けれど、魔王は確か……いや、でも単なる妄言の可能性も……)
アブルッツィ「……どちらにしても、憶測で判断するのは危険ね」
アブルッツィ(ひとまず監視し続けることにしましょう。仮に本物の魔王だったとしても、こうして警戒していれば……)
- 244 :次で本編パートに戻ります。 ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 19:48:53.36 ID:bclyKoZA0
- ――
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(それ以降も大学周辺で関係者を探し続けたけれど、提督を含めた3人以外は一向に見つからなかった)
アブルッツィ(暁のことも、魔王である可能性を考慮して監視し続けたけど……やっぱり、どう見ても一般人としか思えない)
アブルッツィ(けれど、万が一ということもある以上……彼女を監視対象から外すという選択肢は無い)
アブルッツィ「………」グッ…
アブルッツィ(そう考えながら提督達の監視を続けていると、何度も過去改変が発生した)
アブルッツィ(幸い、私の出生や人類史にほとんど影響を与えない程度の改変だったけれど……)
アブルッツィ(それでも、短期間の内に改変が繰り返される状況は……はっきり言って異常だった)
アブルッツィ(関係者の内の誰かという可能性も考えたけど、私がまだ見つけていない人物による仕業かもしれない)
アブルッツィ(迂闊に犯人以外の人物を拘束してしまえば、歴史が変な方向へ捻じ曲がってしまいかねない)
アブルッツィ「……だから、私にはこれまで通り監視や調査を続けることしか出来なかったのよね」ポツリ…
提督「……アブルッツィ?」
アブルッツィ「え?あっ……」
提督「調査って何だ?ゼミの研究か?」
アブルッツィ「……そんなところです」
アブルッツィ(危ない……また油断して、口を滑らせちゃった……)
アブルッツィ(監視を続ける中、提督とは一緒に講義を受けたり……時には昼食も一緒に食べることもあって……)
アブルッツィ(つかず離れずの関係を意識していたはずだったのに……少しずつ、仲良くなっていって……)
提督「……まぁ、無理はするなよ。お前、最近よく考え込んでるみたいだから。愚痴くらいならいつでも聞くぞ?」
アブルッツィ「……ありがとうございます」
アブルッツィ(今は大丈夫でも、彼と親しくなり過ぎてしまえば……自分で自分の歴史を変えてしまいかねない)
アブルッツィ(けれど、ご先祖様と会話出来る状況は貴重だから……どうしても、間近で観察してみたいと思ってしまう)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(それに、この前見たデータも引っかかって……どうして、あの子が……あの人が……)
提督「………」
提督(アブルッツィと過ごす時間も……俺にとっては、数少ない心を休められる一時だ)
提督(もちろん、今の俺には暁がいる。アブルッツィのことを、そういう目で見ることは……恐らく無いだろう)
提督(だが、良き友人として……これからも、他愛もない雑談が出来る関係を続けていきたいと思う)
提督(最初は『提督さん』と他人行儀だった呼び方も、いつしか『提督』と呼び捨てするようになってくれたんだ)
提督(俺が痛い勘違いをしている訳じゃ無ければ、アブルッツィも……俺のことを、まぁ、知人くらいには考えてくれていると信じたい)
提督(暁もアブルッツィと仲良さげに話していたし……これからは、俺や暁の共通の友人として過ごしていきたい)
- 245 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 20:03:29.27 ID:bclyKoZA0
- 〜 9月2週 〜
――8周目大学・周辺
大和「………」スタスタ…
大和(おかしい……どう考えても、絶対におかしい……最近、提督さんは露骨に付き合いが悪くなって……)
大和(元から私を警戒している素振りはあったけれど……今は、明らかに避けられてるような……)
大和「……っ」ギリッ…
大和(まさか……いや、そんなはずは無い。"今回"は、その可能性は潰しておいたはず……)
大和(なら、それ以外の……でも、彼女は"あの時"が例外だったのよ。それ以外では……)
「……さっさと消えなさいよ、見苦しい」
「ギャアアアアアアッ!?」
大和「……!」チラッ
大和(今の声って……)
インキュバス「ぐおぉぉ……」シュウウゥゥ…
霞「………」
霞(アンタ達のせいで、提督さんは……ずっと、苦しんで……!)
霞「……っ」フワッ…
霞(だから、私が守らないといけない……もう、提督さんに……あんな辛そうな顔を、して欲しくないから……!)ヒュー…
大和「………」
大和(霞ちゃん、か……そう言えば、最近は全く会わなくなったわね……)
大和("最初"は同じ魔族を発見した時、声をかけたこともあったけど……)
大和「……今は、彼女のことを気にしている場合じゃないもの」スタスタ…
大和(提督さん以外、どうでも良い……どうなろうと、知ったことじゃない……)
大和(私が自ら攻撃を加えることは、もうしない……けれど、本当ならすぐにでも……)ハイライトオフ
大和「………」スタスタ…
↓1大井のコンマ 好感度:35.5/50
↓2暁のコンマ 好感度:50/50 <END開放!>
↓3大和のコンマ 意識度:26/50
↓4アブルッツィのコンマ 好感度:34.5/50
反転コンマが最大のヒロインと交流します
ただし暁が最大値の場合はその場で終了です
- 246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:03:42.32 ID:S5U2uERh0
- 病まと「[ピーーー]しかないわね」
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:03:45.10 ID:o0Ba8wA2O
- 魔王ムーブ
- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:04:07.38 ID:Wyc0W6+Do
- あ
- 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:04:13.16 ID:SmQoDPb10
- にゃあ
- 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:04:17.89 ID:aFBVRyHm0
- まおーさま油断しすぎ…
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:04:19.74 ID:+VCcX6vYO
- ほい
- 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:04:22.45 ID:zqZyKwDOo
- まこ
- 253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:06:12.54 ID:Wyc0W6+Do
- 最初の周では霞ちゃんの憧れの大和先輩だったんだろうなあ
- 254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:07:22.28 ID:tedzC33iO
- 大井っちの可能性を潰してアブルッツィが例外かねえ
相変わらず暁の事は盲点なのね
- 255 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 20:09:54.99 ID:bclyKoZA0
- 大和は何をしている?もしくは提督と大和は何をしている?
20:13以降から先着5つまでで反転コンマが最大の安価を採用
ただし20:17までに5つまで埋まらなかった場合、それまでで反転コンマが最大の安価を採用させていただきます
★現在は夏休みの為、大学でのイベントはゼミ関連のみになります(これまですっかり忘れていました。申し訳ございません)。
★提督は暁の為に大和との関係を止めようとしている為、ここからは『大和から提督に行為の話や約束等を持ち掛ける』等の展開にアレンジさせていただく場合があります。
※R-18系安価の場合は『提督や大和の命に係わる内容』のみNGです。
ただし、あまりにぶっ飛んだ内容や激し過ぎる内容等は、大和の時間跳躍魔法により"改変"される場合があります。
また、どんな内容でも基本的には大和が攻めで提督が受けになります。それだけでなく、他のヒロインが登場する展開も避けて頂けると幸いです。
※その他、R-18系安価に限らず、プロットの関係で内容をアレンジさせていただく場合があります。申し訳ございません。
- 256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:12:58.12 ID:63OI9iRz0
- 暁とデート中の提督を、提督と自分以外の時間を止めて、暁の目の前で犯す
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:13:00.11 ID:VH1VLVw4o
- 暁の事がバレない様ひやひやの会話
- 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:13:00.14 ID:zqZyKwDOo
- 強引に家に連れ込んでセックスを迫るもかつてなく強い拒絶にプッツンした大和、提督を拘束し寸止め攻撃で屈服させにかかる
- 259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:13:00.48 ID:OjAQyK3SO
- 提督、うっかり危険日の大和の膣内に中出ししてしまう
- 260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:13:01.34 ID:Wyc0W6+Do
- 暁と付き合ってる事をバレて逆上した大和に魔法や薬や道具など持ちうるもの全てを使って激しく逆レされる
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:13:01.86 ID:Tndl/woB0
- 裸コート&玩具一杯の大和に犬耳カチューシャ 犬しっぽ付きアナルバイブ 首輪の3つを付けて
ワンちゃんスタイルでの深夜のお散歩 最後に夜の男子トイレでひたすらセックス
- 262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:13:06.25 ID:S5U2uERh0
- ホテルのレストランでディナー(部屋を取ってないとは言ってない)
- 263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:17:40.07 ID:hpIJbkuio
- 妊娠確実直撃弾でこれには大和さんもニッコリ
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:33:43.74 ID:97KmfJ8zO
- 暁は正妻の余裕だなあ
- 265 :長くなってしまいましたので、2回に分けて投下します。 ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 20:38:32.75 ID:bclyKoZA0
- ――8周目大学・キャンパス内
大和「……最近、私のことを避けてませんか?」
提督「………」
大和「私から誘っても、予定があるからと断って……提督さんから誘うことも無くなって……」
提督「………」
大和「……何か言って下さいよ」ギュッ
提督「……っ」
大和「どうして私を避けるんですか?」ハイライトオフ
提督「う……」
提督(こいつからの連絡は、極力断って来たが……大学で迫られる危険性を考慮していなかった)
提督(だが、こいつを避け続けるということは……大学へ通えないということ。そんなのは不可能だ……)
提督(どうする……暁と交際していることを話すか……?)チラッ
大和「提督さん……?」
提督「………」
提督(いや、今はダメだ。明らかに様子がおかしい……下手をすると、暁や俺に何をしてくるか……)
大和「……あくまでも、だんまりを決め込む気ですね」
提督「………」
提督(せめて、こいつが落ち着いている時でないと……今話すのは、危険過ぎる……)
大和「……では、私も強硬手段を取らせていただきます」グイッ
提督「うぐっ!?ま、待て!放せ!」
大和「………」スタスタ…
提督(こいつ、どこにこんな力が……いや、単に俺が非力なだけか……クソッ……!)
- 266 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 20:40:02.89 ID:bclyKoZA0
- ――数分後・誰もいない講義室
大和「……えいっ」グイッ
提督「うっ……!」バタッ
大和「言っても分からないなら、体に聞くしかありませんね♪」スルッ…
提督(下を脱ぎ始めた……お、おい、まさか……!)
提督「や、やめろ……俺は……」
大和「諦めて下さい。提督さんは、私に敵わないんですから……」ジジーッ…
提督「くっ……」
大和「しばらく振りでしたし、今日は……思いっきりヤりましょうっ!///」
ずぷぅっ!
提督「くはぁ……っ!?///」
大和「んっ、はぁっ♪口では嫌がりつつも、こっちは……あんっ♪硬くしてるじゃないですかぁ♪///」
ずぷっずぷっずぷっ!どちゅっどちゅっ!
提督「あっ、あぁっ……!?///」
提督(だ、ダメだ……!こいつや大井との関係を止めようと、我慢していたせいで……いつも以上に……!///)
大和「貴方の弱点は、全てお見通しですから……んんぅっ♪///」
じゅぷっじゅぷっ!ぱんぱんぱんぱんっ!
提督「かはっ……頼む、やめて……くれぇ……!///」
大和「嫌です♪沢山、気持ち良く……ふぁっ、してあげます……からぁっ♪///」
ぐっちゅぐっちゅ!ぐりゅっぐりゅっ!
提督「くふっ……!///」ビクビクッ
提督(俺の、弱い所ばかり……刺激、して……腰、砕ける……っ!///)
大和「ふふっ……♪提督さん、イきそうなんですか?///」
どちゅどちゅどちゅっ!ぱちゅっぱちゅっ!
提督「はぁっ、はぁっ……っぐ……!///」
大和「このまま、膣内に出しちゃって下さい♪もっとも、今日……危険日ですけどね♪///」
提督「ッ!?」ゾクッ
提督(そ、それだけはダメだ……!何とかして、抜かないと……!///)
大和「……えいっ♪///」
ぎゅううううっ!
提督「あがっ……!///」
提督(足を絡めて、逃げられないように……それに、膣内の締め付けが激しく……俺から、搾り取ろうとして……///)
ブビュルルルルルルッ!ドプッドプッ!ビュクビュクッ!
大和「あはっ♪濃いのがたっくさん出てます……♪お腹の奥、あっつぅい……♪///」
提督「あっ……あぁっ、そんな……!」ガクガク
意識度上昇率判定:提督の反応は?
01〜49:涙を流す
意識度上昇:小 ×1.0
50〜98:激怒する
意識度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:青ざめる
意識度上昇:大 ×2.0
直下
意識度上昇数値判定 コンマ一の位×上昇率分上昇
↓2
- 267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:40:09.22 ID:97KmfJ8zO
- うぃずだむ
- 268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:40:20.70 ID:uej7Zvpn0
- 火照る
- 269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:40:22.13 ID:kHEWfpzVo
- あ
- 270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:40:42.37 ID:aFBVRyHm0
- うお、最高値だ
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:40:47.71 ID:Wyc0W6+Do
- 最大値は草
- 272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:40:49.80 ID:+c8JlB7FO
- 最大値で草
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:41:06.29 ID:zqZyKwDOo
- ヒェ~
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:42:34.33 ID:VH1VLVw4o
- 病まとさん一発一発が重すぎて草枯れる
- 275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:43:15.32 ID:sQmcY5usO
- 提督との愛の結晶を授かるんだから好感度最大値上昇は当たり前だよなあ
- 276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:46:18.08 ID:FE/Y4d6j0
- 一発で46か…次当たったら61.2%でENDで草
- 277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:46:21.45 ID:uej7Zvpn0
- 草
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:47:03.19 ID:vBhVJPSbO
- このタイミングで1%引くのヤバすぎない?
とりあえずこれで病まとのバックストーリー全開示か…見るの怖い
- 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 20:49:12.79 ID:OUXSgc9w0
- 大和はそもそもゴールしなければ失恋確定だからなあ
リーチはあって無いようなもの
- 280 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 20:59:00.09 ID:bclyKoZA0
- >>1(まぁ流石にこれで40以上にはならないか……大和の回想パートは長いから一気に全部書くの大変だし、せめて30以上で留まっt)
_人人人人人人_
> 46 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
( ゚д゚)「………」ポカーン
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)「………」
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)「……!?」
はい、一気に40以上まで上がりました(白目)。どういうことなの……
という訳で今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
ここからは大和の回想パート(30到達&40到達分)に突入します。恐らくかなり長くなるかと思います。
自分で組んだプロットとはいえ、大井・アブルッツィ・大和と(ほぼ)連続で回想パートは疲れたよパトラッシュ……ごめんなさい冗談です。
次は明日の夜か、明後日の夜に更新予定です。それではまた次回の更新でお会いしましょう。
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:00:02.12 ID:aFBVRyHm0
- 乙です
これで大体の全貌が明らかになるかな?
- 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:01:59.91 ID:FE/Y4d6j0
- 大井の回想も全部書いて欲しかったなぁ…
乙でしたー
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:02:22.03 ID:63OI9iRz0
- 乙
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:05:37.54 ID:kHEWfpzVo
- 乙乙
とことん>>1の想定を超えてくる大和さん…
- 285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:08:25.10 ID:DdnTFTMO0
- 乙
なんて執筆カロリーの高い周回なんだ……
- 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:08:53.82 ID:ki+sFwv4O
- おつ。まおーさまも単独ENDが厳しくなってきたな
- 287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:36:55.85 ID:SPsgH+7DO
- 乙です
ハートフル(ボッコ)学校生活
まおーさまの単独エンドじゃないと、提督幸せになれそうにないけど、それすら厳しくなってきたか
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 21:42:00.75 ID:OUXSgc9w0
- 提督がまおーにふさわしい英雄か魔王として覚醒すればええんちゃうか(名案)
- 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 00:12:48.34 ID:dIz+a3XnO
- >>287
アブルッツィならまだワンチャン
他はね……
- 290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 00:34:36.80 ID:QyKjGz1A0
- 暁vs大和はどちらと結ばれるか、もしくはどちらが正妻かで結末変わる感じなのかな?
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/31(月) 04:05:17.96 ID:jMMtyvH3O
- とりあえずヒロイン勢で一番まともなのはアブ姉って認識でいいのかね
回想見ても悪い事してないっぽいし主人公からの評価も高い
- 292 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/01(火) 18:17:07.75 ID:+jQeep6i0
- 申し訳ありませんが、本日予定していた更新を明日以降へ繰り下げます。
遅くとも数日〜1週間以内に更新出来るようにしますので、それまでお待ち頂けると幸いです。
- 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 19:41:11.87 ID:qIY2SqJ+o
- 物語も佳境、めっちゃ大変だと思います
ゆっくり待ってます、頑張って下さい
- 294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/01(火) 20:59:22.75 ID:OINS0PuRO
- 連絡乙です
ゆっくり待ってまーす
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/02(水) 12:58:42.69 ID:Wa0z4QWmO
- 提督の反応の中でなんで青ざめるが1番よい反応なんだろう?
- 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/03(木) 23:06:04.44 ID:2yssVEL0O
- 全盛期含めていいならまおーさまと大和って真面目に作中最強じゃね?
時止めできる大和はもちろんだがそれを魔翌力で解除するまおーさまもヤバイ
しかも大和は時間移動もできるからタイムマシン使えるアブか五月雨しか対抗できなそう
- 297 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 21:00:10.82 ID:NX+xoY3J0
- 22:30〜23:30頃開始予定です。
今回は回想パートを投下するのみで終了する予定です。
- 298 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 22:35:15.55 ID:NX+xoY3J0
- 始めます。
- 299 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 22:40:41.88 ID:NX+xoY3J0
- 22:思わず真剣に考えてしまうほどに…… 10×2.0=20 20+26=46/50
提督「……っ」
大和「……!」
提督(嘘、だろ……!?今まで、それだけは避けて来たのに……!)
提督(これでもし妊娠してしまえば、肉体だけの繋がりじゃ無くなって……)
大和「………」
提督(いや、俺は既に大井との行為で……クソッ!俺はまた同じ過ちを繰り返すのかよ……!)
提督(暁に、どう説明すれば……いや、黙っておくなんて出来るはずが無い)
提督(次に暁と顔を合わせた時、土下座しながら……今日のことを、全部話すしか……)
大和「………」
大和(提督さんが私のことをどう考えているか、それを確かめようと……わざと危険日であることを打ち明けてみたけど……)
大和(最近、私を避けようとしている提督さんのことだから……てっきり、怒るか悲しむと思ったのに……)
大和「……ふふっ♪///」ギュッ
提督「うっ……」
大和(私が想定していた以上に、悩んでくれているなんて……思わず無言になってしまうほど、真剣に……///)ハイライトオフ
提督「……お前」
大和「……拒絶しませんでしたね?///」
提督「な、何を……」
大和「私が妊娠することを……危険日であることを直前まで隠して、行為をしたことを……///」
提督「なっ……!?ち、違う!そういう訳じゃ……!」
大和「……♪///」スリスリ
提督「……っ」
提督(違う……違うんだ。俺は、こいつとの関係を止めようとして……)
提督(だから、こいつが妊娠してしまえば……厄介なことになると考えて……)
提督(こいつを受け入れた訳じゃない……そうじゃ、無い……こいつは、俺が憎んでいる相手で……!)
大和「………」
大和(……まぁ、このまま妊娠するようなことはしないけど。後でちゃんとピルを飲むし、それでも妊娠してしまっていれば……)
大和(過去に遡れば、全て無かったことに出来る。提督さんが望まないまま妊娠したところで、どうせ……上手くいかないことは分かってるもの)
大和(提督さんに拒絶されるのは……"あの時"だけで良い。あんなことが立て続けに起これば……私の心が持たない)
大和(貴方が心から望んでくれない限り……貴方が、心から望むまでに堕とし切ってからでないと……)
提督「……っ」ゾクッ…
提督(こいつの快楽に浸かっていたのは事実だとしても……それでも、俺はこいつに恨みを……!)
大和「……んっ///」チュッ
提督「うっ……///」ビクッ
大和(……無意味だから)
- 300 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 22:48:53.58 ID:NX+xoY3J0
- 大和「………」
大和(魔王を追って8周目大学へ通うことになった私は、そのまま彼女の監視を続けた)
大和(けれど、彼女は魔術が使えない状態になっていて……私も時間跳躍以外の魔法を使えなくなっている)
大和(そんな状況だったから、私も彼女も目立った動きを見せることは無く……ただ時間だけが過ぎていった)
大和「……そして、提督さんと"初めて"出会うことになった」
大和(体感で言えば、もう何年前になるのかしら……途中から、遡る回数を数えなくなったから……)
――約1年以上前(※大和の時間跳躍を考慮せず、"本来の歴史"における時間経過を考慮した場合)・8周目大学
教授「この場合における……」
大和(19)「………」カキカキ
大和(例え魔術を使えなくなっていたとしても、相手は魔王……油断は出来ない)
大和(何らかの拍子に力が蘇ってしまえば、何をしでかすか分からないもの……)
大和(もしそんなことになってしまったら、すぐにでも時間跳躍で過去に……)
提督(19)「……っ」スクッ
大和「……?」チラッ
提督(だ、ダメだ……これ以上我慢出来ない……!)スタスタ…
大和「………」カキカキ
大和(……きっと、またさぼりね。はぁ……お金を払って大学へ来ているんだから、真面目に講義を聞けば良いのに……)
――約45分後
大和「………」カキカキ
スタスタ…
大和「……?」チラッ
提督「………」スタスタ…
提督(ようやく治まった……昨日食べた消費期限切れの菓子パンがまずかったか……とにかく、大急いでレジュメに書き込んで……)
大和「………」
大和(てっきり、そのまま戻って来ないと思ったけど……一応、講義を聞かないといけないという意識は残ってたのかしら)
キーンコーンカーンコーン…
提督「……!」
教授「はい、今日はここまで。来週までに今日の分をしっかり復習しておくように」ゴシゴシ…
提督「あっ、あぁっ……」
提督(まだ書いてないのに……でも次の講義もあるし、俺の都合で文字を消すのを止める訳には……)
大和「………」
- 301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 22:54:38.38 ID:iCTjIavg0
- まだヒロインできたかもしれない頃の病まと
- 302 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 22:59:06.18 ID:NX+xoY3J0
- 提督「畜生……こんなことなら、無理してでもトイレから出て来たら良かった……」
大和「……!」
大和(さぼりでは無くて、お手洗いに……私ったら、勝手な思い込みを……)
提督「この講義には知り合いがいないし……いや、自業自得だよな。今回のレジュメは諦めるしか……」
大和「……あの」
提督「え?」チラッ
大和「もし良ければ、私のレジュメを写しますか?」スッ…
提督「……良いんですか?」
大和「はい。その、お困りのようでしたから……」
提督「ありがとうございます!助かりました!」
大和「いえ……」
大和(今まで魔導士として活動してばかりだったから、男の方と話すのは……やっぱり、慣れないと言うか……)
大和(正直、普通に会話するだけでも……少し緊張する。魔族だった時から、男の方とはあまり縁が無くて……)
提督「急いで書き写さないと……!」カキカキ
大和「……!」フルフル
大和(って、何考えてるの私は!今まで散々強い敵と戦ったりして来たじゃない!)
大和(今更、異性の方と会話するだけで固くなってどうするの!魔導士なんだからしっかりしなくちゃ!)
提督「出来た!本当にありがとうございます!助かりました!」ペコッ
大和「へ?あっ、は、はい、お役に立てたなら何よりです……」
大和(……思いっきり声が裏返っちゃった。うぅ、自分が情けない……)
――
大和「………」
大和(あの時の私は、まだ男慣れ……いえ、提督さん慣れしていなかったせいで、普通に会話するのも緊張したっけ)
大和(人間として生活するようになった後も、高校生までは魔王を監視することしか考えていなかったから……)
大和(クラスメイトとの交流を最低限に留めていたせいで、やっぱり異性の方と会話する機会があまり無くて……)
大和「………」
大和(いや、もしクラスメイトと交流を深めたとしても……やっぱり、そういう関係にはならなかったかも)
大和(魔王とは通う学校が違うこともあって、監視しづらい状況が続いていたから……)
大和(でも、魔王と同じ大学に進学してからは、少し余裕が出て来て……そのお陰で、提督さんと仲を深めることが出来た)
大和(最初はお互いぎこちなかったけど、少しずつ打ち解けていって……季節が変わる頃には、気兼ねなく話す仲になれたっけ……)
- 303 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 23:08:21.85 ID:NX+xoY3J0
- ――数ヶ月後・8周目大学
提督「そうか、公務員志望か……」
大和「はい。難しいのは承知ですが、こうして大学に来たからには高い目標を目指していようと思いまして」
大和(本当は魔王の監視を続ける為だけど、話したところで信じてもらえるはずが無いもの)
提督「……世の中には、留年ギリギリなのに公務員を志望する人がいるくらいだからな」
提督「成績優秀な大和なら、きっとなれると思う」
大和「ふふっ、ありがとうございます」ニコッ
大和(留年ギリギリなのに公務員志望……それって間違い無く、魔王のことよね……)
大和「………」
提督「俺にはハードルが高過ぎるなぁ……元から勉強はあまり得意じゃないし……」
大和(提督さん、魔王と知り合いらしいけど……本当なら、魔王には近づかない方が良いと伝えたい)
大和(でも、私が公務員を目指す理由と同じで……話したとしても、まず間違いなく信じてもらえない)
大和「……こればかりは仕方ないか」ボソッ…
提督「ん?」
大和「あ、いえ。それより……」
――
大和「………」
大和(それ以降も、提督さんとはどんどん親しくなっていって……気が付けば友人として、同じ講義を取ることが多くなった)
大和(もちろん、魔王の監視も忘れずに続けたけど……提督さんと一緒に過ごす時間も、少しずつ増えていった)
大和(そんな状況が続いて、大学3年生になる頃には……私はすっかり、公務員志望と魔王を監視していることを除けば平凡な大学生になっていた)
大和(提督さんと一緒に講義を受けて、時には他愛も無い雑談をして……そんな日々を過ごす内に、私の中で提督さんの存在が大きくなっていって……)
大和「……いつの間にか、友人以上の感情を抱いちゃった」
大和(でも、当時の私は魔導士としての自覚が残っていたから……『恋愛にうつつを抜かすこと無く、魔王を監視するべき』という使命感に燃えてしまっていた)
大和(そのせいで、提督さんに告白しないまま……胸に秘める想いばかりが大きくなっていって……)
大和("随分前"の話だけど……偶然見かけた魔族、霞ちゃんと顔を合わせて……お互い、恋愛絡みの話をしたこともあった)
- 304 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 23:16:11.62 ID:NX+xoY3J0
- ――現在から約1年後(※大和の時間跳躍を考慮せず、純粋な時間経過のみを考慮した場合)・霞家
霞「まさか、歴史に名を遺した偉大なる大魔導士様が……生きていたなんて……」
大和(21)「……やっぱり、私は亡くなったことになってるの?」
霞「はい。記録には3000年前に強大な敵の元へ向かった後、そのまま戻らなかったと記されています」
大和「………」
霞「ですが、大和様を見た時は驚きました。古文書の間に飾られている肖像画とほとんど同じ姿でしたから」
大和(一応、この体は魔族の頃の私と無関係のはずなんだけど……魂のリンクがしやすかったのは、外見も私に似ていたせいなのかしら……)
霞「………」
大和「……ところで、さっきから暗い表情だけど……何かあったの?」
霞「……っ」
大和「あ、ごめんなさい。言いたくないなら、無理には聞かないけど……」
霞「……いえ、少し……失恋しただけですから」
大和「し、失恋……?」
霞「恋心を自覚した時には、もう手遅れだったんです。情けない話ですけど、まだ……引きずっていて……」
大和「………」
霞「大和様に、そのような相手がいらっしゃるかは分かりませんが……もしいらっしゃるなら、告白は早くすべきです」
霞「好きな人が誰かと交際してからでは、遅いですから……」
大和「霞ちゃん……」
霞「………」シュン
大和(……告白は早くすべき、か。でも、私には魔導士としての役目が……うぅ……)
――
大和「………」
大和(あの時は、後輩と同じ失敗をしてしまうことになるなんて……想像もしていなかったっけ)
大和(大学4年生になる頃には、霞ちゃんの言葉で『やはり提督さんに告白すべきでは?』という焦燥感に駆られるようになって……)
大和(だけど同時に『魔導士なら最後まで己の役目を果たすべき』という信念が邪魔しちゃって……)
大和(結局、悩み続けている内に1年が経って……私達は大学を卒業することになった)
大和(魔王は本気で勉強したのか、あの成績で何とか公務員試験に合格した。もちろん私も彼女を追う形で合格した)
大和「……っ」ギリッ
大和(そして、私は卒業の日……初めて"失恋"を経験することになった)
- 305 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 23:26:13.42 ID:NX+xoY3J0
- ――卒業式終了後・8周目大学
大和(22)「……ご卒業、おめでとうございます」
提督(22)「大和こそおめでとう。卒業だけじゃなく、晴れて公務員だもんなぁ……尊敬するよ」
大和「いえ、そんな……///」
提督「でも、真面目な大和を見ていたお陰で……俺も就活を頑張ることが出来て、何とかそこそこの会社への就職が決まったんだ」
大和「……提督さん」
大和(……まさか、卒業の日まで迷うことになってしまうなんて)
大和(己の使命を優先するか、提督さんへの想いを優先するか……)
大和「………」グッ…
大和(私は、どうすれば……提督さんと恋人になりたいけど、魔導士としての使命を無視する訳には……)
「提督ー!」タタタッ
提督「ん?おっ……!」
大和「……?」
大井(22)「卒業おめでとう!スーツ姿の提督、中々カッコ良かったわよ?」
提督「ははっ、サンキュー」
大和「あの、こちらの方は……?」
提督「ん?あー、そう言えば話して無かったな」
大井「もしかして、この人が……」
提督「あぁ、紹介するよ。こっちは大和。前にも話した、俺の友人で……こっちが大井」
大和「………」ドクン…
大和(……何だか、妙な胸騒ぎがする。まさか……いや、違う。これは私が勝手に不安を抱いてるだけで、決してそんなことは――)
提督「俺の自慢の彼女なんだ」ニコッ
大和「――ッ!!」
大井「初めまして、大和さん。いつも彼氏がお世話になってます」ペコッ
大和「………」
大井「……あの、大和さん?」
大和「………」
提督「大和?どうしたんだ?急に黙り込んで……」
大和「………」ガクガク
大和(う、そ……そんな、こと……って……)
- 306 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 23:37:50.35 ID:NX+xoY3J0
- 大和「……っ!」ダッ
提督「お、おい!大和!?」
大井「え?わ、私……何か不味いこと言っちゃった……?」
大和(嘘よ……嘘よ嘘よ、嘘よぉっ……!)
――
大和「……っ」
大和(提督の『彼女』という言葉を聞いて、目の前が真っ暗になって……私はその場から逃げ出した)
大和(告白しようか迷っていた自分が、惨めで……悔しくて、辛くて……!)
大和(そして、涙を必死に堪えながら走り続けて……家に着いた瞬間、感情が抑えられなくなって……)
――大和家
ガチャ バタンッ!
大和「はぁっ、はぁっ……うっ、あぁっ……」ジワッ…
大和(そんな……提督さんに、彼女がいたなんて……そんなこと、今まで一言も……!)ポロポロ
大和「ぐすっ……ひっく、うぐぅっ……えぐっ……!」ポロポロ
大和(私が今まで悩んでいた時間は、何だったの……?1人で勝手にウジウジして、告白することから逃げ続けて……!)ポロポロ
大和(でも、実際には……手遅れだったなんて……そんな、ことってぇ……っ!)ポロポロ
大和「………」ポロポロ
大和(……やり直したい。"もう"手遅れだとしても……"手遅れになる前"なら……まだ、望みがあるかもしれない……)ポロポロ
大和(今まで生きてきて、初めて好きになった人だもの……絶対、諦めたくない……!)ポロポロ
大和「……っ」グシグシ
大和(魔王を追いかけて以来、1度も使っていなかった……時間跳躍魔法。それを使って、少し前に戻れば……)
大和「……でも、そんなことをしたら……きっと、私は……魔導士の道を、踏み外して……」
大和(こんな、私利私欲の為に……それも、魔導士としての使命では無く……単なる、自分の身勝手な望みの為に……)
大和「………」
――やっぱり大和は優秀だな。俺も見習わないとな……ははっ。
大和「……っ!」グッ…!
大和(いや、そんなこと関係無い。自分の魔法を自分の為に使って、何が悪いのよ……!)
大和(私はただ、提督さんと恋人になりたいだけ……!魔王と違って、あんな悪事をするつもりなんか無い……!)
大和「……!」パァッ…!
大和(跳躍先は……1年前で良いか。とにかく、大井さんより私が先に告白すれば――)カッ…!
――パシュウウウウゥゥゥゥンッ…!
- 307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 23:46:40.60 ID:KwDDIQAdO
- 流石に2イベント分一気に消化するのは大変そうだね……今日は次ターン判定もない感じかな?
- 308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 23:51:18.68 ID:h+JHzHte0
- そりゃ大井を嫌いになるし、そこまでする訳だ…
- 309 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 23:53:06.42 ID:NX+xoY3J0
- ――"1回目"
――1年前(※本編の2年後)・大和家
大和(21)「う……」
大和(ここは、私の家……それも、リビング……そうだ!今日の日付……!)チラッ
大和「……よし、1年前に戻ってる」
大和(また4年生やり直すのは、少し煩わしさを感じるけど……そんなことはどうでも良い)
大和(一刻も早く提督さんと会って……告白する。流石に1年前なら、まだ……)
――1時間後・キャンパスの裏側
提督(21)「どうしたんだ?こんな所に呼び出すなんて……」
大和「え、えっと、その……」
大和(言うのよ、私……過去に遡ってまで掴んだチャンスなんだから……)
大和(魔法を使って不正はしない……その信念を捻じ曲げたのよ……!)
大和(それに、ここで勇気を出さなきゃ……提督さんは、彼女に取られてしまう……!)
大和「……私、提督さんのこと……好きです///」
提督「……!」
大和「もしよろしければ、私と……お付き合い、していただけませんか……?///」
提督「………」
大和(言った……ついに言っちゃった……!さっきは間に合わなかったけど、このタイミングなら……!)
提督「………」
- 310 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 23:56:09.14 ID:NX+xoY3J0
- 提督「……ごめん」
大和「え……」
提督「俺にはもう、付き合っている彼女がいるんだ。だから、大和の気持ちには答えられない……」
大和「……そん、な」ジワッ…
大和(1年前の時点で、もう……彼女と、交際していたなんて……)
提督「………」
大和「……っ!」ダッ
提督「………」
提督(大和……)
――8周目大学周辺
大和「はぁはぁ……どうして、なの……!」タタタッ…!
大和(1年前なら、恋人になってくれると思ったのに……もう、彼女と交際していたなんて……!)ウルウル…
大和「………」タッタッタ…
大和(こうなったら、更に1年前……いや、もっと前に遡れば……1度不正してしまったた以上、もう……)
大和「……迷うことは無い、か」パァッ…
大和(こんな便利な魔法を、使わない手は無い……好きな人と結ばれる為なら、このくらい……!)
パシュウウウウゥゥゥゥンッ…!
――"2回目"
――3年前(※本編の約1年前)・8周目大学
大和(18)「……よし」
大和(跳躍成功……私の指定時間が正しければ、今は……)
ワイワイ ガヤガヤ
大和「……入学式終了直後」
大和(私や提督さんが、8周目大学に通うことになった日……この時期なら、提督さんはきっと……!)
大和「………」キョロキョロ
大和(どこ?どこにいるの?人が多過ぎて探しづらいけど、この中に提督さんが……)
- 311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/05(土) 23:56:56.42 ID:jMgQYDFwO
- 既に本編前というか大学入る前から彼女持ちだもんなあ
接点持てる大学以降じゃ寝取るしかないわな
- 312 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/05(土) 23:59:06.94 ID:NX+xoY3J0
- 提督(18)「………」スタスタ…
提督(さて、式も終わったし……帰るか)
大和「あっ……」
大和(いた……遡る前より、少しあどけなさを残した……私と出会う前の、提督さんが……!)
提督(同じ大学に進学した知り合いもいないしな……)スタスタ…
大和「あ、あのっ!」
提督「……え?あ、俺ですか?」
大和「はい!その……///」
大和(……そう言えば、この時点ではお互い初対面だったっけ。告白の理由はどうすれば……いきなり『ずっと好きでした』は不自然よね……)
提督「………」
大和(……あぁもう!こうなったら……!)
大和「……貴方に一目惚れしました。私と、お付き合いしてくれませんか……?///」
提督「なっ……!?」
大和(少し無理があるかもしれないけど……実際、一目惚れそのものはあり得ない話じゃないし……)
提督「………」
提督(いきなり何を言い出すんだ、この人は……凄く美人なのが、逆に引っかかると言うか……)
提督(あれか?怪しい商品販売?それとももっとヤバいやつ……どっちにしても、俺の答えは決まってるけどな)
提督「……その、ごめんなさい」
大和「え……」
提督「お気持ちは嬉しいですが、俺にはもう……彼女がいるので」スタスタ…
提督(怪しげな奴とは関わらないに越したことは無い。さっさと帰ろう……)スタスタ…
大和「………」
大和(何、で……)
- 313 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/06(日) 00:01:04.33 ID:yermcdMN0
- ――1時間後・大和家
ガチャ バタン…
大和「………」フラフラ…
大和(どうして、なの……大学に入学する前から、付き合ってたとでも言うの……!?)
大和「……っ!」ギリィッ…!
大和(悔しい……悔しくて、たまらない……!私だって、提督さんのことが好きなのに……!)
大和(私がこうして過去に遡っても、まだ邪魔してくるなんて……何なのよ、あの女は……!)
大和「………」
大和(いっそ、提督さんに『彼女といつからお付き合いしてたんですか』と聞けば……いや、ダメ……)
大和(今の提督さんは、きっと私のことを『いきなり告白してきた怪しい人』と思ってるかもしれない……)
大和(だったら、どうすれば……このまま、諦めるしかないの……!?提督さんがいない大学生活を送るなんて、絶対に嫌……!)
大和「………」スクッ
大和(……自分で調べれば良い。幸い、私は何度でも過去に遡れる……例えそれ以外の魔法が使えないなら、他の手段で補えば良い)
大和(この時代の人間界には、様々な道具やサービスがある……それらを最大限活用すれば、提督さんの人間関係を調べることくらい……)
大和「………」
大和(本当なら、私が自分の手で提督さんの住所を調べて……そのままずっと張り込んで調査したい。でも、そんなことをすれば、両親に怪しまれてしまう)
大和「……いや、時間跳躍を繰り返せば、怪しまれたところで……その事実を無かったことに出来るか」
大和(本音を言えば、更に遡って提督さんに告白したいけど……大学以前の私達は、接点が皆無だから……)
大和(もし告白しても、まず間違い無く怪しまれるだけ……実際、大学の入学式でも提督さんはそのまま立ち去って行っちゃったもの)
大和「……時間がかかるけど、やってみせる。提督さんと恋人になる為なら……どんなことだって……」
大和(ここまで来たら、引くに引けない……絶対に、提督さんを……私のものにしてみせる……!)パァッ
パシュウウウウゥゥゥゥンッ…!
- 314 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/06(日) 00:02:35.16 ID:yermcdMN0
- ――
大和「………」
大和(提督さんを手に入れたい一心で、私は3年前……高校入学直後へ遡った。これで"3回目"の時間跳躍……)
大和(そこから私は、様々な手段で提督さんの住所を調査した。少しでも使えそうな情報なら、全てチェックした)
大和(最初は中々手がかりが掴めなかったけど、調べていく内に少しずつ目的の情報に近付いて行って……)
――3年前・8周目提督家
大和(16)「………」
大和(ついに特定出来た……提督さんの、住んでいる場所を……)
大和(インターネットやSNSが普及していたお陰で、それほど苦戦しなかったのが救いね……)
大和「ここに、提督さんが……」
大和(大学時代は、提督さんの家に行ったことが無かったけど……予想通り、普通の家……)
「それでさ、兄さんが……」
「ふーん、そんなことがあったのね……」
大和「……!」
大和(この声は……急いで隠れないと……!)ダッ
大井(16)「……ねぇ、提督。今日も……///」ギュッ
提督(16)「……分かった///」
スタスタ…
大和「………」
大和(間違いない……あの顔は、あの声は……高校1年生の頃の提督さん……それだけじゃない……)
大和(まさか、高校生の時から……あの女と、付き合っていたなんて……!)ギリッ
大和「……っ!」フルフル
大和(いけない、今は嫉妬してる場合じゃなかった……!提督さんの住所や、あの女との関係は分かったから……1度引き上げて……)
- 315 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/06(日) 00:03:56.61 ID:yermcdMN0
- 「んっ……」
大和「……?」
大和(今のは、提督さんの声……?でも、家の中に入って行ったはず……あ、向こうの窓が開いてる……)
「あっ、そこは……」
大和「……っ!?」
大和(ま、まさか……そんな……)ソーッ…
提督「大井……好きだっ……!///」
ぐちゅっぐちゅっ!どちゅっどちゅっ!
大井「ひゃあんっ!わ、私もっ!私もしゅきぃっ!///」
大和「ぁ……」
提督「さっきから腕に胸を押し付けて!誘ってたんだろ!///」
ずちゅずちゅっ!ぱんぱんぱんぱんっ!
大井「んぁっ!だって、提督とシたかったから……んぐぅっ!///」
大和「………」ハイライトオフ
提督「子宮まで降りて来てるじゃないか!どれだけ期待してたんだよ!///」
ぐりゅっぐりゅっ!じゅぷっじゅぷっ!
大井「ひぎぃっ!あっ、んぎゅううううっ!?///」
大和「………」
提督「ぐっ……大井、そろそろ……!///」
大井「い、いいからっ!このまま出してっ!ゴム越しで良いから、提督のザーメン膣内に注いでぇっ!///」
大和「………」クルッ…
「くあぁっ……!」
「で、でへりゅうっ!てーとくのあっついのが、いっぱいでへるぅっ!」
大和「………」フラフラ…
- 316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:05:16.15 ID:hzMveuUFO
- ストーカーで草
- 317 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/06(日) 00:06:17.54 ID:yermcdMN0
- ――数日後・大和家
大和「………」ハイライトオフ
コンコンコン
大和「………」
大和母『大丈夫?もう何日も部屋に閉じ籠ってるけど……』
大和「………」
大和母『……ご飯、ここに置いておくね?』コトッ…
スタスタ…
大和(そっか……提督さんと、あの女は……もう、それほど深い仲に……)
大和(家も隣同士みたいだから、きっと……幼馴染のような関係で……)
大和「………」
大和(本来なら、私に勝ち目なんて無い……昔から仲の良い人同士の間に割り込む余地なんて、あるはずが無い……)
大和「……"本来なら"、ね」ニヤッ…
大和(あの悍ましい光景に絶望して、部屋に引き籠ってたけど……時を遡れる私なら、不可能を可能に出来る……)
大和(ついさっき、この状況を破壊出来る方法を思いついた。あの女と、提督さんを永遠に引き離せる方法を……)
大和「………」スクッ
大和(こうして、勝手に落ち込んで時間を無駄にしてしまったけど……もう迷いは無くなった)
大和(提督さんを手に入れる為なら……手段を選んではいられない。魔導士?魔王の監視?そんなことはどうでも良い)
大和「待っていて下さいね、提督さん……もうすぐ、私と貴方が結ばれる時が来ますから……///」パァッ…
大和(その為には、色々な準備が必要だけど……時間跳躍魔法があれば、どうにでもなる……あははっ……)
――パシュウウウウゥゥゥゥンッ…!
- 318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:06:38.23 ID:7COA4+SSO
- もう正攻法だと小学生からの幼馴染ルートしかないじゃん大和さん
- 319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:08:12.97 ID:DXJ3sMejO
- 時を遡って会いに来るストーカーとか怖すぎる
- 320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:10:28.99 ID:vmrhMZqxO
- これ大和単独エンドだったらどうなったんだろ?
改心するのか瑞鶴みたいにぶっ壊れたままなのか気になるわ
- 321 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/09/06(日) 00:11:28.66 ID:yermcdMN0
- ――
大和「………」
大和(それから私は、短期間で"何度も"……いえ、"何十回も"時を遡り、恐らく必要になるであろう大金を稼いだ)
大和(事前に結果を知ってから、時を遡れば良いだけだから……本当に、一瞬で大金を手に入れることが出来た)
大和(そのお金と、インターネットを使用して……あの女を、提督さんから引き離す手筈を整えた)
大和(万が一どこかでミスを犯したとしても、その度に時を遡れば良い。私にはもう、計画が成功する未来しか見えていなかった)
大和(提督さんと結ばれたい一心と、あの女への強い嫉妬心が……絶望していた私に、足掻き続ける気力を与えてくれた)
大和(そして、ついに……私は"初めて"、人間としての倫理に背き……魔導士としてのプライドを、完全に捨ててしまう日がやって来る)
――"XX回目"
――約2年半後(※本編の約1年半前)・高級ホテルの一室
大和(18)「………」ジー
大和(提督さん達が今日、この時間にやって来ることは……既に"何度も"確かめた)
大和(だからこそ、自信を持って依頼した。後はこうして……提督さん達が来るのを眺めて待つだけ)
大和「……ふふっ」
大和(あぁ、早く見たい……あの女が、提督さんの前で……酷い姿を晒す様を……)
大和「……♪」ハイライトオフ
大和(提督さんと、引き裂かれる瞬間を……!)
――同時刻・雪が降り積もった繁華街
大井(18)「……♪」ギュッ
提督(18)「……今年はホワイトクリスマスになったな」
大井「えぇ。こんな日に、好きな人とデート出来る私は……きっと、幸せ者よね」クスッ
提督「俺の方こそ。まるで白く降り積もる綺麗な雪が、俺達を祝福してくれてるみたいだ」ニコッ
大井「……臭っ」
提督「おい、その反応は流石に傷付くぞ。いや、恥ずかしいこと言った自覚はあるけども」
大井「ごめんなさい、冗談よ。むしろ、私も同じことを考えてたから……♪」
提督「……全く、可愛い奴め!」ツンツン
大井「ちょっと、頬をつつかないでよ。もうっ……ふふっ♪」
――この時、提督はもちろん……大井も気がついていなかった。
提督「さて、この後はどうする?」
――繁華街を歩く人々を見渡せる建物の窓から……
大井「そうね……少し早いけど、性の6時間……満喫しちゃ――」
- 322 : ◆0I2Ir6M9cc [!red_res saga]:2020/09/06(日) 00:13:17.16 ID:yermcdMN0
-
ダーンッ!
大井「――っ!?」
提督「……え?」
――銃口が、大井を狙っていたことに。
- 323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:14:39.20 ID:acjxXNNPO
- 前回で大井っちが死んでも提督の心が離れなかったからしゃーなく今回は寝取ったのね
- 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/09/06(日) 00:15:43.72 ID:bma9S5aQ0
- 今の堕ちた大和を霞に討たせてもっと曇らせ……いや、何でもない
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