このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

【安価】ティア「リリウム魔法学校へ! 5回もおかわりしてる……」【百合】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

849 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/18(日) 22:59:36.51 ID:8jIjB5F0o
晶「楓もかなり着こなせてるよなー」


楓「え、そう?」テレテレ


ナミネ「よいしょ」キュッ


アルシェ「ありがと、ナミネ」


ナミネ「いえいえ。お世話するのは大好きですから」

ナミネ(ティアさんもアルシェさんも似合いますね……可愛らしいです)


クロエ「……ねえ、それって胸に余計なものがついてないからかしら?」


ヒカリ「え、い、いや……」


凜華「『いいじゃない。私はヒカリの胸好きよ』」

凜華「……人にはそう言っておいて、自分が言われたら怒るのかな?」


クロエ「!!」

クロエ「……ごめん、ヒカリ。ひどいこと言ったわ。人によって気にしてるものは違うものね……」


ヒカリ「う、ううん。気にしてないよ、大丈夫」


凜華(ほんとすぐ仲直りしちゃうな)クスッ


ローラ「あ、クロエちゃん。ティトのこと散歩させた方がいいかも。ここは山に近いし、星の光が街よりも届くと思うから」


クロエ「あ、そうだったわね。よし、ティト行くわよ」


ティト「ああ」スクッ


ーーーーー

ーーー

850 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/18(日) 23:00:13.79 ID:8jIjB5F0o
山道ーー


クロエ「看板にはこの林道を抜けたら街が一望できる広場に出るって書いてたから……」テクテク


ティト「いや……この星の下を歩けるだけでも気持ちがいい。足元も暗いし、無理そうなら引き返しても……」


クロエ「ふん、そう言ってる間に広場よ。ほら、月光浴を……」


ノワール「……ん、クロエ?」


クロエ「ノワール。こんなところにいたのね」


ノワール「うん……ちょっとイリスと顔合わせづらくて……」


クロエ「イリスと? 確かに最近教室でもよそよそしかったけど……」


ノワール「喧嘩というか……私がイリスに嫌われるようなことをしてさ。謝ればいいのかもしれないけど……」


クロエ「ふーん……分かってるなら謝ればいいのに。何したのか聞いてもいい?」


ノワール「……キスしようとした」


クロエ「えっ!?」


ノワール「……私さ、正直イリスとは両思いかと思ってたんだ。プレゼントしあったり、なんだかんだ一緒にいて楽しかったし……」

ノワール「……図書室の隠し部屋知ってる?」


クロエ「最近噂になってるわね。キスしないと出られない部屋があるとか……」
851 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/18(日) 23:00:57.63 ID:8jIjB5F0o
ノワール「結論から言うと……あったんだ、その部屋。それで、部屋に強制されたからって言い訳できるって考えて……」

ノワール「そしたらイリスに突き飛ばされてさ。……はは、こうして冷静に話すと馬鹿だな、私」


クロエ「……バカね。なんでイリスが突き飛ばしたかなんて分かりきってるじゃない」


ノワール「えっ、そりゃ私のことが嫌いだから……」


ティト「それはない。流石に人間ではない我にも分かるぞ」


ノワール「ええ……?」


クロエ「私の話で恐縮だけど、ヒカリやローラがキスするのに言い訳を用意してたら嫌ね。したいからする、それでいいのよ」


ノワール「カップルっていいなあ……」


クロエ「……あのねえ、イリスはあなたと普通にキスしたかったんじゃないのって話!」


ノワール「な、ないない! だってイリス私のこと嫌いだし……」


クロエ「あなたイリスみたいに人の考えてること分かるの? 嫌いな人と一緒に行動しようと思う?」


ノワール「い、いや……」


クロエ「……ならさっさと頑張って謝りなさい。謝罪は早いに越したことはないわよ」


ノワール「……クロエ、ありがとう」


クロエ「お礼はイリスと仲直りできてからにしなさい。まったく……」
852 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/18(日) 23:04:02.59 ID:8jIjB5F0o
ノワール「……クロエ」


クロエ「なによ」


ノワール「ホテルに戻るまでくっついていい……?」ガタブル


クロエ「は、はあ?」


ノワール「今気づいたけど完全に夜だもん……。暗いの怖い……」ガタガタ


クロエ「……ふふっ。悩みの振れ幅がすごいわね。いいわよ、戻りましょう」

クロエ「ティトももう戻っていいかしら?」


ティト「ああ。しばらくは大丈夫だと思う」


クロエ「じゃ、戻るわよ。ノワール、はぐれないでね」


ノワール「う、うん」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・修学旅行を楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
二日目朝の行動を指定してください

3/10回目の行動です
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 23:34:32.80 ID:lX7cbP8k0
朝、お互いの髪をセットしあうレナとデン
せっかくだし2人でお揃いのヘアスタイルにする
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 23:56:38.14 ID:juGVsh5OO
朝、開店と同時に朝食バイキングに繰り出すアルシェ(とティア)
他の客に迷惑をかけない程度に食事を満喫する

ホテルって大抵朝食はバイキングだよね
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/18(日) 23:59:06.39 ID:XV2Cyn9H0
ノワールが寝ぼけて隣で寝てたイオに抱きつく
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 00:05:08.32 ID:uXa734a8O
凜華より少し早く目が覚めた舞。
自身の魔法の作用もあって無防備な凜華の寝顔に辛抱たまらなくなりかける。
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/19(月) 00:05:48.04 ID:2jVHk7ck0
ノワールに昨日助けてもらったお礼を言うイリス
858 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 00:32:52.96 ID:+oMwVT4Ho
ノワール「ん……」モゾ…


ぎゅっ……


ノワール(あったかい……)ヌクヌク


イオ「くう……くう……」


ノワール「ぁ……」

ノワール(ま、まずい。イオさんのこと抱きまくらにしてた……)イソイソ


モミジ(いいなあ……)ジトー


イリス(むー……)ジトー


ノワール(まだ誰も起きてない……よね?)


イオ「むにゃむにゃ……」


ーーーーー

ーーー

859 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 00:33:29.25 ID:+oMwVT4Ho
舞「んー……!」ノビー

舞(凜華さんはまだ寝てますね……)


凜華「……」スースー


舞(はあ……凜華さん……寝顔も綺麗……)ウットリ

舞(凜華さん、凜華さん……!)ハアハア


凜華「ん……」コロン


舞(ああ、浴衣がはだけて……)ゴクリ

舞(今なら触ってもバレないんじゃ……うん、バレませんよね!)


そー……っ むにゅっ


舞(はあああああああ……!! 凜華さんの慎ましいおっぱい!)

舞(もうこのまま最後まで……)


凜華「ん……?」パチッ


舞「あ」


凜華「んん……浴衣が……」イソイソ

凜華「舞さん直そうとしてくれたの? ありがと……」


舞「いえいえ、結局起こしてしまっただけですし」キリッ


凜華「ふわあ……まだ朝食の時間までは少しあるもんね。顔洗ってくるよ……」


舞「あ、私も行きますっ」スクッ

舞(あ、危なかった……。もう少しでバレるところでした……!)


ーーーーー

ーーー

860 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 00:34:07.95 ID:+oMwVT4Ho
レナ「デン、おはよう」


デン「ん、レナ、おはよう」ニコッ


レナ「寝癖がついてるわ。ここ座って、直してあげる」ポンポン


デン「それじゃあお言葉に甘えて……」ストン


すっ すっ


レナ「さらさらね……クシを通してるだけで気持ちいいわ」


デン「私も気持ちいいよ……」


レナ「せっかくだし、髪いじってみてもいい? 三つ編みにしてみたいわ」


デン「うん、いいよ」


レナ「じゃあ……」キュッキュッ


デン(手、あったかい……)


レナ「……はい、できた」


デン「おおー」


レナ「可愛いわよ、デン」ナデナデ


デン「んー。あ、レナも三つ編みにしない? 今日はお揃いでお出かけしようよ」


レナ「……ほんと、言うことまで可愛いわね、あなたは」
861 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 00:35:11.04 ID:+oMwVT4Ho
デン「ほら、交代して。うーん、レナの髪さらさらつやつや」ナデナデ


レナ「や、やるなら早くしてよ」


デン「ごめんごめん。じゃ、編んでくね」キュッキュッ

デン「時々こうして髪型いじるのも楽しいね」


レナ「そうね。私達は髪が長いし、いろいろできるもの。もっとヘアアレンジしてみてもいいかもね」


デン「レナのツインテールとかお団子とか……いろいろ見てみたいな。……はい、できた」


レナ(お揃い……)


デン「じゃ、まずは食堂で朝ごはんだね。そしたらまた自由行動だ」


ーーーーー

ーーー

862 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 00:35:58.47 ID:+oMwVT4Ho
食堂ーー


「お待たせいたしました。朝食のお時間となりましたので、開場いたします」


ギイイ……


アルシェ「……!!」


ティア「昨晩とはまた違うラインナップですね……どれも美味しそうです」


アルシェ「これと、これと、これ」サッサッサッ


ティア「……昨日も思ったんですが、山盛りにはしませんよね、アルシェって」


アルシェ「山盛りにすると他に食べられない人が出てくる。ちょっとずつ取れば、シェフの人も用意する時間ができる」モグモグ


ティア「食事には真摯ですよね……」


アルシェ「ん」モグモグ


楓「おー、朝から美味しそうなご飯がたくさん」


晶「ここ一緒していいか?」


ティア【どうぞ】


アルシェ「ん」コクン


嵐「ありがとな。楓、晶、俺が汁物取ってくるよ。スープと味噌汁どっちがいい?」


晶「味噌汁を頼む。やっぱ米には味噌汁だもんな」


楓「あたしはパン食べるから、スープお願い」


嵐「了解。俺の分の米と、魚系の何かあったら頼むな」


楓「はいよー」


ティア(仲良しですね……)


アルシェ「うまうま」パクパク


ーーーーー

ーーー

863 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 00:36:29.33 ID:+oMwVT4Ho
ロビーーー


先生「自由行動についてですが、きちんと時間までに戻れるのであれば密集地の外に出ても大丈夫ですからね」


はーい


先生「それでは今日も現地の方のご迷惑にならないように。では解散していいですよ」


ぞろぞろ


イリス「あ、あの、ノワールさん」


ノワール「?」


イリス「昨日はその……助けてくれてありがとうございました」


ノワール「あ、うん……」


イリス「私、その……世の中知らないことだらけで……シーカーがあんなに危険な魔獣だとかも知らなくて……」


ノワール「結果として誰も怪我しなかったし……そんなにかしこまらないでよ」


イリス「でも……」


ノワール「……それよりさ、私の方こそ謝らないと」

ノワール「昨日の夜クロエから言われていろいろ考えたんだけどさ……図書室の隠し部屋なんかでキスしようとしてごめん」バッ


イリス「……」


ノワール「……私、イリスが好きだよ。どうせ考えてること分かるからって、それに甘えて言わなかった。……ごめん」


イリス「わ、私も……ノワールさんのこと、好きです」
864 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 00:37:03.57 ID:+oMwVT4Ho
ノワール「……うん」


イリス「でも、今は人の考えてることが分からなくて……正直、怖いです」


ノワール「うん」


イリス「人の考えてることが分からないって、すごく不安です。好きだと言われても、それが本当なのかどうかも分からなくて……」


ノワール「……イリスは、今はそれでいいと思うよ。信じるための根拠が何もなくて、それがきっとすごく怖いんだと思う。……でも、イリスさえよければ私がそばにいてあげたい」

ノワール「イリスが私のことが怖くなくなって、もし信じてもいいって思えるようになったら……その時は迷わず教えてほしい」


イリス「……はいっ。私も、ノワールさんにそばにいてほしいです」


ノワール「ん……」ポリポリ


クロエ(物陰で何か話してると思ったら……)


イオ(ひとまず一歩前進……かな?)


現在の目標
・修学旅行を楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
二日目昼の行動を指定してください

4/10回目の行動です
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 00:52:22.10 ID:Y2dO1n9EO
ラミーとナミネが恋人とのノロケ話をしながら神社巡り
その中でラミーは樹、ナミネはリリィへのお土産を用意
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 00:55:31.27 ID:v89wH7Cw0
レナデンが茜と遭遇。テレビの取材でたまたま来ていたらしい。恋人にプロポーズされた場所も密集地だったらしくその時に行った穴場のデートスポットを教えてもらえる

デンはマホリオ講義の時に茜と会ってるよね
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 00:56:42.36 ID:OhbQdkWwo
時代劇のテーマパーク(映画村的な)に行き、演劇のインスピレーションを高める
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 00:59:01.17 ID:1cIrUm4yO
昨日の件からはぐれないように楓と晶が左右から嵐の手を繋ぐ形で歩く
途中で楓が『二人の子供みたい』と嵐をからかうが、よくよく考えたらすごいことを言ったことに気付いた楓含めて三人が真っ赤になった
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 00:59:37.54 ID:yDP+jWpaO
テネリタスが密集地に潜む闇の存在を感知する
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 01:00:52.33 ID:A/44UHjG0
モミジとイオの提案で恐怖心に打ち勝つ修行が出来ると最近人気になっている神社へ訪れる4人
神社の敷地内すべてがお化け屋敷となっており、モミイオとイリノワでペアを組み修行を行う事に
修行と言うだけあって無茶苦茶怖い、しかも長い
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 01:25:02.99 ID:QsK7ylEq0
更新たすかる、いつもお疲れ様です
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 02:42:26.41 ID:oraXE6AVO
///の頻度が少ないクール寄りの子が好き
873 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:44:18.60 ID:+oMwVT4Ho
大通りーー


楓「よし、今日は逸れないように手繋ごう!」


嵐「……そうだな」ギュッ


晶「昨日からほんと素直だよなー」ギュッ


嵐「ここで俺が意地張ってもまた流されて逸れるだろ。人多いんだよここ」


晶「それもそうだな」クスッ


楓「しかしこうして3人並んで歩くとさー」テクテク


嵐「うん?」


楓「嵐があたし達の子供になったみたいだなー」


嵐「あはは、なんだそれ」


晶「アタシがお父さんか?」


楓「そうそう。結婚して子供がー……」ハッ

楓(いや子供って!? あたし何言ってんだ!///)


晶(こ、子供……///)


嵐(結婚かあ……///)


ーーーーー

ーーー

874 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:44:52.71 ID:+oMwVT4Ho
デン「あ、あれ……」テクテク


レナ「?」


茜「ーー、以上! 鍛錬できる久遠茜おすすめの寺院紹介でした〜」バイバーイ


「……はいオッケー!」


茜「ふいー、疲れた……」


デン「やっぱり茜さんだ」


レナ「確かマホリオプロの人よね。なんでこんなところに……」


茜「ん? おー、君は肉体変化の子。久しぶりー」


デン「お、覚えててくれたんですね……! 嬉しいです!」


茜「いいパンチくれる人は忘れないんだー。で、こんなところで彼女まで連れてどうしたのかな?」


レナ「か、かの……!」


茜「あれ、違ったー? 髪型も揃えて、手も繋いで、カップルっぽいなーって思ったんだけど……」


デン「違いませんよ。ここには今修学旅行で来てるんです」


茜「おー修学旅行」


デン「茜さんはどうしてここに?」


茜「取材だよー。ここにはお世話になってるお寺とか神社が多くてね。おすすめの場所をテレビで紹介することになったんだー」


デン「それでカメラマンさん達もいたんですね……」
875 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:45:40.46 ID:+oMwVT4Ho
茜「そうだ、君たちにちょっといいところを教えよー」


レナデン「?」


茜「わたしがよくお忍びデートに来てた場所。君たちみたいなカップルにぴったりだと思うよー」


デン「ぜ、ぜひ教えてください!」


茜「ちょうどこの路地を抜けてくと、ちっちゃい川にぶつかるんだ。それを少し川上に歩いていくと、きれいな滝の側に茶屋があるんだよー」


レナ「茶屋……?」


茜「小さなお菓子屋さんだねー。美味しい和菓子もあるし、眺めもいい。行ってみるといいよー」


デン「あ、ありがとうございます!」


茜「お幸せにー」


ーーーーー

ーーー

876 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:46:17.24 ID:+oMwVT4Ho
ラミー「これが恋愛運の上がる石像……」ナデナデ


ナミネ「私達は今さら上げなくてもって感じですけど……」ナデナデ


ラミー「ううん、これで恋愛運上げて、もっと樹といろんなイベントが起こるようお祈りするの」


ナミネ「では私はリリィ先生と……」


ラミー「最近は寒いから、校長室の中ではくっついて過ごしてるんだけど……外でももうちょっとくっつきたいなあ」ナデナデ


ナミネ「リリィ先生、ハンドクリームを多く出したからって私の手にも優しく塗り込んでくれましたが……ああいう触れ合いがもっとしたいですね」ナデナデ


ラミー「あ、いいなあ。樹は体は子供だから、肌がすべすべでそういうの必要ないし……」


ナミネ「でもなでなでしてあげることもできますよね。私も背は高いほうですけど、リリィ先生をなでなでしようとすると怒られてしまうんですよね……」


ラミー「確かに! 今度撫でさせてもらおう」


ナミネ「私もなでなでできるようここでお祈りしていきます!」


ーーーーー

ーーー

877 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:46:54.67 ID:+oMwVT4Ho
映写村ーー


クロエ「おお、ここが……」


ヒカリ「真凜さんもここで時代劇を撮ったんだよね」


ローラ「和の国の昔の町並みが再現されてるんだね。綺麗に整えられてる……」


クロエ「演劇部の人、何人か来てるわね。考えてることは一緒なのかしら」


「こちらで着物に着替えることができまーす。よければどうぞー」


クロエ「せっかくだし着ていきましょうか」


ローラ「うん!」


ーーーーー

ーーー




凜華「お、クロエさんも来たんだね」


クロエ「凜華も舞もいたのね。やっぱり時代劇の聖地は一回くらい見ておきたくて」


舞「皆さんは着物に着替えたんですね。サムライの服装を借りたのは凜華さんだけ……」


「そこの者、何奴!」


凜華「お、来たね」


ヒカリ「な、なに!? 囲まれてる!?」


ローラ「ど、どうしようクロエちゃん……!」


クロエ「み、みんな私の後ろに! 闇よ……」


舞「ストップです、クロエさん」クイッ


クロエ「な、なんで止めるのよ!」
878 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:47:25.81 ID:+oMwVT4Ho
舞「これは映写村のイベントですよ。着物を着た人とサムライの服装を着た人が一緒に歩いてると、危険なサムライに絡まれるんです。それをサムライの服を着た方が斬るフリをして、楽しんでもらおうという」


クロエ「な、なるほど……。じゃあ凜華に任せていいのね?」


凜華「お任せを、部長」

凜華「『私の大切な人達に手出しはさせぬぞ!』」バッ!


ヒカリ「おお、真凜さんのセリフ!」


「ものどもかかれい!」


凜華「ふっ! はあ!」キンッキンッ!


「ぬお!?」


クロエ「凜華の殺陣の技術に驚いてるわね。部員が活躍してるのを見るのは部長としても嬉しいわね」クスッ


「よそ見をしていていいのか! こいつを斬るぞ!」


ノルン「え、え〜っ!?」


クロエ「ノルン!? まさかうちのグループと勘違いされて……」


ラクリマ「せいっ!」ヒュッ!


「が……は……っ」


ラクリマ「この人は私達と行動してたの! 役者さん勘違いしてるよー」


「う、す、すまない……」


ティア【ナイスです ラクリマ】グッ
879 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:47:57.95 ID:+oMwVT4Ho
クロエ「なるほどね、四人で来てたの」


アルシェ「ん。ラクリマがサムライするって楽しみにしてた」


ラクリマ「凜華先輩! 行きますよ!」


凜華「ああ!」


「う、うおお! かかれえええ!」


ーーーーー

ーーー




ラクリマ「はー、楽しかったー!」


「お嬢ちゃん達すごいねえ。どこであんな動きを?」


凜華ラクリマ「部活です!」


クロエ「演劇部なの、私達。殺陣も先輩に指導されてきたから、他の客とは動きが違ったんじゃない?」


「演劇部かあ……お見事だったよ。特に黒髪の彼女」


凜華「恐縮です」


舞(はあ……斬りかかる凜華さん……素敵でした)ウットリ


クロエ「いやー、堪能したわ。演劇にも使えそうなアイデアがいくつか湧いたし……来てよかったわ」


「そうかい? またこの近くに来ることがあれば気軽に寄ってくれよ」


クロエ「ええ、きっと来るわ」


ーーーーー

ーーー

880 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:48:35.94 ID:+oMwVT4Ho
テネリタス「……うーん」


クロエ「どうかしたの、テネリタス」


テネリタス「なんかさあ……この辺でも闇を感じるんだよね」


クロエ「……ここ神様だらけの神社仏閣の密集地よ?」


テネリタス「うん……でも感じるんだよ」


クロエ「もしかしたら闇魔法使いのための神社があるとか?」


テネリタス「なーんか……よくない感じだけどねえ」

テネリタス「ま、ワタシがどうこうする問題じゃないか。ご主人は気にせず旅行を楽しむといいよ」


クロエ「気になるわね……」


テネリタス「最悪ワタシが食べるよ。そうならなきゃいいけどね」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・修学旅行を楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
二日目夜の行動を指定してください

5/10回目の行動です
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 23:50:31.63 ID:z28jD/pXO
あれ、一年組も来てたの?

安価はせっかくだし>>870を拾わせてもらおう
夜だしさらに怖くなりそうだし
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/20(火) 23:50:32.01 ID:oJi5Lg+6O
1年生もきてるの?安価きてたら下
883 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/20(火) 23:55:16.54 ID:+oMwVT4Ho
あ、やってしまった
一年生来てないです!
884 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 00:07:39.00 ID:K3ZyYXtxo
>>878>>879を差し替えます
885 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 00:09:02.07 ID:K3ZyYXtxo
舞「これは映写村のイベントですよ。着物を着た人とサムライの服装を着た人が一緒に歩いてると、危険なサムライに絡まれるんです。それをサムライの服を着た方が斬るフリをして、楽しんでもらおうという」


クロエ「な、なるほど……。じゃあ凜華に任せていいのね?」


凜華「お任せを、部長」

凜華「『私の大切な人達に手出しはさせぬぞ!』」バッ!


ヒカリ「おお、真凜さんのセリフ!」


「ものどもかかれい!」


凜華「ふっ! はあ!」キンッキンッ!


「ぬお!?」


クロエ「凜華の殺陣の技術に驚いてるわね。部員が活躍してるのを見るのは部長としても嬉しいわね」クスッ


「よそ見をしていていいのか! こいつを斬るぞ!」


ローラ「え、え〜っ!?」


クロエ「! ローラから離れなさい!」


凜華「クロエさん、脇差を!」ポイッ


パシッ!


クロエ「『私の大切な人に手を出そうとした大罪、その身で償うがいい!』」


ズバアッ!


ーーーーー

ーーー

886 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 00:09:37.38 ID:K3ZyYXtxo
クロエ「ふう、楽しかったわ」


ローラ「クロエちゃんすっごくかっこよかったよ!」


「お嬢ちゃん達すごいねえ。どこであんな動きを?」


凜華「部活です」


クロエ「演劇部なの、私達。殺陣も先輩に指導されてきたから、他の客とは動きが違ったんじゃない?」


「演劇部かあ……お見事だったよ。特に黒髪の彼女」


凜華「ありがとうございます」ニコッ


舞(はあ……斬りかかる凜華さん……素敵でした)ウットリ


クロエ「いやー、堪能したわ。演劇にも使えそうなアイデアがいくつか湧いたし……来てよかったわ」


「そうかい? またこの近くに来ることがあれば気軽に寄ってくれよ」


クロエ「ええ、きっと来るわ」


ーーーーー

ーーー

887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:11:19.25 ID:hI2XrtgfO
>>881を入れてあと安価は4つだな
888 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 00:12:26.23 ID:K3ZyYXtxo
あらためて>>881にプラスして↓〜↓5で安価を募集します
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:15:23.99 ID:XjWx4alYO
お菓子や飲み物などを持ち寄って一部屋(三人部屋のクロエor楓部屋、四人部屋のノワール部屋辺り)に集まって女子トーク
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:15:32.94 ID:0W+x23ad0
夕飯の食材が逃げ出したので皆で捕まえることに
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:25:50.96 ID:uSZ09Sr9O
テネリタスが瞬間移動を使って独自に闇の居場所を探る
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:27:43.14 ID:a6mR5ROk0
深夜、修行が怖すぎて部屋のトイレにすら行けなくなったノワールに付き添うイリス
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:31:59.81 ID:6j54Q0y2O
お風呂上がりにティアとアルシェがお互いの髪を乾かし合う
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/21(水) 00:34:32.53 ID:3G7kDgvRO
今回はもう一個か

今朝や>>892のこともあって
イオモミジ イリスノワール
の形で寝る

イオモミは以前の旅行で抱き合って寝ていたこと、イリノワは最近のやり取りから意識しすぎてドキドキして中々寝付けなかった
895 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:35:43.79 ID:K3ZyYXtxo
精神修行の神社ーー


ノワール「あわわあわわわわ……」


イリス(そうでした、ノワールさんは怖いのが苦手なんでした……)


イオ(お化け屋敷で二人にくっついてもらおう作戦!)


モミジ(だ、だよね!? 精神修行っていうかお化け屋敷だよねここ!?)


「精神修行の神社へようこそ。どうぞお入りください」


ギギイ……イ……


ノワール「なんで建付け悪いの……」ガタガタ


イリス「の、ノワールさん。怖かったら腕掴んでもいいですからね」


ノワール「う、うん……」


ぼわっ


ノワール「ひっ!?」シュッ!


「た、ただの火魔法ですよ! パンチでかき消さないでください!」


ノワール「す、すみません……」


「こほん。……この明かりを持って最後まで進んでください」


イリス「は、はい」ギュッ


てくてく……


カランカランッ!


イリス「!」ビクッ


ノワール「!」サッ

ノワール「……空き缶か」


イオ(なんだかんだ言って、イリスさんを守るためにさっと前に……かっこいいですよ、ノワールさん!)


「あなた達もこの明かりを持って進んでください。幸運を祈っております」


モミジ「は、はいい……!」


ーーーーー

ーーー

896 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:36:12.24 ID:K3ZyYXtxo
出口ーー


ふっ


ノワール「火、消えっ!? はしっ、走ってイリス!」


イリス「は、はいい!!」


「おいていかないでええええ」


ノワール「いやあああああ!」ダーッ!


イリス「ひ、光です! やっと終わり……!」


ドタドタドタッ!


「お疲れ様です……ここで精神修行は終了となります」


イリス「お、終わりました……」


ノワール「怖かったよう……」クスンクスン


ダダダッ


イオ「お、終わりですか……」ハアハア


モミジ「うう、怖かった……」


イリス「イオさん達も終わったんですね。お疲れ様です」


イオ「はい。そっちはどうでしたか?」


イリス「す、すごく怖かったです。精神修行になったのかは怪しいですが……」


イオ「まあ精神修行は建前で、お化け屋敷を楽しんでもらうってコンセプトの神社みたいだし……」


ノワール「い、いいから帰ろうよ。ここにいたら怖いの思いだしちゃう……!」


モミジ「そ、そうだよ。あの赤い服を来てこっちを睨んでた目が……」ゾクッ


ノワール「な、なにそれ。そんなのいたっけ?」


モミジ「え」


ノワール「こ、怖い怖い! 早く帰ろう!」


ーーーーー

ーーー

897 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:36:59.22 ID:K3ZyYXtxo
ホテルーー


「そっち行った!」


わーわー! きゃーきゃー!


ノワール「……えーっと?」


クロエ「あ、いいところに! ホテルの用意してた食材が逃げ出したの! ノワールなら捕まえられるんじゃない?」


ノワール「ああ、あの足が生えてる野菜か。珍味なんだっけ」


野菜「ピギー」スタタタ


晶「このっ!」スカッ


アルシェ「ん!」スカッ


クロエ「見てのとおりみんなで捕まえてるの。あなた達も手伝って!」


イオ「は、はい!」


モミジ「うん!」


ローラ「ミトラ、融合【シンクロ】!」キンッ


楓「風で浮かす! 風弾【エアロボール】!」スカッ


ティア「浮遊魔法【フロート】!」スカッ


嵐「すばしっこすぎるだろ……!」


ローラ「ふっ!」ドプンッ


クロエ「あれなら近寄って捕まえられる!」


ローラ「そこっ!」スカッ


野菜「ピギー」スタタタ


クロエ「ああもう!」


ノワール「せいっ!」ドッ!


野菜「ピギっ!?」ジタバタ


ノワール「……なんとか一個捕まえたけど」


クロエ「ナイスよ! このままみんなで捕まえちゃいましょう!」


おーーっ!


ーーーーー

ーーー

898 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:37:29.80 ID:K3ZyYXtxo
アルシェ「ふう……」ポンポン


ティア「満腹ですか?」


アルシェ「ん」コクン


クロエ「美味しかったわ、あの野菜……ごちそうさま」


ノワール「ね、ねえ。みんなさえよかったらなんだけど、この後私達の部屋に来ない?」


楓「おー! 行く行く! 皆と案外行く場所被らなかったし、明日からのための情報交換したいな」


クロエ「そうね。お菓子でも持ち寄ってお話しましょうか」


ノワール「う、うん!」


イリス(さっきまでの精神修行が怖かったんでしょうか。人を集めようとしてますね……)クスッ


ーーーーー


四人部屋ーー


かんぱーい!


ヒカリ「このジュース美味しいね」クピクピ


ナミネ「密集地で作られているフルーツを使っているらしいですよ」


舞「なんでもありますねえ、ここ……」


楓「調べてみたら案外なんでもあるよねえ」


イリス「神社かと思ったらお化け屋敷っていうのもありました」


ラミー「恋愛運の上がる石像もあったよ」


レナ(あのデートスポットは黙っててもいいかしら……)チラッ


デン「しー……」


レナ「……」コクリ

レナ(……あー、「しー」ってするデンにキュンときちゃったわ……)ドキドキ


ーーーーー

ーーー

899 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:38:02.65 ID:K3ZyYXtxo
先生「はーい、順番にお風呂入ってくださいねー。上がった人はちゃんとお部屋に戻るんですよー」


ティア「ふう……」ホカホカ


アルシェ「ティア、お部屋に戻ろう」ホカホカ


ティア「はい」


ティアとアルシェの部屋ーー


アルシェ「!」バフッ


ティア「あ、髪乾かしてないんですからお布団に入らないでください!」


アルシェ「ん……」ノソノソ


ティア「はい、ここ座ってください。髪乾かしてあげます」


アルシェ「ん!」ストン


ごおおおおお……


ティア「……熱くないですか?」サラサラ


アルシェ「ん、気持ちいい」


ティア「よかったです」フワフワ


アルシェ「なでなで好き……」


ティア「私もアルシェのことなでなでするの好きですよ」フワフワ

ティア「……はい、乾きました」


アルシェ「アルシェもティアの髪乾かす」


ティア「お願いします」ストン


ごおおおおお……


アルシェ「ふわふわ」ナデナデ


ティア「あ、ありがとうございます」


アルシェ「……なでなで嫌い?」


ティア「いえ……気持ちいいですし、好きですよ。でも撫でられ慣れてないのでちょっと戸惑ってしまって……」
900 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:38:46.06 ID:K3ZyYXtxo
アルシェ「じゃあアルシェがたくさん撫でてあげる」ナデナデ


ティア「……はい、お願いします」


アルシェ「ふわふわー」ナデナデ


ティア「……」ナデラレ


アルシェ「ん、髪乾いた」ナデナデ


ティア「アルシェ、髪乾いたならもう髪を整えなくても……」


アルシェ「ふわふわで気持ちいい。なでなでするのも好き」ナデナデ


ティア「……もう、仕方ないですね」


なでなで なでなで……


ーーーーー

ーーー

901 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:39:16.38 ID:K3ZyYXtxo
真夜中ーー


クロエ「ぐう……」


ヒカリ「んぅ……」


ローラ「くう、くう……」


テネリタス「……」ムクッ

テネリタス(さすがに嫌な気配がするから、ちょっと勝手に調べさせてもらうよ、ご主人)スッ


ばくっ!


ーーーーー

ーーー




テネリタス(闇はここから……って、ここ……)

テネリタス(アートルム神社……!)

テネリタス(しかし異質な闇だ……。闇が生まれたり広がったりしてる訳じゃなく、漂っているだけ……)

テネリタス(あるいはこの神社、ありとあらゆる魔力が漂っているのかもしれないが……ワタシには闇しか感知できないし……)

テネリタス(……今日のところは引き返そう。何か問題が起きる様子もないしな)クルッ


ばくっ!


ーーーーー

ーーー

902 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/21(水) 23:39:48.09 ID:K3ZyYXtxo
イリス、ノワール、イオ、モミジの部屋ーー


ノワール「……っ」ブルッ

ノワール(ま、まずい……トイレ行きたくて目覚めちゃった……)

ノワール「……い、イリス」ユサユサ


イリス「んん……?」ムクッ


ノワール「お、起こしてごめん……。その……と、トイレ、付いてきてくれない? 怖くて……」


イリス「ん……いいですよお……」ノソリ


ガチャッ


ノワール「ちゃ、ちゃんとそこにいてね。勝手に戻ったらやだからね」


イリス「はいはい」


バタン……


イリス(ほんと怖がりなんですから……)クスッ

イリス(カッコよかったり、可愛かったり……最近はいろんなノワールさんが見れますね)

イリス(……いや、私が思考が読めなくなって、よりノワールさんを見るようになったからそう感じてるだけ……?)

イリス(……力を失うのも考えよう、ですか)


ガチャッ


ノワール「あ、ちゃんといた。よかった……」


イリス「いましたよ。大丈夫です。ほら、早いところお布団に戻りましょう」


ノワール「うん、ありがとうね、イリス」


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・修学旅行を楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
三日目朝の行動を指定してください

6/10回目の行動です
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:10:29.13 ID:wC9kSu4+O
各グループがどこに行くかの段取りを決める
クロエ達は昼頃にアートルム神社へ行く予定とのこと
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:33:23.08 ID:nZ9XUwKqO
さすがに密集地だけじゃきついか……?

密集地から少し離れたところにも行ってみようかなという流れになる
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:35:21.93 ID:AwHwiO8aO
イリノワとイオモミがバスを乗り違えて離れ離れになる。
不測の事態だったが逆にそれを仲直りに生かそうと思いつき、ス魔ホで連絡を取って今日はイリノワ・イオモミでそれぞれ回ることに。

なおモミジもこの機会でイオと接近してみたいと心に決める。
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:42:31.86 ID:B5PQrMyg0
10年に一度、霧の濃い早朝に1組のカップルだけが不思議と迷い込み魔法の強化を施してもらえるという、摩訶不思議な寺院に迷い込む

このレスのコンマが

01〜33ならクロエ達
34〜66なら楓達
67〜99ならティア達
00なら大盤振る舞いでリリウム生全員が飛ばされる
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 00:46:47.68 ID:EaOAkZjAO
ノワールが朝の鍛錬中、たまたまホテルが同じだった茜と出くわす。茜がノワールに興味を持ち魔法禁止で手合わせする事に
908 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:01:43.35 ID:wejQi1ISo
早朝ーー


ノワール(今日は霧が濃いな……ランニングは早めに切り上げてホテルに戻ろう)タッタッタ…


茜「はっはっはっ……」タッタッタ…


ノワール茜「ふう、到着……」タッ…

ノワール茜「ん?」クルッ


ノワール「あ、茜プロ……!?」


茜「お、わたしのこと知ってるの〜? 光栄だなー」


ノワール「この国ナンバーワンのトリオの一人を知らない人はいませんよ」


茜「ふむふむ……」ジロジロ

茜「いいねえ、君。ナチュラルだ」


ノワール「?」


茜「なんの格闘技か知らないけど、戦いに必要な筋肉が重点的についてる。総合か立ち技か……」


ノワール「あ、ええと……格闘技はやってないんです。しいて言えば喧嘩……? ノールールで……」


茜「へえ、そんな人がいるんだねー。ちょっと手合わせしてみたいなー」


ノワール「……」ゴクリ

ノワール「究極の総合格闘家に誘ってもらえるなんて、光栄ですね……。不肖リリウム生、ノワール・ヴァーミリオン、手合わせ願います」


茜「リリウムの子のホテルここだったのかー。縁があるなあ。……ま、それは今はいいか。ホテルの裏庭でやろうか」ザッ
909 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:02:19.00 ID:wejQi1ISo
裏庭ーー


茜「ルールは君準拠でノールール。噛みつき、目潰し、顔面……何してもいい」


ノワール「……怪我しますよ」


茜「君みたいな子とは二度と戦うチャンスがないかもしれないから……本気でやりたいんだ」


ノワール「分かりました。……本気で」グッ


茜「審判がいない……この意味分かるよね」ザッ


ノワール「勝敗は私達が決める……」


茜「そういうこと」バッ!


ゴッ!


ノワール「くっ……!」ミキッ

ノワール(重……! これがジャブ……!?)


茜(……いい。教えられた型じゃなく、生き残るための自然発生的な型……)

茜「……きれいだ」


ゴッ ゴオッ!


ノワール「ぐ……」グッ…


バウッ!


茜「!」


ノワール(外れた……。2発目のジャブは打ち込むために若干前傾になってたのに……。なんて速度)


茜(ほんの少し前のめりになったのを見逃さないカウンターフック……。この子……)


ノワール(分かってたけど、やっぱりこの人……)


ノワール茜(強い……!)
910 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:03:00.92 ID:wejQi1ISo
茜「……」スウ…


ノワール(手を開いた! 掴まれ


ドッ!


ノワール(ーー速い!)グッ


茜(意識外のタックルを受けてから踏みとどまった! でも……)


ふわっ…… ドンッ!


茜(投げ技への対策は甘い!)


ノワール「え……」

ノワール(マウントポジション……!?)


茜「ふっ!」ゴッ!


ノワール「ちっ!」ゴッ!


茜「ぐっ……!?」ビリッ

茜(額で受けた!? 喧嘩慣れなんてもんじゃ……)


ノワール「ふっ!」ブワッ!


茜「!」

茜(……力の抜けた一瞬でマウントを返された……)


ノワール「シッ!」ヒュッ


バチッ!


茜(防御が空いた顎を的確に狙ってくる……)ゾクッ


ノワール(防御が空いたところを狙ったのにいなされた……)ゾクッ


茜「ふっ!」ゴッ!


ノワール「ハッ!」ゴッ!


チリッ……!


茜(あと半歩踏み込んでたら顎が揺れてたな……)


ノワール(こんなギリギリのクロスカウンター……この人とじゃなきゃできない……!)
911 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:03:58.02 ID:wejQi1ISo
茜「長引かせても皆が起きてくるだけだし……次で決めようか」ザッ


ノワール「……」ゴクリ


茜「試合じゃ使えない技……目潰しだよ」


たんっ


茜「ハアッ!」ゴウッ!


ノワール(さっきよりもっと……もっとギリギリで……!)


ヂッ!


ノワール「オオォッ!!」ゴッ!


バキィッ!


茜「お……」フラ…


ドサッ……


茜「……あ〜、負けました〜」


ノワール「……いえ、私の負けです」

ノワール「組み技投げ技でこられてたら確実に負けてました。それに最後の技も、目潰しで来ると分かってなかったら躱せない速さでした。……完敗です」


茜「あー、そうだねー。組んでたら勝ててたと思うよ〜」キッパリ

茜「ま、勝ちたいんじゃなくて本気の君とやりたかっただけだし、その点では大成功かな〜」


ノワール「はい、本気でした」


茜「んー……結局君は誰と戦ってあんなに強くなったのー?」


ノワール「えっと……」

ノワール(茜プロになら言っても……)

ノワール「……悪魔です。魔界の門を開ける魔法が使えるんですが、そこから召喚してしまった悪魔と戦ってる内に……」
912 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:04:58.64 ID:wejQi1ISo
茜「悪魔かあ……そりゃ命がけだねえ」


ノワール「はい」


茜「悪魔と殴り合い……だから投げられると弱いんだね」


ノワール「……おっしゃるとおりです。悪魔は組んだり投げたりっていうのはしてきませんから」


茜「でもその分、生き残るための防御姿勢と、一瞬のスキを見つけるのがすごく上手い」

茜「うんうん、鍛えればいい格闘家になりそうだな〜」


ノワール「そ、そうですか?」


茜「うむ、この久遠茜が太鼓判を押そう〜! きっといいカウンターパンチャーになれるよ〜」


ノワール「あ、ありがとうございます!」


茜「精進するんだよ〜」


ーーーーー

ーーー

913 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:05:38.37 ID:wejQi1ISo
アルシェ「……すごい」


ティア「すごい霧ですね……」ブルッ


アルシェ「寒い?」ピトッ


ティア「はい、少し……」


アルシェ「歩けば暖まるかも」


ティア「そうですね。少し散歩に行きましょうか」


てくてく……


ーーーーー

ーーー




ティア「……お寺?」


アルシェ「あ……」


「ようこそ、迷える恋人達よ」


ティア「えっ……誰、ですか?」


「私はここの坊主です。あなた達が来るのを心待ちにしておりました」


アルシェ「……」


ティア「アルシェ……顔が怖いですよ?」


アルシェ「ご、ごめんティア」ハッ


「ふふ……ブランカ様はここがどこかお分かりでしょう」


ティア「ブランカ様って……知り合いですか?」


アルシェ「……知り合いじゃない。けど、ここは知ってる」

アルシェ「ここは……魔法を強くしてもらえる場所」


「ご名答です」
914 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:06:11.14 ID:wejQi1ISo
アルシェ「ここは10年に一度、選ばれた人だけが入れるお寺」


「そうです。ここは脈々と受け継がれてきた、魔法強化の寺院」


アルシェ「そしてアルシェ・ブランカが来た」


「そこまで知っていましたか。さすがブランカ様です」


ティア「え……」


「我々とブランカ家が邂逅するということは、この世にただならぬ危機が迫っている証です」


アルシェ「……」


「かつてブランカ家の者は私達魔法強化の開祖と修行していたと聞きます。そしてその古い魔術家系はそれぞれの地で密かに受け継がれてきた……」


アルシェ「いつかアルシェがこの寺院に出会ったら覚悟しろって、ずっとママに言われてた」


「私達もいつブランカ様が来てもいいように、魔法強化の術を受け継いできました。……術を受けていただけますね?」


アルシェ「……ん」コクン


ティア「だ、大丈夫なんですか?」


「もちろんです。魔力の質・量・流れ、それぞれを整えることで大幅に強化する術ですから、マッサージ等と同じものと考えてもらえれば」


アルシェ「危ないものじゃない。アルシェが終わったらティアもやってもらうといい」


ティア「は、はい……」
915 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:07:28.48 ID:wejQi1ISo
「では本堂の方へどうぞ」スッ


ガゴオオオン……


「中央にお座りください」


アルシェ「ん」ストン


ぼう……っ


「精神集中から入ります。深呼吸してください」


アルシェ「すぅ……はぁ……」


「いきます……。ふっ!」


アルシェ「!」ビクッ


「はい、完了です」


ティア「あ、アルシェ」オソルオソル


アルシェ「……すごい」


ティア「大丈夫ですか……?」


アルシェ「ん!」コクン!


「やることは単純ですが、私も消耗が激しいのです。なのでこの術をかけることができるのは生涯に5人か6人か……」


ティア「だから10年に一度なんですね」


「そのとおりです。では彼女様もどうぞ」


ティア「お、お願いします」


「ふっ!」


ティア「こ、これは……体の中に力がみなぎってます」


「ふう……これにて術は終了です。……私は疲れました、奥に引かせてもらいますね」


ティア「は、はいっ。ありがとうございました!」ペコリ


アルシェ「かえろ、ティア」


ティア「はい!」


ティア、アルシェの魔法が強化されました。


ーーーーー

ーーー

916 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:08:06.56 ID:wejQi1ISo
食堂ーー


イリス「ちょっと! なんで怪我してるんですか!」


ノワール「ちょっとこめかみ切っただけだよ。大丈夫」


イリス「額も赤いし……ああもう!」


アルシェ「あむあむあむっ」


クロエ「今日はよく食うわねえ」


アルシェ「お腹空いた」パクパク


楓「結局みんなは今日どうするの?」


クロエ「そうねえ、アートルム神社には昼頃行こうと思ってるけど……」


ヒカリ「さすがに密集地だけっていうのもね。列車も出てるし、隣町とか行くのもいいかも」


ローラ「この辺りだとお茶の畑とか、あとはマホリオスタジアムもあるし……都市も近いから、密集地以外の和のお土産も買えると思うよ」


嵐「ローラはいろいろ知ってるなあ」


ナミネ「今日と明日でおしまいですし、できるだけ楽しみたいですね」


凜華「うん、同感だよ」


クロエ「朝ごはんを食べたらまた解散ね。さ、しっかり食べるわよー」


ーーーーー

ーーー

917 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:12:40.38 ID:wejQi1ISo
バス停ーー


イリス「急いでください!」


ノワール「ま、待って待って」タタタッ


イリス「怪我の手当てしてたらバスの時間来ちゃったじゃないですか。もう……!」


ノワール「手当てなんかしなくてもこれくらい治るし……」


イリス「そういう訳にはいきません!」


プシューッ


イリス「あ、あのバスです!」


ノワール「ま、間に合った……」ホッ


「バス発車します。ご注意ください」


ブブーッ ブブーッ


イリス「? 通知……」


イオ『6番乗り場で待ってるね!』


イリス「ろく……?」チラッ


ノワール「さっきのところ、9番乗り場って書いてたけど……」


イリス「の、乗るバス間違えました……!」サアア


ノワール「えっ。……うーん……」


イリス「ど、どうしましょう。バスを止めてもらってホウキで……」


ノワール「……イリス、今日はこのまま二人で観光しようよ。イオさんならきっと分かってくれると思う」


イリス「二人で……」


ノワール(仲直りのきっかけになるかもしれないし……)

ノワール「だめかな……?」


イリス「わ、分かりました。メッセージ送っておきます」
918 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/22(木) 23:13:20.61 ID:wejQi1ISo
イリス『乗るバスを間違えてしまいました! 戻ることもできないので、今日はそれぞれ別で回りませんか?』


イオ「なかなか来ないと思ったら違うバス乗っちゃったんですね……」


モミジ「どうしよう、追いかける?」


イオ「うーん……だいぶ仲直りも進んでるみたいですし、今日はあの二人だけで大丈夫だと思います。私達も二人でどこか行きましょうか」


モミジ「うん、分かった」


イオ『分かりました。今日は別々で行動しましょう! ホテルの時間だけは忘れないでくださいね!』


イリス『はい!』


プシューッ


イオ「あ、ちょうど乗ろうと思ってたバスが来ましたね」


モミジ「乗ろっか。足元気をつけてね」


イオ「はい」


モミジ(……あれ、これ……デート……?)

モミジ(そ、そうだよ。二人きりで……。よ、よし! 私もイオさんともっと仲良く……!)


イオ「モミジちゃん? 乗らないんですか?」


モミジ「あ、乗る乗る!」タタッ


ーーーーー

ーーー




現在の目標
・修学旅行を楽しむ

安価↓〜↓5自由行動安価
三日目昼の行動を指定してください

7/10回目の行動です
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:23:17.34 ID:Pcvh9Qx7O
アートルム神社を訪れたクロエ達三人
不思議な感覚を覚えながら境内を歩いていると建立以来開かれたことが無いと紹介されている『開かずの扉』を発見
扉の前に立つと、三人の魔翌力に反応しなんと扉が開いてしまった
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:33:34.90 ID:1dB9+RhxO
見張り役で修学旅行に同行してたスフィアがアートルムの魔翌力を感知してクロエたちのところにやってくる
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:42:16.03 ID:KQKENOciO
魔翌力修行の出来る神社(ティアルシェが行ったのとは別)で修行する楓チーム、女性は巫女として参加するのが慣わしらしく巫女服に着替える。
リリウムの生徒と名乗ると"去年凄い生徒がリリウムから来た"と言われ話を聞いてみたら案の定ウィンと時雨のことで、師匠越えを目指して気合いを入れる弟子二人。
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/22(木) 23:45:44.20 ID:DqTR9qVV0
今回は恋愛にまつわる神社を周るイオモミとイリノワ
なんだかんだで結構いい雰囲気になる
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 00:13:32.61 ID:sVx9lnCZ0
久々に本気で戦えてすっきりしたのか、ノワールの表情が普段より柔らかくなっている気がする
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 03:21:42.06 ID:KecsCw72O
ルール無用の殺し合いになるとノワールはかなり上位なのか。逞しすぎなこの子
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/23(金) 08:32:35.33 ID:Z5ri/lbcO
ここに来てアルシェの出自に意味が出てくるとは
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 01:08:03.52 ID:Kl3MLuUm0
久々におやすみかな
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 11:56:15.40 ID:MXnXF9X5O
スフィアやテネリタスが出張ってくるレベルの重要イベントっぽいししゃーないさ
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 18:26:22.74 ID:LSguUx21O
過去のお話が見たいって話がちょろっと出てたけどノワールの過去が一番気になる
929 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:33:00.26 ID:MG0FE+Y5o
すみません、昨日久しぶりに寝落ちをかましてしまいました…
930 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:33:32.00 ID:MG0FE+Y5o
魔力修行の神社ーー


楓「おお、ここが……」


「お待ちしておりました。お電話いただいた雨宮様ですね」


楓「はい、そうです」


「では早速修行を始めていきましょうか。皆様、こちらにお着替えください」


晶「これ、巫女服か?」


「魔力を強化する魔道具やローブなど、私達が把握しきれないほど存在していますから。装飾品による強化をなくし、一律体のみで修行してもらうための着替えでございます」


嵐「なるほどな。俺のサイズもあるのか?」


「ご用意してございます」


ーーーーー


晶「よしっ」キュッ


楓「うーん、見た目かわいいのに動きにくいなあ」


「それも修行の一環でございます」


嵐「そういえば修行って何をするんだ?」


「さしあたり、この10枚等間隔で並べられた魔力の薄い壁をどれだけ撃ち抜けるか試していただきます」


晶「子供の防御魔法くらい薄いなあ。これなら10枚割れるんじゃないか?」


「どうぞお試しください」


晶「よーし! 炎弾【ファイアボール】!」ゴオウッ!


バキバキバキバキッ!


晶「……ありゃ」


「4枚でございますね」
931 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:34:32.94 ID:MG0FE+Y5o
楓「見た目以上に硬いのかなあ」


「いえ、見た目相応です。子供の防御魔法のレベルしかありません」

「ただ、このように隙間を開けて重ねがけすると……強力な魔法でさえ空気と防御魔法にぶつかって推力を失ってしまう。お二人も試してみてください」


楓「風弾【エアロボール】!」


嵐「雷弾【サンダーボール】!」


「お二人も4枚……。仲がよろしいんですね」クスッ


嵐「くそー、これでもリリウムならそれなりに強いんだけどなあ。半分も割れないのか」


「リリウム……。昨年いらした方はとても強かったですよ」


楓「それって……」


「ウィン・フォルクス様と早川時雨様と言う名でした。確か学生のマホリオ大会も連覇されたとか……」


嵐「やっぱり師匠達か〜」


「お弟子さんなのですか?」


晶「ええ、そんなところです」


「参考程度ですが……早川様は最初に5枚、フォルクス様は6枚割っておりました。学生で最初からあそこまで割れるのはなかなか……」


嵐「おお……負けてられないな!」


「では修行に入りましょう。目指すのはシンプルに、魔法を真っ直ぐに飛ばせるようになることです」
932 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:36:42.26 ID:MG0FE+Y5o
楓「真っ直ぐにって……それだけ?」


「はい、それだけです。ですが、真っ直ぐに撃たれた魔法はそれだけで強い。魔弾【シュート】!」ゴッ!


バキキキキキキキキキキンッ!


「ね?」


晶「とんでもない巫女さんだな……」


「さしあたってまずは、この距離からできるだけ遠くの的を狙う練習からです。遠くに魔法を届けるためには、それこそ真っ直ぐに狙う必要がありますからね」


嵐「……ちなみに、師匠達は最後何枚防御魔法を割ったんですか?」


「早川様は8枚を、フォルクス様は10枚全てを撃ち抜きました。大体修行を終える頃には1.5倍程度は破れるはずです」


楓「てことはあたし達は6枚が目標か……」


晶「いや……目標は師匠超えだよ」


嵐「晶にそう言われると俺は11枚割らなくちゃいけなくなるんだけど」


晶「ははっ、まあやれるだけやろう」


「では、修行開始です!」


ーーーーー

ーーー

933 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:37:16.42 ID:MG0FE+Y5o
とある恋愛成就の神社近くーー


イリス「……なんかノワールさん、いい顔してますね」


ノワール「そう?」


イリス「スッキリしたというか……憑き物の落ちた顔をしてます」


ノワール「今朝さ、久々に本気を出せる相手に会えて……」


イリス「それで怪我したんですか?」


ノワール「う……でも茜プロだよ? まさか同じホテルに泊まってるなんて思わないじゃん」


イリス「な……!」

イリス「ほ、ほんとですか……?」ヒソヒソ


ノワール「う、うん……。なんでひそひそ話?」


イリス「他の人に聞かれたら大問題ですよ! トップ中のトップがいるなんて分かったら、一目見ようとホテルに押しかけちゃうかもしれないじゃないですか……!」


ノワール「あ、そっか……。じゃあ内緒にしておかないと」


イリス「……呆れました。まさかプロと殴り合ってたなんて」ハア


ノワール「あの人ほんとにすごいよ……。私が殴り合いしかできないって分かってて、それで殴り合いを仕掛けてくるんだもん」


イリス「……怪我の理由も分かりましたし、回復祈願の神社でも探しますか。えーっとス魔ホス魔ホ……」ポチポチ
934 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:37:53.67 ID:MG0FE+Y5o
ノワール「イリス、それならあそこの神社に行こう」テクテク


イリス「え、この神社なんの神社か知ってるんですか?」テクテク


ノワール「うん、看板に書いてあったからね」


イリス「そうですか。じゃあここで回復祈願を……」


ノワール「ここで告白するよ」


イリス「……?」


ノワール「ここ、恋愛成就の神社なんだってさ」


イリス「え……」


ノワール「確かに茜プロとやってスッキリしたのかもしれない。今なら思ったことをちゃんとイリスに伝えられそうなんだ」


イリス「……」


ノワール「……好きです」


イリス「……昨日と言われてることは同じなのに……なんで……」


ノワール「イリス……?」


イリス「分かるんです、ノワールさんが本気なんだって……。まだ思考が読めないのに……」


ノワール「……まだ、怖い?」


イリス「今のノワールさんは……怖くありません。私を本当に好きなのが伝わってきますから」


ノワール「うん、大好きだよ」
935 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:38:27.03 ID:MG0FE+Y5o
イリス「……私、あなたの悪魔が召喚できる魔法を利用しようと、いろいろひどいことを言いました。……それなのに、なんで私が好きなんですか?」


ノワール「え、うーん……」

ノワール「最初に声をかけてくれた。心が読めるって教えてくれた。色々理由はあるけど……なんだかんだずっと一緒にいてくれて、それが嫌じゃなかったから……かな」


イリス「……っ///」


ノワール「照れた顔も可愛くて好きだよ」


イリス「や、やめてくださいっ。もう、それ以上言われたら心臓が爆発しそうです……!」


ノワール「どうかな、イリス。まだ言葉がいる?」


イリス「……」フルフル

イリス「私も……ノワールさんのことが……好き、です」


ノワール「そっか」ニコッ

ノワール「じゃあ……手でも繋ぎながら境内の散歩しよっか」


イリス「……はいっ!」ギュッ


ーーーーー

ーーー

936 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:38:55.61 ID:MG0FE+Y5o
また別の恋愛成就の神社ーー


イオ「本当はこの神社、イリスさんとノワールさんに来てほしかったんですが……」


モミジ「ここ、恋愛成就の神社だよね?」


イオ「あの二人は両思いですから……くっついたらいいなあって思ったんですけど」


モミジ「まさかバス乗り間違えちゃうなんてね」


イオ「でもこの神社、参拝する以外にもいろいろできるみたいなんです。和菓子屋さんもあるし、お茶屋さんもあるし……なので、せっかくですからここを見ていきませんか?」


モミジ「うん、賛成」


てくてく……


イオ「モミジちゃんは好きな人とかいるんですか?」


モミジ「……いる、よ?」


イオ「へ、へえ……」ズキッ


モミジ「……///」チラッ


イオ「お、応援しますよっ。上手くいくといいですね!」


モミジ(……さすがに視線だけじゃ伝わらないかあ……)


イオ(うう……喜ばしいことのはずなのに……)モヤモヤ
937 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:40:41.06 ID:MG0FE+Y5o
イオ「あ、お祈りしていきましょうか! 効果あるかも……」


モミジ「い、イオちゃん!」


イオ「はい?」


モミジ「私が好きな人、鈍感みたいなの!」


イオ「それは困った人ですね……」


モミジ「最近ずっと一緒にいるのに……もしかしたら恋愛対象として見られてないのかも」


イオ「そんな! モミジちゃんほど素敵な人に好かれてるのになんて人ですか……!」ムカムカ


モミジ「……私が好きなのはイオちゃんだよ!!」


イオ「えっ!?」


モミジ「はあ……はあ……鈍感……!」


イオ「え……え……!?」


モミジ「ほんとに気づいてなかったんだね……」


イオ「う、嬉しいですけど、でも、私なんか……!」


モミジ「『なんか』じゃないよ! 私、イオちゃんのこと大好きだもん! 可愛くて、一生懸命で……」


イオ「も、モミジちゃん……」


モミジ「……お返事聞かせて?」


イオ「……はいっ、よろしくおねがいします……!」


モミジ「……恋愛成就、したね」


イオ「そうですね……ふふっ」


ーーーーー

ーーー

938 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:41:09.37 ID:MG0FE+Y5o
アートルム神社ーー


クロエ「ここがアートルム神社ねえ……」


ローラ「話に聞いた通り、豪華とはいえない感じだね……」


ヒカリ「そうだね……。鳥居と本殿だけだ」


クロエ「でもなんか……変な感じするわね。ぞわぞわするというか……」


ローラ「クロエちゃんも? 私も……」


ヒカリ「実はボクも……。やっぱりここには神秘的な何かがあるのかな」


クロエ「本殿には入れるのかしら? 管理者は……」


「ようこそ、アートルム神社へ」


クロエ「あら、巫女さんがいたのね。ここの管理はあなたが?」


「はい。かのアートルムの神社ということでそれなりの方がいらっしゃいますから、掃除をしたりなど私が管理をしています」


クロエ「本殿には入れるのかしら」


「入れます。どうぞ」ガチャッ


ギギイイ……


「灯りをつけますね」ポワ…


ヒカリ「あれは……?」


「奥の扉は建立以来開いたことがないと聞いています。開かずの扉なので、中になにがあるかは私も……」


クロエ「開かずの扉ねえ……面白いものもあるじゃない」


ギイ……


「あ、開いた!?」
939 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:41:39.53 ID:MG0FE+Y5o
クロエ「あ、開いちゃった……」


ローラ「わ、私達扉の前に立っただけだよ?」


ヒカリ「ど、どうしよう……」


「わ、私が一度奥の確認をしてきます。皆様はこちらでお待ちを……」


スフィアテネリタス「待って!」


ローラ「スフィアさん? 姿が見えないってことは……ラピスさんの力?」


クロエ「ふ、二人してどうしたのよ」


スフィア「その奥からすごい力を感じて飛んできたの」


テネリタス「扉が開いた瞬間、すごい闇の力を感じたよ。中にあるのはきっととんでもない代物だ」


スフィア「……この中に御神体か何かが納められてるとでも?」


テネリタス「違うの?」


スフィア「違うわ。ここにいるのはアートルム本人」


クロエ「は!!?」


スフィア「この魔力、間違いないわ」


「ま、まさかそんな……」


スフィア「時を止めたか、時空間を繋げたか……なんにせよ、ここにはアートルムがいる」


クロエ「……会えるの?」


スフィア「会えるもなにも、扉は開いちゃったんでしょ。きっとすぐに出てくるわよ。私はアートルムが傷つかないように来ただけ」


クロエ「……っ」ゴクッ


ヒタ……ヒタ……


???「……」ヒョコッ


クロエ(この人がアートルム……!)
940 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/10/24(土) 23:55:32.24 ID:MG0FE+Y5o
少しスレ終了までありますが、このスレは一旦ここまでになります
アートルムのプロフィールを募集しようと思ってますが、それはひとまず明日の予定です

それと同時に、見てみたい過去話やサイドストーリーなどあれば、書き込んでいただきたいです
このスレの中で1つか2つくらい短い話を投下してみたいと思います
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/24(土) 23:59:50.19 ID:gmdzIBYDO
>>931
> 「ただ、このように隙間を開けて重ねがけすると……強力な魔法でさえ空気と防御魔法にぶつかって推力を失ってしまう。お二人も試してみてください」

空間装甲みたいなもん?
現在、APFSDSの存在で無いものと同じ扱いされてるから、この二人は貫通力に欠けるんだね
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 00:27:07.37 ID:uj9xwXGnO
ソレル姉妹の幼少期とか、クロエとステラの出会いとか、その辺が見たい
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 00:42:45.30 ID:daQtee+XO
おつおつ
サイドストーリーか……幼少期のウィンとかデン辺り気になるなぁ
いつ頃からあんな規格外レベルだったのか
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 01:20:02.61 ID:EAa4WN4rO
イリノワがお互いの過去を深く知った上で愛を深めるサイドストーリーとか見てみたいかも
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage sage]:2020/10/25(日) 12:26:16.23 ID:HMCmKvD/o
・ウィンとナナ(と時雨)の出会いからチーム結成まで

・ループに囚われた当初のやる気に満ち溢れた状態から周回を繰り返す度にどんどん磨耗していくデン

この辺が見たいですね
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 12:30:22.99 ID:Hiwe9PaeO
結成したて(サリア加入後)のヴィーネチームがどんな感じだったのかみたい
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 14:59:39.11 ID:nDS8Hs1PO
これはいくつか案を出して、その中から>>1が好きなのを選ぶor投票で決める感じかな?

個人的には吸血鬼の病と他の病気を併発して死にかけた楓を必死に励ます嵐の幼女百合とか見てみたい
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/10/25(日) 15:59:56.19 ID:O6ihvmAZO
あくまで小ネタとしてだし、>>1が書きたいの選んでくれればいいかなと思う
574.34 KB Speed:0.7   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む

スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)