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【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/20(金) 22:34:32.73 ID:QyGYdGcEO
- 今日もお休みだろうか…
急に休載率が高くなってきて少し心配だな
- 803 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/20(金) 23:33:26.45 ID:G0MRFEzTo
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/20(金) 23:36:09.21 ID:xWokTVZgO
- かもーん
- 805 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/20(金) 23:43:37.49 ID:G0MRFEzTo
-
陽乃「貴女はどこまでもついてきてくれるのよね?」
『そういう契りであろう』
陽乃「……貴女が言うと、ちょっと怪しい」
陽乃はそう言って笑うと
ゆっくりと瞼が上がっていく杏へと目を向けて、軽く手を振る
寝ぼけているであろう杏の目は陽乃へと向かわず
少し時間が経ってからようやく
杏の目が閉じるかどうかの迷いから解放されて、陽乃を見つける
陽乃「……おはよう。体は大丈夫?」
杏「久遠さん……?」
陽乃「ええ、状況……分かってるかしら?」
杏「ぁ……はい……」
まだ覚醒しきっていなかった杏は、ようやく頭が働き始めたのだろう
陽乃から目を背けると
すぐ隣でまだ眠っている球子を見る
杏「おはようございます、久遠さん」
陽乃「ええ、おはよう」
- 806 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/20(金) 23:57:23.32 ID:G0MRFEzTo
-
杏「久遠さんは、朝早いんですね……」
陽乃「早くはないわ……昔に比べたら全然遅い」
杏「そうなんですか?」
陽乃「昔はあと2、3時間前に起きてた」
陽乃は神社の娘として、
ある程度の手伝いもやっていたため、
早ければ4時ごろには起きていた
今は6時頃が基本なので
陽乃個人としては、ずいぶん怠惰になったものだと……
少しだけ思うところがある。
杏「……出ていかなかったんですね」
陽乃「あら、どうして?」
杏「昨日、あんな話をした後だったので、もしかしたら……なんて」
陽乃が長野に向かってこっそりとここを出ていくのではないか。と
杏は少しだけ考えていたのだ
杏やその周囲の人が優しかろうと、
それ以外の人々がそうではないのなら、やはり……陽乃が出ていく理由になるからだ
- 807 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/21(土) 00:09:38.11 ID:I3EJprACo
-
陽乃「そんなことして……メリットがないわ」
まだ杏たちに見つかっていない状態ならばいざ知らず
今はもう、杏たちに発見され、
杏の願いを聞いて、伊予島家にまで来てしまっている
若葉達にも交渉を持ちかけているし、
この状況で逃げ出したとなれば、
今はまだ悪くない関係ですら、悪化させることになってしまう
運良く長野の人々を助けられたとしても、
陽乃には戻ってくる場所なんてなくなってしまうことだろう
陽乃「行くとしても、話がついてからになると思うわ」
杏「やっぱり……行かれるんですか?」
陽乃「どうかしらね……」
杏「あの……もし、行かれるのなら……」
杏はそう言って
少し躊躇いがちに……続きを口にする
杏「私も一緒に連れて行ってもらえませんか?」
1、駄目よ。遊びじゃないの
2、貴女……戦えないでしょう?
3、あら……命を張って私の味方だって証明でもしたいの?
4、まだ行くか決めたわけでもないんだから、早計だわ
↓1
- 808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/21(土) 00:13:33.33 ID:ohJqSh/gO
- 3
- 809 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/21(土) 00:17:14.07 ID:I3EJprACo
-
では短いですがここまでとさせていただきます。
明日は可能であれば通常時間から
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/21(土) 00:27:39.30 ID:ohJqSh/gO
- 乙
なんという杏の押しの強さよ
この杏なら陽乃さんの心の支えになってくれるかも
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/21(土) 01:15:25.06 ID:XZm1iBHHo
- 乙
杏が2週目の樹ちゃんっぽくなってきてる感
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/21(土) 04:44:47.04 ID:JcxiC6i+0
- 乙
ついて来てくれるならこの上なく心強いなあ
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/21(土) 19:33:40.33 ID:n/4yFK0x0
- 2人とも理想のために自己犠牲しちゃう気がするので、ストッパーが1人欲しい
- 814 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/21(土) 22:58:50.70 ID:I3EJprACo
- 遅くなりましたが、少しだけ
- 815 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/21(土) 23:02:14.77 ID:I3EJprACo
-
陽乃「あら……命を張って私の味方だって証明でもしたいの?」
杏「いえっ、そんな……そんなつもりは……」
陽乃「……そうだろうと、そうでなかろうと……私は、貴女を護ってあげることなんて出来ないわ」
一緒に連れて行って欲しいと言う気持ちは嬉しい
ありがたいって思う
もちろん、陽乃は守らないと言いながらも守るだろう
守れないと言いながら、可能な限り守ろうとするだろう
けれど、陽乃は杏を絶対に守ってあげられるなんて自負はない
陽乃「最初の襲来とは、わけが違うのよ」
杏「それは分かっています……でも、だったら、久遠さんだって同じはずです」
陽乃の実力はまだまだ未知数で
杏は、自分が想像しているよりもずっと強い力だと考えている
けれど、だとしても
敵が無数にいるであろう外の世界は、陽乃であっても決して楽ではないはずで。
杏は、そんな場所に一人で行かせたくないのだ
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/21(土) 23:02:15.05 ID:A8xUmzA7O
- おk
- 817 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/21(土) 23:13:31.99 ID:I3EJprACo
-
杏「命を張って味方だって証明したいだなんて思ってはいません」
けれど、戦いは命懸けなのは間違いではないし、
そう考えれば、命懸けで味方だと証明したいと言うのも間違いではないのかもしれないと思う
しかし、杏にはそんな思惑はない
杏「久遠さんの力になりたいんです」
陽乃「伊予島さん……」
杏「それが結果的に弾除けでしかないというのなら……久遠さんの言ってることが正しいかもしれません」
でも。と、杏は首を振る
杏「私は久遠さんに、味方だと思って貰うためにこの命を捨てる気はありません」
それは、悪手だ
間違っても取ってはならない手段の一つ
禁忌だと言っても良い
そうなれば、球子は激怒するだろう
そうなれば、千景は「やっぱり」と口にする。
自分の死が、陽乃の孤立を加速させると分かり切っている以上
杏は、絶対にそうならないようにしなければならない
杏「私は……久遠さんにいなくなってほしくないんです」
- 818 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/21(土) 23:21:43.82 ID:I3EJprACo
-
杏「久遠さんが長野にたどり着く可能性を高めたい。そして、こっちに戻ってこられる可能性を高めたいんです」
陽乃「本気?」
杏「……はい」
陽乃が単独で長野にたどり着けたとしても、
勇者と巫女以外は置き去りにしてくるなんて非道な真似はまず不可能だと杏は見ている
どれだけ悪い噂が流れていようと、
口では厳しいことを言ったりしているとしても
陽乃は、目の前にある命から目を背けられる人間ではないと思っているからだ
であれば、陽乃は無理してでも全員を連れ帰ろうとするだろう
死ぬ気はない
生きていたいと言いつつも、
誰かを護るために命を投げ出せてしまうであろう陽乃を、
杏は、たった一人で行かせたくはないと思っているし、
今は非力な勇者でしかないとしても、
陽乃が生還する可能性をわずかにでも高められるのであれば
杏は同行したいと思っている
杏「一人でなんて……無茶はしないでください」
- 819 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/21(土) 23:30:05.25 ID:I3EJprACo
-
杏「今まではともかく……今は、力になってくれる勇者がいるって、少しだけでも思ってください」
信じて欲しいとは言わない
頼りにしてくれとも……言いたいけれど言えない
しかし、それでも
陽乃と同じような志を持っている勇者がいる
陽乃とは違うとしても、
命を救いたいと思っている人はいるのだと……思って欲しい
陽乃から見れば
それらは頼りなく、足手纏いでしかないのかもしれないが
だとしても……少なからず力になれるはずなのだ
杏「交渉、してみませんか?」
陽乃「交渉って……大社に? 無理よ。許可されるはずがないわ」
杏「全員は不可能でも、半分……久遠さんを含めて3人程度なら、許可が出るかもしれません」
陽乃「私は大社にとっての忌み子のようなものなのよ? あり得ないわ」
大社のみんなとは言わずとも、
一部は【陽乃が勇者を殺して帰ってくる】と思うかもしれない
そう思わずとも、一人でも死なせたりすれば……そうだったのだと思われてしまう
陽乃「……無理よ。危険すぎる。私一人で行く方がマシだわ」
- 820 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/21(土) 23:31:11.10 ID:I3EJprACo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であれば少し早い時間から
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/21(土) 23:37:09.37 ID:A8xUmzA7O
- 乙
これ杏たちと合流前に長野に行ってたら陽乃さんが大変なことになってたんだろうなぁ…
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/21(土) 23:39:13.81 ID:l+wEeJVpO
- 乙
二人も抜けて四国が大丈夫なんだろうか
- 823 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2020/11/22(日) 17:39:24.78 ID:zkM+ifLn0
- 大社視点だと、長野を切捨てて天乃も巻き添えにするべきで
同行を許可するとは思えんよな
- 824 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/22(日) 21:13:32.20 ID:s8BTUBtSo
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 825 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 21:13:55.61 ID:qf6xsdLxO
- よしきた
- 826 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/22(日) 21:20:17.22 ID:s8BTUBtSo
-
杏「ですが……」
陽乃「そもそも、言った通り私は忌み子みたいなものなのよ? 他の勇者を同行させるとは思えないわ」
杏「監視目的という可能性は?」
陽乃「街中への捜索とかならともかく、四国外へ出ていく私を監視させるメリットがないでしょう?」
外に敵がおらず、
安全かつ確実に陽乃を追跡出るならばいざ知らず、
貴重な人員が消耗するかもしれない監視任務になど、つかせるとは思えない
陽乃「私が行くと言うのなら、勝手に行けと言われるかもしれないけれど……伊予島さん達は止められるはずよ」
杏「……やっぱり、そうなってしまうのでしょうか」
陽乃「十中八九」
杏「あの……」
陽乃「言っておくけれど……こっそりついて行くのは無しよ」
杏「ですよね……すみません」
- 827 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/22(日) 22:17:21.04 ID:s8BTUBtSo
-
陽乃「私のことを考えてくれているのは良いのだけど……命を捨てる真似は許容できないわね」
許可を得ていない、強引な手法ということは
陽乃と杏の二人きりになる可能性もあると言うことだ
なぜなら、球子は確実に止めるからだ
であれば、命を捨てるに等しい
陽乃「……大社は長野を切り捨てるつもりなのかもしれないわ」
杏「久遠さんっ!」
陽乃「あら……貴女は言わないでくれるでしょう?」
杏「それはそうですが……あまり言わない方が良いと思います」
その可能性は十分に考えられることだけれど
しかし、だからといってそれを口にしてしまうのは問題がある
大社からの不評を買うのは
陽乃にとってはもはや些細なことかもしれないが、
より面倒なことにならないためにも、避けるべきだと杏は思う
杏「……それが、事実だとしてもです」
陽乃「……そうね」
- 828 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/22(日) 22:37:58.71 ID:s8BTUBtSo
-
√ 2018年 8月3日目 昼:伊予島家
03〜12 球子
37〜46 若葉
51〜60 友奈
89〜97 杏
↓1のコンマ
※それ以外は通常
- 829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 22:41:56.58 ID:/w/dVnGyO
- あ
- 830 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/22(日) 23:14:20.61 ID:s8BTUBtSo
- √ 2018年 8月3日目 昼:伊予島家
陽乃は、一先ず伊予島家に泊めて貰うと言うことになっているが、
一泊だけになるとは……限らない
というのも、
陽乃が出した要求である、寄宿舎に戻れるなら。という条件を飲むかどうかの答えが出るまでは下手に移動は出来ないからだ
球子は街に出るくらいなら良いんじゃないかと言うけれど、そんなわけもなく
暇を持て余していたところに、一本の電話がかかってきた
伊予島家のものではなく、杏のスマホへの着信
送信元は、高嶋さん。と表示されていた
杏「……友奈さん?」
杏は相手が友奈であるかを確認すると、
スピーカーにしても問題ないかを確認してから、陽乃達にも聞こえるように切り替える
友奈『みんな、まだアンちゃんのおうちにいるの?』
球子「いるぞ〜」
友奈『そっか、良かった……久遠さんは大丈夫ですか?』
陽乃「九尾が返事しているとは、考えないわけ?」
友奈『あははっ……電話じゃ確かめることはできませんし』
なにより。と、友奈は笑いながら言う
友奈『信じたいって……思っていたらいけませんか?』
- 831 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/22(日) 23:17:09.22 ID:s8BTUBtSo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば少し早い時間から
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/22(日) 23:36:45.89 ID:qf6xsdLxO
- 乙
杏と同じく陽乃さんの味方してくれる高嶋さん
それを殴り飛ばした九尾は一度ごめんなさいしないとだな
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 00:52:42.12 ID:ukMSKmnQO
- 乙
長野行き誰がついてくるのかもドキドキするな
- 834 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/23(月) 20:39:31.86 ID:ltr8F7yDo
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 835 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/23(月) 21:01:26.03 ID:ltr8F7yDo
-
陽乃「あら……優しい心構えね」
友奈『その方が良いと思いませんか?』
陽乃「私は、思わないわ」
杏「久遠さん……」
信じるか疑うか
相手の真偽がどちらにも考えられるならば
陽乃は友奈とは正反対に信じないと即答する
信じたところで……
あるいは、一度は信じあえたとしても
結局裏切られて培った分の傷を負わされるのであれば、
そもそも信じないのが一番だと陽乃は苦笑する
その経験があるからこそ、
陽乃はそもそも信じたくないと言う
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 21:07:28.61 ID:QTUdcHCuO
- 陽乃さん…
- 837 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/23(月) 22:02:52.61 ID:ltr8F7yDo
-
友奈『……そうですか』
残念そうに零した友奈は、
少しばかり沈黙して……ふと、ため息をついたのがスマホから聞こえてくる
いつも明るく気遣いの出来る友奈でも、
陽乃の拒絶にはため息も零れてしまうのだろう
球子「友奈ー疲れてるのか?」
友奈『ううん、大丈夫だよタマちゃん……私より、若葉ちゃんかな』
杏「若葉さん……やっぱり、説得は……」
友奈『うん……上手くいっていないみたいなんだよね』
陽乃の条件は、今までのように寄宿舎で暮らさせて貰うと言うものだ
一言で言えるものだし、
以前と変わらないという点ではとても簡単な話に聞こえるが、
大社からしてみれば、
貴重な戦力を殺しかけた危険人物を
再度、貴重な戦力である勇者達のそばに置くと言うことになる
それは、
とても簡単だがとても許容できることではない
しかしながら、拒めば陽乃は消えていなくなるかもしれない
それを悩みに悩んでいる
そして悩み続ける間、ひなたは大社の下にいなければならない
- 838 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/23(月) 22:45:16.82 ID:ltr8F7yDo
-
友奈『若葉ちゃんがお願いしてるんだけど……勇者が殺される可能性があるっていう話でね』
杏「若葉さんは殺すはずがないって言っているんですか?」
陽乃「そんなこと言って、誰が信じてくれるのよ」
球子「だな。タマ達がどう言ったって大社が信じるわけがない」
友奈『タマちゃんの言ってる通りみたいなんだよね……』
杏「大社は逆に要求してきているんじゃないですか?」
友奈『………』
杏の言葉に、友奈は黙り込む。
事実だ。
大社は陽乃の要求を呑むことなく、
別の案を提示している
もちろん、若葉がそれを呑まないからこそ、
大社もどうにもできていない
友奈『大社からは、久遠さんを病院に戻さなければひなちゃんを戻せないって言われているみたいなんだよね』
杏「えっ……」
友奈『久遠さん……かなり、難しいです』
陽乃「それはそうでしょう。当然だわ」
1、乃木さんに代わって貰えない?
2、いいわ。戻ってあげる
3、じゃぁ、長野に行かせて貰えるか聞いてくれない?
4、嫌よ。私は寄宿舎に戻れないならお断りよ
5、上里さんには九尾の加護があるって伝えてあげて。私は……止めないわ
↓2
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 22:46:48.26 ID:QTUdcHCuO
- 1
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 22:47:29.36 ID:LgjLkupL0
- 1
- 841 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/23(月) 22:48:45.69 ID:ltr8F7yDo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であれば通常時間から
- 842 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 22:49:47.24 ID:D6qKv/K2O
- 3
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 23:05:10.27 ID:QTUdcHCuO
- 乙
ひなたを人質に取るとか大社とことん悪手だなぁ
板挟みの若葉のことも心配だ…
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/24(火) 08:03:24.72 ID:bNf8ZgLVO
- 乙
九尾がキレそう
- 845 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/25(水) 22:08:45.42 ID:10g8lOd2o
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 22:18:34.74 ID:3Fl3Y+iLO
- やったぜ
- 847 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/25(水) 23:08:22.44 ID:10g8lOd2o
-
陽乃「ねぇ、高嶋さん」
友奈『はい?』
陽乃「そこに、乃木さんはいる? 変わって貰いたいんだけど」
友奈『若葉ちゃんは……あ、ちょっと待っててください』
ベッドが軋む音が聞こえて、
強引に足を突っ込まれた靴の底が擦れる音と共に、扉が開く音が響き、
軽い足音が続いて……扉が叩かれるのが聞こえた
友奈『若葉ちゃーん!』
球子「……寝て……は、ないか?」
陽「同じ部屋にいないなら別にいいのだけど……」
友奈『久遠さんがお話したいって』
若葉『何!?』
電話の奥で誰かが倒れる音がして
一目散に駆け込み、扉が開いて……
若葉『今、繋がっているのか?』
陽乃「乃木さん、お疲れ様」
若葉『久遠さん……』
陽乃「話は聞いているわ」
- 848 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/25(水) 23:40:49.64 ID:10g8lOd2o
-
若葉『友奈……』
友奈『ごめんね……でも、言うべきだと思って』
若葉『……久遠さん、話を聞いているならそういうことだ』
陽乃「上里さんを大社預かりにしておくのは、聊か問題が大きいわね……」
ひなたは巫女としての能力が非常に高い
陽乃を戻そうとしない若葉への当てつけなどではなく、
単純に、
危険人物の隣に、力のない重要人物を置いておくわけにはいかないというものだろう
ただ、それは九尾が気に入らない。
上里ひなたは、若葉の幼馴染であるのと同時に
九尾の寵愛を受ける人物でもある
ゆえに、問題がある
陽乃「ただ、それをどうにかするためには私は寄宿舎に戻して貰えない」
若葉『そのようだ……』
- 849 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/25(水) 23:48:59.02 ID:10g8lOd2o
-
陽乃「乃木さん、別案は出しているの?」
若葉『私や友奈が必ず傍にいて目を光らせておく……とは言ったが、無駄だった』
陽乃「病院に連れ戻す以外は認められないと」
若葉『大社は久遠さんの力を完全に畏怖している……あぁ、友奈。あとで電話は返す。部屋に戻ってくれ』
友奈『え、でも……』
若葉『二人で話したいんだ』
友奈『……うん。分かった』
友奈の返事が返ると、足音が聞こえてドアの締まる音が二回
1つは友奈で1つは若葉だろう
若葉『そっちの二人も頼む』
球子「何言ってるんだ若葉! そん――」
杏「良いから行くよ。タマっち先輩」
球子「こらあんず! 放っ……」
杏に引き摺られるようにして球子がいなくなり、
部屋の中に残された陽乃はスマホのスピーカーを解除すると、
耳元にまでもっていく
陽乃「内緒話なんて……物騒ね」
- 850 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/26(木) 00:09:32.01 ID:E9Erd7oRo
-
若葉『何も物騒な話じゃないんだ……ただ、聞かれると困る』
陽乃「……というと?」
若葉『久遠さん、九尾の力の一端を私たちに見せてくれただろう?』
陽乃「ええ」
若葉『その情報……私達は大社に伝えないようにしておこうと思ったんだが……』
陽乃「郡さんが伝えたんでしょう? 隠しておく義理がないもの」
若葉『……っ』
陽乃「想定の範囲内というか……仕方がないことだわ」
若葉達に力を見せた時点で、
陽乃は九尾の持っているその力が大社に伝わることも覚悟していたし
九尾だって、
大社にその情報が向かうことも分かっていて、応じたのだ
陽乃「……そのせいで、大社がより警戒を強めたってわけね」
若葉『ああ、十中八九それが歯止めになった』
陽乃「郡さんを責める必要はないわよ? 勇者としての義務を果たしただけだわ」
若葉『そうか……すまない』
陽乃「貴女が謝る必要はないのだけど……」
若葉『それで……これはひなたからなんだが』
若葉はそう言うと、
気を引き締めるように……ため息をつく
若葉『私には構わず、久遠さんを寄宿舎に戻して欲しい。だそうだ』
- 851 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/26(木) 00:14:51.51 ID:E9Erd7oRo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 00:21:35.66 ID:2bInUH4hO
- 乙
勇者部の時と違って千景に嫌われすぎてみんなで一致団結ができないのは辛いな…
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 00:24:40.09 ID:ECNRIAQ4O
- 乙
まあ嫌われるのもしょうがないよなあんなことあった後だし……
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 00:44:32.85 ID:k+IJy6Kp0
- まあ原作からして大団円ってわけでもないからなぁ
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 01:59:06.43 ID:Dd/GDsME0
- こうなってくるといよいよ長野向かうよりほかないのかなあ
不安だし杏だけでも付いてきてほしい
- 856 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/27(金) 22:54:03.64 ID:J6Dnwb/ro
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 22:59:20.41 ID:V7OSEtgHo
- はいよー
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 22:59:26.29 ID:+SeUFUbiO
- かもーん
- 859 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/28(土) 00:14:30.88 ID:3qCvChvqo
-
陽乃「上里さん……」
若葉『ひなたはそういうやつなんだ』
自己犠牲すればいいと考えているわけではないが、
しかし、それで陽乃のことを救い、
それが若葉の為になるのであれば……ひなたは大社預かりになることを受け入れる
たとえその結果みんなに会えなくなるのだとしてもだ
陽乃「悪いけれど、それは駄目だわ」
若葉『……いいのか?』
陽乃「ええ、それでいいわ」
若葉も、酷く疲れが感じられる
陽乃のこと、ひなたのこと、千景のこと、大社のこと
考えるべきことが多くて、手いっぱいなのだろう
ひなたを若葉から奪うのは得策ではない
もちろん、九尾からしてもダメだ
- 860 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/28(土) 02:13:15.79 ID:3qCvChvqo
-
若葉『しかし……ならどうする』
陽乃「そうねぇ……」
若葉は、陽乃に敬語を使うことも忘れるほど、悩んでいる
陽乃としては別にそれでもいいので、
それについてとやかく言うつもりはないが
それほどに追い詰められているというのは……無視できない
陽乃「結論、私と上里さんを一緒には出来ないということね」
若葉『端的に言ってしまえばそうなる』
陽乃「………」
陽乃が寄宿舎に戻るのなら、ひなたは解放されない
陽乃の行方がつかめない状態でも、ひなたは解放されない
陽乃が大社預かりでなければ、ひなたは解放されない
若葉を従える目的と、優秀な巫女を守る目的
大社は、ひなたを護るという名目で行動しているが……結局
両方満たせる良い判断だ。と、言うべきだろうか
- 861 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/28(土) 02:55:42.28 ID:3qCvChvqo
-
もちろん、それは褒めているのではなく皮肉だ
大社が実際に若葉を押さえるのは二の次と考えて
本当にひなたの保護だけが目的であったのだとしても……皮肉だ。
さて……どうしたらいいのだろうか
陽乃が大社預かりに戻るのが、大社にとってのベスト
だが、陽乃にとってはそれは最悪の一手
あんな息苦しい生活はお断りだ
だから……ひなたを諦めるか
ひなたを返さなければ、神樹様を枯らせるとでも脅すか
それとも……
考えれば、手はある
しかし、
ひなたを返して貰った上で陽乃が望んだ生活をするための手は
大社を今まで以上に脅す必要がある
それは、あまりいい方法とは言えない
- 862 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/28(土) 02:58:00.00 ID:3qCvChvqo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であれば少し早い時間から
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 06:09:10.08 ID:tzt6cJ6RO
- 乙
そのまま長野に行ってもひなたは捕らわれの身のままなのか…
これは困ったな
- 864 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 11:36:52.51 ID:EPm+s89Z0
- 乙
所在不明だと困るってことだから大社に長野行きますって伝えれば大丈夫なんじゃね
- 865 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/28(土) 23:40:41.58 ID:3qCvChvqo
- すみませんが本日はお休みとさせていただきます。
明日は、出来る限りお昼ごろから
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/28(土) 23:48:29.16 ID:vFJU+aB2O
- 連絡乙です
多忙なのかここのところ急に投稿ペースが落ちてきて心配だけど楽しみに待ってます
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 01:52:44.75 ID:CTtl/PXdO
- 乙
いま話が動き始めて面白いところになって来たので毎回楽しみに待ってます
- 868 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/29(日) 20:55:47.68 ID:EvNFADcEo
-
遅くなってしまいましたが、少しずつ
- 869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 20:58:17.11 ID:i+mjZ4k5O
- おっしゃ
- 870 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/29(日) 21:15:40.23 ID:EvNFADcEo
-
若葉『私は……可能なら避けたいが、ひなたを大社預かりにして久遠さんを呼び戻そうと考えていた』
ひなたもそれを望んでいるし、
最善の策ではないにしても、妥協案の一つとして絶対に選べないものでもないと考えていたからだ
しかし、それを強行するのは陽乃の望むところではない可能性も考慮して躊躇っていた若葉は
それを完全に却下された今、打つ手はないと言っても良い
もちろん、反旗を翻してやろうか。という脅しも使えなくはないが
若葉達に使えるものではない。
若葉『だから……久遠さん、寄宿舎かひなた。どちらかを諦めて貰うことは出来ないだろうか……』
たとえ寄宿舎でなくとも、
最低限の自由は保障して貰うつもりだと、若葉は苦しそうに言う。
若葉だって、みんなでまた寄宿舎に……と、考えていただろうから。
1、そうねぇ……なら、寄宿舎を諦めるわ
2、上里さんが、望んでるなら
3、ねぇ……私、長野に行っても良いかしら?
↓2
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 21:23:15.59 ID:i+mjZ4k5O
- 2
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 21:25:10.44 ID:WbJSUYW60
- 3
- 873 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/29(日) 22:09:38.56 ID:EvNFADcEo
-
陽乃は少し考えてから……口を開く
陽乃「ねぇ……私、長野に行っても良いかしら?」
若葉『なにっ!?』
陽乃「っ……長野よ。長野……白鳥さんのいるところ」
若葉『そ、それは分かっているっ!』
急激に近く、大きくなった若葉の声から逃れるように、陽乃はスマホを離す。
突拍子もないことを言ったつもりはないけれど、
若葉にとっては想定外だったのかもしれないと……息をつく
陽乃「だめ?」
若葉『それは、単独で……という話か?』
陽乃「人員を他にも出して貰えるのならそれが一番だとは思うけれど、難しいんじゃない?」
若葉『正直、それに関しては久遠さんを寄宿舎に戻す以上に難色を示すと思う』
若葉はそう言って、ただし。と付け加えた
若葉『久遠さん単独でという話でなら……大社は要求を呑んでくれる可能性がある』
- 874 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/29(日) 23:08:32.78 ID:EvNFADcEo
-
陽乃「そうなの?」
若葉『これは邪推というか……内密の話でお願いしたいのだが……』
若葉はそう前置きして
若葉『大社は、久遠さんを長野に派遣することで体のいい厄介払いが出来ると考えるかもしれない』
陽乃「それはまた……」
状況から察するに、
悪く言えば長野は捨て駒であり、
ここ、四国本陣の準備が整うまでの必要な犠牲と考えられていると考えられる。
もしそうであるならば、
そこに陽乃が向かうことで時間稼ぎが延長できるし
道中で終わり辿り着けなかったとしても、敵の数を大幅に減らし
今後の負担を軽くしてくれる上に……勇者や神樹様の脅威の一つが消えることになるからだ。
若葉『反対に、同行者が容認されない理由は言わずもがなだろう』
陽乃「まぁねぇ……最悪、私が殺す可能性もあるものね」
若葉『私達はそんなことしないと確信しているが、大社は信じないだろうからな……』
- 875 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/29(日) 23:13:15.63 ID:EvNFADcEo
-
若葉の残念そうな声が尻すぼみ気味に消えていき、
溜息が零れたのが電話口から聞こえてくる
やはり、若葉もつかれているのだろう
若葉『長野への遠征、本気か?』
陽乃「ええ」
若葉『………』
電話は繋がっているものの、
向こうからの音が聞こえなくなる
考えに考えているであろう若葉は、しばらくしてから「久遠さん」と呼びかけてきた
陽乃「なに?」
若葉『大社に長野遠征を要望として出すのは構わない』
陽乃「何か条件があるの?」
若葉『単独でしか許可が出なかった場合……行くのは諦めて貰えないだろうか?』
- 876 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/29(日) 23:20:54.23 ID:EvNFADcEo
-
今でも十分に陽乃の状況が詰んでいるのは若葉も知っているだろう
その苦肉の策として長野に行きたいと言っていることも
若葉は理解しているだろう。
けれど、それでも若葉は単独で長野に行くことは認めたくなかった。
若葉『久遠さんの力は信頼している……だが、それでも絶対ではない』
若葉や、友奈
他の勇者メンバーが単独で行くのに比べたら、その生存率ははるかに高いはずだ
しかし、だとしても確実という保証がない。
遠征中に連絡が取れるとは限らないし、もしものことがあったら目も当てられない。
若葉『私は、久遠さんにいなくなってほしくないんだ』
陽乃「そんな――」
若葉『畏怖すべき力であるとしても、貴女の力は起死回生の一手だ。誰かが死ぬ戦いも、貴女がいれば死なずに終えられるかもしれないんだ』
陽乃「過大評価だわ」
若葉『いいや……貴女は誰かが死ぬなんて見過ごせない。だから絶対に、助けるはずだ』
なんという信頼なのかと、陽乃は眉をひそめた
1、良いわ。じゃぁ、単独許可だったら諦める
2、ごめんなさい。単独でも行かせて貰うわ。貴女の評価を信じるのなら。分かるでしょう?
↓2
- 877 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 23:23:38.05 ID:WbJSUYW60
- 1
- 878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 23:23:43.23 ID:CTtl/PXdO
- 1
- 879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 23:24:59.01 ID:i+mjZ4k5O
- 1
- 880 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/29(日) 23:28:22.20 ID:EvNFADcEo
-
ではここまでとさせていただきます。
明日もできれば通常時間から
- 881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/29(日) 23:40:30.41 ID:i+mjZ4k5O
- 乙
流石に単独で遠征は多分ゲームオーバーフラグだろうしなぁ
でも残るなら少しでも待遇改善してほしいけど…
- 882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/30(月) 00:43:25.90 ID:7aAg6JtUO
- 乙
とりあえず単独での長野行きは無しか
話がどう転がるかドキドキするなあ
- 883 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/30(月) 22:13:40.55 ID:ASGCEm9Io
-
では少しだけ
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/30(月) 22:14:27.32 ID:Kxdc7uNlO
- いえす
- 885 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/30(月) 22:39:22.27 ID:ASGCEm9Io
-
陽乃「良いわ。じゃぁ、単独許可だったら諦める」
若葉『すまない』
陽乃「仕方がないわ。私だって無謀だと思うし」
陽乃だって、自分の力を過信したいとは思わない。
今の自分の状況を変えたいとは思うけれど、
わざわざ死にに行くつもりはない。
もちろん、それ以外に道がないというのなら、行くしかないけれど。
陽乃「でも、だからと言って上里さんを向こうに置いておくわけにはいかないわ」
若葉『なら、大社の下に戻るのか?』
若葉は自分自身に問いかけるような小さい声で呟くと、
陽乃が何かを言うよりも前に、口を開く
若葉『それもダメだ。何されるか分かったものじゃない』
陽乃「あれもダメこれもダメ……私達、ダメな事しかないわね」
若葉『せめて大社からの扱いが私たちと同等ならよかったんだが……』
- 886 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/30(月) 23:21:01.97 ID:ASGCEm9Io
-
陽乃「もしもそうだったなら……郡さんのことを除けばすべて解決かしら」
若葉『……そう、だな……』
若葉は、無理矢理に暫定的なリーダーという役目を押し付けられて、
問題を抱えている陽乃と、陽乃を敵視している千景やほかの勇者達とを取り持たなければならない。
そしてそれは、さらに大社や民衆に対してもだ。
今は陽乃を連れ戻せという大社に対し、
陽乃の要求通りに、寄宿舎に戻す程度で収めて貰えないかを交渉している。
その結果、若葉の大切な人が奪われた状態にある
若葉は軽はずみなことを言ってしまったのではないかと申し訳なさそうに零したが、
そう言いたくなるのも無理はないだろうと陽乃は笑う。
陽乃「ほんと、私が勇者じゃなかったら良かったのにね」
若葉『いや、それは困る……問題は多いかもしれないが、それを補って余りある力を持っている』
若葉は陽乃の力を、九死に一生を得るための切り札のようなものだと考えている。
さっきも言った、起死回生の一手。
陽乃に気にするなとは言えないけれど、
民衆や大社の声に惑わされて欲しくないと、若葉は思っていた。
若葉「それに、たとえ九尾の力がなかったとしても……貴女は勇者になっていたはずだ」
- 887 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/30(月) 23:54:49.07 ID:ASGCEm9Io
-
陽乃が正式な勇者であったなら、
大社から疎まれることも、民衆から恨まれることもなく、
普通に、若葉達と同じ勇者として敬われる立場にあったことだろう。
そうだったなら……と、若葉と陽乃は互いに考えて、
しかし、そうではないのだからと首を振る
陽乃「私の価値は、この力だけではないって言いたいんだって思っておいてあげる」
若葉『ああ……それで頼む』
少なくとも、見分けがつかないほど完璧に見た目を変えることができ、
勇者やバーテックスに対しての決定打を持っている
陽乃のそんな力は魅力的なものだ。
しかし、陽乃が本当に勇者足る理由とされるのは……これだけ恨まれ憎まれていても命を救ってしまうところにある。
それは、もしかしたらいいことではないのかもしれないが……勇者としては重要な芯の部分。
若葉『伊予島達は……大丈夫だったか?』
陽乃「ええ、伊予島さん達も、ご両親もとてもよくしてくれたわ」
若葉『それは良かった』
安心したように言う若葉は、もう分かっているかもしれないが。と、続けて
若葉『申し訳ないが……今はまだ寄宿舎に戻ることは出来ないから、伊予島に伝えて貰えるだろうか?』
宿泊は延長できるか
延長できないならば、どこか宿に泊めて貰うことは出来るか。
その話が両親へと伝わると――二つ返事で宿泊延長が決まった。
- 888 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/11/30(月) 23:55:55.24 ID:ASGCEm9Io
-
√ 2018年 8月3日目 夕:伊予島家
03〜12 杏
37〜46 球子
51〜60 両親
89〜97 九尾
↓1のコンマ
※それ以外は通常
- 889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/11/30(月) 23:57:47.81 ID:Kxdc7uNlO
- あ
- 890 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/01(火) 00:02:27.66 ID:lrILdukio
-
では短いですがここまでとさせていただきます。
明日もできれば通常時間から
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 00:05:59.16 ID:iRf81friO
- 乙
とりあえず今は杏の家に居候しながら大社の返事待ちでいいのかな
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 00:12:17.98 ID:56jD/K2dO
- 乙
伊予島家でもう一泊か、杏とご両親には頭上がらないな
あと今回の若葉は色々な案件抱えてて原作以上にストレス溜めてそう
- 893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/01(火) 01:58:43.30 ID:B/rvIHZ30
- 乙
九尾の変身能力でなんとかごまかしつつ誰か長野に連れて行けないかな?
- 894 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/02(水) 22:03:44.20 ID:37blT9qio
-
昨日は出来なかったので、今日は少しだけ
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 22:08:28.68 ID:wMtY3ADWO
- やったぜ
- 896 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/02(水) 22:11:02.55 ID:37blT9qio
- √ 2018年 8月3日目 夕:伊予島家
陽乃「すみません、昨日だけでなく今日も……」
「あらあら、良いのよ……いつもは夫と二人だけだから、にぎやかで楽しいわ」
陽乃「賑やかなのは、土居さんのおかげですよ」
陽乃、杏、球子
陽乃は本来、アウトドア派でもあるのだが、
今ではすっかりインドアな人間となっており、
どちらかと言えば静かな方だ
それは元からインドア派になるしかなかった杏も同じで、
その二人を引っ張るようにして明るいのが、球子だった。
「それにしても、陽乃ちゃんって、お料理が上手なのねぇ」
陽乃「小学校の頃は手伝いで良く作っていたので……和食、ばっかりですけど」
こんな世界になってからは、食堂を利用するのも気まずく、
自炊が基本の生活になっているため、洋食や中華もそれなりに作れるようにはなっている。
「でも、無理せず休んでいて良いのよ?」
陽乃「こんなに良くして頂いているのに、何もしないのは……なんだか、居心地が悪いので」
- 897 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/02(水) 22:28:27.01 ID:37blT9qio
-
「ふふっ……本当、立派なのねぇ」
陽乃「私の友人は、損な性格だって言いますけど……」
友人以上の繋がりである九尾のことだが、
精霊だというわけにもいかないので、友人として扱う
陽乃にしか聞こえない九尾の声は『誰が友人なのかや?』と、
嘲笑するように笑っているが、無視する
陽乃「あ、これ……揚げますか?」
「待って待って、揚げ物は私がやるから大丈夫よ。万が一のこともあるから、ね」
陽乃「そうですね……なら、洗い物やっておきます」
「ありがとう」
陽乃「……いえ、こちらこそ。ありがとうございます」
こんな関係を、彼女にも期待していたのだろうか。
期待してしまっていたから……拒絶されたのがあんなにも辛かったのだろうか。
- 898 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/02(水) 23:01:43.53 ID:37blT9qio
-
料理で手伝えることが減って来た陽乃は、
一旦、キッチンから離れてリビングの方へと向かう
平日の今日、杏の父は仕事でいないので
今の家にいるのは杏の母親と、陽乃と杏と球子の4人だけだ
九尾も含めれば、5人だろうか。
杏「久遠さん、お料理も好きだったんですか?」
陽乃「ん〜ん。出来たってだけ」
球子「ほらっ、だから言ったろ〜? タマの方が絶対に好きだって」
杏「タマっち先輩が好きなのはキャンプ料理でしょ。普通の料理じゃないよね」
球子「キャンプで作るのも普通の料理だぞ〜……」
ムッとする球子と、楽しげに笑っている杏
二人を一瞥して、陽乃は二人から少し離れた場所で、溜息をつく
これからどうなるのか……まだ、先のことは分からない
- 899 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/02(水) 23:29:25.06 ID:37blT9qio
-
陽乃は、若葉と話した内容のほとんどを二人に伝えている
千景が大社に陽乃のことを話した件については避けたが、
それ以外のことは二人にも共有したのだ。
特に、陽乃が長野に行くことを打診したうえで、
許可が単独だったら諦めるが、単独でなければ長野に行くということも。
話を聞いていた杏が、
単独ならば諦めてくれることに安堵していたが、
球子は、単独だろうとそうでなかろうと、
無謀だと……乗り気ではない様子だった。
もちろん、長野にいる勇者を救出するということに関しては、球子もすべきだと思ってはいるけれど
しかし、だとしても危険が過ぎる
陽乃「………」
若葉や杏たちの考えている通り、
やはり、ほかの勇者を引き連れての許可は難しいだろう。
1、九尾と話す
2、土居さん、伊予島さん……鍛練、する?
3、もしダメだったら……どうしようかしらね
4、ねぇ、スマホ借りられる?
5、イベント判定
↓2
- 900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 23:32:17.01 ID:wMtY3ADWO
- 5
- 901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 23:34:54.72 ID:y60T4eJy0
- 3
- 902 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/02(水) 23:45:34.81 ID:37blT9qio
-
ではここまでとさせていただきます
明日も可能な限り、通常時間から
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/02(水) 23:56:51.65 ID:wMtY3ADWO
- 乙
今回のタマは杏が陽乃さんを凄く気にかけてる分冷静というかブレーキ役みたいな感じだな
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/03(木) 04:17:11.64 ID:fmqywzAV0
- 乙
でも長野の二人救出出来たらリターンもデカいよなあ
こっから先まあまあジリ貧なだけに
- 905 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/03(木) 21:48:55.63 ID:pi9HN7gIo
-
では少しだけ
- 906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/03(木) 22:03:12.79 ID:b1ollLGsO
- 来てたか
- 907 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/03(木) 22:40:00.11 ID:pi9HN7gIo
-
陽乃「もしダメだったら……どうしようかしらね」
球子「病院には戻りたくないんだろ?」
陽乃「可能な限りね」
球子「だったら……」
球子は神妙な面持ちで呟くと、
深く考え込むように俯いて……杏へと目を向ける
球子「……どうするんだ?」
杏「タマっち先輩……」
今それを考えようって話なんだよ。と
少しばかり呆れたような笑みを浮かべた杏は小さく息をつく
病院には戻さない
そのうえで、ひなたを大社から取り戻す
杏「もしあれなら……ずっとこの家にいても良いのでは?」
球子「杏っ!」
杏「だって、それが出来たら一番いいって思わない?」
- 908 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/03(木) 23:11:12.58 ID:pi9HN7gIo
-
この家なら、陽乃を悪く扱い人はいない。
陽乃を悪く言うこともなく、
人様の家という点で陽乃は居心地悪く感じてしまうかもしれないが、
監視され続けるような、嫌な思いをすることはきっとなくて
だから……と、杏は思う
杏「お父さんもお母さんも、久遠さんのこと大切にしてくれますよ」
陽乃「それは分かってるけれど……」
それはさすがに迷惑も過ぎる話だ
陽乃としては、この家の居心地は良い
かつてのようにはいかないし、
他人の家なので居住まいをどうしても正してしまう
杏「お母さんたちなら、喜んで――」
陽乃「……だとしてもよ。伊予島さん」
それでも十分にありがたい話だが、
しかし、陽乃は抱えている問題が大きすぎる
ほんの数日間ならともかく、
これから先、長く陽乃を家に置いておくというのは、伊予島家には荷が重い。
それが大社からの命令であるならば従うほかないが、
そうではないなら避けるべきであろう
陽乃「私のいた場所が……どうなったかは、貴女も見て来たでしょう?」
- 909 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/03(木) 23:56:47.85 ID:pi9HN7gIo
-
あれがもう遠い過去の話であるならば、
陽乃も、もうきっと大丈夫だろう。なんて、
一応は警戒しながらも、伊予島家が問題なく、
大社を黙らせられるのであればお世話になっていたかもしれない。
しかし……その火はまだ燻っている。
それが、この家にまで降りかからないとは限らない
球子「久遠さんは、ここがあの神社みたいになるって思ってるのか?」
杏「タマっち先輩?」
陽乃「ならないとは限らない」
球子「なるとも限らないだろ」
陽乃「なる可能性がある……そのリスクが――」
球子「だったら護ればいいだろ……」
球子は素っ気なく、口を挟む
向ける目は睨んでいるようで、怒っているようで。
球子「それくらい、あんたなら護れるだろ?」
杏「タマっち先輩……そんな言い方……」
杏の宥めるような声にも、
球子は少しばかりむくれた様子で、そっぽを向いた
- 910 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/03(木) 23:58:05.46 ID:pi9HN7gIo
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/04(金) 00:11:31.56 ID:GFMD8LDhO
- 乙
伊予島夫妻は陽乃さんの第二の両親になるかもだし絶対に護らないとだな
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/04(金) 01:40:56.58 ID:OWjrOFce0
- 乙
タマっちご機嫌斜めじゃん
- 913 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/05(土) 00:30:44.56 ID:o9AnNan0o
-
遅くなりましたが、本日はおやすみとさせていただきます。
その分、明日は可能であればお昼ごろから
- 914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 00:32:17.41 ID:pImESYcDO
- 乙です
お昼再開に期待
- 915 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/05(土) 16:27:38.95 ID:o9AnNan0o
-
遅くなりましたが、少しずつ
- 916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 16:30:17.76 ID:oWn0LDNoO
- よっしゃ
- 917 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/05(土) 17:03:35.74 ID:o9AnNan0o
-
陽乃「良いのよ、伊予島さん」
杏「ですが……」
目を合わせてくれない球子は、
ソファに浅く腰掛けていて、ふんぞり返っているようにさえ見える
球子は、千景ほどに嫌っているわけではないけれど
陽乃のことを良く思っているわけでもなく、どちらかと言えば嫌ってさえいる
ただ、杏が協力をするというから、敵意をむき出しにしたりはしないだけで。
陽乃「土居さんは、私が気に入らないのね」
球子「……気に入らないに決まってるだろ」
陽乃「やっぱり、例の噂があるから?」
球子「………」
球子は答えない
答えることなく陽乃を人睨みして、テーブルの上のお菓子を摘まむ
抓まれたお菓子は、小さく軋んで……砕け散る
球子「噂なんて、タマはどうだっていい」
陽乃「なら、どうして?」
球子「護れるくせに、護れないっていうところが嫌いなんだ」
- 918 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/05(土) 18:08:35.47 ID:o9AnNan0o
-
球子「本当は護れるんだろ? この家も、杏の両親も、杏も……みんな」
鍛練で手合せをしている球子は、
友奈や千景が決して弱い勇者ではないことを知っている。
だから、その二人をうち倒した陽乃なら、
簡単に守り通して見せるだろうと球子は思っている。
球子「護れるなら護れるって言えばいいじゃないか……」
なのに、本人はそんな自信がないようにふるまっているし、
あくまで、陽乃は自分以外の人を護る気がないようなそぶりを見せている
それは、杏がついて行くと言ってもだ
球子「それで、協力して貰えばいいじゃんか」
陽乃「………」
球子「噂がなんだよ……それでも協力するって杏が言ってるんだぞっ」
球子は苛立たしそうに、お菓子で汚れた手で拳を固く作り出すと
何かを言いたそうに唇を歪ませて、杏を一瞥する
球子「だったら……ちょっとくらい、信じたって良いんじゃないのかっ?」
- 919 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/05(土) 19:27:09.41 ID:o9AnNan0o
-
球子「タマを信じなくても良いから、杏くらいは」
杏「何言ってるのっ?」
球子「……護れるんだろ? 久遠さんなら」
陽乃「保障はできない」
大社がどれだけ警戒していようが
民衆から忌み嫌われていようが、
球子や若葉達に信頼されていようが、
陽乃は、その力を絶対だとは考えない
陽乃「……護れるだなんて、思えないのよ」
杏「でも、久遠さんは護ってくれたじゃないですか」
陽乃「護れただけよ。護れるわけじゃないわ」
それは球子に睨まれたとしても、譲れない。
自分の力を過信するには――陽乃は多くのものを失い過ぎたのだ
1、悪いけれど、伊予島さんは貴女が護って頂戴
2、私だけじゃないわ。貴方の力でだって、護れるとは限らないの。己惚れるべきではないわ
3、別に、信じたって良いけど……
4、信じられない私に任せて平気なのかしら
↓2
- 920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 19:30:25.50 ID:5eFvKd/2O
- 3
- 921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 19:31:45.23 ID:VyPt+dEl0
- 3
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 21:30:42.22 ID:FHDRTidBO
- ?
- 923 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/05(土) 21:32:12.04 ID:o9AnNan0o
-
陽乃「別に信じたって良いけど……」
杏「ほ、本当ですかっ?」
陽乃「けれど信じるのと護るのとでは、話は別よ」
陽乃の今の噂や状況を踏まえてなお、
協力的な杏たちのことを信じることはやぶさかでもない
もちろん、全幅の信頼を置くことまでは出来ないけれど
ただ、護ることは約束できない
それだけは、約束したくはない
陽乃「貴女達が私に協力的だってことは信じてもいいわ。でもね、護るだなんて約束はしない」
球子「そんなに自信がないのか?」
陽乃「ええ、そうよ」
護ってあげられる自信はない
みっともない自衛だと嘲笑されても良い
陽乃は笑われようとも、
絶対に助けてあげるなんて約束をする気は、微塵もなかった
- 924 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/05(土) 22:20:23.56 ID:o9AnNan0o
-
陽乃「もちろん、私の力が及ぶ範囲でなら護ってあげることもあるけれど、絶対だなんて言わないわ」
バーテックスと戦う勇者の一人として、
他の勇者と協力することはあるし、
ないとは思うけれど、一般人が巻き込まれていたならば、
陽乃はどうしようもなく助けてしまうことだろう
けれど、護り切るだなんて約束は出来ない。
陽乃「自分の身は自分で守って頂戴」
球子「……護れなかったら責められるってことか?」
陽乃「護れたって責められるけどね」
杏「タマっち先輩いい加減落ち着いてよっ」
球子「っ……」
杏「久遠さんは護りたくても護れなかったことを心配してるの……どれだけ力があっても、無理なことはあるって」
杏は、自分の力にだけは自信を持つべきだと思う
いや、陽乃には信じていて欲しい。
しかし、杏自身がその自分の力が絶対であることを信じられてはいない
だから、それを押し付けることはできなかった
杏「……でも、久遠さん。久遠さんは勇者の中でおそらく一番強力な力を持っていることだけは、忘れないでください」
その陽乃が、倒せないバーテックスがいたとしたら、
それはもう、人類の敗北を意味すると、杏は考えていた。
- 925 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/05(土) 22:42:57.18 ID:o9AnNan0o
-
陽乃「私が一番だなんて……」
杏「友奈さん達を負かしたんです……そう思うべきですよ」
杏はその戦いを見ていないので、
実際にどのようなやり取りがあったのかは分からないが、
結果から見れば、
陽乃が友奈と千景を叩きのめすほどの力を持っており、
若葉は運が良かっただけだと否定していたが、
若葉はそれを切り伏せられるほどの力を持っている。
しかし、九尾の人を模倣出来る力が真価を発揮したら、勝ち目はないだろう。
若葉に……上里ひなたの姿で近づけばいいだけなのだから。
もちろん、
陽乃がそんなことをするなどとは、思っていないが。
バーテックス相手でも、
瀬戸大橋の前でたった一人で防衛していたということを加味するならば、
一番は陽乃だろう。
それに関しては、球子も認めるしかない。
陽乃「私よりも若葉の方が強いわよ。じゃなかったら、あなた達がここにいないもの」
杏「怖いこと言わないでください……」
- 926 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/06(日) 00:05:21.64 ID:bH8wkLY0o
-
事実、九尾が排除していた可能性もあるので、冗談だとは言えないが、
それを言っても仕方がないことだろうと、陽乃は飲み込む。
実際に若葉は九尾を止めてくれた。
たとえ、あの時の九尾がまだ本気ではなかったとしても
若葉だって、本気ではなかったはずだ
若葉にとって、あの時戦っていたのは久遠陽乃で、
きっと、殺すつもりで戦うことはできなかっただろうから。
陽乃「大丈夫よ、乃木さんがいるならね」
球子「なんだ、若葉のことは信頼してるんだな」
陽乃「一応、彼女はリーダーだもの」
球子「ならタマがリーダーだったら信じたのか?」
陽乃「私のことを、止めてくれたならだけど」
球子「一度くらい――」
杏「ダメだよタマっち先輩、危ないから」
球子「……分かってるよ」
杏に止められて、球子は戦うことを断念する
戦えたとしても、若葉が戦った時と同じような状況でないのなら、
判断基準には出来ない
- 927 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/06(日) 00:14:43.87 ID:bH8wkLY0o
-
√ 2018年 8月3日目 夜:伊予島家
03〜12 九尾
37〜46 大社
51〜60 両親
89〜97 杏
↓1のコンマ
※それ以外は通常
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/06(日) 00:16:02.03 ID:jxmPU7XrO
- あ
- 929 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/06(日) 00:19:23.06 ID:bH8wkLY0o
-
では短いですがここまでとさせていただきます
明日も可能であれば、お昼ごろから
- 930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/06(日) 00:29:47.17 ID:jxmPU7XrO
- 乙
タマが陽乃さんに対していまいち素っ気なかったのは千景とは違う理由とはいえ普通に嫌ってたからなのはちょっとショックだったなぁ
そしてこれを聞いて九尾は何を思うのだろうか…
- 931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/06(日) 02:46:29.28 ID:5hb60hfQO
- 乙
まあこれに関しては煮えきらない陽乃さんも悪い気がする
- 932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/06(日) 23:00:48.86 ID:bhyPNQn8O
- 今日は休載かな?
- 933 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/07(月) 21:50:12.05 ID:bpJwDYqWo
- 昨日できなかったので、本日は少しだけ
- 934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/07(月) 21:51:17.46 ID:SQJHh8CdO
- おk
- 935 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/07(月) 22:38:45.04 ID:bpJwDYqWo
- √ 2018年 8月3日目 夜:伊予島家
『あの小娘は殺めても良いのではないかや?』
陽乃「誰のこと? まさか、土居さんとは言わないでしょうね」
『言うとも』
くつくつと喉を鳴らすように笑った九尾は、
不意に息を引き込むような音を立てて陽乃から伸びる影が揺らめく
九尾は冗談めかした声色だが、本気だろう
『あの娘は伊予島杏が主様について行くと言って聞かぬことに、不満を抱いている』
陽乃「……盗み聞きしたのね」
『無論、ただの嫉妬ではあるまいよ。それにて、主様が守護することを約束出来ぬことに……であろう』
陽乃「それは、だって……出来ない約束なんて……」
『であろうとも、主様に付き従おうという愚か者がおる。それが己が思う者であるならば、癪にも触る』
陽乃「………」
『己が救うと決めた娘よ。あやつも』
陽乃「貴女、いったいどこまで……」
九尾は、陽乃の影に潜んでいるように見せてはいるが、
別に離れることが出来ないわけではない
陽乃と会話をしていない時、
九尾はいつも、どこかへと足を運んでいるのかもしれない
- 936 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/07(月) 22:53:14.07 ID:bpJwDYqWo
-
『あやつが護ると誓おうとも、主様には恩が有ると返されるのはさぞ憎かろう』
九尾はネガティブな話をしているとは思えないほど明るい声でそれを語る
九尾が本当に見聞きした情報を話しているとは限らない
騙っているだけである可能性もないとは言えない
九尾は影となっていて、その表情は読めない
もっとも見せていたとして、察せられるかは微妙だが。
陽乃「土居さんは嫉妬しているようなものなのね……貴女の言葉が本当なら」
『くふふっ、であろうな』
陽乃「なら、私が伊予島さんを絶対に守るって約束したら、蟠りはどうにかなるのかしら」
『主様の力まで疑ってはおらぬじゃろう』
陽乃「……なら、私が単独でなら長野にいかないって言ったのは、良かったのね」
陽乃が単独であろうと行く気であったならば、杏は無謀な旅に付き合ってくれていただろう。
それは球子の望まない流れだろうし、
きっと……最悪の結果になっていたはずだ。
- 937 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/07(月) 23:21:38.39 ID:bpJwDYqWo
-
『なんじゃ主様、行かぬのかや?』
陽乃「行かない予定よ……流石に無謀だもの」
不可能ではないが、
可能と言えるかは微妙なところの一人旅
杏がついてきてくれたところで、
それが可能と言えるまでに引き上がるかと言われればそうでもないので、
単身ではしないのがベストと言える。
それはそれで、ここでどうするべきかという問題が生じるのだけれど。
1つ、一人で長野に行く
これは、今のところは断念する予定
1つ、このまま伊予島家に住まわせて貰う。
これは大社が確実に難色を示すだろうが……ごり押すことは可能だろうか。
杏の両親ということもあって、杏が取り入られるのを懸念して阻止される可能性はある。
1つ、四国内での逃走劇
これも……面倒なことにしかならないので、避けるべきだろう
1、ねぇ、あなたならどうする?
2、上里さん……大丈夫かしら
3、ねぇ、あなたってどこまで盗み聞きしてるの?
4、土居さんと仲良くなれるかしら?
5、貴女……この家と、伊予島さんのご両親を護り切れる自信はある?
↓2
- 938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/07(月) 23:26:01.79 ID:xzY/63woO
- 1
- 939 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/07(月) 23:26:24.32 ID:wEWI4YYQ0
- 5
- 940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/07(月) 23:28:28.63 ID:LubHFLw90
- 2
- 941 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/07(月) 23:33:31.63 ID:bpJwDYqWo
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/07(月) 23:49:00.98 ID:xzY/63woO
- 乙
これ長野に単独で行ってたら本当にバッドエンドだったかもな…
しばらく伊予島家に居候となると杏も残ってくれると嬉しいけどどうなるんだろうか
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/07(月) 23:52:59.85 ID:XbZBEUTb0
- 乙
マジでどうしたらいいんだろな
- 944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2020/12/08(火) 23:04:18.66 ID:sIyCTTM1O
- お休みかな…?
最近火曜の休載率が高めな気がする
- 945 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/09(水) 23:41:45.91 ID:Tvh2/btTo
- 遅くなりましたが、昨日できなかったので少しだけ
安価出す手前まで
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/09(水) 23:42:59.79 ID:gMpGj5zSO
- やったぜ
- 947 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/10(木) 00:18:20.04 ID:684tF05Co
-
陽乃「ねぇ、一つ確認したいことがあるのだけど」
真剣な声色でそう切り出した陽乃を見つめるようにしていた影が、
ゆらりと揺らめいて瞳を閉じる動きを見せる
陽乃「貴女……この家と、伊予島さんのご両親を護り切れる自信はある?」
『ほう?』
陽乃「どうなの?」
『妾が守護する理由がなかろう』
陽乃「自信がないから?」
『くははははは! 妾にそれが有用だとでも思うとるのかや?』
陽乃の挑発めいた言葉は、九尾には意味をなさない
むしろ、笑えてさえ来てしまうのだろう
高笑いした九尾は特別怒った様子もない
『主様が守護すればよい』
陽乃「そうできない時もあるでしょう?」
『ふむ……なるほど』
多少の興味も湧いていないような声
考える素振りを装った呟きを残した九尾は、ふっと息を引く
『伊予島杏の肉親二人の守護など、妾の尾が例え一つであっても容易であろう』
- 948 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/10(木) 01:09:07.03 ID:684tF05Co
-
陽乃「絶対に?」
『無論じゃ。下賤な人間共の悪意なぞ、妾にとっては赤子のようなものよ』
陽乃「……本気で、言ってるのね」
『いかにも』
笑み交じりに答える九尾は、
影の尻尾を揺らして見せて、口を大きく開く
声のない笑みを浮かべているのだろう。
それは少しばかり、不気味に見えた
だが、九尾はそう言う存在なのだ。
人々の信仰を戴く神に近き獣であれば、
人に偽り、人を騙り、歪ませ崩壊させようと画策する悪意でもある。
ゆえに、人々の憎悪など、悪意など
九尾にとっては取るに足らない些細な現象に過ぎない。
それを阻むのも、叶えるのも、容易
『もっとも、妾に委ねるならば心するがよい』
陽乃「……ダメとは言わせてくれないのね」
『もちろんだとも』
九尾はそう言って、影を揺らす
『害をなすならば殺す。勇者ならば利用価値もあるが、単なる人間風情にそれはなかろう』
- 949 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/10(木) 02:05:24.83 ID:684tF05Co
-
九尾は千景たちでさえ、害になるなら殺してしまえと言うような存在である。
勇者である千景たちを殺そうとするにも拘らず、ただの害意ある人々を生かしておくわけがない
陽乃を憎悪する人間を生かしているのは、
あくまで、それ以上の害になっていないからだ
しかし、それが目の前に現れたのならばその命を見逃してやる道理はないし、
目の前に現れるだけでなく障害となるのであれば排除する。
それに、迷いはない
『主様が伊予島杏の肉親を妾に守護せよというのであれば、排斥のみならず排除することを許容すべきじゃ』
自分の力……と言っても、九尾の力を借りた状態も含めるのだろうが
それで守り切る自信がなく、
九尾自身にまで助力を願うのであれば、多少の死人は諦めるしかない
陽乃「私に頑張れって?」
『うむ』
陽乃「そう……」
守れるように頑張れと
諦められるように頑張れと
いずれにせよ、頑張れと……陽乃は眉を顰めて、首を振る
陽乃「……私がそんな約束できないって、知ってるくせに」
『それを知っていようが、妾には関係のないことであろう』
九尾は素っ気なく、答えた
- 950 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/10(木) 02:07:38.02 ID:684tF05Co
- では短いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば通常時間から
- 951 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2020/12/10(木) 03:04:49.30 ID:E1CyioeL0
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
- 952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/10(木) 06:14:50.38 ID:nQewVOYQO
- 乙
護れるかどうかは陽乃さんの頑張り次第か…
どのみち穏便にはいかなさそうだけど
- 953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/10(木) 12:28:37.45 ID:YFfwGQbqO
- 乙
陽乃さんただでさえメンタル不安定なのにここに来て死人出したらもう立ち直れないのでは…
- 954 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/10(木) 22:33:24.72 ID:684tF05Co
-
遅くなりましたが、少しだけ
- 955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/10(木) 22:35:10.56 ID:0ecX+7u/O
- かもーん
- 956 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/10(木) 23:22:08.79 ID:684tF05Co
-
陽乃「貴女を頼るなら、諦めなくちゃいけないのね?」
『うむ……無論、人間が手を出さぬというのであれば、妾が排除することもなかろう』
専守防衛と言えばいいのか、
九尾は、向こうから来ないのであれば手を出さないつもりのようだ
もちろん、九尾ならば手を出してきたとしても命を奪うことなく無力化するのは可能だろう
しかし、それはそれこれはこれというものなのか……
殺す以外の選択肢を取るつもりは毛頭ないらしい
『主様が人間に手を出せぬよう働きかければよい』
陽乃「それこそ無謀な話じゃないの」
『なせばなるであろう?』
陽乃「無理なこともあるの……特に、今の私では火に油を注ぐだけよ」
『乃木若葉に代行を頼めばよかろう。あ奴の言葉ならば、大社はともかく民衆ならば聞くやもしれぬ』
陽乃「……だと良いのだけど」
『じゃが、今の勇者はただの言の葉でしかなかろう』
勇者としての実績不足
バーテックスに対抗している姿を目撃した人々もいるだろうけれど
それだけでは、まだ足りない
1、あとどれくらいで襲撃があるとか分かるの?
2、ねぇ、貴女の力でどうにかできない?
3、イザナミ様の力を使えば、長野にたどり着ける?
4、良いわ……害意があるなら最悪死なせてもいい。でも、警告をしてあげて
↓2
- 957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/10(木) 23:25:09.35 ID:sdloFNMK0
- 3
- 958 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/10(木) 23:26:18.25 ID:0ecX+7u/O
- 1
- 959 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/10(木) 23:30:58.24 ID:684tF05Co
-
↓1コンマ判定 一桁
00 長野の最後なら
0〜4 不可
5〜9 大雑把
ぞろ目 確定
- 960 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/10(木) 23:32:48.13 ID:28L9SgC+O
- あ
- 961 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/11(金) 00:14:58.55 ID:eMRC/dQeo
-
陽乃「ねぇ、九尾はあとどれくらいで襲撃があるかどうか分かったりするの?」
『妾は預言者ではないぞ』
喉を鳴らす九尾は呆れたように呟いて、否定する。
『そのようなもの、妾にはわからぬ』
陽乃「……そう」
落胆はしない
九尾とはいえ、万能な妖怪ではないのは分かっている
ただ、もしかしたらと思っただけで。
陽乃「やっぱり、神託がこない限りどうしようもないのね……」
『大社とやらが神樹による神託にすべてを委ねておるからのう』
バーテックスと戦うための準備は当然行うだろうけれど、
神樹様が神託をくれない限り、
大社も勇者も、外部に対しては最小限の行動しかしないはずだ。
少なくとも、長野には……
『そんなに、長野の勇者が気がかりかや?』
- 962 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/11(金) 00:20:23.22 ID:eMRC/dQeo
-
『会ったこともなく、話したこともなかろう?』
陽乃「ええ、まぁ……」
長野の勇者との連絡はすべて暫定リーダーである若葉が行っており、
陽乃はあくまで、若葉から聞かされた情報しか知らない。
向こうには勇者が一人しかいないこと
巫女でさえも、一人しかいないこと。
勇者は白鳥歌野と言う名前であること
日々、戦いに明け暮れて……摩耗していること。
『それを救う義理があると?』
陽乃「ずっと戦っているなら、乃木さん達よりも戦闘面で役立つと思わない?」
『ふむ……』
陽乃「きっとバーテックス戦で活躍してくれるはずだし、私が楽になる。生き残れる確率も上がるわ」
それに、外部からくる勇者ならば、
ここに渦巻いている偏見の影響も受けないかもしれない
陽乃「魅力的でしょう?」
- 963 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/11(金) 00:27:33.27 ID:eMRC/dQeo
-
所謂、ハイリスクハイリターンだと陽乃は嘯く
生存率を上げたいというのは本音ではあるけれど
ただ、一番は違う。
黙って見殺しにするのが嫌なだけだ
手を尽くしてなお救えなかったのならばいざ知らず
それさえもせずに……というのは、受け入れがたい。
『妾と化かし合いをする意味もあるまいに』
九尾はその心の内を察してか
嘯いたことなど気にも留めずに、楽し気な笑い声を零す。
影はゆっくりと立体的になって……人の形を作り上げる
ひなた「では、手を打ってみますか?」
陽乃「……あるの?」
ひなた「大社が、巫女が受け取る神託によって行動するのであれば……神託を与えれば良いんですよ」
陽乃「貴女の力で、化かすつもり?」
ひなた「そうです。巫女に偽りの神託を授け、長野へと向かわせるんです」
九尾の惑わしの力を使って、神託を与える
もしもそれが可能なら、大社でさえ……操れることになるが。
ひなた「言っておきますが、幻を見せるくらい私なら造作もありませんよ?」
- 964 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/11(金) 00:28:01.62 ID:eMRC/dQeo
-
では途中ですがここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/11(金) 00:37:32.31 ID:VV0ohEHRO
- 乙
九尾、まさか神託の偽装ができるとは…
あとは他の勇者たちをどれだけ連れていけるかだな
- 966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/11(金) 00:37:57.16 ID:kCe5BYhnO
- 乙
そんな裏技が……
- 967 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/12(土) 23:44:13.84 ID:QxH5+6dVo
-
昨日もできなかったので、少しだけ。
- 968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/12(土) 23:46:12.89 ID:Ffy33K3+O
- あいあいさ
- 969 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/12(土) 23:54:45.47 ID:QxH5+6dVo
-
陽乃「そんなことして平気なの……?」
ひなた「騙すこと自体は平気ですよ。何の問題もありません」
陽乃「バレたりは?」
ひなた「永久的にその幻を見せるならともかく一時的に認識させ、それを記憶させるというのは容易です」
幻覚を見せ続けるのは労力がいるが、
幻覚を見た。という記憶を残すこと自体は、九尾の力に限ることではない
それに関しては、幻覚を見せられるであろう巫女側の問題になる
ひなた「神託を受ける巫女が、それを神託であると認識さえしてしまえば問題はありませんよ」
陽乃「貴女……今までそんなことしてないわよね?」
陽乃がそう言うと、
九尾が扮しているひなたは眉を吊り上げて、苦笑する
ひなた「そんな無意味なことをする理由はありませんよ」
陽乃「それもそうよね……」
ひなた「勇者である白鳥さんを仲間に引き入れるのは、リスクもありますがリターンも大きいと判断しました」
だから、特別ですよ。と、
九尾はまるで本当にひなたであるかのような笑みを浮かべて見せる
- 970 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 00:12:51.46 ID:9c6fHk2do
-
ひなた「しかし、久遠さんも認識している通り単独ではリスクの方が大きいです……」
陽乃「どうにもならないかしら?」
ひなた「以前も言いましたが可か不可で言えば可ですよ? それこそ……伊邪那美の力を用いてしまえば……」
たとえ、、周囲をバーテックスで埋め尽くされようとも
敵からの攻撃においては無傷で切り抜けられるだろうと九尾は話す。
陽乃は伊邪那美の力を使ったことはないけれど、
それは九尾よりも強力で、危険であることだけは先日聞いている
ひなた「ただし……それではリスクが大きすぎます」
陽乃「……それは駄目ね。最終手段だわ」
ひなた「最終手段だわ。ではありませんよ……無しです。高確率で死にますよ」
長野にいけるか否かで言えば可だが、
やはり、身体的負担を考えれば九尾以上に重く、死ぬ確率が高くなるだけだ
ひなた「ですので、偽の神託を出しましょう。勇者を連れ出せるように」
陽乃「それをして、こっちはどうなるの?」
ひなた「四国ですか? 連れ出す人数にもよりますけど、襲撃があった場合に結界が壊されれば全滅するかもしれません」
陽乃「……なら」
ひなた「少数精鋭。久遠さんを含めて3人か4人で行くという形にしたらどうでしょう?」
- 971 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 00:44:52.19 ID:9c6fHk2do
-
ひなた「戦力分散的に考えて、若葉ちゃんはこっちに残すことになりますけど」
陽乃「そうなると……郡さんも連れていけないでしょう?」
陽乃との関係の良さを考えると、千景は無理だ。
杏は自分が行きたいというはずなので、それについて来る形で球子もいる。
3人なら、陽乃・杏・球子になるだろう。
4人ならば、追加で友奈になる。
陽乃「乃木さんと郡さん二人きりにはできないし……郡さんを置いて高嶋さんを連れ出せないわよね……」
そんなことをしたら、千景の怒りはもうどうにもならないところにまで到達するかもしれないし、
最悪、一人四国を抜け出して追いかけてくるだろう
それを考えると、陽乃を含めて3人がベストだろうか
襲撃が確実に起きないと分かっていれば、全員を連れていくこともできるけれど。
陽乃「私と、伊予島さんと土居さん……貴女の見立てで行けると思う?」
ひなた「正直、難しいと思いますよ。杏さん次第かと……彼女が本当に戦えるのかどうか。そこですね」
戦闘のスタイルで言えば、
バリバリの前衛である陽乃、遠距離であろう球子と杏という形になっている。
陽乃が最前線で敵を引きつけた上で杏が各個撃破し、球子は杏を護りつつ……臨機応変に撃破するという流れになる。
杏が上手く戦えないという状態では、球子と陽乃の負担が大きい
陽乃ならどうにかなるだろうけれど
流石に、杏を庇いながらでは……球子は物量に押しつぶされる可能性がある
- 972 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 00:45:28.93 ID:9c6fHk2do
-
では、短いですがここまでとさせていただきます
明日は可能であればお昼ごろから
- 973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 00:49:10.94 ID:nuXYxdGEO
- 乙
まあ勇者たちの精神面でも四国側の防衛の観点からいっても3:3が一番かなあとは思う
- 974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 00:59:56.88 ID:0NfKGdT1O
- 乙
そもそも行動時期が原作よりも早いから陽乃さん含めて変身すらしてないけどどうするんだろう
あと死神の力ってこの時から九尾が止めるほど強いのか…
- 975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 01:42:36.32 ID:cK8j+mezO
- 乙
>>974
>>510見る限りでは酒呑童子クラスでは?
- 976 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 18:05:58.78 ID:9c6fHk2do
-
では遅くなりましたが、少しだけ
- 977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 18:38:23.46 ID:0f6+JqwtO
- 来てたか
- 978 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 18:38:36.80 ID:9c6fHk2do
-
陽乃「本当に勇者として戦えるのか確かめた方が良いのかしら……」
ひなた「そうですね。それが一番かと……」
ただ一つ問題が。と、九尾は困ったように眉を顰める
ひなた「彼女たちの為に作られている戦装束が完成していないんですよ」
陽乃「……それって重要なの?」
ひなた「そうですねぇ……」
神樹様の力の借り受けて大社が生み出そうとしている戦装束は、
生身では人間の身体能力を多少強化した程度に過ぎない勇者の体を、
より格段に能力向上させられる……予定である。
当然ながら、力の系統が不鮮明であるというのを理由に陽乃の分は製造されていないが、
それがあるのとないのとでは大きな差がある。という話である
ひなた「つまり、煮えたぎる鍋に素手で触れるか耐熱手袋を使うか程度の違いかと」
陽乃「重要なのね……いつごろ完成しそうなの?」
ひなた「さて……どうでしょうね。あと一ヶ月……二ヶ月もしかしたら半月でいけるかもしれません」
私には知る由もないことですよ。と、
九尾はひなたの顔で笑う
- 979 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 20:06:10.84 ID:9c6fHk2do
-
陽乃「それがない場合、伊予島さん達って……」
ひなた「さて、どうでしょうね。そこは分かりかねます」
陽乃「そこも、でしょう?」
九尾の嘯くような声色に陽乃は怪訝な表情を浮かべつつ、追及はしない。
九尾のことだから、
杏たちが本当に戦力にならないのかどうか
その程度の調査はしていてもおかしくはないはずだけれど。
陽乃「……でも、そうなってくると神託での強制派遣って危険じゃない?」
ひなた「そう……ですね。最悪長野には久遠さんお一人での到着もあり得ます」
陽乃「ダメじゃない……それ」
ひなた「久遠さんがお守りするか、お二人には強くなって頂くか……せめて装束の完成を待つか」
陽乃「………」
装束が完成していないとなると、
十中八九、今回の許可は下りないだろう
そのうえで偽の神託を出し……強制派遣をするかどうか。
1、神託、出して貰える?
2、とりあえずそれは候補に入れておくってことで
3、神託は無しよ。危ないわ
↓2
- 980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 20:10:09.09 ID:lCTIRYCuO
- 3
- 981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 20:11:12.50 ID:FZmFM5eS0
- 2
- 982 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 20:38:18.53 ID:9c6fHk2do
-
陽乃「とりあえずそれは候補に入れておくってことで良い?」
ひなた「そうですか」
陽乃「不満そうね」
ひなた「そう見えます? 確かに、少しだけ不満はありますが」
陽乃「……なに?」
ひなた「別に、余計な人間のこと考えなくていいのでは? と、思っているだけです」
ひなた……九尾は、冷めた瞳で陽乃を一瞥すると
扉の方へと目を向ける
ひなた「久遠さんは自分の命のことだけを考えていればいいんですよ」
陽乃「良くないわ」
ひなた「いいえ。道半ばで力尽きるような二人の勇者を代償に優秀な一人の勇者を連れ出せるなら十分だと考えるべきですよ」
陽乃「九尾……」
ひなた「私は真剣に言っているんですよ? からかっているつもりは微塵も――」
陽乃「そういう考え、嫌いだわ」
ひなた「……そうですか」
落胆したように肩を落とし、ひなたはそのまま影の中に溶けていく
相変わらず、九尾は陽乃とひなた以外は特別、庇護下に置くつもりはないらしい
- 983 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 20:55:32.14 ID:9c6fHk2do
-
1日のまとめ
・ 乃木若葉 : 交流有(長野、単独断念)
・上里ひなた : 交流無()
・ 高嶋友奈 : 交流有(電話、若葉に変更)
・ 土居球子 : 交流有(不許可の場合、信じてもいい)
・ 伊予島杏 : 交流有(味方の証明、不許可の場合、信じてもいい)
・ 郡千景 : 交流無()
・ 九尾 : 交流有(長野にいけるか、伊予島家の守護、襲撃の予兆、偽の神託)
√ 2018/08/03 まとめ
乃木若葉との絆 58→62(普通)
上里ひなたとの絆 56→56(普通)
高嶋友奈との絆 51→52(普通)
土居球子との絆 40→43(普通)
伊予島杏との絆 46→50(普通)
郡千景との絆 21→21(険悪)
九尾との絆 61→63(普通)
- 984 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 21:05:46.64 ID:9c6fHk2do
-
↓1コンマ判定 一桁
0 連行
1〜6 不許可
7〜9 単独許可
偶数ぞろ目 遠征許可
↓2コンマ判定 一桁
1,3,9 で周辺住民
- 985 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 21:09:03.31 ID:FZmFM5eS0
- あ
- 986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 21:11:09.42 ID:whcQo6J5O
- あ
- 987 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 21:32:44.37 ID:9c6fHk2do
-
√ 2018年 8月4日目 朝:伊予島家
03〜12 大社
37〜46 若葉
51〜60 球子
89〜97 杏
↓1のコンマ
※それ以外は通常
※若葉の場合、一桁奇数で訪問
- 988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 21:35:02.67 ID:whcQo6J5O
- あ
- 989 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 22:23:27.65 ID:9c6fHk2do
- √ 2018年 8月4日目 朝:伊予島家
伊予島家にお世話になって二日目
杏のもとに若葉からの連絡が入り、
長野への遠征は許可が下りなかった旨が伝わってきた
単独だろうと、誰かを連れてでも許可が下りなかったため、
若葉はいったん、陽乃を大社預かりではなく寄宿舎で預かることにするつもりだという。
陽乃に害されることを警戒してひなたは大社預かりになるそうだが、
若葉もひなたも、それについては合意の上だ。
陽乃「……困るわ」
球子「どっちかが大社管理になる必要があるなら仕方がないんじゃないか?」
杏「久遠さんに害意がないことを伝えられば良いんだけど……」
球子「それができれば苦労しないんだろ?」
球子は顔をしかめながらも、
一応、考えてはくれているようで、気難し気な唸り声を零す。
球子「ひとまず、どっちかにするしかないと思うぞ」
- 990 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 22:58:28.82 ID:9c6fHk2do
-
杏「ひなたさんか久遠さんを大社預かり……」
陽乃「余計な禍根を残さないためには、私が大社の方に行くべきなのよね」
球子「郡さんのことがあるからなぁ」
千景は特別ひなたを気にしているわけではないけれど、
それを理由に陽乃に突っかかってくる可能性がある。
なので、陽乃が言うようにひなたを大社に残さずに
陽乃が大社のところに戻るべきだ
しかし、それは陽乃自身が好んでいないし、
だからこそ、若葉とひなたは自分からひなたを大社預かりにすることを選ぼうとしている
杏「久遠さんが協力的だと分かれば……ううん、それでも難しいかな」
球子「脱走があるけどなー」
杏「あぁ……」
陽乃「仕方がないじゃない……色々あったのよ」
1、大社預かりの間にあったことを話す
2、九尾の力を解析させれば、どうにかなるかしら
3、ねぇ、勇者としての鍛練をしましょう?
4、ねぇ、電話借りても良い?
↓2
- 991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 23:00:22.51 ID:nuXYxdGEO
- 1
- 992 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 23:06:48.69 ID:FZmFM5eS0
- 2
- 993 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 23:08:13.77 ID:SFYN3gGwO
- 1
- 994 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/13(日) 23:22:23.18 ID:9c6fHk2do
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 995 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/13(日) 23:32:09.84 ID:SFYN3gGwO
- 乙
杏たちの戦装束が出来てないとなると偽神託しても同行させるのは厳しいか…
若葉には悪いけど場合によっては単独で行かざる負えないかもな
- 996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/14(月) 00:46:46.85 ID:hQ4VJZeRO
- 乙
一緒に行けるように修行開始なのかな?
頑張れ!
- 997 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2020/12/14(月) 23:20:44.81 ID:5H54QUdoo
- すみませんが本日はお休みとさせていただきます
明日はできれば通常時間から
- 998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/14(月) 23:26:51.71 ID:XKd++os2O
- 乙ですー
そろそろ次スレだね
- 999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 09:13:21.50 ID:jsl3rjZKO
- そうだね
- 1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/12/15(火) 09:13:55.02 ID:vKsd//dlO
- あ
- 1001 :1001 :Over 1000 Thread
- ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
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