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【艦これ】提督「安価とコンマで学校生活」清霜「その9!」【安価・コンマ】

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552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 18:43:46.83 ID:6qBkFlAZ0
>>551
パワポケだな(すっとぼけ)
553 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/06(土) 18:36:09.82 ID:iTwCCuP20
64→46:停滞したままではいられない 5×1.0=5 5+89=94/100 《-- リーチ --》


提督「………」

大井「………」

提督「……それは、難しい」

大井「……っ」ズキッ…

大井("まだ"、ダメなのね……でも、そうだとしても……!)グッ…!

大井「………」ギュッ…

提督「……!」

提督(俺の手を握って……)

大井「私は、何があろうと……貴方のことを、裏切ったりしない」

提督「あ……」

大井「それだけは、覚えていて欲しいの……」

提督「………」

提督(……赤の他人なら、月並みな言葉だと思ったかもしれない。それどころか、苛立ちを感じたかもしれない)

提督(でも、大井の言葉だと思うと……他人より、信用している大井からの言葉だと思うと……)

提督「……そう、か。そう言って貰えるだけでも、俺は……だいぶ、救われるような気がするよ」

提督(すんなりと、信じようとすることが出来る俺がいる……大井の言葉が、心に染み渡るのを感じる)

提督(俺は、大井のことを……そういう目で、見ようとしているのか……?)

提督(他人を信用出来ないと、拒絶し続けてきたのに……俺はまた、人を信じようとしているのか……?)

大井「……良かった」

私は、あんな奴とは違う。私は、ずっと貴方のことを想っていたから。

たかが数年の付き合いの人間に、提督のことが……理解出来るはずがない。

大井「……っ」ギリッ…

あろうことか、恋人を切り捨てるような奴に……提督を渡すものか。

少しずつ、提督の心を私に向けようと思っていたけれど……先に私が限界を迎えてしまった。

もう、慰め合う関係のままでいたくない。私が傍で、彼のことを支えたい。

大井「………」

大井(あんなに歪んで、それでいて苦しんでいた提督を癒せるのは……私だけだもの)
554 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/06(土) 18:37:23.30 ID:iTwCCuP20
――約1年前・10周目提督家


「あっ、あぁっ……」

「どうした?もっと喘げよ。無様で下品な声を出してみろよ」

大井(16)「……?」

大井(今の声って、提督……?)

インターホンを押そうとした直前、敷地内から声が響いてくる。

聞き間違えるはずのない、大好きな人の声と……知らない人間の声。

それも、どこか様子がおかしい。不自然なほど、声や息が荒い。

大井(まさか、何かあったのかしら……)

状況を怪しんだ私は、外から敷地内の様子を伺うことにした。

すると、私が予想していなかった……衝撃の光景が飛び込んでくる。

ビスマルク(16)「っぐ、やめ……!///」

提督(16)「黙れ。肉便器の分際で、俺に指図するんじゃねえよ」

ビスマルク「ふぁっ!んぎゅぅっ!///」

大井「……え?」

提督が、見知らぬ女を強姦していた。

まるで、その手の道具のように……女を凌辱していた。

提督「………」

ビスマルク「んっ、あっ、ひぎぃっ!?///」

大井「………」

でも、私にとって……襲われている女のことは、心底どうでも良かった。

提督以外の人間なんて、私にとって……何の興味も湧かないから。

私が気になったのは、提督の言動。ただそれだけだった。

提督「……出すぞ。全部受け止めろ」

ビスマルク「あぁっ!?な、膣内はダメっ!ダメ、なのにぃっ……!///」ガクガク

大井(……おかしい)

強姦される側ならともかく、強姦する側が……あんな、死んだような目をするだろうか。

あれほど虚ろな表情を浮かべるような人が、異性を物のように扱う気力があるだろうか。

私が疑問に思考を巡らせていると、行為を終えた提督は……決定的な言葉を口にした。
555 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/06(土) 18:38:33.96 ID:iTwCCuP20
提督「……畜生」

大井「……?」

提督「こんなことをしても、無駄なのに……こいつは所詮、金を払って買った肉便器に過ぎない……」

提督「どれだけヤっても、不知火に"裏切られた"寂しさは……埋まらないのにな……」

大井「……!」

提督「……後片付けはお前がやれ」スタスタ…

ビスマルク「ひっ、ぁ……///」ガクッガクッ

大井「………」

大井(……そういうこと、だったのね)

提督の言葉を聞いて、私はおおよそ何があったのかを察した。

彼はきっと、あの女の未練を別の女で紛らわせようとして……それが無意味だと悟ったのだろう。

1人の人間を購入するという行動には驚いたけれど、それほどまでに……提督は追い詰められていた。

大井「……っ!」ギリッ…

大井(あの女のせいで……あいつのせいで、提督は……あんなに、歪んで……!)

この程度のことで、私は提督を軽蔑なんてしない。

むしろ、私が感じたのは……あの女に対する、更なる嫉妬心と怒り。

あの女が、提督を悪い方へ変えてしまったのだ。大好きな人を、狂わせてしまったのだ。

大井「………」グッ…

大井(どうすれば、提督の苦しみを……和らげることが出来るかしら……)

それと同時に、提督を支えたいという気持ちが一気に込み上がってくる。

元はといえば、今日は……無断欠席を繰り返す提督を心配して、ここへ来たのだから。

ここまで追い詰められてしまった提督を見てしまった以上、私が何とかしなければならない。

大井「……提督の寂しさを埋められるのは、私しかいない」ポツリ…

勝手に好きになっておいて裏切った女や、単なる肉便器とは違う。

私は、これでも提督の幼馴染。他の人間よりは、彼に信頼されている自信がある。

それだけじゃない。私自身、提督と疎遠になってしまったせいで……孤独に苦しんでいた。

だとすれば、私が何をすべきかは……決まっている。
556 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/06(土) 18:40:05.81 ID:iTwCCuP20
――数日後・10周目提督家


大井「………」スッ…

ピンポーン…

大井「………」

家政婦『……お久しぶりでございます、大井様』

大井「ご無沙汰しています。提督はいますか?」

家政婦『はい。もしかして、10周目提督様に会いに来て下さったのですか?』

大井「………」コクリ

家政婦『……今、開錠致します』


――数分後・自室前


大井「………」

大井(この家に来るのも、数年振りね……)

提督から、あの女との交際を告げられて以来……ここを訪れたことはなかった。

そして、提督があの女と破局した後も……ここへ足を運ぶ勇気が出なかった。

大井「………」グッ…

大井(でも、もう……悩んでばかり、いられない……!)

提督は既に歪んでしまっている。取り返しのつかいほど、狂ってしまっている。

そんな状態の彼に、第三者がとやかく言ったところで……恐らく、その声は届かない。

けれど、私は違う。かつては彼と共に過ごした、いや、共に"依存"していた私なら……!

大井「………」コンコンコン…

提督『……だから、今日は学校へ行く気分じゃないって言ってるだろ』

大井「……私よ、提督」

提督『……は、え?その声……まさか、大井……なのか……?』

大井「えぇ。入っても良いかしら?大事な話があるの」

提督『………』

大井「………」

部屋に入れて貰えない可能性は全く考えていなかった。

自惚れかもしれないけど、それ以上に……提督なら、きっと私を拒絶しないと信じていた。

ガチャ…

大井「……!」

提督「……入れ」

大井「……ありがとう」

むしろ、その程度のことも信じられないようでは……彼の気持ちに寄り添えるはずがない。
557 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/06(土) 18:41:40.61 ID:iTwCCuP20
――自室


提督「………」ハイライトオフ

大井「………」

大井(……とても、女を無理矢理凌辱する醜い男の表情とは思えないわね)

この前、偶然情事を目撃した時よりも……提督の顔はやつれ果てていた。

その瞳も濁り切っていて、まるで今までの私のように……死人とさえ呼べる様相だった。

いや、仮に強姦魔そのものの顔をしていたとしても……事情を聴かず、彼を一方的に責めるような真似はしないけど。

提督「……さっさと話せ」

大井「……!」

提督「話があるんだろ?それを話したら、早く帰ってくれ……」

提督(不知火には"裏切られ"、肉便器に手を出すような俺には……どうせ、誰も……)

大井「………」

大井(……毒にも薬にもならない、慰めや励ましの言葉はいらない。私の気持ちを、しっかりと伝えれば良い)

大井「……単刀直入に言うわ」

提督「………」

大井「私には提督しかいないし、貴方には私しかいない。不知火さんがいなくて寂しいなら、私で寂しさを紛らわして貰って構わないわ」

提督「……は?」

大井「………」

提督「……揶揄ってるのか?」

大井「冗談やおふざけで、こんなことを言うと……いや、そうね。確かに、冗談にしか聞こえないかもしれない」

大井「でも、私は本気よ。貴方の心が少しでも癒されるなら、喜んでこの身を捧げるわ」

傍から見れば、私は異性に肉体関係を望む淫乱な女に見えるかもしれない。

でも、こうでもしなければ……提督の心は、きっと……近い内に、本当の意味で壊れてしまうかもしれない。

そして、私も……このまま、孤独に苦しみ続ければ……いずれ、心が死んでしまうかもしれない。

提督を癒したいという気持ちは紛れも無く本物だけど……同時に、自分の心も満たしたいと考えていた。

例え、それが周囲から軽蔑される関係だとしても……彼の温もりが恋しかったのだ。
558 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/06(土) 18:43:11.89 ID:iTwCCuP20
提督「……どうして今、このタイミングで……そんなことを言うんだ」

大井「………」

提督「それに、俺しかいないって……勘違い、しかねないようなことを……」

大井「………」ダキッ

提督「っ!?」

大井「……そのつもりで言ったのよ」

提督「なっ……」

大井「それとも、もっと直球で言った方が良い?」

提督「……いや、いい」

提督(抱き締められて、そこまで言われれば……分からないはず、ないだろ……)

大井「そう、良かった」

提督「……いつからだ。その、俺を……」

大井「ずっと昔から。小学校の頃からね」

提督「嘘、だろ……」

提督(当時の俺は、大井のことを……そんな風には……)

大井「………」

案の定、提督は驚いていた。まぁ、無理もないでしょうね。

貴方は昔、私のことを異性として見ていなかったみたいだから。

ただ、それでも……幼馴染として、私のことを信頼してくれていた。

そのせいで、いや、お陰で……私は、貴方に"依存"してしまったけれど。

提督「……ダメだ」

大井「………」

提督「俺は、もう……不知火に振られてから、人を……特に、異性を信用出来なくなってしまった」

提督「どうせ、俺のことを裏切るに決まってる……そうとしか、考えられなくなってしまった」

大井「………」

提督「それだけじゃない。俺は、そんなことを言いながら……ある女を金で買い、肉便器にしている糞野郎だ」

大井「………」

提督「他人を信用出来ない癖して、自分に逆らわない奴を犯してストレスを発散する……最低のクズなんだよ」

大井「………」
559 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/06(土) 18:44:30.07 ID:iTwCCuP20
今回はここまでです。上手くいけば次の更新で回想を終えられるかもしれません。
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 19:23:18.30 ID:So1eQ8GU0
乙でしたー
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 19:38:15.79 ID:7P+SFtW/o
おつおつ
この回想が終わったら……二人の運命が決まる
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 02:32:59.83 ID:2jFUfYkaO
2人とも100に到達せずに話が終わった時に、生きる理由と気力は残ってるかなぁ…
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 13:59:51.58 ID:w3tt5s5MO
最悪孕ませておけば子供が生きてる間は生きざる得なくなるでしょ・・・
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 09:38:57.95 ID:M2eYVXdSO
もしそんな展開になったらビス子も孕みそう
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 14:11:35.72 ID:wfzAUON20
多分不知火と別れた後大井が助けに来なかったら、心が壊れてそうなってたかもねー
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 01:12:43.63 ID:/arkDMlqO
歴代提督のEND後幸せ度ランキング作ったらどうなるんだろう?
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 09:53:48.60 ID:z1q+2Z0cO
>>566
とりあえず1位は1週目提督でいいんじゃないかな
この前の埋めネタでも幸せそうだったし
568 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/13(土) 19:31:03.27 ID:j8mAEXRD0
提督「だから、俺は……お前の気持ちには答えられないし、関係を持つことも……」

大井「………」

提督は、私に拒絶されることを分かった上で……それこそ、通報されることを覚悟の上で、正直に話してくれた。

隠し続けて、私と関係を持つという選択を取ることも出来たのに……それでも、打ち明けてくれた。

つまり、提督は私のことを……嘘をつきたくないと思える程度には、大事な存在と考えてくれている。

大井「……知ってる」

提督「は……?」

大井「提督が、金髪の綺麗な女性を強姦していたことなら……とっくに知ってるわよ」

提督「なっ……!?ど、どうして……」

大井「この前、庭でその女性を襲っていたでしょう?あの日、私はこの家を訪ねたから」

提督「……っ」

提督(迂闊だった……ヤケになって、青姦なんてやっちまったから……)

大井「もちろん、このことを公にするつもりはない。むしろ、バレないよう協力するつもり」

提督「……!」

大井「だから安心して。私は絶対に、提督を"裏切らない"から……」ニコ…

提督「………」

提督(大井……)

提督を安心させたいと考えていると、自然に笑みが浮かんだ。

私が笑顔を見せるなんて、いつ以来だっただろうか。もはや記憶にない。

ただ、その笑顔が普通でないことは……自分でも分かる。

きっと、今の私は……歪で、不気味な笑顔を浮かべているのだろう。

提督「………」

提督(俺、は……)
569 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/13(土) 19:31:54.05 ID:j8mAEXRD0
提督「……本当、なのか?」

大井「………」

提督「その言葉……信用しても、良い……のか……?」

大井「………」コクリ

大井("信用"、ね……)

提督「………」

提督(……畜生。本当なら、ここでどう返答すべきかなんて……分かり切っているのに……)

提督(こんな、セフレのような関係なんて……絶対に、ロクなことにならない……肉便器で、それを知ったはずなのに……)

提督「……っ」グッ…

大井「………」ギュウッ

提督「……!」

大井「貴方が金髪の女性と関係を持っていることなんて気にしないし、それを周りに言いふらすつもりもない」

大井「例え、恋人になれなくても良いから……私の孤独を、癒して欲しい」

提督「ぁ……」

大井「寂しさを、埋めて欲しいの……そして、私も……貴方の寂しさを、埋めてあげたい」

大井「肉便器にしている女性に飽きた時でも構わないわ。だから……」

提督「………」

大井「………」

提督のことだから、きっと……いえ、間違いなく迷っているのだと思う。

私だって、逆の立場なら……突然こんなことを言われれば、困惑するだろうから。

でも、私の意志は揺るがない。だからこそ、提督の心を揺さぶれるであろう言葉を……ダメ押しのつもりで呟いた。

大井「……不知火さん」

提督「っ!?」ビクッ

大井「不知火さんに振られて、辛いでしょう?悲しいでしょう……?」ナデ…

提督「う、ぁ……」

大井「何度でも言うわ。不知火さんに未練を抱いているなら……私で誤魔化してくれても良い」ナデナデ…

大井「寂しさも、憎しみも……全部、受け止めてあげるから……」ナデナデ…

提督「……っ」プルプル…

提督(不知火……あぁ、糞っ……俺は……俺、は……っ)プルプル…

大井「………」

あの女の名前を告げただけで、提督が露骨に狼狽えだした。

さっきは私の突然の告白に驚いて、それどころじゃなかったのかもしれない。

だからこそ、こうしてもう一度……私の気持ちを打ち明ける。

そうすれば、提督の心を揺さぶって……少しでも、私に向けることが出来ると思ったから。
570 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/13(土) 19:33:29.78 ID:j8mAEXRD0
提督「俺は……お前のことを、憎からず思ってるが……」

大井「………」

提督「それは、あくまでも……幼馴染としてだ。恋愛感情があるかと言われると……」

提督「いや、それどころか……異性に、そういう感情を抱くこと自体……無理、だと思う……」

大井「………」

提督「それでも、お前は……俺の寂しさを、埋めてくれるのか……?」

提督「俺のことを、本当に……"裏切らない"のか……?信用、しても……」

大井「……えぇ」

提督「……!」

大井「私も、提督で……寂しさとか、孤独の辛さを埋めるから」

大井「お互いを利用し、慰め合う関係……分かりやすくて、良いでしょう……?」

提督「……っ」ポフッ…

大井「……!」

提督「大井……大井……」

大井「……もう。胸に顔をうずめるなんて……子供みたい」ナデナデ…

提督「うっ……うぅっ……」

大井「………」ナデナデ…

恋人になろうと迫れば、提督がより辛い思いをしてしまう。それだけは絶対に避けなければならない。

だからこそ、提督を私に"依存"させる。そして、私がいなければ生きられないようにしてしまう。

そうすれば、あの女のせいで空いた心の隙間も……私への依存心で、埋まってしまうはず。

大井「ふふ……」ハイライトオフ

提督を癒せるのは、私しかいない。あの女のせいで傷付いた心を治せるのは、他でもない私だけ。

幼馴染であり、提督から一定の信用を得ている私でなければ……彼に歩み寄ることは出来ない。

そして私も、提督がいなければ生きていけない。もう少しで、孤独で潰されてしまうところだった。

提督「………」

大井「………」ナデナデ…

例え恋人ではなかったとしても、互いに依存し合う関係であれば……一緒に生きていくことが出来る。

周りからどう思われようが、何を言われようが……そんなことはどうでも良い。

私には提督しかいない。そして提督にも、私しかいない。

この狭い世界を、二人だけで歩めるのなら……これほどの幸せが他にあるだろうか。

提督「大井……うぅ……」

大井(……このまま、共依存になってしまえば良い。そうすれば、提督と……)
571 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/13(土) 19:34:22.46 ID:j8mAEXRD0
その日から、私と提督は歪んだ肉体関係になった。

孤独やストレスに耐えかねた時、相手の温もりに触れ、その苦痛を誤魔化す。

けれど、そこに恋人のような甘い時間は存在しない。お互いを"利用"し合うだけの関係に過ぎないから。

決して、愛し合うことが目的ではないからだ。


――数日後・大井家


大井「んんっ……あっ……」

提督「……痛く、ないか?」

大井「え、えぇ、何とか……」

提督「……痛みが引いたら言ってくれ。ゆっくり動く」

大井「……意外」

提督「え……?」

大井「てっきり、乱暴にすると思ったから……」

提督「……出来る訳、ないだろ。お前は肉便器なんかじゃなくて……俺を慰めてくれる相手なんだ」

大井「……!」

提督「恋人じゃなかったとしても……ただ、肌を重ねるだけの関係だとしても……」

提督「お前を傷付けるようなことは、したくない……お前の信用を、裏切りたくない……」

提督(……何を偽善者染みたことを言ってるんだ、俺は。肉便器を買って、凌辱するようなクズの癖に……)

提督(大井のことは、傷付けたくない……?こんな言葉が、自然に口から出て来る自分に反吐が出る……!)ギリッ…

大井「………」

大井(提督……)

"信用を裏切りたくない"。その言葉が、全てを表しているのだと思う。

私のことが大切だからではなく、辛い現実から目を背けてくれる相手を失いたくないだけ。

普通の人間なら、その言葉の真意に気付かないか……あるいは、気付いたことで怒り出すだろう。

大井「……大丈夫」ギュッ…

提督「……!」

大井「言ったでしょう?私にも、貴方しかいないって……だから、余計なことは考えなくて良いの」

提督「……ごめん。俺は……くっ……」

大井「………」

けれど、私は違う。そんなことは分かり切った上で、今の関係になることを望んだ。

むしろ、このまま提督が私に依存してくれれば良いとさえ思っている。

提督と二人で過ごすことが出来るのならば、過程はどうだって良い。大事なのは結果だ。

大井(もっと、私を感じて欲しい……そして、私から離れられなくなって欲しい……)

二人で一緒に、底なし沼へ沈んでしまえば良い。堕ちるところまで落ちれば良い。

提督の苦しみを理解してあげられる存在。その苦しみを、癒してあげられる存在。

それは、あの女でも、金髪の女でもない。私だけ。私さえいれば良いのだから。
572 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/13(土) 19:36:01.92 ID:j8mAEXRD0
――現在・10周目提督家までの道


大井「………」

大井(そう思って、この関係を続けてきたはずなのに……)

提督の温もりを、何度も感じたせいで……私は、割り切ることが出来なくなってしまった。

共依存の関係より、恋人として……彼を支えてあげたい。

あの女でさえ、それが出来たのだから……私にも出来るはずだと、考えるようになってしまった。

提督「……大井?」

大井「………」ダキッ

提督「……!」

大井「……しばらく、こうさせて」ギュッ

提督「……あ、あぁ」

大井(やっぱり、私は……)

あの女が諦めていない素振りを見せていることを知って、私は焦っているのかもしれない。

だけど、それ以上に……純粋に、提督に心から愛して貰いたい。

今まで、その想いから目を逸らし続けてきた。意識しないよう努めてきた。

大井(提督のことが、どうしようもなく……)

深い深い沼の底で、提督と寄り添え合えれば良い。それ以上は、望まないつもりだった。

それなのに……胸の内に秘めていた想いが暴走して、私だけを沼の上へ叩き出してしまった。

大井「……っ」ギュウッ

大井(好き、なのね……)

提督は未だに苦しんでいるのに。あの女のことを忘れられないのに。

私ばかり、彼への気持ちを募らせて……そのせいで、彼に負担をかけてしまう。

そんなこと、あってはならないのに。そんなこと、分かっていたはずなのに。

大井(なんて女々しいのかしら、私は……自分から、今の関係を切り出しておいて……)

大井(やっぱり満足出来ないから、恋人にして欲しい……?そんなこと、言ったところで……提督を、苦しめるだけなのに……)

提督「………」

提督(俺は……あぁ、糞っ……)
573 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/13(土) 19:37:10.08 ID:j8mAEXRD0
今回はここまでです。ようやく大井の回想パートが終了しました。次回からは本編に戻ります。
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 19:40:02.01 ID:vDGFhAu/0
おっつおっつ
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 19:42:49.25 ID:3PF5zDcO0
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 20:11:50.65 ID:3oWqEsC2o
お疲れ様でした
お互いバックボーンは提示された…どちらが制するか…
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 20:14:26.03 ID:bfo7W89f0
乙でしたー
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/13(土) 20:27:26.49 ID:AoDANZa70
仁義なき殴り合いの始まりだー(゜凵K)
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 16:41:58.91 ID:1tPzMUEgO
不知火が恋人に復縁すれば、提督は依存先が必要なくなり、大井は不要になる
大井が恋人になれば、提督は未練を断ち切り、不知火は不要になる
大和みたいに妾になれれば良いんだろうけど、なれなかった場合は8週目大井より悲惨ですね
8週目大井は夫と言う支えがあったけど、大和・不知火・10週目大井には、提督しかいませんから
580 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 18:50:45.55 ID:47yVlLGA0
19:30〜20:00頃開始予定です。
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 18:51:57.06 ID:LakP07jA0
ついに決着の時か……?
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:05:02.49 ID:oLTgN8TzO
いよいよ物語も佳境に入りました!
不知火が過去の過ちと絶望を乗り越えるのか
あるいは大井が失意の先に見いだした暗い光を手にするのか!
まさにデッドヒート!
次回、艦これ学園生活
ビスマルク大勝利!欲望の未来へReady Go!

思い付きでやった、反省はしてない
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:11:47.37 ID:WO+u7GQF0
是非大井っちを例の草原に連れてきたい
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:18:59.63 ID:url8J51tO
>>582
誰か忘れてませんかねえ
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:36:09.29 ID:1fVxza86O
だって先生影薄いから(メソラシ
586 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 19:44:12.99 ID:47yVlLGA0
始めます。
587 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 19:46:46.71 ID:47yVlLGA0
〜 9月2週 〜

――10周目高校・教室


提督「………」モグモグ

不知火「………」チラッ

不知火(提督君……今日も、最低限の栄養を補給する食事しか……)

モブ子a「わぁ〜!可愛いキャラ弁!」

モブ子b「そうでしょ?お母さんが作ってくれたの!」

提督「………」ピタッ…

不知火「……!」

不知火(提督君の、手が止まって……)

モブ子a「でも、これだけ細かく作るのは大変そう……」

モブ子b「それは私も思った。それで聞いてみたんだけど……どう言ったと思う?」

モブ子a「実は手作りじゃなくて市販品とか?」

モブ子b「そんな訳ないでしょ!お母さん、勉強頑張ってる私の為なら、これくらい苦じゃないって!」

提督「………」

不知火「………」

モブ子a「お〜!愛されてますな〜!」

モブ子b「えへへっ、自慢のお母さんですから!」

提督「……っ」ブヂッ

不知火「……!」

不知火(て、提督君……食品を、握り潰して……)

提督「………」スタスタ…

提督(クソッタレが……)

不知火「………」

不知火(本当なら、今すぐ追いかけたい。提督君のことを、慰めたい……)

不知火(でも、私には……そんなことをする、資格なんて……でも、やっぱり……)

不知火「……っ」グッ…

不知火(提督君……)


↓1ビスマルクのコンマ    調教度:13/50
↓2迅鯨のコンマ       信用度:19.5/50
↓3不知火のコンマ      未練度:98.5/100 《-- リーチ --》
↓4大井のコンマ       依存度:94/100 《-- リーチ --》

反転コンマが最大のヒロインと交流します
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:46:50.43 ID:LakP07jA0
このターンに波乱はないと予想
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:46:59.14 ID:VLPey8YYO
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:47:04.26 ID:PHj3qYdDO
ぬーいぬいぬいぬい
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:47:05.82 ID:2oxKuWZ3O
ほあ
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:47:42.72 ID:qVcx4ooEO
これにはぬいぬいもニッコリ
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:47:44.28 ID:fv0NMhDpo
ぬいぬいだあああ!
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:47:47.15 ID:SJFolzKbO
あー……決まったか……
595 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 19:48:51.89 ID:47yVlLGA0
不知火は何をしている?もしくは提督と不知火は何をしている?

19:52以降から先着3つまでで反転コンマが最大の安価を採用
ただし19:56までに3つまで埋まらなかった場合、それまでで反転コンマが最大の安価を採用させていただきます
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:49:22.22 ID:4anjhb4fo
阿武?「フフフ……上昇値1ヲ出セバ……フフフ……」
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:50:23.17 ID:SJFolzKbO
1でるか……?
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:52:00.07 ID:zZbrnUrFO
しりとりする
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:52:00.56 ID:fv0NMhDpo
例の草原ですべてを打ち明け謝罪する不知火
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:52:01.12 ID:1tPzMUEgO
インキュバスに襲われそうになった不知火を助けに入った提督
2人ともまとめて魔法少女に助けられる
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:52:02.93 ID:j/Uc694CO
我慢できなくなり提督の唇を奪って濃厚なディープキスをする不知火
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:52:03.38 ID:HcDzGjYgo
提督に告白するぬいぬい
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:52:11.86 ID:2TWVijjS0
文化祭の出し物を決める話し合い
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 19:53:06.16 ID:1tPzMUEgO
>>598
ある意味凄い事になった
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:16:02.67 ID:LakP07jA0
これはどうなってしまうんだ
606 :長くなってしまいましたので、2回に分けて投下します。 ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 20:20:00.71 ID:47yVlLGA0
申し訳ありませんが、少しアレンジさせて頂きます。

――郊外・草原


提督「………」

ピークを過ぎたとはいえ、まだ夏の日差しが照り付ける。

だが、ここは比較的涼しい。汗ばんだ体を、そよ風が優しく包み込んでくれる。

提督「……っ」

提督(馬鹿じゃねえのか、俺は……)

ここへ来れば、ますます不知火への未練が大きくなるばかりだと言うのに。

ここへ来たところで、不知火から"裏切られた"事実は変わらないと言うのに。

提督「……なぁ、不知火。俺、やっぱり……」

ザッ…

提督「……!?」クルッ

不知火「………」

提督「し、不知火……?」

提督(どうして、お前がここに……)

不知火「……いると思いましたから」

提督「………」
607 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 20:22:38.01 ID:47yVlLGA0
一体、どういうことなんだ?何故不知火がここにいる?

不知火にとって、ここは……俺との黒歴史が蘇る、嫌な場所じゃないのか?

いや、考え込んでいる場合じゃない。とにかく、何か……言わなければ。

提督「……ら、来客が来るとは思わなかった。こんな辺鄙な場所にさ」

提督(クソッ!やっぱりダメだ!慌ててるせいか、また変なことを……!)

不知火「……苛まれているんです、未だに」

提督「……?」

提督(苛まれて……?それって、どういう……)

不知火「憎いんです、こんな……愚かな私が……それだけじゃない……」

不知火「こうして、提督君のことを忘れられず……貴方に会えると思い、ここへ来てしまう私が……」

不知火「反吐が出るほどに、憎い……気持ち悪い……!」

提督「い、いや、別に憎いだなんて……違、俺は何を言って……」

さっきから何を言ってるんだ、俺は。それに、不知火の様子もおかしい。

苛まれている?自分のことが憎い?どうしてそんなことを言うんだよ。

それに、俺に会えると思った……?ますます、訳が分からない。

提督(その言い方じゃ、まるで……)

不知火「………」

不知火(ここに来れば、提督君がいるかもしれないと思っていたけれど……まさか、本当にいてくれたなんて……)

不知火「………」グッ…

不知火(……覚悟を決めろ、私。きっと、こんな機会……もう、無いかもしれない……)

不知火(これ以上、自分の気持ちに蓋は出来ない……ここで怖気づいていたら、一生後悔することになる……)

不知火「……提督君」

提督「……!」


好感度上昇率判定

99.5:不知火、ここにきて恐怖心が勝ってしまう
100到達:不知火「……もう一度、恋人になってくれますか?」

01〜49なら好感度上昇:小 ×1.0
50〜98なら好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目なら好感度上昇:大 ×2.0

直下

好感度上昇数値判定 コンマ一の位×上昇率分上昇

↓2
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:22:42.24 ID:LakP07jA0
直下でで確定したい
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:22:43.26 ID:HcDzGjYgo
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:22:43.88 ID:C2e/g9oPO
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:23:23.76 ID:VPyU0EeoO
ゴールだ!
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:24:17.33 ID:LakP07jA0
こういうしりとりになってるやりとり好き
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:24:32.98 ID:fv0NMhDpo
きまったあぁ!!
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:25:24.94 ID:4anjhb4fo
>>612

おーすっごい
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:25:37.38 ID:PRxNdP9QO
おおいっち……
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 20:31:02.56 ID:WO+u7GQF0
大井は50に行けるといいね…
流石に2回ともアウトは呪いになりそう…
617 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 20:39:37.78 ID:47yVlLGA0
24→42:不知火、勇気を出す 6×1.0=6 6+98.5=104.5 → 100/100 《-- END開放 --》


不知火「……っ」スタ…スタ…

不知火(足が、震えて……それに、拒絶されてしまった時のことばかり、頭に浮かんで……)

不知火「くっ……!」スタ…スタ…

不知火(だとしても……ここで、逃げれば……本当の意味で、取り返しがつかなくなる……!)

提督「………」

不知火が、少しずつ……俺に向かって、歩み寄って来る。

その真意は分からないが、表情を見る限り……今にも泣きそうだ。

まさか、俺に『いい加減目障りだから関わらないで下さい』と告げる気だろうか。

不知火「はぁっ……はぁっ……!」スタ…スタ…

提督「……っ」ズキッ…

提督(そう、だよな……別れた相手に、未だ未練を抱くような奴なんて――)

不知火「……っ!」ダキッ

提督「――え?」

不知火「んっ……!」チュッ…

提督「んむっ……!?」

不知火「ぷはっ……」

提督「……え?あ、し、不知火……い、今……あっ、え……?」

不知火「……っ」ギュッ

頭が回らない。思考がまとまらない。気が動転して、ただでさえ拙い言葉が更に詰まる。

不知火は今、俺に何をした?抱き締めた?そして、キスをした?

何故?どうして?不知火は、俺に愛想を尽かしたんじゃなかったのか?

不知火「……提督君」

提督「あ、や、その……」

不知火が潤んだ瞳を向けながら、俺を見つめて来る。

その意味を図りかねていると、不知火が静かに口を開き……消えそうなほど儚い声で、俺の耳に語り掛けて来た。
618 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 20:41:35.33 ID:47yVlLGA0






























「やっぱり、私は……貴方の傍から、離れられません。どうか、もう一度……私と、付き合ってくれませんか……?」





























619 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 20:57:19.46 ID:47yVlLGA0
提督「……は、はぁっ!?」

不知火「………」

提督「あ、ぁ……え、と……」

理解が追い付かなかった。不知火の口から告げられた、衝撃の言葉。

俺が一番待ち望んでいて、なおかつ……一番あり得ないと思っていた言葉。

キスの時点で混乱していたのに、そこへ立て続けにそんな言葉を贈られれば……

提督(こ、これは夢か?だって、こんな……あり得ないことが……)

不知火「………」ススッ…

提督「……え?」

提督(俺から、離れて……)

不知火「……ごめんなさい」スッ…

提督「っ!?し、不知火……何、を……」

不知火「あの時は、心にもないことを言って……ごめんなさい……」ジワッ…

不知火「これまでも、そして今も……提督君のことを、愛しているんです……!」ポロポロ

不知火「それなのに、自分の心の弱さに負けて……あんな、酷いことを……!」ポロポロ

不知火「ごめんなさい……本当に、ごめんなさい……!」ポロポロ

提督「………」

不知火は俺のことを抱き締めていたかと思えば、今度は涙を流しながら土下座した。

しかも、"あの日"のことを謝罪しつつ……俺のことを『愛している』と言ってくれた。

つまり、俺は……不知火に嫌われていない?"裏切られて"いない、のか……?

提督「……なら、どうして」

不知火「……!」ポロポロ

提督「"あの日"、どうして不知火は……俺に、別れを……」

不知火「それ、は……」ポロポロ

提督「……俺に愛想を尽かし」

不知火「違いますッ!!それだけは、断じて……違うんです……!」ポロポロ

提督「……!」

嬉しかった。俺のことが嫌いになった訳ではないと、力強く言い切ってくれた。

それだけで、ボロボロだった心に……生気が戻っていくのを感じる。

だからこそ、気になったのだ。それならば、何故不知火は"あの日"、俺を拒絶したのだろうか。

不知火「……突拍子もなく、それでいて……長い話になります。凄く、長い話に……」ポロポロ

提督「……全部聞く。ゆっくりで良いから、話して欲しい」

不知火「は、い……」ポロポロ

不知火(例え、信じて貰えなくとも……全てを、打ち明けなければ……誠意を、見せなければ……)ポロポロ
620 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 21:12:12.00 ID:47yVlLGA0
――数時間後


不知火「……それで、私は……ずっと、後悔し続けて……」ポロポロ

提督「………」

にわかには信じ難い話だった。時間が巻き戻る地獄を、ずっと味わい続けていただなんて。

だが、それを作り話と断定することも……出来なかった。

不知火「ごめんなさい……私が、弱かったせいで……」ポロポロ

提督「………」

不知火は終始、涙を流しながら語ってくれた。

それも、俺の目を見ながら……言葉を詰まらせながらも、真剣に話してくれた。

俺には、不知火が嘘をついているとは……到底、思えないのだ。

提督「………」

不知火「………」ポロポロ

もし、その話が事実だとすれば……不知火は俺の為に、必死に足掻いてくれたことになる。

俺と過ごす未来の為だけに、心をすり減らしながら……時が巻き戻る現象、いや、魔法か?

とにかく、そんな得体の知れない状況に……抗い続けてくれたのだ。

提督「………」ギュッ

不知火「ぁ……」ポロポロ

提督「その、まだ色々と整理出来てないんだけどさ……」

提督「不知火は、俺の為に……そこまで、頑張ってくれたんだよな……耐えて、くれたんだよな……」

不知火「……!」ポロポロ

提督「……ありがとう」ナデ…

不知火「……ぐすっ、うぐっ……あぁっ……!」ポロポロ

提督「俺の為に……ありがとうな……」ナデナデ…

不知火「うあぁぁっ……!えぐっ、ひっく……ぐしゅっ……ああぁぁっ……!」ポロポロ

不知火(ただ一言、最愛の人から『ありがとう』と言って貰えただけで……今までの苦労が、報われた気がした……)

不知火(提督君に、話を聞いて貰えて……辛さや苦しさを、知って貰えただけで……こんなに心が楽になるとは、思わなかった……)
621 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 21:34:04.41 ID:47yVlLGA0
――数分後


不知火「……お見苦しい所をお見せしました」グシグシ

提督「……良いんだよ。むしろ、弱い部分を見せてくれる方が……嬉しいから」

不知火「……提督君」

提督「………」

不知火は、俺に全てを打ち明けてくれた。ならば、次は俺の番だ。

ただでさえ辛い思いをした不知火を、更に追い詰めてしまうことになるかもしれない。

だが、黙ったままでいる訳にはいかない。最愛の人だからこそ、絶対に……話さなければならない。

提督「……きっと、不知火と比べれば……大したことじゃないのかもしれないけど」

不知火「……?」

提督「俺も、不知火がいない時間は……不知火が隣にいない日々は、凄く……辛かった」

不知火「……!」

提督「頭に思い浮かぶのは、不知火のことばかり……寂しさと苦しさばかり、募り続けて……」

提督「……俺は、人として……許されないことを、してしまったんだ……」

不知火「……許されないこと、ですか?」

提督「……っ」グッ…

言うのが怖い。不知火との関係を、自ら完全に壊すことになるかもしれない。

だが、全ては俺が蒔いた種だ。ここで話さなければ、きっと……バレるまで、言い出せなくなる。

そんなことになって、不知火を傷付けてしまうなら……今、打ち明けておくべきだ。

提督「……不知火と別れてから、俺は二人の女性と肉体関係を持っている」

不知火「……!?」

提督「片方は大井で、もう片方は……金を出して買った女だ。人身売買に手を染めてしまった」

不知火「………」

提督「不知火がいない寂しさで、俺は狂ってしまった。その二人と肌を重ねることで、孤独を誤魔化そうとした」

提督「だけど、無理だった。大井も、その女も……不知火の代わりにはならなかった」

提督「この期に及んで、俺は不知火のことが忘れられなかったんだ。別れた人のことを引きずり、他の女に手を出す情けない糞野郎なんだ……」

不知火「………」

提督「……っ」

きっと、軽蔑されただろうな。呆れられただろうな。

不知火は、一途に俺のことを想い続けてくれたというのに……俺はこの体たらくだ。

不知火「………」スタスタ…

提督「………」

罪悪感と、後ろめたさと、自分への嫌悪感で……不知火の顔を見られない。

しかし、不知火の足がこちらへ近づいて来る。ビンタか、それとも殴るつもりだろうか。

どちらにせよ、俺はそれを受け入れて――
622 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 21:41:31.78 ID:47yVlLGA0
少し休憩します。22:30〜23:00頃再開予定です。
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 21:44:10.80 ID:2TWVijjS0
旦乙ごっとひんが
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 21:44:12.82 ID:qfUd90u90
タン乙 設定投げた張本人だけどENDまで行ってよかったとホッとしてる 
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 21:44:16.90 ID:WO+u7GQF0
一旦乙
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 21:45:15.78 ID:fv0NMhDpo
たんおつおつ
627 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 22:46:45.15 ID:47yVlLGA0
再開します。
628 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 22:47:59.71 ID:47yVlLGA0
不知火「………」ダキッ

提督「――え?」

不知火「私のせいで、ごめんなさい……それほど、思い詰めていただなんて……」ギュウッ

提督「………」

不知火「これも全て、私が原因です……本当に、ごめんなさい……」

提督「……何、で」

不知火「え……?」

提督「何で、責めないんだよ……何で、怒らないんだよ……!」

提督「俺は、許されないことをしたんだぞ……!?不知火に未練を持ってる癖に、あんな……」

不知火「………」フルフル

提督「……!」

不知火「提督君は、何も悪く……いえ、人身売買については、確かに褒められたことではありませんが……」

不知火「貴方が私に対して、責任を感じることはないんです。元はと言えば、私のせいですから……」

提督「そんな、ことは……」

不知火「私は、提督君を責められる立場ではありません。それほどのことを、してしまったんです……」

提督「………」

不知火「……ただ、提督君が大井さんと一緒に歩く様子は、何度か目撃しました」

提督「……!」

不知火「それに加えて、提督君が大井さんからスイーツを食べさせられている所を見た時は……凄く、嫉妬して……」

不知火「自分で提督君を傷付けておいて、それなのに……大井さんを妬む自分に、嫌気が差して……」

提督「………」

不知火「むしろ、責められるべきなのは……私の方です。貴方のことを苦しめた癖して、自分勝手なことを考えていましたから……」

提督「………」

提督(不知火……)
629 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 23:02:36.99 ID:47yVlLGA0
提督「……っ!」ギュッ

不知火「あっ……」

提督「……自分勝手なもんか」

不知火「……!」

提督「むしろ、嬉しかったくらいだ。不知火が、俺のことを……嫉妬するほど、考えてくれてたんだなって……」

不知火「……提督、君」

大井や肉便器に手を出してしまった、俺なんかとは違う。

不知火は、ずっと……俺のことを、一途に想い続けてくれた。

時が巻き戻り、一時的に諦めたとしても……それでも、俺のことを好きでいてくれたんだ。

提督「……やめる」

不知火「え……?」

提督「大井や、もう一人の女との関係を……やめようと思う」

不知火「……!」

提督「不知火さえ傍にいてくれれば、俺は……もう、他に何もいらないから」

不知火「………」

提督「自分でも最低なことを言っている自覚はある。いや、これからより一層最低な野郎になる……」

手を差し伸べてくれた大井や、自分で買った肉便器と決別する。

大井を悲しませることになるかもしれない。あいつには、訴えられるかもしれない。

だが、それでも……俺のことで、不知火に苦しい思いをさせたくない。

俺の為に、文字通り……死ぬような苦労をしてくれた不知火に、これ以上……不誠実な真似はしたくない。

提督「こんな、糞みたいな人間だが……どうか、俺の傍にいてほしい」

不知火「………」ギュッ

提督「……!」

不知火「むしろ、私からお願いしたいほどです……提督君こそ、ずっと……私の傍にいて下さい……」

提督「……あぁ。もう、離さない……別れると言っても、絶対に離さないからな……!」

不知火「………」ギュウッ…

不知火(あぁ、私は夢でも見ているのかしら……こうして、また……提督君と、恋人に戻れるなんて……)

不知火(……大丈夫。もう、起こらないはず……あれ以来、全くと言って良いほどに……だから、心配する必要は……)

不知火「……っ」

提督「……不知火?」

不知火「………」
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:08:14.63 ID:2TWVijjS0
もう一人の女「」
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:15:49.57 ID:WO+u7GQF0
大井「……そうなると思ってた」
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:16:12.37 ID:3841rrGT0
俺のヴルストで慰めてやるよ
633 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 23:16:49.77 ID:47yVlLGA0
不知火「……怖いんです」

提督「……?」

不知火「また、時間が戻ったらと思うと……この出来事さえ、無かったことにされたらと思うと……」

提督「……!」

提督(不知火、今……一瞬、"あの日"のような表情に……)

不知火「………」

提督「………」

俺には、不知火がどれほどの苦痛を味わったかは……想像することしか出来ない。

励ますだけなら、当たり障りのない言葉をかければ良いだろう。

ただ、それでは……不知火の不安が、完全に晴れるとは考えられない。

提督「……不知火」

提督(なら、俺が不知火に言うべきことは……)

不知火「………」

提督「俺は、何度でも……お前のことを好きになる」

不知火「……!」

提督「例え、その現象とやらが起こったとしても……俺の、不知火への想いが消えることはない」

提督「実際、不知火に別れを告げられてから……ずっと、未練を抱いてたくらいだからな」

不知火「………」

提督「それに、俺達が出会う前まで戻ったとしても……俺にはもう、不知火しかいない。お前以外、考えられないんだ……!」

不知火「……!」

自分の率直な気持ちを、不知火の目を見ながら伝える。

時間が巻き戻ってしまえば、俺の記憶も消えてしまうことだろう。

だからこそ、今……不知火に告げる。彼女の心に、俺からの想いを注ぎ込む。

不知火のことを、どうしようもなく愛しているという……俺の全てを。

不知火「……っ」ジワッ…

不知火(提督、君……)ウルウル…
634 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 23:33:56.74 ID:47yVlLGA0
不知火(……心の中から、不安が消えてゆく。同時に、充実感で満ち溢れてゆく……)ポロポロ

不知火(提督君からの、温かい言葉を受け取って……胸の奥が、彼への想いで埋め尽くされて……)ポロポロ

不知火「……伝わりました」ポロポロ

提督「……!」

不知火「提督君が、私のことを……愛してくれているという、熱い気持ちが……!」ポロポロ

提督「……その、恐怖は……消えたのか?」

不知火「……はいっ」ポロポロ

提督「そう、か……なら、良かった……」

不知火は、再び涙を流しながらも……かつて、俺に見せてくれた表情を浮かべた。

そこには、"あの日"のような絶望に満ちた死者の顔はない。

あるのは、年相応で……俺がこの世で一番愛している、少女の笑顔だ。

提督「………」

不知火「………」ポロポロ

提督「……いつの間にか、夜になっちまったな」

不知火「……そう、ですね」ポロポロ

不知火の話を聞いている間に、すっかり太陽が沈んでしまっていた。

見渡す限りの星空が広がっていて、俺と不知火だけが世界の中心にいるような錯覚さえ覚える。

それどころか、夜空に輝く星さえ……俺と不知火のことを、祝福しているように感じてしまう。

提督「……折角だし、もう少しここにいないか?」

不知火「……!」ポロポロ

提督「久々に、ここへ来たからさ……二人で夜空を眺めるのも、悪くないだろ?」

不知火「……はい」ポロポロ

不知火(この先、何が起こったとしても……私は、決して提督君から離れたりしない)

不知火(提督君が、私に伝えてくれた言葉……その言葉に宿る、私への想い……)

不知火「………」ギュッ

不知火(それが心の中にある限り、私は……もう、折れることはない)

不知火(このまま、提督君と歩む未来を……掴んでみせる。必ず……!)

提督「……不知火」

不知火「……はい」ポロポロ
635 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 23:36:01.79 ID:47yVlLGA0






























「……愛してる」


「……私も、愛しています。これまでも、そして、これからも……!」





























――不知火END・開放
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:37:42.16 ID:1tPzMUEgO
次週のコンマは振られるか、次回にトドメは持ち越されるかどっちだろう…
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:47:17.95 ID:2TWVijjS0
??「おかしい、こんな事は許されない」
638 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 23:51:25.93 ID:47yVlLGA0
〜 9月3週 〜

――10周目提督家・自室


不知火「……ここに来るのも数年振り、ですね」

提督「……不知火の体感でもか?」

不知火「はい。提督君に別れを告げた後は、時が巻き戻ることはありませんでしたから……」

提督「そうか……」

俺と不知火は、お互い手を握りながら……ベッドに座っている。

肌を重ねることも考えたが、今の俺にそんな資格はないと踏み止まった。

不知火と愛し合うなら、大井や肉便器との肉体関係をやめてからだ。

提督「……しかし、魔導師の仕業とはな」

不知火「……私も最初は信じられませんでした。ですが、実際に時が巻き戻る現象を経験した以上は……」

提督「……ん?」

提督(そういえば、いつだったか……)

不知火が話してくれた過去と、似たような話をしていた奴らがいたような気がする。

確か、通りすがりに耳に入ってきて……バカバカしい話だと、切り捨てた覚えがある。

不知火「……提督君?」

提督「いや、だいぶ前に……そんなことを話してる奴らがいたような……」

不知火「え……」

提督「何か、時を遡る魔法だとか、繰り返して我を忘れたとか……」

不知火「っ!?そ、その人の顔は覚えていますか!?」ズイッ

提督「いや、それは……ごめん。ただの妄想話だと思って、聞き流してたから……」

不知火「……そう、ですか」

提督「でも、ひょっとしたら……そいつらも、不知火と同じ被害者なのかもしれないな」

不知火「………」

不知火(その人物は、本当に被害者なのでしょうか……もしかすると、その人物こそが……)

不知火「………」フルフル

不知火(……いえ、もう過去のことを引きずるのはやめましょう。これからは、提督君との未来を歩むことに集中しなければ……)


↓1ビスマルクのコンマ    調教度:13/50
↓2迅鯨のコンマ       信用度:19.5/50
↓3不知火のコンマ      好感度:100/100 《-- END開放 --》
↓4大井のコンマ       依存度:94/100 《-- リーチ --》

反転コンマが最大のヒロインと交流します
ただし不知火が最大値の場合はその場で終了です
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:51:40.31 ID:2TWVijjS0
ふんが
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:51:47.09 ID:svAbila3O
まだ終わらんよ
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:51:56.77 ID:LakP07jA0
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:52:07.29 ID:HcDzGjYgo
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:52:27.33 ID:LakP07jA0
大井もきた
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:52:55.32 ID:fv0NMhDpo
やるなぁ………!
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:54:08.08 ID:FKjsHiqy0
ここで大井か…十分射程圏内だけどどうなるか
646 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2021/02/14(日) 23:55:18.17 ID:47yVlLGA0
大井は何をしている?もしくは提督と大井は何をしている?

23:58以降から先着5つまでで反転コンマが最大の安価を採用
ただし0:02までに5つまで埋まらなかった場合、それまでで反転コンマが最大の安価を採用させていただきます

※R-18系安価の場合、『激しいプレイやアブノーマルなプレイ』、『コンドーム不使用のセックス』、『不知火及びビスマルクを含めた多人数セックス』等はNGです。
基本的に『お互いを物理的・精神的に傷付けない穏やかなセックス』のみと考えて頂ければ幸いです。
また、セックスする場所も提督もしくは大井の自宅、ラブホテル等に限定させて頂きます。
★現在、提督は大井との関係をやめようとしている為、大井から提督に行為を持ち掛ける展開になります。
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:57:59.97 ID:fv0NMhDpo
不知火に提督の事を諦めて欲しい、自分がどれほど提督に尽くし支えたかを告げる
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:58:00.61 ID:bxjjBMnNo
大井も提督に告白
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:58:00.90 ID:1tPzMUEgO
自分が必要無くなった事を理解した大井
かつて不知火がやった様に提督を拒絶しようとするが…
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:58:01.00 ID:WO+u7GQF0
なんでもするから捨てないでと縋る大井
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 23:58:01.81 ID:qfUd90u90
提督の雰囲気に何かを感じ取った大井が私にはあなたしかいない だから捨てないでほしいと縋り付く
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