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【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.

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835 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/07(日) 21:37:21.97 ID:l6CqC6H90
【早めに連絡。今日はお休み、明日やりますね】

>>834 そうですね。描写不足でした、申し訳ない】
836 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 22:12:59.77 ID:SjuK5iIZ0
【22:45ごろに再開します】
837 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 22:45:12.43 ID:SjuK5iIZ0
【再開】

……結局、何も思いつかないまま夕方になっちまった。
こんなことなら勉強しときゃ良かった。いや、違うような気もするが。

セイバーも辛気臭え面で鍛冶場に籠ったきりだしよ。……あんなんじゃマトモに打ててねえだろうに。


直下、何をしますか? 【六日目・昼】

1:コミュ (対象:セイバー/フォーリナー陣営)
2:街で情報収集 (ランダム)
3:情報整理
4:拠点へ帰還
5:自由安価
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:46:20.77 ID:SCx+yeLEO
1 セイバー
839 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 22:52:24.32 ID:SjuK5iIZ0
1:セイバー

……チッ、しょぼくれてても仕方ねえ。
あの夢のこともある。……とにもかくにも、何か話しとく必要はあるだろ。
大体終わるくらいの時間を狙って声をかける。念話にも慣れたもんだ。

「おい、セイバー」
『……なんだ?』
「ちょっと面貸せ、話す必要があるんじゃねえかと思ってな、今は」
『……分かった』

素直、じゃねえな。純粋に俺の言うことが気にならねえくらい何か考えてんだろ。
姿を見せたセイバーは、予想通り何か難しい顔をしている。……ホント、分かりやすい奴だと思うよ。


直下、会話内容

1:夢の話
2:いい加減真名の話
3:対フォーリナーの作戦会議
4:自由安価
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:54:33.72 ID:BBoIQ0DRo
1
841 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 23:20:43.53 ID:SjuK5iIZ0
1:夢の話

何か言ってやろうと思ったが、ごちゃごちゃ言うのは俺のキャラじゃねえし、上手いこと話せる自信もねえ。
なんで、とりあえず最初っから話してみる。

「実はな、夢を見た。お前の夢だ」
「……マスターはサーヴァントと繋がっている関係で夢が重なるという話はあるが、その類か?」
「理屈は分かんねえよ、でな、お前の夢っつったが、お前だけじゃねえ、お前と同じ名前を持ってるらしい全員の夢だ」

セイバーが露骨に驚いた。

「俺の、俺の名前の夢……」
「一番最初の奴は凄かったな、鏡と、剣か? 俺はよく知らねえけど、アレはヤバいと思ったね」
「……それはそうだ、その鏡はこの世界を照らす神の顔を写すために作られた。その剣は山をも崩す大蛇を斬り落とした」

そして、その表情が沈んでいる。……だーっ! クソがっ! そういう顔すんのは、俺の役目だ!

「だが、俺はまだそんなものを打てていない。あの御方が東征の際に打った剣も、それに届くようなものでは到底ない」
「別にいいじゃねえかよ! お前の剣、すげえぞ!」
「お前に何が分かる、マスター!!!」

セイバーが突然胸ぐらを掴んできた。あまりの剣幕に漏らしそうになる。
目の前に突きつけられた怒りに、ビビって、涙が滲んできて、心臓が破裂しそうになって。

思わず口がごめんなさいを言いそうになる。そうすればセイバーのことだ、俺を許すだろう。馬鹿真面目に謝ってくるかもしれねえ。
そうだ、いつもどおり、そうすりゃいいんだよ。わざわざこんな逆ギレ野郎構うことはねえんだ。

……でもよお。


「テメエが落ち込んでるのに、俺がはいそうですかって言えるかよお!」
「は」


言っちまった。もうダメだ、こうなりゃ自棄だ。この戦争に巻き込まれてから、ずっと俺はこんなんだ。

「俺はな、あの夢ん中でな、テメエの祖先のすげえのを見たさ! でもよお、確かにその光はすげえんだよ、でもよお!」

もう何を言ってるのかは分かんねえ、何か泣いててクソダセえ。

「俺はお前の背中の方が覚えてるぜ! 一番最初にあの鍛冶場で剣を打って、アーチャーに立ち向かったお前の背中!」
「それが」
「それがどうした!? ふざけんじゃねえや! 俺はどうしようもない人生だったから言わせてもらうけどよお!」

クソ、クソ、言いたかねえ、こんなこと。俺は何かすげえ奴になるのに、こんなことは言いたかねえんだが。

「お前の人生ってのはよお! お前の意地ってのはよお! お前だけのもんじゃねえのかよ! それがどんなにクソダサくってもよおッ!!!」


沈黙。

セイバーの顔から表情が消えた。殴られるか、それとももしかしたら真っ二つに切られるかもしれねえ。
言いたいことは言ったから満足だなんて思わねえ。俺はまだ死にたくねえ、なんで俺こんなこと言っちまったんだという焦りがまず来た。
今更になって全身が震える。涙が両目から溢れ出てくる。あんまりにもセイバーが真顔で俺を見てるんで、どうしようもない。

土下座か、それしかねえか。そろそろと中腰に移行しようとしたところで。


直下、セイバーの反応

123:沈黙したまま霊体化
456:真名判明
789:↑+無念無想へ至る
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:22:07.31 ID:P+Wci0RVo
なかなか良い展開!
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:23:17.64 ID:OkX4WkXo0
コンマで台無しに至る
844 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 23:24:44.40 ID:SjuK5iIZ0
1:しかし霊体化である

セイバーの姿が消えた。……霊体化しやがった!?

その後、呼びかけてもセイバーは答えずに。夜が来るまで何も反応は返ってくることはなかった。
……ま、まあ、箱は置いてるからまさか自害したってことはねえと思うけど。……ねえよな?

【昼行動を終了します】


直下、他陣営行動判定

12:降
3:魔
45:狂
67:騎
89:槍
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:24:53.21 ID:rRPbqiSfO
ほい
846 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 23:38:53.57 ID:SjuK5iIZ0
1:ふぉるふぉるふぉーりなー

薄暮の中で蒼い炎が舞う。
ゆらりゆらりと揺れる炎に、ライダーのマスター、ショーは恍惚として魅入っている。
いや、正確には炎を通じ何かを見ている。それが彼にしか見えない幻想であろうとも、恍惚としたその表情にはもはや一切の悩みはない。

蒼い炎に心を奪われているショーの表情を、痛々しくライダーが見つめ、哀し気に目を逸らす。
その肩に分厚い手が置かれた。

「つれえんなら、ちょっと離れとくか。フォーリナーの炎はあんまりよくねえからな」
「……フォーリナーのマスターさん、……ええ、ありがとうございます」
「まったく、こんなちっこいのに見せるもんじゃねえよ、フォーリナーも、お前んとこのマスターも」
「いえ、気にしないでください。……マスターの苦しみを理解できていなかった、私が、悪いんですから」

部屋を出たライダーの肩が僅かに震えているのを見て、巨漢がおたおたと狼狽する。

「いや、そんなことはねえよ、多分。その、上手く言えねえけど、まわりが悪かったんじゃねえかな」
「……そう思えれば楽なのでしょうけど」

ライダーのか細い声に合わせて、外から怪物の甲高い鳴き声が響く。

「……んまあ、どうしたもんかね。フォーリナーも、ライダーのマスターも、罪作りな奴だ」


直下、そういや降狂同盟は騎魔が崩れるまででしたけど…… 【状況的に】−1

1234:そのまま
56789:既に分かれてるよ
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:40:17.73 ID:OkX4WkXo0
そうれ
848 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/08(月) 23:48:04.59 ID:SjuK5iIZ0
2:仲良くいるよ

「仕方があるまい、フォーリナーはもう止められん」

その声に影からもう一人が応じる。

「おう、ジュノさん。やっぱりそうか? ……俺が早いとこ止めときゃ良かったんかなあ?」
「それも一つの可能性だが、起こったことを話しても仕方がない。かといって、この状況で協力が切れないもの確かだ」

表情を変えずに淡々と呟くジュノに、ライダーが反応した。

「止められない、……それはもしかして、フォーリナー自身も、でしょうか?」
「……それは何とも言えん。俺としては今フォーリナーと離れてバーサーカーを制御できるかと言えばどうだろう、ということだ」
「それは……、どういうことだい?」


直下、バーサーカー陣営が離れてない理由

123:バーサーカーがかなりフォーリナーの影響受けてるヤツ
456:ライダーが必要
789:純粋に戦力差
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:51:11.12 ID:OkX4WkXo0
ぬんっ
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:51:33.56 ID:vJGCHLtjO
851 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/09(火) 00:02:13.14 ID:upBqnKws0
2:バーサーカーがかなり依存しちゃってる

巨漢の問いにジュノが表情一つ変えずため息を吐く。

「バーサーカーは理性的であるがゆえにバーサーカーのクラスを選んでいる。それは説明したか?」
「おう、良くは分かんねえが、あんまり真面目過ぎておかしくなっちまったってことだよな?」
「大体はその解釈でいい。そう言った理性で支配された部分にフォーリナーの狂気が這入り込んだ」

ライダーと巨漢が同時に表情を歪める。

「……あんまり真面目過ぎてカルトに嵌っちまうやつか。たまにあるんだよな」
「逆に、フォーリナーの狂気を受けることでバーサーカーが安定してしまっているのでしょうか?」
「そうなる。……だから、今フォーリナーと離れることでバーサーカーの狂気がどうなるか、俺にも予想ができない。かといって俺も仕事だ、自害させるわけにもいかん」
「制御するためには現状のママが安全。……そちらにもそちらの事情があるでしょうしね」

無理やり自分を納得させるようにライダーは頷き。夜の闇が徐々に館の中に忍び寄ってくる。
蒼い炎の光だけが薄暗い邸内の中で反射し、夕焼けに対抗するかのように輝いている。
狂気が徐々に彼等を侵食するかのように。

【他陣営の行動描写を終了します……】



【というわけで今夜はここまで。お疲れさまでした】

【次回はおそらく水曜日の同じくらいに】
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 09:54:08.88 ID:a1SR9NKzO
おつん
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 10:22:29.70 ID:VBYteCLDo
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 10:29:50.71 ID:lIuFKq450

セイバーの言ってるのは八尺鏡と草薙剣かな?
855 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 22:15:22.91 ID:B/Cbzgq+0
【22:45ごろに再開しますね】
856 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 22:45:07.56 ID:B/Cbzgq+0
【再開】

【六日目・夜】

結局あの後セイバーは姿を見せなかった。何となくいる感覚はあるから、霊体化してるか、宝具の中で剣を鍛えているんだろう。
馬鹿正直が裏目に出たって感じだな。俺も人のことは言えねえが、いい加減この癖を止めても

……止めても? ……そんなこと、考えたことはあったっけかな?


直下、何をしますか? 【六日目・夜】

1:コミュ (対象:セイバー(判定有)/フォーリナー陣営)
2:街で情報収集 (ランダム)
3:情報整理
4:拠点へ帰還
5:自由安価
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 22:49:09.81 ID:yGoC+Uhno
3……いや2だな
858 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 22:53:48.25 ID:B/Cbzgq+0
2:街で情報収集

「とりあえず動くぞ、何かあったらさすがに出て来てくれよ」

セイバーの残した箱を肩にかけてとりあえず今どういう状況になっているのかを確認する。
上手く捕まるといいが……。


直下、情報収集判定

1:遭遇
234:不穏な噂
5678:不穏な噂
9:遭遇
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 22:55:45.57 ID:813r1izho
860 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:04:35.00 ID:B/Cbzgq+0
7:不穏な噂・良

街を歩き回ってると、なんとなく雰囲気が違うのが分かる。
ビビり故の本能みたいなもんだが、なんというのか、空気が違う。

今にも厄介ごとが起きそうな、それでいて逃げることは考えられねえ、みたいな。

そんな状況だからか、気になる噂が聞こえてきた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「……湖の洋館、そういやそんな場所あったな」

この街の湖の端、そこにでけえ家があるのは知っていた。
そこには昔かっらの偉いさん一族が住んでるらしく、俺には縁のねえ話だと思っていたが。

「よく考えりゃ、魔術師ってのは長い家が多いらしいし考えられるよな」

そして、それに加えて気になるのが。

「最近、よく知らねえ奴が出入りしてたが、今朝くらいから見かけなくなったとか聞いたな……」

その家に知らねえ奴がいて、加えてそっから出てった。この状況だから気になるっちゃなる。
何にせよ、その湖の館、見に行くだけ見に行ってもいいかもしれねえな……。

直下、5以上で追加情報
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:05:44.76 ID:HCBnV2o/O
そい
862 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:16:55.02 ID:B/Cbzgq+0
6:追加情報

……湖はそういやこの近くだったな、ちょっと寄ってみるか。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


そんわけでしばらく人目を避けながら湖に近づく。なんか妙なくらい静かで気味が悪い。
そろそろそのデカい家が見えるか、といったところで。

『マスター、それ以上近づくな』

セイバーの声が頭の中に響いた。思わず足を止める。水の嫌な生臭さが鼻の中に流れ込んできた。
何がダメかは分からんが、セイバーの言うことだ、間違いはねえだろ。
つまりは、やっぱりここはなんかあるってことだよな。

しゃあねえ、とりあえずそれが分かっただけでも儲けもんだ。そう思って背中を向けようとした一瞬。

「……は?」

それが視界に入った。ほんの一瞬だが間違いはない。家の窓越しに見えたのは、あの、蒼い炎。
全身が震えた。思わず涙が出て来て全力で逃げ帰る。……間違いねえ、あの家には、フォーリナーがいやがる!

……そして、そうなら、その家から出ていった奴ってのは。

「……もしかして、フォーリナーとウマが合わねえ奴、か?」


【夜行動を終了します……】

直下、他陣営行動判定

1:降
23:魔
45:狂
67:騎
89:槍
863 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:31:36.10 ID:B/Cbzgq+0
【15分経ちましたし、このコンマで判定】
864 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:36:00.14 ID:B/Cbzgq+0
0:自作自演感!

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      ‖ノ'`  ,、,、r'^^^ ry'~^ っ  ^',}l         { ,':「 ̄〕/ }\::く ̄\_::::.‘,}l
.       l{(:::^r      '"´       ‖        { .{:.:|/く_/:\〔\::::::::::::\ } }l
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.       ∧\:::`^r ,、         //          ‘,=\ 「 ̄〉:| く \|〉___/::://
.      ∧ \fr'::::::~(r、,、゙    / /               \ニ\ ̄         _、-/
.        \ ` ー-====-‐ ´ /             \ニ`ニ=====ニ´/
            `丶、       >'"                ` ー====‐ ´
              `¨¨¨¨¨¨´

直下

123:キャスター、捕捉される
456:複数戦闘発生
789:ライダー、密通
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:39:08.03 ID:6NcOoC6yo
866 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/10(水) 23:41:46.56 ID:B/Cbzgq+0
3:キャスター、捕捉される

【そういやキャスター狙いは二陣営いましたね】


直下、どっちよ。5以上でランサー、4以下で騎狂降
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:47:03.29 ID:MFKxm4EzO
868 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/11(木) 00:00:59.70 ID:dKuG/gdL0
9:ランサー

夜の闇は街の灯によりその力を多く弱められた。しかし、光りあるところに影ができるように、光りある限り闇は消えず、その中で息づくものもまた同様に。

「キャスター、ど、どうだ? これで十分に撒けているか?」
「フン、少なくともこの夜というアドバンテージ。私にとっては慣れた舞台」

吸血鬼の姿に変化したキャスターは周囲をくまなく警戒しながら逃避行を続けていた。

「まったく、何故ライダー陣営は我々を裏切った!?」
「心理の面は分からんが、現時点で私たちが一番他陣営の情報を握っているのは確かであろう。故に、私たちをこの舞台から降ろさせ、その後にとって変わろうとした……」

クックックと喉の奥でキャスターが嗤う。青白い喉が不気味に蠕動し、口元の血が伝う。
周囲には血を吸われたのであろういくつかの死体。キャスターが手を払うと、その死体は無数の小動物に貪られ骨すら残らない。

「しかし、魂喰いというのはいささか味気ないモノよな」
「仕方あるまい。お前の宝具はかなりのリソースを食う。宝具を解いたときのお前の表情はなんというかもの悲しくはあるが」
「無論、理解しているとも。ここではこれより取る戦法はない。それに」

キャスターの目が遠くへ向けられる。遠く、そう、星を引きずり落とされた闇の夜空へ。

「ソドムに炎が墜ちる頃合だ」

キャスターの言葉と同時に、暗闇へ真っ赤な流星が走る。その流星は炎。まっすぐにキャスター目掛け、その火球は墜ちた。
衝撃から外套でマスターと自分の身を守り、墜ちてきたそれへ真っ赤な唇がぬらりと蠢いた。

「さて、ようこそ。ランサー」
「見たぜ見たぜ、テメエが人を食っているところ! テメエがマスターの言っていた、真犯人って奴だなッ!!!」

轟々と燃え上がる炎の前に、透けるような肌を火照らせてキャスターは嗤う。
光と闇の対決がここにて幕を開けた。


【というわけで今夜はここまで、次回、槍魔戦、おつかれさまでした】

【次回はおそらく金曜日の同じくらいに】
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 00:11:48.68 ID:uCaWnfxeo
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 00:28:25.33 ID:YycVUtW2o
乙、光ん力だぁ!!
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 08:45:38.46 ID:E2Op8vImO
872 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 22:28:07.47 ID:OavLCq080
【22:40ごろに再開します】
873 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 22:42:28.99 ID:OavLCq080
【再開】

夜闇を照らす赤い炎。眩しげにそれを見つめキャスターは嗤う。

「ようこそ、私の舞台へ、炎の申し子よ」
「よく分かってんじゃねえか、そうとも! 俺が火焔山にて修行せし……」

名乗り口上をあげるランサーをキャスターが手で制する。

「貴様の真名も、貴様のマスターが私を狙う理由も既に把握している。効率的に行こうではないか」
「……なら話が速えな、最初っから全速力で行くぜッ!!!」
「っと、待て、待て、話を」
「うるせえっ! 問答無用!!!」

火焔を利用した強力なジェット噴射、音すら超えんかという勢いで迫るランサーにキャスターはその身を霧へ変え対抗する。
キャスターの霧を突き抜け、ランサーは苛立たしげにその霧を闇雲に散らしていく。

「アァッ!? うざってえなあ!!!」
「話を聞かんか。仕方があるまい、まずはこの手で躾といこう」


直下、戦況

1:ランサー、圧倒
234:データにない成長率
5678:情報的優位
9:お前のスキルを知っている
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 22:43:38.66 ID:DzjMb11Ro
875 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 22:53:47.45 ID:OavLCq080
6:情報的優位

ランサーは戦闘を通じ成長する。故に、一回勝利しと次の戦いにおいて同じ手段で勝利することは困難である。
サーヴァントとは固定された側面。その例外性には多くのサーヴァントが翻弄される。

ましてや、情報のみで知るだけのキャスターなら。そう、本来であればそのはずだった。

「チッ、ちょこまかちょこまかと! うっとうしいことこの上ないッ!!!」
「正面切って戦ったところで、私が膂力に負けることは認めざるを得んからな」

ランサーの言葉通り、燃え上がる三昧真火をひらりひらりとかわしていく。
予想の外に至った攻撃には自らの一部を切り離すことで対応し、ときには吸血種に変異したことで得た魅了の魔眼を用いて足止めを行う。
一挙一投足の間に変化していくランサーの攻撃へ、寸前で合わせていくその戦い方は、優れた即興劇にも似ていた。

「チッ、どこまでたっても掴めねえ! この煙野郎が! だが、俺はもうすぐ、お前より!」

その言葉通り、キャスターの頬をついに炎が焦がした。実力伯仲。既にキャスターの力をもっても、ランサーの攻撃に追いつかなくなっていく。

「強くなるぜ、人殺し野郎ッ!」
「……ふむ、そうか」


直下、戦況

1:宝具開帳
234:ランサー、速い
567:マスター援護
89:真名看破
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:02:40.31 ID:ikjaAFID0
どうなる
877 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 23:17:11.38 ID:OavLCq080
1:宝具開帳

キャスターは思考する。

(……ランサーは直情的。煽れば煽る程、精彩を欠くと考えていたが予想よりも対応が速いな)

振り回される槍が徐々に自らの体へダメージを蓄積させていっている。
本来の自分の霊基からは遥かに掛け離れた、自らの創作による優れた霊基ではあるが、元々この宝具は自らに与えるものではない。
根本にある自分がため息を吐くような感覚を覚え、仮初の霊基はクククと笑う。

(では、そろそろあの方法を使うとしようか。そして、こちらの要求を聞かせる優位を作り出そう……!)

キャスターの狙いはそれだった。
自らを化物として演出することで自身の陣営を敵視しているランサーを釣り、得た情報により弱体化させ交渉せざるを得なくする。
ライダー、バーサーカー、フォーリナーを敵に回した現在の状況において、キャスターが導き出した解がそれだった。
確かに、圧倒的情報優位に立つキャスターの出した解は間違っていない。最初に戦闘を行うことで自らの力を見せるというのも手段としては正解だ。

だから、ただ一つキャスターが見誤っていたとすれば。

「何テメエ笑ってんだッ!!! ええい、面倒だ! マスター! いいか!?」
(……宝具開帳の許可を取ろうとしているのか? ランサーの宝具はあまりにも目立つし周囲に影響を及ぼしすぎる。いくらマスターが素人とはいえ)
「よっしゃ、じゃあ行くぜ!!!」
「何!?」

ランサーと、そのマスターの単純さ。いいや、狂奔にも似た愚劣なまでの直情的性分。すなわち。

「【三昧真火】……」
「そこまでお前たちはバカだっただと!? くッ、間に合」

全身に炎を漲らせ、ランサーがニヤリと笑う。

「おうよ! バカで結構ッ!!!【火炎槍(さんまいしんか かえんそう)】ッ!!!」


直下、戦況

123:キャスター、消滅判定
4567:間に合う(宝具使用不可)
89:間に合う(ランサー弱体)
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:18:19.70 ID:DzjMb11Ro
ぬん
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:21:31.91 ID:ikjaAFID0
急展開やなあ
880 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 23:22:23.61 ID:OavLCq080
0:特殊判定

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  i: : :/}:i´`∨: : : : : i U    / .,r――  _` ヽ、  ∨ ヽ: : : : ::ハ: :j
  j: : / {i/  ∧: : : :iヽi    /`ヽ_/       `ヽ、`ヽ    ∨:イ:/ }:/
 レ'´ ヘ    ヽ}ヽ: :|      i    ―ミ、 _____   `'´ }    .}:人{  i}
     ヽ `ー、 i ヽi    i    r‐‐っ r‐、       .|     レ'   j
        i:\ `i  u   .i   /   {___j   \    i    レ'´,ィ'
     /: : : ` 圦       |  {          `i  |   ∪j ,.く: i
      /: :>'´j: ∧      .|  У´ ̄≧=‐‐‐‐ 、/  i     j'´:i `ヽ
    //   j: : :∧    |__i´          ∧  i    /: : :|
         /: : : : :∧   i  }ヽ、        ノ}__j   /、: :N
         /イ: : : :>:ヽ、 ヘ  `ヽ` ー―‐  '´ ノ /  /: | ヽ!
         レ'´  |: : {.\  `ヽ、 ` ー―‐'´ _,r'´ ,イ: ::N
           ___i: : :i  \   ` ̄ ̄ ̄ ̄  / j: / ̄`ヽ、
         r'‐、 レ'´ヽ   `ヽ、      , '´  / `   r'´ }

直下

123:キャスター消滅するし集めた情報も燃えるし
456:キャスター、宝具をランサーへ
789:セイバー陣営、乱入
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:23:28.54 ID:ikjaAFID0
882 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 23:33:02.65 ID:OavLCq080
4:宝具をランサーへ

ランサーの体が火焔に包まれ、キャスターへ迫りくる。

(……ええい、真言は間に合わんッ!!! ならば一か八かの賭けだが)

炎に包まれたランサーの手がキャスターに延ばされるその一瞬。捕まりかけたその手がするりとほどけ。

「やりたくはなかったが……! 【鮮血の伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)】!」
「な、なんだぁ!?」

キャスターの容姿が先ほどまでの貴族然とした怪物から細身の優男へと変わり。
その手に握られた羽ペンから逆にランサーへその伝承が流れ込む。
混乱するランサーから炎が消え、徐々にその肉体が変化していく。そう、先ほどまで戦っていた怪物の姿へと。

「……これで少なくとも宝具は停止できた。あとの問題は」
「何だこの身体はッ!!! この慣れぬ感覚はッ!!! ……だが、これをどう使えばいいかは分かるぞッ!!!」
「僕の作った物語と戦う羽目になった、ということだな。いささかアドリブに過ぎるぞ、これは……!」


直下、戦況

12:吸血鬼ランサーは最強
345:流石に身体能力が違いすぎる
67:デバフぶっこんで逃走
89:作者がキャラクターに負けるものかよ
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:34:12.09 ID:ikjaAFID0
面白い宝具だ
884 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/12(金) 23:55:50.75 ID:OavLCq080
9:作者だぞ!

吸血鬼と化したランサーへ、キャスターが対峙する。
その手に握られているのは羽ペンが一本。体格差を踏まえても、その戦いは絶望的に映る。

「貴様、その矮躯でこの私に勝てると?」
「いや、正直言えば逃げ出したいところだが。今良い筋を思いついた」
「ほう? その筆、見たところ貴様は作家のようだが、そんな細腕で、血色の悪い顔で、この私を?」

吸血鬼はカッカと笑う。冷たい汗を流しながら、キャスターはそれを見つめ、羽ペンを、僅かに、動かした。

「遅いわッ!!!」

その行動を見逃さず、吸血鬼が矢の如く飛び掛かる。獣の如き膂力にキャスターの身は切り裂かれるはずだった。
だが、キャスターは羽ペンではなく、その手に握りしめていた何かを放り投げる。その小さい粒に、何故か吸血鬼は引き付けられるように軌道を変えた。
投げられたのはただの豆。だが、何故か吸血鬼はそれを目で追ってしまう。キャスターの言葉がその背へ向けられる。

「【風評改竄】、『吸血鬼は豆を撒くとその数を数えざるを得ない』」


 ◆風評改竄:A+
  悪評を更に捻じ曲げ、短所を更なる短所にするエンチャントの一種。
  凶暴な者はより凶暴に、臆病な者はより臆病に、病弱な者はより病弱に書き換えてしまう。
  長所を膨大な短所で塗り潰し、人間を矮小で醜悪な怪物へと貶める事も可能。


【風評改竄】、相手の正体をつぶさに観察し、それでいてその本性を見抜く目を持ったキャスターに与えられたスキル。
生い立ち、好み、癖、性癖に至るまで調べ上げ、僅かな弱点をアキレスの踵へと変えるキャスターの言葉。

通常であればそのようなものが簡単に効くわけはない。しかし、キャスターは度重なる【ストーキング】で周囲の情報を完全に集めている。
そして、何よりもまた、【吸血鬼】相手であればキャスターにとってこれ以上の武器はない。何故ならば。

「言葉を許したのが間違いだった。君は僕を何よりも早く倒すべきだった。『吸血鬼の弱点は十字架である』、『吸血鬼の弱点は鉄の武器である』『吸血鬼の弱点は強い匂いである』。……彼の武将には少々申し訳ないが」

一言ごとに吸血鬼の姿が歪んでいく。豆の数を数え始めていた身体は縮み、苦悶するかのようにもがき始める。
胸元から鉄の十字架を取り出し、マスターから臭いの強い油を受け取って退治するキャスターの姿はまるでヴァンパイアハンター。

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              レ^V/∧                /`7////ゝ―'´ ̄-=ニ三三三三三三ニ=<-=ニ三三 ゙,
                Y//ヽ          イ//( ̄/-=ニ三三三三三ニ>'´ ̄     `ー=三三 {
                  X、/| >     <i、//ト'、 /-=ニ三三三三ニ >'´           ⌒)三ニ_、
                  /=ニY    `    {:i:\! /-=ニ三三三ニ= '´                )三ニ=ヽ
                  __Ξ三ニ/)        厂/ _,/-=ニ三三ニ=/ァ                    /ニ三ニ=- '.
             ノ-=ニ三ニ〉  }      ,イ_=三三三ニ=-_ノ`ヽZ                ヽニ三ニ=- ,
            /-=ニ三ニ/――、 _/三三≦-=ニ三三ニィ´     \ハ                ヽ三ニ=-‘,
             __,\-=三ニ=l__,  /三三三三≧x -=ニ三ア     /ニー‐ァ              ヽニニ=-'.
         /-=ニ三ニ三ニ=-/  !三三≧-=ニ三三ニ= /    /-=ニ三く_                丶ニ=-乂
           /-= i-=ニ三ニ=/   /-=三三三三三三三//i  /-=ニ三三三ニヽ. _                ⌒三ニ=-
          '-=ニl'=ニ三ニ={   /-=ニ三三ニ メ -=ニ三三三ニく-=ニ三三三三三ニ=-ヽ                 ⌒三ニ
        {-=ニノニ三ニ=- }  |-=ニ三三三/-=ニ三三三三三三三三三三三三ニ= 人                 ⌒Ξ
        ,ノ=ニ/ニ三三ニ= {  |-=ニ三三三三三三三三三三三ニ=- -=ニ三三三ニ/-=ニ>
       ノ-=ニ'ニ三三ニ=- ヽ/-=ニ三三三三三三三三三ニ=-/ \ニ三三ニ=-/-=ニ/ \

「そこまで貶めたこの僕、ブラム・ストーカーが改竄する。『吸血鬼ドラキュラは、作者である僕には勝てない』!」

その言葉は何よりも強く、もがき苦しんでいた吸血鬼はぴたりと止まり。キャスターがその胸に鉄の十字架を振り上げた。


直下、キャスターの行動。5以上で対話を行う。4以下でそのまま攻撃【対抗勢力の必要性】+1
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 23:59:43.00 ID:Igy5LzmCo
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:00:29.72 ID:a8o29Ghlo
887 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/13(土) 00:03:02.73 ID:+BzNBbaC0
00:無難にゃ終わらせんぞという意思

:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./    \:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \  \:.:\_,::.:.::::::::::::::::::::::::|
:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::/  し'    \、_:.:.:.:.:.:.:.:.\   ,ィ示, \::ヽ::::::::::::::::|
. . .:.:::::::::::::::::::::::::::ト、ー-、,__   ヾ、\.::.:.:.:.:.:.:\/!辷:ツ   》、ト、 ::!:::::∧
:.,: : :.::::::::::::::::::::::::.| \,ィ==ミxー-、\\:.::.:.:.:.:.:.\、_ /.//∨::: /:::::\
:.:∧::.:.::::::::::::::::::::::| 〃/爪ハ   \. ヾ\> 、:.:.:.:. \ー     /:::/:::::::::::::\
/  {: :.ト、:::::::::::::::::ヾ《 弋辷ソ     ノ,/  \ ` ー──ヽ.    /:::/::::::::
   \! \::::::::::::::::ヾ、_      //′              /,.ィ′::::
.、\ ::::: .  \: :.::!\|  ̄                      ゚  ´ /:::::
:. \ 、___   \:|                    {     /:::::
| . : :\__,    `     ゚         ,イ.  、   }     /:::::
|: : ハノ\.  \                 `ー-、 ,.ノ     /:::::
l/: : \ \  \   ∪                .ノ  /:::::
: : : : :::::::\ \  \              _,.. --,‐"   /}::::::
:、::::::::::::::::::::\. \  `> ,     /ー‐´`ー─ '´   / .|::::::
::::\::::::::::::::::::::\  \    `> ,        ̄      /  |::::::
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::::::::::::::::\.::::::::::: ::::::\  ` <      ` ー --‐"´._/::::::::

直下

123:吸血鬼化で抑え込んでいた"だけ"
456:おっとここで対抗同盟のどれかだ
789:ちゃんと対話の場になるし自陣営も参加できるし
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:04:03.47 ID:a8o29Ghlo
889 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/13(土) 00:07:33.26 ID:+BzNBbaC0
7:考えられる限り最高の状況

【というわけでどうやら3VS3になれそうなとこで今夜はここまで、おつかれさまでした】

【次回はちょっと飛んで火曜日の同じくらい。おつかれさまでした】


【キャスターの真名が判明しました……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:キャスター
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:ブラム・ストーカー       【属性】:秩序・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:E     【耐久】:D     【敏捷】:E      【魔力】:B      【幸運】:C       【宝具】:A
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

             ,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 丶
          ,/:::::;;/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:、
         /::::;;/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        イ/::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
       /::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::|: ハ
       /:::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::: :;;;/::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::l
     /::::::::::::::::::::::/::::;ィ::::::::::::::::; ノ:::::::::::::::::::::::::::::::; ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::|
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    /::/l::::::::::::::::::/:::;/:::::::;;;/ /:::::::::::::::;ィ'::::::::;/   ∨::::::: ;;::::::::::::::::::::::/:::::|
    // /:::::::::::::::::/::;;;|:::;ィ"シミッ/:::::::::::::;r'/:::;/     ヘ:::::::::::;;:::::::::::::::::/::::::ハ
   / /::::::::::::::::::|,'ヤ"|/゙ぅa、_`|::::::::;/ ,/;ンィヒチヲエ==ー-、V:::::::::ヘ、::::::::∨:::::::|:|
     /::::::::::::::|:::::|ヾ、弋_::::ノ`i.|::::,;イ  /イ  rー'''      }\::::∧\::::∨::::|::|
    /:::::;ハ:::::::ゝ::|  `   ´レ'       ,ア'"丁うぅa、_ |::::ヘ::::::}::::::|\:ヽ:|:::|
    /::/ ゝ、ヘ``                  弋_:::_ノ ノ゙ゝ:::::ヘ:::|::::::|::::::i``:::|
   /'     |::\ヽ、       /          ´~ ´ |:::::::::::`::::/|:::::|::::::::|
  .      |::::i ` `       //              /::::;∧::::::/i|:::/::::::::|
        .|:::::!        《             ,;イ/ノ:::://:|/:::::::::::|ヽ、
        |::::: i         `  ''            ∧;//:::::|::::::::::::| ̄ `
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     /ィ'´  |::∧         ゛`~       /::::::::::{:::::::::::::/.:_∧
     ´      ヘ:::::へ、             , イ:::::::::::/{::::/、 /.:/: : ∨
           V |. ヽ          , ィ'´ /:::;__;;;;イイ´:V: : `.:/: : : : 〉
             |  ` 、__ _,  -‐ ´ / ̄ ̄: : : : : : : |: : : />: : : ∧
           . __|    ゝ‐-、   /: : : : : ∠____: : : :/: : : ::|: :|
           / ハ      ノ /: : __: ;∠: : : : : : : : :  ̄`ヽ: : : :| ハ
          Y´: :.l: : i     //: : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ: : \
          {: : 、ヽ: :.ヘ、    /: : :./ _,r‐‐' ̄: : : : `ヽ、___: : : : |: ヽ: : : }

 代理AA:阿良々木暦(化物語)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:08:08.20 ID:SVA+nvBs0
俺らやん!
乙です
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:40:56.73 ID:Ld+O6ID90
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 00:59:40.98 ID:GmKa9MrLO
893 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/16(火) 21:55:29.47 ID:JxJRJFs10
【申し訳ない、明日が急に早くなったので今夜はお休み。明日やります】
894 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 22:24:28.20 ID:VenAbaBD0
【22:45ごろから再開します】
895 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 22:47:26.61 ID:VenAbaBD0
【再開】

キャスターが弱った吸血鬼と化したランサーへ十字架を振り下ろそうとしたその瞬間。

「……間に合ったかあ」

その手は十字架を放り投げ、その先に隠れていた男の頭上に落ちる。

「ッ痛!?」

その期を逃さず飛び掛かろうとする吸血鬼に両手を挙げ、背後のマスターに頷きながら。

「降参だ、だがまだここで消えるわけにはいかない。少し話がしたいんだ、そこにいる君もそうだろう? セイバーのマスター?」

頭を押さえた影へ声をかけた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


キャスターとランサーの戦闘を陰からこっそり見てたら実はバレててランサーとの交渉材料に使われたらしい。
そういうわけで今、なんというか妙なメンツが顔を突き合わせているわけだが……。

「しかし辛気臭い顔ぶれだな。華が欲しい」
「うるせえぞキャスター、テメエが俺の兄貴殺したんだろ?」
「まあ、確かにそれはそうだ。マスターの指示があったり、吸血衝動に負けたとして、僕が魂喰いを行ったのはその通り。なるべく表に出れない輩を相手にしていたが……」

臆面もなく言い放ったキャスターに、ランサーの目がギラリと光り、それ以上に伝次の拳が先に飛んだ。
キャスターはよろけるが、流石にサーヴァントなのか、案外弱っちいわけでもねえ。

「気は済んだか?」
「……いいや、まだやりたりねえけどよ、無抵抗の奴ぶん殴んのは性に合わねえからな、そっちが防がねえ理由だけは冥途の土産に聞いてやらあ」
「そうか、まあ、これが終わったら嫌でも戦ってやるさ。マスターが」
「私!?」

うさんくせえ黒眼鏡のオッサンが驚いてるが、もうそんなこと気にしてもいられねえ。

「わざわざ目立つような真似をしてセイバー陣営を引き寄せた理由。分かるか? セイバーのマスター」
「……フォーリナーがかなりヤベえんだろ?」
「ああ、そうだ。現在フォーリナーにはバーサーカー、そしてライダーが与している。ライダーは無理やり協力させられている形だが」

キャスターが若干目を伏せたが、すぐにその陰気な面に戻り、全員を見回す。

「ひいては、彼等に対抗する陣営としてこの三陣営で協力したい。……そのためにも、フォーリナーの宝具についてランサー陣営に説明しておかねばね」

しばらく怒りを抑えたような顔でキャスターの話を聞いていた伝次とランサーだが、フォーリナーの宝具に至って表情が変わる。

「街全部ふっとぶだあ!?」
「そりゃまた、すげえなあ!」
「ああ、だから僕としては事前に彼女達を止めたい。既に話し合いで解決する段階じゃないから、こっちから向かうしかない」
「……まあ、戦力としてはそれなりに見劣りはしねえが」

……協力するってのは悪い手段じゃねえわな。

「見返りは用意できない。陳腐なセリフだが、街の平和、人命を守るためだと解釈してもらって構わない。無論、敵対する陣営の全情報は公開しよう」
「全情報!? マジかよ!?」


直下、マジかどうか。5以上でマジ、4以下で一つだけ漏れ【ストーキング】+2
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 22:52:00.20 ID:aNrnE3yE0
せい
897 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 22:55:51.42 ID:VenAbaBD0
0:特殊判定

      `ヽ::::`::.i_,. - ‐ ´::::::::::::::::::` ‐ 、_
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   'i:::::::::::::::::::::::i          ハ             /
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   (  V   \| ──.     ||          /       _/´  ヽ
     ト       ──.       |.|       /        │  >  乙|
      `丶 __     /.       | |     /             ̄ヽ   ノ
          \         | |    /               ` ̄
           \        U   \∩
             `丶 _           \つ
                `  ー───- イ

直下

123:襲撃!
456:全部知っているさ、ただし条件が
789:勿論知っているさ、この聖杯に関しても
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 22:59:46.57 ID:aNrnE3yE0
もう一度
899 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 23:07:46.54 ID:VenAbaBD0
7:何か聖杯に生えた

【聖杯に何らかの設定が生えました。あとで決めます】

「もちろんだ、というよりそっちの剣槍二陣営があまりにも情報を集めなさすぎだと言えるね」
「うぐ」

それに関しては、言い返すことはできねえけど、さあ……!

「……俺はとりあえず協力する、それでいいか? ランサー。なんつーか、ちょっとカッコわりい話だけどよ」
「ああ、俺は強い奴とやりあいたいだけだ、この街一つぶっ飛ばせる相手なんざ願ったり叶ったりって奴だな!」
「うし、ならキャスター、その話乗るぜ。お前をぶっ飛ばすのはその後だ」
「分かった、それなら正々堂々受けるしかなさそうだな。諦めは付いたか、マスター」
「……当座の問題を回避するためだからな、仕方あるまい。だが、私はお前の宝具で戦いはせんぞ、アレはなんというか全身の毛穴を突き刺されたような気持ち悪さがある」

ランサーはキャスターとの協力を決めたらしい。キャスターが俺に向かい直る。

「そちらはどうする? セイバーの姿は見えないから君に全権が委任されていると判断するが」
「俺たちは……」


23:10より多数決、先に二票。23:20まで集まらなかった場合入った方を

1:協力する
2:協力しない
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:12:53.81 ID:aNrnE3yE0
1
セイバーも止める為に何とかしようって言ってたし
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:17:26.45 ID:nCI8WhqYo
1
902 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 23:33:55.86 ID:VenAbaBD0
1:協力する

俺だけならここで偉そうなこと言って悪ぶるんだろうが……。

「分かった、力を貸す」
「……再度確認する。それはセイバー陣営としての意思、ということで構わないか?」
「おう」

セイバーならこう言うだろ。ならたまには俺の方が選ばせてやってもイイだろ。
俺の言葉にキャスターは頷いた。

「ではここに、同盟を締結する。目的はフォーリナーの打倒だ」


【剣槍魔同盟が成立しました】


俺たちが頷いたのを見届け、キャスターのマスターがよく分からん契約書みたいなのを持ち出し、俺たちに記入させる。
どうやらこれがその同盟って奴が成り立ったってことらしい。それを確認して、ようやくというようにキャスターが息を大きく吐いた。

「はぁ……、とりあえず一段落か。まったく、ここまでこぎつけるのにどれほどの苦労をしたか」
「まったくもってその通りだ! 八割方私が駆けずり回った気はするが!?」
「いやいや、あなたは僕のプロットに従っただけでしょう。でもまあ、ランサー引き付けた後は半分博打だったから、僕はあんまりそういうの強くないんでね」

本当に疲れ果てた、というようにくたくた倒れ込むキャスターの肩を引き戻す。

「ま、待て待て、倒れるより先に情報は話しとけよ」
「ああ、そうだったな、少なくとも敵陣営の宝具、スキル、真名は把握している。……まあ、ついでに言えば君たち、セイバーとランサーの情報も持っているが」

……セイバーの情報? 俺の顔にそれが一瞬よぎったのに気付いたのかキャスターが乗ってきた。

「ああ、セイバーの情報もね。ただ、情報から察するにおそらくセイバーの真名は集団の棟梁の名前だと判断している。歴史に残らなかった名前だとね」
「……」
「だから、正直に言えば確定ではない。しかし、僕の推測はあながち間違いでないだろう、そうなればセイバーは神と同じ名を持つわけだが……」

そこでわざとらしくキャスターは両手で口をふさいだ。

「これ以上僕の口から話すのは無粋という奴か? それよりも先に敵陣営の話を聞くべきだと思うね」
「……そりゃまあ、それが筋だな」
「ああ、……聞きたいなら聞いてくれれば答えるが。それに、この戦争のシステムにもちょっと気になることがあるわけだし」

戦争のシステム? それもまた、気になるな。

「聖杯、それがどういったものか。願いを叶える願望器ということだが……、僕の調査では、少し気になることがある」
「……そういえば召喚されたときからそんなことを言っていたな」
「ああ、だが今は目下の問題を考えるべきかもしれない。今にもフォーリナーが襲ってくるかもしれないわけだし」

……どこから聞くべきだ?


23:35より多数決、先に二票。23:45まで集まらなかった場合入った方を

1:敵同盟の情報
2:セイバーの真名
3:聖杯の違和感
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:35:11.73 ID:sige6DaJo
3
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:36:14.78 ID:aNrnE3yE0
1
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:43:50.51 ID:nCI8WhqYo
1
906 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/17(水) 23:49:02.65 ID:VenAbaBD0
1:敵陣営の情報について

【というわけで三陣営分の情報公開タイムになるので今夜はここまで】

【明日、早い段階で情報公開シーンを書いて投稿しておきます。次回は明日の同じくらいに。おつかれさまでした】
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 23:50:13.85 ID:aNrnE3yE0
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 00:03:21.01 ID:pZWM594Bo
909 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:08:38.67 ID:EKC3XLt30
【情報開示】

「とりあえず敵の情報だけ聞いとくわ。あんまり大量に情報入れると混乱するからな」
「確かにそれもそうだ、では他の情報はタイミングを見て話そう。さて、集めた資料は全て置いてきてしまったから、簡易的なものになるが」

そう言うとキャスターはグラサンのオッサンに目くばせをした。オッサンが頷いて手元で何かを弄ると。
ブオン、という音と共にマンガみたいな透明の画面が映し出された。

「うおっ、なんだこりゃ?」
「スゲー、マンガみたいじゃん!」
「なんだこりゃ、宝貝か?」
「ふん、これこそ第三帝国の遺産の一つ、私が継承したその名も」
「マスターに話させると長くなってしまいますので割愛」

盛大にズッコケるオッサンをほっといて、キャスターが話し始める。まず画面に映されたのは神経質そうな男、バーサーカーだ。

「まずはバーサーカーからだな。両陣営とも交戦しているから知っているとは思うが、奴の武器はギロチンだ」
「首切りの奴だよな、かなりの速度で来るぜ、しかもそれだけじゃねえ、炎とか空気とか、そういったもんまでぶった切ってくる」
「そうだ、……というよりも、そういった事象の断絶はあのギロチンではなくバーサーカーの指名、つまりは死刑の宣告によるものだが」

バーサーカーの宝具はギロチンじゃなくて、その指、というよりは指で行う宣言、ロックオンだ、って話だったな。
キャスターがそれをランサーたちに説明する。分かってるのか分かってねえのかよく分かんねえ顔をしてるが大丈夫か?

「ってことはあれだな、指をさされなきゃいいんだな?」
「んー、その理解でいいだろう。タネが割れてしまえばそこまでの脅威でもないんだが、フォーリナーの速度による攪乱と合わせられるとかなり厄介になるな」
「一番弱いのは弱いわけだよな、ステータス的にも」
「そうだな、僕と同じ近代の人間だし、攻撃も基本的には宝具頼りだ。真名もこれだけ情報が出ていれば簡単だろう」

キャスターはやれやれとでも言いたそうだったが、俺とランサー陣営が全員顔に「?」マークを浮かべていることに気が付くと。

「……ま、まさか、君たち。ギロチンを用いて、その刑を指し示す、しかも宝具に"ルソー"の名を用いている。ここまで来ても」
「わかんねえな」
「すいませんねえ、俺ら学がねえもんで」

しばらくはドン引いた顔をしていたが、ゆっくりと息を吸い。

「じゃあ、まずは中学生のお勉強から」
「「バカにしてんのかテメエッ!!!」」
「……バカにされても仕方がないことくらいは分かっていた方がいいぞ。仕方がない、マスター」
「私か? ……ルソーの哲学に影響を受けたフランス革命における独裁者、世界最初のテロリストとも呼ばれる男。すなわち」

「マクシミリアン・ロベスピエールだな」
910 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:09:43.20 ID:EKC3XLt30

【バーサーカーの真名が判明しました……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:バーサーカー
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:マクシミリアン・ロベスピエール  【属性】:秩序・悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━┻━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:E     【耐久】:E      【敏捷】:E      【魔力】:E      【幸運】:D      【宝具】:E
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                        {    ///⌒   \
                     / ̄ 丶  ノ=ニ三 ミ、   、 \
                   / /__〉'′       ^ミ、 \ {
                     〈//  ア⌒             <    {
                    //  ク ─=ミ、   ィfにニ=‐ ヾ   {
                 jノ 〈/ ィf''⌒ヾv 冖vr ⌒`ヽト、 〉ト、 `、
                〈/ /| / 弋 _ソノ⌒v乂_ ノ ハ.jハ \〉
                     〈 ノ/! ー ⌒ ̄ /  丶 ̄ ̄ ⌒{ア⌒ト<
                  Y⌒|!       〈f::i:}         (ハ |
                  V〈:. ',      V/       / { リ
                  Vハ  ',    _ ‐=‐ _    ′f/
                _  ‐rぅィ⌒)}  ̄ こ  ̄   /  /
                /⌒ /( ア^)           イ
              ィ(   /  /ー/_         / {
            //  /{  ノ   /こ)        //  {
           / /  ノ   /^  /  /≧=‐   イ/  _j{
             {   /    ,   /  /冖=‐- -─  ⌒ j〕ト 、
             |           /  /   / ⌒ハ      /ハ  \
        _  -‐|  ′          Λ   ,_‐_‐_‐_',   ,′       `丶、
    _ -‐     |          /  ', Λ_‐_‐_‐Λ  /    \    `丶、

 代理AA:七海健人(呪術廻戦)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 ◆狂化:E-
  凶暴化する事で能力をアップさせるスキルだが、
  ロベスピエールは理性を残しているのでその恩恵をほとんど受けていない。
  しかし、筋力と耐久が“痛みを知らない”状態となっている。
  また、精神もより理性主義に侵されており、生前以上に高潔過ぎる仕上がりになっている。


……し、知らねえ。

「フランス革命にかかわった人間であることだけ知っておけばいいさ。とりあえず宝具にさえ気を付けていればさほど脅威ではない」
「ただ、あの宝具ならマスターは出てこねえほうがいいよな」
「ああ、アーチャーのマスターもその油断でやられたからな」

そこまで知ってんのかよコイツ? マジで今は味方で良かったな……。

「それに、一つ明確な弱点もある」

 ◆病弱:A
  サルコイドーシス。
  内蔵に肉芽腫と呼ばれるシコリを形成させる病気を患っていたバーサーカーは
  毎時行われる耐久判定に失敗すると行動不能に陥る。また、この装備(スキル)は外せない。

「だから、僕のスキルで上手いことこれを強制発動できれば問題じゃないと考えている」
「なるほど、分かった」
911 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:10:18.60 ID:EKC3XLt30
「ホントに分かってるのかこの連中……」
「その疑問は僕も持っていますが、今は黙っていることにしましょう。で、次にライダーですが……」

画面に華奢なちいせえガキが映る。……これがライダー!?

「初めて見るでしょうね。それもそのはずです、基本的にライダーはこの戦争において前に出ていなかった」
「ライダー自体には戦闘力、というよりは攻撃力が無かったからな。ステータスを見れば分かるだろう」


┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:???            【属性】:秩序・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:C     【耐久】:C     【敏捷】:C     【魔力】:A       【幸運】:E    【宝具】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                        -─………-  、
                      /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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                  .::::::::/::/:::::::@::::::::::::::::::!::::::::::':::::::::::.
                     /::::::/:::::/:::/ |::i:::::::::i::::::|:::::::::: i::::::i:::::.
                 /::::::/::::://-- 、|::|:::::::::|::::::|:::::::::: |::::::| :::::
                .:::::::/:::::〃     |::|:::::::::|:::斗 :::::::::|::::::| :::::i
               .:::::::,':::://       |人:::::::|人l|{::::::::::|::::::| :::::|
                ;:::::::i::::Wx==ミ    \|  | \:/八 :i| :::::|
                 |:::::::|::::::lxwx        x==ミi/.:::::lリ :::::|
                 l:::::::|::::::|        '       |′:::|:::::::::|
                .:::::::::|::::i:|    r ==-  、 xwxi:!::::::l:::i:::::|
                 /::::::/:|:::从   、    `ヽ/    八:::::|:::|:::::|
              /::::::/::::l::::::Yo。   ー─ ′ ..イ刈 :::::|:::|:::::|
                /::::::/:::::∧:::::∨::i|>  ̄  -=≦i::l::i:|l.:.:.::|:::l:::::|
            /::::::/::::::/:∧::::::Yl     ̄  i::::刈リ/リ:::::::八|:::::|
              /::::::/::::::/::/:∧::::::X≧=--=≦癶{_{{{:W:::::∧:::|:::::|
          /::::::/ ::::/¨¨¨¨Y::ハ /   ∨/∧,:¨〃:::/くY:::八
            /::::::/:::::/    /∨:::i      ∨//\i:::::;′ ヽ::::::::\
        /::::::/:::::::iァ   /   Y|   癶、   、   |:::::i    i:::::::::::::\
          /::::::/:::::: ::|::_ {/   /}!l /: : : :\  \ l:i:::|     |i:\:::::::::::\
       /::::::/::::::::/::liノ /  /  リ: : : ∧: : : :\  ヽ}l:::|   八\\:::::::::::\
.      /::::::/::::::::/:::::}ー/ /  /( : : //∧ : : : : .、 リ:::|ー─{:::::\\\:::::::::::\

 AA:ウェンディ・マーベル(FAIRY TAIL)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【クラススキル】
 ◆対魔力:A
 Aランク以下の魔術を完全に無効化する。
 事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

 ◆騎乗:A++
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
 ライダーは、例外的に竜すらも乗りこなすことができる。

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

 【保有スキル】
 ◆動物会話:A
 言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
 その際に、一時的に動物の知能を高め、高度な会話を行うことも可能。
 竜であろうと蛇であろうと猪であろうと、ライダーは宣教の対象とし、そして実際に教えを広げてきた。

 ◆聖人:C
 聖人として認定された者であることを表す。
 聖人の能力はサーヴァントとして召喚された時に"秘蹟の効果上昇"、"HP自動回復"、
 "カリスマを1ランクアップ"、"聖骸布の作成が可能"から、ひとつ選択される。

 ◆信仰の加護:A
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
912 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:11:01.37 ID:EKC3XLt30
「はー、確かにこれじゃあやりあっても面白くねえな。つうか、そもそも戦うって面じゃねえだろ、これ」
「それは僕も大いに同意するね。彼女はあくまでも専守防衛を行いたい、といった印象だった。今も令呪で従わされている状態だしね」
「結局戦う気はねえのかよ、つまんねえな」
「ああ、だが、彼女の友達は別だ。君たちも何度か遭遇したはずだ、巨大な怪物、周囲を湖に変えて出現するそれを」

……あのとき襲い掛かってきた奴か。首の長い、恐竜みたいな、というか。

「ネッシーみたいな奴か」
「ああ、そしてその通りだ」
「? 何がだ?」
「彼女の宝具であるあの怪物は、君たちの知るネス湖の怪物、ネッシーだ」
「……は?」

【ライダーの宝具が判明しました】

 ◆『愛知りたる気高き竜よ(ネッシー)』

                          __ ,‐、
                         ヾ、 \ \、        _
                           \ \ \-、    くヽヽ 、_
                             i ̄ ̄/゙゙゙゙゙゙゙ヽ  `ヽ、ヽ、 ` ヽ 、__
       ,,-‐‐‐‐‐、,,-ー'''''''''ヾ-、_       ,,,7 ̄7''''''ヽ/_____j__ `ヽ/  o o、
      /i    i ̄ ̄ヽ、 \   /_,,-‐、‐‐‐、--、ー 、  i─ヽ'ヽ''''ヽ'''ヽ ヽヽゝ'__ヾヽ ゙\、__
     / .i   j     __── /、 ヽ ヽ ヽ_ヽ_ヽ__ヽ i   ゝ‐.j─j─i─i''''i  \ヽヽ-、、二/
     i  i   i    /ヽ\ /、ヽ/iヽ j ̄ヽ  ヽ ヽ i ̄ヽ  i  i  i  i l lヽ  l  i i ヽヽ\__  ,,,,
     i  i   i    / .j /   / j  j  j j j j j i--/   i_i__i_i_i_i/  i  i i i i .i ヽ\ヾヽ、
     i   i   i   /  / /  /ヽ j  .i   i i i i i iーーi  i         i   i_i i .i i i  i i\ヽ j
     ヽ  二二j--く_/ / /  i  i二二i二i ̄i ̄j-/  /ヽ_/ ̄ ̄ ̄/  //‐‐‐''''''\j  j j j \ゝ
     / ̄ ̄    /    / /ヽ__/  \  ヽ i  i  i   / \     / / /  /ヽーー、,,,i  i i .i .i iヽ
    /      /   / /   /    \ j j  j j''''''''‐‐' ̄''二二iニニニj-- 、__/  ヽ i   //ヽj j i .i
    i      /   / /──/   /二二二'''''''''二j   oニoニ二,,,,,,,-'''    j二二二/ / ヽ  ヽi .i
    i    /   / /   /i'''''''''''´ ,,‐'/,,,,i_/__j              oニoニ二/、 \   ヽ  / /
    i__/  / /   // j   ∠∠/                            `ヽ_,,,,-‐j__
    /i   ヽ‐'´ /   /ヾゞ j'                                    oニoニ/  /
   i i  _ゝ''´  /ゞ  i二il                                      ̄ヽ  ̄ヽ
   ヽi ̄´  _ゝ/ゞ   i二.jl                                        \ ヽ/
     `'''''' ̄   iゞ    i二.jl                                          ヽニニ
           jゞ   ゝi二jl                                           ヽ‐
           ヽゞ二二ゝ</                                            ゙
            ヽ-ーーー''´

  ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:0-99 最大捕捉:1匹
  かつて流浪の旅を送ったライダーが、旅の途中で遭遇し調伏した湖の怪物を召喚し、使役する。
  怪物は、俗にネッシーと呼ばれるネス湖の首長竜であり、竜種の一種である。
  通常時は凶暴性を抑えられ、制圧力においては決して高いとは言えないのだが、
  ライダーが凶暴性の禁を解いた場合、幻想種の頂点として相応しい戦闘能力を発揮する。

  本来の宝具名は別にあるのだが、
  ライダーは敢えて人々に愛されるUMAと化した後に彼に与えられたその名でこの宝具を起動するし、
  ネッシーもまた、ライダーのそんな呼びかけに律儀に応える。

  ちなみに、『ネッシーさーん!』って感じで呼ぶ。
913 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 19:11:30.11 ID:EKC3XLt30
「ハァッ!? ネッシー!? なんでそんなもん呼べるんだよ!? っつーか、なんだそれ!?」
「……ネッシーというのは君たち後世の人間が付けた名前だ。彼女はそれよりも早くその怪物に遭遇し調伏した」
「いやいや、あんなもんが昔にもいたってのかよ!?」
「ああ、スコットランドにおいてかの怪物は古くから存在していた。そして、それに出会った聖者の伝説も確かに残る。その話では男性だったが……」

「その聖人の名は、聖コルンバ。スコットランドにおける第一ともいえる宣教師だ」


【ライダーの真名が判明しました……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ライダー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:聖コルンバ           【属性】:秩序・善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:C     【耐久】:C     【敏捷】:C     【魔力】:A       【幸運】:E    【宝具】:A+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

                        -────-
                      ..::::´::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::\
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 AA:ウェンディ・マーベル(FAIRY TAIL)
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【情報開示一旦ここまで。夜にフォーリナーとかの続きをやりますね】
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 19:16:41.18 ID:0Q1j/auo0
乙ー
ロベスピエールか、デオンの幕間で無茶苦茶なHPで突撃してきたのは懐かしい思い出
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 19:26:05.63 ID:dlGx38TY0
ねっしーさーん!
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 21:42:15.78 ID:GNPU0mIv0
乙ッシーさーん!
これで全部の陣営の真名が出たか
917 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/18(木) 22:25:40.47 ID:EKC3XLt30
【22:45ごろに再開しますね】
918 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 22:45:40.30 ID:EKC3XLt30
【再開】

……ネッシーを操るってなんだそりゃ、アリか?

「どこかの聖杯戦争でも同様に竜を操った聖人がいるということだしアリなんじゃないかな」
「だったらまあ、いいか」
「いいのか? ……いいや、で、どうすんだよ。あの怪物、倒せんのか?」

キャスターがまた少し目を伏せてから頷いた。

「さっきも言ったが、ライダーは基本的に専守防衛だ。令呪を使用でもしない限りおそらく攻撃はない」
「おそらく、というのはライダーの宝具はあくまで一個の生物として扱うべきだ、ということだな」
「そう、だからマスターの言う通り、宝具が宝具自身の意思で攻撃してくることは考えられる」
「じゃあダメじゃん!」
「慌てるな、だから僕の策としては、ライダー、正確にはライダーの宝具だけを隔離する」

隔離? ってもあのデカブツを動かすなんざできんのか?

「できるか? という顔だな。安心しろ、一回はやってみた。……僕のもう一つの宝具を教えておこう」

そう言うとキャスターは胸元から一冊の薄っぺらい本を取り出した。
ページをぺらぺらとめくるが中には何も書いてない。……そういや、フォーリナーと戦ってた時やってたな。

「【烏合の恐怖(スクール・オブ・テラー)】、これを応用してライダーの宝具を隔離する」

 ◆『烏合の恐怖(スクール・オブ・テラー)』

                             _____
                            /    `‐-、_
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  li:i:i:il                        ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.. /;,;,;,;,;,;,;,;,;,__,-−'´三三 ‐−'´
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  li:i:i:il                       ..:.__,-‐−'´ ̄=_/ ̄ヽ、三三-'´
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   .li:i:i:il        _,-‐'´三三三三三-‐'´ ̄
   li:i:i:il     _,-‐'´三三三三-‐'´ ̄
   .li:i:i:il _,-‐'´三三三三-‐'´
    li:i:l/三三三三-‐'´
    .li:/三_,-‐'´ ̄
    .`´ ̄

  ランク:C 種別:対衆宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:300人
   白紙のホラー小説。周囲一帯の空間を不可思議な怪奇小説の舞台へと書き換える。
   この空間内では何者かの視線や説明不能な怪奇現象などが次々と発生し人々の恐怖を煽り立てる。
   恐怖は人々の精神に多大な負荷を与え、理性に守られた本質を曝け出させる。
   精神攻撃に耐性があれば防げるが、長時間の恐怖に蝕まれれば耐性は揺さぶられる。


「……ただ、この宝具は本来理性のあるものに対してしか効果が出せない。だからあくまで隔離に過ぎないってことだ」
「フォーリナーの方を隔離しちまうことはできねえのかよ?」
「試算してみたが、アイツの宝具を最大出力で食らうと間違いなく押し負ける。少しくらい規模を弱めることはできるかも……、程度だな」
「付け加えるなら現在のフォーリナーは理性を大幅に喪失している。この宝具の影響力自体も低いだろう」

オッサンの捕捉に頷かざるを得ない。確かに、マトモな人間に効くってんならフォーリナーは一番離れてるだろ。

「だから、基本的にはライダーの宝具、令呪による命令を警戒し、それを使用してなお怪物が戦うなら僕が隔離する」
「その場合、フォーリナーとバーサーカーは俺とセイバーが受け持つってことだな?」
「そうなるな。なるべく辿り着きたくはない選択肢だが」

まったくだ。バーサーカーはともかく、フォーリナーなんざ正直何度も相手してえもんじゃねえ。
919 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 22:48:29.21 ID:EKC3XLt30

「では、最後にそのフォーリナーだな。まずはステータスと、把握しているスキルを教えておこう」

【フォーリナーの情報が判明しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:フォーリナー
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  【真名】:???             【属性】:中立・中庸
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  【筋力】:D     【耐久】:EX     【敏捷】:A      【魔力】:A      【幸運】:B      【宝具】:EX
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                            /⌒ヽ __  _ /^\
                              rく   ⌒ヽ:r<   _/
                             ⌒>/ア ̄-=ニ <\ミ=-_
                               /^/ハ~"''〜 ,, \~"''〜<⌒
                                 / /{(: \  _ .>\ 丶  : ._.
                          // /..{ 〕iト ニ=- ⌒ヽ}ハミ=-\ ⌒
                        // /{.八 ぅ芯ぃ -=≦)} ノしノ(_:\
                           -=ニ  ./八(: ミ=- , __/ ̄. :.ノ\. \
             rヘ  _ -=ニ   . . : // }ハ 込/ r ヽ Y}:> /⌒:   \. \
               V//     . . . . / -=ニ>ヘ/ .ノイ/<>⌒\ : . 丶 \. \
          -=ニ )rヘニ==─ -=ニ/ /: . _/⌒/\_/< ̄/{~"''〜┐v : . .\ 丶. \
        /  . ./)}ノ ̄ ̄/ . . / / /⌒ヽへ ノ、\V/~"''〜 . ./. ', . . . \   丶
      . :  . ./.)/    ./ . . / /./: . .    )}\\. V// ̄ ̄~"'' 、.',丶. . \   ',
      /  ./〉    -=彡// /-ニ    /.     \\v/   : . .   } :',: \ ̄ニ==─
      / ./ ./    ⌒>./ / ̄: . . .   /./     : .)ノ \   v/ .八 }\. \  ) ノ  ``〜、、
      /.// /   ー==彡/./: : : . . . // .{i : . .  . . /o   丶 . . }i / . :}八. \ ``〜、、      \
.    //{ ./ /        / 八: : . . .  ./ .ハ: : . . .丶./: . .     . . :八  . ..}  \  \    ̄ニ==─  )}
   〈/ .{/ /     ./// /⌒',ニ=- ´ //.:.}丶: : . ./丶   . : /{: . .  .〉、  \  丶``〜、、
      / /   .// ./     /  / ./}.:./: : .\⌒ : : . -=≦/ / ̄ : . .{. \  \      ``〜、、
.    //^   ⌒¨¨7  .// . . /  /  ./..}/{: : . .  {io   : . ./{ .{  . . : }:``〜、、  \    ─==ニ ̄
.     〈/      {( /./ ./  .//  ./ ./ } : . .  {i     ./ }..{  . . : }\   ``〜、、  丶\
.               ⌒7 // / /  / ノ{  } : . . .{io  . : / / .ハ  . . :}.  \ ',   ``〜、 \丶
              ー==彡 // //  //:⌒', v : . . {i  . . : / /ハ  }  . . }:⌒ヽ \V/ ``〜、  ̄ニ==─
.         ─==ニ ̄ ./ / /  ./{. . .     .八o    /⌒〉.}  . . ..}  ∧  )V/ \  ``〜、、
            ア / // /  ./八_ ニ==─ ⌒\__ ニ=-ハ/  . . :.}ハ. /∧  .}i  /ハ}   ̄ ̄ \
            //   ./ /  ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.: /  . . ://ハ   }  .}i  {          )}
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          {  .{ // .{  . . :/ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:.//:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:./ //}   八 /  / / .}
            八.   v/ .{   / /ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧=-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./L// ' /⌒)/ / ./  }

 AA:藤原妹紅(東方Project)
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 【クラススキル】
 ◆領域外の生命 EX
  この世界の理に囚われず、この世界の理を逸脱する存在。
  異なる世界の体系にありて生きるもの。

 ◆神性 B
  その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。
  ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
  フォーリナーの場合は外なる神々の依代であるためこのスキルを持つ。
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 【保有スキル】
 ◆魔力放出(熱) A
  武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
  フォーリナーの場合、「生ける炎」の持つ熱の概念を付与させることが可能。
  これは熱の顕現たる炎にも変更可能。その最大出力は森一つを焦土に変える。

 ◆高速詠唱 D
  魔術の詠唱を高速化するスキル。一人前の魔術師でも一分は必要とする大魔術の詠唱を半分の三十秒で成せる。
  ギリシア悲劇の完成者ともされるフォーリナーは劇詩の応用によりこのスキルを使用可能。
  もちろん呪文も唱えられる。

 ◆正気喪失 A+
  邪神より滲み出た狂気は、人間の脆い常識と道徳心をいとも容易く崩壊させる。


正気喪失が進んでるな……。アレよりまだ狂ってんのかよ?

「と、こんなところだ。そして宝具は君たちの知っている剣ともう一つ、……こっちもかなり厄介な宝具なんだが」
920 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 22:59:01.04 ID:EKC3XLt30
 ◆『抗えぬ悲哀の劇詩(トラゴーイディアー)』
  ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:1000人

  フォーリナーが作成した悲劇三部作を中心とした悲劇作品群。あるいはフォーリナーが打ち立てたギリシア悲劇の再現。
  自分の心象風景を具現した異界を一時的に世界に上書きして作り出す、固有結界とは似て非なる大魔術。

  内部では取り込まれた人物の悲劇を再現する為、それを追体験させる心理攻撃を行うことが可能。
  この攻撃は運命に抗おうとしながらも流されざるを得ない人々の再現であり脱出しようとすればするほどダメージを受ける。

  悲劇を体験しえなかった相手には『アガメムノーン』、『コエーポロイ』、『エウメニデス』三部作(オレステイア)を模した悲劇が再現される。

  また、異界の神の影響を受ける為、取り込まれるだけでも精神判定により大きな精神的ダメージを与える。


「キャスターの宝具と似た宝具だな、ハッキリ言って上位互換といえる」
「……まあ、認めざるをえんでしょうな。大先輩にあたる人物なわけですし」
「つまり、フォーリナーもこっちを分断する方法があるってことか」
「そういうわけになる。ただ、かなり正気を失っている状態だから、その状態でこの宝具が使えるかどうか、といった部分はあるが」
「そこまでは調べてねえのかよ?」

ランサーの率直な質問をキャスターはさらっと受け流した。

「僕が集めるのはあくまで情報だ、精神分析は医者の仕事だよ」
「……それもそうだな!」
「……納得が速くて助かる。とりあえず警戒すべきだというのは分かってもらえたと思うが、……もっと厄介なのがもう一つある」
「まだあんのかよ!?」

キャスターは深く頷いた。

「それはフォーリナーの真名にも関係する。まあ、この宝具が出ればそれだけで分かるとは思うが」
「?」
「はいはい、バカで悪かったな」
「指摘する前に答えられるのは優秀な生徒だよ。冗談はさておき、ギリシア劇の完成者にしてオレステイアの作者といえば一人だけだ」


「その名前は、アイスキュロス。古代ギリシアの天才的劇作家。僕の大先輩にあたる人物だね」
921 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 22:59:41.69 ID:EKC3XLt30
【フォーリナーの真名が判明しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:フォーリナー
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  【真名】:アイスキュロス        【属性】:中立・中庸
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  【筋力】:D     【耐久】:EX     【敏捷】:A      【魔力】:A      【幸運】:B      【宝具】:EX
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                    ――    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ` ‐、∠ - 、:::::::::::::::::::::::` ヽ
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        -∠__lフ`ー= ̄ ̄           /    / / / l   i       \
      /     _ノ|::::/          //  ,イ ,イ_∠___l   |         \
   ト、 /  _ -‐ ´  `'             '´'ー‐' }∧ 彳(:i;レ'  l´ 〉  .l     ヘ
   l:::::ム-=ニ                            〉 /   l ン    l        ヘ
  /  ト、/              > ´    __ ,イ ̄\   / ミ    |   l    ヘ
 /   /                イ     l´        \ / ミ    |    l    ヘ
./   /            > ´ /   r―┴ャ、、       |_ lヘ   l     l     ヘ
   /           >´   /  /     l::ヽヽ     ∧`ヽ }  l     |      ヘ
  /          /  _ ∠ -- ´       l::::l      /::/\ \ l      l        }
. /         /  /             l:::/       l::::l  ヽ 〉       l       /
        _∠_∠_             /-'   ノ  l::::l   ∨ ̄`\  /    /
      r ´             /_ -―= ┬' `ー‐ ´   l:::l   |::l    ∨     /
     l             /イ   /レ' l        /::/   .|::|     ヘ― ´
      l   , ‐-、      /  l  /    ,ヘ_ -‐    //    l::l       }
     ∧_∠- 、  ヽ   ./ l\ゝ∠    ,/        //      |::|     /::〉 ヘ
    ./ /   、ヽ/   /  }::::{〈::::/   //     .//     /l::ト   //   \       ,、
    / /     ヽ__/ /´/ .∨ ./ /       イ:{      / // ー‐´<      \   / /
   〃     i  \  /  /   /   l      l:::l    /  l::l       ∨      `ー〈  ユ__
  〈 y'´〉   \  ヽ/   l   /    .l      /:::〉   /   l::l      ∨        l  ヘ '
    ' / ,イ,ヘ ,ィ ハ  /|   l ./       .l      // _ ./   l:::l       ∨           l  ヘ >
   V l / l l l l l 〈 / l   l/        l   //   ̄`\   |::::|       ∨       l/マ〉
      ー' l l lノ ヘ{  \_{       |   l::l    __〈__」::::|           ∨     /
        ー'    |    |        」   l⊥...:::´:::_::::::ヘ ̄ ̄           └――

 AA:藤原妹紅(東方Project)
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922 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 23:13:55.66 ID:EKC3XLt30
……し、知らねー。

「古代ギリシアの作家である彼女、……本来の歴史では"彼"なわけだが。実は話が逸れるが禿げていたという話もあって」
「有名な話だな、それを岩に間違えた鷹に亀をぶつけられて死んだとか」
「マジかよ!? 禿げてて亀ぶつけられて死んだの!? 爆笑じゃん!?」
「……ギャグなのか?」

シュールすぎるだろ!? 笑ってんのランサーんとこの二人だけだぞ!?

「まあ、その話は後にして、だ。それが何故異界の神に繋がったのかという話だが。僕の予想ではフォーマルハウトが関連している」
「ふぉーまるはうと?」

何か聞いたような気もするな。

「みなみうお座の近くにある一等星でね。フォーリナーの炎の揺らぎが近いのではないかと推測したのさ」
「で、そのフォーマルハウトがどうしたんだよ」
「ああ、その星は古代ギリシアではデーメーテルとして信仰されていた」
「……そういやそんな話、セイバーがしてたっけか?」
「そのデーメーテルだが、ギリシア神話の女神であり、彼女に関する有名な祀りが古代ギリシアにはあった」

……なんか、話それてねえか?

「話はそれていないさ。その儀式の名前は"エレウシスの密儀"。正確な内容は不明だがおそらくは人間の一生を模したものだと推測される」
「……人間の一生、フォーリナーって確か人間の運命が好きとかそういう話してなかったか?」
「記憶力は悪くないようだな。……その祭りは本来外部に漏れてはいけない。だからこそ密儀なんだが、……それを漏らしたと糾弾された人物がいる」

……何か繋がってきたぞ? もしかしてそれってよ。

「それが、アイスキュロス、フォーリナーなのか?」
「ああ、そうだ。おそらくその密儀のどこかでフォーリナーは異界の神と繋がった。そして僕の知る限り」

キャスターがそこでいったん言葉を止める。まるでそこにあるはずのない炎に聞かれてるんじゃないかと言うように周囲を見回しながら。
そうだ、そういや、フォーリナーのマスターのデカブツが言ってた。"一回くらい死んでも大丈夫"ってよ……!

「その密儀を、フォーリナーはスキルとして持ち合わせている。その効果はおそらく」

「リザレクション、霊基の蘇生だ」



 ◆エレウシスの密儀 EX
  フォーリナーの信仰するデメテル、ひいてはフォーマルハウトに連なる秘儀。
  生命の流転、燃え盛る炎のごとく繰り返される生命の終わりと誕生を経験させる秘儀。

  このスキルを行い続ける限りフォーリナーは異常なまでの回復、再生能力を持つ。

  また、この密議を終えた場合、一回限りのリレイズを可能とする。

  密議は約一カ月必要だが高速詠唱を応用することによりフォーリナーは約半分で終えることが可能。
  令呪のブーストや他者の協力によってもある程度縮めることが可能。
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:15:04.23 ID:GNPU0mIv0
つまり完全復活ガッツを剥がさないと攻略出来ないのか
924 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 23:18:53.80 ID:EKC3XLt30
「それって要するに一回倒しても復活するってことか?」
「簡単に言えばそうなるだろうな」
「ならぶっ倒しがいがあるじゃねえか! 2回もぶっ飛ばせるんだろ?」

ランサー……、お前は幸せそうでいいな。俺はもうなんか、何を相手にしてるのか分かんなくなって少し泣きそうだぞ?

「……い、いや、キャスター。でもまだその儀式は終わってないんだろ? 戦争が始まってまだ1週間も経ってねえもんな!」
「それなんだが……」


直下、【エレウシスの密儀】状態

12:できてる
3456:令呪消費して完了してる
789:まだ大丈夫
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:19:29.79 ID:pZWM594Bo
926 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 23:37:47.35 ID:EKC3XLt30
9:まだ大丈夫

「僕が知っている範囲ではまだ完遂してはいない。といっても、時間を与えられないのは事実だろうが」
「……そうかよ」
「なら早いとこぶっ飛ばしにいけばいいんじゃねえの?」
「だよな! こういうとき何て言うんだったか? 急がば走れ?」

流石に俺でも急がば回れくらいは分かるぞ。

「回れ、だ。元は近江商人から発した言葉だからランサーが知らなくても仕方はないが、合ってたとしても意味は逆だ」
「マスターも中々博識ですよね。もちろん、急ぎたいのは山々だ。だがそろそろ夜も空ける」

キャスターの言葉に空を見上げると、確かに明るくなり始めていた。

「別に突撃しても構わないんだが、日中は僕の宝具、【鮮血の伝承】が効果を出せない」
「? お前はライダーの隔離じゃなかったのか?」
「それは最悪の場合だ、攻撃手段は幾つ用意していてもいい。一応僕も自分を戦力であるとは考えている。わざわざ減らす必要はないだろう」
「加えて、フォーリナーのスキルだが、私とキャスターの試算では明日の夜までくらいならまだ間に合う。無論、令呪を使う可能性もあるだろうが」
「現在フォーリナーの令呪は一画、マスターが正常な判断を保っていれば温存しておくだろうし、現在のフォーリナーが強制することはないと考えた」

……あのデカブツ、そこまで頭回るかねえ?

「そういうわけで決戦は次の夜を考えている。どうだろうか、何か異論はあるか?」

キャスターの問いにランサー陣営は頷いた。

「俺はバカだからな、そういう頭使うのは任せる。マスターは?」
「別にいいんじゃねえのか? ただまあ、お前の顔見たらいつぶん殴っちまうか分かんねえから、そのときまで少し抜けるぜ」
「……それは仕方ないな。くれぐれも勝手に突っ込んだりしないでくれよ」
「おう! 任せろ!」
「で、セイバー陣営はどうだ?」

……まあ、異論はねえわな。

「それでいいぜ」
「よし、では次の夜湖の畔に集まってほしい。そこが決戦の場所となる」


【【七日目・夜】に対騎狂降戦が行われます】

【それまでにコミュニティターンを2ターン分行います】


【七日目:1ターン】

とりあえず、夜までは自由にしていいってことだが。

「オッサン、何してんだ?」
「オッサンとは失礼だな!? ふん、魔術の何たるかもわからん凡夫め」
「おうおう、ポンプで悪うございましたね」
「……流石に不憫だから勉強くらいは見てやろうか?」

とりあえずはキャスターの隠れ家で休ませてもらってるわけだが、どうすっかね。


直下、コミュ相手

1:セイバー
2:キャスター陣営
3:ランサー陣営
4:スキップ(夜の決戦まで飛ばします)
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:38:16.64 ID:dlGx38TY0
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:43:14.86 ID:GNPU0mIv0
1
929 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/18(木) 23:50:19.41 ID:EKC3XLt30
1:セイバー

【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした。情報の開示回でしたね】

【次回はおそらく日曜日になります】


【閑話休題】


【今気づいたんですがフォーリナースキルの"リレイズ"って多分"リザレクション"ですね】

【実は過去に>>1 を通して投稿されたデータなので、もし投稿された方いたら修正可能かどうか教えていただけると幸いです】

【メールが生きてればいいんですが。そういやよく考えれば吹っ飛んだデータもメール辿れば見つかりますね。リスト化が面倒ですが】


【閑話休題終わり】
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/18(木) 23:54:04.94 ID:t21vFmVcO

リレイズだから復活ストックが貯まるって解釈すればおかしくはないんじゃないかな
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 00:39:14.28 ID:maHEyfUqo
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/19(金) 07:50:32.14 ID:Kh/gK3EzO
933 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/21(日) 21:47:29.50 ID:44lAHVb80
【今夜も遅くなりそうなのでお休み。明日やります】
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 22:25:18.23 ID:NG1qNmK0O
大丈夫かな?
935 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/22(月) 22:27:30.68 ID:GTaPj8OZ0
【ガラテアですか……、ウマに魂を売り渡しかけてるんですよね……】

【22:45ごろに再開しますね】
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 22:38:08.01 ID:HMTrE4a7o
ウマ…赤兎馬かな?(すっとぼけ)
937 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 22:47:38.22 ID:GTaPj8OZ0
【再開】

金床に鉄を置き、熱しながら叩く。カン、カンと音は響き、頭の中にその律動だけがこびりつく。
炭素を抜く工程だということだが、正直なところ俺にとってはもはや周期的に肉体へ刻まれた律動だ。
こちらに来てから様々な鍛冶の手法を知ったが、今の俺にはやはり昔からの慣れたこれが合う。

無心に、ただひたすらに、鉄を叩き、伸ばし、清めていく。
目に火の粉が入り、髪が焦げる臭いも僅かにする。目の前の炎は直視するだけでどこかが灼かれたようにすら思えてくる。
俺にはこれしかなかった。生まれたときよりこれを行うものであり、これこそが意味だと受け止めていた。

そしてそのまま、何も為すことはできず、先細りゆく一族と同じようにあっけなく消えていった。
遠く昔、天照の顔を映し出した先祖、大蛇の首を斬り落とした剣を鍛えた先祖。
その名を抱えてもろともに消えていった。ああ、何も為せなかったな、という哀しみもなく。

だが、この数日、ほんの数日、俺は、初めてこれ以外のことをする羽目になった。
慣れない手で剣を持ち、どうしようもなくダメで間抜けな主を守る羽目になった。

何の意味もない、俺はただ、剣を作って、それだけでいいのに。
そのはずなのに、俺の中に何かが混ざっている。ずっとそこにあったのに気付かずにいたような気がする。

思えば、俺は何も話していなかった、何も考えていなかった。
あのとき、東征に向かうあの男に。この秋津洲を平定せんとするあの男に褒められたとき、もし付き従っていたなら。

そんなもしもを思い、手元がブレる。零に至るにはあまりにも余分な要素。
だが、完全な鉄が脆いように、あまりにも求めすぎていたのか?

俺は、俺たちは、─────は。

『おい、セイバー!』

馬鹿な男の声が聞こえた。……本当に騒がしい。


直下、セイバー反応。5以上で【???】、4以下で反応
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 22:49:22.17 ID:mn2qRrIc0
せい
939 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:08:21.51 ID:GTaPj8OZ0
7:【???】獲得

『おい、セイバー、聞こえてんだろ! あのなあ、今夜ブッコみに行くってよ!』

聞こえてるわ、もう少し音量を下ろせ。ずっと思ってたんだが泣き声が耳障りなんだよ。大の男だろ。

『だからさあ! 俺としてはお前がいねえとヤバいんだよ! デカい面ができねえんだよ!』

最初っからそうだっただろうが、最初っから腰抜かして、俺が出てこなかったら死んでただろうが。

『なあ、セイバー! セイバー! セイバー、聞こえてんだろ、意地はってんじゃねえよ!』

ああ、もう、邪魔だ、邪魔だ、邪魔だ。心が落ち着かない、ずっと馬鹿だと思ってたがホントに馬鹿なんだよこのマスター。
すぐに泣くし、すぐに逃げるし隠れるし、そのくせ態度だけはデカいし。何の未来も見えてないし。
ただぼんやりと良いことが起こればいいって思ってて、そのくせ自分では何もしなくって。

しかも勝手に人の夢を見て、勝手に思い込んで、勝手に俺が後悔してるなんて言って。
俺は確かに憧れてはいた、でもどっかでは届かないって分かってた。
それでも試すくらいはいいだろうって、鍛えてたんだよ。

それを勝手に知った顔しやがって、何にも知らないくせに、何でこんなバカが、情けないビビりが。


───何でこいつが俺のマスターなんだよ、って思ってたんだよ。


『俺はな、お前のことは真面目なだけのクソ馬鹿だと思ってるけどよ! お前の剣は、すげえって知ってんだよ!』


───だから、そんなこと言うなよ。


手を止める。それなのに頭の中に響いている音が冴え渡る。
誰とも話したことはなかった、誰とも認め合うことはなかった、誰とも馬鹿にしあうことはなかった。
それがあの馬鹿な男じゃなくてもよかった。誰でもよかったんだ、少しでもお互いに話すことができたなら。

俺の人生はただの鉄じゃなく、混じりあった鋼になったはずなんだ。そう、誰でもよかったんだ。だから。
940 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:26:05.62 ID:GTaPj8OZ0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

散々呼びかけると反応があった。セイバーの箱が少し揺れ、セイバーが姿を見せた。
表情はあいかわらず暗くて陰気くせえ。まだ怒ってるのか落ち込んでるのか分かんねえが、ここは俺の出番だ。

もう一回ビビりながらでも、コイツの強さを言ってやらなきゃいけねえ。

「おい、セイバー、何度でも言うが」

そこで俺の言葉は止められた。セイバーは手をかざし、顔を上げる。

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            ̄ ̄ ̄| {   \      ^ `       |  | ̄ ̄
                 人 \)    ┌────┐   |  |
                 /⌒゙\_〕    \ ̄ ̄ ̄~゛     人_,ノ
                      } |\     \__/    /⌒{\
                  | ̄| Lノ|\    ―   /  | ̄|
                  |旦|  |      ____/{___|旦|
.               / ̄ ̄|_|―┴────┬─┐   /|_|
     / ̄ ̄\/      '⌒\_      │〇│ /\___
.   /        ̄ ̄ ̄\      \     │  │     \   \
  /               |               |  |     \   \

「……あのな、マスター、いや、もういい。お前」

にこやかな笑顔だった。もう、ホントに、心の底からの、なんっつーか、ずっと我慢してたトイレに行けたみたいな。
いや、ちょっと待て、これまでずっとセイバーは仮にも俺のことをマスターって呼んでた。俺もそれが当たり前だと思ってた。
何かめっちゃ嫌な予感がする。よく見れば拳を思いっきり握りしめてる。これはアレだ。
941 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:28:43.57 ID:GTaPj8OZ0
「ヤバい奴d」
「お前な」

          /⌒¨ ̄`` 、___/\                                  / ̄/     _
.           /     \,   `\  \ \_                              / /    _\\
.         /  丶  /     \  \   `\、                       __/ /___\\\\
        |     \_|   ,ノ    |  |     `\、               .     /___  ___  /  \\ ̄
       /  \   !   |  / ./   ノ         ` ー―‐- 、          .       / /  / /.      ̄
.         ヽ   ー―ヽ_,ノノ/  /  /       ,.  -‐=ニ二三 ̄ ̄ ̄          ./ /  ./ /
          |  ____,.ノ 厂 / /       /                       / /  / /_
        \      )イ´ ̄ ̄          /       /                  ̄    ̄//./ _
            ̄ ̄  \______ .′             /                    ̄//
                           \  |/  /     /                    //
                           Y´  /     /      /                ̄
                         /        /      /::::::
                         .′               /::::::::::::
                           ′/            /::::::::::::::::::
                        ′     /      /:::::::::::::::::::::::
                        i      /       /::::::::::::::::::::::::::
                        |       /       /::::::::::::::::::::::::::::


言い切る前に、飛び退く前に、セイバー渾身の右ストレートが、ドストレートに俺の腹目掛け放たれた。
胃液がせり上げ、受け身を取る間もなく吹っ飛ばされた。壁に当たり、背骨が折れてるんじゃねえかというほどの音が脳味噌に反響する。

「うるさいんだよ! ホントに!!!」

クラクラする俺の耳にセイバーの声が聞こえた。え、なんで俺殴られたの?

「泣くな! 逃げるな! 勝手に俺をこうだと思い込むな!」

何かよく分からんが、セイバーはキレている。というか今まで完璧に俺へ思ってたことをぶちまけてる。
……もしかして引きこもってた理由って、俺の言ったことが図星だったとかそういうんじゃなくて。

「ブチ切れてただけ?」
「そうだ、だからこの一発で水に流そう、マスター。お前じゃなくてもよかったが、俺にはお前だったみたいだ。それだけのことだ」

いつの間にか近づいたセイバーが俺の手を引っ張って立たせてくれる。……よく分からんけど。

「ありがとう、ございます……?」
「礼はいらない。だから約束だ、俺が戦っている間は逃げるな」
「は、はい……」

なんかよく分からん約束をほとんど脅されるカタチで納得させられる。なんだこれこええよ。

「よし、じゃあ俺はフォーリナーと戦うためにもう少しだけ引っ込むから話しかけるな。夜までには間に合わせるさ」
「いや、どういうことか」
「お前の声は邪魔なんだよ、マスター。大丈夫だ、俺を、俺の名を、『アマツマラ』を信じろ」

俺の返事を待たずにセイバーはまた姿を消す。消える瞬間の表情は、これまでに見たどの表情よりも真剣で。
何か、ずっと遠くのものを見ているような、そんなカッコいい横顔だった。

「……あれ? 今、アイツ名乗ってたか?」
942 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:32:29.33 ID:GTaPj8OZ0

【セイバーの真名が判明しました……】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:セイバー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:アマツマラ            【属性】:秩序・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:B     【耐久】:D      【敏捷】:B      【魔力】:C      【幸運】:C      【宝具】:A
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

             ハ   __   /|
            /:i:i|≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
         ..:i/:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ー- __
       /:i:/:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i>──--:i:i:i:i:i:i:i:/
       {:i:i:i:i{:i:i:i:i:i{:i:i:i:ii/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i<
       乂:i:i:i>─ー 7三≧≦ー-<:i:i:i:i:i:i:i寸才
      ./:i:i:i>      )三/7イハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iイ
     厶イ/       イ7⌒/ニ==圦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iiハ
  ー‐=彡:i:i:| _      イ三艾三ム:i:i:i:i}:i:i:i:i:i人_
   .`¨¨Ti:i:i|´ ̄       ̄ ̄ \ /ハ:i:i:从:i:i:i:i彡´
     {:i:八 _       _     }:i:i:}=寸:i:iハ
     /:i:iムイ艾_    才::_  从/厶 V\}
    才≧{l ム乂ツ      乂ツ  /イ )Y/ 人
      人iハ  ̄ く _    ̄ /彡 ⌒/¨¨ヽ
        人       ,     ^T^乂
        「| \  ` ̄     / |※|__-=ニ二三三三三三三三三三三ニ=─
        |i|        <   |个| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄l ̄ ̄| ̄| ̄| ̄.|  |  ̄||
        |i|     ≧≦-=≦ニニ |⌒|ー-. |    |   ̄l_|_|   |  .|  |    |
        |」   Vムニニニニニ .|_|  \   .|      .|.   |  .|  | __|
           /Vムニニニニニ/__./⌒\二二丁. |.   |.斗|≦ |ニニ.|
         イニ/ /ニ/ニニニニニ/:i:i:i:i:/     \::ニ|ニ..|.ー=ニlニニ|ニニ|ニニニ|
       ./ニ7 /ニ| ◯ニニニニ./:i:i:i:i:/     /:iムニ艾ニニ|ニニニ|ニニ|ニニ|ニニニ|
        ./ニ7 /二|ニニニニニ/:i:i:i:ii:/    /V:i:i:i:ムニ|ニニ|ニニニ|ニニ|ニニ|斗 ´|
       .─/ /ニ/ニニニニ/:i:i:i:i:i/    /  ∨:i:i:iム .lニニ|ニニ=‐l ̄ |.  |.    |
      | l /ニ/ニニニニ/ ̄ ̄/  /.___|:i:i:i:i:ム|  .|.    |   |.  |.    |
      | |./ニ/ニニニニ/   ./ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| ̄ ̄ ∨ .|.    |   |.  |.  _|
      |__/ニ/ ◯ニニニ/   /./l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|     V .|.    | 斗|.≦|ニニニ|
     ニ/ニ/ニニニニ./   {/  |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|     V .|斗:≦|ニニ|ニニ|ニニニ|


 代理AA:竈門炭治郎(鬼滅の刃)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ああ、俺が、アマツマラが打つべきは己のために非ず」

「あの蒼き炎すら包む剣。ようやく気付いた、それが俺の、【天羽々斬】───」



直下、コミュ相手

1:キャスター陣営
2:ランサー陣営
3:スキップ(夜の決戦まで飛ばします)
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 23:33:22.62 ID:HMTrE4a7o
2
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 23:35:52.58 ID:mn2qRrIc0
アマツマラって天津麻羅?
945 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:43:20.41 ID:GTaPj8OZ0
2:ランサー陣営

なんかよく分かんねえけど、冷静になったらアレ、戦場に俺も来いって言ってんのか?
それはヤバくねえか? なあ、もしバーサーカーのアレが飛んで来たら俺の首。

「死ぬじゃん!!!」
「何が?」
「ヒョエッ……!」

突然独り言に割り込んでくるんじゃねえよ!? 誰だよ!?

「俺だ!」
「俺だ!」

……伝次とランサーのアホ二人だ。こいつら異常にウマが合ってるよな。
馬鹿同士だから話が通じやすいんだろうな。……というよりもだ! コイツ、この前俺のこと襲って来たじゃねえか!?

「ななななな、何の用だよ」
「? 何で震えてんだ?」
「……あー、マスター、いつだったかセイバーのマスター襲ったじゃん。それだよ」
「……ああ! そういやそんなこともあったな! 悪い! お前が糞野郎だったのは昔からだったからな!」

とりあえず殺意はねえらしいが、滅茶苦茶ナチュラルに悪口を言われた。これは喜ぶべきとこか?

「ま、まあいいや。で、何だよ」
「いや、暇でよお。ホントなら今すぐにでもブッコみてえが、まあ、俺はあんま考えんの上手じゃねえからな」
「俺も同じだ!」

そうか、そういう奴だな。俺もセイバーから面会謝絶食らってるし、うさんくせえキャスターと話すよりはマシか。
ならなんか話しとくか。何か話題あったか……?


直下、会話内容

1:ランサーの真名について
2:夜の戦闘について
3:夜の戦闘が終わったあとのキャスター戦について
4:自由安価
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/22(月) 23:48:24.94 ID:mn2qRrIc0
1
947 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/22(月) 23:59:52.06 ID:GTaPj8OZ0
>>944 そうですね。wiki表記のまま使用しています。おそらくは一族としてであり、個人名ではない、ということでしょう】

1:真名を聞く

……聞かれても言うわけねえと思うが知らねえのこいつらだけだし聞いとくか。

「ランサーの真名って何てんだ?」
「ああ、紅孩児だ」
「おう! 火焔山において修業を積んだかの牛魔王の息子、紅孩児とは俺のことだ!」
「ふーん、まあ、聞いても答えるわけは」

……は?

「は?」

【ランサーの真名が判明しました】

┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ≪クラス≫:ランサー
┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┓
  【真名】:紅孩児             【属性】:混沌・中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓
  【筋力】:D     【耐久】:D     【敏捷】:D      【魔力】:A       【幸運】:C      【宝具】:B+
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫

             /l
             { ヽ _  ──   ___-‐ ス
           ト、 /\´       ´ ̄ \/く|
         _⊥イ              \N`
         ヽ__/      ヘ ∧ヽヽ  l  ヽ ヽゝ
.          //  ! | | !´^^´ヽl ト L   ',  ヽ
        / !   |_|_l |    リ/ヽ|ヽ l    \
.         ̄/ ! |  V !ハト    ァr示Vヽ} ト  |\ ヽ
         l | |  | 代心    irしリ ∧! ヽ| ハ ̄
         |ハ ハ  ト Vzリ    `¨´ / /  N /、 !
         {' V ヽ | \´  '  _  /イ  / |/ | `
            | Nヽヽ   マ  ノ   / / / N
            レ  \ト      イ7 /l ハ!
                「:トV`T ´  !ノ': : :`l
                |: |: : ノ ヽ─⊥: : : : |
                  __|: :}‐ Y´;;;;;;;;;;;;;;ヽ:<三三ニ>- 、
            イニ‐ : : : :ゝ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ: : : : : /: : : : ヽ
          / : |: : : : : : : |ーヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}: : : :/: : : : : :⊥.-、
         /┌───┐ !  ゝ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ_:_: :|: : : : :´: : : : : >--、
        /: : `l    l´: :|    \;;;;;;;;;r ニ  \: : : : : : :/: : : : : : >
     /ヽ: : : : : ゝ  ノ: : : !    | : `ー∪´/  \: : : /: : : : : /\:/
    <: : : : :\: : : :>‐ヽn: : |    |: : : : : :し' /    V: : : : : :/   \
    /\: : : : :ヽ: |  ー{ j : |    ノ: : : : : : : `ゝT´ヽ   ))¨ ‐V        \

 AA:ガウル・ガレット・デ・ロワ(DOD DAYS)
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

え? なんで? なんでばらすの? 馬鹿なの? 何かの罠?

「何で!?」
「何がだ?」
「……ああ、多分俺が平気で真名バラしたからじゃねえの?」
「成程、いや、ランサーが『大体宝具見せればバレるだろ、俺有名だし』って」
「そうなんだよなー! 思ったより俺の名前が知られてなかったのはあれだな、誤算ってヤツだな!」

ガハハとランサー陣営は笑いあっている。……なんかどっと疲れが来たような気がする。

「俺の真名バレたら弱点もバレちまうしな! 簡単に使えねえというか知らねえとは思うけどさ!」
「それはもうしゃあねえな! バレちまったもんは!」

……ア? 今なんか聞き捨てならねえセリフを聞いたような。

【ランサー陣営とのコミュを終了します……】



【というわけで今夜はここまで、おつかれさまでした。次回はおそらく明日】

【3VS3が終わればいいなー、というところですね】
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 00:03:25.92 ID:Bg9yehaN0
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/23(火) 00:05:21.79 ID:+3ndl2l2o
950 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/23(火) 22:29:15.65 ID:7eZ80Zje0
【間に合うかと思ってましたがちょっと長引き間に合いそうにないので、今夜はお休み】

【たびたびお休みで申し訳ない。明日やります】
951 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/03/24(水) 03:22:50.25 ID:C8fuHvRc0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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952 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:14:59.79 ID:NnC7zG0fO
今日イベントだけど、来れるかな?
953 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/24(水) 22:23:41.79 ID:HaNmta1H0
【22:40ごろから再開しますね】
954 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 22:42:32.86 ID:HaNmta1H0
【アキバでお買い物たのしー! 個人的には上野の方が好きですが】


【再開】

【七日目・夜】

しんと静まり、人の気配よりも濃密な生の気配が漂う湖畔。
正面に広大な邸宅を臨み、三つの影が目を凝らす。

「さて、これ以上進めばライダーの主によって察知される。最後になるが、確認の必要はあるか?」

蒼褪めた顔で、吸血鬼となったキャスターが残る二騎に問いかける。

「ないね! むしろワクワクしてきてるってもんよ!」
「問題はないが、キャスター、お前はその姿でいいんだな?」
「仕方があるまい、弱点は多数把握されていようが、頭の冴える相手、打てるだけの手は打つべきだろう」

どこか悔し気な笑いを浮かべるキャスターの横で、使い魔と化した蝙蝠が舞う。
その蝙蝠を通じ、キャスターとランサーは主の存在を把握していた。

「貴様こそ、大丈夫なのか? マスターは」
「問題ない、俺の宝具なら俺が消滅しない限りほぼ確実に守れるし、何よりいい機会だ」
「……フン、まるで自分は消滅しないとでもいうような言葉だな」
「なるべくそうありたいとは思うさ」

セイバーの言葉にキャスターはそれ以上無用と外套をたなびかせる。
風をはらんで膨らんだその音が、開戦のラッパとなる。

「ではこれより、フォーリナー討伐戦を開始する。先触れは任せたぞ、ランサー!」
「よっしゃあっ!!! 出番だな! 行くぜ!!!」

叫び、ランサーの槍に炎が灯る。そしてその炎が徐々に量を増し。

「オラオラオラッ!!! お釈迦様の指も届かねえぜッ!!!」

湖面を割らんばかりに、邸宅へ向かい、一文字の軌跡を描く。


直下、【愛知りたる気高き竜よ】反応。5以上で飛び出さず、4以下で出現
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:43:41.10 ID:W6siCb1Fo
956 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 22:47:44.44 ID:HaNmta1H0
0:もう少しスピード下げてくださいよ

         ==ミ                         /|
       イ      l                     八 、    ̄ ̄ ̄  < <l
        、 ┐  〈                   >´⌒`        \ .\{
        f イ 、.∧                ´ /      、∧      ヽ  ヽ
         Y 〜 )   ,                / / / || |/`^^Y l | |  ,   ,
            | / ̄ 〕、 ,                 ー= ァ ,  ||/   .リ/ 六| |   、
          〈 ノ´ ミ   _              / |  V二ミ   ´匕ハ '.|X l l ≧
         (    )     -           |/X ハ〈 七   辷ソ .从 V.| ,
           ̄ ̄   、      -        '   从 人 、´ ’  _  /,  ハ  、 、
                  、      - ハ 、    | | , 、  f  ̄リ  , ,  〈 |  ̄
                    、        |ニニト _  、'  、l . ゝ -  -/ イ 叫 ネ
                      _     |ニニ|:::::::V::--.._  、/l - ´ ' |/:::::::::〉
                           |> ノニニ,、::::::::::::::/:::::≧|::|X|     ':::::::::::|
                           |ニ/ニニニ,ニ\:::::::::'::::::::::::::::::::|、   〈::::::≦三三三≧、
                           |,:'ニニ/ニニニ ≧」、:::::::::::::::::, 、  〈::::::::::::::::::::::::/:::::::::\
                        ¨¨¨¨ ̄ -=ニニ |ニニニlニニ斗  ー .〈::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::`乂
                                 ⌒ニニ |ニニニ  __  |ニニニニニニニ.|、_:::::::::::::::/ニ\
                                  |ニニ|ニニニ ノ レ:;:;:;:;:;:;:;ヽ ̄〉ニニ \:::::/ニ/ニ斗
                                  |ニニ|ニニニ しイ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ̄`ヽニニУニ/ニ/ \
                                  |ニニ|ニニニ  ':;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/^ ヽくニ/   -- 、
                                  |ニニ|ニニニ   \:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;イ / /  \ ィニヽ     \

直下

123:マスター戦発生
456:ネッシーごとランサー取り込まれる
789:フォーリナー直参!
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 22:51:35.16 ID:WpsBUInu0
オワタ
958 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 23:06:43.16 ID:HaNmta1H0
6:【抗えぬ悲哀の劇詩】によって取り込み

炎の奇跡で描かれる一文字。湖を真っ二つに割るその軌跡。
それに応えるように湖が割れた。いや、そう見えただけであり、実際に発生したのは大質量の浮上。つまりは。

「来たか、竜よ! しばらく遊んでもらおうか!」
「GAaaaaaaaaaaaaaa!!!」

怒り猛る巨大にして獰猛の牙、すなわちネッシーとも呼ばれる原始の巨獣の咢だった。
ランサーはにっと笑い器用に槍を操ってその歯の間をすり抜けた。獲物を取り逃がしたことに激高したのか、またも竜が吼える。
その様子を見ながらキャスターとセイバーは移動を開始した。

「第一段階は成功だな。あとの問題はバーサーカーか。奴にマスターを奇襲されれば危険だ」
「然り、バーサーカーの存在が確認出来次第、私はランサーと代わりライダーを隔離する」

湖畔の外周を急ぐ二つの影に複数の攻撃が乱れ飛ぶ。いくつかの機械兵の存在をキャスターの鋭敏な感覚が捉え指示を出す。

「セイバー、十字方向に一体、残りは私が壊す。……あの男の霊装を再現しているな、やはり優れた魔術師と褒めるべきだろう」
「しかし材料自体は荒いもんだ、これだけなら館までは辿り着けるだろう」
「そうだな。流石に準備の時間が足りなかったか……」

そこまで答えたキャスターの背にぞわりと悪寒が走る。本能に訴える違和感、その正体をキャスターが即時に理解した。

「ランサーの気配が消えた? いや、違う、あまりにも、静かすぎる……!」

湖畔に二騎が目を向ける。その湖面は静まり返り、水面には波の一つなく。
まるで、何もなかったかのように静まり返り。ただ一つ、蒼い鬼火のみがぽうと飛んでいた。


直下、先に描写するのは

1234:セイバー/キャスター
56789:ランサー
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:07:25.86 ID:W+BgywjGo
960 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 23:25:05.51 ID:HaNmta1H0
6:ランサーVS竜 in 互いの悲劇にて

「オラオラオラッ!!! デカブツが! トロいんだよ!」

鞭のように首を振るう竜の攻撃をランサーは器用にかわす。
打点こそ大きいが攻撃は単調で、獣のそれに過ぎない。そう判断し、まず初撃を加えようと槍を振りかぶった瞬間。

その目に蒼い炎が映る。

「フォーリナー!? 待て、これ、ヤベッ……」

炎へ向かおうとしたランサーを竜の尻尾が阻む。その数瞬の遅れのうちに、言葉が耳に届いてしまった。

「【抗えぬ悲哀の劇詩】」

意識が渦のように飛ばされる───。

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

塗り替えられた世界は遥か太古、かつて怪物の闊歩した大地。
降りしきる星屑で地表は砕け、跳ね上がった土砂で空は覆われる。

「な、なんだこりゃ……!?」

吹き上がる黒煙にランサーは聞きなれた遠吠えを聞く。

「GAaaaaaaaaaaaaaaa!!!」

背後の水源にも炎が降り注ぐ。熱されたそれは沸騰し、中の竜は藻掻き苦しんでいる。
死の恐怖、本能に刻まれた二度目の恐怖で竜の瞳に怯えが映る。

「……フォーリナーの野郎、竜ごと俺を取り込みやがったか!?」

降り注ぐ塊を打ち砕き、突き砕きながらランサーは考える。

「……確か、フォーリナーの宝具ってのは悲劇を再現する、これがあの竜の悲劇だとするなら」

突然の状況変化に混乱しつつ、何度目かの隕石を破壊して頭を冷やしていく。
そして、何かに思い当たったように槍を大きく振るい、複数の隕石を粉々にしたランサーの表情はこれまでになく蒼褪めていた。

「俺の悲劇ってのは、まさか───」


直下、戦況

12:【???】クリティカル!
345:巨大な蓮台の出現
678:竜、大抵抗
9:やられる前にやるんだぜ!
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:30:20.84 ID:WpsBUInu0
それ
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:30:23.44 ID:/zlbYkupo
963 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/24(水) 23:40:12.72 ID:HaNmta1H0
4:蓮華座

それを言い切るよりも早く、突き崩された隕石の中にランサーの目が止まる。
あまりにも不釣り合い、あまりにも異様なものがそこにはあった。

                     ,/ヽ
      !ヽ.    .|'、     ,  .,i'゛   .ヽ      , t
      l .\   ! .゙'l \  / l |     !    . /  !
      l,  ゙ゝ、 .|  ヽ .゙'│ .l!     |  ,,/゛   .,! /!
      i,.l    `l゙   .ヽ .ヽ./ー'゛゙‐''、,, |.r'"     !/ |
      !`ヽ   i′   .゙'ィ"゛-''''''....、 ゙゙ll,゙.    ,..‐"  .!
      .ヽ .ヽ、 l      .\ .-=@ヽ  \ . /     .!
       ..l. .゙'-,|       `'、. ´ヽ   .,/       .| ._,,,,,,,,,____,,y
  .,,,,,,___、 .l.   |         \  .,r'´         !´      /
  ヽ   `'''-ミ、. ..l           ゙ /             /     ../
   .\     `ゝ l,              ゙l、           /     ,/
    ゙'、          \             !       /   _..‐´
      \        ゙'-、        !      ,,r―--`----........
       `'-..,,、./'" ̄ ゙̄''-,,,     l     /         .,/
         ,/        `'― ....〃ー''''''''"゛        /
       ,..ヾ             ,..〈,,,_           __,, ‐'’
      ''“''―- ..,,,,、      _..-'"    ´゙'''''マ''"゙゙´
             ´"'''''''''''''']          ヽ,
                     i゙x           l
                     ! ヽ             `'-..、
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                 !  ./
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                   ! .,l゙
                ,l゙ /
                 ,./ /
                 ″ ./

「蓮華座……!」

蓮を模したそれは神々しいばかりに輝いており、周囲で起こる絶滅の嵐の中で唯一静寂を保っていた。
その中であれば安全であると、その中に入れば無事に逃れることができると、蜜を垂らして虫を待つように。
ダラダラと嫌な汗をランサーが垂らす。だが、何故か脚は意思に反しその蓮華座へと向かっていく。

「い、いや、嫌だ、行きたくねえ、あの蓮華座の上に座ったが最後、俺の脚を刃が貫いて」

背後で聞こえる竜の声すらもう届かない。かつて、そう、かつて孫悟空を倒し、調子に乗ったあのときの恐怖を思い出す。

「嫌だーーーーッ!!! アレだけは、【金箍児】だけはもう嫌だーッ!!!」


直下、戦況

123:抵抗虚しく
45678:竜の抵抗
9:やけくそぶっ飛ばし
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/24(水) 23:42:18.79 ID:W6siCb1Fo
965 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/25(木) 00:02:22.18 ID:bRI6XV3W0
9:ランサー、怒りの宝具開帳

ランサーの叫びも空しく、その足はじりじりと蓮華座へ向かっていく。
運命の、物語の筋を変えることは不可能だと、見えない手が押していくように。

「嫌だッ、嫌だッ、嫌だぞッ!!! 俺はもっと戦いたかったし、もっと戦えたじゃねえか! 悟空の義叔父上だって倒したんだぞ!」

もはや泣き声にも近いその叫びが聞こえないかのように脚が近づいていく。
蓮華座は既に目の前で、一歩踏み出せばその中に潜んだ刃がランサーの脚を固定し。
そして、ランサーの体にまたあの呪物が埋め込まれる。それはランサーにとっては屈辱以外の何物でもない。

「嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だッ!!! 俺は、俺は、俺は……!」

───ランサーの叫びが変わっていく。怯え、哀しみから、練り上げられたそれへと。
目には降り注ぐ炎が見える。涙の代わりに炎が湧き出てくる。叫びの代わりに怒りが噴き出していく。

「俺は、紅孩児ッ!!! 火焔山にて三昧真火を会得した! 三千世界に轟く大妖怪!」

その怒りに、何かが呼応した。丹田で練られた丹が全身に駆け巡る。
サーヴァントは同じものの現身であるがゆえに、【抗えぬ悲哀の劇詩】の内部では同じ運命を辿る。

しかし、ランサーは成長する。成長する可能性があると刻まれたサーヴァント。
全身から、あのときできなかった力が迸る。悲劇の修正力はそれを抑えようと巨大な負荷を与え始める。

渦のように襲い掛かる精神への直接的な圧迫。心臓を握られるようなひやりとした感覚。
冷たき蒼い炎は、最初からそこにあるがゆえに、その成長を認めない。全身を刃で突き立てられ、目玉に真鍮を押し入れられるような圧迫感。

だがしかし、それらをすら成長したランサーの炎は超えようとしていた。

「俺は俺は俺は俺はッ!!!」

全身から迸る灼熱の炎。消えることなき火焔山の三昧真火! 今ここに燃え上がるッ!!!

「俺は、童子じゃねえッ!!! 俺は、紅孩児だッ!!! 宝具、最大開帳ッ!!! 【三昧真火 火炎槍 怒髪天(さんまいしんか かえんそう どはつてん)】!!!」
966 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/25(木) 00:04:49.18 ID:bRI6XV3W0
 ◆『三昧真火 火炎槍(さんまいしんか かえんそう)』

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 ノし.:.(⌒.:,八://{:.:′:.:.:.:.j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}「⌒\:.:.:.:.:.:./⌒.:.:./⌒)イ   ⌒).:.:/    }ヽ _,/ /    V.ハ:.l
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  ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:3-10 最大捕捉:1人
  ランサーの肉体と火炎槍が融合したことによる宝具。
  火炎槍に封じられた三昧真火の炎を全身に纏い、相手に突撃。
  敵を殴りつけると同時に、自身の肉体ごと大爆発を起こし相手を焼き殺す。
  宝具発動時は炎と完全に同化している為、自爆後は炎と共に自分の姿を再生することが出来る。
  宝具の発動手順や攻撃方法からナタの『地飛爽霊 火尖槍』や孫悟空の『斉天大聖』を彷彿とさせる


全てが燃え上がる、蓮華座も、隕石も、世界をすら燃やさんとランサーの炎は天にも昇り星を衝く。
怒り、怒り、怒り、怒り、怒り! 全ての悲劇を否定せん! 運命などは燃やし尽くさん!
ランサーの声もすら既に炎と化している。そしてその熱は際限なく膨張し。蒼き炎の世界にピキリと罅が入る───。


直下、戦況結果

1:ランサー、消滅判定
234:ランサー、一時戦闘不能
567:ランサー、一時戦闘不能、ライダー宝具使用停止
89:ランサー、戦闘続行、ライダー宝具使用停止
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 00:06:31.94 ID:EcybmJ3Lo
968 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/25(木) 00:09:19.79 ID:bRI6XV3W0
4:ランサー、一時戦闘不能

【というわけで今夜はここまで、お疲れさまでした】

【ライダー宝具に関しては完全に無事ではなく、どっかで判定できるくらいの余地があるよってことです】

【次回はできれば明日やりたいですが、可能性は低めだと思ってください。できなければまたアナウンスします】
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 00:57:19.40 ID:LRA/HV59o
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/25(木) 01:47:20.80 ID:uQbn7u4ao
971 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/25(木) 21:07:18.42 ID:bRI6XV3W0
【やはり今夜はできそうにないので早めに】

【おそらく土曜日の再開になります。ちょっと早めの時間になるかもです】
972 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/27(土) 21:58:03.32 ID:TzZoOK/70
【いつも通りになりそうです。22:40分頃再開】
973 : ◆v.By3fESrTsY :2021/03/27(土) 22:40:40.10 ID:TzZoOK/70
【再開】

【ランサーの戦闘から少し時間を遡り……】

蒼い鬼火が湖面から消えたとき、本当の静寂が耳の中で反響する。
最初に口を開いたのはセイバー。

「……フォーリナーの宝具か」
「おそらくはな。怪物ごとランサーを取り込んだと考える。……確かに、悪い手ではあるまい」
「俺たちの中でも火力だけならランサーはトップクラス。ライダーの宝具は制御が難しい」

両陣営、強力な攻撃翌力を失ったことになるが、若干自分たちの方が痛いだろうとキャスターも同意する。

「だが、止まるわけにはいくまい。これで少なくともライダーの宝具による脅威は考えなくてもいい」
「そうだな、とにかく館へと進み、フォーリナーを倒していこう」

頷きあい歩を進めていく。足元の地面が水気を孕みぐずりと滑った。


直下、無事に館内部へ迎えたか。5以上で可能、4以下で妨害
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 22:45:28.59 ID:0TDKoZkGo
975 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:00:22.11 ID:TzZoOK/70
9:問題なく侵入可能

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

……しばらく俺はセイバーの背中の箱、つまりはセイバーの宝具内に放り込まれてたんだが。

「ヤケに静かじゃね?」
『……ああ、ランサーの消失から攻撃もぴたりと止んだ。今も順調に館の前だ』

あ、怪しい。すげえ罠の匂いがしねえか、これ?

『うーん、難しいとこだな。フォーリナーの狂気に当てられて自棄になってる可能性もあるし』
『こうやって悩ませることが1つの作戦、何らかの時間稼ぎであることも考えられる』

……? どういうことだ、と思ったが、フォーリナーのスキル的にそれもあるのか。

『もしフォーリナーがスキルの達成に注力してるなら急ぐべきだし、罠なら探るべきだろう』
『探るならば私の使い魔やセイバーの目もあるわけだが……、いっそ、私の宝具でこの館を巻き込むというのもアリか』
「そんなことできんのか?」
『私の宝具は、つまりが相手をホラー小説に引きずり込むことにある。夜の湖畔、歴史のある洋館、私の得意とするゴシックホラーの舞台にはうってつけだ』
『だが、その場合キャスターは今の吸血鬼化を解く必要がある。宝具にはそれなりの魔力を使うだろうし察知されやすく、隙ができるわけだな』

そこをバーサーカーやフォーリナーに奇襲されると危ないってことか。

……さて、どうする?


23:05より多数決、先に二票。23:15まで集まらなかった場合入った方を

1:突撃!            (メリット:【エレウシスの密儀】確定で発動せず。デメリット:罠を仕掛けられている可能性あり)
2:周囲を探る         (メリット:奇襲を仕掛けたり、罠の判定がなくなる。デメリット:【エレウシスの密儀】発動可能性あり)
3:キャスター宝具       (メリット:戦闘開始、有利な状況から戦闘可能。デメリット:奇襲を仕掛けられる可能性あり)
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:05:11.42 ID:eC0TP1Kfo
3で
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:08:07.34 ID:Gh/wUj4M0
3
どれも悪い可能性はあるけど、罠と確定復活と奇襲なら対応できそうなのは3かな
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:08:40.59 ID:x4CHe2YSo
3でいいか
979 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:16:48.04 ID:TzZoOK/70
3:キャスター宝具使用

……よし、キャスターに宝具を使ってもらおう。

『その真意は?』
「直接戦うよりお前らが危険な目に遭わないだろ?」
『その真意は?』
「はい、俺が怖い目に遭いたくないだけです」

圧がヤベえんだよ! 引きこもりから戻ってから遠慮ってもんが消えてんだよな俺のサーヴァント!!!

『だそうだが、そちらのマスターは?』
『問題はないという判断だ、信頼されているのか、あるいはいざとなれば逃げ出す準備を整えているのかは分からんが』

やれやれと肩を上げ、この格好もそれなりには気に入っているが、と言いながらキャスターはその身から宝具を切り離す。
全身が一瞬真っ黒になったかと思うと、黒が流れるように落ち、ひょろっとしたもやし男の姿が現れた。

「では、早速行こう。セイバー、宝具使用の間周囲の警戒を頼む」
「任された」
「──これは白紙の怪奇譚。緞帳の幕は上がり血みどろの惨劇は演じられる。さて、席をお立ちにならないよう!」

キャスターが手元に出した白紙の台本をペラペラとまくり始める。……さて、仕掛けてくるか?


直下、仕掛けてくるか。5以上で来ず、4以下で奇襲発生【隙】-1
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:17:43.99 ID:eC0TP1Kfo
よっす
981 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:23:07.91 ID:TzZoOK/70
>>139

99:ファンブル

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直下

123:キャスターに着火
456:マスターが攻め込まれる
789:竜、復活
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:24:19.59 ID:Gh/wUj4M0
聖杯戦争、完
983 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:33:27.22 ID:TzZoOK/70
9:ライダーの宝具復活

その瞬間、俺の背中に何かが走った。悪寒なんて生易しいモノじゃねえ、これは───。

「セイバーッ!!!」
『聞こえている!』

背後の湖面が割れる音、いや、違う、周囲がどんどん湖へと変わっていく。
つまりはそれの先触れ、夜空を揺らす大音声轟かす吼声。

                          __ ,‐、
                         ヾ、 \ \、        _
                           \ \ \-、    くヽヽ 、_
                             i ̄ ̄/゙゙゙゙゙゙゙ヽ  `ヽ、ヽ、 ` ヽ 、__
       ,,-‐‐‐‐‐、,,-ー'''''''''ヾ-、_       ,,,7 ̄7''''''ヽ/_____j__ `ヽ/  o o、
      /i    i ̄ ̄ヽ、 \   /_,,-‐、‐‐‐、--、ー 、  i─ヽ'ヽ''''ヽ'''ヽ ヽヽゝ'__ヾヽ ゙\、__
     / .i   j     __── /、 ヽ ヽ ヽ_ヽ_ヽ__ヽ i   ゝ‐.j─j─i─i''''i  \ヽヽ-、、二/
     i  i   i    /ヽ\ /、ヽ/iヽ j ̄ヽ  ヽ ヽ i ̄ヽ  i  i  i  i l lヽ  l  i i ヽヽ\__  ,,,,
     i  i   i    / .j /   / j  j  j j j j j i--/   i_i__i_i_i_i/  i  i i i i .i ヽ\ヾヽ、
     i   i   i   /  / /  /ヽ j  .i   i i i i i iーーi  i         i   i_i i .i i i  i i\ヽ j
     ヽ  二二j--く_/ / /  i  i二二i二i ̄i ̄j-/  /ヽ_/ ̄ ̄ ̄/  //‐‐‐''''''\j  j j j \ゝ
     / ̄ ̄    /    / /ヽ__/  \  ヽ i  i  i   / \     / / /  /ヽーー、,,,i  i i .i .i iヽ
    /      /   / /   /    \ j j  j j''''''''‐‐' ̄''二二iニニニj-- 、__/  ヽ i   //ヽj j i .i
    i      /   / /──/   /二二二'''''''''二j   oニoニ二,,,,,,,-'''    j二二二/ / ヽ  ヽi .i
    i    /   / /   /i'''''''''''´ ,,‐'/,,,,i_/__j              oニoニ二/、 \   ヽ  / /
    i__/  / /   // j   ∠∠/                            `ヽ_,,,,-‐j__
    /i   ヽ‐'´ /   /ヾゞ j'                                    oニoニ/  /
   i i  _ゝ''´  /ゞ  i二il                                      ̄ヽ  ̄ヽ
   ヽi ̄´  _ゝ/ゞ   i二.jl                                        \ ヽ/
     `'''''' ̄   iゞ    i二.jl                                          ヽニニ
           jゞ   ゝi二jl                                           ヽ‐
           ヽゞ二二ゝ</                                            ゙
            ヽ-ーーー''´


「GAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!」

ライダーの宝具が鎌首をもたげ、俺たちを睨みつけていた。

「まさか!? もう復活したのか!? どんなトリックだ!?」


直下、どんなトリックですか

123:ライダーも既に狂気に取り込まれてました
456:令呪を使っております
789:フォーリナーマスターのスキルを応用しました
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:33:57.96 ID:0TDKoZkGo
985 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/27(土) 23:38:39.96 ID:TzZoOK/70
6:令呪の消費で何とか

【というわけでちょっと早いですが今夜はここまで、この展開を考えてなかったのでちょっと時間がかかりすぎそう】

【加えて久々ですっかり忘れてましたが次スレの時間ですね】

【明日同じ時間くらいに次スレ立てて、続きやっていきます。さて、勝てるかな】


【現在令呪状況】

剣:2
槍:1
騎:0
魔:0
狂:1
降:1
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:43:19.70 ID:x4CHe2YSo
うーむ負けそうじゃ
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:43:54.41 ID:eC0TP1Kfo
おつ
すまんの…
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/27(土) 23:45:58.66 ID:Gh/wUj4M0

一応、一番令呪あるのはセイバーなんだな
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/28(日) 01:03:25.93 ID:JTG/JLVSo
990 : ◆v.By3fESrTsY [sage]:2021/03/28(日) 22:28:17.29 ID:WKhCs3O40
【申し訳ない、年度末のドタバタで急にリアル用事が入りました。今夜はお休みで明日に延期します】

【日付変わるくらいに新しいスレだけは立てておくので、何卒ご容赦を】
991 : ◆v.By3fESrTsY [sage saga]:2021/03/29(月) 00:25:27.11 ID:B7SlsPIC0
次スレ : ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1616944965/
992 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/29(月) 22:25:21.69 ID:B7SlsPIC0
【昨夜は失礼をば。22:40ごろから再開します】
993 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/29(月) 22:40:55.07 ID:B7SlsPIC0
【再開】

「ライダーのマスターさんよお、それで令呪は全部使っちまったんだな」
「ええ、必要な消費です。ランサーを退場させ、キャスターの不意を突く。十分な結果でしょう」
「そっか。んで、ライダーのことはどうすんだよ」

巨漢が陰ですすり泣く少女に目をやる。ショーも同様に一瞥し、すぐに視線を青い炎へ戻した。

「必要な犠牲でした」

_ _ _ _ _ _ _ _ _ ______________________ _ _ _ _ _ _ _ _

夜を劈く怪物の声。ずぐりと足元が湖へ変わっていく。

「くそっ、おそらく令呪を消費してきた! ここで僕らを倒す公算だ!」
「何にせよ戦うしかないってわけだな!」

体勢を崩された二騎に怪物の攻撃がまず一撃、叩き墜とされる。


直下、初撃判定。5以上で回避、4以下でダメージ【奇襲】−1
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 22:42:38.57 ID:b2sK3kq40
はーい
995 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/29(月) 22:54:42.31 ID:B7SlsPIC0
6:回避

大振りな一撃は湖面を叩き、巨大な水柱で二騎を跳ね上げる。
何とか体勢を戻し、着地するも徐々に周囲は湖へと変わっていく。選択の時間は少ない。

「セイバー! 時間がない! 考えられる方法は二つ!」

キャスターが叫び、セイバーが頷いた。追ってくる眼光を見据え距離を取る。

「一つ、僕かお前がこの場に残りこの怪物を倒す! リスクは大きいがフォーリナーへの時間は稼げるだろう!」
「俺はともかくお前はできるのか、キャスター!」
「宝具を発動している間はないだろうが、幸い敵はフォークロアでもある! 僕の【風評改竄】を叩き込めばチャンスはある!」

湖面を突き破り、怪物が空気を振るわす雄叫びを。まるで泣いているかのようで。

「二つ、このまま僕とお前で確実にこの怪物を倒す! 倒せる可能性は高いが、フォーリナーに時間を与えることになる!」
「一長一短か、どちらとしてもリスクは高いな!」
「当然だ、リスクを負わずして成功などない! 正直言って僕はそういうの良くないと思うが! 準備とリサーチが大事だからな!」

冷や汗をにじませ軽口を飛ばす。それが余計に余裕のなさを感じさせた。


22:57より多数決、先に二票。23:07まで集まらなかった場合入った方を

1:キャスターに任せフォーリナーへ
2:自分で対応しキャスターを向かわせる
3:二騎で撃破を試みる
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 22:58:35.91 ID:b2sK3kq40
1
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 23:00:38.24 ID:/R3qq3xb0
998 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/03/29(月) 23:08:29.47 ID:B7SlsPIC0
【ここまで、同票なのでランダムで】

このレスのコンマが

奇数:キャスターに
偶数:セイバーで

【次レスに進みますね。適当に埋めてください】
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/29(月) 23:45:40.53 ID:zjoWAtMHO
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/03/30(火) 10:51:44.98 ID:anRym9HqO
1000ならハッピーエンド
1001 :1001 :Over 1000 Thread
     ,.ィ'",ィ    `' 、                 
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   i.F‐'゙  `'ー‐',.     l      
   !|       `‐、  ,.、 ',        
   ||,,,,_ ,  _,,,,,,  | |7}. ',     久々にわろうた  
   ||. ̄ ,'  ´ ̄   リ!|/  ',       げにいみじきすれのたつのも今はむかし 
   !.',  i,_っ     l!|   ヽ       
 . l ',  _,,_      | l    \   あたらしき人まいりこれりども 
   | ヽ `゙´     , ヽヽ       程しらぬものばかりなりて いとこうじけり 
   ヽ. ヽ、    ,.ィ   ヽ,
  /,、ri个`,゙゙゙゙´   //ヽ ,、
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