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【安価】続・ハーレムシミュレーター 第二部【R-18】
- 642 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/02(火) 21:52:34.22 ID:Bm55up860
- 部屋を見回すと、隅の方に一人だけ、椅子に座って縮こまり、本を読んでいるメイドがいた。彼女は本に顔を埋めながらも、時折顔を出してちらちらとアスラの方を窺っている。
「…っ!」
目が合った。すぐに顔を引っ込めるメイド。アスラが近寄ると、目に見えて震え始めた。
金髪メイドが、目を輝かせた。
「ノバを、よろしくお願いしまぁす」
「っ…ひっ…」
本に顔を隠したまま、しゃくり上げる少女。赤毛を三編みにして、丸い眼鏡を掛けている。
「…ノバって言うのか?」
「…」
「…ああ。反応しないって決まりか」
そう言うとアスラは、ノバの肩を掴んで、絨毯の上に転がした。
「ひぃっ!? …あぁっ!」
長いスカートを捲り上げると、茶色い毛に覆われた秘部に指を突っ込んだ。
「痛っ、あ、あっ…」
本を取り落したノバは、そのまま両手を硬く組んで、がたがた震えている。
入り口から奥へ、小刻みに指を動かしていると、少しずつ穴が湿ってきた。
「じゃあ、挿れるよ」
「っ!!」
「…って言っても、返事はできないんだったな」
ズボンを下ろし、勃起したペニスを膣口にあてがう。ノバは固く目を閉じたまま、ひたすら「主よ、主よ、お赦しを」と呟いている。
ゆっくりと、腰を進める。
「い゛いっ…あ゛っ、ぐっ…」
「っく、きつい…」
ぶちぶちと、何かがちぎれる感触。ノバは嗚咽を漏らしながら、必死に神に祈る。
小刻みに、腰を振り始めた。
「っ…っ、っ…」
「い゛っ! うっ、はっ…あ゛ぁうぅ…ひぐっ…」
肉棒が膣穴に擦れるたび、ノバの腰が跳ね、肩ががくがくと震える。硬い膣がアスラのペニスを吐き出そうと、ぎりぎり締め付ける。
しかし、アスラは一層奥まで腰を突き出す。
「ふぅっ」
「ひぐぅっ…えぐっ…」
だんだん、膣が柔らかくなってきた。滑りが良くなってきて、腰の動きも速まってくる。
「いっ、いっ、あっ、ぐっ、んっ、あっ…あっ」
「ノバ、出すぞ」
「!! あ、あ、あ…」
膣内射精を予告され、ノバが脚をばたばたと振り回した。それを押さえつけるように腰に体重をかけ、奥までペニスを押し込んだ。
根本まで挿入された男性器が、破瓜の女性器の中で膨らむ感触に、ノバは悲鳴を上げた。
「ひいぃっ! 主よ…っ!!」
「出るっ!」
とうとう、ノバの子宮に向けて子種が放たれた。どくどくと熱い精液を膣内に流し込みながら、アスラが耳元で囁いた。
「分かるか。子種が、お前の中に出てるぞ。…きちんと、孕めよ」
「ひっ…ひぐっ…うえぇ…」
ノバは、声を上げてむせび泣いた。
残り体力 250−86=164
安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が7で妊娠 90以上でジャニスが来る
安価下2 次の相手&プレイ内容 コンマ分体力消費
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/02(火) 21:55:40.70 ID:R05tQESDO
- はい
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/02(火) 21:55:42.58 ID:lvmpSTYy0
- a
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/02(火) 22:00:57.02 ID:lvmpSTYy0
- フェブ
立ちバック
- 646 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/02(火) 22:08:45.89 ID:Bm55up860
- 今日はここまで
とまあこんな感じで進めるので、時間停止とか透明人間プレイみたいに色々、できれば具体的に書いてくれると助かる
今週はシンプルに忙しいので更新が減ると思う
- 647 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 19:37:11.57 ID:9TRYNruS0
- …
「…ああっ、あと1本!」
9本だけ倒れたピンを前に嘆息するのは、赤毛をお下げにしたフェバ。毎朝、アスラが起きた後のベッドを綺麗にしている。
アスラは後ろから歩み寄ると、ぐいとスカートを捲り上げた。
「!! …え、ええと」
「次、私の番ね」
他のメイドが玉を拾いに行く。アスラは、おどおどと立ち尽くすフェバの尻に手を伸ばした。
「っ! …え、ええ、ゆっくりで良いわよ、ゆっくり…んっ♥」
白い尻を掌で撫で、その間に指を這わせる。そのまま、前の割れ目へ。粘つく膣口をくすぐり、陰核を指先で弾いた。
「んっ♥」
片手でフェバの秘部を愛撫しながら、もう片方の手でペニスを握った。硬さを取り戻してきたそれを、フェバの尻の谷間にぐいと押し当てた。
「! あ、あっ…♥」
指でくちゅくちゅと膣穴を掻き回しながら、腰を揺すり、尻にペニスを擦り付ける。どんどん硬く、大きくなっていくのを尻で感じながら、フェバは強いて仲間たちの方を見る。
「…よーし、一番!」
「こ、今度はもっと…ひ、ぁっ♥」
尻たぶから亀頭が離れ…下から一気に、膣へ差し込まれた。立ったまま、下から突き上げられる。
「あっ♥ あっ♥ …ひんっ♥」
大きく腰を動かしながら、片手でシャツ越しに乳房を掴み、もう片手で陰核をつまむ。控えめな乳房を揉み上げ、陰核を指で引っ掻くと、膣穴がぴくんと跳ねた。更に深くペニスを突き入れると、壁がぎゅっと締まった。
「あっ♥ あんっ♥ あ…ひゃっ♥」
「わっ!?」
やおら隣の少女の肩を掴むフェバ。すがるように身体を預けながら、彼女は自らの性器を、アスラの自慰行為に差し出す。
「あっ♥ ああっ♥ あっ…」
「先輩…は、離して…っ♥」
耳元で嬌声を聞かされ、短いスカートの下で太腿をもぞもぞさせる後輩。
アスラは、腰の動きを速くした。
「ひっ♥ あっ、あっ、あ、あっ、あぁっ…」
「うっ」
「! ん、うぅっ…♥♥」
子宮に放たれる子種の熱に、フェバはうっとりと震えた。
残り体力 164−2=162
安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が7で妊娠 80以上でジャニスが来る
安価下2 次の相手&プレイ内容 コンマ分体力消費
https://haremsimulator.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%EF%BC%88%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8%EF%BC%89 のメイドから1人 専属メイドは不可
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 19:39:46.99 ID:xYEneDY40
- あ
- 649 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 19:46:31.96 ID:9TRYNruS0
- ジャニスは次のプレイの後に来るので次の相手投げて大丈夫
安価下
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 19:51:32.05 ID:x162McFDO
- リリィ
時間停止プレイ
執拗に乳首やクリトリスを弄りながら立ち側位
その間リリィは無反応で我慢しなければならない
- 651 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 20:15:32.53 ID:9TRYNruS0
- …
「っ、ま、また私の番ね…っ、やっ♥」
「はぁっ…お手洗いに行かれては? 床は…そ、掃除しておきます」
スカート越しに股間を押さえるフェバを尻目に、メイドの物色に戻るアスラ。やがて辿り着いたのは、最初にここに来ることを提案した、銀髪のメイドのところだった。
相方と思しき金髪メイドとじゃれ合っていた彼女は、アスラが近寄ってくるのに気付くと、急いで直立し、それから顔を逸らした。アスラは、そんな彼女の後ろに回ると、囁いた。
「動くな」
「!」
「他はおれに気付かないだけだが、お前は違う。お前は、時間が止まっている」
「…」
にやにやしながら、距離を取る相方。小さく頷いた少女の頭を掴むと、耳元で言った。
「だから、動くな! 声も上げるな」
「っ…」
また頷こうとして、固まるメイド。アスラは、後ろから彼女のシャツに手をかけると、ボタンを外し、前をはだけた。露わになったのは、体格の割に大きな胸を包む、白のブラジャー。しかしカップの中央はぱっくり割れて、ピンク色の乳首が顔を出している。
乳首をつまむと、びくんと肩が跳ねた。
「動くなと言ってるだろ」
「…っ」
片足を高く持ち上げると、綺麗に陰毛を処理した白い割れ目が晒しだされる。既に、乳首と同じピンクの粘膜を湿らせた穴に、ペニスを奥まで挿入した。
「っ〜〜〜♥♥♥」
「っ、締まるっ」
挿れただけで絶頂したのか、狭い膣穴がきゅうきゅうとうねる。狭いがよくほぐれて、熱い蜜に満たされている。
アスラは奥まで挿れたまま動かず、両手で乳首を交互につねり、引っ張り、指で弾いた。
「っ♥ っっ♥ っ〜〜♥♥」
乳首が刺激されるたび、少女は嬌声を噛み殺し、代わりに膣をくねらせる。
片手を胸から離すと、今度はスカートの中へ。性器で繋がった境目を探ると、その上でぷっくりと腫れた突起を、指でつまんだ。
「っっっ〜〜〜♥♥♥」
くるくると周りをなぞり、軽く押しては離し…乳首と一緒に、ぎゅっとつまんだ。
「っ!」
そのまま、指先で前後に扱く。
「っ♥ っ♥ ♥ っっ……っ! ぁっ♥」
不意に、メイドが息を呑んだ。次の瞬間、しゅおっと音がして、繋がったところから透明な液体が勢いよく噴き出した。
「っっっ♥♥ っっ♥ やらっ、止まらなっっっ♥ ぁ…っ♥♥♥」
何度も何度も潮を吹く。一緒に腰が跳ね、膣穴がぎゅっと絡みつき、ほぐれ、また絡みつく。
「っ!」
たまらずアスラは、腰を引き、どんと叩きつけた。
「ひぃ、ああんっっっ♥♥♥」
メイドの、膣穴の求めるまま、アスラはたっぷりと射精し、子袋を種で満たした。
安価下コンマ ゾロ目 or 1の位が7で妊娠
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 20:18:52.11 ID:qJ7VKtVu0
- あ
- 653 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 20:55:26.31 ID:9TRYNruS0
- 突然、部屋の扉がノックされた。
「あなた達! いつまで起きているのですか!」
「!! アスラ様」
膣内に射精されたばかりのメイドが、慌ててアスラを衣装箪笥の中に押し込む。
薄い箪笥の外から、声が聞こえてくる。
「何をしているのですか! こんな夜遅くまで」
「申し訳ありません、みんなでナインピンをしていたら、夢中になってしまって」
「教皇選の後で浮かれる気持ちはわかりますが、明日のミサに遅刻しますよ。早く寝なさい」
「はい、分かりました」
扉の締まる音がして、アスラは衣装箪笥を出た。先程のメイドが、申し訳無さそうに言う。
「申し訳ありません、今日は、ここまでとなります」
「分かった。…またやりたいな」
「! ええ、何とかして、必ず。…おやすみなさいませ。ジャニスさんに見つからないように」
「ああ。おやすみ」
…
週末の朝。いつものように聖堂に集まると、修道女が前に出て言った。
「皆さん。喜ばしい日です。先日お隠れになられた、マルチネス12世教皇猊下に代わり、新たにカイム枢機卿が新たな教皇に選ばれました」
笑顔で拍手する人々を見回し、続ける。
「枢機卿はかねてより、戦争で疲弊した人々のために私財をなげうち、貧しい人々を救ってこられました。さきの教皇猊下を喪った悲しみは尽きませんが、新たな教皇が我々を導いてくださるでしょう」
祈りを捧げると、人々もそれに倣った。
- 654 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 21:29:26.47 ID:9TRYNruS0
- …
ミサが終わると、ジャニスがアスラを呼んだ。
「アスラ様、こちらに」
「どうした? …ああ、クリスティーヌ」
城の裏に連れられて来ると、そこにはクリスティーヌと、数人の騎士が待っていた。騎士たちは1台の台車を曳いていて、上には何かが分厚い布で覆われていた。
「先に国王陛下へ報告に参りまして、アスラ様へのご報告が遅れました」
頭を下げるクリスティーヌに、アスラは困惑気味に尋ねた。
「陛下に? そんな大変なことがあったのか」
「…こちらを」
騎士が、台車の布を取り払う。
「? …!!」
そこには、人が一人横たえられていた。頭を潰されて、完全に絶命している。しかもそれだけでなく、潰れた頭の天辺からは、尖った耳が2つ生えていた。
「獣人…?」
「オリエズマとの境界付近に倒れておりました。事務官が顔を改め、ミーニャなるバルバスと判明しました」
「!?」
ミーニャと言えば、石の街で犯した猫の獣人だ。それが、どうして…?
「…アスラ様の証言と合わせ、陛下はバルバスによる組織的な反逆と判断されました」
「何だと? じゃあ、どうするつもりだ」
「関与した者を可能な限り捕らえ、首謀者を洗い出します。そして、さきのエルフによるアスラ様暗殺未遂と合わせ…バルバス領を全て没収。バルバス種は永久追放」
「ま…待てよ!」
思わず、声を張り上げた。
「そんな、滅茶苦茶だ! バルバスは色々いるのに、全部一緒に追放なんて…」
「既に、反逆行為は2度目です。1度目はアスラ様のご意思もあり、温情をかけられましたが、2度目となると…」
首を横に振る、クリスティーヌ。アスラはなおも食って掛かる。
「だったら、2度目もおれが許そう。ミーニャが勝手にやったことで…」
「アスラ様」
不意に、クリスティーヌが低い声で言った。
「…後宮は陛下のものです」
「おれのものだ」
「後宮の主はアスラ様です。しかし、この土地は陛下のものです。陛下のご決定は、アスラ様の意思より尊重されます」
「そんなこと、知るかよ! 今までそんなこと言われなかった! そんな…」
クリスティーヌが、片手を上げた。すると騎士たちがアスラのもとへ歩み寄り、両腕を掴んだ。
「っ、放せ! このっ」
「北へ進撃します。正門前に、10分後に隊列を組んで待機しなさい」
「はっ」
「放せよ! ああっ! この…クソっ!」
城内へ引き摺られていくアスラ。騎士たちはアスラを寝室に放り込むと
「贅沢な坊っちゃんだな。人外どもがいなくなったところで、ヤれる女なんて腐るほどいるのによ」
と吐き捨て、鍵を締めて行ってしまった。
「ふざけるな! 出せ、出せよ! あああ…」
扉を何度も殴り、叫ぶ。下品な悪態が遠ざかり…やがて聞こえなくなると、アスラは開かない扉の前に崩れ落ちた。
- 655 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 21:32:28.57 ID:9TRYNruS0
-
バルバス領が消滅しました。
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午前) 成功判定あり
- 656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 21:34:11.85 ID:qJ7VKtVu0
- あらら
オリエズマに戻ろう
- 657 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 21:56:09.40 ID:9TRYNruS0
- ほかもうない?
- 658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 21:58:06.84 ID:nFAYMuIDO
- ミーニャの死体から何か手がかりは無いか専門家の手を借りて調べる
シスターの手を借りる方がいいのだろうか?
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 21:58:49.53 ID:xYEneDY40
- >>658
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 21:58:51.12 ID:COHzo1uu0
- 時間的に可能かな
進軍を止めに行く
- 661 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 22:13:33.49 ID:9TRYNruS0
- …
「…」
扉の前で座り込んでいたアスラは、ふと顔を上げた。
「…戻らないと」
思えば、週の途中でオリエズマ領を抜け出してきたのだ。きっと今頃、向こうは混乱しているだろう。
扉を叩き、声を張り上げた。
「おーい! おーい、出してくれー!」
「御用ですか、アスラ様」
外からジャニスの声。
「ここから出してくれ」
「なりません。陛下のご命令です」
「違う、バルバス領に行くんじゃない。オリエズマに戻るんだ!」
「オリエズマに?」
怪訝な声色で尋ねるジャニス。
「そうだ。週の途中で、急いでこっちに来たんだ。戻らないと」
「…」
カチャカチャと音がして、扉が細く開いた。
「…週末ゆっくりされて、明日ではいけませんか」
「週が変わったら、なおさら行きづらくなるだろ。…一言断って、また戻っても良い」
「…しばしお待ちを」
再び扉が閉まる。
数分後、ジャニスが戻ってきた。
「…分かりました。ただし、途中で気が変わらないよう、領まで伴の者を付けさせていただきます」
…
「…もういい」
「お気をつけて」
ウェンディと別れると、川を渡ってオリエズマ領へ入った。
西禁が近付くと、ユィーキが駆け寄ってきた。
「アスラ! 無事であったか」
「ああ、心配をかけた」
ジオを降り、ユィーキを抱きとめる。後ろから、パイランと、もうひとり見覚えのない従者が付いてきた。銀髪の一房を赤く染め、チャイナドレスを着て、黒眼鏡を掛けている。
「何があったのだ?」
「クリストラが、ちょっと緊急事態で」
そこまで言って、彼は口をつぐんだ。涙を浮かべ、地面を蹴る彼の肩を、ユィーキはそっと抱いた。
「…戻ろう。ランファンも心配しておったぞ」
- 662 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 22:25:50.29 ID:9TRYNruS0
- …
「アスラ様! ああ、良かった…こちらに何か、粗相があったかと…」
「…」
沈鬱な表情で、玉座に座り込むアスラ。ユィーキが、囁くように尋ねた。
「…何があったのだ、我が王?」
「…それが」
アスラは、スイリンから聞いた占いの内容、クリストラに向かう道すがら襲撃されたこと、その犯人がバルバスで、領を没収されることになったことを、かいつまんで話した。
話し終えると、ランファンが真っ先に口を開いた。
「時は一刻を争いましょう」
「…ここも、もう安全ではなかろう」
ユィーキが、溜め息を吐いた。
「後宮にあって、オリエズマはあまりにも非力だ。闘士もいるとは言え、女ばかり」
「ええ。ですが、本国なら安全です。屈強な兵が多くおり、守りは万全。何より、天子さま始め王朝一同、アスラ様のご訪問を待ちわびております」
「おれは、クリストラ人だ! 故郷の危機に、故郷を見捨てて逃げるなんて…」
「だが…汝の心は、クリストラだけのものではあるまい」
ユィーキが、真っ直ぐにアスラを見つめた。
「汝は、妾を愛すると言った。…妾の身体と魂は、すべからくオリエズマである」
「それを愛してくださるアスラ様の心もまた、オリエズマのもの」
「…」
はっと、2人の皇女を見る。
「…ともかく、今は身体を休めよ。走り通しで疲れたであろう」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 午後)
@寝室で休む
A詩作
Bその他要記述
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 22:27:26.07 ID:Fn1s/2w9O
- 1
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 22:28:06.50 ID:FIENOmkPo
- 1
- 665 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 22:28:56.42 ID:7mvoTwyTo
- 占いするか
身の振り方について
- 666 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 22:46:51.90 ID:9TRYNruS0
- 「…ああ、そうする」
アスラはふらふらと、寝室へ入った。布団に埋まると、目を閉じた。
…
「…」
眠れない。カーテン越しに真昼の日差しを感じながら、ぼんやりと天井を見つめていると、不意に寝室の扉が開いた。
「起きておるか」
「…ああ」
身体を起こすと、そこにいたのはユィーキとティエンファン母娘、それにランファンだった。
「どうした?」
アスラが尋ねると、やおらユィーキとランファンは自らの着物に手を掛け、するりと脱ぎ、裸になった。全裸のユィーキがティエンファンの帯に手をかけると、彼女はもぞもぞと身体を揺すった。
「ティエンファンも、はだかんぼ?」
「父上と、伯母様の前であるぞ? 恥ずかしくなどあるまい」
「…うん」
小さく頷いたティエンファンの、ぶかぶかの漢服を脱がせると、真っ白でほっそりとした、幼い裸体が露わになった。
一糸まとわぬ姿の3者が、寝台に上ってきた。
「一人では、心細かろ。添い寝に来た」
一緒に布団に潜ると、ティエンファンを間に挟んで身を寄せてきた。ランファンも、後ろからアスラの背中に裸の胸を押し当てる。
「ちちうえは、はだかんぼじゃないの?」
「おれは…」
「…アスラ」
ふと、ユィーキが囁いた。
「ティエンファンも…大きくなった」
「…そうだな」
「誰に嫁ぐのが最も相応しいと思う? 妾は…」
「…ひゃっ! ははうえ、くすぐったいー」
「…汝の他におるまいと、そう考えておる」
ユィーキが布団の中で、ティエンファンの腰をアスラに向けて押し出した。
「んっ♥」
アスラの脚に、つるりとして、柔らかいものが触れた。脚を動かすと、ティエンファンがくすぐったそうに、それでいてどこか艶かしく、喉を鳴らした。
「ん、んっ…ちちうえぇ…♥」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
- 667 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/05(金) 22:49:54.46 ID:9TRYNruS0
- 今夜はここまで
安価下
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 22:50:46.35 ID:nFAYMuIDO
- 皆で眠り、皆が寝ている間にこっそり読心してみる
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 22:53:23.34 ID:FBcMtg3/O
- 全員を抱き締める
- 670 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/05(金) 22:57:07.40 ID:xYEneDY40
- 皆を抱きしめながら眠り、その後途中で起きてしまい読心してしまう
- 671 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 14:27:14.87 ID:GdOHlg9N0
- 「…」
アスラはごろりと仰向けになると、両腕を伸ばし、3人の女を抱き寄せた。
「…今は、これだけで」
「そうか」
「おやすみなさーい…」
4人は、目を閉じた。
…
「…っ」
それでも、眠りは浅く、アスラはすぐに目覚めてしまった。ぼんやりとした頭のまま、暖かな身体を押し付けるティエンファンに目を向けて…
”…母上、もっとティエンファンをみて”
「!? …ああ」
慌てて、頭を振る。スイリンに与えられた読心術が、うっかり発動してしまったようだ。
再び、ティエンファンを見る。そっと心の目を開くが、もう何も聞こえてこない。先程は夢でも見ていたのだろう。
それから、恐る恐るその向こうのユィーキを見た。反対側の、ランファンも。今なら、彼女らの心も読めるかも知れない…
安価下コンマ
01〜30 3人共熟睡
31〜70 ユィーキだけ
71〜90 ユィーキとティエンファン
91〜98 ユィーキとランファン
ゾロ目 3人
- 672 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 14:35:46.02 ID:vKW69qAQ0
- あ
- 673 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 14:43:37.71 ID:GdOHlg9N0
- 「…よく寝てる」
3人とも、何も聞こえてこない。夢を見る間もなく、ぐっすりと眠ってしまっているようだ。
自分も寝よう。そう言い聞かせて、彼は再び目を閉じた。
…
「身体は休まりましたか」
いつの間にか、一人服を着て寝台を出ていたランファンが、まだ布団の中のアスラに言った。
「ああ、だいぶ楽になった」
「それは何よりです」
「ん…今、何時だ…?」
隣で、ユィーキも目を覚ました。
「いかがですか。もう一眠り。明日も早うございますので…」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(5/5日目 夜)
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 14:44:08.39 ID:vKW69qAQ0
- 姉妹丼
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 14:50:18.50 ID:uyONTjA5O
- 三人とまた寝る(普通に)
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 14:53:26.48 ID:mVHAQW5k0
- 普通に休む
- 677 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 15:03:11.81 ID:GdOHlg9N0
- 「じゃあ、そうする」
「かしこまりました。では…」
ランファンは、帯に手を掛けると、再び着物を脱ぎ捨て、布団に入った。
「お邪魔します。…おやすみなさい」
…
「…状況が変わった、と言わざるを得ぬ」
ユィーキは溜め息を吐いた。それから、真っ直ぐにアスラを見た。
「妾たちの国へ、来てはくれぬか」
「準備は整っております。あとは、ご決断なさるのみ」
ランファンが、力強く言った。
安価下3票先取 どこへ行く?
@オリエズマ大陸
Aクリストラ
Bオリエズマ
Cサトン
タルスムはオリエズマと接していないので選択不可
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 15:04:28.81 ID:ofw4SgxpO
- 1
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 15:04:43.12 ID:mVHAQW5k0
- 1
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 15:05:03.96 ID:uyONTjA5O
- 1
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 15:06:08.88 ID:vKW69qAQ0
- これもしかして途中でクリストラ戻らなかった方がよかったのか?
1
- 682 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 16:40:54.81 ID:GdOHlg9N0
- …
いつも乗っていた舟に乗り込むと、ユィーキとティエンファン、ランファン、それにランメイやユゥウェイたちまで乗ってきた。更に川には、同じ形の舟が何艘も連なっていて、北岸から女達が乗り込んでいた。
「今日は素晴らしい日です」
「随分と大人数だな」
笑顔で言うランファンにこぼすと、彼女は頷いた。
「ええ。後宮に危機が迫っていると分かった以上、国の者をここへ残していくわけには参りません」
「それもそうか。…南岸は?」
「あちらは、あちらで用意されるでしょう。…シェンウェン、舟を」
「心得た!」
シェンウェンが竿で岸を押すと、舟が動き出した。いつもと反対方向へ真っ直ぐ川を進むと、やがて前方に城壁が見えてきた。川は細い水路に変わり、城壁の中へと流れていく。
「懐かしいな」
ふと、ユィーキが呟いた。
「8年前…妾はティエンファンを腹に宿して、この路を通ったものだ」
「…」
舟が、壁に空いたトンネルに差し掛かる。ここを抜けると、ついに後宮の外だ。
噂話が聞こえる…
___何故だ!? 石の街までもぬけの殻ではないか!
___こちらの動きが漏れたか。ええい、見つけ次第、全て捕らえよ!
___いよいよ今日が、新しい教皇様の就任式ですね。アスラ様も参加されるのでしょうか?
- 683 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 17:36:39.72 ID:GdOHlg9N0
- …
嗅いだことのない匂いが漂っている。目の前には、見たことのないくらい巨大な船が浮かんでいた。しかも、その下はオリエズマ領の川とは比べ物にならないくらい、広い水がはるか彼方まで広がっているのだ。
「これで、オリエズマに?」
「ええ」
船の側面から、大きな箱を何個も積み込む。それを見ながら、ランファンが頷いた。
「どのくらいかかるんだ?」
「潮の流れを読み、仙術などに頼り、やっと5日ほどでしょうか」
「やれやれ、また儂をこき使う気か」
そこへフォンリンがひょっこり顔を出した。ランファンが、慇懃に頭を下げた。
「ええ、よろしくお願いしますね」
にわかに港が騒がしくなった。数人の男に引っ張られて船に乗り込むのは、ジオだ。
「丁寧に、慎重に! アスラ様のお馬様ですよ!」
ランメイが檄を飛ばしている。ジオは不安げにきょろきょろしながらも、甲板に蹄を載せた。
「だ、大丈夫か? 暴れたりしないのか…?」
「心配ありません。アスラ様の言うことは、何でも聞きますので…」
「そろそろ乗り込むぞ、アスラ!」
ユィーキが声を張り上げた。
…
広い甲板に立つと、塩辛い風が顔を叩いた。岸を船を繋ぐ綱が離れ…船が、ゆっくりと陸を離れていった。
「海は初めてか」
「海…これが」
「長旅だ。のんびりしていくが良かろう」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 日中)
@船室でゆっくりする
A船内を散歩する
Bその他要記述
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 17:39:06.94 ID:ofw4SgxpO
- 2
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 17:39:11.09 ID:UCdvp4Tvo
- 2(
- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 17:46:51.51 ID:jjmwJhYlO
- 1
- 687 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 18:21:14.24 ID:GdOHlg9N0
- …
「…」
船が出てしばらくは、船室にいるよう言われた。数分待つと、いきなり船が大きく揺れた。
「!?」
「仙術で船を走らせたのだ。もう当分は揺れぬから、甲板に出ても大丈夫だぞ」
「じゃあ、少し散歩してくる」
ユィーキに断ると、アスラは船室を出た。
安価下コンマ
01〜30 酔った
31〜50 部屋からガチャガチャと音がする
51〜70 部屋から変な臭いがする
71〜90 甲板でフォンリンが頑張っている
91〜98 マストの上にソンクーがいる
ゾロ目 2人の従者
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 18:25:27.81 ID:mVHAQW5k0
- あ
- 689 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 18:32:11.44 ID:GdOHlg9N0
- …
甲板に出た。先程のような潮風はびゅうびゅう吹き付ける強風に変わって、空高く伸びた柱に張られた白い帆をぱんぱんに膨らませていた。
その柱の根元で、フォンリンが立って両手を広げていた。
「やあ」
「…」
「フォンリン?」
「…ええい話しかけるな! 今集中しておるのじゃ!」
「フォンリン師、我々にお任せを!」
周りで手伝っている道術師たちが声をかけた。
安価下1〜3でコンマ最大 話題、行動
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 18:37:26.97 ID:vKW69qAQ0
- 身を護る術を教えて欲しい
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 18:48:13.09 ID:ofw4SgxpO
- 南岸の人について話す
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 19:06:27.24 ID:YRXgglyEO
- ユィーキの部屋に行く
- 693 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 19:30:11.33 ID:GdOHlg9N0
- 「…ふぅ。で、何じゃ儂に用か」
「えっと…身を守る術とか知らないかなって」
「たわけめ。その腰からぶら下げた火かき棒は、玩具か」
腰に提げた剣を突いて、鼻を鳴らす。
「玩具じゃない! 本物だ」
「なら、それを使え。大体貴様は、あっちへふらふら、こっちへふらふら、内丹術を学ぼうかとすれば、翻子拳に浮気をし、さりとて極めるでもなく剣だの槍だの…それでは、何一つ修められはせん」
「…」
唇を噛むアスラ。学べるものを、何でも学ぼうと思っていただけなのだが…
そんな彼の思いを見透かしたように、フォンリンは憐れむような目を向けた。
「…人の命は短い。道を修めるならば、1つ、いいとこ2つが限度じゃ。わきまえよ」
そういうとフォンリンは、寒い甲板にごろりと仰向けになると、いびきを掻いて眠り始めた。
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(1/5日目 夜)
@寝る
Aその他要記述
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 19:50:49.26 ID:P1MvPXGJO
- ランファンと寝る
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 19:54:54.96 ID:UCdvp4Tvo
- また散歩する
- 696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 20:01:32.69 ID:mVHAQW5k0
- 1
- 697 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 20:05:56.99 ID:GdOHlg9N0
- …
日が沈んだ後も、船内を見て回ることにした。
安価下コンマ
01〜10 酔った
11〜30 マオジャンが夜食を作っていた
31〜50 部屋から変な音がする
51〜70 部屋が騒がしい
71〜90 甲板でまだフォンリンが寝ている
91〜98 何だか寒い一角だ
ゾロ目 ユィーキ母娘
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 20:07:15.74 ID:YRXgglyEO
- どうなる
- 699 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 20:10:30.97 ID:GdOHlg9N0
- …
「寒…」
真っ暗な甲板は、日が落ちると一層風が冷たい。船室への入り口にぶら下がったランタンの明かりを頼りに辺りを見回すと、マスト(帆を張る柱のことらしい)の根本に、まだフォンリンが寝ているのが見えた。
他の道術師たちの姿はない。夜は休憩ということだろうか。
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 20:18:47.54 ID:7P+SFtW/o
- 風邪引くといけないので掛けるものをもってくる
- 701 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 20:24:00.15 ID:vKW69qAQ0
- >>700
- 702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 20:44:18.23 ID:w392jUoDO
- >>700
- 703 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 21:01:14.43 ID:GdOHlg9N0
- 「…そうだ」
アスラは一度船室に戻ると、毛布を抱えて甲板に戻ってきた。
「Zzz…」
四肢を放り出して、道着の裾が捲れているのも構わず眠るフォンリンに、毛布を被せた。
「寒いだろうし、これで役立つか分からないけど…」
「…」
するとフォンリンは、毛布を両手で抱えたままごろりと横向きに寝返った。
「…ま、いいか」
アスラは、船室に戻った。
…
「…うぅっ、まだ慣れないな」
天井が揺れている。船室は、流石に西禁の寝室よりも狭い。ユィーキとティエンファンと一緒に横たわった寝台は硬く、天井は絶えずガタガタと揺れていた。
「歩き回ると酔う者と、じっとしていると酔う者がおるらしいが、汝は後者らしい」
ユィーキがくっくっと喉を鳴らした。
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 日中)
@船内を散歩する
A甲板に出てみる
B船室でおとなしくする
Cその他要記述
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 21:01:57.16 ID:mVHAQW5k0
- 3
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 21:03:45.64 ID:bzo7tDsCO
- 2
- 706 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 21:05:02.62 ID:w392jUoDO
- 3
- 707 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 21:12:49.02 ID:GdOHlg9N0
- …
やはりじっとしていると気分が悪くなるので、風に当たりに甲板へ来た。うっすらと空を覆う雲が、猛スピードで後ろへ流れていく。マストの周りでは、また道術師たちが術を使っていた。
安価下コンマ
01〜30 釣りでもしてみるか
31〜70 フォンリンが近寄ってきた
71〜98 マストの上にソンクーがいる
ゾロ目 ↑+スイリン
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 21:15:35.67 ID:w392jUoDO
- はい
- 709 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 21:32:46.43 ID:GdOHlg9N0
- 「…ん?」
マストの方から、フォンリンが近寄ってきた。手には、夕べ掛けた毛布を抱えている。
彼女はそれをアスラに押し付けると、ぼそっと言った。
「…返す」
「あ、ああ。あんな寒いところで寝たら、風邪引くぞ」
「ぬしとは、身体の作りが違うのじゃ。…」
そう言うと彼女は、おもむろにアスラの隣に移動し、そっと身体を寄せてきた。
「…どうした?」
「…」
何も言わず、頭を擦り付けてくるフォンリン。何だか、気まぐれな猫のようだ…
安価下1〜3でコンマ最大 話題、行動
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 21:37:46.78 ID:EaGH4z2V0
- ファンリン、ユィーキと3P
起きていればティエンファンも参加
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 21:41:47.20 ID:bzo7tDsCO
- 何をすればいいかわからなくなると相談
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 21:43:24.48 ID:mVHAQW5k0
- >>711
- 713 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/06(土) 21:47:40.52 ID:GdOHlg9N0
- ねる
- 714 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 21:48:20.58 ID:vKW69qAQ0
- おつ
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 22:00:32.51 ID:7P+SFtW/o
- おつー
- 716 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 22:48:36.37 ID:w392jUoDO
- 乙です
- 717 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 15:18:22.86 ID:9npilHNr0
- …
「…で、連れてきたと言うわけか」
フォンリンを抱えて船室に戻ってきたアスラを、ユィーキはジトッと見た。
「久しいな、ユィーキよ」
「久しいな、ではないわ。ここ数年は、顔も見せぬで…おまけに、出会った頃のままではないか。仙人とふかしておったのは、嘘ではなかったのか」
「当然じゃ」
ふふんと鼻を鳴らすフォンリン。
「…全く、殊勝になりおって。娘一人産んで、老け込んだか」
「たわけ、まだ若いわ。汝こそ…」
おもむろに、フォンリンの纏う道着の裾を掴んで捲る。つるんとした無毛の股間を丸出しにすると、ユィーキは鼻で笑った。
「下の毛も生えぬ、小娘のままではないか」
フォンリンは動じない。
「この、つるつる幼女まんこで、数多の男どもを食ってきたのじゃぞ? …試してみるか」
2人一緒に、アスラを見る。
その頃、ティエンファンは…
安価下コンマ 30以下で寝ている
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 15:19:32.93 ID:i0Yn7klGo
- はい
- 719 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 15:35:03.77 ID:9npilHNr0
- 「フォンリンねえちゃんもきたんだねー」
「おお、勿論じゃ。共に国へ帰ろうぞ。…おいユィーキ、ティエンファンはパイランにでも預けよ。これからは、オトナの時間じゃ」
「…ティエンファンや」
不意に、ユィーキがティエンファンに向かって囁いた。
「そなたは、母上の子だ。つまり、その身体の半分は、このユィーキと同じ」
「うん…?」
「であるならば、母はそなたのことは何でも分かるぞ。…誰と契るが相応しいかも」
「…おい、まさか」
ユィーキは、ティエンファンを抱き寄せると、裳の中に手を入れた。
「んっ♥ くすぐったいよぉ…」
「そなたの半分は、妾だ。すなわち、そなたに最も相応しい男も、妾と同じ。…我が王、そなたの父上よ」
膝の上でティエンファンの身体を、くるりとアスラの方に向ける。それから裳をたくし上げると、白く幼い、無毛の割れ目を、指先でくぱっと開いてみせた。
「ははうえぇ…恥ずかしいよぉ…」
「馬鹿者め、娘を父に差し出すか」
「我が王よ。このティエンファンも、半分は妾と同じ」
恥ずかしげにひくひく動く、薄桃色の小さな穴を、アスラに見せつける。
「ならば、この穴を愛で満たせるのは、汝を置いて他にはおるまいよ。…ティエンファンも、一緒に愛しておくれ…♥」
安価下 プレイ内容
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 16:14:59.76 ID:pG2MoViEO
- フォンリンを教材にした性教育プレイで最後はよく見えるように種つけプレス。
ティエンファンに教える形で近親相姦についても詳しく語らせる。
ユィーキの近親推しってこの世界的にどうなんだろ?
- 721 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 16:52:22.18 ID:9npilHNr0
- …
「ほれ、ティエンファンや。よく見えるか」
「…」
渋い顔のフォンリンを、寝台の上に座らせると、ユィーキは後ろから両脚を掴んで開かせた。その間に顔を埋め、丸出しの秘部を間近に見るティエンファン。
「自分のここは、見辛かろう。よっと見よ。この肌の割れ目の向こうにはな、子作りのための穴が開いておる」
白い割れ目を指で広げ、小さな膣穴をむき出しにする。穴の縁を指でなぞり、その上に飛び出た小さな陰核をくすぐる。
「ここに、愛しい男を受け入れるのが、女に生れた者の極上の幸福よ」
「おとこのひと、ちちうえ…?」
「いかにも。…アスラ、汝の『男』を」
「…ああ」
アスラはズボンを脱ぐと、まだ柔らかいペニスを出し、ティエンファンの鼻先に近づけた。
「わっ、ちんちん!」
「これ。お父様の摩羅棒、おちんちん様であるぞ。…丁度良い。フォンリンでまぐわい方を教えるとしよう」
「…ユィーキよ。一応言っておくが」
寝台の上で脚を開いたまま、フォンリンが低い声で言った。
「儂がただの娘っ子だった頃から…大陸において、父が娘を娶ることが許されたためしはないぞ」
「それがどうした。…アスラ、手始めに、フォンリンに種をつけよ」
アスラは寝台に上がると、ペニスをフォンリンの陰唇に押し付けた。
「んんっ♥ …懐かしいのう、アスラ…」
腰を動かし、裏筋をぷにぷにの割れ目に擦りつける。
「んぁっ♥ はぁっ♥ …ちんぽばっかり太くなりおって。あの頃は、互いに小便を飲ませ合ったと言うに…」
滑らかな幼女まんこが、蜜でねっとりと濡れてくる。裏筋が擦れるたび、甘い声が漏れ、艶めかしい水音が響いた。
重なり合う2人の後ろに回り、ユィーキはティエンファンに囁いた。
「さあ、しかと見よ。これから父上の摩羅が、フォンリンを串刺しにするぞ」
「刺しちゃうの!? 痛いよ」
「あ、あっ…ああぁっ♥♥」
蕩けた小さな穴に、ずぶりと太いペニスが入った。細いフォンリンの腹が、アスラのペニスの形に張り出す。
「おほぉっ♥ 太ぉっ♥」
「きっ、つっ」
初めて交わった時は、アスラの方は10歳の子供ペニス。今や何倍にも太くなった男の棒が、フォンリンの膣穴を乱暴に押し広げる。フォンリンも、痛いくらいに締め付けながらも、器用に膣をくねらせ、肉棒に絡みつく。
「フォンリンねえちゃん、痛くない…?」
「あんっ♥ …最初は、痛いぞ! 引き裂かれるほどに…」
「ひっ!」
「じゃが、じきに慣れる…と、んぁっ♥」
腰を引き、打ち付ける。狭い膣がきゅんきゅん疼き、甘い嬌声を零す。アスラは、細い両脚を抱え込むと、上から押さえつけるように腰を押し付けた。フォンリンは両腕を彼の首に回し、喘ぐ。
「あぁっ♥ おんっ♥ ほぁっ♥ あぁっ♥」
「き、きもちいい…?」
「気持ち良いに決まっておる。お父様に、この上なく愛していただけるのだから」
ユィーキはそう言って、2人の結合部にティエンファンの顔を近付ける。
「ほれ、フォンリンのおまんこが、たらたらよだれを垂らしておろう。父上の摩羅が出入りするたび、ぴくぴく歓喜に震えておろう。これこそが、女の喜び。女の幸福。愛する男と一つになり、その身で奉仕し…」
「っ、フォンリンっ」
「…その子を、胎に授かる」
- 722 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 17:51:07.78 ID:9npilHNr0
- 「んああぁぁっっっ♥♥♥」
びくびくとペニスが震えながら、フォンリンの小さな子宮にたっぷり子種を注ぎ込む様を、ティエンファンは言葉もなく見つめていた。
…
「やんっ♥ ちちうえっ♥ …は、はずかしぃ…♥」
仰向けに横たわるティエンファンの脚の間に顔を埋め、無毛の割れ目に舌を這わせるアスラ。塩辛い尿と、香の甘い香りを味わう父に、ティエンファンは声を張り上げる。
「やらっ、そこっ♥ …あ、んっ♥」
薄桃色の粘膜が真っ赤に腫れて、ぷるぷる震える。つんと尖った包皮の中で、陰核がぷっくり膨れてはみ出した。
「おしっこ、でる…」
「…ん、いつでも良いよ」
「っ、やっ♥」
構わず口淫を継続するアスラ。もがく娘の、右の大陰唇を舐め、左の大陰唇を舐める。それから、とろっと熱くなった小陰唇の間に舌先を差し入れる。
「んんんぅぅっ…♥ でる、でちゃう…」
割れ目の真ん中を下から上へなぞる。舌先が、何かに引っかかった瞬間、アスラの口の中に、塩辛く熱い液体が勢いよく噴き出てきた。
「んああぁっ、ああぁっ♥ おしっこ、やぁっ…あぁっ♥」
顔を離し、つるつるの割れ目から上がる可愛らしい噴水を、間近に眺める。
おもらしが終わる前に、限界まで膨れ上がった亀頭を、娘の膣口にそっと当てた。
「ち、ちちうえ、ちちうえっ…ティエンファン、こわい…っ」
「案ずるな、ティエンファンよ」
ユィーキが、優しく声をかける。
「我が子を愛さぬ父などおらぬ。お父様は、お前を深く愛すればこそ、お前と子作りをするのだぞ」
「…一応、娘を何人も娶った王は、遠い異国にはおった。じゃが…」
「黙れ、フォンリン。…ティエンファンや、父上は好きか」
「うん、好き…ちちうえ、すき…」
「おれも、愛してるぞ。ティエンファン。…っ」
ぐっと、腰を突き出す。次の瞬間、ちょろちょろ漏れていたおしっこが、高く噴き上がった。
「痛ぁいっ!! 痛い、痛い、痛いっ」
泣き叫ぶティエンファン。びゅっびゅっと失禁する股の穴に、亀頭だけを挿れたまま、アスラは必死になだめる。
「ごめん、落ち着いて、力を抜いて、落ち着いて!」
「痛い、痛い、うわああん」
狭く硬い膣穴が、亀頭を押し潰さんばかりに締め付ける。布団が、尿と、破瓜の血で染まる。かつて、アカツキが彼女と同じ年頃だった頃に抱いたことがあるが、あの頃はアスラも幼かった。皮だけ剥けた細いペニスと、今の漲る男根では、わけが違う。
喚く唇を口で塞ぐと、両手で頬をぱしぱし叩いてくる。構わず腰を小さく押し出すと、唇に噛み付いてきた。
「ティエンファン、堪えよ! お父様の愛を受けるのだ!」
「…」
枕元に胡座をかき、腕組して父娘をじっと見つめるフォンリン。その目に『言わんこっちゃない』と浮かんでいる。
しゃくり上げるティエンファンを抱きしめ、囁いた。
「ごめん、ごめんよ。もう少し我慢して。もう痛くしないから…」
「ひっ、ひぐっ、やだぁ…」
ペニスの半分弱を辛うじて包む、娘の熱に集中する。幼く不慣れな膣壁が震えて、肉棒を小刻みに擦る…
「ティエンファン、出すからな…っ」
「…っ!? 痛、痛っ…」
尿道が精液で膨らむと、ティエンファンが息を呑み、膣穴がびくんと跳ねた。その中に、どうにか子種を吐き出した。
安価下コンマ(フォンリン) ゾロ目で妊娠
安価下コンマ2(ティエンファン) 00で妊娠
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 17:51:29.92 ID:+f8DlsHC0
- あ
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 17:57:31.97 ID:pG2MoViEO
- んん
- 725 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 18:13:24.39 ID:9npilHNr0
- …
布団を替えてもらっているいる間、アスラはユィーキと甲板にいた。フォンリンは、まだ泣いているティエンファンを慰めている。
「…ああまで痛がるとは思わなんだ」
「ユィーキと初めてした時は、おれも子供だった。大きさが全然違う」
「あれは、慣れるだろうか。嫌になっておらねば良いが」
「どうだろう。しばらくは…」
そこへ、フォンリンがやってきた。彼女は2人を睨むと、言った。
「『やり過ぎだ』。…儂が、このようなつまらぬ小言を言うことになるとは思わんかったぞ」
「次は、もっと慣らしてからに」
「そういう問題ではない。…アスラも、何故己が娘を犯すのに躊躇いがないのじゃ」
「前にも、こういうことあったし…」
淫魔ミドナの娘、メアのことだ。
フォンリンは頭を抱えた。
「…あそこが、オリエズマと程遠い世界であったことを忘れておったわ」
それから、ユィーキを見た。
「あの娘が…初めて、『母に会いたくない』と言いおったぞ」
「!?」
「ティエンファンは、しばらく儂が預かるぞ。良いな」
そう言うと彼女は2人に背を向け、船室へと戻っていった。
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(2/5日目 夜)
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 18:37:26.17 ID:+f8DlsHC0
- 残当
心を落ち着かせる
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 18:44:56.28 ID:faDzct39O
- 正しい親子関係について他の人より学ぶ
- 728 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 18:51:44.27 ID:KhCRQndy0
- 冷静になってこれまでの自分の行いを振り返って心を落ち着かせる
- 729 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 20:19:41.63 ID:9npilHNr0
- …
「…妾は戻るぞ」
「ああ」
ユィーキが甲板を去った後、アスラは考えた。
父娘が性交するのが非常識なことくらいは、アスラにも分かる。分かっているが、ミドナのように娘も相手するよう求める母親もいる。父娘だけではない。エリスアルネスは、他人と言うには顔が似ていた。もしかすると、彼女はアスラの姉なのかもしれない。そういう意味でも、近親相姦に対する忌避感は、普通よりもかなり低かった。
そもそも、普通の親子とは何だ? 父は死に際にしか会ったことがなく、母は顔すら知らない。育ての親のマリアは、乳母であり妻であった。それも普通ではないのか…?
「…誰か、知らないかな」
船室に戻る。そのまま、話し相手を求めて夜の船内を歩き始めた。
安価下コンマ
01〜30 フェイニャン
31〜60 ランファン
61〜80 ファン・レイ
81〜90 ハオ
91〜98 タオファ
ゾロ目 ソンクー
- 730 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 20:22:13.44 ID:+f8DlsHC0
- ほい
- 731 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 20:39:56.17 ID:9npilHNr0
- …
「…ん?」
船室の窓際に持たれて、ぼんやり外を眺めているのは、ソンクーだ。道着の裾から伸びた尻尾が、ゆらゆら揺れている。
「やあ」
「! これは、アスラどの。いかがなさいましたか。…いや」
尋ねておいて、ソンクーは片手を上げて制止した。それから、額に指を当て、言った。
「…なるほど、親子関係に悩んでおいでですな」
「分かるのか」
「無論。このソンクー、元はオリエズマ大陸の険しい山で修行した…」
「どうしたら良いと思う? そもそも、普通の親子って何だ?」
「…」
話の腰を折られ、憮然とした顔でアスラを見るソンクー。が、やがて一言。
「…アスラどのは、どうしたいので?」
「おれ?」
「野を駆ける獣に、家族はありませぬ。あるのは、群れとつがい。ただ一匹の雄と、それを囲む雌のみ。ワタクシが、アナタ様の望む回答を持ち合わせているとは思えませぬ」
「…じゃあ、他を当たる」
そう言って去りかけたアスラを、ソンクーは呼び止めた。
「まあまあ。誰に尋ねたとて結果は同じですよ」
「はあ?」
「…悩みとは、常に答えとともに心に浮かぶもの。人に尋ねるのは、答えを自覚するまでの時間稼ぎに過ぎませぬ」
「…じゃあ、おれの中に結論は出てるってことか」
「無論。目を閉じて、心に最初に浮かんだもの。それが、アナタ様の望む答え」
「…」
アスラは、目を閉じた。親子は、どうあるべきか。
…自分はティエンファンと、どうなりたいのか。
安価下1〜3でコンマ最大 ティエンファンとは
@身体を求めない関係
A身体も求める関係
Bその他要記述
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 20:40:49.73 ID:kfTt9rlPO
- 1
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 20:41:30.57 ID:KhCRQndy0
- 1
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 20:42:16.86 ID:zXRjaQXeO
- 1
- 735 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 20:58:23.73 ID:9npilHNr0
- 考えた末…アスラは、首を横に振った。
「…やっぱり、間違ってる。父娘で子作りなんて」
「では、それがアナタ様の答えです」
「そうだな。…ありがとう、スッキリした」
「それは何より。…では、おやすみなさい」
「ああ」
軽くなった気分で、アスラは寝室に戻った。
寝台の上では、ユィーキが縮こまって塞ぎ込んでいた。
「…妾は、何を間違えた…」
「やっぱり、娘を抱くべきじゃなかった」
「しかし、ティエンファンは妾の娘であるぞ…ならば、最も愛するのは」
「愛してるさ。だけど、それは女としてじゃない。娘としてだ」
「汝ならば、父娘の垣根も越えられると」
「越えるべきじゃない垣根もある。何より、ティエンファンが嫌がるなら、それが全てだ」
「…」
ユィーキは、布団の上にごろりと横になった。
「…汝がそう言うのならば、そうなのだろう」
アスラは、その隣に横たわる。
「妾は寝る」
「ああ。おやすみ」
…
「おはようございます」
「…っ! 今何時…って」
慌てて起きてから、まだ船の上であることに気付く。寝室の入り口には、ランファンが立っていた。
「船旅はいかがですか」
「ああ…そろそろ、慣れてきた…ふぁ」
「本国へ着く前に、お伝えせねばならぬことがございますゆえ。あと、詩作はお進みですか?」
「! 忘れてた」
すると、ランファンが目を細めた。
「…天子さまは、アスラ様の詩を楽しみにしておいでですので」
「ああ。分かってるよ…」
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 日中)
@作法の勉強
A詩作
Bその他要記述
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 21:02:04.40 ID:ry+rk66Mo
- 2
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 21:02:43.09 ID:+f8DlsHC0
- 1
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 21:05:30.33 ID:kfTt9rlPO
- 1
- 739 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 21:27:28.97 ID:9npilHNr0
- …
揺れる船内で、筆を執る。教えを請うにはもう遅いだろう。後は、誰かの言っていた『魂より湧き出る』何とかを信じるのみ…
安価下コンマ+50 出来栄え
- 740 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 21:29:19.03 ID:i0Yn7klGo
- 魂
- 741 : ◆WEXKq961xY [saga]:2021/02/07(日) 21:32:04.54 ID:9npilHNr0
- …
「…」
アスラは、筆を投げ捨てた。
傍らで見ていたランファンも、眉をひそめている。
「…この前と比べて」
「分かってる。もう言うな」
そう言うとアスラは寝台に飛び込み、布団を被って丸まった。
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?(3/5日目 夜)
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