【安価】クロエ「リリウム魔法学校へ! これで最後!」【百合】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

16 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 20:27:30.75 ID:j2OzgBd4o
【名前】白峰 やよい
【容姿】黒のおかっぱに眼鏡 身長体型共に平均的
【性格】大人しくて読書が好きだが妄想癖があり一度考え込むと止まらない面も
【得意魔法】
・意識操作魔法【フォーカス】
集中力を操ることで注意を散漫にさせたり逆に何でもないものに集中させることで隙を生むことが出来る。
実は妄想癖はこの魔法の影響もあるとか。
【備考】リリウムの新一年生。
幼い頃から夢見がちな面があり色々な本を読んではその世界に浸るのが好き。
役者や脚本の表現など演劇部と自分の趣味が繋がるのではと思って演劇部の見学に来た。


【名前】シエラ・アリッサム
【容姿】大きめの緋髪ツインテール、つり目
背は平均よりやや小さい程度で胸はまったいら(当人曰く「ハンデ」)
【性格】自分の強さに絶対の自信を持つ高飛車娘
自分より弱いものは露骨に見下している…ように見えて的確なアドバイスを送ったりと意外と親切(要はツンデレ)
【得意魔法】
・光爆弾【ライトニングボム】
小爆発を起こす光弾を発生させ操る。
敵にぶつけたりバリアのように周囲に巡らせたり、あえて足元で爆発させ勢いで高く跳躍したりと応用が効く。
【備考】アウローラでは神童として高名なマホリオプレイヤー
幼い頃からなんでもできる天才肌で、それ故に他者とのトラブルが絶えなかったらしい
…実際のところは彼女のツンツンした態度が反感を招いていたというだけの話で(シエラも自身の態度が要らぬ反感を買っていると気付いていて態度を曲げなかった)
本当は気遣いのできる優しい子


【名前】ロロナ・レーミア
【容姿】髪(ショート)も肌も真っ白。眼は真紅。スラりとしたスタイルでさながら白蛇を擬人化したかのよう
【性格】おどおどしていて引っ込み思案。すぐに自己嫌悪に陥る。
【得意魔法】
・揺動魔法【シェイク】
魔法のクラスがランダムで変動する。確率的にはかなり低いが頂クラスにもなり得る。
【備考】
シエラチームの3人目メンバー。魔法の性質を評価したシエラの勧誘によって加入。魔法性質抜きにしても魔力のコントロールが安定せず、昔から苦しめられてきた。実は得意魔法は極めれば意図したようににクラスを操れるというもので、魔力消費は多いもののゼーレの頂のような芸当も可能となる
17 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 20:28:51.99 ID:j2OzgBd4o
【名前】ウィン・フォルクス
【容姿】白銀のショートボブに金の瞳の垂れ目 背はクロエとどっこいどっこいだが実はスタイルは良い
【性格】無邪気で天然ボケののんびりや よく語尾が間延びする
マホリオの時は口数が少なくなり普段ののほほんムードが消える(>>366みたいな様子)
一人称は『ボク』
【得意魔法】
・時間操作
周囲の時間の進みを僅かな間だけ極端に遅くすることが出来る(周囲からは高速移動に見える)。
負担が大きいため連続使用や日に何度も使えたりするものではなくここぞという時に使っている。
ちなみに発動時に触れているもの(生物含む)は魔法の影響を受けない(時間が遅くならない)。
・時間魔法【クロック】
極端に遅い時間の中、ウィンだけが通常の速度で移動できる。
・時神魔法【クロノス】
周囲の時間の進みを遅くし、時の神が如き時空の歪みを持った魔力の塊を放つ。相手からは突然膨大な魔力が目の前に出現したようにさえ感じられる。神級魔法。
・時ノ頂・玉響【タマユラ】
神をも止める究極の時間魔法。時が止まったかと錯覚するほど遅くなった時間の中で、クロノス以上に高密度の魔力を放てば、どんなに鋭い感覚を持っていても玉響の隙を突かれるという。頂魔法。
【備考】
普段はのんびりとしてマスコットのように可愛がられているがマホリオの時は極度の集中から様子が変わる(周囲からはそのギャップが良いという声も)。
他者に屈託なく接するので友人も多い。好物は甘いもの。


【名前】ナナ・ヴァーミリオン
【容姿】青のショートヘアーに紅の瞳。小柄な体格で胸も小さめだが絶壁組よりはマシ。
【性格】優しく礼儀正しく献身的。いつも敬語口調で基本的に他人のことはさん付け(ただしウィンのことは時々『ウィン』と呼び捨てにしているらしい)。
【得意魔法】
・魔力譲渡
自身の魔力を相手に譲渡し回復させることが出来る。発動には身体的な接触が必要かつ接触方法で魔力譲渡の効率が変化する(一番効率的なのは粘膜を介した場合だとか)。
【備考】ウィンと同室の二年生で一年生の頃からずっとウィンとチームを組んでいる。
魔法の扱いがあまり得意ではなく、魔法の精度にやや難がある。
そのため最初は校内トップクラスの実力を持つウィンに引け目を感じていたが、そんな自分に屈託なく接してくれるウィンにいつしか惹かれていった。
そして結婚式の時に意を決して自分の想いをウィンに伝え見事受け入れられた。
ちなみに恋愛面に関してはぐいぐい行く方であり普段の様子に反して彼女が攻めらしい(結婚式のキスもナナの方から行った)。


【名前】早川 時雨(はやかわ しぐれ)
【容姿】黒のポニーテールにつり目。長身スレンダー体型で凛とした顔立ち。
【性格】真面目で気難しいが結構天然。一人称は『私』で男口調。
【得意魔法】
・光る斬撃
棒状の物に魔力を込めることで光の刀身を持つ刀を精製することが出来る。
物理的な攻防以外に斬った軌跡を飛ばしての遠距離攻撃も出来る。
マホリオでは味方と同時に斬り込む・無数の斬撃を飛ばしての迎撃など臨機応変に立ち回る。
・剣戟・飛燕
斬撃を魔力として飛ばす。切れ味も鋭く、まるで燕が空を飛ぶようにさえ見える。
・剣戟・双飛燕
素早い斬撃を二つ、魔力として飛ばす。
・剣戟・朱雀
強力な斬撃を魔力として飛ばす。その力強さは南方の守護者である朱雀を窺わせる。獄級魔法相当。
・剣戟・鳳凰
非常に強力な斬撃を魔力として飛ばす。どんな攻撃や盾にも屈しないその軌跡は、伝説である鳳凰の威圧感すら感じさせる。極級魔法相当。
剣戟・不死之鳥
途轍もなく強力な斬撃を魔力として飛ばす。死にさえ抗うその勇ましさは、不死鳥の如き勇猛さを備える。神級魔法相当。
・剣戟・斑鳩
斬撃をその場に留め、相手の魔法を迎撃する。
・剣戟・八咫烏
非常に強力な斬撃をその場に留め、相手の魔法を迎撃する。その姿はさながら守護鳥たる八咫烏に重なる。
・居合・閃
ほんの一瞬で居合を行う。その斬撃は閃光のような速さである。
・居合・隼
一瞬で居合を行う。その斬撃はまるで、隼が襲いかかるかのような素早さと猛々しさを持ち合わせる。
【備考】ウィン・ナナと同じチームの二年生。実家が剣道の道場であり自身も有段者。
さらにウィンほどではないがマホリオランキング上位に君臨しており身体・魔法どちらも高いポテンシャルを誇る。
入学当初は普段の様子からウィンのことを軽く見ておりマホリオの実力も魔法頼りと思っていたが、一騎討ちを行い完膚無きまでに敗北したことで見直しウィンを友人及びライバルとして認める。
さらにより近くで修練を積み少しでもウィンに近づくために同じチームになった。
鍛練に明け暮れた生活を送ってきたためか様々な知識、特に性知識に乏しく未だにコウノトリレベル。
ウィンとナナが付き合っていることは知っているが、彼女達が隠れてキス等していることや結婚式のことは全く知らない。


リリウムにおいて最強のトリオだった。
卒業後、ウィンと時雨はプロに。ナナはバックアップチームに所属するために進学した。
18 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 20:29:27.89 ID:j2OzgBd4o
【名前】ヴィーネ・ケルキオン
【容姿】ゼレスを大人にしてスタイルを良くした感じ
【性格】常にハイテンションで落ち着きがない
【得意魔法】
・神聖魔法
ゼレス以上に何でもできる。
・聖弾【ホーリーボール】
聖なる魔力を放つ基本魔法。
・神聖魔法【ホーリー】
自身を包む球体を作り出す。さらにその一部を放つことで攻撃に変換することも可能。攻防一致の高難度魔法。獄級魔法相当。
・神聖・球【ザ・スフィア】
巨大な球体を放つ。退ける力を持った球体は迎撃されにくく、本人の魔力も相まって重要な決め手となる。極級魔法相当。
・天聖魔法【アマテラス】
天から聖なる光を降り注ぐ。神級魔法相当。
・神々聖霊魔法【セレスティアルサークレット】
独力でたどり着いたさらなる境地。天から聖なる光を降り注ぎ、それを自在に扱うことができる。頂級魔法相当。
・神癒【ディバインヒーリング】
聖なる光で傷を癒やす。
【備考】親馬鹿気味なゼレスの母親。マホリオのプロランキング一位に君臨するチームのリーダーで攻撃・防御・補助と何でもこなしてしまう器用万能型。固有魔法を使わずとも世界ランク2桁程度の相手なら瞬殺してしまう程に個として圧倒的な存在。性格は全く似ていないがマホリオが大好きなところだけは娘に遺伝した。

ゼレスは一人のマホリオプレイヤーとして母を尊敬している為、マホリオが絡む場面では親子としての関係ではなく名前にさん付けで呼んでいる。尚ヴィーネの方からはちゃん付けで呼び会うたびに熱烈なハグをする。


【名前】サリア・マグノリア
【容姿】鮮やかなライトグリーンの長髪に切れ長の碧の瞳、長身で均整が取れつつも大きな胸を持つ美形
【性格】冷静沈着でクールな性格 しかし実は甘いものが大好物という子供っぽい一面も
【得意魔法】
・未来予知
数秒〜数分先までの未来を見ることが出来る(より未来を見ようとするほど魔翌力消費は激しくなる)
また意図せずして数日〜数ヶ月先の未来が見えてしまうこともある
ちなみに予知の確率は100%ではないが、それでも九割方当たるほど精度が高い
・未来視【トキ】
意図した少し先の未来を視ることができる。
【備考】マホリオのプロランキング一位に君臨するチームの一人。21歳。リリウムの卒業生でもある(ウィン世代とは入れ違えに卒業)。
未来予知と魔翌力の地力の高さから十全に立ち回ることの出来るオールラウンダー。
実は凄まじい方向音痴であり、固有魔法を用いて未来をいくら見ても迷ってしまうほど。チームメイトからはその件でよく叱られており、必ず誰かと一緒に出かけるように言いつけられている。が、すぐに迷う。
それらのギャップがファンからは人気との噂もあったりする。


【名前】久遠 茜(くおん あかね)
【容姿】朱色髪のギブソンタック。巨乳
【性格】
おっとりぽわぽわとしているが、良くも悪くも言いたいことははっきりと言う。マホリオになると全く喋らなくなりちょっと怖い(他のメンバー曰く暗殺者)
【得意魔法】
・自己の肉体強化
原理は不明だが肉弾戦で魔法を打ち破ったりする。
・〇〇強化魔法【ザ・〇〇】
部位の筋力・速力・耐久力等々を上昇させる。基本魔法(ただし素の力が相当高いため、上位魔法への対抗も可能)。
・〇〇進化魔法【エヴォ・〇〇】
部位の筋力・速力・耐久力等々を強化する。獄級魔法相当。
・〇〇深化魔法【ヘビー・〇〇】
部位の筋力・速力・耐久力等々を大幅に強化する。極級魔法相当。
・〇〇神化魔法【ネオ・〇〇】
部位の筋力・速力・耐久力等々をさらに大幅に強化する。神級魔法相当。
・真化魔法【ヒーロー】
全身の筋力・速力・耐久力等々を超強化する。頂級魔法相当。
【備考】
24歳。マホリオのプロランキング一位に君臨するチームの一人。性格に反して超肉弾戦特化。肉体強化魔法を使うと赤い花びらが舞ってカッコいい。マホリオ以外でも格闘技(この世界にある奴で)の世界王者だったりする。魔法の演出も相まってビジュアル的な人気はチームで頭ひとつ抜けている。
19 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 20:29:57.61 ID:j2OzgBd4o
【名前】樹(いつき)・ユグドラシル・リリウム
【容姿】年期を感じさせる青い三角帽とローブを纏った10歳ほどの少女
勿論この姿は強大な魔力を抑えるための自己封印であり、封印を解くと20代後半ほどの妙齢の女性となる(魔力量の影響でそこで成長が止まった)
服はどちらの姿でも問題ないように伸縮するが、大人の姿の時は見事な上乳が露になる
【性格】慈悲深く穏やか。先達として生徒達を優しく見守るみんなのお母さん
道を踏み外したもの、踏み外そうとしているものには厳しくも優しく接し正道へ導こうとする
【得意魔法】
・模倣魔法
一度見た魔法を自分のものとして使える
性質はそのまま樹自身の魔力を乗せる事でより強力な術として放てる(例外あり)ただし一度使用した術をもう一度使いたかったらもう一度同じ術を見る必要がある
【備考】リリウム魔法学校の校長先生。学校の創設者でもある。
クロエに警告したのは、かつてラミーを救えなかった後悔から。
ラミーが復帰した今は非常に仲睦まじく過ごしている。


【名前】ラミー・アルファウス
【容姿】重ための黒髪の小柄の少女 
【性格】自虐的で自分に自信がない臆病な性格 しかしそれ故に自分が守るべきと認めた相手には自分を犠牲にしてでも守ろうとする
【得意魔法】
・闇魔法
・暗黒壁【ブラックモノリス】
ラミーの護る力が強く出た魔法。非常に硬い板のようなものを前面に展開する。
【備考】かつて闇に飲み込まれた魔法使い 当時二年生
イジメや家庭内暴力によって荒んでいた時に樹によって救われ、彼女に教師以上の強い感情を持つ
最後の時も樹を救うため自らの意思で闇に飲み込まれた
闇の中で生存しており、クロエらの協力により闇から脱出。


【名前】リリィ・アンスリウム
【容姿】青髪ロング 穏やかさの中に情熱のこもった翠色の瞳 母性を感じさせる豊満な胸
【性格】生徒達を優しく見守るお姉さん属性
一方で情熱家でもあり、目標に向かって努力することと努力している人が大好き
【得意魔法】
・リラックス魔法
自身の周囲に心を落ち着かせリラックスさせるフィールドを発生させる。
【備考】教育実習生あがりの若い教師。
大家族の長女で、昔から仕事で忙しかった両親の代わりに弟妹たちの世話をよくしていた。
その関係で家事全般が得意。
ナミネに告白されてお付き合いを始め、今ではメロメロ。


【名前】峯岸 橘花(みねぎし きっか)
【容姿】白のショートヘアーに翠の瞳で眼鏡。幼モードの樹とどっこいどっこいのロリっ娘。
【性格】冷静でやや辛辣。どこか冷めているが、自分の興味を惹く分野にはぐいぐい来る。
【得意魔法】
・解析魔法【アナライズ】
魔法の仕組みや効果を解析出来る。ただし一部例外もある(エミールのパルプンテを予測するなど)
【備考】リリウムに勤める教師の一人。毎日研究室にこもって魔法の解析と研究を行っている。
年齢不詳だが、樹と同格のように会話しているとこが目撃されているため樹と同世代ではないかと噂されている。
エミールが卒業してからも、実験のために呼び出している。
20 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 20:30:24.34 ID:j2OzgBd4o
【名前】スキア・レジェンダリア・アートルム
【容姿】ゼーレと完全に一致した容姿。瞳だけはゼーレと違い虚無を思わせる漆黒の色をしている。
【性格】ゼーレ本体と悪魔達の事を第一に考えて行動する
【得意魔法】ゼーレと完全に同一であるが、彼女が人道に反するとして使用を躊躇うような魔法も平然と使う。例としては『黙示録』(隕石魔法+頂点)、『魔界顕現』(パンデモニウム+頂点)など。
・黙示録【アポカリプス】
メテオ+アルティマ。半径10kmに及ぶ範囲に無数の隕石を降らせる。
・魔界顕現【ラグナロク】
パンデモニウム+アルティマ。意図した大きさの魔界と人間界のゲートを、意図した位置に開く。
・蘇生魔法【リザレクション】
ライブ+アルティマ。筋組織を即座に再構成し、体力を回復する。
・貫ノ頂・魔槍【グングニル】
ビーム+アルティマ。神をも伐つ究極の圧縮魔法。究極まで圧縮された魔法は、どんなに硬い盾でも貫くという。頂魔法。
・盾ノ頂・不撓不屈【イージス】
シールド+アルティマ。神をも通さない究極の防御魔法。最硬度まで練り固められた魔法は、どんなに鋭い魔力にも撓(たわ)まず、屈しないという。頂魔法。
【備考】ゼーレ・レジェンダリア・アートルムが影分身に頂点を発動させることで生まれた実体のある分身。本体の意のままに動く分身としての性質を持っていたが、のちにゼーレの妹として振る舞う自我が生まれた(魔王を倒して休眠に入ったタイミング)。
自身が新たな魔王となり魔界を統率する事で人間界への侵攻を防ごうと考え実行したが、不安定な自我が魔界の瘴気に蝕まれたことによって本来の魔王同様人類に敵対するようになる。本体への回帰欲求からかゼーレだけは対象外(人類側から奪還したいと考えている)。
21 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/14(水) 20:30:54.46 ID:j2OzgBd4o
〜前スレでの出来事〜

学内マホリオトーナメントを勝ち上がったのはティアチーム。そして相手はニ年生であるシェリル、エルク、御桜のチームだった。

シェリルチームを打ち破り優勝したティアチーム。一年目の雪辱を果たす結果となる。

夏休み早々、サキュバスが魔獣島を悪魔化。悪魔となったフィッシュは魔界へと連れて行かれてしまう。

未来視を疎ましく思った魔王スキアが人間界に現れ、結果としてゼーレがリリウムにいることが世間に広まり始めてしまう。

その後はクロエ達の世代最後の演劇部大会へ。特別賞を受賞する。

ラクリマを部長に、ノルンを副部長に指名し、演劇部の世代交代を果たす。

スキアはさらに世界中の主要な都市や建築物のある上空に超高威力爆弾を設置。

ゼーレチーム対ヴィーネチームの試合を行うことで世界中の人にゼーレ達の実力を知ってもらい、安心してもらうことに。

アウローラで試合を行うも、勝利したのはヴィーネチームだった。

魔王と互角の力を持つゼーレ。それに勝利したヴィーネチーム。それに勇気づけられた人類は、対魔界との戦いに向け奮起する。

一方の魔界側も準備を継続。

ヴィーネの強さを危険視し、暗黒樹の種を植えてそれに惹かれた闇魔法使いを悪魔化することに。ソフィアがなすがまま悪魔化されてしまう。

さらに時は経ちマホリオ学外対抗戦へ。

クロエチーム ベスト4
レナチーム ベスト4
ティアチーム ベスト8
楓チーム ベスト8
イオチーム ベスト16
シェリルチーム ベスト16
ゼレスチーム ベスト20

という結果に。

そして文化祭、クロエの両親が現れる。

エリクシールとクロナ・アルナ。自分の親を目の当たりにしたクロエは、さらに世界を守るための決意を固くする。

各自進路を決定し、卒業式。

涙ながらに別れ、新たなる未来へと歩み始める。

そして3月31日ーー。

各地域で悪魔との戦闘が開幕。暗黒樹という超巨大魔獣も動き出し、戦いは激しさを増す。

各地で戦勝の報告が上がる頃、リリウム魔法学校での戦いも幕を開ける!
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/14(水) 20:45:14.77 ID:R9PD+I+CO
立ておつー
本編もだけど前スレ埋めのウィンと時雨の過去話も楽しみ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/14(水) 20:45:32.10 ID:fbuwqqmnO
立て乙です
24 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:33:02.56 ID:vDuTv4Nbo
リリウム魔法学校ーー


樹「各地からどんどん戦勝の報告が上がってるわ」


クロエ「ふふっ。悪魔の軍団も大したことないわね?」


スキア「私に傷一つ付けられない奴らが粋がってもなあ……」


アルシェ「魔王の防御、固すぎ……」


スキア「ま、魔法使い達が思った以上に強いのは認めるよ。だから……」パチン


ズオオオオオッ!


ナミネ「そ、空に黒い穴が……」


スキア「まずはここに戦力を集中させる。お姉ちゃんがいる以上ここが手強いことに変わりはないし……他の魔法使いにはさくっと死んでもらおう♪」


ドボボボボボボボッ!


レナ「き、気持ち悪い……」


ノワール「蛇口を捻ったみたいな勢いで悪魔が落ちてきてる……」


スキア「さ……ここからが本番! 行け、悪魔共!」
25 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:33:30.75 ID:vDuTv4Nbo
オオオオオオオオォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォオオオオオオオ!!!!!!!


ローラ「うわわ、すごい声……」


ヒカリ「見渡す限り悪魔だらけだね……」


スキア「ふん、呑気な奴ら。ボーッと見てる暇なんてないよ」


クロエ「ボーッと見てるんじゃないわ。待ってるのよ」


スキア「はあ?」


クロエ「未来視で視えた未来のいくつかは、各地で強大な悪魔が暴れようとするものだった。でもそれ以上に危険だと判断されたのはここ、リリウム」

クロエ「タイミングは分からなかったけど、あなたが戦力をここに集中させる未来が視えていた。だからここに悪魔が集まった瞬間に、ある指令が全世界に向けて飛んだの」


スキア「ある指令……?」


クロエ「『動ける魔法使いは時空間魔法を用いて、すぐさまリリウムの防衛に参加すること』」


スキア「は……はあ!? じゃあ「待ってる」って……」


ーーーーー

ーーー

26 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:33:57.76 ID:vDuTv4Nbo
六道久遠「転移魔法【ワープホール】!!」ズオッ!


チャオ・ネギフィード「時間跳躍魔法【タイムジャンプ】アルよ!」ビヨン!


サキ・イーストラント「加速魔法【ターボ】!」


レッティ・アストリア「こっちも加速魔法【ターボ】! いっけー!」


ーーーーー


スキア「な、な……なあ……!」


樹「時空間魔法部隊も加速部隊もよく間に合わせたわね! 魔法使いがぞくぞく集まってるわ!」


ーーーーー


六道久遠「サリアさんの未来視は外れない。癪だが、試合で彼女の未来視を超えられたことがないからな。実体験からくる信頼というやつだ」


チャオ・ネギフィード「癪だなんて言う割に嬉しそうアルね? プロの間には言葉にできない信頼関係があるアルか?」


六道久遠「そのようなものだ。さあ、どんどん私のワープホールに入っていけ!」


サキ・イーストラント「魔力が減ってる人は私達のターボを使って現地に向かってください!」


ネリー・フルール「こ、これ……」ジャラッ


レッティ・アストリア「ネリーちゃんから魔力回復の石貰ってね! リリウムに付くまでにはきっと全快だよー!」


ネリー・フルール「……どうぞ」ジャラジャラ


ーーーーー

ーーー

27 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:34:28.31 ID:vDuTv4Nbo
【名前】 サキ・イーストラント
【容姿】 小麦色に日焼けした肌にセミロングのポニーテールをした活発な印象。
胸は平均的な大きさだが、安産型のおしりと健康的な生足が美しい。
【性格】 明朗快活で社交的
【得意魔法】 物の速度を加速させる『加速魔法』を得意とし、応用で『減速魔法』も扱える。
【備考】 1スレ目、126レス目より。お人好しで人を疑わず、誰とでも仲良くなれる。しかし、家がど貧乏の為少しばかり守銭奴の気がある。


【名前】チャオ・ネギフィード
【容姿】黒髪オサゲなロリっこ
【性格】張り付けたような笑みを浮かべる腹黒少女。仲間と認めれば義理堅い。しゃべり方が偽中国人風アルよ
【得意魔法】時間跳躍魔法、対象の時間を進めることができる。
【備考】1スレ目、150レス目より。魔法を使って特殊な薬を作り出し生活費を稼いでいる。薬の影響があるときは人懐っこい性格になり、流暢な丁寧語で話す。


【名前】レッティ・アストリア
【容姿】オレンジのショートポニテ、小柄だが膨らみは確かに確認出来る、喜怒哀楽が表情によく出る
【性格】天真爛漫、悪意とかそういうのに無縁、元気がない子は放っておけない
【得意魔法】対象の速度を上げる(いわゆる加速装置)、自分だけでなく物にもかけられる
【備考】1スレ目、151レス目より。元気いっぱい、「!」が語尾によくつく


【名前】六道 久遠(ろくどう くおん)
【容姿】銀色のショートヘアーに透き通るような翠の瞳 低身長の完全幼児体型
【性格】クールでプライドが高いが根は優しい
【得意魔法】転移魔法 ワープホールの入り口と出口を作り出すことで生物を含めて様々なものを移動させることが出来る 距離には制限がある
【備考】4スレ目、744レス目より。マホリオのプロランキング上位に君臨するチームの一人。
類い稀なる知能と魔翌力の持ち主で弱冠12歳にしてプロチームに所属する天才児。普段はクールに振る舞っているが実はお化けや怪談が大の苦手という年相応の面もある。
両親とは離れて暮らしているが関係は至って良好……どころか互いに親バカ&マザコンであり帰省する度に甘えている。なおチームメイトからも娘のように可愛がられているが、そちらは冷たくあしらっている(ただし内心は好ましく思っているそうな)。
魔法に優れる反面、運動はからっきしの虚弱体質。普段の移動の際も自分の脚で歩かずに浮遊魔法を行使して常時浮遊している。
(再利用にあたり備考を改変させていただきました)


【名前】ネリー・フルール
【容姿】銀髪ポニーテールに紫の透き通った眼、ロリ体型組程ではないが小柄。一人称「ネリー」
【性格】魔法柄自分で指輪を作るので手先が凄く器用でアクセ作りが趣味、また作業に集中していると回りのことが全くと言っていいほど見えなくなるので無愛想と勘違いされるが根はとても優しい娘である
【得意魔法】3スレ目、840レス目より。鉱石魔法、魔翌力を持つ石から力を取りだし自分の魔法として様々な属性の魔法を使うことが可能。以前登場した火炎石なら炎魔法のような
色んな石を宝石のように加工した指輪を手のそれぞれの指にはめている
【備考】ステラの使う隕石ってどんな力があるんだろうと興味がある。希少な水晶竜と仲良しになりその体から作品を作ってみたいという夢があるがリリウムでは意外と身近に居ることを彼女はまだ知らない
28 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:34:58.12 ID:vDuTv4Nbo
リリウム魔法学校、屋内ーー


リリィ「学校内は強力な結界を張ってあります! 学校の中は全て医療基地として使用してください!」


アリサ「やっほ、リリィちゃん」


リリィ「アリサさん!」


アリサ「あたしの後輩が頑張ってるのにあたしが黙って見てる訳にはいかないよね。犠牲回復【ライフチェンジ】……!」ポワ…


リリィ「アリサさんの魔法はアリサさんが危険です。無理はしないでくださいね!」


アリサ「分かってる!」


サキ・タカミナ「アリサ」


アリサ「サキ先生! お久しぶりです!」


サキ・タカミナ「挨拶は後だ。魔力不足と体力消耗とで部屋は分けられてる。お前は上の部屋に行って治療を続けろ」


アリサ「は、はい!」


エリア・シール「けほ、けほっ……」


リリィ「エリアさん、大丈夫ですか?」


エリア・シール「うん、このくらい平気……!」


リリィ「魔力譲渡は魔力回復の中核です。倒れないようセーブしてくださいね」


エリア・シール「私の彼女だって頑張ってるんだもん。私だけ倒れてられないよ……!」
29 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:35:32.32 ID:vDuTv4Nbo
カーラ「傷ついた人がこんなに……生命力譲渡【ライフギフト】……!」ポワワ…

カーラ「クロエ……ステラ……。あなた達はこんなに激しい戦いの真ん中にいるのですね……」ギュッ…

カーラ(私のすべきことは、今までに蓄えた生命力でできる限りの治療をすること! クロエ、ステラ、頑張ってください……!)


ラーナ・クリスティア「次の人入れていいよー!」ボウウ…


「お願いします!」


ラーナ・クリスティア「ふむふむ……この人はニ年生の教室で解呪!」

ラーナ・クリスティア「っとと、ネリーさんから追加の魔力鉱石届いたよ! じゃんじゃん使って!」


はいっ!!


リリィ「回復させながら診察まで……すごいですね」


ラーナ・クリスティア「リリィ先生ほどじゃないよ。さっきから目が回るほど動き回ってるじゃん!」


リリィ「ふふ、お互い頑張りましょうね!」


ラーナ・クリスティア「うん!」


ーーーーー

ーーー

30 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:36:00.28 ID:vDuTv4Nbo
【名前】アリサ・シルフィ
【容姿】黒のショートカットに黒の瞳。長身で健康的に引き締まっているが出るところは割りと出ている
【性格】サバサバしたストイックで姉御肌な性格。一人称は『あたし』
【得意魔法】触れた相手の傷や体力の消耗を回復出来る。ただし代わりに自分が疲労する。
【備考】陸上部の主将のイケメン系女子。
後輩から絶大な支持を受けており、陸上部の大半の生徒は彼女を慕って入部したとかなんとか。
実は意外なことに可愛いものや甘いものに目が無いという一面も。


【名前】ラーナ・クリスティア
【容姿】 桃色のロングの髪。身長154cm程度。かわいらしい雰囲気の少女。意外とスタイルは抜群
【性格】 元気で前向き。意外と冷静な思考もでき、気が回る。努力家
【得意魔法】魔法を魔力に分解・増幅し、自分もしくは周りの人達に分け与える
【備考】1スレ目、5レス目より。かなりの料理上手。


【名前】エリア・シール
【容姿】バックで三つ編みにしたサイドはショートの金髪に薄い青の瞳 標準よりちょっとだけ背は低めだが胸は豊か、着痩せする
【性格】人当たりが良く気が利くしっかり者で普段はのんびりなウィンを引っ張っていく 一人称はわたしで料理が得意
【得意魔法】接触を通して他人に魔翌力を分け与える。特異な魔翌力の持ち主で、誰の魔翌力にもなじみ易く流れ込んでくる際は暖かく感じられ心地よい
【備考】1スレ目、870レス目より。とある女の子と愛し合っている幼なじみの同級生で、そのチームのマネージャーをしている。彼女自身は生まれつき少し体が弱いのでマホリオにあまり向かずそれでも彼女の力になりたいと一途な想いで行っており、いずれは一緒にプロのトップを取ると以前彼女に約束してもらった。
彼女が他の娘にあまりにもちやほやされていると機嫌が悪くなりむくれる、が真剣な眼で見つめられるとしおらしくなってしまう。
エリアの焼くケーキは彼女お気に入りの絶品。
(再利用にあたり備考を改変させていただきました)


【名前】サキ・タカミナ
【容姿】黒のポニーテール 長身スレンダーのクールビューティー
【性格】口数が少なく厳しめだが生徒思い 割りとレズの気がある
【得意魔法】相手の身体の弱点(疲労が溜まっていたり怪我している場所、あと性感帯)をサーモグラフィーのように見ることが出来、指導(と本人の性癖)に生かしている
【備考】1スレ目、148レス目より。陸上部の顧問も努めている若手女体育教師。厳しくも生徒を思いやった指導とその美貌から生徒からの支持は大きい。
ちなみに(合意の上でだが)何人かの生徒に手を出しているとの噂も。
31 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:36:30.04 ID:vDuTv4Nbo
校舎裏ーー


フィニー・シェイラ「まさか全国決勝で戦った君たちと共闘するなんてね〜」モフモフ


東雲明里「私は知っていましたよ。この災厄に備えて今まで魔法を鍛え続けてきたんですから」


フィニー・シェイラ「へえ〜」


ミーヤ・レイニス「感傷に浸るのはいいッスけど、今は悪魔との戦いッスよー!」


悪魔「ギャオオオ!」


フィニー・シェイラ「わんちゃん」モフッ


もこもこ…… ぽんっ!


フィニー・シェイラ「ご〜!」


ドゴオオオオオン!


悪魔「ヒギャアアアッ!」


ミーヤ・レイニス「や、やっぱり強いッスね……」


悪魔「ゴオオオウッ!」ズオッ!


東雲明里「ミーヤさん、チェンジを。護摩札!」ピッ!


ミーヤ・レイニス「転移魔法【チェンジ】ッス!」


パッ!


悪魔「ゴアアアアアアッ!!?」ドゴオオオッ


東雲明里「三芒星」バチンッ


フィニー・シェイラ「お見事な連携だね〜」パチパチ


東雲明里「恐縮です。どんどん行きますよ!」


ーーーーー

ーーー

32 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:36:59.43 ID:vDuTv4Nbo
【名前】フィニー・シェイラ
【容姿】緑髪のロングストレートで体格は小柄で眼鏡をかけている
【性格】おっとりぽやぽや
【得意魔法】1スレ目、23レス目より。ぬいぐるみや人形に命を吹き込んで使役できる
3年目、全国大会決勝に進んだチームの一人。


【名前】ミーヤ・レイニス
【容姿】金眼に金髪ショートでとても大きなアホ毛がチャームポイント 背は年相応で健康的な身体つきだが胸は大きめ
【性格】とにかく明るくハイテンション 語尾に『〜ッス!』と付く後輩口調
若干アホの子のきらいがある
【得意魔法】転位魔法
対象に魔法弾(シュートに酷似しているが攻撃翌力は無い)を撃つことで自身と着弾した対象の位置を入れ換える
また弾を二発別々の対象に当てればそれらの入れ換えも可能
【備考】6スレ目、499レス目より。
子供の頃からマホリオ大好きな生粋のマホリオ馬鹿(褒め言葉)。
中学の頃から各校のマホリオを見て進学先を決めようとしていたが、圧倒的な強さで三連覇を決めたウィンチームを見て『自分もあの人達と戦いたい』とリリウムへの進学を決めた。
なお入学してから名前が似た別の学校に進んだことに気づき、しかもウィンチームが入れ違えに卒業していることにやっと気付いて落胆したが、現三年生にウィンチームに土を着けたチームがいると知って俄然闘志を燃やしている。
3年目、全国大会決勝に進んだチームの一人。
(再利用にあたり、備考を改変させていただきました)


【名前】東雲 明里(しののめ あかり)
【容姿】黒髪ローポニーテール。身長は並だが胸は大きめ
【性格】自然体で落ち着きを崩さない。平時は年老いた猫のようにのんびりしている
【得意魔法】巫術という体系の魔法(?)を使う。シュートの代わりに御札を投げたり、シールドの代わりに結界を張ったり等、リリウムで教えている魔法とはいろいろと異なっている。結界は陣地の作成や相手を捕縛したり等、防御以外にも様々な使い方ができる。悪霊や怪異等の不浄な者には効果抜群
【備考】6スレ目、952レス目より。とある小国で巫女を務めていた少女。実力が知れ渡っておらず、大会では思わぬダークホースとなった。
祖国で「リリウムにて災厄が起こる」という神託を受けたらしく、生活を満喫しつつも年度末の戦に備えている。
お茶と団子が好き。
3年目、全国大会決勝に進んだチームの一人。
(再利用にあたり、備考を改変させていただきました)
33 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:37:29.17 ID:vDuTv4Nbo
ガーデンーー


エリカ・アイオライト「あら、あらあら……」


悪魔「グルルル……」ジリ…


サクラ・アルシェード「追い詰められちゃいましたねえ……」


エリカ・アイオライト「では……バラでも見て和みましょう。生花魔法【イケバナ】、薔薇【バラ】」ポポポンッ


悪魔「ガウ?」


サクラ・アルシェード「植物操作魔法【プラントコントロール】」


シュルシュルシュルッ! ギチイッ!


悪魔「ギャウウウウッ!!」ジタバタ


サクラ・アルシェード「ああ、バラの棘が刺さってますねえ……。痛そうに……」


エリカ・アイオライト「綺麗な花には棘がある……。もう少し警戒して近づいた方がよかったですね〜」


サクラ・アルシェード「ね〜」


ーーーーー

ーーー

34 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:37:57.51 ID:vDuTv4Nbo
【名前】 サクラ・アルシェード
【容姿】 ゆるふわなピンクのセミロングに翡翠色の瞳。ほんわかとした雰囲気で、小柄ながら胸は大きい。
【性格】 のんびりマイペース。常にほんわかとした癒し系。
【得意魔法】 植物を操る魔法
【備考】 1スレ目、543レス目より。園芸部所属で、校舎の花壇に無断で花を植えては怒られている。


【名前】エリカ・アイオライト
【容姿】薄い桃色のゆるふわウェーブ、翠の瞳
平均より少し高めの身長で胸は結構大きい
【性格】優しく穏やか。人を疑うということを知らずに育った箱入り娘
学園に入学するにあたって一般常識を勉強したが、独学だったからかどこかずれている
【得意魔法】周囲に花を咲かせる
彼女が見たことのある花ならなんでも咲かせられるが魔法で出した花は10分ほどで消えてしまう
【備考】1スレ目、835レス目より。現在友達募集中
友達は自分で作るもの、という言葉の意味を勘違いしているようだ
35 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:38:27.58 ID:vDuTv4Nbo
校舎付近ーー


くるくま「まさかまたアルトと一緒に戦えるなんてね! 魔弾【シュート】!」


アルト「ふっふっふ……。私も興奮が抑えられないよ! 魔弾【シュート】!」


くるくま「コスプレのおかげでいきいきしてるね! 百合江さんも大丈夫!?」


百合江「もちろんですわぁ!」ドパアッ!


くるくま「鼻血!」


百合江「くるくまさんとアルトさんの信頼度マックスの掛け合いが尊すぎて……」キュッ


悪魔「ガオオッ!」


百合江「邪魔ですわ! 魔弾【シュート】!!」ゴオッ!!


くるくま「おお、すごい威力だ……」


百合江「当然ですわ。百合の間に挟まろうとする不届き者など処し確ですわ、処し確!!」


ーーーーー

ーーー

36 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:38:54.63 ID:vDuTv4Nbo
【名前】白夢 くるくま
【容姿】黒髪、背は小さめ、丸眼鏡
【性格】やる時はやるけど基本人に流されやすい
【得意魔法】オーラを操る
【備考】演劇部部長だが存在感が薄くよく見失われる


【名前】アルト・ナナリー
【容姿】金髪超ロング 丸メガネ 青眼 普段猫背な巨乳ロリ
【性格】普段おどおど コミュ障 コスプレすればキャラが変わりどんなキャラでも演じる。
【得意魔法】普段は明かりにしているがコスプレ時は光を更に集めビームや刀にする。
【備考】コスプレ大好き漫画アニメ研究部部長
自宅で自撮りしたコスプレを裏垢で晒している。バイトでメイド喫茶もやる。


【名前】早水 百合江(はやみ ゆりえ)
【容姿】黒髪ロングヘアー。背は高めで中々の巨乳。
【性格】おっとりした礼儀正しい性格のお嬢様。語尾がデフォで『ですわ』
【得意魔法】投影魔法。映像をプロジェクターのように空間に投影することが出来るが、自身のイメージしたものを直接映すことも出来る。
【備考】元演劇部部長。ローラほどではないが(そもそもローラが規格外すぎる)名家のお嬢様。
名は体を表すのか、女性同士の恋愛を見ることを好む百合っ娘。
彼女の魔法がプロット作りに役立つことや(百合作品への)凄まじい情熱から部長へと推薦された。
37 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:39:21.59 ID:vDuTv4Nbo
部活棟付近ーー


エミール「ほ、ほんとにやるんですか……?」


橘花「ああ、私の知識の集大成だ。今日この場に用意した魔法陣はエミールの魔法の結果をすでに決定させている」


エミール「え……ええいっ!!」ボワン!


ぼよよんっ


エミール「……ゼリー?」


橘花「ふむ、成功したな。これはエミールの魔法を固定化させた壁だ」


悪魔「ギャオオオオッ!」


エミール「ひっ……!」


バチイッ!


悪魔「ギャッ!?」


エミール「え、雷……?」


悪魔「グルルル……ガオオオオッ!!」


ゴオオオオッ!


エミール「あ……あれ……? 今度は炎が……」


橘花「さっきも言ったが、このゼリーのようなものはエミールの魔法を固定化させたものだ。エミールの魔法とは……」


エミール「ランダム……ですよね」


橘花「そう。それを壁として固定化させるのがこの魔法陣だ。大変だったぞ、この魔法陣を完成させるのは」

橘花「とにかくエミールの魔法は魔力の流れも質も掴みにくい。それを無理やり固定化させたから、こんなゼリーのような壁になったわけだ」ブニブニ


エミール「さっきの雷とか炎は……」


橘花「このゼリーは魔法の具現化だからな。なにか衝撃を受ければ反応を返すさ。それもランダムだから色々な系統の魔法に化けてしまうだけの話だよ」


鬼「ゴオオオオオオオオオオ!!!」ゴオッ!


バキバキバキイッ!


エミール「こ、凍っちゃった……」


橘花「さあ、中に戻るぞ。部活棟も回復拠点になる。学校の教室が埋まる前にできるだけ用意をしよう」


エミール「はい!」


ーーーーー

ーーー

38 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:39:51.75 ID:vDuTv4Nbo
【名前】エミール・ストライア
【容姿】ボサボサの黒の長髪にメガネ。ジト目と目の下の隈が目立つ。背は低くやせ形。
【性格】ややコミュ障気味で暗い性格。ボソボソした喋り方
【得意魔法】唱えるまで本人にも何が起こるか分からないランダム魔法。一言で言えばパル○ンテ
【備考】黒魔術部の部長。自身の魔法の制御の度に日々怪しげな実験をしているらしい。
実は本人も自覚していないが身なりを整えれば相当可愛く化ける。
39 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:41:08.15 ID:vDuTv4Nbo
中庭ーー


晶「魔王はクロエ達に任せるとは決めてたけど……」


嵐「この量はやばそうだな……」


楓「あたし達ならやれるって! いくぞー!」


楓晶嵐「三神一体【トリムールティ】!!!」


ゴギャアアアアアアアアアアッ!!!


鬼「グゴガアアアアア!!!」ボジュウッ!


ヘビ「ギシャアアアアアアッッ!!」ジュオオオ!


楓「ほら! 余裕よゆー!」


ヘビ「キシャアアアッ!」ガバアッ!


晶「楓!」


ゴオッ!


晶「ぐ……!」ミキッ…

晶「炎弾【ファイアボール】ッ!」ゴオッ!


嵐「ヘビは攻撃しても一回じゃ消えない! 油断するな!」


楓「そ、そんな……晶! 晶!」
40 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:41:35.11 ID:vDuTv4Nbo
嵐「楓、後ろ!」


クモ「ゥゥヴヴウウゥゥゥウウヴヴウゥゥウウヴ」ガサガサッ!


ガブウッ!


嵐「つっ……! だらあっ!」バチイッ!

嵐「楓、集中しろ! 気抜いてたら死ぬぞ!」


楓「ら、嵐……晶……あたしのせいで……」


嵐「楓!? おい、ボーッとするな……」


ゴオアッ!!!


楓「ーーごめん、もう気は抜かない」フオッ


嵐(消え……)


ゴッ! グシャアッ!


ヘビ「キイ……キシャア……!」ビクッ…


クモ「ウ……ヴ……」ガサ…


楓「風ノ頂・東風【コチ】」ヒュオ…


ゴオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!


楓「嵐と晶は学校にいて。全部倒してくる」フオンッ


嵐「……」ポカーン


晶「は、ははは……とんでもねえな……」
41 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:42:01.68 ID:vDuTv4Nbo
楓「風ノ頂・西風【ナライ】」ブオン


ミチミチミチイッ!


鬼「イ……ギ……!」ガクンッ!


楓「風ノ頂・南風【ハエ】」ギュワッ!


ズリュオオオオオッ!!


鬼「ゴギャアアアアアアアアアァァァァァッッ!!!」ドオオオオッ!


楓「風ノ頂・北風【アナジ】」フワ…


ギュオオオオオオオオオオッ!!


クモ「ウゥゥヴヴゥゥゥウゥゥヴヴヴ!!」ズバズバズバッ!


晶「東が突風、西が吹き付ける風、南がかまいたち、北が台風……か?」


嵐「いてて……見てないで治療してもらおう。少しでも早く応援に参加しないと」


晶「ああ、そうだな……っつつ」ズキン


ーーーーー

ーーー

42 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:42:57.61 ID:vDuTv4Nbo
ノワール「楓さん絶好調だね!」


イリス「ですね!」


悪魔「ジュルア!」ズオッ!


イリス「魔弾【シュート】!」ズゴオオオッ!


悪魔「ギャアアアアッ!」


イリス「ふん、ノワールさんを狙うからですよ!」


ノワール「イリス、伏せて!」バッ!


イリス「!」サッ


悪魔「ヒギャ!?」


ノワール「おらあああ!」ゴッ!!


悪魔「ンギャアアアアアアッ!!」ドオオオッ!


ノワール「へへ、大丈夫だった?」


イリス「はい。ありがとうございます!」


ガラ……ッ


ノワールイリス「!」サッ


「ア……おまエ……!」


ノワール「いつもの悪魔!」


「ナ、なんか気づいたらここにいテ……! こんナ、こんな怖いことするなんて知らなかったんダ……!」


ノワール「……」
43 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:43:27.69 ID:vDuTv4Nbo
ギュッ


「エ……」


ノワール「イリス、この子守ろう」


イリス「はい。ノワールさんがそういうなら」


「オ、おイ! ワタシは敵だゾ!?」


ノワール「ううん、私の友達だよ」


「うグ……!」


ノワール「君が悪い奴とは思えないしね。ほら、背中に掴まって」


「……分かっタ……」


ノワール「……今から私達は君の仲間をたくさん攻撃する。それが嫌なら逃げてもいい」


「……こうなったら一連託生ダ! ワタシはお前についていク!」


ノワール「オッケー。いくよ!」


ーーーーー

ーーー

44 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:44:26.73 ID:vDuTv4Nbo
スキア「……チッ。押されてるじゃんか」


クロエ「早いとこあなたを倒して終わらせないとね」


スキア「だからあ……お前達程度の魔法じゃ無駄だって! 神弾【ネオ】!」カッ!


デン「……」


レナ「要塞魔法【シタデル】!」ガキィン!


スキア「避ける素振りも見せなかったね。さらに信頼度アップした感じー?」


デン「信頼が深まっただけじゃない。私もレナも強くなってる!」

デン「剛腕魔法【リジッドアーム】!」ゴウッ!


ガキイッ!


デン「く……固い……!」


スキア「凝縮魔法【ビーム】、頂点【アルティマ】」

スキア「貫ノ頂・魔槍【グングニル】」ゴギュウウウウ!!


レナ「ヒカリさん。魔力借りるわね」


ヒカリ「うん。魔送【ライン】」


レナ「防ノ頂・不退転【インヴィンシブル】!!」


ゴゴオオン!!!


スキア「な……!! 盾ノ頂じゃない……!?」

スキア(あの接近戦の魔法使いは後だ! この中のリーダーを……)

スキア「神弾【ネオ】!!」カッ!


クロエ「!」


レナ「クロエ!」

レナ(間に合わない……!)
45 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:44:54.67 ID:vDuTv4Nbo
エリクシール、クロナ「防御魔法【シールド】!!」


ギィン!!


スキア「次から次に……!」


エリクシール「大丈夫?」


クロナ「手伝いに来たよ!」


クロエ「お母さん、ママ……!」


ティア「……アルシェ、いけますか?」


アルシェ「ん、イライラして魔力がブレてる。これなら……」キイイ…

アルシェ「穿ノ頂・神槍【ゲイボルグ】!!!」


ゴギュオオオオオオオオオッッッ!!


スキア「クソッ!」バッ!


クロナ「避けられた!」


ティア「まだです! 浮遊魔法【フロート】!」


グイイ……!!


スキア「く……くそおおおおおおおおおお!!!」


バキイイイィィィィンッッ!!
46 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:45:59.06 ID:vDuTv4Nbo
樹「や……やった!!」


クロエ「いけるわ! ヒカリ、ローラ!」


ヒカリローラ「うん!」


ローラ「私の融合【シンクロ】の力と……」キンッ


ヒカリ「ボクの魅了魔法の力……」ポワ…


ヒカリローラ「受け取って!」


ゴオッ!!


クロエ「ありがとう、二人とも」ゴオオオ…


スキア「なんだ、その姿……」


クロエ「三人分の魔力を集めた……ハイパークロエよ!」


ゼーレ「アイリス、リーケ。私達もあれを!」


アイリス「う、うん!」コオ…


リーケ「やってみる……!」キイイ…


ゴオッ!!


ゼーレ「これは……!」チリ…ッ


スキア「どんなに魔力を集めようが、所詮は人間レベル! 私が本気で固めた盾は壊せない!」


ゼーレ「神弾【ネオ】!」ゴギャアアアッ!!


バキバキバキイイッ!!


スキア「な……!?」


クロエ「闇弾【ダークボール】!」ズオッ!


スキア「だ、闇弾【ダークボール】!」ゴオッ!


ドプン……ッ!


スキア「わ、私の闇が飲まれた……!?」


クロエ「人間を舐めすぎたのよ、あなたは」


スキア(い、いつの間に後ろに……!)


クロエ「テネリタス……この状態ならあなたとも心を通わせられるわね」キンッ


テネリタス『ああ、すごくいい気分だよ!』


クロエ「悪食【アクジキ】!!」


バクウッ!!
47 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:46:47.45 ID:vDuTv4Nbo
◆◆◆◆◆


スキア「あ……」


消える


スキア「あああ……!」


私の中の「闇」が


スキア「あああああ……!!」


消える!!


スキア「ああああああああああああああああ!!!!!」


◆◆◆◆◆
48 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:47:27.41 ID:vDuTv4Nbo
ゼーレ「……キア……スキア……」ユサユサ


スキア「う……」


ゼーレ「スキア!」


スキア「はっ!?」ビクウッ!

スキア「あ、あれ、お姉ちゃん!? ここは……」


クロエ「起きたわね。……ふう」


ぎゅっ!


ゼーレ「よかった……あなたの中の闇が消えてる……」


スキア「闇……」


ゼーレ「もうあなたは魔王じゃない。……私の大切な妹。スキア・レジェンダリア・アートルムよ」


スキア「お姉ちゃん……」ジワッ

スキア「おねえちゃあああああん……!!」ボロボロ


クロエ「これで戦いは……」


『緊急連絡! 暗黒樹の進行が止まりません!!』


ゼーレ「な……!」


樹「なんで!? 魔王の力はもう……」


スキア「あ、あれは魔界のものじゃない……。人間の怒りとか憎しみとか……そういうもので成長した化け物だから……私には止められないよ」


クロエ「ふーん」ヒョイッ


ゼーレ「く、クロエさん……ホウキにまたがって何を……」


クロエ「止めに行くわ」フワ…


ローラ「言うと思った」クスッ


ヒカリ「もちろんボクらも付いてくよ」


ゼーレ「……そうですよね。暗黒樹を止めないと戦いは終わらない……」フワ…


クロエ「その通り。さあ皆、行くわよ!」ゴオッ!


ーーーーー

ーーー

49 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:47:59.62 ID:vDuTv4Nbo
暗黒樹ーー


ズウン…… ズウン……!


暗黒樹「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」


スキア「ほ、本当に動いてる……」


クロエ「あいつの戦力ってどんなものなの?」


スキア「全人類から少しずつ感情を貰ってるから多分……魔法使い1億人分くらいの魔力はあると思う」


ゼーレ「いちおく……」


クロエ「私達に付いてきたのは……多く見積もっても1万人くらいかしら」


ウィン「1万倍の戦力か〜」


ヴィーネ「さすがに厳しいかしら」


ゼレス「神聖魔法なら効果的にダメージを与えられたり……」


デン「どうだろう。どっちにしても1人が1万人分の魔力を出すのは厳しい気が……」


シエラ「またポメの力を借りる?」


ポメ「いいよー、頑張るよー!」


クロエ「とにかく全員の全魔力をぶつけるしかないわ!」

クロエ「全員、攻撃!!!」
50 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:48:32.81 ID:vDuTv4Nbo
クロエ「始原にして終焉なる魔法【フィナーレ】!!」

凜華「極氷魔法【ヨトゥン】!」

デン「神弾【ネオ】!!」

レナ「要塞砲【フォートレスカノン】!!」

アルシェ「穿ノ頂・神槍【ゲイボルグ】」

ナミネ「極水魔法【クラミツハ】!」

楓「風ノ頂・山颪【ヤマオロシ】」

ゼレス「極聖魔法【アフロディーテ】!」

ステラ「連隕石魔法【メテオガトリング】!!」

イオ「極新星爆発【ハイパーノヴァ】!!」

シエラ「閃光砲弾【フラッシュシェル】!」

エルク「獄闇魔法【ヘル】!」

樹「模倣・天聖魔法【アマテラス】!!」

ウィン「時ノ頂・玉響【タマユラ】」

時雨「剣戟・不死之鳥!!」

ミリア「闇神魔法【ハデス】!!」

ヴィーネ「神々聖霊魔法【セレスティアルサークレット】!!!」

スキア「貫ノ頂・魔槍【グングニル】!」

ゼーレ「原初にして終末なる魔法【オリジン】!!」
51 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:49:21.18 ID:vDuTv4Nbo
暗黒樹「オオ……オアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


ごっ……くん!


暗黒樹「ゲフウ……ッ」


樹「無傷……!?」


アルシェ「ま、魔力、からっぽ……」


ウィン「く……」


スキア「飲み込む力が強すぎる……!」


ヴィーネ「止められない……!」


デン「みんな魔力もなくなって……あいつが暴れるのを見てることしかできないの……!?」
52 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:50:16.30 ID:vDuTv4Nbo



クロエ「絶望しちゃだめ!!!」


53 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 20:50:54.52 ID:vDuTv4Nbo
クロエ「絶望したらあいつはさらに強くなるわ! それだけはだめよ!!」


時雨「だが……あいつにはなんの攻撃も効かない……」


ゼレス「みんな魔力もないですよ……」


クロエ「闇よ!」ズオッ!

クロエ「私の体に流れる、魔力より先にずっとあった力……!」

クロエ「お母さんとママの力……!!」

クロエ「食らいなさい!!!」


ぽしゅっ


クロエ「まだよ!」


ぺしっ


クロエ「まだまだあ!!」


とすっ


暗黒樹「…………」ポリポリ


テネリタス『ご主人、もういいよ……。諦めよう』


クロエ「諦めるもんですか!!!」

クロエ「私は! この世界が!! 大好きなのよーーーーーーーっ!!!」


クロエの攻撃力 コンマ↓
クロエ 0/100000000 暗黒樹

クロエの攻撃力が暗黒樹の体力を超えると勝利
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 20:53:32.39 ID:KF5kmUMW0
まさかのコンマ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 20:53:57.52 ID:4t0GEBhHO
没キャラ含めての総集合からのこの絶望感よ
56 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 21:01:17.23 ID:vDuTv4Nbo
クロエ 39/100000000 暗黒樹


クロエ「いけえええええ!」ズオッ!


暗黒樹「!」バッ


ぺちっ


樹「防いだ……?」


ポメ「むむむ……!」

ポメ「あっ!」


やよい「どうしたの?」


ポメ「防いだところ、へっこんでるよ!」


スキア「そんな……暗黒樹に攻撃が効いたの……!?」


クロエ「私一人でも……絶対に止めてみせる……!!」


ヒカリ「クロエ。クロエは一人じゃないよ」キイイ…


クロエ「ヒカリ……」


ローラ「私達の残った魔力……全部使って……!」


クロエ「ローラ……!」

クロエ「……」グッ


暗黒樹「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!!」


クロエ「まだよ! 暗黒樹、くらいなさい!!」


クロエの攻撃力 コンマ↓×3
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 21:01:51.67 ID:QaGtpDEfO
熱い
58 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 21:05:10.43 ID:vDuTv4Nbo
クロエ 240/100000000 暗黒樹


ズオッ!


暗黒樹「!!」バシイ!


ナミネ「明確に攻撃を防ぎ初めてます!」


凜華「……ハイパークロエって、みんなの魔力も貰えるんだよね。クロエさん!」


モミジ「私達の魔力も使って!」


クロエ「凜華、モミジ! ありがとう!」


クロエの攻撃力 コンマ↓×5
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 21:05:40.87 ID:4t0GEBhHO
そぉい
60 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 21:14:15.10 ID:vDuTv4Nbo
クロエ 675/100000000 暗黒樹


暗黒樹「ゴオオ!!!」


ズルルルッ!!


クロエ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」グンッ!!


ベシャアアアアア!


暗黒樹「ゴ……オ……!」


クロエ「氷ノ頂・永久凍土【スカジ】!!」


ピキイ……ン!


楓「クロエ、あたしの魔力も使って!」


ティア「アルシェ!」


アルシェ「ん! アルシェ達のも!」


ナミネ「あなたを追ってここまで来た友達の魔力……」


レナ「全部使いなさい!!」


クロエ「ええ!」


クロエの攻撃力 コンマ↓×50
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 21:15:17.24 ID:33MkEaJe0
62 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 21:31:00.71 ID:vDuTv4Nbo
クロエ 1875/100000000 暗黒樹


暗黒樹「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!」


ズオオオオオオオッ!!!


クロエ「風ノ頂・山颪【ヤマオロシ】!!」スパッ!

クロエ「んで……防ノ頂・不退転【インヴィンシブル】!!」ガキィィィン!


暗黒樹「ギオオオオオオオオッ!!!」ギュワ!


クロエ「一点に枝を集めて来たわね……!」

クロエ「穿ノ頂・神槍【ゲイボルグ】!!」


ズリュオオオオオオオッ!!


暗黒樹「ガアアアアアアアアアアア!!!」


樹「リリウムのみんな! 先頭で戦ってるのはクロエ・アートルムです! 彼女にありったけの魔力を!」


おおおおおおおお!


クロエ「どんどん魔力が溢れてくる……! それに、みんなの気持ちも……!」


クロエの攻撃力 コンマ↓×500
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 21:32:05.58 ID:Sa39P1jvo
がんばえー!
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 21:32:55.55 ID:BViRJb+LO
MOTHER2のギーグ戦思い出すな
65 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 21:50:34.97 ID:vDuTv4Nbo
クロエ 30875/100000000 暗黒樹


クロエ「夢想結集魔法【リリウム】!!!」


暗黒樹「ギオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!」


ズゴオオオオオオッ!!!


スキア「なんで……あんなに強く……」


ゼーレ「……ハイパークロエというあの状態、私にはできませんでした」


スキア「え?」


ゼーレ「私がしたのは、アイリスとリーケの魔力を借りて一度だけ強力なネオを撃っただけ」


スキア「今のあの子は違うの?」


ゼーレ「闇の力です」


スキア「闇……飲み込む力?」


ゼーレ「私もついさっきまではそう思っていました。でも違った」

ゼーレ「……あの力の根源は「受け入れる力」だったんです」


スキア「それがハイパー状態となんの関係が……」


ゼーレ「そもそも一人の人間が三人分の魔力を蓄えるなんてことはできません。二人分の魔力だって、すぐに放出しなければ逆に体に疲労が溜まります」


ウィン「ボクもナナから借りた魔力はすぐに撃ってるよ」


ゼーレ「そう、ウィンさんでさえそうなんです。ですが、クロエさんは闇とずっと向き合ってきた。その結果が「とてつもない魔力でさえも受け入れる力」として発現しているのです」


ヴィーネ「なら……」

ヴィーネ「ここにいる魔法使いの皆!! 先頭のクロエ・アートルムって魔法使に魔力をあげて!!」


ウィン「ボクからもお願い! 皆さん、お願いします!」


時雨「戦闘モードのウィンがあんなに必死に……。これは断れないな」


茜「みんな、いくよ!!!」


おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!


クロエの攻撃力 コンマ↓×10000
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 21:51:56.86 ID:v63jBBPdO
はい
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/04/15(木) 21:53:14.65 ID:F+Jhiu3oO
王道だけどこういう展開好きよ
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 21:54:08.77 ID:F+Jhiu3oO
sage忘れ失礼
69 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 22:19:22.90 ID:vDuTv4Nbo
クロエ 890875/100000000 暗黒樹


クロエ「おおおおおおおおお!!!」


暗黒樹「オオオオオオオオオ!!!」


バシュウウウウウウッ!!


ヴィーネ「ここにいる1万人の力を合わせてもやっぱり届かないか……」


樹「でもクロエさんは諦めてない」


ゼーレ「ですね。……拡声魔法【スピーカー】」


スキア「頂点【アルティマ】」


ゼーレスキア「放映魔法【ストリーム】!」


リリウム魔法学校ーー


テレビ『ーーー』ザザッ


ざわざわ


晶「テレビが急に……。あ、あれ……クロエか?」


嵐「あいつ暗黒樹のとこまで……」


ゼーレ『皆さん、世界は今かつてない危機です』


スキア『クロエ・アートルムという魔法使いの手によって、私の中の闇は消えました。ですが……』


ヴィーネ『暗黒樹と呼ばれる巨大な魔獣が進撃を続けています』


樹『今対抗できるのは、クロエ・アートルムという魔法使い一人だけです。ですが、彼女は一人じゃありません』


暗黒樹『ゴオッ!!!』


クロエ『私の後ろの皆に攻撃なんかさせるわけないでしょ!! 防ノ頂・不退転【インヴィンシブル】! 穿ノ頂・神槍【ゲイボルグ】!!』


暗黒樹『ガアアアアアアアア!!!』


ゼーレ『彼女は今、みんなの力を借りて戦ってます。……だから、お願いします! これを見ているみんな! 彼女に力を……!』


ざわざわ……


晶「ハイパー状態か。言葉で言うよりやって見せたほうが早いよな?」


嵐「そうだな。……クロエ、俺と晶の力……」


晶嵐「受け取ってくれ!」


きいいいいい……!!
70 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 22:19:49.65 ID:vDuTv4Nbo
暗黒樹ーー


クロエ「! この魔力……晶と嵐ね」

クロエ「楓、あなたの魔力も使わせてもらうわ!」


暗黒樹「オオオオオオオオオオオオオオッ!!!」


クロエ「三神ノ頂・破壊創造【ザ・クリエイション】!!!」


クロエの攻撃力 コンマ↓×100000
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 22:20:46.83 ID:CGa/1UVDO
はい
72 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 22:43:12.51 ID:vDuTv4Nbo
クロエ 1720875/100000000 暗黒樹


暗黒樹「ガ……!!!」ガパア…ッ!!


ヴィーネ「うわ、なんかやばそう……」


暗黒樹「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」


ジュオオオオオオオオオオ!!!!


クロエ「みんな、動かないでね」

クロエ「……防御魔法【シールド】」


バチイイイイイッ!!!


暗黒樹「ゴ……!!」


ヒカリ「す……すごい……」


ローラ「すごいよクロエちゃん!」


クロエ「この状態だと、どれだけの魔力があるのかしっかり分かるの」

クロエ「暗黒樹の魔力はそうね……スキアさんの見立てどおりほぼ1億人分」

クロエ「でも今の私は……」チリッ
73 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 22:43:42.92 ID:vDuTv4Nbo
リリウム魔法学校ーー


くるくま「クロエくん……!」


アルト「クロエさん……!」


百合江「クロエさん……」


橘花「クロエ……」


エミール「クロエさん……っ!」


魔獣島ーー


リズ「クロエー!」


ルク「やっちゃってください……!」


スフィア「いきなさい、クロエ……!」


ラピス「クロエさん……!」


クリア「クロエー……!」


レイア「私達の力も……!」


フェリス「うん……!」


暗黒樹ーー


リーケ「魔獣も……みんなクロエさんの勝利を祈ってる……」


アイリス「あたしも感じてるよ! 魔法使いみんなの心が一つになってる!」


ローラ「クロエちゃん……!」


ヒカリ「クロエ……! 」
74 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 22:44:09.83 ID:vDuTv4Nbo
クロエ「100億人分の魔力がみなぎってる」ゴオッ!!!!


暗黒樹「オ……ア……!!!」


クロエ「残念だけどここまでよ、暗黒樹」

クロエ「ヒカリの魔力の形を変える力、ローラの他者と同一化する力、そして私の闇の受け入れる力……」

クロエ「食らいなさい!! 闇ノ頂・永遠ノ常闇【エターナルダークフォース】!!!!」


ズオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!


クロエの攻撃力 コンマ↓×10000000000
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 22:44:25.70 ID:KF5kmUMW0
おわりだー
76 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 22:57:26.60 ID:vDuTv4Nbo
クロエ 70001720875/100000000 暗黒樹


暗黒樹「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!」


ゴジュウウウウウウウウウウウウウッ!!!


暗黒樹「ガ……」ボロ…ッ


スキア「暗黒樹の体が崩れてく……」


ボロボロボロ……


ゼーレ「クロエさんの闇の力に飲まれて、あれ以上の成長ができなくなったんでしょう」


暗黒樹「オオオオオオオオオォォォォォォ……!!!」


サアアアアアア……


ローラ「消えた……」


ヒカリ「勝った……!」


クロエ「これで……全部、終わったのね……」フラッ


ヒカリ「クロエ!」ガシッ


ローラ「クロエちゃん! しっかりして!」


クロエ「むにゃ……」


樹「……疲れて眠ってるだけみたい」


ウィン「あれだけ魔法撃てば仕方ないよ〜」


ヴィーネ「頑張ったわね、クロエさん」


ゼーレ「クロエさん、お疲れ様」


パチパチパチパチパチパチ!


「クロエさん、かっこよかったよ!」


「クロエちゃんなでなでしたーい♡」


「よっ! 最高の魔法使い!」


わあああああああああああああああっ!!


クロエ「んへへ……」ヘニャ


ーーーーー

ーーー

77 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 23:26:32.59 ID:vDuTv4Nbo
4月1日ーー


クロエ「ん……」モゾ…

クロエ「いてて……無茶しすぎたわね……」

クロエ(ここはどこかしら……)キョロキョロ


ヒカリ「んー……」ギュー


ローラ「ん……」ギュー


クロエ(リリウムの寮ね……。もうここの生徒じゃないけど、泊めさせてくれたのかしら)ナデナデ

クロエ「ありがとう、二人とも。二人がいなかったらあんなことはできなかったわ」

クロエ「……二人が私の恋人で本当によかった。私、すごく幸せよ」


ちゅっ ちゅっ


クロエ「ふふっ……」コロン

クロエ「もう少し寝ましょうか。おやすみなさい……」


ーーーーー

ーーー

78 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 23:27:19.75 ID:vDuTv4Nbo
その後、いろいろなことがあった。

まずスキアさん。様々な検査がなされたけど、闇のかけらも見つからなかったということで執行猶予つきで釈放された。

結局魔法使い側に人的被害がゼロだったこともあったし、伝説であるゼーレさんから直接面倒を見ると言われたこともあってそういう結論に落ち着いたみたい。

そしてそのゼーレさんはなんとリリウムの先生になった。

今年の新入生は大喜びだそう。しかもすでに来年の願書が届き始めていて、校長先生も嬉しい悲鳴をあげていた。

そして私達卒業生。

私とヒカリは同じ学校に進学。ローラは魔獣のことを調べつつ、専門の家庭教師から経営学や会社運営についてのノウハウを勉強するらしい。

凜華とモミジ、レナ、舞さんは私達とは別の演劇系の学校に進学した。それぞれ自分にあった学校を選んだみたい。

ナミネとラミーさんは教育科のある大学へ。二人ともきっといい教師になると思う。

イオは看護学校に。人の役に立てるよう頑張ると意気込んでいた。

イリスとノワールは、それぞれ体育科の大学と音楽科の大学へと進学。それぞれプロになるために専門的に学びつつ、クラブチームや歌唱団に入ると言っていた。

ティアはバックアップチーム入りを目指して、マホリオ系の学校へ。もちろんアルシェと同じチームに入るつもりらしい。

アルシェ、デン。そして楓、嵐、晶はマホリオのプロとしてチームに合流した。どんな活躍を見せてくれるか私も楽しみだ。

ーーーーー

ーーー

79 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 23:27:47.90 ID:vDuTv4Nbo
リリウム魔法学校ーー


生徒(♀)「ね、寝癖とかついてないよね? 制服もしっかり着たし……」アセアセ


クロエ(今日は入学式かしら。初々しいわね)キョロキョロ

クロエ(うーん……校長先生にあいさつしたいんだけど、今会いに行って大丈夫かしら……)


どんっ!


クロエ「ご、ごめんなさい! ちょっとボーッとしてて……」


生徒(♀)「い、いえ! こちらこそしゅみません!」


クロエ「ケガはしてない?」


生徒(♀)「あ……!」


クロエ「どうしたの? どこか痛む?」


生徒(♀)「く、クロエ……さん……!!」キラキラ


クロエ「……どこかで会ったことあったかしら?」


生徒(♀)「いえ! でもこの間のあの戦い……かっこよくて、もう……!」


クロエ「あら、ありがとう」ニコッ


生徒(♀)「ほわあああ……///」


クロエ「見たところ新入生よね? それじゃあ元リリウム生として……」コホン

クロエ「ようこそ――」
80 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 23:28:19.67 ID:vDuTv4Nbo
クロエ「リリウム魔法学校へ!」
81 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/15(木) 23:29:11.05 ID:vDuTv4Nbo
以上、これにて本編完結となります!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 23:31:24.57 ID:KF5kmUMW0
お疲れ様です。2年間楽しませてもらいました
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 23:35:14.36 ID:BViRJb+LO
おつおつ
完結おめでとうと言いたいがやはり同時に寂しさを感じてしまうなぁ
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 23:42:51.44 ID:F+Jhiu3oO
完結乙
スレタイがクロエだったから、類似スレに2スレ目が表示されて少し寂しくなった
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/04/15(木) 23:47:50.84 ID:2tTRR48GO
おつおつ
最後にタイトル回収するの、ベタだけど感動して涙出ちゃった
本当にお疲れ様でした!
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 23:54:07.52 ID:F+Jhiu3oO
今後どんな感じでやってくのか気になる
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 23:54:10.64 ID:C3mKM8pY0
完結おめでとうございます!
後日談もあるとの事ですが、まずはお疲れさまでした!
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/15(木) 23:58:05.32 ID:Sa39P1jvo
乙!
最後の一撃に最初の技名を持ってくるの、凄くエモーショナルでした。面白かったです。完結おめでとうございました!
89 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/16(金) 00:05:17.49 ID:VaYgwhoGo
そしてお知らせになるのですが、このリリウム魔法学校スレを持ちまして、SS活動は無期限休止となります(このスレで小ネタやアフター話は書いていきます)
SSを楽しみにしてくださっている方、本当に申し訳ございません
SS速報Rに初めてスレ立てをしてから丸4年、長く書かない時期もありましたが、ここまでやってこれたのは本当に皆様のおかげです
心から感謝です!

これからはイラストの練習をして、イラストや漫画で百合を描いていきたいと思っています
前スレでも書きましたが、お絵かきが上手くなりたいとずっと思っておりました
ただ数年前は移動時間が多く、できるのがスマホで文章を打つことくらいで、まとめサイトで百合SSを見るのにハマっていたことから自分でも書き始めるようになりました
最近は家で時間が取れるようになり、改めてお絵かきの練習をしたいと思うようになったというのが大きな要因です

ttps://mobile.twitter.com/chiko_uraku
こちらがツイッターアカウントになります
ほとんど呟かないですが、今後の活動はこちらがメインになるかと思います

匿名掲示板で言うことではないかもですが、応援していただけると嬉しいです

これからもどうかよろしくお願いいたします!
90 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/04/16(金) 07:03:24.59 ID:Mx/MRXvF0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 09:15:49.04 ID:fQxNBUEZO
おつです
小ネタやアフターだと気になるのは
・ソフィアとリーリア(闇が浄化されたリーリアとソフィアの後日談的な感じ)
・役者として活躍する凜華と舞(このカップルだけHシーン無かったのもある)
・幼少期に死にかけた楓とその看病をする嵐
・時雨と黒騎士(消滅したと思われていたが実は人間として転生していて再会……のような)
とかかな

あとウィンの過去エピソードみたいな『実は忘れてたけど幼少期に会ってた』って展開すごい好き
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 11:33:23.48 ID:mz4OFzthO
見たい話は結構あるけど、想像の余地として残しておいた方が綺麗なのかもなぁとも思う
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 13:22:43.41 ID:mvGKniN/0
スフィアとルクの関係性は扱いに困ってたんかな
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/16(金) 20:14:19.61 ID:mrJLL7fAO
SS目当てでここ覗いてるのにいきなり「もうSS書きません!これからは絵を描くので応援よろしく!」とツイ垢ペタリされても反応に困るな・・・
95 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/16(金) 21:20:25.06 ID:VaYgwhoGo
そうですね…出過ぎた真似をしてしまいました
せめて最後まで楽しんでもらえるよう残りのレスは書いていきたいと思います

>>93
スフィアとルクはリズも交えて親子っぽく描写したかったのですが、書いてるとどうしてもルクからスフィアに対しての距離感が出てしまった感じですね
たしかに少々難しかったです
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/17(土) 12:41:48.18 ID:k3Nm8pEY0
とりあえす小ネタ期待
97 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/17(土) 19:34:06.00 ID:PycECa7Bo
エピソードゼロ
  クロエとステラの出会い


わたしは今、マクベス・エクスルードハウスという施設に二人だけで住んでいる。
わたしと、カーラ先生の二人きり。
少し前まではもっといたけど、わたしから離れるように皆出ていってしまった。

「クロエ、ご飯にしましょうか」

「はーい!」

でも寂しくはない。
カーラ先生と、友達のローラ。二人がいつも遊んでくれるから。

「今日は野菜のスープですよ。ふかしたお芋もありますからね」

もぐもぐとご飯を食べて、その後はお風呂に入る。
薄いシーツと固いベッドに入ると、カーラ先生が一緒に横になってくれる。

「おやすみなさい、クロエ」

「おやすみ……せんせい……」

今まで先生は自室で寝ていたから、こうやって一緒に寝てくれることなんてなかった。
でも今は「私も一人だと寒いので」と言って、一緒に寝てくれる。そういう心遣いがとっても嬉しかった。

ある朝、畑の様子を見に行った先生が血相を変えて戻ってきた。
その腕の中には小さな女の子が抱きかかえられている。

「ど、どうしたの?」

「クロエ、新しいお友達のために昨日のスープを温めてきてください」

緊急事態なのはひと目で分かる。
でも先生は焦ることもなく、優しい口調で指示を出してくれた。
その声音でわたしも落ち着いて行動することができた。

キッチンに行き、炎の魔力がこもった石をコンロにセットする。そしてその上に鍋を置き、スイッチを入れた。
ものの数分もせずに沸騰し、美味しい匂いが辺りに広がる。
それをお皿によそい、こぼさないように先生の元へと向かった。

「ありがとうございます、クロエ」

改めて女の子の姿を見る。
年はわたしとそう変わらないように見える。小学校入学前後といったところか。
青黒い色の髪はきらきらと美しく光を反射していて、まるで夜空のようだ。
そうしてまじまじ見ていると、パチリと目を開いた女の子と視線が交わった。

「おはようございます」

「あ……」

「ご飯は食べられそうですか? 野菜スープを用意してみたのですが、どうでしょうか」

先生に撫でられながら女の子は視線をさまよわせている。
そして机の上に用意されたスープを見止めて、くぅ、とお腹を鳴らす。
98 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/17(土) 19:34:42.02 ID:PycECa7Bo
「ふふっ。怖いものではありませんからね。食べさせてあげます」

膝に女の子を座らせ直し、片手で器用にスプーンを操る。
琥珀色の液体を一掬い、ふーふーと冷ましてから女の子の口元へ。

「……あむっ」

ごくんと嚥下すると、今度は自分から口を開けて待っている。
写真で見た小鳥の雛のようで可愛いなと思いつつ、二人の食事を眺め続けた。

「おいしかった?」

「……ん」

小さくうなずく。
そして今度はポロポロと涙を流し始めてしまった。

「ぅっ……ぅぁあ……っ」

「よしよし……大丈夫ですよ。ここには怖い人はいませんからね」

わたしもそっと近づいて、背中を撫でてあげる。
大丈夫だよ、安心していいよと、心を込めて。

しばらく泣いていた女の子が落ち着くと、先生は怖がらせないよう注意を払いながら話を聞き始めた。
要約するとこうである。

「珍しい魔法が発現し、親に金儲けの道具として扱われたのが怖くて逃げてきた」

とのことだ。
わたしもつい先日発現したが、彼女のものは隕石魔法というものだという。
魔法によって降ってきた隕石は使用者の所有物とみなすらしいが、まだ小さい彼女は所有権が発生せず親のものになるらしい。
そこに目をつけた両親は彼女に毎日のように魔法を撃たせ、そこから財産を得ようとしたのだ。

「なんてことですか……」

先生は……怒っていた。
年端も行かぬ子を、それも自分の娘をお金稼ぎの道具として扱う。非人道的行いに憤っていた。

「昨日の夜逃げ出して……町の外れまで出てきて……助けてもらおうと思ったの。でもこのお家の前で力が抜けて……」

「おそらく、お腹が空いて倒れてしまったんですね。かわいそうに……」

そろそろわたしも女の子と喋りたかったので、一番気になっていたことを聞いてみる。

「ねえ、あなたお名前は?」

「……ステラ。……名字は……家を思い出すから言いたくない」

「ふーん。綺麗な名前ね!」

パチクリと驚いた目をする女の子……もとい、ステラ。

「名字がいらないならその素敵な名前を名字にしちゃえばいいのよ! ね、ステラ・ステラ!」

「ステラ・ステラ……」

噛みしめるように呟く。次第にその顔に笑みが浮かぶ。

「素敵な名前……」

「ね!」

にっこりと笑って見せれば、ステラもにこりと笑みを返してくれる。
素敵な笑顔だった。
99 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/17(土) 19:35:18.82 ID:PycECa7Bo
「では……ステラ・ステラ」

こほんと先生が改めてステラに向き合う。

「?」

「ここ、マクベス・エクスルードハウスはあなたを迎え入れる準備はできています。あなたさえよければ今すぐにでも」

優しく包み込むような声。
それを聞いてステラは力強く頷いた。

「……ここに、住みたい」

「はい!」

嬉しそうに先生が笑う。

「じゃあわたしはお姉さんね! よろしくね、ステラ!」

「お姉さん……名前は?」

「クロエ! クロエ・アートルム!」

こうして、マクベス・エクスルードハウスに一人住人が増えた。
聞けば1歳違いということで、それが分かってからはさらに仲良くなった。
一緒に食べて、一緒に寝て、一緒に成長して……。
少しずつマクベスに住む家族も増えてきて、10年程して私がリリウムに入学するとなったとき、ステラはとっても泣いていた。
それくらい仲良くなったし、ステラが入学するとなったときは私もとても嬉しかった。

「ふふっ」

「クロエ、誰かからメール?」

「ああヒカリ。ステラからよ。『お元気ですか?』って。まだ卒業して一ヶ月なのに心配性ね」

私がリリウムを卒業し大学の寮に移ったあとも、もちろんステラとの交流は続いている。
こんなに可愛らしい後輩……いや、妹を持てて私は幸せだ。

「でもクロエもステラさんの体調とか心配でしょ」

「もちろんよ! 最近暖かかったり寒かったりで風邪ひきやすいんだから……。ちゃんと気をつけるようメールしとかないと」

「……くすっ」

突然、ヒカリが小さく吹き出して笑った。

「なによ」

「似た者同士だなあって思って」

「ふふん、当然でしょ。私達はカーラ先生の子なんだから」

心から尊敬できる、大好きな先生。
あの先生の元で一緒に成長してきたのだ。互いに気遣いあえるよう、清く正しく大きくなったと自信を持って言える。

「さ、今日も先生とステラにも胸を張れるよう頑張りますか!」
100 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/17(土) 19:35:47.26 ID:PycECa7Bo
以上、短いですがクロエとステラの出会いでした
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/04/17(土) 22:34:24.51 ID:lbopEn0WO
>>1の地の文すき
SS描かなくなってもpixivとかで何か書いてくれるなら読むよ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/17(土) 23:46:29.73 ID:hdW9B8FIO
ステラの元両親はこのシリーズの親世代では初の屑キャラか
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/18(日) 01:08:05.29 ID:zB+guq2r0
そういや魔法の訓練中に希少鉱石が落ちてきて大金手に入れてたな
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/18(日) 09:02:56.34 ID:IvIrCcA3O
アフターのリクエストしたいけどSSのモチベが落ちてるなら無理はしないで欲しい
105 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/18(日) 10:03:14.77 ID:zhUKqJNSo
>>104
このスレはしっかり書ききるつもりです!
モチベもまだまだありますし、まだ900レス近く残ってますので、どんどんリクエストいただければ嬉しいです

今はソフィアとリーリアのアフターを書いているところです
106 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/18(日) 22:16:16.41 ID:zhUKqJNSo
エピソードアフター
  ソフィアとリーリア


魔王との戦いが終わって数日。
私は検査の結果異常なしということで病院から退院を言い渡された。
この後は魔法庁の人から魔法を受けた際の状況について聞き取りがあるらしく、しばらくは休まらない日々が続くそうだ。

「仕方ないこととは言え憂鬱ですね……」

小人に淹れてもらった温かいコーヒーを飲みつつ、少し愚痴をこぼす。
そうして束の間の休息を取っていると、玄関から無機質なノックの音が響いてきた。

「……来ましたか」

立ち上がり、迎え入れるために玄関へ向かう。
ぎいと扉を開けたそこにはスーツを着た役人が……。

「やっほ♡」

「……」

いなかった。
代わりに、私を悪魔へと墜とした一番の原因がそこにいた。

「リーリア……さん」

なぜここに、と言おうとした私の言葉を遮ってリーリアさんが言う。

「魔界に送り返された後、闇が魔界の空気に霧散したおかげで脱出できてね。あなたがどう過ごしてるか興味あったから向こうからゲート開いて来ちゃったの」

「……とりあえず上がってください」

正直非常に困惑はしていた。だが突っぱねるのも違う気がして、私は屋敷へと彼女を上げることにした。

「ふーん、ここがあなたのお家なのねえ」

きょろきょろと遠慮なく見回すリーリアさん。
応接間にたどり着いても、興味深そうな視線は留まらない。

「どうやってここを知ったのですか?」

「あの病院から出てくのが見えたから尾けてきたの」

「ああ……」

たしかにあの病院には一緒に入院していた。
といってもほんの数時間、悪魔の軍団が撤退するまでだが。
とにもかくにも、そこに当たりをつけて張っていた上で尾行してきたというわけだ。

「せっかく来たのですし、コーヒーでも飲みますか?」

小人を呼び出し、コーヒーの用意を告げる。
たたたっと走り去った小人を見届けて、リーリアさんに向き直る。
107 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/18(日) 22:16:48.53 ID:zhUKqJNSo
「コーヒーはいいわ」

いつ立ち上がったのか、眼前にリーリアさんが私を見下ろすように立っている。

「では紅茶を……」

言い終える前に唇を塞がれる。
暖かくて、ぷるりとした唇。

「ん……」

それだけでなく、ぬるりとしたものが入り込んでくる。
それが舌だと気づくのに時間はかからなかったが、反撃の力はその時にはもうなくなっていた。
少し力を込められただけで、力の抜けた腰では体を支えられずにソファーに倒れ込んでしまう。

「れろぉ、ちゅぷ……」

「ん、く、はぁ……っ。……な、何をするんですか……!」

私には珍しく声が震える。
ソファーに押し倒され、サキュバスに馬乗りになられる。
まさかまた悪魔化をされてしまうのか。

「何って、また気持ちよくしてあげようと思って」

その言葉と同時に腰を撫でられる。
それだけで下腹部に熱がこもるのが分かった。

「な、なんで……」

「え? 感じてるあなた可愛かったし、あれだけではいサヨナラは寂しいじゃない」

……恐らく彼女は本心から言っているのだろう。
利害も損益も関係なく性に忠実。それがサキュバスという種族だ。

「だから……ね?♡」

するりと服の下から手が潜り込んでくる。
すでに小さな胸の突起は期待に膨らみ、痛いほど固くなっていた。

「んうぅっ!!」

下着の下まで潜り込んだ手が先端を摘みあげる。
びくびくと反応してしまい、きゅんとお腹がうずく感触があった。

「ほんといい反応。たくさん触ったもんね」

彼女の言うとおり、体が指の動きを覚えているのだろう。
悪魔化される前、そして悪魔化されてからの「ご褒美」……。心当たりは大いにある。
108 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/18(日) 22:17:36.68 ID:zhUKqJNSo
ころんとうつ伏せに寝かされ、背中をまくりあげられる。

「れろぉお……っ」

「〜〜〜っ!!?」

舌で背骨の上をなぞられ、得も言われぬ感覚に背筋を反らす。

「あはっ♡ かーわいい♡」

次は腰を指でなぞられ、腰が震えてしまう。

「お、凄いことになってるよ」

持ち上がったお尻を押さえつけ、後ろからリーリアさんが喋る。

「もうとろっとろ。パンツまでぐっしょり♡」

「ひっ、ぁあっ!♡」

指が秘裂をショーツの上からなぞりあげ、ぐじゅりとした感触とともに大きな快感が弾ける。
太ももに液体が流れる感覚。
ショーツは布の役目をなさず、溢れる液体を送り出すだけになっている。

「はいご開帳ー。んー、ピンクできれいねえ。ちゅっ」

「ひゃあっ!」

つんのめるようにうつぶせで寝そべっているため、リーリアさんの姿が見えず触られるタイミングが分からない。

「ぐちゅっ、れろぉ、れろ、ちゅぱっ、れろれろれろ……」

「ひゃっ、あっ、んうっ! あっあっあっ……!」

快感が溜まっていく。
爆ぜようと体が必死に訴えている。
ソファーに置いてあるクッションを掴む手まで震えている。

「いっひゃえ♡」

ずぷんと舌がねじ込まれてーー。

「あっ……! ああぁぁあああああああああっっっ!!!♡♡♡」

視界が真っ白に染まった。

ーーーーー

ーーー

109 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/18(日) 22:18:04.56 ID:zhUKqJNSo
「ぁっ、んぅ……♡」

「あはっ、いいよ、もっと動いて……♡」

私達はあれからも交わっていた。
互いの足を交差させ、秘核同士を擦り合わせる。
くちゅ、にちゅと粘ついた水音が響く。

「あっ、ああっ……!」

きゅううとお腹が震える。
小さな絶頂が何度も何度も体を襲い、もはやほんの少しの快感でさえ全身が震えるほどになってしまった。

「ん、あたしも……もう……っ♡」

リーリアさんもぶるりと体を震わせる。
互いに絶頂に達しても行為は終わらない。

まだ動く元気があるらしいリーリアさんが、私の頭をまたいで四つん這いになる。
互いの秘所を眺める格好だ。

「ソフィアのここ、もう開きっぱなしね」

秘裂を割り開き、白い本気汁を指で掬って見せつけるように舐めとる。
それだけでぞくりとした快感が走り抜けてしまう。

「あは、今ひくってしたわよ。興奮しちゃった?」

「……はい」

「ほんと正直者ねえ。そういうところ大好きよ」

赤い舌が伸びて、秘裂にたどり着く。
負けじと私も顔を寄せ、リーリアさんのそこに吸い付いた。

「んっ、そう、じゅる……もっと舐めて……っ」

「れろ、んんぅ……! れろ、ちゅぷ、れろぉ……!」

私は下から顔を持ち上げているが、少しでも顔を近づけたくリーリアさんの腰を掴んで引き下ろそうとする。
しかし掴んだそこはむちりとしたお尻で、やわやわと手が勝手に動いてしまう。

「ひゃっ! もう、お尻好きなの?」

丸い大きな桃尻が顔面に押し付けられる。
ゼロ距離で雌臭を浴び、トロンと脳がとろけてしまいそうだ。

「りーりあさん、れろ、れろぉ……!」

「あっ、すごい、奥まで……! ちゅむっ、れろれろっ、ぢゅううっ!♡」

ぎゅぷぎゅぷと舌がねじ切られそうなほどの膣圧と、むちりとした尻肉の感触。
そして際限なく積もっていく秘部への快感が混ざり合い、まるで稲妻魔法が背骨を貫通したかのような衝撃となって私を襲った。

「んぶぅ、ん、ひううぅぅゔゔううううっっっ!!!♡♡♡」

「あっ、ん……っ! ぁ、ひぁぁぁあああああああっっ!!!♡♡♡」

びぐんびぐんと体が痙攣する。
浮いているのか、沈んでいるのかも分からない浮遊感。
そんな快感の奔流に飲まれて、そのまま私は意識を失った。

ーーーーー

ーーー

110 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/18(日) 22:18:31.65 ID:zhUKqJNSo
起きると、どこから持ってきたのか私の上に毛布がかけられていた。
リーリアさんは部屋の隅で闇の小人にちょっかいを出して遊んでいる。

「……リーリアさん」

「あ、起きた?」

声をかけるとパッとこちらを振り返り、すぐに寄ってきてくれた。

「悪魔化もしてないのに無理させちゃったかな。人間相手はほんと久しぶりでね」

「今度はもう少し手加減してくれると助かります」

私がそう言うと、にーっと広角をあげるリーリアさん。

「『今度』……ねえ?」

「……!!」

ニマニマと顔を寄せるリーリアさん。
それに私は顔を赤くして背けることしかできない。

「そっかそっかー。ソフィアから今度のお話をされちゃったからにはまた来ないとねー?」

「……うるさいです」

「あ、照れてる。かわいー♡」

ぷいと背中を向け、すっかり冷めたコーヒーをすする。
こんなにからかわれても、次に会いに来てくれるのはいつだろうかと気になってしまうのはなぜなのか。
それを知るにはまだまだ私達はお互いのことを知らなさすぎる。

「……リーリアさん」

「ん?」

「人間に手を出さないなら……私と友達になりませんか」

少し間があって。
背中に柔らかい膨らみを二つ感じる。

「もちろんだよ! よろしくね、ソフィア!」

悪魔化をした側とされた側というあまりにも奇妙な出会い。
それは新しい友人という形を取ることになった。
この関係が今後どうなるかは全く分からないが、少しでもいい関係を築けたら良いなと思わずにいられなかった。
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/18(日) 22:41:10.21 ID:6Jl7V6xmO
スキアのその後とか?ゼーレみたいにリリウムに1年通うのかな
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/04/19(月) 20:20:34.20 ID:Ex3cLvjW0
助かったソフィアが悪魔(リーリア)と仲良くなっていた、ということに対するメルトル親子の反応が気になります
113 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/20(火) 20:43:19.08 ID:SRy4N5Peo
ソフィアが住む城ーー


ミリア「やっほー!」


エルク「お久しぶりです、ソフィアさん」


ソフィア「お久しぶりです、ミリア・メルトル、エルク・メルトル」


ミリア「このやりとりも久しぶりだなー。ミリア、エルクって呼び捨てでお願いするよ」


ソフィア「了解です、ミリア、エルク」


リーリア「おーいソフィアー。この子コーヒー淹れてくれないんだけどー」ヒョコッ


ミリアエルク「  」


ソフィア「その子はコーヒーを淹れる子ではありません。その子は本を取ってきてくれる子です」


リーリア「見分けつかないよー……。お、お客さん?」


ミリア「お前……! ソフィアを連れてった奴じゃないか!」バッ!


エルク「ソフィアさん、こちらに。……魔界に送還します」ゴオッ


リーリア「ちょ、ちょっと待ってよー!」


ソフィア「お待ちください。この方は敵ではありません」


ミリア「敵だよ! 樹を植えて、ソフィアを悪魔化させて……!」


ソフィア「私はゼーレさんの魔法に貫かれ、こうして人間に戻ることができました。病院や魔法庁での検査もすべて問題なし。完璧に元通りです」

ソフィア「そして、この方は私が魔界にいる時にお世話(意味深)をしてくださった方です。敵意もありませんし、数日前からここにいますが何か危険な行動を取ることもありませんでした。よって友人として接しています」
114 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/20(火) 20:43:46.42 ID:SRy4N5Peo
ミリア「……本当なの?」ズオ…


ミリアの闇『確かに悪意の闇は感じないよ。少なくとも今すぐ何かしようとはしてないみたい』


ミリア「……分かった」


エルク「ママ……お母さん……」


リーリア「さ、さすがソフィア……冷静に解決したわね」


ソフィア「私はリーリアさんとも、ミリアやエルクとも今後とも仲良くしたいです。……ダメですか?」


ミリア「……分かったってば、もう」

ミリア「ただし! 今後は私達が率先して監視するから! もし何かしたら私の闇の中に放り込むからね!」ズオッ!


リーリア「ひっ……! や、闇の中はもういや! それだけはやめて!」


エルク「……すごくうろたえてますね」


ソフィア「闇の中に閉じ込められたことがあって、その時はもう出られないかと思ってたそうです。悪魔ではありますが、闇が若干トラウマみたいですね」


エルク「トラウマ……ですか。私の魔法も相性がいいですね?」ニコリ


リーリア「あ、あなたの魔法って……?」


ソフィア「人のトラウマを強制的に呼び起こす闇魔法です」


リーリア「!!」ガタガタブルブル


ミリア「ソフィアに何かしたら……」


エルク「分かってますね……?」ニッコリ


リーリア「は、はいっ!!」ビシッ!


ソフィア(……一件落着、でしょうか)ホッ
115 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2021/04/20(火) 20:44:30.14 ID:SRy4N5Peo
すごく短いですが、リーリアとメルトル親子の再会編でした
305.38 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)