【安価】あなたはサバイバル生活へ放り込まれました【コンマ】

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50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 00:37:56.13 ID:KMIFgSF10
元の住人が使っていたと思われる調理器具
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 00:42:58.05 ID:PWHlDIcx0

亮「ん? これは……」

それはネックレスだった

古城に遺されたものとしては妥当な品物なのかもしれないけれど

なんというかやっぱり場違い感はある

極大の真珠のような何かが連なった宝飾品

それも苔むし省みられないような場には相応しくない美しさ

現代の地球ならば超一流の職人が丹精込めて磨き手入れも請け負っている、そんな美しさ

背後にユリウスの怒声やモンスターであろう何かの阿鼻叫喚が聞こえるが……

亮「……触った瞬間呪われるとか、無いよな? 」

たまたま開いた部屋のたまたま開けた引き出しのたまたま取り出した箱

その中にあったネックレス、最悪もし蛮人でもいればぶん投げて命乞いでもしてみようか



↓1

手に取って何か起こった?
それとも本当にただの高価な宝飾品かな?
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 00:46:50.84 ID:6u7iWwlL0
ネックレスが意思を持ったようにくいくいと手を引っ張る

引っ張るネックレスに導かれるように壁に突き当たると隠し部屋を発見、部屋のベッドの上には綺麗なお姉さんが眠りこけていた
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 00:52:47.32 ID:PWHlDIcx0

亮「いや、まぁ蛮族的なあれがいたとしてネックレスでどうなおおうっ!? 」

くいくい、いや、グイグイか

ネックレスに身体を持っていかれるなんて本格的に呪いだろうか

手放そうと思ったが時既に遅し

指に絡み付いて離れないそれは呪いか否か

亮「いやこれマジにヤぶばぁっ! 」

痛い。普通に痛い。激痛である

思念でも持っているのか強引に引っ張りやがるネックレス

そいつに引っ張られるままに抵抗はしたものの千鳥足で歩き壁に激突

石造りの壁はそれはもう痛かった

亮「こんなのもうメンタルとかサバイバルとかそういうのじゃ……うぇっ? 」

ぶち当たった壁は何故だかゴリゴリと動いて扉になった

いや、マジで意味分かんないよこれ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 00:58:35.39 ID:PWHlDIcx0

亮「おっ、お、おおう……!? 」

グイグイくる無生物に抵抗するのは諦めた

諦めたら諦めたで引きが弱くなった辺りはさすが謎ファンタジーアイテム

意識でもあるのかもしれない

亮「大概こうヤベーもんに導かれるのがお決まりだけども……」

案の定隠し部屋にはヤベーもんがあった、というかきた

亮「……いや、どうせーと」

言ってしまえば廃墟染みた古城の隠し部屋

刀傷だらけの骸骨よりはマシだろうか

そこにいたのはふっつーにヤベーくらい綺麗なお姉さんだった

大富豪のハネムーンイメージでしか見ない豪奢な天蓋付きベッドに寝て

亮「…………」

揺すれば起きてくれなくもないだろうがどうだろうか

いきなり掴み掛かってきてぶっ殺されることは無いと思いたいが……



↓1

お姉さんは綺麗です。いや、もうホント綺麗ですヤバいです
どうしようか
なんなら待っていれば起きてしまいそうでもあるけれど……
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 01:04:48.48 ID:yK6JgwvQO
なれば優しく起こしてみる
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 01:11:22.59 ID:PWHlDIcx0

亮「ええっと……あの」

優しく起こしてみようじゃないか

いや、さすがに初対面でおっぱい揉んだりするのはおかしいと思う

それはさすがに男としてどうか

ましてや謎ファンタジー世界でのそれは無謀である

それにユリウスやモンスターの声は聞こえないが用心に越したことはない

化け物なら兎も角強そうなおっさんに痴漢魔扱いされるのはヤバい

亮「あのー……たぶん起きた方がいいと思うんですが……」

ゆさゆさ、ゆさゆさ

キスで起こしてみようかなんて思ったけど止めた

いきなりネックレスが飛び付いてきて絞め殺される可能性も無いでは無い

亮「おーい……外はモンスター祭りですよー……」

「んん……ん…………? 」

亮「あ、起きた」

「…………>>57

亮「はい? 」

>>57……! 」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 01:17:33.15 ID:6JOm9ijK0
私、生きてる
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 01:23:05.73 ID:PWHlDIcx0

「私、生きてる……! 」

亮「は? 」

「私、生きてる…………! 」

亮「いや、そりゃそうでしょ」

「私、生きてる……………………っ! 」

亮「えー……」

脳震盪起こして頭バグってんじゃないのかこのお姉さん

生きてんのは見れば分かる

同じことしか喋らないとか大丈夫か?

いや、本人には何かしらの事情でもあるのかもしれないが

亮「えーと……俺は亮、浜野亮。あんだすたん? 」

「…………? 」

古城で覚醒したお姫様って言葉にすれば幸せなファンタジーだけども

敵意とか殺意は無さそうだけども

亮「…………あの、どなた様でいらっしゃいますので? 」

「私は……」



↓1

名前とかスタイルとか立場とかその辺
謎人物っていうのもそれはそれで
別に言いたくないなら言わなくてもいいけども

例によってざっくりでも事細かにでも構いません
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 01:25:30.64 ID:6u7iWwlL0
包容力のありそうな微笑みと大きなお胸
優しそうな雰囲気だがどこかミステリアス
とんがり耳
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/05/19(水) 01:27:03.34 ID:ijBrpmHO0
エルシア
平均的な身長、すらりとした体で胸は大きい方

遥か昔、古城が攻め滅ぼされようとしたときに、父である古城の主が助けるために封印された
年数が経つまで魔法で封印されてた模様
強力な魔力と美貌、民からの人望がかつての大国(もう滅んでいる)の王に狙われて、古城は攻められた(父親は隠していたので、本人は攻めてきた理由は知らない)
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 01:32:35.74 ID:PWHlDIcx0

「私は……えぇと……」

亮「や、別に言いたくなければ構いませんけども」

「はぁ」

突然起き上がって混乱しているのか何なのか

取り敢えず向けられた笑み的に包容力はありそう、というか有り余ってる

ついでに優しそうな顔立ちでよかった

これで悪鬼みたいな顔してたらヤバかったと思う

それから大きなお胸がどうもこう、ヤバい

包容力とかでは片付けられないエグさである

「…………リョウ? 」

亮「ええ、まぁ、亮です、俺」

「私、生きてます? 」

亮「生きてるんじゃないですか。ここがあの世なら俺も死んでるってことになりますけど」

「んん……それでは少々、申し訳無い、否、つまらないでしょうね」

亮「はぁ」

とんがり耳って何だ? エルフか? エルフ的なアレなのか?

大きなお胸に包容力有りそうな笑みにどこなミステリアスな雰囲気

あと大事なことだけど大きなお胸ってエルフか?
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 01:37:44.21 ID:PWHlDIcx0

亮「で、あなたは何故ここに寝ていたので? 」

「寝て、いた? 」

亮「寝てたでしょう。ここで」

「ここ……で? 」

亮「ええ」

「…………」

考え込むような顔をするお姉さん

腕を組んで額に手を当てる姿はまさに美そのもの

恐らく無意識に持ち上げられた形になったお胸に思わず意識を持っていかれそうになるが、耐える

ユリウスが頼りになりそうとはいえあくまでおっさんである

意味の分からない世界ではお決まりの華が必要だと思う

初手で嫌われていては話にならない

亮「取り敢えずまぁ、えーと、外はモンスター祭りでして」

「モン、スター……? 」

亮「はい」

本当にエルフなのかどうかは知らないが知ったことか

こういうときに覚醒した女の子はヤバいくらい強いと相場が決まっている

そうに違い無い、というかそうであってほしい

これで好いてくれればもう言うことは無い

甘んじてこの謎ファンタジーも受け入れられようというものである

「…………>>63
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 01:41:48.59 ID:lGW/X8YKO
低級の神くらいなら倒せるけれど……
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 01:42:22.65 ID:qHyKeLfS0
モンスターってなに・・・?
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 01:44:48.80 ID:ijBrpmHO0
分かりました。詳しい話は後にして、モンスターをどうにかしましょう。非才の身(謙遜)ではありますが、魔術師として力になります
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 01:47:35.75 ID:PWHlDIcx0

「…………低級の神くらいなら倒せるけれど……」

亮「神……? 」

「ええ、神。この生きとし生けるもの有る世界において神の息吹は欠かせないもの」

亮「はぁ……」

ちょっと何言ってるか分からないです。俺はそう言いたい

ちょっと剣が使えるとか魔術で炎出せるとか

なんかこう序盤ってそんな感じじゃないのか

それとも最近の流行りは最初っから全力なのか?

それだったら俺にも何かくれ。いやマジで

小っ恥ずかしいポーズ取って叫んでも何も無かったんだぞ俺は

「ああ信じてないでしょう? やって差し上げます」

亮「え、やるって何それ殺るってこと? え、え? 」

「あなたは悪いヒトでは無さそうですし……えーと、取り敢えずは外の生き物を根絶やしにすればよろしいのですか? 」

亮「根絶やしってあんたね……あ、いや、別に信じなくはないけどおっさんが一人戦ってるんです。
その人だけは助けてあげてください本当頼みます」

「あぁ……ええ、認識しました。…………えーい」

亮「えーい……? それは何かの呪文でしょうか? 」

「呪文……? えっと、申し訳ありません、意味が分からないです」

亮「えぇ……」

意味が分からないのはこちらの方である
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 01:48:51.99 ID:PWHlDIcx0










        ♢






68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 01:54:24.61 ID:PWHlDIcx0

首を傾げながら戻ってきたユリウスは思ったよりも冷静だった。すげぇ

いや、マジですげぇと思う。語彙力無いけど本当マジで

「えーと……」

ユリウス「ユリウスだ。狩人としては一端の者だと自負している。
助力、というよりは殲滅の類いだが……まぁ感謝する」

亮「改めて、亮です。浜野亮。キャンプ好きのしがない男です」

「ユリウス、リョウ……ええ、覚えました」

ユリウスの話によればモンスターは文字通り消滅したらしい

跡形も無く、というか塵一つ残さずに

残ったのはユリウス本人がぶっ殺したやつの死体だけ

ユリウス「不躾で悪いが君は何者だね。どうも人間ではないようだが……」

亮「さすがに古城で寝てたお姫様が実は黒幕でしたー、なんて安直ですからやめてくださいよ? 」

「お姫、様……? あぁ、そんなに可愛らしいものではありませんが……」

いや、謙遜になってないと思うんですよそれ

可愛らしい存在であってくださいよマジで

「私は……」



↓1

名乗ってくださいな眠り姫
それとなんか言いたいこともあればどうぞよろしく
コンマゾロ目で病み(デレ)
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 01:54:53.32 ID:sa0nZ7cd0
アポカリプス
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 02:04:57.40 ID:PWHlDIcx0

「私はアポカリプス……それ以上でもそれ以下でも無い、神により与えられし黙示を享受する者。
在りしことにより意味を与えられる秘密の暴露そのもの」

亮「は? 」

ユリウス「……頭が痛い」

超絶美人なお姉さんは意味の分からないことを宣う御仁だった!

で終わっていいのなら終わりたい

凶暴なモンスターを排除してくれたことには感謝しておくから何処へなりとも消えてくれていい

幾ら美人で包容力がありそうでカッコよくてお胸が大きくても限度はある

アポカリプス「私はこの世の摂理で生かされ、しかしてある意味では反逆する罪深く、それでいて罪を裁く者」

亮「…………」

ユリウス「…………」

アポカリプス「嗚呼……何故、何故私は生きて? せめてここが私の知る世でなければ良いのですが……」

ちょっと本格的にヤバい気がする

情け無い程語彙力が無いので仕方が無いと思うが、ヤバい

ラノベの主人公とかのメンタルってスゲぇんだと思う。怖いくらいに

アポカリプス「…………」

亮「…………」

ユリウス「…………」

アポカリプス「…………お腹、空きました」

亮「えぇ……」

ユリウス「お、おう……肉しか無いが、まぁ」

敵意が無いことに感謝すればいいのだろうか

眠り姫はどうにも掴めない人物(?)のようだった



↓1

何、しようか
それとも何、されるのか
或いは、何かが起きたのか
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 02:12:05.48 ID:qHyKeLfS0
古城が安全になったしベッドとか毛布とか食器とか使えそうなもん探そうぜ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 02:12:09.86 ID:HadkMkUzO
何かお外がラグナロクな雰囲気になり始める
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 02:14:39.38 ID:PWHlDIcx0










        ♢







74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 02:22:26.04 ID:PWHlDIcx0

アポカリプス「塩のみの食事も悪くはありませんね……ええ、それこそが生の醍醐味やもしれません」

亮「はぁ……」

以外や以外、ユリウスは塩だけは確保していたらしい

野蛮人や蛮族の類いで狩人とは名ばかりの野人を想像していたのは訂正する

割に肉厚で脂身も程良い美味な食事だった

アポカリプスと名乗ったお姉さんの言うように悪くは無い

勿論、謎生物の肉というのは必死に忘れて食べたが

ユリウス「人手があるというのは良いものだな。……お嬢さんがいたようにこの城もまだ謎ばかりだ」

亮「で、探検してみる、と」

ユリウス「使えるものがあれば使うべきだろう。俺は仮令固い石の上でも安眠できるが」

亮「……なるほど」

アポカリプス「私はあの寝台があります故食器類が欲しいところですね」

空腹を満たして次にやることが家探し

いや、否応無しのサバイバルにおいて気にしてはいけないのもしれないがどうなんだそれは

確かに、ユリウスに加えて超常の存在染みたアポカリプスがいれば安全も安全なのだろうが……

ユリウス「私は一人で構わん。お嬢さんさんはリョウといてやってくれ」

アポカリプス「ええ、承知致しました。これでも重いものだって持てますからね」

亮「そういうことじゃないと思うんですが……」

ユリウス「は、はは……」

せめて重いものくらいは持とう。今決めた



↓1

謎の人物(ヤバい)が仲間になりました
ネックレス以外に何かあったかな?
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 02:27:19.22 ID:0d3BjHRbO
通貨とか食器とか古い地図とかあからさまに聖なる魔翌力放ってる古そうなのにまったく錆も汚れもない剣とか
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 02:35:03.99 ID:PWHlDIcx0

亮「多種多様なコインに食器類に古地図になんかあからさまにヤバそうな剣か……」

アポカリプス「食器は大事ですよリョウ。手掴みの肉食ばかりでは品も失われてしまうというもの」

亮「剣の方は置いといてもせめて古地図に関心示してくれませんかね」

アポカリプス「はぁ、よく、分かりません」

ユリウスと別れ幾つかの部屋を回って得たものはそう少なくなかった

もしこの世界が地球と同じか似た価値観ならば硬貨があって悪いことは無い

仮令この時点では発行されていないものでも金や銀そのものの価値は見出せる

古地図だって多少変わっていたとしてこの世界を理解する一助となるだろう

剣は……まぁ、剣だな。あからさまに聖性を放つってのもよく分からないが

アポカリプス「古地図の方はユリウスと合流してから検分しましょう。……リョウ? 」

亮「はい? 」

アポカリプス「その剣、鞘から抜いてみなさい。抜いて」

亮「はぁ」

あからさまな聖性って寧ろ罠なんじゃないのか、なんて

変に興味津々な美人に見つめられて断れる筈は無かった



↓1

どんな剣なのかなこれ
コンマゾロ目で適性○
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 02:47:36.71 ID:F7sL3Q9Q0
どんな肉も切り裂けるが植物を傷つける事ができない
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 02:54:53.17 ID:PWHlDIcx0

亮「うわおっも。この剣おっも」

アポカリプス「剣とは重いものです。敵意ある者を貫き、叩き、切り裂く武具であるからして」

亮「は、はぁ」

アポカリプス「それは見たところ肉を切り裂くことに特化した剣ですね。
代償として植物を断つことは決してできないでしょうが」

亮「それでいいんじゃないですか? 剣なんだから」

アポカリプス「ええ……まぁ、そうなのかもしれませんね。あなたがそう言うのならば」

亮「???? 」

アポカリプスの言う言葉は相変わらずよく分からなかった

剣だって肉を引き裂くことに特化しているらしいとはいえ重過ぎて到底自分には振るえないだろう

勿論全く動かない相手に叩き付けるくらいはできるだろうが

アポカリプス「しかし嗚呼……誰をも傷付けない術を持つ者の手になれば……其れはこの上無い幸せ。
禍福すら劈く魔性を宿す、それは鬼札にもなりましょう」

亮「…………ユリウスと合流しましょうか」

どうやら彼女と完全な意思疎通を図るにはもう少し修行が必要らしかった

今後ミステリアスの意味を理解できることを祈っておこう
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 02:55:20.26 ID:PWHlDIcx0










         ♢







80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 03:01:05.04 ID:PWHlDIcx0

ユリウス「地図か……悪くは無いどころか最高の結果かもしれんな」

アポカリプス「ええ、リョウが必死になって得たのも頷けるというものです」

亮「はぁ……」

単に蜘蛛の巣だらけの部屋で主すら干涸びた中闇雲に探しただけである

それも地図目当てでは無くて何かしら意味のあるものが無いが動き回っただけ

扉の敷居を断固として跨がずただ眺めていたお姫様には勇気に見えたのかもしれないが

ユリウス「古いものではあろうが……ふむ」

アポカリプス「この城は……これでしょうか」

亮「うーん……? 」

羊皮紙、というやつすら初めて生で見た

これが羊皮紙なのか、という感慨は別に無いがちょっとだけ感動しなくもない

普通に現代日本で生きていて博物館て古文書を見たくらいの感想ではあるけれど

アポカリプス「リョウ? 分かりますか、これ」

亮「はい? 」

アポカリプス「この地図を理解できるのか、という意味です」

亮「えーと……」



↓1

コンマ75以上で何故か理解できる
ゾロ目で事故
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 03:01:24.51 ID:sa0nZ7cd0
いけそ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 03:06:49.21 ID:PWHlDIcx0

亮「ごめんなさい……全く分からない」

アポカリプス「そう……いえ、それで構わないのです。寧ろその方が良い」

亮「はぁ」

地図、というものは本来地形を把握する為にあるものだ

山や川、それから砦や城らしきものは何となく分かる

ただ、そこに記されている文字は全く見たことも無いものだった

アルファベットやキリル文字であれば仮に理解はできなくともまだ見たことはあると言えたのだが

ユリウス「…………分かるのか? お嬢さん」

アポカリプス「あら、あなたも理解できなくて? 」

ユリウス「情け無い話だが……」

アポカリプス「いえ、構いませんよ。これはそう、雑に言っても数百年は昔の古地図ですから。
記されている文字だって今を生きる者には縁遠いものでしょう」

ユリウス「なる、ほど? 」

亮「…………じゃあ何故アポカリプスさんは分かるのかって、話なんだけど」

アポカリプス「決して、私が年老いているわけではありませんよ? 」

亮「え、ええ」

ユリウス「……そういうことにしておこうか」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 03:14:36.30 ID:PWHlDIcx0

アポカリプス「? ……ま、良いでしょう。読めるものは読めるのですし、分かるものは分かるのです」

亮「……ええ」

アポカリプス「取り敢えずこの古城はこれ。一番近い街といえばここ」

ユリウス「あー……何て街なんだ? 俺たちに発音できるものとしては」

アポカリプス「オワットゥエール、が近いでしょうね。さして疎通に問題も無いでしょう」

ユリウス「そうか」

亮「……終わってる? 」

偶然だとしても現代日本人からすれば不吉なことこの上無い

そりゃあ漫湖とかそういう類いの名前もあるにはあるけども

アポカリプス「大体ここから歩いて二日くらいでしょうか。行くのならばそう苦労もしないでしょう」

ユリウス「話が通じるのならば誰かがいるところに行きたいものだが……」

亮「判断は任せますよ。俺はどうせお荷物だろうし」

アポカリプス「お荷物? 背負うのならばユリウス、お願いしますね。私には無理ですから」

ユリウス「…………ええ」

頭の中がどうなっているのか知りたいところだがどうだろう

今のが冗談なのだとしたら無駄に演技力が高いということになる

まさか怪我も無い男が真顔で背負うことを拒否されるなんて普通は思うまい



↓1

取り敢えず街へ行くことにしたようです
道中何かありましたか?
それとも何も無く無事に?
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 03:15:17.15 ID:PWHlDIcx0

さすがに寝ますが今日また来るかと思います
ありがとうございました

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 03:15:19.08 ID:sa0nZ7cd0
天使が襲ってくる
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 03:21:41.00 ID:qHyKeLfS0
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 21:08:58.26 ID:PWHlDIcx0

ちょっとだけやっていきます
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 21:09:29.27 ID:PWHlDIcx0









      ♢






89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 21:10:12.65 ID:PWHlDIcx0

アポカリプス「嗚呼……天の御使いとはまた面倒な」

亮「いや、ちょ、は? 意味分かんないですけどっ! 」

ユリウス「待て待て待て……俺の知る魔術にこんなにも強力で素早く展開できる防壁構築術など……」

古城からは持てるだけのありったけを掻き集めた

当座は頼りにするしか無い例の古地図に硬貨

最低限使えそうなナイフやフォーク、皿といった食器類

それから肉を切り裂くことに特化しているらしい剣

絶対に必要になると力説するアポカリプスは無責任にも自分から放棄し

またユリウスも自前の弓と剣があるからとこちらは至極当然な理由で断られた

結果としてまともに振るえもしない俺が剣帯付きで背負っている
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 21:10:44.62 ID:PWHlDIcx0

アポカリプス「滅してやっても構いませんが……目を付けられるのも面白くありませんね」

亮「滅するってあんた」

ユリウス「なんだこれは……なんだこれは……」

三者三様、取り乱したり取り乱さなかったり

御使い、というのはこう天使ってやつのことなんだろう

オワットゥエールの街へ行く道中のこと

突然に木々の間を裂いて空から襲い掛かってきやがったのだ

何事かを感じて咄嗟に剣を抜いたユリウス

胡乱な目で空を見遣りいきなり手を掲げたアポカリプス

それから慌てて剣を鞘ごと抱き締めた俺

どうやら俺は言うに及ばずユリウスさえ必要が無いようだが……

アポカリプス「……お話する知性があれば良いのですけれど」

あくまでほんわかとして包容力のある顔ではある

けれど、眉間に少しだけ皺を寄せて彼女は物騒なことを呟いた



↓1

天使さんはお話できる方々でした?
できたのなら何故襲ってきたの?
ゾロ目で事故
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 21:14:58.33 ID:A+BLCs6kO
普通に会話できて、アポカリプスのとんでもない魔翌力(モンスター殲滅時)を感知してやってきた
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 21:15:53.86 ID:PWHlDIcx0











      ♢






93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2021/05/19(水) 21:27:37.22 ID:PWHlDIcx0

アポカリプス「つまり何です、私の存在を感知し無謀にも襲い掛かってきたと? 」

亮「あぁ、そういう……」

ユリウス「然もありなん」

「当然のことでしょう、それは。私とて早々下界に降りてなどこないのですよ」

突然空から舞い降りてきて光り輝く矢やらゲームでしか見ないビームを撃ってきた相手は思いの外素直だった

暴れることも無く、特に怒り狂うことも無く、泰然と

勿論、目には何も見えないにも拘らず手足が不自然な形で硬直しているからかもしれなかったが

アポカリプス「はぁ……それで? 」

「それで、とは」

アポカリプス「私も無闇矢鱈と存在を誇示したいわけではありません。
お引き取りいただいてもよろしいでしょうか」

「む……」

本当に相手が天使なのか、またその天使が俺の世界でいうところの天使と同種のものなのか

そこのところが分からないので流れもよく分からない

パワーバランスが崩壊しているような気がするのはきっと正しいとは思うが

「あなたがそう……ええ、悪意の無い存在であるのならばこの話は終わりです、ですが」

アポカリプス「まだ何か」

「そちらの人間、検めさせていただいても? 」

亮「え、俺? 」

ユリウス「何をする気だ。……………………俺じゃなくてよかった」

亮「おいおっさん」

アポカリプス「……検めるとはまた随分な言い方ですね。これでもリョウは私の

「拒否などせぬことです。私一人であれば敵わぬとも私など天界では端役もいいところ。
私たちは何度でもそこな人間に聴取致します」

アポカリプス「…………」

亮「えーと……あー…………何ですか? 裸にでもなればいいので? 」

天使様に要求されるものなんて何も無い筈だ、たぶん

変わっていることといえば精々が異世界から飛ばされてきたということくらいで……

亮「あっ」

ユリウス「……あっ、てなんだよ」

「…………>>94


94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/19(水) 21:45:28.54 ID:6JOm9ijK0
精霊信仰のようですね。畑違いなので勝手に野垂れ死んでてください。それでは
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/05/23(日) 10:33:21.85 ID:JYXqySmPO
あげ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/05/27(木) 13:12:52.17 ID:9LdX2aNb0
飽きるの早すぎん?
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/05/29(土) 12:47:36.35 ID:FqIiFjh8O
あげ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/05/31(月) 16:09:18.85 ID:C5VTJgIqO
あげ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/06/03(木) 13:20:39.53 ID:wReSWhMEO
あげ
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