【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game Re.3

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402 : ◆v.By3fESrTsY [saga]:2021/11/03(水) 23:13:12.69 ID:HPInsSVK0
1:なんでや

降り注ぐ船団の雨。傍から見てもこの中で肉塊にならず生きていれるなら天に感謝するだろうというその光景の中。
後ろ姿の彼女に初めて私は恐れを覚えました。操を狙われていた時とは違う全身が震えるような陽性の恐怖。
私もああなりたい、ああなるべきだ、そう思わせる天性の将たるものの才能。

しかし、その背がぶるりと揺れました。同時に私の背を超え、何かが風のように瓦礫の雨の中を潜り抜け。

「なっ!?」
「嘘だろぉ!?」

アサシンとセイバーの声が砂煙の向こうから響いたと思うと、同時に砂煙からこちらへと。
アーチャーの表情がそこでようやく困惑を見せました。

「何がありましたの、報告を」
「報告するまでもない! 道理だ、当然のことだ! 繋がったサーヴァントがそうなら想定しておくべきだった!」
「千叶星さん……!」

砂煙の先、バーサーカーの肩へ花のように取りつく姿は月光を浴びこの世のものとは思えない。
笑っている、それだけのことしか分からない。見たくないのに目を離せない。唇は動かず、私の横に立つセイバーのマスターも呆然としたようにそれだけを見ています。

「これが精霊というものか」
「ああ、そうだ。これが本来のそれだ」

言葉と知識では理解できました。しかし、実際に見たそれは到底そのテクスチャで理解できるものではありません。



あれほどの土煙の中で一切汚れていないその姿。靡いた金髪、鎧武者に摺り寄せるその腕は完成した芸術のように。
唇が、蕾のように。いえ、星の奥底からあふれたマグマのように。

≪Aaaaaaaaaaaa────────────────!!!≫

バーサーカーの絶叫と共鳴して、一瞬視界が途切れます。ええ、ええ、ええ、私は、私たちは、勝てるのですか?

本当に?


直下、戦況

12:吹き荒ぶは星の意思
345:潜伏したはこれが為
6789:間に合った!
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