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【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
- 803 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 23:30:05.77 ID:vEWLaN4kO
- 1
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 23:30:16.39 ID:qlMn/KxYO
- 1
- 805 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/11(木) 23:50:01.98 ID:p87iv82/o
-
陽乃「分かったわ。それでいい」
杏「……ありがとうございます」
杏は少し申し訳なさそうに言うと、球子に目を向けて頷く
杏「タマっち先輩っ、思いっきり投げて!」
球子「っおおおおおぉぉぉあぁぁぁぁぁぁッ!!」
杏に従って、球子は全力で楯をぶん投げる。
向かってきていた初期個体のバーテックスを切り裂き、そして、
射出されていた爆発物に接触して弾かれ、球子の手元へと戻ってくる。
杏「もう一回!」
球子「んぐぅぅうううう!」
杏はその間に、陽乃と歌野に待機場所を指示してから、
住民が全員バスに戻っていることを確認し、一瞬だけ躊躇って球子の楯が戻った瞬間に矢を乱れ討つ
杏「タマっち先輩!」
球子「わかった!」
爆発物の迎撃と通常個体の迎撃
それを一時的に球子に一任し、
ダメージが与えられないとしても、射程が長くギリギリ完成型へと攻撃が届く杏がチクチクと挑発を行って、バスと一緒に逃げ出す。
陽乃「……釣れた」
決して強くはないが、煩わしいほどに攻めてくる杏に狙いを定めた遠距離型のバーテックスが体の向きを変え、追う姿勢を見せる。
もう一方、一度は歌野に撃退されたバーテックスはまっすぐ追い詰めに向かってきているのが見えて、歌野は深呼吸する。
歌野「今度こそ」
陽乃「ほどほどにしておきなさいよ」
今回で確実に倒すと意気込む歌野に、陽乃は宥めるように呟いた。
- 806 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/11(木) 23:52:00.43 ID:p87iv82/o
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 23:58:44.98 ID:vEWLaN4kO
- 乙
やっと陽乃さん含めて一つのチームとしての戦いになってきたな
あとは次は死ぬと言われた陽乃さんの体がどこまで持つかが気になる
- 808 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 00:12:08.29 ID:tN3z6yGkO
- 乙
ようやく一つになって戦う時がきたな
長野行ってきた分の成長の集大成だと思う
- 809 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/13(土) 23:33:34.26 ID:X4LXasN7o
- すみませんが本日もお休みとさせていただきます
明日は、可能であればお昼ごろから
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/13(土) 23:36:41.89 ID:y20uVysMO
- 乙です
お昼再開楽しみに待ってます
- 811 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 16:52:58.58 ID:cNiKisEko
- では少しずつ
- 812 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 16:53:28.32 ID:cNiKisEko
-
歌野「久遠さんっ、あの針は掠めるのも危険よ。絶対に当たらないようにして」
陽乃「毒がなくてもあんなの受けたくないわ」
陽乃達が相手をする予定の蠍のようなバーテックスは、尾の先に鋭利な針を持っているため、
かすっただけでも、人間の体なら腕が吹っ飛んでもおかしくはない。
だが、歌野は一度戦って生き残った。
撃破ではなく、長時間戦闘による粘り勝ちでの撃退だったこともあって、
どのような攻撃パターンがあり、その攻撃にはどんな危険性があるのかも分かっており、
あのバーテックスと戦ううえで歌野ほど力強い味方はいないだろう。
陽乃「貴女は私のバックアップをお願いね。後ろから指示を頂戴」
歌野「後から? そんなことっ!」
陽乃「貴女なら、全部分かっているんでしょ」
歌野「ええ……でも!」
陽乃「私を死なせたくないなら、向こうがどう動くのか先手を取って教えて」
陽乃はそう言って、自分の頭を人差し指で軽く突く
陽乃「有効活用するわよ」
- 813 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 17:56:48.05 ID:cNiKisEko
-
陽乃と歌野は互いにつながりが強いため、
言葉にしなくても意志を言伝えることが可能な状態になっている。
歌野が完成型バーテックスの動きから繰り出される攻撃を予見し、
それを陽乃に伝えられれば、陽乃が高確率で攻撃を避けられるようになる
イザナミ様にせよ、九尾にせよ
力を使っている間素こそずつダメージを蓄積していく陽乃は、
敵の攻撃1つ1つが致命傷になりかねない
なにより。
陽乃「白鳥さんには私を連れ帰る義務があるわ」
歌野「倒れること、前提なの?」
陽乃「力を使う以上は避けられない。今の私はそういう体なのよ」
かといって、歌野では倒しきることが出来ない
だから、やらなければならない。
陽乃「私がアレを倒すから、貴女がもう一体を撃退するの。出来るでしょう?」
歌野「駄目よ! 駄目……今度こそ死んじゃうわ!」
1、イザナミ様の力を借りる
2、九尾の力を借りる
3、付いて来られるなら、付いて来なさい ※イザナミ様の力
4、なら、一緒に行く? ※九尾の力
↓2
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 17:58:56.44 ID:vb9Thko+O
- 1
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 17:59:11.07 ID:TTqvlOFm0
- 3
- 816 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 18:50:39.62 ID:cNiKisEko
-
陽乃「いいわ……付いて来られるなら、付いて来なさい」
陽乃がいくら言ったところで
拘束する手段がない以上は、歌野の意志に委ねられる。
歌野は大人しく待っている気はないだろう。
目の届かないところで何度も陽乃に倒れられている経験がある歌野は、
今度こそ、一緒に戦おうとするはずだからだ。
陽乃「ただし、巻き込まれないようにね」
歌野「久遠さん、まさか」
陽乃「今回もイザナミ様の御力をお借りする」
陽乃はあえて、笑顔で言う。
九尾の力よりもずっと反動がある分、遥かに強い力
完成型を確実に屠れるであろうそれを、陽乃は願う
陽乃「かけまくも畏き伊邪那美大神に願い奉る――」
陽乃は神の力をその身に宿すべく、舞を奉納し、祝詞を唱え、
そして、神を降ろす。
陽乃「っ……!」
歌野「久遠さん!」
- 817 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 19:24:39.87 ID:cNiKisEko
-
陽乃「平気……だからっ」
イザナミ様の力を降ろしたその瞬間から、
ただでさえ満身創痍な体に重くのしかかる力の反動に耐えられずふらつき、
歌野に支えられる形でどうにか持ち直した陽乃は、
その体を押し退けて、胸を抑える。
陽乃「時間がないわ。さっさと片付け……っ」
心臓が握り潰されるような感覚
まるで、どこかの臓器を傷つけてしまったかのようにじわじわと熱が広がり、
陽乃は軽く咳込んだだけで、手のひらを赤く染めてしまう。
歌野「っ……分かったわ。短期決着。私も全身全霊で臨むわ!」
歌野は陽乃の体を少しでも癒すために、
あえて、宇迦之御魂大神様の力を最初から借り受けて、装束を身に纏う。
陽乃と同様に反動の重い力だが、
歌野は無理矢理体を癒す性質上、気力さえ持てば倒れることはない。
もちろん、死んでしまったらそこまでだが。
陽乃「私が先陣を切るから、貴女は私に余計な力を使わせないで」
歌野「ええ。絶対、久遠さんを守り抜く!」
- 818 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 19:33:40.16 ID:cNiKisEko
-
↓1コンマ判定 一桁
0,9 持続
4 陽乃 毒
8 歌野 毒
それ以外 陽乃離脱(通常)
ぞろ目 持続
- 819 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 19:35:53.85 ID:H9mbpK0AO
- あ
- 820 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 20:11:42.27 ID:cNiKisEko
-
歌野は宣言した通り
先行して駆け抜けていく陽乃に向かおうとする初期個体を蔓で叩き落し、
薙ぎ払ってその道を守り抜いて。
歌野「久遠さんっ!」
目前にまで迫ってきた陽乃達めがけて尾を振り下ろそうとしたバーテックスの動きを察知した歌野が叫び、
上から来るという心の声を聞いた陽乃は直前で横に回避し――
陽乃「っああぁぁぁっ!」
神をも屠る力を込めた一撃をバーテックスへと叩き込む。
陽乃の拳が撃ち込まれたバーテックスの腹部は爆発したように弾け、
その部分から徐々に蝕まれるようにして崩壊し、消えていく。
陽乃は殴った勢いをそのまま抑えられず、地面を転がってそのまま動かなくなってしまう。
歌野「久遠さ……っ、邪魔っ……邪魔しないでッ!」
倒れてしまった陽乃に群がろうとする初期個体と、歌野に向かおうとするのを阻もうとする初期個体。
その軍勢を、歌野は右手の蔓で薙ぎ払い、左手の拳で殴り飛ばし、
突進を受けても踏ん張って、無我夢中で陽乃へとたどり着く
- 821 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 20:22:22.94 ID:cNiKisEko
-
歌野「久遠さん! しっかり!」
勇者装束はすでに解けてしまっていて、
バーテックスの攻撃を受けていないにもかかわらず、
陽乃が倒れている場には、真っ赤な血が広がっていく。
全身から血を流している陽乃は、歌野の呼びかけに薄く目を開いて。
陽乃「……大声、ださないで……」
歌野「待ってて、すぐ治療をするからっ」
陽乃「い、い……からっ……」
反動による体へのダメージ
球子達につられていったバーテックスを除いて歌野が撃破してくれたため、
この周囲は今のところ安全だと言えるだろう。
だが、今度は球子達の方が危険だ。
陽乃「そんな暇があるなら、戻って……」
球子を一瞬で治療できてしまうほどの力があっても、
陽乃にも効果はあるものの、
神をも殺せてしまう力に打ち消されて、ほとんど効果が出ないのだ。
歌野「でもっ」
陽乃「っ……ごほっ……早くッ!」
- 822 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 20:36:20.37 ID:cNiKisEko
-
話をしている間にも、球子と杏はバスでどんどん離れていく。
速度を落とせば通常個体の捨て身の突撃を受けかねない為、
バスはかなり速度で走っている
その上に乗り、通常個体を迎撃しつつ、完成型の飛ばしてくる爆発物を打ち落とし、
あわよくば挑発を行う2人は、完成型を倒せるほどの力がない。
時間が経てば経つほど追い込まれ、
陽乃達が追いつくことが出来なくなる可能性がある。
歌野「っもう!」
歌野は陽乃を抱き上げると、
回復のために力を流し込みながら、全力で杏達のバスを追いかける。
歌野「少し辛いだろうけど、我慢して」
陽乃「……無理……吐く……っ」
歌野「えっ」
多少の問題は起こったが、
歌野の力をかなり温存した状態で杏達と、それを追いかけるバーテックスに追いついた
- 823 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 21:05:09.73 ID:cNiKisEko
-
歌野「土居さん! 伊予島さん!」
球子「歌野! なんでこっちに――」
球子達を追いかけているバーテックスの背後から追いかける形となっていたため、
奇襲を仕掛けようと思えば仕掛けることもできたはずだが、
歌野はバーテックスの側面を駆け抜けて、球子達との合流を優先した。
そうしなければ、陽乃が助からないからだ。
杏「久遠さんの容体は!?」
歌野「さっきまで意識があったけど、気を失っちゃって……でも、大丈夫。生きてる」
球子「そうか……こっちはあとあのでかいやつだけだ」
杏「白鳥さん行けますか?」
歌野「ええ」
球子と杏の粘りで通常個体が消え、残りは完成型1体
しかし、杏と球子の攻撃ではあのバーテックスには大したダメージを与えられない。
だから、歌野に頼るしかない。
杏「私があの爆弾を一つ残らず撃ち落とすので、白鳥さん。すみませんがお願いします」
球子「タマは……仕方ないっこっちは任せとけ」
歌野「任せたわ!」
- 824 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 21:39:30.05 ID:cNiKisEko
-
近接攻撃が主体の蠍のようなバーテックスと1人で戦っていた時と違って、
遠距離攻撃が主体のバーテックスと、杏の助力を得ての戦い。
歌野めがけて爆発物を撃ちだそうとするが、
その傍から杏が撃ち抜いて爆発させている為、歌野には届かない。
届かないから大きな怪我もなく、歌野は全力でバーテックスを撃退することが出来た。
歌野「……」
今回の完成型も、
歌野だけの攻撃力では討伐しきることは出来なかったが、
蠍のようなバーテックスに比べれば手ごたえはあったと、歌野は蔓を握りしめる。
力を使うことで馴染み、
より力を発揮できるのかもしれない。
だとすれば、回復させるための力も協力になって、
陽乃を治せるようにならないだろうか。
歌野「……はぁ」
四国まではあと少し
だが、ここに来ての完成型による襲撃
陽乃はまた力を使って倒れ、回復するだけの余裕もない。
歌野「もうひと踏ん張り」
- 825 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 21:48:40.24 ID:cNiKisEko
-
√ 2018年 9月12日目 夜:移動�@
↓1コンマ判定 一桁
3 バーテックス 発見
8 バーテックス 襲撃
5,8 陽乃
※ぞろ目は陽乃
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 21:50:40.16 ID:TTqvlOFm0
- あ
- 827 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 22:23:13.92 ID:cNiKisEko
- √ 2018年 9月12日目 夜:移動�@
2体の完成型に襲撃を受けるという最悪の状況を脱した歌野達は、
全速力で四国へとバスを走らせていた。
1体を撃破するために力を使い、瀕死の状態の陽乃
瀕死の状態で力を使い、少し治ってまた力を使ってと、
完治する間もなく力を使わなければならないこの状況を一刻も早く何とかしなければならないと考えたからだ。
バスの速度を上げるとそれだけ音が大きくなり、揺れが大きくなり、
バーテックスに再発見される可能性も高まるものの、四国はもう目前だし
なにより、
ゆっくり走らせても発見されるような状況で、
慎重さを選んでいる場合ではなかった。
水都「四国に着いたらまず陽乃さんが絶対安静に出来る場所に連れて行かないと。大社の病院……は、駄目かな……」
歌野「多分」
勇者の怪我に着いて一番知識があるのは大社の息がかかった医療機関なのは間違いない。
しかし、そこに陽乃を連れて行ったら、そこでどのような処遇を受けるのかと思うと、迷ってしまう。
かといって、陽乃が落ち着いて過ごせるような家はない。
歌野「背に腹は代えられない……かしら」
水都「陽乃さんが成し遂げたことは、偉業だよ……勇者だよ。間違いなく。だから、少しは、考え直して貰えないのかな?」
英雄の凱旋だなんて求めない。
ただ、普通に、勇者として迎え入れてあげては貰えないのだろうかと、水都と歌野は傍らで眠る陽乃を見つめる。
- 828 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/14(日) 22:28:14.62 ID:cNiKisEko
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 22:46:40.35 ID:H9mbpK0AO
- 乙
チームワークのおかげか被害判定とか特になく完成型二体を撃退できたのってこの段階では相当凄い気がする
陽乃さんはこのままだと体調が一生完治しなさそうだけど…
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/15(月) 00:19:05.03 ID:4dgWsd8ZO
- 乙
相性の悪い蠍を完封した後、残った方にはチームワークで相性勝ちとかあんタマが囮になる作戦完璧だったな
陽乃はしばらくもうまともに活動できないし大赦に対する身の振り方があんタマうたのんみーちゃんにかかってるな
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/15(月) 12:23:05.75 ID:wJSPR5w4O
- 乙
偶然だろうけど大満開の章では不遇気味な面々がこのシリーズでは大活躍してて嬉しい
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/15(月) 18:28:18.49 ID:4dgWsd8ZO
- アニメではみんなナレ死だったもんな
みんな活躍してて嬉しい
- 833 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/15(月) 23:00:29.06 ID:5+28DNCwo
- すみませんが本日はお休みとさせていただきます。
明日は可能であれば通常時間から
- 834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/15(月) 23:10:20.43 ID:gJhQ7j44O
- 乙ですー
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/11/16(火) 11:13:53.15 ID:SteBHHy2O
- おつ
- 836 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/16(火) 22:34:11.15 ID:i9mCHvE8o
- 遅くなりましたが、少しだけ
- 837 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/16(火) 22:37:27.17 ID:i9mCHvE8o
-
水都「あのままずっと、陽乃さん達が来ないままの諏訪だったら、すぐに飲み込まれちゃっていたと思う」
陽乃が深く傷ついてばかりで、
安易に感謝するわけにはいかないけれど、
陽乃が行動しなければ球子達も来てはくれず、
たった一人、歌野だけで諏訪を守り、力尽きて――
水都「本来なら、諏訪に助けなんて来なかっただろうし……」
歌野「久遠さんは周りの反対を押し切って、危険なのも承知の上で諏訪に来てくれた。そうしないといけない、理由もあったけど」
陽乃から聞かされた話しか知らない水都と違い、
歌野は陽乃とのつながりの深さのせいで多くを知ってしまったため、
諏訪に来る最後の一歩を踏み出させた原因も、分かってしまっている。
歌野「でも、久遠さんはずっと諏訪のことを考えてくれていたの。助けに行くべきだって」
水都「陽乃さんがそう言ってたの?」
歌野「ううん。ちょっと、知る機会があっただけ」
- 838 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/16(火) 23:15:14.94 ID:i9mCHvE8o
-
諏訪に生存者がいると、勇者がいると。
そう聞いて、行くべきではないかと進言していた陽乃は、
自分の生存率を上げるための戦力が欲しいという思惑があることもあったが。
蓋を開けてみれば、みんなを救うことに必死だった。
死ぬ気で頑張るだなんて口先だけのものではなくて、
本当に何度も死にかけた。
今だって、また死にかけている。
歌野「もう目の前まで四国が見えてるし、このまま到着したらいいのに」
水都「私の神託を受ける力が、バーテックスを避けるのに役立てばいいんだけど……」
移動中、まったく神託を受けたことがないと
責任を感じているようなそぶりを見せる水都に、歌野は陽乃を見て。
歌野「それはたぶん、久遠さんが倒れているからじゃないかしら。久遠さんに余力がないから、その力で神託を受けるみーちゃんにも影響が出ているのよ」
実際、陽乃の力で勇者として戦っていた歌野は、
陽乃が正常かどうかで戦闘力に大幅に違いが出ることは確認済みだ。
歌野「私達、久遠さんに頼りっぱなし」
宇迦之御魂大神様の力を得てようやく、歌野は陽乃が倒れていても十分戦えるようになったが、
その力も、陽乃がいたからこそのものだ。
歌野「ほんと、何とかしたいわ」
- 839 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/16(火) 23:22:21.95 ID:i9mCHvE8o
-
↓1コンマ判定 一桁
0 球子
3 杏
6 住民
9 九尾
ぞろ目 特殊(悪)
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/16(火) 23:23:23.83 ID:fT6MyNB90
- あ
- 841 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/16(火) 23:41:41.70 ID:i9mCHvE8o
- 短いですがここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
- 842 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/16(火) 23:55:41.18 ID:GO7YT5Q6O
- 乙
陽乃さんの過去はそのうちうたのん経由でみんなに伝わりそうだな
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 00:27:03.39 ID:4wEyJyDmO
- 乙
そろそろ四国かな?
またでてくる可能性がコンマであるとドキドキするな
- 844 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/18(木) 21:45:09.25 ID:2QtH39smo
- 遅くなりましたが、少しだけ
- 845 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/18(木) 21:52:16.28 ID:2QtH39smo
-
杏「やっぱり、私達の攻撃じゃ傷1つつかなかった」
球子「タマの攻撃は届きすらしなかったけど、まぁ、たぶん届いても無駄だな」
球子の楯を砕いた一撃を打ってきたバーテックスは陽乃が相手をしてくれたものの、
それに準じた完成型のバーテックスだったことには変わりがない。
もし仮にあれに球子の楯を貫くだけの攻撃力がなかったとしたら、
その分の力は頑強さに変っていた可能性がある。
その場合はまず間違いなくダメージが通らなかったことだろう。
球子「だからこそ歌野の凄さが分かるし、陽乃のヤバさが分かってくる。あんな、勇者に倒せないやつを一撃でぶっ飛ばせるとか……」
遠くから見ただけだったけれど、
何かが衝突したような音がとどろき、そして、蠍のようなバーテックスが消滅していったのは2人にも見えた。
そのあとに歌野が陽乃をお姫様抱っこして連れてきたのには、酷く驚かされたが。
球子「なぁ、もしもの話……タマ達にもああいう力が使えたらどうなる?」
杏「ああいうって、久遠さんみたいな感じの力?」
球子「それか、歌野みたいな感じのやつ」
- 846 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/18(木) 22:17:18.99 ID:2QtH39smo
-
今の四国組を含めた中でも一番、勇者としての適性が高いはずの陽乃でさえ、
あんなにもボロボロになるような力。
歌野は比較的無事に思えるが、
歌野が借りている神様の力のおかげでしかなく、
その反動はやっぱり相当なものだろうと二人は考えて、息を飲む。
杏「久遠さんが言うには、内側からボロボロになっていくって感じらしいけど……私達はたぶんそれだけじゃないような気がする」
球子「例えば?」
杏「それは、分からないけど」
そもそも、力を借りるということ自体、あんまりよく分かっていない。
今は神樹様の力を借り、
それを武器に宿すことでそれを行使している。
だが、その状態だと問題がない。
歌野の3年間もきっとそうだったはず。と、杏達は考える。
そうでなければ、ここまで無事で居られたはずがないからだ。
- 847 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/18(木) 23:16:23.90 ID:2QtH39smo
-
杏「そもそも、どうして普段の力は平気で、精霊……神様かな。そう言う力はこんなにも影響が出てるんだろう」
球子「そりゃ、神様だからじゃないか?」
杏「でも、久遠さんはともかく白鳥さんや私達は本来、神樹様から力を借りているからそれが理由ならかなりの影響が出てるはず」
球子「神様なのが理由じゃないって言うなら、これか?」
球子はそう言って、自分の楯を杏に見せる。
神様の力を宿し、神器としているその武器は、
勇者にそれぞれ見合ったものがあり、戦うために必要不可欠なものだ。
今はそれを経由して力を使っているが、
そうではなく、自分の身に力を宿したとしたら同じような影響が出るのではないかと、球子は顔を顰める。
杏「どうだろう……神樹様が力を絞ってくださっている可能性もあると思う。私達に影響が出ない範囲で力を使えるようにって」
球子「でも、あれだろ? 切り札みたいなのがあるんじゃなかったか?」
長く離れたわけではないけれど、色濃い時間だったし
全く使ったことのない力のことを、あんまり覚えていないといった様子の球子に、杏は困ったように笑って。
杏「それはまた別、じゃないかな……だけど、どれも何の対策もなしにやってはいけないことだって言うことだけは分かる」
それは、陽乃を見ていれば一目瞭然だった。
つかっている力の強さに違いはあるが、
適性が低ければ低いほど、諸刃の剣になり得るものだ。
杏「もしかしたら、精霊についてはもう、若葉さん達が使ってしまっているかもしれないから、話を聞いてみた方がよさそう」
球子「そうだな……」
- 848 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/18(木) 23:35:12.17 ID:2QtH39smo
-
そのためにはまず、杏達が無事に四国にたどり着く必要があるし、
若葉たちが襲撃を乗り越えて無事で居てくれていることが前提だ。
元々格の違う力を使う陽乃しか倒せず、
その力の一端を使える歌野がどうにか撃退できるといったレベルの敵がいるうえ、
すでに四国付近に出没していたことを考えると、
四国が無傷である可能性は低い。
最悪の場合は、やはり、勇者の内誰かが亡くなっていてもおかしくはない。
杏はそこまで考えて首を振る。
完成型がそう簡単に量産できるとは思えず、
すでに陽乃が2体も撃破したのだから、
現存しているのはあの1体のみで、まだ四国襲撃には参加していないという望みに賭けたかった。
けれど。
球子「ああ。分かってる」
油断はできないという杏に、球子は頷いた。
- 849 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/18(木) 23:36:09.72 ID:2QtH39smo
-
√ 2018年 9月12日目 夜:移動�A
↓1コンマ判定 一桁
9 バーテックス 発見
2 バーテックス 襲撃
4,6 陽乃
1 住民
7 九尾
※ぞろ目は陽乃
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/18(木) 23:36:53.56 ID:lYzTQh8iO
- あ
- 851 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/18(木) 23:39:58.92 ID:2QtH39smo
-
ではここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
陽乃復帰
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/18(木) 23:51:24.64 ID:lYzTQh8iO
- 乙
陽乃さん、九尾たちに散々死ぬと言われてるけど何だかんだ生還してて結構タフな気がする
あとは四国の無事を祈りたいところだが…
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 00:31:04.06 ID:1iQFWmSnO
- 乙
最悪勇者死んでるかもしれないのか
ドキドキしてきた
- 854 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 19:30:37.52 ID:mHdUgmjGo
- では少しだけ
- 855 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 19:34:21.08 ID:mHdUgmjGo
- √ 2018年 9月12日目 夜:移動�A
陽乃「ぅ……っ、げほっ……けほっ……ごほっ……」
意識が覚醒したのと同時に、全身から伝わってくる激痛と、
ぐつぐつに煮込まれたかのような内側から湧き上がってくる何かに陽乃はせき込む。
本来なら体を起こしたり横を向いたりするほどのものなのに、
体が微動だにしないせいで咳込んだ傍から喉奥に戻ってきてまた咳込んで、
喉が傷ついたのか、血が滲んだような熱を感じる。
陽乃「ぁ゛っ……ぅ゛……ごほっ……」
歌野「久遠さ――っ! 落ち着いて……大丈夫、大丈夫だからっ」
寝落ちでもしていたのか、
すぐ隣で蹲っていた歌野が慌てて体を起こし、
陽乃の体を横側へと向けて、
血が口元から流れ出ていくようにしてくれる。
陽乃「ぁっう゛っ……ごほっ、げほっ……っ……」
歌野「頑張ってっ、お願い……ちゃんと吐いてっ」
歌野は陽乃の背中を摩りながら支えて、
口から溢れていく泡立った赤い唾液を何度も拭っていく。
- 856 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 19:49:38.61 ID:mHdUgmjGo
-
それから数分間、ずっと咳込み続けた陽乃は、
歌野の介抱もあってどうにか持ち直した。
けれど九尾の助力がない今は話すこともままならず、
光の薄れた、弱弱しい目で歌野を見ることしかできていない。
歌野「久遠さん……無理をし過ぎよ……」
さっきはちゃんと相談してくれたし、
それを受け入れたのは歌野だ。
けれど、陽乃が無理をし過ぎているのは変わらない。
歌野「本当に死んでしまうわ。今だって、私がいなかったら窒息していたかもしれない」
たまたま歌野がすぐそばにいたからいいが、
これが休憩中などで車内に誰もいない状況だったりしたら陽乃はそのまま命を落としていた可能性がある。
最も、こんな状態の陽乃を1人にしておくような勇者達ではないけれど。
歌野「完治するまでは大人しくしてて。その分、私が頑張るから」
- 857 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 20:23:59.63 ID:mHdUgmjGo
-
歌野は一応、完成型とも戦える力を持っている。
とはいえ、歌野も相応の無理は必要となるけれど、
陽乃一人が無理をし過ぎるよりはずっと、軽く済む。
特に、陽乃は力が強すぎるせいで代償が重すぎるのだ。
もちろん、その分完成型と言えど一撃で屠れてしまう為、
言ってしまえば過剰戦力に他ならない。
一般人を守るという理由さえなければ、
陽乃は九尾の力でも完成型と渡り合える可能性は十分にある。
歌野が知らないところで延々と力を使い続けているのも症状のの重さと関係があるが。
歌野「予定では、あと数時間程度で四国に着くわ」
歌野はそう言いながら、
陽乃の額に浮かぶ汗を拭い、
口元を拭って陽乃がまた咳込んだりしないかと様子を見る。
歌野「そうしたら、病院に連れて行こうと思っているんだけど……大丈夫?」
- 858 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 20:40:45.33 ID:mHdUgmjGo
-
歌野がわざわざそれを聞くのは、陽乃を案じてのことだ。
身を案じてのことなら悩むまでもなく病院に連れていくべきだが、
陽乃の場合は大社に関係のある病院でなければ正しい治療はして貰えないし、
その病院でさえ完全な治療が施すことが出来る保証もない。
ただ、病院に入ればその連絡が大社に行き、陽乃は大社に管理されることになるだろう。
だから、歌野はそれを訪ねる。
陽乃の過去のできごとを知っている以上、
ただ治療に専念して貰いたいというだけで陽乃の自由が奪われるようなことをするわけにはいかなかった。
歌野「口では答えられないだろうから……これ。これを見つめて」
歌野はそう言って、ノートを取り出す。
ノートには、
左側に病院に行くと書かれ、右側に病院には行かないと書かれている。
歌野「これを目で追ってくれるだけで良いわ。どっちがいいのか……やっぱり、体を治すには精神面も重要だと思うから」
手術などで治療する必要があるなら選択肢はない
だが、そうではないなら選ぶ権利はある。
1、病院に行く
2、病院に行かない
3、歌野を見つめる
↓2
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 20:41:57.10 ID:GyA+lB0eO
- 3
- 860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 20:45:47.12 ID:WZpg7YvW0
- 1
- 861 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 22:33:46.64 ID:mHdUgmjGo
-
陽乃は少しの間歌野を見つめていたものの、その視線をゆっくりと左の方へ向ける。
陽乃から見て左側には病院に行くと書かれており、
歌野は本当にいいのかと確認を取ったが、
陽乃はまた歌野を見て、もう一度左側へと目を向けた。
正直なところ、陽乃は大社に管理されたくはないし、
歌野も大社に任せるのは好ましく思っていなかった。
陽乃の過去を知ってしまったのもそうだし、
仕方がないことだったのかもしれないけれど、
諏訪を完全に切り捨てているような状態だったこともあったからだ。
それでも、陽乃がそれでもいいというなら、歌野は頷く
歌野「分かったわ。そうする」
嫌ではあるものの、
病院が一番、体を治すには最適だ。
だから、それこそ仕方がない。
- 862 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 22:47:27.64 ID:mHdUgmjGo
-
歌野「でも、久遠さんを1人にしたりはしないから」
1人だけ入院なんてさせないし、
1人だけどこかへと移送なんてこともさせない。
大社がなんて言おうと、
傍には自分か巫女である水都を置いて貰おうと思っていると歌野は言う。
歌野「久遠さんは自由が欲しいだなんて思うかもしれないけど、でも、そのくらいはさせて」
陽乃「……」
心配そうに零し、
陽乃の介護を続ける歌野をじっと見つめていた陽乃は、
何も伝えることなく目を瞑る。
今の陽乃には誰かが必要だった。
九尾はもちろん、
それ以外の誰かの力も。
でなければすぐにでも息絶えてしまうほどに弱っている。
特に、歌野の力がなければ、抜け出ていく力の方が多いのではというくらいに回復が追いついていない。
だから、陽乃は甘んじるしかなかった。
- 863 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 23:00:02.71 ID:mHdUgmjGo
-
1日のまとめ(諏訪組)
・ 土居球子 : 交流有(完成型は任せて、やることをやるだけ、手を貸す(悪)、肯定、悪かったと思う、球子達を逃がす、共闘)
・ 伊予島杏 : 交流有(完成型は任せて、やることをやるだけ、手を貸す(悪)、肯定、悪かったと思う、球子達を逃がす、共闘)
・ 白鳥歌野 : 交流有(神様の反動、そうね、付いて来られるなら、病院に行く)
・ 藤森水都 : 交流有(深刻なダメージ)
・ 九尾 : 交流有(もう一度、球子達)
√ 2018/09/12 まとめ
土居球子との絆 72→75(良好) ※特殊交流2
伊予島杏との絆 87→90(良好) ※特殊交流4
白鳥歌野との絆 85→87(良好) ※特殊交流4
藤森水都との絆 92→92(良好) ※特殊交流8
九尾との絆 78→78(良好)
鬱積 12%
- 864 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 23:01:49.84 ID:mHdUgmjGo
-
√ 2018年 9月13日目 朝:移動�@
↓1コンマ判定 一桁
0,5 バーテックス 発見
2,8 バーテックス 襲撃
ぞろ目奇数:悪
ぞろ目偶数:良
※それ以外は四国判定
- 865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 23:02:40.45 ID:7DMTl5VQO
- あ
- 866 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/20(土) 23:37:00.02 ID:mHdUgmjGo
- 規模判定
↓1コンマ
01〜00 ※低〜高
ぞろ目で完成型
50以上で進化型
70以上で進化型複数 ※一桁の数
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 23:40:13.70 ID:pLlinM1EO
- あ
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 23:40:33.46 ID:WZpg7YvW0
- あ
- 869 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 00:09:24.87 ID:2EKvnm/io
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日は可能であればお昼ごろから
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 00:19:29.63 ID:EvswKeUFO
- 乙
最後の最後までバーテックスの殺意高いなぁ…
この調子だと四国に到着したとしても襲撃とか頻発しそうだし陽乃さんの体を治す暇があるか心配
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 00:26:41.53 ID:esMo9N4LO
- 乙
進化型10体?
でも襲撃じゃなくて発見なあたりこちらが先に見つけたってことだし優位に立てるんじゃなかろうか
しかし四国すぐそこなのにこんなにいるって四国マジでヤバいんじゃ……
- 872 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 16:13:48.36 ID:2EKvnm/io
- 遅くなりましたが少しずつ
- 873 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 16:24:24.06 ID:2EKvnm/io
-
√ 2018年 9月13日目 朝:移動�@
瀬戸大橋がもう目の前と言えるほどの場所にまでたどり着いていた陽乃達だったが、
2台のバスは近くにある建物に隠れるようにしながら停車していた。
ここに来てからさらに慎重になった。のではなく、
ここから先にはそうやすやすと進めないような光景が目の前に広がっていたからだ
球子「瀬戸大橋周辺にいる大量のバーテックスをどうにかしないとバスの1台は吹き飛ばされるぞ」
杏「初期個体だけならともかく、軍勢を率いるみたいに進化個体がまばらにいるので、バスを守りながらは厳しいと思う」
歌野「つまり、誰かが囮を務めないといけないってこと?」
杏「単刀直入に言えばそうなります。ただ、問題は昨日のようにバスの護衛が手を出すことは出来ないっていう点です」
昨日の完成型の襲撃の方が危険度ははるかに高いものの、
蠍のようなバーテックスを陽乃が倒してくれたため、
バスを守る勇者が相手をするのは爆発物を射出するバーテックスと、初期個体のみだった。
そのおかげで、気を惹くこともできた。
だが、今回はそうはならない。
進化型は複数の個体がおり、計10体ほど確認されている。
下手に気を引けば守るべき住民の乗るバスが消し飛ばされることになるからだ
- 874 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 16:54:27.43 ID:2EKvnm/io
-
歌野「どうにかあれを回避する術はないかしら」
バスは2台ある。
それを守護し、そのうえで結界の中にまで持ち込むとなる2人は欲しい
だが、ここには4人しかいない。
そのうち1人は死にかけているし、
バスを持ち込むためだけに力を使って貰うなんて出来る状況ではない。
無駄遣いもいいところだ。
かといって、戦わせるわけには――
陽乃「……別に、私が戦っても良いけど」
歌野「久遠さん!」
陽乃「私の力はむしろ、多勢でこそ発揮するものだから」
杏「それは最終手段にさせてください。久遠さんが死んじゃいますから」
球子「って言ったって、どうするんだ? 何かできることはあるのか?」
- 875 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 17:05:34.14 ID:2EKvnm/io
-
バーテックスの集団はある程度密集している為、
各個撃破していくなんて先方は取ることが出来ない。
初期個体の1つにでも見つかれば最後
芋づる式にすべてのバーテックスが反応して乱戦になってしまう。
歌野「私の力を使い果たすつもりで使えば何とかなるかもしれないわ」
陽乃「あら、私の代わりに死んでくれるのね」
寝たきりで、九尾の力で無理矢理話しているだけの陽乃が言えたことでは全くないのだが、
実際、歌野が使い果たすつもりで瞬間的に大きく力を使えば、
完成型のいない軍勢なら壊滅させることは出来るはず。
回復特化とはいえ、曲がりなりにも神の力である以上、強力だからだ。
しかし、そうなれば消耗した分を無理矢理に治癒することが出来ずに歌野は死ぬかもしれない。
今の状態の陽乃が力を使う以上に高い確率で。
歌野「だけど、久遠さんだって死ぬ可能性が高いわ。そんな治りきってない体で……さすがに2度目は無理よ」
球子「だったらタマと杏で囮を務めるしかないな」
杏「……」
球子の発現に杏は答えることなく考え込み、
そして、おもむろに顔を上げて。
杏「若葉さん達を呼んでくるのはどうでしょうか」
- 876 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 17:35:37.10 ID:2EKvnm/io
-
かなり危険な作戦にはなるが、
2人または1人で進み、
バーテックスに発見されないように四国へと帰還して大社に訴えて勇者を派遣して貰う。
杏はその策を1つ目とし、
もう1つ、可能な限り選ぶべきではないとして代案も上げた。
杏「あのバーテックスの軍勢が侵攻を開始するまで待つという手もあります」
歌野「それは断じてノーよ」
杏「……あくまで代案です」
ここに集まってきているのは侵攻を目的としているからで間違いない。
戦力が集まり次第開始し、四国を落とす腹積だろう。
ここまで戦力を集めている理由として考えられるのは、
ある程度戦力を削れたため、一気に畳みかけるつもりだというのが1つ
戦力が中々削れないため、可能な限り揃えてから侵攻するつもりだというのが1つ
どちらもまるで逆の話で、しかし、あり得る話だ。
杏「ここまで消耗し続けた私達でどうにか対応するか、命がけで救援を呼びに行くか。ですが」
3人とも、どうするべきか迷っているようだ
1、呼んだ方が確実でしょ
2、向こうも安否が分からないし、私達で対処しましょ
3、決まらないなら私が出るわよ
↓2
- 877 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 17:38:57.78 ID:6EN/tSQs0
- 3
- 878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 17:39:04.19 ID:7X/C2PF3O
- 3
- 879 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 18:05:19.31 ID:2EKvnm/io
-
陽乃「決まらないなら私が出るわよ」
歌野「それはっ」
杏「それなら、私とタマっち先輩、それと白鳥さんの3人で戦いを仕掛けます」
陽乃「……やれるの?」
杏「戦力的にはかなり厳しいのは間違いないです」
元々、多勢に無勢の戦いであり、
ここまで消耗してきている杏達では本来の力を十分に出し切るのは難しい。
だが、四国が近づいたことで諏訪付近に入る頃よりは力を感じられ得るし、
進化型が複数いるものの、戦い慣れしている歌野がいる。
完成型相手では厳しくても、進化型と通常個体だけなら歌野は陽乃に次ぐ過剰戦力と言えるだろう。
それでも、物量に飲み込まれてしまう可能性もある。
杏「でも、希望はあります。目と鼻の先に四国が、神樹様が、若葉さん達がいる。なら、戦闘に気づいて出てきてくれる可能性もある」
球子「なら、ド派手に一発決めるのが良いな」
キャンプファイヤーみたいにと言う球子に、杏は困った顔でそうだけど。と呟く。
陽乃「それこそ私の力を――」
歌野「全てのバーテックスが久遠さんに狙いを定めてしまうからダメよ。本当に駄目だと思ったら出てきて」
- 880 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 18:32:50.18 ID:2EKvnm/io
-
バスは影に隠したまま待機させ、その護衛として陽乃を残す。
戦闘域はバスから多少離れた場所を予定し、
最も近くにいるバーテックスの一団を奇襲して壊滅させ、
そのまま中央突破のように進む。
歌野が最前線で戦い、その援護を球子と杏が行う。
杏は可能な限り四国へと近づき、最悪の場合には一人で乗り込んで救援を求めるつもりだ。
陽乃「私の力を使った方が早いのに」
歌野「それが一番なのは分かってるわ。でも、久遠さんの体が心配だから」
陽乃「……馬鹿ね」
歌野「久遠さんがいつも、していることよ」
自分だっていっぱいいっぱいなのに、
周りよりも一歩先に進んで力を使い、戦いに身を投じていく愚かさ。
それはいつも陽乃がやっていることで、
しかし、今回ばかりは歌野達がそれを担う。
陽乃の体は非常に治りが遅く、前回どころか前々回の分も完治しているとは言えない。
そこにさらに傷を負うのは自殺行為に他ならないから。
歌野「大丈夫。何かあれば真っ先に久遠さんを呼ぶわ。それまでは、私達に任せて」
歌野はそう言って陽乃の手を握り、にこりと笑う。
そして、3人はバスの外へと向かった。
- 881 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 19:12:28.48 ID:2EKvnm/io
-
↓1コンマ判定 一桁
01〜00 バーテックス討伐率
※一桁で被害判定
0、8 被害なし
1、5、3、6 被害小
7、2、9 被害中
4 被害大
※ぞろ目特殊
- 882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 19:17:00.33 ID:dUIqO90jO
- あ
- 883 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 20:41:23.17 ID:2EKvnm/io
-
歌野達はバスから降りると、まず近接戦を行う必要のある歌野が先行し、
そのあとに続いて杏達がバーテックスの方に向かっていく。
進化型は色んな方向に点在しており、
その間を埋めるかのように無数の初期個体のバーテックスが蠢いているといった状態だった。
逃げられるなら逃げたいと言った状況。
杏も球子も緊張に息を飲むが、歌野だけは力強い表情と、歴戦の勇者と言った背中を2人に見せてくれる。
遥かに遠い陽乃という存在
それよりも近いが、ずっと遠くにあるようにも感じる歌野の姿を杏達は追い駆けて。
杏「っ!」
歌野がある程度バーテックスの群れに近づいたのを見て、杏が先制を仕掛ける。
杏はボウガンをバーテックスではなく上空へと向けてひたすらに撃ち放ち、
それが雨のようにバーテックスの軍勢へと降り注いで大量の初期個体を撃ち落としていく。
攻撃に気づいた進化型は、しかし、
その照準が杏へと向かう前に目の前にまで迫って来ていた歌野に叩き伏せられ、鞭打たれて消滅する。
- 884 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 21:21:13.43 ID:2EKvnm/io
-
その奇襲ですべてのバーテックスが反応し、
大量の初期個体が歌野に群がり、進化型が狙いを定める。
杏は四国の方に近づきながら歌野に近づく初期個体を撃ち落とし、
球子は楯を投げ込んで、
歌野を進化型から見えなくなるようにしつつ、初期型を払い飛ばしていく。
歌野はその球子の楯に隠れながらどんどん突き進み、
宇迦之御魂大神様ではなく、通常の力で薙ぎ払う。
通常の力でも、陽乃の力を経由している分強力で、
そこに3年間の戦闘経験が合わされば、杏が考えていた通り圧倒的だった。
歌野「邪魔よッ!」
群がる初期個体を一振りで薙ぎ払い、
二振りで道を切り開き、
三振りで――
歌野「こんなものッ!」
矢のようなものを発生させた進化型の放った一撃を受け流して、
四振り目でその進化型を叩き潰し、完全に消し去ったその足でさらに大群へと突っ込んでいく。
歌野はまるで足を止める様子がない。
多勢に無勢に慣れ切った歌野は、悉くを蹴散らしていく
- 885 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 21:43:30.16 ID:2EKvnm/io
-
だが、それでも10体もいた進化型のいくつかの攻撃が戦場を迸って場を荒らし、
蠢く初期個体のバーテックス達が遠くから仕掛けてくる球子達へと戦力を分断して言ったことで、
完全な優勢だったものがだんだんと追い込まれて行ってしまう。
歌野「くっ……」
一番厄介な進化型バーテックスにまで攻撃が通らない。
通らないせいで強力な攻撃が放たれ、杏や球子にまで影響が出るうえ、
一歩間違えば、バスの方向に攻撃が逸れて被害者が出てしまう可能性がある。
杏「っ……やっぱり数が多いっ」
球子「杏っ! 力を貯めてぶっ飛ばせ! 時間はタマが作ってやるッ!」
杏「それじゃ処理が間に合わないよっ!」
球子は広範囲を攻撃出来るけれど、
一度攻撃が通り過ぎてしまった場所から来られたら対処が出来ない。
それを埋めるための杏の攻撃だ。
それがなくなったら完全に押し込まれる。
歌野「っ」
歌野が諦めて宇迦之御魂大神様の力を使おうかとした瞬間――
「勇者ぁぁぁあああああっ、パァアアアアアアアンチ!」
どこからともなく気合いの籠った声が轟き、歌野が目指していた進化型の辺りに何かが落ちる。
- 886 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 21:53:50.23 ID:2EKvnm/io
-
歌野「な、なに……?」
その衝撃で周辺の初期個体が吹き飛び、
叩き潰され消滅した進化型の代わりに、その場に佇む少女が歌野の目に映る。
友奈「待たせてごめんね! 助っ人に来たよ!」
歌野「高嶋さん!」
友奈「えっと……あれっ? 私を知ってる?」
友奈はまるで見たことのない新しい勇者。
その歌野が自分の名前を呼んだことに驚く間にも、バーテックスは次から次へと襲い掛かってきて。
歌野「細かい話はあとにしましょう! まずは奴らを薙ぎ払うわ!」
友奈「うんっ! 」
歌野が先に動き、続いて友奈が動く。
歌野が蔓を振るって横一閃に薙ぎ払い、
後ろから現れた友奈が拳1つで殴り込み、衝撃波で跳ね除けた個体を歌野が打ちのめし、
開けた道の先にいる進化型を友奈が殴り飛ばす。
杏達の方にも、誰かが向かってくれたようで、一気に押し返していた。
友奈「向こうにはぐんちゃん達が行ってくれてるから大丈夫! 心配しないで!」
歌野「ええ。心配はしてないわ」
諏訪の勇者である白鳥歌野は、
本来は出会うことすら叶わなかっただろう四国の勇者達の姿を見て、笑みを浮かべる。
本当に、やり遂げられたのだと。
- 887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 21:58:57.29 ID:8GH4lQAqO
- これは熱い展開
- 888 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 22:14:36.81 ID:2EKvnm/io
-
友奈たちが助っ人としてきてくれたことで、
歌野達は軽い怪我をする程度で大量のバーテックスをせん滅し、
バスとその乗客たちを四国へと連れていくことが出来た。
友奈「……久遠さん、大丈夫?」
陽乃「生きてたのね、貴女達」
千景「それはこっちの台詞よ。死んだと思ってたわ。全員」
陽乃はもちろん、杏や球子も。
3人とも諏訪に向かったことは若葉から友奈と千景に伝えられていたが、
生きてたどり着けるとは思っていなかったし
生きて戻ってくるとも思っていなかった。
むしろ、千景の場合は陽乃が死んでおけばよかったとさえ思っているようにも感じる。
若葉「良く戻ってきてくれた。よく、連れ帰ってきてくれた」
陽乃「貴女の目は節穴なの? 連れ帰られたのは私だわ」
寝たきりな陽乃と、先ほどの戦いで傷を負っているだけの歌野達。
普通に考えれば、功績は歌野達のものだろう。
千景「貴女が2人を連れて行ったせいで戦力不足になって、襲撃を受けた際に住民に被害が出たわ」
友奈「ぐんちゃんっ!」
千景「ダメよ。ちゃんと言わなきゃ」
千景は止めようとした友奈を遮り、陽乃を見つめて。
千景「貴女のせいだって声が大きいわ。災いだって……やっぱり貴女を捧げた方が良いんじゃないかって」
陽乃「あら、何にも変わってないってことじゃない。平和で何よりだわ」
- 889 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 22:24:39.34 ID:2EKvnm/io
-
千景の嫌味のような言葉にも、陽乃は弱弱しく笑う。
本当に、何も変わっていない。
被害が出ようが出まいが、
この今の状況そのものが久遠家のせいだと言われてきていたし、
なら何も変わっていないと陽乃が言うのも無理はなくて。
杏「とにかく、久遠さんを病院に連れていきます」
若葉「ああ……そうだな」
千景「そうね。そのように大社から連絡が来てるし」
千景はそう言って端末を確認し、陽乃にその端末を見せる。
画面に映っているのは大社からのメールで
諏訪の住民含め、陽乃達を検査のために病院に連れてくるようにと指示が来ているようだ。
バスで避難してきたことも伝わっているからか、
大社からの迎えはなく、そのまま病院へと向かうこととなった。
- 890 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 22:33:43.38 ID:2EKvnm/io
-
√ 2018年 9月13日目 昼:病院
↓1コンマ判定 一桁
01〜10 歌野
23〜27 九尾
34〜40 友奈
56〜60 杏
61〜65 球子
67〜71 水都
81〜85 若葉
↓1のコンマ
※それ以外は通常
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/11/21(日) 22:34:16.19 ID:esMo9N4LO
- あ
- 892 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/21(日) 22:41:16.64 ID:2EKvnm/io
-
では本日はここまでとさせていただきます
明日も可能であれば通常時間から
四国到着
勇者は現存、陽乃・歌野・若葉・友奈・千景・杏・球子
- 893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 22:49:43.16 ID:8GH4lQAqO
- 乙
久しぶりの若葉たち再登場でついに勇者全員集合か
ここまで来るのに本当に長かったなぁ…
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 00:27:28.94 ID:vj2rK/GrO
- 乙
風向きが良くなってきたな
ピンチからの四国組の救援熱過ぎたわ
- 895 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/23(火) 20:54:01.78 ID:u6Da//LTo
- では少しだけ
- 896 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/23(火) 20:56:59.94 ID:u6Da//LTo
- √ 2018年 9月13日目 昼:病院
数日ぶりに感じる布団の感触
鎮痛剤のおかげで体の痛みこそ問題はないが、安らげるかというとそうでもない。
若葉も友奈も千景も。
四国に残っていた勇者達はみんな無事ではあったが、
生傷は絶えない様子で、
勇者装束を解いた制服姿の時に見えた彼女たちの体には、傷が多かった。
陽乃達が襲撃を受けていると聞いた後も、
何度も襲撃を受けていた可能性がある。
それで、突破できないからと
バーテックスが戦力を補充しているところに陽乃達が到着して。と言ったところだろうか。
陽乃「……はぁ」
四国は安全ではないことは分かっていたが、
ここまで襲撃を受け始めていることを考えると
実は諏訪の方が安全だったのではないか。とさえ思う。
ならここに来なかったのか。と言われれば首を振るが。
- 897 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/23(火) 21:15:58.15 ID:u6Da//LTo
-
病院に来るまでに聞いた話だけれど、
現在のリーダーはやはり、千景が担っている。
大役を任されてはいるものの、
それに緊張しているというわけでもなく、
むしろ、期待されていることに快く引き受けてそれなりに上手くやっているのだそうだ。
サポートとして友奈がついているというのも大きいかもしれない。
そして、ひなたについては、まだ大社のところにいるとのことで
神託を受けてもそれを直接伝えず、
常駐している別の巫女が連絡を受けて伝えているのだそうだ。
名前は何と言ったか。
九尾はまだ会っていないし、気に入るかは分からないが
ひなたと同じ程。とはいかないだろう。
陽乃は入院が必要なため、お見舞いにでも来てくれる人がいないなら、
陽乃はここで一人で過ごすことになる。
九尾なら呼べば、来てくれるかもしれないけれど。
1、ゆっくり休む
2、九尾を呼ぶ
3、イベント判定
↓2
- 898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/23(火) 21:18:48.80 ID:OPm4kjHtO
- 3
- 899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/23(火) 21:19:04.58 ID:J/U+TNGP0
- 2
- 900 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/23(火) 21:59:25.33 ID:u6Da//LTo
-
体を休めるなら動くこともできないし眠ってしまった方が良いのだけれど、
無理に眠ることも出来ないと、陽乃は九尾を呼ぶことにした。
九尾は杏達と違って端末を解せずに連絡が出来るため、
すぐに呼ぶことが出来るからだ。
陽乃「九尾、いる? それとも怒ってる?」
ここに来るまで散々無理をしてきてしまったし、
そっぽを向いて傍にはいないのではと陽乃は問いかけてみたが、
九尾はいてくれていたようで、どこからともなく姿を現した。
九尾「休んでおればよいもの」
陽乃「……眠れないのよ」
九尾「妾に子守歌でも歌えと言うかや? 贅沢な娘じゃ」
陽乃「そんなつもりはなかったけど、それも悪くはないわね」
九尾「悪夢を見たいなら、歌ってやろう」
- 901 : ◆QhFDI08WfRWv [saga]:2021/11/23(火) 22:46:12.19 ID:u6Da//LTo
-
九尾は冗談めかして言うと、
本当に歌うつもりだとでも言うように、陽乃のそばに椅子を立てて座る。
今は怪しまれない為か、
病院内で使用されている看護婦の制服を着た女性の姿をしている九尾
普通の人は、これが人間ではないだなんて気づかないだろう。
九尾「主様はまず体を休めねば話にならぬぞ。望み通り白鳥歌野を連れてきたのじゃ。主様が無理する必要はあるまい」
陽乃「そう、ね」
九尾「本来はその予定じゃろう? 諏訪の勇者を連れ出し、主様の生存率を上げると。ならば、療養を理由に何もせぬ方が良い」
陽乃「そんな理由がなくたって、この状態じゃ何もできないわよ」
九尾「主様の力ではな」
九尾の力でも、
イザナミ様の力でも。
陽乃はそれを使って無理矢理に動くことが出来る。
体の状態は関係がない。
九尾「主様は延々と力を消耗しておる。治るには時間がかかるぞ」
陽乃「……分かってる」
1、新しい巫女とは仲良くできそう?
2、みんなは?
3、郡さんにリーダーが務まると思う?
4、これからどうなるのかしら
↓2
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/23(火) 22:51:18.51 ID:J/U+TNGP0
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