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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10

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572 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:00:17.95 ID:R54Tjzk+0
「……え?」


不意にイアンが立ち上がったことで、ミナの奉仕は強制的に中断させられてしまう。
経験が無い為に詳細はわからないが……
それでも、先程までの様子からするにある程度の快感は与えることができていた筈。
それなのにこうして突然立たれてしまっては、焦ってしまうのも無理はない。


「イ、イアン様……!?」


やはり自分の未熟な奉仕では駄目なのか。
この人を助けることは、できないのか。
そう思うと、目尻に涙が溜まってくる。


「ミナ……」


上から降ってくる声は、どこか震えていた。
そこに怒りや不満の感情が無かったことだけは救いではあるが……
ミナからすればやはり不安は拭えない。


(あ……)


だが、目の前でこれでもかと主張する恐ろしい肉棒を目の当たりにし、一つの考えに至る。


(もしかして……これを、口に含めと仰るのですね……?)


さる姫達から叩きこまれた知識の中には、手以外の部位を使った奉仕も存在する。
手での奉仕とはわけが違う。より深い性行為……
もっと満足させろという、次の段階への誘い。

怖くないと言えば、嘘だ。
これほど硬く熱いものを口に入れるなど、これまでの人生で経験したこともない。
そしてこの長さ。自分の狭い口の中でおさまりきるとは到底考えにくい。
確実に、喉まで貫かれる。それは一体、どれほどの苦しみなのだろうか。


(イアン様のためならば、私は……)


それでもミナは、覚悟を決めた様子でゆっくりと動く。
膝で立ち、最も咥えやすいような体勢を模索する。
はち切れんばかりの肉棒を前に、息を呑む。
ここまで溜め込むというのもきっと相当な苦しみな筈だ。
私が助けなければ、この人を助けたいという想いが、ミナを突き動かす。


「イアン、様……」

「……ミナ、すまない」


苦しげに吐き出された謝罪の言葉。
そして……








ミナの身体は、宙に浮いた。


573 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:00:55.64 ID:R54Tjzk+0
「!?」


突然のことに、ミナの頭は真っ白になる。
しかしそれもすぐに落ち着いていく。
自分は空を飛んだのではなく、イアンに抱き抱えられているのだと理解が遅れて追いついた。
まるで、あの日と同じように。

予想外の出来事、そして恥ずかしさからミナの口はまだまともな言葉も喋られないまま。
そんな状態のまま運ばれた先は……寝台であった。
乱雑に放られるのではなく、壊れ物を扱うかのようにそこに横たえられる。


「あっ……イアン、様……?」

「……ミナ、すまない」


先程と同じやり取り。
しかし少し場所が変わっただけで、ミナが想像する顛末もまた変化していく。
恐ろしいものを咥える、未知の恐怖はもう感じない。
今感じるこの感情は……ミナもよく知るもの。
それは……いつの頃からか、望んでしまっていたもの。



「私は……私はもう、我慢ができそうにない……」

「……私も、です……」



だから、騎士の詫びるような言葉に抱いた感情は――歓喜。
迷える者の懺悔を聞くように……シスターはその言葉を許す。
自分も、同じ気持ちで……あなたは何も悪くないのだと。


「……」

「……」


そこで言葉は途切れた。
代わりに二人の顔が近づいていく。
顔が熱いことなど、今更だ。それを相手に知られてしまうことも。

ぎしりと寝台が軋む。
傍から見れば幼い少女の上から大男が覆い被さっている事案の構図。
それも今や当人達は気にも留めない。

騎士は聖女を見下ろす。
その澄んだ瞳は潤んでいたが、拒むことなく男を見つめていた。
聖女は騎士を見上げる。
国の為に尽くしてきた真面目な男の瞳には、今は一人の女しか映されていない。



――二人の初めての口付けは、音も鳴らない静かなものだった。

――それでも、その線を越えた喜びは……何よりも大きい。


574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:01:06.77 ID:bKiIBvUc0







































朝倉未来「俺の身体は、 宙に浮いた。 」


































575 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:01:43.16 ID:R54Tjzk+0
「ん……」

「ちゅ……ふ……!」


音も無く触れただけの唇。
足りない。
少しだけ長めに唇を触れ合わせてみる。
足りない。
騎士と聖女、どちらが先にそう思ったのかはもうわからない。


「んぁ……」


初めての快楽に先に音をあげたのはミナの方だった。
決して激しくは無い、穏やかな口づけ。
見た目の無骨さからは想像もできない……
しかし彼の内面…、優しさを知る者からすれば想像通りの口付け。


「ミナ……」

「イアン様……もっと……」


せがめばゆっくりと、しかし着実により深く長い口付けへと変化していく。
何度目かの折、ミナの舌はイアンの舌で絡め取られて、口の端から吐息と共に唾液まで漏れる。
拭おうにも、その間も口内をゆっくりと愛撫されていては止めようも無い。


(キス……気持ち、いい……)


ミナとしては、この行為は誓いの意味合いが大きかった。
だがこうして自分が経験してみれば、それだけではないことがよくわかる。
上手く言えないが、身体の奥底が熱くなるような……
もっとこの人としたいという、そういう想いが沸いてくる。


(イアン様に包まれて……温かくて、優しくて、気持ちよくて……)


この感覚がなんなのか、わからない。
それでもこれを心地良いと思っていることは間違いなくて。
蕩けてしまいそうなこの感覚に、身を委ねてしまいたくなる。
このまま緩く甘い痺れに溺れて……


「――っ、い……いけませんっ!?」

「うおっ!?」


そこまで考え、唐突にミナは上体を起こす。
あまりに突拍子もない行動であったが、イアンも反射的に離れることで衝突を回避する。


「す、すまない! 私は、ミナの優しさに甘えて……!」

「え、あ!? ち、違うんですイアン様!?」


いけないと、突然女性側から起き上がられたらそれは明確な拒絶行動だろう。
我慢ができずにその唇を奪ってしまったが、やはり不味かったのだとイアンは自己嫌悪に陥るが……
流石のミナも、この反応は自分の対応が誤っていたということを痛感する。
真面目な騎士は、下手をすればこのまま自害しかねない。


「……もっと、して欲しい、です……」


だからまずは、恥ずかしくとも本当の想いを告げる。
そうすれば、誤解は解け……赤く染まった騎士の顔を間近で見ることもできる。
けれどまだ。本当のことは言えていない。


576 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:02:15.76 ID:R54Tjzk+0
「わ、私ばかり、その……き、気持ちよくなっては……駄目だと思うのです」

「……っ」

「イアン様をお助けすることこそが……私の、望みなのですから……」


初めての刺激に、手で触れていたあの硬さと熱を忘れてしまうだなんて……
そこまでは口にせずとも、ミナは僅かに後悔していた。
優しく優しく扱われ、蕩けてしまいそうにはなったが……それこそがイアンの優しさなのだとわかる。
本当はもっと……あれを解放したいであろうに、経験の無い自分の為に我を殺してくれている。
我慢ができないと言いながら、それでも耐え続けようとするその姿は立派であると同時に心苦しい。
ミナは、改めて覚悟を決める。


「イアン様、どうか……」


もう、騎士の優しさに甘えることはしない。
我慢ができなくなってしまっているのは――自分も同じこと。
あなたが欲しくてたまらないとは……恥ずかしくて、すぐには言えないのだけれども。
まだ手による奉仕と柔らかな口づけ止まり……引き返せる道が残されてしまっている。


「私を……」


だから、自らその退路を断つ。
引き下がり、自分だけが甘い快楽を享受するわけにはいかない。
ミナはゆっくりと言葉を続けながら……
その真っ白なシスターの証を脱ぎ捨てていく。


「ミ、ナ……」


イアンはその光景から目が離せない。
かつて鍛錬の時にミナが服を脱ぎ捨てている場面は見ている。
だが、今の目の前の光景はそれとはまるで違う。
恥らいつつも、躊躇うことなく脱ぎすてられる法衣。
衣擦れの音は耳をうち、徐々に晒されていく柔肌を前に喉をならさずにはいられない。
元々露出の無い清楚な服装だからだろうか。
陽に晒されることもなかった肌は、法衣を脱いだにも関わらず白く透き通っている。
そして子供と間違えてしまいそうな華奢で小柄な体躯だというのに……
たわわに実った一部分だけが、視線を釘付けにして逃さない。


「んっ……!」

「おおっ……!?」


窮屈そうに押さえつけられたそれも、そそられるものがあった。
淡い水色の清楚な下着だというのに、それに拘束され零れんばかりの胸は途端にそれを淫猥に見せる。
そしてミナが一瞬苦しげに呻いたかと思えば、下着の留め具が外され――夢想し続けたそれが一気に解放される。
反動も加わり目の前で揺れてみせるそれを前に理性を保っていられる者がいるわけがない。
堪らず漏れてしまった感嘆の声を誤魔化すように、イアンはそう結論付けた。

そう、抗えるわけがない。
きっと自分は、彼女の胸が平坦であったとしても焦がれていたことだろう。
ミナの持つ優しさと愛らしさに、惹かれてしまったのだから。
そんな彼女が、自分好みの大きな胸の持ち主で肉体的な包容力も兼ね備えているともなれば……

勝ち目など、あるわけがない。

577 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:02:31.89 ID:bKiIBvUc0







































朝倉未来「どの面下げて戻ってきたんだ?」


































578 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:02:52.08 ID:R54Tjzk+0
「私を、イアン様のお好きなように……」


緩やかに下着が落下すれば、もうミナの胸を覆うものは何も残されていない。
産まれたままの姿、男を魅了してやまない豊満な胸が惜しげも無く晒されている。
控えめな乳頭が慎ましいミナをそのまま体現しているようで、目を離すこともできない。


(これが、これがミナの……!)


その裸体を想像したのは一度や二度ではない。
時によってはその胸に包まれる奉仕すらも考えてしまったイアンにとって、目の前の光景はまさに奇跡。
夢か現実かの区別もつかない。それほどまでに、ミナの身体はイアンの思い描いていた通りの身体だった。
だからこそ……


「はぁ、はぁ……ミナ、その胸でどうか私を……!」

「胸で、イアン様のこの男性器を……挟めばよいのですね? はい、お任せくださいイアン様……♪」


ついにその理性は完膚無きまでに砕け散り、己の欲望を前面に押し出してしまう。
しかしミナはそれに怯むことなく、柔らかな笑みを浮かべて了承する。
その表情だけで、イアンを縛り付けていた何かは完全に吹き飛んだ。
優しくて、包容力があって、胸が大きくて……
理想の体現者が、微笑みながら受け入れてくれた。
何故、無垢な彼女がこんな男の欲に塗れた奉仕方法を知っているかなどという疑問は些細なことに過ぎない。


「ミ……ミナァ……!」

「はい、私はここに」


情けないとは思う。
部下や姫、主君にはこんな姿をとてもではないが見せられない。
イアンという男はどこまでも真面目で、鍛錬馬鹿で、鉄国を第一に考えてしか動かない。
そういう印象を持たれているということはわかっている。
それは一種の期待でもあり、それを裏切ることはできない。騎士としては、間違った姿でもないのだから。

しかし、自分も騎士である前に男なのだと、イアンは心中で叫ぶ。

酒飲みたい揉みたい包まれたい癒されたい結婚したい幸せな家庭を築いて平和に暮らしたい……

平凡な、しかし確かな欲望。

騎士団長としての立場から公にはできない、人並みの欲望……願い。
我慢して我慢して、抑えて抑えて。
臨界点を超えていそうな下半身をいきらせたまま、縋るようにミナに迫る。
抑えられない欲望を前にしても、顔を赤らめるだけでミナは退くことをしなかった。
受け入れようという姿勢。穏やかな笑み……
あの日とは違うが、こんな状況下でもイアンはこう思う。


(――ああ、やはりミナは、天からの……)


「――えい……♪」


とても優しい声と共に、聖女は躊躇うことなくその両胸を寄せてイアンの欲棒を柔らかく包み込んだ。

この日、この夜を鉄国騎士団長イアンはその生涯を終えるまで忘れることはないだろう。

まさしく、夢にまでみた天使の抱擁であった、と。

579 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:03:27.67 ID:R54Tjzk+0
「うっ――――おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

「きゃっ……!?」


包まれて、すぐの出来事だった。
笑顔を張りつけた傭兵にこの光景を目撃されていれば、きっと指をさされて笑われたことだろう。
自分でも呆気ないと思うほどに……もたらされた天使の至福の前に、何もできないままに射精してしまった。
包まれてなお飛び出た先端からはびゅくびゅくと精液が吐き出され……無垢な聖女の身体と顔を汚していく。


「え? え……?」


べっとりと汚された……いや、汚されているにも関わらず、ミナは只々困惑していた。
流石の彼女、というよりも仕入れた知識にもこれはなかったのだろう。
まさか誰も、奉仕の前段階でここまでの大量射精をする男がいるなどとは思うわけがない。


「はっ……! はっ……! すまない、ミナ……!」


その謝罪の言葉は、どういった意味のものなのか。
混乱から戻りきれていないミナも、それはすぐに理解することとなる。


「――もう、止まらない! 止められないんだ……!」

「あっ……イアン、さまぁ……!」


射精したばかりだというのに、剛直は一切衰えた様子がなかった。
まるで射精などしていないと言わんばかりに、その凶悪さを柔肉の中で主張し続ける。


(イアン様の……熱くて、硬くて……♪)


知識だけのシスターとはいえ、ここまで濃密な精液……
そして雄の力強さを見せつけられては、本能的に身体がそれを求め始めていた。
詳しいことはよくわからない。しかしこの反応は間違いなく、気に入って頂けたということ。
拙い自分の奉仕、食生活の変化から太ってしまったのであろう自分の胸でも、この人の救いになれているのだという現実。
ミナにはそれが、堪らなく嬉しかった。


「はい……全て、私が受け止めて見せますから……♪」

「ミナァ……ッ!」


変わらぬ微笑みを浮かべたまま。
はしたないとは思いつつも、ミナの口からはゆっくりと唾液が垂らされた。
これが、あの純真可憐なミナなのかと、イアンの頭の中も混乱する。
しかし包み込むような慈愛の心はまさしくミナであり、その顔は紛れも無く羞恥に染まりきっている。
彼女はミナだ。自分の知るミナだ。

ただ、先走りに精液に唾液に……
あっという間にドロドロに汚された胸だけは、娼婦など比較にならない程に淫らに見えた。
相反するその様相。
そして再び包み込まれる極上の柔らかさの前に、イアンの下半身にはさらに血が集っていった。
流石に今度は一発で出してしまうようなことはしない。
けれど、すぐに萎えるようなこともしない。
夢にまで見たひと時……いや、それ以上のこの時間を少しでも長く楽しむ為に。

580 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:04:06.00 ID:R54Tjzk+0
「あっ……! あっ……! い、いかがですかイアン様……?」

「すまない、すまないミナ……っ!」

「――夢のようだ……!」


灼けた鉄杭の如きそれは、聖女の胸を犯すかのように暴れ回る。
それを離すまいと、聖女は両手で胸を支えて包み込みをより確かなものにしていく。
淫らな音を立てながら、その奉仕が止められることはない。

再び脈打ったかと思えば、衰えない量の精液が再び吐き出された。
少し前まではそんなものの存在すらも知らなかったミナは、これも平然と胸の中で受け止めて見せる。
少しして両腕を離せば、どろりと自分の胸を伝ってやがて滴り落ちた。


(これが、イアン様の……)


濁り粘つき独特の臭いを放つそれは、決してよいものとは言えない。
それでも吐き出されたこれが愛してしまった人のものだと思うと、悪い気はしなかった。
何しろ知識が不足している為に正確なことはわからないが……
反応とこの量を見る限り、イアンが相当に我慢し溜め込んでいたというのは紛れもない事実だろう。
それを自分の手でこうして吐き出させ……辛く苦しそうな表情から、どこか恍惚とした表情へと変えられたのであれば。
それはシスターとして、彼を愛する者として冥利に尽きると言えた。


(……これが、私の中に入ると……)


想像すると同時に、ミナの身体は熱くなった。
口づけだけで子供はできない……鉄国の温泉で、森国と公国の姫にそれを教えられるというとんでもない珍事。
だが、大切なことを知ることも出来たのも間違いない。
あの日が無ければ、こうして奉仕をすることもできなかったのだから。


(イアン様の、この男性器を……)


心臓の鼓動が早まった気がする。
無意識のうちに、太腿を擦り合わせたくなる。
自分の身体が年相応に疼いてしまっているのだということを、ミナも自覚していた。
しかし、それを口にすることはない。
今はもう、この先の行為がどういったものなのかを知っているから。
愛する者との契り、それが初ともなればなおのこと重要なものだ。


(私は、イアン様を……)


ミナの中では、既に想いは決まっている。できることならば……
しかし、彼女は生来の気質が献身的過ぎた。
自分の為では無く、誰かの為に。
今の行為も、自分の為では無く、想いを寄せるイアンの為に。
彼には、自分よりも相応しい女性が現れる可能性が高いのだから。
一時のこの勢いに任せて、彼を縛り付けてしまうような真似だけはしたくなかった。


(……いいえ、私はイアン様のお力になれれば、それで……)


身体は疼いて仕方がないというのに。
何故か、胸奥が痛んだ気がした。


581 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:04:19.65 ID:bKiIBvUc0







































朝倉未来「キャラの名前入れ忘れてるぜ。もしかして自分を小説家と思ってる?」


































582 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:04:44.38 ID:R54Tjzk+0
「イアン様、まだこんなに……」

「うっ……」

「……ご安心ください。何度でも、何度でもお助け致します」


僅かばかりの寂しさも滲ませずに、ミナは変わらぬ微笑みでイアンを魅了する。
あれだけの精液を吐きだしたというのに、イアンの物は変わらずに元気だ。
これを完全に本来の状態に戻すとなると骨が折れそうではあったが……
ミナの言葉に、偽りは無かった。
イアンの為にできることであれば、喜んで自分の体力が尽きるまで奉仕を続けるつもりだ。


「さあ、イアン様……」


粘液に塗れようとも、本質的な美しさは一切損なっていない双丘がイアンの眼前で大きく揺れる。
一度あれに挟まれる快楽を知ってしまったら、もう過去には戻れない。
空っぽになるまで、延々と包まれ続けていた……そう思えてしまう程に。


「……」

「イアン様?」


しかし変わらず勃たせたままの状態で、イアンはその動きを止めていた。
その様子からしてまだまだ吐き出し足りないであろうに。
どうしたのかとミナが身体を乗り出せば、再びその胸は大きく揺れてみせる。


「っ……ミナ」

「は、はい?」

「……すまない……」


幾度目になるかわからない、騎士の謝罪。
ミナはそれを気にすることなく、何度でもイアンを受け止めるつもりだった。
それこそが、望みだから。


「――え?」


だから、再び寝台に仰向けで寝かせるように押し倒されるとは思ってもみなかった。


「あ、あの、イアン様?」

「……ミナ。愚かな私を、許してくれ」


言葉と共に、ミナの唇が再び塞がれる。
そして……今度はその間に、無骨な手がミナの胸にそっと触れた。


(ああ、イアン様。『そういうこと』なのですね……?)

(大丈夫です。私が、私の身体があなた様のお役に立てるというのであれば……)


優しい口付けに、胸に小さく奔る甘美な刺激。
それを少し切なく感じながらも、ミナは改めて覚悟を決める。
この身で、何度でも受け止めて見せるという覚悟を……


……

――
583 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:05:14.45 ID:R54Tjzk+0
……


「ひぁ……! はぁん!? はっ、ふっ、ん……うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」

「だ……めぇ……いあん、しゃま……も……わらひはぁ……♪」


ミナが改めて覚悟を決めてから、どれだけの時間が経ったのだろうか?
それはもうイアンにもミナにも、わからない。
地下拠点では陽も昇らなければ沈みもしない。おおまかな時間を把握することもできない。
ただ確かにわかることは……


「ミナ……もっとだ。もっと君をほぐさなければ……」

「んいぃ♪ も、もう……あ、あ、あはああああぁぁぁぁぁぁ!?」


ミナの耳元でイアンが囁いたかと思えば、ミナの身体が大きく跳ね――何度目になるかもわからない絶頂を迎えたということだ。
鍛え抜かれた騎士の身体で覆われ、小さな聖女の様子はよほど傍に寄らない限り誰も知ることはできないだろう。
その顔も身体も、これ以上ない程にとろとろに蕩けきっているなどとは、誰もわからない。
向かい合う、この二人だけの秘密だ。


「ああ、ミナ……」

「いあんしゃま……」


実に――愛おしげにイアンはミナを見つめる。
それを受けたミナも、蕩けた顔のまま舌を差し出した。
すぐに舌が絡み合い、唾液が混ざり合う。幾度も繰り返されてきた行為。

そうしている間に、イアンの太い指がミナの狭い秘所を掻き回していた。
上下で揃っていた下着は既に剥ぎ取られ、机の上に置かれていた。

淡い水色だった筈のそれは、水分を限界まで含んだ影響かその色合いを変えてしまっていたが。

これがここに置かれたのは、果たしてどれだけ前だったのか。当然、二人とももう覚えていない。
考えようにも、お互いがそれどころではなかった。
騎士はひたすらに聖女をイかせ続け、処女のままにその身体を舌と指だけで解し続け。
聖女は覚悟が容易に吹き飛ばされてしまう程の圧倒的な快楽の前に、もはや気持ちを抑えることすらできなくなっていた。


「んぅ、ふぅぅぅぅぅぅ……♪」

「我慢しなくていい。もっと、もっとだミナ。イっていいんだミナ……」

「い、ぁ、……ん、イッ―――きゅぅぅ!?」


数刻前までの無垢なシスターと同一人物だと言われても誰もわからない程に、ミナは乱れ果てていた。
イアンの指が彼女の弱い場所を探り当て刺激する度に、潮を撒き散らして身体を悶えさせる。
逃げようにも、圧倒的な体格差がそれを許さない。

何も知らない者にこの光景を見せれば、山賊か何かが幼気な少女を凌辱しているようにも映っただろう。
しかし、実際にはそうではない。
見た目なら親子ほどの体格差と年齢差を感じさせるこの二人は――確かに、愛し合っているのだ。

584 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:05:47.33 ID:R54Tjzk+0
「いあんしゃまぁ、もう、もう大丈夫れすよぉ……?」

「もう、わらひのからだ……いあんしゃまが欲しくて、欲しくてぇ……♪」

「ああ、ありがとうミナ……!」


ミナは蕩けきり、普段の清楚な雰囲気はどこかへと旅立ってしまっていた。
誰にでも敬語を欠かさないその真面目な口ぶりも、呂律は回らず舌足らずなものになっている。
それでも変わっていないのは――その優しい微笑みだ。


「……だが、私はミナを壊したくないんだ……もう少しだけ、身体を慣らそう」

「ひぅぅ……!? だいじょうぶ、なのにぃ……♪ いあんしゃま、うけとめ、て……ぇ♪」


少し休ませていた乳首をきゅうと摘み上げれば、ミナの身体は鋭敏に反応を示す。
どうにも彼女は感じやすい体質らしいと、イアンは頭の片隅にそれをしっかりと記憶していく。

どうしてこうなってしまったかといえば……原因はイアンとミナ二人にあるだろう。
彼は責任感が強く……忍耐を得意とする男であった。
そして恐れていたことは――ミナに嫌われてしまうこと。
抑えきれない性欲を前に、それでも彼は抗おうとした。
それをどうにかしようと、イアンの苦しみを放っておけないミナが救いの手を差し伸べた。
葛藤し耐えるくらいなら、性欲をすっきりと発散させるべき。それは間違った考えではない。


「ミナ……」


しかしことイアンにおいて、この救いの手は同時に魔の誘いでもあった。
総動員させている理性を崩す――ミナに嫌われてしまうであろう行為をしでかしかねないからだ。
結果としてイアンはミナの奉仕で快感を得ると同時に罪悪感も覚えていた。
誘惑に負け、彼女の優しさに甘え性処理をさせてしまっているのだと。
そしてイアンのその感情は、ミナにも影響を与えていた。
本当は別の想い人がいるかもしれないイアンに対し、救いの手を免罪符に性行為を持ちかけている。
独りよがりの奉仕をしてしまっているのだと……ミナはミナで罪悪感を覚えていた。


「いあんしゃまぁ……」


現状を見てしまえば、取り越し苦労もいいところである。
お互いが想い合っていながら……
奥手な性格が災いしてか、好きだ愛しているという言葉を一切口にできなかったことが一番駄目な点だろう。
だからこそ、逆に言ってしまえば。


「――愛している」

「――愛しています」


その言葉を一度でも口にすれば、これまでの反動も手伝いまさしくどろどろの沼のように深みに嵌まっていく。
立場を弁えようとしていたミナも、イアンの執拗すぎる愛撫を未経験の身体に受ければその刺激で何かが弾け飛ぶに決まっている。
イアンとしては一切の他意は無く、只々ミナが大切で万が一にも壊したくないからこそ念入りにしたに過ぎないのだが……
結果として、順序がおかしくなっているが二人はお互いの想いを理解した。
そしてかたや自身の理想の体現者とも言える聖女。
かたや過保護と言われても言い返せない程に自分の身を案じてくれる騎士。
一度開いてしまった扉を閉めて後ろに戻るなどという考えは、最初から用意されていなかった。


585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:06:16.78 ID:bKiIBvUc0







































朝倉未来「やべぇ・・・・・・・・・・・・・(白目)」


































586 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:06:20.65 ID:R54Tjzk+0
「ミナ、駄目だと思ったらすぐに言うんだ……」

「だい、じょうぶ……イアンさま、きてください……」


呼吸を整えてから、二人は向かい合った。
心も身体も溶けきったミナは、誰に教わったでもなく自ら秘所を割り開く。
浮かべた笑みの裏には、騎士に刻み込まれてしまった快楽への期待。
信仰する神でさえもが許されているというのであれば、どうして拒めるだろうか。
この身で愛する人の昂ぶりを鎮めることができる。
この身で愛する人と一つになることができる。
そう考えるだけで、身体に似つかわしくないほどに蜜壺は淫らに男を誘うようにひくついて見せる。


(神よ……私は、もう……♪)


知らなかった。
他のシスターも神父様も、神の教えだというのに隠していた。
それでも、構わない。
今こうして、どうしようもないほどに蕩かされてしまったのだから。
今まで知らなかった分、強烈に焼きついてしまった。
もう、過去の自分には戻れそうにない。


「ミナ……っ!!!」

「――っ、ぁ……んああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」


そして長い長い準備の果てに、ついに聖女の聖域にいきりたった槍が突き刺さる。
大人と子供の体格差、狭いその場所は本来であれば頑なに侵入者を拒んだことだろう。
しかし念入りに念入りに解され、心まで染まってしまったミナは一息で半ば以上まで受け入れて見せる。
破瓜の痛みさえもほとんど感じず、どろどろになったそこは貪欲に槍を締め上げさえしてみせた。


「く、おお……!」

「イアン、さまぁ……!」


あれだけの快楽を得たというのに、まだ上があるとは思わなかった。
見た目通りに窮屈な膣は、容赦なくイアンの精液を絞り出そうと蠢く。
見た目通りに凶悪な肉棒は、ミナの身体の奥まで貫くように今もゆっくりと突き刺されていく。

お互いの口からは、絞り出す様に空気が吐き出される。
誰が見ても、体格が釣り合っていない。お互いが苦しいだけだと思われても仕方がない。
それでも二人は、確かに幸せであった。


「イアンさま、イアンさまぁ……!」

「ミナっ……! ミナァ……!」


繋がったまま、お互いに腕を伸ばして抱き合う。
繋がった熱も心地良いが、こうして触れ合う熱もまた愛おしい。
ただお互いの名を呼びあうだけ。その言葉だけでも愛おしさがこみ上げてくる。

ただミナに痛みを与えない為に愛撫に集中していてイアンは、その間は射精をこらえ。
ただイアンにされるがままに快楽を刻み込まれたミナは、繋がれた幸福感も手伝い……


「「―――――ッ!!!」」


抱き合ったまま、すぐに仲良く果ててしまった。
安全な日であるとか、子供ができてしまうとか……
普段であれば気にかけたであろう二人も、この幸せな時の前には何も考えられず。

再び寝台が軋むまでに、ほとんど時間を要することはなかった。


……

――
587 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:06:57.12 ID:R54Tjzk+0
……


「ふあぁ……いあん、しゃまぁ……これ、だめぇ……♪」

「大丈夫だミナ。ゆっくりと動くからな……」


二人を知る者が見れば、二人の乱れ様に困惑することだろう。
あのミナが四つん這いで小ぶりな尻を惜しげも無く揺らしてイアンを誘ったかと思えば……
そのまま後ろから獣のように貫かれ、甘く媚びた声を漏らしているなど。

そしてあのイアンが、このような行為にいつまでも没頭してしまっているということも、信じられないだろう。
真面目な二人だったからこそ、とも言えるのかもしれないが。

しかし快楽に溺れた二人ではあるが、そこには肉と肉が激しくぶつかり合う音も無ければ……
淫らな水音も、獣のような喘ぎもなかった。


「ゆっくり、ゆっくりだ……っ!」


ミナの細い腰を掴みながら、奥へ奥へと侵入を試みるイアン。
しかしその速度はとてもゆっくりとしたものであって……
焦らしているように見えるが、やはりこれもミナを気遣っての行為。
いきなり子宮を突き上げないように注意しての、ゆっくりとした抽挿だ。


(ああ、ミナの膣内はなんという心地よさだ……しかし、このまま果てるわけには……)


当然、時間をかけている最中もぎゅうぎゅうと締め付けてくるそこはイアンにも多大な快楽を与える。
気を抜けばすぐにでも射精してしまいそうだ。できるならば何度でも出してしまいたい。
しかしその欲望以上に、イアンの想いは強かった。


(私は……この子を、大切にしたい……)


理性を崩されても、決して失わない信念。
守りたい人だからこそ、どこまでも大切に愛したいという想い。


(ああ、イアンさまの手で、私の身体……作り変えられちゃっています……)

(お腹の、奥が……熱くて、寂しくて……イアン様が来てくれるのを待っているの、わかっちゃいます……♪)


そんな想いが、ミナの身体を変えていってしまっていることにはまだ気がついてはいないが。


(……私を想って……なのですよね、イアン様……?)


その変わらない想いは、確かに届いている。


「ミナ……」

「イアンさま……」


ゆっくりと、ゆっくりと。
それでいて、深く。
蕩けた愛を確かめ合うように、二人の身体はまた密着していく。

まだまだ、夜は長い……




……

――
588 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:07:32.95 ID:R54Tjzk+0
――

……

――【翌朝・イアンの部屋】――


イアン「……///」

ミナ「……///」

イアン「その……ミナ?///」

ミナ「は、はいっ!?///」ビクン!

イアン「昨夜のことだが……」

ミナ「あっ、あっ……!///」ワタワタ!

ミナ「わ、忘れて、ください……!///」

ミナ「私、違うんです……あんな……///」

イアン「……それは、無理だ」

ミナ「う……」

イアン「……すまない、ミナ。私が間違っていた」

ミナ「っ……」

イアン「……本来であれば、もっと時間をかけて……お互いのことをもっと知るべきだった筈だ」

イアン「だというのに、私はこの想いを抑えることができなかった」

イアン「勢いに、欲に狂った男であると。ミナに何を言われても、仕方がないだろう」

ミナ「……」

イアン「だが。どうかこれだけは信じて欲しい」スッ…



イアン「――私は、君を愛してしまった。いつまでも、ずっと……大切にしたい」

イアン「――この想いは、本物なのだ」



ミナ「イアン、様……」ポロ…

ミナ「イアンさまぁ……!」ギュッ!

イアン「ミ、ミナ!?///」ダキ!

イアン(い、いかん……この柔らかさ、また……)ムクムク…

ミナ「……私も、イアン様のことが……///」

ミナ「そ、そうでなければ、あのようなことは致しません……!///」

イアン「ミナ……ありがとう……」ギュ…


――

特殊判定
↓1コンマ二桁
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:08:00.43 ID:leYGGTfZO
そぉい
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:08:27.80 ID:bKiIBvUc0







































朝倉未来「計画性の無い中出しに野蛮人みが溢れ出れるわ」


































591 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:10:43.56 ID:bKiIBvUc0







































朝倉未来「いやヤッてから告るんかーい。どんな人生歩んできたんだよ」


































592 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/25(月) 23:12:03.48 ID:R54Tjzk+0
二人の関係の公表

50>43

※基準値を下回った為、今はまだ明かさない
(姫にばれないわけではない)

――

判定を取ったあたりで今日はここまで
この後はもう少し二人のやりとりをした後にまた判定を取る形になります
それではまた後日
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:12:57.78 ID:bKiIBvUc0







































朝倉未来「――この想いは、本物なのだ 直後ムクムク   ・・・・・・結局性欲猿じゃんwwwwww」


































594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:13:27.45 ID:leYGGTfZO
おつおつ
いやほんとに待った甲斐あったよ、良い甘々だった
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:17:31.33 ID:bKiIBvUc0







































朝倉未来「書く奴と見る奴は所詮、同レベル・・・・か」


































596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 00:04:36.54 ID:6kjwsRoDO
更新待ってた
乙です
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 00:07:15.63 ID:5nQEOlrto
おつおつ
やっぱり甘々なんだよなぁ!
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 00:25:05.47 ID:WU/LUSe2O
おつおつ!
我慢してたぶん最後は甘々になるのいいなぁ
でもこの感じだとイアンとミナは隠そうとしてもすぐ周りにバレそうなくらいいちゃいちゃオーラばら撒きそう
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 00:33:50.89 ID:6kjwsRoDO
しかしイアンとミナの甘いエロ見てたら、ジークと姫の誰かの甘いエロも見たい
できればハーレムになって皆でラブラブして欲しいけど、ジークにフラれた姫達が新たな男性と幸せになるとか、ジークと結ばれた姫との間の子供に絡んでくるオネショタ関係みたいなのもちょっと期待
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 08:25:25.25 ID:Q6mwu0K00
真面目キャラの快楽堕ちってほんと好き
隠しても雰囲気でこの後リュノとセレスティアにはミナ質問責めされそうだな
601 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 22:59:11.49 ID:lZnwbL5f0
こんばんはー

判定を取って最後の行動選択あたりまで行けたらなと思いつつゆったり再開です
602 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 23:00:23.26 ID:lZnwbL5f0
――


ミナ「……イアン様」モゾ…

ミナ「その、私色々と……恥ずかしいことを……///」

イアン「い、いや。それも私が悪いのだ」

イアン「ミナの身体に負担をかけまいと思ったのだが……」

ミナ「……///」コテ…

イアン「ミナ……?」



ミナ「……実は動けないんです……///」プルプル…



イアン「本当にすまない!?」ガバ!

ミナ(神の御許に旅立ってしまうかと思いました……///)

ミナ「で、ですので……」

ミナ「もう少しだけ、このまま……抱きしめていただけますか?///」

ミナ「まだ、現実味がなくて……」

イアン「……ミナの傍にいよう。今も、これからも」ギュ…

ミナ「イアン様……」ギュ…


ミナ(……神よ。私はこの時を……)


……



――

※ミナがイアンと一線を越えた事により、スキル強化

※森国出発前の鍛錬で統合強化された状態で特殊スキルを習得します

――
603 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 23:01:06.69 ID:lZnwbL5f0
――

……



エーテル「……」ペタ


置手紙「……」


エーテル「……」チラ…



額縁入イアン絵「……」ドン!

額縁入ミナ絵「……」ドン!



エーテル(……いい)グッ

エーテル(でもあの二人、なら……もっと……)

エーテル(……今度、また描いて欲しいな……)

エーテル(……)

エーテル(もうすぐ……二人も……)

エーテル「……」フルフル…

エーテル(……大丈夫。ジークさんも、リュノ様もリーチェ様もいるもん……)

エーテル(みんな、無事で帰ってきてくれる……)ギュ…

エーテル「……」テテテ…


描きかけの絵「……」


エーテル「まずは……元気なカタリナ様の絵……」カキカキ…

エーテル「そして……」カキカキ…



……

――
604 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 23:01:53.55 ID:lZnwbL5f0
――

……

【鉄国・会議室】



フリーデシルト「いやぁ、悪いねジーク」

フリーデシルト「まさか色々話してたら日付を跨いでいるとは驚きだよ」

ジーク「いえ、この程度。伝えるべきこと、やるべきことも多かったですし」

ジーク(……フリーデシルト王の話術につられ、軽い報告どころかここまで綿密な話し合いになってしまうとは)

ジーク(後で何か言われないか少し不安だな……)

フリーデシルト「そう言って貰えると助かるよ」

フリーデシルト「イアンやベリィがいると、強制中断されることもあるからさー」

フリーデシルト「状況次第では、すぐに考えて行動しなきゃいけないこともあるんだって」

ジーク「ええ。ですが、王の立場を考えれば休息が必要という言い分もわかりますが」

ジーク「そもそも、俺のような傭兵とこうして長時間二人きりというのも……」

フリーデシルト「ははは、それこそ王様権限さ」

フリーデシルト「……酷い言い草かもしれないけれど、集まって貰った傭兵の中に公国の間者が紛れていないとも言い切れないしね」

フリーデシルト「この作戦の中枢の話だけは、僕と君以外には万が一にも漏れると不味いだろう?」

ジーク「……ええ」

フリーデシルト「それにしてもあのネーロが協力してくれるっていうのは、圧倒的な優位だよねぇ」

フリーデシルト「カタリナさんも無事……とは言えないけど、生きていてくれたことが嬉しい」

フリーデシルト「森国の士気が不安というジークの考えはもっともだけど……」

フリーデシルト「僕ら鉄国がそれを補おう。元々そういう作戦だったわけだしね」

フリーデシルト「もう知っていると思うけど、ミリアのおかげもあって鉄国は親森国思想も急速に広まっている」

フリーデシルト「森国が窮地なら、逆により奮い立ってくれると思うよ?」

ジーク「ありがとうございます。しかし……」

フリーデシルト「うん、わかっているよ。いくら強い想いがあっても基礎の力で負けていたらどうしようもない」

605 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 23:02:26.20 ID:lZnwbL5f0
フリーデシルト「イアンがいない今の状況だと、こちらの最大戦力はミリアと僕だろう」

フリーデシルト「とりあえず僕は『今ならワイバーンの群れでも相手にできる』とは思う」

ジーク「……帝龍には劣りますが、それでも奴らは強力です。あまり無茶は……」

フリーデシルト「わかっているよ。僕もそこまで自惚れる程馬鹿じゃない」

フリーデシルト「それでも、襲撃された際に僕がある程度引き受けられたら『鉄国全体の被害は減る』筈だ」

フリーデシルト「今の兵の練度なら、最初の雷を防げれば囲んで囲んで撃ち落とすことも不可能じゃない」

ジーク「本当に、やるつもりなのですか……?」

フリーデシルト「ネーロもクリス君すらも、公国のワイバーンの正確な数を知らないんだろう?」

フリーデシルト「君達が見つけた、公国への転移移動の隙でもあるアルテミシア様の教会……」

フリーデシルト「ここから大公のいる宮殿に向かうにしても、空を飛ぶワイバーンに見つけられる危険性もあるからね」

フリーデシルト「さっきも話した通り『僕らが先に公国に近づいてさらに陽動作戦を行って』」

フリーデシルト「『公国内の戦力が出払った隙にジーク達に一気に進軍して貰う』。これが一番いいと思うんだよ」

フリーデシルト「『なんとか市街地』か『クリス君達に友好的な兵士達の拠点』に辿りつけさえすれば……」

フリーデシルト「少しは君達にも時間の余裕ができる。休息したり、準備を整えたり色々とやれることはあるはずさ」

フリーデシルト「そうしたら僕らもまた退いて、注意を惹きつける」

ジーク「……鉄国の陽動には、本当に感謝致します」

ジーク「ですが『鉄国は現時点で公国軍を相手に勝利を重ねている状況』でもあります」

フリーデシルト「うん、言いたいことはわかる」

フリーデシルト「この時の陽動でも『僕らが調子よく勝ち過ぎると』……」

ジーク「最悪『鉄国陽動部隊の方に帝龍が割り当てられる』危険性も……」

フリーデシルト「流石にその状況になったら全力逃走かなぁ……申し訳ないけど」アハハ…

フリーデシルト「ただそうなったらそうなったで『しばらく帝龍の誰かは公国からいなくなる』利点もあるけどね」

ジーク「……」ジ…

フリーデシルト「わかってるわかってる。無茶はしないってば」
606 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 23:03:05.93 ID:lZnwbL5f0
フリーデシルト「……公国には、ワイバーンよりも帝龍よりも強い龍がいる」

フリーデシルト「君達はそれとあの大公を相手取るんだろう?」

フリーデシルト「間違いなく、君達が最も死地に赴いていると言っていい」

フリーデシルト「まさかその中に、リアローズをはじめ各国の姫が集うとは思ってもみなかったけどねー」

ジーク「……」

フリーデシルト「……だから、さ。僕らもできる限りのことは協力したいんだ」

フリーデシルト「そしてみんなで生き延びて戦争が終わったら、もっと忙しくなるからね」

フリーデシルト「そうなったら、またお互いに協力しあうってことでよろしくね!」

ジーク「……ええ、勿論です」



コンコン…



フリーデシルト「お? もしかしてあの件の報告かな?」

ジーク「あの件?」

フリーデシルト「入っていいよー?」


ガチャ…


鉄国兵「失礼致します!」ビシ!

鉄国兵「陛下の密命ですが……」



――

特殊判定
↓1コンマ二桁
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:03:31.99 ID:Ep0MPyU20
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:04:10.71 ID:z5qwALbwO
せい
609 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 23:07:11.50 ID:lZnwbL5f0
ここでゾロ目99は想定外ですよ(白目吐血)
また練り直しというよりも、随分と余裕が出てきてしまったような……
少々お待ちください
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:09:30.44 ID:BWDPMkgsO
いちゃラブの波にコンマが乗っている
611 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 23:25:09.59 ID:lZnwbL5f0
フリーデシルトのソニア捜索進行(累積値0/150)

コンマ99

99

ゾロ目ボーナス×2

99×2= 198>150

※団長、もう到着っ!!!

――



鉄国兵「その……」



ズン!



ソニア「――ソニア傭兵団団長、ソニア。陛下の書状を受け取り……ってジーク!?」

ジーク「団長ぉ!?」ガタ!

ジーク「っ!」バッ!

フリーデシルト「いやー、あははー?」ダラダラ…

フリーデシルト「なんとか探し出して説得できればなーって思ったんだけど……」

フリーデシルト「……早すぎないかなソニアさん?」

ソニア「俺……ごほん、私も公国軍に追われている身です」

ソニア「私が各地を転戦することで公国軍の注意を逸らすことができるかと考えていましたが……」

ソニア「鉄国が大々的に公国に宣戦布告し、各地の傭兵を集めて公国軍を蹴散らしているともなれば」

ソニア「公国の注意は一傭兵の私よりも、鉄国に向く」

ソニア「ならば、私もそこに加わることで……共に公国を叩くことができる」

ソニア「いい加減、軽く戦っては逃げ隠れするのにもうんざりしていたところでして……」



ソニア「――正面から公国軍を握り潰せる、絶好の機会を頂けたともなれば何を差し置いても馳せ参じましょう」ゴキゴキ!



フリーデシルト(こ、怖いな〜……返り血ついたままなのがまた……)

ジーク(団長のことだ。下手をすれば文字通り直進して最短距離で来たんじゃないか……?)ブル…

フリーデシルト「と、とりあえずソニアさん、楽にしてくれないかな〜……?」

フリーデシルト「僕、堅苦しいのが苦手で〜……」

ソニア「……ありがとうございます。それでは失礼して……」フゥ…

ソニア「……俺の力でよければ、好きに使ってくれよ陛下?」ニヤリ


――

※鉄国にソニアが合流してしまいました

※公国との衝突の際、鉄国か森国どちらかの防衛、或いは陽動部隊に加わってくれます

※ソニアが所属する部隊は基本勝利確定、余程の出目が出ない限り帝龍に狙われても防衛が可能となりました

※ジークが公国に出発する前+団体鍛錬が確定している状況の為、最終鍛錬にまでブーストがかかります(白目)

※また最速到着の為、ゼルガーにも情報が到達していない(無対策)状態です

――

612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:28:49.62 ID:z5qwALbwO
ここでこれはでかい
613 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/26(火) 23:38:21.99 ID:lZnwbL5f0
――

【森国・地下拠点】



リアローズ「うぅ、ジークさんが戻ってこない……」ワタワタ…

リアローズ「もしかして、あっちで何かあったんじゃ……」ワタワタ…

リーチェ「お、落ち着きましょうリアローズさん。ね?」オロオロ…

ユージーン「そう言うリーチェちゃんもかなり慌ててねえか……?」

マリリン「ジークのことだし、大丈夫だと思うけどなー」

クリス「しかし、すぐに戻ると……いや、あのお方ならつい話し込んでしまう可能性も……?」

ネーロ「ジークさんは真面目な方ですからね。おそらくは、フリーデシルト王の方に原因がありそうです」

リアローズ「うう、お父さん……」ワタワタ…

リュノ「もし何かあったなら、伝令の兵の一人くらいは来るでしょう?」

セレスティア「それがないのであれば、ジーク様は大丈夫ですよ。落ち着きましょう」



イアン「……」ジ…

ミナ「……」ジ…

イアン(……流石に、今はまだミナとの関係を姫様方に話すわけには……)

ミナ(イアン様の膝の上……/// ああ、できればこのまま覆い被さって欲しいですけど……)

ミナ(まだ、皆さまの前では恥ずかしいです……///)



セレスティア「……あのお二人のように」

リアローズ「ど、どうしたんだろうイアンとミナさん? いつも以上にしゃんとしているような……?」

リュノ「慌てたい時ほど、心を無にするというやつでしょうか? でも――」




ソニア「ほーう、ここがその拠点かジーク」ズカズカ!

ソニア「んで? 他に俺になんか話しておくことはないのかー? もっと色々聞かせろよなー?」ズカズカ!

ジーク「」ヒキズラレ…



一同「「!!??」」

――


※森国最終交流3/3

※ジーク傭兵団の面々、クリス、ユリーカ、ネーロ、アルテミシア、マリリン親衛隊
 カタリナ、ソウキ、エーテル、アッシュ、アルテミシアとの交流が可能です
※鉄国にいる面々との交流も可能となりました

※ソニアとの交流も可能となりました

自由行動多数決コンマ
↓1〜5コンマ二桁(日付変更まで埋まらなかった場合その時点で受付終了)
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:42:50.00 ID:BWDPMkgsO
リアローズとの交流
内容はソニアについて聞かれて色々な思い出を話し、リアローズも過去の思い出を話す
一通り話し終わってから、絶対に生き残ることを互いに約束する
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:47:52.21 ID:Ep0MPyU20
>>614
(+可能なら>>400の未来や将来の話についても)
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:53:19.65 ID:6kjwsRoDO
00出たし>>614
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:55:34.33 ID:z5qwALbwO
悩んだけどここは>>615の欲張りセットで
618 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 00:05:26.72 ID:KqnDuM4I0
票数とコンマでリアローズとの語らい
ですね
ソニア即時合流は予定外でしたが、ジーク達には非常にメリット大きいですね……
リアローズとの語らいの後、鍛錬をして公国に……
と行きたいのですが、時系列の関係で鍛錬前に一度公国ターン(ゼルガーとベルゲ)を入れる必要がありそうです

本日もありがとうございました!
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 00:10:41.90 ID:jtIKG78FO
おつ。次回の公国サイドも楽しみ(主にコンマの荒ぶりが)
赤(ゼルガー)勝て白(ベルゲ)勝てどっちも負けろ!
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 00:15:07.27 ID:0FWr64E4O
おつー
イベント内容的にリアローズ独走体勢入りそうだけどまだ他姫にもチャンスあるかな?
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 00:16:06.38 ID:snp7Uwy/O
おつおつ
ここに加えてベルゲの逆恨みからのゼルガーとの内輪揉め入るから公国さらにダメージ加速するんよなぁ
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 00:20:48.51 ID:mSGdmmtn0

リアローズとの語らい楽しみ
公国ターンどうなるか違う意味で楽しみ
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 06:31:55.83 ID:tjWsn7wDO
乙乙
624 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:12:00.53 ID:KqnDuM4I0
こんばんはー

>>620
悩みましたが確かに今回のイベント内容的にリアローズに補正値(小)の追加はありますが
一応、公国での行動でも選択式(次回はリアローズ除外)とランダム式(全姫均等)は考えていますし
補正があってもコンマで覆る可能性はあるので全員にチャンスはあるかと思われます

リアローズとの語らい前のソニアとのやりとりで終わってしまうかもしれませんがぼちぼち再開です
625 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:13:19.16 ID:KqnDuM4I0
――

……


ソニア「……顔ぶれが増えたとは思ったが……」



クリス「……」ドキドキ…

セレスティア「……」ドキドキ…

ユリーカ「……」ドキドキ…

ネーロ「……」ドキドキ…



ソニア「まっさか、大公の子全員と六将の一角まで引きこんでるたぁなぁ……」

マリリン「あ、マリリンちゃんも元・六将なんで……」

ソニア「んで、ニイハオとジラワークは殺して残りの将は二人」

ソニア「あの帝龍も残ってるのは水、氷、雷、光。それにその親玉がいるんだな?」

マリリン「そ、そうですはい……」

ソニア「最初に比べれば、だいぶ敵の戦力もわかってきたってところか」

ソニア「後は、今回の戦争の理由も知れればもっと動きやすくなるな」チラ…

クリス「っ……」

ソニア「……」


ソニア「――だが、今回の件に関して俺はそこまで深く詮索しないでおくよ」フゥ…


クリス「……!」

ソニア「ジークの傭兵団の状況を見れば、どれだけ普通じゃない状況かだなんて誰でもわかる」

ソニア「そして、依頼人は『ジーク』を信頼して依頼を出しているんだ」

ソニア「過去の関係はあるが、こいつはもう独立して立派にやってる。部外者の俺が口を出せる範疇を越えている」

セレスティア「あの……」

ソニア「……今の俺は『鉄国王フリーデシルト』に雇われたただの一傭兵」

ソニア「依頼内容は『連合軍への救援』。それに必要な敵の情報や仲間の現状は把握したいが……」

ソニア「それ以外のことは詮索しない。依頼人以外にまであれこれするのは信頼を失うからな」

ジーク「団長……」

ソニア「だから、ジーク。お前はお前の責任で、しっかりと依頼をこなすんだ。わかったな?」

ジーク「勿論だ。傭兵の誇りにかけて、誓おう」

ソニア「ああ、しっかりやれよ?」ニヤリ
626 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:13:57.21 ID:KqnDuM4I0
ソニア「……ただ、詮索はしないが警告はさせてくれよ?」

ジーク「警告?」

ソニア「ああ。俺は公国に目をつけられてから、あっちこっち動き回って、追手も適当に処理してたんだが……」

ソニア「合間合間で、お前みたいに俺の傭兵団から独立した奴らにも声かけてたんだよ」

ジーク「!!」

ソニア「……覚悟はしなくちゃいけねえが、それでもできれば前の仲間と一戦交えたくはなかったからな」

ソニア「まあ幸い、殆どが無所属か……鉄国の御触れや俺の動きに合わせて合流してくれた」

ジーク「そうか。それは心強いな」

ソニア「……」

ジーク「団長?」

ソニア「……ただ、『イリアス』と『マイラ』だけは、見つからなかった」

ジーク「……っ!!!」

ソニア「……覚悟はしておけ、ジーク」

ソニア「あいつらは、直接的な戦闘は俺やお前の足下にも及ばなかったが……」

ソニア「その代わり、俺達にはない才能を持っていた」

ソニア「ジーク、お前は『奇襲に対する防御反応は鋭いが、罠までは見抜けない』からな」

ソニア「俺が言うまでもないだろうが……警戒はしておけ」

ソニア「……」チラ…

ネーロ「……!?」ビク!

ソニア「最悪あの育ちの良さそうなお嬢ちゃんは『罠でも死にそう』だしな」

ネーロ「!?」

マリリン「だ、大丈夫だよネーロちゃん!? 私達で絶対守ってみせるから!」


627 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:14:49.94 ID:KqnDuM4I0
クリス「……ソニア殿、よろしいでしょうか?」

ソニア「お? どうした?」

クリス「……今のお話は、ジーク殿とソニア殿のかつての仲間が公国軍に所属している可能性があるということですよね?」

ソニア「……ああ。依頼人は選ぶように言ってるがな」

ソニア「それでも俺達は傭兵だ。この腕っぷしや技で仕事をこなして、報酬を貰って生きている」

ソニア「……そう、生きているんだよ。生きる為にはどうしても金が要る」

ソニア「それにあいつらも独立している。俺の教えに従う必要も無いんだ」

クリス「……」

ソニア「……もう、どこかで野垂れ死んでいるかもしれないって?」

クリス「!!」

ソニア「その考えも間違ってはいないな。傭兵なんてのはいつも危険と隣り合わせだ」

ソニア「俺が傍にいたにも関わらず、ついさっきまで一緒に飯食ってた奴が死ぬこともある」

ソニア「……こいつも、それは経験しちまっているよ」チラ…

ジーク「……」

ソニア「ただあいつらは……前線に出る強さじゃない。その力の有用さを公国で認められれば……」

ソニア「秘密裏に『公国の防衛や偵察』の仕事を任される可能性もある。そういう奴らなんだよ」

ソニア「だから、覚悟を決めろと言ったんだ。もし再会しても……絶対に躊躇うな」

ソニア「お前の目的、依頼人からの信頼を……一時の感情で見失うな」

ソニア「傭兵としての『覚悟』を、忘れるな」

ジーク「……ああ」

628 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:15:52.12 ID:KqnDuM4I0
ソニア「……まあ、会わないこともあるかもしれない。そもそも、公国に所属しているかどうかも絶対じゃないけどな」

ソニア「あれこれ言っちまったが、まああれだ……」

ソニア「もうすぐ、大仕事が待っているんだろう? そんな時は、少し気を抜いて休んどけジーク」

ソニア「勿論、他の傭兵団の連中にお姫様方もだ」グルリ

ジーク傭兵団「「!!」」

ソニア「今しばらくは、俺もこの拠点や防衛戦術の把握の為にここに残るからな」

ソニア「多少強化された公国兵程度が襲ってきたところで、全部俺が握り殺してやるからよ」

ソニア「お前達は、今の内に休んでおけ。休息も仕事の一つ、忘れるなよ?」

ジーク「あ、ああ……」

ソニア「うし! それじゃあ俺は今のこの国の防衛力を把握したいんだが……」



ソニア「――女王が大変な状態ってのは聞いてる」

ソニア「――現時点で、一番戦力足りえそうで防衛を担当できそうな奴の場所ってわかるか?」



リュノ「え……?」サー…

リーチェ「そ、それは……」



エーテル「……」トコトコ…



ソニア「お?」

リュノ&リーチェ((エーテルさん逃げてぇ!?))


――

特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 23:17:05.88 ID:nuGXCwhKO
荒ぶれコンマ
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 23:17:16.92 ID:mSGdmmtn0
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 23:18:59.95 ID:Y5VibbXrO
荒ぶっちまった!?
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 23:19:30.02 ID:snp7Uwy/O
い つ も の
633 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:20:29.41 ID:KqnDuM4I0
……二日続けてソニアさん開幕ゾロ目は本当に想定していないというかせめて二つ目が低ければなぁ(白目)
軽いつもりがえらいことに……
634 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:40:34.89 ID:KqnDuM4I0
森国防衛顔合わせ
1ソニアのエーテル気に入り感情

コンマ88

88

ゾロ目×2


176( こ の 子 は 俺 が 守 ろ う )
※感情の振り切り方がかつてのセレスティアレベルです

2エーテルのソニアへの恐怖感情(見た目−補正とジーク師匠補正で相殺)
92(こ、怖いよぉ……!)ブルブル…>50

※基準値を上回ってしまった為、結構怯え
※悲しいまでに感情のすれ違いが発生したようです……

――

――その時、傭兵団長ソニアに電流奔る……っ!!!

ソニア(な、なんだ……あの子は……!?)ワナワナ…

ソニア(強い魔力を感じるが、そんなことはどうでもいい……!)ダッ!


一同「「!!??」」

エーテル「!?」ビクゥ!



ガシ!



ソニア「かーわーいー……なあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」タカイタカーイ!


エーテル「!?!?」プラーン…


ソニア「な、なんなんだこの可愛さは!? 神の毛はさらさらで綺麗だし……」

ソニア「頭に花冠なんて洒落たもんのっけているのに違和感もまるでない……」

ソニア「それに小さくて軽くて……あ、服までお洒落じゃねえか……!?」

ソニア「ぜ、全身で女の子を体現していやがる……!?」

ソニア「くそ、まさか俺の理想としている姿の写し身と現実に出会うだなんて……!?」

エーテル「……!? ……!?」ジワァ…

ソニア「ど、どうした!? 何が怖いんだ!? 俺に任せろ、お前を怖がらせる奴は全員グシャッってしてやるからな!」

エーテル「――――ッ!?」ブンブン!

エーテル「……!」バッ!


ジーク傭兵団「「」」


エーテル(た、たすけて……!)

ソニア「いやー、本当に可愛いなぁお前……!」

ソニア「俺も、お前みたいだったらすぐに結婚できたのかなぁ……」

エーテル「……!」プルプル…

ソニア「おっと、今はそんなことよりお前を泣かせている奴をぶっ飛ばさないとな!」グッ!

エーテル「」


ジーク傭兵団「「」」


……
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 23:43:29.24 ID:Y5VibbXrO
草ぁ!
いや護衛としては最強なんだけども
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 23:49:52.12 ID:snp7Uwy/O
何やってんだよ、団長!!
ただこれでますます森国の守りが磐石になったのは本当にデカい
637 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/27(水) 23:59:13.39 ID:KqnDuM4I0
――

……


ユージーン「な、なんだったんだあれは……」ガタガタ…

ジーク「……団長、ああいう格好がしたかったんだな……」

ジーク「だが、子供の俺にそんなことを聞かれても答えられるわけがないだろう……」

ユージーン「言っちゃ悪いが、あの人がエーテルちゃんの格好は無理があるわぁ……」

ジーク「ああ、疎い俺でもわかる。だから当時、俺は確か団長には皮の腰巻がいいと答えたんだが……」

マリリン「女の子……子?にそれは流石に酷いよジーク……?」

リュノ「と、とりあえず私達は連れ去られたエーテルさんを助けに行きましょう!」ワタワタ

リーチェ「そ、そうですね。せめて誤解を解かないと……」

イアン「私も行こう。ソニア殿に持ち上げられた彼女に手が届きそうなのは私ぐらいだからな……」

ミナ「イアン様が向かわれるのであれば、私も……!」

ユージーン「あのままじゃエーテルちゃん何されるかわかんねえもんな……」

マリリン「人間不信、悪化しないといいね……」


タタタタ…!



ネーロ「……お、恐ろしい人でした」ブルブル…

セレスティア「……想いは時に秘めるべきだということを教えられたような気がします///」

ユリーカ「でも、エーテルさんの格好が可愛いというのは私もよくわかります!」ピョン!

クリス「し、しかしあれは少女らしい可愛さというべきで……」

クリス「ソニア殿には少し……げふんげふん!」

クリス「……少し衝撃的でしたが、ソニア殿の仰ることも最もだ」

クリス「我々も公国内の要所を照らし合わせ、ジーク殿のお役に立てるよう策を練ります」

クリス「ジーク殿は、どうかごゆっくりと」

ジーク「あ、ああ……」


……


ジーク「……相変わらず団長は嵐のような人だ」

ジーク「色々と考えを吹き飛ばされてしまった気がする……」ハァ…


リアローズ「あ、あの……!」


ジーク「っと、どうしたリアローズ?」

リアローズ「ジ、ジークさん、この後の予定……ある?」

638 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 00:04:13.57 ID:JD4EqYD10
リアローズとの語らいまで到達していませんが今日はここまで
……とりあえずエーテルからの評価は酷いものの、突き抜けたソニアの好感度なので
森国防衛に配置した場合、エーテルの死亡判定は無くなります(元々相当強い+マリリン親衛隊もいるので大丈夫だったとは思いますが)

リアローズとの語らい、ジークの過去はかつての傭兵時代をコンマを交えて語る感じを予定しています
本日もありがとうございました!
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 00:06:35.77 ID:U54nrBvPO
おつおつ
ソニア団長の鬱クラッシャー感半端ない
あとしれっと示唆されたけどネーロを前線に連れてく場合はしっかり罠警戒せんとな
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 00:09:00.31 ID:v8CfmwFk0
おつおつ
傭兵団二人のキャラシ確認してきたけどイリアスの方ジークのお兄ちゃん見たいな存在っぽいか敵対したらジークのメンタルにダメージが入りそうで少し心配かも
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 00:12:30.62 ID:xzkWRx9TO
おつー
団長(イアン)は結婚一気に近づいたけど団長(ソニア)は道のり遠そうやね
エーテルちゃんの見た目全体的に最高なのは同意だけど
『イリアス』と『マイラ』の能力気になるけど釘刺されてるし警戒はしておこう
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 00:15:11.09 ID:2qWos4SX0
乙です
まだ最終的にどうなるか分からないけど個人的にはリアローズとジーク結ばれて欲しい
(最初からメインヒロインとして登場してるのもあるけど、リアローズみたいなタイプがメインヒロインの作品はR板では珍しかったりするから)
643 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:15:24.65 ID:JD4EqYD10
こんばんはー
遅くなりましたが少しだけ再開
判定その1まで行ければ
644 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:16:22.25 ID:JD4EqYD10
――

……


ジーク「しかし、よかったのかリアローズ?」

リアローズ「な、何が……?」

ジーク「おそらく、近いうちに公国に向かうことになる」

ジーク「クリス達の協力があれば、公国内でも休める場所は見つかるとは思うが……」

ジーク「この拠点のような絶対性があるとは限らない」

ジーク「ここでなくとも、鉄国に戻ってバレット達と会うこともできた」

ジーク「そんな貴重な時間を、俺の昔話を聞くことに使うなど……」

ジーク「別段、面白い話はないと思うぞ? そして俺は詩人のように話を盛り上げることもできん」

リアローズ「いいの。私が、ジークさんの昔のことが気になったから……」

リアローズ「もっと、ジークさんのことを知りたいって思ったから……」

ジーク「そ、そうか」

リアローズ「駄目、かな……?」

ジーク「いや、俺の昔話など特に隠すようなものでもないが……」

ジーク(しかし、本当にリアローズが好むような内容を語れるとは思えん)

ジーク(退屈で眠ってしまわないだろうか……)ムムム…

ジーク「……どうやって話したものか。道端で話すのもなんとも……」

リアローズ「あ、それなら私の借りているお部屋に……」

ジーク(……流石に何度も俺が姫の部屋に入るというのもなぁ)

ジーク(傭兵を頻繁に自室に招く姫の噂が流れるのはまずい)

ジーク(ただでさえ今の鉄国は傭兵に溢れている。勘違いする輩も――」


リアローズ「私が作ったものでよければ、焼き菓子とかも――」


ジーク「すぐに行こう」


……

――
645 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:17:28.59 ID:JD4EqYD10
――

……

【森国・リアローズの部屋】


ジーク「……」

リアローズ「……」ダラダラ…



ゴチャァ…



ジーク「リアローズ……」

リアローズ「ご、ごめんなさい! 昨日の夜はフラネッタのお手入れしてて……///」

ジーク「そして夕食をまた干し肉で済ませたな……」ハァ…

リアローズ「うぅ……///」

ジーク「ここまで念入りかつ大々的に手入れをされればフラネッタも満足だとは思うが……」


フラネッタ「……」


ジーク「……こころなしか、シェリルと似た視線を感じないでもない」

リアローズ「つ、次! 次はちゃんとお片付けします……!///」プルプル…

ジーク「まあ、俺も人の事を言えるほど片づけられるわけでもないんだがな」

ジーク「とりあえず、椅子と机が使えればいいか。これはこっちに置いておこう」ドン

リアローズ「それじゃあこれもここに……」ドン


グラグラ…


リアローズ「……」

ジーク「……」

リアローズ「こういうことがいけないって、わかってはいるんだけど……」

ジーク「つい、な……」

リアローズ「また後ですぐに使うと思うと……」

ジーク「……まだ倒れる程じゃない。今日はこれでよしとしておこう」


……
646 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:19:01.58 ID:JD4EqYD10
リアローズ「お待たせ、ジークさん」コト…


焼き菓子盛り「……」ジャーン!


ジーク「おぉ……!」

リアローズ「紅茶も淹れてみたんだけど……」カチャ…

ジーク「いただこう」

リアローズ「……」ドキドキ…

ジーク「……美味い」ホワ…

リアローズ「よかったぁ……」ホッ…

ジーク「リアローズの腕なら、失敗もないだろうに」サクサク…

ジーク「うん、やはりこれも美味い」サクサク

リアローズ「私より上手い人もいるし、頑張らないと……」

リアローズ(ジークさん、美味しい物を食べる時に嬉しそうな顔するから……)

ジーク「向上心があることはいいことだとは思うが、自信を持っていいと思うぞ?」サク…

ジーク「っと、食べてばかりで本来の目的を見失いそうだった。俺の昔話でよかったか?」

リアローズ「う、うん」

リアローズ「久しぶりにソニアさんと再会して昔のジークさんのこと、気になったから……」

リアローズ「ソニアさんがエーテルさんを持ち上げちゃったのにもびっくりしたけど……」

ジーク「あれは流石に俺も驚いたな……」

ジーク「団長は普段は頼りがいのあるいい人だが、たまに変なこともするような人だとわかってはいるんだがな」

リアローズ「変なこと?」

ジーク「ああ」


647 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:20:14.44 ID:JD4EqYD10
ジーク「……最たる例は、俺を拾ったことだと思うがな」

リアローズ「え?」

ジーク「考えてみてくれ。俺は自分の故郷も親の顔も知らない男だぞ?」

リアローズ「……」

ジーク「そして物心がついた頃には、団長の傭兵団で戦い方を仕込まれていた」

ジーク「危険と隣り合わせの傭兵団が、わざわざそんな小さな俺を拾っているんだ」

ジーク「傭兵団の生活は決して裕福とは言えない。それなのにどうして俺を拾ったのか……」ムムム…

リアローズ「……ふふ、それはソニアさんが変なんじゃなくて、優しいからじゃないかな……?」

ジーク「団長が?」

リアローズ「うん。きっとジークさんを放っておけなかったんだと思う……」

リアローズ「ソニアさん、見た目や言葉遣いは荒々しいけど……困っている人を見捨てられない、そんな優しい人だと思う」

リアローズ「ジークさんも、そうだしね」ニコリ

ジーク「お、俺は別に……」

リアローズ「……私もセレスティアさんも、子供時代のジークさんに助けられたから今こうしていられるんだよ?」

ジーク「むぅ……」

ジーク「……まあ確かに、俺も団長に拾われていなければ、こうしてはいられなかっただろうな」

ジーク「優しい……と言いきれるかは別にして、俺は団長に……いや、傭兵団のみんなに感謝はしているよ」

ジーク「俺にとっての、家族だったからな……」

リアローズ「ジークさん……」

ジーク「あの頃は俺は本当に子供で、周りの奴らも色々と世話をしてくれた。団長はいつも厳しかったけどな」

ジーク「俺は普通の家庭というものを知らないが、世の父親にあれより恐ろしい者が存在するのだろうか……?」ブル…

リアローズ「あ、ソニアさんお父さんなんだ……」

ジーク「父か母かで言えば父だな……色々な意味で」
648 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:21:55.44 ID:JD4EqYD10
ジーク「……とはいえ、団長も一応生物としての分類は女になる」

リアローズ「ジ、ジークさん。それは怒られちゃいそうだよ……?」アセアセ

ジーク「そ、そうだな。聞かなかったことにしてくれ」

リアローズ「でも、それってソニアさんにも女性らしい一面があったっていうこと……?」

ジーク「そもそも俺自身が、何を持って女性らしいというのかを理解していない問題もあるが……そうだな」

ジーク「物心ついた頃の俺が見た団長の姿は……今のリアローズと同じくらいの歳でな」

リアローズ「え!? あ、そうか……そうだよね」

ジーク「今よりも……細身だった気がするな。それに少し肌の露出も多かった気がするが……」

リアローズ「私と同じくらいのソニアさん……その頃は大人しかったりしたのかな?」

ジーク「ああ、今と比べるとだいぶ大人しいな」



ジーク「――村娘の身代わりとして攫われて、山賊の根城を内部から壊滅させた時も敵が原型は保っていたからな」



リアローズ「」

リアローズ「――え!? ソニアさんその頃からそんなに強かったの……!?」

ジーク「俺が物心つく前から傭兵団の長をやっているような人だしな……」

リアローズ「ずっと団長だったんだ……」

ジーク「嘘か本当かはわからないが、傭兵団の創成期の団員は団長を襲って返り討ちにされた賊らしい」

リアローズ「す、すごい」

ジーク「まあ、酒で酔った連中の言葉だ。実際のところはわからない」

ジーク「ただ俺にとってはあいつらも……大切な仲間だったよ」
649 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:26:45.73 ID:JD4EqYD10
ジーク「ただ、傭兵という職の性なのか……どいつもこいつも酒が好きでな。騒がしすぎることも多々あった」

リアローズ「ジークさんも、お酒好きだもんね……」

リアローズ「わ、私もいつかは……!」グッ!

ジーク「俺があいつらから学んだのは、好きでも酒は程々にということだ」

ジーク「酒に強い奴でも、考え無しに飲めば大変なことになるからな。ついでに金も余計にかかる」

リアローズ「うん。私もちょっとだけ……ジークさんと一緒に軽く飲めるだけでいいんだけどなぁ……」

ジーク「無理をしない約束であれば、また、な……」

リアローズ「うん……!」パァ!

リアローズ「……でも、傭兵の人ってお酒以外にも好きなものあるの?」

ジーク「ん? ああ……」

ジーク「俺は美味い物を食うことだが……他の連中は」

ジーク(……流石に女を抱く、などとはリアローズには言えん……)

ジーク「他の連中は、そうだな……賭け事、博奕が好きな奴もいれば」

ジーク「……そうだ、団長もよく応援していたが身内での恋愛も多かった気がする」

リアローズ「……え!?///」

ジーク「ソニア傭兵団は団長自身もだが、比較的女性傭兵も多かったからな」

ジーク「それにみんなでまとまって各地を旅し続ければ……いつの間にか仲が深まっているということも多かったようだ」

リアローズ「そ、そうなんだ……」ドキドキ…

ジーク「やれ誰と誰がつきあう、つきあっているだのという話題は酒の席でも多かったな。賭けられている奴もいた」

ジーク「そして団長は……よくその後押しをしていた」

リアローズ「後押し……?」

ジーク「ああ。噂の二人を一緒に買い出しに行かせたり、それとなく仲を取り持ったり……」

ジーク「最後はよく二人を同じ天幕に押し込んだりもしていたな」

リアローズ(そ、それって……もしかして……///)ドキドキ…

ジーク「そんな団長のおかげもあってか、傭兵団の中では結構仲間どうして結婚するということも多かったんだ」

リアローズ「……!」ドキドキ…

ジーク「……ただ、その後になって団長はよく『また先を越されちまった……』って複雑な顔をしていたが」

リアローズ(ソニアさん……)

650 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:33:35.26 ID:JD4EqYD10
ジーク「……」

リアローズ「ジークさん?」

ジーク「……ただ、そうして団長の後押しもあって円満さのあったあの傭兵団でも」

ジーク「昔、恋愛絡みで嫌な事件はあった」

リアローズ「っ……!?」

リアローズ「も、もしかしてジークさんかソニアさんが……?」オソルオソル…

ジーク「いや、俺はあまり興味が持てなかったし……団長は高望みが過ぎたから大丈夫だ」

リアローズ「そ、そうなんだ?」

リアローズ(よかった……のかな?)

ジーク「……事件とはいうが、然程珍しいものでもない」

ジーク「……傭兵団の仲間の一人が、恋人に裏切られ……薬を盛られたんだ」

リアローズ「……!?」

ジーク「どうやら正気を失わせる薬だったらしい。そいつを操って傭兵団の情報を手に入れる算段だったようだ」

リアローズ「そ、それじゃあその恋人は……」

ジーク「偽りだ。情報の為だけに仲間に近づいて好意があるふりをして……最後には始末しようとさえ考えていた」ギリ…

ジーク「その罠に嵌められた仲間が……」


ジーク「――俺にとって、兄のような存在だった男……『イリアス』だ」


リアローズ「……!!」


――

特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 23:34:26.15 ID:dcgzqBqDO
はい
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 23:34:30.86 ID:2qWos4SX0
653 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:55:35.32 ID:JD4EqYD10
傭兵イリアスとジーク

1当時のレベル(キャラシート最弱よりコンマ1/2、傭兵補正無し)

コンマ15×1/2

=8(……大丈夫か、イリアス!?)

※おそらく虚弱体質。現代で遭遇した場合、接近できたら無条件勝利確定

2ジークの信頼度(キャラシート兄的補正+30)

コンマ86+30

=1 0 0 (傭兵団の中で団長ソニアを除けば最も信頼する存在)

※ジーク、イリアスと遭遇時に『???』……

――


ジーク「……イリアスは、俺よりも一つか二つ年上の子供だった」

ジーク「それでも、俺の方がずっと強かったんだがな」

リアローズ「ジークさんなら仕方がないんじゃないかな……?」

ジーク「いや、俺以外の誰であっても……」

ジーク「それこそ、同年代の女の子相手にもまるで歯が立たないほど……イリアスは弱かったんだ」

ジーク「……そう考えるとユリーカは恐ろしい才の持ち主な気がするな……」ブル…

リアローズ「クリスさんとセレスティアさんの影響もあるだろうし……」アセアセ

リアローズ「でも、イリアスさんってさっき……」

ジーク「ああ。あいつはとにかく戦いは苦手で弱い存在だったが……」

ジーク「その気配を消すのが抜群に上手かったんだ。誰も、あいつの接近に気がつかない」

ジーク「それに手先も器用でな。リアローズともいい勝負ができたと思う」

ジーク「だからあいつは、ひっそりと敵の罠を外したり逆に俺達を守るために罠を張り巡らせたり……」

ジーク「戦いは力だけが全てじゃない。それを体現してくれるような男だったんだ」

ジーク「いつも冷静で慎重で……俺も、色々なことを教えられた」

ジーク「……そんなイリアスに、恋人ができたって報せがあった時は、傭兵団全員が驚いて……そして祝ったんだ」

リアローズ「っ……」

ジーク「いつも茶化すような連中さえ、やったなって。ようやくお前にも人並みの春がきたかって……自分のことのように、喜んで……」

ジーク「それを……」ギリ…

ジーク「それを、あの女は裏切った。あのイリアスが寄せた『信頼』を、踏み躙ったんだ……!」

ジーク「……イリアスはそれ以来、食事がまともにできなくなった。誰の料理も食べられなくなった」

リアローズ「酷い……っ!」

ジーク「ああ……もっと早くに、奴の目論みに気がつけていればな……」

リアローズ「その……女の人は?」

ジーク「団長を筆頭に傭兵団全員の怒りを受けた、とだけ言っておこう」
654 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/28(木) 23:59:32.40 ID:JD4EqYD10
イベント途中ですが今日はここまで
随分と極端な兄貴分になってしまいましたが、まだどうなるかはわかりません
この後はもう少しジークの昔話のあとにリアローズの昔話予定ですが……
ほぼほぼお人形弄りだけになってしまうかも?(白目)

本日もありがとうございました!

655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 00:03:49.67 ID:sXkIOtxGO
おつおつ
接敵出来たら勝てる、ということはそのぶん罠とかでガッチガチに固めてくるんだろうか
そしてそれを掻い潜ってもジークの信頼度を考えるとジークへの精神ダメージ大きくなりそうだ
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 00:27:30.87 ID:Ol2knsft0

マイラの判定は果たしてどうなるか
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 00:58:01.64 ID:TpgS+6yDO
乙です
ジークの過去話の続きも気になるけど、黙々とお人形弄りやっていた過去リアローズも想像すると可愛い

お互いの過去の話しから二人の関係がもっと進展したりしないかな?
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 01:28:01.49 ID:hVEEp5D1O
おつおつ
イリアスについては名前こそ出してなかったけどジークがさり気なく前にも話題に出してた辺り本当に慕ってたんだろうな……
能力が味方なら心強いけど敵なら厄介なのがまた辛い
659 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/10/29(金) 02:31:07.41 ID:OZa+M+GE0
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660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 17:03:48.80 ID:FhzODyfk0
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661 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:53:33.04 ID:J1+PRmHF0
こんばんはー

>>657
明確な進展はありませんが、イベントの最後でリアローズの内部補正にさらに+は入ります

遅くなりましたが今日もゆったり再開
リアローズパートにまで辿りつけるといいなぁ……
662 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:54:10.02 ID:J1+PRmHF0
リアローズ「その……イリアスさんはその後……」オズオズ…

ジーク「ああ、食事に対しては強い恐怖心が植え付けられたが……」

ジーク「幸い、団長や仲間達のおかげもあって立ち直れはしたよ」

リアローズ「よかった……」ホッ…

ジーク「……あいつも、俺と同じで傭兵団には子供の頃からいたおかげもあるんだろうな」

ジーク「美味い話や急に現れた女には裏がある……前以上に疑り深い性格にはなってしまったが」

ジーク「それでも『ここは絶対に俺を裏切らないから』って言ってくれたよ」

リアローズ「イリアスさんにとって傭兵団は離れられない場所、帰る場所になってたんだね」

ジーク「ああ、だがどうしても食事だけは俺達の手のものでも食べられなくてな……」

ジーク「俺や仲間も何回か食べてもらいたくて挑戦したが、全敗した」

ジーク「その都度、あいつは凄く申し訳なさそうに謝っていた。いつかは克服したいってな……」

リアローズ「……あれ? でもイリアスさんはそれだとどうやってご飯を?」

リアローズ「材料を買って、自分で作ってたのかな……?」

ジーク「それが店先で買ったものにすら『何か仕込まれているかもしれない』と警戒する有様でな……」ハァ…

リアローズ「し、仕方がないことだけどお店の人が怒っちゃいそう……」

ジーク「ああ。だから基本あいつは買い出しには出ていないし、市販の物は口にしていなかったな」

リアローズ「え!?」

ジーク「今はどのくらい回復したかはわからないが……普通の生活ができていればいいな」

リアローズ「それじゃあ、もしかして……」

ジーク「想像通り、あいつは自分で採ったキノコや狩った動物だけを食べて暮らしていた」

ジーク「……懐かしいな」


……

――
663 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:54:46.21 ID:J1+PRmHF0
――――
―――
――




ジーク「……イリアス、これなら食べられるか?」

イリアス「……悪い、ジーク。やっぱり難しそうだ」カタカタ…

ジーク「……イリアスは悪くない。悪いのはあの女だ」

イリアス「はは、だがあいつの正体を見抜けなかった俺の落ち度から始まっている……」

イリアス「……優しくて、気配りできてよ……顔も良くて、身体つきも団長よりずっと女らしくてさぁ……」

イリアス「そんな人に、好意を寄せられて……俺、浮かれてたんだろうなぁ……」

ジーク「イリアス……」

イリアス「……なあ、ジーク」

ジーク「なんだ?」

イリアス「お前は、俺みたいになるなよ……?」

ジーク「……どうしてだ? イリアスは俺と歳もほとんど変わらないって団長は言っていた」

ジーク「でも俺の知らないことを沢山知っているし、教えてくれる。俺はイリアスみたいになりたい」

イリアス「っ、ははは! 俺なんかをそんな風に言ってくれてありがとよジーク」

イリアス「……俺はみんなと違って、身体は貧弱だからな。知恵と工夫が無ければ生き残れなかったからな」

ジーク「それだけじゃない。イリアスは罠を張るのも上手い」

ジーク「……俺は、全然できない」シュン…

イリアス「そういやジーク、意外と不器用だもんなぁ」

ジーク「……どうすればイリアスみたいになれる?」

イリアス「んー……まぁ慣れるしかないんじゃないか?」

ジーク「……」ジ…

イリアス「……わかったわかった。お前でもできそうな罠、見せてやるよ。ついてきな」スタスタ…

ジーク「……!」


……

664 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:55:25.36 ID:J1+PRmHF0
ピィン!


野兎「」ドタ…


イリアス「よしっと。この辺りはよく取れるな」

ジーク「おぉ……!」

イリアス「仕掛けは単純だろ? 後は相手が通りそうな場所に仕掛けておくだけでいい」

ジーク「……だが、これじゃあ全ての獲物はかからない」

イリアス「一つの罠で全部は無理だ。罠ってのはいくつも入念に準備するもんだからな」

イリアス「俺はこの貧弱さだ。野生の魔物は勿論、この獣にすら何匹かにたかられたら殺されかねないからな」

イリアス「念には念を入れて、使わないだろって罠も仕掛けておくんだ。生き残る為にな……」

ジーク「生き残る、為……」

イリアス「ああ。だが、いくつも罠をしかけても安心するなよジーク?」

ジーク「?」


シャッ!


パシィ!


毒蛇「!?」ジタバタ!

ジーク「!?」

イリアス「中にはこうして、罠をすり抜けつつ俺達を狙う奴もいるからな」グググ…

イリアス「ちょうどいい。こいつもいい食糧になるな」

ジーク「今の、どうやったんだ……?」

イリアス「これも慣れっていうかなぁ……敵の気配って言えばいいのか?」

イリアス「とにかく罠を張ってもそこで油断をしない。万が一の備えをするんだ」

イリアス「罠も万能じゃないし、いつでもどこでも仕掛けられるわけじゃないからな」

イリアス「罠の綻び、ここからこんな奴なら襲ってくるかもしれないって普段から警戒しておくんだ」

イリアス「そうすると、いざこういった奴が飛びだして来ても素早く反応できると思うぜ?」

ジーク「……難しそうだ」

イリアス「ジークなら大丈夫だろ。お前も、気配を察する力は優れている。俺が保証するよ」

ジーク「……!」

イリアス「なんだよぉジーク。俺のお墨付きなんだからもっと喜べよなー?」ワシャワシャ

ジーク「う、嬉しい」クシャクシャ

イリアス「へへ、だろー?」


665 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:56:21.38 ID:J1+PRmHF0
イリアス「ついでにこの蛇は食うこともできるが……」キュゥ…

毒蛇「」タラー…

イリアス「こうやって毒を採ることもできる。これも色々な罠に使えるな」

ジーク「……やっぱりイリアスは凄い」

ジーク「俺は、そいつを焼くことにしか興味が無かった」

イリアス「はは、そいつは勿体ないぜジーク。限られたもんは最大限利用しないとな」

イリアス「お前が興味を持って、かつ使えそうな知識っていうと……」キョロキョロ…

イリアス「お、ちょうどいいもんがあった」ブチッ

ジーク「なんだ、それは?」

イリアス「この特徴的な葉っぱの植物はな、ちょっと煮込むだけでお茶そっくりの味になるんだぜ?」

イリアス「それにこっちの葉っぱはいい臭み消しになる」

ジーク「……もっと教えてくれイリアス」

イリアス「ったく、お前は本当に食いもんへの反応はいいよなぁ」

イリアス「……」

イリアス「だからジーク、お前は俺みたいになるんじゃないぞ?」

ジーク「……!」

イリアス「……誰かが自分の為に作ってくれた美味い料理、食いたいだろ?」

ジーク「イリアス……」

イリアス「食いたいのに……食えない。そして俺以上に、作ってくれた人が傷ついちまう……」

イリアス「……お前はそのままでいろジーク。美味そうに色々なもんを食え」

イリアス「ただし、急に好意を振りまいてくるような女の料理にだけは気をつけろよ? 絶対だぞ!?」

ジーク「あ、ああ……」

イリアス「俺がお前に教えることができるものの中じゃ、それが一番重要って言っても過言じゃないからな」

イリアス「……家族以外、信じちゃ駄目なんだ……女は……恐ろしい……」ブツブツ…

ジーク「……イリアス!」

イリアス「ど、どうしたジーク?」

ジーク「お、俺も教える……! 肉、捌き方……! 焼き方も、塩の振り方も……!」

ジーク「イリアス一人で作るより、きっと美味くなる……!」

イリアス「……!!」

イリアス「……そうだな。悪いがジーク、教えてくれ。こいつはどう捌いたらいい? 俺は今までそのまま焼いていたんだが……」

ジーク「こいつはそうだな……」




――
―――
――――
666 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 22:57:07.15 ID:J1+PRmHF0
……


ジーク「……俺が教えられることなんて、ほとんどなかった」

ジーク「それでもイリアスは俺に色々教えてくれて……時々、俺に教えてくれとせがんできたよ」

リアローズ「……ジークさんとイリアスさん、仲が良かったんだね」

ジーク「ああ。昔の俺は今以上に考え無しだったしな……」

ジーク「いつも冷静なイリアスが俺を引き止めたり宥めたり……いつの間にか、一緒にいる時間も増えていたんだ

ジーク「気がついたら、俺は何か疑問を聞きに行くのに団長と同じくらいイリアスを頼っていた」

ジーク「あの傭兵団の中でも、団長に次いで一番信頼していたと言っていいだろう……」

リアローズ「ジークさん……」

ジーク「……わかっている。団長にも言われたからな」

ジーク「俺達は傭兵。いつでもその覚悟は決めておかなければならない……」

リアローズ「……まだ、公国にいるって決まったわけじゃないよ?」

ジーク「ああ、そうだな。できれば……イリアスには、安全なところで暮らしていて欲しいと思う」

ジーク「甘いと思われるかもしれないが、それでも……」

リアローズ「……大切な友達に無事でいて欲しいのは、当然のことだよ……」

ジーク「……ありがとう、リアローズ」

ジーク(……だが、もしイリアスが敵に回って……俺達を、傷つけようとしたら。俺は……)

リアローズ「……そういえば、もう一人」

ジーク「ん?」

リアローズ「さっき、イリアスさんとは違う仲間の人の名前が……」

ジーク「……」



――

特殊判定
↓1〜3コンマ二桁
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 22:57:47.54 ID:7Rgs2VYDO
はい
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 22:58:38.94 ID:SlklQMbn0
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:02:27.66 ID:VKm+wHdxO
はい
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:04:24.04 ID:JZERAMfXO
はい
671 : ◆gEU9La026k [saga]:2021/10/30(土) 23:09:52.79 ID:J1+PRmHF0
なんで綺麗に三番でゾロってしまうのか?(白目吐血)
せめて55以下だったら……
ちょーっとこれは下手をすると後々の判定というか公国にも影響でかねませんね
少々お待ちください……
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